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  • 特開-電磁ブレーキ装置 図1
  • 特開-電磁ブレーキ装置 図2
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  • 特開-電磁ブレーキ装置 図4
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2025005717
(43)【公開日】2025-01-17
(54)【発明の名称】電磁ブレーキ装置
(51)【国際特許分類】
   F16D 55/28 20060101AFI20250109BHJP
【FI】
F16D55/28 Z
【審査請求】未請求
【請求項の数】3
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2023106018
(22)【出願日】2023-06-28
(71)【出願人】
【識別番号】000180025
【氏名又は名称】山洋電気株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110001416
【氏名又は名称】弁理士法人信栄事務所
(72)【発明者】
【氏名】松山 理恵
【テーマコード(参考)】
3J058
【Fターム(参考)】
3J058AA43
3J058AA48
3J058AA53
3J058AA78
3J058AA88
3J058BA68
3J058CC07
3J058CC72
3J058CC77
3J058CD24
3J058DA32
3J058DD06
(57)【要約】
【課題】軽量な無励磁作動ブレーキを提供することを目的とする。
【解決手段】電磁ブレーキ装置3は、ヨーク30と、ガイドピン26と、アウタプレート24と、インナプレート25と、を有する。ヨーク30の端面にはピン取付穴38が周方向に複数設けられている。ヨーク30の外周壁部32は、各々ピン取付穴38が設けられる厚肉部32yと、厚肉部32yの間に設けられる薄肉部32xを有する。薄肉部32xの外周面は、仮想円Oよりも径方向の内側に凹んでいる。
【選択図】図2
【特許請求の範囲】
【請求項1】
巻き線を収容するヨークと、
前記ヨークの端面に設けられたガイドピンと、
前記ガイドピンによって前記ヨークから離れた位置に固定されたアウタプレートと、
前記ヨークの端面と前記アウタプレートとの間に設けられたインナプレートと、を有し、
前記インナプレートは前記ガイドピンによって、回転軸線方向に移動可能かつ、回転不可能に固定されており、
前記ヨークの端面には、前記ガイドピンが取り付けられるピン取付穴が周方向に複数設けられており、
前記ヨークの外周壁部は、各々前記ピン取付穴が設けられる複数の厚肉部と、複数の前記厚肉部の周方向の間に設けられる薄肉部と、を有し、
前記薄肉部の外周面は、前記ピン取付穴の前記回転軸線から最も離れた点を結んでできる前記回転軸線を中心とした仮想円よりも径方向の内側に凹んでいる、電磁ブレーキ装置。
【請求項2】
前記ガイドピンは前記ヨークに接着、溶着、圧入、嵌合、または螺合されている、請求項1に記載の電磁ブレーキ装置。
【請求項3】
単一の前記厚肉部には複数の前記ピン取付穴が設けられている、請求項1に記載の電磁ブレーキ装置。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、電磁ブレーキ装置に関する。
【背景技術】
【0002】
特許文献1は、非通電時にモータに制動力を付与する電磁ブレーキ装置を有するブレーキ内蔵モータを開示している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2002-372078号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで近年、特許文献1に記載のような電磁ブレーキ装置の軽量化が求められるようになっている。
そこで本開示は軽量な電磁ブレーキ装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明の一側面に係る電磁ブレーキ装置は、
巻き線を収容するヨークと、
前記ヨークの端面に設けられたガイドピンと、
前記ガイドピンによって前記ヨークから離れた位置に固定されたアウタプレートと、
前記ヨークの端面と前記アウタプレートとの間に設けられたインナプレートと、を有し、
前記インナプレートは前記ガイドピンによって、回転軸線方向に移動可能かつ、回転不可能に固定されており、
前記ヨークの端面には、前記ガイドピンが取り付けられるピン取付穴が周方向に複数設けられており、
前記ヨークの外周壁部は、各々前記ピン取付穴が設けられる複数の厚肉部と、複数の前記厚肉部の周方向の間に設けられる薄肉部と、を有し、
前記薄肉部の外周面は、前記ピン取付穴の前記回転軸線から最も離れた点を結んでできる前記回転軸線を中心とした仮想円よりも径方向の内側に凹んでいる。
【発明の効果】
【0006】
本開示によれば、軽量な電磁ブレーキ装置が提供される。
【図面の簡単な説明】
【0007】
図1図1は、本開示に係る電磁ブレーキ装置を有するブレーキ内蔵モータの断面図である。
図2図2は、ブレーキ機構を示す、図1の部分拡大図である。
図3図3は、ヨークを前方から見た図である。
図4図4は、変形例に係る電磁ブレーキ装置のヨークを前方から見た図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下、本発明の実施形態について図面を参照しながら説明する。尚、実施形態の説明において既に説明された部材と同一の参照番号を有する部材については、説明の便宜上、その説明は省略する。
【0009】
図1は、本開示に係る電磁ブレーキ装置3を有するブレーキ内蔵モータ1の断面図である。図1に示すように、ブレーキ内蔵モータ1は、モータ2と、電磁ブレーキ装置3と、モータ2および電磁ブレーキ装置3を覆うケース4とを有する。本開示のブレーキ内蔵モータ1は、非通電時にモータ2に制動力が作用する、電磁ブレーキ装置付きのブレーキ内蔵モータである。
【0010】
電磁ブレーキ装置3は、回転軸線Ax方向に延びる回転軸部10と、回転軸部10に制動力を作用させるブレーキ機構20と、ブレーキ機構20を回転軸部10に対して回転可能に支持する軸受5を有する。なお、以降の説明で、回転軸線Ax方向について、図1の左方を前方F、図1の右方を後方Rと呼ぶことがある。
【0011】
図1において、電磁ブレーキ装置3はモータ2よりも後方に設けられている。回転軸部10は、モータ2の出力軸2aと接続されている。回転軸部10は、モータ2とともに回転軸線Ax回りに回転する。なお、回転軸部10はモータ2の出力軸2aと一体で構成されていてもよいし、回転軸部10はモータ2の出力軸2aと別部材であってもよい。また、回転軸部10はモータ2の出力軸2aとギアなどの動力伝達部材で接続されていてもよい。
【0012】
ブレーキ機構20は、巻き線21と、巻き線21を収容するヨーク30と、バネ22を有する。
巻き線21はヨーク30内に配置され、コイルをなすように巻かれた銅線などの金属線である。巻き線21は全体として略円筒状のコイルをなすように巻かれている。
【0013】
ヨーク30は内部に巻き線21が収容される収容部37が設けられた金属製の部材である。ヨーク30は有底円筒状の部材である。ヨーク30は、円筒状の巻き線21の内周を覆う内周壁部31と、円筒状の巻き線21の外周を覆う外周壁部32と、円筒状の巻き線21の回転軸線Axのモータ2の反対側の端部を覆う端壁部33と、を一体的に有している。
【0014】
内周壁部31の内周側の貫通孔34に回転軸部10が貫通されている。回転軸部10は、ヨーク30に設けられた軸受5を介して、ヨーク30に対して回転可能に支持されている。
【0015】
内周壁部31と外周壁部32と端壁部33とで形成される内部の空間が収容部37である。収容部37は回転軸線Ax方向の前方(モータ2側)に開口している。巻き線21に通電されると、ヨーク30は巻き線21に生じる磁力線の磁気回路を構成する。ヨーク30は、磁力の磁束密度を高めて磁力を増大させる。
【0016】
図2は、ブレーキ機構20を示す、図1の部分拡大図である。図2に示したように、ブレーキ機構20はさらに、摩擦部材23と、アウタプレート24と、インナプレート25と、ガイドピン26を有している。回転軸線Ax方向について、前方から後方に向かって、アウタプレート24、摩擦部材23、インナプレート25がこの順に配列されている。
【0017】
ガイドピン26は、回転軸線Ax方向に延びるピン26aと、ピン26aが挿通されているスリーブ26bとを有する。ガイドピン26の頭部26cは、ヨーク30の前方端面から前方に向かって突き出ている。ガイドピン26の頭部26cと反対側に位置する後方端部はヨーク30に固定されている。ガイドピン26は、ヨーク30の収容部37よりも径方向外側に位置する外周壁部32に固定されている。複数のガイドピン26は、ヨーク30の外周壁部32の前方端面32aに周方向に沿って設けられている。
【0018】
ピン26aは、スリーブ26bを挿通している。ガイドピン26の頭部26cはスリーブ26bを介してヨーク30の前方端面30aから離間した位置に固定されている。ガイドピン26はヨーク30へ、接着、溶着、圧入、嵌合、または螺合などの固定手段で固定される。
【0019】
アウタプレート24は、回転軸線Axと交差する径方向に延びる板状の部材である。アウタプレート24はリング状でもあり、アウタプレート24の径方向中心に設けられた貫通孔に回転軸部10が貫通されている。アウタプレート24は、ガイドピン26の頭部26cとスリーブ26bとの間に挟み込まれて固定されている。アウタプレート24は、スリーブ26bを介して、ヨーク30の前方端面30aから離れた位置に固定されている。つまり、アウタプレート24はヨーク30に対して移動不能である。
【0020】
摩擦部材23は回転軸線Axと交差する径方向に延びる板状の部材である。摩擦部材23もリング状でもあり、摩擦部材23の径方向中心に設けられた貫通孔に回転軸部10が貫通されている。摩擦部材23は、アウタプレート24との間に摩擦力を生じさせる、高い摩擦係数の表面を有する部材である。摩擦部材23は、例えば金属製の本体と、本体の表面に貼り付けたセラミックスなどからなる高摩擦材とで構成することができる。
【0021】
摩擦部材23の外周面はガイドピン26のスリーブ26bよりも径方向内側に位置している。径方向について、摩擦部材23はスリーブ26bと回転軸部10との間に位置している。
【0022】
摩擦部材23の内周面には回転軸線Ax方向に延びる嵌合溝23aが設けられている。この嵌合溝23aは、回転軸部10に固定されたハブ部材27の外周面に設けられた嵌合部27aと対応する形状となっている。このため、摩擦部材23は回転軸部10に対して、回転軸線Ax方向については移動可能であるが、回転軸線Ax回りには回転不可能である。つまり、摩擦部材23は回転軸部10の回転に伴って回転する。
【0023】
インナプレート25は、回転軸線Axと交差する径方向に延びる板状の部材である。インナプレート25はリング状でもあり、インナプレート25の内周孔には回転軸部10が貫通している。インナプレート25の外周部には、各々ガイドピン26のスリーブ26bに対応する形状の凹部が設けられている。つまりインナプレート25は、スリーブ26bによって回転軸線Ax回りの回転が阻止されている。このため、インナプレート25は摩擦部材23と同様に、回転軸線Ax方向について移動可能であるが、回転軸線Ax回りには回転不可能である。
【0024】
図1に戻り、バネ22は、ヨーク30の前方端面に開口したバネ収容部35に収容されている。バネ22は、例えばコイルスプリングである。バネ22は、圧縮された状態でバネ収容部35に収容されている。バネ22は、インナプレート25を摩擦部材23に押し付ける弾性復元力をインナプレート25に作用させている。
【0025】
図2に示したように、軸受5は、ブレーキ機構20のヨーク30を、回転軸部10に対して回転軸線Ax回りに回転可能に支持している。軸受5は、内輪51と、外輪52と、転動体53とを有する。内輪51は、回転軸部10に固定されている。外輪52は、ヨーク30に固定されている。ヨーク30は、軸受5の外輪52が固定される軸受固定部36を有している。図示の例では、軸受固定部36はヨーク30の内周壁部31の後方端部に設けられている。
なお、回転軸線Ax方向の前方側に位置するモータ側軸受は、モータ2の出力軸2aをケース4に対して回転可能に支持している。
【0026】
ブレーキ内蔵モータ1は、モータ2を作動させている通常状態では、巻き線21にも電力が供給されている。巻き線21に通電された状態では、巻き線21により電磁力が生じている。この電磁力により、バネ22の弾性復元力に抗して、インナプレート25がヨーク30に引き寄せられている。この状態では、インナプレート25と摩擦部材23、および、摩擦部材23とアウタプレート24との間に隙間が生じており、各々の部材間に摩擦力が生じない。つまり、ブレーキ内蔵モータ1の通常状態では、ブレーキ機構20による制動力が生じていない。
【0027】
モータ2への通電が遮断された場合など、巻き線21への通電が絶たれた非通電状態では、巻き線21に電磁力が作用しない。このため、バネ22の弾性復元力によりインナプレート25は摩擦部材23をアウタプレート24に押し付ける。このため、インナプレート25と摩擦部材23、および、摩擦部材23とアウタプレート24との間に摩擦力が生じている。つまり、非通電状態では、ブレーキ機構20により制動力が生じる。
【0028】
図3は、ヨーク30を前方から見た図である。図3に示したように、ヨーク30を前方から見ると、径方向内側から外側に向かって、径方向中央部に回転軸部10が挿通される貫通孔34、内周壁部31、収容部37、外周壁部32が設けられている。図示の例では、内周壁部31にバネ収容部35が設けられ、外周壁部32にガイドピン26が取り付けられるピン取付穴38が設けられている。6つのバネ収容部35が、内周壁部31に周方向に沿って等間隔に設けられている。内周壁部31の肉厚(径方向寸法)は周方向に沿って一定である。
【0029】
外周壁部32の肉厚(径方向寸法)は周方向に沿って一定ではない。外周壁部32は、複数の薄肉部32xと、隣接する薄肉部32xの間に設けられ薄肉部32xよりも肉厚の大きな複数の厚肉部32yとを有している。図示の例では、外周壁部32は、3つの薄肉部32xと、3つの厚肉部32yを有している。1つの厚肉部32yには、2つのピン取付穴38が設けられている。2つのピン取付穴38は周方向に配列されている。ピン取付穴38は、周方向に等間隔に設けられていない。厚肉部32yに設けられた隣接するピン取付穴38の間隔R1は、薄肉部32xで隔てられたピン取付穴38の間隔R2よりも短い。
【0030】
図3には、回転軸線Axから最も離れたピン取付穴38の点を結んでできる回転軸線Axを中心とした仮想円Oを示している。薄肉部32xの外周面32zは、この仮想円Oよりも内側に位置している。図示した例では、薄肉部32xの外周面の回転軸線Axからの距離は、ピン取付穴38の中心軸の回転軸線Axからの距離と等しい。これに対して、厚肉部32yの外周面32zはこの仮想円Oよりも外側に位置している。
このように本開示の電磁ブレーキ装置3(電磁ブレーキ装置)によれば、薄肉部32xの外周面32zは、ピン取付穴38の回転軸線Axから最も離れた点を結んでできる回転軸線Axを中心とした仮想円Oよりも径方向の内側に凹んでいる。
【0031】
ヨーク30は鋳鉄などで構成され、金属製の比較的重たい部材である。本発明者は、電磁ブレーキ装置3の軽量化の検討に当たり、この重たいヨーク30について着目した。
本開示の電磁ブレーキ装置3のヨーク30は、巻き線21に生じる磁力を高める第一の機能と、ガイドピン26を支持する第二の機能とを有する。第一の機能については、内周壁部31の肉厚は巻き線21に生じる磁束密度を高めるためにある程度の肉厚が求められるが、外周壁部32については肉厚はそれほど求められない。そこで、外周壁部32の肉厚を薄くすることでヨーク30の軽量化を図ることを検討した。第二の機能については、肉厚を薄くするとガイドピン26を支持する機能が損なわれる可能性があるが、外周壁部32にはガイドピン26が設けられない部位もあることに着目した。そこで本発明者は、外周壁部32のガイドピン26が設けられない部位の肉厚を薄くするという着想を得て、本発明を完成させた。
本開示の電磁ブレーキ装置3によれば、ヨーク30の外周壁部32のうち、厚肉部32yによりガイドピン26の取り付け強度を確保しつつ、ピン取付穴38が設けられない薄肉部32xの肉厚を薄くすることにより、ヨーク30を軽量化できた。
【0032】
また本開示の電磁ブレーキ装置3においては、単一の厚肉部32yに複数のピン取付穴38が設けられている。単一の厚肉部32yに集中的に複数のピン取付穴38が設けられているので、単一の厚肉部32yに単一のピン取付穴38を設ける場合に比べて、厚肉部32yの個数を抑制しやすい。これにより、薄肉部32xによってヨーク30の軽量化を図りやすい。
【0033】
図4は、本開示の変形例に係る電磁ブレーキ装置3のヨーク30Aを前方から見た図である。図4に示した例においては、ヨーク30Aの外周壁部は、4つの厚肉部32yと、4つの薄肉部32xとを有している。本例では、一つの厚肉部32yに2つのピン取付穴38が設けられ、ヨーク30Aは8つのピン取付穴38を有している。
本例においても、薄肉部32xの外周面32zは、ピン取付穴38の回転軸線Axから最も離れた点を結んでできる回転軸線Axを中心とした仮想円Oよりも径方向の内側に凹んでいる。このため、ヨーク30が軽量になり、軽量な電磁ブレーキ装置3が提供される。
【0034】
以上、本開示の実施形態について説明をしたが、本開示の技術的範囲が本実施形態の説明によって限定的に解釈されるべきではないのは言うまでもない。本実施形態は単なる一例であって、特許請求の範囲に記載された発明の範囲内において、様々な実施形態の変更が可能であることが当業者によって理解されるところである。本開示の技術的範囲は特許請求の範囲に記載された発明の範囲及びその均等の範囲に基づいて定められるべきである。
【0035】
なお、上述した説明では、バネ収容部35は内周壁部31に設けられた例を説明したが、バネ収容部35は外周壁部32に設けられていてもよい。バネ収容部35が外周壁部32に設けられる場合、バネ収容部35も厚肉部32yに設けることが好ましい。
【0036】
また、上述した説明では、摩擦部材23が高摩擦材を有する部材であると説明したが、本開示はこれに限られない。摩擦部材23が高摩擦材を有さず、アウタプレート24やインナプレート25のうち摩擦部材23と接触する部位に高摩擦材が貼り付けられていてもよい。摩擦部材23がアウタプレート24やインナプレート25の少なくとも一方と接触して摩擦力を生じさせる構成となっていればよい。
【符号の説明】
【0037】
1 ブレーキ内蔵モータ
2 モータ
2a 出力軸
3 電磁ブレーキ装置
4 ケース
5 軸受
10 回転軸部
20 ブレーキ機構
21 巻き線
22 バネ
23 摩擦部材
23a 嵌合溝
24 アウタプレート
25 インナプレート
26 ガイドピン
26a ピン
26b スリーブ
26c 頭部
27 ハブ部材
30 ヨーク
30a ヨークの前方端面
31 内周壁部
32 外周壁部
32a 外壁部の前方端面
32x 薄肉部
32y 厚肉部
32z 薄肉部の外周面
33 端壁部
33a 端壁部の内面
34 貫通孔
35 バネ収容部
36 軸受固定部
37 収容部
51 内輪
52 外輪
53 転動体
55 モータ側軸受
Ax 回転軸線
O 仮想円
図1
図2
図3
図4