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特開2025-9620ニッケル又はコバルト、磁性体、良導体の混合物による化学反応を利用したエネルギー相互変換発電法
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2025009620
(43)【公開日】2025-01-20
(54)【発明の名称】ニッケル又はコバルト、磁性体、良導体の混合物による化学反応を利用したエネルギー相互変換発電法
(51)【国際特許分類】
   H02N 11/00 20060101AFI20250109BHJP
【FI】
H02N11/00 X
H02N11/00 Z
【審査請求】未請求
【請求項の数】5
【出願形態】書面
(21)【出願番号】P 2023128150
(22)【出願日】2023-06-28
(71)【出願人】
【識別番号】518440899
【氏名又は名称】パテントフレア株式会社
(72)【発明者】
【氏名】伊藤 学
(57)【要約】
【課題】従来の発電装置、又は電池などの電源は、「外部からのエネルギーや作用物質の供給」又は「装置内部の作用物質消耗による交換」を伴わなければ、永続的な発電作用を維持できなかった。
【解決手段】鉄と同様に磁石がくっつく金属であるニッケル又はコバルトと、ネオジムなどの磁性体と、銅、アルミなどの導電性の高い金属、又は炭素同素体などの炭素系良導体を粉末状、又は溶液状に加工して混合する。この混合物は発電作用と磁力発生作用を同時に発生させる特性を有する。
この混合物の特性を利用した発電方法を用いて課題を解決する。
【選択図】なし
【特許請求の範囲】
【請求項1】
磁石がくっつく物質特性(強磁性)を有する金属は、鉄、ニッケル、コバルトの3種である。
コイル(銅線)を巻き電気を流すことで、磁石として利用する電磁石の材料は、主に純度の高い鉄(純鉄)が使われている。
これは、価格が安いからであり、他の2種(ニッケル、コバルト)も同様の物質特性を持ち、電気を流す(電圧をかける)ことによって、磁力を発生する。
「電気エネルギーを与えると磁力が発生する」ということは、エネルギー相互変換作用の法則により「磁気エネルギーを与えると電力が発生する」ということであり、「ニッケル、コバルトは、純鉄と同様電気エネルギーと磁気エネルギーの相互変換作用がある」ということである。
この物質特性を利用して、「ニッケル又はコバルトとネオジムなどの磁性体と銅、アルミなどの導電性の高い金属、又は炭素同素体などの炭素系良導体」を粉末状、又は溶液状に加工して適切な量と比率で構成物質の偏りが無いように混ぜ合わせる。
(対象となる物質の化学組成が同等であれば、固体、液体などの状態は限定されない。)
この混合物を発電装置内に封入する。
すると、当該混合物は装置内で磁気の発生と発電が同時に起こる状態(電気エネルギーと磁気エネルギーの相互変換が行われている状態)となる。
この「ニッケル又はコバルト、磁性体、良導体の混合物」の化学反応(エネルギー相互変換作用)を利用して発電する方法。
(ニッケル又はコバルトを単体で使用しても、混合して使用しても合金にして使用しても物質特性は変わらないため、使用方法は、限定されない。
この発電機能を有する混合物が、電化製品の電源として装備される際、固体、液体などの状態は限定されない。
又、混合物が封入される発電装置(電池など)外枠の形状や材質も限定されない、さらに混合物は、発電装置内に封入される必要もない。
溶液化された混合物を塗料のように電化製品内部に直接塗布して電線、回路などと接続し、使用する場合も含まれる。
【請求項2】
請求項1に記載の方法を使用した発電装置、電源。
【請求項3】
請求項1に記載の方法を使用した磁気発生装置、常温超電導装置。
【請求項4】
請求項2、請求項3に記載の装置を使用した装置、設備。
【請求項5】
請求項4に記載の装置、設備を使用した役務、事業。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ニッケル及びコバルトの物質特性(磁電効果)を利用した応用技術に関する。
【背景技術】
【0002】
電磁石の技術
【0003】
超電導の技術
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
従来の発電装置、又は電池などの電源は、「装置外部からのエネルギーや作用物質の供給」又は「装置内部の作用物質消耗による交換」を伴わなければ、永続的に電気エネルギーを発生させることができないという課題があった。
【課題を解決するための手段】
【0005】
電気エネルギーと磁気エネルギーの相互交換作用という物質特性を有するニッケル、又はコバルトとネオジムなどの磁性体と銅、アルミなどの導電性の高い金属、又は炭素同素体などの炭素系良導体を、粉末状又は溶液状に加工して、適切な量と比率で構成物質の偏りが無いように混ぜ合わせる。
(対象となる物質の化学組成が同等であれば固体、液体などの状態は限定されない)
この混合物を発電装置内に封入する。
すると当該混合物は、装置内で磁力の発生と発電が同時に起こる状態(電気エネルギーと磁気エネルギーの相互交換が行われている状態)となる。
この「ニッケル又はコバルト、磁性体、良導体の混合物」の化学反応(エネルギー相互変換作用)を利用して発電する方法によって課題を解決する。
又、この方法を用いることで発電装置(電源)だけでなく磁力発生装置(常温超電導装置)としても応用できる。
(ニッケル又はコバルトを単体で使用しても、混合して使用しても、合金にして使用しても、物質特性は変わらないため、使用方法は限定されない)