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  • 特開-おむつ交換用具 図1
  • 特開-おむつ交換用具 図2
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2025006329
(43)【公開日】2025-01-17
(54)【発明の名称】おむつ交換用具
(51)【国際特許分類】
   A61F 5/44 20060101AFI20250109BHJP
   A61F 5/441 20060101ALI20250109BHJP
【FI】
A61F5/44 W
A61F5/441
【審査請求】未請求
【請求項の数】7
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2023107051
(22)【出願日】2023-06-29
(71)【出願人】
【識別番号】523248884
【氏名又は名称】株式会社城西工機
(74)【代理人】
【識別番号】100124811
【弁理士】
【氏名又は名称】馬場 資博
(74)【代理人】
【識別番号】100187724
【弁理士】
【氏名又は名称】唐鎌 睦
(72)【発明者】
【氏名】武田 剛
【テーマコード(参考)】
4C098
【Fターム(参考)】
4C098AA09
4C098CD10
(57)【要約】
【課題】おむつ交換時におけるにおいによる不快感を抑制すること。
【解決手段】本開示のおむつ交換用具は、おむつ交換時に人物の臀部が載置される第一載置部30と、人物の臀部よりも上半身側の部位が載置され、第一載置部から延設された第二載置部40と、を備える。第一載置部30は、内部が空洞に形成され、人物の臀部が載置される臀部載置面が連通する第一空洞部31を有しており、臀部載置面から第一空洞部の内部に向かって空気を吸い込むよう作動するファン32を備え、第二載置部40は、内部が空洞に形成され、第一載置部に形成された第一空洞部内に吸い込まれた空気が流入するよう第一空洞部に連通すると共に外部に向かって開口する第二空洞部41を有する。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
おむつを装着する人物に対するおむつ交換時に当該人物の少なくとも臀部が載置される第一載置部と、
少なくとも前記人物の前記臀部よりも上半身側の部位が載置され、前記第一載置部から延設された第二載置部と、を備え、
前記第一載置部は、少なくとも内部の一部が空洞に形成され、前記人物の前記臀部が載置される臀部載置面の少なくとも一部が連通する第一空洞部を有しており、前記臀部載置面の少なくとも一部から前記第一空洞部の内部に向かって空気を吸い込むよう作動するファンを備え、
前記第二載置部は、少なくとも内部の一部が空洞に形成され、前記第一載置部に形成された前記第一空洞部内に吸い込まれた空気が流入するよう当該第一空洞部に連通すると共に外部に向かって開口する第二空洞部を有する、
おむつ交換用具。
【請求項2】
請求項1に記載のおむつ交換用具であって、
前記第二載置部の前記第二空洞部は、前記第一載置部に対する前記第二載置部の延設方向に沿って延び、前記第一載置部側である一端側から反対側に位置する他端側に向かって貫通するよう形成されている、
おむつ交換用具。
【請求項3】
請求項2に記載のおむつ交換用具であって、
前記第二載置部は、前記第二空洞部の前記他端側に形成された開口部が、前記第二載置部に載置された前記人物の頭部から離間して位置するよう構成されている、
おむつ交換用具。
【請求項4】
請求項1に記載のおむつ交換用具であって、
前記第一載置部に対する前記第二載置部の延設方向に沿って所定の長さを有し、前記第一載置部及び前記第二載置部の側方に立設された壁部を備え、
前記壁部は、内部が空洞に形成されており、前記壁部の空洞内に空気を吸い込むよう作動する第二ファンと、当該吸い込んだ空気を前記延設方向における前記第一載置部側に吹き出す吹き出し口と、を備えた、
おむつ交換用具。
【請求項5】
請求項4に記載のおむつ交換用具であって、
前記壁部は、前記第一載置部側の壁面に前記吹き出し口を備えた、
おむつ交換用具。
【請求項6】
請求項5に記載のおむつ交換用具であって、
前記壁部は、前記吹き出し口とは反対側の壁面に、前記第二ファンにて前記壁部の空洞内に空気を吸い込む吸い込み口を備えた、
おむつ交換用具。
【請求項7】
請求項1に記載のおむつ交換用具であって、
前記第一載置部及び前記第二載置部を収容するカバーを備え、
前記カバーの少なくとも前記第一載置部の前記臀部載置面を覆う箇所は、通気性を有する部材にて形成されている、
おむつ交換用具。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、おむつ交換用具に関する。
【背景技術】
【0002】
おむつの交換を容易にするために、例えば、特許文献1,2に記載のように、様々なおむつ交換用具が検討されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2010-235127号公報
【特許文献2】特許第7235223号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、上述したおむつ交換用具のいずれも、排泄物のにおいに対する対策がとられていない。このため、おむつを交換される人物やおむつ交換の作業を行う人物にとって、においによる不快感が生じうる。
【0005】
このため、本開示の目的は、上述した課題である、おむつ交換時におけるにおいによる不快感を抑制することができるおむつ交換用具を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示の一形態であるおむつ交換用具は、
おむつを装着する人物に対するおむつ交換時に当該人物の少なくとも臀部が載置される第一載置部と、
少なくとも前記人物の前記臀部よりも上半身側の部位が載置され、前記第一載置部から延設された第二載置部と、を備え、
前記第一載置部は、少なくとも内部の一部が空洞に形成され、前記人物の前記臀部が載置される臀部載置面の少なくとも一部が連通する第一空洞部を有しており、前記臀部載置面の少なくとも一部から前記第一空洞部の内部に向かって空気を吸い込むよう作動するファンを備え、
前記第二載置部は、少なくとも内部の一部が空洞に形成され、前記第一載置部に形成された前記第一空洞部内に吸い込まれた空気が流入するよう当該第一空洞部に連通すると共に外部に向かって開口する第二空洞部を有する、
という構成をとる。
【発明の効果】
【0007】
本開示は、以上のように構成されることにより、おむつ交換時におけるにおいによる不快感を抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1】本開示にかかるおむつ交換用具の構成の概略を示す図である。
図2】本開示にかかるおむつ交換用具の構成の概略を示す図である。
図3】本開示にかかるおむつ交換用具の構成の概略を示す図である。
図4】本開示にかかるおむつ交換用具における空気の流れを示す図である。
図5】本開示にかかるおむつ交換用具における空気の流れを示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
<実施形態1>
本開示について、図面を参照して説明する。本実施形態におけるおむつ交換用具は、おむつ交換時においておむつを交換される人物を仰向けに横たわらせておくためのものである。特に、本実施形態におけるおむつ交換用具は、新生児、乳児、幼児などの子供といった人物のおむつを交換することに好適である。但し、本開示のおむつ交換用具は、いかなる人物にも適用可能である。
【0010】
[構成]
図1及び図2は、おむつ交換用具の全体構成を示す概略図である。具体的に、図1(1-2)は平面図、図1(1-1)は図1(1-2)を上方側から見た図、図1(1-3)は図1(1-2)を下方側から見た図を示す。また、図2(2-1)は図1(1-2)を右側から見た図、図2(2-2)は図1(1-2)におけるA-A線断面図を示す。
【0011】
図1及び図2に示すように、おむつ交換用具は、まず底面に配置される底板51と、両側方をそれぞれ覆うよう配置される各壁部52と、を備えた枠体50を備えている。つまり、枠体50は、底板51と両壁部52とによって凹状に形成されている。そして、おむつ交換用具は、枠体50の凹状箇所に、おむつ交換時に人物を載置する載置ユニット10を備えている。載置ユニット10は、カバー20と、カバー20内に収容される第一載置部30及び第二載置部40を備えている。以下、各構成について詳述する。
【0012】
カバー20は、通気性を有する部材、例えば布部材にて形成されている。そして、カバー20は、一端側が開口し、他端側及び両側方が閉塞している袋状に形成されている。具体的に、カバー20は、図1(1-2)における上側の端部のみが開口して袋状に形成されている。なお、カバー20は、所定の厚みを有し、弾性を有する部材であると望ましく、さらには、少なくとも後述するように収容される第一載置部30の臀部載置面に対応する部位がより通気性を有しているとよく、例えばメッシュ状にて形成されているとよい。但し、カバー20は必ずしも必要ではなく、設けられていなくてもよい。
【0013】
第一載置部30は、カバー20内に、当該カバー20の開口部とは反対側に位置する閉塞した端部側に収容される。また、第二載置部40は、カバー20内に、当該カバー20の開口部側に収容される。このとき、第一載置部30から第二載置部40が延設されているように、第一載置部30と第二載置部40とが連結してカバー20に収容される。なお、おむつを装着する人物のおむつ交換時には、第一載置部30及び第二載置部40の上面側に人物が仰向けとなって横たわることとなり、第一載置部30上に臀部が載置され、第二載置部40側に臀部よりも上半身側の部位が載置されることとなる。より望ましくは、第二載置部40側に人物の頭部まで載置されるとよい。ここで、カバー20から第一載置部30及び第二載置部40を取り出したときの構成を図3に示す。図3(3-1)は、第一載置部30及び第二載置部40の平面図を示し、図3(3-2)は、図3(3-1)におけるB-B線断面図を示す。なお、本実施形態では、第一載置部30と第二載置部40とが別々の部材で構成されている場合を例示するが、第一載置部30と第二載置部40とが一体的に構成されていてもよい。
【0014】
第一載置部30は、例えば、外形が矩形に形成されており、所定の高さを有する略直方体に形成されている。そして、第一載置部30は、少なくとも内部の一部が空洞に形成された第一空洞部31を有している。第一空洞部31は、第一載置部30の上面の一部と、第二載置部40の延設箇所(第二載置部40との連結箇所)の一部と、を連通するよう形成されている。つまり、第一載置部30の表面のうち、上面の一部と、第二載置部40の延設箇所となる側面の一部と、が外部に開口しており、第一空洞部31に連通していることとなる。
【0015】
そして、第一載置部30の開口している上面の一部は、人物の臀部が載置される臀部載置面を形成している。このため、第一載置部30の上面の一部である臀部載置面は、載置される人物の臀部を支持可能な強度に形成されており、例えば、複数の貫通孔が形成された所定の厚みを有する板部材で形成されている。そして、第一載置部30の臀部載置面の内部側、つまり、臀部載置面の裏面側である第一空洞部31側には、臀部載置面から第一空洞部31内に空気を吸い込むよう作動するファン32が配置されている。本実施形態では、図1及び図3に示すように、おむつ交換用具の幅方向に2つのファン32が並列に配置されている。但し、ファン32は、臀部載置面から第一空洞部31内に空気を吸い込むことが可能であれば、いかなる位置に配置されていてもよく、配置される数も2つである必要はなく、いくつであってもよい。
【0016】
第二載置部40は、例えば、外形が矩形に形成されており、所定の高さを有する略直方体に形成されている。そして、第二載置部40は、少なくとも内部の一部が空洞に形成された連通路41(第二空洞部)を有している。連通路41は、第二載置部40の両端、具体的には、第一載置部30との連結箇所(第一載置部30からの延設箇所)である一端と、その反対側に位置する他端と、が連通するよう形成されている。つまり、連通路41は、一端が第一載置部30の第一空洞部31に連通しており、他端が外部に開口する開口部を形成している。このとき、上述したように第二載置部40に人物の頭部まで載置された場合には、連通路41の開口部は人物の頭部から離間して位置することとなる。そして、本実施形態では、図1及び図3に示すように、おむつ交換用具の幅方向に2つの連通路41が並列に形成されている。但し、連通路41は、必ずしも上述した方向に延びて形成されていることに限定されず、第一載置部30の第一空洞部31との連結端とは反対側の開口部も、いかなる位置に形成されていてもよく、外部に開口していればよい。また、連通路41の数は2つである必要はなく、いくつであってもよい。
【0017】
以上のように、第一載置部30の第一空洞部31と第二載置部40の連通路41とが連通していることから、第一載置部30のファン32によって、第一載置部30の臀部載置面から第一載置部30の内部である第一空洞部31に空気が吸い込まれ、かかる空気は、第一空洞部31から第二載置部40の連通路41に流れ、開口部から外部に排出されることとなる。
【0018】
次に、枠体50の壁部52について詳述する。壁部52は、上述した第一載置部30と第二載置部40との連結方向(第一載置部30に対する第二載置部40の延設方向)に沿って所定の長さを有して形成されている。そして、壁部52は、第一載置部30及び第二載置部40の両側方にそれぞれ立設され、所定の高さを有して形成されている。なお、本実施形態では、図1に示すように、壁部52は、第一載置部30及び第二載置部40を挟んで2つ設けられているが、いずれか一方の側方のみに設けられていてもよい。
【0019】
壁部52は、上述したように所定の高さと長さを有しており、幅方向に所定の厚みを有している。そして、壁部52は、少なくとも内部の一部が空洞に形成された空洞部52aを有している。また、壁部52の外側の壁面、つまり、第一載置部30及び第二載置部40側とは反対側の壁面には、空洞部52aに連通する吸い込み口53が形成されており、かかる吸い込み口53の内部側に、外部から空洞部52a内に空気を吸い込むよう作動する第二ファン54が設けられている。特に、本実施形態では、吸い込み口53は、図1に示すように、壁部52の長手方向における第二載置部40側の端部付近に形成されている。つまり、吸い込み口53は、おむつ交換される人物の頭部の位置付近において、かかる人物の頭部側の壁面ではなく、その反対面側となる壁部52の外側の面に形成されることとなる。但し、吸い込み口53の位置は、上述した位置に限定されず、いかなる位置に形成されてもよい。また、第二ファン54の配置位置と吸い込み口53との位置は、それぞれ異なる位置であってもよい。例えば、吸い込み口53は上述した位置に形成され、第二ファン54は空洞部52a内の任意の位置に設けられてもよい。
【0020】
また、壁部52は、内側の壁面、つまり、第一載置部30及び第二載置部40側の壁面には、上述したように空洞部52a内に吸い込んだ空気を当該空洞部52a内から外部に吹き出す吹き出し口55が形成されている。特に、本実施形態では、吹き出し口55は、図1及び図2に示すように、壁部52の長手方向における第一載置部30側の端部付近に形成されており、おむつ交換される人物の臀部の位置付近において、壁部52の内側の面に形成されることとなる。つまり、吹き出し口55は、上述した吸い込み口53に対して、長手方向において反対側の端部付近に形成され、かつ、反対側の壁面に形成されている。但し、吹き出し口55の位置は、上述した位置に限定されず、いかなる位置に形成されてもよい。また、吹き出し口55の数は1つであることにげんていされず、複数であってもよい。
【0021】
以上のように、壁部52が構成されていることから、壁部52の第二ファン54によって、吸い込み口53から壁部52内の空洞部52aに空気が吸い込まれ、かかる空気は空洞部52a内を流れ、吹き出し口55から外部に排出されることとなる。
【0022】
[動作]
次に、上述したおむつ交換用具を利用したおむつ交換時の動作、特に、空気の流れを、図4乃至図5を参照して説明する。ここでは、おむつを交換する人物が子供であり、おむつ交換時には、子供が第一載置部30及び第二載置部40の上面側に仰向けとなって横たわり、第一載置部30上に臀部が位置し、第二載置部40の端部よりも内側に頭部が位置することとする。
【0023】
まず、壁部52では、第二ファン54によって、外側の壁面に形成された吸い込み口53から壁部52内である空洞部52aに空気が吸い込まれる(図4及び図5の矢印Y1)。そして、壁部52に吸い込まれた空気は、壁部52の空洞部52a内を流れ(図5の矢印Y1’)、吹き出し口55から第一載置部30の臀部載置面付近に吹き出されることとなる(図4及び図5の矢印Y2)。
【0024】
また、第一載置部30の臀部載置面付近では、第一載置部30のファン32によって、第一載置部30の内部である第一空洞部31に空気が吸い込まれる(図4及び図5の矢印Y3)。そして、第一空洞部31に吸い込まれた空気は、第一空洞部31から第二載置部40の連通路41に流れ、連通路41の開口部から外部に排出されることとなる(図4お及び図5の矢印Y4)。
【0025】
以上のように、第一載置部30の臀部載置面付近では、壁部52から空気が流れ込むと共に、第一載置部30の内部に空気が吸い込まれることとなる。このため、人物の排泄物によるにおいが臀部載置面付近に留まることを抑制することができ、おむつ交換を行う人物及び交換される人物双方にとって、においによる不快感が生じることを抑制することができる。そして、第一載置部30の内部に吸い込まれた空気は、第二載置部40の端部から排出される。このとき、おむつ交換される人物の頭部よりもさらに離れた箇所に空気が排出されるため、かかる人物にとってさらににおいによる不快感を抑制することができる。
【0026】
以上、上記実施形態等を参照して本開示を説明したが、本開示は、上述した実施形態に限定されるものではない。本開示の構成や詳細には、本開示の範囲内で当業者が理解しうる様々な変更をすることができる。そして、上述した各実施形態は、適宜他の実施形態と組み合わせることができる。
【0027】
<付記>
上記実施形態の一部又は全部は、以下の付記のようにも記載されうる。以下、本開示におけるおむつ交換用具の構成の概略を説明する。但し、本開示は、以下の構成に限定されない。
(付記1)
おむつを装着する人物に対するおむつ交換時に当該人物の少なくとも臀部が載置される第一載置部と、
少なくとも前記人物の前記臀部よりも上半身側の部位が載置され、前記第一載置部から延設された第二載置部と、を備え、
前記第一載置部は、少なくとも内部の一部が空洞に形成され、前記人物の前記臀部が載置される臀部載置面の少なくとも一部が連通する第一空洞部を有しており、前記臀部載置面の少なくとも一部から前記第一空洞部の内部に向かって空気を吸い込むよう作動するファンを備え、
前記第二載置部は、少なくとも内部の一部が空洞に形成され、前記第一載置部に形成された前記第一空洞部内に吸い込まれた空気が流入するよう当該第一空洞部に連通すると共に外部に向かって開口する第二空洞部を有する、
おむつ交換用具。
(付記2)
付記1に記載のおむつ交換用具であって、
前記第二載置部の前記第二空洞部は、前記第一載置部に対する前記第二載置部の延設方向に沿って延び、前記第一載置部側である一端側から反対側に位置する他端側に向かって貫通するよう形成されている、
おむつ交換用具。
(付記3)
付記2に記載のおむつ交換用具であって、
前記第二載置部は、前記第二空洞部の前記他端側に形成された開口部が、前記第二載置部に載置された前記人物の頭部から離間して位置するよう構成されている、
おむつ交換用具。
(付記4)
付記1に記載のおむつ交換用具であって、
前記第一載置部に対する前記第二載置部の延設方向に沿って所定の長さを有し、前記第一載置部及び前記第二載置部の側方に立設された壁部を備え、
前記壁部は、内部が空洞に形成されており、前記壁部の空洞内に空気を吸い込むよう作動する第二ファンと、当該吸い込んだ空気を前記延設方向における前記第一載置部側に吹き出す吹き出し口と、を備えた、
おむつ交換用具。
(付記5)
付記4に記載のおむつ交換用具であって、
前記壁部は、前記第一載置部側の壁面に前記吹き出し口を備えた、
おむつ交換用具。
(付記6)
付記5に記載のおむつ交換用具であって、
前記壁部は、前記吹き出し口とは反対側の壁面に、前記第二ファンにて前記壁部の空洞内に空気を吸い込む吸い込み口を備えた、
おむつ交換用具。
(付記7)
付記1に記載のおむつ交換用具であって、
前記第一載置部及び前記第二載置部を収容するカバーを備え、
前記カバーの少なくとも前記第一載置部の前記臀部載置面を覆う箇所は、通気性を有する部材にて形成されている、
おむつ交換用具。
【符号の説明】
【0028】
10 載置ユニット
20 カバー
30 第一載置部
31 第一空洞部
32 ファン
40 第二載置部
41 連通路
50 枠体
51 底板
52 壁部
52a 空洞部
53 吸い込み口
54 第二ファン
55 吹き出し口


図1
図2
図3
図4
図5