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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2025007037
(43)【公開日】2025-01-17
(54)【発明の名称】中間架台
(51)【国際特許分類】
   F24F 1/60 20110101AFI20250109BHJP
【FI】
F24F1/60
【審査請求】未請求
【請求項の数】7
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2023108170
(22)【出願日】2023-06-30
(71)【出願人】
【識別番号】523250500
【氏名又は名称】サンアルミ建材株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110002882
【氏名又は名称】弁理士法人白浜国際特許商標事務所
(72)【発明者】
【氏名】伊藤 信宏
(57)【要約】
【課題】設備機器を交換する場合、既存の据付架台を撤去することなく利用することができるようにした中間架台を提供する。
【解決手段】土台3に支持される後第1枠体23と、この後第1枠体23にスライド可能に支持され、かつ設備機器2を支持する後第2枠体24と、土台3に第1枠体23を固定する第1ボルト51および第1ナット53と、後第1枠体23に後第2枠体24を固定するビス54および雌ネジ部55と、後第2枠体24に設備機器2を固定する第2ボルト52および第2ナット56とを具備し、後第1枠体23は、第1ボルト51が挿通可能な複数の第1長孔28を備え、後第2枠体24は、第2ボルト52が挿通可能な第2長孔34を備え、後第2枠体24は、ビス54が挿通可能な第3長孔35を備える。
【選択図】図7
【特許請求の範囲】
【請求項1】
設備機器を据付架台に据え付けるために前記設備機器と前記据付架台との間に介在される中間架台であって、
前記据付架台に支持される第1枠体と、
該第1枠体にスライド可能に支持され、かつ前記設備機器を支持する第2枠体と、
前記据付架台に前記第1枠体を固定する第1固定部材と、
前記第1枠体に前記第2枠体を固定する第2固定部材と、
前記第2枠体に前記設備機器を固定する第3固定部材と、
を具備し、
前記第1枠体は、前記第1固定部材が挿通可能な少なくとも1つの第1長孔を備え、
前記第2枠体は、前記第3固定部材が挿通可能な少なくとも1つの第2長孔を備え、
前記第1枠体と前記第2枠体の少なくとも一方は、前記第2固定部材が挿通可能な少なくとも1つの第3長孔を備えた、
ことを特徴とする中間架台。
【請求項2】
前記第1枠体は、底板部と、該底板部の両側からそれぞれ第1折曲部を介して起立する一対の第1側板部とを備え、
前記第2枠体は、第1天板部と、該第1天板部の両側からそれぞれ第2折曲部を介して垂下する一対の第2側板部とを備え、
前記第2枠体が前記第1枠体にスライド自在に嵌合する構成とし、
前記第1長孔は、前記底板部に設け、
前記第2長孔は、前記第1天板部に設け、
前記第3長孔は、前記第1側板部と前記第2側板部の一方に設けた、
ことを特徴とする請求項1に記載の中間架台。
【請求項3】
前記第1長孔は、第1方向に長い第1方向長孔と、前記第1方向と交差する第2方向に長い第2方向長孔とを含むことを特徴とする請求項1または2に記載の中間架台。
【請求項4】
前記第2長孔は、前記第2枠体のスライド方向と交差する方向に長く形成したことを特徴とする請求項1または2に記載の中間架台。
【請求項5】
前記第3長孔は、前記第2枠体のスライド方向に沿う方向に長く形成したことを特徴とする請求項1または2に記載の中間架台。
【請求項6】
さらに、前記第1枠体と前記第2枠体との間に設けられ、前記第2枠体を支える第3枠体を備えたことを特徴とする請求項1または2に記載の中間架台。
【請求項7】
さらに、前記第1枠体と前記第2枠体との間に設けられた第3枠体を備え、該第3枠体は、前記第1天板部の下面に上面が重合かつ当接する第2天板部と、該第2天板部の両側からそれぞれ第3折曲部を介して垂下し、下端が前記底板部の上面に当接する一対の第3側板部とを備えたことを特徴とする請求項2に記載の中間架台。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、たとえばエアコンの室外機などの設備機器を据え付けるために用いられる中間架台に関する。
【背景技術】
【0002】
たとえばエアコンの室外機などの設備機器を据え付けるための架台としては、従来、種々のものが提案されている。
【0003】
たとえば特許文献1には、両側の縦材と前後の横材とを四角形に組み合わせて構成されたエアコン支持枠とその四隅部から下方へ延出した脚材とを備えるエアコン据付け台が開示されている。
【0004】
また、特許文献2には、矩形枠状をなす枠体と、この枠体の各角部に連結部材により固定される複数の脚材とを備えたエアコン室外機用架台が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】特開2006-17439号公報
【特許文献2】特許第7195661号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、これら据付け台と架台は、いずれも新規に据付するエアコン専用の据付け台と架台であり、エアコンを交換する場合、既存の架台等を撤去する必要がある。
【0007】
本発明は、上記事情に基づいてなされたもので、その目的とするところは、設備機器を交換する場合、既存の据付架台を撤去することなく利用することができるようにした中間架台を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記課題を解決するために、本発明に係る中間架台は、設備機器を据付架台に据え付けるために設備機器と据付架台との間に介在される中間架台であって、据付架台に支持される第1枠体と、この第1枠体にスライド可能に支持され、かつ設備機器を支持する第2枠体と、据付架台に第1枠体を固定する第1固定部材と、第1枠体に第2枠体を固定する第2固定部材と、第2枠体に設備機器を固定する第3固定部材とを具備し、第1枠体は、第1固定部材が挿通可能な少なくとも1つの第1長孔を備え、第2枠体は、第3固定部材が挿通可能な少なくとも1つの第2長孔を備え、第1枠体と第2枠体の少なくとも一方は、第2固定部材が挿通可能な少なくとも1つの第3長孔を備えたことを特徴とするものである。
【発明の効果】
【0009】
本発明に係る中間架台によれば、設備機器を交換する場合、既存の据付架台を撤去することなく利用することができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
図面は、本開示に係る本発明の特定の実施の形態を示し、発明の不可欠な構成ばかりでなく、選択的及び好ましい実施の形態を含む。
図1】本発明の一実施形態に係る中間架台を用いて設備機器を設置した状態を示す斜視図。
図2】同設備機器を設置した状態を他の方向から示す斜視図。
図3】同設備機器を設置した状態を示す正面図。
図4】同設備機器を設置した状態を示す側面図。
図5】同設備機器を設置した状態を示す背面図。
図6】同中間架台を示す平面図。
図7】同中間架台を示す分解斜視図。
図8】同中間架台の後側中間架台の後側第1枠体を示す斜視図。
図9】同中間架台の後側中間架台の後側第1枠体を示す平面図。
図10】同中間架台の後側中間架台の後側第1枠体を示す正面図。
図11】同中間架台の後側中間架台の後側第1枠体を示す側面図。
図12】同中間架台の後側中間架台の後側第2枠体を示す斜視図。
図13】同中間架台の後側中間架台の後側第2枠体を示す平面図。
図14】同中間架台の後側中間架台の後側第2枠体を示す正面図。
図15】同中間架台の後側中間架台の後側第2枠体を示す側面図。
図16】同中間架台の後側中間架台の後側第2枠体を示す下面図。
図17】同中間架台の後側中間架台の後側第3枠体を示す斜視図。
図18】同中間架台の後側中間架台の後側第3枠体を示す平面図。
図19】同中間架台の後側中間架台の後側第3枠体を示す正面図。
図20】同中間架台の後側中間架台の後側第3枠体を示す側面図。
図21】同中間架台の後側中間架台の後側第3枠体を示す下面図。
図22】同中間架台の前側中間架台の前側第1枠体を示す斜視図。
図23】同中間架台の前側中間架台の前側第1枠体を示す平面図。
図24】同中間架台の前側中間架台の前側第1枠体を示す正面図。
図25】同中間架台の前側中間架台の前側第1枠体を示す側面図。
図26】同中間架台の前側中間架台の前側第2枠体を示す斜視図。
図27】同中間架台の前側中間架台の前側第2枠体を示す平面図。
図28】同中間架台の前側中間架台の前側第2枠体を示す正面図。
図29】同中間架台の前側中間架台の前側第2枠体を示す側面図。
図30】同中間架台の前側中間架台の前側第2枠体を示す下面図。
図31】同中間架台の前側中間架台の前側第3枠体を示す斜視図。
図32】同中間架台の前側中間架台の前側第3枠体を示す平面図。
図33】同中間架台の前側中間架台の前側第3枠体を示す正面図。
図34】同中間架台の前側中間架台の前側第3枠体を示す側面図。
図35】同中間架台の前側中間架台の前側第3枠体を示す下面図。
【発明を実施するための形態】
【0011】
以下、本発明の一実施形態について図面を参照しながら説明する。
【0012】
図1中、符号1は、本発明の一実施形態に係る中間架台を示している。
【0013】
この中間架台1は、図2図5にも示すように、新たなたとえば給湯器の貯湯タンクユニットなどの設備機器2を既存の土台(据付架台)3に据え付けるために、設備機器2と土台3との間に介在される構成となっている。
【0014】
すなわち、中間架台1は、設備機器2を交換する場合、メーカーや品番により取付ボルトの位置が異なると、既存の土台3に新規の設備機器2を直接設置することができないため、設備機器2と土台3との間に介在することにより既存の土台3を利用することができるようになっている。
【0015】
土台3は、図6および図7にも示すように、ベース板4を備え、このベース板4の上面には、右後側に右後据付台5が、左後側に左後据付台6が、中央前側に中央前据付台7が、それぞれ固定されている。
【0016】
これら右後据付第5、左後据付台6および中央前据付台7は、天板8と、この天板8の左右両側から垂下する一対の側板9とを有する門型に形成され、側板9の下端はベース板4の上面に固着されている。
【0017】
また、右後据付第5と左後据付台6の天板8には、第1ボルト(第1固定部材)51が挿通可能な複数の長孔10が左右方向に沿って開けられている。
【0018】
さらに、中央前据付台7の天板8には、第1ボルト51が挿通可能な複数の長孔10が左右方向や前後方向に沿って開けられている。
【0019】
設備機器2は、本体11を備え、この本体11の下面には、右後側に右後脚12が、左後側に左後脚13が、中央前側に中央前脚14が、それぞれ固定されている。
【0020】
これら右後脚12、左後脚13、中央前脚14の下端面には、それぞれフランジ15が固定され、このフランジ15には第2ボルト(第3固定部材)52が挿通可能な丸孔16が開けられている。
【0021】
中間架台1は、後側に位置する後中間架台21、前側に位置する前中間架台22を備え、これら後中間架台21および前中間架台22は、所定間隔を開けて、かつ左右方向に沿って配置されている。
【0022】
後中間架台21は、土台3に支持される後第1枠体(第1枠体)23と、この後第1枠体23にスライド可能に支持され、かつ設備機器2を支持する後第2枠体(第2枠体)24を備えている。
【0023】
後第1枠体23は、図8図11に示すように、後底板部(底板部)25と、この後底板部25の両側からそれぞれ後第1折曲部(第1折曲部)26を介して起立する一対の後第1側板部(第1側板部)27を備えている。
【0024】
この後底板部25には、第1ボルト51が挿通可能な複数の第1長孔28が開けられている。
【0025】
第1長孔28は、後第1枠体23の長さ方向(第1方向)に長い長さ方向長孔(第1方向長孔)29と、後第1枠体23の幅方向(第2方向)に長い幅方向長孔(第2方向長孔)30を含んでいる。
【0026】
このように形成された後第1枠体23は、右後据付台5と左後据付台6の上面に載置され、右後据付台5と左後据付台6の長孔10と後第1枠体23の長さ方向長孔29または幅方向長孔30とに第1ボルト51を挿通させ、第1ナット(第1固定部材)53で螺合締付することにより、右後据付台5と左後据付台6の上面に固定されるようになっている。
【0027】
このとき、後第1枠体23は、長さ方向長孔29と幅方向長孔30によって、長さ方向または幅方向に位置調整を行うことができるようになっている。
【0028】
また、後第1側板部27には、ビス(第2固定部材)54が螺合可能な複数の雌ネジ部(第2固定部材)55が長さ方向(左右方向)に間隔を開けて設けられている。
【0029】
後第2枠体24は、図12図16に示すように、後第1天板部(第1天板部)31と、この後第1天板部31の両側からそれぞれ後第2折曲部(第2折曲部)32を介して垂下する一対の後第2側板部(第2側板部)33を備えている。
そして、後第2枠体24が後第1枠体23に長さ方向(左右方向)にスライド可能に外嵌されている。
【0030】
この後第1天板部31には、第2ボルト52が挿通可能な第2長孔34が幅方向(前後方向)に沿って開けられている。
【0031】
また、後第2側板部33には、ビス54が挿通可能な第3長孔35が長さ方向(左右方向)に沿って開けられている。
【0032】
そして、ビス54を雌ネジ部55に螺合締付することにより、後第2枠体24が後第1枠体23に固定されるようになっている。
【0033】
このとき、後第2枠体24は、第3長孔35によって、長さ方向(スライド方向)に位置調整を行うことができるようになっている。
【0034】
さらに、後第1枠体23と後第2枠体24との間には、後第2枠体24の後第1天板部31を支える後第3枠体(第3枠体)41が設けられている。
【0035】
この後第3枠体41は、図17図21に示すように、後第2枠体24の後第1天板部31の下面に上面が重合しかつ当接する後第2天板部(第2天板部)42と、この後第2天板部42の両側からそれぞれ後第3折曲部(第3折曲部)43を介して垂下し、下端が後底板部25の上面に当接する一対の後第3側板部(第3側板部)44を備えている。
【0036】
この後第2天板部42には、第2ボルト52が挿通可能な丸孔45が開けられている。
【0037】
また、後第2天板部42の下面には、第2ボルト52が丸孔45を介して螺合可能な第2ナット(第3固定部材)56が固定されている。
【0038】
そして、第2ボルト52をフランジ15の丸孔16、後第2枠体24の第2長孔34および後第3枠体41の丸孔45を挿通させ、第2ナット56に螺合締付することにより、設備機器2が後中間架台21に固定されるようになっている。
【0039】
前中間架台22は、土台3に支持される前第1枠体(第1枠体)61と、この前第1枠体61にスライド可能に支持され、かつ設備機器2を支持する前第2枠体(第2枠体)62を備えている。
【0040】
前第1枠体61は、図22図25に示すように、前底板部(底板部)63と、この前底板部63の両側からそれぞれ前第1折曲部(第1折曲部)64を介して起立する一対の前第1側板部(第1側板部)65を備えている。
【0041】
この前底板部63には、第1ボルト51が挿通可能な複数の第1長孔66が幅方向(前後方向)に沿って開けられている。
【0042】
このように形成された前第1枠体61は、中央前据付台7の上面に載置され、中央前据付台7の長穴10と前第1枠体61の第1長孔66とに第1ボルト51を挿通させ、第1ナット(第1固定部材)53で締め付けることにより、中央前据付台7の上面に固定されるようになっている。
【0043】
このとき、前第1枠体61は、第1長孔66によって、幅方向(前後方向)の位置調整を行うことができるようになっている。
【0044】
また、前第1側板部65には、ビス(第2固定部材)54が螺合可能な複数の雌ネジ部(第2固定部材)55が長さ方向(左右方向)に間隔を開けて設けられている。
【0045】
前第2枠体62は、図26図30に示すように、前第1天板部(第1天板部)71と、この前第1天板部71の両側からそれぞれ前第2折曲部(第2折曲部)72を介して垂下する一対の前第2側板部(第2側板部)73を備えている。
【0046】
そして、前第2枠体62が前第1枠体61に長さ方向(左右方向)にスライド可能に外嵌されている。
【0047】
この前第1天板部71には、第2ボルト52が挿通可能な第2長孔74が幅方向(前後方向)に沿って開けられている。
【0048】
また、前第2側板部73には、ビス54が挿通可能な第3長孔75が長さ方向(左右方向)に沿って開けられている。
【0049】
そして、ビス54を雌ネジ部55に螺合締付することにより、前第2枠体62が前第1枠体61に固定されるようになっている。
【0050】
このとき、前第2枠体62は、第3長孔75によって、長さ方向に位置調整を行うことができるようになっている、。
【0051】
さらに、前第1枠体61と前第2枠体62との間には、前第2枠体62の前第1天板部71を支える前第3枠体(第3枠体)81が設けられている。
【0052】
この前第3枠体81は、図31図35に示すように、前第1枠体61の前第1天板部71の下面に上面が重合しかつ当接する前第2天板部(第2天板部)82と、この前第2天板部82の両側からそれぞれ前第3折曲部(第3折曲部)83を介して垂下し、下端が前底板部63の上面に当接する一対の前第3側板部(第3側板部)84を備えている。
【0053】
この前第2天板部82には、第2ボルト52が挿通可能な丸孔85が開けられている。
【0054】
また、前第2天板部82の下面には、第2ボルト52が丸孔85を介して螺合可能な第2ナット(第3固定部材)56が固定されている。
【0055】
そして、第2ボルト52をフランジ15の丸孔16、前第2枠体62の第2長孔74および前第3枠体81の丸孔85を挿通させ、第2ナット56に螺合締付することにより、設備機器2が前中間架台22に固定されるようになっている。
【0056】
以上の構成によれば、設備機器2を交換する場合、中間架台1を既存の土台3と交換する設備機器2との間に介在させることにより、既存の土台3と交換する設備機器2との位置調整を行うことができるので、既存の土台3を撤去することなく利用することができる。
【0057】
以上に記載した本発明に関する開示は、少なくとも下記事項に要約することができる。
【0058】
すなわち、本発明に係る中間架台は、設備機器を据付架台に据え付けるために設備機器と据付架台との間に介在される中間架台であって、据付架台に支持される第1枠体と、この第1枠体にスライド可能に支持され、かつ設備機器を支持する第2枠体と、据付架台に第1枠体を固定する第1固定部材と、第1枠体に第2枠体を固定する第2固定部材と、第2枠体に設備機器を固定する第3固定部材とを具備し、第1枠体は、第1固定部材が挿通可能な少なくとも1つの第1長孔を備え、第2枠体は、第3固定部材が挿通可能な少なくとも1つの第2長孔を備え、第1枠体と第2枠体の少なくとも一方は、第2固定部材が挿通可能な少なくとも1つの第3長孔を備えたことを特徴とするものである。
【0059】
上記発明は、少なくとも下記実施形態を含むことができる。
【0060】
(1)第1枠体は、底板部と、この底板部の両側からそれぞれ第1折曲部を介して起立する一対の第1側板部とを備え、第2枠体は、第1天板部と、この第1天板部の両側からそれぞれ第2折曲部を介して垂下する一対の第2側板部とを備え、第2枠体が第1枠体にスライド自在に嵌合する構成とし、第1長孔は、底板部に設け、第2長孔は、第1天板部に設け、第3長孔は、第1側板部と第2側板部の一方に設ける。
【0061】
(2)第1長孔は、第1方向に長い第1方向長孔と、第1方向と交差する第2方向に長い第2方向長孔とを含む。
【0062】
(3)第2長孔は、第2枠体のスライド方向と交差する方向に長く形成する。
【0063】
(4)第3長孔は、第2枠体のスライド方向に沿う方向に長く形成する。
【0064】
(5)さらに、第1枠体と第2枠体との間に設けられ、第2枠体を支える第3枠体を備える。
【0065】
(6)さらに、第1枠体と第2枠体との間に設けられた第3枠体を備え、この第3枠体は、第1天板部の下面に上面が重合かつ当接する第2天板部と、この第2天板部の両側からそれぞれ第3折曲部を介して垂下し、下端が底板部の上面に当接する一対の第3側板部とを備える。
【符号の説明】
【0066】
1 中間架台
2 設備機器
3 据付架台(土台)
23 第1枠体(後第1枠体)
24 第2枠体(後第2枠体)
25 底板部(後底板部)
26 第1折曲部(後第1折曲部)
27 第1側板部(後第1側板部)
28 第1長孔
29 第1方向長孔(長さ方向長孔)
30 第2方向長孔(幅方向長孔)
31 第1天板部(後第1天板部)
32 第2折曲部(後第2折曲部)
33 第2側板部(後第2側板部)
34 第2長孔
35 第3長孔
41 第3枠体(後第3枠体)
42 第2天板部(後第2天板部)
43 第3折曲部(後第3折曲部)
44 第3側板部(後第3側板部)
51 第1固定部材(第1ボルト)
52 第3固定部材(第2ボルト)
53 第1固定部材(第1ナット)
54 第2固定部材(ビス)
55 第2固定部材(雌ネジ部)
56 第3固定部材(第2ナット)
66 第1長孔
63 底板部(前底板部)
64 第1折曲部(前第1折曲部)
65 第1側板部(前第1側板部)
71 第1天板部(前第1天板部)
72 第2折曲部(前第2折曲部)
73 第2側板部(前第2側板部)
74 第2長孔
75 第3長孔
81 第3枠体(前第3枠体)
82 第2天板部(前第2天板部)
83 第3折曲部(前第3折曲部)
84 第3側板部(前第3側板部)
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
図13
図14
図15
図16
図17
図18
図19
図20
図21
図22
図23
図24
図25
図26
図27
図28
図29
図30
図31
図32
図33
図34
図35