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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2025008627
(43)【公開日】2025-01-20
(54)【発明の名称】情報処理装置
(51)【国際特許分類】
   G06Q 30/0645 20230101AFI20250109BHJP
【FI】
G06Q30/0645
【審査請求】未請求
【請求項の数】5
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2023110943
(22)【出願日】2023-07-05
(71)【出願人】
【識別番号】000003207
【氏名又は名称】トヨタ自動車株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110002860
【氏名又は名称】弁理士法人秀和特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】牧原 正樹
(72)【発明者】
【氏名】佐久間 一征
【テーマコード(参考)】
5L030
5L049
【Fターム(参考)】
5L030BB68
5L049BB68
(57)【要約】
【課題】リース契約を行うユーザの満足度を向上させる。
【解決手段】対象物に対するリース契約の契約プランであって、リース契約時に初期費用が発生し、かつ、リース契約期間における中途解約金が発生しない第一プラン、および、リース契約時に初期費用が発生せず、かつ、リース契約期間における中途解約金が発生する第二プランの少なくとも一方を、リース契約期間の満了後に再契約する場合における支払い金額に関する情報を出力するように指示する第1情報を、ユーザ端末200から受信することと、再契約期間における支払い金額の総額が、契約プランが第一プランである場合よりも契約プランが第二プランである場合の方が高くなるように、再契約期間における契約プランごとの支払い金額を設定することと、第1情報に応答して、再契約期間における支払い金額に関する情報をユーザ端末200に送信することと、を実行する制御部110を備える。
【選択図】図2
【特許請求の範囲】
【請求項1】
対象物に対するリース契約の契約プランであって、リース契約時に初期費用が発生し、かつ、リース契約期間における中途解約金が発生しない第一プラン、および、前記リース契約時に前記初期費用が発生せず、かつ、前記リース契約期間における前記中途解約金が発生する第二プランの少なくとも一方を、前記リース契約期間の満了後に再契約する場合における支払い金額に関する情報を出力するように指示する第1情報を、ユーザ端末から受信することと、
再契約期間における前記支払い金額の総額が、前記契約プランが前記第一プランである場合よりも前記契約プランが前記第二プランである場合の方が高くなるように、前記再契約期間における契約プランごとの前記支払い金額を設定することと、
前記第1情報に応答して、前記再契約期間における前記支払い金額に関する情報を前記ユーザ端末に送信することと、
を実行する制御部を備える
情報処理装置。
【請求項2】
前記対象物は自動車であり、
前記制御部は、
前記第二プランによって新車をリース契約し、前記リース契約期間の満了後に、前記第二プランを再契約する場合における、前記再契約期間における前記支払い金額の総額を、
前記第一プランによって前記新車を前記リース契約し、前記リース契約期間の満了後に、前記第一プランを再契約する場合における、前記再契約期間における前記支払い金額の総額よりも高くし、かつ、
前記第一プランによって、前記新車とは別の中古車のリース契約を、前記再契約期間と同一の期間である第1期間において行う場合における、前記第1期間における前記支払い金額の総額よりも低くすること、
をさらに実行する
請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項3】
前記制御部は、
前記リース契約期間および前記再契約期間の合計期間における前記支払い金額の総額を、
(1)初回契約時に前記合計期間と同一の期間の前記リース契約を行った場合の、前記合計期間と同一の期間における前記第二プランの前記支払い金額の総額、
(2)初回契約時に前記リース契約期間の前記リース契約を行い、かつ、前記リース契約期間の満了後に、さらに前記再契約期間と同一の期間の前記リース契約を行った場合の、前記合計期間における前記第一プランの前記支払い金額の総額、
(3)初回契約時に前記リース契約期間の前記リース契約を行い、かつ、前記リース契約期間の満了後に、さらに前記再契約期間と同一の期間の前記リース契約を行った場合の、前記合計期間における前記第二プランの前記支払い金額の総額、
の順に高くなるように、前記契約プランごとの前記支払い金額を設定すること、
をさらに実行する
請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項4】
前記制御部は、
初回契約時に前記リース契約期間および前記再契約期間の合計期間と同一の期間の前記リース契約を行った場合の、前記再契約期間と同一の期間における前記第二プランの前記支払い金額の月額と、
初回契約時に前記リース契約期間と同一の期間のリース契約を行い、かつ、前記リース契約期間の満了後に、さらに前記再契約期間と同一の期間のリース契約を行った場合の、
前記再契約期間における前記第二プランの前記支払い金額の前記月額と、
を同一額に設定すること、
をさらに実行する
請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項5】
前記第一プランおよび前記第二プランのそれぞれに対応する、前記リース契約期間における前記支払い金額に関する情報を記憶する記憶部をさらに備え、
前記制御部は、
前記ユーザ端末から、前記第一プランおよび前記第二プランの少なくとも一方を再契約する場合の前記支払い金額に関する情報として、前記第一プランおよび前記第二プランの少なくとも一方の、前記再契約期間における前記支払い金額の月額に関する情報を出力するように指示する第2情報を受信することと、
前記記憶部に記憶されている情報に基づいて、前記再契約期間における支払い金額の総額が、前記第一プランよりも前記第二プランの方が高くなるように、前記再契約期間における前記第一プランおよび前記第二プランの前記支払い金額の前記月額を算出することと、
前記第2情報に応答して、前記支払い金額の前記月額に関する情報を、前記ユーザ端末に送信することと、
を実行する、
請求項1に記載の情報処理装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、リース契約における支払金額を提示する技術に関する。
【背景技術】
【0002】
物品をリースする際の支払金額をユーザに提示する技術が数多く知られている。これに関して、特許文献1には、全リース期間で回収すべき費用から、より短い設定期間で回収すべき費用を減算した金額を、設定期間満了時から全リース期間満了時までに回収すべき費用としてリース料金を算出するリースプラン作成方法等が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2003-067659号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本開示は、リース契約を行うユーザの満足度を向上させることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本開示の実施形態の一態様は、
対象物に対するリース契約の契約プランであって、リース契約時に初期費用が発生し、かつ、リース契約期間における中途解約金が発生しない第一プラン、および、前記リース契約時に前記初期費用が発生せず、かつ、前記リース契約期間における前記中途解約金が発生する第二プランの少なくとも一方を、前記リース契約期間の満了後に再契約する場合における支払い金額に関する情報を出力するように指示する第1情報を、ユーザ端末から受信することと、再契約期間における前記支払い金額の総額が、前記契約プランが前記第一プランである場合よりも前記契約プランが前記第二プランである場合の方が高くなるように、前記再契約期間における契約プランごとの前記支払い金額を設定することと、前記第1情報に応答して、前記再契約期間における前記支払い金額に関する情報を前記ユーザ端末に送信することと、を実行する制御部を備える情報処理装置である。
【0006】
また、他の態様として、上記のプログラムを実行する装置、上記のプログラムを実行することにより実現される方法、または、該プログラムを非一時的に記憶したコンピュータ可読記憶媒体が挙げられる。
【発明の効果】
【0007】
本開示によれば、リース契約を行うユーザの満足度を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1】実施形態に係るサーバ装置が実現する処理の概念図。
図2】一般的な契約プランの支払金額の大小関係と、変更後の契約プランの支払金額の大小関係を示す図。
図3】実施形態に係るサーバ装置を含むシステムが有する構成要素を説明する図。
図4】実施形態に係るサーバ装置の制御部が実行する処理のフローチャート。
図5】実施の形態に係るサーバ装置が設定する契約プランの支払金額の大小関係を示す図。
【発明を実施するための形態】
【0009】
契約対象物(例えば、車両)のリース契約時に、ユーザが選択した契約プランに基づいて月々の支払金額を算出し、提示するシステムが知られている。
【0010】
例えば、全てのリース期間(全リース期間)よりも短い第一の期間を設定し、第一の期間における支払い月額よりも、第一の期間が満了した後、全リース期間が満了するまでの期間における支払月額を安くするようなプランを提示することが考えられる。このように、当該システムは、支払い金額を途中で引き下げることで、長期にわたって同じ車両を利用するユーザの満足度を向上させることができる。
【0011】
ところで、ユーザは、全リース期間の満了後に、同一のリース契約の再契約を希望する場合がある。例えば、全リース期間の満了後に、ユーザが乗り換えを希望する車両の納期が長い、または、新たに乗り換えたい車両が無いといった理由で、ユーザが、リース契約の再契約を希望する場合がある。
この場合、契約しているプランの内容によっては、ユーザの満足度が低下してしまうケースが発生しうる。
【0012】
本開示に係る情報処理装置は、全リース期間の満了後の再契約期間における支払金額の総額が、初期費用が発生し、中途解約金が発生しない契約プランよりも、初期費用が発生せず、中途解約金が発生する契約プランの方が高くなるように、支払金額を設定する。
そして、当該情報処理装置は、ユーザ端末からの要求に応答して、ユーザ端末に、上記の契約プランの支払金額に関する情報を送信する。
【0013】
本開示の一態様に係る情報処理装置は、
対象物に対するリース契約の契約プランであって、リース契約時に初期費用が発生し、かつ、リース契約期間における中途解約金が発生しない第一プラン、および、前記リース契約時に前記初期費用が発生せず、かつ、前記リース契約期間における前記中途解約金が発生する第二プランの少なくとも一方を、前記リース契約期間の満了後に再契約する場合における支払い金額に関する情報を出力するように指示する第1情報を、ユーザ端末から受信することと、再契約期間における前記支払い金額の総額が、前記契約プランが前記第一プランである場合よりも前記契約プランが前記第二プランである場合の方が高くなるように、前記再契約期間における契約プランごとの前記支払い金額を設定することと、前記第1情報に応答して、前記再契約期間における前記支払い金額に関する情報を前記ユーザ端末に送信することと、を実行する制御部を備える。
【0014】
第一プランとは、リースの対象物に対するリース契約の契約プランであって、リース契約時に初期費用が発生し、かつ、リース契約期間における中途解約時に、中途解約金が発生しない契約プランのことである。
【0015】
第二プランとは、リースの対象物に対するリース契約の契約プランであって、リース契約時に初期費用が発生せず、かつ、リース契約期間における中途解約時に、中途解約金が発生する契約プランのことである。
【0016】
ユーザ端末とは、ユーザが対象物のリース契約を行うときに、契約プランの支払金額に関する情報を得るために、本開示の一態様に係る情報処理装置にアクセスする端末である。ユーザ端末は、典型的には、スマートフォン、タブレット端末、ウェアラブル端末またはパーソナルコンピュータ等である。
【0017】
リース契約期間とは、ユーザが対象物のリース契約を行ったときの契約期間のことである。リース契約は、例えば、3年、5年といった所定の契約期間で満了する。
【0018】
再契約期間とは、ユーザが対象物のリース契約期間が満了した際に、同一の対象物に対して、満了したリース契約と同一の契約プランで、再度、リース契約を行ったときの新たな契約期間のことである。再契約期間は、リース契約期間が満了した後に、開始される。
【0019】
第1情報とは、リース契約期間の満了後に再契約する場合における支払い金額に関する情報を出力するように指示する情報のことである。第1情報は、ユーザ端末から、本開示の一態様に係る情報処理装置に対して送信される。
【0020】
一般的な車両のリース契約において、再契約による契約期間の延長が可能だが、第二プランよりも月額および支払金額の総額が高いプラン(第一プランと称する)と、再契約による契約期間の延長が不可能だが、第一プランよりも月額および支払金額の総額が安いプラン(第二プランと称する)とが利用可能な場合がある。
第一プランは、中途解約金が不要である代わりに初期費用が必要であり、中途解約金が必要であるが初期費用が不要である第二プランに比べて、(第二プランにおいてリース契約期間の途中でリース契約が解除されなければ)支払金額の総額が高くなる場合が多い。
【0021】
ところで、車両の納期の長期化により、リース契約が終了するタイミングにおいて、ユーザが次に利用する車両を短期間で用意できない事態が発生することがある。これに対応するため、本来再契約による契約延長ができない第二プランにおいて、既存の車両を継続して使用できるように、再契約による契約期間の延長を可能とすることが想定される。
【0022】
ところが、第二プランにおいて再契約を可能とすると、月額および支払金額の総額ともに第二プランより割高な第一プランで再契約を行ったユーザが、第二プランで再契約を行ったユーザよりも支払金額面で不利になってしまう。このような支払金額の設定では、予め再契約を想定して割高な月額および支払金額の総額を支払っていたユーザに不満が生じうる。
【0023】
そこで、本開示にかかる情報処理装置は、第二プランの再契約期間における支払金額の総額の方が、第一プランの再契約期間における支払金額の総額よりも高くなるように、再契約期間における契約プランごとの支払い金額を設定する。
【0024】
また、制御部は、ユーザ端末から受信した第1情報に応答して、再契約期間における支払い金額に関する情報をユーザ端末に送信する。つまり、制御部は、第1情報に応答して、第一プランまたは第二プランの支払金額に関する情報をユーザ端末に送信する。
【0025】
これにより、本開示の一態様に係る情報処理装置は、あらかじめ再契約を想定して割高な金額を支払っていたユーザと、それ以外のユーザとの間で、再契約を行った場合における金銭負担の不公平感を是正することができる。よって、本開示の一態様に係る情報処理装置は、リース契約を行うユーザの満足度を向上させることができる。
【0026】
また、前記対象物は自動車であり、前記制御部は、前記第二プランによって新車をリース契約し、前記リース契約期間の満了後に、前記第二プランを再契約する場合における、前記再契約期間における前記支払い金額の総額を、前記第一プランによって前記新車を前記リース契約し、前記リース契約期間の満了後に、前記第一プランを再契約する場合における、前記再契約期間における前記支払い金額の総額よりも高くし、かつ、前記第一プランによって、前記新車とは別の中古車のリース契約を、前記再契約期間と同一の期間である第1期間において行う場合における、前記第1期間における前記支払い金額の総額よりも低くすること、をさらに実行してもよい。
【0027】
これにより、同一の車両についてリース契約を再契約する場合よりも、車両をいったん
返却して中古車のリース契約をし直した場合の方が、支払金額が少なくなるという事態が発生することを避けることができる。
【0028】
また、ユーザは、リース契約期間と再契約期間との合計期間と同一の期間のリース契約を、一括して第二プランで契約することも可能である。この場合、当該ユーザは、最初からリース車両を長期間使用するという意志のもと、合計期間を一括して割安な第二プランで契約している。そのため、リース契約期間満了後に再契約をした場合の第一プランの支払総額よりも、合計期間を一括して第二プランで契約した場合の支払総額を低く設定することが望ましい。
【0029】
そこで、前記制御部は、前記リース契約期間および前記再契約期間の合計期間における支払い金額の総額を、(1)初回契約時に前記合計期間と同一の期間の前記リース契約を行った場合の、前記合計期間と同一の期間における前記第二プランの前記支払い金額の総額、(2)初回契約時に前記リース契約期間の前記リース契約を行い、かつ、前記リース契約期間の満了後に、さらに前記再契約期間と同一の期間の前記リース契約を行った場合の、前記合計期間における前記第一プランの前記支払い金額の総額、(3)初回契約時に前記リース契約期間の前記リース契約を行い、かつ、前記リース契約期間の満了後に、さらに前記再契約期間と同一の期間の前記リース契約を行った場合の、前記合計期間における前記第二プランの前記支払い金額の総額、の順に高くなるように、前記契約プランごとの前記支払い金額を設定すること、をさらに実行してもよい。
【0030】
これにより、本開示の一態様に係る情報処理装置は、初回契約時に最も長い期間のリース契約を行った場合の支払金額を最も少なくすることができる。よって、本開示の一態様に係る情報処理装置は、合理的な支払金額の設定を行うことで、ユーザの満足度を向上させることができる。
【0031】
また、前記制御部は、初回契約時に前記リース契約期間および前記再契約期間の合計期間と同一の期間のリース契約を行った場合の、前記再契約期間と同一の期間における前記第二プランの前記支払い金額の月額と、初回契約時に前記リース契約期間と同一の期間のリース契約を行い、かつ、前記リース契約期間の満了後に、さらに前記再契約期間と同一の期間のリース契約を行った場合の、前記再契約期間における前記第二プランの前記支払い金額の前記月額と、を同一額に設定すること、をさらに実行してもよい。
【0032】
これにより、本開示の一態様に係る情報処理装置は、リース契約期間と再契約期間を合わせた合計期間と同一の期間のリース契約を初回契約時に行った場合と、リース契約期間満了後にさらに再契約期間の契約を行った場合とにおいて、第二プランの支払月額を同額にすることができる。よって、本開示の一態様に係る情報処理装置は、ユーザにとって分かりやすい契約プランを設定することで、ユーザの満足度を向上させることができる。
【0033】
本開示の一態様に係る情報処理装置は、前記第一プランおよび前記第二プランのそれぞれに対応する、前記リース契約期間における支払い金額に関する情報を記憶する記憶部をさらに備え、前記制御部は、前記ユーザ端末から、前記第一プランおよび前記第二プランの少なくとも一方を再契約する場合の前記支払い金額に関する情報として、前記第一プランおよび前記第二プランの少なくとも一方の、前記再契約期間における前記支払い金額の月額に関する情報を出力するように指示する第2情報を受信することと、前記記憶部に記憶されている情報に基づいて、前記再契約期間における支払い金額の総額が、前記第一プランよりも前記第二プランの方が高くなるように、前記再契約期間における前記第一プランおよび前記第二プランの前記支払い金額の前記月額を算出することと、前記第2情報に応答して、前記支払い金額の前記月額に関する情報を、前記ユーザ端末に送信することと、を実行してもよい。
【0034】
すなわち、情報処理装置は、記憶された情報に基づいて、再契約期間における支払金額の月額に関する情報をユーザ端末に提供してもよい。
【0035】
以下、本開示の具体的な実施形態について図面に基づいて説明する。各実施形態に記載されているハードウェア構成、モジュール構成、機能構成等は、特に記載がない限りは開示の技術的範囲をそれらのみに限定する趣旨のものではない。
【0036】
(実施形態)
実施形態に係るサーバ装置が行う処理の概要について、図1を参照しながら説明する。図1は、実施形態に係るサーバ装置100が実現する処理の概念図である。本実施形態において、サーバ装置100は、ユーザ端末200と通信する。サーバ装置100は、ユーザ端末200からの要求に応答して、新車または中古車のリースサービスの契約に関する情報をオンラインで提供するコンピュータである。オンラインでのリースサービスを利用するユーザは、ユーザ端末200のウェブブラウザを通じて、リースサイト(車両のリース契約を締結するためのWebサイト)にアクセスして、車両のリースを申し込む。車両は、新車または中古車である。中古車は、以前にリースされていた車両およびレンタカーを含む。
この際、サーバ装置100は、リースサービスの契約に関する情報として、ユーザが支払う金額に関する情報を、ユーザ端末200に提供する。
【0037】
本実施形態では、車両のリース契約におけるプランとして、第一プランおよび第二プランが設定されている。サーバ装置100は、第一プランおよび第二プランを含む各契約プランの支払金額を設定する。
【0038】
ここで、第一プランとは、車両のリース契約時において初期費用が発生し、かつ、リース契約期間における中途解約時において中途解約金が発生しない契約プランである。初期費用とは、ユーザがリース契約を行う際に最初に支払いを求められる支払金額である。初期費用は、ユーザが所定期間毎に支払う支払金額(例えば、リースの月額)とは別に支払う支払金額である。ユーザは、初期費用を支払うことを条件として第一プランを契約することができる。また、中途解約金は、リース契約期間の満了前にユーザがリース契約を解除する場合に支払いを求められる支払金額である。ユーザは、第一プランを解約するときには、中途解約金を支払う必要はない。その他に、例えば、第一プランに対応した月額を毎月支払うことがユーザに求められる。
【0039】
また、第二プランとは、車両のリース契約時において初期費用が発生せず、かつ、リース契約期間における中途解約時において中途解約金が発生するプランである。ユーザは、第二プランの契約時には初期費用を支払う必要はない。一方、ユーザは、第二プランを中途解約する場合に中途解約金を支払う必要がある。その他に、例えば、第二プランに対応した月額を毎月支払うことがユーザに求められる。
【0040】
本実施形態では、サーバ装置100は、第一プランまたは第二プランのリース契約期間満了後の再契約時において、再契約期間における第二プランの支払金額の総額が、再契約期間における第一プランの支払金額の総額よりも高くなるように、支払金額を設定する。
【0041】
これについて、具体的に説明する。
図2(a)は、車両のリースにおける一般的な契約プランの支払金額の大小関係を示す図である。図中の矩形のそれぞれは、一つの契約における支払金額の多さを意味する。
本実施形態では、第一プラン(解約金フリープラン)は、3年間の契約期間のみを選択できるプランであり、再契約によって、さらに2年間ずつ契約期間を延長することが可能
なプランである。これに対して、第二プラン(初期費用フリープラン)は、契約期間として、3年間、5年間、または7年間を選択できるプランであり、再契約によって契約期間を延長することは不可能なプランである。
図2(a)に示されるように、第一プランによるリース契約期間(3年間)の契約は、第二プランによるリース契約期間(3年間)の契約よりも支払金額の総額が高く設定されている。しかし、ユーザは、契約満了後に、同じプランによる再契約(例えば、2年間)を行うことが可能である。これに対して、第二プランは、リース契約期間(3年間)の満了後に、再契約を行うことができない代わりに、月額および支払金額の総額が低廉に抑えられている。
【0042】
一方で、サプライチェーンの混乱等により新車の納期が長期化すると、第二プランによる契約が満了したユーザは、新しい車両に乗り換えることができず、再契約もできない状況に陥ってしまうことが考えられる。
このような場合において、当該ユーザを救済するため、第二プランにおいても、リース契約期間満了後の第二プランによる再契約を可能にすることが考えられる。
この場合、従来の支払金額の設定のまま、単純に第二プランを再契約によって2年間延長すると、支払金額の大小関係は図2(b)のようになる。
この場合、第二プランによるリース契約期間(3年間)の終了後に、第二プランによる2年間のさらなる再契約を行った方が、第一プランによるリース契約期間(3年間)の終了後に、第一プランによる2年間のさらなる再契約を行った場合よりも、支払金額の総額が低くなってしまう。
【0043】
しかしながら、第一プランを選択するユーザは、リース契約の当初において、再契約ができるというメリットを勘案し、再契約ができない第二プランよりも割高な支払金額が設定されている第一プランを選択していると想定される。
しかし、第二プランの再契約が可能になると、第一プランを再契約した場合と同等の期間において、低廉な料金のままで契約を続けることができてしまう。すなわち、契約当初から第二プランを選択し、その後第二プランを再契約したユーザと、第一プランを選択し、その後第一プランを再契約したユーザとの間で、支払金額の負担に差が出てしまう。これを是正するためには、再契約をした場合における第二プランの支払金額の総額よりも、再契約をした場合における第一プランの支払金額の総額を低廉に設定することが好ましい。
これにより、当初から第一プランによって契約をしていたユーザの満足度を向上させることができる。
【0044】
サーバ装置100は、ユーザ端末200から、ユーザがリース契約期間の満了後に再契約する契約プラン(第一プランまたは第二プラン)の支払金額に関する情報を出力するよう指示する要求を受信する。そして、サーバ装置100は、当該要求に応答して、上記で設定した契約プラン(第一プランまたは第二プラン)の支払金額に関する情報を、ユーザ端末200に送信する。
【0045】
次に、サーバ装置100を含むシステムを構成する各要素について詳しく説明する。図3は、実施形態に係るサーバ装置100を含むシステムが有する構成要素を説明する図である。
【0046】
本実施形態に係るサーバ装置100は、制御部110と、記憶部120と、通信部130と、を備える。サーバ装置100は、通信部130を介して、ユーザ端末200と通信する。
【0047】
制御部110は、CPU(Central Processing Unit)、また
は、GPU(Graphics Processing Unit)等のプロセッサとメモリとで実現される。制御部110は、機能モジュールとして、受信部111、設定部112、および、送信部113を備える。これらの機能モジュールは、プログラムを制御部110によって実行することで実現されてもよい。
【0048】
受信部111は、再契約にかかる契約プラン(第一プランまたは第二プラン)の支払金額に関する情報をユーザ端末200に出力するように指示する要求である第1情報を受信する。また、受信部111は、再契約にかかる契約プラン(第一プランまたは第二プラン)の支払金額の月額に関する情報をユーザ端末200に出力するように指示する要求である第2情報を受信する。受信部111は、ユーザ端末200から送信された第1情報または第2情報を、通信部130を介して受信する。
【0049】
設定部112は、契約プランのリース契約期間の満了後に、当該契約プランを再契約する場合における、当該再契約期間における支払金額を設定する。具体的には、設定部112は、再契約期間における第二プランの支払金額の総額が、再契約期間における第一プランの支払金額の総額よりも高くなるように、当該契約プランの支払金額(支払総額および支払月額)を設定する。
【0050】
なお、ここでは設定部112が、再契約期間における第二プランの支払金額の総額が再契約期間における第一プランの支払金額の総額よりも高くなるよう、第一プランの再契約期間における支払金額を設定することを例示したが、支払金額の設定方法はこれに限られない。設定部112が支払金額を設定する方法の他の例については、後述する
【0051】
送信部113は、設定部112が設定した契約プランの支払金額に基づいて、第1情報に応答して、再契約期間における契約プランの支払金額に関する情報をユーザ端末200に送信する。送信部113は、受信部111が第1情報を受信した後、契約プランの支払金額に関する情報をユーザ端末200に送信する。
【0052】
また、送信部113は、設定部112が設定した契約プランの支払金額の月額に基づいて、第2情報に応答して、再契約期間における契約プランの支払金額の月額に関する情報をユーザ端末200に送信する。送信部113は、受信部111が第2情報を受信した後、契約プランの支払金額の月額に関する情報をユーザ端末200に送信する。
【0053】
記憶部120は、RAMまたはROM等の主記憶装置、EPROM、ハードディスクドライブ、および、リムーバブルメディア等の補助記憶装置である。補助記憶装置には、オペレーティングシステム(OS)、各種プログラム、各種テーブル等が格納され、そこに格納されたプログラムを実行することによって、制御部110の各部の所定の目的に合致した各機能を実現することができる。ただし、一部または全部の機能はASICやFPGAのようなハードウェア回路によって実現されてもよい。
【0054】
記憶部120は、制御部110が行う処理で使用または生成されるデータ等を記憶する。また、記憶部120は、第一プランおよび第二プランのそれぞれに対応する、リース契約期間における支払い金額に関する情報を記憶してもよい。なお、記憶部120は、第一プランまたは第二プラン等の支払金額を算出するための基準に関するデータ等も記憶してもよい。
【0055】
通信部130は、無線通信を行う通信回路で構成される。通信部130は、例えば、4G(4th Generation)を用いた無線通信を行う通信回路であってもよいし、5G(5th Generation)を用いた無線通信を行う通信回路であってもよい。また、通信部130は、LTE(Long Term Evolution)を用い
た無線通信を行う通信回路であってもよいし、LPWA(Low Power Wide
Area)による通信を行う通信回路であってもよい。また、通信部130は、Wi-Fi(登録商標)を用いた、無線通信を行う通信回路でもよい。
【0056】
次に、サーバ装置100以外の装置について説明する。
ユーザ端末200は、ウェブブラウザを通じてリースサイト(車両のリース契約を締結するためのWebサイト)にアクセスする端末である。例えば、ユーザ端末200は、スマートフォン、タブレット端末、または、パーソナルコンピュータ等であってもよい。ユーザ端末200は、サーバ装置100と通信し、第1情報または第2情報を送信する。そして、ユーザ端末200は、サーバ装置100から、契約プランの支払金額に関する情報、または、契約プランの支払金額の月額に関する情報を受信する。ユーザ端末200は、受信した契約プランの支払金額に関する情報、または、契約プランの支払金額の月額に関する情報を、ユーザ端末200の表示部等に出力してもよい。
【0057】
次に、実施の形態のサーバ装置100が行う処理の具体的な内容について説明する。図4は、実施形態に係るサーバ装置100の制御部110が実行する処理のフローチャートである。
【0058】
図4に示した処理は、ユーザが、車両のリース契約の再契約を行うために、ユーザ端末200を介してサーバ装置100にアクセスしたタイミングで開始される。
【0059】
まず、ステップS10で、受信部111は、第一プランまたは第二プランを再契約する場合の支払金額に関する情報を出力するよう指示する情報である第1情報を受信する。受信部111は、ユーザ端末200から第1情報を受信する。または、受信部111は、ユーザ端末200から第一プランまたは第二プランを再契約する場合の支払金額の月額に関する情報を出力するよう指示する情報である第2情報を受信してもよい。
【0060】
次に、ステップS11で、受信部111が第1情報を受信した場合、設定部112は、ユーザが第一プランまたは第二プランを再契約する場合の、再契約期間における第一プランおよび第二プランの支払金額の総額を設定する。
なお、受信部111が第2情報を受信した場合、設定部112は、ユーザが第一プランまたは第二プランを再契約する場合の、再契約期間における第一プランおよび第二プランの支払金額の月額を設定してもよい。
【0061】
次に、ステップS12で、受信部111が第1情報を受信した場合、送信部113は、第一プランまたは第二プランの再契約期間における支払金額に関する情報をユーザ端末200に送信する。送信部113は、受信部111が受信した第1情報に応答して、当該情報をユーザ端末200に送信する。
【0062】
または、ステップS12で、受信部111が第2情報を受信した場合、送信部113は、第一プランまたは第二プランの再契約期間における支払金額の月額に関する情報をユーザ端末200に送信する。送信部113は、受信部111が受信した第2情報に応答して、当該情報をユーザ端末200に送信する。
【0063】
なお、前述したステップS11において、設定部112は、以下のように、再契約期間における第一プランおよび第二プランの支払金額の総額を設定してもよい。
【0064】
図5は、実施の形態に係るサーバ装置100が設定する契約プランの支払金額の大小関係を示す図である。設定部112は、以下に述べる方法のうちのいずれかによって、各契約プランの支払金額を設定することができる。
【0065】
前述したように、設定部112は、ユーザが第一プランを再契約する場合(図5(B))における、再契約期間の支払金額の総額より、第二プランを再契約する場合(図5(C))における、再契約期間の支払金額の総額が高くなるように、再契約期間における支払金額の総額を設定することができる。これは、例えば、第一プランの再契約期間(2年間)における支払金額(符号501)を、当初の金額から割り引くことで実現することができる。
なお、設定部112は、支払金額の総額のみを設定してもよいし、再契約期間における支払金額の月額を設定してもよい。
【0066】
上記のような支払金額の設定により、例えば、第一プランのリース契約期間(3年間)と再契約期間(2年間)の合計期間における支払金額の総額よりも、第二プランのリース契約期間(3年間)と再契約期間(2年間)の合計期間における支払金額の総額の方が高くなる。なお、第二プランのリース契約期間(5年間)の支払金額の総額は、第一プランのリース契約期間(3年間)と再契約期間(2年間)の合計期間における支払金額の総額より低くてもよい。
【0067】
なお、上記の方法では、第一プランの再契約期間における支払い金額(符号501)よりも、第二プランの再契約期間における支払金額(符号502)を高く設定した。一方、リース契約が満了した後で、別の中古車を新規にリース契約すると、図5(B)において支払う金額よりも、別の中古車を新規にリース契約した場合の総額が安くなってしまうことがある。
そこで、設定部112は、第二プランによるリース契約期間の満了後の再契約期間における支払い金額の総額よりも、別の中古車のリース契約を第1期間において行う場合における支払い金額の総額を高く設定してもよい。ここで、第1期間とは、再契約期間と同一の期間のことである。中古車の新規リース契約は、第一プランまたは第二プランで契約される。
【0068】
上記のような支払金額の設定により、例えば、第二プランのリース契約期間(3年間)と再契約期間(2年間)の合計期間(図5(C))における支払金額の総額よりも、第二プランのリース契約期間(3年間)と中古車の新規のリース契約期間(2年間)の合計期間(図5(D))における支払金額の総額の方が高くなる。
【0069】
なお、上記の方法では、第二プランの再契約期間における支払い金額(符号502)よりも、第一プランの再契約期間における支払金額(符号501)を安く設定した。一方、第一プランを再契約した場合(図5(B))における支払い総額が、当初から第二プランによって5年間の契約を行った場合(図5(A))の支払い総額よりも安くなってしまうと、当初から第二プランによって5年契約をしたユーザとの間で金銭負担に不均衡が生じてしまう。
そこで、設定部112は、初回契約時に合計期間(5年間)の契約をした第二プランの支払金額の総額より、初回契約時にリース契約期間の契約をし、満了後に再契約期間の契約をした第一プランの合計期間における支払金額の総額が高くなるよう、第一プランの再契約期間の支払総額を設定してもよい。ここで、合計期間とは、初回のリース契約期間(3年間)と、再契約期間(2年間)との合計の期間(5年間)のことである。なお、初回契約時に合計期間の契約をした第二プランの支払金額の総額とは、初回契約時に、合計期間と同一の期間(5年間)のリース契約を行った場合の、当該期間における第二プランの支払金額の総額のことである。
【0070】
なお、設定部112は、初回契約時に合計期間(5年間)のリース契約をした場合の第二プランの支払金額の月額と、初回契約時にリース契約期間(3年間)のリース契約をし
、満了後に再契約期間(2年間)のリース契約をした場合の第二プランの支払金額の月額とを同一額に設定してもよい。ここで、支払金額の月額とは、両者とも、再契約期間における支払金額の月額のことである。なお、支払金額の月額とは、各契約プランにおけるリース契約期間、再契約期間、または合計期間等の契約期間における支払総額を、該当する契約期間の月数で除した金額のことである。なお、支払金額の月額は、ボーナス月等の特定の月に、支払金額の月額が多くなるように調整されていてもよい。
上記のような支払金額の設定により、当初合計期間の契約をした場合の第二プランの支払金額の総額の方が、当初リース契約期間の契約をし、満了後に再契約期間の契約をさらに行った場合の合計期間における第一プラン支払金額の総額の方が低くなる。
【0071】
前述したように、サーバ装置100は、再契約期間における支払い金額の総額が、契約プランが第二プランである場合よりも第一プランである場合の方が低廉になるように、再契約期間における支払い金額を設定する。
第一プランを選択するユーザは、契約期間を延長する可能性を考慮して割高なプランを選択したユーザであるが、本実施形態に係るサーバ装置100は、このようなユーザが不公平感を抱かないような支払金額を設定することができる。
【0072】
また、サーバ装置100は、新車を第一プランまたは第二プランで再契約した場合よりも、中古車を新たにリース契約した場合の方が、再契約期間における支払金額の総額が高くなるように設定する。これにより、サーバ装置100は、リース契約期間の満了後に同一の契約プランで再契約を行うよりも、リース車両を返却し、別の中古車を新規にリース契約した方が支払い金額の総額が低くなるという状況を避けることができる。
【0073】
また、サーバ装置100は、初回契約時に、当初のリース契約期間と再契約期間を合わせた期間におけるリース契約を一括して行う場合よりも、リース契約期間が一旦満了した後に、再契約期間と同一の期間のリース契約を改めて行う場合の方が、合計期間における支払金額の総額が高くなるように、支払金額を設定する。これにより、本開示のサーバ装置100は、予めリース契約期間と再契約期間を合わせた長期間のリース契約を行う場合よりも、リース契約期間満了後に再契約を行う場合の方が支払い金額の総額が低くなるという、不合理な支払金額の設定を避けることができる。よって、本開示のサーバ装置100は、リース契約を行うユーザの満足度を向上させることができる。
【0074】
(変形例)
上記の実施形態はあくまでも一例であって、本開示はその要旨を逸脱しない範囲内で適宜変更して実施しうる。
【0075】
例えば、本開示において説明した処理や手段は、技術的な矛盾が生じない限りにおいて、自由に組み合わせて実施することができる。
【0076】
また、1つの装置が行うものとして説明した処理が、複数の装置によって分担して実行されてもよい。あるいは、異なる装置が行うものとして説明した処理が、1つの装置によって実行されても構わない。コンピュータシステムにおいて、各機能をどのようなハードウェア構成(サーバ構成)によって実現するかは柔軟に変更可能である。
【0077】
なお、本実施形態では、リース契約の対象物が車両である例について説明したが、リース契約の対象物は、いずれでもよい。例えば、リース契約の対象物は、機械、家具または什器等でもよい。
【0078】
本開示は、上記の実施形態で説明した機能を実装したコンピュータプログラムをコンピュータに供給し、当該コンピュータが有する1つ以上のプロセッサがプログラムを読み出
して実行することによっても実現可能である。このようなコンピュータプログラムは、コンピュータのシステムバスに接続可能な非一時的なコンピュータ可読記憶媒体によってコンピュータに提供されてもよいし、ネットワークを介してコンピュータに提供されてもよい。非一時的なコンピュータ可読記憶媒体は、例えば、磁気ディスク(フロッピー(登録商標)ディスク、ハードディスクドライブ(HDD)等)、光ディスク(CD-ROM、DVDディスク・ブルーレイディスク等)など任意のタイプのディスク、読み込み専用メモリ(ROM)、ランダムアクセスメモリ(RAM)、EPROM、EEPROM、磁気カード、フラッシュメモリ、光学式カード、電子的命令を格納するために適した任意のタイプの媒体を含む。
【符号の説明】
【0079】
100・・・サーバ装置
110・・・制御部
111・・・受信部
112・・・設定部
113・・・送信部
120・・・記憶部
130・・・通信部
200・・・ユーザ端末
図1
図2
図3
図4
図5