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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2025009316
(43)【公開日】2025-01-20
(54)【発明の名称】情報処理装置及びプログラム
(51)【国際特許分類】
   H04N 5/783 20060101AFI20250110BHJP
   H04N 21/431 20110101ALI20250110BHJP
   G09G 5/37 20060101ALI20250110BHJP
   G09G 5/00 20060101ALI20250110BHJP
【FI】
H04N5/783
H04N21/431
G09G5/37 600
G09G5/00 530T
G09G5/00 510H
【審査請求】未請求
【請求項の数】6
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2023112233
(22)【出願日】2023-07-07
(71)【出願人】
【識別番号】521165529
【氏名又は名称】株式会社コンセプトラボ
(74)【代理人】
【識別番号】100176072
【弁理士】
【氏名又は名称】小林 功
(72)【発明者】
【氏名】北崎 圭史
(72)【発明者】
【氏名】寺沢 篤史
(72)【発明者】
【氏名】藤田 匡輝
【テーマコード(参考)】
5C164
5C182
【Fターム(参考)】
5C164MA02S
5C164UB41S
5C164UB81P
5C164YA11
5C182AB11
5C182AC03
5C182AC13
5C182AC14
5C182AC43
5C182BA03
5C182BA04
5C182BA06
5C182BA65
5C182BC26
5C182CB12
5C182CC21
(57)【要約】
【課題】タグを含む動画の表示制御において、タグに対する操作に適した表示制御ができる情報処理装置及びプログラムを提供する。
【解決手段】プログラムは、コンピュータを、動画及び動画上に表示されるタグを画面上の所定の領域に表示制御し、タグが操作された場合、動画の表示制御を停止する第1表示制御部、並びにタグが操作された場合にタグに対応付けられているコンテンツを所定の領域に表示制御する第2表示制御部として機能させる。
【選択図】図1A
【特許請求の範囲】
【請求項1】
コンピュータを、
動画及び前記動画上に表示されるタグを画面上の所定の領域に表示制御し、前記タグが操作された場合、前記動画の表示制御を停止する第1表示制御部、
前記タグが操作された場合に、前記タグに対応付けられているコンテンツを前記所定の領域に表示制御する第2表示制御部、
として機能させるプログラム。
【請求項2】
前記コンピュータを、
前記第2表示制御部が前記所定の領域に前記コンテンツを表示制御している場合に、前記コンテンツに対する操作を取得する操作取得部、
として機能させ、
前記第2表示制御部は、前記操作取得部が取得した操作に基づいて、前記コンテンツの表示制御を続行又は停止する、
請求項1に記載のプログラム。
【請求項3】
前記第2表示制御部は、前記操作取得部が取得した操作が所定の操作である場合、前記コンテンツの表示制御を停止する、
請求項2に記載のプログラム。
【請求項4】
前記第1表示制御部は、前記操作取得部が取得した操作が所定の操作である場合、前記所定の領域における前記動画の表示制御を再開する、
請求項3に記載のプログラム。
【請求項5】
前記コンピュータを、
前記操作取得部が取得した操作に基づいて、前記動画を含むウェブページと異なるウェブページを表示制御する第3表示制御部、
として機能させる、
請求項2~4のいずれか一項に記載のプログラム。
【請求項6】
動画及び前記動画上に表示されるタグを画面上の所定の領域に表示制御し、前記タグが操作された場合、前記動画の表示制御を停止する第1表示制御部と、
前記タグが操作された場合に、前記タグに対応付けられているコンテンツを前記所定の領域に表示制御する第2表示制御部と、
を備える情報処理装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、情報処理装置及びプログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
従来から、動画の表示制御を行う技術が知られている。
【0003】
これに関し、特許文献1には、ユーザからの操作に従って動画の表示制御を切り替える技術が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2021-78127号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、特許文献1に記載の技術では、タグを含む動画において、タグに対して操作が行われた場合、動画の表示制御において当該操作に不適な制御を行う可能性があるという問題があった。
【0006】
本発明はこのような問題に鑑みてなされたものであり、その目的は、タグを含む動画の表示制御において、タグに対する操作に適した表示制御ができる情報処理装置及びプログラムを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記課題を解決するために、本発明のプログラムは、コンピュータを、動画及び前記動画上に表示されるタグを画面上の所定の領域に表示制御し、前記タグが操作された場合、前記動画の表示制御を停止する第1表示制御部、前記タグが操作された場合に、前記タグに対応付けられているコンテンツを前記所定の領域に表示制御する第2表示制御部、として機能させる。
【0008】
また、本発明のプログラムは、前記コンピュータを、前記第2表示制御部が前記所定の領域に前記コンテンツを表示制御している場合に、前記コンテンツに対する操作を取得する操作取得部、として機能させ、前記第2表示制御部は、前記操作取得部が取得した操作に基づいて、前記コンテンツの表示制御を続行又は停止する。
【0009】
また、前記第2表示制御部は、前記操作取得部が取得した操作が所定の操作である場合、前記コンテンツの表示制御を停止する。
【0010】
また、前記第1表示制御部は、前記操作取得部が取得した操作が所定の操作である場合、前記所定の領域における前記動画の表示制御を再開する。
【0011】
また、本発明のプログラムは、前記コンピュータを、前記操作取得部が取得した操作に基づいて、前記動画を含むウェブページと異なるウェブページを表示制御する第3表示制御部、として機能させる。
【0012】
また、本発明の情報処理装置は、動画及び前記動画上に表示されるタグを画面上の所定の領域に表示制御し、前記タグが操作された場合、前記動画の表示制御を停止する第1表示制御部と、前記タグが操作された場合に、前記タグに対応付けられているコンテンツを前記所定の領域に表示制御する第2表示制御部と、を備える。
【発明の効果】
【0013】
本発明によれば、情報処理装置及びプログラムは、タグを含む動画の表示制御において、タグに対する操作に適した表示制御ができる。
【図面の簡単な説明】
【0014】
図1A】本実施形態に係るウェブページにおいて動画が表示されている場合の一例を示す図である。
図1B】本実施形態に係るウェブページにおいてコンテンツが表示されている場合の一例を示す図である。
図2】本実施形態に係る情報処理装置のハードウェア構成の一例を示す図である。
図3】本実施形態に係る情報処理装置の機能的構成の一例を示すブロック図である。
図4】本実施形態に係る情報処理装置がウェブページを表示する場合の処理の流れの一例を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0015】
以下、添付図面を参照しながら本発明の実施形態(以下、「本実施形態」という。)について説明する。説明の理解を容易にするため、各図面において同一の構成要素及びステップに対しては可能な限り同一の符号を付して、重複する説明は省略する。
【0016】
<ウェブページの概要>
図1Aは、本実施形態に係るウェブページ1において動画10が表示されている場合の一例を示す図である。また、図1Bは、本実施形態に係るウェブページ1においてコンテンツ13Aが表示されている場合の一例を示す図である。本実施形態において、ウェブページ1は、画面上に領域A1が設けられており、領域A1の下側に領域A2が設けられている。なお、画面上における領域A1及びA2の配置位置は、図1Aに示すものに限られるものでない。領域A1及びA2は、上下が逆に配置されていても良いし、左右に配置されても良いし、離れて設けられていても良いし、領域A1及びA2以外の領域が画面上に設けられていても良い。
【0017】
領域A1は、ウェブページ1において、動画10及び動画10に表示されるタグ11A~11Zに対応付けられているコンテンツ13A~13Zのうちいずれかが表示される領域である。また、領域A1は、ユーザによる押下などの操作を受け付ける。領域A1は、動画10が表示制御されている状態において、タグ11Aに対してユーザの指による押下やマウスポインタによるクリックなどの操作が行われた場合、動画10の表示制御が停止し、図1Bに示すようにタグ11Aに対応付けられているコンテンツ13A~13Zが表示制御される。また、領域A1は、右上に購入対象として設定されている商品の確認及び決済を行うためのカート閲覧ボタン14が設けられている。カート閲覧ボタン14が操作されると、動画10の表示制御が停止し、ウェブページ1が購入対象として設定されている商品の確認及び決済を行うための購入ページに遷移する。
【0018】
領域A2は、ウェブページ1において、動画10の再生や停止、巻戻し、早送り、スキップ、再生時点の遷移、音量調整、画面サイズの調整などの操作を行うために操作オブジェクト12が設けられる領域である。
【0019】
図1Bを参照しつつ、タグ11Aに対して操作が行われた場合に表示制御されるコンテンツ13Aについて説明する。コンテンツ13Aは、タグ11Aに対応付けられているポップアップタグなどのコンテンツであり、例えば、商品画像131と、テキストボックス132と、停止ボタン133と、購入ボタン134とを含んで構成される。
【0020】
商品画像131は、タグ11Aに予め対応付けられている商品に関する画像である。テキストボックス132は、タグ11Aに予め対応付けられている商品に関する情報や説明文などを表示するためのオブジェクトである。停止ボタン133は、コンテンツ13Aの表示制御を停止するためのボタンである。購入ボタン134は、タグ11Aに予め対応付けられている商品を購入対象として設定しカートに追加するためのボタンである。
【0021】
コンテンツ13Aが領域A1に表示制御されている場合、コンテンツ13Aに対して行われる操作に基づいて、コンテンツ13Aの表示制御が続行又は停止され、動画10の表示制御が再開されるか又は停止されたままになる。続いて、コンテンツ13Aに対する操作に対するコンテンツ13A及び動画10の表示制御について説明する。
【0022】
<分岐I:ポップアップを閉じる>
停止ボタン133が押下やクリックなどによって選択された場合、領域A1におけるコンテンツ13Aの表示制御が停止し、領域A1における動画10の表示制御が再開する。
【0023】
<分岐II:商品をカートに投入>
購入ボタン134が押下やクリックなどによって選択された場合、コンテンツ13Aに対応付けられている商品が1つ購入対象として設定され、カートに追加される。続いて、領域A1におけるコンテンツ13Aの表示制御が停止し、領域A1における動画10の表示制御が再開する。
【0024】
<分岐III:他の動画に遷移する>
商品画像131が例えば押下やクリックなどによって選択された場合、領域A1におけるコンテンツ13Aの表示制御が停止し、領域A1における動画10とは異なる動画が領域A1に表示制御される。分岐IIIにおいて、領域A1に表示制御される動画は、コンテンツ13Aに対応付けられている商品に関連付けられている動画である。
【0025】
<分岐IV:外部のウェブページに遷移する>
テキストボックス132が例えば押下やクリックなどによって選択された場合、領域A1におけるコンテンツ13Aの表示制御が維持されたまま、ウェブページ1が表示制御されているタブとは異なるタブが新たに設けられ、ウェブページ1とは異なるウェブページが新たに設けられたタブに表示制御される。
【0026】
なお、分岐I~分岐IVの処理が行われる条件となる操作は、あくまで一例であり、互いに異なっていればどのような操作であっても良い。
【0027】
<ハードウェア構成>
続いて、ウェブページ1を表示するための情報処理装置2のハードウェア構成について説明する。図2は、本実施形態に係る情報処理装置2のハードウェア構成の一例を示す図である。図2に示すように、情報処理装置2は、例えば、記憶装置21と、CPU(Central Processing Unit)22と、メモリ23と、通信装置24と、入出力装置25とを主に備えて構成される。
【0028】
記憶装置21は、ハードディスク等で構成される。この記憶装置21は、CPU22における処理の実行に必要な各種プログラムや各種の情報、及び処理結果の情報を記憶する。
【0029】
CPU22は、メモリ23又は記憶装置21等に格納された所定のプログラムを実行することにより、各種の機能的構成として機能する。この機能的構成の詳細については後述する。
【0030】
通信装置24は、外部の装置と通信するための通信インターフェース等で構成される。通信装置24は、例えば、ウェブページ1を閲覧するユーザの端末との間で各種の情報を送受信する。
【0031】
入出力装置25は、情報処理装置2の操作者が情報処理装置2に対して操作を行うための入力を受け付けるとともに、情報処理装置2から提供される情報を操作者に対して表示する。
【0032】
なお、情報処理装置2は、専用又は汎用のサーバ・コンピュータなどを用いて実現することができる。また、情報処理装置2は、単一の装置より構成されるものであっても、通信ネットワーク上に分散した複数の装置より構成されるものであってもよい。また、図2は、情報処理装置2が有する主要なハードウェア構成の一部を示しているに過ぎず、情報処理装置2は、コンピュータが一般的に備える他の構成を備えても良い。
【0033】
<機能的構成>
図3は、本実施形態に係る情報処理装置2の機能的構成の一例を示すブロック図である。図3に示すように、情報処理装置2は、機能的構成として、例えば、第1表示制御部210と、第2表示制御部220と、第3表示制御部230と、操作取得部240と、記憶部250とを備える。記憶部250以外の機能的構成は、記憶装置21等に格納されたプログラムをCPU22が実行することにより実現される。
【0034】
第1表示制御部210は、動画10及びタグ11A~11Zを画面上の領域A1に表示制御する。また、第1表示制御部210は、タグ11A~11Zが操作された場合、動画10の表示制御を停止する。また、第1表示制御部210は、コンテンツ13A~13Zのうちいずれかが領域A1に表示制御されている場合、操作取得部240による所定の操作の取得に応じて、動画10の表示制御を再開する。また、第1表示制御部210は、ユーザによって操作オブジェクト12が操作された場合、再生や停止、巻戻し、早送り、スキップ、再生時点の遷移、画面サイズの調整などの表示制御のうち当該操作に応じた表示制御を動画10に対して行う。なお、第1表示制御部210は、動画10の表示制御において、記憶部250に記憶されているタグ情報251A~251Zを参照し、タグ情報251A~251Zが示し情報に従って、タグ11A~11Zを動画10上に表示制御する。
【0035】
第2表示制御部220は、領域A1に表示制御されているタグ11A~11Zが操作された場合に、操作されたタグ11A~11Zに対応付けられているコンテンツ13A~13Zを領域A1に表示制御する。また、第2表示制御部220は、操作取得部240が取得した操作に応じて、コンテンツ13A~13Zの表示制御を続行又は停止する。なお、第2表示制御部220は、操作取得部240が取得した操作が所定の操作である場合、コンテンツ13A~13Zの表示制御を停止する。所定の操作は、例えば、停止ボタン133の選択や購入ボタン134の選択、商品画像131の選択などである。
【0036】
第3表示制御部230は、領域A1に表示制御されているタグ11A~11Zが操作された場合に、操作取得部240が取得した操作に基づいて、動画10を含むウェブページ1と異なるウェブページを表示制御する。なお、第3表示制御部230は、ウェブページ1と異なるウェブページを表示制御するにあたって、ウェブページ1が表示制御されているタブとは異なるタブを新たに生成し、生成したタブにウェブページ1と異なるウェブページを表示制御する。また、第3表示制御部230は、ウェブページ1に含まれるオブジェクトのうち、動画10、タグ11A~11Z及びコンテンツ13A~13Z以外のオブジェクトの表示制御を行う。
【0037】
操作取得部240は、タグ11A~11Zに対する操作、及びコンテンツ13A~13Zに対する操作を取得する。具体的には、操作取得部240は、領域A1に動画10が表示制御されている場合において、動画10上に表示されるタグ11A~11Zに対する操作を取得する。また、操作取得部240は、第2表示制御部220が領域A1にコンテンツ13A~13Zを表示制御している場合において、表示制御されているコンテンツ13A~13Zに対する操作を取得する。操作取得部240は、取得した操作がどのような操作であるかを判定し、判定した結果を第1表示制御部210、第2表示制御部220及び第3表示制御部230に伝達する。
【0038】
記憶部250は、ウェブページ1や動画10、タグ情報251A~251Z、コンテンツ13A~13Zなどを記憶する機能的構成である。ウェブページ1、動画10、及びコンテンツ13A~13Zについては、図1A及び図1Bを参照しつつ既に説明した通りであるため、その説明を省略する。
【0039】
タグ情報251A~251Zは、動画10と一緒に表示制御されるタグ11A~11Zに関する情報である。タグ情報251A~251Zは、タグ11A~11Zの形状や動画10上における動き、動画10上に表示され始める時間である表示開始時間、動画10上における表示が終了する時間である表示終了時間、コンテンツ13A~13Zとの対応関係、商品画像131との対応関係などの情報を含む。
【0040】
<一連の処理の流れ>
以上、情報処理装置2の機能的構成について説明した。次に、情報処理装置2の一連の処理の流れについて詳しく説明する。図4は、本実施形態に係る情報処理装置2がウェブページ1を表示する場合の処理の流れの一例を示すフローチャートである。なお、図4では、一例として、本実施形態に係る情報処理装置2がウェブページ1を表示するにあたって、タグ11Aに対して分岐Iに対応する操作が行われた場合の処理の流れを示す。
【0041】
(ステップSP10)
情報処理装置2は、第3表示制御部230によってウェブページ1を表示制御する。また、情報処理装置2は、第1表示制御部210によって、ウェブページ1の領域A1にタグ11Aとともに動画10を表示制御する。そして、処理は、ステップSP12の処理に移行する。
【0042】
(ステップSP12)
情報処理装置2は、操作取得部240によって、タグ11Aが押下やクリックなどによって操作されたか否かを判定する。そして、当該判定が肯定判定である場合、処理は、ステップSP14の処理に移行する。また、当該判定が否定判定である場合、処理は、ステップSP24の処理に移行する。
【0043】
(ステップSP14)
情報処理装置2は、第1表示制御部210によって、領域A1における動画10の表示制御を停止する。そして、処理は、ステップSP16の処理に移行する。
【0044】
(ステップSP16)
情報処理装置2は、第2表示制御部220によって、操作されたタグ11Aに対応するコンテンツ13Aを領域A1に表示制御する。そして、処理は、ステップSP18の処理に移行する。
【0045】
(ステップSP18)
情報処理装置2は、操作取得部240によって、領域A1に表示制御されているコンテンツ13Aに対して、分岐Iに対応する操作である停止ボタン133が選択される操作が行われたか否かを判定する。そして、当該判定が肯定判定である場合、処理は、ステップSP20の処理に移行する。また、当該判定が否定判定である場合、処理は、ステップSP18の処理を繰り返す。
【0046】
(ステップSP20)
情報処理装置2は、第2表示制御部220によって、領域A1におけるコンテンツ13Aの表示制御を停止する。そして、処理は、ステップSP22の処理に移行する。
【0047】
(ステップSP22)
情報処理装置2は、第1表示制御部210によって、領域A1における動画10の表示制御を再開する。そして、処理は、ステップSP24の処理に移行する。
【0048】
(ステップSP24)
情報処理装置2は、第3表示制御部230によって、ユーザがウェブページ1から離脱したか否かを判定する。具体的には、情報処理装置2は、第3表示制御部230によって、ユーザがウェブページ1を閉じるか又はウェブページ1と異なる別のウェブページに遷移したか否かを判定する。そして、当該判定が否定判定である場合、処理は、ステップSP12の処理に戻り、当該判定が肯定判定である場合、図4に示す一連の処理は、終了する。
【0049】
<効果>
以上、本実施形態では、プログラムは、情報処理装置2(コンピュータ)を、動画10及び動画10上に表示されるタグ11A~11Bを画面上の領域A1(所定の領域)に表示制御し、タグ11A~11Zが操作された場合、動画10の表示制御を停止する第1表示制御部210、並びにタグ11A~11Zが操作された場合にタグ11A~11Zに対応付けられているコンテンツ13A~13Zを領域A1に表示制御する第2表示制御部220、として機能させる。
【0050】
これにより、プログラムは、タグ11A~11Zが操作された場合にタグ11A~11に対応付けられているコンテンツ13A~13Zを表示制御する。したがって、プログラムは、タグ11A~11Zを含む動画10の表示制御において、タグ11A~11Zに対する操作に適した表示制御ができる。
【0051】
また、本実施形態では、プログラムは、情報処理装置2を、第2表示制御部220が領域A1にコンテンツ13A~13Zを表示制御している場合に、コンテンツ13A~13Zに対する操作を取得する操作取得部240として機能させる。また、第2表示制御部220は、操作取得部240が取得した操作に基づいて、コンテンツ13A~13Zの表示制御を続行又は停止する。
【0052】
したがって、プログラムは、コンテンツ13A~13Zの表示制御において、コンテンツ13Aに対して行われる操作に適した表示制御ができる。
【0053】
また、本実施形態では、第2表示制御部220は、操作取得部240が取得した操作が所定の操作である場合、コンテンツ13A~13Zの表示制御を停止する。
【0054】
したがって、プログラムは、コンテンツ13A~13Zの表示制御において、コンテンツ13A~13Zの表示制御を停止したい場合に、コンテンツ13A~13Zに対する操作に応じてコンテンツ13A~13Zの表示制御を停止するため、コンテンツ13A~13Zを表示制御の続行又は停止を直感的に制御できる。
【0055】
また、本実施形態では、第1表示制御部210は、操作取得部240が取得した操作が所定の操作である場合、領域A1における動画10の表示制御を再開する。
【0056】
したがって、プログラムは、コンテンツ13A~13Zを領域A1に表示制御した後に、改めて動画10を表示制御できるため、直感的に動画10及びコンテンツ13A~13Zの表示制御を切り替えることができる。
【0057】
また、本実施形態では、プログラムは、情報処理装置2を、操作取得部240が取得した操作に基づいて、動画10を含むウェブページ1と異なるウェブページを表示制御する第3表示制御部230として機能させる。
【0058】
したがって、プログラムは、動画10及びコンテンツ13~13Zの表示制御を直感的に行いつつ、ウェブページ1と異なるウェブページを表示制御できる。
【0059】
<変形例>
なお、本発明は上記の実施形態に限定されるものではない。すなわち、上記の実施形態に、当業者が適宜設計変更を加えたものも、本発明の特徴を備えている限り、本発明の範囲に包含される。また、上記実施形態及び後述する変形例が備える各要素は、技術的に可能な限りにおいて組み合わせることができ、これらを組み合わせたものも本発明の特徴を含む限り本発明の範囲に包含される。
【0060】
例えば、本実施形態では、操作取得部240は、コンテンツ13A~13Zが領域A1に表示制御されている状態において、停止ボタン133の選択操作を取得した場合に、取得した操作が分岐Iに対応する操作であると判定するがこれに限られるものではない。操作取得部240は、例えば、コンテンツ13A~13Zに対する上下又は左右方向へのフリップ操作を分岐Iに対応する操作であると判定しても良い。
【0061】
この構成によれば、プログラムは、コンテンツ13A~13Zに対するフリップ操作を分岐Iに対応する操作として取得するため、直感的かつ容易にコンテンツ13A~13Zの表示制御の操作を行うことができる。
【0062】
また、本実施形態では、操作取得部240は、コンテンツ13A~13Zが領域A1に表示制御されている状態において、商品画像131の選択操作を取得した場合に、取得した操作が分岐IIIに対応する操作であると判定するがこれに限られるものではない。操作取得部240は、例えば、商品画像131に対する所定時間以上の押下操作や、テキストボックス132の選択、テキストボックス132に対する所定時間以上の押下を分岐IIIに対応する操作であると判定しても良い。
【0063】
この構成によれば、プログラムは、商品画像131やテキストボックス132に対する種々の操作を分岐IIIに対する操作として取得するため、直感的かつ容易にコンテンツ13A~13Zの表示制御の操作を行うことができる。
【0064】
また、本実施形態では、操作取得部240は、コンテンツ13A~13Zが領域A1に表示制御されている状態において、テキストボックス132の選択操作を取得した場合に、取得した操作が分岐IVに対応する操作であると判定するがこれに限られるものではない。操作取得部240は、例えば、商品画像131に対する所定時間以上の押下操作や、テキストボックス132の選択、テキストボックス132に対する所定時間以上の押下を分岐IVに対応する操作であると判定しても良い。
【0065】
この構成によれば、プログラムは、商品画像131やテキストボックス132に対する種々の操作を分岐IVに対する操作として取得するため、直感的かつ容易にコンテンツ13A~13Zの表示制御の操作を行うことができる。
【符号の説明】
【0066】
2…情報処理装置(コンピュータ)、10…動画、11A~11Z…タグ、13A~13Z…コンテンツ、210…第1表示制御部、220…第2表示制御部

図1A
図1B
図2
図3
図4