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特開2025-9757コンテキストベースの対話型サービス提供方法及びユーザ端末
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2025009757
(43)【公開日】2025-01-20
(54)【発明の名称】コンテキストベースの対話型サービス提供方法及びユーザ端末
(51)【国際特許分類】
   G06F 16/90 20190101AFI20250109BHJP
   G06F 16/783 20190101ALI20250109BHJP
【FI】
G06F16/90 100
G06F16/783
【審査請求】有
【請求項の数】7
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2024012335
(22)【出願日】2024-01-30
(11)【特許番号】
(45)【特許公報発行日】2024-11-26
(31)【優先権主張番号】10-2023-0083980
(32)【優先日】2023-06-29
(33)【優先権主張国・地域又は機関】KR
(71)【出願人】
【識別番号】524040915
【氏名又は名称】インスウェーブ システムズ カンパニー リミテド
【氏名又は名称原語表記】INSWAVE SYSTEMS CO., LTD.
【住所又は居所原語表記】12F(Magok-dong, queenspark9) 247, Gonghang-daero, Gangseo-gu, Seoul 07803 Republic of Korea
(74)【代理人】
【識別番号】100127328
【弁理士】
【氏名又は名称】八木澤 史彦
(72)【発明者】
【氏名】イオ セヨン
(72)【発明者】
【氏名】キム ウグレ
【テーマコード(参考)】
5B175
【Fターム(参考)】
5B175DA04
5B175EA01
5B175FA01
(57)【要約】      (修正有)
【課題】コンテキストベースの対話型サービス提供システム及び方法を提供する。
【解決手段】方法は、チャットボット実行部によって、ユーザ端末で特定のアプリケーションの実行中にユーザの入力に応じてチャットボットを実行してダイアログボックスを表示するステップと、コンテキスト情報生成部によって、ユーザ端末のビューポート情報に基づいてコンテキスト情報を生成するステップと、メッセージ入力部によって、ダイアログボックスを通じてダイアログメッセージを入力されるステップと、端末メッセージ転送部によって、ダイアログメッセージとコンテキスト情報とを入力メッセージとしてチャットボットサーバーに転送するステップと、チャットボットサーバーから入力メッセージに対応する回答メッセージを受信し、ダイアログボックスを通じて回答として表示するステップと、を含む。
【選択図】図4
【特許請求の範囲】
【請求項1】
ユーザ端末で行われるコンテキストベースの対話型サービス提供方法であって、
チャットボット実行部によって、上記ユーザ端末で特定のアプリケーションの実行中にユーザの入力に応じてチャットボットを実行してダイアログボックスを表示するステップと;
コンテキスト情報生成部によって、上記ユーザ端末のビューポート情報に基づいてコンテキスト情報を生成するステップと;
メッセージ入力部によって、上記ダイアログボックスを通じてダイアログメッセージを入力されるステップと;
端末メッセージ転送部によって、上記ダイアログメッセージと上記コンテキスト情報とを入力メッセージとしてチャットボットサーバーに転送するステップと;
上記チャットボットサーバーから上記入力メッセージに対応する回答メッセージを受信し、上記ダイアログボックスを通じて回答として表示するステップと、含み、
上記コンテキスト情報は、ビューポートを通じて現在表示されるデータを基にして生成され、
上記ビューポートは、動画コンテンツを再生する動画プレーヤであり、
上記コンテキスト情報を生成するステップは、上記ユーザの入力時に上記動画コンテンツの現在の再生位置のコンテンツ内容を活用し、上記現在の再生位置を基準にして一定時間の以前及び以後のコンテンツ内容のうち少なくとも1つを追加に活用して上記コンテキスト情報を生成し、
上記コンテキスト情報を生成するステップにおいて、上記動画プレーヤの現在の再生速度に応じて追加に活用するコンテンツ内容の時間範囲を可変にすることを特徴とするコンテキストベースの対話型サービス提供方法。
【請求項2】
上記時間範囲は、上記現在の再生速度に比例して設定されることを特徴とする請求項1に記載のコンテキストベースの対話型サービス提供方法。
【請求項3】
上記コンテキスト情報を生成するステップにおいて、上記現在の再生速度が通常の再生速度である場合は、上記現在の再生位置を基準にして基本に設定された基本時間範囲のコンテンツ内容を追加に活用し、
上記現在の再生速度が相対的に遅いか速い再生速度である場合は、上記現在の再生位置を基準にして上記基本時間範囲に上記現在の再生速度を反映した調整時間範囲のコンテンツ内容を追加に活用することを特徴とする請求項1に記載のコンテキストベースの対話型サービス提供方法。
【請求項4】
上記調整時間範囲は、上記基本時間範囲に対して、上記通常の再生速度に対する上記現在の再生速度の割合である再生速度割合を乗じて決定されることを特徴とする請求項3に記載のコンテキストベースの対話型サービス提供方法。
【請求項5】
チャットボットサーバーとネットワーク連結されてコンテキストベースの対話型サービスを提供するユーザ端末であって、
特定のアプリケーションの実行中にユーザの入力に応じてチャットボットを実行してダイアログボックスを表示するチャットボット実行部と;
上記ユーザ端末のビューポート情報に基づいてコンテキスト情報を生成するコンテキスト情報生成部と;
上記ダイアログボックスを通じてユーザからダイアログメッセージを入力されるメッセージ入力部と;
上記ダイアログメッセージと上記コンテキスト情報を入力メッセージとしてチャットボットサーバーに転送し、上記チャットボットサーバーから上記入力メッセージに対応する回答メッセージを受信し、上記ダイアログボックスを通じて回答として表示する端末メッセージ転送部と、を含み、
上記特定のアプリケーションは、動画コンテンツを再生する動画プレーヤであり、
上記コンテキスト情報生成部は、上記ダイアログボックスが実行される場合、上記ビューポートを通じて再生される動画コンテンツの現在の再生位置のコンテンツ内容を活用し、上記現在の再生位置を基準にして一定時間の以前および以後のコンテンツ内容のうち少なくとも1つを追加に活用して上記コンテキスト情報を生成し、
上記コンテキスト情報生成部は、上記動画プレーヤの現在の再生速度に応じて追加に活用するコンテンツ内容の時間範囲を可変にすることを特徴とするユーザ端末。
【請求項6】
上記時間範囲は、上記現在の再生速度に比例して設定されることを特徴とする請求項5に記載のユーザ端末。
【請求項7】
上記コンテキスト情報生成部は、上記現在の再生速度が通常の再生速度である場合は、上記現在の再生位置を基準にして基本に設定された基本時間範囲のコンテンツ内容を追加に活用し、上記現在の再生速度が相対的に遅いか速い再生速度である場合は、上記現在の再生位置を基準にして上記基本時間範囲に上記現在の再生速度を反映した調整時間範囲のコンテンツ内容を追加に活用することを特徴とする請求項5に記載のユーザ端末。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、コンテキストベースの対話型サービス提供方法、システム及びユーザ端末に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、ユーザが技術文書で解決策を探そうとするときに、まずその文書を読んで理解する過程が先行されなければならなかった。その後、理解した内容をもとに解決策を探さなければならなかった。
【0003】
最近イシューとなる対話型人工知能(AI)技術の代表的な汎用モデルであるChatGPTの場合、自然言語処理能力に優れ、一般的なユーザの質問に対しては一定レベルの回答を提供してくれている。しかしながら、特定のドメイン知識(例えば、特定のソフトウェア開発方法など)に関する知識が不足しており、当該ドメインに関する質問に対しては正確な回答を提供できないという限界がある。
【0004】
また、このようなChatGPTの場合、最大4000個程度のトークンのみを処理することができ、コンテキストを追加するにも制限がある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
韓国公開特許第10-2021-0134581号(2021.11.10.公開)- 対話型サービスを提供するサーバー及び方法
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本発明の目的は、ユーザが端末を介して見ている画面(viewport)に関する情報(テキスト、画像、動画など)を自動にコンテキスト(context)として使用して対話型に適切な回答を見つけることができるコンテキストベースの対話型サービス提供方法、システム及びユーザ端末を提供することにある。
【0007】
本発明の他の目的は、ソフトウェア開発などの特定のドメイン知識が要求される状況において、技術文書の中で現在の画面と関連性の高い情報をコンテキストとして使用することにより、対話型人工知能モデルの回答を改善し、様々なドメインの知識を処理できるコンテキストベースの対話型サービス提供方法、システム及びユーザ端末を提供することにある。
【0008】
本発明のさらに他の目的は、以下に述べられる好ましい実施例に基づいて更に明確になるであろう。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上記の目的を達成するために、本発明の一態様によれば、ユーザ端末で行われるコンテキストベースの対話型サービス提供方法であって、チャットボット実行部によって、上記ユーザ端末で特定のアプリケーションの実行中にユーザの入力に応じてチャットボットを実行してダイアログボックス(dialog box)を表示するステップと;コンテキスト情報生成部によって、上記ユーザ端末のビューポート情報に基づいてコンテキスト情報を生成するステップと;メッセージ入力部によって、上記ダイアログボックスを通じてダイアログメッセージを入力されるステップと;端末メッセージ転送部によって、上記ダイアログメッセージと上記コンテキスト情報とを入力メッセージとしてチャットボットサーバーに転送するステップと;上記チャットボットサーバーから上記入力メッセージに対応する回答メッセージを受信し、上記ダイアログボックスを通じて回答として表示するステップと、を含み、上記コンテキスト情報は、ビューポートを通じて現在表示されるデータを基にして生成され、上記ビューポートは、動画コンテンツを再生する動画プレーヤであることを特徴とするコンテキストベースの対話型サービス提供方法が提供される。
【0010】
上記コンテキスト情報を生成するステップは、上記ユーザの入力時に上記動画コンテンツの現在の再生位置のコンテンツ内容を活用し、上記現在の再生位置を基準にして一定時間の以前及び以後のコンテンツ内容のうち少なくとも1つを追加に活用して上記コンテキスト情報を生成することができる。
【0011】
上記コンテキスト情報を生成するステップにおいて、上記動画プレーヤの現在の再生速度に応じて追加に活用するコンテンツ内容の時間範囲を可変にすることができる。
【0012】
上記時間範囲は、上記現在の再生速度に比例して設定することができる。
【0013】
上記コンテキスト情報を生成するステップにおいて、上記現在の再生速度が通常の再生速度である場合は、上記現在の再生位置を基準にして基本に設定された基本時間範囲のコンテンツ内容を追加に活用し、上記現在の再生速度が相対的に遅いか速い再生速度である場合は、上記現在の再生位置を基準にして上記基本時間範囲に上記現在の再生速度を反映した調整時間範囲のコンテンツ内容を追加に活用することができる。
【0014】
上記調整時間範囲は、上記基本時間範囲に対して上記通常の再生速度に対する上記現在の再生速度の割合である再生速度割合を乗じて決定することができる。
【0015】
一方、本発明の他の態様によれば、チャットボットサーバーとネットワーク連結されてコンテキストベースの対話型サービスを提供するユーザ端末であって、特定のアプリケーションの実行中にユーザの入力に応じてチャットボットを実行してダイアログボックスを表示するチャットボット実行部と;上記ユーザ端末のビューポート情報に基づいてコンテキスト情報を生成するコンテキスト情報生成部と;上記ダイアログボックスを通じてユーザからダイアログメッセージを入力されるメッセージ入力部と;上記ダイアログメッセージと上記コンテキスト情報を入力メッセージとしてチャットボットサーバーに転送し、上記チャットボットサーバーから上記入力メッセージに対応する回答メッセージを受信し、上記ダイアログボックスを通じて回答として表示する端末メッセージ転送部と、を含み、上記特定のアプリケーションは、動画コンテンツを再生する動画プレーヤであり、上記コンテキスト情報生成部は、上記ダイアログボックスが実行される場合、上記ビューポートを通じて再生される動画コンテンツの現在の再生位置のコンテンツ内容を活用し、上記現在の再生位置を基準にして一定時間の以前および以後のコンテンツ内容のうち少なくとも1つを追加に活用して上記コンテキスト情報を生成することを特徴とするユーザ端末が提供される。
【0016】
上記コンテキスト情報生成部は、上記動画プレーヤの現在の再生速度に応じて追加に活用するコンテンツ内容の時間範囲を可変にすることができる。
【0017】
上記時間範囲は、上記現在の再生速度に比例して設定することができる。
【0018】
上記コンテキスト情報生成部は、上記現在の再生速度が通常の再生速度である場合は、上記現在の再生位置を基準にして基本に設定された基本時間範囲のコンテンツ内容を追加に活用し、上記現在の再生速度が相対的に遅いか速い再生速度である場合は、上記現在の再生位置を基準にして上記基本時間範囲に上記現在の再生速度を反映した調整時間範囲のコンテンツ内容を追加に活用することができる。
【0019】
上記以外の他の態様、特徴、利点は、以下の図面、特許請求の範囲、及び発明の詳細な説明から明らかになるであろう。
【発明の効果】
【0020】
本発明の実施形態によれば、ユーザが端末を介して見ている画面に関する情報(テキスト、画像、動画など)を自動にコンテキストとして使用して対話型に適切な回答を見つけることができるという効果がある。
【0021】
また、ソフトウェア開発などの特定のドメイン知識が求められる状況で、技術文書の中で現在の画面と関連性の高い情報をコンテキストとして使用することにより、対話型人工知能モデルの回答を改善し、様々なドメインの知識を処理できるという効果もある。
【図面の簡単な説明】
【0022】
図1図1は、本発明の一実施形態に係るコンテキストベースの対話型サービス提供システムのブロック図である。
図2図2は、本発明の一実施形態に係るユーザ端末のブロック図である。
図3図3は、本発明の一実施形態に係るチャットボットサーバーのブロック図である。
図4図4は、本発明の一実施形態に係るコンテキストベースの対話型サービス提供方法のフローチャートである。
図5図5は、ユーザ端末で実行されるビューポートの画面を活用してコンテキスト情報を生成する第1の例示図である。
図6図6は、ユーザ端末で実行されるビューポートのスクロール以前の画面を活用してコンテキスト情報を生成する第2の例示図である。
図7図7は、ユーザ端末で実行されるビューポートのスクロール以前の画面を活用してコンテキスト情報を生成する第3の例示図である。
図8図8は、ユーザ端末で実行される動画プレーヤの情報を活用してコンテキスト情報を生成する第4の例示図である。
図9図9は、再生速度に応じた時間範囲の設定例示を示す図である。
図10図10は、ユーザ端末で実行されるビューポートのアドレス及びリンク情報を活用してコンテキスト情報を生成する第5の例示図である。
図11図11は、本発明の一実施形態に係るユーザ端末及びチャットボットサーバーの構成を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0023】
本発明は、様々な変換を加えることができ、複数の実施形態を有することができるので、特定の実施形態を図面に例示し、詳しく説明する。しかしながら、これは、本発明を特定の実施例について限定しようとするものではなく、本発明の思想及び技術範囲に含まれるあらゆる変更、均等物ないし代替物を含むものと理解されるべきである。
【0024】
ある構成要素が他の構成要素に“連結されている”又は“接続されている”と言及されている場合、その他の構成要素に直接連結されているか、又は接続されていることもできるが、その間に他の構成要素が存在することもできると理解されるべきである。一方、ある構成要素が他の構成要素に“直接連結されている”又は“直接接続されている”と言及されている場合、その間に他の構成要素が存在しないと理解されるべきである。
【0025】
第1、第2などの用語は、様々な構成要素を説明するために使用することができるが、上記構成要素は、上記用語によって限定されてはならない。上記用語は、1つの構成要素を他の構成要素から区別する目的のみで使用される。
【0026】
本出願で使用した用語は、単に特定の実施例を説明するために使用されたものであり、本発明を限定しようとする意図ではない。単数の表現は、コンテキスト上明白に異なる意味でない限り、複数の表現を含む。本出願において、“含む”又は“有する”などの用語は、明細書上に記載されている特徴、数字、段階、動作、構成要素、部品、又はこれらを組み合わせたものが存在することを指定しようとするだけであり、1つ又はそれ以上の他の特徴や数字、段階、動作、構成要素、部品、又はこれらを組み合わせたものの存在又は付加可能性を予め排除するわけではないと理解されるべきである。
【0027】
本明細書において“部”とは、ハードウェアによって実現されるユニット(unit)、ソフトウェアによって実現されるユニット、及び両方を用いて実現されるユニットを含む。また、1つのユニットが2つ以上のハードウェアを用いて実現されてもよく、2つ以上のユニットが1つのハードウェアによって実現されてもよい。一方、“~部”は、ソフトウェア又はハードウェアに限定される意味ではなく、“~部”は、アドレス可能な格納媒体にあるように構成されてもよく、1つ又はそれ以上のプロセッサを再生させるように構成されてもよい。したがって、一例として、“~部”は、ソフトウェアの構成要素、オブジェクト指向ソフトウェアの構成要素、クラスの構成要素、タスクの構成要素などの構成要素、プロセス、関数、属性、プロシージャ、サブルーチン、プログラムコードのセグメント、ドライバ、ファームウェア、マイクロコード、回路、データ、データベース、データ構造、テーブル、アレイ、及び変数を含む。構成要素と“~部”の中で提供される機能は、より少ない数の構成要素と“~部”により結合されるか、又は追加の構成要素と“~部”にさらに分離されてもよい。さらに、構成要素と“~部”は、ディバイス内の1つ又はそれ以上のCPUを再生させるように具現されてもよい。
【0028】
また、各図面を参照して説明する実施形態の構成要素が、当該実施形態にのみ制限的に適用されるものではなく、本発明の技術的思想が維持される範囲内で他の実施形態に含まれるように具現されてもよく、また、別の説明が省略されても、複数の実施形態が統合された1つの実施形態として再具現されてもよいことは当然である。
【0029】
また、添付の図面を参照して説明するに当たり、図面符号に関係なく、同一の構成要素は、同一又は対応する参照番号を付し、これに対する重複する説明は省略する。本発明を説明するに当たり、関連する公知技術に対する具体的な説明が本発明の要旨を不要に曖昧にすると判断される場合、その詳細な説明を省略する。
【0030】
図1は、本発明の一実施形態に係るコンテキストベースの対話型サービス提供システムのブロック図であり、図2は、本発明の一実施形態に係るユーザ端末のブロック図であり、図3は、本発明の一実施形態に係るチャットボットサーバーのブロック図であり、図4は、本発明の一実施形態に係るコンテキストベースの対話型サービス提供方法のフローチャートである。
【0031】
図1を参照すると、本実施形態に係るコンテキストベースの対話型サービス提供システム1は、ユーザ端末100及びチャットボットサーバー200を含むことができる。
【0032】
ユーザ端末100は、ネットワークを介してチャットボットサーバー200とデータをやり取りしながら、チャットボットサービス(本実施形態ではコンテキストベースの対話型サービス)を提供される。
【0033】
ユーザ端末100は、チャットボットサービス関連アプリケーション又はプログラム(以下、「アプリケーション」と呼ぶ)が搭載されているか、ダウンロードしてインストール可能であり、当該アプリケーションを実行できるオペレーティングシステムが搭載されたコンピューティング装置であり、例えば、スマートフォン、タブレットPC、ノートパソコン、デスクトップPCなどであり得る。
【0034】
チャットボット(chatbot)は、音声や文字を介した人間との対話を通じて特定のタスクを行うように製作されたコンピュータプログラムを指す。本実施形態において、チャットボットは、対話型サービスを提供されたい特定のアプリケーション(例えば、文書ビューア、画像ビューア、動画プレーヤなど)上で実行できるように具現化できる。
【0035】
チャットボットサービスは、チャットボットによって提供されるサービスを意味し、ユーザ端末100から受信した質問メッセージに対する応答を提供するか、又はユーザ端末100から受信した様々な要請(例えば、検索)を行うことを意味する。
【0036】
特定のアプリケーションの実行中に別のポップアップダイアログボックスを通じてチャットボットサーバー200とユーザ端末100とがあたかも対話をやり取りするような形態でチャットボットサービスが提供され得る。即ち、ユーザが質問事項や要請事項をダイアログボックス上で要請メッセージの形態で入力すると、チャットボットサーバー200は、質問や要請に対する回答を応答メッセージの形態で提供するような方式でチャットボットサービスが提供され得る。これにより、チャットボットサービスを提供されるユーザは、あたかも相談員と対話するかのように所望の情報を確認したり、必要な機能を提供されたりすることができる。
【0037】
ポップアップダイアログボックスを通じてチャットボットサービスが提供されることは一例に相当するもので、他にも様々な形態でチャットボットサービスが提供され得ることは明らかである。
【0038】
チャットボットサーバー200は、チャットボットサービスを提供するためにチャットボットを設置及び実行しているハードウェア装置である。サービスプロバイダは、ユーザ端末100にチャットボットサービスを提供するためにチャットボットサーバー200を用いることができる。
【0039】
本実施形態では、ユーザ端末100は、特定のアプリケーションの実行中にユーザの入力に応じてチャットボットサービスのためのダイアログボックスを実行することができる。この場合、現在実行中の特定のアプリケーションを通じて表出される画面に関する情報を用いてコンテキストデータを生成し、ユーザが入力するダイアログメッセージと共に入力メッセージとしてチャットボットサーバー200に転送することができる。チャットボットサーバー200では、入力メッセージに含まれているダイアログメッセージだけでなく、コンテキストデータを分析して活用することで、質問に対する単純な回答ではなく、コンテキストに基づく最適な回答を見つけて回答メッセージとして提供することができる。
【0040】
図2を参照すると、ユーザ端末100は、チャットボット実行部110、コンテキスト情報生成部120、メッセージ入力部130、及び端末メッセージ転送部140を含むことができる。図2に示される構成要素は、ユーザ端末100を具現するために必須ではないため、本明細書上において説明されるユーザ端末100は、上に列挙された構成要素より多いか又は少ない構成要素を有することができる。
【0041】
チャットボット実行部110は、チャットボットサービスを提供されるために指定されたユーザの入力がある場合、チャットボット(プログラム)を実行させる(ステップS300)。指定されたユーザの入力とは、チャットボット実行のための特定のボタン(又はアイコン)をタッチ(又はクリック)などの方式で選択するものであってもよい。
【0042】
チャットボットが実行されると、ユーザ端末100のディスプレイにはダイアログボックスがポップアップ方式で表示され得る。チャットボットの実行直前に、ユーザ端末100は、特定のアプリケーションが実行されているので、ディスプレイに特定のアプリケーションの画面領域に該当するビューポートが表示され得る。本実施形態において、ダイアログボックスは、ビューポート上に重なって表示され得る。あるいは、表示画面を分割してビューポートと並列に表示させたり、ビューポートが占める領域以外の領域内に表示させてもよい。
【0043】
コンテキスト情報生成部120は、チャットボットが実行された場合、現在ユーザ端末100のディスプレイを通じて表出される特定のアプリケーションの画面領域(すなわち、ビューポート)を分析し、分析結果に基づいてコンテキスト情報を生成する(ステップS305)。
【0044】
コンテキスト情報の生成方法としては、次のような方法があり得る。
【0045】
基本的に、ビューポートのテキストを使用することができる(図5を参照)。
【0046】
あるいは、ビューポートのテキストとビューポートの周囲(上部及び/又は下部)のテキストを使用することができる。
【0047】
あるいは、ビューポートの画面を下にスクロールした場合、ビューポートから少し前に消えた上端領域のテキストを使用することができる(図6を参照)。
【0048】
あるいは、ビューポートの画面を上にスクロールした場合、ビューポートから少し前に消えた下端領域のテキストを使用することができる(図7を参照)。
【0049】
あるいは、動画コンテンツの場合、現在の再生位置及びその周辺の以前及び/又は以後の内容を使用することができる(図8を参照)。追加に動画再生速度も使用することができる。
【0050】
あるいは、ビューポートに表示される画面に関するウェブページアドレスと画面に含まれているリンクを使用することができる(図9を参照)。
【0051】
メッセージ入力部130は、ユーザからダイアログメッセージを入力される(ステップS310)。ダイアログメッセージが入力される形態は限定されない。例えば、ユーザ端末100のマイクロフォンを介して入力されるユーザの音声発話、ユーザ端末100のタイピング手段(キーボード、キーパッド、タッチスクリーン、マウスなど)によって入力されるユーザのテキスト発話などを含むことができる。
【0052】
端末メッセージ転送部140は、ユーザが入力したダイアログメッセージとコンテキスト情報とを統合した入力メッセージをチャットボットサーバー200に転送することができる(ステップS315)。
【0053】
そして、端末メッセージ転送部140は、入力メッセージに対する応答としてチャットボットサーバー200から応答した応答メッセージを受信し、ユーザが確認できるようにダイアログボックスに表示させることができる(ステップS320)。
【0054】
図3を参照すると、チャットボットサーバー200は、サーバーメッセージ転送部210、コンテキスト分析部220、回答メッセージ生成部230、及びデータベース240を含むことができる。図3に示される構成要素は、チャットボットサーバー200を具現するために必須ではないので、本明細書上において説明されるチャットボットサーバー200は、上に列挙された構成要素より多いか又は少ない構成要素を有することができる。
【0055】
サーバーメッセージ転送部210は、ネットワークを介してチャットボットが実行中のユーザ端末100から入力メッセージを受信する。そして、入力メッセージに対する回答を含む回答メッセージを当該入力メッセージに対する応答として転送することができる。
【0056】
コンテキスト分析部220は、入力メッセージを分析して、ダイアログメッセージとコンテキスト情報とに区分することができる。入力メッセージから抽出されたコンテキスト情報を分析して、ダイアログメッセージが意味する旨を明確に把握できるようにする。
【0057】
回答メッセージ生成部230は、データベース240からダイアログメッセージに対応する回答を見つけて回答メッセージを生成する。この場合、コンテキスト分析部220で分析したコンテキスト情報に基づいてダイアログメッセージが意図するユーザ意図を把握し、ユーザ意図に最も適した回答を見つけることができる。
【0058】
データベース240には、ダイアログメッセージとして予想される多数の予想メッセージと各予想メッセージに対する回答とが互いに対応して格納管理され得る。データベース240は、例えば、多数のテキストに基づいて訓練する人工知能モデルであるLLM(Large Language Model)で具現され得る。
【0059】
データベース240は、チャットボットサーバー200内に構築されてもよく、又は外部に別途構築されてネットワーク連結されてもよい。
【0060】
チャットボットサーバー200でコンテキスト情報とダイアログメッセージを用いて適切な回答メッセージを見つけて応答することは、本発明の属する技術分野において通常の技術者に自明な事項であるので、詳細な説明は省略する。
【0061】
図5は、ユーザ端末で実行されるビューポートの画面を活用してコンテキスト情報を生成する第1の例示図である。
【0062】
図5を参照すると、ユーザ端末で実行される特定のアプリケーションのビューポートが示されている。ここで、特定のアプリケーションは文書ビューアであり得る。
【0063】
ビューポート内で特定のボタンをユーザが選択した場合(例えば、タッチ)、チャットボットダイアログボックス310がポップアップ表示され得る。
【0064】
チャットボットダイアログボックス310が実行される場合、特定のアプリケーションのビューポートに表示されるデータをコンテキスト情報として使用して、ユーザのダイアログメッセージと共にチャットボットサーバー200に伝達することにより、チャットボットサーバー200でチャットメッセージに対する回答を生成するための基礎データとして用いることができる。
【0065】
文書ビューアを通じて表示される文書の全テキストのうち、チャットボットダイアログボックス310の実行時にビューポートに表示される一部のテキストに対して予め指定された重みを付与することにより、コンテキスト情報を生成することができる。
【0066】
図6及び図7は、ユーザ端末で実行されるビューポートのスクロール以前の画面を活用してコンテキスト情報を生成する第2及び第3の例示図である。
【0067】
図6を参照すると、ユーザ端末で実行される特定のアプリケーションのビューポートが示されている。ここで、特定のアプリケーションは、文書ビューアであり得る。
【0068】
この例示は、ボタンタッチ操作の直前にユーザが下向きスクロールを行った場合に関する。
【0069】
ビューポート内に特定のボタンをユーザが選択した場合(例えば、タッチ)、チャットボットダイアログボックス310がポップアップ表示され得る。
【0070】
チャットボットダイアログボックス310が実行される場合、特定のアプリケーションのビューポートに現在表示されるデータと下向きスクロールによって現在ビューポートから消えたビューポートの上端データとを組み合わせてコンテキスト情報として使用し、ユーザのダイアログメッセージと共にチャットボットサーバー200)に伝達することにより、チャットボットサーバー200でダイアログメッセージに対する回答を生成するための基礎データとして用いることができる。
【0071】
文書ビューアを通じて表示される文書の全テキストのうち、チャットボットダイアログボックス310の実行時にビューポートに表示される一部のテキストとビューポートの周辺(特に、上端)のテキストに対して予め指定された重みを付与することにより、コンテキスト情報を生成することができる。
【0072】
図7には、スクロール方向が下向きではなく上向きの場合が示されている。この場合は、ビューポートに現在表示されるデータと上向きスクロールによって現在ビューポートから消えたビューポートの下端データとを組み合わせてコンテキスト情報として使用することができる。
【0073】
すなわち、スクロールによっては消えたがコンテキスト情報として使用するデータの範囲は、スクロールの方向によって変わることができる。
【0074】
さらに、スクロールによっては消えたがコンテキスト情報として使用するデータの範囲は、スクロールの速度によって変わることができる。スクロールの速度が速い場合は、コンテキスト情報として活用するビューポートの上端及び/又は下端の範囲が増加し、スクロールの速度が遅い場合は、コンテキスト情報として活用するビューポートの上端及び/又は下端の範囲が減少することができる。すなわち、スクロールの速度に比例してコンテキスト情報として活用するビューポートの上端及び/又は下端の範囲が決定され得る。
【0075】
図8は、ユーザ端末で実行される動画プレーヤの情報を活用してコンテキスト情報を生成する第4の例示図であり、図9は、再生速度に応じた時間範囲の設定例示を示す図である。
【0076】
図8を参照すると、ユーザ端末で実行されるアプリケーションは動画プレーヤであり得る。
【0077】
動画プレーヤが再生中の状態でビューポート内において特定のボタンをユーザが選択した場合(例えば、タッチ)、チャットボットダイアログボックス310がポップアップ表示され得る。
【0078】
チャットボットダイアログボックス310が実行される場合、動画プレーヤによって再生される動画コンテンツの現在の再生位置及び該現在の再生位置を基準にして一定時間の以前及び以後のコンテンツ内容をコンテキスト情報として使用することができる。
【0079】
もし動画プレーヤが動画コンテンツの再生速度設定をすることができる場合、現在再生される動画コンテンツの再生速度を追加のコンテキスト情報設定のためのパラメータとして用いることができる。
【0080】
これは、現在の再生速度に応じて同一時間の条件下で現在の再生位置を基準にしてユーザの関心範囲に属するコンテンツの領域範囲が変更され得るためである。
【0081】
したがって、コンテキスト情報として使用するコンテンツ内容の範囲(時間範囲)を現在の再生速度に応じて調整することができる。例えば、時間範囲は、再生速度に比例して設定され得る。
【0082】
図9を参照すると、動画コンテンツを時間順に1つのバー(bar)で表した概念図が示されている。
【0083】
図9(a)に示すように、現在の再生速度が通常の再生速度(x1)である場合、現在の再生位置を基準にして見てみると、基本に設定された時間範囲(例えば、前/後1分)のコンテンツ内容をコンテキスト情報として追加に活用することができる(「基本時間範囲」を参照)。
【0084】
現在の再生速度が比較的遅いか又は速い再生速度である場合は、現在の再生位置を基準にして、基本時間範囲に現在の再生速度を反映した調整時間範囲のコンテンツ内容をコンテキスト情報として追加に活用することができる。
【0085】
図9(b)を参照すると、現在の再生速度が比較的遅い再生速度(x0.5)の場合、現在の再生位置を基準にして見たときに設定された時間範囲における再生速度割合(通常の再生速度に対する現在の再生速度)を乗じた第1の時間範囲(例えば、前/後0.5分)のコンテンツ内容をコンテキスト情報として使用することができる。
【0086】
図9(c)を参照すると、現在の再生速度が相対的に速い再生速度(x2)である場合、現在の再生位置を基準にして見てみると、基本に設定された時間範囲に再生速度割合を乗じた第2の時間範囲(例えば、前/後2分)のコンテンツ内容をコンテキスト情報として使用することができる。
【0087】
図10は、ユーザ端末で実行されるビューポートのアドレス及びリンク情報を活用してコンテキスト情報を生成する第5の例示図である。
【0088】
図10を参照すると、ユーザ端末で実行されるアプリケーションのビューポートが示されている。ここで、特定のアプリケーションは、文書ビューアであり得る。
【0089】
この例示は、ビューポートを通じて表示される文書に関するウェブアドレスが存在するか、又は文書内にリンク(link)が存在する場合に関する。
【0090】
ビューポート内において特定のボタンをユーザが選択した場合(例えば、タッチ)、チャットボットダイアログボックス310がポップアップ表示され得る。
【0091】
チャットボットダイアログボックス310が実行される場合、特定のアプリケーションのビューポートに現在表示されるデータ(テキスト及び/又は画像)、文書にアクセスするためのウェブアドレス、文書内に含まれているリンクのうちの1つ又は2つ以上を組み合わせてコンテキスト情報として使用し、ユーザのダイアログメッセージと共にチャットボットサーバー200に伝達することにより、チャットボットサーバー200でチャットメッセージに対する回答を生成するための基礎データとして利用することができる。
【0092】
本実施形態によれば、特定のドメイン知識に関するコンテンツ(例えば、文書)を見ている状態でチャットボットダイアログボックスを実行して質問を入力することにより、当該コンテンツの内容を拡張したコンテキストとして使用した回答を提供されることにより、ユーザの質問に対する回答の正確性を高めるとともに、様々なドメインの知識を処理できる能力を提供することができる。これにより、既存の文書を読み、理解する過程を短縮し、より迅速で正確な情報をユーザに提供することができる。
【0093】
図11は、本発明の一実施形態に係るユーザ端末100及びチャットボットサーバー200の構成を示す図である。
【0094】
図11を参照すると、ユーザ端末100及び/又はチャットボットサーバー200は、プロセッサ410及びメモリ420を含む。メモリ420は、プロセッサ410によって実行可能な1つ以上の命令語を格納する。プロセッサ410は、メモリ420に格納された1つ以上の命令語を実行する。プロセッサ410は、命令語を実行することによって、図1乃至図10に関して、上述した1つ以上の動作を実行することができる。さらに、図2及び図3を参照して、上述した本発明の構成は、プロセッサ410によって実行される命令によって具現される構成であり得る。
【0095】
上述したンテキストベースの対話型サービス提供方法は、コンピュータによって実行されるアプリケーション又はプログラムモジュールなどのコンピュータによって実行可能な命令語を含む記録媒体の形態でも具現することができる。コンピュータ読み取り可能媒体は、コンピュータによってアクセス可能な任意の可溶媒体であり得、揮発性及び不揮発性媒体、分離型及び非分離型媒体をすべて含む。さらに、コンピュータ読み取り可能媒体は、コンピュータ格納媒体を含んでもよい。コンピュータ格納媒体は、コンピュータ読み取り可能命令語、データ構造、プログラムモジュール、又はその他のデータのような情報を格納するための任意の方法又は技術で具現されている揮発性及び不揮発性、分離型及び非分離型媒体をすべて含む。
【0096】
上述したコンテキストベースの対話型サービス提供方法は、端末に基本的にインストールされたアプリケーション(これは、端末に基本的に搭載されたプラットフォームやオペレーティングシステムなどに含まれているプログラムを含んでもよい)によって実行されてもよく、ユーザがアプリケーションストアサーバー、アプリケーション又は当該サービスに関連するウェブサーバーなどのアプリケーション提供サーバーを介してマスター端末に直接インストールしたアプリケーション(すなわち、プログラム)によって実行されてもよい。このような意味で、上述のコンテキストベースの対話型サービス提供方法は、端末に基本的にインストールされるか、又はユーザによって直接インストールされたアプリケーション(すなわち、プログラム)で具現され、端末などのコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録されてもよい。
【0097】
以上では、本発明の望ましい実施形態を参照して説明したが、当該技術分野で通常の知識を有する者であれば、下記の特許請求の範囲に記載された本発明の思想及び領域から逸脱しない範囲内で、本発明を多様に修正及び変更させることができることを理解できるだろう。
【符号の説明】
【0098】

1:コンテキストベースの対話型サービスシステム
100:ユーザ端末
110:チャットボット実行部
120:コンテキスト情報生成部
130:メッセージ入力部
140:端末メッセージ転送部
200:チャットボットサーバー
210:サーバーメッセージ転送部
220:コンテキスト分析部
230:回答メッセージ生成部
240:データベース
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
【手続補正書】
【提出日】2024-07-12
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
ユーザ端末で行われるコンテキストベースの対話型サービス提供方法であって、
チャットボット実行部によって、上記ユーザ端末で特定のアプリケーションの実行中にユーザの入力に応じてチャットボットを実行してダイアログボックスを表示するステップと;
コンテキスト情報生成部によって、上記ユーザ端末のビューポート情報を使用してコンテキスト情報を生成するステップと;
メッセージ入力部によって、上記ダイアログボックスを通じてダイアログメッセージを入力されるステップと;
端末メッセージ転送部によって、上記ダイアログメッセージと上記コンテキスト情報とを入力メッセージとしてチャットボットサーバーに転送するステップと;
上記チャットボットサーバーから上記入力メッセージに対応する回答メッセージを受信し、上記ダイアログボックスを通じて回答として表示するステップと、含み、
上記コンテキスト情報を生成するステップにおいて、ビューポートを通じて現在表示されるデータが上記コンテキスト情報として使用され、
上記ビューポートは、動画コンテンツを再生する動画プレーヤであり、
上記コンテキスト情報を生成するステップは、上記ユーザの入力時に上記動画コンテンツの現在の再生位置のコンテンツ内容、及び、上記現在の再生位置を基準にして、以前または以後の一定時間内のコンテンツ内容の双方またはいずれか一方を追加に上記コンテキスト情報として使用し
上記コンテキスト情報を生成するステップにおいて、上記動画プレーヤの現在の再生速度に応じて追加に使用するコンテンツ内容の時間範囲を可変にすることを特徴とするコンテキストベースの対話型サービス提供方法。
【請求項2】
上記時間範囲は、上記現在の再生速度に比例して設定されることを特徴とする請求項1に記載のコンテキストベースの対話型サービス提供方法。
【請求項3】
上記コンテキスト情報を生成するステップにおいて、上記現在の再生速度が通常の再生速度である場合は、上記現在の再生位置を基準にして基本に設定された基本時間範囲のコンテンツ内容を追加に使用し、
上記現在の再生速度が相対的に遅いか速い再生速度である場合は、上記現在の再生位置を基準にして上記基本時間範囲に上記現在の再生速度を反映した調整時間範囲のコンテンツ内容を追加に使用することを特徴とする請求項1に記載のコンテキストベースの対話型サービス提供方法。
【請求項4】
上記調整時間範囲は、上記基本時間範囲に対して、上記通常の再生速度に対する上記現在の再生速度の割合である再生速度割合を乗じて決定されることを特徴とする請求項3に記載のコンテキストベースの対話型サービス提供方法。
【請求項5】
チャットボットサーバーとネットワーク連結されてコンテキストベースの対話型サービスを提供するユーザ端末であって、
特定のアプリケーションの実行中にユーザの入力に応じてチャットボットを実行してダイアログボックスを表示するチャットボット実行部と;
上記ユーザ端末のビューポート情報を使用してコンテキスト情報を生成するコンテキスト情報生成部と;
上記ダイアログボックスを通じてユーザからダイアログメッセージを入力されるメッセージ入力部と;
上記ダイアログメッセージと上記コンテキスト情報を入力メッセージとしてチャットボットサーバーに転送し、上記チャットボットサーバーから上記入力メッセージに対応する回答メッセージを受信し、上記ダイアログボックスを通じて回答として表示する端末メッセージ転送部と、を含み、
上記特定のアプリケーションは、動画コンテンツを再生する動画プレーヤであり、
上記コンテキスト情報生成部は、上記ダイアログボックスが実行される場合、ビューポートを通じて再生される動画コンテンツの現在の再生位置のコンテンツ内容、及び、上記現在の再生位置を基準にして、以前または以後の一定時間内のコンテンツ内容の双方またはいずれか一方を追加に上記コンテキスト情報として使用し
上記コンテキスト情報生成部は、上記動画プレーヤの現在の再生速度に応じて追加に使用するコンテンツ内容の時間範囲を可変にすることを特徴とするユーザ端末。
【請求項6】
上記時間範囲は、上記現在の再生速度に比例して設定されることを特徴とする請求項5に記載のユーザ端末。
【請求項7】
上記コンテキスト情報生成部は、上記現在の再生速度が通常の再生速度である場合は、上記現在の再生位置を基準にして基本に設定された基本時間範囲のコンテンツ内容を追加に使用し、上記現在の再生速度が相対的に遅いか速い再生速度である場合は、上記現在の再生位置を基準にして上記基本時間範囲に上記現在の再生速度を反映した調整時間範囲のコンテンツ内容を追加に使用することを特徴とする請求項5に記載のユーザ端末。