(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2025081637
(43)【公開日】2025-05-27
(54)【発明の名称】コロナウイルス卓上等カウンターシールド
(51)【国際特許分類】
A47G 5/00 20060101AFI20250520BHJP
A47B 96/04 20060101ALI20250520BHJP
A47B 13/00 20060101ALI20250520BHJP
A47B 17/04 20060101ALI20250520BHJP
【FI】
A47G5/00 A
A47G5/00 G
A47G5/00 H
A47B96/04
A47B13/00 Z
A47B17/04
【審査請求】有
【請求項の数】1
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2025028411
(22)【出願日】2025-02-25
(62)【分割の表示】P 2021191616の分割
【原出願日】2021-11-25
(31)【優先権主張番号】P 2020196401
(32)【優先日】2020-11-26
(33)【優先権主張国・地域又は機関】JP
(71)【出願人】
【識別番号】712007348
【氏名又は名称】株式会社ドクター中松創研
(72)【発明者】
【氏名】中松 義郎
(57)【要約】 (修正有)
【課題】折り畳め、携帯して必要な場所で組み立て使用し、コロナウイルスからシールドするようにしたシールドを提供する。
【解決手段】A4アクリルサイズのポリエステル、セルローストリアセテート(TAC)等の透明板1の複数個を例えば幅12.5ミリや25ミリの透明ポリエステルやポリプロピレンやポリエチレンPSAテープやメカニカルヒンジ2及び3で接合する。
【選択図】
図11
【特許請求の範囲】
【請求項1】
折り畳み得るメニューとシールドを兼用する事を特徴とするコロナシールド兼用メニュー及びその方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、コロナウイルスなどから卓上の食事を護るシールドに関する。
【背景技術】
【0002】
コロナ対策としてマスク、フェースシールド、卓上シールド等がある。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
公知の卓上シールドは
図1、
図2に示す如く、固定又は定置するものであり、これらの設備が無い所ではコロナから護る事は出来ない上、スパコン実験による解析では、公知の仕切板の高さではエアゾルウイルスを防ぐ事が出来ない。
【0004】
本発明によりこの課題を解決するものであり、いつでもどこでもコロナから安全に護る事が出来る。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記目的を達成するため、本発明のシールドは折り畳め、携帯して必要な場所で組み立て使用し、コロナウイルスからシールドするようにしたものである。
【発明の効果】
【0006】
本発明によれば、1.コロナシールドが設置していない所でも直ちにコロナシールドをすることが出来る。2.携帯が容易である。3.小型となる。4.常時身につけ、いつでも使用出来る。5.定置型コロナシールドより小型でも遮蔽効果が完璧になる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
【
図2】は、公知のビニールシート吊り下げカウンターシールド
【
図13】メニューとコロナシールドを兼用した本発明第7実施例
【
図14】上半分をフィルム、下半分を折り曲げ可能ハネカム厚紙とした本発明第8実施例
【
図15】シールドの両側端部に折り曲げ部を設けた本発明第9実施例
【
図16】シールドの両側下端部のシールドに直方体形状の折り曲げ部を設けた本発明第10実施例
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下、本発明の実施形態について、図面を参照しながら説明する。
【0009】
[第1実施形態]
図3に示す如く、例えば0.2~0.3ミリ厚さのA4アクリルサイズのポリエステル、セルローストリアセテート(TAC)等の透明板1の複数個を例えば幅12.5ミリや25ミリの透明ポリエステルやポリプロピレンやポリエチレンPSAテープやメカニカルヒンジ2及び3で接合したものである。
【0010】
公知のものは
図1に示す如く1ミリ厚以上のアクリル板4に支持脚5を設け、出し入れ用下窓6を設け、卓上に載せたものである。下窓6の無いものもある。
【0011】
他の公知のものは
図2に示す如くひも状のもの7を部屋に張り、それに薄いビニールシート18をぶら下げ、下に出し入れ用空間9を開けてカウンター等に設けたものである。ビニールシートなので透明度は良くなく、風でなびく。
【0012】
図3は本発明で9枚の前記透明板1を、前記透明テープや接合具2、3で接合した第1実施例である。
この場合、下中央の透明板17を設けずに、窓とし、ここを食物等の出入口としてもよい。
【0013】
この本発明第1実施例を使用するには、
図4に示す如く透明板1の接合部を折り目2として両端を手前に曲げ、卓上等に立てる。
【0014】
〔第2実施形態〕
図6は透明板1の6枚を透明テープ3等で結合した本発明第2実施例である。
結合はテープでなく蝶番などメカニカルヒンジでもよい。
【0015】
〔第3実施形態〕
図6は
図5の中央下部の透明板を無くし、出し入れ用窓17を設けた本発明第3実施例である。
【0016】
これは
図3の本発明第1実施例にも適用され、
図3の17で示す部分が透明板のない部分である。従ってこの場合の透明板は、8板となる。
【0017】
図7は
図6の本発明を使用する説明図で、左右4板を手前に傾けると5枚の透明板全体が卓上で自立し、下方中央に窓17が出来るのでここから物を出し入れ18出来る。
【0018】
〔第4実施形態〕
図8は4枚の透明板1を透明テープや接続具2で接続した本発明第4実施例である。
【0019】
図9は
図8のものを使用する一例で、4枚の透明板1の中央部を角度10で折り曲げ食事のお皿11等のとかくを囲むように立てる。食物11の近くを囲むのでコロナウイルスが飛来しても、公知の定置型で遠くにある遮蔽シールドよりも、エアロゾルコロナウイルスからの遮蔽率が高くはるかに安全に食事することができる。
【0020】
〔第5実施形態〕
図10は2枚の透明板1と2枚の不透明板12をPSAテープや接合具3で接合した本発明第5実施例である。不透明板12はプラスティック、厚紙等の材料で折り畳んだ時のカバーも兼用する。
【0021】
〔第6実施形態〕
図11に示す如く、
図10のものに両面接着テープ等接着剤13や縫うなどしてベルト14をパネル12につけ、ベルト14の先端には面ファスナ15を設け、これに対応する面ファスナ16をもう一枚の不透明板12’ に設けた本発明第6実施例である。
【0022】
図12は
図11の本発明の折畳み方を説明するもので(A)に示す如く、3を中心に矢印16の方向に折り、(B)図の如くし、次に矢印20の如く2を中心に折り、(C)図の如くし、ベルト14をまわして先端の面ファスナ15を不透明板の面ファスナ16に接合して完了する。1や12を例えばA4サイズとするとカバン等に容易に入り、レストランで食事をする時に取り出して、
図9の如く食べ物の後ろに立てて使用し、食事終了で再び折り畳んで携行する。この様にすればマスクやフェースシールドや
図1,2の仕切板が無くても、又、
図1の仕切板が低くても有効にエアロゾルコロナウイルスを防止して食事出来る。
【0023】
〔第7実施形態〕
図13に示す如く透明板1と袋21から成る見開き状のものの前記袋21に書類を入れられるし、又、例えばA4紙に印刷したメニュー22を挿入し、レストランのメニューとコロナシールドを兼用した本発明第7実施例である。
【0024】
〔第8実施形態〕
図14に示す如く、上半部の透明板1をフィルムとし、下半分の透明板を不透明のハネカム(ハニカム)構造の厚紙とし上半分と下半分を透明テープや接合具で接合し、
図14の点線部分で折り曲げ可能にした本発明第8実施例である。
下半分を折り曲げて、本シールドを自立させる。
下半分の材料は、段ボール、厚紙、プラスチック製ハネカム構造紙等でもよい。
【0025】
〔第9実施形態〕
図15に示す如く、両側端に折り曲げ部を設け、自立可能とした本発明第9実施例である。点線部より折り曲げ、自立させる。
図15は、
図5の発明に本発明を設けた図である。
材料は、厚紙、段ボール等折れ曲がるものであればよい。また、ケーキ等が入っている箱や、仕切りの段ボールの、折り畳み可能部分を活用し加工しても良い。
【0026】
〔第10実施形態〕
図16に示す如く、例えば
図5の下半分の左右端の透明板の端面に直方体形状の折り畳み可能部分23を設ける事で、自立可能とした本発明第10実施例である。
本発明のシールドを折り畳む場合、直方体形状部分23もシールド内方向へ押しつぶした形に折り畳むことが出来る。
【産業上の利用可能性】
【0027】
本発明を使用することにより、マスクやフェースシールドが無くても安心安全で食事が出来るし、コロナ禍で売上げが激減する飲食業界に客足を戻し、業界にも活気を呼ぶので産業上の利用可能性大である。
【符号の説明】
【0028】
1. 透明板
2. 透明板を接合する、例えば透明テープなど縦方向接合部
3. 同上横方向接合部
4. 公知アクリル板等シールド
5. 前記アクリル板を支える脚
6. 前記アクリル板の下方に設けられた孔
7. 公知部屋に張られたヒモ
8. 公知ビニールシートのシールド
9. 公知ビニールシートの下の空間
10. 本発明シールドを卓上に立てて開く方向
11. 食事及びお皿
12. 12’本発明表紙兼用不透明板
13. 本発明を閉じる時に使用するベルト14を不透明板12に取付ける両面接着テープ等接合部
14. ベルト
15. ベルト14の先に設けた面ファスナ
16. 面ファスナ15に接合する面ファスナ
17. 食物出し入れ口
18. 食物出し入れ口の方向
19. 本発明シールド板1を折り目3を中心に下に折る方向
20. 同上折り目2を中心に左に折り畳む方向
21. 書類やメニューを入れる袋
22. メニュー
23.直方体形状に折り畳んだ部分