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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2025007549
(43)【公開日】2025-01-17
(54)【発明の名称】刃鋏保護鞘
(51)【国際特許分類】
   B26B 29/04 20060101AFI20250109BHJP
   B26B 13/22 20060101ALI20250109BHJP
【FI】
B26B29/04
B26B13/22
【審査請求】未請求
【請求項の数】5
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2023109022
(22)【出願日】2023-07-03
(71)【出願人】
【識別番号】523251817
【氏名又は名称】齊傑國際實業有限公司
(71)【出願人】
【識別番号】523202543
【氏名又は名称】協昌剪具有限公司
【氏名又は名称原語表記】SIE CHANG CUTTING TOOLS CO., LTD.
【住所又は居所原語表記】No.7, Ln.312 Pengyi Rd., Taiping Dist., Taichung City 411, Taiwan
(74)【代理人】
【識別番号】100107766
【弁理士】
【氏名又は名称】伊東 忠重
(74)【代理人】
【識別番号】100070150
【弁理士】
【氏名又は名称】伊東 忠彦
(74)【代理人】
【識別番号】100135079
【弁理士】
【氏名又は名称】宮崎 修
(72)【発明者】
【氏名】張 殷齊
(72)【発明者】
【氏名】林 信志
【テーマコード(参考)】
3C061
3C065
【Fターム(参考)】
3C061BC01
3C061BC03
3C065GA06
3C065GA14
(57)【要約】
【課題】刃鋏保護鞘を提供する。
【解決手段】本発明は、鞘ケースと、支持ホルダとを備え、その内、前記鞘ケースは、内部に空室を形成するケース状体であり、前記鞘ケースは、2つの側部を有し、各前記側部にそれぞれスライド溝が形成され、各前記スライド溝は、それぞれ各前記側部の後縁まで延伸され、前記支持ホルダは、ベースと、2つの支承アームと、2つの挿脚とを含み、その内、前記ベースに各前記支承アームが連結され、各前記挿脚は、それぞれ各前記支承アームに連結され、各前記挿脚は、互いに側方向に相対し、各前記挿脚がそれぞれ各前記スライド溝に進入することで、前記鞘ケースを設置面の頂縁に立設させ、かつ前記支持ホルダは、前記設置面に載置されて前記鞘ケースに対して支持を提供する。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
刃鋏の作業部を納装するための鞘ケースと、ベース、2つの支承アーム及び2つの挿脚を含む支持ホルダとを備える刃鋏保護鞘であって、
2つの側部を有する前記鞘ケースは、内部に空室を形成するケース状体であり、前記空室を前記鞘ケースの後端まで延伸することで、前記作業部を前記鞘ケースの後端から前記空室に挿入させ、各前記側部は、互いに相対してそれぞれ前記空室の両側に位置しており、各前記側部にそれぞれスライド溝が形成され、各前記スライド溝は、それぞれ各前記側部の前記空室から遠く離れた外側まで延伸されて外向きに開放されるように形成され、各前記スライド溝は、それぞれ各前記側部の後縁まで延伸され、
前記ベースには、互いに側方向に相対する各前記支承アームが連結され、互いに側方向に相対し、かつ互いに相対的に近接している各前記挿脚は、それぞれ各前記支承アームに連結され、
各前記挿脚がそれぞれ各前記スライド溝に進入することで、前記支持ホルダは、前記鞘ケースに対して支持を提供することを特徴とする、刃鋏保護鞘。
【請求項2】
前記支持ホルダに2つの凸部が形成され、各前記凸部は、それぞれ各前記側部の前記空室から遠く離れた外側に側方向に当接しており、
前記支持ホルダは受力作用のない自由状態において、各前記凸部の間の距離を各前記側部の前記空室から遠く離れた外側の間の距離よりも小さくすることで、各前記支承アームをそれぞれ弾性変形させることを特徴とする、請求項1に記載の刃鋏保護鞘。
【請求項3】
各前記側部にそれぞれ第1溝壁と第2溝壁とが形成され、各前記第1溝壁は、それぞれ各前記スライド溝の頂縁に位置しており、各前記第2溝壁は、それぞれ各前記スライド溝の底縁に位置しており、各前記第1溝壁が対応の各前記第2溝壁から後向きに延伸突出されて上向きに投影する対応範囲に亘って、各前記第1溝壁にてそれぞれ各前記挿脚が各前記スライド溝の内部に向かって摺動するように案内されることを特徴とする、請求項1に記載の刃鋏保護鞘。
【請求項4】
各前記スライド溝は、それぞれ第1溝区間と第2溝区間とを連通することにより構成され、各前記第1溝区間は、それぞれ各前記側部の後側まで延伸され、各前記第2溝区間は、それぞれ各前記スライド溝の前端まで延伸され、各前記第2溝区間の深さは、それぞれ相連通する各前記第1溝区間の深さよりも大きいことを特徴とする、請求項1に記載の刃鋏保護鞘。
【請求項5】
前記鞘ケースには、それぞれ前記鞘ケースの前端に近接しており、かつ互いに相対する2つの嵌挿孔が形成されることを特徴とする、請求項1に記載の刃鋏保護鞘。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、刃鋏を納装するための付属部材に係り、特に、刃鋏保護鞘の斬新な構造形態の開示に関するものである。
【背景技術】
【0002】
本発明において、いわゆる刃鋏は、物品を切断するための刃具と、物品を裁断するための鋏具とを含むものであり、前記刃鋏は、操作部と、作業部とを含み、前記操作部は、使用者の把持操作のために提供され、前記作業部は、前記物品を切断または裁断するために用いられ、前記刃鋏を使用しない状態において、前記作業部に保護鞘を装着する必要があり、前記保護鞘は、主に挿入口を有するスリーブであり、前記作業部は、前記挿入口を介して前記保護鞘に挿入され、前記作業部を前記保護鞘で包み込み、前記作業部が直接外物にぶつかって欠損が生じることを回避でき、前記刃鋏を使用しない状態において、使用者は、前記保護鞘に挿入されている前記作業部に接触することがなく、前記作業部で前記使用者に切り傷や刺し傷を負わせることを回避することができ、前記刃鋏を使用しない状態における安全性を高めることができる。
【0003】
前記刃鋏は、通常、幅よりも小さい厚みに形成され、前記刃鋏を前記保護鞘に納装して工作台あるいは展示台の台面に置いたとき、前記刃鋏及び前記保護鞘の一側方向を下向きにして前記台面に載置し、前記刃鋏の前記操作部及び前記保護鞘の前記台面に面する一側を目視で観察することが困難であるため、静態の展示性が不足していた。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明は、刃鋏保護鞘を提供することを主な目的とし、その解決しようとする技術的課題は、如何にしてより理想的で実用性のあるオリジナルな刃鋏保護鞘を研究開発するかを目標として革新突破を思案することである。
【課題を解決するための手段】
【0005】
前述の目的に基づいて、本発明の課題を解決するための技術的特長としては、主に前記刃鋏保護鞘は、鞘ケースと、支持ホルダとを備え、鞘ケースは、刃鋏の作業部を納装するために用いられ、前記鞘ケースは、内部に空室を形成するケース状体であり、前記空室を前記鞘ケースの後端まで延伸することで、前記作業部を前記鞘ケースの後端から前記空室に挿入させ、前記鞘ケースは、2つの側部を有し、各前記側部は、互いに相対してそれぞれ前記空室の両側に位置しており、各前記側部にそれぞれスライド溝が形成され、各前記スライド溝は、それぞれ各前記側部の前記空室から遠く離れた外側まで延伸されて外向きに開放されるように形成され、各前記スライド溝は、それぞれ各前記側部の後縁まで延伸され、支持ホルダは、ベースと、2つの支承アームと、2つの挿脚とを含み、その内、前記ベースに各前記支承アームが連結され、各前記支承アームは、互いに側方向に相対し、各前記挿脚は、それぞれ各前記支承アームに連結され、各前記挿脚は、互いに側方向に相対し、かつ各前記挿脚は、互いに相対的に近接しており、その内、各前記挿脚がそれぞれ各前記スライド溝に進入することで、前記鞘ケースを設置面の頂縁に立設させ、かつ前記支持ホルダは、前記設置面に載置されて前記鞘ケースに対して支持を提供するものである。
【発明の効果】
【0006】
本発明の主な効果と利点は、起立設置状態を強固に形成することができ、前記刃鋏の静態展示効果を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
図1】本発明の実施例1の斜視図である。
図2】本発明の実施例1の右側面図である。
図3図2の3-3断面図である。
図4】本発明の実施例1の後側面図である。
図5】本発明の実施例1の組合せ操作状態の側面図である。
図6】本発明の実施例1の使用状態の斜視図である。
図7】本発明の実施例1の別種の使用状態の側面図である。
図8】本発明の実施例2の部分断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
添付の図面を参照し、これらの図に示すのは、本発明の刃鋏保護鞘の実施例だが、これらの実施例は説明のみに用いられるもので、特許請求の際、それらの構造に制限されないものとする。
【実施例0009】
図1図7に示すように、かかる刃鋏保護鞘の実施例1は、鞘ケース10と、支持ホルダ20とを備え、その内、前記鞘ケース10は、刃鋏90の作業部91を納装するために用いられ、前記鞘ケース10は、内部に空室11を形成するケース状体であり、前記空室11を前記鞘ケース10の後端まで延伸することで、前記作業部91を前記鞘ケース10の後端から前記空室11に挿入させ、前記鞘ケース10は、2つの側部12を有し、各前記側部12は、互いに相対してそれぞれ前記空室11の両側に位置しており、各前記側部12にそれぞれスライド溝13が形成され、各前記スライド溝13は、それぞれ各前記側部12の前記空室11から遠く離れた外側まで延伸されて外向きに開放されるように形成され、各前記スライド溝13は、それぞれ各前記側部12の後縁まで延伸され、各前記スライド溝13は、それぞれ各前記側部12を選択的に貫通する。
【0010】
前記支持ホルダ20は、ベース21と、2つの支承アーム22と、2つの挿脚23とを含み、その内、前記ベース21に各前記支承アーム22が連結され、各前記支承アーム22は、互いに側方向に相対し、各前記挿脚23は、それぞれ各前記支承アーム22に連結され、各前記挿脚23は、互いに側方向に相対し、かつ各前記挿脚23は、互いに相対的に近接している。
【0011】
各前記挿脚23がそれぞれ各前記スライド溝13に進入することで、前記鞘ケース10を設置面93の頂縁に立設させ、かつ前記支持ホルダ20は、前記設置面93に載置されて前記鞘ケース10に対して支持を提供し、前記設置面93は、工作台あるいは展示台の台面であってもよい。
【0012】
各前記挿脚23を選択的にそれぞれ各前記側部12の後端から前向きに移動させて各前記スライド溝13に進入することができ、各前記挿脚23を選択的にそれぞれ各前記側部12の外側から各前記スライド溝13に挿入することもできる。
【0013】
前記刃鋏90が前記鞘ケース10に設置されるとき、前記作業部91は、前記鞘ケース10の後端から前記空室11に進入し、前記鞘ケース10は、前記作業部91に対して保護を提供すると共に、前記作業部91で使用者に刺し傷や切り傷を負わせることを回避でき、前記刃鋏90の操作部92は、前記鞘ケース10の後方から露出しており、前記鞘ケース10が前記設置面93に設置されるとき、前記鞘ケース10の前端は、前記設置面93に接触し、前記ベース21を前記設置面93に貼り当て、各前記支承アーム22は、前記鞘ケース10に対して突張り作用を形成することにより、前記支持ホルダ20は、前記鞘ケース10の後端に近接する部分に対して支持を形成し、前記鞘ケース10を遂に前記設置面93の上方に起立設置する状態を強固に形成し、前記刃鋏90を動態反転する必要がなく、前記操作部92の表面積の比較的に大きな比例範囲を占有する両側と、前記鞘ケース10の表面積の比較的に大きな比例範囲を占有する各前記側部12とを、静態展示の状態において、十分に目視観察することができ、本発明では、前記刃鋏90の静態展示効果を高めることができ、前記鞘ケース10の外部には、必要に応じて各種の装飾性図柄や形状(図中未図示)を施してもよく、かかる装飾性図柄や形状を十分に展示することもできる。
【0014】
前記支持ホルダ20に2つの凸部24が形成され、各前記凸部24は、それぞれ各前記側部12の前記空室11から遠く離れた外側に側方向に当接しており、前記凸部24の数量を必要に応じて増加させることができ、添付の図面には、前記支持ホルダ20は、4個の前記凸部24を有し、かつ各前記凸部24は、2個一組に配置されていることを示している。
【0015】
前記支持ホルダ20は受力作用のない自由状態において、各前記凸部24の間の距離を各前記側部12の前記空室11から遠く離れた外側の間の距離よりも小さくし、これにより、各前記挿脚23が各前記スライド溝13に進入するとき、各前記側部12にて各前記凸部24の逆方向作動を促し、各前記凸部24の逆方向作動に伴って、各前記支承アーム22をそれぞれ弾性変形させるように促し、各前記支承アーム22は、それぞれ弾性復元力を提供して、各前記凸部24と各前記側部12とを緊密に当接するように促し、各前記挿脚23が各前記スライド溝13に対して容易に摺動して離脱しないように保持され、前記支持ホルダ20と前記鞘ケース10との結合強度を高めることができ、かかる前記支持ホルダ20の受力作用のない自由状態とは、各前記支承アーム22に側方向からの相対的な押潰しや逆方向からの引っ張りによる作用力を受けていない状態を指す。
【0016】
各前記側部12にそれぞれ第1溝壁14と第2溝壁15とが形成され、各前記第1溝壁14は、それぞれ各前記スライド溝13の頂縁に位置しており、各前記第2溝壁15は、それぞれ各前記スライド溝13の底縁に位置している。
【0017】
各前記第1溝壁14と各前記第2溝壁15とは、それぞれ相対の各前記挿脚23の互いに平行な頂縁と底縁とを制限し、これにより、各前記第1溝壁14は、それぞれ相対の各前記第2溝壁15に合わせて各前記挿脚23を制限することにより、前記支持ホルダ20を前記鞘ケース10に相対して回転させることができないようになっており、前記鞘ケース10を前記設置面93に起立設置する強固性を高めることができ、各前記挿脚23は、それぞれ選択的に互いに平行な頂面25と底面26とを有し、各前記頂面25と各前記底面26とは、それぞれ選択的に平面であり、かつ各前記頂面25及びその相対の各前記底面26は、選択的に互いに平行である。
【0018】
各前記第1溝壁14が対応の各前記第2溝壁15から後向きに延伸突出されて上向きに投影する対応範囲に亘って、図5に示すように、前記鞘ケース10が前記支持ホルダ20に組み付けられるとき、各前記挿脚23をそれぞれ下から上へと各前記第1溝壁14に当接することができ、各前記第1溝壁14を利用してそれぞれ各前記挿脚23を前向きに摺動させて各前記スライド溝13に進入させるように案内し、前記鞘ケース10と前記支持ホルダ20との組み付け結合の利便性を高めることができる。
【0019】
前記鞘ケース10に2つの嵌挿孔16が形成され、各前記嵌挿孔16は、それぞれ前記鞘ケース10の前端に近接しており、かつ各前記嵌挿孔16は、互いに相対し、これにより、各前記挿脚23は、選択的に各前記スライド溝13に挿入されなくてもよく、各前記挿脚23は、選択的にそれぞれ各前記嵌挿孔16に挿入されてもよく、従って図7に示すような使用状態を選択し、前記支持ホルダ20を掛けフック94に吊り掛け、かつ前記掛けフック94を立面95に設置し、各前記嵌挿孔16は、それぞれ選択的に前記鞘ケース10を貫通してもよく、各前記嵌挿孔16は、それぞれ選択的に前記鞘ケース10を貫通しない盲孔に置き換えることもできる。
【0020】
前記鞘ケース10の内部に位置決め構造17が設けられ、前記位置決め構造17は、前記作業部91を係止して位置決めするために用いられ、前記作業部91の前記鞘ケース10の内部での位置決めの強固性を高めることができ、前記位置決め構造17は、本発明の属する技術分野の当業者が容易に想到し得る既知の技術であるから、前記位置決め構造17の具体的な構成についての詳細な説明は割愛する。
【0021】
各前記挿脚23は、それぞれ選択的に側方向に延伸部27が突出延伸され、各前記延伸部27は、互いに相対的に近接している。
【実施例0022】
図8に示すように、実施例2と実施例1との主に異なる構成は、各前記スライド溝13を、それぞれ選択的に各前記側部12を貫通させないように変更し、その内、各前記スライド溝13は、それぞれ第1溝区間18と第2溝区間19とを連通することにより構成され、各前記第1溝区間18は、それぞれ各前記側部12の後側まで延伸され、各前記第2溝区間19は、それぞれ各前記スライド溝13の前端まで延伸され、各前記第2溝区間19の深さは、それぞれ相連通する各前記第1溝区間18の深さよりも大きく、各前記挿脚23を、それぞれ後から前へと各前記第1溝区間18に滑入させると共に、各前記第1溝区間18に沿って摺動させて各前記第2溝区間19に進入させ、各前記第2溝区間19の深さを各前記第1溝区間18の深さよりも大きくする空間構成を利用して、各前記第2溝区間19に進入した各前記挿脚23を容易に後向きに摺動させて各前記第1溝区間18に進入させることができないので、各前記挿脚23の位置決めの強固性を高めることができる。
【0023】
各前記挿脚23にそれぞれ第1円弧面28と第2円弧面29とが形成され、その内、各前記第1円弧面28は、それぞれ各前記挿脚23の前縁と側縁とに連結され、各前記第2円弧面29は、それぞれ各前記挿脚23の側縁と後縁とに連結される。
【0024】
各前記挿脚23がそれぞれ各前記スライド溝13に摺動して進入するとき、各前記第1円弧面28は、それぞれ各前記側部12の後縁に接触し、各前記側部12は、各前記挿脚23の相対的な作用力に対して各前記第1円弧面28の形状を合わせるようにすることにより、各前記側部12は、それぞれ各前記挿脚23に抗して側方向に押し動かされる分力を形成し、使用者は、各前記支承アーム22の逆方向への外拡のために別途操作する必要がなく、各前記挿脚23を容易にそれぞれ各前記第1溝区間18に進入することができ、各前記挿脚23がそれぞれ各前記スライド溝13に進入する操作利便性を高めることができる。
【0025】
各前記挿脚23は、それぞれ各前記第2溝区間19に対して摺動して離脱するとき、各前記第2円弧面29の形成によって、各前記挿脚23の逆方向作動に伴ってそれぞれ各前記第1溝区間18に進入するように案内され、各前記挿脚23をそれぞれ各前記スライド溝13から離脱させる操作利便性を高めることができる。
【符号の説明】
【0026】
3:図2の3-3断面を図3に示す
10:鞘ケース
11:空室
12:側部
13:スライド溝
14:第1溝壁
15:第2溝壁
16:嵌挿孔
17:位置決め構造
18:第1溝区間
19:第2溝区間
20:支持ホルダ
21:ベース
22:支承アーム
23:挿脚
24:凸部
25:頂面
26:底面
27:延伸部
28:第1円弧面
29:第2円弧面
90:刃鋏
91:作業部
92:操作部
93:設置面
94:掛けフック
95:立面
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8