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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2025007922
(43)【公開日】2025-01-17
(54)【発明の名称】車両の制御装置
(51)【国際特許分類】
   B60W 50/08 20200101AFI20250109BHJP
   B60W 60/00 20200101ALI20250109BHJP
【FI】
B60W50/08
B60W60/00
【審査請求】未請求
【請求項の数】5
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2023109664
(22)【出願日】2023-07-03
(71)【出願人】
【識別番号】000003207
【氏名又は名称】トヨタ自動車株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100147485
【弁理士】
【氏名又は名称】杉村 憲司
(74)【代理人】
【識別番号】230118913
【弁護士】
【氏名又は名称】杉村 光嗣
(74)【代理人】
【識別番号】100187078
【弁理士】
【氏名又は名称】甲原 秀俊
(74)【代理人】
【識別番号】100169823
【弁理士】
【氏名又は名称】吉澤 雄郎
(72)【発明者】
【氏名】那須 史尋
(72)【発明者】
【氏名】箕浦 航
(72)【発明者】
【氏名】寺島 義喜
(72)【発明者】
【氏名】元安 良彰
【テーマコード(参考)】
3D241
【Fターム(参考)】
3D241BA00
3D241CC01
3D241CC08
3D241CC17
3D241CE04
3D241DB01Z
3D241DD02Z
3D241DD11Z
(57)【要約】
【課題】走行支援機能を実行する際の車両の挙動を調整する。
【解決手段】車両10は、自動運転装置13と、ナビゲーション装置11とを備える。車両10の制御装置15は、自動運転装置13が実行した走行支援機能を評価する評価ウィンドウをナビゲーション装置11に表示させる。制御装置15は、評価ウィンドウに対する運転者の入力操作に基づいて、自動運転装置13が走行支援機能を実行する際のパラメータを調整する。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
車両の制御装置であって、
前記車両は、自動運転装置と、ナビゲーション装置とを備え、
前記制御装置は、
前記自動運転装置が実行した走行支援機能を評価する評価ウィンドウを前記ナビゲーション装置に表示させ、
前記評価ウィンドウに対する運転者の入力操作に基づいて、前記自動運転装置が前記走行支援機能を実行する際のパラメータを調整する、車両の制御装置。
【請求項2】
請求項1に記載の車両の制御装置において、
前記制御装置は、前記ナビゲーション装置が表示している評価ボタンを前記運転者が押下すると、前記評価ウィンドウを前記ナビゲーション装置に表示させる、車両の制御装置。
【請求項3】
請求項1に記載の車両の制御装置において、
前記車両は、前記運転者を撮影する車内カメラをさらに備え、
前記制御装置は、
前記自動運転装置が前記走行支援機能を実行すると、前記車内カメラが撮影した前記運転者の表情を解析し、
前記運転者の表情が前記走行支援機能に対して所定の感情を表す表情であると判定すると、前記評価ウィンドウを前記ナビゲーション装置に表示させる、車両の制御装置。
【請求項4】
請求項1に記載の車両の制御装置において、
前記制御装置は、前記評価ウィンドウを表示させる直前に実行された前記走行支援機能の種類に応じた内容を、前記評価ウィンドウに表示させる、車両の制御装置。
【請求項5】
請求項1に記載の車両の制御装置において、
前記制御装置は、上限値及び下限値を超えない範囲で前記パラメータを調整する、車両の制御装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、車両の制御装置に関する。
【背景技術】
【0002】
近年、自動運転が可能な車両の普及が進んでいる。
【0003】
特許文献1は、乗員の表情及び挙動に基づいて乗員の乗り心地を推定し、自動運転制御された車両の運転を評価する運転評価装置を開示している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2020-042642号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
自動運転が可能な車両は、様々な走行支援機能を実行することができる。走行支援機能には、例えば、車線変更を自動的に実行する機能がある。
【0006】
車線変更が自動的に実行された場合、運転者によって車両の挙動に対する受け止め方が異なる。例えば、運転に慣れていない運転者の場合、車線変更の際の加速が速いことに恐怖を感じる場合がある。
【0007】
しかしながら、走行支援機能を実行する際の車両の挙動は、どの運転者に対しても同じ挙動であった。
【0008】
本開示の目的は、走行支援機能を実行する際の車両の挙動を調整することを可能とすることである。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本開示に係る車両の制御装置は、
車両の制御装置であって、
前記車両は、自動運転装置と、ナビゲーション装置とを備え、
前記制御装置は、
前記自動運転装置が実行した走行支援機能を評価する評価ウィンドウを前記ナビゲーション装置に表示させ、
前記評価ウィンドウに対する運転者の入力操作に基づいて、前記自動運転装置が前記走行支援機能を実行する際のパラメータを調整する。
【発明の効果】
【0010】
本開示によれば、走行支援機能を実行する際の車両の挙動を調整することを可能とすることができる。
【図面の簡単な説明】
【0011】
図1】本開示の実施形態に係る車両の構成を示す図である。
図2】ナビゲーション装置が評価ウィンドウを表示している一例を示す図である。
図3】ナビゲーション装置がポップアップウィンドウを表示している一例を示す図である。
図4】ナビゲーション装置がポップアップウィンドウを表示している他の例を示す図である。
図5】本開示の実施形態に係る車両の動作を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0012】
以下、本開示の実施形態について図面を参照して説明する。
【0013】
図1は、本開示の実施形態に係る車両10の構成を示す図である。図1を参照して、本開示の実施形態に係る車両10の構成及び概要を説明する。
【0014】
車両10は、自動運転をすることが可能な車両である。車両10は、例えば、ガソリン自動車、電気自動車(BEV:Battery Electric Vehicle)、ハイブリッド自動車(HEV:Hybrid Electric Vehicle)、プラグインハイブリッド自動車(PHEV:Plug-in Hybrid Electric Vehicle)、又は燃料電池自動車(FCEV:Fuel Cell Electric Vehicle)などであってよい。車両10は、任意のレベルで運転が自動化されていてよい。自動化のレベルは、例えば、SAE(Society of Automotive Engineers)のレベル1からレベル5のいずれかであってよい。
【0015】
車両10は、ナビゲーション装置11と、操作部12と、自動運転装置13と、車内カメラ14と、制御装置15とを備える。
【0016】
ナビゲーション装置11は、車両10のルート案内を行う装置である。例えば、ナビゲーション装置11は、GPS(Global Positioning System)受信機と、通信モジュールと、入力インタフェースと、メモリと、プロセッサと、ディスプレイとを備える。GPS受信機は、各GPS衛星から受信する信号に基づき、車両10の位置情報を取得する。通信モジュールは、交通情報を受信する。入力インタフェースは、運転者の入力操作を受け付ける。メモリは、ナビゲーション装置11の動作に用いられる任意の情報を記憶する。例えば、メモリは、地図情報、交通情報、車両10の位置情報、及び目的地の位置情報等を記憶する。プロセッサは、ナビゲーション装置11全体の動作を制御する。例えば、プロセッサは、車両10のルート案内の処理を実行し、処理結果をディスプレイに表示させる。
【0017】
操作部12は、車両10に対する運転者の指示を受け付ける。操作部12は、例えば、方向指示器、車両10の運転席付近に設けられたボタンなどであってよい。例えば、車両10が所定の走行支援機能を実行する場合、車両10は、運転者の操作部12への操作に基づいて、所定の走行支援機能の実行を開始してよい。
【0018】
自動運転装置13は、車両10の自動運転を行う装置である。例えば、自動運転装置13は、1つ以上の車載センサと、メモリと、プロセッサとを備える。車載センサは、例えば、カメラ、ミリ波レーダ、ライダー、ステアリング舵角センサ、車速センサなどである。メモリは、自動運転装置13の動作に用いられる任意の情報を記憶する。メモリは、例えば、自動運転装置13が走行支援機能を実行する際のパラメータを記憶している。プロセッサは、自動運転装置13全体の動作を制御する。例えば、プロセッサは、各車載センサの検出結果を用いて、車両10の自動運転の処理を行う。具体的には、プロセッサは、車両10のステアリング制御、アクセル制御、及びブレーキ制御等を行う。
【0019】
車内カメラ14は、車両10の運転者を撮影する。車内カメラ14は、撮影した画像を制御装置15に送信する。車内カメラ14が撮影する画像は、静止画像であってもよいし、動画像であってもよい。
【0020】
制御装置15は、ナビゲーション装置11、自動運転装置13などを制御する装置である。制御装置15は、例えばECU(Electronic Control Unit)であってよい。制御装置15は、例えば、通信モジュールと、メモリと、プロセッサとを備える。通信モジュールは、ナビゲーション装置11、操作部12、自動運転装置13及び車内カメラ14と通信可能である。メモリは、制御装置15の動作に用いられる任意の情報を記憶している。プロセッサは、ナビゲーション装置11及び自動運転装置13を制御することができる。
【0021】
(車両の動作)
図1に示す車両10の動作を、図1から図4を参照して説明する。
【0022】
上述のように、車両10は、自動運転をすることが可能な車両である。自動運転装置13は、車両10の自動運転を行う。自動運転装置13は、車両10を自動運転する機能として、様々な走行支援機能を実行することができる。
【0023】
自動運転装置13が実行可能な走行支援機能は、例えば、車線変更を自動的に実行する機能、追い越しを自動的に実行する機能、衝突回避を自動的に実行する機能などである。
【0024】
自動運転装置13は、運転者による操作部12への操作に応じて走行支援機能を開始してよい。あるいは、自動運転装置13は、運転者による操作部12への操作がなくても、自動的に走行支援機能を開始してよい。
【0025】
例えば、走行支援機能が、車線変更を自動的に実行する機能、又は、追い越しを自動的に実行する機能である場合、自動運転装置13は、運転者による操作部12への操作に応じて走行支援機能を開始する。
【0026】
例えば、走行支援機能が、衝突回避を自動的に実行する機能である場合、自動運転装置13は、運転者による操作部12への操作がなくても、自動的に走行支援機能を開始する。
【0027】
ナビゲーション装置11は、自動運転装置13が実行した走行支援機能を運転者が評価するための評価ウィンドウをナビゲーション装置11に表示させることができる。
【0028】
図2に、ナビゲーション装置11が評価ウィンドウ20を表示している一例を示す。
【0029】
ナビゲーション装置11は、評価ウィンドウ20を表示させるための評価ボタン30を表示していてよい。制御装置15は、ナビゲーション装置11が表示している評価ボタン30を運転者が押下すると、評価ウィンドウ20をナビゲーション装置11に表示させる。
【0030】
評価ウィンドウ20は、自動運転装置13が実行した走行支援機能を運転者が評価するための表示である。評価ウィンドウ20が表示する内容は、評価ウィンドウ20を表示させる直前に実行された走行支援機能の種類に応じた内容である。すなわち、評価ウィンドウ20を表示させる直前に実行されていた走行支援機能が、車線変更を自動的に実行する機能である場合と、追い越しを自動的に実行する機能である場合とで、評価ウィンドウ20が表示する内容は異なる。
【0031】
図2は、車線変更を自動的に実行する機能を自動運転装置13が実行した直後に、評価ウィンドウ20を表示した場合の例である。
【0032】
図2に示す例においては、評価ウィンドウ20は、「違和感や不安をどこで感じましたか?」との質問と、「安全確認、レーンチェンジ開始」、「加速」、「レーンチェンジに要した時間」という3つの項目とを表示している。
【0033】
制御装置15は、評価ウィンドウ20に対する運転者の入力操作に基づいて、自動運転装置13が走行支援機能を実行する際のパラメータを調整する。
【0034】
図3は、図2に示す評価ウィンドウ20において、運転者が「加速」を選択した場合にナビゲーション装置11に表示されるポップアップウィンドウ21の一例を示す図である。図4は、図2に示す評価ウィンドウ20において、運転者が「レーンチェンジに要した時間」を選択した場合にナビゲーション装置11に表示されるポップアップウィンドウ22の一例を示す図である。
【0035】
図3に示すポップアップウィンドウ21において、運転者が「遅い」を選択すると、制御装置15は、車線変更を自動的に実行する機能における加速度のパラメータを所定の値だけ上げる。図3に示すポップアップウィンドウ21において、運転者が「速い」を選択すると、制御装置15は、車線変更を自動的に実行する機能における加速度のパラメータを所定の値だけ下げる。
【0036】
図4に示すポップアップウィンドウ22において、運転者が「長い」を選択すると、制御装置15は、車線変更を自動的に実行する機能において、車線変更にかかる時間が短くなるように各種パラメータの値を調整する。図4に示すポップアップウィンドウ22において、運転者が「短い」を選択すると、制御装置15は、車線変更を自動的に実行する機能において、車線変更にかかる時間が長くなるように各種パラメータの値を調整する。
【0037】
パラメータを調整する際、制御装置15は、上限値及び下限値を超えない範囲でパラメータを調整する。例えば、車線変更を自動的に実行する機能において、加速度のパラメータには、設定可能な上限値及び設定可能な下限値がある。制御装置15は、車線変更を自動的に実行する機能の加速度のパラメータを調整する際、この上限値及び下限値を超えない範囲でパラメータを調整する。
【0038】
このように、制御装置15は、評価ウィンドウに対する運転者の入力操作に基づいて、自動運転装置13が走行支援機能を実行する際のパラメータを調整する。これにより、運転者は、走行支援機能が実行される際の車両10の挙動を、自分の好みに調整することができる。例えば、車線変更のときの加速が速くて不安を感じた場合は、図3において「速い」を選択すれば、車線変更のときの加速度のパラメータを小さくすることができる。
【0039】
<運転者の表情に基づく評価ウィンドウの表示>
上述の実施形態においては、ナビゲーション装置11が表示している評価ボタン30を運転者が押下すると、制御装置15が評価ウィンドウをナビゲーション装置11に表示させる場合を説明した。しかしながら、制御装置15は、運転者の表情に基づいて、評価ウィンドウをナビゲーション装置11に自動的に表示させてもよい。
【0040】
車内カメラ14は、車両10の運転者の表情を撮影している。
【0041】
自動運転装置13が走行支援機能を実行すると、制御装置15は、走行支援機能を実行しているときに車内カメラ14が撮影した運転者の表情を解析する。
【0042】
解析した運転者の表情が走行支援機能に対して所定の感情を表す表情であると判定すると、制御装置15は、評価ウィンドウをナビゲーション装置11に自動的に表示させる。ここで、所定の感情を表す表情は、例えば、不安を表す表情、恐怖を表す表情、違和感を表す表情などであってよい。
【0043】
これにより、ナビゲーション装置11が表示している評価ボタン30を運転者が押下しなくても、制御装置15は、運転者の表情に基づいて、評価ウィンドウをナビゲーション装置11に自動的に表示させることができる。そのため、運転者は、不安を感じた場合、恐怖を感じた場合、違和感を感じた場合などに、走行支援機能のパラメータを容易に調整することができる。
【0044】
図5に示すフローチャートを参照して、車両10の動作を説明する。
【0045】
運転者による操作部12への操作に応じて、又は自動的に、自動運転装置13は、走行支援機能を実行する(S101)。
【0046】
ナビゲーション装置11が表示している評価ボタン30を運転者が押下すると、制御装置15は、評価ウィンドウをナビゲーション装置11に表示させる(S102)。あるいは、制御装置15は、走行支援機能を実行しているときに車内カメラ14が撮影した運転者の表情を解析する。解析した運転者の表情が走行支援機能に対して所定の感情を表す表情であると判定すると、制御装置15は、評価ウィンドウをナビゲーション装置11に自動的表示させる(S102)。
【0047】
評価ウィンドウに対する運転者の入力操作に基づいて、制御装置15は、自動運転装置13が走行支援機能を実行する際のパラメータを調整する(S103)。
【0048】
上述のように、本実施形態に係る車両10において、制御装置15は、自動運転装置13が実行した走行支援機能を評価する評価ウィンドウをナビゲーション装置11に表示させる。また、制御装置15は、評価ウィンドウに対する運転者の入力操作に基づいて、自動運転装置13が走行支援機能を実行する際のパラメータを調整する。これにより、制御装置15は、走行支援機能に対する運転者の評価を取得し、走行支援機能が実行される際の車両10の挙動を運転者の嗜好に合わせて調整することができる。例えば、車両10の運転者が運転を得意としていない場合、制御装置15は、走行支援機能が実行される際の車両10の挙動を、運転者が恐怖及び不安を感じないような挙動に調整することができる。
【0049】
本開示は上述の実施形態に限定されるものではない。例えば、ブロック図に記載の複数のブロックを統合してもよいし、又は1つのブロックを分割してもよい。フローチャートに記載の複数のステップを記述に従って時系列に実行する代わりに、各ステップを実行する装置の処理能力に応じて、又は必要に応じて、並列的に又は異なる順序で実行してもよい。その他、本開示の趣旨を逸脱しない範囲での変更が可能である。
【0050】
例えば、上述した実施形態においてナビゲーション装置11において実行される一部の処理動作が、自動運転装置13又は制御装置15において実行されてもよい。また、上述した実施形態において自動運転装置13において実行される一部の処理動作が、ナビゲーション装置11又は制御装置15において実行されてもよい。また、上述した実施形態において制御装置15において実行される一部の処理動作が、ナビゲーション装置11又は自動運転装置13において実行されてもよい。
【0051】
例えば、コンピュータ等の汎用の電子機器を、上述した実施形態に係る制御装置15として機能させる構成も可能である。具体的には、実施形態に係る制御装置15等の各機能を実現する処理内容を記述したプログラムを、電子機器のメモリに格納し、電子機器のプロセッサによって当該プログラムを読み出して実行させることも考えられる。したがって、一実施形態に係る開示は、プロセッサが実行可能なプログラムとしても実現可能である。
【0052】
以下に本開示の実施形態の一部について例示する。しかしながら、本開示の実施形態はこれらに限定されない点に留意されたい。
[付記1]
車両の制御装置であって、
前記車両は、自動運転装置と、ナビゲーション装置とを備え、
前記制御装置は、
前記自動運転装置が実行した走行支援機能を評価する評価ウィンドウを前記ナビゲーション装置に表示させ、
前記評価ウィンドウに対する運転者の入力操作に基づいて、前記自動運転装置が前記走行支援機能を実行する際のパラメータを調整する、車両の制御装置。
[付記2]
付記1に記載の車両の制御装置において、
前記制御装置は、前記ナビゲーション装置が表示している評価ボタンを前記運転者が押下すると、前記評価ウィンドウを前記ナビゲーション装置に表示させる、車両の制御装置。
[付記3]
付記1又は2に記載の車両の制御装置において、
前記車両は、前記運転者を撮影する車内カメラをさらに備え、
前記制御装置は、
前記自動運転装置が前記走行支援機能を実行すると、前記車内カメラが撮影した前記運転者の表情を解析し、
前記運転者の表情が前記走行支援機能に対して所定の感情を表す表情であると判定すると、前記評価ウィンドウを前記ナビゲーション装置に表示させる、車両の制御装置。
[付記4]
付記1から3のいずれか一項に記載の車両の制御装置において、
前記制御装置は、前記評価ウィンドウを表示させる直前に実行された前記走行支援機能の種類に応じた内容を、前記評価ウィンドウに表示させる、車両の制御装置。
[付記5]
付記1から4のいずれか一項に記載の車両の制御装置において、
前記制御装置は、上限値及び下限値を超えない範囲で前記パラメータを調整する、車両の制御装置。
【符号の説明】
【0053】
10 車両
11 ナビゲーション装置
12 操作部
13 自動運転装置
14 車内カメラ
15 制御装置
20 評価ウィンドウ
21、22 ポップアップウィンドウ
30 評価ボタン
図1
図2
図3
図4
図5