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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2025006519
(43)【公開日】2025-01-17
(54)【発明の名称】ホースガイド又は水受けタンク
(51)【国際特許分類】
   E03C 1/06 20060101AFI20250109BHJP
   E03C 1/042 20060101ALI20250109BHJP
【FI】
E03C1/06
E03C1/042 F
E03C1/042 Z
【審査請求】未請求
【請求項の数】9
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2023107359
(22)【出願日】2023-06-29
(71)【出願人】
【識別番号】592243553
【氏名又は名称】株式会社タカギ
(74)【代理人】
【識別番号】100120938
【弁理士】
【氏名又は名称】住友 教郎
(74)【代理人】
【識別番号】100227983
【弁理士】
【氏名又は名称】植村 久美子
(72)【発明者】
【氏名】白武 史考
【テーマコード(参考)】
2D060
【Fターム(参考)】
2D060BA05
2D060BC23
2D060BD01
2D060BE00
2D060BE09
(57)【要約】
【課題】施工が容易であり、適切な位置に設置しやすいホースガイド又は水受けタンクの提供。
【解決手段】ホースガイド102は、途中で折り返され往路部30と復路部32とを形成した状態で垂れ下がるフレキシブルホースh1を備えた水栓2aの所定部位に取り付けられている。このホースガイド102は、往路部30部と復路部32とをまとめて受け入れガイド部110と、前記所定部位に結合する結合部106と、結合部106とガイド部110との間に延びる延在部108と、を有している。ガイド部110は、水を貯めることができる水受け機能を有していてもよい。すなわち、ホースガイド102は、水受けタンク100であってもよい。水栓2aの所定部位は、限定されない。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
途中で折り返され往路部と復路部とを形成した状態で垂れ下がるフレキシブルホースを備えた水栓の所定部位に取り付けられるホースガイドであって、
前記往路部と前記復路部とをまとめて受け入れるガイド部と、
前記所定部位に結合する結合部と、
前記結合部と前記ガイド部との間に延びる延在部と、
を有しているホースガイド。
【請求項2】
前記ガイド部が、水を貯めることができる水受け機能を有している請求項1に記載のホースガイド。
【請求項3】
前記水栓が、吐出口を有する吐水ヘッドと、水導入管及び/又は湯導入管で構成されるサプライ管と、吐出管と、前記吐出管と前記吐出口との間を繋ぐ前記フレキシブルホースとを有しており、
前記所定部位が、前記吐出管又は前記サプライ管である請求項1又は2に記載のホースガイド。
【請求項4】
前記所定部位が、前記吐出管である請求項3に記載のホースガイド。
【請求項5】
前記吐出管が、金属管部を有しており、
前記所定部位が前記金属管部である請求項4に記載のホースガイド。
【請求項6】
前記金属管部が銅管である請求項5に記載のホースガイド。
【請求項7】
途中で折り返された状態で垂れ下がるフレキシブルホースを備えた水栓の所定部位に取り付けられる水受けタンクであって、
前記フレキシブルホースを受け入れるタンク部と、
前記所定部位に結合する結合部と、
前記結合部と前記タンク部との間に延びる延在部と、
を有している水受けタンク。
【請求項8】
取付基体に固定される水栓とホースガイドとを備えた水栓装置であって、
前記水栓が、
吐出口を有する吐水ヘッドと、
水導入管及び/又は湯導入管で構成されるサプライ管と、
吐出管と、
前記吐出管と前記吐出口との間を繋いでおり、途中で折り返され往路部と復路部とを形成した状態で垂れ下がるフレキシブルホースと、
を有しており、
前記ホースガイドが、
前記往路部と前記復路部とをまとめて受け入れるガイド部と、
前記水栓の所定部位に結合している結合部と、
前記結合部と前記ガイド部との間に延びる延在部と、
を有している水栓装置。
【請求項9】
取付基体に固定される水栓と水受けタンクとを備えた水栓装置であって、
前記水栓が、
吐出口を有する吐水ヘッドと、
水導入管及び/又は湯導入管で構成されるサプライ管と、
吐出管と、
前記吐出管と前記吐出口との間を繋いでおり、途中で折り返された状態で垂れ下がるフレキシブルホースと、
を有しており、
前記水受けタンクが、
前記フレキシブルホースを受け入れるタンク部と、
前記水栓の所定部位に結合している結合部と、
前記結合部と前記タンク部との間に延びる延在部と、
を有している水栓装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、ホースガイド又は水受けタンクに関する。また、本開示は、ホースガイド又は水受けタンクを有する水栓装置に関する。
【背景技術】
【0002】
キッチンや洗面台などに取り付けられる水栓には、フレキシブルホースを有するものがある。このフレキシブルホースにより、このホースを引き出しつつ吐水ヘッドを水栓本体から取り外して吐水することができる。フレキシブルホースは、引き出される際に必要な長さを有している。吐水ヘッドが水栓本体に取り付けられている状態では、フレキシブルホースは水栓の下側に垂れ下がっている。
【0003】
フレキシブルホースは、引き出される際に給水栓等に引っかかる場合がある。また、水栓の清掃時等に水栓内に水が入り込み、その水がシンク下に垂れ落ちる場合がある。これらの対策として、水受けタンクが設けられる。
【0004】
通常、水受けタンクは、キッチンの奥の壁に打ち込まれた2本のネジに引っ掛ける形で固定される。実開昭64-28480号公報では、洗髪洗面化粧台が設置される壁面に配管用間隙を形成するスペーサーを介して水受けタンクを取り付けてなる、洗髪洗面化粧台の水受けタンクの取付け構造が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】実開昭64-28480号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
フレキシブルホースの長さや位置に合わせて水受けタンクの位置を決定し、その位置に水受けタンクが配置されるように壁にネジを打ち込むのは、容易ではない。給水栓及び給湯栓の位置等によって、壁の所望する位置にネジを設置することが制約される場合もある。
【0007】
本開示は、施工が容易であり、適切な位置に設置しやすいホースガイド又は水受けタンクに関する。
【課題を解決するための手段】
【0008】
一つの態様に係るホースガイドは、途中で折り返され往路部と復路部とを形成した状態で垂れ下がるフレキシブルホースを備えた水栓の所定部位に取り付けられる。このホースガイドは、前記往路部と前記復路部とをまとめて受け入れるガイド部と、前記所定部位に結合する結合部と、前記結合部と前記ガイド部との間に延びる延在部と、を有している。
【0009】
他の態様に係る水受けタンクは、途中で折り返された状態で垂れ下がるフレキシブルホースを備えた水栓の所定部位に取り付けられる。この水受けタンクは、前記フレキシブルホースを受け入れるタンク部と、前記所定部位に結合する結合部と、前記結合部と前記タンク部との間に延びる延在部と、を有している。
【0010】
更に他の態様に係る水栓装置は、取付基体に固定される水栓とホースガイドとを備えている。この水栓装置では、前記水栓が、吐出口を有する吐水ヘッドと、水導入管及び/又は湯導入管で構成されるサプライ管と、吐出管と、前記吐出管と前記吐出口との間を繋いでおり、途中で折り返され往路部と復路部とを形成した状態で垂れ下がるフレキシブルホースと、を有している。前記ホースガイドが、前記往路部と前記復路部とをまとめて受け入れるガイド部と、前記水栓の所定部位に結合している結合部と、前記結合部と前記ガイド部との間に延びる延在部と、を有している。
【0011】
更に他の態様に係る水栓装置は、取付基体に固定される水栓と水受けタンクとを備えている。この水栓装置では、前記水栓が、吐出口を有する吐水ヘッドと、水導入管及び/又は湯導入管で構成されるサプライ管と、吐出管と、前記吐出管と前記吐出口との間を繋いでおり、途中で折り返された状態で垂れ下がるフレキシブルホースと、を有している。前記水受けタンクが、前記フレキシブルホースを受け入れるタンク部と、前記水栓の所定部位に結合している結合部と、前記結合部と前記タンク部との間に延びる延在部と、を有している。
【発明の効果】
【0012】
一つの側面では、施工が容易であり、適切な位置に設置しやすいホースガイド又は水受けタンクが提供されうる。
【図面の簡単な説明】
【0013】
図1図1は、一実施形態に係る水栓装置の斜視図である。
図2図2は、図1の水栓装置の正面図である。
図3図3は、図1の水栓装置の側面図である。
図4図4は、図1の水栓装置における水栓の斜視図である。
図5図5(a)は図1の水栓装置の水受けタンク(ホースガイド)の一部であるアダプター部材の斜視図であり、図5(b)はこのアダプター部材の側面図であり、図5(c)はこのアダプター部材の平面図である。
図6図6(a)は図1の水栓装置の水受けタンク(ホースガイド)の一部である本体部材の斜視図であり、図6(b)はこの本体部材の側面図であり、図6(c)はこの本体部材の平面図である。
図7図7(a)は他の実施形態に係るアダプター部材の斜視図であり、図7(b)はこのアダプター部材の側面図であり、図7(c)はこのアダプター部材の平面図である。
図8図8は、更に他の実施形態に係る水受けタンク(ホースガイド)の斜視図である。
図9図9は、更に他の実施形態に係る水栓装置の斜視図である
図10図10(a)は図9の水栓装置のホースガイドの一部である本体部材の斜視図であり、図10(b)はこの本体部材の側面図であり、図10(c)はこの本体部材の平面図である。
図11図11は、更に他の実施形態に係る水栓装置の斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0014】
以下、適宜図面が参照されつつ、実施形態が詳細に説明される。
【0015】
図1は一実施形態に係る水栓装置2の斜視図であり、図2は水栓装置2の正面図であり、図3は水栓装置2の側面図である。
【0016】
水栓装置2は、一実施形態に係る水受けタンク100を含む。この水受けタンク100は、ホースガイド102でもある。即ち、水栓装置2は、一実施形態に係るホースガイド102を含む。
【0017】
図4は、水栓2aの斜視図である。水栓2aは、水栓装置2から水受けタンク100(ホースガイド102)を除いた部分である。
【0018】
図1から図4が示すように、水栓2aは、本体部4、レバーハンドル6及び吐水ヘッド8を有する。水栓2aは、いわゆるシングルレバー式水栓である。水栓2aは、湯水混合水栓である。レバーハンドル6の左右回動により、吐水の温度が調節されうる。レバーハンドル6の上下回動により、吐水量が調節されうる。本体部4には、吐水の温度及び吐水量の調節を可能とする弁機構が内蔵されている。この弁機構は公知である。レバーハンドル6は、吐止水及び吐出量を調節しうるハンドルの一例である。
【0019】
更に、水栓2aは、湯導入管10、水導入管12、吐出管14及びフレキシブルホースH1を有する。湯導入管10は、本体部4から下方に延びている。湯導入管10は、給湯栓(図示されず)に接続される。水導入管12は、本体部4から下方に延びている。水導入管12は、給水栓(図示されず)に接続される。吐出管14は、本体部4から下方に延びている。吐出管14は、フレキシブルホースH1に接続されている。吐出管14は、フレキシブルホースH1を経由して、吐水ヘッド8に繋がっている。湯導入管10には、加熱された湯が導入される。水導入管12には、加熱されていない水(冷水)が導入される。前記弁機構に、湯導入管10からの湯と水導入管12からの水とが導入される。前記弁機構により、湯と水との混合比率が調節される。この混合比率により、吐水の温度調節が達成される。湯と水との混合液体が、吐出管14に流れる。なお以下では、加熱された湯、加熱されていない水(冷水)及びこれらの混合液体が、単に「水」とも称される場合がある。
【0020】
なお、水栓2aに水を供給する管が、本願においてサプライ管とも称される。本願では、湯導入管10及び水導入管12が、サプライ管11である。本願では、サプライ管11は2本である。サプライ管11の数は限定されない。例えば、サプライ管11は1本でもよい。
【0021】
吐水ヘッド8は、導水部16、操作部18、水形調節部20及び吐出口22を有する。前記弁機構から流出した湯水混合水は、吐出管14、フレキシブルホースH1及び導水部16を経由して、吐出口22から吐出される。水形調節部20は、吐出される水の形状(水形)を変化させうる。水形調節部20は、水形調節レバー24を有する。水形調節レバー24を操作することで、水形が変化しうる。操作部18は、押しボタンである。操作部18は、例えばレバーであってもよい。操作部18を操作することで、吐水が原水か浄水かが切り替えられる。
【0022】
導水部16は、浄水カートリッジ(図示されず)を内蔵している。この導水部16を含む水栓2a(吐水ヘッド8)は、蛇口一体型の浄水器を含む。
【0023】
吐水ヘッド8は、把持部26を有する。使用者は、把持部26を握り、フレキシブルホースH1を引き出しつつ、吐水ヘッド8を本体部4から取り外すことができる。吐水ヘッド8では、導水部16が把持部26である。
【0024】
図4が示すように、フレキシブルホースH1は、往路部30と、復路部32と、折り返し部34とを有する。折り返し部34は、フレキシブルホースH1の最下部を構成している。フレキシブルホースH1は、折り返し部34で折り返された状態で垂れ下がっている。フレキシブルホースH1において、往路部30は折り返し部34よりも上流側の部分であり、復路部32は折り返し部34よりも下流側の部分である。
【0025】
なお、フレキシブルホースH1としては、金属製のフレキシブルメタルホースが一般的であるが、フレキシブルホースH1の材質及び仕様は限定されない。
【0026】
フレキシブルホースH1が引き出されると、フレキシブルホースH1における折り返し部34の位置は変化する。引き出される長さによって、フレキシブルホースH1における折り返し部34の位置は変わり、これに伴って、フレキシブルホースH1における往路部30及び復路部32の位置も変わる。往路部30、復路部32及び折り返し部34は、フレキシブルホースH1が引き出されていない状態(通常状態)で決定されてもよい。この通常状態は、吐水ヘッド8が本体部4に取り付けられた状態であり、図1から図4で示された状態である。
【0027】
更に、水栓2aは、シャンク管40と、ワッシャー41と、水栓固定ナット42とを有する。シャンク管40は、本体部4の下端部に取り付けられている。シャンク管40は、本体部4の下端部から下側に延びている。シャンク管40は、その外周面に、雄ねじ部44を有する。湯導入管10、水導入管12及び吐出管14は、シャンク管40の内側を通っている。なお本願では、管状であってその外周面に雄ねじを有するネジパイプが、シャンク管と称される。水栓固定ナット42は、雄ねじ部44に螺合している。シャンク管40の材質は、通常、樹脂又は金属である。金属の場合、施工時の強度確保及び生産性の観点から、黄銅が好ましい。
【0028】
シャンク管40は、取付基体への水栓2aの固定に役立つ。取付基体は、例えば、キッチンの天板である。キッチンの天板に設けられた貫通孔にシャンク管40を通し、本体部4の下端面と水栓固定ナット42とで天板を挟み込むことで、水栓2aが天板に固定されうる。なお、水栓は、シャンク管を有さなくてもよい。例えば、公知の上面施工型の水栓は、シャンク管を有さない。
【0029】
湯導入管10は、金属管部10aと、フレキ管部10bとを有する。金属管部10aは、水栓2aとフレキ管部10bとを繋いでいる。金属管部10aは、金属のみからなる管である。本実施形態では、金属管部10aは銅管である。フレキ管部10bは、金属管部10aに比較して柔軟性が高い管である。フレキ管部10bの曲げ剛性は、金属管部10aの曲げ剛性よりも低い。後述される水受けタンク100(ホースガイド102)がフレキ管部10bに取り付けられると、水受けタンク100(ホースガイド102)の重みでフレキ管部10bは曲がる。本実施形態では、フレキ管部10bは、ブレードホースである。典型的なブレードホースは、金属の線材又は帯板を編むことで形成されたブレードでインナーチューブが被覆されたホースである。基材であるインナーチューブの材質は、樹脂(架橋ポリエチレン等)とされうる。なお、「フレキ」とは、フレキシブルの略である。
【0030】
更に、湯導入管10は、中間接続部10cと、水栓接続部10dとを有する。中間接続部10cは、金属管部10aとフレキ管部10bとを接続している。水栓接続部10dは、湯導入管10と水栓(給湯栓)とを接続する。水栓接続部10dの構造は、限定されない。水栓接続部10dの材質は、好ましくは金属であり、より好ましくは黄銅である。
【0031】
なお、湯導入管10の構造は限定されない。例えば、湯導入管10は、金属管部10aを有さなくてもよい。この場合、湯導入管10は、フレキ管部10bと水栓接続部10dとで構成されうる。
【0032】
水導入管12は、金属管部12aと、フレキ管部12bとを有する。金属管部12aは、本体部4とフレキ管部12bとを繋いでいる。金属管部12aは、金属のみからなる管である。本実施形態では、金属管部12aは銅管である。フレキ管部12bは、金属管部12aに比較して柔軟性が高い管である。フレキ管部12bの曲げ剛性は、金属管部12aの曲げ剛性よりも低い。後述される水受けタンク100(ホースガイド102)がフレキ管部12bに取り付けられると、水受けタンク100(ホースガイド102)の重みでフレキ管部12bは曲がる。本実施形態では、フレキ管部12bは、ブレードホースである。
【0033】
更に、水導入管12は、中間接続部12cと、水栓接続部12dとを有する。中間接続部12cは、金属管部12aとフレキ管部12bとを接続している。水栓接続部12dは、水導入管12と水栓(給水栓)とを接続する。水栓接続部12dの構造は、限定されない。水栓接続部12dの材質は、好ましくは金属であり、より好ましくは黄銅である。
【0034】
なお、湯導入管10と同様に、水導入管12の構造は限定されない。例えば、水導入管12は、金属管部12aを有さなくてもよい。この場合、水導入管12は、フレキ管部12bと水栓接続部12dとで構成されうる。
【0035】
吐出管14は、金属管部14aと、フレキ接続部14bとを有する。金属管部14aは、金属のみからなる管である。本実施形態では、金属管部14aは銅管である。フレキ接続部14bは、吐出管14をフレキシブルホースH1に接続している。フレキ接続部14bの材質は、金属(黄銅)である。フレキ接続部14bの材質は限定されず、ポリフェニレンサルファイド(PPS)やポリアセタール(POM)であってもよい。ポリアセタール(POM)は、ガラス繊維を含んでいても良い。吐出管14の構造は限定されない。吐出管14は、金属管部14aを有さなくても良い。
【0036】
図1から図3に示されるように、水受けタンク100(ホースガイド102)は、水栓2aに取り付けられている。水受けタンク100(ホースガイド102)は、水栓2aの所定部位に取り付けられている。所定部位とは、水栓2aにおける任意の部位である。水受けタンク100(ホースガイド102)は、水栓2aの所定部位のみに取り付けられている。水受けタンク100(ホースガイド102)は、水栓2a以外に取り付けられていない。水受けタンク100(ホースガイド102)は、壁に取り付けられていない。
【0037】
本実施形態では、水栓2aの所定部位は、吐出管14である。より詳細には、この所定部位は、金属管部14aである。上述の通り、金属管部14aは、銅管である。
【0038】
前述の通り、本実施形態の水受けタンク100は、ホースガイド102でもある。以下では、先ず水受けタンク100について説明し、次いでホースガイド102について説明する。
【0039】
水受けタンク100は、タンク部104と、水栓2aの所定部位に結合する結合部106と、タンク部104と結合部106との間に延びる延在部108とを有する。タンク部104は、上側が開口した容器を形成している。タンク部104は、側壁部s1と、底部b1と、上側開口k1とを有する。側壁部s1は、全体として環状の壁部を形成している。タンク部104は、水を貯めることができる水受け機能を有する。
【0040】
タンク部104は、垂れ下がるフレキシブルホースH1を受け入れている。タンク部104は、往路部30と復路部32とをまとめて受け入れている。換言すれば、タンク部104の内部に形成された1つの空間に、往路部30と復路部32とが受け入れられている。
【0041】
ホースガイド102は、水受けタンク100と同じ構造を有する。前述したタンク部104は、ホースガイド102では、ガイド部110である。すなわち、ホースガイド102は、ガイド部110と、水栓2aの所定部位に結合する結合部106と、ガイド部110と結合部106との間に延びる延在部108とを有する。ガイド部110は、側壁部s1と、底部b1と、上側開口k1とを有する。側壁部s1は、全体として環状の壁部を形成している。側壁部s1は、フレキシブルホースH1をガイドするガイド機能を有する。更に、ガイド部110は、水を貯めることができる水受け機能を有する。底部b1の存在により、ガイド部110に水受け機能が付加されている。底部b1は、ガイド機能も有する。
【0042】
ガイド部110は、垂れ下がるフレキシブルホースH1を受け入れている。ガイド部110は、往路部30と復路部32とをまとめて受け入れている。換言すれば、ガイド部110の内部に形成された1つの空間に、往路部30と復路部32とが受け入れられている。
【0043】
本実施形態では、水受けタンク100(ホースガイド102)は、複数(2つ)の部材で構成されている。水受けタンク100(ホースガイド102)は、アダプター部材112と、本体部材114とを有する。
【0044】
図5(a)はアダプター部材112の斜視図であり、図5(b)はアダプター部材112の側面図であり、図5(c)はアダプター部材112を上側から見た平面図である。図6(a)は本体部材114の斜視図であり、図6(b)は本体部材114の側面図であり、図6(c)は本体部材114を上側から見た平面図である。
【0045】
アダプター部材112は、結合部106及び延在部108を構成している。すなわち、図5(a)から(c)が示すように、アダプター部材112は、前述した結合部106及び延在部108を有する。また、アダプター部材112は、接続部118を有する。更に、アダプター部材112は、本体係止部120を有する。
【0046】
本体部材114は、タンク部104(ガイド部110)を構成している。図6(a)から(c)が示すように、本体部材114は、前述した側壁部s1、底部b1及び上側開口k1を有する。また、本体部材114は、本体接続部122を有する。本体接続部122は、側壁部s1において互いに対向する2つの壁面のそれぞれに設けられている(図6(b)参照)。
【0047】
本体部材114の本体接続部122が、アダプター部材112の接続部118に接続されている。図5(a)から(c)が示すように、接続部118は、2つの突起118aを有する。突起118aは、軸部118bと、軸部118bの先端に形成された頭部118cとを有する。一方、図6(a)が示すように、本体接続部122は、2つの穴122aを有する。穴122aのそれぞれは、頭部118cが通らず且つ軸部118bが通る寸法の第1穴122bと、第1穴122bの下側に設けられ頭部118cが通る寸法の第2穴122cとを有する。穴122aは、第1穴122bと第2穴122cとが繋がった長穴を形成している。
【0048】
穴122aに突起118aが差し込まれて、本体部材114はアダプター部材112に掛けられることで、本体接続部122が接続部118に取り付けられている。突起118aは、第2穴122cに差し込まれた後、上側に移動して、第1穴122bに差し込まれた状態となる。この状態では、頭部118cが第1穴122bを通過できないため、突起118aが穴122aから抜けない。本体部材114に作用する重力により、突起118aが第1穴122bに移動した状態は維持されやすい。本体部材114は、アダプター部材112から外れにくい。なお、本体部材114とアダプター部材112との間の接続構造は、限定されない。
【0049】
本体係止部120は、本体部材114の上縁部の上側及び内側に当接する当接部を形成している。本体係止部120により、アダプター部材112に対して本体部材114が動きにくくなり、本体部材114の姿勢の安定性が高まる。また、本体係止部120により、本体部材114がアダプター部材112に対して上側に移動することが規制されている。このため、突起118aが第2穴122cに移動しにくくなり、本体部材114がアダプター部材112から外れにくい。
【0050】
このように、本体部材114は、アダプター部材112に、容易に取り付けることができる。また、本体部材114は、アダプター部材112から外れにくい。また、本体部材114の姿勢及び位置は、アダプター部材112により効果的に保持されうる。なお、本体部材114はアダプター部材112と一体であってもよい。水受けタンク100(ホースガイド102)は全体として一体成形されていてもよい。
【0051】
結合部106の形状は、結合部106が取り付けられる部位(水栓2aの所定部位)の形状に対応している。結合部106は、所定部位を保持しうる構造を有する。本実施形態では、結合部106は、弾性変形を利用して、水栓2aの所定部位に取り付けられている。図5(c)が示すように、結合部106は、互いに対向する第1延在部106a及び第2延在部106bを有する。第1延在部106aの先端縁t1と第2延在部106bの先端縁t2とは離間している。先端縁t1と先端縁t2とは互いに平行である。第1延在部106aの内面f1は凹曲面を形成している。第2延在部106bの内面f2は凹曲面を形成している。これらの凹曲面は、共通の仮想円筒面に沿っている。第1延在部106aと第2延在部106bとで、周方向の一部が欠落した円筒が形成されている。
【0052】
図1の実施形態が示すように、本実施形態では、水栓2aの所定部位は、吐出管14の金属管部(銅管)14aである。金属管部14aの外面は、円筒面である。この円筒面の直径は、上記仮想円筒面の直径に略等しい。金属管部14aは、第1延在部106aと第2延在部106bとの間に嵌め込まれている。結合部106が金属管部14aに取り付けられた状態において、第1延在部106aの内面f1及び第2延在部106bの内面f2は、金属管部14aの外面に沿っている。金属管部14aは、第1延在部106aと第2延在部106bとで挟まれている。結合部106を金属管部14aに取り付ける際には、結合部106の先端縁t1及び先端縁t2を金属管部14aに押し付ける。この押し付けにより、結合部106は、先端縁t1と先端縁t2とが離れるように弾性変形して金属管部14aを先端縁t1と先端縁t2との間に通過させた後、この弾性変形が元に戻るように変形しつつ金属管部14aを保持する。結合部106は、弾性変形が元に戻ろうとする力(弾性回復力)で、金属管部14aを保持している。水栓2aの所定部位(金属管部14a)は、結合部106に嵌め込まれている。金属管部14aへの結合部106の取り付けは、容易である。
【0053】
なお、結合部106の取り付け構造は限定されない。水栓2aの所定部位に対応した取り付け構造が採用されうる。本実施形態では、結合部106は1つである。結合部106は複数であってもよい。
【0054】
延在部108は、結合部106と接続部118との間に延びている。延在部108は、上下方向に延びている。本実施形態では、延在部108は1つである。延在部108は複数であってもよい。図5(b)が示すように、延在部108は、直線に沿って延びるストレート部108aを有している。延在部108の道のり長さに対する、ストレート部108aの道のり長さの割合は、70%以上、更には75%以上、更には80%以上とされうる。この割合は、100%であってもよい。これらの道のり長さは、延在部108の中心線CL1の長さとされうる。水受けタンク100(ホースガイド102)の使用時において、ストレート部108aは、実質的に鉛直方向に配向する。本願において、この「実質的に鉛直方向」とは、好ましくは鉛直方向に対する角度が15°以下であり、より好ましくは鉛直方向に対する角度が10°以下であり、より好ましくは鉛直方向に対する角度が5°以下である。
【0055】
延在部108は、細長い形状を有している。細く且つ長い延在部108は、変形(曲げ変形)しやすい。本体部材114は、フレキシブルホースH1の動きや外部部材の衝突などに起因する外力で変位しうる。延在部108は、本体部材114の変位に対応して変形(曲げ変形)しうる。本体部材114の変位に対応して延在部108が変形することで、本体部材114が何らかの外力等で変位した際に、結合部106が所定部位から外れにくくなる。この観点から、延在部108の上下方向長さL1は、10mm以上、更には50mm以上、更には100mm以上、更には150mm以上、更には180mm以上とされうる。同じ観点から、延在部108の断面最大幅は、50mm以下、更には30mm以下、更には10mm以下とされうる。途中で折り返されて垂れ下がるフレキシブルホースH1の長さを考慮すると、延在部108の上下方向長さL1は、400mm以下、更には300mm以下、更には250mm以下とされうる。延在部108の強度を考慮すると、延在部108の断面最大幅は、1mm以上、更には2mm以上、更には3mm以上とされうる。
【0056】
なお、上下方向は、使用状態の水受けタンク100(ホースガイド102)における鉛直方向とされうる。断面最大幅は、中心線CL1に対して垂直な平面による断面において、当該断面を横断する線分の最大長さとされうる。例えばこの断面が長方形であれば、断面最大幅はその長方形の対角線の長さである。本実施形態では、延在部108の断面は円であり、断面最大幅はその円の直径である。本実施形態では、延在部108の上下方向長さL1は、200mmとされた。本実施形態では、延在部108の断面最大幅(直径)は、4mmとされた。
【0057】
図7(a)は他の実施形態に係るアダプター部材212の斜視図であり、図7(b)はアダプター部材212の側面図であり、図7(c)はアダプター部材212を上側から見た平面図である。アダプター部材212は、前述した本体部材114に接続される。
【0058】
アダプター部材212は、結合部206及び延在部208を有する。また、アダプター部材212は、接続部218を有する。更に、アダプター部材212は、本体係止部220を有する。結合部206は、前述した結合部106と同じである。接続部218は、前述した接続部118と同じである。本体係止部220は、前述した本体係止部120と同じである。延在部208は、前述した延在部108と相違している。延在部208は、その長さを調節しうる長さ調節機構を有する。
【0059】
前述したアダプター部材112は、1つの部材である。これに対して、アダプター部材212は、複数(2つ)の部材からなる。アダプター部材212は、第1部材212aと第2部材212bとを有している。第1部材212aは、結合部206を有する。第2部材212bは、接続部218を有する。更に、第2部材212bは、本体係止部220を有する。第2部材212bは、第1部材212aに接続されている。
【0060】
第1部材212aは、延在部208の一部を構成する第1延在部208aを有する。第2部材212bは、延在部208の一部を構成する第2延在部208bを有する。第1部材212aに対する第2部材212bの結合位置により、延在部208の長さが変化する。この結合位置により、第1延在部208aと第2延在部208bとの重複長さV1が変化する(図7(b)参照)。重複長さV1が変化することで、延在部208の長さが変化する。
【0061】
第1部材212aは、複数の突起224を有している。突起224のそれぞれは、第1部材212aにおける異なる位置に配置されている。第1部材212aは、複数の結合部位226を有している。隣接する突起224同士の間の部分のそれぞれが、結合部位226を構成している。
【0062】
第2部材212bは、第1部材212aにおける複数の結合部位226のうちの1つに選択的に結合しうる選択結合部228を有する。選択結合部228の構造は、結合部206と同じである。選択結合部228がどの結合部位226に結合するかによって、延在部208の長さが変化する。延在部208の長さが調節できることで、垂れ下がるフレキシブルホースH1に対するタンク部104(ガイド部110)の位置が調節されうる。
【0063】
図8は、他の実施形態に係る水受けタンク300の斜視図である。水受けタンク300は、ホースガイド302でもある。
【0064】
水受けタンク300は、タンク部304と、水栓2aの所定部位に結合する結合部306と、タンク部304と結合部306との間に延びる延在部308とを有する。タンク部304は、上側が開口した容器を形成している。タンク部304は、側壁部s1、底部b1及び上側開口k1を有する。タンク部304は、水を貯めることができる水受け機能を有する。更に、タンク部304は、フレキシブルホースH1をガイドするガイド機能を有する。タンク部304は、垂れ下がるフレキシブルホースH1の往路部30と復路部32とをまとめて受け入れる。
【0065】
水受けタンク300は、ホースガイド302でもある。前述したタンク部304は、ホースガイド302においては、ガイド部310である。すなわち、ホースガイド302は、ガイド部310と、水栓2aの所定部位に結合する結合部306と、ガイド部310と結合部306との間に延びる延在部308とを有する。ガイド部310は、側壁部s1、底部b1及び上側開口k1を有する。ガイド部310は、フレキシブルホースH1をガイドするガイド機能を有する。更に、ガイド部310は、水を貯めることができる水受け機能を有する。ガイド部310は、垂れ下がるフレキシブルホースH1の往路部30と復路部32とをまとめて受け入れる。
【0066】
水受けタンク300は、複数(2つ)の部材から構成されている。水受けタンク300は、アダプター部材312と本体部材314とを有する。アダプター部材312は、結合部306と延在部308とを有する。本体部材314は、タンク部304(ガイド部310)を有する。
【0067】
本体部材314は、本体接続部322を有する。本体接続部322は、タンク部304(ガイド部310)の側壁部s1に設けられている。延在部308は、複数の突起324と、複数の結合部位326とを有している。隣接する突起324同士の間の部分のそれぞれが、結合部位326を構成している。
【0068】
本体接続部322は、アダプター部材312の結合部位326と結合する。この結合により、アダプター部材312が本体部材314に接続される。更に、本体接続部322は、延在部308の長さ調節機構にも寄与している。本体接続部322は、複数の結合部位326のうちの1つに選択的に結合しうる選択結合部328でもある。選択結合部328がどの結合部位326に結合するかによって、延在部308の長さが変化する。このように、延在部308の長さは調節される。
【0069】
図9は、他の実施形態に係る水栓装置50の斜視図である。
【0070】
水栓装置50は、前述した水栓2aを含む。水栓装置50は、水栓2aと、ホースガイド502とを有する。ホースガイド502は、水栓2aに取り付けられている。ホースガイド502は、水栓2aの所定部位に取り付けられている。ホースガイド502は、水栓2aの所定部位のみに取り付けられている。
【0071】
本実施形態では、水栓2aの所定部位は、シャンク管40である。ホースガイド502は、シャンク管40に取り付けられている。
【0072】
ホースガイド502は、ガイド部510と、水栓2aの所定部位に結合する結合部506と、ガイド部510と結合部506との間に延びる延在部508とを有する。ガイド部510は、側壁部s1と、上側開口k1と、下側開口k2とを有する。ガイド部510は、前述したガイド部110から底部b1が除去された構造を有する。ガイド部510は、フレキシブルホースH1をガイドするガイド機能を有する。ガイド部510は、水を貯めることができる水受け機能を有さない。ホースガイド502は、水受けタンクではない。ガイド部510は、垂れ下がるフレキシブルホースH1の往路部30と復路部32とをまとめて受け入れている。
【0073】
ホースガイド502は、アダプター部材512と本体部材514とから構成されている。アダプター部材512は、結合部506と延在部508とを有する。本体部材514は、ガイド部510を有する。
【0074】
図10(a)は本体部材514の斜視図であり、図10(b)は本体部材514の側面図であり、図10(c)は本体部材514の平面図である。本体部材514は、本体接続部522を有する。本体接続部522は、前述した本体接続部122と同じである。アダプター部材512と本体部材514との接続構造は、アダプター部材112と本体部材114との接続構造と同じである。
【0075】
図9が示すように、本実施形態では、フレキシブルホースH1の一部が下側開口k2からガイド部510の外側に出ていてもよい。この状態でも、フレキシブルホースH1をガイドするガイド機能は奏される。
【0076】
結合部506は、シャンク管40に結合している。結合部506の形状は、シャンク管40の形状に対応している。結合部506の構造は、前述した結合部106の構造と同じである。結合部506は、弾性変形を利用して、シャンク管40に結合している。更に、結合部506は、水栓固定ナット42によって固定されている。結合部506は、水栓固定ナット42の上側に位置する。結合部506は、天板等の取付基体(図示されず)と水栓固定ナット42との間に位置する。水栓固定ナット42を締め込むことで、水栓2aが取付基体に固定されると共に、結合部506が水栓固定ナット42と取付基体とで挟まれて固定される。
【0077】
図11は、他の実施形態に係る水栓装置60の斜視図である。水栓装置60は、前述した水栓2aを含む。
【0078】
水栓装置60は、水受けタンク600を含む。すなわち、水栓装置60は、水受けタンク600と水栓2aとを有する。この水受けタンク600は、ホースガイド602でもある。即ち、水栓装置60は、ホースガイド602と水栓2aとを含む。
【0079】
水受けタンク600(ホースガイド602)は、水栓2aに取り付けられている。水受けタンク600(ホースガイド602)は、水栓2aの所定部位に取り付けられている。水受けタンク600(ホースガイド602)は、水栓2aの所定部位のみに取り付けられている。
【0080】
本実施形態では、水栓2aの所定部位は、シャンク管40である。水受けタンク600(ホースガイド602)は、シャンク管40に取り付けられている。
【0081】
水受けタンク600は、タンク部604と、水栓2aの所定部位に結合する結合部606と、タンク部604と結合部606との間に延びる延在部608とを有する。タンク部604は、上側が開口した容器を形成している。タンク部604は、側壁部s1と、底部b1と、上側開口k1とを有する。側壁部s1は、全体として環状の壁部を形成している。タンク部604は、水を貯めることができる水受け機能を有する。タンク部604は、フレキシブルホースH1の往路部30と復路部32とをまとめて受け入れている。
【0082】
ホースガイド602は、水受けタンク600と同じ構造を有する。前述したタンク部604は、ホースガイド602では、ガイド部610である。ホースガイド602は、ガイド部610と、水栓2aの所定部位に結合する結合部606と、ガイド部610と結合部606との間に延びる延在部608とを有する。ガイド部610は、側壁部s1と、底部b1と、上側開口k1とを有する。側壁部s1は、フレキシブルホースH1をガイドするガイド機能を有する。更に、ガイド部610は、水を貯めることができる水受け機能を有する。底部b1の存在により、ガイド部610には、水受け機能が付加されている。底部b1は、ガイド機能も有する。ガイド部610は、フレキシブルホースH1の往路部30と復路部32とをまとめて受け入れている。
【0083】
上述した各実施形態は、以下の効果を奏する。
【0084】
水受けタンク100(ホースガイド102)は、水栓装置2の周囲に位置する壁ではなく、水栓2aに取り付けられている。このため、施工が容易である。すなわち、タンク部104(ガイド部110)の位置を、垂れ下がるフレキシブルホースH1の位置に合わせることが容易である。また、水栓2aへの水受けタンク100(ホースガイド102)の取り付け自体も容易である。
【0085】
水受けタンクを壁に取り付ける場合において、壁は水栓2aの真下の位置からズレている。また、給水栓及び給湯栓の位置等によって、壁の所望する位置にネジを設置することが制約される場合もある。水受けタンクが設けられるシンク下や洗面台の下は、狭い空間である上、排水管等も存在する。この場所では、採寸も容易ではないし、施工作業も実施しにくい。壁とタンク部(ガイド部)との間にスペーサー等を設けて位置合わせを行うことも考えられるが、スペーサーを取り付ける作業や、スペーサーの幅の決定等が必要になり、空間上の制約でスペーサーの設置自体が困難な場合もある。このように、タンク部を壁に取り付ける場合、位置合わせは容易ではない。これに対して本開示では、水受けタンク100(ホースガイド102)は、水栓2aに取り付ける。このため、水栓2aの奥側の壁にネジを打ち込む作業は不要であり、取り付け作業が容易である。また、水受けタンク100(ホースガイド102)を、水栓2aから離れた壁ではなく、水栓2aに取り付けるため、フレキシブルホースH1に対するタンク部104(ガイド部110)の位置合わせが容易である。
【0086】
壁にネジを打ち込む場合、壁がネジ孔で傷つけられることは避けられない。これに対して本開示の水栓装置2では、壁を傷つけることなく、水受けタンク100(ホースガイド102)を設置することができる。
【0087】
結合部106は、水栓2aの所定部位に対して取り付けが容易な構造である。結合部106は、弾性変形により水栓2aの所定部位に嵌まる構造を有している。結合部106は、水栓2aの所定部位に押し付けることで弾性変形しつつ当該所定部位に嵌まるように構成されている。結合部106は、押し付けるだけで所定部位に結合する。また、結合部106は、引っ張るだけで所定部位から取り外すことができる。このように、水受けタンク100(ホースガイド102)の取り付けは容易である。
【0088】
水受けタンク100(ホースガイド102)は、水栓2aにおけるいずれの箇所にも取り付けることができる。結合部106は、水栓2aの所定位置に結合可能な構造とすることができる。水栓2aの所定部位を選択することで、タンク部104(ガイド部110)の位置を微調節することができる。
【0089】
水受けタンク100(ホースガイド102)が取り付けられる部位は限定されない。すなわち、水栓2aの所定部位は限定されない。水栓2aが天板等の取付基体に取り付けられる場合、本体部4及び吐水ヘッド8は当該取付基体の上側(一方側)に位置し、垂れ下がるフレキシブルホースH1は当該取付基体の下側(他方側)に位置する。この場合、水栓2aの所定部位は、当該取付基体の下側(他方側)に位置するのが好ましい。
【0090】
この所定部位として、サプライ管11(湯導入管10、水導入管12)、吐出管14及びシャンク管40が例示される。図1の実施形態では、所定部位は吐出管14である。図9及び図11の実施形態では、所定部位はシャンク管40である。
【0091】
上記各実施形態では、水栓2aの所定部位は1箇所である。この所定部位は、2箇所以上であってもよい。
【0092】
湯導入管10において、所定部位は限定されない。この所定部位は、金属管部10aであってもよいし、フレキ管部10bであってもよいし、中間接続部10cであってもよいし、水栓接続部10dであってもよい。タンク部104(ガイド部110)の位置の安定性の観点から、所定部位は、当該所定部位に水受けタンク100(ホースガイド102)が取り付けられた状態において、水受けタンク100(ホースガイド102)の重さにより変形しない部位であるのが好ましい。この観点から、湯導入管10における所定部位は、金属管部10a及び中間接続部10cが好ましい。結合部106による結合の容易性の観点から、湯導入管10における所定部位は、金属管部10aがより好ましい。金属管部10aは、銅管であるのが好ましい。銅管である場合、金属管部10aは、水受けタンク100(ホースガイド102)の重みでは曲がらないが、素手等で比較的簡単に曲げることができる。このため、タンク部104(ガイド部110)の位置の調節が容易である。なお、フレキシブルホースH1の位置に対する追従性の観点から、タンク部104(ガイド部110)が容易に動く状態で、水受けタンク100(ホースガイド102)が水栓2aに取り付けられていてもよい。この場合、所定部位が、例えばフレキ管部10bであってもよい。
【0093】
水導入管12において、所定部位は限定されない。この所定部位は、金属管部12aであってもよいし、フレキ管部12bであってもよいし、中間接続部12cであってもよいし、水栓接続部12dであってもよい。タンク部104(ガイド部110)の位置の安定性の観点から、所定部位は、当該所定部位に水受けタンク100(ホースガイド102)が取り付けられた状態において、水受けタンク100(ホースガイド102)の重さにより変形しない部位であるのが好ましい。この観点から、水導入管12における所定部位は、金属管部12a及び中間接続部12cが好ましい。結合部106による結合の容易性の観点から、水導入管12における所定部位は、金属管部12aがより好ましい。金属管部12aは、銅管であるのが好ましい。銅管である場合、金属管部12aは、水受けタンク100(ホースガイド102)の重みでは曲がらないが、素手等で比較的簡単に曲げることができる。このため、タンク部104(ガイド部110)の位置の調節が容易である。なお、フレキシブルホースH1の位置に対する追従性の観点から、タンク部104(ガイド部110)が容易に動く状態で、水受けタンク100(ホースガイド102)が水栓2aに取り付けられていてもよい。この場合、所定部位が、例えばフレキ管部12bであってもよい。
【0094】
吐出管14において、所定部位は限定されない。この所定部位は、金属管部14aであってもよいし、フレキ接続部14bであってもよい。タンク部104(ガイド部110)の位置の安定性の観点からは、所定部位は、当該所定部位に水受けタンク100(ホースガイド102)が取り付けられた状態において、水受けタンク100(ホースガイド102)の重さにより変形しない部位であるのが好ましい。金属管部14a及びフレキ接続部14bは、この条件を満たす。結合部106による結合の容易性の観点から、吐出管14における所定部位は、金属管部14aがより好ましい。金属管部14aは、銅管であるのが好ましい。銅管である場合、金属管部14aは、水受けタンク100(ホースガイド102)の重みでは曲がらないが、素手等で比較的簡単に曲げることができる。このため、タンク部104(ガイド部110)の位置の調節が容易である。
【0095】
金属管部10a、金属管部12a及び金属管部14aに用いられうる銅管は、限定されない。銅管が適度な剛性を有することで、銅管に水受けタンク100(ホースガイド102)が取り付けられた際に、タンク部104(ガイド部110)の位置合わせが容易となり、且つ、タンク部104(ガイド部110)の位置が保持される。適度な剛性の観点から、銅管の外径は5mm以上10mm以下が好ましく、銅管の肉厚は1.2mm以上2mm以下が好ましい。適度な剛性の観点から、銅管の材質は、Cuを84質量%以上含む銅合金であるのが好ましく、Cuを86質量%以上含む銅合金であるのが好ましく、Cuを89質量%以上含む銅合金であるのがより好ましい。銅管の材質は、Cuが100質量%であってもよい。
【0096】
湯導入管10が接続される給湯栓と、水導入管12が接続される給水栓とは、水栓2aの周囲の壁や床に設置されている。湯導入管10及び水導入管12は、給湯栓及び給水栓に接続するため、通常は曲げられる。給湯栓及び給水栓は、水栓2aの本体部4の真下の位置に対して左右に分散して配置されている場合がある。この場合、湯導入管10及び水導入管12は、図1に示されるように、左右それぞれに曲げられる。また、給湯栓及び給水栓が、水栓2aの本体部4の真下の位置に対して左側又は右側に偏在している場合もある。この場合、湯導入管10及び水導入管12はいずれも同じ方向に曲げられる。いずれにせよ、通常、湯導入管10は給湯栓の方向に曲げられ、水導入管12は、給水栓の方向に曲げられる。これに対して、吐出管14は、曲げる必要がない。吐出管14は、実質的に鉛直方向に配向している。金属管部14aは、実質的に鉛直方向に延びている。そして、吐出管14にフレキシブルホースH1が接続されている。この吐出管14(金属管部14a)に結合部106を結合させることで、タンク部104(ガイド部110)を本体部4の真下に配置しやすい。所定部位が吐出管14(金属管部14a)とされることで、タンク部104(ガイド部110)の位置合わせが容易となる。
【0097】
フレキシブルホースH1の位置と、タンク部104(ガイド部110)の位置との一致性は、高いのが好ましい。この一致性が高いと、フレキシブルホースH1が引き出される際に、フレキシブルホースH1とタンク部104(ガイド部110)との間で生じる摺動抵抗が少なくなる。図2を参照して、フレキシブルホースH1が引き出される際には、復路部32が上側に移動することになる(図2の矢印参照)。フレキシブルホースH1に対するタンク部104(ガイド部110)の位置ズレが大きいと、復路部32とタンク部104(ガイド部110)との間の接触圧が大きくなり、フレキシブルホースH1が引き出される際の摺動抵抗が増加する。この摺動抵抗が増加すると、フレキシブルホースH1を引き出しにくくなり、水栓2aの使い勝手が低下する。上記一致性が高いことで、フレキシブルホースH1を引き出しやすくなり、水栓2aの使い勝手が向上する。
【0098】
給湯栓及び給水栓が、水栓2aの本体部4の真下の位置に対して左側又は右側に偏在している場合、本体部4の真下にタンク部104(ガイド部110)を配置するスペースを確保できない場合がある。このような場合、吐出管14(金属管部14a)を曲げることで、タンク部104(ガイド部110)の位置を調整することができる。この調整により、フレキシブルホースH1の位置とのズレを最小限としながら、タンク部104(ガイド部110)を配置することができる。前述の通り、金属管部14aが銅管である場合、この調整が容易である。
【0099】
延在部108は、一定の形状を保持できる形状保持性を有する。延在部108は、弾性変形しても、外力が無くなればもとの形状に戻る。延在部108の形状保持性により、タンク部104(ガイド部110)の位置が安定する。なお、延在部108は、形状保持性を有さない連続体であってもよい。この連続体として、紐、ロープ、バンド等が挙げられる。この場合、タンク部104(ガイド部110)がフレキシブルホースH1の変位に追従して変位しやすい利点がある。
【0100】
結合部106における結合構造は限定されない。この結合構造として、弾性変形を用いた嵌め込み(図1の結合部106参照)、水栓2aを取付基体に固定するための挟み込み構造を用いた挟み込み(図9の結合部506参照)、ネジ止め、磁力による付着、吊り下げ、結び付け等が挙げられる。結合部106の構造は、選択される所定部位に結合しやすい構造とすることができる。また、水栓2aの所定部位のほうに結合構造が設けられ、この所定部位側の構造により結合部106が所定部位に結合されてもよい。結合部106と所定部位との間に結合構造が無く、別の結合部材が用いられてもよい。例えば、結束バンドのような締結具や、クリップのような挟み具などの結合部材で、結合部106と所定部位とを結合させてもよい。
【0101】
図1の実施形態では、タンク部104(ガイド部110)は、上側が開口した有底の容器を形成している。したがって、タンク部104(ガイド部110)は、水受け機能を有する。また、タンク部104(ガイド部110)は、往路部30、復路部32及び折り返し部34を収容している。タンク部104(ガイド部110)は、フレキシブルホースH1が引き出される際等において、特にその水平方向の動きを規制するガイド機能を有する。このガイド機能により、フレキシブルホースH1が周囲部(給湯栓、給水栓等)に引っ掛かったり接触したりすることが防止され、フレキシブルホースH1が引き出しやすくなる。
【0102】
図9の実施形態では、ガイド部510は底部を有さず、水受け機能は無いが、ガイド機能を有する。すなわち、ガイド部510は、往路部30及び復路部32を収容しており、フレキシブルホースH1が引き出される際等において、特にその水平方向の動きを規制するガイド機能を有する。このガイド機能により、フレキシブルホースH1が引き出しやすくなる。
【0103】
図1の実施形態では、タンク部104(ガイド部110)は、往路部30と復路部32とをまとめて受け入れている。換言すれば、タンク部104(ガイド部110)の内部に形成された1つの空間に、往路部30と復路部32とが受け入れられている。往路部30を単独で拘束するようなタンク部又はガイド部の場合、フレキシブルホースH1が引き出される際の摺動抵抗が増加しやすい。復路部32を単独で拘束するようなタンク部又はガイド部の場合も同様である。本実施形態では、往路部30及び復路部32が入る1つの空間に、往路部30と復路部32とをまとめて受け入れているため、往路部30及び復路部32が拘束されにくく、フレキシブルホースH1が引き出しやすい。また、この空間にフレキシブルホースH1の往路部30及び復路部32を入れるのは容易である。
【0104】
タンク部104(ガイド部110)は、往路部30と復路部32とをまとめて受け入れており、折り返し部34を収容している。このため、フレキシブルホースH1を伝って下りてくる水の捕捉性に優れる。タンク部104(ガイド部110)は、水受け機能に優れる。
【0105】
図9の実施形態でも、ガイド部510は、往路部30と復路部32とをまとめて受け入れている。換言すれば、ガイド部510の内部に形成された1つの空間に、往路部30と復路部32とが受け入れられている。このため、フレキシブルホースH1が水栓等に引っ掛かることが抑制され、フレキシブルホースH1の引き出しが容易となる。また、フレキシブルホースH1をガイド部510に入れるのも容易である。
【0106】
図7(a)から(c)及び図8の実施形態では、延在部208,308の長さが調節されうる。このため、フレキシブルホースH1の長さに合わせて、延在部の長さを調節することができる。長さ調節機構は限定されない。上記実施形態のように、延在部を2つの部材で構成し互いの接続位置を変えることで延在部の長さを調節する機構が採用されうる。また例えば、この長さ調節機構として、互いに相対移動しうる内管及び外管と、これらの相対移動を規制する規制部とを備えた二重管構造が採用されてもよい。
【0107】
延在部の好ましい材質として、樹脂及び金属が挙げられる。この樹脂には、繊維強化樹脂も含まれる。コストの観点から、樹脂がより好ましく、POM(ポリアセタール)及びPP(ポリプロピレン)がより好ましい。
【0108】
結合部の好ましい材質として、樹脂及び金属が挙げられる。この樹脂には、繊維強化樹脂も含まれる。コストの観点から、樹脂がより好ましく、POM(ポリアセタール)及びPP(ポリプロピレン)がより好ましい。
【0109】
上述した実施形態に関して、以下の付記を開示する。
[付記1]
途中で折り返され往路部と復路部とを形成した状態で垂れ下がるフレキシブルホースを備えた水栓の所定部位に取り付けられるホースガイドであって、
前記往路部と前記復路部とをまとめて受け入れるガイド部と、
前記所定部位に結合する結合部と、
前記結合部と前記ガイド部との間に延びる延在部と、
を有しているホースガイド。
[付記2]
前記ガイド部が、水を貯めることができる水受け機能を有している付記1に記載のホースガイド。
[付記3]
前記水栓が、吐出口を有する吐水ヘッドと、水導入管及び/又は湯導入管で構成されるサプライ管と、吐出管と、前記吐出管と前記吐出口との間を繋ぐ前記フレキシブルホースとを有しており、
前記所定部位が、前記吐出管又は前記サプライ管である付記1又は2に記載のホースガイド。
[付記4]
前記所定部位が、前記吐出管である付記1から3のいずれか1項に記載のホースガイド。
[付記5]
前記吐出管が、金属管部を有しており、
前記所定部位が前記金属管部である付記4に記載のホースガイド。
[付記6]
前記金属管部が銅管である付記5に記載のホースガイド。
[付記7]
途中で折り返された状態で垂れ下がるフレキシブルホースを備えた水栓の所定部位に取り付けられる水受けタンクであって、
前記フレキシブルホースを受け入れるタンク部と、
前記所定部位に結合する結合部と、
前記結合部と前記タンク部との間に延びる延在部と、
を有している水受けタンク。
[付記8]
取付基体に固定される水栓とホースガイドとを備えた水栓装置であって、
前記水栓が、
吐出口を有する吐水ヘッドと、
水導入管及び/又は湯導入管で構成されるサプライ管と、
吐出管と、
前記吐出管と前記吐出口との間を繋いでおり、途中で折り返され往路部と復路部とを形成した状態で垂れ下がるフレキシブルホースと、
を有しており、
前記ホースガイドが、
前記往路部と前記復路部とをまとめて受け入れるガイド部と、
前記水栓の所定部位に結合している結合部と、
前記結合部と前記ガイド部との間に延びる延在部と、
を有している水栓装置。
[付記9]
取付基体に固定される水栓と水受けタンクとを備えた水栓装置であって、
前記水栓が、
吐出口を有する吐水ヘッドと、
水導入管及び/又は湯導入管で構成されるサプライ管と、
吐出管と、
前記吐出管と前記吐出口との間を繋いでおり、途中で折り返された状態で垂れ下がるフレキシブルホースと、
を有しており、
前記水受けタンクが、
前記フレキシブルホースを受け入れるタンク部と、
前記水栓の所定部位に結合している結合部と、
前記結合部と前記タンク部との間に延びる延在部と、
を有している水栓装置。
【0110】
本願には、請求項(独立形式請求項を含む)に係る発明に含まれない他の発明も記載されている。本願の請求項及び実施形態に記載されたそれぞれの形態、部材、構成及びそれらの組み合わせは、それぞれが有する作用効果に基づく発明として認識される。
【0111】
上記各実施形態で示されたそれぞれの形態、部材、構成等は、これら実施形態の全ての形態、部材又は構成をそなえなくても、個々に、本願請求項に係る発明をはじめとした、本願記載の全発明に適用されうる。
【符号の説明】
【0112】
2・・・水栓装置
2a・・・水栓
4・・・本体部
8・・・吐水ヘッド
10・・・湯導入管
10a・・・金属管部
10b・・・フレキ管部
10c・・・中間接続部
10d・・・水栓接続部
11・・・サプライ管
12・・・水導入管
12a・・・金属管部
12b・・・フレキ管部
12c・・・中間接続部
12d・・・水栓接続部
14・・・吐出管
14a・・・金属管部
14b・・・フレキ接続部
30・・・フレキシブルホースの往路部
32・・・フレキシブルホースの復路部
34・・・フレキシブルホースの折り返し部
50・・・水栓装置
60・・・水栓装置
100・・・水受けタンク
102・・・ホースガイド
104・・・タンク部
106・・・結合部
108・・・延在部
110・・・ガイド部
112・・・アダプター部材
114・・・本体部材
118・・・接続部
122・・・本体接続部
206・・・結合部
208・・・延在部
212・・・アダプター部材
212a・・・第1部材
212b・・・第2部材
218・・・接続部
300・・・水受けタンク
302・・・ホースガイド
304・・・タンク部
306・・・結合部
308・・・延在部
310・・・ガイド部
502・・・ホースガイド
506・・・結合部
508・・・延在部
510・・・ガイド部
512・・・アダプター部材
514・・・本体部材
522・・・本体接続部
600・・・水受けタンク
602・・・ホースガイド
604・・・タンク部
606・・・結合部
608・・・延在部
610・・・ガイド部
H1・・・フレキシブルホース
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11