(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2025093769
(43)【公開日】2025-06-24
(54)【発明の名称】商品及び情報提供システム
(51)【国際特許分類】
G06Q 50/10 20120101AFI20250617BHJP
A23L 5/00 20160101ALI20250617BHJP
【FI】
G06Q50/10
A23L5/00 Z
【審査請求】有
【請求項の数】5
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2023209621
(22)【出願日】2023-12-12
(71)【出願人】
【識別番号】715009765
【氏名又は名称】株式会社すなおネット
(74)【代理人】
【識別番号】100114627
【弁理士】
【氏名又は名称】有吉 修一朗
(74)【代理人】
【識別番号】100182501
【弁理士】
【氏名又は名称】森田 靖之
(74)【代理人】
【識別番号】100175271
【弁理士】
【氏名又は名称】筒井 宣圭
(74)【代理人】
【識別番号】100190975
【弁理士】
【氏名又は名称】遠藤 聡子
(72)【発明者】
【氏名】末松 大吉
(72)【発明者】
【氏名】山口 順子
【テーマコード(参考)】
4B035
【Fターム(参考)】
4B035LC16
4B035LE11
4B035LT20
(57)【要約】 (修正有)
【課題】各種商品の廃棄量の低減を実現する商品及び情報提供システムを提供する。
【解決手段】所定の商品である第2の商品と、第2の商品に表示された識別情報と、を備える商品であって、賞味期限、若しくは、出荷期限、若しくは、消費期限が到来するまでの残り日数が所定の日数となる期限、のいずれか1つを所定期限と定義した場合に、第2の商品は、第1の商品と共に提供され、かつ、所定期限が到来するまでの日数が所定日数を下回っている商品であり、識別情報は、第1の商品となり得る候補商品の情報が記載されたウェブサイトにアクセス可能である。
【選択図】
図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
所定の商品である第2の商品と、
該第2の商品に表示された識別情報と、を備える商品であって、
賞味期限、若しくは、出荷期限、若しくは、消費期限が到来するまでの残り日数が所定の日数となる期限、のいずれか1つを所定期限と定義した場合に、
前記第2の商品は、第1の商品と共に提供され、かつ、前記所定期限が到来するまでの日数が所定日数を下回っている商品であり、
前記識別情報は、前記第1の商品となり得る候補商品の情報が記載されたウェブサイトにアクセス可能である
商品。
【請求項2】
所定の商品である第2の商品と、
該第2の商品に表示された識別情報と、を備える商品であって、
前記第2の商品は、第1の商品と共に提供される商品であり、
賞味期限、若しくは、出荷期限、若しくは、消費期限が到来するまでの残り日数が所定の日数となる期限、のいずれか1つを所定期限と定義し、
前記第2の商品が、前記所定期限が到来するまでの日数が所定日数を下回っていない場合には、前記識別情報は、前記第1の商品となり得る候補商品の情報として、1以上の商品である第1の候補商品の情報が記載されたウェブサイトにアクセスが可能であり、
前記第2の商品が、前記所定期限が到来するまでの日数が所定日数を下回っている場合には、前記識別情報は、前記第1の商品となり得る候補商品の情報として、1以上の商品であり、前記第1の候補商品とは異なる第2の候補商品の情報が記載されたウェブサイトにアクセスが可能である
商品。
【請求項3】
所定の商品である第2の商品と、
該第2の商品に表示された識別情報と、を備える商品であって、
前記第2の商品は、第1の商品と共に提供される商品であり、
賞味期限、若しくは、出荷期限、若しくは、消費期限が到来するまでの残り日数が所定の日数となる期限、のいずれか1つを所定期限と定義し、
前記第2の商品が、前記所定期限が到来するまでの日数が所定日数を下回っていない場合には、前記識別情報は、前記第1の食品となり得る候補商品の情報として、1以上の商品である第1の候補商品の情報が記載されたウェブサイトにアクセスが可能であり、
前記第2の商品が、前記所定期限が到来するまでの日数が所定日数を下回っている場合には、前記識別情報は、前記第1の商品となり得る候補商品の情報として、前記第1の候補商品の情報と、1以上の商品であり、前記第1の候補商品とは異なる第2の候補商品の情報と、が記載されたウェブサイトにアクセスが可能である
商品。
【請求項4】
所定の商品である第2の商品と、
該第2の商品に表示された識別情報と、を備える商品であって、
前記第2の商品は、第1の商品と共に提供され、かつ、所定の規格を満足しない商品であり、
前記識別情報は、前記第1の商品となり得る候補商品の情報が記載されたウェブサイトにアクセス可能である
商品。
【請求項5】
第2の商品と共に提供する第1の商品となり得る商品である候補商品の情報を提供するための情報提供システムであって、
商品の賞味期限、若しくは、出荷期限、若しくは、消費期限が到来するまでの残り日数が所定の日数となる期限、のいずれか1つである所定期限の情報、を含む情報を記録する商品情報記録手段と、
消費者の端末から、前記候補商品の情報の出力を希望する旨を受け付けたことを条件として、前記商品情報記録手段に記録された前記所定期限の情報を確認し、前記第2の商品が、前記所定期限が到来するまでの日数が所定日数を下回っていない場合には、1以上の商品である第1の候補商品を前記候補商品として選択し、前記第2の商品が、前記所定期限が到来するまでの日数が所定日数を下回っている場合には、1以上の商品であり、前記第1の候補商品とは異なる第2の候補商品を前記候補商品として選択する候補商品選択手段と、
該候補商品選択手段が選択した前記候補商品の情報を、前記消費者の端末に出力する出力手段と、を備える
情報提供システム。
【請求項6】
第2の商品と共に提供する第1の商品となり得る商品である候補商品の情報を提供するための情報提供システムであって、
商品の賞味期限、若しくは、出荷期限、若しくは、消費期限が到来するまでの残り日数が所定の日数となる期限、のいずれか1つである所定期限の情報、を含む情報を記録する商品情報記録手段と、
消費者の端末から、前記候補商品の情報の出力を希望する旨を受け付けたことを条件として、前記商品情報記録手段に記録された前記所定期限の情報を確認し、前記第2の商品が、前記所定期限が到来するまでの日数が所定日数を下回っていない場合には、1以上の商品である第1の候補商品を前記候補商品として選択し、前記第2の商品が、前記所定期限が到来するまでの日数が所定日数を下回っている場合には、前記第1の候補商品と、1以上の商品であり、前記第1の候補商品とは異なる第2の候補商品とを前記候補商品として選択する候補商品選択手段と、
該候補商品選択手段が選択した前記候補商品の情報を、前記消費者の端末に出力する出力手段と、を備える
情報提供システム。
【請求項7】
前記候補商品選択手段は、
前記第2の商品に表示された識別情報を前記消費者の端末で読み込むことにより、前記消費者の端末から送信された情報に基づいて前記第2の商品の特定を行い、特定された前記第2の商品と共に提供される前記第1の商品となり得る商品である前記候補商品を選択する
請求項5または請求項6に記載の情報提供システム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、商品及び情報提供システムに関する。詳しくは、各種商品の廃棄量の低減を実現可能な商品及び情報提供システムに係るものである。
【背景技術】
【0002】
従来、食品を中心として商品の安全性が消費者に注目されており、消費者が商品を選択する際に、消費者は商品自体や商品の原料がどの様な物であるのかという点にまで関心を示すようになっている。
【0003】
そのため、商品の提供者は、提供する商品や商品の原料の成分や産地、製造年月日等の情報を商品の包装に貼付したラベルに記載したり、ICタグに記録したりして、商品を提供している。
【0004】
しかし、単に情報を記載や記録したものを商品に添付して提供するだけでは、その情報の改竄や偽造等が容易であり、現に情報の改竄や偽造等が行われている事実もあり、消費者に信用度が低く、消費者が安心して商品を選択することが困難であった。
【0005】
そこで、本発明の発明者は、単に情報を記載や記録したものを食品に添付するのではなく、食品の原料を粉末にした原料粉末見本を食品に添付して食品を提供する技術を提案している(特許文献1)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
上記した特許文献1の技術によって、食品の品質の「見える化」が実現することで、消費者が安心して食品を選択できるようになるが、近年問題視されている「食品ロス」を減らすことには直結し難い。
また、廃棄物の低減が求められているのは食品に限られていない。
【0008】
本発明は以上の点に鑑みて創案されたものであって、廃棄量の低減を実現可能な商品及び情報提供システムを提供することを目的とするものである。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上記の目的を達成するために、本発明の商品は、所定の商品である第2の商品と、該第2の商品に表示された識別情報と、を備える商品であって、賞味期限、若しくは、出荷期限、若しくは、消費期限が到来するまでの残り日数が所定の日数となる期限、のいずれか1つを所定期限と定義した場合に、前記第2の商品は、第1の商品と共に提供され、かつ、前記所定期限が到来するまでの日数が所定日数を下回っている商品であり、前記識別情報は、前記第1の商品となり得る候補商品の情報が記載されたウェブサイトにアクセス可能である。
【0010】
また、本発明の商品は、所定の商品である第2の商品と、該第2の商品に表示された識別情報と、を備える商品であって、前記第2の商品は、第1の商品と共に提供される商品であり、賞味期限、若しくは、出荷期限、若しくは、消費期限が到来するまでの残り日数が所定の日数となる期限、のいずれか1つを所定期限と定義し、前記第2の商品が、前記所定期限が到来するまでの日数が所定日数を下回っていない場合には、前記識別情報は、前記第1の商品となり得る候補商品の情報として、1以上の商品である第1の候補商品の情報が記載されたウェブサイトにアクセスが可能であり、前記第2の商品が、前記所定期限が到来するまでの日数が所定日数を下回っている場合には、前記識別情報は、前記第1の商品となり得る候補商品の情報として、1以上の商品であり、前記第1の候補商品とは異なる第2の候補商品の情報が記載されたウェブサイトにアクセスが可能である。
【0011】
更に、本発明の商品は、所定の商品である第2の商品と、該第2の商品に表示された識別情報と、を備える商品であって、前記第2の商品は、第1の商品と共に提供される商品であり、賞味期限、若しくは、出荷期限、若しくは、消費期限が到来するまでの残り日数が所定の日数となる期限、のいずれか1つを所定期限と定義し、前記第2の商品が、前記所定期限が到来するまでの日数が所定日数を下回っていない場合には、前記識別情報は、前記第1の食品となり得る候補商品の情報として、1以上の商品である第1の候補商品の情報が記載されたウェブサイトにアクセスが可能であり、前記第2の商品が、前記所定期限が到来するまでの日数が所定日数を下回っている場合には、前記識別情報は、前記第1の商品となり得る候補商品の情報として、前記第1の候補商品の情報と、1以上の商品であり、前記第1の候補商品とは異なる第2の候補商品の情報と、が記載されたウェブサイトにアクセスが可能である。
【0012】
また、本発明の商品は、所定の商品である第2の商品と、該第2の商品に表示された識別情報と、を備える商品であって、前記第2の商品は、第1の商品と共に提供され、かつ、所定の規格を満足しない商品であり、前記識別情報は、前記第1の商品となり得る候補商品の情報が記載されたウェブサイトにアクセス可能である。
【0013】
ここで、第2の商品が第1の商品と共に提供される商品であることによって、消費者は第1の商品と第2の商品の双方を入手することとなり、商品の売れ残りの低減が期待できる。
即ち、第2の商品を入手したい(購入したい)消費者は、第2の商品を入手するために第1の商品をも入手することとなり、第1の商品が、それ単体では様々な事情で売れ残りが心配される場合であっても、第2の商品と共に提供することで、消費者に受け入れられやすくなることが期待できる。
【0014】
なお、任意のタイミングで「期限切れではない商品(例えば、賞味期限を徒過していない食品)」についても、将来的には「期限切れ商品(例えば、賞味期限を徒過した食品)」となる可能性があるために、「期限切れではない商品」に対する消費者の購買意欲を喚起することも、各種商品の廃棄量を低減するために重要となる。
【0015】
また、第1の商品となり得る商品である候補商品の情報が記載されたウェブサイトにアクセス可能な識別情報によって、候補商品を消費者に知らしめることができる。
【0016】
ここで、第2の商品が、所定期限(「賞味期限」若しくは「出荷期限」若しくは「消費期限が到来するまでの残り日数が所定の日数となる期限」である)が到来するまでの日数が所定日数を下回っている商品である場合には、第2の商品は安価で提供(値引き販売)されることがある。
同様に、第2の商品が、所定の規格を満足しない商品(規格外商品)である場合にも、第2の商品は安価で提供(値引き販売)されることがある。
そのため、安価な第2の商品を入手したい(購入したい)消費者に対して、第2の商品と共に第1の商品を提供することで、第1の商品が消費者に受け入れられやすくなることが期待できる。
【0017】
また、識別情報が、「第2の商品が、所定期限が到来するまでの日数が所定日数を下回っていない場合」には、第1の候補商品の情報が記載されたウェブサイトにアクセスが可能であり、「第2の商品が、所定期限が到来するまでの日数が所定日数を下回っている場合」には、第2の候補商品の情報が記載されたウェブサイトにアクセスが可能である場合には、「第2の商品が、所定期限が到来するまでの日数が所定日数を下回っているか否か」に応じて、消費者に知らしめる候補商品を異ならせることができる。
そして、「第1の候補商品」と比較して「第2の候補商品」が消費者にとって魅力的な商品のラインナップにすることで、「第2の商品が、所定期限が到来するまでの日数が所定日数を下回っている場合」であっても、第2の商品が消費者に受け入れられやすくなることが期待できる。
【0018】
同様に、識別情報が、「第2の商品が、所定期限が到来するまでの日数が所定日数を下回っていない場合」には、第1の候補商品の情報が記載されたウェブサイトにアクセスが可能であり、「第2の商品が、所定期限が到来するまでの日数が所定日数を下回っている場合」には、第1の候補商品の情報と第2の候補商品の情報が記載されたウェブサイトにアクセスが可能である場合にも、「第2の商品が、所定期限が到来するまでの日数が所定日数を下回っているか否か」に応じて、消費者に知らしめる候補商品を異ならせることができる。
そして、「第1の候補商品」と比較して「第2の候補商品」が消費者にとって魅力的な商品のラインナップにすることで、「第2の商品が、所定期限が到来するまでの日数が所定日数を下回っている場合」であっても、第2の商品が消費者に受け入れられやすくなることが期待できる。
【0019】
また、上記の目的を達成するために、本発明の情報提供システムは、第2の商品と共に提供する第1の商品となり得る商品である候補商品の情報を提供するための情報提供システムであって、商品の賞味期限、若しくは、出荷期限、若しくは、消費期限が到来するまでの残り日数が所定の日数となる期限、のいずれか1つである所定期限の情報、を含む情報を記録する商品情報記録手段と、消費者の端末から、前記候補商品の情報の出力を希望する旨を受け付けたことを条件として、前記商品情報記録手段に記録された前記所定期限の情報を確認し、前記第2の商品が、前記所定期限が到来するまでの日数が所定日数を下回っていない場合には、1以上の商品である第1の候補商品を前記候補商品として選択し、前記第2の商品が、前記所定期限が到来するまでの日数が所定日数を下回っている場合には、1以上の商品であり、前記第1の候補商品とは異なる第2の候補商品を前記候補商品として選択する候補商品選択手段と、該候補商品選択手段が選択した前記候補商品の情報を、前記消費者の端末に出力する出力手段と、を備える。
【0020】
更に、本発明の情報提供システムは、第2の商品と共に提供する第1の商品となり得る商品である候補商品の情報を提供するための情報提供システムであって、商品の賞味期限、若しくは、出荷期限、若しくは、消費期限が到来するまでの残り日数が所定の日数となる期限、のいずれか1つである所定期限の情報、を含む情報を記録する商品情報記録手段と、消費者の端末から、前記候補商品の情報の出力を希望する旨を受け付けたことを条件として、前記商品情報記録手段に記録された前記所定期限の情報を確認し、前記第2の商品が、前記所定期限が到来するまでの日数が所定日数を下回っていない場合には、1以上の商品である第1の候補商品を前記候補商品として選択し、前記第2の商品が、前記所定期限が到来するまでの日数が所定日数を下回っている場合には、前記第1の候補商品と、1以上の商品であり、前記第1の候補商品とは異なる第2の候補商品とを前記候補商品として選択する候補商品選択手段と、該候補商品選択手段が選択した前記候補商品の情報を、前記消費者の端末に出力する出力手段と、を備える。
【0021】
ここで、候補商品選択手段が、「第2の商品が、所定期限が到来するまでの日数が所定日数を下回っていない場合」には、第1の候補商品を候補商品として選択し、「第2の商品が、所定期限が到来するまでの日数が所定日数を下回っている場合」には、第2の候補商品を候補商品として選択する場合には、「第2の商品が、所定期限が到来するまでの日数が所定日数を下回っているか否か」に応じて、選択する候補商品を異ならせることができる。
そして、出力手段が、候補商品選択手段が選択した候補商品を出力することを考慮すると、「第1の候補商品」と比較して「第2の候補商品」が消費者にとって魅力的な商品のラインナップにすることで、「第2の商品が、所定期限が到来するまでの日数が所定日数を下回っている場合」であっても、第2の商品が消費者に受け入れられやすくなることが期待できる。
【0022】
同様に、候補商品選択手段が、「第2の商品が、所定期限が到来するまでの日数が所定日数を下回っていない場合」には、第1の候補商品を候補商品として選択し、「第2の商品が、所定期限が到来するまでの日数が所定日数を下回っている場合」には、第1の候補商品と第2の候補商品を候補商品として選択する場合にも、「第2の商品が、所定期限が到来するまでの日数が所定日数を下回っているか否か」に応じて、選択する候補商品を異ならせることができる。
そして、出力手段が、候補商品選択手段が選択した候補商品を出力することを考慮すると、「第1の候補商品」と比較して「第2の候補商品」が消費者にとって魅力的な商品のラインナップにすることで、「第2の商品が、所定期限が到来するまでの日数が所定日数を下回っている場合」であっても、第2の商品が消費者に受け入れられやすくなることが期待できる。
【0023】
また、出力手段が、候補商品選択手段が選択した候補商品の情報を、消費者の端末に出力することによって、消費者に候補商品を知らしめることができ、候補商品の提供(販売)に結びつくことが期待できる。
【0024】
更に、候補商品選択手段が、第2の商品に表示された識別情報を消費者の端末で読み込むことにより、消費者の端末から送信された情報に基づいて第2の商品の特定を行い、特定された第2の商品と共に提供される第1の商品となり得る商品である候補商品を選択する場合には、消費者が「第2の商品」の特定を行わなくても、識別情報を読み込むだけで「第2の商品」の特定ができることになる。
【0025】
ところで、ここでの「商品」とは「一次産品」及び「二次産品」の双方を含む。
また、ここでの「商品」は単数であっても複数であっても良い。
【0026】
更に、ここでの「商品」とは「食品」を含み、「食品(一次産品)」及び「食品(二次産品)」の双方を含む。
即ち、栄養素の摂取や嗜好を目的とした飲食物(生鮮食品、動物性食品、植物性食品、加工食品、冷凍食品、嗜好食品、調味用材料、健康食品、サプリメント、飲料、加工材料等)を含むことは勿論のこと、医薬品や医薬部外品をも含む趣旨である。例えば、漢方薬も含まれる。また、飼料、養殖用飼料、ドッグフード等、魚や動物を対象としたものも含む趣旨である。
【0027】
なお、ここでの「食品(一次産品)」とは、加工前の生鮮食品、動物性食品、植物性食品そのものであり、例えば、大根やキャベツ等の野菜、あるいは鶏肉や牛肉等の生肉そのものが該当する。また、例えば、果物、豆類、貝類、魚類も該当する。
【0028】
また、ここでの「食品(二次産品)」とは、未加工の生鮮食品、未加工の動物性食品、未加工の植物性食品を加工した産品であり、もち、饅頭、漬物、野菜炒め、ステーキ、ハンバーグ、ラーメン、弁当、パン、牛乳、チーズ、ビール、ワイン、日本酒、ウイスキー、冷凍食品、缶詰、ペットボトル入りのお茶やジュース、コーヒー、清涼飲料等が該当する。
【0029】
更に、ここでの「二次産品」には、一次産品を原料として加工した二次産品を含むことは勿論のこと、二次産品を原料として加工した二次産品も含む。例えば、味付け済みの卵を原料として仕入れ、焼成して製造された玉子焼きも含む。更に、ここでの「二次産品」には、二次産品を原料として仕入れた二次産品も含む。例えば、玉子焼きを原料として仕入れ、仕入れた玉子焼きを詰めた弁当も含む。
【0030】
また、ここでの「共に提供」とは、実店舗で第1の商品と第2の商品を販売する場合は勿論、インターネット販売や通信販売で第1の商品と第2の商品を販売し、宅配便等で第1の商品と第2の商品を提供する場合も含まれる。
【0031】
また、「共に提供」について、「第1の商品」は単数であっても複数であっても良く、「第2の商品」も単数であっても複数であっても良い。
即ち、「共に提供」とは、(1)「単数の第1の商品」と「単数の第2の商品」の組み合わせ、(2)「単数の第1の商品」と「複数の第2の商品」の組み合わせ、(3)「複数の第1の商品」と「単数の第2の商品」の組み合わせ、(4)「複数の第1の商品」と「複数の第2の商品」の組み合わせ、のいずれであっても良い。
【0032】
また、ここでの「第1の商品」と「第2の商品」との組み合わせは、(1)同一の商品、(2)同種同類の商品、(3)異なる商品、のいずれであっても良い。
【0033】
なお、「同種同類の商品」とは、商品同士が「商品として同一視できる」といった関係を意味している。例えば、クリームパンとジャムパンとでは、菓子パンという点で共通しているものの、菓子パンの種類が異なるために同種同類の商品ではない。なお、クリームパン同士でも、クリームの色彩が異なる場合には、同種同類の商品ではない。即ち、外観の色違いは同種同類の商品ではない。また、赤ワインと白ワインとは、例え、同一農法、同一農場であったとしても、商品として同一視できる関係には無いため、同種同類とは言えない。
【0034】
また、ここでの「賞味期限」とは、「品質が変わらずに美味しく食べることができる期限」を意味しており、賞味期限を過ぎたとしても、直ぐに食べられなくなることを意味するものではない。
【0035】
また、ここでの「消費期限」とは、「安全に食べることができる期限」を意味しており、消費期限を過ぎた場合には、食べられなくなることを意味している。
【0036】
更に、ここでの「出荷期限」とは、「卸売業者やメーカーが小売店に納品できる期限」を意味しており、出荷期限を過ぎた場合には、商慣行上、小売店から卸売業者やメーカーに返品されてしまうことを意味している。
なお、「出荷期限」としては、商慣行上、「食品の賞味期限の1/3」とされることが多い(例えば、製造日から数えて6ヶ月先が賞味期限の食品の場合には、製造日から数えて2ヶ月先が出荷期限となる)が、ここでの「出荷期限」は「食品の賞味期限の1/4」であっても良い。更には、「食品の賞味期限の2ヶ月前」や「食品の消費期限の1年前」であっても良い。
【発明の効果】
【0037】
本発明の商品及び情報提供システムでは、各種商品の廃棄量の低減を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【0038】
【
図1】本発明の食品製品の一例を説明するための模式図である。
【
図2(a)】ウェブサイトの記載を説明するための模式図(1)である。
【
図2(b)】ウェブサイトの記載を説明するための模式図(2)である。
【
図2(c)】ウェブサイトの記載を説明するための模式図(3)である。
【
図3】本発明の食品情報提供システムの一例を説明するための模式図である。
【
図4】食品情報記録手段を説明するための模式図である。
【発明を実施するための形態】
【0039】
以下、発明を実施するための形態(以下、「実施の形態」と称する)について説明を行う。
ここで、本実施の形態では、2022年4月21日時点を基準として、換言すると、賞味期限が2022年4月20日以前の場合には、賞味期限が徒過しており、賞味期限が2022年4月21日以降の場合には、賞味期限が到来していないものとして、説明を行う。なお、説明は以下の順序で行う。
1.第1の実施の形態
2.第2の実施の形態
3.変形例
【0040】
<1.第1の実施の形態>
[構成の説明]
図1は本発明を適用した商品の一例である食品製品を説明するための模式図であり、ここで示す食品製品Aは、食品1を含んで構成されている。
具体的に食品製品Aは、食品1Bをビニール2で包装しており、ビニール2にはシール3が貼り付けられている。
【0041】
ここで、食品1Bは、単体としては取引(販売)されていない食品であり、食品1Aと共に提供(販売)される食品である。
即ち、食品1Bの入手(購入)を希望する消費者は、食品1Aをも入手(購入)する必要がある。
【0042】
また、シール3には、
図1で示すように、食品1Aの情報にアクセス可能な識別情報4(例えば、二次元バーコード等)が表示されている。
ここでの識別情報4(二次元バーコード等)にはURLが記録されており、スマートフォン等の消費者端末で識別情報4を読み取ることで、インターネットを通じて、「食品1Aの情報」が記載されたウェブサイトにアクセスすることが可能である。
【0043】
具体的には、シール3に表示された識別情報4を消費者端末で読み込むと、
図2で示すような、食品1Aの情報が記載されたウェブサイトが消費者端末に表示される。
【0044】
なお、ウェブサイトに記載される「食品1Aの情報」とは、厳密には、消費者が選択することで「食品1A」として「食品1B」と共に購入することができる食品の候補の情報を意味する。即ち、消費者に選択されることで「食品1A」になり得る食品(食品1Aの候補の食品)を意味する。
【0045】
ここで、食品1Bの賞味期限が2022年4月21日以降の場合(即ち、食品1Bの賞味期限が到来していない場合)には、識別情報4を介してアクセスするウェブサイトには、「食品1Aの情報」として、「食品aaaの情報」と「食品bbbの情報」が記載されている(
図2(a)参照)。
【0046】
なお、「食品aaaの情報」としては、食品aaaの賞味期限の情報(具体的には、「賞味期限:2022年5月20日」という表示)、食品aaaの消費期限の情報(具体的には、「消費期限:2022年8月20日」という表示)、食品aaaの価格(具体的には、「価格:1,500円」という表示)が記載されている。
【0047】
また、「食品bbbの情報」としては、食品bbbの賞味期限の情報(具体的には、「賞味期限:2022年5月19日」という表示)、食品bbbの消費期限の情報(具体的には、「消費期限:2022年8月19日」という表示)、食品bbbの価格(具体的には、「価格:800円」という表示)が記載されている。
【0048】
また、食品1Bの賞味期限が2022年4月20日以前の場合(即ち、食品1Bの賞味期限が徒過している場合)には、識別情報4を介してアクセスするウェブサイトには、「食品1Aの情報」として、「食品eeeの情報」と「食品fffの情報」が記載されている(
図2(b)参照)。
【0049】
なお、「食品eeeの情報」としては、食品eeeの賞味期限の情報(具体的には、「賞味期限:2022年8月20日」という表示)、食品eeeの消費期限の情報(具体的には、「消費期限:2022年11月20日」という表示)、食品eeeの価格(具体的には、「価格:1,000円」という表示)が記載されている。
【0050】
また、「食品fffの情報」としては、食品fffの賞味期限の情報(具体的には、「賞味期限:2022年9月19日」という表示)、食品fffの消費期限の情報(具体的には、「消費期限:2022年12月19日」という表示)、食品fffの価格(具体的には、「価格:1,200円」という表示)が記載されている。
【0051】
[効果]
上記した本発明を適用した食品製品の一例では、食品1Bと食品1Aが共に提供されるため、換言すると、食品1Bが食品1Aと共にのみ提供(販売)されるため、食品1Bを提供する際に、食品1Bのみならず、不可避的に食品1Aをも提供することとなる。この様に、食品1Bと共に食品1Aをも消費者に提供することができ、食品1Aの廃棄を抑止することを通じて、食品ロスの低減を実現することができる。
【0052】
また、本発明を適用した食品製品の一例では、食品1Bの賞味期限が徒過しているか否かで「食品1Aの情報」が異なっており、「食品eee」や「食品fff」が人気商品である場合には、食品1Bの賞味期限が徒過した場合であっても、「食品eee」や「食品fff」を入手したい(購入したい)消費者による入手(購入)を期待することができる。
【0053】
<2.第2の実施の形態>
図3は、本発明を適用した情報提供システムの一例である食品情報提供システムの構成例を説明するための模式図である。
なお、
図1で示す食品製品Aを提供する(販売する)ためのシステムである。
【0054】
図3で示す食品情報提供システム11は、インターネット12を介して、食品製品の購入希望者(消費者)が利用する消費者端末13と、各種情報をやり取り可能に構成されている。
【0055】
また、食品情報提供システム11は、食品情報記録手段14と、在庫情報確認手段15と、候補食品選択手段16と、情報出力手段17を有する。
【0056】
ここで、食品情報記録手段14は「商品情報記録手段」の一例であり、「食品1Bの情報」「食品aaaの情報」「食品bbbの情報」「食品cccの情報」「食品dddの情報」「食品eeeの情報」「食品fffの情報」が記録可能に構成されている。
なお、過去の販売実績等から、「食品ddd」「食品eee」「食品fff」は消費者に人気の商品であることが分かっている。
【0057】
本実施の形態では、
図4で示すように、「管理番号1」として食品1Bについて、その賞味期限、消費期限、定価、在庫数が記録されている。
具体的には、名称として「1B」、賞味期限として「2022年4月25日」、消費期限として「2022年7月25日」、定価として「1000円」、在庫数として「30」といった情報が記録されている。なお、在庫数については、食品1Bの販売や仕入れによって、その数量が増減する。
【0058】
また、「管理番号2」として食品aaaについて、その賞味期限、消費期限、定価、在庫数が記録されている。
具体的には、名称として「aaa」、賞味期限として「2022年5月20日」、消費期限として「2022年8月20日」、定価として「1500円」、在庫数として「100」といった情報が記録されている。なお、在庫数については、食品aaaの販売や仕入れによって、その数量が増減する。
【0059】
更に、「管理番号3」として食品bbbについて、その賞味期限、消費期限、定価、在庫数が記録されている。
具体的には、名称として「bbb」、賞味期限として「2022年5月19日」、消費期限として「2022年8月19日」、定価として「800円」、在庫数として「20」といった情報が記録されている。なお、在庫数については、食品bbbの販売や仕入れによって、その数量が増減する。
【0060】
また、「管理番号4」として食品cccについて、その賞味期限、消費期限、定価、在庫数が記録されている。
具体的には、名称として「ccc」、賞味期限として「2022年6月10日」、消費期限として「2022年9月10日」、定価として「700円」、在庫数として「0」といった情報が記録されている。なお、在庫数については、食品cccの販売や仕入れによって、その数量が増減する。
【0061】
また、「管理番号5」として食品dddについて、その賞味期限、消費期限、定価、在庫数が記録されている。
具体的には、名称として「ddd」、賞味期限として「2022年7月10日」、消費期限として「2022年10月10日」、定価として「500円」、在庫数として「0」といった情報が記録されている。なお、在庫数については、食品dddの販売や仕入れによって、その数量が増減する。
【0062】
また、「管理番号6」として食品eeeについて、その賞味期限、消費期限、定価、在庫数が記録されている。
具体的には、名称として「eee」、賞味期限として「2022年8月20日」、消費期限として「2022年11月20日」、定価として「1000円」、在庫数として「20」といった情報が記録されている。なお、在庫数については、食品eeeの販売や仕入れによって、その数量が増減する。
【0063】
また、「管理番号7」として食品fffについて、その賞味期限、消費期限、定価、在庫数が記録されている。
具体的には、名称として「fff」、賞味期限として「2022年9月19日」、消費期限として「2022年12月19日」、定価として「1200円」、在庫数として「50」といった情報が記録されている。なお、在庫数については、食品fffの販売や仕入れによって、その数量が増減する。
【0064】
また、在庫情報確認手段15は、消費者が食品1Aの情報を求めた場合に(具体的には、
図1に示す識別情報4を読み込んだ場合に)、食品情報記録手段14に記録された在庫数を確認可能に構成されている。
具体的には、識別情報4を消費者端末13で読み込み、消費者端末13から、食品1Aの情報出力希望の旨の情報を受信した場合に、食品aaa~食品fffの在庫数の情報にアクセスして在庫数の確認を行う。
【0065】
なお、在庫情報確認手段15は、「食品aaa~食品fffの在庫数の情報」に加えて、「食品aaa~食品fffの消費期限の情報」の確認を行う。そして、消費期限を徒過している場合には、その食品については在庫切れと判断する。
【0066】
本実施の形態では、在庫情報確認手段15による確認によって、「食品aaa」「食品bbb」「食品eee」及び「食品fff」の在庫があることが分かる。
また、在庫情報確認手段15による確認によって、食品aaa~食品fffのいずれの食品についても、消費期限を徒過していないことが分かる。
【0067】
また、候補食品選択手段16は、食品1Bの賞味期限が到来していない場合には、「食品aaa」「食品bbb」「食品ccc」を、食品1Aとなり得る食品(候補食品)に選択する。
一方、食品1Bの賞味期限が徒過している場合には、「食品ddd」「食品eee」「食品fff」を、食品1Aとなり得る食品(候補食品)に選択する。
【0068】
本実施の形態では、食品1Bの賞味期限が到来していないために、候補食品選択手段16は、「食品aaa」「食品bbb」「食品ccc」のうち、在庫がある食品(「食品aaa」「食品bbb」)を候補食品として選択する。
【0069】
なお、5日後の2022年4月26日には、食品1Bの賞味期限が徒過することになるので、候補食品選択手段16は、「食品ddd」「食品eee」「食品fff」のうち、在庫がある食品(5日後も
図4に示す在庫状況であれば、「食品eee」「食品fff」)を候補食品として選択する。
【0070】
また、情報出力手段17は、候補食品選択手段16の選択結果に基づいて、消費者端末13に情報を出力可能に構成されている。
具体的には、本実施の形態における情報出力手段17は、
図2(a)に示すような情報を出力する。
【0071】
[効果]
上記した本発明を適用した食品情報提供システム11では、消費者が食品1Aの情報を求めた場合に、候補食品の情報を出力することによって、食品1Aの販売促進が実現し、食品1Aの廃棄を抑止することを通じて、食品ロスの低減を実現することができる。
【0072】
また、本発明を適用した食品情報提供システム11では、食品1Bが賞味期限を徒過している場合には、人気商品である「食品eee」や「食品fff」を候補食品として選択することによって、食品1Bの販売促進が実現し、賞味期限切れ食品である食品1Bの廃棄を抑止することを通じて、食品ロスの低減を実現することができる。
【0073】
<3.変形例>
[変形例1]
上記した第1の実施の形態では、食品1Bが賞味期限を徒過している場合に、「食品aaaの情報」及び「食品bbbの情報」に代えて、「食品eeeの情報」及び「食品fffの情報」を記載する場合を例に挙げて説明を行っているが、食品1Aを入手したい(購入したい)と消費者に思わせることができれば充分であって、
図2(c)で示すように、「食品aaaの情報」及び「食品bbbの情報」に加えて、「食品eeeの情報」及び「食品fffの情報」を記載しても良い。
【0074】
[変形例2]
上記した第2の実施の形態では、食品1Bが賞味期限を徒過している場合に、「食品aaa」及び「食品bbb」に代えて、「食品eee」及び「食品fff」を選択する場合を例に挙げて説明を行っているが、食品1Aを入手したい(購入したい)と消費者に思わせることができれば充分であって、「食品aaa」及び「食品bbb」に加えて、「食品eee」及び「食品fff」を選択しても良い。
【0075】
[変形例3]
上記した第1の実施の形態、第2の実施の形態では、「賞味期限」に着目して、「賞味期限切れ(即ち、賞味期限が到来するまでの残り日数が0日)」を基準として「食品1Bが賞味期限を徒過している場合」に、人気食品(「食品eee」「食品fff」)を候補食品とする場合を例に挙げて説明を行っているが、これに限るものではない。
例えば、「賞味期限切れ間近(例えば、賞味期限切れまで残り10日)」を基準としても良いし、「出荷期限」に着目して、「出荷期限」や「出荷期限切れ間近(例えば、出荷期限切れまで残り7日)」を基準としても良いし、「消費期限」に着目して、「消費期限切れ間近(例えば、消費期限まで残り14日)」を基準としても良い。
【0076】
[変形例4]
上記した第1の実施の形態、第2の実施の形態では、取扱商品が「食品」である場合を例に挙げて説明を行っているが、取扱商品は必ずしも「食品」である必要はなく、「食品以外」であっても良い。
【符号の説明】
【0077】
1 食品
2 ビニール
3 シール
4 識別情報(二次元バーコード)
11 食品情報提供システム
12 インターネット
13 消費者端末
14 食品情報記録手段
15 在庫情報確認手段
16 候補食品選択手段
17 情報出力手段
【手続補正書】
【提出日】2025-04-16
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
第2の商品と共に提供する第1の商品となり得る商品である候補商品の情報を提供するための情報提供システムであって、
前記第2の商品の賞味期限、若しくは、出荷期限、若しくは、消費期限が到来するまでの残り日数が所定の日数となる期限、のいずれか1つである所定期限の情報と、
1以上の商品である第1の候補商品の情報と、
1以上の商品であり、前記第1の候補商品とは異なる商品であると共に、前記第1の候補商品よりも人気の商品である第2の候補商品の情報と、
を含む情報を記録する商品情報記録手段と、
消費者の端末から、前記候補商品の情報の出力を希望する旨を受け付けたことを条件として、前記商品情報記録手段に記録された前記所定期限の情報を確認し、前記第2の商品が、前記所定期限が到来するまでの日数が所定日数を下回っていない場合には、前記第1の候補商品を前記候補商品として選択し、前記第2の商品が、前記所定期限が到来するまでの日数が所定日数を下回っている場合には、前記第2の候補商品を前記候補商品として選択する候補商品選択手段と、
該候補商品選択手段が選択した前記候補商品の情報を、前記消費者の端末に出力する出力手段と、を備え、
前記候補商品選択手段は、
前記第2の商品に表示された識別情報を前記消費者の端末で読み込むことにより、前記消費者の端末から送信された情報に基づいて前記第2の商品の特定を行い、特定された前記第2の商品と共に提供される前記第1の商品となり得る商品である前記候補商品を選択する
情報提供システム。
【請求項2】
第2の商品と共に提供する第1の商品となり得る商品である候補商品の情報を提供するための情報提供システムであって、
前記第2の商品の賞味期限、若しくは、出荷期限、若しくは、消費期限が到来するまでの残り日数が所定の日数となる期限、のいずれか1つである所定期限の情報と、
1以上の商品である第1の候補商品の情報と、
1以上の商品であり、前記第1の候補商品とは異なる商品であると共に、前記第1の候補商品よりも人気の商品である第2の候補商品の情報と、
を含む情報を記録する商品情報記録手段と、
消費者の端末から、前記候補商品の情報の出力を希望する旨を受け付けたことを条件として、前記商品情報記録手段に記録された前記所定期限の情報を確認し、前記第2の商品が、前記所定期限が到来するまでの日数が所定日数を下回っていない場合には、前記第1の候補商品を前記候補商品として選択し、前記第2の商品が、前記所定期限が到来するまでの日数が所定日数を下回っている場合には、前記第1の候補商品と、前記第2の候補商品とを前記候補商品として選択する候補商品選択手段と、
該候補商品選択手段が選択した前記候補商品の情報を、前記消費者の端末に出力する出力手段と、を備え、
前記候補商品選択手段は、
前記第2の商品に表示された識別情報を前記消費者の端末で読み込むことにより、前記消費者の端末から送信された情報に基づいて前記第2の商品の特定を行い、特定された前記第2の商品と共に提供される前記第1の商品となり得る商品である前記候補商品を選択する
情報提供システム。
【請求項3】
前記商品情報記録手段は、
前記第1の候補商品の在庫数の情報と、前記第2の候補商品の在庫数の情報と、が記録されており、
前記候補商品選択手段は、
在庫がある前記第1の候補商品、及び、在庫がある前記第2の候補商品、を選択する
請求項1または請求項2に記載の情報提供システム
【請求項4】
前記商品情報記録手段は、
前記第1の候補商品の消費期限の情報と、前記第2の候補商品の消費期限の情報と、が記録されており、
消費期限を徒過している前記第1の候補商品は在庫切れと判断し、
消費期限を徒過している前記第2の候補商品は在庫切れと判断する
請求項3に記載の情報提供システム。
【請求項5】
前記第1の商品、及び、前記第2の商品は、食品である
請求項1または請求項2に記載の情報提供システム。