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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2025005639
(43)【公開日】2025-01-17
(54)【発明の名称】遊戯画像撮影装置
(51)【国際特許分類】
   G03B 17/53 20210101AFI20250109BHJP
   G07F 17/26 20060101ALI20250109BHJP
   H04N 23/60 20230101ALI20250109BHJP
   H04N 5/222 20060101ALI20250109BHJP
【FI】
G03B17/53
G07F17/26
H04N23/60 500
H04N5/222 500
【審査請求】未請求
【請求項の数】8
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2023105895
(22)【出願日】2023-06-28
(71)【出願人】
【識別番号】000132471
【氏名又は名称】株式会社セガ
(74)【代理人】
【識別番号】110002273
【氏名又は名称】弁理士法人インターブレイン
(72)【発明者】
【氏名】上野 里桜
(72)【発明者】
【氏名】稲垣 葉月
(72)【発明者】
【氏名】小泉 雅人
【テーマコード(参考)】
2H104
5C122
【Fターム(参考)】
2H104AA19
2H104BC48
5C122DA34
5C122EA61
5C122FH19
5C122FK37
5C122FK38
5C122FK40
5C122FK41
5C122FL08
5C122HB01
5C122HB05
(57)【要約】
【課題】 遊戯画像撮影装置における編集作業を支援する。
【解決手段】 遊戯画像撮影装置は、ユーザを撮影する撮影処理部と、撮影画像に対するユーザからの編集入力を受け付ける編集処理部と、編集後の撮影画像である編集画像を外部媒体に出力する画像出力部と、を備える。編集画面においては、撮影画像に含まれる被写体の複数の部位に対して、部位ごとに1以上のデジタルメイクを指定可能であり、編集処理部は、被写体の複数の部位それぞれに対して指定されたデジタルメイクの組み合わせであるメイクセットをメイク状態領域250に一括表示させる。
【選択図】図9
【特許請求の範囲】
【請求項1】
ユーザを撮影する撮影処理部と、
撮影画像に対するユーザからの編集入力を受け付ける編集処理部と、
編集後の撮影画像である編集画像を外部媒体に出力する画像出力部と、を備え、
編集画面においては、前記撮影画像に含まれる被写体の複数の部位に対して、部位ごとに1以上の装飾方法を指定可能であり、
前記編集処理部は、前記被写体の複数の部位それぞれに対して指定された装飾方法を前記編集画面における装飾状態領域に一括表示させる、遊戯画像撮影装置。
【請求項2】
前記複数の部位それぞれにあらかじめ対応づけられる複数の装飾方法は、複数のテーマに分類されており、
前記編集処理部は、前記装飾状態領域において、前記被写体の複数の部位それぞれについて選択された装飾方法とともに、前記選択された装飾方法に対応するテーマも付記表示する、請求項1に記載の遊戯画像撮影装置。
【請求項3】
複数の装飾方法には、複数のテーマのいずれかに固有の第1種の装飾方法と、複数のテーマに共通する第2種の装飾方法が含まれており、
前記編集処理部は、前記装飾状態領域において、前記被写体の複数の部位それぞれについて選択された装飾方法とともに、前記選択された装飾方法が第1種の装飾方法または第2種の装飾方法のいずれであるかを付記表示する、請求項1に記載の遊戯画像撮影装置。
【請求項4】
前記装飾状態領域においては、前記複数の部位それぞれに対応する入力インタフェースが表示され、
前記編集処理部は、
前記装飾状態領域に表示される複数の入力インタフェースのいずれかが選択されたとき、前記選択された入力インタフェースに対応する部位の装飾方法を指定するためのパレット領域を前記編集画面に表示させ、
前記パレット領域において装飾方法が変更されたときには、前記装飾状態領域を更新する、請求項1に記載の遊戯画像撮影装置。
【請求項5】
前記編集処理部は、前記装飾状態領域において、入力インタフェースに対応する部位に指定される装飾方法を、前記入力インタフェースの表示領域に付記表示させる、請求項4に記載の遊戯画像撮影装置。
【請求項6】
前記編集処理部は、前記装飾状態領域において、前記被写体の複数の部位のうち装飾方法が指定されている部位と、装飾方法が指定されていない部位を異なる表示態様にて表示する、請求項1に記載の遊戯画像撮影装置。
【請求項7】
前記編集処理部は、前記撮影画像に映る複数の被写体のいずれかが選択されたとき、前記選択された被写体の複数の部位それぞれに対して指定された装飾方法を前記装飾状態領域に一括表示させる、請求項1に記載の遊戯画像撮影装置。
【請求項8】
前記編集処理部は、複数の撮影画像のいずれかが選択されたとき、前記選択された撮影画像に映る被写体の複数の部位それぞれに対して指定された装飾方法を前記装飾状態領域に一括表示させる、請求項1に記載の遊戯画像撮影装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、遊戯画像の編集、特に、被写体の編集内容を管理するための技術に関する。
【背景技術】
【0002】
プリクラ(登録商標)とよばれる遊戯画像撮影装置は、女子高校生を中心として根強い人気を誇る。ユーザは、自らを撮影し、編集用のディスプレイにて撮影画像にさまざまな装飾を施す。装飾後の画像はシール台紙に印刷される(特許文献1,2参照)。
【0003】
撮影画像においては、ユーザは被写体にさまざまな装飾を施すことができる。たとえば、ユーザは、撮影画像に映る被写体(自分)の様々な部位に対して、マスカラ、ヘアカラー、カラコン(カラーコンタクトレンズ)などに関連する画像調整を行う。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特許第5782873号
【特許文献2】特許第6436368号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
被写体に対して多様な装飾を施すことにより、ユーザは撮影画像をより満足のいくものに仕上げることができる。その一方、特に、複数の撮影画像それぞれに個別の装飾を施す場合には、複数の撮影画像それぞれの被写体にどのような装飾を施したのか、いいかえれば、自分がどのような編集作業をしたのかわかりづらくなってしまうことがある。
【0006】
本発明は、本発明者らによる上記課題認識に基づいて完成された発明であり、その主たる目的は、遊戯画像撮影装置における編集作業を支援するための技術、を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明のある態様における遊戯画像撮影装置は、ユーザを撮影する撮影処理部と、撮影画像に対するユーザからの編集入力を受け付ける編集処理部と、編集後の撮影画像である編集画像を外部媒体に出力する画像出力部と、を備える。
編集画面においては、撮影画像に含まれる被写体の複数の部位に対して、部位ごとに1以上の装飾方法を指定可能であり、編集処理部は、被写体の複数の部位それぞれに対して指定された装飾方法を編集画面における装飾状態領域に一括表示させる。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、遊戯画像撮影装置において、ユーザは自分の施した編集作業を把握しやすくなる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1】遊戯画像撮影システムの全体構成図である。
図2】遊戯画像撮影装置の外観斜視図である。
図3】撮影ブースの外観斜視図である。
図4】遊戯画像撮影装置におけるプレイの流れを示すフローチャートである。
図5】遊戯画像撮影装置を上から見た平面図である。
図6】遊戯画像撮影装置の機能ブロック図である。
図7】メイク分類表のデータ構造図である。
図8】編集画面の画面図である。
図9】第1編集領域の第1の画面図である。
図10】第1パレット領域(マスカラ)の拡大図である。
図11】第1編集領域の第2の画面図である。
図12】撮影画像、被写体およびメイクセットの関係を示す模式図である。
図13】編集領域とメイクセットの関係を説明するための模式図である。
図14】メイクセットの適用方法を説明するための模式図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
本実施形態における遊戯画像撮影装置は、撮影ブース(撮影空間)と編集ブース(編集空間)を備える。ユーザは撮影ブースにて自らを撮影する。以下、撮影ブースにおいて被写体(ユーザ)を撮影した画像のことを「撮影画像」とよぶ。遊戯画像撮影装置は、撮影ブースにおいて肌の美白化、髪のつや出しなどの画像修正を撮影画像に施す(以下、このような画像修正を「事前修正」とよぶ)。本実施形態における遊戯画像撮影装置は、撮影ブースにおいて静止画像だけでなく動画像も撮影する。撮影画像のうち、動画像として取得されるものを「撮影動画像」、静止画像として取得されるものを「撮影静止画像」とよぶ。本実施形態においては、最大6セットの撮影画像(撮影動画像と撮影静止画像のセット)が取得される。
【0011】
事前修正を施された撮影画像は、編集ブースに送信される。ユーザは、編集ブースにおいて、後述のデジタルメイクのほか、スタンプ画像の貼付やスタイラスペンによる落書きなど任意の装飾および画像補正を撮影画像に施すことができる(以下、このような画像の装飾等を「装飾加工」または「編集」とよぶ)。編集ブースにおいて編集対象となっている撮影画像のことを「対象画像」とよぶ。また、対象画像のうち、撮影動画像を編集対象としたものを「対象動画像」、撮影静止画像を編集対象としたものを「対象静止画像」とよぶ。編集後の対象画像のことを「編集画像」とよび、編集画像のうち、対象動画像を編集したものを「編集動画像」、対象静止画像を編集したものを「編集静止画像」とよぶ。本実施形態においては、最大6セットの撮影画像が取得されるため、最大6セットの編集画像(6本の編集動画像と6枚の編集静止画像)が生成される。
なお、6セット以上、たとえば、最大8セットの撮影画像(撮影静止画像と撮影動画像)を取得しておき、それ以下の所定数(たとえば、6セット)の撮影画像を編集対象としてユーザが選択するとしてもよい。以下においては、6セットの撮影画像が取得され、6セットの編集画像を生成するものとして説明する。
【0012】
ユーザは、編集静止画像のレイアウトおよび背景を定義する台紙画像を選ぶ。ユーザは、選んだ台紙画像に編集静止画像を合成する。以下、台紙画像に編集静止画像を嵌め込んで得られる最終成果物としての画像を「レイアウト済画像」とよぶ。
【0013】
遊戯画像撮影装置は、レイアウト済画像をシール台紙(外部媒体)に印刷する。また、遊戯画像撮影装置は、編集動画像、編集静止画像、編集静止画像を台紙画像に嵌め込んだ画像であるレイアウト済画像をサーバ(外部媒体)にアップロードする。ユーザは、スマートフォンなどのユーザ端末からサーバにアクセスすることにより、編集画像等をダウンロードすることもできる。以上のように、本実施形態における遊戯画像撮影装置は、撮影機能、編集機能(装飾加工機能)、印刷機能および通信機能を備える。
【0014】
ユーザは、6枚の対象画像に映る自分の画像(以下、対象画像に映る人物に対応する画像領域のことを「被写体」とよぶ)の複数の部位それぞれにメイク(装飾)を施す。ここでいう部位とは、髪、瞳、涙袋など身体の特定部分を意味する。
【0015】
たとえば、ユーザは被写体の部位「髪」について、ヘアカラーを変更できる(詳細は後述する)。ヘアカラーとしては、グレー、ブラウンなどのさまざまな色が用意されている。部位「瞳」には、カラーコンタクトレンズ(以下、「カラコン」とよぶ)を模した画像補正が可能である。このように、本実施形態においては、被写体の1つの部位に対して複数種類のメイク(装飾方法)からいずれかを選択できる。
【0016】
更に、メイクは、シーズンとよばれるカテゴリ(テーマ)に分類される。たとえば、部位「目の周辺」に対応づけられる複数種類のアイシャドウは、スプリング(春)、サマー(夏)、オータム(秋)、ウィンター(冬)およびオール(全季節共通)のいずれかに分類される。いいかえれば、季節のイメージ(雰囲気)ごとにメイクが用意されている。たとえば、スプリングには「クリア、鮮やか、イエロー系」のメイクが対応づけられ、サマーには「モデレート(穏当)、やや濁り、ブルー系」のメイクが対応づけられる。
【0017】
ユーザは、対象画像に映る被写体にメイクを施すとき、シーズン(テーマ性)を考慮しながら、部位ごとのメイクを選ぶ。これにより、全体的にはスプリング(春)のイメージで統一しつつ、一部の部位についてはサマー(夏)のメイクを選んでアクセントをつけるといったメイクのコーディネートが可能となる。
【0018】
以下においては、編集作業としてユーザが被写体に施す画像上のメイクを「デジタルメイク」、ユーザが自身に施す身体上のメイクを「リアルメイク」とよぶ。単に「メイク」とよぶときには、デジタルメイクを意味するものとする。また、本実施形態におけるメイクとは、ファンデーションや口紅などの狭義のメイクに限るものではなく、ヘアカラー、カラコンなど容姿の印象を変化させる作業全般を意味する。
以下においては、デジタルメイクの管理を中心として説明する。
【0019】
図1は、遊戯画像撮影システム200の全体構成図である。
遊戯画像撮影システム200においては、遊戯画像撮影装置100はインターネット204を介してサーバ202およびユーザ端末206(携帯デバイス)と接続される。遊戯画像撮影装置100においてユーザは自らを撮影する。遊戯画像撮影装置100は、被写体(ユーザ)を含む撮影画像を取得し、必要に応じて事前修正を撮影画像に施し、ユーザによる装飾加工を受け付ける。
【0020】
装飾加工後の編集画像およびレイアウト済画像はユーザIDとともに遊戯画像撮影装置100からサーバ202にアップロードされる。サーバ202は、ユーザID、撮影日時、編集画像(編集動画像と編集静止画像)およびレイアウト済画像(編集静止画像と台紙画像の合成画像)を対応づけて保存する。ユーザは、ユーザIDを指定してサーバ202にアクセスすることにより、サーバ202から編集画像等をダウンロードできる。
【0021】
図2は、遊戯画像撮影装置100の外観斜視図である。
遊戯画像撮影装置100は、受付装置102、撮影ブース104、編集ブース106および印刷装置110を備える。受付装置102は受付モニタ108を備える。ユーザは、受付装置102の受付モニタ108に表示される案内にしたがって遊戯画像撮影装置100の使用を予約する。ユーザは、受付装置102においてユーザIDを入力するとともに、現金または電子マネーにてプレイ料金を支払う。
【0022】
撮影ブース104においてユーザは写真撮影を行う。撮影終了後、ユーザは編集ブース106に移動する。編集ブース106には、編集装置126が設置される。編集装置126は、編集モニタ120を備える。編集モニタ120には対象画像(装飾加工の対象となる撮影画像)が表示される。本実施形態における編集モニタ120は、静電容量式タッチパネルにより形成される。1つの編集モニタ120に対して、2つのスタイラスペン122a、122bが用意される。ユーザはスタイラスペン122および指を使って対象画像に装飾加工を施す。編集終了後、印刷装置110はレイアウト済画像をシール台紙に印刷する。また、編集装置126は、編集画像等をサーバ202にアップロードする。
【0023】
図3は、撮影ブース104の外観斜視図である。
撮影ブース104は、カーテン124により外部から遮蔽される。撮影ブース104には、撮影装置128が設置される。撮影装置128は、被写体となるユーザを3方向から照らす3つのライト116、撮影静止画像および撮影動画像を取得するためのカメラ118、第1撮影モニタ112および第2撮影モニタ114を備える。
【0024】
このほか、天井面および床面全面にも照明装置が埋設されている。ライト116および図示しない天井照明および床面照明はいずれもフルカラーLED(Light Emitting Diode)および白色LEDを含む。
【0025】
第1撮影モニタ112は、ユーザの撮影画像(撮影動画像と撮影静止画像)をプレビュー表示させる。第2撮影モニタ114は、被写体となるユーザ以外の人物、たとえば、モデルの撮影画像(以下、「サンプル画像」とよぶ)を表示させる。ユーザは、第2撮影モニタ114に表示されるサンプル画像を参考にしながら、カメラ118の前で任意の撮影ポーズをとる。第2撮影モニタ114には、撮影方法に関する各種説明も表示される。上述したように、撮影ブース104においては、撮影動画像および撮影静止画像を取得できる。
【0026】
また、第1撮影モニタ112にはユーザが自らの姿を確認するためのライブビュー画像(姿見画像)のほか、撮影タイミングを示すためのカウントダウン画像も表示される。
【0027】
図4は、遊戯画像撮影装置100におけるプレイの流れを示すフローチャートである。図5は、遊戯画像撮影装置100を上から見た平面図である。
ユーザは、受付装置102において使用予約を行うと、受付装置102は受付処理を実行する(S10)。受け付け後、ユーザは撮影ブース104に入室する。
【0028】
撮影装置128は、ユーザの撮影画像を取得する(S12)。撮影ブース104においては、ユーザは所定数の撮影画像を取得できる。撮影動画像と撮影静止画像は同時に取得され、撮影動画像と撮影静止画像のペアを1セットの撮影画像とカウントする。本実施形態においては、6セットの撮影画像(撮影動画像と撮影静止画像のセット)が取得される。撮影装置128は撮影画像に事前修正を施す。撮影装置128は、撮影画像を取得するごとに事前修正を実行する。
【0029】
撮影後、第1撮影モニタ112には、2つの編集ブース106のいずれかを指示する指示情報が表示される。ユーザは、2つの編集ブース106a、106bのうち、第1撮影モニタ112により指定された編集ブース106に移動する。撮影装置128からは、編集装置126に撮影画像(対象画像)が転送される。ユーザは、編集装置126において転送された撮影画像(対象画像)に装飾加工を施す(S14)。ユーザは、台紙画像を選び、台紙画像に編集画像をレイアウトすることでレイアウト済画像を作成する。
【0030】
編集後、編集装置126はレイアウト済画像を印刷装置110に送り、印刷装置110はレイアウト済画像をシール台紙に印刷する(S16)。また、編集装置126は、インターネット204を介して編集画像およびレイアウト済画像をサーバ202にアップロードする(S18)。ユーザは、サーバ202にアクセスすることにより、編集画像等をサーバ202からユーザ端末206にダウンロードできる。
【0031】
一般的には、撮影作業よりも編集作業に時間がかかる。本実施形態における遊戯画像撮影装置100においては、1つの撮影ブース104に対して2つの編集ブース106a、編集ブース106b(編集装置126a、126b)を設けることにより、顧客回転率を高めている。
【0032】
図6は、遊戯画像撮影装置100の機能ブロック図である。
遊戯画像撮影装置100の各構成要素は、CPU(Central Processing Unit)および各種コプロセッサ(Co-Processor)などの演算器、メモリやストレージといった記憶装置、それらを連結する有線または無線の通信線を含むハードウェアと、記憶装置に格納され、演算器に処理命令を供給するソフトウェアによって実現される。コンピュータプログラムは、デバイスドライバ、オペレーティングシステム、それらの上位層に位置する各種アプリケーションプログラム、また、これらのプログラムに共通機能を提供するライブラリによって構成されてもよい。
上述したように、遊戯画像撮影装置100は、撮影装置128、受付装置102、編集装置126および印刷装置110の集合体として構成される。以下に説明する各ブロックは、ハードウェア単位の構成ではなく、機能単位のブロックを示している。
【0033】
遊戯画像撮影装置100は、ユーザインタフェース処理部130、データ処理部132、通信部134およびデータ格納部136を含む。このほか、遊戯画像撮影装置100はカメラ118を含む。
ユーザインタフェース処理部130は、受付モニタ108、編集モニタ120等を介したユーザインタフェース処理を担当する。通信部134は、インターネット204を介してサーバ202との通信処理を担当する。通信部134は、Wi-Fi(登録商標)等の近距離無線通信によりユーザ端末206と直接通信することもできる。たとえば、通信部134は、ユーザ端末206に編集画像を直接送信してもよい。データ格納部136は各種データを格納する。データ処理部132は、通信部134により取得されたデータおよびデータ格納部136に格納されているデータに基づいて各種処理を実行する。
【0034】
ユーザインタフェース処理部130は、ユーザによる操作入力を受け付ける入力部140と、ユーザへの情報提示を行う出力部142を含む。
【0035】
入力部140は、受付装置102、撮影装置128、編集装置126等に設置されるタッチパネルに対するユーザの操作入力を検出する。入力部140は、スタイラスペン122による操作入力も検出する。入力部140は、また、受付装置102においてユーザIDを検出する。
【0036】
出力部142は、受付装置102、撮影装置128、編集装置126等における画像表示のほか、音声出力、印刷出力など各種の出力処理を実行する。
【0037】
出力部142は、撮影時において、第1撮影モニタ112にユーザのライブビュー画像(姿見画像)を表示させる。ユーザはライブビュー画像により自分の姿を鏡に映すように確認しながら撮影を実行する。また、出力部142は、撮影直後において、第1撮影モニタ112に撮影静止画像をプレビュー表示させる。
【0038】
データ処理部132は、撮影処理部144、編集処理部146、受付処理部148および印刷処理部150を含む。
撮影処理部144は、撮影ブース104における撮影処理を制御する。撮影タイミングを時刻tXとすると、撮影処理部144は時刻tXよりも1.5秒前から0.1秒前まで動画像(以下、「前半動画像」とよぶ)を記録し、時刻tXにおいて撮影静止画像を取得し、時刻tXの0.1秒後から1.5秒後まで動画像(以下、「後半動画像」とよぶ)を再び記録する。撮影処理部144は、前半動画像と後半動画像をつなげることにより撮影動画像を生成する。撮影処理部144は、カメラ118に撮影の開始指示および停止指示を送信することにより、カメラ118を制御する。また、撮影処理部144は、撮影静止画像の取得時においては、図示しないストロボを発光させる。撮影動画像は、撮影静止画の取得期間、いいかえれば、ストロボ発光時の動画が含まれないため、ストロボ発光が映り込むことがない。
【0039】
撮影処理部144は、ユーザの選択にしたがって、撮影タイミングの時刻tXよりも前に撮影動画像を取得し、撮影動画像の取得後に続けて撮影静止画像を取得することもできる。また、撮影処理部144は、カウントダウンの表示および音声による通知を出力部142に指示することにより、ユーザに撮影タイミングを通知する。
【0040】
出力部142は、撮影画像を対象画像として編集モニタ120(静電容量式のタッチパネル)に表示させる。編集処理部146は、ユーザからの操作入力にしたがって対象画像を装飾加工する。受付処理部148は、受付装置102においてユーザによるプレイ料金の支払いを管理する。受付処理部148は、撮影ブース104において撮影作業が終了するごとに、予約中のユーザを撮影ブース104に案内する。印刷処理部150は、印刷装置110における編集画像の印刷を制御する。
【0041】
通信部134は、データを受信する受信部230と、データを送信する送信部232を含む。
【0042】
図7は、メイク分類表160のデータ構造図である。
メイク分類表160は、データ格納部136に格納される。メイク分類表160は、部位、デジタルメイク(装飾方法)およびシーズン(テーマ)の関係を示す。
【0043】
部位「髪」へのデジタルメイクとして、10種類のヘアカラーH1~H10が用意されている。ヘアカラーH1,H2は「スプリング」に分類され、ヘアカラーH3,H4は「サマー」に分類されている。また、ヘアカラーH9,H10は「オール(シーズン)」に分類される。ヘアカラーH1~H8は季節に特有の雰囲気に対応づけられるヘアカラーであり(第1種の装飾方法)、ヘアカラーH9,H10は季節特有のイメージのないスタンダードなヘアカラーである(第2種の装飾方法)。
【0044】
ユーザは、「髪」をデジタルメイクするときには、4つのシーズンから1つを選択する。たとえば、ユーザが「スプリング」を選択したときには、ユーザはスプリングに対応するヘアカラーH1,H2とオールに対応するヘアカラーH9,H10の4種類から適用したいヘアカラーを選択する。ヘアカラーH1が「ピンク」である場合に、ユーザがヘアカラーH1を選択したときには、編集処理部146は被写体の髪に「ピンク」を付加する。メイクの選び方については、図10に関連して更に詳述する。
【0045】
メイク分類表160によると、「オール」に分類されるカラコンは存在しない。すなわち、本実施形態におけるカラコンは、スプリング、サマー、オータム、ウィンターのいずれかのシーズンに対応づけられるデジタルメイクである。
【0046】
以下においては、2人のユーザP1、P2が一緒に編集作業を楽しむ場面を想定して説明する。
【0047】
図8は、編集画面210の画面図である。
編集処理部146は、編集画面210のグラフィックデータを作成し、出力部142に編集画面210を表示させる。編集画面210は、編集モニタ120に表示される。図8では、二人のユーザP1、P2を含む対象画像が編集対象となっている。編集処理部146は、編集画面210を第1編集領域242a(第1の編集画面)と第2編集領域242b(第2の編集画面)に分割する。第1編集領域242aおよび第2編集領域242bには第1画像表示領域244aおよび第2画像表示領域244bがそれぞれ設定される。なお、第1編集領域242aと第2編集領域242bに対応して2つの編集モニタ120を別々に設けてもよい。第1画像表示領域244aと第2画像表示領域244bには個別に対象画像が表示される。編集画面210においては、二人のユーザP1、P2は2つの対象画像を個別に装飾加工できる。
【0048】
図8においては、ユーザP1は第1画像表示領域244a(左側)に表示される対象画像を装飾加工する。ユーザP2は第2画像表示領域244b(右側)に表示される対象画像を装飾加工する。編集モニタ120は静電容量式タッチパネルであるから、ユーザは、スマートフォンと同様の操作感覚にて、スタイラスペン122または指により各種操作入力を行う。ユーザP1は第1編集領域242aの左隣りに設置されるスタイラスペン122aを使用する(図2参照)。ユーザP2は第2編集領域242bの右隣りに設置されるスタイラスペン122bを使用する。スタイラスペン122a、122bは導電コード(不図示)を介して編集装置126と接続される。
【0049】
上述したように最大6セットの撮影画像が取得される。1つの撮影画像は、撮影静止画像と撮影動画像を含む。出力部142は、画像表示領域244(第1画像表示領域244aと第2画像表示領域244b)に撮影静止画像を対象画像(対象静止画像)として表示する。ユーザは切替ボタン246(第1切替ボタン246aと第2切替ボタン246b)により、編集対象となる対象静止画像を選択できる。より具体的には、切替ボタン246(第1切替ボタン246aと第2切替ボタン246b)には、対象画像の切替を進めるための「進むボタン」と、戻すための「戻るボタン」が含まれる。
【0050】
第1画像表示領域244aの上には第1サムネイル領域248aが表示され、第2画像表示領域244bの上には第2サムネイル領域248bが表示される。ユーザP1は、第1サムネイル領域248aに並べられている6枚の縮小された対象画像から編集対象となる対象画像を選択する。図8においては1枚目の対象画像(K1)が選択されている。ユーザP2についても同様である。図8においては、第2画像表示領域244bにおいては2枚目の対象画像(K2)が選択されている。以上のように、ユーザはサムネイル領域248に対する指定または切替ボタン246により、6枚の対象画像から編集対象となる対象画像を選択する。
【0051】
ユーザが再生ボタン190(第1再生ボタン190aまたは第2再生ボタン190b)をタッチすると、出力部142は対象静止画像に対応する約3秒間の対象動画像を再生表示する。編集処理部146は、対象静止画像に対する装飾加工の結果を対象動画像にも反映させてもよい。
【0052】
編集処理部146は、編集の制限時間を管理する。出力部142は、残余時間表示領域174に残余の制限時間をカウントダウン表示する。制限時間が満了すると、編集処理部146は、編集作業を強制終了させる。制限時間未了であっても、ユーザは終了ボタン176をタッチすることにより、編集処理を強制終了させることができる。
【0053】
第1メイク状態領域250a(装飾状態領域)は、対象画像におけるユーザP1に対応する人物(以下、「被写体P1」のように表記する)の各部位に施されたデジタルメイクを一覧表示している(以下、被写体に施されているデジタルメイクの組み合わせデータのことを「メイクセット(装飾情報)」とよぶ)。第2メイク状態領域250bは、被写体P2のメイクセットを一覧表示している。メイク状態領域250(第1メイク状態領域250aと第2メイク状態領域250b)の詳細については後述する。
【0054】
パレット領域252(第1パレット領域252aおよび第2パレット領域252b)は、被写体に適用可能なデジタルメイクを選ぶためのユーザインタフェースを提供する。ユーザはパレット領域252を参照して、被写体の各部にデジタルメイクを施す。パレット領域252については図10に関連して後述する。
【0055】
このほか、編集作業に際し、ユーザは、図示しない「スタンプ」「ペン」「文字」などを指定するボタンを選択することにより、対象画像にスタンプ画像、線画像、文字画像等を付加できる。消去ボタン254をタッチすれば、スタイラスペン122は「消しゴム」となり、画像表示領域244に付加されたデジタルメイク、スタンプ画像、線画像、文字画像等を消しゴムの要領にて消去できる。
【0056】
詳細は後述するが、ユーザはユーザ指定領域256(第1ユーザ指定領域256aと第2ユーザ指定領域256b)において編集対象となる被写体を選ぶことができる。通常、第1編集領域242aで編集作業を行うユーザP1は、第1ユーザ指定領域256aにおいて被写体P1をタッチする。このとき、編集処理部146は、選択されている対象画像における被写体P1のメイクセットを第1メイク状態領域250aに表示させる。同様にして、第2編集領域242bで編集作業を行うユーザP2は、第2ユーザ指定領域256bにおいて被写体P2をタッチする。対象画像に複数の被写体が含まれている場合、編集処理部146は既知の顔画像識別技術によって顔を検出し、この顔の部分を被写体として識別しておく。図8のユーザ指定領域256に示すように、ユーザは識別された何れかの顔を選択する。編集処理部146は、選択された被写体の顔部分に枠を重ねて表示させる。図8においては、第1ユーザ指定領域256aでは被写体P1が選択され、第2ユーザ指定領域256bでは被写体P2が選択されている。
以下、ユーザ指定領域256において編集対象として指定された被写体のことを、特に、「対象被写体」とよぶ。
【0057】
編集処理部146は、初期設定として、第1編集領域242aにおいては被写体P1を対象被写体として選択し、第2編集領域242bにおいては被写体P2を対象被写体として選択してもよい。より具体的には、編集処理部146は、左側の第1編集領域242aにおいては対象画像に映る二人の被写体のうち左側の被写体P1を対象被写体として最初に選択しておき、右側の第2編集領域242bにおいては対象画像に映る二人の被写体のうち右側の被写体P2を対象被写体として選択しておいてもよい。
【0058】
図9は、第1編集領域242aの第1の画面図である。
以下においては第1編集領域242aを対象として説明するが、第2編集領域242bにおけるユーザインタフェースも第1編集領域242aと同様である。ユーザP1は、第1編集領域242aにおいて編集作業を行う。図9において、ユーザP1は、第1サムネイル領域248aにおいて6枚の対象画像のうち1枚目の対象画像(K1)を選択している。このとき、編集処理部146は、対象画像(K1)を第1画像表示領域244aに表示させる。
【0059】
ユーザP1は、第1ユーザ指定領域256aにおいて対象被写体を選択する。図9においては、ユーザP1は、被写体P1(自分)を対象被写体として選択している。このとき、編集処理部146は、第1メイク状態領域250aにおいて対象被写体P1に施されているデジタルメイクの組み合わせであるメイクセットを一覧表示させる。
【0060】
第1メイク状態領域250aは、複数のメイクボタン260(入力インタフェース)を含む。図9によれば、ヘアカラーに対応するメイクボタン260(以下、「メイクボタン260(ヘアカラー)」のように表記する)には、「H1」「スプリング」と付記表示されている。すなわち、対象被写体P1の部位「髪」は、スプリングに分類されるヘアカラーH1(ピンク)によりデジタルメイクされていることがわかる。メイクボタン260(涙袋)には「B6」「ウィンター」と表示されている。これにより、対象被写体P1の部位「目の周り」は、ウィンターに分類される涙袋メイクB6が施されていることがわかる。また、対象被写体P1の部位「顔肌」には「オール」に分類されるファンデーションF9が施されている。
なお、ここでいう付記表示とは、図9に示すようにメイクボタン260に重ねて表示されることであってもよいし、メイクボタン260の外側領域に付加的に表示されることであってもよい。
【0061】
対象被写体P1の複数の部位のうち、デジタルメイクが施されていな部位に対応するメイクボタン260には「試してみてね」という文字列が付記表示される。編集処理部146は、デジタルメイクを設定済みのメイクボタン260と未設定のメイクボタン260を異なる色彩(たとえば、白色と肌色)にて表示するように出力部142に指示する。図9においては、対象被写体P1の部位「瞳」に対応するメイクボタン260(カラコン)には「試してみてね」と付記されている。ユーザP1は、第1メイク状態領域250aを参照することにより、対象被写体P1の各部位にどのようなデジタルメイクが施されているか、あるいは、デジタルメイクが施されていないかをまとめて確認できる。
【0062】
図9においては、デジタルメイクは全体的に「ウィンター」で統一されている。第1メイク状態領域250aを参照することにより、ユーザP1はメイクセットのテーマ性も確認できる。
【0063】
ユーザP1が、第1ユーザ指定領域256aにおいて被写体P2を選択したときには、編集処理部146は第1メイク状態領域250aにおいて被写体P2のメイクセットを一覧表示させる。ユーザP1は、第1ユーザ指定領域256aにおいて被写体を選択することにより、複数の被写体それぞれのメイクセットを確認できる。
【0064】
ユーザP1が、対象画像(K2)および被写体P1を選択したときには、編集処理部146は対象画像(K2)に映る対象被写体P1のメイクセットを第1メイク状態領域250aに一覧表示する。このように、メイクセットは、対象画像および被写体の組み合わせごとに設定される。メイクセットと対象画像、被写体の関係については図12に関連して後述する。
【0065】
ユーザが、いずれかのメイクボタン260をタッチしたとき、編集処理部146はタッチされたメイクボタン260に応じて第1パレット領域252aを切り替える。たとえば、ユーザP1がメイクボタン260(マスカラ)をタッチしたときには、編集処理部146は図9に示すようにマスカラをメイクするための第1パレット領域252aを表示させる。メイクボタン260(マスカラ)には「試してみてね」と付記されているので、対象被写体P1にはマスカラは設定されていない。
【0066】
第1メイク状態領域250aの下には、適用ボタン264および保存ボタン262の2種類のボタンが配置される。ユーザP1は、保存ボタン262をタッチすることにより、メイクセットを保存できる。対象画像(K1)の表示中に対象被写体P1を選択したあと、ユーザP1が保存ボタン262をタッチすると、この対象被写体P1のメイクセットが保存される。また、適用ボタン264をタッチすることにより、ユーザP1は保存済みのメイクセットを対象被写体に反映できる。メイク状態の保存および適用については、図13以降に関連して後述する。
【0067】
図10は、第1パレット領域252a(マスカラ)の拡大図である。
図9の状態において、ユーザP1がメイクボタン260(マスカラ)をタッチしたとき、編集処理部146はマスカラに対応する第1パレット領域252aを表示させる。第1パレット領域252a(マスカラ)は、対象被写体を選ぶための第1ユーザ指定領域256aのほか、第1スライダー280、第2スライダー282、色選択領域284およびシーズン選択領域270を含む。
【0068】
第1スライダー280は、被写体の上まつ毛の長さを調整するためのスライダーである。被写体P1が選択されているとき、ユーザP1は第1スライダー280を調整することで被写体P1の上まつ毛の長さを調整できる。編集処理部146は、第1画像表示領域244aに映る対象被写体P1の目を画像認識し、第1スライダー280における設定値にしたがって対象被写体P1の目の上に映る上まつ毛の長さを変化させる。
【0069】
第2スライダー282は、被写体の下まつ毛の長さを調整するためのスライダーである。編集処理部146は、上まつ毛と同様にして、第2スライダー282の設定値にしたがって被写体P1の下まつ毛の長さを調整する。上まつ毛および下まつ毛もデジタルメイクの一種である。
【0070】
色選択領域284は、マスカラの色を選択するための領域である。色選択領域284はオール領域266とパーソナル領域268を含む。シーズン選択領域270には、4種類のシーズンに対応して4つのシーズンボタン272が並ぶ。ユーザP1は、シーズンボタン272によりシーズンを選択する。図10においては「スプリング」が選択されている。
【0071】
編集処理部146は、パーソナル領域268においては、選択されたシーズンに対応するマスカラ色を表示する。図7に示したメイク分類表160によれば、スプリングに対応するマスカラはマスカラM1、M2である。マスカラM1は「ピンク」、マスカラM2は「オレンジ」であるとする。一方、オール領域266には、オール(シーズン)に対応するマスカラ色が表示される。図7のメイク分類表160によれば、オールに対応するマスカラは、マスカラM9、M10である。マスカラM9は「ブラック」、マスカラM10は「ブラウン」であるとする。オールのマスカラは、いずれのシーズン選択領域270が選択されたときでも、オール領域266に常時表示される。シーズン選択領域270によりシーズンが変更されたとき、編集処理部146はパーソナル領域268の表示をメイク分類表160に基づいて変更する。
【0072】
ユーザは、色選択領域284に表示される4種類のマスカラ色のいずれかを選択する。編集処理部146は対象被写体P1のマスカラ色を指定色に変更する。
【0073】
上述したように、第1パレット領域252aにより、ユーザP1は、上まつ毛、下まつ毛およびマスカラ色の3種類のデジタルメイクを設定できる。
【0074】
図11は、第1編集領域242aの第2の画面図である。
図9の第1メイク状態領域250aにおいて、メイクボタン260(マスカラ)には「試してみてね」と表示されていた。その後、ユーザP1が第1パレット領域252a(マスカラ)において、サマーに対応するマスカラM3により、対象被写体P1にデジタルメイクを施したとする。このとき、編集処理部146は第1メイク状態領域250aにおけるメイクボタン260(マスカラ)の表示色を変更するとともに「M3」「サマー」を付記表示する。ユーザP1は、第1メイク状態領域250aを参照することにより、対象被写体P1にマスカラ(M3:サマー)が施されていることを確認できる。
【0075】
図12は、撮影画像、被写体およびメイクセットの関係を示す模式図である。
対象画像(K1)には、被写体P1、P2が含まれる。対象画像(K1)の被写体P1にはメイクセットM(P1:K1)が対応づけられる。メイクセットM(P1:K1)によれば、対象画像(K1)の被写体P1には、ヘアカラーH3、カラコンC11等が施されている。
【0076】
対象画像(K1)の被写体P2には、メイクセットM(P2:K1)が対応づけられている。ユーザP1が撮影画像(K1)の表示中に、被写体P1から被写体P2を選択変更したときには、編集処理部146は第1メイク状態領域250aの表示をメイクセット(P1:K1)からメイクセットM(P2:K1)に変更する。
【0077】
以上のように、対象画像および被写体の組み合わせごとに、メイクセットが定義される。編集処理部146は、対象画像から顔画像を検出することにより、被写体を認識する。
【0078】
図13は、編集領域242とメイクセットの関係を説明するための模式図である。
図13に示す第1編集領域242aにおいては、ユーザP1により対象画像(K3)および被写体P1が選択され、第2編集領域242bにおいてはユーザP2により撮影画像(K6)および被写体P2が選択されている。このため、第1メイク状態領域250aにはメイクセットM(P1:K3)が示され、第2メイク状態領域250bにはメイクセットM(P2:K6)が示される。
【0079】
ここで、ユーザP1が保存ボタン262をタッチしたとする。このとき、編集処理部146はメイクセットM(P1:K3)を第1編集領域242aに対応づけて保存する。ここでいう「保存」とは、編集領域242ごとに1つだけメイクセットを対応づけることをいう。編集領域242に対応づけて保存されるメイクセットのことを「保存セット」とよぶ。第1編集領域242aに対応する保存セットは1種類のみである。保存が完了すると、編集処理部146は保存ボタン262の表示色を、未保存を示すピンクから保存済みを示すグレーに変更する。また、編集処理部146は適用ボタン264の表示色を、適用不可を示すグレーから適用可能を示すブルーに変更する。ユーザは、保存ボタン262および適用ボタン264の表示色により、保存セットの有無を認識できる。
【0080】
ユーザP2が第2編集領域242bにおいて保存ボタン262をタッチしたとき、編集処理部146はメイクセットM(P2:K6)を第2編集領域242bに対応づけて保存する。このときも、編集処理部146は第2編集領域242bの保存ボタン262の表示色をグレーに変更し、適用ボタン264の表示色をブルーに変更する。
【0081】
ユーザP1が、対象画像または対象被写体を変更して、再び保存ボタン262をタッチしたときには、編集処理部146は保存セットを更新する。たとえば、メイクセットM(P1:K3)が保存されている状況において、ユーザP1が対象画像(K2)および被写体P1を選択し、保存ボタン262をタッチしたとする。このとき、編集処理部146は保存セットM(P1:K3)を消去し、新たにメイクセットM(P1:K2)を保存する。
【0082】
図14は、メイクセットの適用方法を説明するための模式図である。
本実施形態における遊戯画像撮影装置100においては、ユーザはある対象画像に映る被写体のメイクセットを、他の対象画像あるいは他の被写体にそのまま適用できる。
【0083】
<別の撮影画像への適用(T1)>
ユーザP1は、対象画像(K1)の被写体P1について、メイクセットM(P1:K1)を保存したとする。次に、ユーザP1は、第1サムネイル領域248aにおいて対象画像(K1)から対象画像(K2)に表示変更する。ユーザP1は、対象画像(K2)において被写体P1を選択し、適用ボタン264をタッチする。このとき、編集処理部146は、保存セットM(P1:K1)を対象画像(K2)の被写体P1に適用する。たとえば、対象画像(K1)の被写体P1にヘアカラーH1が施されていた場合には、上述の保存指示と適用指示により、対象画像(K2)の被写体P1にもヘアカラーH1が設定される。
【0084】
ユーザP1は、複数の対象画像を順次選択することにより、対象画像(K1)におけるメイクセットを他の対象画像にも反映させることができる。ユーザP1は、対象画像(K1)から対象画像(K6)まで順次デジタルメイクを施しているときに、対象画像(K2)のメイクが一番上手にできたと思ったとする。この場合、ユーザP1は、対象画像(K2)の被写体P1についてのメイクセットをいったん保存した上で、他の対象画像に保存セットを適用指示すれば、満足度の高いメイクセット(P1:K2)を他の対象画像にも簡単に展開できる。
【0085】
<別の被写体への適用(T2)>
ユーザP1は、被写体P2のメイクセットを別の被写体P1に適用することもできる。ユーザP1は、まず、対象画像(K1)において被写体P2を選択し、メイクセットM(P2:K1)を保存する。次に、ユーザP1は、対象画像(K1)において被写体P1を選択し、適用ボタン264をタッチする。このとき、編集処理部146は、メイクセットM(P2:K1)を対象画像(K1)の被写体P1に適用する。
【0086】
ユーザP1は対象画像(K1)に映る被写体P2のメイクが可愛いので、自分(被写体P1)も同じメイクをしたいと思うことがある。このような制御方法によれば、メイクの上手な友だち(ユーザP2)のメイクセットを自分(被写体P1)にそのまま適用できるので、デジタルメイクに不慣れなユーザであっても編集画像の仕上がりに満足しやすくなる。
【0087】
このほか、撮影画像(K1)の被写体P1のメイクセットを、別の撮影画像(K2)の別の被写体P2に適用することも同様に可能である。なお、保存セットが存在しないときには、適用指示は受付けられない。
【0088】
[総括]
以上、実施形態に基づいて遊戯画像撮影装置100、サーバ202および遊戯画像撮影システム200を説明した。
本実施形態における遊戯画像撮影装置100においては、複数の部位それぞれについて、さまざまなデジタルメイクが用意されている。このため、ユーザは、リアルメイク以上に細やかな編集作業(メイク)を楽しむことができる。その一方、デジタルメイクの種類が多くなると、ユーザには被写体にどのようなメイクを施したのかを把握しづらくなる。本実施形態においては、メイク状態領域250においてメイクセットを一覧表示することにより、ユーザは対象画像(撮影画像)ごと、被写体ごとに、メイクセットをまとめて確認できる。
【0089】
メイク状態領域250を参照することにより、ユーザはデジタルメイクが施されている部位と施されていない部位を認識できる。ユーザは、通常、リアルメイクを施してから撮影に臨む。このため、対象画像を見るだけでは、リアルメイクだけが施されているのか、デジタルメイクも施されているのか判別しづらいこともある。本実施形態によれば、デジタルメイクの存否によってメイクボタン260の表示態様(表示色および付記文字列)を異ならせることにより、ユーザはデジタルメイクしていない部位を正しく認識できる。
【0090】
本実施形態におけるデジタルメイクは、4種類のシーズンとオールの合計5種類のカテゴリのいずれかに分類される。デジタルメイクはシーズン(季節)のイメージあるいは雰囲気によって分類される。ユーザは、メイク状態領域250により各部位の「シーズン」を参照することにより、メイクセットの全体的なイメージを確認できる。メイク状態領域250にはデジタルメイクのみが表示されてもよいし、シーズンのみが表示されてもよい。また、デジタルメイクあるいはシーズンは文字情報として表示されてもよいし、アイコンなどの画像として表示されてもよい。
【0091】
ユーザは、対象被写体ごとにメイクセットを確認できる。また、ユーザは、対象画像ごとにメイクセットを確認できる。このため、多数のユーザにより多数の撮影画像を撮影するときでも、多種類のメイクセットを管理しやすくなる。また、メイク状態領域250においてメイクボタン260をタッチするだけで、該当するパレット領域252が表示されるので、画像表示領域244を見ながら気になった部位のメイクをすぐに調整できる。
【0092】
なお、本発明は上記実施形態や変形例に限定されるものではなく、要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化することができる。上記実施形態や変形例に開示されている複数の構成要素を適宜組み合わせることにより種々の発明を形成してもよい。また、上記実施形態や変形例に示される全構成要素からいくつかの構成要素を削除してもよい。
【0093】
遊戯画像撮影装置100とサーバ202、ユーザ端末206により、特に、遊戯画像撮影装置100とサーバ202により遊戯画像撮影システム200が構成されるとして説明したが、遊戯画像撮影装置100の機能の一部はサーバ202により実現されてもよいし、サーバ202の機能の一部が遊戯画像撮影装置100に割り当てられてもよい。また、遊戯画像撮影装置100やサーバ202以外の第3の装置が、これらの装置の機能の一部を担ってもよい。1つまたは複数のハードウェアに対して、本発明を実現するために必要な複数の機能をどのように配分するかは、各ハードウェアの処理能力や遊戯画像撮影システム200に求められる仕様等に鑑みて決定されればよい。
【0094】
[変形例]
本実施形態においては、被写体の部位ごとにデジタルメイクを施すとしたが、デジタルメイクは被写体の部位に対応づけられる必要はない。たとえば、対象画像において被写体P1の上に重ねられたスタンプ画像等が、被写体P1のデジタルメイクの一種として管理されてもよい。一例として、対象画像(K1)の被写体P1にスタンプ画像X1が付加されたとする。このとき、編集処理部146は、対象画像(K1)の被写体P1のメイクセット(P1:K1)の一部として、スタンプ画像X1を含める。ユーザP1がこのメイクセットを保存したあと、対象画像(K2)の被写体P1に保存セット(P1:K1)を適用したとする。このとき、編集処理部146は、撮影画像(K2)の被写体P1に対してスタンプ画像X1も追加してもよい。
【0095】
本実施形態においては、ユーザはユーザ指定領域256という「小窓型の画像領域」において、対象被写体を選択するとして説明した。変形例として、ユーザは画像表示領域244において対象被写体を直接選択してもよい。
【0096】
編集装置126もカメラ(不図示)を備えてもよい。編集処理部146は、編集装置126のカメラによる撮影画像から、第1パレット領域252aおよび第2パレット領域252bそれぞれの前に位置するユーザを顔認識する。第1パレット領域252aの前にいるユーザが「ユーザP1」であると判明したときには、編集処理部146は第1編集領域242aにおいては自動的に被写体P1を対象被写体として選択してもよい。より具体的には、編集処理部146はユーザの撮影画像と、画像表示領域244に含まれる二人の被写体の顔画像の類似度を比較することにより、第1編集領域242aの前にいるユーザがユーザP1およびユーザP2のいずれであるかを判別する。
【0097】
デジタルメイクには、色(例:カラコンの色)のほか、大きさ(例:アイシャドウの範囲)、濃さ(例:アイシャドウの濃さ)、種類(例:バームタイプのリップとオイルタイプのリップ)、形状(例:マスカラの長さ)など、被写体をメイクするためのさまざまな画像設定が含まれる。また、上述したように、デジタルメイクには、スタンプや線画などの装飾画像が含まれてもよい。
【0098】
ユーザは、メイクセットをサーバ202に保存してもよい。ユーザP1が保存ボタン262をタッチしたとき、送信部232は保存対象として指定されたメイクセットをユーザIDとともにサーバ202に送信する。サーバは、ユーザIDとメイクセットを対応づけて保存しておく。後日、ユーザP1は、編集中にメイクセットのダウンロードをサーバ202に指示する。送信部232はユーザIDを含むダウンロード指示をサーバ202に送信し、サーバ202はユーザIDに対応づけられる保存セットを遊戯画像撮影装置100に送信する。
【0099】
編集処理部146は、ダウンロードされたメイクセットをユーザにより指定された対象画像および対象被写体に適用する。このように、気に入ったメイクセットをサーバ202に保存しておけば、ユーザは遊戯画像撮影装置100で遊ぶときにいつでもお気に入りのメイクセットを適用できる。
【0100】
受付モニタ108においてユーザIDが入力されたとき、送信部232はサーバ202にユーザIDを送信してメイクセットのダウンロードを指示してもよい。あるいは、送信部232は、撮影時に検出されたユーザの顔画像をサーバ202に送信してもよい。サーバ202は、受信した顔画像とあらかじめ登録されている会員ユーザの顔画像を比較することでユーザIDを特定し、この特定したユーザIDに対応するメイクセットを遊戯画像撮影装置100に送信してもよい。
【0101】
保存セットを複数の対象画像に一括して適用できてもよい。たとえば、編集処理部146は、ユーザP1からメイクセット(K1:P1)の一括適用を指示されたときには、残りすべての対象画像(K2)~対象画像(K6)の被写体P1に対してこのメイクセット(K1:P1)をまとめて適用してもよい。編集処理部146は、対象画像に映る複数の被写体のうち被写体P1だけを選んでメイクセット(K1:P1)を適用してもよいし、被写体P2も含めてすべての被写体にメイクセット(K1:P1)を一括適用してもよい。また、編集処理部146は、一括適用の前にユーザP1に適用先となる被写体を確認してもよい。
【0102】
同時に遊ぶプレイヤに関わらず、他人のメイクセットを被写体に適用できてもよい。たとえば、サーバ202は、ある有名人Xのメイクセット(X)を管理しているとする。メイクセット(X)は、有名人Xのリアルメイクを反映したものであってもよいし、有名人Xがおすすめのメイクセットとしてつくったものであってもよい。
【0103】
ユーザは、有名人Xを指定すると、サーバ202はメイクセット(X)を遊戯画像撮影装置100に送信する。このあと、ユーザはメイクセット(X)を対象被写体に適用可能となる。このような制御方法によれば、ユーザは、有名人Xの雰囲気を反映したデジタルメイクを自分にも施すことができる。また、有名人Xにとっても、自分の考えたメイクセットをさまざまなユーザに提供することで、多くのユーザに自分のセンスをアピールできる。この場合、有名人Xにとって、メイクセット(X)は自分の知的資産となる。また、ユーザは、芸能人やアニメキャラクタといった有名人のメイクセットを被写体に適用することで、憧れの有名人に近づく喜びを味わうことができる。
【0104】
サーバ202は、有名人の顔画像とメイクセットを対応づけてもよい。遊戯画像撮影装置100は、ユーザの顔画像をサーバ202に送信し、サーバ202の類似判定部(不図示)はこのユーザの顔画像と類似度の高い有名人を特定する。次に、サーバ202は、特定された有名人に対応づけられるメイクセットを遊戯画像撮影装置100に送信し、ユーザはこれを被写体に適用する。このような制御方法によれば、メイクに不慣れなユーザであっても、自分の顔に似合うメイクを選びやすくなる。
【0105】
本実施形態においては、撮影ブース104と編集ブース106は別々に構成されるものとして説明したが、撮影ブース104および編集ブース106は一体型として構成されてもよい。
【0106】
[付記]
A1.ユーザを撮影する撮影処理部と、
撮影画像に対するユーザからの編集入力を受け付ける編集処理部と、
編集後の撮影画像である編集画像を外部媒体に出力する画像出力部と、を備え、
前記編集処理部は、
第1の撮影画像の編集画面に対して、ユーザから保存指示が受け付けられたとき、前記第1の撮影画像に映る被写体に対して指定された装飾方法を装飾情報として保存し、
前記第1の撮影画像とは異なる第2の撮影画像の編集画面に対して、ユーザから適用指示が受け付けられたとき、前記第2の撮影画像に映る被写体に対して前記保存された装飾情報に指定される装飾方法を適用する、遊戯画像撮影装置。
【0107】
A2.前記編集画面においては、撮影画像に含まれる被写体の複数の部位ごとに、1以上の装飾方法を指定可能であり、
前記編集処理部は、
前記第1の撮影画像に対して保存指示が受け付けられたとき、被写体の複数の部位それぞれに対して指定された装飾方法を装飾情報として保存し、
前記第2の撮影画像に対して適用指示が受け付けられたとき、被写体の複数の部位それぞれに対して前記装飾情報に指定される装飾方法を適用する、A1に記載の遊戯画像撮影装置。
【0108】
A3.前記編集処理部は、
第1の被写体および第2の被写体が映る撮影画像において、第1の被写体が選択された状態でユーザから保存指示が受け付けられたとき、前記第1の被写体に対して指定された装飾方法を前記装飾情報として保存し、
前記第2の被写体が選択された状態でユーザから適用指示が受け付けられたとき、前記第2の被写体に対して前記保存された装飾情報に指定される装飾方法を適用する、A1に記載の遊戯画像撮影装置。
【0109】
A4.前記編集処理部は、
3枚以上の撮影画像のうち、第1の撮影画像が選択された状態でユーザからの保存指示により装飾情報が保存された場合において、
ユーザから適用指示が受け付けられたとき、前記3枚以上の撮影画像のうちの残りの撮影画像に映る被写体に対して前記保存された装飾情報に指定される装飾方法を一括適用する、A1に記載の遊戯画像撮影装置。
【0110】
A5.前記編集処理部は、
第1の被写体および第2の被写体が映る複数の撮影画像のうち、第3の撮影画像および第1の被写体が選択された状態でユーザから保存指示が受け付けられたとき、前記第3の撮像画像における前記第1の被写体に対して指定された装飾方法を前記装飾情報として保存し、
ユーザから適用指示が受け付けられたとき、前記複数の撮影画像のうち残りの撮影画像に映る前記第1の被写体に対して前記保存された装飾情報に指定される装飾方法を適用する、A1に記載の遊戯画像撮影装置。
【0111】
A6.前記編集処理部は、保存指示のための第1入力インタフェースおよび適用指示のための第2入力インタフェースを前記編集画面に表示させ、装飾情報が保存済みであるか否かに応じて、前記第1入力インタフェースおよび前記第2入力インタフェースの双方または一方の表示態様を変化させる、A1に記載の遊戯画像撮影装置。
【符号の説明】
【0112】
100 遊戯画像撮影装置、102 受付装置、104 撮影ブース、106 編集ブース、108 受付モニタ、110 印刷装置、112 第1撮影モニタ、114 第2撮影モニタ、116 ライト、118 カメラ、120 編集モニタ、122 スタイラスペン、124 カーテン、126 編集装置、128 撮影装置、130 ユーザインタフェース処理部、132 データ処理部、134 通信部、136 データ格納部、140 入力部、142 出力部、144 撮影処理部、146 編集処理部、148 受付処理部、150 印刷処理部、160 メイク分類表、174 残余時間表示領域、176 終了ボタン、190 再生ボタン、200 遊戯画像撮影システム、202 サーバ、204 インターネット、206 ユーザ端末、210 編集画面、230 受信部、232 送信部、242 編集領域、244 画像表示領域、246 切替ボタン、248 サムネイル領域、250 メイク状態領域、252 パレット領域、254 消去ボタン、256 ユーザ指定領域、260 メイクボタン、262 保存ボタン、264 適用ボタン、266 オール領域、268 パーソナル領域、270 シーズン選択領域、272 シーズンボタン、280 第1スライダー、282 第2スライダー、284 色選択領域
図1
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