(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2025006056
(43)【公開日】2025-01-17
(54)【発明の名称】名刺管理システム、名刺管理方法及び名刺管理プログラム
(51)【国際特許分類】
G06Q 10/10 20230101AFI20250109BHJP
【FI】
G06Q10/10
【審査請求】未請求
【請求項の数】14
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2023106611
(22)【出願日】2023-06-29
(71)【出願人】
【識別番号】523422819
【氏名又は名称】ミート株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110003937
【氏名又は名称】弁理士法人前川知的財産事務所
(72)【発明者】
【氏名】北村 健
【テーマコード(参考)】
5L010
5L049
【Fターム(参考)】
5L010AA20
5L049AA20
(57)【要約】
【課題】名刺情報の共有が容易な名刺管理システム、名刺管理方法及び名刺管理プログラムを提供すること。
【解決手段】名刺管理システムは、タグ識別情報を記憶する電子タグを有する名刺と、タグ識別情報に関連付けられる名刺管理プログラムを実行する端末と、タグ識別情報に関連付けられる名刺情報を記憶する名刺管理装置と、を備える。名刺管理システムは、端末のうち読取処理を実行する第一端末は、複数の電子タグからタグ識別情報を近距離無線通信機能により取得して名刺管理装置に送信し、名刺管理装置は、第一端末から受信したタグ識別情報に関連付けられる名刺情報及び第一端末に関連付けられる名刺情報を、端末のうち読取処理が行われた電子タグに関連付けられる第二端末の名刺管理プログラムが管理する名刺情報に追加する機能を有する。
【選択図】
図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
タグ識別情報を記憶する電子タグを有する名刺と、
前記タグ識別情報に関連付けられる名刺管理プログラムを実行する端末と、
前記タグ識別情報に関連付けられる名刺情報を記憶する名刺管理装置と、
を備え、
前記端末のうち読取処理を実行する第一端末は、複数の前記電子タグから前記タグ識別情報を近距離無線通信機能により取得して前記名刺管理装置に送信し、
前記名刺管理装置は、前記第一端末から受信した前記タグ識別情報に関連付けられる名刺情報及び前記第一端末に関連付けられる名刺情報を、前記端末のうち読取処理が行われた前記電子タグに関連付けられる第二端末の前記名刺管理プログラムが管理する名刺情報に追加する機能を有する、
名刺管理システム。
【請求項2】
前記第二端末は、他人の名刺情報の登録指示の入力を受け付けると、前記名刺管理装置から送信された名刺情報を登録する請求項1に記載の名刺管理システム。
【請求項3】
前記名刺管理装置は、前記第一端末から前記タグ識別情報を受信すると、前記タグ識別情報に関連付けられた名刺情報を、前記第一端末及び前記第二端末に送信する請求項1に記載の名刺管理システム。
【請求項4】
前記第一端末は、
前記名刺管理プログラムを有している場合は、前記名刺管理装置から取得した前記第二端末の前記名刺情報を表示させ、
前記名刺管理プログラムを有していない場合は、前記名刺管理プログラムの取得要否の入力を受け付ける、
請求項1に記載の名刺管理システム。
【請求項5】
前記名刺管理装置は、前記第一端末から前記タグ識別情報を受信すると、前記タグ識別情報に関連付けられた名刺情報を、前記第一端末及び前記第二端末に送信し、
前記第一端末は、
前記名刺管理プログラムを有している場合は、前記名刺管理装置から取得した前記第二端末の前記名刺情報を表示させ、且つ、前記名刺管理プログラムを有していない場合は、前記名刺管理プログラムの取得要否の入力を受け付け、
前記第二端末は、他人の名刺情報の登録指示の入力を受け付けると、前記名刺管理装置から送信された名刺情報を登録する、
請求項1に記載の名刺管理システム。
【請求項6】
タグ識別情報及び名刺情報を記憶する電子タグを有する名刺と、
前記タグ識別情報に関連付けられる名刺管理プログラムを実行する端末と、
前記タグ識別情報に関連付けられる名刺情報を記憶する名刺管理装置と、
を備え、
前記端末のうち読取処理を実行する第一端末は、複数の前記電子タグから前記タグ識別情報及び前記名刺情報を近距離無線通信機能により取得して、前記タグ識別情報を前記名刺管理装置に送信するとともに取得した名刺情報を前記端末のうち読取処理が行われた前記電子タグに関連付けられる第二端末の前記名刺管理プログラムが管理する名刺情報に追加し、
前記名刺管理装置は、前記第一端末から受信した前記タグ識別情報に関連付けられる名刺情報を、前記第一端末及び前記第二端末の前記名刺管理プログラムの管理対象として関連付ける、
名刺管理システム。
【請求項7】
前記第二端末は、他人の名刺情報の登録指示の入力を受け付けると、前記第一端末から送信された名刺情報を登録する請求項1に記載の名刺管理システム。
【請求項8】
前記第一端末は、
前記名刺管理プログラムを有している場合は、前記名刺管理装置から取得した前記第二端末の前記名刺情報を表示させ、
前記名刺管理プログラムを有していない場合は、前記名刺管理プログラムの取得要否の入力を受け付ける、
請求項1に記載の名刺管理システム。
【請求項9】
前記第一端末は、前記名刺管理プログラムを有している場合は、前記名刺管理装置から取得した前記第二端末の前記名刺情報を表示させ、且つ、前記名刺管理プログラムを有していない場合は、前記名刺管理プログラムの取得要否の入力を受け付け、
前記第二端末は、他人の名刺情報の登録指示の入力を受け付けると、前記第一端末から送信された名刺情報を登録する、
請求項1に記載の名刺管理システム。
【請求項10】
前記第一端末と前記第二端末は、
前記第一端末により読取処理が行われた前記電子タグに関連付けられる名刺情報と、前記第一端末に関連付けられる名刺情報とを含めて特定の案件進行を行うためのグループを作成し、
お互いの情報を共有する機能を有する、
請求項1又は請求項6に記載の名刺管理システム。
【請求項11】
タグ識別情報を記憶する電子タグを有する名刺と、前記タグ識別情報に関連付けられる名刺管理プログラムを実行する端末と、前記タグ識別情報に関連付けられる名刺情報を記憶する名刺管理装置と、を備える名刺管理システムにおける名刺管理方法であって、
前記端末のうち読取処理を実行する第一端末が、複数の前記電子タグから前記タグ識別情報を近距離無線通信機能により取得して前記名刺管理装置に送信する工程と、
前記名刺管理装置が、前記第一端末から受信した前記タグ識別情報に関連付けられる名刺情報及び前記第一端末に関連付けられる名刺情報を、前記端末のうち読取処理が行われた前記電子タグに関連付けられる第二端末の前記名刺管理プログラムが管理する名刺情報に追加する工程と、
を含む名刺管理方法。
【請求項12】
タグ識別情報及び名刺情報を記憶する電子タグを有する名刺と、前記タグ識別情報に関連付けられる名刺管理プログラムを実行する端末と、前記タグ識別情報に関連付けられる名刺情報を記憶する名刺管理装置と、を備える名刺管理システムにおける名刺管理方法であって、
前記端末のうち読取処理を実行する第一端末が、複数の前記電子タグから前記タグ識別情報及び前記名刺情報を近距離無線通信機能により取得して、前記タグ識別情報を前記名刺管理装置に送信するとともに取得した名刺情報を前記端末のうち読取処理が行われた前記電子タグに関連付けられる第二端末の前記名刺管理プログラムが管理する名刺情報に追加する工程と、
前記名刺管理装置が、前記第一端末から受信した前記タグ識別情報に関連付けられる名刺情報を、前記第一端末及び前記第二端末の前記名刺管理プログラムの管理対象として関連付ける工程と、
を含む名刺管理方法。
【請求項13】
タグ識別情報を記憶する電子タグを有する名刺と、前記タグ識別情報に関連付けられる名刺管理プログラムを実行する端末と、前記タグ識別情報に関連付けられる名刺情報を記憶する名刺管理装置と、を備える名刺管理システムのコンピュータに実行させるための名刺管理プログラムであって、
前記端末のうち読取処理を実行する第一端末が、複数の前記電子タグから前記タグ識別情報を近距離無線通信機能により取得して前記名刺管理装置に送信する工程と、
前記名刺管理装置が、前記第一端末から受信した前記タグ識別情報に関連付けられる名刺情報及び前記第一端末に関連付けられる名刺情報を、前記端末のうち読取処理が行われた前記電子タグに関連付けられる第二端末の前記名刺管理プログラムが管理する名刺情報に追加する工程と、
を含む名刺管理プログラム。
【請求項14】
タグ識別情報及び名刺情報を記憶する電子タグを有する名刺と、前記タグ識別情報に関連付けられる名刺管理プログラムを実行する端末と、前記タグ識別情報に関連付けられる名刺情報を記憶する名刺管理装置と、を備える名刺管理システムのコンピュータに実行させるための名刺管理プログラムであって、
前記端末のうち読取処理を実行する第一端末は、複数の前記電子タグから前記タグ識別情報及び前記名刺情報を近距離無線通信機能により取得して、前記タグ識別情報を前記名刺管理装置に送信するとともに取得した名刺情報を前記端末のうち読取処理が行われた前記電子タグに関連付けられる第二端末の前記名刺管理プログラムが管理する名刺情報に追加する工程と、
前記名刺管理装置は、前記第一端末から受信した前記タグ識別情報に関連付けられる名刺情報を、前記第一端末及び前記第二端末の前記名刺管理プログラムの管理対象として関連付ける工程と、
を含む名刺管理プログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、名刺管理システム、名刺管理方法及び名刺管理プログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
近年、NFC(Near Field Communication)タグ等の電子タグを用いた近距離無線通信技術が多様なサービスで利用されている。例えば、特許文献1は、名刺に付与された被管理者情報(名刺情報)の情報管理システムを開示している。特許文献1は、情報管理システムによって、名刺に情報通信端末を近づけることで、名刺の無線タグに記憶された被管理者情報の情報データを情報通信端末にて直接取得することができるため、場所に制限されることなく、被管理者である相手の正確な被管理者情報を、管理者である自己の情報通信端末にて容易に蓄積、閲覧、或いは外部通信ネットワークを通じて管理サーバに転送し蓄積させたりできること、及び、名刺に付与された被管理者情報を有効的且つ効率的に収集し利用可能な情報管理システムを実現できるという効果を開示している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかし、従来の方法では、複数のユーザの名刺情報を互いに共有する場合に、相手方の名刺から名刺情報を読み取る操作を各ユーザが行う等の手間があった。
【0005】
本開示は、名刺情報の共有が容易な名刺管理システム、名刺管理方法及び名刺管理プログラムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記した目的を達成するために、本開示に係る名刺管理システムは、タグ識別情報を記憶する電子タグを有する名刺と、前記タグ識別情報に関連付けられる名刺管理プログラムを実行する端末と、前記タグ識別情報に関連付けられる名刺情報を記憶する名刺管理装置と、を備え、前記端末のうち読取処理を実行する第一端末は、複数の前記電子タグから前記タグ識別情報を近距離無線通信機能により取得して前記名刺管理装置に送信し、前記名刺管理装置は、前記第一端末から受信した前記タグ識別情報に関連付けられる名刺情報及び前記第一端末に関連付けられる名刺情報を、前記端末のうち読取処理が行われた前記電子タグに関連付けられる第二端末の前記名刺管理プログラムが管理する名刺情報に追加する機能を有する。
【0007】
上記した目的を達成するために、本開示に係る名刺管理システムは、タグ識別情報及び名刺情報を記憶する電子タグを有する名刺と、前記タグ識別情報に関連付けられる名刺管理プログラムを実行する端末と、前記タグ識別情報に関連付けられる名刺情報を記憶する名刺管理装置と、を備え、前記端末のうち読取処理を実行する第一端末は、複数の前記電子タグから前記タグ識別情報及び前記名刺情報を近距離無線通信機能により取得して、前記タグ識別情報を前記名刺管理装置に送信するとともに取得した名刺情報を前記端末のうち読取処理が行われた前記電子タグに関連付けられる第二端末の前記名刺管理プログラムが管理する名刺情報に追加し、前記名刺管理装置は、前記第一端末から受信した前記タグ識別情報に関連付けられる名刺情報を、前記第一端末及び前記第二端末の前記名刺管理プログラムの管理対象として関連付ける。
【発明の効果】
【0008】
上記手段を用いる本開示の名刺管理システム、名刺管理方法及び名刺管理プログラムによれば、名刺情報を容易に共有することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
【
図1】実施形態1における名刺管理システムの構成図である。
【
図3】名刺情報、名刺対応情報及びユーザ対応情報の構成図である。
【
図6】各処理における表示画面の例を示す図である。
【
図7】名刺管理システムの処理のフローチャートである。
【
図8】名刺を持たないユーザの端末を招待する処理のフローチャートである。
【
図9】各処理における表示画面の例を示す図である。
【
図10】名刺管理システムのコンピュータの構成を示す概略ブロック図である。
【
図11】実施形態2における名刺管理システムの構成図である。
【
図13】名刺管理システムの処理のフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0010】
本開示の実施形態について以下に説明する。なお、本開示において、「電子タグ」とはICタグ、RFタグ、無線タグとも呼ばれるものであり、無線電波を利用して非接触でタグ内のICチップのデータを読み書きするRFID(Radio Frequency Identification)技術を利用したタグである。「NFCタグ」は電子タグの規格の一つであり、13.56MHzの周波数を用い、通信距離が他のRFIDよりも比較的短い10cm程度の近距離無線通信を用いるタグである。以下の実施形態では、電子タグとしてNFCタグを用いた例を説明するが、電子タグはNFCタグに限定されるものではない。NFCタグと同程度の近距離無線通信を利用する他の電子タグを用いてもよい。
【0011】
[実施形態1]
<構成>
図1は、実施形態1に係る名刺管理システム1の全体構成図である。名刺管理システム1は、名刺2と、名刺2のユーザ(所有者)が所有する端末3(つまり、端末3は、名刺2のユーザに紐づけられる)と、名刺管理装置4とを備える。端末3と名刺管理装置4とは、インターネット等の通信ネットワークを介して接続されている。また、各端末3は、Buletooth等の無線通信手段を有し、互いに通信する機能を有する。
【0012】
名刺2は、表面又は裏面の一方又は両方に、名刺情報を視覚情報として表示する。名刺情報は、例えば、印刷又は刻印により表示された氏名又は名称、住所又は居所、電話番号、FAX番号又はメールアドレス等のうちの一部又は全部の情報を含む。名刺情報は、人が解読可能な態様で表示されていてもよいし、一次元コード若しくは二次元コード等のコードであってデコーダにより復号可能な態様で表示されていてもよい。名刺2は、紙又は樹脂等の材料を用いることがきる。
【0013】
名刺2は、電子タグ21を備える。電子タグ21は、端末3により情報の読み取りが可能なパッシブ式の電子タグである。電子タグ21は、ICとアンテナを含む。電子タグ21は、内部のIC内の記憶部に、名刺管理装置4のアドレスを特定する接続先情報211、及び、電子タグ21毎に対応付けられるタグ識別情報212を記憶する。
【0014】
接続先情報211は、端末3が名刺管理装置4に接続するための情報である。接続先情報211は、例えば、URL(Uniform Resource Locator)である。タグ識別情報212は、名刺2毎に関連付けられる固有の情報であり、名刺2を所有するユーザに関連付けられる情報である。
【0015】
図2は、端末3及び名刺管理装置4の構成図である。端末3は、スマートフォンを想定しているが、サーバ、パーソナルコンピュータ、タブレット端末、携帯電話等の他の端末又は装置であってもよい。端末3は、制御部31、通信部32、表示部33、及び記憶部34を有する。制御部31は、端末3の動作を制御する。制御部31は、記憶部34に記憶されるプログラムに含まれるコード又は命令によって実現する機能、及び/又は方法を実行する。制御部31(後述する制御部41も同様)は、例として、中央処理装置(CPU,Central Processing Unit)、MPU(Micro-Processing Unit)、GPU、MCU(Microcontroller Unit)、プロセッサコア、マルチプロセッサ、ASIC、FPGA等を適用することができ、集積回路等に形成された論理回路や専用回路によって各実施形態に開示される各処理を実現してもよい。また、これらの回路は、1又は複数の集積回路により実現されてよく、各実施形態に示す複数の処理を1つの集積回路により実現されることとしてもよい。
【0016】
通信部32は、電子タグ21からの情報の読取機能、他の端末3及び名刺管理装置4等の外部装置との有線又は無線による通信機能を有する。表示部33は、名刺管理装置4がタグ識別情報212に対して関連づけた名刺情報(具体的には、例えば、氏名、所属先、連絡先等の情報を含む画面)等を表示する。
【0017】
記憶部34は、名刺管理プログラム341、ユーザ識別情報342、名刺情報343、及びウェブサイト閲覧プログラム344(ウェブブラウザ)を記憶する。記憶部34は、名刺管理プログラム341及びウェブサイト閲覧プログラム344に限らず、他のプログラムを記憶してもよい。記憶部34(後述する記憶部43も同様)は、HDD、SSD、フラッシュメモリなど各種の記憶媒体により実現される。
【0018】
名刺管理プログラム341は、端末3により実行される。名刺管理プログラム341は、機能に応じて、名刺管理装置4が実行する名刺管理プログラム431と協働して動作する。
【0019】
ユーザ識別情報342は、名刺管理プログラム341を利用するユーザを識別するための情報であり、ユーザ毎に関連付けられる固有情報である。ユーザ識別情報342は、例えば、名刺管理プログラム341のアカウント毎に設定されるアカウント識別情報、又は、端末3の識別情報、等を含む。
【0020】
前述したように、名刺2のタグ識別情報212は、ユーザの名刺2毎に関連付けられる固有の情報である。また、ユーザ識別情報342は名刺管理プログラム341を利用するユーザを識別するための情報である。従って、タグ識別情報212とユーザ識別情報342は、ユーザ毎に設定されるため、名刺管理プログラム341は、タグ識別情報212に関連付けられる。
【0021】
名刺情報343は、例えば、氏名、名称、所属、役職、住所、居所、電話番号、FAX番号、メールアドレス、その他の連絡先、等を文字、図形又は記号等により表した情報のうちの一部又は全部を含む。また、名刺情報343は、ユーザ識別情報342と関連付けられたユーザの名刺情報(すなわち、自己の名刺情報)を含むが、他のユーザのユーザ識別情報342と関連付けられた名刺情報を含んでもよい。
【0022】
名刺管理装置4は、サーバを想定しているが、パーソナルコンピュータ、スマートフォン、タブレット端末、携帯電話等のその他の装置であってもよい。名刺管理装置4は、接続先情報211により特定される。名刺管理装置4は、制御部41、通信部42、及び記憶部43を有する。
【0023】
制御部41は、名刺管理装置4の動作を制御する。制御部41は、記憶部43に記憶されるプログラムに含まれるコード又は命令によって実現する機能、及び/又は方法を実行する。通信部42は、端末3等の外部装置との有線又は無線による通信機能を有する。
【0024】
記憶部43は、名刺管理プログラム431、名刺対応情報432、及びユーザ対応情報433を記憶する。記憶部43は、名刺管理プログラム431に限らず、他のプログラムを記憶してもよい。
【0025】
名刺管理プログラム431は、名刺管理装置4により実行される。名刺管理プログラム431は、機能に応じて、端末3が実行する名刺管理プログラム341と協働して動作する。
【0026】
図3は、名刺情報343、名刺対応情報432及びユーザ対応情報433の構成図である。なお、各情報の値(「aaa」、「AAA」、「111」等)は説明の便宜上表示しており、実際に記憶されるデータとしては具体的な情報が記憶される。
図3では、名刺情報343として、例えば自己の名刺情報である「aaa」が記憶される。名刺情報343「aaa」は名刺2Aのユーザに関連付けられる情報である。名刺情報343には、自己の名刺情報と、名刺2の交換等を行った他人の名刺情報とを含むことができる。
【0027】
名刺対応情報432は、タグ識別情報432a、ユーザ識別情報432b及び名刺情報432cを関連付けて記憶する。名刺対応情報432は、各名刺2に記憶されるタグ識別情報212と、ユーザ識別情報342と、ユーザの名刺情報343との対応関係を管理する情報である。名刺対応情報432に示すように、タグ識別情報432a「AAA」、「BBB」、「CCC」、「DDD」、「EEE」は、それぞれユーザ識別情報432bと名刺情報432cの各値と関連付けられてり、名刺2A,2B,2C,2D,2Eと対応している。
【0028】
ユーザ対応情報433は、ユーザ識別情報433a、タグ識別情報433b及び名刺情報433cを関連付けて記憶する。ユーザ対応情報433は、各ユーザが管理しており、各ユーザが端末3を介して閲覧又は編集を可能に設定した名刺情報433cを管理するための情報である。ユーザが管理している名刺情報は、ユーザが端末3を介して表示及び編集が可能な情報である。
【0029】
タグ識別情報432a,433bは、電子タグ21に記憶されるタグ識別情報212と同様の構成を有する情報である。ユーザ識別情報432b,433aは、ユーザ識別情報342と同様の構成を有する情報である。また、名刺情報432c,433cは、名刺情報343と同様の構成を有する情報である。
【0030】
<処理の流れ>
実施形態1に係る端末3の動作について、
図4及び
図5等を参照しながら説明する。なお、端末3の処理は、制御部31によって実行される。また、
図4(後述する
図5,7,8,9,12,13も同様)では、端末3と他の装置との間で行われる処理については、説明を省略又は簡略化している。
【0031】
ステップS101で、複数の端末3のうちの端末3A(第一端末)は、リード機能を用いて、名刺2の読取操作を行う。端末3Aは、名刺2の読取処理を実行して、電子タグ21から接続先情報211及びタグ識別情報212を近距離無線通信機能により取得する。端末3Aは、例えば、複数の名刺2を順次読み取り、複数の電子タグ21から異なるタグ識別情報212を取得することができる。
【0032】
ステップS102で、端末3Aは、名刺管理プログラムを有している場合は、ステップS103の処理に進む。一方、端末3Aは、名刺管理プログラムを有していない場合は、ステップS106の処理に進む。
【0033】
ステップS103で、端末3Aは、名刺管理プログラム341を実行する。なお、端末3は、既に名刺管理プログラム341を実行中である場合には、ステップS103の処理を省略してもよい。
【0034】
ステップS104で、端末3は、取得した接続先情報211を用いて、通信ネットワークを介して名刺管理装置4にアクセスする。このとき、端末3は、タグ識別情報312を名刺管理装置4に送信する。端末3は、
図7で後述するステップS401において、名刺管理装置4から送信された名刺情報432cを取得して、読み取った名刺2に対応する他のユーザの名刺情報432c(換言すれば、端末3B~3Eに関連付けられた名刺情報432c)を、表示部33に表示する。
【0035】
ステップS105で、端末3Aは、名刺管理装置4から取得した名刺情報432cを、記憶部34の名刺情報343に記憶する。なお、端末3Aは、名刺管理装置4から取得した名刺情報432cが、現在記憶部34に記憶されていない情報であった場合は、当該名刺情報432cを名刺情報343に追加し、名刺管理装置4から取得した名刺情報432cが、既に登録されているユーザの情報である場合は、当該ユーザの名刺情報343を更新するように処理を行ってもよい。
【0036】
ステップS106で、端末3Aは、ウェブサイト閲覧プログラム344を実行する。なお、端末3Aは、既にウェブサイト閲覧プログラム344を実行中である場合には、ステップS106の処理を省略してもよい。
【0037】
ステップS107で、端末3Aは、ステップS104と同様の処理により、名刺管理装置4から送信された名刺情報432cを取得して、取得した名刺情報432cを、表示部33に表示する。
【0038】
ステップS108で、端末3Aは、名刺管理装置4等の外部装置から提供された情報に基づいて、名刺管理プログラム341の取得の案内情報を受信し、当該案内情報を表示部33に表示する。名刺管理プログラム341の取得の案内情報は、例えば、名刺管理装置4のリダイレクト機能により、名刺管理プログラム341を取得するためのウェブサイトへの誘導等が行われることにより提供される。その後、端末3Aは、名刺管理プログラム341の取得要否の入力を受け付ける。
【0039】
ステップS109で、端末3Aは、ユーザから、タッチパネル(表示部33)やプッシュボタン等への操作を介して名刺管理プログラム341の取得指示を受け付けると、名刺管理プログラムを外部の装置から取得して、記憶部34に記憶するとともに、ステップS105の処理を実行する。一方、端末3Aは、ユーザから、名刺管理プログラム341の取得指示を受け付けない場合(又は、名刺管理プログラム341の取得を拒絶する旨の指示を受け付けると)、処理を終了する。
【0040】
図5は、名刺2の読取を行わなかった他の端末3B~3Eが共有リクエストを受領した場合の処理のフローチャートである。
【0041】
ステップS201で、複数の端末3のうちの端末3B~3E(第二端末)は、名刺管理装置4から名刺情報432cの共有リクエストを受信する。
【0042】
ステップS202で、端末3B~3Eは、名刺管理プログラムを有している場合は、ステップS203の処理に進む。一方、端末3B~3Eは、名刺管理プログラムを有していない場合は、ステップS206の処理に進む。
【0043】
ステップS203で、端末3B~3Eは、名刺管理プログラム341を実行する。なお、端末3は、既に名刺管理プログラム341を実行中である場合には、ステップS203の処理を省略してもよい。
【0044】
端末3B~3Eは、ステップS205で、表示部33に、名刺情報432cの共有リクエストがあった旨(例えば、「名刺データの共有のリクエストがあります。許可しますか?」等のメッセージ)を表示して、名刺情報432cの共有可否の入力を受け付ける。端末3B~3Eは、例えば、「OK」ボタンの選択がされることにより、ユーザから共有許可の入力を受け付けると、共有リクエストが許可された旨の応答を、名刺管理装置4に送信する。
【0045】
ステップS210で、端末3B~3Eは、自己の名刺情報343及び交換した他の名刺2の名刺情報432cを取得して一つのグループ単位として記憶する。端末3B~3Eは、例えば、共有された名刺情報432cを、端末3の記憶部34内の名刺情報343に記憶し、「名刺交換グループ」等のグループ名を割り当ててグループ単位で管理される。
【0046】
図6は、ステップS205で端末3B~3Eが共有リクエストを許可して、他の端末3の名刺情報432cを表示した表示部33の表示例を示す図である。
図6には、名刺情報432cを個別に表示する連絡先表示画面51、名刺交換グループのグループ表示画面52、各名刺交換グループへのメンバーを招待するためのメンバー表示画面53を示している。
【0047】
連絡先表示画面51は、端末3に紐づけられて閲覧可能な名刺情報343を個別に表示する画面である。表示される名刺情報343は、文字の表示の大きさ及び情報量に応じて、一つ又は複数とすることができる。
【0048】
グループ表示画面52は、端末3A(第一端末)が一斉にまとめて取得した名刺2毎に作成された名刺交換グループ521が一覧となって表示される画面である。名刺交換グループ521には、任意の名称を付けることができる。
【0049】
メンバー表示画面53は、グループ表示画面52で名刺交換グループ521の選択がされると遷移する画面である。メンバー表示画面53には、選択された名刺交換グループ521に所属するメンバーの名刺情報511(432c)が表示される。また、メンバー表示画面53は、名刺交換グループに未登録のメンバーを追加するための招待指示部512を有する。招待指示部512が選択されると、未登録のメンバーが名刺交換グループに追加される。
【0050】
ステップS206で、端末3Aは、ウェブサイト閲覧プログラム344を実行する。なお、端末3Aは、既にウェブサイト閲覧プログラム344を実行中である場合には、ステップS106の処理を省略してもよい。
【0051】
ステップS207で、端末3B~3Eは、ステップS205と同様の処理により、名刺管理装置4から送信された名刺情報432cを取得して、取得した名刺情報432cを、表示部33に表示する。
【0052】
ステップS208で、端末3B~3Eは、名刺管理装置4等の外部装置から提供された情報に基づいて、名刺管理プログラム341の取得の案内情報を受信し、当該案内情報を表示部33に表示する。名刺管理プログラム341の取得の案内情報は、例えば、名刺管理装置4のリダイレクト機能により、名刺管理プログラム341を取得するためのウェブサイトへの誘導等が行われることにより提供される。その後、端末3B~3Eは、名刺管理プログラム341の取得要否の入力を受け付ける。
【0053】
ステップS209で、端末3B~3Eは、ユーザから、タッチパネル(表示部33)やプッシュボタン等への操作を介して名刺管理プログラム341の取得指示を受け付けると、名刺管理プログラムを外部の装置から取得して、記憶部34に記憶するとともに、ステップS205の処理を実行する。一方、端末3B~3Eは、ユーザから、名刺管理プログラム341の取得指示を受け付けない場合(又は、名刺管理プログラム341の取得を拒絶する旨の指示を受け付けると)、処理を終了する。
【0054】
グループに所属するユーザは、端末3A~3Eを介して名刺2の交換により作成されたグループでグループチャット等を行い、お互いの情報(メッセージ、データ等)を共有することができる。グループは、特定の案件進行を行うために自動で作成される。また、グループは、例えば既に作成されたグループのメンバー構成を複製する等して、手動により、複数を作成することができる。情報の共有は、例えば、グループチャット、メーリングリスト等で宛先をグループ化し、自己の送信する情報を同報的に伝達することで行われる。グループチャットの場合、各端末3の表示部33において過去に送受信された情報を時系列で表示して一覧させる機能を含む。また、メールによる共有においても、一つのメールアドレスに複数のユーザのメールアドレスを紐づけることにより、送信した情報を同法的に伝達することができる。その他、情報の共有には、クラウド上の共有ストレージを用いてもよい。
【0055】
名刺交換という個人の連絡先等の情報共有についてお互いの許諾が済んでいる状態であるため、所属(例えば、企業)間でグループを都度作成して連絡の送受信を行う一般的なチャットツール等と比較して、グループチャットへのメンバー登録の手間が省かれ、商談等を終えたメンバー間の業務の進行に容易に移行することができる。従って、本実施形態の名刺管理方法により、利便性を向上させることができる。
【0056】
図7は、名刺管理システム1の処理のフローチャートである。なお、名刺管理装置4の処理は、制御部41により実行される。
【0057】
ステップS311で、複数の端末3のうちの端末3A(第一端末)は、リード機能を用いて、名刺2の読取操作を行う。端末3は、名刺2の読取処理を実行して、電子タグ21から接続先情報211及びタグ識別情報212を近距離無線通信機能により取得する。
図7の例では、端末3Aは、端末3B~3E(第二端末)にそれぞれ関連付けられた名刺2B~2Eの読取処理を実行する。これにより、端末3Aは、複数の名刺2B~2Eから、接続先情報211及びタグ識別情報212を取得する。なお、本実施形態では、各名刺2A~2Eに記憶される接続先情報211は同じである。
【0058】
ステップS312で、端末3Aは、名刺2B~2Eから取得したタグ識別情報212を、名刺管理装置4に送信する。名刺管理装置4は、端末3Aから送信された名刺2B~2Eのタグ識別情報212を、受信する。
【0059】
ステップS401で、名刺管理装置4は、記憶部34に記憶された名刺対応情報432を参照し、タグ識別情報432aに関連付けられた名刺情報432cを取得する。名刺管理装置4は、取得した名刺情報432cを、端末3Aに送信する。端末3Aは、名刺管理装置4から名刺2B~2Eの各名刺情報432cを受信する。
【0060】
ステップS313で、端末3Aは、名刺管理装置4から受信した名刺情報432cを、名刺情報343として記憶部34に記憶する。これにより、端末3Aは、読み取った名刺2B~2Eに関連付けられる名刺情報343を、名刺管理プログラム341により表示、編集及び管理することができる。また、端末3Aに名刺情報343を記憶させることで、端末3Aのユーザは、オフライン環境であっても、他人の名刺情報343を閲覧することができる。
【0061】
ステップS402で、名刺管理装置4は、端末3のうち端末3Aによって読取処理が行われた電子タグ21に関連付けられる端末3B~3E(第二端末)に、名刺情報432cの共有リクエストを送信する。
【0062】
ステップS321で、端末3Bは、名刺管理装置4から共有リクエストを受信すると、表示部33に、名刺情報432cの共有リクエストがあった旨(例えば、「名刺データの共有のリクエストがあります。許可しますか?」等のメッセージ)を表示して、名刺情報432cの共有可否の入力を受け付ける。端末3Bは、例えば、「OK」ボタンの選択がされることにより、ユーザから共有許可の入力を受け付けると、共有リクエストが許可された旨の応答を、名刺管理装置4に送信する。
【0063】
ステップS331,S341,S351においても、ステップS321と同様に処理される。
図7の例では、端末3B~3Eは、いずれも名刺情報432cの共有リクエストが許可された旨の応答を、名刺管理装置4に送信する。
【0064】
ステップS403で、名刺管理装置4は、名刺2のタグ識別情報212に関連付けられた名刺情報432cを、共有リクエストが許可した端末3B~3Eに送信する。なお、名刺2のタグ識別情報212に関連付けられた名刺情報432cは、読取処理を行った端末3Aに関連付けられた名刺情報432c(例えば
図3の「aaa」)が含まれていてもよい。
【0065】
ステップS322,S332,S342,S352で、各端末3B~3Eは、ユーザから他人の名刺情報432cの登録指示の入力を受け付けると、名刺管理装置4から送信された名刺情報432cを登録する。当該登録は、自己の端末3以外の端末3に関連付けられた名刺情報432cを登録する処理として実行される。例えば、端末3Bは、自己の端末3B以外の端末3A,3C~3Eに関連付けられた名刺情報432c「aaa」,「ccc」,「ddd」,「eee」を、名刺情報343の情報として登録する。
【0066】
これにより、名刺管理装置4は、端末3A(第一端末)から受信したタグ識別情報212に関連付けられる名刺情報432c、及び、端末3Aに関連付けられる名刺情報432cを、端末3のうち読取処理が行われた電子タグ21に関連付けられる端末3B~3E(3)の名刺管理プログラム341が管理する名刺情報343に追加することができる。
【0067】
ステップS404で、名刺管理装置4は、ユーザ識別情報433aに関連付けられたタグ識別情報433b及び名刺情報433cに、新たなタグ識別情報432a及び名刺情報432cを追加する。例えば、初期の状態では、端末3Aのユーザ識別情報433aに関連付けられたタグ識別情報433b及び名刺情報433cが記憶されていない。端末3Aが名刺2B~2Eの読取処理を行うと、名刺管理装置4は、名刺2B~2Eのタグ識別情報「BBB」~「EEE」をタグ識別情報433bとして、名刺2B~2Eの名刺情報432c「bbb」~「eee」を名刺情報433cとして、追加されるように記憶する。このようにして、名刺管理装置4は、ユーザ対応情報433を更新する。
【0068】
なお、一括名刺交換した際のグループに関する情報として、場所(位置情報)と時間(時間情報)を含むグループ情報を、端末3(3A~3E)及び名刺管理装置4の一方又は両方の記憶部34,43に記憶することができる。これら位置情報及び時刻情報は、例えば、端末3がステップS101又はステップS311の読取処理を実行したとき(若しくは、名刺交換相手の全ての名刺2の読取が完了したとき)、端末3がステップS105,S205で名刺情報の保存をしたとき、又は、端末3がステップS210でグループ登録処理を実行したときに、端末3によって取得される。時間情報は、名刺管理装置4がステップS404でユーザ対応情報を更新したときに取得してもよい。時間情報は、日付情報であってもよいし、日付情報と時刻情報の両方を含んでもよい。端末3は、グループ情報を、名刺交換グループの作成又は更新日時として表示部33に表示したり、検索項目に利用することができる。
【0069】
次に、
図8を参照して、電子タグ21を含む名刺2を持たないユーザの個人情報(名刺情報)を、名刺管理プログラムが管理する名刺情報として登録する構成について説明する。端末3Fは、名刺2を所持していないユーザが利用する端末である。
図8では、端末3Fが、名刺管理プログラム431を有していない状態を初期状態として説明する。また、ステップS361~S363は、名刺情報の交換を行った端末3A~3Eが実行する処理を示しているが、複数の端末3A~3Eのうちのいずれか一つが実行することができる。
【0070】
まず、端末3Fは、インターネット等を通じて名刺管理プログラム431の取得要求を名刺管理装置4に送信して取得する(ステップS371)。名刺管理装置4は、端末3Fからの要求に応じて名刺管理プログラム431を端末3Fに送信する。
【0071】
ステップS372で、端末3Fは、名刺情報343に登録する個人情報の入力をユーザから受け付けて、名刺管理装置4に送信する。名刺管理装置4は、受信した名刺情報343を、名刺対応情報432又はユーザ対応情報433の名刺情報432c,433cとして記憶する。端末3Fは、入力された個人情報を、記憶部34に名刺情報343として記憶する。
【0072】
ステップS361で、
図7の名刺情報の交換を行った端末3A~3Eは、端末3Fからユーザ識別情報342を取得する。ユーザ識別情報342の取得は、まず、端末3A~3Eが、表示部33に
図9の招待方法選択画面54を表示して、ユーザに招待方法の選択させることにより実行する。名刺ユーザ招待部541は、名刺2を所有しているユーザの端末3から名刺情報を取得するための指示部である。ユーザネーム招待部542は、すでに名刺管理プログラム431を有してユーザネームの登録済みの端末3から名刺情報を取得するための指示部である。端末3A~3Eは、招待しようとする端末3に紐づけられたユーザのユーザネームを入力することにより、招待対象となるユーザの端末3を検索及び選択することができる。
【0073】
コード招待部543は、QRコード(登録商標)を介して、招待しようとする端末3を検索する支持部である。本実施形態では、端末3A~3Eは、招待方法選択画面54においてコード招待部543を選択する。その後、例えば、端末3Fの表示部33に
図9の情報提示画面55を提示する。情報提示画面55は2次元コード551を含む。端末3A~3Eは、2次元コード551を読み取ることにより端末3Fからユーザ識別情報342を取得することができる。なお、2次元コード551の代わりに、1次元コード、カラーコード又はその他のコードを用いてもよい。
【0074】
ステップS362で、端末3A~3Eは、端末3Fのユーザ識別情報342を名刺管理装置4に送信して、端末3Fが名刺管理プログラム341に登録済みであるかの認証を要求する。ステップS412で、名刺管理装置4は、ユーザ識別情報342が登録済みか否かの認証結果を、端末3A~3Eに送信する。
【0075】
端末3Fのユーザ識別情報342が、名刺管理プログラム341に登録済みであった場合、ステップS363で、端末3A~3Eは、グループ招待の完了操作を行う。
図9のメンバー表示画面56は、選択された名刺交換グループに所属するユーザの名刺情報561と、招待指示部562とを有する。ステップS363では、ユーザが招待指示部562を選択することにより、端末3Fを利用するユーザの連絡先(名刺情報343)を、名刺交換グループに招待することができる。
【0076】
ステップS363の後、端末3A~3Eのグループに、端末3Fのユーザが追加された旨の情報が名刺管理装置4に送信される。名刺管理装置4は、端末3Fに自身の端末に登録された名刺情報がグループに登録された旨の情報を送信する。その結果、ステップS373で、端末3Fは、表示部33に、グループ招待完了の通知(例えば、プッシュ通知)を表示する。
図9の通知画面57は、メッセージ表示部571の表示例である。ユーザにより、メッセージ表示部571が選択されると、端末3Fは、招待された名刺交換グループページへ参加することができる。
【0077】
なお、
図8の処理は、
図4~
図6に示した処理の後に行うことで、既に作成した名刺交換グループに対して名刺2を持たないユーザの名刺情報(個人情報)を、少ない工数でグループの連絡先に追加することができる。
【0078】
(プログラム)
図10は、コンピュータ101の構成を示す概略ブロック図である。コンピュータ101は、CPU102、主記憶装置103、補助記憶装置104、インタフェース105を備える。CPU102はGPUであっても構わない。
【0079】
ここで、実施形態1に係る端末3及び名刺管理装置4、を構成する各機能を実現するためのプログラムの詳細について説明する。なお、実施形態2に係る端末3及び名刺管理装置4のプログラムも同様とする。
【0080】
本実施形態の端末3及び名刺管理装置4は、コンピュータ101に実装される。そして、各装置の各構成要素の動作は、プログラムの形式で補助記憶装置104に記憶される。CPU102は、プログラムを補助記憶装置104から読みだして主記憶装置103に展開し、当該プログラムに従って上記処理を実行する。また、CPU102は、プログラムに従って、上記した記憶部に対応する記憶領域を主記憶装置103に確保する。
【0081】
当該プログラムは、一例として、コンピュータ101において、タグ識別情報212を記憶する電子タグ21を有する名刺2と、タグ識別情報212に関連付けられる名刺管理プログラム341を実行する端末3と、タグ識別情報212に関連付けられる名刺情報432cを記憶する名刺管理装置4と、を備える名刺管理システム1を、コンピュータに実行させるための名刺管理プログラム341,431である。名刺管理プログラム341,431は、端末3のうち読取処理を実行する第一端末(3A)が、複数の電子タグ21からタグ識別情報212を近距離無線通信機能により取得して名刺管理装置4に送信する工程と、名刺管理装置4が端末3から受信したタグ識別情報212に関連付けられる名刺情報432c及び端末3Aに関連付けられる名刺情報432cを、端末3のうち読取処理が行われた電子タグ21に関連付けられる端末3B~3Eの名刺管理プログラム341が管理する名刺情報343に追加する工程と、を含む。
【0082】
なお、補助記憶装置104は、一時的でない有形の記憶媒体の一例である。一時的でない有形の記憶媒体の他の例としては、インタフェース105を介して接続される磁気ディスク、光磁気ディスク、CD-ROM、DVD-ROM、半導体メモリ等の記憶媒体が挙げられる。
【0083】
また、当該プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであってもよい。更に、当該プログラムは、前述した機能を補助記憶装置104に既に記憶される他のプログラムとの組み合わせで実現するもの、いわゆる差分ファイル(差分プログラム)であってもよい。
【0084】
[実施形態2]
次に、実施形態2の名刺管理システム1Aについて説明する。
図11は、実施形態2に係る名刺管理システム1Aの全体構成図である。なお、名刺管理システム1Aの説明において、実施形態1の名刺管理システム1と同様の構成については、同一の符号を付す等してその説明を省略又は簡略化する。
【0085】
図11に示す名刺2の電子タグ21は、内部のIC内の記憶部に、接続先情報211、タグ識別情報212、及び名刺情報213を記憶する。
【0086】
図12は、本実施形態の端末3の処理のフローチャートである。端末3Aは、ステップS105の処理の後、ステップS110の処理を実行する。ステップS110で、端末3Aは、名刺2のタグ識別情報212に関連付けられた各名刺2B~2Eの名刺情報213を、他の端末3B~3Eに送信する。すなわち、本実施形態において、端末3Aは、名刺情報213を名刺2から直接取得することができるため、他の端末3B~3Eへの名刺情報213の共有を、名刺管理装置4を介さずに行うことができる。
【0087】
図13は、本実施形態の名刺管理システム1Aのフローチャートである。ステップS314で、端末3Aは、端末3のうち端末3Aによって読取処理が行われた電子タグ21に関連付けられる端末3B~3Eに、名刺2B~2Eから取得した名刺情報213の共有リクエストを送信する。
【0088】
端末3B~3Eは、実施形態1で説明したステップS321,S331,S341,S351の代わりに、ステップS323,S333,S343,S353の処理を実行する。ステップS323で、端末3Bは、端末3Aから共有リクエストを受信すると、表示部33に、名刺情報432cの共有リクエストがあった旨を表示して、名刺情報213の共有可否の入力を受け付ける。端末3Bは、ユーザから共有許可の入力を受け付けると、共有リクエストが許可された旨の応答を、端末3Aに送信する。
【0089】
なお、ステップS333,S343,S353においても、ステップS321と同様に処理される。
図13の例では、端末3B~3Eは、いずれも名刺情報432cの共有リクエストが許可された旨の応答を、端末3Aに送信する。
【0090】
ステップS315で、端末3Aは、名刺2のタグ識別情報212に関連付けられた名刺情報213を、端末3B~3Eに送信する。なお、名刺2のタグ識別情報212に関連付けられた名刺情報213は、読取処理を行った端末3Aに関連付けられた名刺情報213「aaa」が含まれていてもよい。
【0091】
実施形態2の構成とすることで、名刺管理システム1Aは、端末3のうち読取処理を実行する端末3A(第一端末)が、複数の電子タグ21からタグ識別情報212及び名刺情報213を近距離無線通信機能により取得して、タグ識別情報212を名刺管理装置4に送信するとともに、取得した名刺情報213を端末3のうち読取処理が行われた電子タグ21に関連付けられる端末3B~3E(第二端末)の名刺管理プログラム341が管理する名刺情報343に追加することができる。
【0092】
以上、実施形態1では、名刺2と、端末3と、名刺管理装置4とを備える名刺管理システム1において、端末3のうち読取処理を実行する第一端末が、複数の電子タグ21からタグ識別情報212を近距離無線通信機能により取得して名刺管理装置4に送信し、名刺管理装置4が、第一端末から受信したタグ識別情報212に関連付けられる名刺情報432c及び第一端末に関連付けられる名刺情報432cを、端末3のうち読取処理が行われた電子タグ21に関連付けられる第二端末の名刺管理プログラム341が管理する名刺情報343に追加する機能を有する構成について説明した。名刺管理システム1は、名刺2の読取処理を代表の端末3が実行することで、他の複数の端末3に関連付けられたユーザの名刺情報を互いに共有することができる。従って、名刺管理システム1は、名刺情報を容易に共有することができる。
【0093】
また、実施形態2では、名刺2と、端末3と、名刺管理装置4とを備える名刺管理システム1Aにおいて、端末3のうち読取処理を実行する第一端末が、複数の電子タグ21からタグ識別情報212及び名刺情報213を近距離無線通信機能により取得して、タグ識別情報212を名刺管理装置4に送信するとともに取得した名刺情報213を端末3のうち読取処理が行われた電子タグ21に関連付けられる第二端末の名刺管理プログラム341が管理する名刺情報343に追加し、名刺管理装置4が、第一端末から受信したタグ識別情報212に関連付けられる名刺情報213を、第一端末及び第二端末の名刺管理プログラム341の管理対象として関連付ける構成について説明した。名刺管理システム1Aは、名刺2の読取処理を代表の端末3が実行することで、端末3が名刺管理装置4と通信できない場合(例えば、オフライン状態)であっても、他の複数の端末3に関連付けられたユーザの名刺情報を互いに共有することができる。従って、名刺管理システム1Aは、名刺情報を容易に共有することができる。
【0094】
各実施形態で説明した名刺管理システム1等は、名刺情報の共有に物理的な名刺2の交換を必須としないため、経済的且つ持続可能な技術である。また、名刺管理システム1等は、名刺管理装置等に連絡先として名刺データを蓄積することができるため、名刺情報を当初から容易にデジタルデータとして管理することができる。
【0095】
以上、本開示のいくつかの実施形態を説明したが、これら実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものとする。
【0096】
例えば、電子タグ21は、パッシブ型のタグに限らず、アクティブ型のタグを用いてもよい。
【0097】
また、実施形態2の
図13に示した名刺管理システム1Aの処理のフローチャートにおいて、ステップS312の処理は、省略してもよい。例えば、端末3Aは、ステップS312の処理を、端末3Aと名刺管理装置4との間の通信状態が良好であるとき等に行うことができる。従って、端末3Aは、ステップS312の処理を待たずに、ステップS314以降の処理を実行することができる。
【0098】
また、
図3のユーザ対応情報433は、ユーザ識別情報433a毎に、他のユーザのタグ識別情報433b及び名刺情報433cのみを含んでもよいし、自己及び他のユーザの両方のタグ識別情報433b及び名刺情報433cを含んでもよい。ユーザ対応情報433が、他のユーザのタグ識別情報433b及び名刺情報433cのみを含む場合、自己の名刺情報は、端末3内の記憶部34に記憶される名刺情報343により管理することができる。
【0099】
また、実施形態1で説明した構成及び処理は、矛盾しない範囲で、実施形態2で説明した構成及び処理と、置換又は付加して組み合わせてもよい。
【0100】
また、名刺管理プログラム341は、名刺情報343を、電子タグ21を介して取得することに限らず、電子タグ21を備えない名刺の視覚情報として表示された名刺情報を、カメラで撮影し、OCR(Optical Character Reader)機能によりテキストデータ化して名刺情報343として取得してもよい。また、名刺情報343は、テキストデータ化ができない場合は、画像データとして保存されてもよい。端
【0101】
本開示は、例えば以下の態様を含む。
[1]
タグ識別情報を記憶する電子タグを有する名刺と、
前記タグ識別情報に関連付けられる名刺管理プログラムを実行する端末と、
前記タグ識別情報に関連付けられる名刺情報を記憶する名刺管理装置と、
を備え、
前記端末のうち読取処理を実行する第一端末は、複数の前記電子タグから前記タグ識別情報を近距離無線通信機能により取得して前記名刺管理装置に送信し、
前記名刺管理装置は、前記第一端末から受信した前記タグ識別情報に関連付けられる名刺情報及び前記第一端末に関連付けられる名刺情報を、前記端末のうち読取処理が行われた前記電子タグに関連付けられる第二端末の前記名刺管理プログラムが管理する名刺情報に追加する機能を有する、
名刺管理システム。
[2]
前記第二端末は、他人の名刺情報の登録指示の入力を受け付けると、前記名刺管理装置から送信された名刺情報を登録する[1]に記載の名刺管理システム。
[3]
前記名刺管理装置は、前記第一端末から前記タグ識別情報を受信すると、前記タグ識別情報に関連付けられた名刺情報を、前記第一端末及び前記第二端末に送信する[1]に記載の名刺管理システム。
[4]
前記第一端末は、
前記名刺管理プログラムを有している場合は、前記名刺管理装置から取得した前記第二端末の前記名刺情報を表示させ、
前記名刺管理プログラムを有していない場合は、前記名刺管理プログラムの取得要否の入力を受け付ける、
[1]に記載の名刺管理システム。
[5]
前記名刺管理装置は、前記第一端末から前記タグ識別情報を受信すると、前記タグ識別情報に関連付けられた名刺情報を、前記第一端末及び前記第二端末に送信し、
前記第一端末は、
前記名刺管理プログラムを有している場合は、前記名刺管理装置から取得した前記第二端末の前記名刺情報を表示させ、且つ、前記名刺管理プログラムを有していない場合は、前記名刺管理プログラムの取得要否の入力を受け付け、
前記第二端末は、他人の名刺情報の登録指示の入力を受け付けると、前記名刺管理装置から送信された名刺情報を登録する、
[1]に記載の名刺管理システム。
[6]
タグ識別情報及び名刺情報を記憶する電子タグを有する名刺と、
前記タグ識別情報に関連付けられる名刺管理プログラムを実行する端末と、
前記タグ識別情報に関連付けられる名刺情報を記憶する名刺管理装置と、
を備え、
前記端末のうち読取処理を実行する第一端末は、複数の前記電子タグから前記タグ識別情報及び前記名刺情報を近距離無線通信機能により取得して、前記タグ識別情報を前記名刺管理装置に送信するとともに取得した名刺情報を前記端末のうち読取処理が行われた前記電子タグに関連付けられる第二端末の前記名刺管理プログラムが管理する名刺情報に追加し、
前記名刺管理装置は、前記第一端末から受信した前記タグ識別情報に関連付けられる名刺情報を、前記第一端末及び前記第二端末の前記名刺管理プログラムの管理対象として関連付ける、
名刺管理システム。
[7]
前記第二端末は、他人の名刺情報の登録指示の入力を受け付けると、前記第一端末から送信された名刺情報を登録する[1]に記載の名刺管理システム。
[8]
前記第一端末は、
前記名刺管理プログラムを有している場合は、前記名刺管理装置から取得した前記第二端末の前記名刺情報を表示させ、
前記名刺管理プログラムを有していない場合は、前記名刺管理プログラムの取得要否の入力を受け付ける、
[1]に記載の名刺管理システム。
[9]
前記第一端末は、前記名刺管理プログラムを有している場合は、前記名刺管理装置から取得した前記第二端末の前記名刺情報を表示させ、且つ、前記名刺管理プログラムを有していない場合は、前記名刺管理プログラムの取得要否の入力を受け付け、
前記第二端末は、他人の名刺情報の登録指示の入力を受け付けると、前記第一端末から送信された名刺情報を登録する、
[1]に記載の名刺管理システム。
[10]
前記第一端末と前記第二端末は、
前記第一端末により読取処理が行われた前記電子タグに関連付けられる名刺情報と、前記第一端末に関連付けられる名刺情報とを含めて特定の案件進行を行うためのグループを作成し、
お互いの情報を共有する機能を有する、
[1]又は[6]に記載の名刺管理システム。
[11]
タグ識別情報を記憶する電子タグを有する名刺と、前記タグ識別情報に関連付けられる名刺管理プログラムを実行する端末と、前記タグ識別情報に関連付けられる名刺情報を記憶する名刺管理装置と、を備える名刺管理システムにおける名刺管理方法であって、
前記端末のうち読取処理を実行する第一端末が、複数の前記電子タグから前記タグ識別情報を近距離無線通信機能により取得して前記名刺管理装置に送信する工程と、
前記名刺管理装置が、前記第一端末から受信した前記タグ識別情報に関連付けられる名刺情報及び前記第一端末に関連付けられる名刺情報を、前記端末のうち読取処理が行われた前記電子タグに関連付けられる第二端末の前記名刺管理プログラムが管理する名刺情報に追加する工程と、
を含む名刺管理方法。
[12]
タグ識別情報及び名刺情報を記憶する電子タグを有する名刺と、前記タグ識別情報に関連付けられる名刺管理プログラムを実行する端末と、前記タグ識別情報に関連付けられる名刺情報を記憶する名刺管理装置と、を備える名刺管理システムにおける名刺管理方法であって、
前記端末のうち読取処理を実行する第一端末が、複数の前記電子タグから前記タグ識別情報及び前記名刺情報を近距離無線通信機能により取得して、前記タグ識別情報を前記名刺管理装置に送信するとともに取得した名刺情報を前記端末のうち読取処理が行われた前記電子タグに関連付けられる第二端末の前記名刺管理プログラムが管理する名刺情報に追加する工程と、
前記名刺管理装置が、前記第一端末から受信した前記タグ識別情報に関連付けられる名刺情報を、前記第一端末及び前記第二端末の前記名刺管理プログラムの管理対象として関連付ける工程と、
を含む名刺管理方法。
[13]
タグ識別情報を記憶する電子タグを有する名刺と、前記タグ識別情報に関連付けられる名刺管理プログラムを実行する端末と、前記タグ識別情報に関連付けられる名刺情報を記憶する名刺管理装置と、を備える名刺管理システムのコンピュータに実行させるための名刺管理プログラムであって、
前記端末のうち読取処理を実行する第一端末が、複数の前記電子タグから前記タグ識別情報を近距離無線通信機能により取得して前記名刺管理装置に送信する工程と、
前記名刺管理装置が、前記第一端末から受信した前記タグ識別情報に関連付けられる名刺情報及び前記第一端末に関連付けられる名刺情報を、前記端末のうち読取処理が行われた前記電子タグに関連付けられる第二端末の前記名刺管理プログラムが管理する名刺情報に追加する工程と、
を含む名刺管理プログラム。
[14]
タグ識別情報及び名刺情報を記憶する電子タグを有する名刺と、前記タグ識別情報に関連付けられる名刺管理プログラムを実行する端末と、前記タグ識別情報に関連付けられる名刺情報を記憶する名刺管理装置と、を備える名刺管理システムのコンピュータに実行させるための名刺管理プログラムであって、
前記端末のうち読取処理を実行する第一端末は、複数の前記電子タグから前記タグ識別情報及び前記名刺情報を近距離無線通信機能により取得して、前記タグ識別情報を前記名刺管理装置に送信するとともに取得した名刺情報を前記端末のうち読取処理が行われた前記電子タグに関連付けられる第二端末の前記名刺管理プログラムが管理する名刺情報に追加する工程と、
前記名刺管理装置は、前記第一端末から受信した前記タグ識別情報に関連付けられる名刺情報を、前記第一端末及び前記第二端末の前記名刺管理プログラムの管理対象として関連付ける工程と、
を含む名刺管理プログラム。
【符号の説明】
【0102】
1,1A 名刺管理システム
2(2A~2E) 名刺
3(3A~3F 端末
4 名刺管理装置
21 電子タグ
31 制御部
32 通信部
33 表示部
34 記憶部
41 制御部
42 通信部
43 記憶部
51 連絡先表示画面
52 グループ表示画面
53 メンバー表示画面
54 招待方法選択画面
55 情報提示画面
56 メンバー表示画面
57 通知画面
101 コンピュータ
102 CPU
103 主記憶装置
104 補助記憶装置
105 インタフェース
211 接続先情報
212 タグ識別情報
213 名刺情報
312 タグ識別情報
341 名刺管理プログラム
342 ユーザ識別情報
343 名刺情報
344 ウェブサイト閲覧プログラム
431 名刺管理プログラム
432 名刺対応情報
432a タグ識別情報
432b ユーザ識別情報
432c 名刺情報
433 ユーザ対応情報
433a ユーザ識別情報
433b タグ識別情報
433c 名刺情報
511 名刺情報
512 招待指示部
521 名刺交換グループ
541 名刺ユーザ招待部
542 ユーザネーム招待部
543 コード招待部
551 2次元コード
561 名刺情報
562 招待指示部
571 メッセージ表示部