IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

知財求人 - 知財ポータルサイト「IP Force」

2025-92127IPL(インテンスパルスライト)照射後及び/又はレーザー施術後の皮膚の色素沈着改善用組成物
<>
  • -IPL(インテンスパルスライト)照射後及び/又はレーザー施術後の皮膚の色素沈着改善用組成物 図1
  • -IPL(インテンスパルスライト)照射後及び/又はレーザー施術後の皮膚の色素沈着改善用組成物 図2
  • -IPL(インテンスパルスライト)照射後及び/又はレーザー施術後の皮膚の色素沈着改善用組成物 図3
< >
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2025092127
(43)【公開日】2025-06-19
(54)【発明の名称】IPL(インテンスパルスライト)照射後及び/又はレーザー施術後の皮膚の色素沈着改善用組成物
(51)【国際特許分類】
   A61K 31/05 20060101AFI20250612BHJP
   A61P 17/00 20060101ALI20250612BHJP
   A61K 8/34 20060101ALI20250612BHJP
   A61Q 19/00 20060101ALI20250612BHJP
【FI】
A61K31/05
A61P17/00
A61K8/34
A61Q19/00
【審査請求】未請求
【請求項の数】9
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2023207806
(22)【出願日】2023-12-08
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.プルロニック
(71)【出願人】
【識別番号】000113470
【氏名又は名称】ポーラ化成工業株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110004163
【氏名又は名称】弁理士法人みなとみらい特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】横田 真理子
(72)【発明者】
【氏名】山地 史哉
(72)【発明者】
【氏名】諸隈 亜佑美
(72)【発明者】
【氏名】中山 和紀
(72)【発明者】
【氏名】山▲崎▼ 研志
【テーマコード(参考)】
4C083
4C206
【Fターム(参考)】
4C083AC471
4C083AC472
4C083CC04
4C083CC05
4C083CC07
4C083DD08
4C083DD12
4C083DD23
4C083DD31
4C083DD41
4C083EE13
4C083EE16
4C206AA01
4C206AA02
4C206CA19
4C206KA01
4C206MA01
4C206MA04
4C206MA33
4C206MA36
4C206MA48
4C206MA83
4C206NA14
4C206ZA89
(57)【要約】
【課題】IPL(インテンスパルスライト)照射後及び/又はレーザー施術後の皮膚の色素沈着改善効果を有する新規な組成物を見いだすこと。
【解決手段】4-アルキルレゾルシノール及び/又はその塩を有効成分として含む、IPL(インテンスパルスライト)照射後及び/又はレーザー施術後の皮膚の色素沈着改善用組成物。
【選択図】図1


【特許請求の範囲】
【請求項1】
4-アルキルレゾルシノール及び/又はその塩を有効成分として含む、IPL(インテンスパルスライト)照射後及び/又はレーザー施術後の皮膚の色素沈着改善用組成物。
【請求項2】
前記の色素沈着改善用皮膚外用組成物は、メラニン色素性疾患、老人性色素斑、シミ、肝斑から選ばれる一又は二以上の、症状軽減及び/又は再発防止のためのものである、請求項1に記載の、IPL(インテンスパルスライト)照射後及び/又はレーザー施術後の皮膚の色素沈着改善用組成物。
【請求項3】
前記のIPL(インテンスパルスライト)照射後及び/又はIPL(インテンスパルスライト)照射後及び/又はレーザー施術後の皮膚はIPL(インテンスパルスライト)照射後及び/又はレーザー施術によりTYR遺伝子発現量の減少した皮膚であり、
前記の色素沈着改善用組成物は、TRP1遺伝子発現量を減少させるため、及び/又は、チロシナーゼ活性を阻害するためのものである、請求項1又は2に記載の、IPL(インテンスパルスライト)照射後及び/又はレーザー施術後の皮膚の色素沈着改善用組成物。
【請求項4】
TRP1遺伝子発現量を減少させることにより、及び/又はチロシナーゼ活性を阻害することにより、
メラニン色素性疾患、老人性色素斑、シミ、肝斑から選ばれる一又は二以上の、症状軽減及び/又は再発防止をする、請求項1又は2に記載の、IPL(インテンスパルスライト)照射後及び/又はレーザー施術後の皮膚の色素沈着改善用組成物。
【請求項5】
4-アルキルレゾルシノール及び/又はその塩を有効成分として0.02質量%上5質量%以下含有することを特徴とする、請求項1又は2に記載の、IPL(インテンスパルスライト)照射後及び/又はレーザー施術後の皮膚の色素沈着改善用組成物。
【請求項6】
皮膚外用組成物であることを特徴とする、請求項1又は2に記載の、IPL(インテンスパルスライト)照射後及び/又はレーザー施術後の皮膚の色素沈着改善用組成物。
【請求項7】
前記4-アルキルレゾルシノール及び/又はその塩は、4-n-ブチルレゾルシノールであることを特徴とする、請求項1又は2に記載の、IPL(インテンスパルスライト)照射後及び/又はレーザー施術後の皮膚の色素沈着改善用組成物。
【請求項8】
4-アルキルレゾルシノール及び/又はその塩を有効成分とする、IPL(インテンスパルスライト)照射後及び/又はレーザー施術後の皮膚の色素沈着改善剤。
【請求項9】
IPL(インテンスパルスライト)照射後及び/又はレーザー施術後に、4-アルキルレゾルシノール及び/又はその塩を有効成分として含む、色素沈着改善用組成物をIPL(インテンスパルスライト)照射後及び/又はレーザー施術後の皮膚に塗布することを特徴とする、IPL(インテンスパルスライト)照射後及び/又はレーザー施術後の色素沈着症状改善のための美容方法(ただし、医療行為を除く)。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、4-アルキルレゾルシノール及び/又はその塩を有効成分とするIPL(インテンスパルスライト)照射後及び/又はレーザー施術後の皮膚の色素沈着改善用組成物に関する。
【背景技術】
【0002】
近年の医療技術の進歩により、美容医療に対する関心が高まっている。
美容医療として、IPL(インテンスパルスライト)施術、レーザー施術が、近年注目を集めている。
【0003】
ところで、従来、美容医療施術後の肌に対して、烏梅(Prunus mume)抽出物を有効成分として含有するレーザー施術後のアフターケア用皮膚外用組成物が知られている(特許文献1)
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特許5973443号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
上記先行技術のあるところ、本発明者は、IPL(インテンスパルスライト)照射後及び/又はレーザー施術後の皮膚の色素沈着改善効果を発揮する、新規な組成物を見いだすべく鋭意研究を行った。
その結果、4-アルキルレゾルシノール及び/又はその塩が、IPL(インテンスパルスライト)照射後及び/又はレーザー施術後の皮膚に対する、顕著な色素沈着改善効果を有することを見出した。
【0006】
すなわち、本発明は、IPL(インテンスパルスライト)照射後及び/又はレーザー施術後の皮膚の色素沈着を改善する、新規な組成物を提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
[1]上記課題を解決する本発明は、4-アルキルレゾルシノール及び/又はその塩を有効成分とする、IPL(インテンスパルスライト)照射後及び/又はレーザー施術後の皮膚の色素沈着改善用組成物である。
本発明によれば、IPL(インテンスパルスライト)照射後及び/又はレーザー施術後の皮膚の色素沈着を改善することができる。
【0008】
[2]本発明の好ましい実施の形態は、前記の色素沈着改善用皮膚外用組成物は、メラニン色素性疾患、老人性色素斑、シミ、肝斑から選ばれる一又は二以上の、症状軽減及び/又は再発防止のための[1]に記載の皮膚の色素沈着改善用組成物である。
【0009】
[3]
本発明の好ましい実施の形態では、前記のIPL(インテンスパルスライト)照射後及び/又はIPL(インテンスパルスライト)照射後及び/又はレーザー施術後の皮膚はIPL(インテンスパルスライト)照射後及び/又はレーザー施術によりTYR遺伝子発現量の減少した皮膚である、[1]又は[2]に記載の皮膚の色素沈着改善用組成物である。
また、本発明の好ましい実施の形態では、前記の色素沈着改善用組成物は、TRP1遺伝子発現量を減少させるため、及び/又は、チロシナーゼ活性を阻害するための、[1]又は[2]に記載の皮膚の色素沈着改善用組成物である。
【0010】
[4]本発明の好ましい実施の形態は、TRP1遺伝子発現量を減少させることにより、及び/又はチロシナーゼ活性を阻害することにより、メラニン色素性疾患、老人性色素斑、シミ、肝斑から選ばれる一又は二以上の、症状軽減及び/又は再発防止をする、[1]~[3]の何れかに記載の皮膚の色素沈着改善用組成物である。
【0011】
[5]本発明の好ましい実施の形態は、4-アルキルレゾルシノールを有効成分として0.02質量%上5質量%以下含有することを特徴とする、[1]~[4]の何れかに記載の皮膚の色素沈着改善用組成物である。
【0012】
[6]本発明の好ましい実施の形態は、皮膚外用組成物であることを特徴とする、[1]~[5]の何れかに記載の皮膚の色素沈着改善用組成物である。
【0013】
[7]本発明の好ましい実施の形態では、前記4-アルキルレゾルシノールは、4-n-ブチルレゾルシノールであることを特徴とする、[1]~[6]の何れかに記載の皮膚の色素沈着改善用組成物である。
【0014】
本発明は、4-アルキルレゾルシノールを有効成分とする、IPL(インテンスパルスライト)照射後及び/又はレーザー施術後の皮膚の色素沈着改善剤でもある。
【0015】
本発明は、IPL(インテンスパルスライト)照射後及び/又はレーザー施術後に、4-アルキルレゾルシノールを有効成分として含む、色素沈着改善用組成物をIPL(インテンスパルスライト)照射後及び/又はレーザー施術後の皮膚に塗布することを特徴とする、IPL(インテンスパルスライト)照射後及び/又はレーザー施術後の色素沈着症状改善のための美容方法(ただし、医療行為を除く)でもある。
【発明の効果】
【0016】
本発明によれば、IPL(インテンスパルスライト)照射後及び/又はレーザー施術後の皮膚の色素沈着を改善する、新規な組成物を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0017】
図1】実施例2の結果を示す図であって、肝斑部位のMelanin indexの推移を示す図である。
図2】実施例3の結果を示す図であって、肝斑部位のBrown Spotsの推移を示す図である。
図3】実施例3の結果を示す図であって、被験者の代表図である。
【発明を実施するための形態】
【0018】
<IPL(インテンスパルスライト)照射後及び/又はレーザー施術後の皮膚の色素沈着改善用組成物>
以下、本発明のIPL(インテンスパルスライト)照射後及び/又はレーザー施術後の皮膚の色素沈着改善用組成物について、詳細を説明する。
【0019】
(1)有効成分
本発明のIPL(インテンスパルスライト)照射後及び/又はレーザー施術後の皮膚の色素沈着改善用組成物は、4-アルキルレゾルシノール及び/又はその塩を有効成分とする。
【0020】
4-アルキルレゾルシノール及び/又はその塩におけるアルキル基としては、直鎖であっても、分岐構造を有していても、環状構造を有していても良い。
4-アルキルレゾルシノール及び/又はその塩におけるアルキル基の好ましい炭素鎖の長さは、2~20であり、より好ましくは3~18である。
具体的には、4-アルキルレゾルシノール及び/又はその塩におけるアルキル基として、プロピル基、n-ブチル基、i-ブチル基、tert-ブチル基、アミル基、イソアミル基、シクロペンチル基、シクロヘキシル基、イソオクチル基、アミル基、イソアミル基、イソブチル基、ターシャリーブチル基、1-メチルプロピル基、1-メチルブチル基、1-エチルプロピル基、1-エチル-2-メチルプロピル基、1-イソプロピル-2-メチルプロピル基、1,1-ジメチルー3-メチルブチル基、1-ブチルペンチル基、1-イソブチル-3-メチルブチル基又はイソステアリル基を好ましく例示できる。
【0021】
4-アルキルレゾルシノール及び/又はその塩は、レゾルシンと前記アルキル基に対応するカルボン酸を塩化亜鉛の存在下縮合し、亜鉛アマルガム/塩酸で還元する方法や、レゾルシンと前記アルキル基に対応するアルコールとを200~400℃の高温下で縮合させる方法等の公知の方法により製造できる(例えば、Lille ,J. ; Bitter, L. A.; Peiner, V. Trudy-Nauchono-Issledovatel' skii Institut Slantsev (1969), No.18, 127-34、特開2006-124358号公報、特開2006-124357号公報を参照)。
【0022】
本発明において、4-アルキルレゾルシノールは、4-n-ブチルレゾルシノールであることが好ましい。
【0023】
また、4-アルキルレゾルシノールの塩に関して、例えば、ナトリウム塩、カリウム塩等のアルカリ金属塩、カルシウム塩、マグネシウム塩等のアルカリ土類金属塩、アンモニウム塩、トリエチルアミン塩、トリエタノールアミン塩、モノエタノールアミン塩等の有機アミン塩、リジン塩、アルギニン塩等の塩基性アミノ酸塩等が好適に例示できる。かかる成分は唯一種含有させることも出来るし、二種以上を組み合わせて含有させることも出来る。
【0024】
また、本発明にかかる4-アルキルレゾルシノール及び/又はその塩は、市販のものを用いることができる。
【0025】
(2)用途
4-アルキルレゾルシノール及び/又はその塩は、後述の実施例で示す通り、IPL(インテンスパルスライト)照射後及び/又はレーザー施術後の皮膚の色素沈着を改善する顕著な作用を奏する。
より具体的には、IPL(インテンスパルスライト)照射後及び/又はレーザー施術後に本件有効成分を適用することで皮膚の色素沈着を改善することができる。
【0026】
また、本発明によれば、IPL(インテンスパルスライト)照射後及び/又はレーザー施術後に本件有効成分を適用することで、IPL(インテンスパルスライト)照射及び/又はレーザー施術自体の効用をより優れたものとすることができる。
すなわち、本発明は、4-アルキルレゾルシノール及び/又はその塩を有効成分として含む、IPL(インテンスパルスライト)照射後及び/又はレーザー施術後の皮膚の色素沈着改善用組成物の形態とすることができる。
【0027】
ここで、皮膚の色素沈着としては、例えば、メラニン色素性疾患、老人性色素斑、シミ、肝斑等を挙げることができる。
すなわち、本発明は、メラニン色素性疾患、老人性色素斑、シミ、肝斑から選ばれる一又は二以上の、症状軽減及び/又は再発防止のためのIPL(インテンスパルスライト)照射後及び/又はレーザー施術後の皮膚の色素沈着改善用組成物の形態とすることができる。
なお、本願明細書において、IPL照射とは、酒さ、赤ら顔、毛細血管拡張症、ざ瘡の改善や、引き締めを目的とする美容目的のIPL照射をいう。
【0028】
ここで、IPL(インテンスパルスライト)の照射には、公知のIPL(インテンスパルスライト)照射機器を用いることができる。
IPL(インテンスパルスライト)照射機器としては、例えば、STELLAR M22 (株式会社日本ルミナス) を挙げることができる。
【0029】
以下、本発明の有効成分の適用対象をIPL(インテンスパルスライト)照射後の皮膚を対象とした場合における、IPL(インテンスパルスライト)照射の好ましい条件を詳述する。
【0030】
IPL(インテンスパルスライト)照射の照射波長は、415-1200nmの範囲内であることが好ましい。
上記条件でIPL(インテンスパルスライト)照射をした皮膚に対して本発明の有効成分の適用することで、より、優れた、色素沈着改善作用を得ることができる。
【0031】
また、IPL(インテンスパルスライト)照射の出力は、好ましくは5J/cm以上、より好ましくは8J/cm以上、さらに好ましくは10J/cm以上である。
また、IPL(インテンスパルスライト)照射の出力は、好ましくは25J/cm以下、より好ましくは20J/cm以下、さらに好ましくは18J/cm以下である。
上記条件でIPL(インテンスパルスライト)照射をした皮膚に対して本発明の有効成分の適用することで、より、優れた、色素沈着改善作用を得ることができる。
【0032】
また、IPL(インテンスパルスライト)照射の施術回数は、好ましくは1回以上である。
また、IPL(インテンスパルスライト)照射の施術回数は、好ましくは30回以下、より好ましくは25回以下、さらに好ましくは20回以下である。
上記条件でIPL(インテンスパルスライト)照射をした皮膚に対して本発明の有効成分の適用することで、より、優れた、色素沈着改善作用を得ることができる。
【0033】
また、レーザー施術には、公知のレーザー施術機器を用いることができる。
レーザー施術機器としては、例えば、Enlighten SR (医療機器、キュテラ株式会社)、Enlighten III (医療機器、キュテラ株式会社)を挙げることができる。
なお、本願明細書において、レーザー施術とは、老人性色素斑や肝斑等の色素沈着症状の他、太田母斑、異所性蒙古斑、外傷性色素沈着の改善/除去や、毛穴の引き締めを目的とする、美容目的のレーザー施術をいう。
【0034】
以下、本発明の有効成分の適用対象をレーザー施術後の皮膚を対象とした場合における、レーザー施術の好ましい条件を詳述する。
【0035】
レーザー施術のスポット径は、好ましくは4mm以上、より好ましくは6mm以上である。
また、レーザー施術のスポット径は、好ましくは10mm以下、より好ましくは8mm以上である。
上記条件でレーザー施術をした皮膚に対して本発明の有効成分の適用することで、より、優れた、色素沈着改善作用を得ることができる。
【0036】
レーザー施術の波長は、1064nmの波長を含むことが好ましい。
上記条件でレーザー施術をした皮膚に対して本発明の有効成分の適用することで、より、優れた、色素沈着改善作用を得ることができる。
【0037】
また、レーザー施術の出力は、好ましくは0.2J/cm以上である。
また、レーザー施術の出力は、好ましくは1.5J/cm以下、より好ましくは1J/cm以下、さらに好ましくは0.6J/cm以下である。
上記条件でレーザー施術をした皮膚に対して本発明の有効成分の適用することで、より、優れた、色素沈着改善作用を得ることができる。
【0038】
また、レーザー施術の施術回数は、好ましくは1回以上である。
また、レーザー施術の施術回数は、好ましくは30回以下、より好ましくは25回以下、さらに好ましくは20回以下である。
上記条件でレーザー施術をした皮膚に対して本発明の有効成分の適用することで、より、優れた、色素沈着改善作用を得ることができる。
【0039】
ここで、IPL(インテンスパルスライト)照射及び/又はレーザー施術により、皮膚におけるTYR遺伝子発現量が減少する。
そのため、本発明は、IPL(インテンスパルスライト)照射及び/又はレーザー施術によりTYR遺伝子発現量が減少した皮膚を適用対象とすることが好ましい。
【0040】
また、メラニンは、チロシンからチロシナーゼ、TRP-1,2により、合成される。
そして、4-アルキルレゾルシノール及び/又はその塩は、TRP1遺伝子発現量を減少させる作用と、チロシナーゼ活性を阻害する作用を奏する。
そのため、本発明は、TRP1遺伝子発現量を減少させるため、及び/又は、チロシナーゼ活性を阻害するためのものであることが好ましい。
【0041】
ここで、IPL(インテンスパルスライト)照射及び/又はレーザー施術によっても、メラニン産生遺伝子のうち、TRP1遺伝子の発現量の減少作用は不十分である。より具体的には、IPL(インテンスパルスライト)照射及び/又はレーザー施術によるTRP1遺伝子の発現低下の程度は、非シミ部位(色素沈着症状の現れていない部位)ほどには至らず、TRP1遺伝子の発現量は依然として高いままであった。
そして、IPL(インテンスパルスライト)照射及び/又はレーザー施術によるTRP1遺伝子の発現低下が不十分であったという課題に対して、部外品・化粧品との併用はこれまで検討されていなかった。
ここで、後述の実施例に示す通り、4-アルキルレゾルシノール及び/又はその塩は、IPL(インテンスパルスライト)照射後及び/又はレーザー施術によりTYR遺伝子発現量の減少した皮膚に対し、TRP1遺伝子発現量を減少させるため、及び/又は、チロシナーゼ活性を阻害するための形態とすることが好ましい。
上記形態とすることで、IPL(インテンスパルスライト)照射及び/又はレーザー施術では対処しきれない色素沈着の原因にまでアプローチすることができ、より、優れた色素沈着症状の改善作用、色素沈着症状の改善期間の短縮、色素沈着症状の再発防止をすることができる。
【0042】
(3)用法・用量
本発明のIPL(インテンスパルスライト)照射後及び/又はレーザー施術後の皮膚の色素沈着改善用組成物における、4-アルキルレゾルシノール及び/又はその塩の含有量は、総量で0.02質量%以上、より好ましくは0.2質量%以上、より好ましくは2質量%以上である。
また、本発明のIPL(インテンスパルスライト)照射後及び/又はレーザー施術後の皮膚の色素沈着改善用組成物における、4-アルキルレゾルシノール及び/又はその塩の含有量は、総量で10質量%以下、より好ましくは7質量%以下、より好ましくは5質量%以下である。
【0043】
また、本発明の色素沈着改善用組成物の適用量は、その形態に応じて、前記有効成分を、総量で、好ましくは0.001~100g/日、より好ましくは0.01~50g/日、特に好ましくは0.1~10g/日の範囲で皮膚に適用するのに適した量とすることもできる。
【0044】
また、本発明の本発明の色素沈着改善用組成物は、好ましくは2週間以上、より好ましくは4週間以上、特に好ましくは12週間以上継続して用いられることが好ましい。
【0045】
皮膚外用組成物としては、化粧料、医薬部外品、医薬品などが好適に例示できる。
【0046】
本発明にかかる剤は、皮膚外用組成物の形態とすることが好ましい。皮膚外用組成物は、適宜公知の方法及び機器を使用して製造することができる。
【0047】
皮膚外用組成物の好ましい形態として、ローション剤、乳化剤、ゲル剤、クリーム剤、軟膏剤、パック、軟膏、スプレー、テープ剤、パップ剤等の形態を挙げることができる。
また、具体的には、皮膚外用組成物の好ましい形態として、乳濁液、ペースト、ゲル、ローション、クリーム、保湿オイル、パウダー、界面活性剤含有クレンジング、オイルにから選ばれる剤形を好適に例示できる。
【0048】
本発明を皮膚外用組成物の形態とする場合、IPL(インテンスパルスライト)照射後及び/又はレーザー施術後の皮膚の色素沈着改善効果を損ねない範囲で、美白成分、しわ改善成分、抗炎症成分、米糠以外の動植物由来の抽出物、有効成分以外に通常化粧料で使用される成分を、任意成分として配合してもよい。
これらの任意成分は、市販されているものを入手して配合してもよく、公知の方法で合成したものを配合してもよい。また、各任意成分は、2以上の効果(例えば、美白効果としわ改善効果)を有していてもよい。
【0049】
また、皮膚外用組成物の形態として提供する場合、その組成も特に限定されず、本発明の効果を損ねない限度において、通常使用される任意成分を含有することもできる。このような任意成分としては、例えば、マカデミアナッツ油、アボカド油、トウモロコシ油、オリーブ油、ナタネ油、ゴマ油、ヒマシ油、サフラワー油、綿実油、ホホバ油、ヤシ油、パーム油、液状ラノリン、硬化ヤシ油、硬化油、モクロウ、硬化ヒマシ油、ミツロウ、キャンデリラロウ、カルナウバロウ、イボタロウ、ラノリン、還元ラノリン、硬質ラノリン、ホホバロウ等のオイル、ワックス類;流動パラフィン、スクワラン、プリスタン、オゾケライト、パラフィン、セレシン、ワセリン、マイクロクリスタリンワックス等の炭化水素類;オレイン酸、イソステアリン酸、ラウリン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、ステアリン酸、ベヘン酸、ウンデシレン酸等の高級脂肪酸類;セチルアルコール、ステアリルアルコール、イソステアリルアルコール、ベヘニルアルコール、オクチルドデカノール、ミリスチルアルコール、セトステアリルアルコール等の高級アルコール等;イソオクタン酸セチル、ミリスチン酸イソプロピル、イソステアリン酸ヘキシルデシル、アジピン酸ジイソプロピル、セバチン酸ジ-2-エチルヘキシル、乳酸セチル、リンゴ酸ジイソステアリル、ジ-2-エチルヘキサン酸エチレングリコール、ジカプリン酸ネオペンチルグリコール、ジ-2-ヘプチルウンデカン酸グリセリン、トリ-2-エチルヘキサン酸グリセリン、トリ-2-エチルヘキサン酸トリメチロールプロパン、トリイソステアリン酸トリメチロールプロパン、テトラ-2-エチルヘキサン酸ペンタンエリトリット等の合成エステル油類等の油剤類;脂肪酸セッケン(ラウリン酸ナトリウム、パルミチン酸ナトリウム等)、ラウリル硫酸カリウム、アルキル硫酸トリエタノールアミンエーテル等のアニオン界面活性剤類;塩化ステアリルトリメチルアンモニウム、塩化ベンザルコニウム、ラウリルアミンオキサイド等のカチオン界面活性剤類;イミダゾリン系両性界面活性剤(2-ココイル-2-イミダゾリニウムヒドロキサイド-1-カルボキシエチロキシ2ナトリウム塩等)、ベタイン系界面活性剤(アルキルベタイン、アミドベタイン、スルホベタイン等)、アシルメチルタウリン等の両性界面活性剤類;ソルビタン脂肪酸エステル類(ソルビタンモノステアレート、セスキオレイン酸ソルビタン等)、グリセリン脂肪酸類(モノステアリン酸グリセリン等)、プロピレングリコール脂肪酸エステル類(モノステアリン酸プロピレングリコール等)、硬化ヒマシ油誘導体、グリセリンアルキルエーテル、POEソルビタン脂肪酸エステル類(POEソルビタンモノオレエート、モノステアリン酸ポリオキエチレンソルビタン等)、POEソルビット脂肪酸エステル類(POE-ソルビットモノラウレート等)、POEグリセリン脂肪酸エステル類(POE-グリセリンモノイソステアレート等)、POE脂肪酸エステル類(ポリエチレングリコールモノオレート、POEジステアレート等)、POEアルキルエーテル類(POE2-オクチルドデシルエーテル等)、POEアルキルフェニルエーテル類(POEノニルフェニルエーテル等)、プルロニック型類、POE・POPアルキルエーテル類(POE・POP2-デシルテトラデシルエーテル等)、テトロニック類、POEヒマシ油・硬化ヒマシ油誘導体(POEヒマシ油、POE硬化ヒマシ油等)、ショ糖脂肪酸エステル、アルキルグルコシド等の非イオン界面活性剤類;ポリエチレングリコール、グリセリン、エリスリトール、ソルビトール、マルチトール、プロピレングリコール、2,4-ヘキサンジオール等の多価アルコール類;ピロリドンカルボン酸ナトリウム、乳酸、乳酸ナトリウム等の保湿成分類;パラアミノ安息香酸系紫外線吸収剤;アントラニル酸系紫外線吸収剤;サリチル酸系紫外線吸収剤;桂皮酸系紫外線吸収剤;ベンゾフェノン系紫外線吸収剤;糖系紫外線吸収剤;2-(2'-ヒドロキシ-5'-t-オクチルフェニル)ベンゾトリアゾール、4-メトキシ-4'-t-ブチルジベンゾイルメタン等の紫外線吸収剤類などが好ましく例示できる。
【0050】
また、本発明を皮膚外用組成物とする場合、本発明は「IPL(インテンスパルスライト)照射後及び/又はレーザー施術後の皮膚の色素沈着改善のため」の用途の表示が付された形態とすることも好ましい。
【0051】
前記「表示」は、需要者に対して前記用途を知らしめる機能を有する全ての表示を含む。すなわち、前記用途を想起・類推させうるような表示であれば、表示の目的、表示の内容、表示する対象物・媒体等の如何に拘わらず、全て前記「表示」に該当する。
また、前記「表示が付された」とは、前記表示と、皮膚外用組成物等(製品)を関連付けて認識させようとする表示行為が存在していることをいう。
【0052】
表示行為は、需要者が前記用途を直接的に認識できるものであることが好ましい。具体的には、本発明に係る商品又は商品の包装への前記用途の記載行為、商品に関する広告、価格表もしくは取引書類(電磁的方法により提供されるものを含む)への前記用途の記載行為が例示できる。
【0053】
経口組成物とする場合、本発明の有効成分を含む食品用組成物とすることもできる。
具体的には、一般食品、錠剤、顆粒剤、ドリンク剤等の剤形を有するサプリメントの形態とすることができる。
【0054】
ここで、経口組成物における4-アルキルレゾルシノール及び/又はその塩の含有量については、前述の皮膚外用組成物の好ましい実施の形態の記載を準用することができる。
【0055】
また、経口組成物とする場合、本発明の効果を損なわない範囲において、任意成分を適宜配合してもよい。
【0056】
<IPL(インテンスパルスライト)照射後及び/又はレーザー施術後の皮膚の色素沈着改善剤>
また、本発明は、4-アルキルレゾルシノール及び/又はその塩からなる、IPL(インテンスパルスライト)照射後及び/又はレーザー施術後の皮膚の色素沈着改善剤でもある。
【0057】
なお、本発明の色素沈着改善剤における好ましい実施の形態には、前述した内容を適用することができる。
【0058】
<皮膚の色素沈着改善方法/美容方法>
また、本発明は、4-アルキルレゾルシノール及び/又はその塩を皮膚に適用することを特徴とする、皮膚の色素沈着改善方法とすることもできる。
本発明によれば、4-アルキルレゾルシノール及び/又はその塩を皮膚に適用することで、皮膚の色素沈着の症状軽減及び/又は再発防止をすることができる。
【0059】
また、IPL(インテンスパルスライト)照射後及び/又はレーザー施術後に、4-アルキルレゾルシノールを有効成分として含む、色素沈着改善用組成物をIPL(インテンスパルスライト)照射後及び/又はレーザー施術後の皮膚に塗布することを特徴とする、IPL(インテンスパルスライト)照射後及び/又はレーザー施術後の色素沈着症状改善のための美容方法をすることができる。
【0060】
本発明にかかる方法は、本発明にかかる皮膚外用組成物の販売者、メイクアップ・アーティスト、美容スタッフ、カウンセラーまたはエステティシャン、一般ユーザー(IPL(インテンスパルスライト)照射及び/又はレーザー施術被験者)等が行うことができる。
【0061】
ここで、本発明の皮膚の色素沈着改善方法及び/又は色素沈着症状改善のための美容方法は、医療行為を含まない。より具体的には、本発明の皮膚の色素沈着改善方法及び/又は色素沈着症状改善のための美容方法は非治療的方法である。
【0062】
なお、本発明の方法における好ましい実施の形態には、前述した内容を適用することができる。
【実施例0063】
以下に実施例を挙げて、本発明について、さらに詳細に説明を加えるが、本発明がかかる実施例にのみ限定されないことは言うまでもない。
【0064】
<試験条件>
【0065】
(1)被験者
研究員(医師)によるグレード判定の結果、一定程度以上の肝斑を有すると判断された被験者48名(本試験被験者)を選定した。
【0066】
選定した被験者48名を、以下に示す試験対象群に分けた。
両試験群に対して、下記の(2)のレーザー施術を行った。
【0067】
そして、試験試料併用群(24名)に対しては、下記(3)の試験試料の塗布を行った。
一方、レーザー照射のみ群(24名)に対しては、下記(3)の試験試料の塗布を行わなかった。
【0068】
(2)レーザー施術条件
使用機器:Enlighten SR (医療機器、キュテラ株式会社)
施術仕様: ピコレーザートーニング
スポット径:8mm
波長: 1064nm
出力: 0.3J/cm
照射方法: 中空照射
ショット数: 1500-2000ショットもしくは2巡(顔面全体を2巡照射)
レーザー施術タイミング:試験開始から0,2,4,6,8,10週時点
レーザー施術回数:計6回(以降、レーザー施術タイミングを基準に、第〇週目測定回とも表記)
【0069】
(3)試験試料/試験試料塗布
(i)試験試料
4-n-ブチルレゾルシノールを有効成分として含む、美容液を試験試料とした。
【0070】
(ii)塗布条件
1日2回朝夜に、被験者は、試験試料を、色素沈着部位を含む全顔に十分量塗布した(ただし、レーザー施術当日は、試験試料の塗布を行わない)
【0071】
上記条件での試験を行い、被験者に対して以下の測定/評価(以下、実施例と表記)を行った。
【0072】
<実施例1> IGA(Investigator Global Assessment)評価
本実施例では、IGA(Investigator Global Assessment)により、皮膚の色素沈着症状の改善度合いを評価した。
【0073】
・方法
各測定回で取得した顔画像を0週時点の写真と比較して、被験者の試験対象群内訳を知らない医師がIGA(Investigator Global Assessment)により5段階で皮膚の色素沈着症状の改善度合いを5段階(著名改善、改善、軽微改善、不変、悪化)で評価した。
結果を、下表に示す。
【0074】
【表1】
【0075】
・結果
試験開始後4週では、試験試料併用群、レーザー照射のみ群(有効成分併用なし)いずれの群においても軽微改善の患者が出現したこと。
また、試験試料併用群では、軽微改善の患者出現数ならびに軽微改善以上の患者出現割合が2倍高かった。よって、レーザー照射単独と比較して、4-アルキルレゾルシノール及び/又はその塩をレーザー照射と併用することが、早期かつ高い、色素沈着症状の改善効果をもたらすことが明らかになった。また、4-アルキルレゾルシノール及び/又はその塩をレーザー照射とともに継続使用することにより、さらなる効果が期待できることもわかった。
【0076】
<実施例2> メラニンインデックスの評価
本実施例では、メラニンインデックスにより、皮膚の色素沈着症状の改善度合いを評価した。
【0077】
・方法
各測定回で、肝斑部位をメグザメータ(Cutometer DUAL MPA580、Courage+Khazaka)で測定し、メラニンインデックスを算出した。統計解析でP値を算出し(GraphPad Prism 9、MDF)、P値 0.05未満を統計学的に有意差ありとした (*P<0.050,****P<0.0001)。
結果を図1に示す。
【0078】
・結果
0週では、群間での有意な差異は認められなかった。試験開始後4週では、レーザー照射と4-アルキルレゾルシノール及び/又はその塩併用群、レーザー照射群(有効成分併用なし)いずれの群においてもメラニンインデックスの有意な減少が認められたことから、いずれの介入も肝斑改善に有効であることが確認された。
また、0週と比較した試験開始後4週のメラニンインデックスは、レーザー照射群で91.9%まで低下し、4-アルキルレゾルシノール及び/又はその塩併用群では87.0%まで低下した。つまり、4-アルキルレゾルシノール及び/又はその塩併用群でより高いメラニン抑制効果が認められ、P値も低かった。さらに、試験開始後4週の4-アルキルレゾルシノール及び/又はその塩併用群は、試験開始後2週と比べてもメラニンインデックスが有意に低下した。よって、レーザー照射単独と比較して、4-アルキルレゾルシノール及び/又はその塩を併用することが早期かつ高い改善効果をもたらすことが明らかになった。また、4-アルキルレゾルシノール及び/又はその塩をレーザー照射とともに継続使用することにより、さらなる効果が期待できることもわかった。
【0079】
<実施例3> Brown spot rankingでの評価。
本実施例では、左右頬部の写真をVISIA evolutionで撮影し、Brown spot rankingにより、皮膚の色素沈着症状の改善度合いを評価した。
【0080】
・方法
各測定回で、左右頬部の写真をVISIA evolution(Canfield)で撮影し、Brown spotの値を算出した。統計解析でP値を算出し(GraphPad Prism 9、MDF)、P値 0.05未満を統計学的に有意差ありとした (*P<0.050)。
結果を図2図3に示す。
【0081】
・結果
0週では、群間での有意な差異は認められなかった。試験開始後2週および4週において、試験試料併用群のみでBrown spotの有意な低下が確認された。よって、レーザー照射単独と比較して、4-アルキルレゾルシノール及び/又はその塩を併用することが早期かつ高い改善効果をもたらすことが明らかになった。また、4-アルキルレゾルシノール及び/又はその塩をレーザー照射とともに継続使用することにより、さらなる効果が期待できることもわかった。
【0082】
<結論>
本実施例の結果により、4-アルキルレゾルシノール及び/又はその塩は、IPL(インテンスパルスライト)照射後及び/又はレーザー施術後の皮膚の色素沈着改善用組成物として、顕著な効果を発揮することが分かった。
また、本実施例の結果により、4-アルキルレゾルシノール及び/又はその塩は、IPL(インテンスパルスライト)照射後及び/又はレーザー施術後の皮膚に対して、副作用なく、使用できる成分であることが分かった。
【産業上の利用可能性】
【0083】
本発明によれば、IPL(インテンスパルスライト)照射後及び/又はレーザー施術後の皮膚の色素沈着を改善できる組成物を提供することができる。
図1
図2
図3