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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2025008740
(43)【公開日】2025-01-20
(54)【発明の名称】マグネットポール
(51)【国際特許分類】
   E01F 13/02 20060101AFI20250109BHJP
   E01F 9/615 20160101ALI20250109BHJP
   E01F 15/06 20060101ALI20250109BHJP
【FI】
E01F13/02 Z
E01F9/615
E01F15/06 Z
【審査請求】未請求
【請求項の数】7
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2023111171
(22)【出願日】2023-07-06
(71)【出願人】
【識別番号】390010478
【氏名又は名称】アラオ株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110003823
【氏名又は名称】弁理士法人柳野国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】佳山 俊弥
【テーマコード(参考)】
2D064
2D101
【Fターム(参考)】
2D064AA11
2D064AA21
2D064BA03
2D064CA01
2D064DA17
2D064DB12
2D064EB22
2D101CA13
2D101DA05
2D101EA07
2D101EA11
2D101FA13
2D101FA26
2D101FB15
2D101GA15
2D101GA22
2D101HA02
2D101HA14
(57)【要約】
【課題】マグネットポールの設置面が傾斜している場合においても、ポール部を常に適正角度で立設させることができるとともに、チェーン等からなる索条体を常に適正状態で張設することが可能なマグネットポールを提供する。
【解決手段】ベース板1と、前記ベース板1の下面に固定される磁性部材2と、前記ベース板1の上面に組付けられる連結基部3と、前記連結基部3に対して前記ベース板1と平行となる回動軸41を中心に回動可能に連結される回動部5と、前記回動部5の上側に組付けられて前記ベース板1に対して交差する方向に延出されるポール部Pと、を備え、前記ポール部Pには、索条体Sが係止される二つのフック部Fが互いに対向する位置に形成され、前記フック部Fは、前記回動部5に対して前記ポール部Pの周方向に回動可能とされる、マグネットポール。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
ベース板と、
前記ベース板の下面に固定される磁性部材と、
前記ベース板の上面に組付けられる連結基部と、
前記連結基部に対して前記ベース板と平行となる回動軸を中心に回動可能に連結される回動部と、
前記回動部の上側に組付けられて前記ベース板に対して交差する方向に延出されるポール部と、を備え、
前記ポール部には、索条体が係止される二つのフック部が互いに対向する位置に形成され、
前記フック部は、前記回動部に対して前記ポール部の周方向に回動可能とされる、マグネットポール。
【請求項2】
前記ポール部は、前記回動部に固定される基部と、前記基部に対して前記ポール部の周方向に回動可能に組付けられる先端部と、を備え、
前記フック部が前記先端部に形成される、請求項1に記載のマグネットポール。
【請求項3】
前記ポール部は、前記回動部に対して前記ポール部の周方向に回動可能に組付けられる、請求項1に記載のマグネットポール。
【請求項4】
前記フック部は、前記ポール部の軸方向視で前記ポール部の外周面よりも内側に形成される、請求項2又は請求項3に記載のマグネットポール。
【請求項5】
前記ポール部には、少なくとも一箇所に反射材が設けられる、請求項4に記載のマグネットポール。
【請求項6】
前記ポール部には、他の部分よりも外径の小さい小径部が形成され、
前記反射材が前記小径部に設けられる、請求項5に記載のマグネットポール。
【請求項7】
前記ベース板と前記連結基部との間、又は、前記回動部と前記ポール部との間、の何れかに減衰材が介挿される、請求項2又は請求項3に記載のマグネットポール。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、例えば車両の通行や通行人の侵入を規制したり、あるいは車両の駐車位置を案内したりするため等に用いられるマグネットポールに関する。
【背景技術】
【0002】
従来、筒体の下部と区画壁とにより形成された凹部に、筒部と天部とからなるヨークを配設し、前記ヨークの天部に、マグネットを磁気吸着させるとともに、前記マグネットの下面に、保護板を取着してなるマグネットポールが知られている(例えば、特許文献1を参照)。
【0003】
また、例えば車両等の侵入を防止することを目的として、複数本のポールを用いるとともに、各ポールの間をチェーンで連結するように構成したチェーン連結用ポールが知られている(例えば、特許文献2を参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2006-118159号公報
【特許文献2】実用新案登録第3154693号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
特許文献1に開示されているように、マグネットポールを構成する筒体の下部にマグネットを設け、路面等に取着された鉄板からなる設置基板に磁気吸着させるように構成した場合、マグネットポールの取り付け、及び取外しを、簡単、且つ迅速に行うことが可能である。しかし、マグネットポールの設置面は水平であるとは限らず、設置面が傾斜している場合に、マグネットポールの立設方向が傾斜面と直交した斜め方向となって安定した設置状態が得られないという問題があった。
【0006】
上述のような事態が生じるのを防止するため、マグネットが設けられたベース板に対するポール部の連結角度を変化させる角度調節部を設け、これによりポール部の立設方向を調節することも考えられる。しかし、この構成を、特許文献2に開示されたチェーン連結用ポールに適用した場合、ベース板に対するポール部の傾斜方向と、このポールに設けられたチェーン係止部の向きと、を適正に一致させることができない。この場合、相隣接するポール部間に張設されるチェーンの張設方向が不自然な状態となる可能性があった。また、チェーンに対して力が加わった際に、ポールに軸回りの回転力が生じてポールの設置状態が不安定となる可能性があるとともに、ポールとチェーンの意匠性も低くなっていた。
【0007】
本発明の目的は、マグネットポールの設置面が傾斜している場合においても、ポール部を設置面に対して常に適正角度で立設させることができるとともに、チェーン等からなる索条体を適正状態で張設することが可能なマグネットポールを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明の一例に係るマグネットポールは、ベース板と、前記ベース板の下面に固定される磁性部材と、前記ベース板の上面に組付けられる連結基部と、前記連結基部に対して前記ベース板と平行となる回動軸を中心に回動可能に連結される回動部と、前記回動部の上側に組付けられて前記ベース板に対して交差する方向に延出されるポール部と、を備え、前記ポール部には、索条体が係止される二つのフック部が互いに対向する位置に形成され、前記フック部は、前記回動部に対して前記ポール部の周方向に回動可能とされたものである。
【発明の効果】
【0009】
上述のように構成されたマグネットポールを傾斜面に対して設置する場合、回動軸を中心に回動部を回動させて連結基部との連結角度を調節することにより、ポール部を常に設置面に対して適正角度で立設させることができる。また、複数本のマグネットポールを傾斜面に設置して相隣接するマグネットポール間にチェーン等からなる索条体を張設する際には、フック部を回動部に対して回動変位させることにより、前記索条体を常に適正状態で張設し得るようにフック部の向きを変化させることが可能である。
【図面の簡単な説明】
【0010】
図1】本発明のマグネットポールの立設状態を示す斜視図である。
図2】本発明のマグネットポールの立設状態を示す正面図である。
図3】本発明のマグネットポールの構成を示す部分切欠き断面図である。
図4】マグネットポールの使用状態を示す斜視図である。
図5】マグネットポールの別の使用状態を示す斜視図である。
図6】マグネットポールのさらに別の使用状態を示す斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0011】
以下、本発明に係る実施形態を図面に基づいて説明する。なお、各図において同一の符号を付した構成は、同一の構成であることを示し、その説明を省略する。
【0012】
図1図3は、本発明の一実施形態に係るマグネットポールを示している。このマグネットポールは、設置面に載置されるベース板1と、その下面に固定されるネオジウム磁石等からなる磁性部材2と、ベース板1の上面に組付けられる連結基部3と、この連結基部3に対してベース板1と平行に設置される連結ボルト4の軸部からなる回動軸41を中心に回動可能に連結される回動部5と、この回動部5の上側に組付けられてベース板1に対して交差する方向に延出されるポール部Pと、を備えている。
【0013】
ベース板1は、図3に示すように、例えば鋼板材等により、円形の天板11と下方に延びる周壁12とを有する皿状に形成されている。磁性部材2は、ベース板1内に収容可能な厚みと直径とを有し、固定ボルト21を介して天板11の下面に固定されている。なお、前記固定ボルト21に代え、接着剤等により磁性部材2をベース板1の下面に固定することも可能である。
【0014】
連結基部3は、ベース板1の上面に溶接される等の手段で組付けられる底板31と、その側端部から上方に延出する左右一対の側板32,32とを有し、この側板32,32には回動軸41が挿通される挿入孔が形成されている。
【0015】
回動部5は、連結基部3の側板32,32間に配置される左右一対の側板51,51と、その上端部同士を連結する天板52と、を有し、側板51,51には、回動軸41が挿通される挿入孔が形成されている。そして、連結ボルト4の軸部からなる回動軸41が,連結基部3の側板32,32及び回動部5の側板32,32の挿通孔に挿入されるとともに、回動軸41にスペーサ42が外嵌される。この状態で、回動軸41の先端部にナット43が螺着されることにより、連結基部3と回動部5とが回動軸41を中心として相対的に回動可能に連結されるとともに、連結基部3に対する回動部5の連結角度が使用者の所望の角度に調節可能とされる。
【0016】
ポール部Pは、回動部5に組付けられる基部6と、この基部6の上方に延出される中間体7と、その上方に延出されるとともに、中間体7に対してポール部Pの周方向に回動可能に組付けられる先端部8と、を備えている。
【0017】
ポール部Pの基部6は、例えば鋼板材等により、底板61を有する有底円筒状体に形成されている。基部6の底板61は、固定ボルト62及びナット63等を有する固定具を介して回動部5の天板52に固定されている。また、ポール部Pの下端部を回動部5の天板52に固定する前記固定ボルト62のねじ軸には、ゴム製の減衰材64が上下一対のワッシャ間に挟まれた状態で配置されている。
【0018】
ポール部Pの中間体7は、例えば合成樹脂材等により、基部6の上方部に挿入される筒状部71と、その上方に延出された隔壁部72と、その上方に延出された大径部73と、その上方に延出された小径部74と、を有する筒状に形成されている。また、小径部74の上端部には、図3に示すように、円環状の上壁部75が設けられるとともに、その下方に位置する小径部74の外周面には、ポール部Pの周方向に延びる凹溝76が形成されている。そして、中間体7の筒状部71が、基部6の上方部に挿入された状態で連結ピン77を介して連結されることにより、中間体7が、基部6及びベース板1に対して回動不能な状態で組付けられている。
【0019】
当実施形態では、図1及び図2に示すように、上下一対の大径部73,73及び小径部74,74が中間体7に設けられている。各小径部74の外周面には、必要に応じて光反射率の高い素材からなる図略の反射材が設けられている。この反射材は、大径部73とは異なる色に着色されていることが好ましい。
【0020】
ポール部Pの先端部8は、例えば中間体7と同様の素材からなり、中間体7に外嵌される下方部が筒状部81と、その中央部上面から上方に延出される細径部82と、その上部に設けられた大径部83と、その上方に延出される小径部84と、その上部に設けられた大径のキャップ部85と、を有している。小径部84の外周面には、中間体7の小径部74と同様に、光反射率の高い素材からなるとともに、大径部83及びキャップ部85とは異なる色に着色された図略の反射材が必要に応じて設けられている。
【0021】
筒状部81の内周面には、図3に示すように、中間体7の上壁部75に対応した円環状の隔壁部86が設けられるとともに、その下方には、中間体7の凹溝76に対応した凸条87がポール部Pの周方向に延びるように形成されている。そして、先端部8の筒状部81は、中間体7の上側に形成された小径部74の上端部に外嵌される。この際、図3に示す如く、筒状部81の内周面に形成された凸条87が、中間体7の上側の小径部74の外周に形成された凹溝76に嵌合される。これにより、先端部8が中間体7から離脱することを防ぐとともに、先端部8が中間体7及び基部6に対してポール部Pの周方向に回動可能とされる。
【0022】
筒状部81の上端部には、図1及び図2に示すように、一対のフック部F,Fが細径部82を挟んで互いに対向する位置に設けられている。このフック部Fは、後述の索条体が係止される被係止部としての機能を有するものである。フック部Fの上部は、ポール部Pの軸方向視でポール部Pの外周面よりも内側を向くように傾斜しており、これによりフック部Fに係止された索条体の端部が抜け難いように構成されている。
【0023】
上述のように構成されたマグネットポールは、図3に示すように、設置面上に固着された鉄材等からなる被取付板T上にベース板1が載置されることにより、その下面に固定された磁性部材2の磁力に応じて被取付板Tに磁着された状態で使用される。例えば、マグネットポールの設置面が水平面である場合には、ポール部Pをベース板1に対して直交させるように連結基部3と回動部5との連結角度を調節した状態で、両者を連結ボルト4で固定することにより、ポール部Pが鉛直方向に立設されることになる。
【0024】
一方、図4に示すように、マグネットポールの設置面が所定角度で傾斜した傾斜面である場合には、回動軸41を図4の紙面と直交する方向に向けるようにして、傾斜面上に固着された被取付板T上にベース板1を載置することにより、磁性部材2の磁力に応じて被取付板Tに磁着させる。
【0025】
次いで、回動軸41を中心に回動部5を回動させて、ポール部Pが鉛直方向を向くように連結基部3と回動部5との連結角度を調節する。このように、本実施形態に係るマグネットポールは、回動軸41を中心に回動部5を回動させて連結基部3とポール部Pとの連結角度を調節することにより、ポール部Pを常に設置面に対して適正角度で(ポール部Pが鉛直方向を向くように)立設させることができる。
【0026】
また、図4に示すように、傾斜面に沿った異なる高さ位置に複数本のマグネットポールを順次、配列するとともに、相隣接するポール部Pの間にプラスチックチェーン、もしくはロープ等からなる索条体Sを張設する場合には、フック部Fが設けられたポール部Pの先端部8を、その下方に位置する中間体7等に対して回動変位させることにより、索条体Sを適正状態(索条体Sがマグネットポールを配列する方向に延びる状態)でフック部Fに係止し得るように各フック部Fの向きを調節することができる。
【0027】
例えば、ポール部Pに設けられた一対のフック部Fが、図4の紙面と直交する方向、つまり各ポール部Pの配列方向と直交する方向に配列されていると、索条体Sが捩れた不自然な状態でフック部Fに係止されることが避けられない。このような場合に、ポール部Pの先端部8を回動変位させて、フック部Fの向きを各ポール部Pの配列方向に合わせるように調節することにより、索条体Sが捩れた状態となるのを確実に防止することができる。また、索条体Sに対して力が加わった場合でも、ポール部Pに対して軸回りの回転力が発生しないため、ポール部Pの設置状態が不安定となる可能性を低減させることができる。また、マグネットポールの意匠性を向上させることも可能となる。
【0028】
図5に示すように、傾斜面からなる設置面の同一高さ位置に複数本のマグネットポールを順次、配列するとともに、相隣接するポール部Pの間にチェーン等からなる索条体Sを張設する場合においても、フック部Fが設けられたポール部Pの先端部8を、その下方に位置する中間体7等に対して回動変位させることにより、索条体Sを適正状態で張設し得るように各フック部Fの向きを変化させることができる。
【0029】
さらに、図6に示すように、傾斜面からなる設置面の同一高さ位置、及び異なる高さ位置に、それぞれ複数本のマグネットポールを順次、環状に配列するとともに、相隣接するポール部Pの間にチェーン等からなる索条体Sを張設する場合においても、フック部Fが設けられたポール部Pの先端部8を、その下方に位置する中間体7及び基部6に対して回動変位させることにより、索条体Sをそれぞれ適正状態で張設し得るように各フック部Fの向きを変化させることができる。
【0030】
上述の実施形態では、ポール部Pが、回動部5に固定ボルト62を介して固定される基部6と、これに回動不能に連結される中間体7と、これに対してポール部Pの周方向に回動可能に組付けられる先端部8と、を備え、この先端部8にフック部Fが設けられた構成としたため、先端部8の下部を中間体7の上部に対して周方向に摺動回転させることにより、先端部8に設けられたフック部Fをスムーズに回動変位させて、各フック部Fの向きを容易かつ適正に変化させることができる。
【0031】
なお、上述の構成に代え、例えばポール部Pの基部6に設けられた底板61を、回動部5の天板52に対して固定ボルト62を中心として周方向に回動変位させることにより、ポール部Pを全体的に回転させてフック部Fの向きを調節することが可能である。この場合、底板61と天板52との間に軸受部材を介挿することもできる。この構成では、上述の実施形態に比べてフック部Fの向きを調節する作業がやや複雑になる反面、ポール部Pを、基部6及び先端部8等に分割することなく一体化させることが可能であり、その構造を簡略化することができるという利点がある。
【0032】
また、索条体Sが係止されるフック部Fを、ポール部Pの軸方向視でその外周面よりも外側に突出させた構成とすることもできるが、この場合、マグネットポールの搬送時、及び使用時に、フック部Fが邪魔になることが避けられない。このため、フック部Fが邪魔にならないように、本実施形態の如く、フック部Fをポール部Pの軸方向視でその外周面よりも内側に位置させるように形成することが好ましい。
【0033】
さらに、ポール部Pの少なくとも一箇所に反射材を設けた場合には、マグネットポールの存在を、歩行者及び車両の乗員に注目させることができるため、マグネットポールの使用価値を高めることができる。特に、上述の実施形態に示すように、ポール部Pの他の部分よりも外径の小さい小径部74,83を設け、この小径部74,83に反射材を配置すれば、マグネットポールの使用時等に反射材が障害物に接触することを抑制して、その損傷を効果的に防止できるという利点がある。
【0034】
上述の実施形態では、回動部5と前記ポール部Pとの間、具体的には、図3に示すように固定ボルト62のねじ軸にゴム製の減衰材64を介装した構成としたため、マグネットポールを道路上に設置した場合等に、路面の振動がベース板1からポール部Pの上方に伝達されるのを抑制して、ポール部Pがぐらつくのを防ぐことができる。なお、減衰材64の介装位置は、回動部5とポール部Pとの間に限られず、例えばベース板1と連結基部3との間に配置することも可能である。
【符号の説明】
【0035】
1 ベース板 2 磁性部材
3 連結基部 4 連結ボルト
5 回動部 6 ポール部の基部
7 ポール部の中間体 8 ポール部の先端部
P ポール部 F フック部

図1
図2
図3
図4
図5
図6