(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2025007262
(43)【公開日】2025-01-17
(54)【発明の名称】ベッド
(51)【国際特許分類】
A47C 21/08 20060101AFI20250109BHJP
【FI】
A47C21/08 Z
【審査請求】未請求
【請求項の数】3
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2023108541
(22)【出願日】2023-06-30
(71)【出願人】
【識別番号】599139442
【氏名又は名称】株式会社プラッツ
(74)【代理人】
【識別番号】100114661
【弁理士】
【氏名又は名称】内野 美洋
(72)【発明者】
【氏名】藤川 稔
(57)【要約】
【課題】ベッドから取り外した側柵をベッドに設けられた側柵収容スペースに容易に収容できるようにすること。
【解決手段】本発明では、基台(3)の上部に横臥者が横臥する受台(2)を設けるとともに、側柵本体(17,18)の下部に一対の側柵支柱(19,20,21,22)を形成した側柵(15,16)を基台(3)の左側部又は/及び右側部に着脱自在に設け、基台(3)の前端部又は後端部に設けられたボード(フットボード10又はヘッドボード11)と受台(2)の前端部又は後端部との間に基台(3)から取外した側柵(15,16)を収容するための側柵収容スペース(25)を設けたベッド(1)において、側柵(15,16)の一方の側柵支柱(19,20,21,22)で側柵(15,16)を保持する側柵支柱保持体(26)と、側柵本体(17,18)の下部で側柵(15,16)を保持する側柵本体保持体(27)とで、側柵収容スペース(25)に収容される側柵(15,16)を保持することにした。
【選択図】
図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
基台の上部に横臥者が横臥する受台を設けるとともに、側柵本体の下部に一対の側柵支柱を形成した側柵を基台の左側部又は/及び右側部に着脱自在に設け、基台の前端部又は後端部に設けられたボードと受台の前端部又は後端部との間に基台から取外した側柵を収容するための側柵収容スペースを設けたベッドにおいて、
側柵の一方の側柵支柱で側柵を保持する側柵支柱保持体と、側柵本体の下部で側柵を保持する側柵本体保持体とで、側柵収容スペースに収容される側柵を保持することを特徴とするベッド。
【請求項2】
前記側柵本体保持体に、側柵本体の下端部に沿って側柵本体の下端部を保持する保持溝を形成したことを特徴とする請求項1に記載のベッド。
【請求項3】
前記保持溝に、側柵本体の厚みよりも拡幅した上端開口を形成したことを特徴とする請求項2に記載のベッド。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、基台の側部に側柵を着脱自在に設けたベッドに関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来より、ベッドには、基台の上部に横臥者(仰臥位や側臥位や腹臥位などでベッドに横たわる者)が横臥する受台が設けられ、横臥者や寝具等が受台から落下してしまうのを防止するために、基台の側部(受台の側方)に側柵が着脱自在に設けられている。
【0003】
この側柵は、側柵本体の下部に一対の側柵支柱を下方へ向けて形成しており、基台の側部に形成した支持体の一対の支持孔に側柵支柱をそれぞれ挿通させることによって、基台の側部に着脱自在に装着して使用されるようになっている(たとえば、特許文献1参照。)。
【0004】
そして、従来のベッドでは、側柵を基台から取外した際に、取外した側柵をベッドに収容できるように、基台の端部に設けられたボード(ヘッドボードやフットボード)と受台との間に側柵収容スペースが設けられている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
上記従来のベッドでは、側柵収容スペース内の基台に収容される側柵を保持するための一対の保持体を設けており、各保持体に側柵の側柵支柱を挿通させるための保持孔が形成されている。
【0007】
そして、基台の側部に装着して使用されていた側柵を取外して側柵収容スペースに収容する際には、側柵に形成された一対の側柵支柱を一対の保持体に形成された保持孔にそれぞれ挿通させることで、側柵を側柵収容スペースに収容するようにしている。
【0008】
ところが、側柵支柱を一対の保持体に形成した保持孔に挿通するにあたり、ガタつかないように側柵支柱の径と保持孔の径に余裕を設けないと、一対の側柵支柱を一対の保持孔に同時に挿通させることは容易でないため、側柵支柱の径に対して、保持孔の径を大きめにする必要があった。そのため、保持体に対して側柵支柱がガタついて、ベッドの利用者が不快になる問題があった。
【0009】
また、従来のベッドでは、
図8(a)に示すように、レギュラーサイズの側柵36をボード37の横幅の中心になるように一対の保持体38,38を配置した場合、ボード37から側柵36が張り出すことはないが、このように配置した一対の保持体38,38にレギュラーサイズの側柵36よりも長いロングサイズの側柵39を収容した場合、
図8(b)に示すようにボード37から側柵39の一方の側が大きく張り出すこととなり、ベッドの設置スペースに影響したり、ベッド周辺での利用者や看護者の動作の支障となる課題があった。このような課題を解決すべく、ロングサイズの側柵39をボード37の横幅の中心になるよう収容するため、一対の保持体38,38の位置をずらす方法が考えられるが、一対の側柵支柱40,40の間隔やベッドの受台を支える左右のフレーム41,41の間隔が変更できない諸事情から、
図8(c)に示すように、一方の保持体38がベッドのフレーム41又はボード37のブラケット42と干渉する位置となるために取り付けられず、ロングサイズの側柵39をボード37の横幅の中心になるように収容することができないという課題があった。
【課題を解決するための手段】
【0010】
そこで、請求項1に係る本発明では、基台の上部に横臥者が横臥する受台を設けるとともに、側柵本体の下部に一対の側柵支柱を形成した側柵を基台の左側部又は/及び右側部に着脱自在に設け、基台の前端部又は後端部に設けられたボードと受台の前端部又は後端部との間に基台から取外した側柵を収容するための側柵収容スペースを設けたベッドにおいて、側柵の一方の側柵支柱で側柵を保持する側柵支柱保持体と、側柵本体の下部で側柵を保持する側柵本体保持体とで、側柵収容スペースに収容される側柵を保持することにした。
【0011】
また、請求項2に係る本発明では、前記請求項1に係る本発明において、前記側柵本体保持体に、側柵本体の下端部に沿って側柵本体の下端部を保持する保持溝を形成することにした。
【0012】
また、請求項3に係る本発明では、前記請求項2に係る本発明において、前記保持溝に、側柵本体の厚みよりも拡幅した上端開口を形成することにした。
【発明の効果】
【0013】
そして、本発明では、以下に記載する効果を奏する。
【0014】
すなわち、本発明では、基台の上部に横臥者が横臥する受台を設けるとともに、側柵本体の下部に一対の側柵支柱を形成した側柵を基台の左側部又は/及び右側部に着脱自在に設け、基台の前端部又は後端部に設けられたボードと受台の前端部又は後端部との間に基台から取外した側柵を収容するための側柵収容スペースを設けたベッドにおいて、側柵の一方の側柵支柱で側柵を保持する側柵支柱保持体と、側柵本体の下部で側柵を保持する側柵本体保持体とで、側柵収容スペースに収容される側柵を保持することにしているために、基台の側部に装着して使用されていた側柵を取外して側柵収容スペースに収容する際に、側柵の一方の側柵支柱を側柵支柱保持体で保持させ、側柵本体の下部を側柵本体保持体に載置すればよく、側柵を容易に収容することができ、簡単に取外すこともできる。
【0015】
また、本発明では、側柵の一方の側柵支柱で保持する側柵支柱保持体と、側柵本体の下部で側柵を保持する側柵本体保持体とで保持する構成であるため、一対の側柵支柱の間隔によらず、側柵本体保持体の位置を設定できるので、レギュラーサイズの側柵だけでなくロングサイズの側柵もベッドのボード幅から側柵本体の張り出しを最小限にして収容することができる。
【0016】
特に、前記側柵本体保持体に、側柵本体の下端部に沿って側柵本体の下端部を保持する保持溝を形成した場合には、側柵収容スペースに収容された側柵のガタツキを低減することができる。
【0017】
また、前記保持溝に、側柵本体の厚みよりも拡幅した上端開口を形成した場合には、側柵収容スペースに側柵を収容する際に、側柵本体と保持溝の上端開口との間に余裕があり、側柵本体が正規の収容位置から多少ずれていても保持溝に側柵本体を挿入させることができ、側柵の収容作業の作業性をより一層良好なものとすることができる。
【図面の簡単な説明】
【0018】
【
図1】本発明に係るベッドを示す平面図(a)、左側面図(b)。
【
図2】同拡大左側面図(a)、拡大右側面図(b)。
【
図4】側柵支柱保持体を示す平面図(a)、背面図(b)、左側面図(c)。
【
図5】側柵本体保持体を示す平面図(a)、背面図(b)、左側面図(c)。
【
図6】側柵収容スペースに収容した側柵を示す正面説明図。
【
図7】側柵収容スペースに収容した側柵を示す正面説明図。
【発明を実施するための形態】
【0019】
以下に、本発明に係るベッドの具体的な構成について図面を参照しながら説明する。
【0020】
図1~
図3に示すように、ベッド1は、横臥者の身体を受ける受台2を基台3の上部に取付けている。なお、ここでは、便宜的に、ベッド1に横臥する者の足側(
図1中における右側)を前側とし、頭側(
図1中における左側)を後側として説明する。
【0021】
受台2は、基台3の上部に取付けられており、矩形平板形状となっている。なお、受台2は、起倒可能に分割してリクライニング式ベッドを構成するようにしてもよい。
【0022】
基台3は、前後に間隔をあけて配置した脚体4,4の上端部に矩形枠型状のベッドフレーム5を取付けている。ベッドフレーム5は、左右に間隔をあけて配置した左右側フレーム6,7の前後端部に前後側フレーム8,9を取付けている。なお、基台3は、受台2を昇降させる昇降式ベッドを構成するようにしてもよく、キャスターを設けて移動式ベッドを構成するようにしてもよい。
【0023】
また、基台3は、ベッドフレーム5の左右側フレーム6,7それぞれに横長矩形板状のボード(フットボード10、ヘッドボード11)をブラケット12を介して着脱自在に装着している。
【0024】
さらに、基台3は、ベッドフレーム5の左右側フレーム6,7それぞれに前後一対の支持体13,14を前後に間隔をあけて外方へ向けて突出状に取付け、前後一対の支持体13,14それぞれに側柵15,15,16,16を着脱自在に装着している。
【0025】
なお、ロングサイズの側柵16は、レギュラーサイズの側柵15よりも前後の長さが長くなっており、長さが短い(レギュラーサイズの)側柵15を前後に並べて基台3に装着した場合(
図1の基台3の左側)には、前後の側柵15,15の間に横臥者がベッド1に乗降できる幅の間隔が形成され、一方、長さが長い(ロングサイズの)側柵16を前後に並べて基台3に装着した場合(
図1の基台3の右側)には、前後の側柵16,16の間に殆ど間隔が形成されないようになっている。
【0026】
側柵15,16は、横長矩形枠型状の側柵本体17,18の下端部に下方へ向けて伸延する円柱状の左右一対の側柵支柱19,20,21,22を設けている。
【0027】
なお、レギュラーサイズの側柵15の側柵本体17の長さは、ロングサイズの側柵16の側柵本体18の長さよりも短くなってはいるが、レギュラーサイズの側柵15の一対の側柵支柱19,20の形状や間隔は、ロングサイズの側柵16の一対の側柵支柱21,22の形状や間隔と同一となっており、いずれの一対の支持体13,14にも両方の側柵15,16を着脱自在に装着することができるようになっている。また、レギュラーサイズの側柵15は、側柵本体17に一対の側柵支柱19,20を左右均等に設けることで左右の張り出し長さが同一で左右線対称な形状となっているが、ロングサイズの側柵16は、側柵本体18に一対の側柵支柱21,22を一方側に偏って張り出させて設けており、側柵本体18の一方側では張り出し長さがレギュラーサイズの側柵本体17の張り出し長さと同一で、側柵本体18の他方側では張り出し長さがレギュラーサイズの側柵本体17の張り出し長さよりも長くなっている。
【0028】
この側柵15,16は、前後の支持体13,14それぞれに形成された前後一対の支持孔23,24に前後一対の側柵支柱19,20,21,22を上方から下方へ向けて挿通させることによって基台3に装着することができ、装着された状態で側柵本体17,18を上方へ向けて持上げることによって基台3から取外すことができる。
【0029】
そして、側柵15,16は、通常の使用時においては、基台3の左側部又は/及び右側部の前側部又は/及び後側部に装着されているが、基台3の支持体13,14から取外した際には、ベッド1の受台2の端部とボード(フットボード10)との間に形成された側柵収容スペース25に収容できるようになっている。
【0030】
側柵収容スペース25には、側柵15,16に設けられた一対の側柵支柱19,20,21,22のうちのいずれか一方の側柵支柱19,21(20,22)で側柵15,16を保持するための側柵支柱保持体26と、側柵15,16に設けられた側柵本体17,18の下部で側柵15,16を保持するための側柵本体保持体27とが、基台3(前側フレーム8)に取付けられている。なお、側柵支柱保持体26と側柵本体保持体27は、側柵収容スペース25に設けられていればよく、基台3の後側フレーム9に取付けられてもよく、あるいは、基台3ではなくボード(フットボード10、ヘッドボード11)に取付けられてもよい。
【0031】
側柵収容スペース25に収容される1枚の側柵15(16)は、側柵支柱保持体26と側柵本体保持体27とで保持される。
【0032】
側柵支柱保持体26は、
図4に示すように、中空矩形箱形形状の左右側部に前側フレーム8を貫通させる貫通孔28,28を形成するとともに、上部に2個の断面円形状の貫通状の保持孔29,30を形成している。なお、側柵支柱保持体26は、前側フレーム8を貫通させる貫通孔28,28を設けなくとも、前側フレーム8に溶接等で固定してもよい。
【0033】
保持孔29,30は、側柵支柱19,20,21,22と同一の断面形状で、側柵支柱19,20,21,22よりも若干大きなサイズとしている。
【0034】
この側柵支柱保持体26では、いずれかの保持孔29,30に側柵15,16に設けられたいずれかの側柵支柱19,20,21,22を上方から挿通させることで、保持孔29,30で側柵15,16の側柵支柱19,20,21,22を保持するようになっている。
【0035】
側柵本体保持体27は、
図5に示すように、下部に前側フレーム8に取付ける取付部31を形成するとともに、上部に左右に平行に伸延する2本の保持溝32,33を形成している。
【0036】
保持溝32,33は、下端部(下半部分)が側柵15,16の側柵本体17,18の下端側形状とほぼ同一の断面形状及びサイズとなっており、上端開口部(上半部分)が側柵本体17,18の厚みよりも広い幅を有するとともに、側柵本体17,18の下部の厚みよりも拡幅した上端開口34から下端部(下半部分)へ向けて漸次縮幅した傾斜面35を有する形状となっている。
【0037】
この側柵本体保持体27では、いずれかの保持溝32,33に側柵15,16に設けられた側柵本体17,18の下部を上方から挿入させることで、保持溝32,33で側柵15,16の側柵本体17,18を保持するようになっている。
【0038】
このように、側柵本体保持体27では、側柵収容スペース25に側柵15,16を収容する際に、保持溝32,33に側柵本体17,18を上方から載置(挿入)させるだけでよく、側柵15,16の収容作業が容易なものとなる。
【0039】
しかも、側柵本体保持体27では、上端開口34が側柵本体17,18の下部の厚みよりも拡幅されているために、収容する側柵15,16の位置が多少ずれていてもよく、側柵15,16の収容作業がより一層容易なものとなる。
【0040】
そして、側柵本体保持体27では、側柵本体17,18の下端部に沿って左右に伸延する保持溝32,33で側柵本体17,18の下端部が保持されるため、側柵支柱保持体26と協働して側柵収容スペース25に収容された側柵15,16のガタツキを低減することができる。
【0041】
側柵収容スペース25での側柵支柱保持体26や側柵本体保持体27の取付位置は、たとえば、
図6(a)に示すように、ロングサイズの側柵16を側柵収容スペース25に収容した際に、正面視でロングサイズの側柵16がベッド1に対して左右均等に収容され、フットボード10からの張り出し量が左右均等となる位置としてもよい。この場合、
図6(b)に示すように、レギュラーサイズの側柵15を側柵収容スペース25に収容した際には、フットボード10の一方側では側柵15が張り出しておらず、フットボード10の他方側だけロングサイズの側柵16の収容時と同じ張り出し量となる。この場合には、フットボード10の両側での張り出し量を抑制することができ、ロングサイズの側柵16を収納しても、ベッド1の設置スペースにほぼ影響せず、ベッド1の周辺での利用者、看護者等の動作に支障とならない。
【0042】
また、側柵収容スペース25での側柵支柱保持体26や側柵本体保持体27の取付位置は、たとえば、
図7(a)に示すように、ロングサイズの側柵16を側柵収容スペース25に収容した際に、正面視でロングサイズの側柵16の一方側ではフットボード10から張り出しておらず、ロングサイズの側柵16の他方側だけがフットボード10から張り出すような位置としてもよい。この場合、
図7(b)に示すように、レギュラーサイズの側柵15を側柵収容スペース25に収容した際には、フットボード10の両方側共に側柵15が張り出さないようになる。この場合には、フットボード10の一方側を部屋の壁側に隙間なく設置するのに適している。
【0043】
以上に説明したように、上記ベッド1は、基台3の上部に横臥者が横臥する受台2を設けるとともに、側柵本体17,18の下部に一対の側柵支柱19,20,21,22を形成した側柵15,16を基台3の左側部又は/及び右側部に着脱自在に設け、基台3の前端部又は後端部に設けられたボード(フットボード10、ヘッドボード11)と受台2の前端部又は後端部との間に基台3から取外した側柵15,16を収容するための側柵収容スペース25を設けた構成となっている。
【0044】
そして、側柵15,16の一方の側柵支柱19,20,21,22で側柵15,16を保持する側柵支柱保持体26と、側柵本体17,18の下部で側柵15,16を保持する側柵本体保持体27とで、側柵収容スペース25に収容される側柵15,16を保持する構成となっている。
【0045】
そのため、上記構成のベッド1では、基台3の側部に装着して使用されていた側柵15,16を取外して側柵収容スペース25に収容する際に、側柵15,16の一方の側柵支柱19,20,21,22を側柵支柱保持体26で保持させ、側柵本体17,18の下部を側柵本体保持体27に載置すればよく、側柵15,16を容易に収容することができ、簡単に取外すこともできる。
【0046】
また、上記ベッド1は、側柵本体保持体27に側柵本体17,18の下端部に沿って側柵本体17,18の下端部を保持する保持溝32,33を形成した構成となっている。
【0047】
そのため、上記構成のベッド1では、側柵収容スペース25に収容された側柵15,16のガタツキを低減することができる。
【0048】
また、上記ベッド1は、保持溝32,33に側柵本体17,18の厚みよりも拡幅した上端開口34を形成した構成となっている。
【0049】
そのため、上記構成のベッド1では、側柵収容スペース25に側柵15,16を収容する際に、側柵本体17,18と保持溝32,33の上端開口34との間に余裕があり、側柵本体17,18が正規の収容位置から多少ずれていても保持溝32,33に側柵本体17,18を挿入させることができ、側柵15,16の収容作業の作業性をより一層良好なものとすることができる。
【符号の説明】
【0050】
1 ベッド 2 受台
3 基台 4 脚体
5 ベッドフレーム 6 左側フレーム
7 右側フレーム 8 前側フレーム
9 後側フレーム 10 フットボード
11 ヘッドボード 12 ブラケット
13,14 支持体 15 レギュラーサイズの側柵
16 ロングサイズの側柵 17,18 側柵本体
19,20,21,22 側柵支柱 23,24 支持孔
25 側柵収容スペース 26 側柵支柱保持体
27 側柵本体保持体 28 貫通孔
29,30 保持孔 31 取付部
32,33 保持溝 34 上端開口
35 傾斜面