(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2025005667
(43)【公開日】2025-01-17
(54)【発明の名称】通信システムおよび画像形成装置
(51)【国際特許分類】
H04N 1/00 20060101AFI20250109BHJP
G06F 3/12 20060101ALI20250109BHJP
B41J 29/38 20060101ALI20250109BHJP
【FI】
H04N1/00 127A
G06F3/12 303
G06F3/12 368
B41J29/38 201
【審査請求】未請求
【請求項の数】19
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2023105935
(22)【出願日】2023-06-28
(71)【出願人】
【識別番号】000001007
【氏名又は名称】キヤノン株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100126240
【弁理士】
【氏名又は名称】阿部 琢磨
(74)【代理人】
【識別番号】100223941
【弁理士】
【氏名又は名称】高橋 佳子
(74)【代理人】
【識別番号】100159695
【弁理士】
【氏名又は名称】中辻 七朗
(74)【代理人】
【識別番号】100172476
【弁理士】
【氏名又は名称】冨田 一史
(74)【代理人】
【識別番号】100126974
【弁理士】
【氏名又は名称】大朋 靖尚
(72)【発明者】
【氏名】熊谷 空
【テーマコード(参考)】
2C061
5C062
【Fターム(参考)】
2C061AP01
2C061AP07
2C061HJ08
2C061HK19
2C061HN05
2C061HQ01
5C062AA05
5C062AA35
5C062AB08
5C062AB22
5C062AB23
5C062AB38
5C062AC04
5C062AC05
5C062AC38
(57)【要約】 (修正有)
【課題】クラウドサーバが印刷データのダウンロード、印刷データの準備が完了したタイミングを知ることができる通信システムおよび画像形成装置を提供する。
【解決手段】Webコンテンツをレンダリングするサーバと通信し、前記レンダリングの結果に基づいて前記Webコンテンツの表示を行う画像形成装置において、Webコンテンツに対応するレンダリング画像を前記サーバから受信する手段と、前記受信したレンダリング画像に基づいて、前記サーバに印刷データに関する第1要求を送信する手段と、前記サーバが外部装置から前記印刷データの受信が完了することに基づいて、前記サーバから完了通知を受け付ける手段と、前記完了通知を受信することで、前記サーバに印刷データに関する第2要求を送信する手段と、を有する。
【選択図】
図9
【特許請求の範囲】
【請求項1】
Webコンテンツをレンダリングするサーバと、前記サーバと通信し、前記レンダリングの結果に基づいて前記Webコンテンツの表示を行う画像形成装置と、を有する通信システムにおいて、
前記画像形成装置がWebコンテンツに対応するレンダリング画像を前記サーバから受信する手段と、
前記画像形成装置が、前記受信したレンダリング画像に基づいて、前記サーバに印刷データに関する第1要求を送信する手段と、
前記サーバが、前記要求に基づいて外部装置から印刷データを受信する手段と、
前記サーバが、前記印刷データの受信が完了することに基づいて前記画像形成装置に完了通知を送信する手段と、
前記画像形成装置が、前記完了通知を受信することに基づいて、前記サーバに印刷データに関する第2要求を送信する手段と、
を有することを特徴とする通信システム。
【請求項2】
前記サーバが、前記第2要求に基づいて、前記印刷データを前記画像形成装置に送信する手段と、
前記画像形成装置が、前記サーバから受信した前記印刷データに基づいて、用紙に画像を印刷する印刷手段と、を有することを特徴とする請求項1に記載の通信システム。
【請求項3】
前記サーバが、前記要求に基づいて前記外部装置に前記第1要求に基づく第3要求を送信する手段を有することを特徴とする請求項1に記載の通信システム。
【請求項4】
前記完了通知は、前記画像形成装置が送信した前記サーバに対するポーリングの応答であることを特徴とする請求項1に記載の通信システム。
【請求項5】
前記第1要求は、前記サーバに対する、前記外部装置から前記印刷データをダウンロードさせるための要求であることを特徴とする請求項1に記載の通信システム。
【請求項6】
前記第2要求は、前記サーバに対する、前記画像形成装置に前記印刷データを転送させるための要求であることを特徴とする請求項1に記載の通信システム。
【請求項7】
前記印刷データのファイル形式が形式変換せずに前記画像形成装置によって印刷可能な形式か前記サーバが確認する手段と、
印刷可能なファイル形式である場合に、前記サーバが前記第1要求を受け付ける手段を有することを特徴とする請求項1に記載の通信システム。
【請求項8】
前記印刷可能なファイル形式は、PDF形式であることを特徴とする請求項7に記載の通信システム。
【請求項9】
印刷可能なファイル形式ではない場合に、前記サーバが前記画像形成装置に印刷不可の通知を送信する手段を有することを特徴とする請求項7に記載の通信システム。
【請求項10】
前記印刷可能ではないファイル形式は、ZIP形式であることを特徴とする請求項9に記載の通信システム。
【請求項11】
Webコンテンツをレンダリングするサーバと通信し、前記レンダリングの結果に基づいて前記Webコンテンツの表示を行う画像形成装置において、
Webコンテンツに対応するレンダリング画像を前記サーバから受信する手段と、
前記受信したレンダリング画像に基づいて、前記サーバに印刷データに関する第1要求を送信する手段と、
前記サーバにおいて外部装置から前記印刷データの受信が完了することに基づいて、前記サーバから完了通知を受け付ける手段と、
前記完了通知を受信することで、前記サーバに印刷データに関する第2要求を送信する手段と、
を有することを特徴とする画像形成装置。
【請求項12】
前記画像形成装置は、前記第2要求をした後に、前記サーバから印刷データを受信し、前記印刷データに基づいて用紙に画像を印刷する手段と、を有することを特徴とする請求項11に記載の画像形成装置。
【請求項13】
前記完了通知は、前記画像形成装置が送信した前記サーバに対するポーリングの応答であることを特徴とする請求項11に記載の画像形成装置。
【請求項14】
前記第1要求は、前記サーバに対する、前記外部装置から前記印刷データをダウンロードさせるための要求であることを特徴とする請求項11に記載の画像形成装置。
【請求項15】
前記第2要求は、前記サーバに対する、前記画像形成装置に前記印刷データを転送させるための要求であることを特徴とする請求項11に記載の画像形成装置。
【請求項16】
印刷可能なファイル形式である場合に、前記サーバから印刷可能通知を受け付ける手段を有することを特徴とする請求項11に記載の画像形成装置。
【請求項17】
前記印刷可能なファイル形式は、PDF形式であることを特徴とする請求項16に記載の画像形成装置。
【請求項18】
印刷可能なファイル形式ではない場合に、前記サーバから前記画像形成装置に印刷不可の通知を受け付ける手段を有することを特徴とする請求項16に記載の画像形成装置。
【請求項19】
前記印刷可能ではないファイル形式は、ZIP形式であることを特徴とする請求項18に記載の画像形成装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、通信システムおよび画像形成装置に関する。
【背景技術】
【0002】
現在、Webブラウザ(以下、ブラウザと称する)を搭載し、ブラウザ上でWebページを閲覧できる機能を有する通信端末が普及している。ブラウザを通して外部サービスのWebページを表示することにより、通信端末が外部サービスと連携できるようになる。
【0003】
ブラウザの形態として、クラウドサーバ上でWebページの描画結果を生成するクラウドブラウザと呼ばれる形態がある。クラウドブラウザによれば、Webページの解析処理や実行処理といった計算負荷の高い処理をサーバ上で実行することにより、通信端末に計算負荷がかからなくなる。
【0004】
クラウドブラウザでは、ブラウザはクラウドサーバ上で稼働する仮想マシン上で稼働する。仮想マシンには、PCに必要とされる様々な機器リソースが仮想的に割り当てられる。このため、仮想マシン上で稼働するブラウザは、PC上で稼働する場合と同じように動作することができる。
【0005】
安価な画像形成装置などでは、多くの機器リソースを持つことができないため、前述のクラウドブラウザを用いることで最新のWebページの操作、ひいては外部サービスと連携できるようになる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
画像形成装置において、クラウドブラウザを使用した構成におけるブラウジングによる、外部WEBサービスからのファイルダウンロードの保存先ストレージは、画像形成装置でなくクラウドブラウザ上のストレージとなる。
【0008】
クラウドブラウザ上のストレージに保存されたドキュメントファイルの印刷実行を行いたいが、画像形成装置はクラウドサーバが印刷データのダウンロード、印刷データの準備が完了したタイミングがわからない。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明は、Webコンテンツをレンダリングするサーバと通信し、前記レンダリングの結果に基づいて前記Webコンテンツの表示を行う画像形成装置において、Webコンテンツに対応するレンダリング画像を前記サーバから受信する手段と、前記受信したレンダリング画像に基づいて、前記サーバに印刷データに関する第1要求を送信する手段と、前記サーバが外部装置から前記印刷データの受信が完了することに基づいて、前記サーバから完了通知を受け付ける手段と、前記完了通知を受信することで、前記サーバに印刷データに関する第2要求を送信する手段と、を有することを特徴とする。
【発明の効果】
【0010】
画像形成装置はクラウドサーバが印刷データのダウンロード、印刷データの準備が完了したタイミングを知ることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0011】
【
図1】クラウドブラウザのシステム構成例を示すブロック図
【
図2】仮想マシンのハードウェア構成例およびソフトウェア構成図
【
図3】画像形成装置のハードウェア構成例およびソフトウェア構成図
【
図6】クラウドブラウザのシステムにおいて生成される画面の一例を示す図
【
図10】ファイルダウンロードを選択した画面の一例を示す図
【
図13】ダウンロードファイルのファイル形式分類を示す表
【発明を実施するための形態】
【0012】
添付図面を参照して本発明の各実施例を詳しく説明する。なお、以下の実施例は特許請求の範囲に係る発明を限定するものではなく、また各実施例で説明されている特徴の組み合わせのすべてが本発明の解決手段に必須のものとは限らない。本実施形態では、情報処理装置の一例として画像形成装置を用いて説明するがこれに限らない。
【0013】
(実施例1)
第1実施例について説明する。
【0014】
図1は本実施例におけるクラウドウェブブラウザの通信システム全体の構成図の一例を示す図である。
図1のシステムでは、ユーザは画像形成装置101の画面を閲覧する。ユーザが画像形成装置101を操作して、閲覧したいWebコンテンツサーバ105のURLを入力する。画像形成装置101は、受け付けたWebコンテンツサーバ105のURLを、クラウド上に設置されている情報処理システムとしての画像生成システム100に対してルータ1-04を経由して送信する。画像形成装置1-01は、画像を印刷する機能、もしくはスキャンして生成した画像データを任意の宛先へと送信する機能を持つ。
図1では3台の画像形成装置が接続されていることを例に挙げているが、接続数は任意である。画像形成装置101、画像形成装置102及び画像形成装置103は同一の構成であり、以降は画像形成装置101について説明する。
【0015】
画像生成システム100の仮想マシン107におけるブラウザ108は、画像形成装置101から送信されたWebコンテンツサーバ105のURLを、ゲートウェイ106を介して受信する。そしてブラウザ108は、該受信したURLに対応するWebコンテンツサーバ105にゲートウェイ106を介してアクセスする。Webコンテンツサーバ105は、要求されたURLのWebコンテンツを生成して要求元のブラウザ108に送信する。ブラウザ108は、Webコンテンツサーバ105から受信したWebコンテンツの描画結果を生成する。このブラウザ動作、描画生成に使用するデータは、仮想マシン上のストレージ109を使用する。そしてブラウザ108は、該生成したWebコンテンツの描画結果を、ゲートウェイ106を介して画像形成装置101に送信する。画像形成装置101は、画像生成システム100から送信された該Webコンテンツの描画結果を受信し、該受信した描画結果を表示するなどしてユーザに該Webコンテンツを提示する。なお、クラウドウェブブラウザのシステムにおいて画像形成装置101以外にも、画像形成装置102及び103のように複数接続してもよい。
【0016】
以降の記述において、仮想マシン107上で動作するブラウザエンジン108と、それを含む画像生成システム100は“クラウドブラウザ”と示す。クラウドブラウザと連携した画像形成装置の動作を含むシステム全体は“クラウドブラウザのシステム”と示す。
【0017】
図2(A)は本実施例におけるクラウドブラウザのシステムにおいて動作する仮想マシンのハードウェア構成例を示すブロック図である。CPU(Central Processing Unit)201は、ストレージに格納されているコンピュータプログラムやデータを用いて各種の処理を実行する。これによりCPU201は、仮想マシン107全体の動作制御を行うとともに、仮想マシン107が行うものとして説明する各処理を実行もしくは制御する。ストレージ202は、仮想マシン107の設定データ、仮想マシン107の起動に関わるコンピュータプログラムやデータ、仮想マシン107の基本動作に関わるコンピュータプログラムやデータ、等が格納されている。RAM203は、ストレージ202からロードされたコンピュータプログラムやデータ、通信インターフェース205を介して外部装置から受信したデータを格納するためのエリアを有する。また、RAM203は、CPU201が各種の処理を実行する際に用いるワークエリアを有する。このように、RAM203は、各種のエリア(記憶領域)を適宜提供することができる。
【0018】
インターフェース204は、CPU201による処理結果を画像や文字などでもって表示するための表示部、ユーザが各種の操作入力を行うために操作する操作部を含むインターフェースである。表示部は、液晶画面やタッチパネル画面を含む。操作部は、キーボード、マウス、タッチパネル画面などのユーザインターフェースを含む。通信インターフェース205は、外部装置との間のデータ通信を行うためのインターフェースである。CPU201、ストレージ202、RAM203、インターフェース204、通信インターフェース205は何れもバス206に接続されている。
【0019】
なお、
図2(A)に示した構成は、本実施例に関わる仮想マシンに適用可能な構成の一例に過ぎず、
図2(A)に示した構成に限定することを意図したものではない。例えば、
図2(A)に示した構成において、バス206に更にメモリ装置を接続してもよい。メモリ装置は、例えば、ハードディスクドライブ、USBメモリ、磁気カード、光カード、ICカード、メモリカード、ドライブ装置(フレキシブルディスク(FD)、CompactDisk(CD)等の光ディスク、等の記憶媒体のドライブ装置)を含む。
【0020】
なお、仮想マシン107は、いわゆる仮想化技術により構成され得るもので、コンピュータシステムを構成する様々な資源を、物理的な構成とは独立に論理的な単位に編成することが可能である。即ち、複数の資源を統合して仮想マシン107を構成したり、一つの資源を分割してその一つを仮想マシン107として構成したりすることが可能である。即ち、クラウドを構成する情報処理システムの複数の資源(複数の装置により構成され得る)の少なくとも一部を用いて仮想マシン107を構成することができる。
【0021】
図2(B)はクラウドブラウザのシステムにおいて動作する仮想マシンのソフトウェア構成を示す図である。全体制御部は、クラウドブラウザシステムの仮想マシン全体を制御するモジュールである。NW制御部253は、通信インターフェース205を通して外部からの通信の受信や、データの送信などを行なうモジュールである。NW制御部253は、URLで指定されたWebコンテンツのレンダリング要求を受信し、それを全体制御部250に通知する。レンダリングとは、データ記述言語やデータ構造で記述された抽象的で高次の情報から、画像などを生成することを指す。なお、本実施例では、レンダリングされた画像をレンダリング画像と呼ぶ。
【0022】
全体制御部250は、レンダリング要求通知を受け、指定されたURLをブラウザエンジン251に通知する。ブラウザエンジン251は、そのURLで示されるWebコンテンツを取得するため、HTTPクライアント252にURLを渡す。HTTPクライアント252は、Proxy経由で指定のURLのWebコンテンツ取得をNW制御部253に依頼する。NW制御部253は、指示されたProxy経由でURLにアクセスし、Webコンテンツを取得する。ブラウザエンジン251は、取得したWebコンテンツの情報を描画するため、描画制御部255に描画を依頼する。全体制御部250は、描画制御部255によって描画された画像データを、NW制御部253を通して、外部の通信装置に通知する。
【0023】
図3(A)は、画像形成装置のハードウェア構成を示す図である。画像形成装置はコントローラユニット300を含む。コントローラユニット300には、画像入力デバイスであるスキャナ370や画像出力デバイスであるプリンタ395が接続されるとともに、操作部312が接続される。コントローラユニット300は、スキャナ370によって原稿を読み取って画像データを生成し、プリンタ395により画像データを用紙に印刷出力するコピー機能を実現するための制御を行う。
【0024】
コントローラユニット300は、CPU301を有する。CPU301は、ROM303に格納されているブートプログラムによりオペレーションシステム(OS)を立ち上げる。CPU301は、このOS上で、ストレージ304に格納されているプログラムを実行し、これによって各種処理を実行する。このRAM302はCPU301の作業領域に用いられる。さらにRAM302は、作業領域を提供するとともに、画像データを一時記憶するための画像メモリ領域を提供する。ストレージ304は、プログラムや画像データを格納する。
【0025】
CPU301は、システムバス307を介して、ROM303およびRAM302、操作部インターフェース(以下、I/F)306、ネットワークI/F310、USBホストI/F313、画像バスI/F305が接続される。操作部I/F306は、タッチパネルを有する操作部312とのインターフェースであり、操作部312に表示すべき画像データを操作部312に対して出力する。また、操作部I/F306は、操作部312においてユーザにより入力された情報をCPU301に送出する。ネットワークI/F310は、画像形成装置をLANに接続するためのインターフェースである。
【0026】
USBホストI/F313は、USBストレージ314と通信するインターフェース部である。USBホストI/F313は、ストレージ304に格納されているデータをUSBストレージ314に記憶させるための出力部である。また、USBホストI/F313は、USBストレージ314に格納されているデータを入力し、CPU301にそれを伝える。USBストレージ314は、データを格納する外部記憶装置であり、USBホストI/F313に対して着脱可能である。USBホストI/F313には、USBストレージ314を含む複数のUSBデバイスが接続可能である。
【0027】
RTC315は、現在時刻を制御する。このRTC315で制御する時刻情報は、ジョブ投入時間の記録などに利用する。画像バスI/F305は、システムバス307と、画像データを高速で転送する画像バス308とを接続し、データ形式を変換するためのバスブリッジである。画像バス308は、PCIバスまたはIEEE3394等によって構成される。画像バス308は、デバイスI/F320、スキャナ画像処理部380、プリンタ画像処理部390が接続される。デバイスI/F320は、スキャナ270およびプリンタ395が接続される。デバイスI/F320は、画像データの同期系/非同期系の変換を行う。スキャナ画像処理部380は、入力画像データに対し補正、加工、編集を行う。プリンタ画像処理部390は、プリント出力画像データに対してプリンタ395に応じた補正、解像度変換などを行う。
【0028】
図3(B)は本実施例におけるクラウドブラウザのシステムにおいて動作する画像形成装置のソフトウェア構成を示す図である。
図3において実線で示した各部は、CPU301がRAM302にロードされたメインプログラムを実行することにより実現されるソフトウェアモジュールである。メインプログラムは、OS(Operating System)351によって後述するそれぞれのモジュールの実行が管理・制御されている。
【0029】
UI制御部352は操作部312に画面を表示し、操作部I/F306を通してユーザからの操作を受け付ける。またUI制御部352は、他モジュールへとユーザ操作の通知を行い、他モジュールから描画指示を受けて画面更新を制御する機能を持つ。
【0030】
ジョブ実行制御部353は、UI制御部352からのジョブ実行指示を受けて、コピーやスキャン、プリントなどのジョブ処理を制御するモジュールである。
【0031】
NW制御部354は、他モジュールからの通信要求を受けてネットワークIF310を制御し、外部装置との通信を制御する。また、NW制御部354は、外部装置からの通知を受けてその通知の内容を他モジュールに通知する。
【0032】
ストレージ制御部355はストレージ304に記録された設定情報やジョブ情報を記録管理する。OSの階層に位置する各モジュールは、ストレージ制御部355にアクセスし、設定値の参照、ならびに設定を行う。
【0033】
ブラウザ制御部360は、OS351に内包されるひとつのサブモジュールで、後述する本実施例のクラウドブラウザ特有の制御を行う。またブラウザ制御部360は、OSが内包するサブモジュールの数は任意である。
【0034】
ブラウザ操作部362は、UI制御部352からユーザの操作の通知を受け付けると、ユーザ操作内容をコマンドIF部またはProxy処理部365へと通知する機能を持つ。
【0035】
Proxy処理部365は、ブラウザ操作部362から通知を受け、ストレージ制御部355へとProxy設定情報の取得要求を行う。Proxy処理部365は、取得したProxy設定情報に基づきProxy設定が有効の場合に、NW制御部354を介してProxyサーバ104に通信要求を行う。さらにProxy処理部365は、NW制御部354を介してProxyサーバ104のレスポンスを受け、そのレスポンスの内容を処理した結果をブラウザ表示部363またはコマンドIF部364へ通知する機能を持つ。
【0036】
コマンドIF部364はブラウザ操作部362およびProxy処理部365から通知を受け、NW制御部354を通して画像形成システム100との通信を要求する。このときの通信要求には通知された情報を含める場合がある。通知された情報とはテキスト入力、リンク押下、スクロール及びズームなどのユーザ操作が考えられる。たとえばテキスト入力の際にはユーザが入力した文字列を含む。リンク押下の際には、押下座標、スクロール及びズームの際には各々に対応付けられた文字列などを含む。また、コマンドIF部364は、NW制御部354を通して画像生成システム100からの通信を受け付ける。受け付けた内容を処理し、画像データ取得部361またはブラウザ表示部363へ通知を行う。
【0037】
画像データ取得部361はコマンドIF部364からレンダリング結果の格納先であるストレージ202上のURLを受信する。画像データ取得部361は、URLから画像を受信しブラウザ表示部363へと渡す。
【0038】
ブラウザ表示部363は、画像データ取得部361から画像を受け取りUI制御部352へと画像の描画指示を行う。またブラウザ表示部363は、コマンドIF部364およびProxy処理部365からの通知を受けて、通知に対応するメッセージを表示した画面の描画指示を行う。
【0039】
図4は、本実施形態における設定画面の例を示す図である。ユーザは、画像形成装置の特定URLにアクセスしブラウザし、この設定画面を操作してクラウドブラウザ機能の設定を行なう。クラウドブラウザ機能切り替えチェックボックス401は、クラウドブラウザ機能を利用する場合にチェックするチェックボックスである。
【0040】
また、Proxy使用切り替えチェックボックス402は、WebアクセスにProxyを利用する場合にチェックするチェックボックスである。Proxy使用切り替えチェックボックス402にチェックをした場合は、Proxyのホスト、ポート情報を設定する。Proxy認証チェックボックス403は、Proxyが認証を必要とする場合にチェックするチェックボックスである。Proxy認証チェックボックス403にチェックをした場合には、Proxy認証情報(ID,Password)を指定する。
【0041】
起動URL指定のチェックボックス404は、チェックしURLを指定することで、クラウドブラウザ機能を実行時、最初に表示するURLを指定できるチェックボックスである。ここで設定した情報は、ネットワークI/F310を介して通知され、ストレージ304に記録される。
【0042】
図5は画像形成装置の操作部312に表示されるホーム画面表示の一例を示す図である。ホーム画面500は、ボタン501~506に示した画像形成装置に関わる機能を表示するボタンから構成される。
図5ではホーム画面500上に6つの機能を持つボタンを表示しているが、ボタンの数は任意である。ボタン501はコピー機能に関わるボタンの例である。ボタン501を押下するとボタン501に関連付けられた機能が実行される。ボタン502、ボタン503もコピー機能に関わるボタンの例である。ボタン501と同様にボタン502、503を押下するとそれぞれのボタンに関連付けられた機能が実行される。ボタン504、ボタン505はスキャン機能に関わるボタンの例である。ボタン504、ボタン505を押下するとそれぞれのボタンに関連付けられた機能が実行される。ボタン506はクラウドブラウザ機能に関わるボタンの例である。ボタン506を押下するとボタン506に関連付けられた機能が実行される。
【0043】
図6は本実施例におけるクラウドブラウザのシステムにおいて生成される画面の一例を示す図である。クラウドブラウザ画面600は操作部312に表示される。クラウドブラウザ起動時における画面600は、起動時URLのチェックボックス404が指定されていた場合において、該Webページのレンダリング結果が表示される。
【0044】
起動時URLは、画像形成装置101がNW制御部354を通して取得した設定をストレージ304に保存される。起動時URLは、クラウドブラウザ起動時にProxy処理部365がストレージ制御部355を参照して取得される。
【0045】
レンダリング結果610は、仮想マシン107でレンダリングされる画像サンプルである。レンダリング結果610は、画像データ取得部361が仮想マシン107から画像データを取得し、ブラウザ表示部363がUI制御部352に描画を指示することで操作部312に表示される。
【0046】
メニュー601はブラウザ機能の一つであるお気に入りや履歴を参照するボタンである。メニュー601を選択すると例えばクラウドブラウザメニュー画面が表示され、ブックマークに登録したWebページや訪問したWebページの履歴を閲覧することができる。
【0047】
ボタン602はブラウザ機能の一つである画面遷移やユーザ操作を一つ前の状態に戻すボタンの例である。ボタン602が押下されると、操作部312は、操作を一つ前の状態に戻したレンダリング結果を表示する。ボタン603はブラウザ機能の一つである画面遷移やユーザ操作を一つ進んだ状態へと遷移させるボタンの例である。ユーザ操作を一つ進めることが可能な場合にのみ選択可能であり、ボタン603が押下されると、操作部312は、ユーザ操作を一つ進めた状態のレンダリング結果を表示する。
【0048】
文字列表示領域604は表示しているWebページのURLやタイトルを示す領域の例である。ユーザがレンダリング結果610内のリンク、例えばWEBページのリンク611や、PDFファイルのリンク612を選択した場合には、Proxy処理部365が仮想マシン107にリンク先のWebページのレンダリング要求を行う。
【0049】
図7(A)は一般的なブラウザでクラウドストレージサービスにアクセスした画面の一例を示す図である。ブラウザ画面700は、クラウドストレージサービスを使用し、ファイルダウンロードを行うときの画面である。本例ではファイルを選択時にでる選択ボックス上のダウンロード項目701を押下することでブラウザ機能を用いて、WEBサービス上からダウンロードを開始する。
【0050】
図7(B)は一般的なブラウザでWEBサイトにアクセスした画面の一例を示す図である。ブラウザ画面700は、プログラムファイルの配布を行っているWEBサイトのダウンロード画面である。本例ではプログラムファイルのリンク711を押下することでブラウザ機能を用いて、WEBサービス上からダウンロードを開始する。
【0051】
図8(A)は本実施例との比較例として一般的なブラウザ搭載PCと画像形成装置を用いて、WEBサービスからダウンロードしたコンテンツを印刷する流れを示したシーケンス図である。
【0052】
ユーザはPC802を操作し、ダウンロード項目701の押下や、プログラムファイルのリンク711の押下などのダウンロード開始操作を行う(S801)。PC802は、操作を受け付けたブラウザエンジン802bにダウンロード開始指示を実行し、WEBコンテンツサーバ803へダウンロード要求を行う(S802,S803)。
【0053】
PC802は、WEBコンテンツサーバ803からダウンロードが実行されると、ブラウザエンジン802bを通してストレージ802aに保存を行う(S804,S805)。
【0054】
保存完了後、ユーザはPC802に印刷指示操作を行い、ストレージ内のファイルの送信指示を行う(S806,S807)。PCは画像形成装置801に印刷データを送信し、受信した画像形成装置は印刷を実行する(S808,S809)。
【0055】
図8(B)は、本実施例との比較例としてブラウザ機能を搭載した画像形成装置を用いて、WEBサービスからダウンロードしたコンテンツを印刷する流れを示したシーケンス図である。なお、画像形成装置801の制御はCPU301によって実行される。
【0056】
画像形成装置801はユーザから、ダウンロード項目701の押下や、プログラムファイルのリンク711の押下などのダウンロード開始操作を受け付ける(S811)。操作を受けた画像形成装置801はブラウザエンジン801bにダウンロード開始指示を実行し、WEBコンテンツサーバ803へダウンロード要求を行う(S812,S813)。
【0057】
画像形成装置801は、WEBコンテンツサーバ803からダウンロードが実行されると、ブラウザエンジン801bを通してストレージ801aに保存を行う(S814,S815)。画像形成装置801は、ストレージ801aへの保存完了をトリガにプリンタ395に印刷を実行させる(S816,S817)。
【0058】
図9は本実施例におけるクラウドブラウザのシステムにおいて、WEBサービスからダウンロードしたコンテンツを印刷する流れを示したシーケンス図である。なお、画像形成装置901の制御はCPU301によって実行される。
【0059】
画像形成装置901はユーザからダウンロード開始操作を受け付ける(S901)。操作を受けた画像形成装置901は、接続しているクラウドブラウザ902にダウンロード開始指示操作を転送する(S902)。操作を受けたクラウドブラウザ902は、ブラウザエンジン902bにダウンロード開始指示を実行し、WEBコンテンツサーバ903へダウンロード要求を行う(S903,S904)。クラウドブラウザ902は、WEBコンテンツサーバ903からダウンロードが実行されると、ブラウザエンジン902bを通してストレージ902aに保存を行う(S905,S906)。クラウドブラウザ902は、ストレージ902aへの保存完了をトリガに、接続している画像形成装置901へダウンロード完了を通知する(907,S908)。
【0060】
画像形成装置901はダウンロード完了通知(S908)をトリガに、クラウドブラウザ902へ印刷データの要求を行う(S909)。クラウドブラウザ902は印刷データ要求(S909)により、印刷データを画像形成装置901に送信する。画像形成装置901は受け付けた印刷データ(画像データ)を用いて用紙に画像データを印刷する印刷処理をプリンタ395に実行させる。(910,S911)。
【0061】
なお、印刷処理が終了し、画像形成装置901とクラウドブラウザ902の接続が途切れると、クラウドブラウザストレージ902aは、保持したデータを削除する。
【0062】
本実施例において、画像形成装置901は、ダウンロード開始操作(S902)の後、ダウンロード完了通知の受信待ちをする形式である。しかしながら、クラウドブラウザ902に対してポーリングして、ポーリングへの応答としてダウンロード完了通知を取得する形式でもよい。
【0063】
図10(A)は本実施例におけるクラウドブラウザのシステムにおいて、ファイルダウンロードを選択した際のポップアップ画面の一例を示す図である。
図10(A)は、クラウドブラウザのシステムにおいてクラウドストレージサービスのブラウザ画面700でダウンロード項目701を選択した場合のポップアップ画面を示す。印刷確認画面1000は印刷対象となるダウンロードファイルのファイル名1001を表示する。画像形成装置901は、“はい”1002を押下した場合、選択操作をダウンロード開始操作(S901)として前述の印刷シーケンスを開始する。“いいえ”1003を押下した場合、画像形成装置901は、ブラウザ画面700へ戻る。
【0064】
図10(B)は本実施例におけるクラウドブラウザのシステムにおいて、印刷できないファイル形式のファイルダウンロードを選択した際のポップアップ画面の一例を示す図である。本実施例では、クラウドブラウザのシステムにおいてプログラムファイルの配布を行っているWEBサイトのブラウザ画面710でプログラムファイルのリンク711を選択した場合のポップアップ画面を示す。ダウンロード対象が実行ファイルであるため、警告ポップアップ画面1010は、ダウンロード対象が印刷不可能であることを表示1011する。警告ポップアップ画面1010において“ページへ戻る”1012が押下されることでブラウザ画面710へ戻る。
【0065】
図11は本実施例におけるクラウドブラウザのシステムにおいて、ファイルダウンロードを選択した際の動作の流れを示したシーケンス図である。なお、画像形成装置901の制御はCPU301によって実行される。
【0066】
ユーザからダウンロード項目701の押下や、プログラムファイルのリンク711の押下などのダウンロードリンクの押下を受け付け、画像形成装置901は、リンク押下を受け付けたことをクラウドブラウザ902に送信する(S1101,S1102)。
【0067】
クラウドブラウザ902はブラウザエンジン902bでダウンロードファイルの確認を行う(S1103)。ブラウザエンジン902bはファイルの確認として、リンク情報からファイル形式の取得と、ファイル形式から印刷可能かの判別を行う(S1104,S1105)。
【0068】
Webコンテンツサーバ903は、印刷可不可判断(S1105)で印刷可能なファイルと判定した場合、クラウドブラウザ902を介して印刷可能であることを画像形成装置901に通知する(印刷可能通知)(S1106,S1107)。なお、印刷可能なファイルとは、ファイル形式の返還を行わなくとも印刷データとして取り扱える画像である。例えば、PDF形式を含む。
【0069】
画像形成装置901は通知をトリガに印刷確認画面1000を表示し、“はい”1002を選択することでダウンロード開始操作を行う(S1108,S0901)。印刷可不可判断(S1105)で印刷不可能なファイルと判定した場合、印刷不可能なファイルであることを画像形成装置901に通知する(S1110,S1111)。画像形成装置901は通知をトリガに警告ポップアップ画面1010を表示する(S1112)。なお、印刷不可能なファイルとは、例えばZIP形式のように形式変換処理が必要な形式を含む。
【0070】
なお、印刷処理が終了し、画像形成装置901とクラウドブラウザ902の接続が途切れると、クラウドブラウザストレージ902aは、保持したデータを削除する。
【0071】
図12は本実施例におけるクラウドブラウザでのダウンロードファイルの確認処理を示したフローチャート図である。本フローは前述のシーケンスにおける、ブラウザエンジン108の動作である。
【0072】
まずブラウザエンジン108は、MIMEタイプより、ダウンロード対象ファイルのファイル形式を取得する(S1104)。前ステップで取得したファイル形式で動作を切り替える(S1105)。ファイル形式の分類は後述する。
【0073】
画像形成装置でダイレクト印刷可能なファイル形式の場合、印刷可能を画像形成装置は、通知する(S1106)。その後、ダウンロード開始指示を待ち(S1201)、開始指示を元にダウンロードを実行する(S0904,S0905)。最後にダウンロードデータをストレージ109に保存する(S906)。
【0074】
画像形成装置外でレンダリングが必要なファイル形式の場合、印刷可能を画像形成装置に通知する(S1106)。その後、ダウンロード開始指示を待ち(S1201)、開始指示を元にダウンロードを実行する(S0904,S0905)。最後にダウンロードデータを印刷用データにレンダリングし(S1202)、印刷用データをストレージ109に保存する(S1203)。印刷不可能なファイル形式の場合、印刷不可能を画像形成装置に通知する(S1110)。
【0075】
図13は本実施例におけるダウンロードファイルのファイル形式分類を示す表である。第一の分類1301は、画像形成装置101がデータを直接処理し、ダイレクトに印刷が可能な形式である。第二の分類1302は、第一の分類を除いた、画像・テキスト・ドキュメントなどの、レンダリングを行う事で印刷データにできる形式である。第三の分類1303は、第一、第二の分類に含まれないすべてのデータ形式である。
【0076】
本分類は画像形成装置の能力や、ブラウザエンジンのレンダリング能力に依存するため、正確にこのファイル形式で分類されるとは限らないものとする。
【0077】
図14(A)は本実施例におけるページのリンク押下時の動作設定画面の一例を示す図である。例えば、PDFなどではページ内にリンクが記載されている場合があり、ユーザはPDFファイルの印刷をしたい場合と、PDFファイル内のリンクを使用したい場合がある。
【0078】
本画面は、そのようなページのリンクを押下したときの動作を設定する画面である。“常にブラウザでページを開く”設定1401は、PDFなどのファイルリンクが押下されたとき常にブラウザ画面上でページを表示する設定をする。“常に印刷ポップアップを開く”設定1402は、PDFなどのファイルリンクが押下されたとき常に印刷確認画面1000を表示する。“毎回確認する”設定1403は、PDFなどのファイルリンクが押下されたときポップアップ画面1410を表示する設定である。
【0079】
図14(B)は本実施例におけるリンク押下時の確認画面の一例を示す図である。ポップアップ画面1410は、PDFなどのページのリンクを押下したときの動作を設定が“毎回確認する”設定1403のときに表示する画面である。
【0080】
本実施例は、クラウドブラウザのシステムにおいてPDFファイルのリンク612を選択した場合の内容を例として示している。クラウドブラウザ902は、“ブラウザでページを開く”1411が選択された場合、リンク先ページを表示する。クラウドブラウザ902は、“印刷する”1412が選択された場合、印刷確認画面1000に移行する。
【0081】
本実施例の構成によれば、クラウドブラウザ上のストレージに保存されたドキュメントファイルの印刷実行を行い際に、画像形成装置はクラウドサーバが印刷データのダウンロード、印刷データの準備が完了したタイミングを知ることが出来る。そのため、画像形成装置は、データ取得開始・印刷実行可能となる。
【0082】
(その他の実施形態)
以上、本発明の様々な例と実施形態を示して説明したが、本発明の趣旨と範囲は、本明細書内の特定の説明に限定されるものではない。
【0083】
本発明は、上述の実施形態の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサがプログラムを読出し実行する処理でも実現可能である。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。
【符号の説明】
【0084】
100 画像生成システム
101 画像形成装置
105 Webコンテンツサーバ
107 仮想マシン
108 ブラウザ
109 ストレージ