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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2025009735
(43)【公開日】2025-01-20
(54)【発明の名称】ディスプレイ装置
(51)【国際特許分類】
   H05B 45/10 20200101AFI20250109BHJP
   G09G 3/36 20060101ALI20250109BHJP
   G09G 3/34 20060101ALI20250109BHJP
   H05B 47/105 20200101ALI20250109BHJP
   G02F 1/133 20060101ALI20250109BHJP
   G02F 1/13357 20060101ALI20250109BHJP
   F21S 2/00 20160101ALI20250109BHJP
   G09G 3/20 20060101ALI20250109BHJP
【FI】
H05B45/10
G09G3/36
G09G3/34 J
H05B47/105
G02F1/133 535
G02F1/13357
F21S2/00 480
G09G3/20 642E
【審査請求】有
【請求項の数】9
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2023216349
(22)【出願日】2023-12-22
(31)【優先権主張番号】10-2023-0087625
(32)【優先日】2023-07-06
(33)【優先権主張国・地域又は機関】KR
(31)【優先権主張番号】10-2023-0119426
(32)【優先日】2023-09-08
(33)【優先権主張国・地域又は機関】KR
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.ZIGBEE
(71)【出願人】
【識別番号】502032105
【氏名又は名称】エルジー エレクトロニクス インコーポレイティド
【氏名又は名称原語表記】LG ELECTRONICS INC.
【住所又は居所原語表記】128, Yeoui-daero, Yeongdeungpo-gu, 07336 Seoul,Republic of Korea
(74)【代理人】
【識別番号】100109841
【弁理士】
【氏名又は名称】堅田 健史
(74)【代理人】
【識別番号】230112025
【弁護士】
【氏名又は名称】小林 英了
(74)【代理人】
【識別番号】230117802
【弁護士】
【氏名又は名称】大野 浩之
(74)【代理人】
【識別番号】100131451
【弁理士】
【氏名又は名称】津田 理
(74)【代理人】
【識別番号】100167933
【弁理士】
【氏名又は名称】松野 知紘
(74)【代理人】
【識別番号】100184181
【弁理士】
【氏名又は名称】野本 裕史
(72)【発明者】
【氏名】イ キョン フン
(72)【発明者】
【氏名】ファン サン ス
【テーマコード(参考)】
2H193
2H391
3K244
3K273
5C006
5C080
【Fターム(参考)】
2H193ZA04
2H193ZG03
2H193ZG14
2H193ZG44
2H193ZG48
2H391AA03
2H391AB04
2H391CB07
2H391CB13
3K244AA01
3K244BA18
3K244BA42
3K244BA50
3K244CA02
3K244DA01
3K244GA02
3K273PA09
3K273QA07
3K273QA16
3K273RA02
3K273TA03
3K273TA15
3K273TA28
3K273TA32
3K273TA45
3K273TA52
3K273TA54
3K273TA62
3K273TA68
3K273TA77
3K273UA22
5C006AF69
5C006BB16
5C006BB29
5C006BC06
5C006EA01
5C006FA47
5C006FA54
5C080AA10
5C080BB05
5C080FF11
5C080JJ01
5C080JJ02
5C080KK02
5C080KK07
5C080KK43
(57)【要約】      (修正有)
【課題】ユーザが主要領域として認知する領域をディミングのための単位ブロックの大きさを小さく具現し、消費電力を減らし、解像度及び明暗比を改善する。
【解決手段】ディスプレイ装置は、電源供給部と、映像を出力するディスプレイパネルと、ディスプレイパネルに光を提供する複数の単位ブロックを含むバックライトユニットと、ディスプレイパネルを介して出力される映像に対応するようにバックライトユニットから出力する光を制御するバックライトディミング制御部とを含み、複数の単位ブロックのそれぞれは、複数のLEDを含み、ディスプレイパネルの全体領域は、複数の第1単位ブロックを含む第1ローカル領域と、複数の第2単位ブロックを含む第2ローカル領域とに区分され、電源供給部は、第1ローカル領域の第1単位ブロックに第1駆動電圧を供給し、第2ローカル領域の第2単位ブロックに第1駆動電圧と異なる第2駆動電圧を供給する。
【選択図】図7
【特許請求の範囲】
【請求項1】
ディスプレイ装置であって、
電源供給部と、
映像を出力するディスプレイパネルと、
前記ディスプレイパネルに光を提供する複数の単位ブロックを含むバックライトユニットと、
前記ディスプレイパネルを介して出力される前記映像に対応するように前記バックライトユニットから出力する光を制御するバックライトディミング制御部と、
を含み、
前記複数の単位ブロックのそれぞれは、複数のLEDを含み、
前記ディスプレイパネルの全体領域は、複数の第1単位ブロックを含む第1ローカル領域と、複数の第2単位ブロックを含む第2ローカル領域とに区分され、
前記電源供給部は、前記第1ローカル領域の第1単位ブロックに第1駆動電圧を供給し、前記第2ローカル領域の第2単位ブロックに前記第1駆動電圧と異なる第2駆動電圧を供給する、ディスプレイ装置。
【請求項2】
前記第1単位ブロックの大きさは、前記第2単位ブロックの大きさより小さい、請求項1に記載のディスプレイ装置。
【請求項3】
前記第1単位ブロックに含まれたLEDの数は、前記第2単位ブロックに含まれたLEDの数より小さい、請求項2に記載のディスプレイ装置。
【請求項4】
前記第1単位ブロックに含まれた隣接したLEDの間の間隔は、前記第2単位ブロックに含まれた隣接したLEDの間の間隔と同一である、請求項3に記載のディスプレイ装置。
【請求項5】
前記バックライトディミング制御部は、前記第1単位ブロックの輝度補償量を計算し、計算された輝度補償量を反映したディミング信号を前記バックライトユニットに伝達する、請求項3に記載のディスプレイ装置。
【請求項6】
前記バックライトディミング制御部は、前記第1単位ブロックに相応する第1輝度量を計算し、前記第2単位ブロックに相応する第2輝度量を計算し、前記第1輝度量と前記第2輝度量の差を前記輝度補償量として計算する、請求項5に記載のディスプレイ装置。
【請求項7】
前記第1単位ブロックに相応する前記輝度補償量を貯蔵するメモリーをさらに含み、
前記バックライトディミング制御部は、前記メモリーから前記輝度補償量を読み出し、読み出した輝度補償量を反映した前記ディミング信号を前記バックライトユニットに伝達する、請求項5に記載のディスプレイ装置。
【請求項8】
前記第1単位ブロックに含まれた隣接したLEDの間の間隔は、前記第2単位ブロックに含まれた隣接したLEDの間の間隔より小さい、請求項3に記載のディスプレイ装置。
【請求項9】
前記第1単位ブロックに含まれたLEDの発光効率は、前記第2単位ブロックに含まれたLEDの発光効率より高い、請求項3に記載のディスプレイ装置。
【請求項10】
前記第1ローカル領域は、前記全体領域のうちの中央領域であり、
前記第2ローカル領域は、前記中央領域を取り囲む外郭領域である、請求項1に記載のディスプレイ装置。
【請求項11】
前記第2駆動電圧の大きさは、前記第1駆動電圧の大きさより大きい、請求項1に記載のディスプレイ装置。
【請求項12】
前記第1単位ブロックと前記第2単位ブロックの大きさは、同一である、請求項1に記載のディスプレイ装置。
【請求項13】
前記第1単位ブロックに含まれたLEDの数は、前記第2単位ブロックに含まれたLEDの数より大きい、請求項12に記載のディスプレイ装置。
【請求項14】
前記バックライトディミング制御部は、前記第1単位ブロックの輝度補償量を計算し、計算された輝度補償量を反映したディミング信号を前記バックライトユニットに伝達する、請求項13に記載のディスプレイ装置。
【請求項15】
前記バックライトディミング制御部は、前記第1単位ブロックに相応する第1輝度量を計算し、前記第2単位ブロックに相応する第2輝度量を計算し、前記第1輝度量と前記第2輝度量の差を前記輝度補償量として計算する、請求項14に記載のディスプレイ装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、ディスプレイ装置に関するものであり、より詳しくはローカルディミングを行うディスプレイ装置に関するものである。
【背景技術】
【0002】
アクティブマトリックス(Active Matrix)駆動方式の液晶表示装置は、スイッチング素子として薄膜トランジスタ(Thin Film Transistor(以下「TFT」という))を利用して動画を表示している。
【0003】
液晶表示装置は、陰極線管(Cathode Ray Tube、CRT)に比べて小型化が可能であり、携帯用情報機器、事務機器、コンピュータ等の表示機器に応用されることはもちろん、テレビにも応用されて陰極線管を急速に代替している。
【0004】
液晶表示装置の大部分を占めている透過型液晶表示装置は、液晶層に印加される電界を制御してバックライトユニットから入射する光を変調することで映像を表示する。
【0005】
一方、バックライトユニットの消費電力を減らすためにバックライトディミング方法が提案されたことがある。バックライトディミング方法の1つであるローカルディミング(local dimming)は、一フレーム期間内で表示面の輝度を局部的に制御することでコントラスト(contrast)を改善することができる。
【0006】
ローカルディミング方法は、入力映像データを液晶表示パネルの表示画面でマトリックス形態に分割された仮想の単位ブロックに応じて分離し、単位ブロック別に入力映像データの代表値を導出し、ブロック別の代表値に応じてブロック別にディミング値を調節してバックライトユニットの光源の明るさをブロック別に制御する方法である。
【0007】
従来では、単位ブロックが全て一定大きさで配列されている。ディミング解像力を高めるためには、単位ブロックの大きさが小さいのが有利である。
【0008】
しかし、単位ブロックの大きさが小さくなる場合、LEDをより緻密に配置しなければならないので、LEDの数が増加して製造コスト及び消費電力が増加し、発熱量が増加する問題がある。
【0009】
逆に、単位ブロックの大きさが大きくなる場合、解像度が低下して映像の周辺部の明暗比が落ちる問題がある。
【0010】
また、全体LEDの数をそのまま維持しながら単位ブロックの大きいのみ小さく分けることができるが、この場合単位ブロック内のLEDの数が小さくなって解像力が落ちる問題がある。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0011】
本開示は、ユーザが主要領域として認知する領域はディミングのための単位ブロックの大きさを小さく具現して消費電力を減らし、解像度及び明暗比を改善することにその目的がある。
【0012】
本開示は、ディスプレイパネルの中央領域と中央領域以外の外郭領域のそれぞれの単位ブロックの大きさを異なるように具現することにその目的がある。
【課題を解決するための手段】
【0013】
本開示の実施例に係るディスプレイ装置は、電源供給部と、映像を出力するディスプレイパネルと、前記ディスプレイパネルに光を提供する複数の単位ブロックを含むバックライトユニットと、前記ディスプレイパネルを介して出力される前記映像に対応するように前記バックライトユニットから出力する光を制御するバックライトディミング制御部とを含み、 前記複数の単位ブロックのそれぞれは、複数のLEDを含み、前記ディスプレイパネルの全体領域は、複数の第1単位ブロックを含む第1ローカル領域と、複数の第2単位ブロックを含む第2ローカル領域とに区分され、前記電源供給部は、前記第1ローカル領域の第1単位ブロックに第1駆動電圧を供給し、前記第2ローカル領域の第2単位ブロックに前記第1駆動電圧と異なる第2駆動電圧を供給することができる。
【発明の効果】
【0014】
本開示によれば、画面の全体領域が全て同一大きさの単位ブロックで構成された場合に比べてLEDの数が減少して消費電力を節約することができる。
【0015】
また、視聴者が認知する中央領域の単位ブロックの大きさを小さく設計して解像力が高まるだけではなく、表示映像の周辺部の明暗比が改善されて画質が良好となる。
【図面の簡単な説明】
【0016】
図1図1は、本開示の一実施例に係るディスプレイ装置を図示した図面である。
図2図2は、図1のディスプレイ装置の構成をブロック図で図示したものである。
図3図3は、図2の制御部の内部ブロック図の一例である。
図4図4は、図2の電源供給部及びディスプレイの内部ブロック図である。
図5図5は、直下型バックライトユニットの場合の液晶表示パネルと光源の配置を示す一例示図である。
図6図6は、従来技術に係る画面に対応する複数の単位ブロックのそれぞれの大きさが同一である場合を示す図面である。
図7図7は、本開示の実施例に係る画面の複数のローカル領域のそれぞれを構成する単位ブロックの大きさが異なる場合を示す図面である。
図8図8は、本開示の実施例に係る画面の複数のローカル領域のそれぞれを構成する単位ブロックの大きさが異なる場合を示す図面である。
図9図9は、本開示の一実施例に係る二重構造を有する画面の単位ブロックの構成を説明する図面である。
図10A図10Aは、図9の二重構造に応じて各ローカル領域に提供される駆動電圧とディミング信号を説明するための図面である。
図10B図10Bは、図9の二重構造に応じて各ローカル領域に提供される駆動電圧とディミング信号を説明するための図面である。
図11図11は、本開示の別の実施例に係る二重構造を有する画面の単位ブロックの構成を説明する図面である。
図12A図12Aは、図11の二重構造に応じて各ローカル領域に提供される駆動電圧とディミング信号を説明するための図面である。
図12B図12Bは、図11の二重構造に応じて各ローカル領域に提供される駆動電圧とディミング信号を説明するための図面である。
図13図13は、本開示の別の実施例に係る二重構造を有する画面の単位ブロックの構成を説明する図面である。
図14図14は、図13の二重構造に応じて各ローカル領域に提供される駆動電圧とディミング信号を説明するための図面である。
図15図15は、本開示の別の実施例に係る二重構造を有する画面を説明する図面である。
図16A図16Aは、図15の実施例により各ローカル領域に提供される駆動電圧とディミング信号を説明するための図面である。
図16B図16Bは、図15の実施例により各ローカル領域に提供される駆動電圧とディミング信号を説明するための図面である。
【発明を実施するための形態】
【0017】
以下では、図面を参照して本明細書をより詳しく説明する。
【0018】
以下の説明で用いられる構成要素に対する接尾辞「モジュール」及び「部」は、単に明細書の作成を容易にするために付与されるものとして、それ自体で特に重要な意味または役割を付与するものではない。よって、前記「モジュール」及び「部」は、混用して用いることもできる。
【0019】
第1、第2等の序数を含む用語を多様な構成要素を説明するために用いることができるが、前記構成要素は、前記用語によって限定されるものではない。前記用語は、1つの構成要素を他の構成要素から区別する目的でのみ用いられる。
【0020】
単数の表現は、文脈上明白に異ならせて意味しない限り、複数の表現を含む。
【0021】
本出願で、「含む」または「有する」等の用語は、明細書に記載された特徴、数字、ステップ、動作、構成要素、部品またはこれらを組合せたものが存在することを指定しようとするものであり、1つまたはそれ以上の他の特徴や数字、ステップ、動作、構成要素、部品またはこれらを組合せたもの存在または付加可能性を予め排除するものではないと理解されたい。
【0022】
図1は、本開示の一実施例に係るディスプレイ装置を図示した図面である。
【0023】
図面を参照すると、ディスプレイ装置100は、ディスプレイ部180を含むことができる。
【0024】
一方、ディスプレイ部180は、多様なパネルのうちいずれか1つで具現することができる。
【0025】
本開示では、ディスプレイ部180が液晶表示パネル(LCDパネル)を備えるものとする。以下、ディスプレイ装置100は、液晶表示装置であってもよい。
【0026】
一方、図1のディスプレイ装置100は、モニター、TV、タブレットPC、移動端末機等が可能である。
【0027】
図2は、図1のディスプレイ装置の構成をブロック図で図示したものである。
【0028】
図2を参照すると、ディスプレイ装置100は、放送受信部130、外部装置インタフェース部135、貯蔵部140、ユーザ入力インタフェース部150、制御部170、無線通信部173、ディスプレイ部180、オーディオ出力部185、電源供給部190を含むことができる。
【0029】
放送受信部130は、チューナー131、復調部132及びネットワークインタフェース部133を含むことができる。
【0030】
チューナー131は、チャンネル選局命令に応じて特定放送チャンネルを選局することができる。チューナー131は、選局された特定放送チャンネルに対する放送信号を受信することができる。
【0031】
復調部132は、受信した放送信号をビデオ信号、オーディオ信号、放送プログラムに関連したデータ信号に分離することができ、分離されたビデオ信号、オーディオ信号及びデータ信号を出力が可能な形態に復元することができる。
【0032】
ネットワークインタフェース部133は、ディスプレイ装置100をインターネット網を含む有/無線ネットワークと連結するためのインタフェースを提供することができる。
【0033】
外部装置インタフェース部135は、隣接する外部装置内のアプリケーションまたはアプリケーションリストを受信して、制御部170または貯蔵部140に伝達することができる。
【0034】
外部装置インタフェース部135は、ディスプレイ装置100と外部装置の間の連結経路を提供することができる。外部装置インタフェース部135は、ディスプレイ装置100に無線または有線で連結された外部装置から出力された映像、オーディオのうちの1つ以上を受信して、制御部170に伝達することができる。
【0035】
外部装置インタフェース部135は、複数の外部入力端子を含むことができる。複数の外部入力端子はRGB端子、1つ以上のHDMI(登録商標)(High Definition Multimedia Interface)端子、コンポーネント(Component)端子を含むことができる。
【0036】
外部装置インタフェース部135を介して入力された外部装置の映像信号は、ディスプレイ部180を介して出力される。外部装置インタフェース部135を介して入力された外部装置の音声信号は、オーディオ出力部185を介して出力される。
【0037】
外部装置インタフェース部135に連結可能な外部装置は、セットトップボックス、ブルーレイプレーヤー、DVDプレーヤー、ゲーム機、サウンドバー、スマートフォン、PC、USBメモリー、ホームシアターのうちいずれか1つであってもよいが、これは例示に過ぎない。
【0038】
貯蔵部140は、制御部170内の各信号処理及び制御のためのプログラムを貯蔵し、信号処理された映像、音声またはデータ信号を貯蔵することができる。
【0039】
また、貯蔵部140は、外部装置インタフェース部135またはネットワークインタフェース部133から入力される映像、音声またはデータ信号の臨時貯蔵のための機能をすることもでき、チャンネル記憶機能を介して所定イメージに関する情報を貯蔵することもできる。
【0040】
ユーザ入力インタフェース部150は、ユーザが入力した信号を制御部170に伝達したり、制御部170からの信号をユーザに伝達することができる。例えば、ユーザ入力インタフェース部150は、Bluetooth、WB(Ultra Wideband)、ZigBee方式、RF(Radio Frequency)通信方式または赤外線(IR)通信方式等多様な通信方式に応じて、遠隔制御装置200から電源のオン/オフ、チャンネル選択、画面設定等の制御信号を受信して処理したり、制御部170からの制御信号を遠隔制御装置200に送信するように処理することができる。
【0041】
また、ユーザ入力インタフェース部150は、電源キー、チャンネルキー、ボリュームキー、設定値等のローカルキー(不図示)から入力される制御信号を制御部170に伝達することができる。
【0042】
制御部170で映像処理された映像信号は、ディスプレイ部180に入力され、当該映像信号に対応する映像として表示される。また、制御部170で映像処理された映像信号は、外部装置インタフェース部135を介して外部出力装置に入力される。
【0043】
制御部170で処理された音声信号は、オーディオ出力部185にオーディオ出力される。また、制御部170で処理された音声信号は、外部装置インタフェース部135を介して外部出力装置に入力される。
【0044】
また、制御部170は、ディスプレイ装置100内の全般的な動作を制御することができる。
【0045】
制御部170は、ユーザ入力インタフェース部150を介して受信した外部装置映像再生命令に応じて、外部装置インタフェース部135を介して入力される外部装置、例えばカメラまたはビデオカメラからの映像信号または音声信号がディスプレイ部180またはオーディオ出力部185を介して出力されるようにする。
【0046】
一方、制御部170は、映像を表示するようにディスプレイ部180を制御することができ、例えばチューナー131を介して入力される放送映像または外部装置インタフェース部135を介して入力される外部入力映像またはネットワークインタフェース部を介して入力される映像または貯蔵部140に貯蔵された映像がディスプレイ部180で表示されるように制御することができる。この場合、ディスプレイ部180に表示される映像は、静止映像または動画であってもよく、2D映像または3D映像であってもよい。
【0047】
また、制御部170は、ディスプレイ装置100内に貯蔵されたコンテンツまたは受信された放送コンテンツ、外部から入力される外部入力コンテンツが再生するように制御することができ、前記コンテンツは、放送映像、外部入力映像、オーディオファイル、静止映像、接続されたウェブ画面、及び文書ファイル等多様な形態を有することができる。
【0048】
無線通信部173は、有線または無線通信を介して外部機器と通信を行うことができる。無線通信部173は、外部機器と近距離通信(Short range communication)を行うことができる。
【0049】
このために、無線通信部173は、Bluetooth(登録商標)、BLE(Bluetooth Low Energy)、RFID(Radio Frequency Identification)、赤外線通信(Infrared Data Association:IrDA)、UWB(Ultra Wideband)、ZigBee、NFC(Near Field Communication)、Wi‐Fi(Wireless‐Fidelity)、Wi‐Fi Direct、Wireless USB(Wireless Universal Serial Bus)技術のうち少なくとも1つを利用して、近距離通信を支援することができる。
【0050】
ディスプレイ部180は、制御部170で処理された映像信号、データ信号、OSD信号または外部装置インタフェース部135で受信される映像信号、データ信号等をそれぞれR、G、B信号に変換して駆動信号を生成することができる。
【0051】
一方、図1に図示されたディスプレイ装置100は、本開示の一実施例に過ぎず、図示された構成要素のうちの一部は、実際具現されるディスプレイ装置100の仕様に応じて統合、追加または省略することができる。
【0052】
即ち、必要に応じて2以上の構成要素が1つの構成要素として統合されたり、或いは1つの構成要素が2以上の構成要素に細分されて構成されてもよい。
【0053】
また、各ブロックでなされる機能は、本開示の実施例を説明するためのものであり、その具体的な動作や装置は、本開示の権利範囲を制限するものではない。
【0054】
オーディオ出力部185は、制御部170で音声処理された信号を受信して音声で出力する。
【0055】
電源供給部190は、ディスプレイ装置100全般にわたって電源を供給する。特に、SOC(System On Chip)の形態に具現できる制御部170と、映像表示のためのディスプレイ部180、及びオーディオ出力のためのオーディオ出力部185等に電源を供給することができる。
【0056】
具体的に、電源供給部190は、交流電源を直流電源に変換するコンバータと、直流電源のレベルを変換するdc/dcコンバータを備えることができる。
【0057】
遠隔制御装置200は、ユーザ入力をユーザ入力インタフェース部150に送信する。
【0058】
このために、遠隔制御装置200は、Bluetooth、RF(Radio Frequency)通信、赤外線(IR)通信、UWB(Ultra Wideband)、ZigBee方式等を用いることができる。また、遠隔制御装置200は、ユーザ入力インタフェース部150から出力した映像、音声またはデータ信号等を受信して、これを遠隔制御装置200で表示したり音声出力することができる。
【0059】
図3は、図2の制御部の内部ブロック図の一例である。
【0060】
図面を参照して説明すると、本開示の一実施例に係る制御部170は、逆多重化部310、映像処理部320、プロセッサ330、OSD生成部340、ミキサー345、フレームレート変換部350、及びフォーマッタ360を含むことができる。この他に、オーディオ処理部(不図示)、データ処理部(不図示)をさらに含むことができる。
【0061】
逆多重化部310は、入力されるストリームを逆多重化する。例えば、MPEG-2 TSが入力される場合、これを逆多重化して、それぞれ映像、音声及びデータ信号に分離することができる。ここで、逆多重化部310に入力されるストリーム信号は、チューナー部110または復調部120または外部装置インタフェース部130から出力されるストリーム信号であってもよい。
【0062】
映像処理部320は、逆多重化された映像信号の映像処理を行うことができる。このために、映像処理部320は、映像デコーダ325、及びスケーラー335を備えることができる。
【0063】
映像デコーダ325は、逆多重化された映像信号を復号化し、スケーラー335は、復号化された映像信号の解像度をディスプレイ部180で出力できるようにスケーリング(scaling)を行う。
【0064】
映像デコーダ325は、多様な規格のデコーダを備えることができる。例えば、MPEG-2、H.264デコーダ、色差映像(color image)及び奥行映像(depth image)に対する3D映像デコーダ、複数時点映像に対するデコーダ等を備えることができる。
【0065】
プロセッサ330は、ディスプレイ装置100内または制御部170内の全般的な動作を制御することができる。例えば、プロセッサ330は、チューナー110を制御して、ユーザが選択したチャンネルまたは予め貯蔵されたチャンネルに該当するRF放送を選択(Tuning)するように制御することができる。
【0066】
また、プロセッサ330は、ユーザ入力インタフェース部150を介して入力されたユーザ命令または内部プログラムによってディスプレイ装置100を制御することができる。
【0067】
また、プロセッサ330は、ネットワークインタフェース部135または外部装置インタフェース部130とのデータ伝送制御を行うことができる。
【0068】
また、プロセッサ330は、制御部170内の逆多重化部310、映像処理部320、OSD生成部340等の動作を制御することができる。
【0069】
OSD生成部340は、ユーザ入力に応じてまたは独自的にOSD信号を生成する。例えば、ユーザ入力信号に基づいて、ディスプレイ部180の画面に各種情報をグラフィック(Graphic)やテキスト(Text)で表示するための信号を生成することができる。生成されるOSD信号は、ディスプレイ装置100のユーザインタフェース画面、多様なメニュー画面、ウィジェット、アイコン等の多様なデータを含むことができる。また、生成されるOSD信号は、2Dオブジェクトまたは3Dオブジェクトを含むことができる。
【0070】
また、OSD生成部340は、遠隔制御装置200から入力されるポインティング信号に基づいて、ディスプレイ部180に表示可能なポインタを生成することができる。特に、このようなポインタは、ポインティング信号処理部で生成され、OSD生成部340は、このようなポインティング信号処理部(不図示)を含むことができる。もちろん、ポインティング信号処理部(不図示)がOSD生成部340内に備えられず別途設けられてもよい。
【0071】
ミキサー345は、OSD生成部340で生成されたOSD信号と映像処理部320で映像処理された復号化された映像信号をミキシングすることができる。ミキシングされた映像信号は、フレームレート変換部350に提供される。
【0072】
フレームレート変換部(Frame Rate Converter、FRC)350は、入力される映像のフレームレートを変換することができる。一方、フレームレート変換部350は、別途のフレームレート変換なしに、そのまま出力することも可能である。
【0073】
一方、フォーマッタ(Formatter)360は、入力される映像信号のフォーマットを、ディスプレイに表示するための映像信号に変化して出力することができる。
【0074】
フォーマッタ360は、映像信号のフォーマットを変更することができる。例えば、3D映像信号のフォーマットを、サイドバイサイド(Side by Side)フォーマット、トップダウン(Top/Down)フォーマット、フレームシーケンシャル(Frame Sequential)フォーマット、インターレース(Interlaced)フォーマット、チェッカーボックス(Checker Box)フォーマット等の多様な3Dフォーマットのうちいずれか1つのフォーマットに変更することができる。
【0075】
一方、制御部170内のオーディオ処理部(不図示)は、逆多重化された音声信号の音声処理を行うことができる。このためにオーディオ処理部(不図示)は、多様なデコーダを備えることができる。
【0076】
また、制御部170内のオーディオ処理部(不図示)は、ベース(Base)、トレブル(Treble)、音量調節等を処理することができる。
【0077】
制御部170内のデータ処理部(不図示)は、逆多重化されたデータ信号のデータ処理を行うことができる。例えば、逆多重化されたデータ信号が符号化されたデータ信号である場合、これを復号化することができる。符号化されたデータ信号は、各チャンネルで放映される放送プログラムの開始時間、終了時間等の放送情報を含む電子プログラムガイド情報(Electronic Program Guide)情報であってもよい。
【0078】
一方、図3に図示された制御部170のブロック図は、本開示の一実施例のためのブロック図である。ブロック図の各構成要素は、実際具現される制御部170の仕様に応じて統合、追加または省略することができる。
【0079】
特に、フレームレート変換部350及びフォーマッタ360は、制御部170内に設けられず、それぞれ別途で備えられるか、1つのモジュールとして別途備えられてもよい。
【0080】
図4は、図2の電源供給部及びディスプレイモジュールの内部ブロック図である。
【0081】
図面を参照すると、液晶表示パネル(LCDパネル)基盤のディスプレイモジュール180は、液晶表示パネル210、駆動回路部230、バックライトユニット250及びバックライトディミング制御部510を含むことができる。
【0082】
液晶表示パネル210は、映像を表示するために、多数のゲートライン(GL)及びデータライン(DL)がマトリックス形態に交差して配置され、交差する領域に薄膜トランジスタ及びこれと接続される画素電極が形成される第1基板と、共通電極が備えられる第2基板と、第1基板と第2基板の間に形成される液晶層を含む。
【0083】
駆動回路部230は、図1の制御部170から供給される制御信号及びデータ信号により液晶表示パネル210を駆動する。このために、駆動回路部230は、タイミングコントローラ232、ゲートドライバ234、データドライバ236を含む。
【0084】
タイミングコントローラ(timing controller)232は、制御部170からの制御信号及びR、G、Bデータ信号、垂直同期信号(Vsync)等が入力され、制御信号に対応してゲートドライバ234とデータドライバ236を制御し、R、G、Bデータ信号を再配置して、データドライバ236に提供する。
【0085】
ゲートドライバ234とデータドライバ236、タイミングコントローラ232の制御に応じて、ゲートライン(GL)及びデータライン(DL)を介して走査信号及び映像信号を液晶表示パネル210に供給する。
【0086】
バックライトユニット250は、液晶表示パネル210に光を供給する。このために、バックライトユニット250は、光源である多数の光源252と、光源252のスキャニング駆動を制御するスキャン駆動部254と、光源252をオン/オフする光源駆動部256を含むことができる。
【0087】
液晶表示パネル210の画素電極と共通電極の間に形成される電界によって液晶層の光透過率が調節された状態で、バックライトユニット250から出射した光を利用して所定の映像を表示する。
【0088】
電源供給部190は、液晶表示パネル210に共通電極電圧(Vcom)を供給し、データドライバ236にガンマ電圧を供給することができる。また、バックライトユニット250に光源252を駆動するための駆動電源を供給することができる。
【0089】
一方、バックライトユニット250は、複数のブロックに分割されて駆動することができる。制御部170は、複数のブロックのそれぞれのディミング値を設定してローカルディミング(local dimming)を行うようにディスプレイ180を制御することができる。具体的に、タイミングコントローラ232は、入力映像データ(RGB)をバックライトディミング制御部510に出力し、バックライトディミング制御部510は、タイミングコントローラ232から受信した入力映像データ(RGB)に基づいて複数のブロックのそれぞれのディミング値を算出することができる。
【0090】
図5は、直下型バックライトユニットの場合の液晶表示パネルと光源の配置を示す一例示図である。
【0091】
液晶表示パネル210は、図5に図示されたように複数の仮想ブロックに分割される。図5では、液晶表示パネル210が16個のブロックBL1~BL16に均等に分割されたものを例示として説明したが、これに限定されるものではない。複数のブロックのそれぞれは、複数の画素を含むことができる。
【0092】
バックライトユニット250は、直下型(direct type)に具現することができる。
【0093】
直下型バックライトユニット250は、液晶表示パネル210の下に多数の光学シートと拡散板が積層され、拡散板の下に多数の光源が配置される構造を有する。
【0094】
バックライトユニット250が直下型バックライトユニットに具現される場合、図5のように液晶表示パネル210のブロックBL1~BL16に一対一で対応するように分割される。この場合、液晶表示パネル210の第1ブロックBL1に入射する光の明るさは、液晶表示パネル210の第1ブロックBL1に対応する位置に配置されたバックライトユニット250の第1ブロックB1に含まれた光源252を利用して調整することができる。
【0095】
光源252は、発光ダイオード(Light Emitting Diode、LED)のような店光源で具現することができる。光源252は、光源駆動部256からの光源駆動信号LDSが入力されて点灯及び消灯される。光源252は、光源駆動信号LDSの振幅に応じて光の強度が調整され、パルス幅に応じて点灯期間が調整される。光源252は、光源駆動信号LDSに応じて出力する光の明るさが調整される。
【0096】
光源駆動部256は、バックライトディミング制御部510から入力されるブロックのそれぞれのディミング値に基づいて光源駆動信号LDSを生成して光源252に出力することができる。ブロックのディミング値は、ローカルディミングを具現するための値として、光源252が出力する光の明るさであってもよい。
【0097】
図6は、従来技術に係る画面に対応する複数の単位ブロックのそれぞれの大きさが同一である場合を示す図面である。
【0098】
複数の単位ブロックのそれぞれ601は、バックライトユニット250を介して明るさが個別的に制御される。
【0099】
画面表示領域610は、映像が出力される領域であり、バックライトユニットオン領域630は、画面表示領域610の映像出力のためにバックライトユニット250が光を提供する領域である。
【0100】
図6の場合のように、単位ブロックの大きさが同一である場合、バックライトユニットオン領域630が画面表示領域610より大きくなり、必要以上の単位ブロック(12個の単位ブロック)に光が提供されることにより消費電力が浪費され、画面表示領域610の周辺部の明暗比が落ちることになる。
【0101】
図7及び図8は、本開示の実施例に係る画面の複数のローカル領域のそれぞれを構成する単位ブロックの大きさが異なる場合を示す図面である。
【0102】
以下で単位ブロックは、ディスプレイパネル210の単位面積に対応するブロックとして、ディスプレイパネル210の単位面積に光を供給するブロックであってもよい。
【0103】
特に、図7は画面が2つのローカル領域に区分されている場合を、図8は画面が3つのローカル領域に区分されている場合を説明する図面である。
【0104】
図7を参照すると、画面の全体領域は、第1ローカル領域710及び第2ローカル領域730に区分される。
【0105】
第1ローカル領域710は、複数の第1単位ブロックを含むことができる。複数の第1単位ブロックのそれぞれは、同じ大きさを有することができる。
【0106】
第2ローカル領域730は、複数の第2単位ブロックを含むことができる。複数の第2単位ブロックのそれぞれは、同じ大きさを有することができる。
【0107】
第1ローカル領域710は、画面の中央に位置し、第2ローカル領域730は、画面の外郭に位置することができる。即ち、全体領域のうち第1ローカル領域710以外の外郭領域は、第2ローカル領域730である。
【0108】
第2ローカル領域730は、第1ローカル領域710を取り囲む形態に位置することができる。
【0109】
第1ローカル領域710は、視聴者が主に認知する重要領域であり、第2ローカル領域730は、視聴者があまり認知しない非重要領域である。
【0110】
第1単位ブロック711の大きさは、第2単位ブロック731の大きさより小さくてもよい。第2単位ブロック731の大きさは、図6の単位ブロック601の大きさと同一であってもよい。
【0111】
図7で画面表示領域610とバックライトユニットオン領域750は、同一であってもよい。
【0112】
第1ローカル領域710を構成する第1単位ブロック711の大きさが図6の単位ブロック601の大きさより小さくなることにより、バックライトユニットオン領域750の大きさ(6個の単位ブロック)も小さくなることができる。
【0113】
即ち、図7の実施例によれば、図6の従来技術に比べて画面表示領域610に光を供給するためにオンすべき単位ブロックの数が12個から6個に減少する。
【0114】
これにより、消費電力の浪費が防止され、画面表示領域610とバックライトユニットオン領域750の大きさが同一となることにより、画面表示領域610の周辺部の解像度及び明暗比も改善される。
【0115】
図8を参照すると、画面の全体領域は、第4ローカル領域810、第5ローカル領域830及び第6ローカル領域850に区分される。
【0116】
第4ローカル領域810は、複数の第4単位ブロックを含むことができ、第5ローカル領域830は、複数の第5単位ブロックを含むことができ、第6ローカル領域850は、複数の第6単位ブロックを含むことができる。
【0117】
複数の第4単位ブロックのそれぞれは、同じ大きさを有することができる。
【0118】
複数の第5単位ブロックのそれぞれは、同じ大きさを有することができる。
【0119】
複数の第6単位ブロックのそれぞれは、同じ大きさを有することができる。
【0120】
第4ローカル領域810は、画面の中央に位置し、第5ローカル領域830は、第4ローカル領域810を取り囲み、第6ローカル領域850は、第5ローカル領域830を取り囲むことができる。
【0121】
第4単位ブロック811の大きさは、第5単位ブロック831の大きさより小さくてもよい。
【0122】
第5単位ブロック831の大きさは、第6単位ブロック851の大きさより小さくてもよい。
【0123】
即ち、画面の中央から外郭に行くほど単位ブロックの大きさは大きくなることができる。
【0124】
図9は、本開示の一実施例に係る二重構造を有する画面の単位ブロックの構成を説明する図面である。
【0125】
図9を参照すると、画面は、図7の実施例のような二重構造を有することができる。
【0126】
即ち、画面の全体領域は、第1ローカル領域710及び第1ローカル領域710以外の領域である第2ローカル領域730を含むことができる。
【0127】
第1ローカル領域710に含まれた複数の第1単位ブロックのそれぞれ711は、9個のLED(Light Emitting Diode)を含むことができる。
【0128】
第1単位ブロック711は、一定間隔を置いて配置された9個のLED901を含むことができる。第1単位ブロック711の横方向に配置された隣接したLEDの間の間隔は同一であり、第1単位ブロック711の縦方向に配置された隣接したLEDの間の第2間隔は同一であってもよい。
【0129】
第2ローカル領域730に含まれた複数の第2単位ブロックのそれぞれ731は、16個のLED903を含むことができる。
【0130】
第2単位ブロック731の横方向に配置された隣接したLEDの間の間隔は同一であり、第2単位ブロック731の縦方向に配置された隣接したLEDの間の間隔は同一である。
【0131】
また、第1単位ブロック711の横方向または縦方向に隣接した2つのLEDの間の間隔は、第2単位ブロック731の横方向または縦方向に隣接したLEDの間の間隔と同一であってもよい。
【0132】
このように、図9の実施例に係る二重構造の場合、第1単位ブロック711の隣接したLEDの間の間隔は、第2単位ブロック731の隣接したLEDの間の間隔と同一であるが、第1単位ブロック711に含まれたLEDの数が第2単位ブロック731に含まれたLEDの数より小さくてもよい。
【0133】
これにより、画面の全体領域が全て同一大きさの単位ブロックで構成された場合に比べてLEDの数が減少して消費電力を節約することができる。
【0134】
また、視聴者が認知する中央領域の単位ブロックの大きさを小さく設計して解像力が高まるだけではなく、表示映像の周辺部の明暗比が改善されて画質が良好となる。
【0135】
図10A及び図10Bは、図9の二重構造に応じて各ローカル領域に提供される駆動電圧とディミング信号を説明するための図面である。
【0136】
図10Aを参照すると、電源供給部190は、第1単位ブロック711に第1駆動電圧VLED_Aを供給し、第2単位ブロック731に第2駆動電圧VLED_Bを供給することができる。
【0137】
第2駆動電圧VLED_Bの大きさは、第1駆動電圧VLED_Aの大きさより大きくてもよい。
【0138】
図9に図示したように、第1単位ブロック711は、9個のLEDを含んでおり、第2単位ブロック731は、16個のLEDを含んでいるので、各単位ブロックに供給される駆動電圧の大きさが違うようになる。
【0139】
例えば、図10Bを参照すると、1つのLEDに供給される電圧が5.7Vである場合、第1単位ブロック711に供給される第1駆動電圧VLED_Aの大きさは51.3V(9×5.7)であり、第2単位ブロック731に供給される第2駆動電圧VLED_Bの大きさは91.2V(16×5.7)である。
【0140】
このように、第1単位ブロック711と第2単位ブロック731の間の大きさの差により、供給される駆動電圧も違うように供給される。
【0141】
一方、第1単位ブロック711に含まれたLEDの数が第2単位ブロック731に含まれたLEDの数より小さいので、明るさが減少して輝度の補償が必要である。
【0142】
バックライトディミング制御部510は、第1単位ブロック711のLEDの数の減少による輝度減少量を計算することができる。
【0143】
バックライトディミング制御部510は、第1単位ブロック711の減少したLEDの数だけに相応する輝度補償量を計算することができる。例えば、図9のように、第1単位ブロック711のLEDの数が9個であり、第2単位ブロック731のLEDの数が16個である場合、バックライトディミング制御部510は、7個のLEDに相応する輝度補償量を計算することができる。
【0144】
バックライトディミング制御部510は、1つのLEDに相応する単位輝度補償量を予め貯蔵していることができる。バックライトディミング制御部510に含まれるか、別途備えられたメモリー(不図示)または貯蔵部140は、1つのLEDに相応する単位輝度補償量を予め貯蔵していることができる。
【0145】
バックライトディミング制御部510は、貯蔵された単位輝度補償量を利用して7個のLEDに相応する輝度補償量を計算することができる。
【0146】
バックライトディミング制御部510は、各単位ブロックに相応する輝度補償量をメモリーに予め貯蔵していることができる。メモリーは、バックライトディミング制御部510に含まれるか、別途備えられてもよい。
【0147】
バックライトディミング制御部510は、メモリーから各単位ブロックの輝度補償量を読み出し、読み出した輝度補償量を反映したディミング信号をバックライトユニット500に伝達することができる。これにより、各単位ブロックの輝度が補償される。
【0148】
例えば、バックライトディミング制御部510は、メモリーから第1単位ブロック711の輝度補償量を読み出し、読み出した輝度補償量を反映した第1ディミング信号をバックライトユニット500に伝達することができる。
【0149】
別の実施例で、バックライトディミング制御部510は、第1単位ブロック711のサイズに相応する第1輝度量を計算し、第2単位ブロック731のサイズに相応する第2輝度量を計算することができる。
【0150】
バックライトディミング制御部510は、第2輝度量から第1輝度量を引いた値を輝度補償量として獲得することができる。
【0151】
バックライトディミング制御部510は、第1ローカル領域710に含まれた複数の第1単位ブロックのそれぞれのディミングカーブを計算された輝度補償量に合うように調節することができる。
【0152】
ディミングカーブは、単位ブロックのディミング値の特性を示すカーブであってもよい。ディミングカーブの横軸は0から255の階調値であり、縦軸は0%から100%までのディミング値であってもよい。
【0153】
バックライトディミング制御部510は、計算された輝度補償量が反映された第1ディミング信号を生成し、生成された第1ディミング信号をバックライトユニット250に伝達することができる。
【0154】
第1ディミング信号は、複数の第1単位ブロックのそれぞれを制御するためのディミング値を含むことができる。
【0155】
バックライトディミング制御部510は、輝度補償量(輝度増加分)が反映されるように複数の第1単位ブロックのそれぞれのディミングカーブを調整することができる。バックライトディミング制御部510は、同一階調値対比ディミング値が増加するようにディミングカーブを調整することができる。
【0156】
バックライトディミング制御部510は、第2ディミング信号を生成して第2ディミング信号をバックライトユニット510に伝達する。
【0157】
第2ディミング信号は、複数の第2単位ブロックのそれぞれを制御するためのディミング値を含むことができる。
【0158】
図11は、本開示の別の実施例に係る二重構造を有する画面の単位ブロックの構成を説明する図面である。
【0159】
図11を参照すると、画面は、図7の実施例のような二重構造を有することができる。
【0160】
即ち、画面の全体領域は、第1ローカル領域710及び第1ローカル領域710以外の領域である第2ローカル領域730を含むことができる。
【0161】
第1ローカル領域710に含まれた複数の第1単位ブロックのそれぞれ1110は、16個のLED1111を含むことができる。
【0162】
第2ローカル領域730に含まれた複数の第2単位ブロックのそれぞれ731は、16個のLED903を含むことができる。
【0163】
第1単位ブロック1110に含まれたLEDの数は、第2単位ブロック731に含まれたLEDの数と同一であってもよい。
【0164】
第1単位ブロック1110に含まれた横方向または縦方向に隣接した2つのLEDの間の間隔は同一である。
【0165】
第2単位ブロック731に含まれた横方向または縦方向に隣接した2つのLEDの間の間隔は同一である。
【0166】
第1単位ブロック1110の横方向または縦方向に隣接した2つのLEDの間の間隔は、第2単位ブロック731の横方向または縦方向に隣接した2つのLEDの間の間隔より小さくてもよい。
【0167】
即ち、第1単位ブロック1110のLEDの数は維持しながら隣接した2つのLEDの間の間隔を減らして、ブロックのサイズを小さく具現することができる。
【0168】
このように、図11の実施例に係る二重構造の場合、第1単位ブロック1110に含まれたLEDの数は、第2単位ブロック731に含まれたLEDの数と同一であるが、第1単位ブロック1110の隣接したLEDの間の間隔は、第2単位ブロック731の隣接したLEDの間の間隔より小さくてもよい。
【0169】
このように、視聴者が認知する中央領域の単位ブロックの大きさを小さく設計して解像力が高まるだけではなく、表示映像の周辺部の明暗比が改善されて画質が良好となる。
【0170】
図12A及び図12Bは、図11の二重構造に応じて各ローカル領域に提供される駆動電圧とディミング信号を説明するための図面である。
【0171】
図12Aを参照すると、電源供給部190は、第1単位ブロック1110に第2駆動電圧VLED_Bを供給し、第2単位ブロック731に第2駆動電圧VLED_Bを供給することができる。
【0172】
即ち、電源供給部190は、第1単位ブロック1110及び第2単位ブロック731のそれぞれに含まれたLEDの数が同一であるので、第1単位ブロック1110及び第2単位ブロック731のそれぞれに同一駆動電圧を供給することができる。
【0173】
例えば、図12Bを参照すると、1つのLEDに供給される電圧が5.7Vである場合、第1単位ブロック1110に供給される第1駆動電圧VLED_Aの大きさは91.2V(16×5.7)であり、第2単位ブロック731に供給される第2駆動電圧VLED_Bの大きさは91.2V(16×5.7)である。
【0174】
このように、第1単位ブロック1110と第2単位ブロック731の間の大きさの差があっても供給される駆動電圧は同一となることができる。
【0175】
一方、第1単位ブロック1110に含まれたLEDの数が第2単位ブロック731に含まれたLEDの数と同一であっても、第1単位ブロック1110のサイズは、第2単位ブロック731のサイズより小さい。このような第1単位ブロック1110のLEDの密集により輝度上昇が発生するので、輝度の補償が必要である。
【0176】
バックライトディミング制御部510は、第2単位ブロック731と同じサイズ対比第1単位ブロック1110のLEDの数の増加により補償されるべき輝度補償量を計算することができる。
【0177】
バックライトディミング制御部510は、第1単位ブロック1110のサイズに相応する第3輝度量を計算し、第2単位ブロック731のサイズに相応する第2輝度量を計算することができる。
【0178】
バックライトディミング制御部510は、第3輝度量から第2輝度量を引いた値を輝度補償量として獲得することができる。
【0179】
バックライトディミング制御部510は、第1ローカル領域710に含まれた複数の第1単位ブロックのそれぞれのディミングカーブを計算された輝度補償量に合うように調節することができる。
【0180】
ディミングカーブは、単位ブロックのディミング値の特性を示すカーブであってもよい。ディミングカーブの横軸は0から255の階調値であり、縦軸は0%から100%までのディミング値であってもよい。
【0181】
バックライトディミング制御部510は、計算された輝度補償量(輝度減少量)が反映された第3ディミング信号を生成し、生成された第3ディミング信号をバックライトユニット250に伝達することができる。
【0182】
第3ディミング信号は、複数の第1単位ブロックのそれぞれを制御するためのディミング値を含むことができる。
【0183】
バックライトディミング制御部510は、輝度補償量が反映されるように複数の第1単位ブロックのそれぞれのディミングカーブを調整することができる。バックライトディミング制御部510は、同一階調値対比ディミング値が増加するようにディミングカーブを調整することができる。
【0184】
バックライトディミング制御部510は、第2ディミング信号を生成して第2ディミング信号をバックライトユニット510に伝達する。
【0185】
第2ディミング信号は、複数の第2単位ブロックのそれぞれを制御するためのディミング値を含むことができる。
【0186】
バックライトディミング制御部510は、各単位ブロックに相応する輝度補償量をメモリーに予め貯蔵していることができる。メモリーは、バックライトディミング制御部510に含まれるか、別途備えられてもよい。
【0187】
バックライトディミング制御部510は、メモリーから各単位ブロックの輝度補償量を読み出し、読み出した輝度補償量を反映したディミング信号をバックライトユニット500に伝達することができる。これにより、各単位ブロックの輝度が補償される。
【0188】
図13は、本開示の別の実施例に係る二重構造を有する画面の単位ブロックの構成を説明する図面である。
【0189】
図13を参照すると、画面は、図7の実施例のような二重構造を有することができる。
【0190】
即ち、画面の全体領域は、第1ローカル領域710及び第1ローカル領域710以外の領域である第2ローカル領域730を含むことができる。
【0191】
第1ローカル領域710に含まれた複数の第1単位ブロックのそれぞれ1310は、9個のLED1311を含むことができる。
【0192】
第2ローカル領域730に含まれた複数の第2単位ブロックのそれぞれ731は、16個のLED903を含むことができる。
【0193】
第1単位ブロック1310に含まれた横方向または縦方向に隣接した2つのLEDの間の間隔は同一である。
【0194】
第2単位ブロック731に含まれた横方向または縦方向に隣接した2つのLEDの間の間隔は同一である。
【0195】
第1単位ブロック1310の横方向または縦方向に隣接した2つのLEDの間の間隔は、第2単位ブロック731の横方向または縦方向に隣接した2つのLEDの間の間隔より小さくてもよい。
【0196】
即ち、第1単位ブロック1110のLEDの数も、第2単位ブロック731に比べて小さいながら、隣接した2つのLEDの間の間隔を減らして、ブロックのサイズを小さく具現することができる。
【0197】
このように、図13の実施例に係る二重構造の場合、第1単位ブロック1110に含まれたLEDの数が第2単位ブロック731に含まれたLEDの数より小さく、第1単位ブロック1310の隣接したLEDの間の間隔は、第2単位ブロック731の隣接したLEDの間の間隔より小さくてもよい。
【0198】
これにより、画面の全体領域が全て同一大きさの単位ブロックで構成された場合に比べてLEDの数が減少して消費電力を節約することができる。
【0199】
また、視聴者が認知する中央領域の単位ブロックの大きさを小さく設計して解像力が高まるだけではなく、表示映像の周辺部の明暗比が改善されて画質が良好となる。
【0200】
一方、第1単位ブロック1310に含まれたLED1311の種類と第2単位ブロック731に含まれたLED903の種類は異なってもよい。
【0201】
第1単位ブロック1310に含まれたLED1311の発光効率は、第2単位ブロック731に含まれたLED903の発光効率より良い。
【0202】
図14は、図13の二重構造に応じて各ローカル領域に提供される駆動電圧とディミング信号を説明するための図面である。
【0203】
図14を参照すると、電源供給部190は、第1単位ブロック1310に第1駆動電圧VLED_Aを供給し、第2単位ブロック731に第2駆動電圧VLED_Bを供給することができる。
【0204】
即ち、電源供給部190は、第1単位ブロック1310及び第2単位ブロック731のそれぞれに含まれたLEDの数が同一であるので、第1単位ブロック1310及び第2単位ブロック731のそれぞれに同一駆動電圧を供給することができる。
【0205】
第2駆動電圧VLED_Bの大きさは、第1駆動電圧VLED_Aの大きさより大きくてもよい。
【0206】
例えば、1つのLEDに供給される電圧が5.7Vである場合、第1単位ブロック1310に供給される第1駆動電圧VLED_Aの大きさは51.3V(9×5.7)であり、第2単位ブロック731に供給される第2駆動電圧VLED_Bの大きさは91.2V(16×5.7)である。
【0207】
このように、第1単位ブロック1330と第2単位ブロック731の間の大きさの差により、供給される駆動電圧も違うように供給される。
【0208】
一方、第1単位ブロック1310に含まれたLEDの数が第2単位ブロック731に含まれたLEDの数より小さいので、明るさが減少して輝度の補償が必要である。
別の実施例で、バックライトディミング制御部510は、第1単位ブロック1310のサイズに相応する第4輝度量を計算し、第2単位ブロック731のサイズに相応する第2輝度量を計算することができる。
【0209】
バックライトディミング制御部510は、第2輝度量から第4輝度量を引いた値を輝度補償量として獲得することができる。
【0210】
バックライトディミング制御部510は、計算された輝度補償量が反映された第4ディミング信号を生成し、生成された第4ディミング信号をバックライトユニット250に伝達することができる。
【0211】
バックライトディミング制御部510は、第1ローカル領域710に含まれた複数の第1単位ブロックのそれぞれのディミングカーブを計算された輝度補償量に合うように調節することができる。
【0212】
図15は、本開示の別の実施例に係る二重構造を有する画面を説明する図面である。
【0213】
図15を参照すると、画面の全体領域は、第1ローカル領域1510及び第1ローカル領域1510以外の第2ローカル領域1530を含むことができる。
【0214】
第1ローカル領域1510は、画面の中心領域であり、第2ローカル領域1510を第1ローカル領域1510を取り囲む外郭領域であってもよい。
【0215】
第1ローカル領域1510は、複数の第1単位ブロックを含むことができ、第2ローカル領域1530は、複数の第2単位ブロックを含むことができる。
【0216】
複数の第1単位ブロックのそれぞれ1511の大きさと複数の第2単位ブロックのそれぞれ1531の大きさは、同一であってもよい。
【0217】
複数の第1単位ブロックのそれぞれ1511に含まれたLED1513の数またはLED1513の配置構造は、複数の第2単位ブロックのそれぞれ1531に含まれたLED1533の数またはLED1513の配置構造と異なってもよい。
【0218】
例えば、第1単位ブロック1511に含まれたLED1513の数は16個であり、第2単位ブロック1531に含まれたLED1533の数は9個であってもよい。これにより、第1単位ブロック1511に含まれたLEDの間の間隔は、第2単位ブロック1531に含まれたLEDの間の間隔より小さくてもよい。
【0219】
図15による実施例では、第1単位ブロック1511に含まれたLED1531の数と配置構造は、第2単位ブロック1531に含まれたLED1533の数及び配置構造と異なってもよい。
【0220】
図16A及び図16Bは、図15の実施例により各ローカル領域に提供される駆動電圧とディミング信号を説明するための図面である。
【0221】
図16A及び図16Bを参照すると、電源供給部190は、第1単位ブロック1511に第2駆動電圧VLED_Bを供給し、第2単位ブロック1531に第1駆動電圧VLED_Aを供給することができる。
【0222】
第2駆動電圧VLED_Bの大きさは、第1駆動電圧VLED_Aの大きさより大きくてもよい。
【0223】
図15に図示したように、第1単位ブロック1511は、16個のLEDを含んでおり、第2単位ブロック1531は、9個のLEDを含んでいるので、各単位ブロックに供給される駆動電圧の大きさが違うようになる。
【0224】
例えば、図16Bを参照すると、1つのLEDに供給される電圧が5.7Vである場合、第1単位ブロック1511に供給される第1駆動電圧VLED_Bの大きさは91.2V(16×5.7)であり、第2単位ブロック1531に供給される第1駆動電圧VLED_Aの大きさは51.3V(9×5.7)である。
【0225】
このように、第1単位ブロック1511と第2単位ブロック1531の間の大きさの差により、供給される駆動電圧も違うように供給される。
【0226】
一方、第1単位ブロック1511に含まれたLEDの数が第2単位ブロック1531に含まれたLEDの数より多いので、明るさが増加されて輝度の補償が必要である。
【0227】
バックライトディミング制御部510は、第2単位ブロック1531と比べて第1単位ブロック1511のLEDの数が多いことでよる輝度補償量を計算することができる。
【0228】
バックライトディミング制御部510は、第1単位ブロック1511の増加されたLEDの数だけに相応する輝度補償量を計算することができる。
【0229】
例えば、図15のように、第1単位ブロック1511のLEDの数が16個であり、第2単位ブロック1531のLEDの数が9個である場合、バックライトディミング制御部510は、7個のLEDに相応する輝度補償量を計算することができる。
【0230】
バックライトディミング制御部510は、1つのLEDに相応する単位輝度補償量を予め貯蔵していることができる。バックライトディミング制御部510に含まれるか、別途備えられたメモリー(不図示)または貯蔵部140は、1つのLEDに相応する単位輝度補償量を予め貯蔵していることができる。
【0231】
バックライトディミング制御部510は、貯蔵された単位輝度補償量を利用して7個のLEDに相応する輝度補償量を計算することができる。
【0232】
バックライトディミング制御部510は、各単位ブロックに相応する輝度補償量をメモリーに予め貯蔵していることができる。メモリーは、バックライトディミング制御部510に含まれるか、別途備えられてもよい。
【0233】
バックライトディミング制御部510は、メモリーから各単位ブロックの輝度補償量を読み出し、読み出した輝度補償量を反映したディミング信号をバックライトユニット500に伝達することができる。これにより、各単位ブロックの輝度が補償される。
【0234】
例えば、バックライトディミング制御部510は、メモリーから第1単位ブロック1511の輝度補償量を読み出し、読み出した輝度補償量を反映した第5ディミング信号をバックライトユニット500に伝達することができる。
【0235】
別の実施例で、バックライトディミング制御部510は、第1単位ブロック1511に相応する第1輝度量を計算し、第2単位ブロック1531に相応する第2輝度量を計算することができる。
【0236】
バックライトディミング制御部510は、第2輝度量から第1輝度量を引いた値を輝度補償量として獲得することができる。
【0237】
バックライトディミング制御部510は、第1ローカル領域1511に含まれた複数の第1単位ブロックのそれぞれのディミングカーブを計算された輝度補償量に合うように調節することができる。
【0238】
ディミングカーブは、単位ブロックのディミング値の特性を示すカーブであってもよい。ディミングカーブの横軸は0から255の階調値であり、縦軸は0%から100%までのディミング値であってもよい。
【0239】
バックライトディミング制御部510は、計算された輝度補償量が反映された第5ディミング信号を生成し、生成された第5ディミング信号をバックライトユニット250に伝達することができる。
【0240】
第5ディミング信号は、複数の第1単位ブロックのそれぞれ1511を制御するためのディミング値を含むことができる。
【0241】
バックライトディミング制御部510は、輝度補償量(輝度減少分)が反映されるように複数の第1単位ブロックのそれぞれ1511のディミングカーブを調整することができる。バックライトディミング制御部510は、同一階調値対比ディミング値が増加するようにディミングカーブを調整することができる。
【0242】
バックライトディミング制御部510は、第2ディミング信号を生成して第2ディミング信号をバックライトユニット510に伝達する。
【0243】
第2ディミング信号は、複数の第2単位ブロックのそれぞれ1531を制御するためのディミング値を含むことができる。
【0244】
図15の実施例に係る二重構造の場合、第1単位ブロック1511に含まれたLEDの数は、第1単位ブロック1511と同一大きさを有する第2単位ブロック1531に含まれたLEDの数より多く、LEDの密集度も大きい。
【0245】
これにより、視聴者が主に認知する中央領域の解像力が高まるだけではなく、表示映像の周辺部の明暗比が改善されて画質が良好となる。
【0246】
前述した本開示は、プログラムが記録された媒体にコンピュータが読み込むことのできるコードとして具現することができる。コンピュータが読み込むことのできる媒体は、コンピュータシステムによって読み込むことのできるデータが貯蔵される全ての種類の記録装置を含む。コンピュータが読み込むことのできる媒体の例としては、HDD(Hard Disk Drive)、SSD(Solid State Disk)、SDD(Silicon Disk Drive)、ROM、RAM、CD-ROM、磁気テープ、フロッピーディスク、光データ貯蔵装置等がある。
【0247】
また、コンピュータは、ディスプレイ装置100の制御部170を含むこともできる。
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10A
図10B
図11
図12A
図12B
図13
図14
図15
図16A
図16B
【手続補正書】
【提出日】2024-12-04
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
ディスプレイ装置であって、
電源供給部と、
映像を出力するディスプレイパネルと、
前記ディスプレイパネルに光を提供する複数の単位ブロックを含むバックライトユニットと、
前記ディスプレイパネルを介して出力される前記映像に対応するように前記バックライトユニットから出力する光を制御するバックライトディミング制御部と、
を含み、
前記複数の単位ブロックのそれぞれは、複数のLEDを含み、
前記ディスプレイパネルの全体領域は、複数の第1単位ブロックを含む第1ローカル領域と、複数の第2単位ブロックを含む第2ローカル領域とに区分され、
前記電源供給部は、前記第1ローカル領域の第1単位ブロックに第1駆動電圧を供給し、前記第2ローカル領域の第2単位ブロックに前記第1駆動電圧と異なる第2駆動電圧を供給し、
前記第1単位ブロックの大きさは、前記第2単位ブロックの大きさより小さく、
前記第1ローカル領域は、前記全体領域のうちの中央領域であり、
前記第2ローカル領域は、前記中央領域を取り囲む外郭領域である、ディスプレイ装置。
【請求項2】
前記第1単位ブロックに含まれたLEDの数は、前記第2単位ブロックに含まれたLEDの数より小さい、請求項に記載のディスプレイ装置。
【請求項3】
前記第1単位ブロックに含まれた隣接したLEDの間の間隔は、前記第2単位ブロックに含まれた隣接したLEDの間の間隔と同一である、請求項に記載のディスプレイ装置。
【請求項4】
前記バックライトディミング制御部は、前記第1単位ブロックの輝度補償量を計算し、計算された輝度補償量を反映したディミング信号を前記バックライトユニットに伝達する、請求項に記載のディスプレイ装置。
【請求項5】
前記バックライトディミング制御部は、前記第1単位ブロックに相応する第1輝度量を計算し、前記第2単位ブロックに相応する第2輝度量を計算し、前記第1輝度量と前記第2輝度量の差を前記輝度補償量として計算する、請求項に記載のディスプレイ装置。
【請求項6】
前記第1単位ブロックに相応する前記輝度補償量を貯蔵するメモリーをさらに含み、
前記バックライトディミング制御部は、前記メモリーから前記輝度補償量を読み出し、読み出した輝度補償量を反映した前記ディミング信号を前記バックライトユニットに伝達する、請求項に記載のディスプレイ装置。
【請求項7】
前記第1単位ブロックに含まれた隣接したLEDの間の間隔は、前記第2単位ブロックに含まれた隣接したLEDの間の間隔より小さい、請求項に記載のディスプレイ装置。
【請求項8】
前記第1単位ブロックに含まれたLEDの発光効率は、前記第2単位ブロックに含まれたLEDの発光効率より高い、請求項に記載のディスプレイ装置。
【請求項9】
前記第2駆動電圧の大きさは、前記第1駆動電圧の大きさより大きい、請求項1に記載のディスプレイ装置。