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特開2025-8672材料配合工程管理装置、材料配合工程管理方法、および、材料配合工程管理プログラム
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2025008672
(43)【公開日】2025-01-20
(54)【発明の名称】材料配合工程管理装置、材料配合工程管理方法、および、材料配合工程管理プログラム
(51)【国際特許分類】
   G06Q 50/04 20120101AFI20250109BHJP
【FI】
G06Q50/04
【審査請求】未請求
【請求項の数】9
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2023111036
(22)【出願日】2023-07-05
(71)【出願人】
【識別番号】398040527
【氏名又は名称】株式会社オービック
(74)【代理人】
【識別番号】110002147
【氏名又は名称】弁理士法人酒井国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】辻上 脩平
【テーマコード(参考)】
5L049
5L050
【Fターム(参考)】
5L049CC04
5L050CC04
(57)【要約】
【課題】製品毎の成分規格をマスタ化し、払出原材料のロット毎の成分検査結果を保持し、払出内容のシミュレーションを実行することができる材料配合工程管理装置、材料配合工程管理方法、および、材料配合工程管理プログラムを提供することを課題とする。
【解決手段】製品の製造指示数量を設定した製造指示データを取得し、検査パターンマスタ、在庫データ、検査実績データ、および、製造指示データに基づいて、所定のロット番号の原材料の払出シミュレーションの都度、製造指示数量の製品を構成する各成分に必要な残必要数量および当該各成分の配合率を更新設定する払出シミュレーションデータを取得し、検査パターンマスタに基づいて、払出シミュレーションデータに設定された各成分の配合率が規格範囲を満たすと判定した場合、各ロット番号の原材料の出庫数量を設定した移動指示データを取得する。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
記憶部と制御部とを備えた材料配合工程管理装置であって、
前記記憶部は、
製品を構成する成分、および、前記成分の規格範囲を紐付けた検査パターンを設定した検査パターンマスタと、
ロット番号毎の原材料の在庫数量を設定した在庫データ、ならびに、前記ロット番号毎の前記原材料の前記各成分の配合率を設定した検査実績データを記憶する原材料記憶手段と、
を備え、
前記制御部は、
前記製品の製造指示数量を設定した製造指示データを取得する製造指示取得手段と、
前記検査パターンマスタ、前記在庫データ、前記検査実績データ、および、前記製造指示データに基づいて、所定の前記ロット番号の前記原材料の払出シミュレーションの都度、前記製造指示数量の前記製品を構成する前記各成分に必要な残必要数量および当該各成分の配合率を更新設定する払出シミュレーションデータを取得するシミュレーション手段と、
前記検査パターンマスタに基づいて、前記払出シミュレーションデータに設定された前記各成分の前記配合率が前記規格範囲を満たすと判定した場合、前記各ロット番号の前記原材料の出庫数量を設定した移動指示データを取得する移動指示取得手段と、
を備えたことを特徴とする材料配合工程管理装置。
【請求項2】
前記移動指示取得手段は、
更に、前記移動指示データに基づいて、前記原材料の払出数量を設定したピッキングリストを出力させることを特徴とする請求項1に記載の材料配合工程管理装置。
【請求項3】
前記移動指示取得手段は、
更に、前記原材料が出荷登録された場合、前記移動指示データに基づいて、前記原材料の出庫数量を設定した移動データを取得することを特徴とする請求項1に記載の材料配合工程管理装置。
【請求項4】
前記移動指示取得手段は、
更に、前記検査パターンマスタに基づいて、前記払出シミュレーションデータに設定された前記各成分の前記配合率が前記規格範囲を満たさないと判定した場合、規格外であることを示す警告メッセージを出力させることを特徴とする請求項1から3のいずれか一つに記載の材料配合工程管理装置。
【請求項5】
前記制御部は、
前記製品が製造実績登録された場合、前記製品の製造実績数量、および、前記原材料の投入数量を設定した製造実績データを取得する製造実績取得手段、
を更に備えたことを特徴とする請求項1から3のいずれか一つに記載の材料配合工程管理装置。
【請求項6】
前記制御部は、
検査パターンマスタメンテ画面にて前記製品を構成する前記成分、および、前記成分の前記規格範囲が設定された場合、前記成分、および、前記成分の前記規格範囲を紐付けた前記検査パターンを前記検査パターンマスタに設定するマスタ設定手段、
を更に備えたことを特徴とする請求項1から3のいずれか一つに記載の材料配合工程管理装置。
【請求項7】
前記成分は、
金属元素、非金属元素、無機化合物、または、有機化合物であることを特徴とする請求項1から3のいずれか一つに記載の材料配合工程管理装置。
【請求項8】
記憶部と制御部とを備えた材料配合工程管理装置に実行させるための材料配合工程管理方法であって、
前記記憶部は、
製品を構成する成分、および、前記成分の規格範囲を紐付けた検査パターンを設定した検査パターンマスタと、
ロット番号毎の原材料の在庫数量を設定した在庫データ、ならびに、前記ロット番号毎の前記原材料の前記各成分の配合率を設定した検査実績データを記憶する原材料記憶手段と、
を備え、
前記制御部において実行される、
前記製品の製造指示数量を設定した製造指示データを取得する製造指示取得ステップと、
前記検査パターンマスタ、前記在庫データ、前記検査実績データ、および、前記製造指示データに基づいて、所定の前記ロット番号の前記原材料の払出シミュレーションの都度、前記製造指示数量の前記製品を構成する前記各成分に必要な残必要数量および当該各成分の配合率を更新設定する払出シミュレーションデータを取得するシミュレーションステップと、
前記検査パターンマスタに基づいて、前記払出シミュレーションデータに設定された前記各成分の前記配合率が前記規格範囲を満たすと判定した場合、前記各ロット番号の前記原材料の出庫数量を設定した移動指示データを取得する移動指示取得ステップと、
を含むことを特徴とする材料配合工程管理方法。
【請求項9】
記憶部と制御部とを備えた材料配合工程管理装置に実行させるための材料配合工程管理プログラムであって、
前記記憶部は、
製品を構成する成分、および、前記成分の規格範囲を紐付けた検査パターンを設定した検査パターンマスタと、
ロット番号毎の原材料の在庫数量を設定した在庫データ、ならびに、前記ロット番号毎の前記原材料の前記各成分の配合率を設定した検査実績データを記憶する原材料記憶手段と、
を備え、
前記制御部において、
前記製品の製造指示数量を設定した製造指示データを取得する製造指示取得ステップと、
前記検査パターンマスタ、前記在庫データ、前記検査実績データ、および、前記製造指示データに基づいて、所定の前記ロット番号の前記原材料の払出シミュレーションの都度、前記製造指示数量の前記製品を構成する前記各成分に必要な残必要数量および当該各成分の配合率を更新設定する払出シミュレーションデータを取得するシミュレーションステップと、
前記検査パターンマスタに基づいて、前記払出シミュレーションデータに設定された前記各成分の前記配合率が前記規格範囲を満たすと判定した場合、前記各ロット番号の前記原材料の出庫数量を設定した移動指示データを取得する移動指示取得ステップと、
を実行させるための材料配合工程管理プログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、材料配合工程管理装置、材料配合工程管理方法、および、材料配合工程管理プログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
特許文献1には、コンパウンド製品の各原料について、その構成成分にまで分解して全体の製品成分組成を求め、品質に最も大きな影響を与えている成分を選定し、不良率が実質的に0となる配合比率を求めることで、製造段階に入る前にコンパウンド製品の最適な組成をシミュレーションする構成が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2011-70503号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、上記特許文献1記載の発明においては、ロット毎に配合率が異なるコンパウンド原料を組み合わせて製品製造をする際に、規格に適合する払出内容をシミュレーションすることができないという課題があった。
【0005】
本発明は、上記問題点に鑑みてなされたものであって、製品毎の成分規格をマスタ化し、払出原材料のロット毎の成分検査結果を保持し、払出内容のシミュレーションを実行することができる材料配合工程管理装置、材料配合工程管理方法、および、材料配合工程管理プログラムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明に係る材料配合工程管理装置は、記憶部と制御部とを備えた材料配合工程管理装置であって、前記記憶部は、製品を構成する成分、および、前記成分の規格範囲を紐付けた検査パターンを設定した検査パターンマスタと、ロット番号毎の原材料の在庫数量を設定した在庫データ、ならびに、前記ロット番号毎の前記原材料の前記各成分の配合率を設定した検査実績データを記憶する原材料記憶手段と、を備え、前記制御部は、前記製品の製造指示数量を設定した製造指示データを取得する製造指示取得手段と、前記検査パターンマスタ、前記在庫データ、前記検査実績データ、および、前記製造指示データに基づいて、所定の前記ロット番号の前記原材料の払出シミュレーションの都度、前記製造指示数量の前記製品を構成する前記各成分に必要な残必要数量および当該各成分の配合率を更新設定する払出シミュレーションデータを取得するシミュレーション手段と、前記検査パターンマスタに基づいて、前記払出シミュレーションデータに設定された前記各成分の前記配合率が前記規格範囲を満たすと判定した場合、前記各ロット番号の前記原材料の出庫数量を設定した移動指示データを取得する移動指示取得手段と、を備えたことを特徴とする。
【0007】
また、本発明に係る材料配合工程管理装置において、前記移動指示取得手段は、更に、前記移動指示データに基づいて、前記原材料の払出数量を設定したピッキングリストを出力させることを特徴とする。
【0008】
また、本発明に係る材料配合工程管理装置において、前記移動指示取得手段は、更に、前記原材料が出荷登録された場合、前記移動指示データに基づいて、前記原材料の出庫数量を設定した移動データを取得することを特徴とする。
【0009】
また、本発明に係る材料配合工程管理装置において、前記移動指示取得手段は、更に、前記検査パターンマスタに基づいて、前記払出シミュレーションデータに設定された前記各成分の前記配合率が前記規格範囲を満たさないと判定した場合、規格外であることを示す警告メッセージを出力させることを特徴とする。
【0010】
また、本発明に係る材料配合工程管理装置において、前記制御部は、前記製品が製造実績登録された場合、前記製品の製造実績数量、および、前記原材料の投入数量を設定した製造実績データを取得する製造実績取得手段、を更に備えたことを特徴とする。
【0011】
また、本発明に係る材料配合工程管理装置において、前記制御部は、検査パターンマスタメンテ画面にて前記製品を構成する前記成分、および、前記成分の前記規格範囲が設定された場合、前記成分、および、前記成分の前記規格範囲を紐付けた前記検査パターンを前記検査パターンマスタに設定するマスタ設定手段、を更に備えたことを特徴とする。
【0012】
また、本発明に係る材料配合工程管理装置において、前記成分は、金属元素、非金属元素、無機化合物、または、有機化合物であることを特徴とする。
【0013】
また、本発明に係る材料配合工程管理方法は、記憶部と制御部とを備えた材料配合工程管理装置に実行させるための材料配合工程管理方法であって、前記記憶部は、製品を構成する成分、および、前記成分の規格範囲を紐付けた検査パターンを設定した検査パターンマスタと、ロット番号毎の原材料の在庫数量を設定した在庫データ、ならびに、前記ロット番号毎の前記原材料の前記各成分の配合率を設定した検査実績データを記憶する原材料記憶手段と、を備え、前記制御部において実行される、前記製品の製造指示数量を設定した製造指示データを取得する製造指示取得ステップと、前記検査パターンマスタ、前記在庫データ、前記検査実績データ、および、前記製造指示データに基づいて、所定の前記ロット番号の前記原材料の払出シミュレーションの都度、前記製造指示数量の前記製品を構成する前記各成分に必要な残必要数量および当該各成分の配合率を更新設定する払出シミュレーションデータを取得するシミュレーションステップと、前記検査パターンマスタに基づいて、前記払出シミュレーションデータに設定された前記各成分の前記配合率が前記規格範囲を満たすと判定した場合、前記各ロット番号の前記原材料の出庫数量を設定した移動指示データを取得する移動指示取得ステップと、を含むことを特徴とする。
【0014】
また、本発明に係る材料配合工程管理プログラムは、記憶部と制御部とを備えた材料配合工程管理装置に実行させるための材料配合工程管理プログラムであって、前記記憶部は、製品を構成する成分、および、前記成分の規格範囲を紐付けた検査パターンを設定した検査パターンマスタと、ロット番号毎の原材料の在庫数量を設定した在庫データ、ならびに、前記ロット番号毎の前記原材料の前記各成分の配合率を設定した検査実績データを記憶する原材料記憶手段と、を備え、前記制御部において、前記製品の製造指示数量を設定した製造指示データを取得する製造指示取得ステップと、前記検査パターンマスタ、前記在庫データ、前記検査実績データ、および、前記製造指示データに基づいて、所定の前記ロット番号の前記原材料の払出シミュレーションの都度、前記製造指示数量の前記製品を構成する前記各成分に必要な残必要数量および当該各成分の配合率を更新設定する払出シミュレーションデータを取得するシミュレーションステップと、前記検査パターンマスタに基づいて、前記払出シミュレーションデータに設定された前記各成分の前記配合率が前記規格範囲を満たすと判定した場合、前記各ロット番号の前記原材料の出庫数量を設定した移動指示データを取得する移動指示取得ステップと、を実行させることを特徴とする。
【発明の効果】
【0015】
本発明によれば、俗人化している業務をシステム化することで、標準化・効率化を実現するとともに、配合業務のミス防止につなげることができるという効果を奏する。また、本発明によれば、原材料の検査実績データを活用し、仕掛品の製造工程に対する払出業務の標準化・効率化を図ることができるという効果を奏する。また、本発明によれば、仕掛品を製造する際、使用する原材料をシミュレーションしながら、処理が可能であるという効果を奏する。また、本発明によれば、規格不適合の再生品や原材料を、仕掛品の規格内に収まるよう消費することができるという効果を奏する。また、本発明によれば、歩留まりの観点や品質の観点での貢献に繋げることができるという効果を奏する。また、本発明によれば、成分の比率により性能、用途、価格等が決まる、はんだ等の原料の検査情報を入荷ロット単位で保有し、製造前に成分値を確認することで、良品率の向上と生産効率向上を図ることができるという効果を奏する。また、本発明によれば、登録時のデータチェックが可能であり、ピッキングリストの発行ができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【0016】
図1図1は、本実施形態における材料配合工程管理装置の構成の一例を示すブロック図である。
図2図2は、本実施形態における材料配合工程管理装置の処理の一例を示すフローチャートである。
図3図3は、本実施形態における材料配合工程管理処理の一例を示す図である。
図4図4は、本実施形態における材料配合工程管理処理の一例を示す図である。
図5図5は、本実施形態における材料配合工程管理処理の一例を示す図である。
図6図6は、本実施形態における材料配合工程管理処理の一例を示す図である。
図7図7は、本実施形態における材料配合工程管理処理の一例を示す図である。
図8図8は、本実施形態における材料配合工程管理処理の一例を示す図である。
図9図9は、本実施形態における材料配合工程管理処理の一例を示す図である。
図10図10は、本実施形態における材料配合工程管理処理の一例を示す図である。
図11図11は、本実施形態における材料配合工程管理処理の一例を示す図である。
図12図12は、本実施形態における材料配合工程管理処理の一例を示す図である。
図13図13は、本実施形態における材料配合工程管理処理の一例を示す図である。
図14図14は、本実施形態における材料配合工程管理処理の一例を示す図である。
図15図15は、本実施形態における材料配合工程管理処理の一例を示す図である。
図16図16は、本実施形態における材料配合工程管理処理の一例を示す図である。
図17図17は、本実施形態における材料配合工程管理処理の一例を示す図である。
図18図18は、本実施形態における材料配合工程管理処理の一例を示す図である。
図19図19は、本実施形態における検査パターンマスタメンテ画面の一例を示す図である。
図20図20は、本実施形態における移動指示入力画面の一例を示す図である。
図21図21は、本実施形態における警告画面の一例を示す図である。
図22図22は、本実施形態における規格照会画面の一例を示す図である。
図23図23は、本実施形態におけるピッキングリストの一例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0017】
本発明の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、本発明は本実施形態により限定されるものではない。
【0018】
[1.概要]
まず、本発明の概要を説明する。
【0019】
従来、材料配合工程では、仕掛品の規格に沿って、原料倉庫から現場への金属の原材料の払出業務を行っており、仕掛品の規格内に収まるよう金属の原材料を払い出すが、ロット毎で金属成分値が異なっており、原材料のロットの選定や払出数算出が現場経験則で処理され、システム外でシミュレーションされるために、俗人化しており、払出業務に時間を要するとともにミスも多く発生していた。
【0020】
そこで、本実施形態においては、俗人化や多伝票数に対して、システム化(標準化)を行い、効率化すること、標準化する上で、払出業務にて経験を補うこと、原材料のロット毎に金属成分の配合率が異なることから、構成マスタ(配合率を保持したレシピ)が管理できないため、画面上にてシミュレーションを実施することで、業務サポートを行うこと、払出伝票の登録後に、ピッキングリストを発行し、在庫移動および溶解作業への進行を効率的に行うこと、ならびに、製造実績入力にて、払出実績を投入実績として初期表示させ、業務効率化を図ることに着目し、仕掛品毎に成分規格(金属成分の配合率)をマスタで管理し、払出を行う原材料に対してロット毎に金属成分値を検査結果として保持し、払出内容(仕掛品の規格内かどうか)が正しいか否かを画面上でシミュレーションおよびデータチェック(登録時)し、払出伝票の登録後にピッキングリストを発行し、製造実績入力時に払出実績がある場合、投入実績として初期表示させ、伝票登録する仕組みを提供している。
【0021】
[2.構成]
本実施形態に係る材料配合工程管理装置100の構成の一例について、図1を参照して説明する。図1は、本実施形態における材料配合工程管理装置100の構成の一例を示すブロック図である。
【0022】
図1に示すように、材料配合工程管理装置100は、市販のデスクトップ型パーソナルコンピュータである。なお、材料配合工程管理装置100は、デスクトップ型パーソナルコンピュータのような据置型情報処理装置に限らず、市販されているノート型パーソナルコンピュータ、PDA(Personal Digital Assistants)、スマートフォン、タブレット型パーソナルコンピュータなどの携帯型情報処理装置であってもよい。
【0023】
材料配合工程管理装置100は、制御部102と通信インターフェース部104と記憶部106と入出力インターフェース部108と、を備えている。材料配合工程管理装置100が備えている各部は、任意の通信路を介して通信可能に接続されている。
【0024】
通信インターフェース部104は、ルータ等の通信装置および専用線等の有線または無線の通信回線を介して、材料配合工程管理装置100をネットワーク300に通信可能に接続する。通信インターフェース部104は、他の装置と通信回線を介してデータを通信する機能を有する。ここで、ネットワーク300は、材料配合工程管理装置100とサーバ200とを相互に通信可能に接続する機能を有し、例えばインターネットやLAN(Local Area Network)等である。
【0025】
入出力インターフェース部108には、入力装置112および出力装置114が接続されている。出力装置114には、モニタ(タッチパネルを含む)の他、スピーカやプリンタを用いることができる。入力装置112には、キーボード、マウス、およびマイクの他、マウスと協働してポインティングデバイス機能を実現するモニタを用いることができる。なお、以下では、出力装置114をモニタ114またはプリンタ114とし、入力装置112をキーボード112またはマウス112として記載する場合がある。
【0026】
記憶部106には、各種のデータベース、テーブル、およびファイルなどが格納される。記憶部106には、OS(Operating System)と協働してCPU(Central Processing Unit)に命令を与えて各種処理を行うためのコンピュータプログラムが記録される。記憶部106として、例えば、RAM(Random Access Memory)・ROM(Read Only Memory)等のメモリ装置、ハードディスクのような固定ディスク装置、フレキシブルディスク、および光ディスク等を用いることができる。記憶部106は、品番マスタ106aと検査パターンマスタ106bと原材料データベース106cとを備えている。
【0027】
品番マスタ106aは、品番を設定したマスタである。ここで、品番マスタ106aは、原材料または製品(仕掛品)の品番、および、検査パターンが設定されていてもよい。
【0028】
検査パターンマスタ106bは、検査パターンを設定したマスタである。ここで、検査パターンマスタ106bは、原材料または製品の検査パターンが設定されていてもよい。また、検査パターンマスタ106bは、製品を構成する成分、および、成分の規格範囲を紐付けた検査パターンが設定されていてもよい。また、検査パターンマスタ106bは、原材料を構成する成分、および、成分の規格範囲を紐付けた検査パターンが設定されていてもよい。
【0029】
原材料データベース106cは、製品の原材料データを記憶する。ここで、原材料データベース106cは、製品の在庫データ、製造指示データ、払出シミュレーションデータ、移動指示データ、移動データ、および、製造実績データを記憶していてもよい。また、原材料データベース106cは、ロット番号毎の原材料の在庫数量を設定した在庫データ、ならびに、ロット番号毎の原材料の各成分の配合率を設定した検査実績データを記憶していてもよい。また、成分は、金属元素、非金属元素、無機化合物、または、有機化合物であってもよい。
【0030】
制御部102は、材料配合工程管理装置100を統括的に制御するCPU等である。制御部102は、OS等の制御プログラム・各種の処理手順等を規定したプログラム・所要データなどを格納するための内部メモリを有し、格納されているこれらのプログラムに基づいて種々の情報処理を実行する。制御部102は、機能概念的に、マスタ設定部102aと製造指示取得部102bとシミュレーション部102cと移動指示取得部102dと製造実績取得部102eとを備えている。
【0031】
マスタ設定部102aは、マスタを設定する。ここで、マスタ設定部102aは、品番マスタ106a、または、検査パターンマスタ106bを設定してもよい。また、マスタ設定部102aは、マスタメンテ(画面)にて設定された設定項目を品番マスタ106a、または、検査パターンマスタ106bに設定してもよい。また、マスタ設定部102aは、検査パターンマスタメンテ画面にて製品を構成する成分、および、成分の規格範囲が設定された場合、成分、および、成分の規格範囲を紐付けた検査パターンを検査パターンマスタ106bに設定してもよい。
【0032】
製造指示取得部102bは、製品の製造指示データを取得する。ここで、製造指示取得部102bは、製品(仕掛品)の製造指示数量を設定した製造指示データを取得してもよい。
【0033】
シミュレーション部102cは、原材料の払出シミュレーションを実行する。ここで、シミュレーション部102cは、原材料の払出シミュレーションの都度、製造指示数量の製品を構成する各成分に必要な残必要数量および配合率を更新設定する払出シミュレーションデータを取得してもよい。また、シミュレーション部102cは、検査パターンマスタ106b、在庫データ、検査実績データ、および、製造指示データに基づいて、所定(例えば、小さい順、または、ユーザ選択等)のロット番号の原材料の払出シミュレーションの都度、製造指示数量の製品を構成する各成分に必要な残必要数量および当該各成分の配合率を更新設定する払出シミュレーションデータを取得してもよい。
【0034】
移動指示取得部102dは、原材料の移動指示データを取得する。ここで、移動指示取得部102dは、各ロット番号の原材料の出庫数量を設定した移動指示データを取得してもよい。また、移動指示取得部102dは、検査パターンマスタ106bに基づいて、払出シミュレーションデータに設定された各成分の配合率が規格範囲を満たすと判定した場合、各ロット番号の原材料の出庫数量を設定した移動指示データを取得してもよい。また、移動指示取得部102dは、移動指示データに基づいて、原材料の払出数量を設定したピッキングリストを出力(表示、または、印刷出力)させてもよい。また、移動指示取得部102dは、原材料が出荷登録された場合、移動指示データに基づいて、原材料の出庫数量を設定した移動データを取得してもよい。また、移動指示取得部102dは、検査パターンマスタ106bに基づいて、払出シミュレーションデータに設定された各成分の配合率が規格範囲を満たさないと判定した場合、規格外であることを示す警告メッセージを出力させてもよい。
【0035】
製造実績取得部102eは、製品の製造実績データを取得する。ここで、製造実績取得部102eは、製品が製造実績登録された場合、製品の製造実績数量、および、原材料の投入数量を設定した製造実績データを取得してもよい。
【0036】
[3.具体例]
本実施形態の具体例について、図2から図23を参照して説明する。
【0037】
[材料配合工程管理処理]
ここで、図2を参照して、本実施形態における材料配合工程管理処理の一例について説明する。図2は、本実施形態における材料配合工程管理装置100の処理の一例を示すフローチャートである。
【0038】
図2に示すように、製造指示取得部102bは、ユーザにより入力装置112を介して製品(仕掛品)、および、製造指示数量が設定された場合、製品の製造指示数量を設定した製造指示データを取得する(ステップSA-1)。
【0039】
そして、シミュレーション部102cは、検査パターンマスタ106b、原材料データベース106cに記憶された在庫データおよび検査実績データ、ならびに、製造指示データに基づいて、所定のロット番号の原材料の払出シミュレーションの都度、製造指示数量の製品を構成する各成分に必要な残必要数量および当該各成分の配合率を更新設定する払出シミュレーションデータを取得する(ステップSA-2)。
【0040】
そして、移動指示取得部102dは、検査パターンマスタ106bに基づいて、払出シミュレーションデータに設定された各成分の配合率が規格範囲を満たすか否かを判定する(ステップSA-3)。
【0041】
そして、移動指示取得部102dは、払出シミュレーションデータに設定された各成分の配合率が規格範囲を満たさないと判定した場合(ステップSA-3:No)、処理をステップSA-4に移行させる。
【0042】
そして、移動指示取得部102dは、規格外であることを示す警告メッセージを出力装置114を介して出力(表示、および/または、音声出力)させ(ステップSA-4)、処理を終了する。
【0043】
一方、移動指示取得部102dは、払出シミュレーションデータに設定された各成分の配合率が規格範囲を満たすと判定した場合(ステップSA-3:Yes)、処理をステップSA-5に移行させる。
【0044】
そして、移動指示取得部102dは、各ロット番号の原材料の出庫数量を設定した移動指示データを取得する(ステップSA-5)。
【0045】
そして、移動指示取得部102dは、移動指示データに基づいて、原材料の払出数量を設定したピッキングリストを出力装置114を介して出力(表示、および/または、印刷出力)させる(ステップSA-6)。
【0046】
そして、移動指示取得部102dは、ユーザにより入力装置112を介して原材料が出荷登録された場合、移動指示データに基づいて、原材料の出庫数量を設定した移動データを取得する(ステップSA-7)。
【0047】
そして、製造実績取得部102eは、ユーザにより入力装置112を介して製品が製造実績登録された場合、製品の製造実績数量、および、原材料の投入数量を設定した製造実績データを取得し(ステップSA-8)、処理を終了する。
【0048】
ここで、図3から図18を参照して、本実施形態における材料配合工程管理処理の一例について説明する。図3から図18は、本実施形態における材料配合工程管理処理の一例を示す図である。
【0049】
本実施形態においては、図3に示すように、材料配合工程の原材料および仕掛品の品番データに検査パターンを紐付けた品番マスタ106aが設定され、且つ、図4に示すように、検査パターン毎に規格を管理する検査パターンマスタ106bが設定されている際に、図5に示すように、ロット番号毎の原材料の在庫データの測定による原材料の各成分の配合率を設定した検査実績データが取得される。
【0050】
そして、図6に示すように、本実施形態においては、生産管理課にて入力された製造指示数(製造受入数)を設定した製造指示データが取得される。なお、原材料毎且つロット毎に金属成分の配合率が異なるため、製造払出数は入力できない。
【0051】
そして、図7に示すように、本実施形態においては、材料払出業務として、原材料倉庫にて、製造指示データに対して、品番マスタ106aが参照されて配合CDが取得され、配合CDから規格(検査パターンマスタ106b)が取得される。ここで、本実施形態において、「必要数=製造指示数×検査規格」である。
【0052】
そして、本実施形態においては、原材料倉庫にて、図8に示すように、原材料の払出が実行(1行目登録)され、図9に示すように、仕掛品の配合量の残数が計算される。ここで、本実施形態において、「配合量=出庫数×検査結果」、「必要数(図9)=必要数(図7)-配合量(図8)」、および、「配合率=配合量計÷製造指示数」である。
【0053】
そして、本実施形態においては、原材料倉庫にて、図10に示すように、原材料の払出が実行(2行目登録)され、図11に示すように、仕掛品の配合量の残数が計算される。ここで、本実施形態において、「必要数(図11)=必要数(図9)-配合量(図10)」である。
【0054】
そして、本実施形態においては、原材料倉庫にて、図12に示すように、原材料の払出が実行(3行目登録)され、図13に示すように、仕掛品の配合量の残数が計算される。ここで、本実施形態において、「必要数(図13)=必要数(図11)-配合量(図12)」である。
【0055】
そして、本実施形態においては、原材料倉庫にて、図14に示すように、金属成分毎に規格内(規格範囲)の値となる場合、伝票登録が可能となり、図15に示すように、伝票登録されることで、移動指示データが生成される。
【0056】
そして、図16に示すように、本実施形態においては、ピッキングリスト発行業務として、原材料倉庫にて、移動指示データを基にピッキングリストの発行が可能となり、ピッキングリストを基に原材料倉庫の現場にて、生産管理課へ在庫移動が実施される。
【0057】
そして、図17に示すように、本実施形態においては、出荷入力(倉庫間移動)業務として、原材料倉庫にて、移動指示データを基に移動実績が登録され、出荷入力(倉庫間移動)の伝票登録が行われることで、移動データが生成され、システム上の在庫が(原材料倉庫から生産管理課へ)移動される。
【0058】
そして、図18に示すように、本実施形態においては、製造実績入力業務として、生産管理課にて、移動指示データが製造実績入力にて投入実績として引用されることが可能となり、製造実績入力にて伝票登録が行われることで、製造品(品番コード:A001、品番名:仕掛品A001、ロットNo.:LOT100)の在庫が計上され、原材料の在庫が引落される。
【0059】
また、図19を参照して、本実施形態における検査パターンマスタメンテ画面の一例について説明する。図19は、本実施形態における検査パターンマスタメンテ画面の一例を示す図である。
【0060】
図19に示すように、本実施形態においては、検査パターンマスタメンテ画面を用いて、仕掛品の配合率が登録管理されている。
【0061】
また、図20を参照して、本実施形態における一括移動指示入力処理の一例について説明する。図20は、本実施形態における移動指示入力画面の一例を示す図である。
【0062】
図20に示すように、本実施形態においては、移動指示入力画面を用いて、仕掛品の配合率に沿って、原材料の払出(配合)が行われ、行登録後、払出明細の検査実績および移動指示数に基づいて、必要数が算出される。
【0063】
また、図21を参照して、本実施形態における警告表示処理の一例について説明する。図21は、本実施形態における警告画面の一例を示す図である。
【0064】
図21に示すように、本実施形態においては、伝票登録(「F10:登録ボタン」押下)時に、規格外となった検査項目が1つでも存在する場合、警告メッセージが表示される。なお、図21に示すように、本実施形態においては、警告画面にて「はい」ボタンが選択された場合、登録処理が続行される。
【0065】
また、図22を参照して、本実施形態における規格照会処理の一例について説明する。図22は、本実施形態における規格照会画面の一例を示す図である。
【0066】
図22に示すように、本実施形態においては、「F8:規格ボタン」が押下された場合、規格の詳細データが確認可能である。すなわち、図22に示すように、本実施形態において、1明細の行登録後、「F10:登録ボタン」が押下された際に、検査項目:Sn、Pb、Agは規格外と判定されるが、検査項目:Sbは規格内のため、警告メッセージは表示されない。
【0067】
また、図23を参照して、本実施形態におけるピッキングリストの一例について説明する。図23は、本実施形態におけるピッキングリストの一例を示す図である。
【0068】
図23に示すように、本実施形態においては、ピッキングリストが印刷出力される。
【0069】
[4.国連が主導する持続可能な開発目標(SDGs)への貢献]
本実施形態により、業務効率化や企業の適切な経営判断を推進することに寄与することができるので、SDGsの目標8及び9に貢献することが可能となる。
【0070】
また、本実施形態により、廃棄ロス削減や、ペーパレス・電子化を推進することに寄与することができるので、SDGsの目標12、13及び15に貢献することが可能となる。
【0071】
また、本実施形態により、統制、ガバナンス強化に寄与することができるので、SDGsの目標16に貢献することが可能となる。
【0072】
[5.他の実施形態]
本発明は、上述した実施形態以外にも、特許請求の範囲に記載した技術的思想の範囲内において種々の異なる実施形態にて実施されてよいものである。
【0073】
例えば、実施形態において説明した各処理のうち、自動的に行われるものとして説明した処理の全部または一部を手動的に行うこともでき、あるいは、手動的に行われるものとして説明した処理の全部または一部を公知の方法で自動的に行うこともできる。
【0074】
また、本明細書中や図面中で示した処理手順、制御手順、具体的名称、各処理の登録データや検索条件等のパラメータを含む情報、画面例、データベース構成については、特記する場合を除いて任意に変更することができる。
【0075】
また、材料配合工程管理装置100に関して、図示の各構成要素は機能概念的なものであり、必ずしも物理的に図示の如く構成されていることを要しない。
【0076】
例えば、材料配合工程管理装置100が備える処理機能、特に制御部102にて行われる各処理機能については、その全部または任意の一部を、CPUおよび当該CPUにて解釈実行されるプログラムにて実現してもよく、また、ワイヤードロジックによるハードウェアとして実現してもよい。尚、プログラムは、本実施形態で説明した処理を情報処理装置に実行させるためのプログラム化された命令を含む一時的でないコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録されており、必要に応じて材料配合工程管理装置100に機械的に読み取られる。すなわち、ROMまたはHDD(Hard Disk Drive)などの記憶部などには、OSと協働してCPUに命令を与え、各種処理を行うためのコンピュータプログラムが記録されている。このコンピュータプログラムは、RAMにロードされることによって実行され、CPUと協働して制御部を構成する。
【0077】
また、このコンピュータプログラムは、材料配合工程管理装置100に対して任意のネットワークを介して接続されたアプリケーションプログラムサーバに記憶されていてもよく、必要に応じてその全部または一部をダウンロードすることも可能である。
【0078】
また、本実施形態で説明した処理を実行するためのプログラムを、一時的でないコンピュータ読み取り可能な記録媒体に格納してもよく、また、プログラム製品として構成することもできる。ここで、この「記録媒体」とは、メモリーカード、USB(Universal Serial Bus)メモリ、SD(Secure Digital)カード、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、EPROM(Erasable Programmable Read Only Memory)、EEPROM(登録商標)(Electrically Erasable and Programmable Read Only Memory)、CD-ROM(Compact Disk Read Only Memory)、MO(Magneto-Optical disk)、DVD(Digital Versatile Disk)、および、Blu-ray(登録商標) Disc等の任意の「可搬用の物理媒体」を含むものとする。
【0079】
また、「プログラム」とは、任意の言語または記述方法にて記述されたデータ処理方法であり、ソースコードまたはバイナリコード等の形式を問わない。なお、「プログラム」は必ずしも単一的に構成されるものに限られず、複数のモジュールやライブラリとして分散構成されるものや、OSに代表される別個のプログラムと協働してその機能を達成するものをも含む。なお、本実施形態に示した各装置において記録媒体を読み取るための具体的な構成および読み取り手順ならびに読み取り後のインストール手順等については、周知の構成や手順を用いることができる。
【0080】
記憶部106に格納される各種のデータベース等は、RAM、ROM等のメモリ装置、ハードディスク等の固定ディスク装置、フレキシブルディスク、および、光ディスク等のストレージ手段であり、各種処理やウェブサイト提供に用いる各種のプログラム、テーブル、データベース、および、ウェブページ用ファイル等を格納する。
【0081】
また、材料配合工程管理装置100は、既知のパーソナルコンピュータまたはワークステーション等の情報処理装置として構成してもよく、また、任意の周辺装置が接続された当該情報処理装置として構成してもよい。また、材料配合工程管理装置100は、当該装置に本実施形態で説明した処理を実現させるソフトウェア(プログラムまたはデータ等を含む)を実装することにより実現してもよい。
【0082】
更に、装置の分散・統合の具体的形態は図示するものに限られず、その全部または一部を、各種の付加等に応じてまたは機能負荷に応じて、任意の単位で機能的または物理的に分散・統合して構成することができる。すなわち、上述した実施形態を任意に組み合わせて実施してもよく、実施形態を選択的に実施してもよい。
【産業上の利用可能性】
【0083】
本発明は、はんだ業界を含む金属加工業界、および、成分による品質管理が必要な化学業界等の業界において有用である。
【符号の説明】
【0084】
100 材料配合工程管理装置
102 制御部
102a マスタ設定部
102b 製造指示取得部
102c シミュレーション部
102d 移動指示取得部
102e 製造実績取得部
104 通信インターフェース部
106 記憶部
106a 品番マスタ
106b 検査パターンマスタ
106c 原材料データベース
108 入出力インターフェース部
112 入力装置
114 出力装置
200 サーバ
300 ネットワーク
図1
図2
図3
図4
図5
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