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▶ 尾崎 志保の特許一覧

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  • 特開-ネイルアクセサリー 図1
  • 特開-ネイルアクセサリー 図2
  • 特開-ネイルアクセサリー 図3
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2025009581
(43)【公開日】2025-01-20
(54)【発明の名称】ネイルアクセサリー
(51)【国際特許分類】
   A44C 25/00 20060101AFI20250109BHJP
   A45D 31/00 20060101ALI20250109BHJP
【FI】
A44C25/00 Z
A45D31/00
【審査請求】未請求
【請求項の数】3
【出願形態】書面
(21)【出願番号】P 2023117115
(22)【出願日】2023-06-29
(71)【出願人】
【識別番号】513283420
【氏名又は名称】天野 志保
(72)【発明者】
【氏名】天野 志保
【テーマコード(参考)】
3B114
【Fターム(参考)】
3B114AA01
3B114AA11
3B114AA18
3B114AA21
3B114AA25
3B114DD01
3B114JA01
(57)【要約】
【課題】オーナメントの紛失を防止すると共に日常生活においての不具合が発生しないネイルアクセサリーを提供する。
【解決手段】オ―ナメント本体1と、このオーナメント本体2に接続する台座3と台座3の裏面に設けられ、爪Nに付着するための粘着剤4と、指Rを拘束する結束部材5と結束部材5と台座3を固定する止玉6を有することで、オーナメントが結束部材で指と拘束されている為、オーナメントが指から脱落することを防止することができる。尚且つ日常生活において不具合の発生をなくし、デザイン性の自由度も増すことができる。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
オーナメントを爪に当接させ、オーナメントと指を拘束する結束部材を取り付けた事を特徴とするネイルアクセサリー。
【請求項2】
オーナメントと爪の間に粘着剤を介在させる事を特徴とする請求項1に記載のネイルアクセサリー。
【請求項3】
オーナメントは台座と台座に固定されたオーナメント本体とを有し、結束部材の一部が台座の被係止部に係止されている事を特徴とする、請求項1及び請求項2記載のネイルアクセサリー。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明はネイルアクセサリーに係り、特に、オーナメントの紛失を防止することができるネイルアクセサリーに関する。
【背景技術】
【0002】
本件発明者は、先に、爪の表面に固定状態に取り付けられる立体形状のアクセサリーであって、オーナメント本体の基部に面形成パテが設けられ、且つ面形成パテの底面は爪の表面に沿うような平面状に形成されているネイルアクセサリー(特許文献1参照)を開示した。また、オーナメントの紛失防止を目的とした指輪及びイヤリング(特許文献2参照)を開示した。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2015-92979
【特許文献2】特開2019-76668
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記ネイルアクセサリーにあって、特許文献2は特許文献1で問題となった爪表面に接着されたオーナメントの脱落による紛失を防止する事を目的に開発された。しかし、指輪とオーナメントの間を指の長手方向にそって装飾チェーンで繋いでいた。この為、日常生活においてこの装飾チェーンが何かに引っ掛かってしまいオーナメントの脱落を助長する、もしくは装飾チェーンを切断してしまうという問題が生じた。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明は、上記問題点を考慮してなされたもので、オーナメントの紛失を防止すると共に日常生活においての不具合が発生しないネイルアクセサリーを提供する事を目的とする。
【0006】
請求項1記載のネイルアクセサリーは、オーナメントを爪に当接させ、オーナメントと指を拘束する結束部材を取り付けた事を特徴とするネイルアクセサリーである。
【0007】
請求項2記載のネイルアクセサリーはオーナメントと爪の間に粘着剤を介在させる事を特徴とする請求項1に記載のネイルアクセサリーである。
【0008】
請求項3記載のネイルアクセサリーは、オーナメントは台座と台座に固定されたオーナメント本体とを有し、結束部材の一部が台座の被係止部に係止されている事を特徴とする請求項1及び請求項2記載のネイルアクセサリーである。
【発明の効果】
【0009】
請求項1記載のネイルアクセサリーによれば、爪に当接させたオーナメントが結束部材で指と拘束されている為、オーナメントが指から脱落することを防止することができる。
【0010】
請求項2記載のネイルアクセサリーによれば、オーナメントと爪の間に粘着剤を介在させている為、更に強固にオーナメントを爪の上に保持させることが出来る。
【0011】
請求項3記載のネイルアクセサリーによれば、オーナメントはオーナメント本体と台座で形成されており、結束部材の一部が台座の被係止部に係止されている。この構成とすることで、オーナメント本体のデザイン自由度が増すと共に指との拘束において、オーナメント本体自体の強度に依存する必要がなくなる。
【図面の簡単な説明】
【0012】
図1図1は、本発明の一実施例のネイルアクセサリーを装着した指を側面から見た図である。
図2】本発明のネイルアクセサリーの装着状態を指の上面から見た図である。
図3】本発明においてオーナメント本体を接着していない台座と結束部材を表示したものである。
【発明を実施するための形態】
【0013】
本発明の一実施例のネイルアクセサリー1を図面を参照して説明する。
図1ないし図2において本ネイルアクセサリーは、オーナメント本体2と、このオーナメント本体2に接続する台座3と、台座3の裏面に設けられ爪Nに付着するための粘着剤4と、指Rを拘束する結束部材5と、結束部材5とその結束部材5の長さを調整し台座3を固定する止玉6を有する。
【0014】
オーナメント本体2は、適宜の装飾(ダイヤモンド、真珠などの宝石に限らず、イミテーションでも良く。)、装飾模様を具えたものであり、例えば、特開2015-92979号公報の図1(b)に示すような花弁状のもの、あるいは図4(a)に示すような宝石状のものなど、適宜の装身用アクセサリーに用いられているものを適用することができる。例外的なものとして図4(c)に示すような意外性を持ったフェザー状のものや布等も適用し得る。また、金属や樹脂等の成形品でも良い。
【0015】
本実施例のようにオーナメント2と台座3を組み合わせて使用する場合は、オーナメント本体2と台座3は強固に接続する必要が生じる。その場合は紫外線硬化樹脂やエポキシ樹脂等で接着する、もしくはオーナメント本体2の強度及び硬度が高い場合には圧入等も適用が可能である。
【0016】
粘着剤4は例えば両面テープや、合成ゴム製粘着剤等が適用できる。
【0017】
結束部材5は、本実施例では装飾チェーンを適用しているが、ワイヤー、紐等も使用する事ができる。装飾チェーンは、その一端が、台座3に設けられた被係止部(ここでは三日月状の穴を形成する台座の一部)に係止されており、指の長手方向を横断する形で巻き付けられ、装飾チェーンの先端が三日月状の穴を通った後に、止玉6で固定されている。
止玉6は、結束部材上をある程度の負荷がかかると、スライドするように設定されていることから、指の太さに応じて結束部材の長さを調節することが出来る。
【0018】
従って、爪Nに付着したオーナメント本体2及び台座3が爪Nから離脱しても、オーナメント本体2は結束部材4を介して指Rに拘束されているため、オーナメント本体2の紛失を防止することができ、しかも結束部材5は、拘束するという機能的な効果以外に、装飾効果をも醸し出し、美的効果を増大させることができる。さらに、特許文献2で問題となった日常生活における問題発生も阻止することができる。
【符号の説明】
【0019】
R 指
1 ネイルアクセサリー
2 オーナメント本体
3 台座
4 粘着剤
5 結束部材
6 止玉
N 爪
図1
図2
図3