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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2025005657
(43)【公開日】2025-01-17
(54)【発明の名称】外観検査装置および包装機
(51)【国際特許分類】
   G01N 21/892 20060101AFI20250109BHJP
   G01N 21/84 20060101ALI20250109BHJP
   B65B 59/02 20060101ALI20250109BHJP
   B65B 57/00 20060101ALI20250109BHJP
   B65B 9/04 20060101ALI20250109BHJP
【FI】
G01N21/892 A
G01N21/84 E
B65B59/02
B65B57/00 H
B65B57/00 A
B65B9/04
【審査請求】未請求
【請求項の数】5
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2023105917
(22)【出願日】2023-06-28
(71)【出願人】
【識別番号】591206108
【氏名又は名称】マルホ発條工業株式会社
(71)【出願人】
【識別番号】592056687
【氏名又は名称】株式会社マイクロ・テクニカ
(74)【代理人】
【識別番号】100095407
【弁理士】
【氏名又は名称】木村 満
(74)【代理人】
【識別番号】100132883
【弁理士】
【氏名又は名称】森川 泰司
(74)【代理人】
【識別番号】100174388
【弁理士】
【氏名又は名称】龍竹 史朗
(72)【発明者】
【氏名】大浦 茂
(72)【発明者】
【氏名】鳥飼 英輝
(72)【発明者】
【氏名】山階 陽平
(72)【発明者】
【氏名】浦野 洋治
【テーマコード(参考)】
2G051
3E050
3E056
【Fターム(参考)】
2G051AA41
2G051AB02
2G051BA01
2G051BB01
2G051BC01
2G051CA04
2G051CA07
2G051CB01
2G051CB05
2G051DA06
2G051DA13
2G051EB01
3E050AA02
3E050AB05
3E050AB08
3E050BA09
3E050BA11
3E050BA12
3E050BA14
3E050CB02
3E050CC07
3E050DA00
3E050DD04
3E050DF02
3E050DF06
3E050FB01
3E050FB08
3E050GA06
3E050GB02
3E050GB09
3E050GC07
3E050HB03
3E056AA02
3E056BA11
3E056CA12
3E056DA01
3E056EA02
3E056EA06
3E056FG01
3E056GA01
3E056GA03
(57)【要約】
【課題】包装機の小型化を図ることができる外観検査装置および包装機を提供する。
【解決手段】外観検査装置は、チャックユニット322に保持された包装パックBPを撮像する撮像部3111、3112と、発光部3132A、3132B、3132Cを有し、包装パックBPがチャックユニット322に保持された状態で、発光部から放射される光を、包装パックBPに向けて照射する照明部313と、を備える。そして、照明部313は、発光部3132A、3132Cが点灯している第1点灯モード、第3点灯モードと、発光部3132Bが点灯している第2点灯モードと、のいずれかで動作する。
【選択図】図9
【特許請求の範囲】
【請求項1】
ワークを収容するためのポケットが形成された容器フィルムと前記ポケットを塞ぐように前記容器フィルムに貼着されるカバーフィルムとを有する包装パックの外観を検査する外観検査装置であって、
複数の吸着パッドを有し、前記包装パックにおける、前記カバーフィルム側の複数箇所を吸着保持するチャックユニットに保持された前記包装パックを撮像する撮像部と、
複数の発光部を有し、前記包装パックが前記チャックユニットに保持された状態で、前記複数の発光部のうちの少なくとも1つから放射される光を、前記容器フィルムにおける前記カバーフィルム側とは反対側に向けて照射する照明部と、を備え、
前記照明部は、前記複数の発光部のうちの少なくとも1つから放射され前記包装パックで拡散されてから前記撮像部に入射する拡散反射光と、前記複数の発光部のうちの少なくとも1つから放射され前記包装パックで反射して前記撮像部に入射する正反射光と、の割合が互いに異なる複数種類の点灯モードのいずれかで動作する、
外観検査装置。
【請求項2】
前記照明部は、少なくとも、前記複数の発光部のうち前記撮像部に入射する拡散反射光の割合が前記撮像部に入射する正反射光の割合よりも大きくなるように選択された少なくとも1つの第1発光部が点灯している第1点灯モードと、前記複数の発光部のうち前記撮像部に入射する拡散反射光の割合が前記撮像部に入射する正反射光の割合よりも小さくなるように選択された少なくとも1つの第2発光部が点灯している第2点灯モードと、で動作する、
請求項1に記載の外観検査装置。
【請求項3】
前記撮像部の光軸と、前記少なくとも1つの第1発光部から前記チャックユニットに保持された前記包装パックに向けて照射される光の照射方向と、のなす第1角度の平均角度は、前記撮像部の光軸と、前記少なくとも1つの第2発光部から前記チャックユニットの保持された前記包装パックに向けて照射される光の照射方向と、のなす第2角度の平均角度に比べて大きい、
請求項2に記載の外観検査装置。
【請求項4】
ワークを収容するためのポケットが形成された容器フィルムと、前記ポケットを塞ぐように前記容器フィルムに貼着されるカバーフィルムと、を有する包装パックを製造するための包装機であって、
前記容器フィルムの元となる帯状の原料フィルムを供給する原料フィルム供給ユニットと、
前記原料フィルム供給ユニットから供給される前記原料フィルムに前記ポケットを成形することにより帯状の前記容器フィルムを生成する成形装置と、
前記ポケットへワークを供給するワーク供給装置と、
帯状の前記カバーフィルムを供給するカバーフィルム供給ユニットと、
前記容器フィルムの前記ポケットにワークが収容された状態で、前記容器フィルムに前記カバーフィルムを貼着することにより前記ポケットが前記カバーフィルムでシールされたパックフィルムを生成するシール装置と、
前記パックフィルムから前記包装パックを打ち抜く打ち抜き装置と、
前記打ち抜き装置により打ち抜かれた前記包装パックの外観を検査する外観検査装置と、
前記包装パックを搬送するパック搬送装置と、を備え、
前記パック搬送装置は、
複数の吸着パッドを有し、前記包装パックにおける、前記カバーフィルム側の複数箇所を吸着保持するチャックユニットを有し、
前記外観検査装置は、
前記チャックユニットに保持された前記包装パックを撮像する撮像部と、
複数の発光部を有し、前記包装パックが前記チャックユニットに保持された状態で、前記複数の発光部のうちの少なくとも1つから放射される光を、前記容器フィルムにおける前記カバーフィルム側とは反対側に向けて照射する照明部と、
前記照明部を、前記複数の発光部のうちの少なくとも1つから放射され前記包装パックで拡散されてから前記撮像部に入射する拡散反射光と、前記複数の発光部のうちの少なくとも1つから放射され前記包装パックで反射して前記撮像部に入射する正反射光と、の割合が互いに異なる複数種類の点灯モードのいずれかで動作させる照明制御部と、を有する、
包装機。
【請求項5】
前記パック搬送装置は、
円筒状であり、周部に少なくとも1つの前記チャックユニットが配設されたドラムと、
前記ドラムを回転させることにより、前記チャックユニットを、少なくとも、前記包装パックを前記打ち抜き装置から受け取るための受け取り位置と、前記外観検査装置により前記チャックユニットに保持された前記包装パックを撮像するための撮像位置と、のいずれかに配置するドラム駆動部と、を有する、
請求項4に記載の包装機。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、外観検査装置および包装機に関する。
【背景技術】
【0002】
容器フィルムに形成されたポケット部に対し錠剤が収容されるとともに、ポケット部を塞ぐように容器フィルムに対しカバーフィルムが取着されてなるPTPシートを製造するPTP包装機であって、搬送される帯状の容器フィルムにおけるポケット部へと錠剤が収容された後であって容器フィルムへとカバーフィルムが取着される前の段階で、容器フィルムに対する異物の付着に関する検査を行うための外観検査装置を備えるPTP包装機が提案されている(例えば特許文献1参照)。このPTP包装機では、容器フィルムへカバーフィルムを取着してPTPフィルムを生成した後、PTPフィルムの所定位置に切離用スリットを形成してから刻印を付した後、PTPフィルムからPTPシートを打ち抜く。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特許第6606244号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、特許文献1に記載されているPTP包装機では、PTPシートにおけるポケット位置または切離用スリット位置の位置ずれ検査を行う場合、PTPシートを打ち抜いた後の工程においてPTPシートの外観検査を行うための外観検査装置を別途設ける必要がある。このため、外観検査装置が少なくとも2台必要となり、その分、PTP包装機が大型化してしまう虞がある。
【0005】
本発明は、上記事由に鑑みてなされたものであり、包装機の小型化を図ることができる外観検査装置および包装機を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記目的を達成するため、本発明に係る外観検査装置は、
ワークを収容するためのポケットが形成された容器フィルムと前記ポケットを塞ぐように前記容器フィルムに貼着されるカバーフィルムとを有する包装パックの外観を検査する外観検査装置であって、
複数の吸着パッドを有し、前記包装パックにおける、前記カバーフィルム側の複数箇所を吸着保持するチャックユニットに保持された前記包装パックを撮像する撮像部と、
複数の発光部を有し、前記包装パックが前記チャックユニットに保持された状態で、前記複数の発光部のうちの少なくとも1つから放射される光を、前記容器フィルムにおける前記カバーフィルム側とは反対側に向けて照射する照明部と、を備え、
前記照明部は、前記複数の発光部のうちの少なくとも1つから放射され前記包装パックで拡散されてから前記撮像部に入射する拡散反射光と、前記複数の発光部のうちの少なくとも1つから放射され前記包装パックで反射して前記撮像部に入射する正反射光と、の割合が互いに異なる複数種類の点灯モードのいずれかで動作する。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、チャックユニットが、複数の吸着パッドで、包装パックにおけるカバーフィルム側の複数箇所を吸着保持するので、包装パックがカールした状態となることを抑制できる。そして、照明部が、撮像部に入射する拡散反射光と撮像部に入射する正反射光との割合が互いに異なる複数種類の点灯モードのいずれかで動作する。これにより、包装パックがチャックユニットに保持された状態で、照明部が点灯モードを切り替えることにより、撮像部により包装パックのポケットに収容されたワークが包装パックのポケットの表面および周縁部分に比べて鮮明に映った画像、または、撮像部に包装パックのポケットの表面および周縁部分がワークに比べて鮮明に映った画像を撮像できる。従って、1つの外観検査装置において、照明部の点灯モードを切り替えるだけで、ワークの外観検査と、包装パックにおけるポケット位置、スリット位置等の検査と、を行うことができるので、包装機に必要な外観検査装置の数を低減でき、その分、包装機の小型化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1】本発明の実施の形態に係る包装機の概略正面図である。
図2】実施の形態に係る加熱装置および成形装置の概略構成図である。
図3】実施の形態に係るスリット形成装置および打ち抜き装置の概略構成図である。
図4】(A)は実施の形態に係るスリット形成装置における図3のA-A線における断面矢視図であり、(B)は実施の形態に係るスリット形成装置における図3のB-B線における断面矢視図である。
図5】(A)は実施の形態に係るフィルム位置変更部の側面図であり、(B)は実施の形態に係るフィルム位置変更部における(A)のC-C線における断面矢視図である。
図6】実施の形態に係るロータリサクションおよび外観検査ユニットの概略構成図である。
図7】実施の形態に係るチャックユニットを示し、(A)は側面図であり、(B)は平面図である。
図8】実施の形態に係る外観検査装置を示し、(A)は第1点灯モードの場合の概略側面図であり、(B)は第2点灯モードの場合の概略側面図である。
図9】実施の形態に係る外観検査装置が第3点灯モードの場合の概略側面図である。
図10】実施の形態に係る照明部を第1点灯モードにした場合の撮像画像の一例を示し、(A)は2つの撮像部のうちの一方の撮像画像であり、(B)は他方の撮像画像である。
図11】実施の形態に係る照明部を第1点灯モードにした場合の撮像画像の一例を示し、(A)は2つの撮像部のうちの一方の撮像画像であり、(B)は他方の撮像画像である。
図12】実施の形態に係る制御装置の構成を示すブロック図である。
図13】実施の形態に係る包装機が実行する外観検査処理の流れの一例を示すフローチャートである。
図14】変形例に係るチャックユニットの平面図である。
図15】変形例に係る包装パック搬送装置の概略側面図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本発明の実施の形態に係る包装機について、図を参照しながら説明する。本実施の形態に係る包装機は、ブリスタパック、PTPパック等の包装パックを製造するためのものである。ここで、包装パックとは、ワークを収容するためのポケットが形成された容器フィルムと、ポケットを塞ぐように容器フィルムに貼着されるカバーフィルムと、を有するものである。ここで、ワークとしては、例えばチューブ状容器、錠剤、食品、電子部品、医療機器等が挙げられる。
【0010】
本実施の形態に係る包装機は、図1に示すように、原料フィルム供給ユニット11と、加熱装置29と、成形装置12と、ワーク供給装置50と、外観検査装置31と、カバーフィルム供給ユニット15と、シール装置14と、スリット形成打ち抜きユニット17と、ロータリサクション32と、を備える。また、包装機は、包装パックをロータリサクション32から受け取り後工程へ搬送するパック搬送装置33と、原料フィルムF1および容器フィルムF2を搬送するチャックフィード232と、固定チャック231と、シール装置14から排出されるパックフィルムF4を案内するガイドローラ241、251およびローラ242、253と、パックフィルムF4を間欠的に下流側へ搬送する搬送部281と、を備える。更に、包装機は、容器フィルムF2のその幅方向における位置ずれを規制する滑りガイド293と、容器フィルムF2に張力を印加する張力印加部291と、張力調整部292と、パックフィルムF4に張力を印加する張力印加部252と、を備える。また、包装機は、後述するスリット形成打ち抜きユニット17のスリット形成装置171におけるパックフィルムF4の位置ずれを補正するためのフィルム位置変更部26と、スリット形成打ち抜きユニット17から排出されるスクラップを回収するスクラップ回収部39と、を備える。更に、包装機は、ロータリサクション32から排出される形状不良の包装パック或いはワークが包装されていない包装パックのようないわゆる包装パックの不良品を回収する回収ユニット(図示せず)を備える。また、包装機は、容器フィルムF2のポケットへワークを供給可能な状態で容器フィルムF2を支持するステージ70と、各装置を制御する制御装置90と、原料フィルム供給ユニット11、成形装置12、外観検査装置31、カバーフィルム供給ユニット15、シール装置14、スリット形成打ち抜きユニット17等を収納する包装機本体99と、を備える。なお、図1では図面を明確にするために、制御装置90が、包装機本体99の外側に描かれているが、実際には、包装機本体99の背面側に設置されている。
【0011】
この包装機では、矢印AR1で示すように、原料フィルム供給ユニット11から供給された原料フィルムF1が、チャックフィード232により加熱装置29および成形装置12へ搬送される。そして、矢印AR2に示すように、成形装置12において原料フィルムF1から生成された容器フィルムF2が、シール装置14の搬送部141によりステージ70の上方を通ってシール装置14へ搬送される。一方、矢印AR3に示すように、カバーフィルム供給ユニット15から供給されたカバーフィルムF3が、シール装置14の搬送部141によりシール装置14へ搬送される。そして、シール装置14が容器フィルムF2にカバーフィルムF3を貼着することによりパックフィルムF4が生成される。また、矢印AR4に示すように、シール装置14で生成されたパックフィルムF4は、搬送部141により下流側へ搬送される。一方、矢印AR5に示すように、シール装置14の下流側へ搬送されたパックフィルムF4は、搬送部281によりスリット形成打ち抜きユニット17へ間欠的に搬送される。そして、スリット形成打ち抜きユニット17は、スクラップF5を切断してからスクラップ回収部39へ排出する。
【0012】
原料フィルム供給ユニット11は、容器フィルムF2の元となる帯状の原料フィルムF1を供給する。原料フィルム供給ユニット11は、原料フィルムF1が巻回されたリール111と、リール111から供給される原料フィルムF1を加熱装置29へ案内するローラ1152、1153、1165と、原料フィルムF1を加熱装置29へ搬送する搬送部1162と、張力印加部117と、原料フィルムF1を加熱装置29へ案内するローラ1155と、を有する。搬送部1162は、ローラ1162aと、ローラ1162aを駆動するローラ駆動部1162bと、を有する。張力印加部117は、ローラ1171と、長尺であり長手方向の一端部にローラ1171が取り付けられたアーム1172と、アーム1172の長手方向における他端部においてアーム1172を旋回自在に支持する支持部1173を有する。そして、張力印加部117は、搬送部1162のローラ1162aとローラ1155の間に張架された原料フィルムF1にローラ1171を鉛直上方から接触して鉛直下方へ押圧することにより、原料フィルムF1に張力を印加する。
【0013】
加熱装置29は、例えば図2に示すように、原料フィルムF1の厚さ方向における両側それぞれに対向して配置されヒータ(図示せず)を内蔵する伝熱板2901、2902と、伝熱板2901、2902を支持するとともに伝熱板2901、2902を鉛直方向へ駆動する駆動ユニット2903、2904と、を有する。伝熱板2901、2902は、例えば熱伝導率が高い金属から形成されている。成形装置12は、原料フィルムF1にポケットPo1を成形することにより帯状の容器フィルムF2を生成する。成形装置12は、原料フィルムF1の鉛直上方に配置された第1金型123と、原料フィルムF1の鉛直下方に配置された第2金型122と、を有する。第2金型122には、原料フィルムF1に形成予定のポケットPo1の内側形状よりも若干小さい外形を有するプラグ122aと、気体を吐出する吐出孔(図示せず)と、が設けられている。ここで、プラグ122aは、吐出孔の内側に配置され吐出孔の外側へ突出可能となっている。一方、第1金型123には、原料フィルムF1に形成予定のポケットPo1の外側形状に対応した凹部123aが設けられている。また、成形装置12は、第1金型123を鉛直方向へ駆動する駆動部124と、プラグ122aを鉛直方向へ駆動する駆動部125と、気体を供給する気体供給部(図示せず)と、駆動部124、125および気体供給部を支持する装置本体121と、を有する。気体供給部は、第2金型122の吐出孔へ気体を供給する。この成形装置12は、成形装置12内に原料フィルムF1が配置された状態で、第1金型123を鉛直下方へ移動させて第1金型123により原料フィルムF1を第2金型122へ押し付ける。そして、成形装置12は、第1金型123のプラグ122aを鉛直上方へ突出させて原料フィルムF1を引き延ばした状態で、吐出孔から気体を吐出させることにより、ポケットPo1を有する容器フィルムF2を生成する。
【0014】
図1に戻って、固定チャック231は、成形装置12が第1金型123と第2金型122とで原料フィルムF1を挟持するタイミングで、容器フィルムF2を鉛直方向から挟持する。チャックフィード232は、成形装置12が第2金型122から第1金型123を離脱させる前に、容器フィルムF2を挟持し、固定チャック231による容器フィルムF2の挟持が解除された後、容器フィルムF2を挟持した状態で下流側へ移動することで、矢印AR1に示すように容器フィルムF2を下流側へ搬送する。そして、チャックフィード232が、前述の動作を繰り返すことにより、容器フィルムF2が下流側へ間欠的に搬送されていく。チャックフィード232の下流側には、容器フィルムF2を案内する滑りガイド293が配設されている。
【0015】
張力印加部291は、ローラ2911と、長尺であり長手方向の一端部にローラ2911が回転自在に取り付けられたアーム2912と、アーム2912の長手方向における他端部においてアーム2912を旋回自在に支持する支持部2913を有する。そして、張力印加部291は、滑りガイド293と張力調整部292との間に張架された容器フィルムF2にローラ2911を接触させて鉛直下方へ押圧することにより、容器フィルムF2に張力を印加する。張力調整部292は、容器フィルムF2が巻回されるローラ2921と、ローラ2921にドリブンメンバシャフト(図示せず)を介して連結されたパウダクラッチブレーキ2922と、を有し、パウダクラッチブレーキ2922によりローラ2921の回転トルクを調節して、ローラ2921とシール装置14の搬送部141との間に張架される容器フィルムF2に加わる張力を調整する。
【0016】
ワーク供給装置50は、ステージ70の上方に容器フィルムF2が配置された状態で、容器フィルムF2の各ポケットへワークを投入していく。ワーク供給装置50は、ホッパ51と、ワークフィーダ521、53と、コイルシュート54と、を有する。コイルシュート54の他端部には、容器フィルムF2がステージ70の上方に配置された状態で、容器フィルムF2ポケットから予め設定された距離だけ離間した位置に配置されコイルシュート54から導入されるワークをポケットに案内するガイド部56が設けられている。
【0017】
カバーフィルム供給ユニット15は、帯状のカバーフィルムF3を供給する。カバーフィルム供給ユニット15は、カバーフィルムF3が巻回されたリール151と、リール151から供給されるカバーフィルムF3をシール装置14へ案内するローラ1521と、を有する。シール装置14は、容器フィルムF2のポケットPo1にワークが収容された状態で、容器フィルムF2にカバーフィルムF3を貼着することによりポケットPo1をシールする。シール装置14は、容器フィルムF2、カバーフィルムF3およびパックフィルムF4を連続的に下流側へ搬送する搬送部141と、カバーフィルムF3を加熱しつつ容器フィルムF2にカバーフィルムF3を押し付けることによりカバーフィルムF3を容器フィルムF2に貼着する押圧部142と、を有する。また、シール装置14は、カバーフィルム供給ユニット15から供給されるカバーフィルムF3を搬送部141へ案内するローラ1441を有する。
【0018】
搬送部141は、カバーフィルムF3を支持する円筒状のホイール141aと、長尺な円筒状でありホイールを支持する支軸141dと、支軸141dを回転駆動する駆動部141hと、を有する。ホイール141aの周面には、容器フィルムF2のポケットを掛止する複数の凹部(図示せず)が並設されている。そして、駆動部141hは、ホイール141aの複数の凹部の一部に容器フィルムF2のポケットが掛止された状態で、ホイール141aを回転させる。これにより、容器フィルムF2にカバーフィルムF3が貼着されてなるパックフィルムF4が、シール装置14の下流側へ連続的に搬送される。押圧部142は、搬送部141のホイール141aに巻回された容器フィルムF2およびカバーフィルムF3に圧接される伝熱ローラ1421と、長尺であり長手方向の一端部に伝熱ローラ1421が回転自在に取り付けられたアーム1422と、を有する。また、押圧部142は、アーム1422の長手方向における他端部において、アーム1422の一端部が他端部を基点として旋回自在となるようにアーム1422を支持するとともにアーム1422の一端部を伝熱ローラ1421に押し付ける方向へ付勢するアーム駆動部1423と、伝熱ローラ1421を加熱する加熱部1424と、を有する。伝熱ローラ1421は、熱伝導率の高い金属から形成されている。シール装置14は、容器フィルムF2にカバーフィルムF3が重ねられた状態で、搬送部141のホイール141aと伝熱ローラ1421とで挟持することにより、容器フィルムF2のポケットの外周部にカバーフィルムF3を圧着する。
【0019】
ガイドローラ241、251は、それぞれ、ホイール241a、251aと、ホイール241a、251aを軸支するシャフト241b、251bと、を有する。ホイール241a、251aには、それぞれ、パックフィルムF4のポケットを掛止する複数の凹部(図示せず)がその周方向に沿って並設されている。張力印加部252は、ローラ2521と、長尺であり長手方向の一端部にローラ2521が取り付けられたアーム2522と、を有する。また、張力印加部252は、アーム2522の長手方向における他端部においてアーム2522を旋回自在に支持する支持部2523を有する。そして、張力印加部252は、ガイドローラ251とローラ253との間に張架されたパックフィルムF4にローラ2521を鉛直上方から接触させて鉛直下方へ押圧することにより、パックフィルムF4に張力を印加する。
【0020】
スリット形成打ち抜きユニット17は、スリット形成装置171と、打ち抜き装置173と、-Y方向側にスリット形成装置171が固定され+Y方向側に打ち抜き装置173が固定された駆動部172と、を有する。スリット形成装置171は、図3に示すように、パックフィルムF4の-Y方向側に配置されたダイユニット1712と、パックフィルムF4の+Y方向側に配置されたヘッド1714と、を有する。ヘッド1714には、パックフィルムF4にスリットを生成するためのカッタ1714aが設けられている。カッタ1714aは、図4に示すように、パックフィルムF4におけるスリットを生成する複数(図4では5つ)の部位に対向して配置されている。図3に戻って、ヘッド1714には、駆動部172から-Y方向へ延出するガイド棒1716および動力伝達アーム1717に連結されている。更に、スリット形成装置171は、枠状であり内側にヘッド1714をY軸方向へ摺動自在に支持するヘッド支持部1713と、駆動部172に固定されダイユニット1712およびヘッド支持部1713を纏めて支持する本体部1711と、を有する。
【0021】
打ち抜き装置173は、搬送部281により間欠的に搬送されるパックフィルムF4が停止したときにパックフィルムF4を打ち抜く。打ち抜き装置173は、パックフィルムF4の+Y方向側に配置されたダイユニット1732と、パックフィルムF4の-Y方向側に配置されたヘッド1734と、を有する。ヘッド1734は、ベース17341と、ベース17341におけるパックフィルムF4が配置される側、即ち、+Y方向側に立設されパックフィルムF4から包装パックBPを打ち抜くための打ち抜き用カッタ1735と、パックフィルムF4から包装パックBPが打ち抜かれた後のスクラップF5を切断するスクラップ切断用カッタ1737と、を有する。スクラップ切断用カッタ1737は、パックフィルムF4における打ち抜き用カッタ1735が対向する部分よりも下流側、即ち、-Z方向側に対向して配置されている。即ち、スクラップ切断用カッタ1737は、ベース17341の+Y方向側における、打ち抜き用カッタ1735の-Z方向側に立設されている。ここで、スクラップ切断用カッタ1737の先端部は、打ち抜き用カッタ1735の先端部よりもベース17341側とは反対側、即ち、+Y方向側へ延出している。更に、ヘッド1734には、駆動部172から+Y方向へ延出するガイド棒1736aおよび動力伝達アーム1736bに連結されている。ダイユニット1732は、中央部にパックフィルムF4から打ち抜かれた包装パックBPをダイユニット1732の+Y方向側へ排出するための開口部1732aが形成されたベース17321と、パックフィルムF4を案内するガイド部材1739と、を有する。また、打ち抜き装置173は、駆動部172に固定されダイユニット1732を支持する本体部1731を有する。駆動部172は、動力伝達アーム1717をY軸方向に沿って移動させるスリット形成装置駆動部1721と、動力伝達アーム1717をY軸方向に沿って移動させるための打ち抜き装置駆動部1722と、これらを収納する筐体1723と、を有する。打ち抜き装置173は、ヘッド1734を移動させることで、打ち抜き用カッタ1735によりパックフィルムF4から包装パックBPを打ち抜くとともに、スクラップ切断用カッタ1737によりスクラップF5を切断する。ここで、打ち抜かれた包装パックBPは、ロータリサクション32へ受け渡され、切断されたスクラップF5は、スクラップ回収部39へ落下する。
【0022】
フィルム位置変更部26は、図4(B)に示すように、スリット形成装置171に送られるパックフィルムF4を案内するガイドローラ261と、ガイドローラ261を回転自在に支持するローラ支持部263と、ガイド駆動部264と、を有する第2フィルム位置変更部である。ガイドローラ261は、3つのホイール261aと、3つのホイール261aを軸支するシャフト261bと、を有する。ガイド駆動部264は、ローラ支持部263を介して、ガイドローラ261を、パックフィルムF4の幅方向、即ち、X軸方向(図4(B)の矢印AR12参照)およびパックフィルムF4の搬送方向に沿った方向、即ち、Z軸方向(図4(B)の矢印AR11参照)へ移動させる。ガイド駆動部264は、例えば図4(B)の一点鎖線で示すように、ホイール261aの位置を+X方向側へ距離W1だけずれた位置に変更することにより、スリット形成装置171におけるパックフィルムF4のX軸方向における位置を+X方向側に距離W1だけずれた位置に変更する。
【0023】
図3に戻って、搬送部281は、パックフィルムF4が巻回されるフィルム送りローラ2811と、ローラ駆動部2812と、を有する。フィルム送りローラ2811には、パックフィルムF4のポケットPo1を掛止する複数の凹部が周方向に沿って並設されている。そして、搬送部281は、フィルム送りローラ2811の複数の凹部の一部にパックフィルムF4のポケットが掛止された状態で、フィルム送りローラ2811を予め設定された回転角度ずつ間欠的に回転させることにより、パックフィルムF4を予め設定された基準距離ずつ間欠的に打ち抜き装置173へ送り出す。ここで、基準距離は、パックフィルムF4の長手方向における1つの包装パックに対応する部分の長さに等しくなるように設定されている。また、搬送部281の+Y方向側には、パックフィルムF4の搬送中にパックフィルムF4がフィルム送りローラ2811から離脱するのを防止するためのフィルム押圧部282が配置されている。フィルム押圧部282は、フィルム送りローラ2811の+Y方向側からフィルム送りローラ2811に巻回されたパックフィルムF4に接触するローラ2821と、長尺であり長手方向の一端部にローラ2821が取り付けられたアーム2822と、を有する。また、フィルム押圧部282は、アーム2822の長手方向における他端部を回転自在に支持し、アーム2822の一端部をローラ2821に押し付けられる方向へ付勢するアーム駆動部2823を有する。
【0024】
フィルム位置変更部283は、搬送部281の下流側に配置されパックフィルムF4を案内するフィルムガイド2831と、フィルムガイド2831をパックフィルムF4の幅方向、即ち、X軸方向に沿って駆動するガイド駆動部2832と、を有する第1フィルム位置変更部である。フィルムガイド2831は、図5(A)に示すように、パックフィルムF4の厚さ方向における一面側に対向して配置されパックフィルムF4側の面に溝2831dが形成されたガイド本体2831aを有する。また、フィルムガイド2831は、パックフィルムF4の厚さ方向における他面側に対向して配置された補助板2831bと、ガイド本体2831aおよび補助板2831bを纏めて支持する支持部材2831cと、を有する。ガイド駆動部2832は、支持部材2831cを介して、図5(A)の矢印AR5に示すように、フィルムガイド2831をX軸方向に沿って駆動して、フィルムガイド2831のX軸方向における位置を変更する。ガイド駆動部2832は、例えば図5(B)の一点鎖線で示すように、フィルムガイド2831の位置を+X方向側へ距離W2だけずれた位置に変更することにより、打ち抜き装置173におけるパックフィルムF4のX軸方向における位置を+X方向側に距離W2だけずれた位置に変更する。
【0025】
ロータリサクション32は、図6に示すように、円筒状のドラム321と、ドラム321の周部に固定され包装パックBPを保持する4つのチャックユニット322と、ドラム321を回転させるドラム駆動部323と、を有する。ドラム駆動部323は、ドラム321を回転させることにより、チャックユニット322を、包装パックBPを打ち抜き装置173から受け取るための受け取り位置Pos1と、後述の外観検査装置31の撮像部3111、3112によりチャックユニット322に保持された包装パックBPを撮像するための撮像位置Pos2と、に配置する。また、ドラム駆動部323は、更に、ドラム321を回転させることにより、チャックユニット322を、チャックユニット322に保持された包装パックBPの不良品を回収ユニット(図示せず)へ排出するための回収位置Pos3と、チャックユニット322に保持された包装パックBPをパック搬送装置33へ移載するための移載位置Pos4と、に配置する。ここで、ドラム駆動部323が、制御装置90から入力される制御信号に基づいて、不良品と判定された包装パックBPを保持したチャックユニット322を回収位置Pos3に配置し、チャックユニット322が、制御装置90から入力される制御信号に基づいて、包装パックBPの保持を解除すると、その包装パックBPが回収ユニットへ排出される。
【0026】
チャックユニット322は、図7(A)および(B)に示すように、ドラム321に着脱自在に固定されている。チャックユニット322は、複数(図7(B)では6つ)の吸着ヘッド333と、弾性材料から形成され複数の吸着ヘッド333それぞれの先端部に装着された吸着パッド332と、矩形箱状であり複数の吸着ヘッド333を纏めて支持しドラム321に固定されるヘッド支持部331と、を有する。吸着ヘッド333の内側には、包装パックBPの吸着時に減圧状態で維持される管333aが設けられている。また、ヘッド支持部331の内側には、管333aそれぞれに連通する管331aが設けられている。更に、ヘッド支持部331の側壁には、複数の窓331bが設けられている。これにより、吸着パッド332の交換を行う作業者の作業性を高めることができるとともに、ヘッド支持部331の軽量化を図ることができる。そして、チャックユニット322がドラム321に固定された状態において、管331aは、ドラム321に設けられ真空ポンプ(図示せず)に接続された排気管322bに連通する。また、吸着パッド332、吸着ヘッド333およびヘッド支持部331の少なくとも一部は、例えば樹脂から形成されている。
【0027】
図6に戻って、外観検査装置31は、撮像部3111、3112と、照明部313と、撮像部3111、3112および照明部313を収容する筐体312と、を有する。撮像部3111は、例えばモノクロ画像を撮像するカメラであり、撮像部3112は、例えばカラー画像を撮像するカメラである。撮像部3111、3112は、チャックユニット322に保持された包装パックBPの撮像を実行すると、撮像して得られる撮像画像を示す画像情報を生成して後述の信号線を介して制御装置90へ出力する。
【0028】
照明部313は、図8(A)に示すように、発光部3132A、3132B、3132Cと、反射部材3133と、発光部3132A、3132B、3132Cおよび反射部材3133を収容する筐体3131と、を有する。照明部313は、包装パックBPがチャックユニット322に保持された状態で、発光部3132A、3132B、3132Cのうちの少なくとも1つから放射される光を、包装パックBPにおけるポケットPo1が突出する側に向けて照射する。反射部材3133は、発光部3132Cから放射される光をチャックユニット322に保持された包装パックBPに向かう方向へ反射する。発光部3132Aは、撮像部3111の撮影方向(Z方向)に対し比較的大きな角度θ1もつ方向から光を照射する斜光照明である。発光部3132Bは、撮像部3111の撮影方向(Z方向)とのなす角度θ2が比較的小さく、Z方向に対して略平行な方向から光を照射する垂直落射照明である。発光部3132Cは、放射される光が反射部材3133により反射されて比較的広い範囲に照射される拡散照明である。発光部3132A、3132B、3132Cはそれぞれ、可視光の波長帯域の光を放射する第1サブ発光部と、赤外光の波長帯域の光を放射する第2サブ発光部と、を有する。そして、各発光部3132A、3132B、3132Cは、それぞれ、第1サブ発光部、第2サブ発光部から放射される光の割合を変更することができる。照明部313は、発光部3132A、3132B、3132Cから放射される可視光の波長帯域の光と、例えば700nm以上の赤外光の波長帯域の光と、の割合を適宜変化させることにより、包装パックBPに収容されたワークW、包装パックBP表面の印字等の検査それぞれに適した点灯モードで動作する。
【0029】
なお、発光部3132A、3132B、3132Cは、それぞれ、包装パックBPに向けて放射する光の光度を調整することが可能であってもよい。この場合、例えば包装パックBPの種類、包装パックBPに対する検査の内容等に応じて、光度を変化させるものであってもよい。例えば、包装パックBPの表面状態の検査を行う場合、発光部3132Aから放射される光の光度を5%乃至10%、発光部3132Bから放射される光の光度を0%乃至4%、発効部3232Cから放射される光の光度を40%程度に設定する。ここで、例えば包装パックBPに収容された刻印が施された錠剤の刻印を検査する場合、発光部3132Bから放射される光の光度をより高くすることで錠剤の刻印の影が極力出ないようにする。一方、カプセル錠剤のように全体的に丸みを有する錠剤を検査する場合、発光部3132Aから放射される光の光度を高めることで、錠剤の形状を認識し易くする。また、包装パックBPのシートと包装パックBPに収容されている錠剤の色とが類似している場合、発光部3132Cから放射される光の光度を低下させるとともに発光部3132Aから放射される光の光度を高めることで、シートと錠剤とを区別し易くする。また、包装パックBPの表面に付されたスリットの位置或いは寸法の検査を行う場合、例えば発光部3132Aから放射される光の光度を4%に設定し、発光部3132Bから放射される光の光度を80%に設定し、発光部3132Cから放射される光の光度を20%に設定することで、スリットが認識し易くなる。また、発光部3132Bは、複数の第1サブ発光部を有し、第1サブ発光部の一部のみを点灯させることで、比較的幅の狭いスリットの検出の精度を高めることもできる。
【0030】
ここで、照明部313は、例えば図8(A)に示すような発光部3132Aが点灯し且つ発光部3132B、3132Cが消灯している第1点灯モードと、例えば図8(B)に示すような発光部3132A、3132Cが消灯し且つ発光部3132Bが点灯している第2点灯モードと、例えば図9に示すような発光部3132A、3132Bが消灯し且つ発光部3132Cが点灯している第3点灯モードと、のいずれかで動作する。照明部313が第1点灯モード或いは第3点灯モードで動作する場合、図8(A)、図9に示すように、発光部3132Aから包装パックBPに向けて光L11、L31が照射され、撮像部3111、3112に入射する包装パックBPからの拡散反射光L13、L32の割合が、撮像部3111、3112に入射する包装パックBPからの正反射光L12の割合よりも大きくなっている。一方、照明部313が第2点灯モードで動作する場合、図8(B)に示すように、発光部3132Bから包装パックBPに向けて光L21が照射され、撮像部3111、3112に入射する包装パックBPから拡散反射光の割合が撮像部3111、3112に入射する正反射光L22の割合よりも小さくなっている。ここで、撮像部3111、3112の光軸J1、J2と、発光部3132Aからチャックユニット322に保持された包装パックBPに向けて照射される光L11の照射方向と、のなす第1角度θ1の平均角度は、前述の光軸J1、J2と、発光部3132Bからチャックユニット322の保持された包装パックBPに向けて照射される光L21の照射方向と、のなす第2角度θ2の平均角度に比べて大きくなっている。
【0031】
そして、照明部313が第1点灯モードで動作する場合、撮像部3112は、例えば図10(A)に示すようなカラー画像を撮像し、撮像部3111は、例えば図10(B)に示すようなモノクロ画像を撮像する。図10(A)および(B)に示すように、照明部313が第1点灯モード、第3点灯モードで動作する場合、ポケットPo1の内側に収容されたワークWが鮮明に写った画像を撮像することができる。一方、照明部313が第2モードで動作する場合、撮像部3112は、例えば図11(A)に示すようなカラー画像を撮像し、撮像部3111は、例えば図11(B)に示すようなモノクロ画像を撮像する。図11(A)および(B)に示すように、照明部313が第2点灯モードで動作する場合、包装パックBPの表面の状態、即ち、ポケットPo1の表面、スリットSL1が鮮明に写った画像を撮像することができる。撮像部3111、3112は、包装パックBPを撮像して得られる画像を示す画像情報を制御装置90へ出力する。
【0032】
図6に戻って、パック搬送装置33は、ベルト331と、ベルト331が巻回されるプーリ332、333、334と、プーリ332を予め設定された回転速度で駆動するプーリ駆動部335と、を有する。パック搬送装置33は、ベルト331におけるプーリ333、334に架設された部分がロータリサクション32にその鉛直下方から対向するように配置されている。そして、ロータリサクション32が、前述の移載位置に配置されたチャックユニット322のチャック322aを解除すると、そのチャックユニット322に保持されていた包装パックBPが、ベルト331に落下し、パック搬送装置33へ移載される。パック搬送装置33は、矢印AR41に示すように、ベルト331を移動させることにより、ベルト331上に載置された包装パックBPを後工程へ搬送する。
【0033】
図1に戻って、制御装置90は、例えばCPU(Central Processing Unit)と記憶装置とを有するコンピュータを備える。制御装置90は、外観検査装置31の撮像部3111、3112および照明部313と、フィルム位置変更部26、283と、ロータリサクション32のドラム駆動部323およびチャックユニット322と、のそれぞれにバス信号線(図示せず)を介して接続されている。制御装置90のCPUは、記憶装置に予め記憶されたプログラムを実行することにより、図12に示すように、撮像制御部911、照明制御部912、画像取得部913、ワーク外観判定部914、搬送制御部915、スリット位置算出部916、ポケット位置算出部917および位置調整部918として機能する。また、記憶装置は、外観検査装置31の撮像部3111、3112により撮像された撮像画像を示す画像情報を記憶する画像記憶部931と、ワークの外観検査における判定基準を示す情報を記憶するワーク外観判定基準記憶部932と、判定結果を記憶する判定結果記憶部933と、を有する。更に、記憶装置は、包装パックBPのスリットの位置およびポケットPo1の位置についての規格を示す位置規格情報を記憶する位置規格記憶部934を有する。
【0034】
撮像制御部911は、照明部313の発光部3132A、3132B、3132Cを点灯させる際の点灯モードを示す点灯モード情報を照明制御部912へ通知した後、撮像部3111または撮像部3112へ信号線を介して制御信号を出力する。これにより、撮像部3111または撮像部3112は、入力される制御信号に基づいて、チャックユニット322に保持された包装パックBPの撮像を実行する。照明制御部912は、撮像制御部911から点灯モード情報が入力されると、入力された点灯モード情報が示す第1点灯モード、第2点灯モードまたは第3点灯モードで発光部3132A、3132B、3132Cを点灯させるための制御信号を生成して発光部3132A、3132B、3132Cへ出力する。これにより、照明部313は、入力される制御信号に基づいて、発光部3132A、3132B、3132Cを前述の第1点灯モード、第2点灯モードまたは第3点灯モードで点灯させる。また、照明制御部912は、選択した点灯モードを識別する点灯モード識別情報を画像取得部913に通知する。画像取得部913は、撮像制御部911が撮像部3111、3112へ制御信号を出力した後、撮像部3111、3112から画像情報が入力されると、入力された画像情報を、照明制御部912から通知される点灯モード識別情報に対応づけて画像記憶部931に記憶させる。
【0035】
ワーク外観判定部914は、画像記憶部931が記憶する画像情報が第1点灯モードを示す点灯モード識別情報に対応づけて記憶されている場合、当該画像情報を取得する。そして、ワーク外観判定部914は、ワーク外観判定基準記憶部932が記憶する情報と、取得した画像情報と、に基づいて、画像情報に対応する包装パックBPのポケットPo1内に収容されているワークの外観が正常であるか否かを判定する。ワーク外観判定部914は、判定結果を判定結果記憶部933に記憶させる。搬送制御部915は、ロータリサクション32のドラム321を回転させるための制御信号を生成してロータリサクション32のドラム駆動部323へ出力する。また、搬送制御部915は、ロータリサクション32のチャックユニット322に包装パックBPを吸着または吸着解除させるための制御信号を生成してチャックユニット322へ出力する。搬送制御部915は、判定結果記憶部933が記憶する判定結果を示す情報を参照して、判定結果が異常である場合、ドラム駆動部323へ制御信号を出力することにより、ドラム駆動部323に、異常と判定された包装パックBPを保持するチャックユニット322が撮像位置Pos2から回収位置Pos3へ回転移動させる。次に、搬送制御部915は、異常と判定された包装パックBPを保持するチャックユニット322へ制御信号を出力することにより、包装パックBPの保持を解除させる。これにより、当該包装パックBPが前述の回収ユニットに回収される。
【0036】
スリット位置算出部916は、画像記憶部931が記憶する画像情報が第2点灯モードを示す点灯モード識別情報に対応づけて記憶されている場合、当該画像情報を取得する。そして、スリット位置算出部916は、取得した画像情報に基づいて、包装パックBPにおける予め設定された基準位置(例えば包装パックBPの周縁)に対するスリットの位置を算出する。そして、スリット位置算出部916は、算出したスリットの位置を示すスリット位置情報を位置調整部918に通知する。また、ポケット位置算出部917は、取得した画像情報に基づいて、包装パックBPにおける予め設定された基準位置(例えば包装パックBPの周縁)に対するポケットPo1の位置を算出する。そして、ポケット位置算出部917は、算出したポケットPo1の位置を示すポケット位置情報を位置調整部918に通知する。位置調整部918は、位置規格記憶部934が記憶する情報を参照して、通知されるスリット位置情報が示すスリットの位置の予め設定されたスリットの規格中心位置からのズレ量、並びに、通知されるポケット位置情報が示すポケットPo1の位置の予め設定されたポケットPo1の規格中心位置からのズレ量と、ズレ方向と、を算出する。また、位置調整部918は、算出したズレ量がそれぞれ予め設定されたズレ量閾値未満であるか否かを判定する。そして、位置調整部918は、ズレ量が前述のズレ量閾値以上であると判定すると、フィルム位置変更部283のガイド駆動部2832およびフィルム位置変更部26のガイド駆動部264に制御信号を出力することにより、ポケットPo1、スリットのズレ量を解消するように、スリット形成装置171、打ち抜き装置173におけるパックフィルムF4の位置を調整させる。
【0037】
ここで、制御装置90が実行する外観判定・位置調整処理について図12を参照しながら説明する。まず、搬送制御部915が、ドラム駆動部323を制御して、ドラム321を回転させることにより、検査対象となる包装パックBPを保持したチャックユニット322を前述の撮像位置Pos2に配置する(ステップS101)。次に、照明制御部912は、照明部313を、発光部3132Aが点灯し発光部3132B、3132Cが消灯した第1点灯モード、または、発光部3132Cが点灯し発光部3132A、3132Bが消灯した第3点灯モードで動作させる(ステップS102)。続いて、撮像制御部911は、撮像部3111、3112を制御して、撮像部3112にポケットPo1に収容されたワークWの外観検査用のカラー画像を撮像させた後(ステップS103)、撮像部3111にワークWの外観検査用のモノクロ画像を撮像させる(ステップS104)。このとき、画像取得部913は、撮像部3111、3112から画像情報が入力されると、入力された画像情報を、対応する照明部313の点灯モードを識別する点灯モード識別情報に対応づけて画像記憶部931に記憶させる。その後、ワーク外観判定部914は、画像記憶部931が記憶する画像情報が第1点灯モードを示す点灯モード識別情報に対応づけて記憶されていると判定して、ワーク外観判定基準記憶部932が記憶する情報と、画像記憶部931が記憶する画像情報と、に基づいて、画像情報に対応する包装パックBPのポケットPo1内に収容されているワークの外観が正常であるか否かを判定する。そして、ワーク外観判定部914は、判定結果を示す情報を判定結果記憶部933に記憶させる(ステップS105)。
【0038】
次に、照明制御部912は、照明部313を、発光部3132Aが消灯し発光部3132B、3132Cが点灯した第2点灯モードで動作させる(ステップS106)。続いて、撮像制御部911は、撮像部3111、3112を制御して、撮像部3112により包装パックBPのスリットの位置、ポケットPo1の位置の算出用のカラー画像を撮像した後(ステップS107)、撮像部3111により包装パックBPのスリットの位置、ポケットPo1の位置の算出用のモノクロ画像を撮像する(ステップS108)。その後、スリット位置算出部916、ポケット位置算出部917は、それぞれ、撮像されたカラー画像およびモノクロ画像に基づいて、スリット位置、ポケット位置を算出する(ステップS109)。次に、位置調整部918は、位置規格記憶部934が記憶する情報を参照して、スリット位置情報が示すスリットの位置の予め設定されたスリットの規格中心位置からのズレ量、並びに、通知されるポケット位置情報が示すポケットPo1の位置の予め設定されたポケットPo1の規格中心位置からのズレ量と、ズレ方向とを算出する(ステップS110)。続いて、照明制御部912は、照明部313を制御して、発光部3132Bを消灯させる(ステップS111)。その後、位置調整部918は、算出したズレ量|d1|が予め設定されたズレ量閾値|d1|th以上であるか否かを判定する(ステップS112)。ここで、制御装置90が、算出したズレ量|d1|が予め設定されたズレ量閾値|d1|th未満であると判定すると(ステップS112:No)、再びステップS101の処理が実行される。一方、制御装置90は、算出したズレ量|d1|が予め設定されたズレ量閾値|d1|th以上であると判定すると(ステップS112:Yes)、算出したズレ量およびズレ方向に基づいて、パックフィルムF4の位置調整を実行する(ステップS113)。具体的には、位置調整部918は、算出したズレ量およびズレ方向に基づいて、フィルム位置変更部283のガイド駆動部2832およびフィルム位置変更部26のガイド駆動部264を制御して、ポケットPo1、スリットのズレ量がズレ量閾値|d1|th未満となるように、スリット形成装置171、打ち抜き装置173におけるパックフィルムF4の位置を調整させる。次に、再びステップS101の処理が実行される。
【0039】
以上説明したように、本実施の形態に係る包装機によれば、チャックユニット322が、複数の吸着パッド332で、包装パックBPの複数箇所を吸着保持するので、包装パックBP全体が反った状態(湾曲した状態)となることを抑制できる。そして、照明部313が、撮像部3111、3112に入射する拡散反射光の割合が撮像部3111、3112に入射する正反射光の割合よりも大きくなるように発光部3132Aまたは発光部3132Cが点灯している第1点灯モード、第3点灯モードと、撮像部3111、3112に入射する拡散反射光の割合が撮像部3111、3112に入射する正反射光の割合よりも小さくなるように発光部3132Bが点灯している第2点灯モードと、のいずれかになる。これにより、包装パックBPがチャックユニット322に保持された状態で、照明部313を第1点灯モードまたは第3点灯モードとすることにより、撮像部3111、3112により包装パックBPのポケットPo1に収容されたワークWが包装パックBPのポケットPo1の表面および周縁部分に比べて鮮明に映った画像を撮像できる。また、照明部313を第2点灯モードとすることにより、撮像部3111、3112に包装パックBPのポケットPo1の表面および周縁部分がワークWに比べて鮮明に映った画像を撮像できる。従って、1つの外観検査装置31において、照明部313の点灯モードを切り替えるだけで、ワークWの外観検査と、包装パックBPの外形、ポケット位置等の検査と、を行うことができるので、包装機に必要な外観検査装置31の数を低減でき、その分、包装機の小型化を図ることができる。
【0040】
また、本実施の形態に係る包装機では、外観検査装置31において、カラー画像とモノクロ画像との2種類を撮像している。これにより、例えば比較的色の薄い異物、異色の錠剤、印刷位置の検査のようにモノクロ画像だけで判断するのが難しい検査にも対応できる。一方、包装パックBPのシートのシール不良(例えばシートの網目が包装パックBPの本体から浮いている等)のように、モノクロ画像で判断するのが適した検査にも対応できる。
【0041】
ところで、外観検査装置31を複数台備える構成である場合、設置場所の確保が必須となり複数台の外観検査装置31で繰り返し検査を実行するため、検査工程に掛かる時間が増加し、包装パックBPの生産効率が低下してしまう虞がある。また、包装パックBPに印刷された多種多様な文字、模様等と、包装パックBPの切離用のスリット部分とを明確に区別してスリット部分の位置ずれを精度良く検査することが求められている。これに対して、本実施の形態に係る外観検査装置31では、照明部313が、多種多様な包装パックBPにおけるスリット部分の位置ずれ検査を含む複数種類の検査それぞれに適した点灯モードで動作することができる。これにより、装置全体の省スペース化が実現出来、多種多様な包装パックBPにおけるスリット部分の位置ずれ検査を含む複数種類の検査を精度良く実施することができる。
【0042】
また、本実施の形態に係るロータリサクション32は、包装パックBPを保持するチャックユニット322と、チャックユニット322を、前述の受け取り位置Pos1、撮像位置Pos2および移載位置Pos3のいずれかに配置するドラム321およびドラム駆動部323と、を有する。そして、撮像位置と移載位置とが、鉛直方向に並んでいる。これにより、例えば外観検査装置31により包装パックBPを撮像する撮像位置と、包装パックBPをパック搬送装置33へ移載する移載位置と、が、Y軸方向に並列している構成の包装機に比べて、包装機のY軸方向の長さを短縮することができる。従って、包装機の小型化を図ることができる。
【0043】
以上、本発明の実施の形態について説明したが、本発明は前述の各実施の形態の構成に限定されるものではない。例えば、外観検査装置31が、比較的高い速度で、照明部313の点灯モード、撮像した撮像画像を示す画像情報の転送先を切り替える切替部を備えるものであってもよい。この場合、検査処理におけるタクトの短縮を図ることができる。
【0044】
実施の形態において、例えば図14に示すような包装パックBPを保持するチャックユニット2322を有するものであってもよい。チャックユニット2322は、包装パックBPを保持する2つの保持部23221を有し、2つの保持部23221が、それぞれ、本体部23221aと、本体部23221aから延出する複数(図14では3つ)の延出片23221bと、延出片23221bそれぞれの先端部に配設された吸着パッド2321cと、を有する。そして、チャックユニット2322は、延出片23221bの先端部で包装パックBPを吸着保持する。
【0045】
実施の形態において、チャックユニットが、包装パックBPが載置される載置台と、可視光、赤外光に対して透明な材料から板状に形成され且つ載置台に載置された包装パックBPにおけるポケットPo1に対向する部分に開口部が形成されるとともに、載置台に固定された状態で包装パックBPのポケットPo1以外の部分を押圧する押圧部材と、を有するものであってもよい。
【0046】
実施の形態では、包装機が、ロータリサクション32を備える例について説明したが、これに限らず、ロータリサクション32に代えて、例えば図15に示すような、包装パック搬送装置3032を備えるものであってもよい。包装パック搬送装置3032は、複数のチャックユニット3322が取り付けられた搬送ベルト3321と、搬送ベルト3321を駆動する駆動部3323と、を有する。
【産業上の利用可能性】
【0047】
本発明は、錠剤、医療機器等を包装するためのパックフィルムの製造に好適である。
【符号の説明】
【0048】
11:原料フィルム供給ユニット、12:成形装置、14:シール装置、15:カバーフィルム供給ユニット、17:スリット形成打ち抜きユニット、26,283:フィルム位置変更部、29:加熱装置、31:外観検査装置、32:ロータリサクション、33:パック搬送装置、39:スクラップ回収部、332,333,334:プーリ、49:反転ユニット、50:ワーク供給装置、51:ホッパ、53,521:ワークフィーダ、54:コイルシュート、70:ステージ、90:制御装置、99:包装器本体、111,112,151:リール、117,252,291,292:張力印加部、121:装置本体、122:第2金型、122a:プラグ、123:第1金型、123a:凹部、124,125,172:駆動部、132,312,1723:筐体、141,1162:搬送部、141a,251a,261a:ホイール、141d:支軸、142:押圧部、171:スリット形成装置、173:打ち抜き装置、231:固定チャック、232:チャックフィード、241,251,261:ガイドローラ、242,253,1152,1153,1155,1162a,1165,1171,1441,1521,2521,2821,2911:ローラ、251b,261b,2811b:シャフト、281:搬送部、263:ローラ支持部、264:ガイド駆動部、1712,1732:ダイユニット、282:フィルム押圧部、293:滑りガイド、312,3131:筐体、313:照明部、321:ドラム、322:チャックユニット、322b:排気管、323:ドラム駆動部、331:ヘッド支持部、331a,333a:管、331b:窓、332:吸着パッド、333:吸着ヘッド、331:ベルト、335:プーリ駆動部、2812:ローラ駆動部、1173:支持部、1421:伝熱ローラ、2922:パウダクラッチブレーキ、1711,1731:本体部、1713:ヘッド支持部、1714,1734:ヘッド、1714a:カッタ、1735:打ち抜き用カッタ、1737:スクラップ切断用カッタ、1716,1736a:ガイド棒、1717,1736b:動力伝達アーム、1721:スリット形成装置駆動部、1722:打ち抜き装置駆動部、1732a:開口部、1739:ガイド部材、2811:フィルム送りローラ、2831:フィルムガイド、2832:ガイド駆動部、2901,2902:伝熱板、2903,2904:駆動ユニット、3111,3112:撮像部、3132A,3132B:発光部、3133:反射部材、17321,17341:ベース、BP:包装パック、F1:原料フィルム、F2:容器フィルム、F3:カバーフィルム、F4:パックフィルム、F5:スクラップ、Po1:ポケット、Pos1:受け取り位置、Pos2:撮像位置、Pos3:回収位置、Pos4:移載位置、SL1:スリット
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