(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2025077091
(43)【公開日】2025-05-19
(54)【発明の名称】コーポレートアクションシステム、及びストックオプション発行システム
(51)【国際特許分類】
G06Q 10/00 20230101AFI20250512BHJP
【FI】
G06Q10/00
【審査請求】有
【請求項の数】12
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2023189025
(22)【出願日】2023-11-06
【新規性喪失の例外の表示】特許法第30条第2項適用申請有り 1.ウェブサイトへの公開 (1) 掲載日 令和5年9月1日 (2) ウェブサイトのアドレス https://www.youtube.com/watch?v=R1nBVIk19tc 2.ウェブサイトへの公開 (1) 掲載日 令和5年4月3日 (2) ウェブサイトのアドレス https://mufg-fundoor.com/ 3.ウェブサイトへの公開 (1) 掲載日 令和5年4月19日 (2) ウェブサイトのアドレス https://fundoor.com/corporate_procedures
(71)【出願人】
【識別番号】397041185
【氏名又は名称】三菱UFJ信託銀行株式会社
(71)【出願人】
【識別番号】523418731
【氏名又は名称】株式会社FUNDINNO
(74)【代理人】
【識別番号】100141025
【弁理士】
【氏名又は名称】阿久津 勝久
(74)【代理人】
【識別番号】100147599
【弁理士】
【氏名又は名称】丹羽 匡孝
(74)【代理人】
【識別番号】100098589
【弁理士】
【氏名又は名称】西山 善章
(72)【発明者】
【氏名】藏本 高志
(72)【発明者】
【氏名】中村 丞
【テーマコード(参考)】
5L010
5L049
【Fターム(参考)】
5L010AA01
5L049AA01
(57)【要約】
【課題】 コーポレートアクションを実行するための負担が少なく、必要な手続きを確認しつつ、適切な順序で手続きを実行することができるコーポレートアクションシステム及びサーバを提供する。
【解決手段】 コーポレートアクションシステム10及びサーバ200は、会社法上、取締役会及び/又は株主総会における機関決定が必要なコーポレートアクションをオンラインで実行する。コーポレートアクションサーバ200は、端末装置400と通信可能に接続され、前記コーポレートアクションを実行するために所定の順序で端末装置400っとの間で送受信される手続きデータを処理する制御部と、前記手続きデータを記憶する記憶部とを備える。手続きデータは、各手続きに含まれる選択肢を表示する選択肢データと、当該手続きに関する書式の雛形データとの少なくとも1つを含む。
【選択図】
図4
【特許請求の範囲】
【請求項1】
会社法上、取締役会及び/又は株主総会における機関決定が必要なコーポレートアクションをオンラインで実行するためのコーポレートアクションサーバであって、
前記コーポレートアクションサーバは、少なくとも一つの端末装置と通信可能に接続され、前記コーポレートアクションを実行するために所定の順序で前記端末装置との間で送受信される手続き画面データを処理する制御部と、前記手続き画面データを記憶する記憶部とを備え、
前記手続き画面データは、各手続きに含まれる選択肢を表示する選択肢データと、当該手続きに関する書式の雛形データとを備える、コーポレートアクションサーバ。
【請求項2】
請求項1に記載のコーポレートアクションサーバであって、
前記手続き画面データは、必須項目の登録確認画面を表示する登録確認画面データを含み、前記登録確認画面は、前記必須項目を編集する編集画面に移行する編集画面移行ボタンと、必須項目の内容を確認するための内容確認画面に移行する内容確認画面移行ボタンとを備える、コーポレートアクションサーバ。
【請求項3】
請求項2に記載のコーポレートアクションサーバであって、
前記内容確認画面は、前記必須項目の内容を修正する修正画面に移行する修正画面移行ボタンを備える、コーポレートアクションサーバ。
【請求項4】
請求項1に記載のコーポレートアクションサーバであって、
前記手続き画面データは、前記コーポレートアクションの手続きを進めるための複数の設定事項を入力又は選択する入力又は選択部を備える、コーポレートアクション。
【請求項5】
請求項4に記載のコーポレートアクションサーバであって、
前記入力又は選択部は、前記選択肢をプルダウン形式で表示する選択肢リストを備える、コーポレートアクション。
【請求項6】
請求項1に記載のコーポレートアクションサーバであって、
前記手続き画面データは、前記コーポレートアクションの手続きで設定された事前承認事項を承認する事前承認画面を表示する事前承認画面データを含み、
前記事前承認画面は、前記事前承認事項の承認を入力するチェックボックスと、前記チェックボックスに承認が入力されることによって、次の手続きが開始可能となる手続き開始ボタンとを備える、コーポレートアクション。
【請求項7】
請求項1に記載のコーポレートアクションサーバであって、
前記コーポレートアクションサーバは、前記コーポレートアクションをオンラインで設定(例えば、入力、確認及び/又は修正)するための設定用データを前記端末装置に送信し、
前記コーポレートアクションサーバは、前記コーポレートアクションの設定処理が実行された設定済みデータを前記端末装置から受信する、コーポレートアクションサーバ。
【請求項8】
請求項1に記載のコーポレートアクションサーバであって、
前記手続き画面データは、複数のタスクを含むタスクリストを含み、前記複数のタスクは、各タスクのチェックボックスと、各タスクに関連する雛形データのダウンロードボタンとを含む、コーポレートアクションサーバ。
【請求項9】
請求項1に記載のコーポレートアクションサーバであって、
前記コーポレートアクションは、ストックオプション又は新株予約権の発行、増資、減資、株式分割・併合、定款変更、若しくは企業再編を含む、コーポレートアクションサーバ。
【請求項10】
請求項1~9のいずれか一項に記載のコーポレートアクションサーバ及び少なくとも一つの端末装置を備える、コーポレートアクションシステム。
【請求項11】
ストックオプションの発行手続きをオンラインで実行するためのストックオプション発行サーバであって、
前記ストックオプション発行サーバは、少なくとも一つの端末装置と通信可能に接続され、前記ストックオプションの発行を準備するために所定の順序で前記端末装置との間で送受信される手続き画面データを処理する制御部と、前記手続き画面データを記憶する記憶部とを備え、
前記手続き画面データは、各手続きに含まれる選択肢を表示する選択肢データと、当該手続きに関する書式の雛形データとを備える、ストックオプション発行サーバ。
【請求項12】
請求項11に記載のストックオプション発行サーバであって、
前記手続き画面データは、前記ストックオプションの手続きで設定された事前承認事項を承認する事前承認画面を表示する事前承認画面データを含み、
前記事前承認画面は、前記事前承認事項の承認を入力するチェックボックスと、前記チェックボックスに承認が入力されることによって、次の手続きが開始可能となる手続き開始ボタンとを備える、ストックオプション発行サーバ。
【請求項13】
請求項11に記載のストックオプション発行サーバであって、
前記ストックオプション発行サーバは、前記ストックオプションを発行に用いる複数の発行要旨を設定するための発行要旨設定用データを前記端末装置に送信し、
前記ストックオプション発行サーバは、前記発行事項の設定処理が実行された発行事項設定済みデータを前記端末装置から受信する、ストックオプション発行サーバ。
【請求項14】
請求項11~13のいずれか一項に記載のストックオプション発行及び少なくとも一つの端末装置を備える、ストックオプション発行システム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、コーポレートアクションの実行をサポートするコーポレートアクションシステム及びコーポレートアクションサーバに関し、より詳細には、ストックオプションの発行をサポートするストックオプション発行システム及びストックオプション発行サーバに関する。
【背景技術】
【0002】
コーポレートアクション(CA)とは、ストックオプション又は新株予約権(以下、これらをまとめて「SO」という)の発行、増資、減資、株式分割・併合、定款変更、企業再編等を含み、会社法上、事業会社での意思決定が必要となるアクション先般を指す。CAは、会社法上、基本的に取締役会か、株主総会か、あるいはその両方の機関決定が必要となる。
【0003】
特許文献1には、ストックオプションの権利行使支援方法、プログラム、及び装置が提案されている。この方法は、ストックオプションの権利行使条件を設定する設定工程と、前記権利行使条件に含まれる当該株の売却希望価格と、株式市場における当該株の時価とを比較する比較工程と、前記時価が前記売却希望価格以上になった場合、所定の条件に基づいて、権利行使に関するシナリオを選択するシナリオ選択工程と、前記シナリオ選択工程で選択されたシナリオを外部システムと連携をとり実行するシナリオ実行工程と、を含む(要約、請求項1)。
【0004】
特許文献2には、会社の経営に関する会議体の運営に係る情報処理方法、プログラム、及び装置が提案されている。この方法は、プロセッサが、前記会議体への参加を求められている複数の役員の、前記会議体の運営における複数の所定のタスクに関する状況に係る情報を取得することと、取得した前記複数の役員の各々のタスクに関する状況に対応する表示態様を特定し、前記表示態様を、前記所定のタスクごとに紐付けて表示装置に表示させることと、を含む(要約、請求項1)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】特開2005-84736号公報
【特許文献2】特開2023-48809号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
CAを実行する(SOを発行する)際、会社法上の手続きを調べたり、確認するために、多大な労力及び時間がかかっていた。特に、会社法の細かな知識が必要となるので、実務的には大きな負担が担当者にかかっていた。また、CAに必要となる会議体の必要書式(招集通知や議事録等)から必要な書類を作成するしつつ、適切な順序で手続きを進めることも実務的に大きな負担となっていた。特許文献1及び2は、いすれもCAを実行する際に必要な手続きについてその負担を軽減し補助することは、全く記載も提案もされてなかった。
【0007】
そこで、本発明は、CA手続きを実行するための負担が少なく、必要な手続きを確認しつつ、適切な順序で手続きを実行することができるCAシステム及びCAサーバの提供を目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明の各態様例は次の通りである。
(態様項1)
会社法上、取締役会及び/又は株主総会における機関決定が必要なコーポレートアクションをオンラインで実行するためのコーポレートアクションサーバであって、
前記コーポレートアクションサーバは、少なくとも一つの端末装置と通信可能に接続され、前記コーポレートアクションを実行するために所定の順序で前記端末装置との間で送受信される手続き画面データを処理する制御部と、前記手続き画面データを記憶する記憶部とを備え、
前記手続き画面データは、各手続きに含まれる選択肢を表示する選択肢データと、当該手続きに関する書式の雛形データとを備える、コーポレートアクションサーバ。
【0009】
(態様項2)
態様項1に記載のコーポレートアクションサーバであって、
前記手続き画面データは、必須項目の登録確認画面を表示する登録確認画面データを含み、前記登録確認画面は、前記必須項目を編集する編集画面に移行する編集画面移行ボタンと、必須項目の内容を確認するための内容確認画面に移行する内容確認画面移行ボタンとを備える、コーポレートアクションサーバ。
(態様項3)
態様項2に記載のコーポレートアクションサーバであって、
前記内容確認画面は、前記必須項目の内容を修正する修正画面に移行する修正画面移行ボタンを備える、コーポレートアクションサーバ。
(態様項4)
態様項1に記載のコーポレートアクションサーバであって、
前記手続き画面データは、前記コーポレートアクションの手続きを進めるための複数の設定事項を入力又は選択する入力又は選択部を備える、コーポレートアクション。
【0010】
(態様項5)
態様項4に記載のコーポレートアクションサーバであって、
前記入力又は選択部は、前記選択肢をプルダウン形式で表示する選択肢リストを備える、コーポレートアクション。
(態様項6)
態様項1に記載のコーポレートアクションサーバであって、
前記手続き画面データは、前記コーポレートアクションの手続きで設定された事前承認事項を承認する事前承認画面を表示する事前承認画面データを含み、
前記事前承認画面は、前記事前承認事項の承認を入力するチェックボックスと、前記チェックボックスに承認が入力されることによって、次の手続きが開始可能となる手続き開始ボタンとを備える、コーポレートアクション。
(態様項7)
態様項1に記載のコーポレートアクションサーバであって、
前記コーポレートアクションサーバは、前記コーポレートアクションをオンラインで設定(例えば、入力、確認及び/又は修正)するための設定用データを前記端末装置に送信し、
前記コーポレートアクションサーバは、前記コーポレートアクションの設定処理が実行された設定済みデータを前記端末装置から受信する、コーポレートアクションサーバ。
【0011】
(態様項8)
態様項1に記載のコーポレートアクションサーバであって、
前記手続き画面データは、複数のタスクを含むタスクリストを含み、前記複数のタスクは、各タスクのチェックボックスと、各タスクに関連する雛形データのダウンロードボタンとを含む、コーポレートアクションサーバ。
(態様項9)
態様項1に記載のコーポレートアクションサーバであって、
前記コーポレートアクションは、ストックオプション又は新株予約権の発行、増資、減資、株式分割・併合、定款変更、若しくは企業再編を含む、コーポレートアクションサーバ
(態様項10)
態様項1~9のいずれか一項に記載のコーポレートアクションサーバ及び少なくとも一つの端末装置を備える、コーポレートアクションシステム。
【0012】
(態様項11)
ストックオプションの発行手続きをオンラインで実行するためのストックオプション発行サーバであって、
前記ストックオプション発行サーバは、少なくとも一つの端末装置と通信可能に接続され、前記ストックオプションの発行を準備するために所定の順序で前記端末装置との間で送受信される手続き画面データを処理する制御部と、前記手続き画面データを記憶する記憶部とを備え、
前記手続き画面データは、各手続きに含まれる選択肢を表示する選択肢データと、当該手続きに関する書式の雛形データとを備える、ストックオプション発行サーバ。
【0013】
(態様項12)
態様項11に記載のストックオプション発行サーバであって、
前記手続き画面データは、前記ストックオプションの手続きで設定された事前承認事項を承認する事前承認画面を表示する事前承認画面データを含み、
前記事前承認画面は、前記事前承認事項の承認を入力するチェックボックスと、前記チェックボックスに承認が入力されることによって、次の手続きが開始可能となる手続き開始ボタンとを備える、ストックオプション発行サーバ。
(態様項13)
態様項11に記載のストックオプション発行サーバであって、
前記ストックオプション発行サーバは、前記ストックオプションを発行に用いる複数の発行要旨を設定するための発行要旨設定用データを前記端末装置に送信し、
前記ストックオプション発行サーバは、前記発行事項の設定処理が実行された発行事項設定済みデータを前記端末装置から受信する、ストックオプション発行サーバ。
(態様項14)
態様項11~13のいずれか一項に記載のストックオプション発行及び少なくとも一つの端末装置を備える、ストックオプション発行システム。
【発明の効果】
【0014】
本発明のCAシステム及びサーバは、手続きを所定の順序で実行する際、各手続きに含まれる選択肢を表示する選択肢データと、当該手続きに関する書式の雛形データとの少なくとも一つを提供することにより、コーポレートアクションを実行する際に、その負担を削減することができる。
【図面の簡単な説明】
【0015】
【
図1】本発明の実施形態に係るCAシステムを含むネットワーク図である。
【
図10A】追加条件の表示領域を示す画面構成図である。
【
図10B】追加条件の表示領域を示す画面構成図である。
【
図10C】追加条件の表示領域を示す画面構成図である。
【
図11】設定事項の確認画面を示す画面構成図である。
【
図13A】タスクリスト画面を示す画面構成図である。
【
図13B】第2のタスクリスト表示領域を示す画面構成図である。
【
図13C】第3のタスクリスト表示領域を示す画面構成図である。
【
図13D】第4のタスクリスト表示領域を示す画面構成図である。
【
図13E】第5のタスクリスト表示領域を示す画面構成図である。
【発明を実施するための形態】
【0016】
本発明のCAシステム及びCAサーバ、並びにSO発行システム及びSO発行サーバに関する実施形態を、図面を参照して説明する。本発明の実施形態において、CAシステム、CAサーバの一例として、SO発行システム及びSO発行サーバを挙げて説明するが、CAはSOに限定されず、SOの発行、新株予約権の発行、増資、減資、株式分割・併合、定款変更、又は企業再編等の会社法上必要な任意の手続きの何れかを含む。また、本発明において、SOとは、ストックオプションに限定されず、新株予約権等も含む。
【0017】
[ストックオプション発行システム]
本発明の実施形態に係るCAシステム10は、
図1のブロック図に示すように、CAサーバ200と、CAサーバ200にインターネット300等の通信回線を介して接続される複数の端末装置400(400A,400B)とから構成される。端末装置400は、好ましくは、スマートフォン400A、パーソナルコンピュータ400B、またはタブレット端末とすることができる。
【0018】
次に、CAシステム10に含まれるCAサーバ200の構成を
図2を用いて説明する。CAサーバ200は、外部装置と通信するための通信部210と、端末装置400と間で送受信するデータ処理を制御する制御部(CPU等)220と、管理者による各種入力操作を受け付ける入力部(キーボードまたはマウス等)230と、CA処理に必要なデータを記憶するCA処理データベース(DB)(記憶部)250と、各種データを表示する表示部260(ディスプレイ)と、各部の間でデータ等を伝送するをデータバス280とを備える。CA処理DB250は、SO(CA)に必要な書式の雛形等の手続きデータと、各種表示Webページ用データと、ユーザの情報(ID、PW、メールアドレス、所属会社等)とを記憶している。
【0019】
端末装置400は、
図3に示すように、CAサーバ200と各種データを送受信するための通信部410と、CAサーバ200から送信された手続きデータ等を表示する表示部420(ディスプレイ)と、ユーザによる各種操作入力を受け付ける入力部(キーボードまたはマウス等)440と、各部の動作を制御する制御部450(CPU等)と、各部の間でデータ等を伝送するをデータバス460とを備える。
【0020】
[CA実行処理]
CAシステム10における手続きデータの処理の流れを、
図4のCAシステム10(CAサーバ200)のフローチャート、及び
図5~
図19の画面に基づき説明する。
【0021】
始めに、ユーザは、ステップS401で、端末装置400からCAシステム10のログイン画面(不図示)にアクセスし、ID及びパスワードを入力すると、
図5に示す各種機能を選択するための機能選択画面(機能選択Webページ)D50が端末装置400の表示部420に表示される。機能選択画面D50は、「やりたいことを探す」として表示される機能表示領域D52と、株主構成表示領域D54と、発行状況領域D56とを備える。発行状況領域D56には、株主数及び発行済み総株式数並びにSO対象者数及び発行済SO数等が表示される。
【0022】
機能表示領域D52は、オンラインで各機能を実行するための画面に移行するための複数のボタンを表示する。例えば、機能表示領域D52は、CA機能を実行するためのCAボタンD52aと、取締役会の開催機能を実行するための取締役会開催ボタンD52bと、株主総会の開催機能を実行するための株主総会開催ボタンD52cと、株主名簿の管理機能を実行する株主名簿管理ボタンD52dとを備える。CAボタンD52aを入力部440(マウスのクリック等)を用いて選択すると、端末装置400が次のWebページデータ要求指令をCAサーバ200に送信し、CAサーバ200が次のWebページ用データ(
図6及び7に示す画面データ)を端末装置400に送信し、
図6のコーポレート手続きを選択するためのCA選択画面(CA選択Webページ)D60が端末装置400の表示部420に表示される。
【0023】
図6のCA選択画面D60は、進行中のCAに関するコーポレート手続きを表示する手続き表示領域D62と、新しくCA手続きを実行するための、CA選択領域D64とを備える。CA選択領域D64は、SO発行手続きを開始するSO発行ボタンD64a、増資の実施手続きを開始する増資の実施ボタンD64b、取締役の選任手続きを開始する取締役の選任ボタンD64cを備える。ステップS402でSO選択ボタンD64aを入力部440を用いて選択すると、
図7の必須項目の登録確認画面D70がCA選択画面D60の上に重ねて表示される。
【0024】
図7の登録確認画面D70は、登録された必須項目を編集する編集画面に移行するため編集画面ボタン(株主名簿移行ボタン)D72と、必須項目の内容確認画面に移行する内容確認ボタン(SO発行移行ボタン)D74とを備える。
【0025】
図7において、次の手続き実行に必要な内容として「種類株式のご登録について」の説明が表示されている。本実施形態において、SO発行の際、種類株式を発行している場合、種類株式の種類株主総会が必要となるので、種類株式を発行している会社にも対応している。なお、SO発行の際、種類株式を発行していない会社にも対応している。
【0026】
図7の登録確認画面D70において、種類株式等の必須事項が登録済みの場合、ステップS404で、内容確認ボタンD74が入力部440を用いて選択されると、端末装置400が次のWebページデータ要求指令をCAサーバ200に送信し、CAサーバ200が次のWebページ用データを端末装置400に送信し、端末装置400は、
図8の手続き内容を確認する内容確認画面(内容確認Webページ)D80を表示部420に表示する。
【0027】
図7の登録確認画面D70において、種類株式等の必須事項が未登録の場合、ステップS404で、
図7の編集画面移行ボタンD72(株主名簿移行ボタン)が入力部440を用いて選択されると、端末装置400が次のWebページデータ要求指令をCAサーバ200に送信し、CAサーバ200が次のWebページ用データを端末装置400に送信し、端末装置400は、必須事項(種類株式)の登録画面(登録Webページ)を表示部420に表示する。登録画面で必須事項が追加又は登録された場合、ステップS402又はS404に戻ることができる。
図7の登録確認画面D70において、種類株式等の必須事項が未登録の場合は、内容確認ボタンD74を選択不能とすることもできる。
【0028】
図8の内容確認画面D80は、手続き(SO発行手続き)を進めるために設定された必須項目(株式種類)を表示する。内容確認画面D80は、必須項目修正ボタン(種類株式修正ボタン)D82と、次画面移行ボタンD84と、前画面に戻るための戻りボタンD86とを備える。
【0029】
ステップS406で、
図8に表示された必須項目(種類株式の登録)に問題が無い場合、「つぎへ」で示される次画面移行ボタンD84が入力部440を用いて選択されると、端末装置400が次のWebページデータ要求指令をCAサーバ200に送信し、CAサーバ200が次のWebページ用データを端末装置400に送信し、
図9の入力画面(入力Webページ)D90が端末装置400の表示部420に表示される。
【0030】
ステップS406で、
図8に表示された必須項目を修正する場合、必須項目修正ボタンD82が入力部440を用いて選択されると、端末装置400が次のWebページデータ要求指令をCAサーバ200に送信し、CAサーバ200が次のWebページ用データを端末装置400に送信し、必須項目修正画面(必須項目修正Webページ)が端末装置400の表示部420に表示される。ステップS422で、必須項目修正画面上で、ステップS420と同様に必須項目(種類株式)の修正(登録、追加)が実行されると、ステップS406に戻る。
【0031】
図9の入力画面(SO発行要項の入力画面)D90は、CA手続き(SO発行手続き)を進めるための複数の設定事項(SO発行要項)を設定(入力又は選択)するために用いられる。入力画面D90は、文字入力部D92と、数値を増減する数値変更ボタンD94と、日付選択部D95と、所定項目(取締役へのSO付与)の適用有無を選択する選択部D96と、条件追加ボタンD108と、次画面に移行するための次画面移行ボタンD98、前画面に戻るための戻るボタンD99とが含まれる。条件追加ボタンD108は、破線で示す追加条件の表示領域D100に設けられる。ステップS408で、以下説明するように、
図9、
図10A~
図10Cの画面(Webページ)を用いて入力処理が実行される。
【0032】
図9の条件追加ボタンD108が入力部440を用いて選択されると、
図9の入力画面D90内で、追加条件の表示領域D100が
図10Aに示すように縦方向に拡張表示される。選択肢表示ボタンD102が選択されると、
図10Aに示すように選択肢リストD104がプルダウン形式で縦方向に選択可能に表示される。選択肢リストD104から選択肢の1つを選択すると
図10Bに示すように、選択肢の説明が選択肢表示ボタンD102の横の選択肢説明領域D106に表示される。
図10Bにおいて、さらに条件追加ボタンD108が選択されると、行使条件が追加で選択可能となり、追加の行使条件を選択すると
図10Cのように表示される。行使条件追加ボタンD108によって必要に応じて行使条件を追加可能としたため、SOを設定する会社意向を適切に反映させることができる。
【0033】
ステッS408で、
図9及び10において、必要な事項が入力、選択、及び/又は追加された後、次画面移行ボタンD98が入力部440を用いて選択されると、端末装置400が次のWebページデータ要求指令及び入力又は選択された必要事項をCAサーバ200に送信し、CAサーバ200が次のWebページ用データを端末装置400に送信し、ステップS410で、
図11の設定事項の確認画面(設定事項の確認Webページ)D90が端末装置400の表示部420に表示される。
【0034】
SO発行実務に関する知見・ノウハウに基づき書式作成の手間・コストするために、入力画面D90は、変数となる情報を入力/選択するための、文字入力部D92と、数値変更ボタンD94と、日付選択部D95と、チェック部D96と、条件追加ボタンD108とを備える。これによって、
図9の入力画面(Webページ)D90で変数となる情報を入力/選択し、
図10で設定条件を追加し、これらの条件の情報をサーバに送信すれば、サーバ側でSO設定者の意向を反映する形で、変数の情報が自動で反映された書式を半ば自動的に完成し、完成した書式がサーバからダウンロード可能となる(後述する
図13A~E参照)。ユーザーが最終的に書式に直接記載(入力)する箇所は数か所に絞られ、書式作成の手間が相当削減できる。
【0035】
入力画面D90を用いてSO発行(CA実行)手続きを入力・選択する理由は次の通りである。SO(CA)は、発行手続き・発行書式ともに複雑であり、SOを発行(CAを実行)会社の人的リソースのみで対応するのは、かなりの負荷がかかる。他方で、SO発行(CA実行)に必要となる書式中の数自体はそこまで多くないため、ユーザーにある程度SO発行(CA実行)実務に関する知見・ノウハウがあれば、SO発行に係る変数部分(例えば、
図9の行使条件や行使期間など)にフォーカスを当てることで、ユーザーの書式作成の手間・コストをかなり削減することが可能となる。
【0036】
ステップS410で、
図11の設定事項の確認画面D110は、手続きに必要な設定事項が全て表示され、ユーザーに確認可能となる。
図11の設定事項の確認画面D110は、次画面に移行するための次画面移行ボタンD112と、前画面に戻るための戻るボタンD114とを備える。次画面移行ボタンD112が入力部440を用いて選択されると、
図12の設定事項の事前承認画面D120が、
図11の画面D110の上に重ねて表示される。
【0037】
図12の事前承認画面(ディスクレイマー画面)D120は、この画面に表示される事前承認事項(免責事項)の内容をユーザーが承認(確認)するためのチェックボックスD122と、次の手続開始ボタン(SO発行手続き開始ボタン)D124と、キャンセルボタン126とを備える。ユーザがチェックボックスD122を入力部440でチェックすることにより、手続開始ボタンD124が選択可能となる。次の手続開始ボタンD124が入力部440を用いて選択されると、
図11に表示された設定事項と、次のSOタスクリストを表示するためのWebページデータ要求指令とが、CAサーバ200に送信され、CAサーバ200からWebページデータが端末装置400に送信され、
図13Aのタスクリスト画面(タスクリストWebページ)D130が端末装置400の表示部420に表示される。
【0038】
図13Aのタスクリスト画面D130は、第1のタスクリスト表示領域130Aと、書式ダウンロード領域D132とを備える。
図13Aの第1のタスクリスト表示領域130Aを縦方向にスクロールすると、
図13Bの第2のタスクリスト表示領域130B、
図13Cの第3のタスクリスト表示領域130C、
図13Dの第4のタスクリスト表示領域130D、
図13Eの第5のタスクリスト表示領域130Eが順に表示される。タスクリスト表示領域D130A~D130Eは、SOの発行要項(CA実行要項)を確認すると共に、後述するようにオンラインで開催する取締役会機能又は株主総会機能との連動も可能とする。第1のタスクリスト表示領域130A~第5のタスクリスト表示領域130Eには、複数のタスクが設けられており、確認が必要な事項を表示する領域ごとにチェックボックスが設けられている。ステップS414で、以下説明する
図13A~Eに示す全てのタスク(任意のタスクを除く)のチェックボックスをチェックすると全てのタスクの実行完了が表示される。
【0039】
図13Aのタスクリスト表示領域D130Aにおいて、タスクリスト1は、タスク1-1、1-2、1-3、1-4を備える。各タスク1-1~1-4は、領域を示す略矩形枠内にチェックボックス及びタスクの説明が表示されている。
図13Aのタスクリスト表示領域D130Aには、SO発行に必要な書式の表示領域D131を表示しており、自動作成を選択した場合、自動作成された必要な書式がダウンロード可能となる。
【0040】
タスク1-1がクリックされると、
図5の取締役会開催ボタンD52bのリンク先である取締役会機能を実行する取締役会開催画面(取締役会開催Webページ)が表示される。表示された取締役会開催画面上で、実際にオンラインの取締役会の招集が可能となる。取締役会開催画面には、議案データも表示又はダウンロード可能にプリセットされているため、会社側は最低限のアクションで取締役会の招集手続を完結できる。議案データは、
図9の入力データに基づきCAサーバ200側で自動生成されている。なお、タスク1-1のチェックボックスへのチェックは任意であり、省略することもできる。
【0041】
タスク1-2がクリックされると、取締役会機能のアジェンダ作成用Webページが表示される。表示されたアジェンダ作成用Webページ上で、取締役会のアジェンダの作成が可能となる。また、アジェンダ作成用Webページには、取締役会で附議する必要のある議案データも表示又はダウンロード可能にプリセットされているため、会社側は最低限のアクションで取締役会開催の準備ができる。
【0042】
タスク1-3がクリックされると、取締役会機能の議事録作成用Webページが表示される。表示された議事録作成用Webページ上で、取締役会の議事録作成が可能となっており、そのまま議事録への電子署名まで可能となる。また、議事録作成用Webページ上で、税制適格SO発行に必要となる取締役会議事録の雛形データも表示又はダウンロード可能にプリセットされているため、会社側は最低限のアクションで取締役会の議事録を作成・備置できる。雛形データは、
図9の入力データに基づきCAサーバ200側で自動生成されている。
【0043】
図13Aの画面をスクロールすると、
図13Bの第2のタスクリスト表示領域D130Bが表示され、
図13Bの画面をスクロールすると、
図13Cの第3のタスクリスト表示領域D130Cが表示される。
図13B及び13Cの第2及び第3のタスクリスト表示領域D130B及びD130Cにおいて、タスク2は、株主総会開催ボタンD52cのリンク先である株主総会機能と連動可能となっている。タスク2は、サブタスク2-1~2-3を備える。
図13Bのサブタスク2-1は、その領域内に複数の書類作成項目(通知の作成項目)と、各項目に対応したチェックボックスと、各項目に対応した書類を作成するための雛形データをダウンロードボタンとが表示されている。雛形データは、
図9の入力データに基づきCAサーバ200側で自動生成され、設定された必須事項及び必要事項が反映されている。
【0044】
タスク2-1がクリックされると、
図5の株主総会の開催ボタンD52cのリンク先である株主総会機能用Webページが表示される。表示された株主総会機能用Webページ上で、実際に株主総会の招集処理を実行することができる。株主総会の招集処理を実行する際、発行要項に入力した内容を反映した招集通知データも表示又はダウンロード可能にプリセットされるため、会社側は最低限のアクションで招集の手続を完結できる。
【0045】
図13Cのタスク2-2は、その領域内に、複数の決議項目と、各項目に対応したチェックボックスとが表示されている。タスク2-2がクリックされると、株主総会機能のダッシュボード用Webページが表示される。表示されたダッシュボード用Webページ上で、本株主総会の株主からの賛否の状況(委任状回収状況)の確認ができる。
【0046】
タスク2-3は、その領域内に、複数の書類作成項目(議事録の作成項目)と、各項目に対応したチェックボックスと、各項目に対応したダウンロードボタンとが表示される。タスク2-3がクリックされると、株主総会機能の議事録作成画面用Webページが表示される。表示された議事録作成画面用Webページ上で、株主総会の議事録作成が可能となる。また、議事録作成画面用Webページ上に株主総会議事録のひな型データも表示又はダウンロード可能にプリセットされているので、会社側は最低限のアクションで株主総会の議事録を作成・備置できる。ひな型データは、
図9の入力データに基づきCAサーバ200側で自動生成されている。
【0047】
図13Cの第3の画面をスクロールすると、
図13Dの第4のタスクリスト表示領域D130Dが表示される。
図13Dの第4のタスクリスト表示領域D130Dにおいて、タスク3は、サブタスク3-1~3-4を備える。タスク3は、上述した取締役会機能との連動機能である。サブタスク3-1~3-4は、それぞれの領域内に、複数の処理項目と、各項目に対応したチェックボックスとが表示される。会社法的には、募集事項決定の決議処理と、SOの割当者決定(付与者からの申込があることを停止条件とする)の決議処理が
図13Cで実施される。これらの決議処理は、基本的には、サブタスク1-1~1-4と同じである。
【0048】
図13Dの第4タスクリスト表示領域D130Dにおいて、タスク4は、サブタスク4-1及び4-2を備える。サブタスク4-1及び4-2は、それぞれ各領域内に、チェックボックスと、サブタスクに対応したテンプレート(雛形データ)のダウンロードボタンとが表示される。また、SOの付与対象者向けの通知および申込書は、タスク領域4-1及び4-2から付与対象者宛にまとめて、CAサーバ200がメール送信することができる。付与対象者のメールアドレスは、CA処理DB250に予め登録されているものを用いる。この通知は、会社法上必要である。
【0049】
図13Dの第4のタスクリスト表示領域130Dをスクロールすると、
図13Eの第5のタスクリスト表示領域D130Eが表示される。
図13Eの第5のタスクリスト表示領域D130Eは、タスク5、6、7、及び8を備える。タスク5には、処理内容と、内容に対応したチェックボックスとが表示されている。タスク6、7、8には、それぞれ処理内容と、内容に対応したチェックボックスと、各タスクに対応したテンプレートデータ(雛形データ)のダウンロードボタンとが表示されている。テンプレートデータは、
図9の入力データに基づきCAサーバ200側で自動生成されている。
【0050】
タスク5のSOの割当申込書の受付処理は、電子署名にすることができる。ただし、タスク5ではSO付与者(会社)側の意思も反映する必要性が生じる可能性も想定されるため、紙での対応(付与者がPDFをダウンロードして押印・返送)も可能である。この申込書の回収も、会社法上必要である。
【0051】
タスク6のSOの割当契約書締結処理(会社と付与者間の契約処理)も、電子署名とすることができる。ただし、タスク6では、SO付与者側の意思も反映する必要性が生じる可能性も想定されるため、紙での対応(付与者がPDFでDLして押印・返送)も可能である。この割当契約の締結は、税制適格SOと認められるために税務上必要となっている。
【0052】
タスク7において、SOの付与者のCA処理DB250に予め登録されているメールアドレスに対して、CAサーバ200が割当の通知をまとめてメール送信することが可能となっている。本通知も、会社法上必要である。
【0053】
ステップS414で、
図13A~13Eの必須のチェックボックスのチェックが入力されると、全てのタスクのチェック状態がサーバに送信され、チェック完了(SO発行完了)がサーバのCA処理DE250に登録される。SO発行まで至れば、サーバのSO管理機能において、SOの発行要項と付与者が自動的に登録される。SO管理機能で登録された状態は、
図5のSO管理機能ボタン52dを選択することにより、
図14のSO管理用画面(SO管理Webページ)D140に移動して表示することができる。
【0054】
SO管理機能は、発行済のストックオプションの発行要項と割当者を管理するための機能となる。新株予約権原簿の機能から、ストックオプションだけに焦点を当てて、操作性・利便性を向上させた機能となっている。ストックオプションには報酬性もあるが、通常の新株予約権原簿では反映・管理が難しいため、機能として切り出した形としている。
【0055】
図15のSO管理用画面D140は、複数のSO(タイトル:第N回新株予約権)を表示する。各SOの領域、例えば「第7回新株予約権」をクリックすると、
図15のWebページに移動する。各回次のSO内容(発行要項)は、
図15のWebページに示す状態で管理することができる。
【0056】
図9~13Eで発行要項を入力して発行したSOは、そのままこの
図15の画面に反映される流れとなり、入力の二度手間が省力化される。
図15及び16に発行要項管理用Webページを示す。
図15および16には、付与者一覧タブD152、SO詳細タブD154、履歴タブD156が表示され、これらを選択して切り替えることで、各事項を表示することができる。
図15は、SO詳細タブを選択した状態であり、基本情報、契約書データのダウンロードボタン、行使期間・行使条件等が表示される。
図16は、付与者一覧タブを選択した状態であり、付与者一覧を表示することにより各発行回次ごとの付与対象者の管理も可能となる。
【0057】
本実施形態のCA実行(SO発行)システムは、上述した一連の処理により、「CAの実行(SOの発行)」から「CA(SO)の管理」まで、ワンプラットフォームで一気通貫で実施できるようになる。
【符号の説明】
【0058】
10 CAシステム)
200 CAサーバ
250 CA処理DB
300 インターネット
400 端末装置
【手続補正書】
【提出日】2024-10-07
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
会社法上、取締役会及び/又は株主総会における機関決定が必要なコーポレートアクションをオンラインで実行するためのコーポレートアクションサーバと、少なくとも一つの端末装置とを備えるコーポレートアクションシステムであって、
前記コーポレートアクションサーバは、前記端末装置と通信可能に接続され、前記コーポレートアクションを実行するために所定の順序で前記端末装置との間で送受信される手続き画面データを処理する制御部と、前記手続き画面データを記憶する記憶部とを備え、
前記手続き画面データは、各手続きに含まれる選択肢を表示する選択肢データと、当該手続きに関する書式の雛形データとを備え、
前記手続き画面データは、必須項目の登録確認画面を表示する登録確認画面データを含み、前記登録確認画面は、前記必須項目の内容を確認するための内容確認画面に移行する内容確認画面移行ボタンを備え、
前記コーポレートアクションシステムは、前記必須項目が登録されたかを判断し、前記必須項目が登録済みの場合、前記内容確認画面移行ボタンが選択されると、前記端末装置は画面データ要求指令を前記コーポレートアクションサーバに送信し、前記コーポレートアクションサーバは内容確認画面データを前記端末装置に送信する、コーポレートアクションシステム。
【請求項2】
請求項1に記載のコーポレートアクションシステムであって、
前記登録確認画面は、前記必須項目を編集する編集画面に移行する編集画面移行ボタンを備え、
前記コーポレートアクションシステムは、前記必須項目が登録されたかを判断し、前記必須項目が未登録の場合、前記編集画面移行ボタンが選択されると、前記端末装置は画面データ要求指令を前記コーポレートアクションサーバに送信し、前記コーポレートアクションサーバは、前記必須項目を登録又は追加するための登録画面データを前記端末装置に送信する、コーポレートアクションシステム。
【請求項3】
請求項1に記載のコーポレートアクションシステムであって、
前記内容確認画面は、前記必須項目の内容を修正する修正画面に移行する修正画面移行ボタンを備える、コーポレートアクションシステム。
【請求項4】
請求項1に記載のコーポレートアクションシステムであって、
前記手続き画面データは、前記コーポレートアクションの手続きを進めるための複数の設定事項を入力又は選択する入力又は選択部を備える、コーポレートアクションシステム。
【請求項5】
請求項4に記載のコーポレートアクションシステムであって、
前記入力又は選択部は、前記選択肢をプルダウン形式で表示する選択肢リストを備える、コーポレートアクションシステム。
【請求項6】
請求項1に記載のコーポレートアクションシステムであって、
前記手続き画面データは、前記コーポレートアクションの手続きで設定された事前承認事項を承認する事前承認画面を表示する事前承認画面データを含み、
前記事前承認画面は、前記事前承認事項の承認を入力するチェックボックスと、前記チェックボックスに承認が入力されることによって、次の手続きが開始可能となる手続き開始ボタンとを備える、コーポレートアクションシステム。
【請求項7】
請求項1に記載のコーポレートアクションシステムであって、
前記コーポレートアクションサーバは、前記コーポレートアクションをオンラインで設定(例えば、入力、確認及び/又は修正)するための設定用データを前記端末装置に送信し、
前記コーポレートアクションサーバは、前記コーポレートアクションの設定処理が実行された設定済みデータを前記端末装置から受信する、コーポレートアクションシステム。
【請求項8】
請求項1に記載のコーポレートアクションシステムであって、
前記手続き画面データは、複数のタスクを含むタスクリストを含み、前記複数のタスクは、各タスクのチェックボックスと、各タスクに関連する雛形データのダウンロードボタンとを含む、コーポレートアクションシステム。
【請求項9】
請求項1に記載のコーポレートアクションシステムであって、
前記コーポレートアクションは、ストックオプション又は新株予約権の発行、増資、減資、株式分割・併合、定款変更、若しくは企業再編を含む、コーポレートアクションシステム。
【請求項10】
請求項1に記載のコーポレートアクションシステムであって、
前記必須項目が未登録の場合、前記内容確認ボタンは選択不能とされる、コーポレートアクションシステム。
【請求項11】
ストックオプションの発行手続きをオンラインで実行するためのストックオプション発行サーバと、少なくとも一つの端末装置とを備えるストックオプション発行システムであって、
前記ストックオプション発行サーバは、前記端末装置と通信可能に接続され、前記ストックオプションの発行を準備するために所定の順序で前記端末装置との間で送受信される手続き画面データを処理する制御部と、前記手続き画面データを記憶する記憶部とを備え、
前記手続き画面データは、各手続きに含まれる選択肢を表示する選択肢データと、当該手続きに関する書式の雛形データとを備え、
前記手続き画面データは、必須項目の登録確認画面を表示する登録確認画面データを含み、前記登録確認画面は、前記必須項目の内容を確認するための内容確認画面に移行する内容確認画面移行ボタンを備え、
前記ストックオプション発行システムは、前記必須項目が登録されたかを判断し、前記必須項目が登録済みの場合、前記内容確認画面移行ボタンが選択されると、前記端末装置は画面データ要求指令を前記コーポレートアクションサーバに送信し、前記ストックオプション発行サーバは内容確認画面データを前記端末装置に送信する、ストックオプション発行システム。
【請求項12】
請求項11に記載のストックオプション発行システムであって、
前記手続き画面データは、前記ストックオプションの手続きで設定された事前承認事項を承認する事前承認画面を表示する事前承認画面データを含み、
前記事前承認画面は、前記事前承認事項の承認を入力するチェックボックスと、前記チェックボックスに承認が入力されることによって、次の手続きが開始可能となる手続き開始ボタンとを備える、ストックオプション発行システム。
【請求項13】
請求項11に記載のストックオプション発行システムであって、
前記ストックオプション発行サーバは、前記ストックオプションの発行に用いる複数の発行要旨を設定するための発行要旨設定用データを前記端末装置に送信し、
前記ストックオプション発行サーバは、前記発行要旨の設定処理が実行された発行事項設定済みデータを前記端末装置から受信する、ストックオプション発行システム。
【請求項14】
請求項11に記載のストックオプション発行システムであって、
前記必須項目が未登録の場合、前記内容確認ボタンは選択不能とされる、ストックオプション発行システム。
【手続補正書】
【提出日】2025-02-13
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
会社法上、取締役会及び/又は株主総会における機関決定が必要なコーポレートアクションをオンラインで実行するためのコーポレートアクションサーバと、少なくとも一つの端末装置とを備えるコーポレートアクションシステムであって、
前記コーポレートアクションサーバは、前記端末装置と通信可能に接続され、前記コーポレートアクションを実行するために所定の順序で前記端末装置との間で送受信される手続き画面データを処理する制御部と、前記手続き画面データを記憶する記憶部とを備え、
前記手続き画面データは、各手続きに含まれる選択肢を表示する選択肢データと、当該手続きに関する書式の雛形データとを備え、
前記手続き画面データは、種類株式の登録確認画面を表示する登録確認画面データを含み、前記登録確認画面は、前記種類株式の内容を確認するための内容確認画面に移行する内容確認画面移行ボタンを備え、
前記コーポレートアクションシステムは、前記種類株式が登録されたかを判断し、
前記種類株式が登録済みの場合、前記内容確認画面移行ボタンが選択されると、前記端末装置は画面データ要求指令を前記コーポレートアクションサーバに送信し、前記コーポレートアクションサーバは内容確認画面データを前記端末装置に送信し、
前記種類株式が未登録の場合、前記内容確認ボタンは選択不能とされる、コーポレートアクションシステム。
【請求項2】
請求項1に記載のコーポレートアクションシステムであって、
前記登録確認画面は、前記種類株式を編集する編集画面に移行する編集画面移行ボタンを備え、
前記コーポレートアクションシステムは、前記種類株式が登録されたかを判断し、前記種類株式が未登録の場合、前記編集画面移行ボタンが選択されると、前記端末装置は画面データ要求指令を前記コーポレートアクションサーバに送信し、前記コーポレートアクションサーバは、前記種類株式を登録又は追加するための登録画面データを前記端末装置に送信する、コーポレートアクションシステム。
【請求項3】
請求項1に記載のコーポレートアクションシステムであって、
前記内容確認画面は、前記種類株式の内容を修正する修正画面に移行する修正画面移行ボタンを備える、コーポレートアクションシステム。
【請求項4】
請求項1に記載のコーポレートアクションシステムであって、
前記手続き画面データは、前記コーポレートアクションの手続きを進めるための複数の設定事項を入力又は選択する入力又は選択部を備える、コーポレートアクションシステム。
【請求項5】
請求項4に記載のコーポレートアクションシステムであって、
前記入力又は選択部は、前記選択肢をプルダウン形式で表示する選択肢リストを備える、コーポレートアクションシステム。
【請求項6】
請求項1に記載のコーポレートアクションシステムであって、
前記手続き画面データは、前記コーポレートアクションの手続きで設定された事前承認事項を承認する事前承認画面を表示する事前承認画面データを含み、
前記事前承認画面は、前記事前承認事項の承認を入力するチェックボックスと、前記チェックボックスに承認が入力されることによって、次の手続きが開始可能となる手続き開始ボタンとを備える、コーポレートアクションシステム。
【請求項7】
請求項1に記載のコーポレートアクションシステムであって、
前記コーポレートアクションサーバは、前記コーポレートアクションをオンラインで設定(例えば、入力、確認及び/又は修正)するための設定用データを前記端末装置に送信し、
前記コーポレートアクションサーバは、前記コーポレートアクションの設定処理が実行された設定済みデータを前記端末装置から受信する、コーポレートアクションシステム。
【請求項8】
請求項1に記載のコーポレートアクションシステムであって、
前記手続き画面データは、複数のタスクを含むタスクリストを含み、前記複数のタスクは、各タスクのチェックボックスと、各タスクに関連する雛形データのダウンロードボタンとを含む、コーポレートアクションシステム。
【請求項9】
請求項1に記載のコーポレートアクションシステムであって、
前記コーポレートアクションは、ストックオプション又は新株予約権の発行、増資、減資、株式分割・併合、定款変更、若しくは企業再編を含む、コーポレートアクションシステム。
【請求項10】
ストックオプションの発行手続きをオンラインで実行するためのストックオプション発行サーバと、少なくとも一つの端末装置とを備えるストックオプション発行システムであって、
前記ストックオプション発行サーバは、前記端末装置と通信可能に接続され、前記ストックオプションの発行を準備するために所定の順序で前記端末装置との間で送受信される手続き画面データを処理する制御部と、前記手続き画面データを記憶する記憶部とを備え、
前記手続き画面データは、各手続きに含まれる選択肢を表示する選択肢データと、当該手続きに関する書式の雛形データとを備え、
前記手続き画面データは、種類株式の登録確認画面を表示する登録確認画面データを含み、前記登録確認画面は、前記種類株式の内容を確認するための内容確認画面に移行する内容確認画面移行ボタンを備え、
前記ストックオプション発行システムは、前記種類株式が登録されたかを判断し、
前記種類株式が登録済みの場合、前記内容確認画面移行ボタンが選択されると、前記端末装置は画面データ要求指令を前記コーポレートアクションサーバに送信し、前記ストックオプション発行サーバは内容確認画面データを前記端末装置に送信し、
前記種類株式が未登録の場合、前記内容確認ボタンは選択不能とされる、ストックオプション発行システム。
【請求項11】
請求項10に記載のストックオプション発行システムであって、
前記手続き画面データは、前記ストックオプションの手続きで設定された事前承認事項を承認する事前承認画面を表示する事前承認画面データを含み、
前記事前承認画面は、前記事前承認事項の承認を入力するチェックボックスと、前記チェックボックスに承認が入力されることによって、次の手続きが開始可能となる手続き開始ボタンとを備える、ストックオプション発行システム。
【請求項12】
請求項10に記載のストックオプション発行システムであって、
前記ストックオプション発行サーバは、前記ストックオプションの発行に用いる複数の発行要旨を設定するための発行要旨設定用データを前記端末装置に送信し、
前記ストックオプション発行サーバは、前記発行要旨の設定処理が実行された発行事項設定済みデータを前記端末装置から受信する、ストックオプション発行システム。