(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2025007616
(43)【公開日】2025-01-17
(54)【発明の名称】車両部品の保持ブラケットおよび当該保持ブラケットを備えるステアリング装置
(51)【国際特許分類】
B62D 1/16 20060101AFI20250109BHJP
【FI】
B62D1/16
【審査請求】未請求
【請求項の数】11
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2023109137
(22)【出願日】2023-07-03
(71)【出願人】
【識別番号】523207386
【氏名又は名称】NSKステアリング&コントロール株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110002147
【氏名又は名称】弁理士法人酒井国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】森山 誠一
(72)【発明者】
【氏名】佐直 紘規
【テーマコード(参考)】
3D030
【Fターム(参考)】
3D030DC37
3D030DD02
3D030DD18
3D030DD25
(57)【要約】
【課題】大型化を抑制できる、車両部品の保持ブラケットおよび当該保持ブラケットを備えるステアリング装置を提供すること。
【解決手段】車両部品の保持ブラケットに含まれる取付プレートは、平面視において、第1縁と、第2縁と、取付部に対して第1方向の一方側に位置し且つ取付部を中心とする取付プレートの回転を阻止可能な第1支持部と、取付部に対して前記第2方向の一方側に位置し且つ取付部を中心とする取付プレートの回転を阻止可能な第2支持部と、を有する。
【選択図】
図3
【特許請求の範囲】
【請求項1】
筒状のステアリングコラムの側面に面し且つ当該側面に締結部材を介して取り付けられる取付プレートと、当該取付プレートに隣接して設けられ且つ車両部品が保持可能な保持プレートと、を備え、
前記取付プレートは、平面視において、
第1方向に延びる第1縁と、
前記第1方向に対して交差する第2方向に延びる第2縁であって、且つ、前記第1縁と交差する部位の隅に、前記締結部材が取り付けられる取付部が位置する第2縁と、
前記取付部に対して前記第1方向の一方側に位置し且つ前記取付部を中心とする前記取付プレートの回転を阻止可能な第1支持部と、
前記取付部に対して前記第2方向の一方側に位置し且つ前記取付部を中心とする前記取付プレートの回転を阻止可能な第2支持部と、を有する、
車両部品の保持ブラケット。
【請求項2】
前記ステアリングコラムの前記側面は、径方向外側に突出する第1凸部および第2凸部を有し、
前記第1支持部は、前記第1縁から前記第2方向の一方側に向けて延び且つ前記第1凸部が挿入される第1切欠き部を有し、
前記第2支持部は、前記第2縁から前記第1方向の一方側に向けて延び且つ前記第2凸部が挿入される第2切欠き部を有する、
請求項1に記載の車両部品の保持ブラケット。
【請求項3】
平面視において、前記第1切欠き部における前記第1方向の中央を通り且つ前記第2方向に延びる第1直線は、前記第2切欠き部における前記第2方向の中央を通り且つ前記第1方向に延びる第2直線に対して直交する、
請求項2に記載の車両部品の保持ブラケット。
【請求項4】
前記第1凸部が前記第1切欠き部に挿入され且つ前記第2凸部が前記第2切欠き部に挿入された状態において、
前記第1凸部における前記第2方向の一方側の端と、前記第1切欠き部における前記第2方向の一方側の端とは、前記第2方向に離隔し、
前記第2凸部における前記第1方向の一方側の端と、前記第2切欠き部における前記第1方向の一方側の端とは、前記第1方向に離隔する、
請求項3に記載の車両部品の保持ブラケット。
【請求項5】
前記ステアリングコラムの前記側面は、径方向外側に突出する第3凸部および第4凸部を有し、
前記第1支持部は、前記第1縁から前記第2方向の一方側に離隔して位置し且つ前記第3凸部が挿入される第1貫通孔を有し、
前記第2支持部は、前記第2縁から前記第1方向の一方側に離隔して位置し且つ前記第4凸部が挿入される第2貫通孔を有する、
請求項1に記載の車両部品の保持ブラケット。
【請求項6】
請求項2から4のいずれか1項に記載の車両部品の保持ブラケットと、
前記ステアリングコラムと、
を備えるステアリング装置。
【請求項7】
前記第1凸部および前記第2凸部はそれぞれ、前記ステアリングコラムに対して遠ざかるに従って先細りするテーパ部を有する、
請求項6に記載のステアリング装置。
【請求項8】
前記第1凸部の高さは、前記第2凸部の高さに対して相違する、
請求項7に記載のステアリング装置。
【請求項9】
請求項5に記載の車両部品の保持ブラケットと、
前記ステアリングコラムと、
を備えるステアリング装置。
【請求項10】
前記第3凸部および前記第4凸部はそれぞれ、前記ステアリングコラムに対して遠ざかるに従って先細りするテーパ部を有する、
請求項9に記載のステアリング装置。
【請求項11】
前記第3凸部の高さは、前記第4凸部の高さに対して相違する、
請求項10に記載のステアリング装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、車両部品の保持ブラケットおよび当該保持ブラケットを備えるステアリング装置に関する。
【背景技術】
【0002】
特許文献1は、ワイヤーハーネス等の車両部品をステアリングコラムに取り付けるブラケットを開示する。当該ブラケットは、取付プレートと、保持プレートと、を備える。取付プレートは、筒状のステアリングコラムの側面にボルトを介して取り付けられる。保持プレートは、取付プレートの端部で屈曲してステアリングコラムに対して遠ざかる方向に延び、ワイヤーハーネスを保持する。
【0003】
また、取付プレートは、平面視において、ボルトに向けて延びる長孔を有する。ステアリングコラムの側面は、径方向外側に突出する凸部を有し、当該凸部は、取付プレートの長孔に嵌合する。ワイヤーハーネスをブラケットに取り付ける作業や車両走行中などにワイヤーハーネスから保持プレートを介して取付プレートに対してボルトを中心として回転する力が加わる場合、この力は平面視において取付プレートの長孔に対して直交する方向に作用する。よって、ブラケットの回転を、ステアリングコラムの凸部で止めることができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ここで、当該凸部の位置をボルトに近づけると、ブラケットに掛かる力が小さくても当該ブラケットがボルトを中心に回転しやすくなる。従って、当該凸部をボルトから遠ざけることが望ましいが、その場合は、ブラケットが大型化する可能性がある。
【0006】
本開示は、上記の課題に鑑みてなされたものであって、大型化を抑制できる、車両部品の保持ブラケットおよび当該保持ブラケットを備えるステアリング装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記の目的を達成するため、本開示の一態様に係る車両部品の保持ブラケットは、筒状のステアリングコラムの側面に面し且つ当該側面に締結部材を介して取り付けられる取付プレートと、当該取付プレートに隣接して設けられ且つ車両部品が保持可能な保持プレートと、を備え、前記取付プレートは、平面視において、第1方向に延びる第1縁と、前記第1方向に対して交差する第2方向に延びる第2縁であって、且つ、前記第1縁と交差する部位の隅に、前記締結部材が取り付けられる取付部が位置する第2縁と、前記取付部に対して前記第1方向の一方側に位置し且つ前記取付部を中心とする前記取付プレートの回転を阻止可能な第1支持部と、前記取付部に対して前記第2方向の一方側に位置し且つ前記取付部を中心とする前記取付プレートの回転を阻止可能な第2支持部と、を有する。また、本開示のステアリング装置は、前述した車両部品の保持ブラケットと、前記ステアリングコラムと、を備える。
【0008】
前述した特許文献1において、ブラケットに含まれる取付プレートは、平面視において、ボルトに向けて延びる長孔を有し、当該長孔に凸部が挿入される。当該凸部の位置をボルトに近づけると、ブラケットに掛かる力が小さくても当該ブラケットがボルトを中心に回転しやすくなるため、当該凸部をボルトから遠ざけることが望ましいが、その場合は、ブラケットが大型化する可能性がある。
【0009】
これに対して、本開示に係る取付プレートは、第1支持部と、第2支持部と、を有する。第1支持部および第2支持部は、取付部を中心とする取付プレートの回転を阻止可能である。このように、本開示の保持ブラケットは、2つの支持部である第1支持部と第2支持部とを有し、第1支持部を取付部に対して第1方向に離隔し、第2支持部を取付部に対して第2方向に離隔している。従って、第1支持部を取付部に近づけ、第2支持部を取付部に近づけても取付プレートの回転を阻止することができるため、第1支持部を取付部に近づけ、第2支持部を取付部に近づけることにより、保持ブラケットを小さくし、ひいてはステアリング装置をより小型化することができる。
【0010】
望ましい態様として、前記ステアリングコラムの前記側面は、径方向外側に突出する第1凸部および第2凸部を有し、前記第1支持部は、前記第1縁から前記第2方向の一方側に向けて延び且つ前記第1凸部が挿入される第1切欠き部を有し、前記第2支持部は、前記第2縁から前記第1方向の一方側に向けて延び且つ前記第2凸部が挿入される第2切欠き部を有する。
【0011】
例えば、取付部を中心として取付プレートが平面視で時計回り方向に回転しようとする場合、第2切欠き部の縁が第2凸部に当接し取付プレートの回転を阻止する。また、取付部を中心として取付プレートが平面視で反時計回り方向に回転しようとする場合、第1切欠き部の縁が第1凸部に当接し取付プレートの回転を阻止する。なお、支持部を切欠き部にしているため、第1切欠き部に第1凸部を挿入する作業および第2凸部に第2凸部を挿入する作業が容易になるというメリットを有する。
【0012】
望ましい態様として、平面視において、前記第1切欠き部における前記第1方向の中央を通り且つ前記第2方向に延びる第1直線は、前記第2切欠き部における前記第2方向の中央を通り且つ前記第1方向に延びる第2直線に対して直交する。
【0013】
換言すると、第1切欠き部が延びる方向と第2切欠き部が延びる方向とが直交する。従って、取付部を中心として取付プレートが回転する場合、第2切欠き部の縁が第2凸部により当接しやすくなり、また、第1切欠き部の縁が第1凸部により当接しやすくなるため、保持ブラケットに加わる力が大きい場合でも取付プレートの回転をより確実に阻止することができる。
【0014】
望ましい態様として、前記第1凸部が前記第1切欠き部に挿入され且つ前記第2凸部が前記第2切欠き部に挿入された状態において、前記第1凸部における前記第2方向の一方側の端と、前記第1切欠き部における前記第2方向の一方側の端とは、前記第2方向に離隔し、前記第2凸部における前記第1方向の一方側の端と、前記第2切欠き部における前記第1方向の一方側の端とは、前記第1方向に離隔する。従って、第1凸部の位置が第2方向でばらついた場合や第2凸部の位置が第1方向でばらついた場合であっても、第1切欠き部への第1凸部の挿入作業および第2切欠き部への第2凸部の挿入作業がより容易になるというメリットを有する。
【0015】
望ましい態様として、前記ステアリングコラムの前記側面は、径方向外側に突出する第3凸部および第4凸部を有し、前記第1支持部は、前記第1縁から前記第2方向の一方側に離隔して位置し且つ前記第3凸部が挿入される第1貫通孔を有し、前記第2支持部は、前記第2縁から前記第1方向の一方側に離隔して位置し且つ前記第4凸部が挿入される第2貫通孔を有する。
【0016】
このように、第1支持部は第1貫通孔であり、第2支持部は第2貫通孔であるため、取付部を中心として取付プレートが時計回り方向および反時計回り方向のいずれの方向に回転する場合においても、第1貫通孔が面する環状の縁に第3凸部が当接し、第2貫通孔が面する環状の縁に第4凸部が当接する。従って、保持ブラケットに加わる力が大きい場合でも取付プレートの回転をより確実に阻止することができる。
【0017】
望ましい態様として、前記第1凸部および前記第2凸部はそれぞれ、前記ステアリングコラムに対して遠ざかるに従って先細りするテーパ部を有する。
【0018】
従って、第1凸部および第2凸部に対して取付プレートを近づけることにより、第1切欠き部および第2切欠き部に第1凸部および第2凸部をスムーズに挿入することができる。
【0019】
望ましい態様として、前記第1凸部の高さは、前記第2凸部の高さに対して相違する。
【0020】
従って、例えば第1凸部の高さが第2凸部の高さよりも低い場合、まず、取付プレートの第2切欠き部へ第2凸部を挿入し、次に、第1切欠き部へ第1凸部を挿入することにより、スムーズに取付プレートを第1凸部および第2凸部に対して位置決めすることができる。
【0021】
望ましい態様として、前記第3凸部および前記第4凸部はそれぞれ、前記ステアリングコラムに対して遠ざかるに従って先細りするテーパ部を有する。
【0022】
従って、第3凸部および第4凸部に対して取付プレートを近づけることにより、第1貫通孔および第2貫通孔に第3凸部および第4凸部をスムーズに挿入することができる。
【0023】
望ましい態様として、前記第3凸部の高さは、前記第4凸部の高さに対して相違する。従って、例えば第3凸部の高さが第4凸部の高さよりも低い場合、まず、取付プレートの第2貫通孔へ第4凸部を挿入し、次に、第1貫通孔へ第3凸部を挿入することにより、スムーズに取付プレートを第3凸部および第4凸部に対して位置決めすることができる。
【発明の効果】
【0024】
本開示によれば、保持ブラケットを小さくし、ひいてはステアリング装置をより小型化することができる。
【図面の簡単な説明】
【0025】
【
図1】
図1は、第1実施形態に係るステアリング装置の斜視図である。
【
図2】
図2は、第1実施形態に係るアッパコラムの斜視図である。
【
図3】
図3は、
図2におけるIII-III線による断面図である。
【
図4】
図4は、
図2から保持ブラケットを取り外した状態を示すアッパコラムの斜視図である。
【
図5】
図5は、第1実施形態に係る保持ブラケットの斜視図である。
【
図7】
図7は、第2実施形態に係るステアリング装置を下側から見た底面図である。
【
図8】
図8は、
図7から保持ブラケットを取り外した状態を示すアッパコラムの斜視図である。
【
図10】
図10は、第3実施形態に係るステアリング装置を下側から見た底面図である。
【
図11】
図11は、第3実施形態に係る保持ブラケットの斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0026】
以下、本発明につき図面を参照しつつ詳細に説明する。なお、下記の発明を実施するための形態(以下、実施形態という)により本発明が限定されるものではない。また、下記実施形態における構成要素には、当業者が容易に想定できるもの、実質的に同一のもの、いわゆる均等の範囲のものが含まれる。さらに、下記実施形態で開示した構成要素は適宜組み合わせることが可能である。なお、以下の説明において、ステアリングシャフトの中心軸に沿った方向を軸方向と呼び、中心軸に交差する方向(例えば、中心軸に直交する方向)を径方向と呼び、中心軸の軸回り方向を周方向と呼ぶ。また、車両における前方をFRと示し、車両における後方をRRと示し、車両における右方をRHと示し、車両における左方をLHと示す。さらに、車両の幅方向を車幅方向と呼ぶ。なお、車両の上方側をUP、車両の下方側をLWRで示す。
【0027】
[第1実施形態]
まず、第1実施形態について説明する。
図1は、第1実施形態に係るステアリング装置の斜視図である。
【0028】
最初に、ステアリング装置100の基本的な構成について説明する。
図1に示すように、ステアリング装置100は、ステアリングホイール101と、ステアリングシャフト3と、ステアリングコラム4と、コラムブラケット6と、締付機構7と、を備える。
【0029】
図1に示すように、ステアリングホイール101は、ステアリングシャフト3における後方端部に連結されている。そして、運転者がステアリングホイール101を操作すると、中心軸AXを中心にステアリングシャフト3が回転し、ステアリングシャフト3に操作トルクが付与される。本実施形態のステアリング装置100は、運転者の操舵を図外のモータおよびギヤボックス103で補助する電動パワーステアリング装置である。具体的には、モータの出力軸には、ウォームシャフト104が取り付けられ、ウォームシャフト104はギヤボックス103の内部のウォームホイールに噛み合う。ウォームホイールは、ステアリングシャフト3に取り付けられているため、モータの回転駆動力がステアリングシャフト3に伝達される。
【0030】
ステアリングシャフト3は、アッパシャフト(入力軸)31と、ロアシャフト(出力軸)32と、を備える。アッパシャフト31およびロアシャフト32は、円筒軸である。アッパシャフト31およびロアシャフト32は、軸方向に延び且つ中心軸AXの軸回り方向に沿って円筒状に形成される。アッパシャフト31の後方端部にステアリングホイール101が連結される。アッパシャフト31の前方端部は、ロアシャフト32の外周に嵌合されている。具体的には、アッパシャフト31の前方端部と、ロアシャフト32の後方端部とは、スプライン嵌合されている。
【0031】
ステアリングコラム4は、中心軸AXの軸方向に延在し、ステアリングシャフト3の外周側に配置される外筒である。ステアリングコラム4は、アッパコラム41と、ロアコラム42と、を備える。アッパコラム41は、ロアコラム42に対してステアリングホイール101寄り(即ち、車体における後方側)に配置されている。ロアコラム42は、アッパコラム41に対してステアリングホイール101の反対側(即ち、車体における前方側)に配置されている。ロアコラム42は、軸受を介して、ロアシャフト32を回転可能に支持する。アッパコラム41およびロアコラム42は、筒状であり、互いに軸方向に相対的に移動可能である。アッパコラム41の車両前側の端部が、ロアコラム42の車両後側の端部の外周側に挿入される。
【0032】
アッパコラム41の外周側には、コラムブラケット6が設けられる。コラムブラケット6は、天板部61と、一対の側板部62と、を備える。天板部61は、左右方向に沿って延びる。側板部62は、天板部61の下面から下方に向けて延びる。
【0033】
締付機構7は、操作レバー70と、締結ボルト71と、ナット72と、スラストベアリング73と、を備える。
【0034】
締結ボルト71は、車幅方向に沿って延び、側板部62、操作レバー70、ナット72、スラストベアリング73を貫通して設けられる。
【0035】
操作レバー70を下方に向けて回転させ、コラムブラケット6に対するステアリングコラム4の上下位置を変えてステアリングコラム4の上下位置が適正な高さ位置になった後で操作レバー70を上方に向けて回転させると、コラムブラケット6に対するステアリングコラム4の上下位置が固定される。
【0036】
また、ロアコラム42は、前方側の端部の上面に取付部材112を有する。取付部材112は、車体に固定された車体取付ブラケット110に軸部材111を介して揺動可能に支持される。
【0037】
次いで、
図2から
図4を参照して、アッパコラム41および保持ブラケット5について詳細に説明する。
図2は、第1実施形態に係るアッパコラムの斜視図である。
図3は、
図2におけるIII-III線による断面図である。
図4は、
図2から保持ブラケットを取り外した状態を示すアッパコラムの斜視図である。本実施形態に係るステアリング装置100は、アッパコラム41と保持ブラケット5とを備える。
【0038】
図4に示すように、アッパコラム41の下側の底部には、ブラケット取付部412が設けられる。ブラケット取付部412は、下側に向けて突出する。ブラケット取付部412は、
図3に示すように、下側から見て略矩形状である。ブラケット取付部412は、取付面412aを有する。取付面412aには、
図2に示す保持ブラケット5の取付プレート51が面する。具体的には、
図2に示すように、取付面412aに取付プレート51が当接した状態でボルト(締結部材)BLを介して取付プレート51が取付面412aに取り付けられる。また、
図4に示すように、取付面412aには、止まり穴80、窪み412b、第1凸部81および第2凸部82が設けられる。
図4に示す止まり穴80の内周には雌ねじが形成され、
図2に示すボルトBLの外周の雄ねじが当該雌ねじに噛み合う。また、窪み412bは、左右方向に延びる。
【0039】
また、
図6に示すように、第1凸部81および第2凸部82は、それぞれステアリングコラム4に対して遠ざかるに従って先細りするテーパ部81a、82aを有する。
図3に示すように、第1凸部81は第1切欠き部511に挿入され、第2凸部82は第2切欠き部512に挿入される。
図3に示すように、ステアリングコラム4を下側から上側に向かって見た場合に、第1凸部81は、Y方向の長さがX方向の長さよりも長い。即ち、第1凸部81の底面は、Y方向に長い長方形の形状を有し、第1切欠き部511に沿って延びる。平面視において、第2凸部82は、X方向の長さがY方向の長さよりも長い。即ち、第2凸部82の底面は、X方向に長い長方形の形状を有し、第2切欠き部512に沿って延びる。
【0040】
ここで、保持ブラケット5の構成を説明する。
図5は、第1実施形態に係る保持ブラケットの斜視図である。
図5に示すように、保持ブラケット5は、取付プレート51と、保持プレート53と、屈曲プレート52と、を備える。
【0041】
図3および
図5に示すように、取付プレート51は、下側から上側に向かって見た場合に略矩形状である。取付プレート51は、第1縁515と第2縁516とを有する。第1縁515は、X方向(第1方向)に延びる。本実施形態では、X方向は、車幅方向と平行であるが、本発明はこれに限定されず、車幅方向と平行でなくてもよい。第2縁516は、Y方向(第2方向)に延びる。本実施形態では、Y方向は、車両の前後方向と平行であるが、本発明はこれに限定されず、車両の前後方向と平行でなくてもよい。X方向とY方向とは、交差する。例えば、X方向とY方向とは、直交する。第1縁515と第2縁516とが交差する部位の隅には、貫通孔(取付部)513が設けられる。貫通孔513には、ボルトBL(
図2、
図3参照)が貫通する。即ち、ボルトBLが貫通孔513を貫通し、
図4に示す止まり穴80にボルトBLの雄ねじが締結される。このように、貫通孔513は、ボルトBLが取り付けられる取付部である。
【0042】
図5に示すように、貫通孔513に対してX1側(第1方向の一方側)には、第1切欠き部(第1支持部)511が離隔して位置する。第1切欠き部511は、第1縁515からY1側(第2方向の一方側)に向けて延びる。第1切欠き部511は、縁511a、縁511bおよび縁511cに面する。縁511bと縁511cとはX方向に離隔し互いに平行に延びる。縁511bのY1側の端と縁511cのY1側の端とは、縁511aを介して繋がる。縁511aは、X方向に延びる。また、縁511bおよび縁511cの長さは、縁511aの長さよりも長い。縁511a、縁511bおよび縁511cは、平面視でU字状の形状を有する。即ち、第1切欠き部511は、Y方向に長く延びるU字状の形状を有する。
【0043】
図5に示すように、貫通孔513に対してY1側(第2方向の一方側)には、第2切欠き部(第2支持部)512が離隔して位置する。第2切欠き部512は、第2縁516からX1側(第1方向の一方側)に向けて延びる。第2切欠き部512は、縁512a、縁512bおよび縁512cに面する。縁512bと縁512cとはY方向に離隔し互いに平行に延びる。縁512bのX1側の端と縁512cのX1側の端とは、縁512aを介して繋がる。縁512aは、Y方向に延びる。また、縁512bおよび縁512cの長さは、縁512aの長さよりも長い。縁512a、縁512bおよび縁512cは、平面視でU字状の形状を有する。即ち、第2切欠き部512は、X方向に長く延びるU字状の形状を有する。
【0044】
また、
図3および
図5に示すように、第1切欠き部511におけるX方向の中央を通り且つY方向に延びる直線を第1直線L1とし、第2切欠き部512におけるY方向の中央を通り且つX方向に延びる直線を第2直線L2とする。第1直線L1は、第2直線L2に対して直交する。なお、本発明は、これに限定されず、第1直線L1は、第2直線L2に対して交差すればよい。
【0045】
図3に示すように、第1凸部81が第1切欠き部511に挿入された状態では、第1凸部81におけるY1側の端と第1切欠き部511との間に間隙116が形成される。換言すると、第1凸部81におけるY1側の端と第1切欠き部511におけるY1側の端とはY方向に離隔する。
【0046】
また、第2凸部82が第2切欠き部512に挿入された状態では、第2凸部82におけるX1側の端と第2切欠き部512との間に間隙117が形成される。換言すると、第2凸部82におけるX1側の端と第2切欠き部512におけるX1側の端とはX方向に離隔する。なお、このように、第1凸部81が第1切欠き部511に挿入された状態では、貫通孔513を中心とする取付プレート51の回転を阻止可能である。第2凸部82が第2切欠き部512に挿入された状態では、貫通孔513を中心とする取付プレート51の回転を阻止可能である。
【0047】
図5に示すように、保持プレート53は、折り曲げ線514から車両下側に向けて延びる。保持プレート53は、取付プレート51に隣接して設けられる。例えば、本実施形態では、保持プレート53は、取付プレート51に対して直交する。ただし、本発明においては、保持プレート53は、取付プレート51と同一平面上に配置してもよい。保持プレート53は、車両前後方向に延びる。前方側には、突出部530が設けられる。突出部530には、貫通孔531が形成される。貫通孔531に対して後方側には、貫通孔532が形成される。
図2に示すように、貫通孔531、532には、クリップ114を介してワイヤーハーネス(車両部品)113が取り付けられる。即ち、ワイヤーハーネス113には、クリップ114が取り付けられる。クリップ114は、貫通孔531、532に嵌合される。よって、クリップ114を貫通孔531、532に嵌合することにより、ワイヤーハーネス113が保持プレート53に保持される。
【0048】
図5に示すように、屈曲プレート52は、取付プレート51と対向する。屈曲プレート52は、折り曲げ線533で屈曲して取付プレート51と略平行に延びる。屈曲プレート52は、貫通孔521、522を有する。貫通孔521、522には、例えばコラムカバーがクリップを介して取り付けられる。
【0049】
図6は、
図4を側方から見た模式図である。第1凸部81の高さは、第2凸部82の高さに対して相違する。例えば、
図6に示すように、第1凸部81の高さは、第2凸部82の高さよりも低い。従って、保持ブラケット5の取付プレート51における第1切欠き部511を第1凸部81に挿入し第2切欠き部512を第2凸部82に挿入する場合は、まず、第2切欠き部512を第2凸部82に挿入したのち、第1切欠き部511を第1凸部81に挿入する。第2切欠き部512を第2凸部82に挿入した状態では、第1切欠き部511が第1凸部81に挿入されていないため、保持ブラケット5の位置を多少ずらすことが可能である。
【0050】
以上説明したように、第1実施形態に係る車両部品の保持ブラケット5は、取付プレート51と、保持プレート53と、を備える。取付プレート51は、平面視において、第1縁515と、第2縁516と、貫通孔(取付部)513に対してX1側に位置し且つ貫通孔513を中心とする取付プレート51の回転を阻止可能な第1切欠き部(第1支持部)511と、貫通孔513に対してY1側に位置し且つ貫通孔513を中心とする取付プレート51の回転を阻止可能な第2切欠き部(第2支持部)512と、を有する。ステアリング装置100は、保持ブラケット5と、ステアリングコラム4と、を備える。
【0051】
前述した特許文献1において、ブラケットに含まれる取付プレートは、平面視において、ボルトに向けて延びる長孔を有し、当該長孔に凸部が挿入される。当該凸部の位置をボルトに近づけると、ブラケットに掛かる力が小さくても当該ブラケットがボルトを中心に回転しやすくなるため、当該凸部をボルトから遠ざけることが望ましいが、その場合は、ブラケットが大型化する可能性がある。
【0052】
これに対して、本実施形態に係る取付プレート51は、第1切欠き部511(第1支持部)と、第2切欠き部512(第2支持部)と、を有する。第1支持部および第2支持部は、貫通孔513を中心とする取付プレート51の回転を阻止可能である。
【0053】
このように、本実施形態の保持ブラケット5は、2つの支持部である第1支持部と第2支持部とを有し、第1支持部を取付部に対して第1方向に離隔し、第2支持部を取付部に対して第2方向に離隔している。従って、第1支持部を取付部に近づけ、第2支持部を取付部に近づけても取付プレート51の回転を阻止することができるため、第1支持部を取付部に近づけ、第2支持部を取付部に近づけることにより、取付プレート51や保持ブラケット5を小さくし、ひいてはステアリング装置100をより小型化することができる。
【0054】
第1支持部は、第1凸部81が挿入される第1切欠き部511を有し、第2支持部は、第2凸部82が挿入される第2切欠き部512を有する。例えば、貫通孔513を中心として取付プレート51が平面視で時計回り方向に回転しようとする場合、第2切欠き部512の縁512aが第2凸部82に当接し取付プレート51の回転を阻止する。また、貫通孔513を中心として取付プレート51が平面視で反時計回り方向に回転しようとする場合、第1切欠き部511の縁511aが第1凸部81に当接し取付プレート51の回転を阻止する。なお、第1凸部81および第2凸部82の幅を大きくして第1切欠き部511、第2切欠き部512に嵌合させれば、第2切欠き部512の縁512b、512cが第2凸部82の側面に当接し、第1切欠き部511の縁511b、511cが第1凸部81の側面に当接するため、保持ブラケット5に加わる力がより大きい場合でも取付プレート51の回転を阻止することができる。
【0055】
なお、支持部を切欠き部にしているため、第1切欠き部511に第1凸部81を挿入する作業および第2切欠き部512に第2凸部82を挿入する作業が容易になるというメリットを有する。
【0056】
平面視において、第1直線L1は、第2直線L2に対して直交する。換言すると、第1切欠き部511が長く延びる方向と第2切欠き部512が長く延びる方向とが直交する。従って、貫通孔513を中心として取付プレート51が回転する場合、第2切欠き部512の縁512aが第2凸部82により当接しやすくなり、また、第1切欠き部511の縁511aが第1凸部81により当接しやすくなるため、保持ブラケット5に加わる力が大きい場合でも取付プレート51の回転をより確実に阻止することができる。
【0057】
第1凸部81におけるY1側の端と、第1切欠き部511におけるY1側の端とは、Y方向に離隔し、第2凸部82におけるX1側の端と、第2切欠き部512におけるX1側の端とは、X方向に離隔する。
【0058】
従って、第1凸部81の位置がY方向にばらついた場合や第2凸部82の位置がX方向にばらついた場合であっても、第1切欠き部511への第1凸部81の挿入作業および第2切欠き部512への第2凸部82の挿入作業がより容易になるというメリットを有する。
【0059】
第1凸部81および第2凸部82はそれぞれ直方体の形状を有する。従って、第1切欠き部511へ第1凸部81を挿入する作業および第2切欠き部512へ第2凸部82を挿入する作業がより容易になる。
【0060】
第1凸部81の高さは、第2凸部82の高さに対して相違する。従って、例えば第1凸部81の高さが第2凸部82の高さよりも低い場合、まず、取付プレート51の第2切欠き部512へ第2凸部82を挿入し、次に、第1切欠き部511へ第1凸部81を挿入することにより、スムーズに取付プレート51を第1凸部81および第2凸部82に対して位置決めすることができる。
【0061】
[第2実施形態]
次に、第2実施形態について説明する。
図7は、第2実施形態に係るステアリング装置を下側から見た底面図である。
図8は、
図7から保持ブラケットを取り外した状態を示すアッパコラムの斜視図である。
図9は、
図8を側方から見た模式図である。
【0062】
第2実施形態は、第1実施形態に対して、ステアリングコラム4Aのアッパコラム41Aに設けられる凸部が相違する。保持ブラケット5は第1実施形態と同一である。以下、相違する点を中心に説明する。
【0063】
図8に示すように、アッパコラム41Aは、ブラケット取付部412Aを有し、ブラケット取付部412Aには、取付面412Aaが設けられる。取付面412Aaには、第1凸部81Aおよび第2凸部82Aが設けられる。第1凸部81Aおよび第2凸部82Aは、下側に向けて突出する。具体的には、第1凸部81Aおよび第2凸部82Aのそれぞれは、下側に凸の円錐台の形状を有する。換言すると、第1凸部81Aおよび第2凸部82Aのそれぞれは、ステアリングコラム4Aに対して遠ざかるに従って先細りするテーパ部81Aa、82Aaを有する。
【0064】
また、
図7に示すように、保持ブラケット5の第1切欠き部511には第1凸部81Aが挿入される。第2切欠き部512には第2凸部82Aが挿入される。そして、
図9に示すように、第1凸部81Aの高さは、第2凸部82Aの高さに対して相違する。例えば、
図9に示すように、第1凸部81Aの高さは、第2凸部82Aの高さよりも低い。
【0065】
以上説明したように、第2実施形態によれば、第1凸部81Aおよび第2凸部82Aはそれぞれ、ステアリングコラム4に対して遠ざかるに従って先細りするテーパ部を有する。従って、第1凸部81Aおよび第2凸部82Aに対して取付プレート51を近づけることにより、第1切欠き部511および第2切欠き部512に第1凸部81Aおよび第2凸部82Aをスムーズに挿入することができる。
【0066】
第1凸部81Aの高さは、第2凸部82Aの高さに対して相違する。従って、例えば第1凸部81Aの高さが第2凸部82Aの高さよりも低い場合、まず、取付プレート51の第2切欠き部512へ第2凸部82Aを挿入し、次に、第1切欠き部511へ第1凸部81Aを挿入することにより、スムーズに取付プレート51を第1凸部81Aおよび第2凸部82Aに対して位置決めすることができる。
【0067】
[第3実施形態]
次に、第3実施形態について説明する。
図10は、第3実施形態に係るステアリング装置を下側から見た底面図である。
図11は、第3実施形態に係る保持ブラケットの斜視図である。
【0068】
第3実施形態では、第1および第2実施形態に対して保持ブラケット5Aが相違する。以下、相違する点を中心に説明する。
【0069】
図11に示すように、保持ブラケット5Aは、保持ブラケット5(
図5参照)に対して取付プレート51Aの形状が相違する。具体的には、取付プレート51Aは、第1貫通孔511Aおよび第2貫通孔512Aを有する。第1貫通孔511Aは、第1縁515からY1側に離隔して位置する。第2貫通孔512Aは、第2縁516からX1側に離隔して位置する。
【0070】
図10に示すように、第1貫通孔511Aおよび第2貫通孔512Aは、平面視で略矩形状である。第1貫通孔511Aには、第3凸部81Bが挿入される。これにより、ボルトBLを中心とする取付プレート51Aの回転を阻止可能となり、第1貫通孔511Aは第1支持部とも称される。第2貫通孔512Aには、第4凸部82Bが挿入される。これにより、ボルトBLを中心とする取付プレート51Aの回転を阻止可能となり、第2貫通孔512Aは第2支持部とも称される。
【0071】
なお、第3凸部81Bおよび第4凸部82Bはそれぞれ、ステアリングコラム4Bのアッパコラム41Bに対して遠ざかるに従って先細りするテーパ部を有する。第3凸部81Bの高さは、第4凸部82Bの高さに対して相違する。例えば、第3凸部81Bの高さは、第4凸部82Bの高さよりも低い。
【0072】
以上説明したように、第3実施形態によれば、第1支持部(第1貫通孔511A)には、第3凸部81Bが挿入され、第2支持部(第2貫通孔512A)には、第4凸部82Bが挿入される。第3実施形態に係るステアリング装置は、保持ブラケット5Aと、ステアリングコラム4Bとを備える。
【0073】
このように、第1支持部は第1貫通孔511Aであり、第2支持部は第2貫通孔512Aであるため、貫通孔513を中心として取付プレート51Aが時計回り方向および反時計回り方向のいずれの方向に回転する場合においても、第1貫通孔511Aが面する環状の縁に第3凸部81Bが当接し、第2貫通孔512Aが面する環状の縁に第4凸部82Bが当接する。従って、保持ブラケット5Aに加わる力が大きい場合でも取付プレート51Aの回転をより確実に阻止することができる。
【0074】
第3凸部81Bおよび第4凸部82Bはそれぞれ、ステアリングコラム4Bに対して遠ざかるに従って先細りするテーパ部を有する。従って、第3凸部81Bおよび第4凸部82Bに対して取付プレート51Aを近づけることにより、第1貫通孔511Aおよび第2貫通孔512Aに第3凸部81Bおよび第4凸部82Bをスムーズに挿入することができる。
【0075】
第3凸部81Bの高さは、第4凸部82Bの高さに対して相違する。従って、例えば第3凸部81Bの高さが第4凸部82Bの高さよりも低い場合、まず、取付プレート51Aの第2貫通孔512Aへ第4凸部82Bを挿入し、次に、第1貫通孔511Aへ第3凸部81Bを挿入することにより、スムーズに取付プレート51Aを第3凸部81Bおよび第4凸部82Bに対して位置決めすることができる。
【符号の説明】
【0076】
100 ステアリング装置
101 ステアリングホイール
103 ギヤボックス
104 ウォームシャフト
110 車体取付ブラケット
111 軸部材
112 取付部材
113 ワイヤーハーネス
114 クリップ
116 間隙
117 間隙
3 ステアリングシャフト
31 アッパシャフト(入力軸)
32 ロアシャフト(出力軸)
4、4A、4B ステアリングコラム
41 アッパコラム
412 ブラケット取付部
412a 取付面
412b 窪み
41A、41B アッパコラム
412A ブラケット取付部
412Aa 取付面
42 ロアコラム
5、5A 保持ブラケット
51、51A 取付プレート
511 第1切欠き部(第1支持部)
511A 第1貫通孔
511a 縁
511b 縁
511c 縁
512 第2切欠き部(第2支持部)
512A 第2貫通孔
512a 縁
512b 縁
512c 縁
513 貫通孔(取付部)
514 折り曲げ線
515 第1縁
516 第2縁
52 屈曲プレート
521 貫通孔
522 貫通孔
53 保持プレート
530 突出部
531 貫通孔
532 貫通孔
533 折り曲げ線
6 コラムブラケット
61 天板部
62 側板部
7 締付機構
70 操作レバー
71 締結ボルト
72 ナット
73 スラストベアリング
80 止まり穴
81、81A 第1凸部
81a、81Aa テーパ部
81B 第3凸部
82、82A 第2凸部
82a、82Aa テーパ部
82B 第4凸部
AX 中心軸
BL ボルト(締結部材)
L1 第1直線
L2 第2直線