(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2025009622
(43)【公開日】2025-01-20
(54)【発明の名称】発光ダイオード(LED)と良導体の混合物による化学反応を利用したエネルギー相互変換発電法
(51)【国際特許分類】
H05B 45/00 20220101AFI20250109BHJP
H10H 20/00 20250101ALI20250109BHJP
【FI】
H05B45/00
H01L33/00 L
【審査請求】未請求
【請求項の数】6
【出願形態】書面
(21)【出願番号】P 2023128152
(22)【出願日】2023-06-28
(71)【出願人】
【識別番号】518440899
【氏名又は名称】パテントフレア株式会社
(72)【発明者】
【氏名】伊藤 学
【テーマコード(参考)】
3K273
5F142
【Fターム(参考)】
3K273PA10
3K273QA16
3K273TA15
3K273TA21
3K273UA22
5F142EA31
5F142GA21
5F142GA40
(57)【要約】
【課題】従来の太陽電池などの光電効果発電装置は、装置外部の光源を利用するため、発電に必要な光エネルギーが得られない夜間などは発電できなかった。
【解決手段】電気エネルギーと光エネルギーの相互変換作用という物質特性を有する発光ダイオード(LED)と、銅、アルミなどの導電性の高い金属、又は炭素同素体などの炭素系良導体を粉末状、又は、溶液状に加工して適切な量と比率で混合する。
この混合物を発電装置内に封入し、一時的に外部電源から通電、又は外部光源から照射する。
すると当該混合物は、装置内で発光と発電が同時に起こる状態(電気エネルギーと光エネルギーの相互変換が行われている状態)となる。
この「発光ダイオード(LED)と良導体の混合物」の化学反応(エネルギー相互変換作用)を利用した発電方法によって、課題を解決する。
【選択図】なし
【特許請求の範囲】
【請求項1】
半導体ダイオードの1種で照明装置の光源として使われる発光ダイオード(LED)という物質がある。
この物質は「電圧をかける(電流を流す)と発光し、光を照射すると起電力を生じる」という物質特性を持つ。
これは、発光ダイオードには「電気エネルギーと光エネルギーの相互変換作用がある」ということである。
この発光ダイオードと銅、アルミなどの導電性の高い金属、又は炭素同素体などの炭素系良導体を、粉末状、又は溶液状に加工して適切な量と比率で、構成物質の偏りが無いように混ぜ合わせる。
(対象となる物質の化学組成が同等であれば、固体、液体などの状態は限定されない)
この混合物を発電装置内に封入し、一時的に外部電源から電気エネルギーを供給(通電)、又は外部光源から光エネルギーを供給(照射)する。
すると当該混合物は、装置内で発光と発電が同時に起こる状態(電気エネルギーと光エネルギーの相互変換が行われている状態)となる。
この「発光ダイオード(LED)と良導体の混合物」の化学反応(エネルギー相互変換作用)を利用して発電する方法。
この発電機能を有する混合物が、電化製品の電源として装備される際、固体、液体などの状態は限定されない。
又、混合物が封入される発電装置(電池など)外枠の形状、材質も限定されない、さらに混合物は発電装置内に封入される必要もない。
溶液化された混合物を、塗料のように電化製品内部に直接塗布して、電線、回路などと接続し使用する場合も含まれる。
(発光ダイオード(LED)は、発光する色(光の波長)によって数種類あるが、発光色の種類(波長の種類)は、限定されない。物質特性が同等であるものは全て含まれる)
【請求項2】
請求項1に記載の方法を使用した発電装置、電源。
【請求項3】
請求項1に記載の方法を使用した照明装置、光源。
【請求項4】
請求項1に記載の方法を使用したディスプレイ、映像出力装置。
【請求項5】
請求項2、請求項3、請求項4に記載の装置を使用した装置、設備。
【請求項6】
請求項5に記載の装置、設備を使用した役務、事業。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、発光ダイオード(LED)の物質特性(光電効果)を利用した応用技術に関する。
【背景技術】
【0002】
発光ダイオード(LED)照明の技術
【0003】
半導体太陽電池(太陽光発電)の技術
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
従来の太陽電池などの光電効果発電装置は、装置外部の光源の光エネルギーを利用して発電するため、夜間や雨天など発電に必要な光エネルギーが得られない時は、発電することができないという課題があった。
【課題を解決するための手段】
【0005】
電気エネルギーと光エネルギーの相互変換作用という物質特性を有する発光ダイオード(LED)と、銅、アルミなどの導電性の高い金属、又は炭素同素体などの炭素系良導体を、粉末状、又は溶液状に加工して適切な量と比率で、構成物質に偏りが無いように混ぜ合わせる。
(対象となる物質の化学組成が同等であれば、固体、液体などの状態は限定されない)
この混合物を発電装置内に封入し、一時的に外部電源から電気エネルギーを供給(通電)、又は外部光源から光エネルギーを供給(照射)する。
すると当該混合物は、装置内で発光と発電が同時に起こる状態(電気エネルギーと光エネルギーの相互変換が行われている状態)となる。
この「発光ダイオード(LED)と良導体の混合物」の化学反応(エネルギー相互変換作用)を利用して発電する方法によって、課題を解決する。
又、この方法を用いることで発電装置(電源)としてだけでなく、照明装置など光源としても応用できる。