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<図1>
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2025009163
(43)【公開日】2025-01-20
(54)【発明の名称】端末装置及びプログラム
(51)【国際特許分類】
   G06Q 10/02 20120101AFI20250110BHJP
   G06Q 50/20 20120101ALI20250110BHJP
【FI】
G06Q10/02
G06Q50/20
【審査請求】未請求
【請求項の数】7
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2023111978
(22)【出願日】2023-07-07
【新規性喪失の例外の表示】特許法第30条第2項適用申請有り 令和5(2023)年5月31日付けで、株式会社リクルートが、ウェブサイトにて、佐藤健斗、佐々木温子、笠井康晴、望月裕之介及び渡邊知世が発明した端末装置に関して公開した。 令和5(2023)年5月31日付けで、株式会社リクルートが、ウェブサイトにて、佐藤健斗、佐々木温子、笠井康晴、望月裕之介及び渡邊知世が発明した端末装置に関するアプリを公開した。
(71)【出願人】
【識別番号】518135412
【氏名又は名称】株式会社リクルート
(74)【代理人】
【識別番号】100079108
【弁理士】
【氏名又は名称】稲葉 良幸
(74)【代理人】
【識別番号】100109346
【弁理士】
【氏名又は名称】大貫 敏史
(74)【代理人】
【識別番号】100117189
【弁理士】
【氏名又は名称】江口 昭彦
(74)【代理人】
【識別番号】100134120
【弁理士】
【氏名又は名称】内藤 和彦
(74)【代理人】
【識別番号】100139066
【弁理士】
【氏名又は名称】伊藤 健太郎
(72)【発明者】
【氏名】佐藤 健斗
(72)【発明者】
【氏名】佐々木 温子
(72)【発明者】
【氏名】笠井 康晴
(72)【発明者】
【氏名】望月 裕之介
(72)【発明者】
【氏名】渡邊 知世
【テーマコード(参考)】
5L010
5L049
5L050
【Fターム(参考)】
5L010AA03
5L049AA03
5L049CC34
5L050CC34
(57)【要約】
【課題】検索時に登録されていないイベントにもエントリーすることができる端末装置を提供する。
【解決手段】端末装置である生徒用端末4は、学校を検索するための検索条件に基づいて表示される学校のうち、イベントが登録されていない学校がイベントを登録したことを知らせる通知の受け取りを申請するための通知申請を受け付ける手段と、通知申請に対応する学校がイベントを登録した際に、通知を受信する手段と、を備える。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
学校を検索するための検索条件に基づいて表示される学校のうち、イベントが登録されていない学校がイベントを登録したことを知らせる通知の受け取りを申請するための通知申請を受け付ける手段と、
前記通知申請に対応する学校がイベントを登録した際に、前記通知を受信する手段と、
を備える端末装置。
【請求項2】
前記検索条件に基づいて表示される学校でのイベントの開催日が近くなったことを知らせるリマインドの受け取りを申請するためのリマインド申請を受け付ける手段を、さらに備える、
請求項1記載の端末装置。
【請求項3】
前記検索条件に基づいて表示される学校のうち、イベントが登録されている学校でのイベントに対する予約の申し込みを受け付ける手段を、さらに備える、
請求項2記載の端末装置。
【請求項4】
予約済みのイベントの一覧表示と、前記通知申請に対応する学校及び前記リマインド申請に対応する学校でのイベントの一覧表示とを、タブを選択して切り替える、
請求項3記載の端末装置。
【請求項5】
前記通知に含まれる導線に基づいて、前記通知に対応する学校でのイベントに対する予約の申し込みを受け付ける手段を、さらに備える、
請求項1記載の端末装置。
【請求項6】
学校でのイベントは、オープンキャンパスのイベントである、
請求項1記載の端末装置。
【請求項7】
コンピュータを、
学校を検索するための検索条件に基づいて表示される学校のうち、イベントが登録されていない学校がイベントを登録したことを知らせる通知の受け取りを申請するための通知申請を受け付ける手段、
前記通知申請に対応する学校がイベントを登録した際に、前記通知を受領する手段、
として機能させるプログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、端末装置及びプログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
下記特許文献1には、進学希望者である生徒が、学校説明会などのイベントを検索し、イベントへのエントリーなどを実行できる学校情報提供システムが開示されている。
【0003】
このシステムでは、イベントにエントリーした生徒が出願していない場合に、出願を促す電子メールを送信する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2003-141150号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ところで、特許文献1のシステムは、生徒が検索したイベントに対してエントリーしている。したがって、検索時に登録されていないイベントにエントリーすることはできない。
【0006】
本発明は、上述した課題を解決するためになされたものであり、検索時に登録されていないイベントにもエントリーすることができる端末装置及びプログラムを提供することを目的の一つとする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の一態様に係る端末装置は、学校を検索するための検索条件に基づいて表示される学校のうち、イベントが登録されていない学校がイベントを登録したことを知らせる通知の受け取りを申請するための通知申請を受け付ける手段と、通知申請に対応する学校がイベントを登録した際に、通知を受信する手段と、を備える。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、検索時に登録されていないイベントにもエントリーすることができる端末装置及びプログラムを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1】実施形態に係る端末装置である生徒用端末を含む情報処理システムの構成を例示するブロック図である。
図2】サーバ装置の構成を例示するブロック図である。
図3】生徒用端末の構成を例示するブロック図である。
図4】生徒用端末に表示される画面の一例である。
図5】生徒用端末に表示される画面の一例である。
図6】生徒用端末に表示される画面の一例である。
図7】生徒用端末に表示される画面の一例である。
図8】生徒用端末に表示される画面の一例である。
図9】生徒用端末に表示される画面の一例である。
図10】生徒用端末に表示される画面の一例である。
図11】生徒用端末に表示される画面の一例である。
図12】生徒用端末に表示される画面の一例である。
図13】生徒用端末に表示される画面の一例である。
図14】生徒用端末に表示される画面の一例である。
図15】生徒用端末に表示される画面の一例である。
図16】生徒用端末での動作の一例を説明するためのフローチャートである。
図17】生徒用端末での動作の一例を説明するためのフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本発明の実施形態について図面を参照しつつ詳細に説明する。なお、同一の要素には同一の符号を付し、重複する説明を省略する。
【0011】
[情報処理システムの概要]
図1を参照して、実施形態に係る端末装置である生徒用端末4を含む情報処理システム1の構成について説明する。情報処理システム1は、例えば、サーバ装置2と、先生用端末3と、生徒用端末4と、を含む。
【0012】
実施形態に係る情報処理システム1は、例えば、学校が開催するイベントの予約を支援するためのイベント予約支援サービスを提供するシステムである。本実施形態では、情報処理システム1において、先生が一つ以上のクラスを担当し、それぞれのクラスに一名以上の生徒が割り当てられていることを前提にして説明する。
【0013】
サーバ装置2は、例えば、イベント予約支援サービスを提供するための種々の処理を実行するコンピュータ装置である。先生用端末3は、先生が使用するコンピュータ装置であり、生徒用端末4は、生徒が使用するコンピュータ装置である。
【0014】
先生用端末3及び生徒用端末4は、例えば、スマートフォン、PC(Personal Computer)端末、ノートPC、タブレット端末、その他の端末装置であってよい。
【0015】
先生用端末3及び生徒用端末4は、イベント予約支援サービス用のアプリケーション(以下、「アプリ」ともいう。)をインストールしてもよいし、インストールしなくてもよい。
【0016】
イベント予約支援サービス用のアプリを先生用端末3又は生徒用端末4にインストールした場合には、例えば、インストールしたアプリを実行することによって先生用端末3又は生徒用端末4に表示される画面を用いて、先生用端末3又は生徒用端末4とサーバ装置2との間でデータをやり取りすることが好ましい。
【0017】
他方、イベント予約支援サービス用のアプリを先生用端末3又は生徒用端末4にインストールしない場合には、例えば、先生用端末3又は生徒用端末4がサーバ装置2の特定サイトに接続することによって先生用端末3又は生徒用端末4に表示される画面を用いて、先生用端末3又は生徒用端末4とサーバ装置2との間でデータをやり取りすることが好ましい。
【0018】
本実施形態では、例示的に、生徒用端末4がスマートフォンであり、その生徒用端末4にイベント予約支援サービス用のアプリがインストールされている場合について説明する。
【0019】
サーバ装置2、先生用端末3及び生徒用端末4は、それぞれネットワークNを介して相互に通信できるように構成される。ネットワークNは、例えば、インターネット、LAN、専用線、電話回線、企業内ネットワーク、移動体通信網、ブルートゥース(登録商標)、WiFi(Wireless Fidelity)、その他の通信回線、それらの組み合わせなどのいずれであってもよく、有線であるか無線であるかを問わない。
【0020】
[サーバ装置の構成]
図2に示すように、サーバ装置2は、物理的な構成として、例えば、プロセッサ21と、通信インタフェース22と、記憶装置23とを備える。
【0021】
プロセッサ21は、例えば、CPU(Central Processing Unit)やMPU(Micro Processing Unit)などのプロセッサである。プロセッサ21は、記憶装置23に記憶されているプログラム231を実行することで、後述する各種機能を実現する制御部211として動作する。
【0022】
通信インタフェース22は、ネットワークNに接続し、ネットワークN上の他の装置や端末と通信する通信部として機能する。
【0023】
記憶装置23は、例えば、ディスクドライブ又は半導体メモリなどのコンピュータ読み取り可能な記録媒体である。記憶装置23は、サーバ装置2の各種機能を実現するためのプログラム231及びそのプログラム231で使用される各種のデータ232などを記憶する記憶部として機能する。
【0024】
各種のデータ232には、例えば、先生に関する情報、生徒に関する情報、クラスに関する情報、イベントに関する情報、先生用端末3及び生徒用端末4の操作ログ情報などを構成するデータが含まれる。
【0025】
[生徒用端末及び先生用端末の構成]
図3に示すように、生徒用端末4は、物理的な構成として、例えば、プロセッサ41と、通信インタフェース42と、記憶装置43と、入力装置44と、表示装置45とを備える。
【0026】
プロセッサ41は、例えば、CPUやMPUなどのプロセッサである。プロセッサ41は、記憶装置43に記憶されているプログラム431を実行することで、生徒用端末4の種々の機能を実現する制御部411として動作する。
【0027】
制御部411は、生徒用端末4を操作する生徒の指示に従って、例えば、各種の画面を表示装置45に表示させる機能や、各種の画面に入力された内容を受け付ける機能、サーバ装置2との間で情報をやり取りする機能などを実現する。各種の画面については後述する。
【0028】
なお、イベント予約支援サービス用のアプリが生徒用端末4にインストールされていない場合には、生徒用端末4が、サーバ装置2の特定サイトに接続して各種の画面を表示させ、各種の画面に入力された内容を受け付けてサーバ装置2に送信することとしてもよい。
【0029】
通信インタフェース42は、ネットワークNに接続し、ネットワークN上の他の端末や装置と通信する通信部として機能する。
【0030】
記憶装置43は、例えば、ディスクドライブ又は半導体メモリなどのコンピュータ読み取り可能な記録媒体である。記憶装置43は、生徒用端末4の種々の機能を実現するためのプログラム431及びそのプログラム431で使用される種々のデータなどを記憶する記憶部として機能する。
【0031】
入力装置44は、ユーザからの入力を受け付ける入力部として機能する。入力装置44として、例えば、タッチパネル、ペンタブレット、キーボード、マウス、マイクなどを用いることができる。
【0032】
表示装置45は、画像や画面などを表示する表示部として機能する。表示装置45として、例えば、有機ELディスプレイ、液晶ディスプレイなどを用いることができる。
【0033】
ここで、先生用端末3は、生徒用端末4と同様の構成要素を備える。つまり、先生用端末3は、物理的な構成として、例えば、プロセッサと、通信インタフェースと、記憶装置と、入力装置と、表示装置とを備える。先生用端末3の各構成要素は、上述した生徒用端末4の各構成要素と同様であるため、それらの説明を省略する。
【0034】
[イベントの予約を支援する機能]
以下において、学校で開催されるイベントの予約を支援する機能について説明する。イベントには、例えば、学校により実施されるオープンキャンパスや、出願、入学試験、入学行事などが含まれる。オープンキャンパスでは、例えば、見学会、体験授業、相談会、入試説明会などを実施することができ、オンラインでオープンキャンパスを開催してもよい。学校には、例えば、大学や専門学校などが含まれる。
【0035】
イベントの予約は、例えば、生徒が生徒用端末4を操作して所望のイベントを検索し、関心のあるイベントに対して参加の予約を申し込むことにより行われる。イベントを予約する作業は、先生がクラスの生徒に対して行う授業の中で、先生の指示に従いながら進めることとしてもよい。
【0036】
図4は、イベントの検索を実行した生徒用端末4に表示される画面4aの一例である。この画面4aには、生徒が設定した検索条件を表示する欄4bと、検索条件により検出された学校を表示する欄4c、4d、4eと、が含まれる。学校を表示する欄4c、4d、4eに設けられた“イベントの一覧を見る”タグを選択(タップやクリックなどを含む)すると、学校を表示する欄4cのように、その学校で開催されるイベントの一覧が展開される。このイベントの一覧は、展開するのではなく、別画面を開き、その別画面に表示してもよい。この一覧にあるイベントのいずれかを選択すると、選択したイベントの詳細画面に遷移する。
【0037】
図5は、生徒用端末4に表示されるイベント詳細画面5aの一例である。イベント詳細画面5aには、イベントの詳細情報と、“イベントの日時を選択する”ボタン5bと、が表示される。“イベントの日時を選択する”ボタン5bを押下(タップやクリックなどを含む)すると、イベントの日時を選択するための画面が表示される。
【0038】
図6は、生徒用端末4に表示されるイベントの日時を選択するための日時選択画面6aの一例である。日時選択画面6aは、例示的に、イベント詳細画面5aの上に重ねて表示されている。日時選択画面6aには、イベントが開催される日程及び時間帯が表示される。既に予約が埋まっている日程及び時間帯は、選択できないように表示され、予約が空いている日程及び時間帯は、選択できるように表示される。予約が空いている日程及び時間帯のうち、生徒が所望する日程及び時間帯を選択すると、イベントの予約を申し込むための画面に遷移する。
【0039】
図7は、生徒用端末4に表示されるイベントの予約を申し込むための予約申込画面7aの一例である。予約申込画面7aには、予約を申し込む生徒に関する生徒情報を表示する欄7bと、“上記に同意して予約する”ボタン7cと、が表示される。生徒情報には、例えば、生徒名、学校名、学年、性別、生年月日、電話番号、メールアドレスなどが含まれる。
【0040】
生徒情報を編集する場合には、生徒情報を表示する欄7bに設けられた“編集する”タグを選択すると、編集画面が表示され、生徒情報を編集することができる。
【0041】
“上記に同意して予約する”ボタン7cを押下すると、予約を申し込む処理が実行され、予約が完了する。生徒が予約したイベントは、その生徒のマイイベントとして管理され、生徒のマイページで確認することができる。
【0042】
ここで、上述した図4の画面4aに表示されるイベントに対して、情報処理システム1では予約を受け付けないケースも想定される。このようなケースに対応するために、例えば、イベントへの参加方法を確認するための問い合せ先を生徒に案内できるようにしてもよい。
【0043】
図8は、生徒用端末4に表示される問い合わせ先を案内するための案内画面8aの一例である。案内画面8aには、例示的に、イベントの開催場所、イベントへの参加方法及び問い合せ先などを表示する欄8bと、“通知・リマインド登録する”ボタン8cと、が表示される。“通知・リマインド登録する”ボタン8cを押下すると、通知及びリマインドを生徒が受け取れるように登録するための画面に遷移する。
【0044】
図9は、生徒用端末4に表示される通知及びリマインドを登録するための通知・リマインド登録画面9aの一例である。通知・リマインド登録画面9aには、通知及びリマインドの受け取りを申請する生徒に関する生徒情報を表示する欄9bと、“上記に同意して登録”ボタン9cと、が表示される。生徒情報には、例えば、生徒名、学校名、学年、性別、生年月日、電話番号、メールアドレスなどが含まれる。生徒情報を編集する場合には、生徒情報を表示する欄9bに設けられた“編集する”タグを選択すると、編集画面が表示され、生徒情報を編集することができる。
【0045】
“上記に同意して登録”ボタン9cを押下すると、通知及びリマインドを登録する処理が実行される。通知及びリマインドを登録する処理を実行すると、登録したイベントの開催日が近くなったときに生徒がメールでリマインドを受け取ることや、登録したイベントを開催する学校で別のイベントが登録されたときに、その旨の通知を生徒がメールで受け取ることができるようになる。生徒が通知やリマインドを登録したイベントは、その生徒のマイイベントとして管理され、生徒のマイページで確認することができる。
【0046】
また、上述した図4の画面4aに表示される学校にイベントがまだ登録されていないケースも想定される。このようなケースに対応するために、例えば、イベントが登録されたことを生徒に通知できるようにしてもよい。
【0047】
図10は、図4の画面4aに表示される学校にイベントがまだ登録されていない場合に、生徒用端末4に表示される画面10aの一例である。この画面10aには、例示的に、“この学校のイベントは現在掲載がありません。”、“この学校のイベントが掲載されたらメールで通知をもらうことができます!”などのメッセージを表示する欄10bと、“通知・リマインド登録する”ボタン10cと、が表示される。
【0048】
通知・リマインド登録する”ボタン10cを押下すると、上述した図9の通知・リマインド登録画面9aと同様の画面に遷移する。遷移した画面で生徒が通知の受け取りを申請し、申請した学校でイベントが登録されると、その旨を知らせるための通知メールが生徒に送信される。
【0049】
通知メールを受信した生徒が、通知メール内に埋め込まれたリンク(導線)を選択すると、登録されたイベントを閲覧できるようになる。
【0050】
図11は、通知メールのリンクを選択した生徒用端末4に表示されるイベント一覧画面11aの一例である。イベント一覧画面11aには、生徒が通知の受け取りを申請した学校で開催されるイベントの一覧11bが表示される。この一覧11bに含まれるイベントのいずれかを選択すると、上述した図5のイベント詳細画面5aに遷移する。イベント詳細画面5aに遷移した後は、上述した図6の日時選択画面6a及び図7の予約申込画面7aを経て予約を申し込むことになる。予約したイベントは、生徒のマイページで確認することができる。
【0051】
図12は、生徒用端末4に表示されるマイページ画面12aの一例である。同図のマイページ画面12aには、例示的に、生徒がイベントを予約している場合に表示される予約済みのイベント表示欄12bが表示されている。予約済みのイベント表示欄12bには、生徒が予約したイベントのうちの1件を表示することが好ましい。予約済みのイベント表示欄12bに表示する1件は、開催日が最も近いイベントであってもよいし、最後に予約したイベントであってもよい。生徒が予約したイベントは、“予約済みのイベント・通知リマインド一覧”タグ12cを選択することで表示される一覧画面で閲覧することができる。
【0052】
図13及び図14は、生徒用端末4に表示されるマイイベント一覧画面13a、14aの一例である。マイイベントには、例えば、生徒が予約したイベントや、生徒が通知及びリマインドを申請して登録したイベントが含まれる。図13のマイイベント一覧画面13aには、生徒が予約したイベントの一覧が表示され、図14のマイイベント一覧画面14aには、生徒が通知及びリマインドを申請したイベントの一覧が表示される。
【0053】
マイイベント一覧画面13aとマイイベント一覧画面14aとの表示の切り替えは、“予約済み”タブ13b又は“通知・リマインド”タブ14bを選択することで切り替えることができる。
【0054】
図13のマイイベント一覧画面13aには、例示的に、生徒が予約したイベントのうち、まだ開催されていないイベントを表示する欄13cと、生徒が予約したイベントのうち、既に開催されて終了したイベントを表示する欄13dと、が表示されている。
【0055】
図14のマイイベント一覧画面14aには、例示的に、新しいイベントが登録されたときに通知を受け取れるように生徒が申請した学校を表示する欄14cと、イベントの開催日が近くなったときにリマインドを受け取れるように生徒が申請したイベントを表示する欄14dと、が表示されている。マイイベント一覧画面14aに表示される学校やイベントを編集する場合には、“編集する”ボタン14eを押下する。
【0056】
図15は、“編集する”ボタン14eを押下したときに生徒用端末4に表示される編集画面15aの一例である。
【0057】
学校単位に設けられるチェック欄15c及びイベント単位に設けられるチェック欄15dのいずれか一つ以上を選択し、“選択した項目を削除する”ボタン15eを押下すると、選択した項目に対応する学校やイベントがマイイベントから削除される。
【0058】
[生徒用端末の動作]
図16及び図17を参照して、情報処理システム1における生徒用端末4の動作の一例について説明する。
【0059】
図16は、通知やリマインドの申請又はイベントの予約申込を生徒用端末4で行う際の動作の一例である。
【0060】
最初に、授業を受けるクラスの生徒が、生徒用端末4を操作して、学校で開催されるイベントを検索する(ステップS101)。この検索により、例えば、図4の画面4aが表示される。
【0061】
続いて、生徒が生徒用端末4を操作して、イベントが登録されていない学校を選択した場合(ステップS102;YES)に、生徒用端末4の制御部411は、その学校がイベントを登録したことを知らせる通知の受け取りを生徒が申請するための通知申請を受け付けたかどうかを判定する(ステップS103)。通知申請を受け付けたかどうかは、例えば、図9の通知・リマインド登録画面9aの“上記に同意して登録”ボタン9cが押下されたかどうかにより判定することができる。
【0062】
上記ステップS103で通知申請を受け付けたと判定された場合(ステップS103;YES)に、生徒用端末4の制御部411は、通知申請に対応する通知・リマインドを登録し(ステップS104)、本動作を終了する。なお、ステップS103で通知申請がなされない場合(ステップS103;NO)にも本動作を終了する。
【0063】
上記ステップS102において、生徒が生徒用端末4を操作して、イベントが登録されていない学校を選択したのではなく、既に登録されているイベントを選択した場合(ステップS102;NO)に、生徒用端末4の制御部411は、選択されたイベントに対する予約がシステムで受け付けられるかどうかを判定する(ステップS105)。
【0064】
上記ステップS105でイベントに対する予約がシステムでは受け付けられないと判定された場合(ステップS105;NO)に、生徒用端末4の制御部411は、上述したステップS103に処理を移行し、通知やリマインドの受け取りを生徒が申請するための通知・リマインド申請を受け付けたかどうかを判定する(ステップS103)。この判定で通知・リマインド申請を受け付けたと判定された場合(ステップS103;YES)に、生徒用端末4の制御部411は、通知・リマインド申請に対応する通知やリマインドを登録し(ステップS104)、本動作を終了する。
【0065】
上記ステップS105でイベントに対する予約がシステムで受け付けられると判定された場合(ステップS105;YES)に、生徒用端末4の制御部411は、そのイベントに対する予約の申し込みを受け付けたかどうかを判定する(ステップS106)。予約の申し込みを受け付けたかどうかは、例えば、図7の予約申込画面7aの“上記に同意して予約する”ボタン7cが押下されたかどうかにより判定することができる。
【0066】
上記ステップS106で予約の申し込みを受け付けたと判定された場合(ステップS106;YES)に、生徒用端末4の制御部411は、予約の申し込みに対応するイベントを予約し(ステップS107)、本動作を終了する。なお、ステップS106で予約の申し込みがなされない場合(ステップS106;NO)にも本動作を終了する。
【0067】
図17は、通知申請したイベントの予約を生徒用端末4で行う際の動作の一例である。
【0068】
最初に、生徒用端末4の制御部411は、通知メールを表示したかどうかを判定する(ステップS201)。この判定がNOである場合(ステップS201;NO)にはYESになるまでステップS201の判定を繰り返すか、待機する。
【0069】
上記ステップS201で通知メールを表示したと判定された場合(ステップS201;YES)に、生徒が生徒用端末4を操作して、通知メールのリンクを選択したかどうかを判定する(ステップS202)。この判定がNOである場合(ステップS202;NO)にはYESになるまでステップS202の判定を繰り返すか、待機する。
【0070】
上記ステップS202で生徒が通知メールのリンクを選択したと判定された場合(ステップS202;YES)に、生徒用端末4の制御部411は、選択されたリンク先で閲覧可能なイベントに対する予約の申し込みを受け付けたかどうかを判定する(ステップS203)。予約の申し込みを受け付けたかどうかは、例えば、図7の予約申込画面7aの“上記に同意して予約する”ボタン7cが押下されたかどうかにより判定することができる。
【0071】
上記ステップS203で予約の申し込みを受け付けたと判定された場合(ステップS203;YES)に、生徒用端末4の制御部411は、予約の申し込みに対応するイベントを予約し(ステップS204)、本動作を終了する。なお、ステップS203で予約の申し込みがなされない場合(ステップS203;NO)にも本動作を終了する。
【0072】
[実施形態の効果]
上述したように、実施形態に係る生徒用端末4を含む情報処理システム1によれば、学校を検索するための検索条件に基づいて表示される学校のうち、イベントが登録されていない学校がイベントを登録したことを知らせる通知の受け取りを生徒が申請するための通知申請を受け付けて、その通知申請を登録させることができ、その通知申請に対応する学校がイベントを登録した際に、その旨を知らせる通知を受信することができる。そして、受信した通知に含まれるリンクに基づいて、その通知に対応する学校でのイベントに対する予約の申し込みを受け付けることで、そのイベントを予約することができる。
【0073】
これにより、実施形態に係る生徒用端末4を含む情報処理システム1によれば、検索時に登録されていないイベントにもエントリーすることが可能となる。
【0074】
なお、本発明は、上述した実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において、他の様々な形で実施することができる。このため、上記実施形態はあらゆる点で単なる例示にすぎず、限定的に解釈されるものではない。例えば、上述した各処理ステップは処理内容に矛盾を生じない範囲で任意に順番を変更し、又は並列に実行することができる。
【0075】
また、上述した実施形態におけるプログラムは、CD、DVDなどの光学ディスク、磁気ディスク、半導体メモリなどの各種の記録媒体(コンピュータ読み取り可能な記録媒体)を通じて、又は通信ネットワークなどを介してサーバ装置(媒体)からダウンロードすることにより、コンピュータにインストール又はロードすることができる。
【符号の説明】
【0076】
1…情報処理システム、2…サーバ装置、3…先生用端末、4…生徒用端末、21…プロセッサ、22…通信インタフェース、23…記憶装置、41…プロセッサ、42…通信インタフェース、43…記憶装置、44…入力装置、45…表示装置、211…制御部、231…プログラム、232…データ、411…制御部、431…プログラム、N…ネットワーク
図1
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