(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2025009589
(43)【公開日】2025-01-20
(54)【発明の名称】汗疹の発生を防止できる可能性がある男性用健康パンツ
(51)【国際特許分類】
A41B 9/02 20060101AFI20250109BHJP
【FI】
A41B9/02 H
【審査請求】有
【請求項の数】1
【出願形態】書面
(21)【出願番号】P 2023117887
(22)【出願日】2023-06-30
(71)【出願人】
【識別番号】518013305
【氏名又は名称】羽田 四郎
(72)【発明者】
【氏名】羽田 四郎
【テーマコード(参考)】
3B128
【Fターム(参考)】
3B128EB13
3B128EC02
3B128EC03
3B128EC14
3B128JA01
3B128JB04
(57)【要約】 (修正有)
【課題】就寝中に男性の内腿で発生する汗水を吸汗厚布が吸収し、残る汗水を微少に留める状態を日々継続して、汗疹の発生を防止できる男性用健康パンツを提供する。
【解決手段】パンツ前部の脚挿入開口部の近傍から縦割れ開口部6の近傍までの間に、ほぼ平行に2枚の吊り布2を縫付けて固定し、吊り布2の非固定部と網袋3の上部を合わせ縫いし、それで吊り布2は網袋3を吊り下げ、吊り下げる網袋3の動きは自在とし、左右の内腿と向き合う網袋の2側面に2枚の吸汗力ある吸汗厚布4を合わせ縫いし、左右の吸汗厚布4と左右の内腿は接触可能とし、網袋3に包蔵される陰嚢は左右の内腿と非接触と成る。それらの構成による効果で、内腿で発生する炎症を防止できる可能性がある。
【選択図】
図2
【特許請求の範囲】
【請求項1】
パンツ内前部の脚挿入開口部近傍から縦割れ開口部の下部近傍までの間に、2枚の吊り布を縫付けて固定し、非固定の吊り布下部と網袋の上部4か所を結合して縫付け、それで吊り布が網袋を吊り下げる状態と成し、吊り下げられる網袋は動き自在とし、網袋が左右の内腿と隣接する側面に吸汗力ある吸汗厚布を合わせ縫いする、それで左右の吸汗厚布と左右の内腿は接触可能となり、網袋が囲う陰嚢は左右の内腿と非接触となる、そして就寝中に内腿が発汗する汗水を吸汗厚布が吸収し、相対的に内腿に留まる汗水は微少となり、それが起床時まで続行すると汗疹の発祥はほぼ無となり、同状態が日々継続することにより汗疹を確実に防止できる可能性がある、内腿で発生する汗疹防止に役立つ事を特徴とする男性用健康パンツ。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
男性の悩みの1つに内腿で発症する汗疹による痒み等の炎症がある、それ等は内腿に残留する汗が原因だから、残留する汗をごく微少な量に保てば解決できる可能性があり、それを日々継続すれば内腿の汗疹の発生を防止できる可能性がある、それを実現するのが男性用健康パンツだから、その制作を目指す事が技術分野である。
【背景技術】
【0002】
内腿に滞留する汗が原因の汗疹の炎症を治療しようと試みて、多くの男性が背景技術である塗り薬を塗布してきた。
しかし塗布後に一時的な爽やかさを感じる効果はあるが、汗疹の完治は根本的に解決される事は殆どなかった。
【0003】
背景技術として男性用パンツの発明と実用新案が公表されている、そこで先行技術文献に記載された要点と、本願発明の請求項1を以下に示して比較検討する。
【文献番号1】
【0004】
(実用新案登録第3143555号公報)の請求項1の要点は、「下半身の一部を覆う換気布から成るパンツ本体に腰バンドと脚挿入開口部が共に提供され、陰嚢ポケットもパンツ本体に形成され、それに陰嚢ポケット分離バンドが陰嚢ポケット周囲に設けられ、陰嚢ポケットの開口部の周囲に陰茎を受容するように陰茎ポケットが取付けられ、周囲に陰茎ポケット分離バンドが設けられ、陰茎ポケットの内側布に放物線状切取部が形成され、下端開口部を定めるため陰茎ポケットの内側布の中央下端に、切取部が形成される男性用パンツ。」と記載している。
即ち文献番号1は換気布からなる腰バンドと陰嚢ポケット等の実用新案である、よって、文献番号1では内腿で発生する汗疹の防止対策についての記載は無い。
【0005】
本願発明の請求項1の要点は、(A:)「パンツ内前部の脚挿入開口部近傍から縦割れ開口部の下部近傍までの間に、2枚の吊り布を縫付けて固定し、非固定の吊り布下部と網袋の上部4か所を結合して縫付け、それで吊り布が網袋を吊り下げる状態と成し、吊り下げられる網袋は動き自在とし、網袋が左右の内腿と隣接する側面に吸汗力ある吸汗厚布を合わせ縫いする、それで左右の吸汗厚布と左右の内腿は接触可能となり、網袋が囲う陰嚢は左右の内腿と非接触となる、そして就寝中に内腿が発汗する汗水を吸汗厚布が吸収し、相対的に内腿に留まる汗水は微少となり、それが起床時まで続行すると汗疹の発祥はほぼ無となり、同状態が日々継続することにより汗疹を確実に防止できる可能性がある、内腿で発生する汗疹防止に役立つ事を特徴とする男性用健康パンツ。」と記載している。
即ち本願発明の請求項1では、内腿で発症する汗疹の防止対策を記載している、よって、本願発明の請求項1は文献番号1の実用新案と明確な相違がある。
【0006】
文献番号2(特許第3942867号公報)の請求項1の要点は、「パンツ本体の内側に左右あて布が設けられ、左右あて布がパンツ本体の前身頃内面と後身頃内面とにおいてパンツ本体と接し、あて布のパンツ本体前身頃内面に接する端部と後身頃内面に接する端部を結ぶ上縁辺が両脚鼠蹊部の直下に位置し、あて布の下縁辺から上縁辺までの高さが前方から後方にかけて低くなっており、その最も低い高さでも男性器全面を覆うことができ、左右あて布の間に男性器が収納されることにより男性器と左股間が隔てられ、男性器下部が左右あて布の間において開放された構造である。」と記載している。
即ち文献番号2はあて布をパンツ本体の内側に設置して男性器と左股間を隔て、男性器下部が左右あて布の間において開放される構造のパンツについての特許である。
よって、文献番号2では内腿で発生する汗疹の防止対策についての記載は無い。
【0007】
本願発明の請求項1は上記(A:)の通りである。
即ち本願発明の請求項1では、内腿で発症する汗疹の防止対策を記載している、よって、本願発明の請求項1は文献番号2の特許と明確な相違がある。
【0008】
文献番号3(実用新案登録第3227092号公報)の請求項1の要点は、「頻尿対策パンツであって、パンツ内部中間の縦にだぶらせている部分を上部横状のゴムバンドで横一列のみ固定して中間と下部は非固定とし、上部以外には固定しない布を有したパンツの構造で、用を済ませる為に布が邪魔にならない頻尿対策パンツが必要である。」と記載している。
即ち文献番号3は頻尿対策パンツがパンツ内部中間の縦の部分をゴムバンドで横一列に固定し中間と下部は非固定とし上部以外固定しないパンツの構造についての実用新案である。
よって、文献番号3では内腿で発生する汗疹の防止対策についての記載は無い。
【0009】
本願発明の請求項1は上記(A:)の通りである。
即ち本願発明の請求項1では、内腿で発症する汗疹の防止対策を記載している、よって、本願発明の請求項1は文献番号3の実用新案と明確な相違がある。
【0010】
英文の文献番号4(米国特許第6105174(USA)号公報)を、日本語に翻訳した請求項1の要点は、「男性の失禁対策に効果が期待される男性用失禁巾着の制作であり、男性用失禁巾着が及ぼす身体への影響の説明であり、また男性用失禁巾着を付けたパンツ使用時における失禁対策の方法」を多数記載している。
即ち文献番号4は男性用失禁巾着の制作と、その利用法及び失禁対策の方法が記載された構成の米国特許である。
よって、文献番号4では内腿で発生する汗疹の防止対策についての記載は無い。
【0011】
本願発明の請求項1は上記(A:)の通りである。
即ち本願発明の請求項1では、内腿で発症する汗疹の防止対策を記載している、よって、本願発明の請求項1は文献番号4の米国特許と明確な相違がある。
【0012】
文献番号5(特許第5452743号公報)の請求項1の要点は、「前側に開口部が有する男性用のパンツ本体と、開口部の内側に受尿体を設け、受尿体は下辺を鼠蹊部の上部幅と同程度の幅とし、上辺を下辺よりも広い幅とし、高さを鼠蹊部の上部から臍までと同程度とし、逆さ台形状の吊り布部を備える、吊り布部の下部には尿吸収体を収納した受尿袋が開口部を内側に向けて吊設し、吊り布部の上部寄りの部位から受尿袋の深さ中間部位にかけ縦割れ開口部を設ける」と記載している。
即ち文献番号5は男性用のパンツの開口部の内側に受尿体を設け、逆さ台形状の吊り布部を備え、吊り布部下部に尿吸収体を収納した受尿袋が開口部を内側に向けて吊設され、吊り布部の上部寄りから受尿袋の深さ中間部位にかけ縦割れの開口部を設ける構造についての特許である。
よって、文献番号5では内腿で発生する汗疹の防止対策についての記載は無い。
【0013】
本願発明の請求項1は上記(A:)の通りである。
即ち本願発明の請求項1では、内腿で発症する汗疹の防止対策を記載している、よって、本願発明の請求項1は文献番号5の特許と明確な相違がある。
【先行技術文献】
【0014】
【文献番号1】
実用新案登録第3143555号公報
【文献番号2】
特許第3942867号公報
【文献番号3】
実用新案登録第3227092号公報
【文献番号4】
米国特許第6105174(USA)号公報
【文献番号5】
特許第5452743号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0015】
男性の悩みである内腿で発症する汗疹の防止対策と、それに関連する内腿の蒸れの発生を防止する事が、本願発明が解決しようとする課題である。
【課題を解決するための手段】
【0016】
上記の課題を解決するための手段として、本願発明では内腿での汗疹の発症防止と、内腿の蒸れの防止手段を以下の通り実施して制作する。
【0017】
{1}吊り布と網袋の布地を用意する。
吊り布と網袋がパンツ内で蒸れと湿気に晒される事を考慮し、通気性の良い生地を添付図面の[
図4]の「1、吊り布と網袋に適する素材」に表示されているガーゼ生地、シーチング生地、麻生地、ブロード生地の中から一つを選択して採用する。
【0018】
{2}吊り布を制作して用意する。
選択した布地を用意して、添付図面の[
図1]、[
図2]の通りに2枚の布地に縫い代付き吊り布の形状を描き、描き終えたら形状通りに縫い代付き吊り布をハサミで切抜く、2枚の縫い代部分以外の全ての部分を合わせ縫いして吊り布を制作する。
同様に行って、別の吊り布を制作する、それで2枚の吊り布が用意される。
【0019】
{3}網袋を制作して用意する。
選択した布地を用意し、添付図面の[
図1]、[
図2]の通り布地に網袋の形状を描き、形状通りに網袋をハサミで切抜く、そして上面が平らな球形の網袋を縫い合せて制作する、これで網袋が用意される。
【0020】
{4}吸汗厚布用の生地を用意する。
吸汗厚布は内腿で発生する汗を吸収する役目だから、吸水性と吸湿性の良い素材の生地を捜す、その為に添付図面[
図4]の「2、吸汗厚布に適する素材」に表示されている綿生地、リネン生地、レーヨン生地、羊毛生地の中から一つ生地を選択して用意する。
【0021】
{5}吸汗厚布を制作して用意する。
1番目に吸汗厚布用の生地を裁断して大量の小片と成し、それらの小片をひと固まりに集めて押し潰して(座布団状の形をした厚みある固まり)とする。
同様に行って、別の(座布団状の形をした厚みある固まり)を制作する、それで2枚の(座布団状の形をした厚みある固まり)が用意される。
2番目に(座布団状の形をした厚みある固まり)を包む袋を制作し、制作した袋の中に(座布団状の形をした厚みある固まり)を挿入し、(座布団状の形をした厚みある固まり)を取り入れた袋の周囲を縫合わせて吸汗厚布を制作する。
同様に行って別の吸汗厚布を制作する、それで2枚の吸汗厚布が用意される。
【0022】
{6}吸汗厚布付き網袋を制作して用意する。
添付図面[
図1]と[
図2]の通り、左右の吸汗厚布が左右の内腿と接触可能な網袋の側面位置を捜し、網袋の位置を決定した後に吸汗厚布を押付け、吸汗厚布と網袋を合せ縫いして吸汗厚布付き網袋を制作する、これで網袋は用意される。
【0023】
{7}吊り布と網袋を既存のパンツ内面に縫付けて完成する。
添付図面[
図1]と[
図2]の通り、既存のパンツ前部の脚挿入開口部の近傍から縦割れ開口部の近傍までの間に、ほぼ平行に2枚の吊り布を縫付けて固定する、そして吊り布の非固定部と網袋の上部を合わせ縫いし、それで吊り布は網袋を吊り下げ、吊り下げる網袋の動きは自在とする、そして左右の内腿と向き合う網袋の2側面に2枚の吸汗力ある吸汗厚布を合わせ縫いする、よって、左右の吸汗厚布と左右の内腿は接触可能となり、網袋に包蔵される陰嚢は左右の内腿と非接触と成る、それらの構成による汗男性用健康パンツの制作を行う。
【0024】
以下に本願発明の請求項1に関する左右の内腿で発生する汗疹を防止する実施法を説明する。
【0025】
男性用健康パンツを履いて就寝すると、暫くして身体が暖かくなり、暖かくなるにつれて左右の内腿が発汗を開始する。
そして右側に寝返りを打つと右の吸汗厚布が右の内腿と密着接触し、右の吸汗厚布が右の内腿で発汗を続けている汗水を殆ど吸収し、相対的に右の内腿に残留する汗水は殆ど微少量状態となる。
【0026】
時間が経過すると右から左に寝返りを打つ、寝返りを打つ事で右側の吸汗厚布が右の内腿から若干離れ、左側の吸汗厚布が左の内腿と密着接触となる。
【0027】
左側に寝返りを打つと左の吸汗厚布が左の内腿と密着接触し、左の吸汗厚布が右の内腿で発汗を続けている汗水を殆ど吸収し、相対的に左の内腿に残留する汗水は殆ど微少量状態となる。
【0028】
起床直後に男性用健康パンツを脱いで左右の内腿に微少に残る汗水を、温水を含めたタオルで拭きとり、拭きとり終えたら乾いたタオルを用いて乾燥させ、清潔にした後で普通のパンツに履き替え、汗水を吸収した男性用健康パンツは洗濯に出す。
【0029】
内腿で発生する汗疹に悩んできた男性を含めて、ほぼ数分間で終了する内腿のケアーをほぼ毎日実行する事により、日を追うごとに汗疹の症状は改善に向かい、早ければ約1週間、遅くとも約2週間で汗疹の症状を解消できる可能性がある。
また内腿の汗疹が無症状の人も、同様なケアーをほぼ毎日実行する事により、汗疹に無縁な生活を維持できる可能性がある。
【図面の簡単な説明】
【0030】
【
図1】パンツの内面の側面図で、左側が臀部・右側が前腹を表示している。
【
図3】寝返りを打った時の正面図で、吸汗厚布と内腿の接触の強弱の違いで、汗水の吸収量の違いを図式化した。
【発明の効果】
【0031】
発明の効果の第一は、男性用健康パンツを日々履いて就寝するだけで、厄介な汗疹を確実に防止できる可能性があり、また内腿の不快な蒸れも確実に解消できる可能性がある、それら内腿で発生する災いを確実に防止できる可能性がある。
発明の効果の第二は、汗疹の炎症に悩む人が皮膚科医院の治療費や市販の塗り薬の購入費等を、無料又は少額で済ませる事ができる可能性がある。
【産業上の利用可能性】
【0032】
男性用パンツは消耗品であり必需品である、従って、現代の男性の殆どが使用している、よって、パンツ業界は大きな販売マーケットを持って消費者の需要に応えている、しかし既に殆どの男性がパンツを所持している現状では、これ以上の販路拡大は困難と言えそうで、より一層の企業努力が求められていると推量する。
その高い壁をぶち壊す起爆剤の可能性を秘めているのが本願発明の男性用健康パンツである。
即ち男性用健康パンツを履いて就寝するだけで、本来の「履く」という目的を達成し、更に「内腿で発症する汗疹を確実に防止できる可能性」があるパンツである、つまり「一石二鳥」の効果が期待される新式の健康パンツだから、消費者に及ぼすインパクトは強大と言えそうである、よって、パンツ業界に新しい「ビッグマーケット」を提供できる可能性を秘めた男性用健康パンツと言える。
【符号の説明】
【0033】
1,パンツ本体(パンツライン)
2,吊り布
3,網袋
4,吸汗厚布
5,人の肌面(ボディライン)
6,パンツの縦割れ開口部
7,吊り布の縫い代
8,男性の性器
【手続補正書】
【提出日】2023-08-10
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0030
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0030】
【
図1】パンツの内面の側面図で、左側が臀部・右側が前腹を表示している。
【
図3】寝返りを打った時の正面図で、吸汗厚布と内腿の接触の強弱の違いで、汗水の吸収量の違いを図式化した。
【
図4】1「吊り布と網袋に適する素材」で、「A・通気性の良い布」ではガーゼ生地、シーチング生地、麻生地、ブロード生地を表示した図である。2「吸汗厚布に適する素材」で、「A・吸水性が高い布」では綿生地、リネン生地、リヨセル生地、レーヨン生地を表示し、「B・吸湿性が高い布」では綿生地、リネン生地、羊毛生地、絹生地を表示した図である。
【手続補正書】
【提出日】2023-12-22
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】請求項1
【補正方法】変更
【補正の内容】
【請求項1】
パンツ内前部の脚挿入開口部近傍から縦割れ開口部の下部近傍までの間に、2枚の吊り布を縫付けて固定し、非固定の吊り布下部を網袋に縫付けて吊設し、網袋は動き自在とし、網袋が左右の内腿と接触する側面に吸汗力ある吸汗厚布を縫付ける、それで左右の吸汗厚布と左右の内腿は接触可能となり、網袋が囲う陰嚢は左右の内腿と非接触となる、そして就寝中に内腿が発汗する汗水を吸汗厚布が吸収し、相対的に内腿に留まる汗水は微少となり、それが起床時まで続行すると汗疹の発祥はほぼ無となり、同状態が日々継続することにより汗疹を確実に防止できる可能性がある、
内腿で発生する汗疹防止に役立つ事を特徴とする男性用健康パンツ。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0004
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0004】
文献番号1(実用新案登録第3143555号公報)の請求項1の要点は、「下半身の一部を覆う換気布から成るパンツ本体に腰バンドと脚挿入開口部が共に提供され、陰嚢ポケットもパンツ本体に形成され、それに陰嚢ポケット分離バンドが陰嚢ポケット周囲に設けられ、陰嚢ポケットの開口部の周囲に陰茎を受容するように陰茎ポケットが取付けられ、周囲に陰茎ポケット分離バンドが設けられ、陰茎ポケットの内側布に放物線状切取部が形成され、下端開口部を定めるため陰茎ポケットの内側布の中央下端に、切取部が形成される男性用パンツ。」と記載している。
即ち文献番号1は換気布からなる腰バンドと陰嚢ポケット等の実用新案である、よって、文献番号1では内腿で発生する汗疹の防止対策についての記載は無い。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0027
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0027】
左側に寝返りを打つと左の吸汗厚布が左の内腿と密着接触し、左の吸汗厚布が左の内腿で発汗を続けている汗水を殆ど吸収し、相対的に左の内腿に残留する汗水は殆ど微少量状態となる。