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特開2025-97991モビリティにあるユーザ機器のためのマルチキャストおよびブロードキャストサービスの継続性
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2025097991
(43)【公開日】2025-07-01
(54)【発明の名称】モビリティにあるユーザ機器のためのマルチキャストおよびブロードキャストサービスの継続性
(51)【国際特許分類】
   H04W 36/08 20090101AFI20250624BHJP
   H04W 4/06 20090101ALI20250624BHJP
   H04W 48/08 20090101ALI20250624BHJP
   H04W 36/38 20090101ALI20250624BHJP
【FI】
H04W36/08
H04W4/06
H04W48/08
H04W36/38
【審査請求】有
【請求項の数】62
【出願形態】OL
【外国語出願】
(21)【出願番号】P 2025027625
(22)【出願日】2025-02-25
(62)【分割の表示】P 2022580365の分割
【原出願日】2021-06-30
(31)【優先権主張番号】63/046,582
(32)【優先日】2020-06-30
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.3GPP
2.BLUETOOTH
3.ZIGBEE
4.WCDMA
5.Blu-ray
(71)【出願人】
【識別番号】598036300
【氏名又は名称】テレフオンアクチーボラゲット エルエム エリクソン(パブル)
(74)【代理人】
【識別番号】100109726
【弁理士】
【氏名又は名称】園田 吉隆
(74)【代理人】
【識別番号】100150670
【弁理士】
【氏名又は名称】小梶 晴美
(74)【代理人】
【識別番号】100199705
【弁理士】
【氏名又は名称】仙波 和之
(74)【代理人】
【識別番号】100194294
【弁理士】
【氏名又は名称】石岡 利康
(72)【発明者】
【氏名】ファム ヴァン, ズン
(72)【発明者】
【氏名】スタレ, エリク
(72)【発明者】
【氏名】シュリワ-ベルトリング, パウル
(57)【要約】      (修正有)
【課題】モビリティにある1つまたは複数のUEに、マルチキャストおよびブロードキャストサービス(MBS)の送信のための方法、ユーザ機器(UE)、ネットワークノードおよびコンピュータプログラム製品を提供する。
【解決手段】無線通信ネットワークにおけるターゲットネットワークノードによって実施される方法であって、UEが、ソースネットワークノードとのMBSセッションに関与か否かを決定し、関与する場合、MBSセッションに関係するUEのMBSコンテキストを取得し、ターゲットネットワークノードからのMBSデータの継続的受信を可能にするためにUEによって収集されるべきMBSセッションに関連するポイントツーマルチポイント(PTM)設定情報のプロビジョニングを決定する。
【選択図】図2
【特許請求の範囲】
【請求項1】
無線通信ネットワーク(100)におけるユーザ機器(UE)(103)へのマルチキャストおよびブロードキャストサービス(MBS)の送信のための、ターゲットネットワークノード(101b)によって実施される方法(200)であって、前記方法(200)は、
- 前記UE(103)がソースネットワークノード(101a)とのMBSセッションに関与すると決定すること(202)と、
- 前記UEが前記ソースネットワークノード(101a)との前記MBSセッションに関与すると前記決定したときに、
i. 前記MBSセッションに関係する前記UE(103)のMBSコンテキストを取得すること(208)と、
ii. 前記ターゲットネットワークノード(101b)からのMBSデータの継続的受信を可能にするために前記UE(103)によって収集されるべき前記MBSセッションに関連するポイントツーマルチポイント(PTM)設定情報のプロビジョニングを決定すること(210)と
を含む、方法。
【請求項2】
- 前記MBSについての1つまたは複数のネットワークパラメータと、前記UE(103)の能力情報と、1つまたは複数のMBSパラメータとのうちの1つまたは複数に基づいて、MBSデータの受信のために前記UE(103)のRRC状態を判断すること(201)
をさらに含む、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記UE(103)が前記ソースネットワークノード(101a)とのMBSセッションに関与すると前記決定するステップが、
- 前記UE(103)から、前記UE(103)が前記ソースネットワークノードとのMBSセッションに関与することを指示するメッセージを受信すること
を含む、請求項1または2に記載の方法。
【請求項4】
前記メッセージが、ランダムアクセスプロシージャのメッセージA(MSG A)と、メッセージ3(MSG3)と、メッセージ5(MSG5)とのうちの1つである、請求項3に記載の方法。
【請求項5】
前記MSG3が、原因を伴うRRCセットアップ要求と、原因を伴うRRC再開要求と、RRCシステム情報要求と、1つまたは複数の一時モバイルグループ識別子(TMGI)とのうちの1つまたは複数を含む、請求項4に記載の方法。
【請求項6】
前記MSG5が、TMGIを含むRRCセットアップ完了メッセージと、TMGIを含むRRC再開完了メッセージとのうちの1つまたは複数を含む、請求項4に記載の方法。
【請求項7】
- 前記UEがRRC接続状態にあるとき、ソースネットワークノード(101a)から、前記MBSセッションに関係する前記UEの前記MBSコンテキストを含むハンドオーバ要求メッセージを受信すること
をさらに含む、請求項3から6のいずれか一項に記載の方法。
【請求項8】
前記MBSセッションに関係する前記UEの前記MBSコンテキストが、UE(103)識別子と、セッション識別子と、一時モバイルグループ識別情報(TMGI)と、ソースネットワークノード識別子とのうちの1つまたは複数を含む、請求項1から7のいずれか一項に記載の方法。
【請求項9】
前記UE(103)が前記ソースネットワークノード(101a)との前記MBSセッションに関与するとき、前記MBSセッションに関係する前記UE(103)の前記MBSコンテキストを前記取得するステップが、
- 前記ソースネットワークノード(101a)と、
- コアネットワーク(CN)におけるアクセスおよびモビリティ管理機能(AMF)(105)と
のうちの1つまたは複数から前記MBSコンテキストを取得することを含む、請求項1から8のいずれか一項に記載の方法。
【請求項10】
前記ソースネットワークノード(101a)から前記MBSコンテキストを前記取得するステップは、
- 前記UE(103)がRRC非アクティブ状態にあると決定することと、
- 前記UE(103)から前記MBSセッションに関係する再開識別情報を受信することと、
- 前記ソースネットワークノード(101a)における前記UEの前記MBSコンテキストを識別するために、前記ソースネットワークノード(101a)に前記再開識別情報を送信することと、
- 前記ソースネットワークノード(101a)から前記UEの前記MBSコンテキストを取得することと
を含む、請求項1から9のいずれか一項に記載の方法。
【請求項11】
前記CNにおける前記AMF(105)から、前記MBSセッションに関係する前記UE(103)の前記MBSコンテキストを前記取得するステップは、
- 前記UE(103)がRRCアイドル状態にあると決定することと、
- 前記MBSセッションに関係する情報を受信することであって、前記情報が、前記UEからのサービング一時モバイル加入者識別情報(S-TMSI)と、一時モバイルグループ識別情報(TMGI)と、セッション識別子(ID)とのうちの1つまたは複数を含む、前記MBSセッションに関係する情報を受信することと、
- 初期UEメッセージを前記AMF(105)に送信することによって、前記AMF(105)とのRRC接続確立を実施することと、
- 前記UEに関連する前記TMGIを前記AMFに送信することと、
- 前記UE(103)のMBSコンテキストが前記AMF(105)において利用可能であると決定することと、
- 前記MBSコンテキストが前記AMF(105)において利用可能であるとき、前記UEの前記MBSコンテキストをNGAPメッセージ中で取得することと
を含む、請求項9に記載の方法。
【請求項12】
- 前記UE(103)の前記MBSコンテキストが前記AMF(105)において利用不可能であると決定することと、
- 前記UE(103)の前記MBSコンテキストが前記AMFにおいて利用不可能であるとき、前記UE(105)のための新しいMBSセッションを始動するための指示を前記AMF(105)から受信することと
をさらに含む、請求項11に記載の方法。
【請求項13】
前記PTM設定情報が、前記MBSセッションのためのPTM設定を含み、前記MBSセッションのための前記PTM設定は、
- サービス識別子と、
- セッション識別子と、
- グループ無線ネットワーク一時識別子(G-RNTI)と、
- PTMデータのスケジューリングに関係する情報と、
- 少なくとも1つの隣接ノードが前記MBSセッションを送信することを指示する情報と、
- 前記ターゲットネットワークノードによってサーブされるセルのためのPTM設定と、
- 前記ターゲットネットワークノードにおける1つまたは複数のMBSセッションのためのPTM設定と
のうちの1つまたは複数を含む、請求項1から12のいずれか一項に記載の方法。
【請求項14】
前記MBSセッションに関連する前記PTM設定情報を送信するステップが、
- メッセージB(MSG B)またはメッセージ4(MSG4)中で、前記PTM設定を前記UE(103)に送信することと、
- メッセージ6(MSG6)中で、前記PTM設定を前記UEに送信することと、
- 前記ハンドオーバ要求メッセージが前記ソースネットワークノードから受信されたとき、MBS設定情報を含むハンドオーバ要求確認応答メッセージ中で、前記PTM設定を前記ソースネットワークノードに送信することと
を含む、請求項1から7または13のいずれか一項に記載の方法。
【請求項15】
前記MSG Bまたは前記MSG4は、
- 前記PTM設定情報を指示するシステム情報ブロック(SIB)と、
- 前記PTM設定情報を指示する新しい情報エレメント(IE)と、
- 前記ターゲットネットワークノードからのMBSデータの前記受信を継続するためにRRC状態を変更すべきか否かの指示と、
- 前記UE(103)がRRC非アクティブ状態にあるとき、中断されたPTP無線ベアラを再開するための指示と、
- 前記UE(103)がRRC接続状態にあるとき、新しいPTP無線ベアラを設定するための指示と
のうちの1つまたは複数を含む、請求項13または14に記載の方法。
【請求項16】
前記MSG6が、
- 前記ターゲットネットワークノード(101b)からのMBSデータの前記受信を継続するためにRRC状態を変更すべきか否かの指示と、
- MBSデータの受信のために、PTP無線ベアラを使用すべきなのかPTM無線ベアラを使用すべきなのかの指示と
のうちの1つまたは複数を含む、請求項13から15のいずれか一項に記載の方法。
【請求項17】
- 前記UEの前記MBSセッションが、前記ターゲットネットワークノード(101b)によってサーブされるエリアにおける1つまたは複数の追加のUE(103a~103n)に提供されると決定することであって、前記MBSセッションが、ポイントツーポイント(PTP)ベアラを使用して前記1つまたは複数の追加のUE(103a~103n)に提供される、前記UEの前記MBSセッションが1つまたは複数の追加のUE(103a~103n)に提供されると決定することと、
- 前記1つまたは複数の追加のUE(103a~103n)に対して、前記PTPベアラをPTMベアラに切り替えることを判断することと、
- 前記UE(103)への前記MBSデータの送信のために、前記PTM設定を前記1つまたは複数の追加のUE(103a~103n)にプロビジョニングすることを決定することと
をさらに含む、請求項1から16のいずれか一項に記載の方法。
【請求項18】
- 前記UE(103)の前記MBSセッションが、前記ターゲットネットワークノード(101b)によってサーブされる前記エリアにおける前記1つまたは複数の追加のUE(103a~103n)に提供されないと決定することと、
- AMF(105)との新しいMBSセッション加入プロシージャを始動することと、
- 前記MBSデータの受信のために、PTM設定のプロビジョニングのためにPTPベアラを使用するための指示を前記UE(103)に送信することと
をさらに含む、請求項17に記載の方法。
【請求項19】
無線通信ネットワーク(100)におけるユーザ機器(UE)(103)がマルチキャストおよびブロードキャストサービス(MBS)の継続的受信を実施することを可能にするための、ソースネットワークノード(101a)によって実施される方法(300)であって、前記方法(300)は、
- 前記UE(103)がモビリティにあり、前記ソースネットワークノード(101a)とのMBSセッションに関与すると決定すること(302)と、
- 前記UE(103)がモビリティにある間に、1つまたは複数の隣接ネットワークノード(101b~101n)に、前記MBSセッションに関係するMBSコンテキストを送信すること(308)であって、前記1つまたは複数の隣接ネットワークノードのうちの1つがターゲットネットワークノード(101b)である、前記MBSセッションに関係するMBSコンテキストを送信すること(308)と
を含む、方法(300)。
【請求項20】
前記UE(103)がモビリティにある間に、1つまたは複数の隣接ネットワークノードに、前記MBSセッションに関係するMBSコンテキストを前記送信するステップは、
- 前記UEが、モビリティ中にRRC接続状態にあると決定することと、
- 前記UE(103)からハンドオーバ要求メッセージを受信することと、
- 1つまたは複数の隣接ネットワークノード(101b-101n)に、前記MBSセッションに関係する前記UEの前記MBSコンテキストを含む前記ハンドオーバ要求メッセージを送信することと
を含む、請求項19に記載の方法。
【請求項21】
- 1つまたは複数の隣接ネットワークノード(101b~101n)から、前記MBSセッションの設定情報を含むハンドオーバ要求確認応答メッセージ中で、PTM設定を受信することと、
- 前記UE(103)に前記MBSセッションの前記設定情報を含むRRC再設定メッセージを送信することと
をさらに含む、請求項19または20に記載の方法。
【請求項22】
PTM設定情報が、前記MBSセッションのためのPTM設定を含み、前記MBSセッションのための前記PTM設定は、
- サービス識別子と、
- セッション識別子と、
- グループ無線ネットワーク一時識別子(G-RNTI)と、
- PTMデータのスケジューリングに関係する情報と、
- 少なくとも1つの隣接ノードが前記MBSセッションを送信することを指示する情報と
のうちの1つまたは複数を含む、請求項19から21のいずれか一項に記載の方法。
【請求項23】
前記MBSコンテキストが、前記ソースネットワークノード(101a)によって割り振られたコンテキスト識別子を使用して識別される、請求項19から22のいずれか一項に記載の方法。
【請求項24】
無線通信ネットワーク(100)におけるターゲットネットワークノード(101b)からのマルチキャストおよびブロードキャストサービス(MBS)の受信のための、ユーザ機器(UE)(103)によって実施される方法(400)であって、前記方法(400)は、
- ソースネットワークノード(101a)とのMBSセッションが、前記UE(103)において進行中であると決定すること(402)と、
- 前記ソースネットワークノードとの前記MBSセッションが進行中であることを指示するメッセージを送信すること(404)と、
- 前記送信されたメッセージに基づいて、ターゲットネットワークノード(101b)からのMBSデータの継続的受信のために収集されるべき前記MBSセッションに関連するポイントツーマルチポイント(PTM)設定情報を受信することを決定すること(408)と
を含む、方法(400)。
【請求項25】
前記ソースネットワークノードとの前記UE(103)前記MBSセッションが進行中であることを指示するメッセージを前記送信するステップ(404)は、
- 前記UEがアイドル状態および非アクティブ状態のうちの1つにある間に、前記ターゲットネットワークノード(101b)に、前記UEが前記ソースネットワークノードとの前記MBSセッションに関与することを指示するメッセージを送信すること
をさらに含む、請求項24に記載の方法、
【請求項26】
前記メッセージが、ランダムアクセスプロシージャのメッセージA(MSG A)と、メッセージ3(MSG3)と、メッセージ5(MSG5)とのうちの1つである、請求項25に記載の方法。
【請求項27】
前記MSG Aまたは前記MSG3が、原因を伴うRRCセットアップ要求と、原因を伴うRRC再開要求と、RRCシステム情報要求と、指示と、1つまたは複数の一時モバイルグループ識別子(TMGI)とのうちの1つまたは複数を含む、請求項26に記載の方法。
【請求項28】
前記MSG5が、TMGIを含むRRCセットアップ完了メッセージと、TMGIを含むRRC再開完了メッセージとのうちの1つまたは複数を含む、請求項26に記載の方法。
【請求項29】
- 前記UE(103)がRRC接続状態にある間に、ソースネットワークノード(101a)に、前記MBSセッションに関係する前記UEのMBSコンテキストを含むハンドオーバ要求メッセージを送信すること
をさらに含む、請求項25に記載の方法。
【請求項30】
前記MBSセッションに関係する前記UEの前記MBSコンテキストが、UE識別子と、セッション識別子と、一時モバイルグループ識別情報(TMGI)と、ソースノード識別子とのうちの1つまたは複数を含む、請求項24から29のいずれか一項に記載の方法。
【請求項31】
前記PTM設定情報が、前記MBSセッションのためのPTM設定を含み、前記MBSセッションのための前記PTM設定は、
- サービス識別子と、
- セッション識別子と、
- グループ無線ネットワーク一時識別子(G-RNTI)と、
- PTMデータのスケジューリングに関係する情報と、
- 少なくとも1つの隣接ノードが前記MBSセッションを送信することを指示する情報と、
- 前記ターゲットノードによってサーブされるセルにおける1つまたは複数の進行中のMBSセッションのためのPTM設定情報と
のうちの1つまたは複数を含む、請求項24から30のいずれか一項に記載の方法。
【請求項32】
前記ターゲットネットワークノード(101b)から、前記MBSセッションに関連する前記PTM設定情報を受信するステップが、
- メッセージB(MSG B)またはメッセージ4(MSG4)中で、前記PTM設定を受信することと、
- メッセージ6(MSG6)プロシージャ中で、前記PTM設定を受信することと、
- 前記ソースネットワークノードから、MBS設定情報を含むハンドオーバ要求確認応答メッセージ中で、前記PTM設定を受信することと
を含む、請求項24から31のいずれか一項に記載の方法。
【請求項33】
前記MSG Bまたは前記MSG4は、
- 前記PTM設定情報を指示するシステム情報ブロック(SIB)と、
- 前記PTM設定情報を指示する新しい情報エレメント(IE)と、
- 前記ターゲットネットワークノードからのMBSデータの前記受信を継続するためにRRC状態を変更すべきか否かの指示と、
- 前記UE(103)がRRC非アクティブ状態にあるとき、中断されたPTP無線ベアラを再開するための指示と、
- 前記UE(103)がRRC接続状態にあるとき、新しいPTP無線ベアラを設定するための指示と
のうちの1つまたは複数を含む、請求項31または32に記載の方法。
【請求項34】
前記MSG6が、
- 前記ターゲットネットワークノードからのMBSデータの前記受信を継続するためにRRC状態を変更すべきか否かの指示と、
- MBSデータの受信のために、PTP無線ベアラを使用すべきなのか、PTM無線ベアラを使用すべきなのかの指示と
のうちの1つまたは複数を含む、請求項32に記載の方法。
【請求項35】
無線通信ネットワーク(100)におけるユーザ機器(UE)(103)へのマルチキャストおよびブロードキャストサービス(MBS)の送信のためのターゲットネットワークノード(101b)であって、前記ターゲットネットワークノード(101b)は、
- 前記UE(103)がソースネットワークノード(101a)とのMBSセッションに関与すると決定すること(202)と、
- 前記UEが前記ソースネットワークノード(101a)との前記MBSセッションに関与すると前記決定したときに、
i. 前記MBSセッションに関係する前記UE(103)のMBSコンテキストを取得すること(208)と、
ii. 前記ターゲットネットワークノード(101b)からのMBSデータの継続的受信を可能にするためにUE(103)によって収集されるべき前記MBSセッションに関連するポイントツーマルチポイント(PTM)設定情報を送信すること(210)と
を行うために適応された、ターゲットネットワークノード(101b)。
【請求項36】
前記ターゲットネットワークノード(101b)が、
- 前記MBSについての1つまたは複数のネットワークパラメータと、前記UE(103)の能力情報と、1つまたは複数のMBSパラメータとのうちの1つまたは複数に基づいて、MBSデータの受信のために前記UE(103)のRRC状態を判断すること(201)
を行うためにさらに適応された、請求項35に記載のターゲットネットワークノード(101b)。
【請求項37】
前記ターゲットネットワークノード(101b)は、
- 前記UE(103)がアイドル状態および非アクティブ状態のうちの1つにあるとき、前記UE(103)から、前記UE(103)が前記ソースネットワークノードとのMBSセッションに関与することを指示するメッセージを受信すること
によって、前記UE(103)が前記ソースネットワークノード(101a)とのMBSセッションに関与すると決定することを行うために適応された、請求項35または36に記載のターゲットネットワークノード(101b)。
【請求項38】
前記メッセージが、ランダムアクセスプロシージャのメッセージA(MSG A)と、メッセージ3(MSG3)と、メッセージ5(MSG5)とのうちの1つである、請求項37に記載のターゲットネットワークノード(101b)。
【請求項39】
前記MSG Aまたは前記MSG3が、原因を伴うRRCセットアップ要求と、原因を伴うRRC再開要求と、RRCシステム情報要求と、1つまたは複数の一時モバイルグループ識別子(TMGI)とのうちの1つまたは複数を含む、請求項38に記載のターゲットネットワークノード(101b)。
【請求項40】
前記MSG5が、TMGIを含むRRCセットアップ完了メッセージと、TMGIを含むRRC再開完了メッセージとのうちの1つまたは複数を含む、請求項38に記載のターゲットネットワークノード(101b)。
【請求項41】
前記ターゲットノード(101b)は、
- 前記UEがRRC接続状態にあるとき、ソースネットワークノード(101a)から、前記MBSセッションに関係する前記UEの前記MBSコンテキストを含むハンドオーバ要求メッセージを受信すること
を行うためにさらに適応された、請求項37から40のいずれか一項に記載のターゲットネットワークノード(101b)。
【請求項42】
前記MBSセッションに関係する前記UEの前記MBSコンテキストが、UE(103)識別子と、セッション識別子と、一時モバイルグループ識別情報(TMGI)と、ソースネットワークノード識別子とのうちの1つまたは複数を含む、請求項37から41のいずれか一項に記載のターゲットネットワークノード(101b)。
【請求項43】
前記ターゲットネットワークノード(101b)は、前記UE(103)が前記ソースネットワークノード(101a)との前記MBSセッションに関与するとき、前記MBSセッションに関係する前記UE(103)の前記MBSコンテキストを取得することを、
- 前記ソースネットワークノード(101a)と、
- コアネットワーク(CN)におけるアクセスおよびモビリティ管理機能(AMF)(105)と
のうちの1つまたは複数から前記MBSコンテキストを取得することによって、行うために適応された、請求項37から42のいずれか一項に記載のターゲットネットワークノード(101b)。
【請求項44】
前記ターゲットネットワークノード(101b)は、前記ソースネットワークノード(101a)から前記MBSコンテキストを取得することを、
- 前記UE(103)がRRC非アクティブ状態にあると決定することと、
- 前記UE(103)から前記MBSセッションに関係する再開識別情報を受信することと、
- 前記ソースネットワークノード(101a)における前記UEの前記MBSコンテキストを識別するために、前記ソースネットワークノード(101a)に前記再開識別情報を送信することと、
- 前記ソースネットワークノード(101a)から前記UEの前記MBSコンテキストを取得することと
によって、行うために適応された、請求項37から42のいずれか一項に記載のターゲットネットワークノード(101b)。
【請求項45】
前記ターゲットネットワークノード(101b)は、前記CNにおける前記AMF(105)から、前記MBSセッションに関係する前記UE(103)の前記MBSコンテキストを取得することを、
- 前記UE(103)がRRCアイドル状態にあると決定することと、
- 前記MBSセッションに関係する情報を受信することであって、前記情報が、前記UEからのサービング一時モバイル加入者識別情報(S-TMSI)と、一時モバイルグループ識別情報(TMGI)と、セッション識別子(ID)とのうちの1つまたは複数を含む、前記MBSセッションに関係する情報を受信することと、
- 初期UEメッセージを前記AMF(105)に送信することによって、前記AMF(105)とのRRC接続確立を実施することと、
- 前記UEに関連する前記TMGIを前記AMFに送信することと、
- 前記UE(103)のMBSコンテキストが前記AMF(105)において利用可能であると決定することと、
- 前記MBSコンテキストが前記AMF(105)において利用可能であるとき、前記UEの前記MBSコンテキストをNGAPメッセージ中で取得することと
によって、行うために適応された、請求項43に記載のターゲットネットワークノード(101b)。
【請求項46】
前記ターゲットネットワークノード(101b)は、
- 前記UE(103)の前記MBSコンテキストが前記AMF(105)において利用不可能であると決定することと、
- 前記UE(103)の前記MBSコンテキストが前記AMFにおいて利用不可能であるとき、前記UE(105)のための新しいセッションを始動するための指示を前記AMF(105)から受信することと
を行うためにさらに適応された、請求項45に記載のターゲットネットワークノード(101b)。
【請求項47】
前記PTM設定情報が、前記MBSセッションのためのPTM設定を含み、前記MBSセッションのための前記PTM設定は、
- サービス識別子と、
- セッション識別子と、
- グループ無線ネットワーク一時識別子(G-RNTI)と、
- PTMデータのスケジューリングに関係する情報と、
- 少なくとも1つの隣接ノードが前記MBSセッションを送信することを指示する情報と、
- 前記ターゲットネットワークノードによってサーブされるセルのためのPTM設定と、
- 前記ターゲットネットワークノードにおける1つまたは複数のMBSセッションのためのPTM設定と
のうちの1つまたは複数を含む、請求項37から46のいずれか一項に記載のターゲットネットワークノード(101b)。
【請求項48】
前記ターゲットネットワークノード(101b)は、前記MBSセッションに関連する前記PTM設定情報を送信することを、
- メッセージB(MSG B)、メッセージ4(MSG4)中で、前記PTM設定を前記UE(103)に送信することと、
- メッセージ6(MSG6)中で、前記PTM設定を前記UEに送信することと、
- 前記ハンドオーバ要求メッセージが前記ソースネットワークノードから受信されたとき、MBS設定情報を含むハンドオーバ要求確認応答メッセージ中で、前記PTM設定を前記ソースネットワークノードに送信することと
によって、行うために適応された、請求項37から41または47のいずれか一項に記載のターゲットネットワークノード(101b)。
【請求項49】
前記MSG4は、
- 前記PTM設定情報を指示するシステム情報ブロック(SIB)と、
- 前記PTM設定情報を指示する新しい情報エレメント(IE)と、
- 前記ターゲットネットワークノードからのMBSデータの前記受信を継続するためにRRC状態を変更すべきか否かの指示と、
- 前記UE(103)がRRC非アクティブ状態にあるとき、中断されたPTP無線ベアラを再開するための指示と、
- 前記UE(103)がRRC接続状態にあるとき、新しいPTP無線ベアラを設定するための指示と
のうちの1つまたは複数を含む、請求項47または48に記載のターゲットネットワークノード(101b)。
【請求項50】
前記MSG6が、
- 前記ターゲットネットワークノード(101b)からのMBSデータの前記受信を継続するためにRRC状態を変更すべきか否かの指示と、
- MBSデータの受信のために、PTP無線ベアラを使用すべきなのか、PTM無線ベアラを使用すべきなのかの指示と
のうちの1つまたは複数を含む、請求項47から49のいずれか一項に記載のターゲットネットワークノード(101b)。
【請求項51】
前記ターゲットネットワークノード(101b)は、
- 前記UEの前記MBSセッションが、前記ターゲットネットワークノード(101b)によってサーブされるエリアにおける1つまたは複数の追加のUE(103a~103n)に提供されると決定することであって、前記MBSセッションが、ポイントツーポイント(PTP)ベアラを使用して前記1つまたは複数の追加のUE(103a~103n)に提供される、前記UEの前記MBSセッションが1つまたは複数の追加のUE(103a~103n)に提供されると決定することと、
- 前記1つまたは複数の追加のUE(103a~103n)に対して、前記PTPベアラをPTMベアラに切り替えることを判断することと、
- 前記UE(103)への前記MBSデータの送信のために、前記PTM設定を前記1つまたは複数の追加のUE(103a~103n)に送信することと
を行うためにさらに適応された、請求項37から50のいずれか一項に記載のターゲットネットワークノード(101b)。
【請求項52】
前記ターゲットネットワークノード(101b)は、
- 前記UE(103)の前記MBSセッションが、前記ターゲットネットワークノード(101b)によってサーブされる前記エリアにおける前記1つまたは複数の追加のUE(103a~103n)に提供されないと決定することと、
- AMF(105)との新しいMBSセッション加入プロシージャを始動することと、
- 前記MBSデータの受信のために、PTPベアラを使用するための指示を前記UE(103)に送信することと
を行うためにさらに適応された、請求項51に記載のターゲットネットワークノード(101b)。
【請求項53】
無線通信ネットワーク(100)におけるユーザ機器(UE)(103)がマルチキャストおよびブロードキャストサービス(MBS)の継続的受信を実施することを可能にするためのソースネットワークノード(101a)であって、前記ソースネットワークノード(101a)は、
- 前記UE(103)がモビリティにあり、前記ソースネットワークノード(101a)とのMBSセッションに関与すると決定すること(302)と、
- 前記UE(103)がモビリティにある間に、1つまたは複数の隣接ネットワークノード(101b~101n)に、前記MBSセッションに関係するMBSコンテキストを送信すること(308)であって、前記1つまたは複数の隣接ネットワークノードのうちの1つがターゲットネットワークノード(101b)である、前記MBSセッションに関係するMBSコンテキストを送信すること(308)と
を行うために適応された、ソースネットワークノード(101a)。
【請求項54】
前記ソースネットワークノード(101a)は、前記UE(103)がモビリティにある間に、1つまたは複数の隣接ネットワークノードに、前記MBSセッションに関係するMBSコンテキストを送信することを、
- 前記UEが、モビリティ中にRRC接続状態にあると決定することと、
- 前記UE(103)からハンドオーバ要求メッセージを受信することと、
- 1つまたは複数の隣接ネットワークノード(101b-101n)に、前記MBSセッションに関係する前記UEの前記MBSコンテキストを含む前記ハンドオーバ要求メッセージを送信することと
によって、行うために適応された、請求項53に記載のソースネットワークノード(101a)。
【請求項55】
前記ソースネットワークノード(101a)が、
- 1つまたは複数の隣接ネットワークノード(101b~101n)から、前記MBSセッションの設定情報を含むハンドオーバ要求確認応答メッセージ中で、PTM設定を受信することと、
- 前記UE(103)に前記MBSセッションの前記設定情報を含むRRC再設定メッセージを送信することと
を行うためにさらに適応された、請求項53または54に記載のソースネットワークノード(101a)。
【請求項56】
PTM設定情報が、前記MBSセッションのためのPTM設定を含み、前記MBSセッションのための前記PTM設定は、
- サービス識別子と、
- セッション識別子と、
- グループ無線ネットワーク一時識別子(G-RNTI)と、
- PTMデータのスケジューリングに関係する情報と、
- 少なくとも1つの隣接ノードが前記MBSセッションを送信することを指示する情報と
のうちの1つまたは複数を含む、請求項53から55のいずれか一項に記載のソースネットワークノード(101a)。
【請求項57】
前記ソースネットワークノード(101a)が、前記ソースネットワークノード(101a)によって割り振られたコンテキスト識別子を使用して前記MBSコンテキストを識別することを行うために適応された、請求項53から56のいずれか一項に記載のソースネットワークノード(101a)。
【請求項58】
無線通信ネットワーク(100)におけるターゲットネットワークノード(101b)からのマルチキャストおよびブロードキャストサービス(MBS)の受信のためのユーザ機器(UE)(103)であって、前記UE(103)は、
- ソースネットワークノード(101a)とのMBSセッションが、前記UE(103)において進行中であると決定すること(402)と、
- 前記ソースネットワークノードとの前記MBSセッションが進行中であることを指示するメッセージを送信すること(404)と、
- 前記送信されたメッセージに基づいて、ターゲットネットワークノード(101b)からのMBSデータの継続的受信のために収集されるべき前記MBSセッションに関連するポイントツーマルチポイント(PTM)設定情報を受信すること(408)を決定することと
を行うために適応された、ユーザ機器(UE)(103)。
【請求項59】
前記UE(103)は、前記ソースネットワークノードとの前記UE(103)前記MBSセッションが進行中であることを指示するメッセージを送信すること(404)を、
- 前記UEがアイドル状態および非アクティブ状態のうちの1つにある間に、前記ターゲットネットワークノード(101b)に、前記UEが前記ソースネットワークノードとの前記MBSセッションに関与することを指示するメッセージを送信すること
によって、行うために適応された、請求項58に記載の(UE)(103)。
【請求項60】
前記メッセージが、ランダムアクセスプロシージャのメッセージB(MSG B)と、メッセージ3(MSG3)と、メッセージ5(MSG5)とのうちの1つである、請求項59に記載のUE(103)。
【請求項61】
前記MSG Bまたは前記MSG3が、原因を伴うRRCセットアップ要求と、原因を伴うRRC再開要求と、RRCシステム情報要求と、指示と、1つまたは複数の一時モバイルグループ識別子(TMGI)とのうちの1つまたは複数を含む、請求項60に記載のUE(103)。
【請求項62】
前記MSG5が、TMGIを含むRRCセットアップ完了メッセージと、TMGIを含むRRC再開完了メッセージとのうちの1つまたは複数を含む、請求項60に記載のUE(103)。
【請求項63】
前記UE(103)は、
- 前記UE(103)がRRC接続状態にある間に、ソースネットワークノード(101a)に、前記MBSセッションに関係する前記UEのMBSコンテキストを含むハンドオーバ要求メッセージを送信すること
を行うためにさらに適応された、請求項59に記載のUE(103)。
【請求項64】
前記MBSセッションに関係する前記UEの前記MBSコンテキストが、UE識別子と、セッション識別子と、一時モバイルグループ識別情報(TMGI)と、ソースノード識別子とのうちの1つまたは複数を含む、請求項58から63のいずれか一項に記載のUE(103)。
【請求項65】
前記PTM設定情報が、前記MBSセッションのためのPTM設定を含み、前記MBSセッションのための前記PTM設定は、
- サービス識別子と、
- セッション識別子と、
- グループ無線ネットワーク一時識別子(G-RNTI)と、
- PTMデータのスケジューリングに関係する情報と、
- 少なくとも1つの隣接ノードが前記MBSセッションを送信することを指示する情報と、
- 前記ターゲットノードによってサーブされるセルにおける1つまたは複数の進行中のMBSセッションのためのPTM設定情報と
のうちの1つまたは複数を含む、請求項58から64のいずれか一項に記載のUE(103)。
【請求項66】
前記UE(103)は、前記ターゲットネットワークノード(101b)から、前記MBSセッションに関連する前記PTM設定情報を受信することを、
- 前記UE(103)がRRC非アクティブ状態にあるとき、メッセージB(MSG B)またはメッセージ4(MSG4)中で、前記PTM設定を受信することと、
- 前記UEがRRCアイドル状態にあるとき、メッセージ6(MSG6)プロシージャ中で、前記PTM設定を受信することと、
- 前記ソースネットワークノードから、MBS設定情報を含むハンドオーバ要求確認応答メッセージ中で、前記PTM設定を受信することと
によって、行うために適応された、請求項58から65のいずれか一項に記載のUE(103)。
【請求項67】
前記MSG Bまたは前記MSG4は、
- 前記PTM設定情報を指示するシステム情報ブロック(SIB)と、
- 前記PTM設定情報を指示する新しい情報エレメント(IE)と、
- 前記ターゲットネットワークノードからのMBSデータの前記受信を継続するためにRRC状態を変更すべきか否かの指示と、
- 前記UE(103)がRRC非アクティブ状態にあるとき、中断されたPTP無線ベアラを再開するための指示と、
- 前記UE(103)がRRC接続状態にあるとき、新しいPTP無線ベアラを設定するための指示と
のうちの1つまたは複数を含む、請求項65または66に記載のUE(103)。
【請求項68】
前記MSG6が、
- 前記ターゲットネットワークノードからのMBSデータの前記受信を継続するためにRRC状態を変更すべきか否かの指示と、
- MBSデータの受信のために、PTP無線ベアラを使用すべきなのか、PTM無線ベアラを使用すべきなのかの指示と
のうちの1つまたは複数を含む、請求項66に記載のUE(103)。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、一般に無線通信の分野に関する。より詳細には、本開示は、モビリティにある1つまたは複数のUEに、マルチキャストおよびブロードキャストサービス(MBS)の継続性を提供するための方法、ユーザ機器(UE)、ネットワークノードおよびコンピュータプログラム製品に関する。
【背景技術】
【0002】
インターネットの急速な発展および大画面多機能モバイル端末の普及とともに、ビデオ会議、テレビジョン放送、ビデオオンデマンド、広告、オンライン教育および対話型ゲームなど、多数のモバイルデータマルチメディアサービスおよび様々な高帯域幅マルチメディアサービスが出現した。特に、これらのモバイルデータマルチメディアサービスは、複数のユーザが同時に同じデータを受信することができることを必要とする。一般的なデータサービスと比較して、モバイルデータマルチメディアサービスは、大きいデータボリューム、長い持続時間、遅延に対する敏感性などの特性を有する。
【0003】
モバイルネットワークリソースを有効に利用するために、第3世代パートナーシッププロジェクト(3GPP)は、1つのデータソースから複数のターゲットモバイル端末にデータを送信するための技術であるマルチメディアブロードキャストマルチキャストサービス(MBMS)を提案する。
【0004】
3GPPによって規定されるMBMSは、低レートプレーンテキストメッセージのマルチキャストおよびブロードキャストを達成することができるだけでなく、高速マルチメディアサービスのブロードキャストおよびマルチキャストを達成することもでき、したがって、広範囲のリッチなビデオ、オーディオおよびマルチメディアサービスを提供することができる。MBMSは、3GPPセルラネットワーク内でブロードキャストおよびマルチキャストサービスの効率的な配送を提供するように設計されたポイントツーマルチポイント(PTM)インターフェース上で送信される。MBMSサービスがブロードキャストされるとき、マルチメディアブロードキャストマルチキャストサービス単一周波数ネットワーク(MBSFN)エリア内のすべてのセルが、同じMBMSサービスを送信する。
【0005】
ユーザは、無線通信システム内で基地局と通信する、セルラフォン、タブレット、ラップトップコンピュータ、および無線トランシーバをもつ他のデバイスなど、無線通信デバイスを通して、これらのサービスにアクセスし、MBMSコンテンツを取得する。eノードBと呼ばれることがある基地局は、セル内の、ユーザ機器(UE)と呼ばれることがある無線通信デバイスに、無線サービスを提供する。
【0006】
UEは、接続モードおよびアイドルモードを含む少なくとも2つのモードのうちの1つにあり得る。UEは、無線リソース制御(RRC)接続が確立されたとき、接続モードにある。RRC接続が確立されていない場合、UEはアイドルモードにある。したがって、接続モードは確立されたRRC接続を含むが、アイドルモードにおける確立されたRRC接続はない。UEは、RRC接続を確立した後に、接続モードにおいてMBMSコンテンツを受信する。第3世代パートナーシッププロジェクト(3GPP)は、技術仕様、TS38.300、TS38.331、TS38.413、TS38.423、TS23.501、およびTS23.502において、新無線システム(new radio:NR)システムにおけるマルチキャストおよびブロードキャストサービスのサポートを規定した。
【0007】
既存のNR仕様において、UEへのPTM送信についてのブロードキャストまたはマルチキャスト特徴がなく、利用可能なポイントツーポイント送信が、RRC接続状態におけるUEへのPTM送信のために拡張され得る。NRシステムにおけるUEへのPTM送信のためのブロードキャストまたはマルチキャスト特徴がないので、継続されるMBSサービスをUEに提供するためのモビリティサポートがない。
【0008】
したがって、上記で引用された問題のうちの少なくともいくつかを緩和する、マルチキャストおよびブロードキャストサービス(MBS)を、モビリティにあるUEに提供するための改善された方法および構成が必要である。
【発明の概要】
【0009】
特に、ユーザ機器(UE)がモビリティにあるとき、RRC_CONNECTED状態およびRRC_IDLEまたは非アクティブ状態にあるUEのためのMBSサービスのサービス継続性を提供することが望まれる。サービス継続性に加えて、モビリティにあるUEにMBSサービスを提供することは、たとえば、UEのバッテリー寿命を節約するために有益であり得る。したがって、UEが、新しいgNBにおいて、同じMBSサービスを最小の中断で受信することを継続することを可能にすることが望ましい。MBSサービスについてのサービス継続性を提供するために、UEは、ターゲットネットワークノードにおけるPTM設定情報を収集する必要があり、これは、UEが最後のサービングネットワークノードから受信していた同じMBSを受信するために必要である。
【0010】
したがって、本開示の目的は、現在知られているソリューションの上記で説明された欠点のすべてまたは少なくともいくつかを軽減、緩和、または除去することを追求する、モビリティ中のマルチキャストおよびブロードキャストサービス(MBS)の送信のための方法、ネットワークノード、ユーザ機器、およびコンピュータプログラム製品を提供することである。
【0011】
このおよび他の目的は、添付の特許請求の範囲において規定されている方法、コンピュータプログラム製品、およびデバイスによって達成される。例示的という用語は、本コンテキストでは、事例、例、または例示として働くものとして理解されたい。
【0012】
本開示の第1の態様によれば、無線通信ネットワークにおけるユーザ機器(UE)へのマルチキャストおよびブロードキャストサービス(MBS)の送信のための方法が提供される。本方法は、無線通信ネットワークにおけるターゲットネットワークノードによって実施される。本方法は、UEがソースネットワークノードとのMBSセッションに関与すると決定することを含む。UEがソースネットワークノードとのMBSセッションに関与すると決定すると、本方法は、MBSセッションに関係するUEのMBSコンテキストを取得することを含む。さらに、本方法は、ターゲットネットワークノードからのMBSデータの継続的受信を可能にするためにUEによって収集されるべきMBSセッションに関連するポイントツーマルチポイント(PTM)設定情報のプロビジョニングを決定することを含む。
【0013】
いくつかの実施形態では、本方法は、MBSについての1つまたは複数のネットワークパラメータと、1つまたは複数のUEの能力情報と、1つまたは複数のMBSパラメータとのうちの1つまたは複数に基づいて、MBSデータの受信のために1つまたは複数のUEのRRC状態を判断することをさらに含む。
【0014】
いくつかの実施形態では、本方法は、UEから、UEがソースネットワークノードとのMBSセッションに関与することを指示するメッセージを受信することを含む。
【0015】
いくつかの実施形態では、メッセージは、ランダムアクセスプロシージャのメッセージA(MSG A)と、メッセージ3(MSG3)と、メッセージ5(MSG5)とのうちの1つである。
【0016】
いくつかの実施形態では、MSG3は、原因を伴うRRCセットアップ要求と、原因を伴うRRC再開要求と、RRCシステム情報要求と、1つまたは複数の一時モバイルグループ識別子(TMGI)とのうちの1つまたは複数を含む。
【0017】
いくつかの実施形態では、MSG5は、TMGIを含むRRCセットアップ完了メッセージと、TMGIを含むRRC再開完了メッセージとのうちの1つまたは複数を含む。
【0018】
いくつかの実施形態では、本方法は、UEがRRC接続状態にあるとき、ソースネットワークノードから、MBSセッションに関係するUEのMBSコンテキストを含むハンドオーバ要求メッセージを受信することをさらに含む。
【0019】
いくつかの実施形態では、MBSセッションに関係するUEのMBSコンテキストは、UE識別子と、セッション識別子と、一時モバイルグループ識別情報(TMGI)と、ソースネットワークノード識別子とのうちの1つまたは複数を含む。
【0020】
いくつかの実施形態では、UEがソースネットワークノードとのMBSセッションに関与するとき、MBSセッションに関係するUEのMBSコンテキストを取得するステップが、ソースネットワークノードと、コアネットワーク(CN)におけるアクセスおよびモビリティ管理機能(AMF)とのうちの1つまたは複数からMBSコンテキストを取得することを含む。
【0021】
いくつかの実施形態では、ソースネットワークノードからMBSコンテキストを取得するステップは、UEがRRC非アクティブ状態にあると決定することを含む。本方法は、UEからMBSセッションに関係する再開識別情報を受信することを含む。さらに、本方法は、ソースネットワークノードにおけるUEのMBSコンテキストを識別するために、ソースネットワークノードに再開識別情報を送信することを含む。本方法は、ソースネットワークノードからUEのMBSコンテキストを取得することを含む。
【0022】
いくつかの実施形態では、CNにおけるAMFから、MBSセッションに関係するUEのMBSコンテキストを取得するステップは、UEがRRCアイドル状態にあると決定することを含む。さらに、本方法は、MBSセッションに関係する情報を受信することであって、前記情報が、UEからのサービング一時モバイル加入者識別情報(S-TMSI)と、一時モバイルグループ識別情報(TMGI)と、セッション識別子(ID)とのうちの1つまたは複数を含む、MBSセッションに関係する情報を受信することを含む。さらに、本方法は、初期UEメッセージをAMFに送信することによって、AMFとのRRC接続確立を実施することと、UEに関連するTMGIをAMFに送信することとを含む。本方法は、UEのMBSコンテキストがAMFにおいて利用可能であると決定することを含む。さらに、本方法は、UEのMBSコンテキストを、MBSコンテキストがAMFにおいて利用可能であるとき、NGAPメッセージ中で取得することを含む。
【0023】
いくつかの実施形態では、本方法は、UEのMBSコンテキストがAMFにおいて利用不可能であると決定することと、UEのMBSコンテキストがAMFにおいて利用不可能であるとき、UEのための新しいセッションを始動するための指示をAMFから受信することとをさらに含む。
【0024】
いくつかの実施形態では、PTM設定情報は、MBSセッションのためのPTM設定を含み、MBSセッションのための前記PTM設定は、サービス識別子と、セッション識別子と、グループ無線ネットワーク一時識別子(G-RNTI)と、PTMデータのスケジューリングに関係する情報と、少なくとも1つの隣接ノードがMBSセッションを送信することを指示する情報と、ターゲットネットワークノードによってサーブされるセルのためのPTM設定と、ターゲットネットワークノードにおける1つまたは複数のMBSセッションのためのPTM設定とのうちの1つまたは複数を含む。
【0025】
いくつかの実施形態では、MBSセッションに関連するPTM設定情報を送信するステップは、メッセージB(MSG B)またはメッセージ4(MSG4)中で、PTM設定をUE103に送信することを含む。さらに、本方法は、メッセージ6(MSG6)中で、PTM設定をUEに送信することと、ハンドオーバ要求メッセージがソースネットワークノードから受信されたとき、MBS設定情報を含むハンドオーバ要求確認応答メッセージ中で、PTM設定をソースネットワークノードに送信することとを含む。
【0026】
いくつかの実施形態では、MSG BまたはMSG4は、PTM設定情報を指示するシステム情報ブロック(SIB)と、PTM設定情報を指示する新しい情報エレメント(IE)と、ターゲットネットワークノードからのMBSデータの受信を継続するためにRRC状態を変更すべきか否かの指示と、UEがRRC非アクティブ状態にあるとき、中断されたPTP無線ベアラを再開するための指示と、UEがRRC接続状態にあるとき、新しいPTP無線ベアラを設定するための指示とのうちの1つまたは複数を含む。
【0027】
いくつかの実施形態では、MSG6は、ターゲットネットワークノードからのMBSデータの受信を継続するためにRRC状態を変更すべきか否かの指示と、MBSデータの受信のために、PTP無線ベアラを使用すべきなのかPTM無線ベアラを使用すべきなのかの指示とのうちの1つまたは複数を含む。
【0028】
いくつかの実施形態では、本方法は、UEのMBSセッションが、ターゲットネットワークノードによってサーブされるエリアにおける1つまたは複数の追加のUEに提供されると決定することであって、MBSセッションが、ポイントツーポイント(PTP)ベアラを使用して1つまたは複数の追加のUE(103a~103n)に提供される、UEのMBSセッションが1つまたは複数の追加のUEに提供されると決定することをさらに含む。本方法は、1つまたは複数の追加のUEに対して、PTPベアラをPTMベアラに切り替えることを判断することを含む。さらに、本方法は、UEへのMBSデータの送信のために、PTM設定を1つまたは複数の追加のUEにプロビジョニングすることを決定することを含む。
【0029】
いくつかの実施形態では、本方法は、UEのMBSセッションが、ターゲットネットワークノードによってサーブされるエリアにおける1つまたは複数の追加のUEに提供されないと決定することをさらに含む。さらに、本方法は、AMFとの新しいMBSセッション加入プロシージャを始動することと、MBSデータの受信のために、PTM設定のプロビジョニングのためにPTPベアラを使用するための指示をUEに送信することとを含む。
【0030】
本開示の第2の態様によれば、無線通信ネットワークにおけるユーザ機器(UE)がマルチキャストおよびブロードキャストサービス(MBS)の継続的受信を実施することを可能にするための方法が提供される。本方法は、無線通信ネットワークにおけるソースネットワークノードによって実施される。本方法は、UEがモビリティにあり、ソースネットワークノードとのMBSセッションに関与すると決定することと、UEがモビリティにある間に、1つまたは複数の隣接ネットワークノードに、MBSセッションに関係するMBSコンテキストを送信することであって、1つまたは複数の隣接ネットワークノードのうちの1つがターゲットネットワークノードである、MBSセッションに関係するMBSコンテキストを送信することとを含む。
【0031】
いくつかの実施形態では、UEがモビリティにある間に、1つまたは複数の隣接ネットワークノードにMBSセッションに関係するMBSコンテキストを送信するステップは、UEが、モビリティ中にRRC接続状態にあると決定することと、UEからハンドオーバ要求メッセージを受信することとを含む。さらに、本方法は、1つまたは複数の隣接ネットワークノードに、MBSセッションに関係するUEのMBSコンテキストを含むハンドオーバ要求メッセージを送信することを含む。
【0032】
いくつかの実施形態では、本方法は、1つまたは複数の隣接ネットワークノードから、MBSセッションの設定情報を含むハンドオーバ要求確認応答メッセージ中で、PTM設定を受信することと、UEにMBSセッションの設定情報を含むRRC再設定メッセージを送信することとをさらに含む。
【0033】
いくつかの実施形態では、PTM設定情報は、MBSセッションのためのPTM設定を含み、MBSセッションのための前記PTM設定は、サービス識別子と、セッション識別子と、グループ無線ネットワーク一時識別子(G-RNTI)と、PTMデータのスケジューリングに関係する情報と、少なくとも1つの隣接ノードがMBSセッションを送信することを指示する情報とのうちの1つまたは複数を含む。
【0034】
いくつかの実施形態では、MBSコンテキストは、ソースネットワークノードによって割り振られたコンテキスト識別子を使用して識別される。
【0035】
本開示の第3の態様によれば、無線通信ネットワークにおけるターゲットネットワークノードからのマルチキャストおよびブロードキャストサービス(MBS)の受信のための方法が提供される。本方法は、無線通信ネットワークにおけるユーザ機器(UE)によって実施される。本方法は、ソースネットワークノードとのMBSセッションが、UEにおいて進行中であると決定することを含む。さらに、本方法は、ソースネットワークノードとのMBSセッションが進行中であることを指示するメッセージを送信することと、送信されたメッセージに基づいて、ターゲットネットワークノードからのMBSデータの継続的受信のために収集されるべきMBSセッションに関連するポイントツーマルチポイント(PTM)設定情報を受信することを決定することとを含む。
【0036】
いくつかの実施形態では、ソースネットワークノードとのUE MBSセッションが進行中であることを指示するメッセージを送信するステップは、UEがアイドル状態および非アクティブ状態のうちの1つにある間に、ターゲットネットワークノードに、UEがソースネットワークノードとのMBSセッションに関与することを指示するメッセージを送信することをさらに含む。
【0037】
いくつかの実施形態では、メッセージは、ランダムアクセスプロシージャのメッセージBまたはメッセージ3(MSG3)、およびメッセージ5(MSG5)のうちの1つである。
【0038】
いくつかの実施形態では、MSG BまたはMSG3は、原因を伴うRRCセットアップ要求と、原因を伴うRRC再開要求と、RRCシステム情報要求と、指示と、1つまたは複数の一時モバイルグループ識別子(TMGI)とのうちの1つまたは複数を含む。
【0039】
いくつかの実施形態では、MSG5は、TMGIを含むRRCセットアップ完了メッセージと、TMGIを含むRRC再開完了メッセージとのうちの1つまたは複数を含む。
【0040】
いくつかの実施形態では、本方法は、UEがRRC接続状態にある間に、ソースネットワークノードに、MBSセッションに関係するUEのMBSコンテキストを含むハンドオーバ要求メッセージを送信することをさらに含む。
【0041】
いくつかの実施形態では、MBSセッションに関係するUEのMBSコンテキストは、UE識別子と、セッション識別子と、一時モバイルグループ識別情報(TMGI)と、ソースノード識別子とのうちの1つまたは複数を含む。
【0042】
いくつかの実施形態では、PTM設定情報は、MBSセッションのためのPTM設定を含み、MBSセッションのための前記PTM設定は、サービス識別子と、セッション識別子と、グループ無線ネットワーク一時識別子(G-RNTI)と、PTMデータのスケジューリングに関係する情報と、少なくとも1つの隣接ノードがMBSセッションを送信することを指示する情報と、ターゲットノードによってサーブされるセルにおける1つまたは複数の進行中のMBSセッションのためのPTM設定情報とのうちの1つまたは複数を含む。
【0043】
いくつかの実施形態では、ターゲットネットワークノードから、MBSセッションに関連するPTM設定情報を受信するステップは、メッセージB(MSG B)、メッセージ4(MSG4)中で、PTM設定を受信することと、メッセージ6(MSG6)プロシージャ中で、PTM設定を受信することと、ソースネットワークノードから、MBS設定情報を含むハンドオーバ要求確認応答メッセージ中で、PTM設定を受信することとを含む。
【0044】
いくつかの実施形態では、MSG4は、PTM設定情報を指示するシステム情報ブロック(SIB)と、PTM設定情報を指示する新しい情報エレメント(IE)と、ターゲットネットワークノードからのMBSデータの受信を継続するためにRRC状態を変更すべきか否かの指示と、UEがRRC非アクティブ状態にあるとき、中断されたPTP無線ベアラを再開するための指示と、UEがRRC接続状態にあるとき、新しいPTP無線ベアラを設定するための指示とのうちの1つまたは複数を含む。
【0045】
いくつかの実施形態では、MSG6は、ターゲットネットワークノードからのMBSデータの受信を継続するためにRRC状態を変更すべきか否かの指示と、MBSデータの受信のために、PTP無線ベアラを使用すべきなのかPTM無線ベアラを使用すべきなのかの指示とのうちの1つまたは複数を含む。
【0046】
本開示の第4の態様によれば、無線通信ネットワークにおけるユーザ機器(UE)へのマルチキャストおよびブロードキャストサービス(MBS)の送信のためのターゲットネットワークノードが提供される。本ターゲットネットワークノードは、UEがソースネットワークノードとのMBSセッションに関与すると決定することを行うために適応される。本ターゲットネットワークノードが、UEがソースネットワークノードとのMBSセッションに関与すると決定するとき、本ターゲットネットワークノードは、MBSセッションに関係するUEのMBSコンテキストを取得することと、本ターゲットネットワークノードからのMBSデータの継続的受信を可能にするためにUEによって収集されるべきMBSセッションに関連するポイントツーマルチポイント(PTM)設定情報を送信することとを行うために適応される。
【0047】
本開示の第5の態様によれば、無線通信ネットワークにおけるユーザ機器(UE)がマルチキャストおよびブロードキャストサービス(MBS)の継続的受信を実施することを可能にするためのソースネットワークノードが提供される。本ソースネットワークノードは、UEがモビリティにあり、本ソースネットワークノードとのMBSセッションに関与すると決定することを行うために適応される。さらに、本ソースネットワークノードは、UEがモビリティにある間に、1つまたは複数の隣接ネットワークノードに、MBSセッションに関係するMBSコンテキストを送信することであって、1つまたは複数の隣接ネットワークノードのうちの1つがターゲットネットワークノードである、MBSセッションに関係するMBSコンテキストを送信することを行うために適応される。
【0048】
本開示の第6の態様によれば、無線通信ネットワークにおけるターゲットネットワークノードからのマルチキャストおよびブロードキャストサービス(MBS)の受信のためのユーザ機器(UE)が提供される。本UEは、ソースネットワークノードとのMBSセッションが、UEにおいて進行中であると決定することを行うために適応される。さらに、本UEは、ソースネットワークノードとのMBSセッションが進行中であることを指示するメッセージを送信することと、送信されたメッセージに基づいて、ターゲットネットワークノードからのMBSデータの継続的受信のために収集されるべきMBSセッションに関連するポイントツーマルチポイント(PTM)設定情報を受信することとを行うために適応される。
【0049】
本開示の第7の態様によれば、プログラム命令を備えるコンピュータプログラムをその上に有する、非一時的コンピュータ可読媒体を備えるコンピュータプログラム製品が提供される。コンピュータプログラムは、データ処理ユニットにロード可能であり、コンピュータプログラムがデータ処理ユニットによって稼働されたとき、第1の態様、第2の態様および第3の態様のいずれかによる方法の実行を引き起こすように設定される。
【0050】
いくつかの実施形態の利点は、MBSのサービス継続性がモビリティにあるUEのために維持されることである。
【0051】
いくつかの実施形態の利点は、UEが、RRC接続状態に遷移する必要なしに、RRCアイドルまたはRRC非アクティブ状態であるUEのためのマルチキャストまたはブロードキャストサービスのPTM設定情報を収集することを可能にすることである。
【0052】
いくつかの実施形態の利点は、ターゲットネットワークノードにおける別のMBSコンテキストを伴う新しいセッション加入の必要を回避するための、UEのMBSコンテキスト転送のその効率的なハンドリングである。
【0053】
上記のことは、異なる図全体にわたって同様の参照符号が同じ部分を指す添付の図面に示されている例示的な実施形態の以下のより具体的な説明から明らかになろう。図面は必ずしも一定の縮尺であるとは限らず、代わりに、例示的な実施形態を示すことに重きが置かれる。
【図面の簡単な説明】
【0054】
図1】例示的な無線通信ネットワークを開示する図である。
図2】無線通信ネットワークにおけるユーザ機器(UE)へのマルチキャストおよびブロードキャストサービス(MBS)の送信のための、ターゲットネットワークノードによって実施される方法の例示的な方法ステップを示すフローチャートである。
図3】UEをMBSの継続的受信のために可能にするためのソースネットワークノードによって実施される方法の例示的な方法ステップを示すフローチャートである。
図4】MBSの受信のためにUEによって実施される方法の例示的な方法ステップを示すフローチャートである。
図5】RRC非アクティブ状態にあるモビリティ中のUEによって始動される、無線通信ネットワークにおける例示的な動作を示す信号フロー図である。
図6】RRCアイドル状態にあるモビリティ中のUEによって始動される、無線通信ネットワークにおける例示的な動作を示す信号フロー図である。
図7】UEの機能モジュールを示す例示的な概略図である。
図8】無線アクセスネットワークノードの機能モジュールを示す例示的な概略図である。
図9】コアネットワーク(CN)ノードの機能モジュールを示す例示的な概略図である。
図10】例示的な無線ネットワークのブロック図である。
図11】例示的なUEのブロック図である。
図12】仮想化環境のブロック図である。
図13】中間ネットワークを介してホストコンピュータに接続された通信ネットワークのブロック図である。
図14】部分的無線接続上でホストコンピュータが基地局を介してUEと通信することのブロック図である。
図15】ホストコンピュータと基地局とUEとを含む通信システムにおいて実装される方法のブロック図である。
図16】ホストコンピュータと基地局とUEとを含む通信システムにおいて実装される方法のブロック図である。
図17】ホストコンピュータと基地局とUEとを含む通信システムにおいて実装される方法のブロック図である。
図18】ホストコンピュータと基地局とUEとを含む通信システムにおいて実装される方法のブロック図である。
図19】例示的なコンピューティング環境を開示する図である。
【発明を実施するための形態】
【0055】
本開示の態様が、添付の図面を参照しながら以下でより十分に説明される。しかしながら、本明細書で開示される装置および方法は、多くの異なる形態で実現され得、本明細書に記載される態様に限定されるものとして解釈されるべきではない。図面における同様の番号は、全体にわたって同様のエレメントを指す。
【0056】
本明細書で使用される専門用語は、本開示の特定の態様を説明するためのものにすぎず、本発明を限定するものではない。本明細書で使用される「備える、含む(comprises)/備える、含む(comprising)」という用語は、述べられた特徴、完全体、ステップ、または構成要素の存在を明示するものととられるが、1つまたは複数の他の特徴、完全体、ステップ、構成要素、またはそれらのグループの存在または追加を排除しないことを強調されるべきである。本明細書で使用される単数形「a」、「an」および「the」は、コンテキストが別段に明確に指示するのでなければ、複数形をも含むものとする。
【0057】
本開示の実施形態が、添付の図面を参照しながら以下でより十分に説明および例示される。しかしながら、本明細書で開示されるソリューションは、多くの異なる形態で実現され得、本明細書に記載される実施形態に限定されるものとして解釈されるべきではない。
【0058】
本開示が方法に関して説明されるとき、それは、1つまたは複数のプロセッサ、および1つまたは複数のプロセッサに結合された1つまたは複数のメモリにおいても具現され得、1つまたは複数のメモリは、1つまたは複数のプロセッサによって実行されたとき、本明細書において開示されるステップ、サービス、および機能を実施する1つまたは複数のプログラムを記憶することを諒解されたい。
【0059】
本開示では、モバイル端末としても知られるユーザ機器(UE)、および/または無線端末は、無線通信ネットワークにおいてネットワークノードと無線通信することを可能にされる。
【0060】
一般に、ネットワークノードは、無線通信ネットワークの1つまたはいくつかのセルをサーブまたはカバーし得る。ネットワークノードは、ソースネットワークノードまたはターゲットネットワークノードであり得る。ソースネットワークノードは、最初に、およびUEがソースネットワークノードからターゲットネットワークノードへのハンドオーバを実施したとき、UEをサーブし、ターゲットネットワークノードは、UEがターゲットネットワークノードへのハンドオーバを実施した後に、UEをサーブする。したがって、ネットワークノードは、ソースネットワークノードまたはターゲットネットワークノードであり得る。一般に、ネットワークノードは、(1つまたは複数の)セルにおいて無線カバレッジを提供し、その範囲内の無線周波数上で動作する(1つまたは複数の)UEとエアインターフェース上で通信する。ネットワークノードは、使用される技術および専門用語に応じて、「eNB」、「eノードB」、「ノードB」または「gNB」とも呼ばれることがある。本開示では、ネットワークノードは基地局(BS)と呼ばれることもある。
【0061】
本開示では、(1つまたは複数の)UEとネットワークノードとの間で接続確立がすでに完了されたと仮定される。
【0062】
説明全体にわたって、「非アクティブ」状態および「RRC非アクティブ」という用語が同じ意味を有するものとし、「アイドル」状態および「RRCアイドル」状態という用語が同じ意味を有するものとする。
【0063】
例示的な実施形態の以下の説明では、同じ参照番号が、同じまたは同様の構成要素を示す。
【0064】
図1は、例示的な無線通信ネットワーク100を開示する。図1に示されているように、無線通信ネットワーク100は、gNB、gNB分散ユニット(gNB-DU)またはネットワークノード、または他のタイプの無線アクセスポイントなど、複数の無線アクセスノード、RAN101a、101b、101cを含み、各々が、対応するカバレッジエリアを規定する。各RAN101a、101b、101cは、有線接続または無線接続上でコアネットワークノード105(すなわち、コアノードまたはCN)に接続可能である。
【0065】
いくつかの実施形態では、第1のRAN101aは、UE103aに無線で接続するように設定されたソースネットワークノードである。
【0066】
いくつかの実施形態では、第2のRAN101bは、ターゲットネットワークノードである。たとえば、ターゲットネットワークノードは、第1のRAN101aに対する隣接RANのいずれか、すなわち、ネットワークノード101bまたはネットワークノード101cであり得る。
【0067】
この例では複数のUE103a、103bが示されているが、開示される実施形態は、単一のUEが、対応するカバレッジエリア中にある状況、または、単一のUEが、対応するRANに接続している状況に等しく適用可能である。したがって、(図1に示されていない)複数のUE103a~103nがあり得、本開示のいくつかの実施形態では、単一のUEがUE103と呼ばれることがあることに留意されたい。
【0068】
ソースネットワークノード101aおよびターゲットネットワークノード101bは、たとえば新無線(NR)基地局、すなわち、gNB、またはエボルブドノード基地局、すなわち、eNBなどであり得る。ソースネットワークノード101aまたはターゲットネットワークノード101bからUE103aおよび103bへの通信は、ダウンリンク(DL)通信と呼ばれ、UE103aおよび103bからソースネットワークノード101aまたはターゲットネットワークノード101bへの通信は、アップリンク(UL)通信と呼ばれる。したがって、UE103aおよび103bは、ソースネットワークノード101aまたはターゲットネットワークノード101bとの双方向無線通信に関与する。
【0069】
ソースネットワークノード101aまたはターゲットネットワークノード101bは、ダウンリンク送信を動的にスケジュールするためのスケジューラを備える。スケジューラは、物理ダウンリンク共有チャネル(PDSCH)のためのリソースを動的に割り当て、制御チャネルを通してスケジューリング情報をUE103aおよび103bに送る。
【0070】
モバイルネットワークリソースを有効に利用するために、第3世代パートナーシッププロジェクト(3GPP)は、1つのデータソースから複数のターゲットモバイル端末にデータを送信するための技術であるマルチメディアブロードキャストマルチキャストサービス(MBMS)を提案する。
【0071】
3GPPによって規定されるMBMSは、低レートプレーンテキストメッセージのマルチキャストおよびブロードキャストを達成することができるだけでなく、高速マルチメディアサービスのブロードキャストおよびマルチキャストを達成することもでき、したがって、広範囲のリッチなビデオ、オーディオおよびマルチメディアサービスを提供することができる。MBMSは、3GPPセルラネットワーク内でブロードキャストおよびマルチキャストサービスの効率的な配送を提供するように設計されたポイントツーマルチポイント(PTM)インターフェース上で送信される。
【0072】
UE103aおよび103bは、接続モードおよびアイドルモードを含む少なくとも2つのモードのうちの1つにあり得る。たとえば、UE103aは、ソースネットワークノードとの無線リソース制御(RRC)接続が確立されたとき、接続モードにある。RRC接続が確立されていない場合、UE103aはアイドルモードにある。したがって、接続モードは確立されたRRC接続を含むが、アイドルモードにおける確立されたRRC接続はない。UE103aおよび103bは、RRC接続を確立した後に、接続モードにおいてMBMSコンテンツを受信する。
【0073】
既存の新無線(NR)仕様において、UEへのPTM送信についてのブロードキャストまたはマルチキャスト特徴がなく、利用可能なポイントツーポイント送信が、RRC接続状態におけるUE103aおよび103bへのPTM送信のために拡張され得る。NRシステムにおけるUE103aおよび103bへのPTM送信のためのブロードキャストまたはマルチキャスト特徴がないので、継続されるMBSサービスをUEに提供するためのモビリティサポートがない。
【0074】
特に、UE103aおよび103bがモビリティにあるとき、RRC_CONNECTED状態およびRRC_IDLEまたは非アクティブ状態にあるUE103aおよび103bのためのMBSサービスのサービス継続性を提供することが望まれる。サービス継続性に加えて、モビリティにあるUE103aおよび103bにMBSサービスを提供することは、たとえば、UE103aおよび103bのバッテリー寿命を節約するために有益であり得る。したがって、UE103aおよび103bが、ターゲットネットワークノード101bにおいて、同じMBSサービスを最小の中断で受信することを継続することを可能にすることが望ましい。
【0075】
MBSサービスについてのサービス継続性を提供するために、UEは、ターゲットネットワークノード101bにおけるPTM設定情報を収集する必要があり、これは、UE103aがサービングネットワークノード101aから受信していた同じMBSを受信するために必要である。
【0076】
したがって、本開示のいくつかの実施形態によれば、ターゲットネットワークノード101bは、本明細書で説明されるようにUE103aへのMBSの送信のための方法を実装する。代替的に、UE103aは、ターゲットネットワークノード101bからのMBSデータの受信のための方法をも実装し得る。
【0077】
本開示のいくつかの実施形態によれば、ターゲットネットワークノード101bは、UE103aがソースネットワークノード101aとのMBSセッションに関与すると決定する。たとえば、UE103aがソースネットワークノード101aによってサーブされているとき、UE103bはソースネットワークノード101aとのMBSセッションに関与し得る。ターゲットネットワークノード101bは、UE103が、RRCアイドル状態、RRC非アクティブ状態、およびRRC接続状態のうちの1つにあると決定し得る。さらに、ターゲットネットワークノード101bは、UEがアイドル状態および非アクティブ状態のうちの1つにあるとき、UE103bから、UEがソースネットワークノード101aとのMBSセッションに関与することを指示するメッセージを受信し得る。いくつかの例では、UE103からのメッセージは、ランダムアクセスプロシージャのメッセージ3(MSG3)またはメッセージ5であり得る。
【0078】
ターゲットネットワークノード101bが、UE103がソースネットワークノード101aとのMBSセッションに関与すると決定したとき、ターゲットネットワークノード101bは、MBSセッションに関係するMBSコンテキストを取得する。たとえば、MBSセッションに関係するUEのMBSコンテキストは、UE103の識別子と、セッション識別子と、一時モバイルグループ識別情報(TMGI)と、ソースネットワークノード識別子とを含む。
【0079】
MBSセッションに関係するMBSコンテキストを取得した後に、ターゲットネットワークノード101bは、MBSセッションに関連するポイントツーマルチポイント(PTM)設定情報を送信する。PTM設定情報はUE103によって収集されるべきであり、これは、ターゲットネットワークノード101bからのMBSデータの継続的受信のためにUE103を可能にする。
【0080】
いくつかの例では、PTM設定情報は、MBSについてのサービス識別子と、MBSについてのセッションIDと、グループ無線ネットワーク一時識別子(G-RNTI)と、PTMデータのスケジューリングに関係する情報と、少なくとも1つの隣接ノードがMBSセッションを送信することを指示する情報と、ターゲットネットワークノードによってサーブされるセルのためのPTM設定と、ターゲットネットワークノードにおける1つまたは複数のMBSセッションのためのPTM設定とのうちの1つまたは複数を含む。
【0081】
一例では、ターゲットネットワークノード101bは、UEがRRC非アクティブ状態にあるとき、メッセージ4(MSG4)中で、PTM設定情報をUEに送信する。
【0082】
別の例では、ターゲットネットワークノード101bは、UEがRRCアイドル状態にあるとき、メッセージ6(MSG6)中で、PTM設定情報をUEに送信する。
【0083】
また別の例では、ターゲットネットワークノード101bは、たとえば、ハンドオーバ要求確認応答メッセージ中で、PTM設定情報をソースネットワークノード101aに送信し、ソースネットワークノード101aは、PTM設定情報をUE103に送信する。
【0084】
したがって、UE103は、ターゲットネットワークノード101aからのMBSサービスの受信を継続するために、ターゲットネットワークノード101bからPTM設定情報を収集する。UEがMBSデータの受信を継続するためにPTM設定を受信する様々な実施形態が、説明の後の部分において説明される。
【0085】
図2は、無線通信ネットワークにおける(1つまたは複数の)UEへのマルチキャストおよびブロードキャストサービス(MBS)の送信のための例示的な方法200を示すフローチャートである。上述のように、ターゲットネットワークノードは、無線通信ネットワークにおけるUEにMBSを提供するために、方法200を実施する。
【0086】
UEを通してアクセスされ得るサービス、データ、またはプログラムであり得る、本明細書ではPTM適合サービスと呼ばれる、MBSデータまたはMBSコンテンツ。PTM適合サービスの例は、オーディオおよびビデオならびに他のマルチメディアデータをストリーミングすることを含む。
【0087】
図1に示されているUEは、アイドルモードと非アクティブモードと接続モードとを含むモードのうちの1つにあり得る。3GPP通信仕様に従って動作しているとき、少なくともアイドルモードおよび接続モードについて動作が規定される。たとえば、UEのうちの2つが、アイドルモードにあり得、アイドルモードUEと呼ばれる。さらに、また、UEのうちのいくつかが接続モードにあり得、それらは接続モードUEと呼ばれる。接続モードUEは、少なくとも、接続モードUEが、特定の3GPP仕様によって規定された確立されたRRC接続を有し、アイドルモードUEが、確立されたRRC接続を有しないという点で、アイドルモードUEとは異なる。
【0088】
さらに、図1に示されている無線通信ネットワーク100におけるUEのうちのいくつかが、非アクティブ状態にあり得、特定のまたはあらかじめ規定された時間間隔の間、非アクティブ状態にあるこれらのUEは、これらのUEにおけるデータ受信がないとき、RANまたはネットワークノードによって設定され得る。
【0089】
本明細書で開示される実施形態は、UEへのMBSの送信について、(1つまたは複数の)UEがソースネットワークノード101aからターゲットネットワークノードへのハンドオーバを実施したとき、また、(1つまたは複数の)UEがアイドル状態、非アクティブ状態、および接続状態のうちの1つにあるとき、より適用可能である。
【0090】
ステップ202において、方法200は、UEがソースネットワークノードとのMBSセッションに関与すると決定することを含む。たとえば、UEは、ソースネットワークノードとの通信に関与し得る。UEがソースネットワークノードとの通信に関与するとき、UEはソースネットワークノードとのMBSセッションに関与し得る。UEがソースネットワークノードとのMBSセッションに関与するとき、UEはモビリティにあり得る。モビリティ中に、ソースネットワークノードとのMBSセッションに関与しながら、UEは、ソースネットワークノードからターゲットネットワークノードへの、ターゲットネットワークノードとのハンドオーバを実施し得る。
【0091】
いくつかの実施形態では、UEは、モビリティ中に、ソースネットワークノードとのMBSセッションに関与しながら、アイドル状態、非アクティブ状態、または接続状態などの状態のいずれかにあり得る。
【0092】
UEによるターゲットネットワークノードへのハンドオーバを実施した後に、ターゲットネットワークノードは、たとえば、ターゲットネットワークノードにおけるUEのためのMBSセッションを継続するために、UEがソースネットワークノードとのMBSセッションに関与すると決定する。
【0093】
いくつかの実施形態では、ターゲットネットワークノード101bは、UEがアイドル状態および非アクティブ状態のうちの1つにあるとき、UEから、UEがソースネットワークノードとのMBSセッションに関与することを指示するメッセージを受信し得る。いくつかの例では、UEからのメッセージは、ランダムアクセスプロシージャのメッセージ3(MSG3)またはメッセージ5であり得る。
【0094】
たとえば、MSG3は、原因を伴うRRCセットアップ要求と、原因を伴うRRC再開要求と、RRCシステム情報要求と、1つまたは複数のTMGIとのうちの1つまたは複数を含み、MSG5は、TMGIを含むRRCセットアップ完了メッセージと、TMGIを含むRRC再開完了メッセージとのうちの1つまたは複数を含む。
【0095】
いくつかの例では、ターゲットネットワークノードは、アイドル状態または非アクティブ状態にある(1つまたは複数の)UEへのMBSデータの送信のために、アイドル状態または非アクティブ状態または接続状態のいずれかにある(1つまたは複数の)UEを決定する。
【0096】
ターゲットネットワークノードは、(1つまたは複数の)UEへのMBSデータの送信を継続するために、アイドル状態/非アクティブ状態または接続状態のいずれかにある(1つまたは複数の)UEを決定するが、ターゲットネットワークノードは、随意のステップ201において指定されているように、MBSデータの送信を継続するために、(1つまたは複数の)UEのRRC状態を判断し得る。たとえば、ターゲットネットワークノードは、MBSについての1つまたは複数のネットワークパラメータ、(1つまたは複数の)UEの能力情報および1つまたは複数のMBSパラメータ、1つまたは複数のUEの能力情報および1つまたは複数のMBSパラメータに基づいて、(1つまたは複数の)UEのRRC状態を決定し得る。
【0097】
いくつかの例では、ターゲットネットワークノードが、MBSデータが接続状態においてのみ受信されることになると決定した場合、ターゲットネットワークノードは、1つまたは複数のUEを、MBSデータの受信のために接続状態にあると判断する。
【0098】
別の例では、ターゲットネットワークノードが、接続状態においてMBSデータを受信することができるUEの最大数に等しい多数のUEがあると決定した場合、基地局は、1つまたは複数のUEを、MBSデータの受信のためにアイドル状態または非アクティブ状態にあると判断し得る。
【0099】
別の例では、(1つまたは複数の)UEの能力情報が、(1つまたは複数の)UEがアイドル状態または非アクティブ状態においてMBSデータを受信し得ないことを指示する場合、ターゲットネットワークノードは、MBSデータの受信のための(1つまたは複数の)UEのRRC状態を判断し得る。したがって、ターゲットネットワークノードは、MBSについてのネットワークパラメータと、1つまたは複数のUEの能力情報と、1つまたは複数のMBSパラメータとに基づいて、1つまたは複数のUEのRRC状態を判断し得る。
【0100】
ステップ208において、方法200は、MBSセッションに関係するUEのMBSコンテキストを取得することを含む。たとえば、UEのMBSコンテキストは、UEが関与したソースネットワークノードとのMBSセッションに関係するMBSコンテキストを表す。UEのMBSコンテキストは、UEの識別子と、MBSセッションに関連するセッション識別子と、TMGIと、ソースネットワークノード識別子とを含み得る。
【0101】
一実施形態では、ターゲットネットワークノードは、UEからUEのMBSコンテキストを取得し得る。別の実施形態では、ターゲットネットワークノードは、ソースネットワークノードからUEのMBSコンテキストを取得し得る。また別の実施形態では、ターゲットネットワークノードは、コアネットワークにおけるAMFからUEのMBSコンテキストを取得し得る。
【0102】
いくつかの実施形態では、ターゲットネットワークノードは、UEのMBSコンテキストを取得するために、UEがアイドル状態にあるのか非アクティブ状態にあるのかを決定し得る。ターゲットネットワークノードが、UEが非アクティブ状態にあると決定した場合、ターゲットネットワークノードは、UEから、MBSセッションに関係する再開識別情報を受信し得る。さらに、ターゲットネットワークノードは、ソースネットワークノードにおけるUEのMBSコンテキストを識別するために、ソースネットワークノードに再開識別情報を送信し得る。ソースネットワークノードは、ターゲットネットワークノードから受信された再開識別情報を使用して、UEのMBSコンテキストを識別し、ターゲットネットワークノードにUEの識別されたMBSコンテキストを送信する。したがって、ターゲットネットワークノードは、MBSコンテキストを取得する。
【0103】
別の実施形態では、ターゲットネットワークノードが、UEがアイドル状態にあると決定したとき、ターゲットネットワークノードは、UEからのサービング一時モバイル加入者識別情報(S-TMSI)と、一時モバイルグループ識別情報(TMGI)と、セッション識別子(ID)とを含む、MBSセッションに関係する情報を受信し得る。さらに、ターゲットネットワークノードは、初期UEメッセージをAMFに送信することによって、AMFとのRRC接続確立を実施し得、UEに関連するTMGIをAMFに送信する。ターゲットネットワークノードから受信されたTMGIを用いて、AMFは、AMFにおいて記憶されたMBSコンテキストを識別する。MBSコンテキストがAMFにおいて利用可能である場合、AMFは、NGAPメッセージ中でUEのMBSコンテキストを送信する。したがって、ターゲットネットワークノードは、MBSコンテキストがAMFにおいて利用可能であるとき、UEのMBSコンテキストを取得する。
【0104】
MBSコンテキストがAMFにおいて利用不可能である場合、AMFは、UEのための新しいMBSセッションを始動するための指示をターゲットネットワークノードに送信し得る。したがって、ターゲットネットワークノードは、UEのMBSコンテキストがAMFにおいて利用不可能であるとき、UEのための新しいMBSセッションを始動するための指示をAMFから受信し得る。
【0105】
したがって、ターゲットネットワークノードは、上記で説明されたような上述の例のいずれかを使用して、UEのMBSコンテキストを取得し得る。
【0106】
ステップ210において、方法200は、UEに対するMBSセッションに関連するPTM設定情報のプロビジョニングを決定することを含む。ターゲットネットワークノードは、MBSセッションに関連するPTM設定情報をUEに送信する。PTM設定情報は、アイドル状態または非アクティブ状態におけるMBSデータの受信のために、UEによって収集されるべきである。
【0107】
PTM設定情報は、サービス識別子と、セッション識別子と、グループ無線ネットワーク一時識別子(G-RNTI)と、PTMデータのスケジューリングに関係する情報と、少なくとも1つの隣接ノードがMBSセッションを送信することを指示する情報と、ターゲットネットワークノードによってサーブされるセルのためのPTM設定と、ターゲットネットワークノードにおける1つまたは複数のMBSセッションのためのPTM設定とを含む、MBSセッションのためのPTM設定を含む。
【0108】
たとえば、ターゲットネットワークノードは、制御チャネルを通してPTM設定情報をプロビジョニングすべきかどうかを決定し得る。ターゲットネットワークノードが、制御チャネルを通してPTM設定情報を送信することを決定した場合、ターゲットネットワークノードは、共通制御チャネルを通してUEにPTM設定情報を送信し得る。たとえば、ターゲットネットワークノードは、PTM設定情報を、ネットワークノードによって周期的に送信されるシステム情報ブロック(SIB)において共通制御チャネルを通して送信し得る。
【0109】
一例では、共通制御チャネルはPTMダウンリンク制御チャネルである。代替例では、共通制御チャネルは、新しいPTMダウンリンク制御チャネル(DCCH)、たとえば、PTMのために使用される物理ダウンリンク共有チャネル(PDSCH)上で搬送され得る、新たに規定されたマルチキャストブロードキャスト共通制御チャネル(MBCCH)であり得る。UEがPTMの収集のためにいつ監視すべきかを知ることを可能にする、この共通制御チャネルのスケジューリング情報、たとえば、繰返し期間、修正期間、第1のサブフレーム、オフセット、およびDRXパラメータは、そのスケジューリング情報がUEによって知られる別のSIBにおいて提供され得る。
【0110】
一例では、ターゲットネットワークノードは、アイドル状態および非アクティブ状態のうちの1つにあるUEからのPTM設定情報についての要求の受信に基づいて、共通制御チャネルを通して1つまたは複数のUEにPTM設定情報を送信し得る。
【0111】
一例では、ターゲットネットワークノードは、アイドル状態または非アクティブ状態にあるUEから、PTM設定情報についての要求を受信する。PTM設定情報についてのUEからの要求に応答して、ターゲットネットワークノードは、PTM設定情報をUEに送信する。
【0112】
いくつかの例では、ターゲットネットワークノードは、UEがRRC非アクティブ状態にあるとき、メッセージ4(MSG4)中で、PTM設定をUEに送信し得る。PTM設定がMSG4中で送信されるとき、ターゲットネットワークノードからのMSG4は、PTM設定情報を指示するSIBと、PTM設定情報を指示する新しい情報エレメント(IE)と、UEがターゲットネットワークノードからのMBSデータの受信を継続するためにRRC状態を変更する必要があるかどうかの指示と、UEがRRC非アクティブ状態にあるとき、中断されたPTP無線ベアラを再開するための指示とを含み得る。
【0113】
いくつかの例では、ターゲットネットワークノードは、UEがRRCアイドル状態にあるとき、メッセージ6(MSG6)中で、PTM設定をUEに送信し得る。PTM設定がMSG6中で送信されるとき、ターゲットネットワークノードからのMSG6は、UEがターゲットネットワークノードからのMBSデータの受信を継続するためにRRC状態を変更する必要があるか否かの指示と、MBSデータの受信のために、PTP無線ベアラを使用すべきなのかPTM無線ベアラを使用すべきなのかの指示とを含み得る。
【0114】
いくつかの例では、ターゲットネットワークノードは、ソースネットワークノードからハンドオーバ要求メッセージを受信したことに応答して、ハンドオーバ要求確認応答メッセージ中で、PTM設定をソースネットワークノードに送信し得る。さらに、ソースネットワークノードは、ターゲットネットワークノードから受信されたPTM設定をUEに送信する。
【0115】
さらに、いくつかの実施形態では、ターゲットネットワークノードは、UEのMBSセッションが、ポイントツーポイント(PTP)ベアラを使用して、ターゲットネットワークノードによってサーブされるエリアにおける1つまたは複数の追加のUEに提供されていると決定し得る。ターゲットネットワークノードが、UEのMBSセッションが、PTPベアラを使用して、ターゲットネットワークノードによってサーブされるエリアにおける1つまたは複数の追加のUEに提供されていると決定したとき、ターゲットネットワークノードは、1つまたは複数の追加のUEに対して、PTPベアラをPTMベアラに切り替えることを判断し得る。1つまたは複数の追加のUEに対して、PTPベアラをPTMベアラに切り替えることを判断すると、ターゲットネットワークノードは、UEへのMBSデータの送信のために、PTM設定を1つまたは複数の追加のUEに送信し得る。したがって、UEとともにターゲットネットワークノードによってサーブされているエリアにおける追加のUEは、ターゲットネットワークノードから、継続されるMBS送信を受信し得る。
【0116】
ターゲットネットワークノードが、UEのMBSセッションが、ターゲットネットワークノードによってサーブされるエリアにおける1つまたは複数の追加のUEに提供されないと決定した場合、ターゲットネットワークノードは、AMFとの新しいMBSセッション加入プロシージャを始動し得る。UEとの新しいMBSセッションを始動すると、ターゲットネットワークノードは、ターゲットネットワークノードからのMBSデータの受信を継続するために、PTPベアラを使用するための指示をUEに送信し得る。
【0117】
図3は、UEをMBSの継続的受信のために可能にするためのソースネットワークノードによって実施される例示的な方法300を示すフローチャートである。ソースネットワークノードは、ターゲットネットワークノードへのUEのハンドオーバを可能にする。さらに、ソースネットワークノードは、UEが、ターゲットネットワークノードからのMBSデータの受信を継続するために、ターゲットネットワークノードのPTM設定を受信することを可能にする。
【0118】
ステップ302において、方法300は、UEがモビリティにあり、ソースネットワークノードとのMBSセッションに関与すると決定することを含む。ソースネットワークノードは、ソースネットワークノードによってカバーされているエリア内のまたはエリア外のUEの移動またはモビリティを決定し得る。たとえば、ソースネットワークノード101aは、UEが、隣接ネットワークノード、すなわち、図1に示されているネットワークノード101bまたは101cのいずれかへのUEのハンドオーバを実施することを可能にし得る。したがって、図1に記載のソースネットワークノード101aの隣接ネットワークノードのいずれかは、ソースネットワークノードからターゲットネットワークノードへのハンドオーバを実施するための、UEのためのターゲットネットワークノードであり得る。さらに、ソースネットワークノードはまた、UEがターゲットネットワークノードによってサーブされているとき、UEのMBSセッションを決定し得る。ソースネットワークノードはまた、MBSセッションに関係するUEのMBSコンテキストを識別し得る。さらに、ソースネットワークノードは、ソースネットワークノードによって割り振られたコンテキスト識別子を使用して、UEのMBSコンテキストを識別し得る。
【0119】
ステップ308において、方法300は、UEがモビリティにある間に、1つまたは複数の隣接ネットワークノードに、MBSセッションに関係するMBSコンテキストを送信することを含む。1つまたは複数の隣接ネットワークノードは、ソースネットワークノードからのハンドオーバの後のUEのためのターゲットネットワークノードであり得る。したがって、ソースネットワークノードは、ソースネットワークノードからのハンドオーバの後のUEのためのターゲットネットワークノードであり得る1つまたは複数の隣接ノードに、UEのMBSコンテキストを送信する。したがって、1つまたは複数の隣接ネットワークノードまたはターゲットネットワークノードは、ソースネットワークノードからのハンドオーバの後に、継続されるMBSをUEに提供するために、1つまたは複数の隣接ネットワークノードが事前にUEのMBSコンテキストを受信し得るように、UEのMBSコンテキストを受信し得る。
【0120】
いくつかの実施形態では、UEがモビリティにある間に、1つまたは複数の隣接ネットワークノードにMBSセッションに関係するMBSコンテキストを送信することは、UEが、モビリティ中に接続状態にあると決定することを含む。UEが接続状態であるとき、ソースネットワークノードは、UEからハンドオーバ要求メッセージを受信し、1つまたは複数の隣接ネットワークノード、すなわち、ターゲットネットワークノードに、MBSセッションに関係するUEのMBSコンテキストを含むハンドオーバ要求メッセージを送信する。
【0121】
さらに、ソースネットワークノードは、1つまたは複数の隣接ネットワークノードから、MBSセッションの設定情報を含むハンドオーバ要求確認応答メッセージ中で、PTM設定を受信し、ソースネットワークノードは、UEにMBSセッションの設定情報を含むRRC再設定メッセージを送信する。したがって、ソースネットワークノードは、UEが隣接ネットワークノード、すなわち、ターゲットネットワークノードから、継続されるMBS送信を受信することを可能にするために、UEに隣接ネットワークノードのPTM設定情報を含むRRC再設定メッセージを送信する。
【0122】
図4は、MBSの受信のためにUEによって実施される例示的な方法400を示すフローチャートである。図1に示されているように、UEは、ソースネットワークノード101aからMBSを取得するために、ソースネットワークノード101aによってサーブされながら、モビリティにあり得る。UEは、図1に示されているように、ソースネットワークノード101aからターゲットネットワークノード101bへのハンドオーバを実施し得る。UEは、ソースネットワークノードからターゲットネットワークノードへのハンドオーバを実施した後に、ターゲットネットワークノードからのMBSの受信を継続するために方法400を実施し得る。
【0123】
ステップ402において、方法400は、ソースネットワークノードとのMBSセッションが、UEにおいて進行中であると決定することを含む。UEは、ソースネットワークノードによってサーブされているとき、ソースネットワークノードとのMBSセッションに関与する。したがって、UEは、ソースネットワークノードとのMBSセッションが進行中であると決定する。
【0124】
ステップ404において、方法400は、ソースネットワークノードとのMBSセッションが進行中であることを指示するメッセージを送信することを含む。ターゲットネットワークノードへのハンドオーバを実施した後に、UEは、ターゲットネットワークノードに、ソースネットワークノードとのMBSセッションが進行中であることをターゲットネットワークノードに指示するメッセージを送信する。
【0125】
いくつかの実施形態では、ターゲットネットワークノードにメッセージを送信するより前に、方法は、UEがRRCアイドル状態、RRC非アクティブ状態、およびRRC接続状態のうちの1つにあると決定することを含む。UEがRRCアイドル状態またはRRC非アクティブ状態にあるとき、方法は、ターゲットネットワークノードに、UEがソースネットワークノードとのMBSセッションに関与することを指示するメッセージを送信することを含む。
【0126】
いくつかの例では、ソースネットワークノードとのMBSセッションが進行中であることを指示するメッセージは、ランダムアクセスプロシージャのMSG3またはMSG5中で送信される。
【0127】
メッセージがランダムアクセスプロシージャのMSG3を使用して送信されるとき、MSG3は、原因を伴うRRCセットアップ要求と、原因を伴うRRC再開要求と、RRCシステム情報要求と、指示と、1つまたは複数の一時モバイルグループ識別子(TMGI)とを含む。
【0128】
メッセージがランダムアクセスプロシージャのMSG5を使用して送信されるとき、MSG5は、TMGIを含むRRCセットアップ完了メッセージと、TMGIを含むRRC再開完了メッセージとを含む。したがって、UEがソースネットワークノードとのMBSセッションに関与することを指示するメッセージは、ランダムアクセスプロシージャのMSG3またはMSG5を使用して送信され得る。
【0129】
いくつかの実施形態では、方法400は、随意のステップ406によって示されているように、ターゲットネットワークノードに、MBSセッションに関係するMBSコンテキストを送信することを含む。いくつかの例では、MBSセッションに関係するUEのMBSコンテキストは、UE識別子と、セッション識別子と、TMGIと、ソースノード識別子とのうちの1つまたは複数を含む。
【0130】
MBSセッションに関係するMBSコンテキストを送信するために、方法400は、UEがRRCアイドル状態にあると決定することを含む。UEがアイドル状態にあるとき、方法400は、UEからMBSセッション情報を取得することと、MBSセッション情報に関係する情報を送信することとを含み、前記送信される情報は、ターゲットネットワークノードへのサービング一時モバイル加入者識別情報(S-TMSI)と、一時モバイルグループ識別情報(TMGI)と、セッション識別子(ID)とのうちの1つまたは複数を含む。
【0131】
ステップ408において、方法400は、MBSセッションに関連するPTM設定情報を受信することを決定することを含む。MBSセッションのPTM設定情報は、サービス識別子と、セッション識別子と、G-RNTIと、PTMデータのスケジューリングに関係する情報と、少なくとも1つの隣接ノードがMBSセッションを送信することを指示する情報と、ターゲットノードによってサーブされるセルにおける1つまたは複数の進行中のMBSセッションのためのPTM設定情報とを含む。
【0132】
いくつかの例では、PTM設定は、UEが非アクティブ状態にあるとき、ランダムアクセスプロシージャのMSG4中で受信され得る。PTM設定がMSG4中で受信されるとき、MSG4は、PTM設定情報を指示するSIBと、PTM設定情報を指示する新しい情報エレメント(IE)と、ターゲットネットワークノードからのMBSデータの受信を継続するためにRRC状態を変更すべきか否かの指示と、UEがRRC非アクティブ状態にあるとき、中断されたPTP無線ベアラを再開するための指示と、UEがRRC接続状態にあるとき、新しいPTP無線ベアラを設定するための指示とを含み得る。
【0133】
いくつかの例では、PTM設定は、UEがアイドル状態にあるとき、ランダムアクセスプロシージャのMSG6中で受信される。PTM設定がMSG6中で受信されるとき、MSG6は、UEがターゲットネットワークノードからのMBSデータの受信を継続するためにRRC状態を変更するべきであるかどうかの指示と、MBSデータの受信のために、PTP無線ベアラを使用すべきなのかPTM無線ベアラを使用すべきなのかの指示とを含み得る。
【0134】
いくつかの例では、PTM設定は、ソースネットワークノードから、MBS設定情報を含むハンドオーバ要求確認応答メッセージ中で受信される。
【0135】
したがって、UEは、ソースネットワークノードからのハンドオーバの後に、ターゲットネットワークノードからのMBSデータの受信を継続するために、上記で説明された例のいずれかによりPTM設定を受信し得る。
【0136】
図5は、RRC非アクティブ状態にあるモビリティ中のUEによって始動される、無線通信ネットワークにおける例示的な動作を示す信号フロー図である。本開示の様々な実施形態では、UEは、新しいRANノード、すなわち、ターゲットネットワークノードにおいてランダムアクセスを実施し、(1つまたは複数の)MBSセッションを受信することを継続することに対するUEの関心を指示し、対応するPTM設定を受信する。収集されるべきPTM設定は、UEが関心がある(1つまたは複数の)セッションのみの設定、またはセルにおけるすべての進行中のセッションの設定を含んでいることがある。ターゲットネットワークノードは、負荷状況およびサービス要件に応じて、UEをRRC_CONNECTEDに移すことを伴ってまたは伴わずにPTM設定をUEに提供し得る。
【0137】
図5に示されているように、モビリティ中のUE103aは、ソースネットワークノードから移動し、ターゲットネットワークノード101bにハンドオーバした。UEは、ターゲットネットワークノード101bへのランダムアクセスを実施し、501において、ターゲットネットワークノード101bにランダムアクセスプリアンブルを送信する。UE103aは、502において、ターゲットネットワークノード101bからランダムアクセス応答メッセージを受信する。ランダムアクセス応答メッセージは、ターゲットネットワークノードにMSG3を送信するためのULグラントを含む。ULグラントを用いて、UE103aは、503において、UEが、UEがソースネットワークノードから受信していたMBSセッションに関心があることを指示する原因を含むMSG3を送信する。MSG3は、共通制御チャネル上でターゲットネットワークノード101bに送信され得る。UE103aからMSG3を受信すると、ターゲットネットワークノードは、MBSセッションに関係するMBSコンテキストが、ソースネットワークノードである最後のサービングノード101において利用可能であるとき、504aにおいて、最後のサービングノード101aからそのMBSコンテキストを受信し得る。
【0138】
MBSセッションに関係するUE103aのMBSコンテキストが最後のサービングノード101aにおいて利用不可能である場合、ターゲットネットワークノード101bは、504bにおいて、UE103aがMBSセッションのための第1のUEである場合、AMF105とのMBSセッション加入プロシージャを始動し得る。たとえば、UE103aがセッションに関心がある第1のUEである場合、それがMBSデータをUE103aに配送することができる前に、セッションに加入すること、MBSセッションコンテキストを取得すること、ならびに、504cにおいて、NGAP経路切替えを有することを行うために、AMF105と通信する必要がある。
【0139】
さらに、UE103aは、505において、ダウンリンク制御チャネルを通してMSG4中でターゲットネットワークノード101bからPTM設定を受信する。さらに、ターゲットネットワークノード101bは、UEにMSG4中で、UEがRRC状態を変更するべきであるか否かを指示し得る。MSG4中で受信された指示に基づいて、UEは、図5に示されているように、非アクティブ状態のままであり得るか、またはUEは接続状態に入り得るかのいずれかである。
【0140】
UE103aは、ターゲットネットワークノード101bに、UEが、506において、ターゲットネットワークノード101bとのRRC接続を再開したことを指示するMSG5を送信する。UE103aは、507において、AMFとのMBSセッションを確立し、MBSデータを受信する。さらに、MBSセッションが始動されたとき、UEは、非アクティブ状態に入るためにターゲットネットワークノード101bとのRRC接続を解放し、また、508において、RRC接続を解放し、次いで、ターゲットネットワークノード101bからMBSデータの送信を受信する。
【0141】
図6は、RRCアイドル状態にあるモビリティ中のUEによって始動される、無線通信ネットワークにおける例示的な動作を示す信号フロー図である。
【0142】
図6に示されているように、モビリティ中のUE103aは、ソースネットワークノードから移動し、ターゲットネットワークノード101bにハンドオーバした。UE103aは、ターゲットネットワークノード101bへのランダムアクセスを実施し、601において、ターゲットネットワークノード101bにランダムアクセスプリアンブルを送信する。UE103aは、602において、ターゲットネットワークノード101bからランダムアクセス応答メッセージを受信する。ランダムアクセス応答メッセージは、ターゲットネットワークノードにMSG3を送信するためのULグラントを含む。ULグラントを用いて、UE103aは、603において、ターゲットネットワークノード101bにRRCセットアップ要求を含むMSG3を送信する。MSG3は、共通制御チャネル上でターゲットネットワークノード101bに送信され得る。UE103aからMSG3を受信すると、ターゲットネットワークノード101bは、604において、RRCセットアップとして原因を伴うMSG4をダウンリンク制御チャネル上でUE103aに送信する。さらに、MSG4を受信すると、UE103aはRRC接続状態に入り、605において、TMGIとともにRRCセットアップ完了として原因を伴うMSG5を送信する。MSG5とともに、UE103aは、UE103aがソースネットワークノードからMBSデータを受信していたことと、UE103aがターゲットネットワークノード101bから同じMBSを受信することに関心があることとを指示する。
【0143】
ターゲットネットワークノードは、MBSセッションに関係するMBSコンテキストが、ソースネットワークノードである最後のサービングノード101において利用可能であるとき、606aaにおいて、最後のサービングノード101aからそのMBSコンテキストを受信し得る。
【0144】
MBSセッションに関係するUE103aのMBSコンテキストが最後のサービングノード101aにおいて利用不可能である場合、ターゲットネットワークノード101bは、606bにおいて、UE103aがMBSセッションのための第1のUEである場合、AMF105とのMBSセッション加入プロシージャを始動し得る。たとえば、UE103aがセッションに関心がある第1のUEである場合、それがMBSデータをUE103aに配送することができる前に、セッションに加入すること、MBSセッションコンテキストを取得すること、ならびに、606cにおいて、NGAP経路切替えを有することを行うために、AMF105と通信する必要がある。
【0145】
さらに、UE103aは、607において、ダウンリンク制御チャネルを通してMSG6中でターゲットネットワークノード101bからPTM設定を受信する。さらに、ターゲットネットワークノード101bは、UEにMSG6中で、UEがRRC状態を変更するべきであるか否かを指示し得る。MSG6中で受信された指示に基づいて、UEは、図6に示されているように、アイドル状態のままであり得る。
【0146】
UE103aは、608において、AMFとのMBSセッションを確立し、MBSデータを受信する。さらに、MBSセッションが始動されたとき、UEは、609において、非アクティブ状態に入るためにターゲットネットワークノード101bとのRRC接続を解放し、ターゲットネットワークノード101bからMBSデータの送信を受信することを継続する。
【0147】
図7は、いくつかの実施形態による、UEの機能モジュールを示す例示的な概略図である。図7に示されているように、UE103は、たとえば、図10のアンテナ4111に対応するアンテナ707と、無線アクセスネットワークとも呼ばれる、たとえば、図10のネットワークノード4160に対応する(1つまたは複数の)基地局とのアップリンク無線通信およびダウンリンク無線通信を提供するように設定された送信機および受信機を含む、たとえば、図10のインターフェース4114に対応する、トランシーバとも呼ばれるトランシーバ回路701とを含み得る。UE103は、トランシーバ回路に結合された、たとえば、図10の処理回路4120に対応する、プロセッサとも呼ばれる処理回路703と、処理回路に結合された、たとえば、図10のデバイス可読媒体4130に対応する、メモリとも呼ばれるメモリ回路705とをも含み得る。メモリ回路705は、処理回路703によって実行されたとき、処理回路に、本明細書で開示される実施形態による動作を実施させる、コンピュータ可読プログラムコードを含み得る。他の実施形態によれば、処理回路703は、別個のメモリ回路が必要とされないようなメモリを含むように規定され得る。
【0148】
UE103の様々な動作は、処理回路703および/またはトランシーバ回路701によって実施され得る。たとえば、処理回路703は、基地局である無線アクセスネットワークノードに無線インターフェース上でトランシーバ回路701を通して通信を送信し、および/または基地局から無線インターフェース上でトランシーバ回路701を通して通信を受信するように、トランシーバ回路701を制御し得る。その上、モジュールがメモリ回路705に記憶され得、これらのモジュールは、モジュールの命令が処理回路703によって実行されたとき、処理回路703が、図4に示されているステップにおいて規定されているそれぞれの動作を実施するような命令を提供し得る。
【0149】
図8は、いくつかの実施形態による、無線アクセスネットワークノード101a/101bの機能モジュールを示す例示的な概略図である。示されているように、ネットワークノード101a/101bは、モバイル端末とのアップリンク無線通信およびダウンリンク無線通信を提供するように設定された送信機および受信機を含む(たとえば、図10のインターフェース4190の部分に対応する、トランシーバとも呼ばれる)トランシーバ回路801を含み得る。ネットワークノード101a/101bは、無線アクセスネットワークおよび/またはコアネットワークの他のノードとの、たとえば、他の基地局との、通信を提供するように設定された(たとえば、図10のインターフェース4190の部分に対応する、ネットワークインターフェースとも呼ばれる)ネットワークインターフェース回路807を含み得る。ネットワークノード101a/101bは、トランシーバ回路に結合された(たとえば、処理回路4170に対応する、プロセッサとも呼ばれる)処理回路803と、処理回路に結合された(たとえば、図10のデバイス可読媒体4180に対応する、メモリとも呼ばれる)メモリ回路805とをも含み得る。メモリ回路805は、処理回路803によって実行されたとき、処理回路に、図2および図3で開示される実施形態による動作を実施させる、コンピュータ可読プログラムコードを含み得る。いくつかの実施形態では、処理回路803は、別個のメモリ回路が必要とされないようなメモリを含むように規定され得る。
【0150】
ネットワークノード101a/101bの様々な動作は、処理回路803、ネットワークインターフェース807、および/またはトランシーバ801によって実施され得る。たとえば、処理回路803は、1つまたは複数のUEに、無線インターフェース上でトランシーバ801を通してダウンリンク通信を送信し、および/または無線インターフェース上で1つまたは複数のUEからトランシーバ801を通してアップリンク通信を受信するように、トランシーバ801を制御し得る。同様に、処理回路803は、1つまたは複数の他のネットワークノードに、ネットワークインターフェース807を通して通信を送信し、および/またはネットワークインターフェースを通して1つまたは複数の他のネットワークノードから通信を受信するように、ネットワークインターフェース807を制御し得る。その上、モジュールがメモリ805に記憶され得、これらのモジュールは、モジュールの命令が処理回路803によって実行されたとき、処理回路803がそれぞれの動作、たとえば、図2および図3において説明されるネットワークノードに関係する実施形態に関して以下で説明される動作を実施するような命令を提供し得る。
【0151】
いくつかの実施形態では、ネットワークノード101a/101bは、トランシーバがないコアネットワーク(CN)ノードとして実装され得る。そのような実施形態では、UEへの送信は、UEへの送信が、トランシーバを含むネットワークノード101a/101bを通して、たとえば、基地局またはRANノードを通して提供されるように、ネットワークノード101a/101bによって始動され得る。
【0152】
図9は、いくつかの実施形態による、コアネットワーク(CN)ノード900の機能モジュールを示す例示的な概略図である。CNノード900は、セッション管理機能(SMF)またはアクセスおよびモビリティ管理機能(AMF)であり得る。CNノード900は、コアネットワークおよび/またはRANの他のノードとの通信を提供するように設定されたネットワークインターフェース907を含み得る。CNノード900は、ネットワークインターフェース907に結合されたプロセッサ903と、プロセッサ903に結合されたメモリ905とを含み得る。メモリ905は、プロセッサ903によって実行されたとき、処理回路に、図2および図3において説明される様々なステップを実施させる、コンピュータ可読プログラムコードを含み得る。
【0153】
CNノード900の様々な動作は、プロセッサ903および/またはネットワークインターフェース907によって実施され得る。たとえば、プロセッサ903は、1つまたは複数の他のネットワークノードに、ネットワークインターフェース907を通して通信を送信し、および/またはネットワークインターフェース907を通して1つまたは複数の他のネットワークノードから通信を受信するように、ネットワークインターフェース907を制御し得る。その上、モジュールがメモリ905に記憶され得、これらのモジュールは、モジュールの命令がプロセッサ903によって実行されたとき、プロセッサ903が図2および図3において説明されるそれぞれの動作を実施するような命令を提供し得る。
【0154】
図10は、いくつかの実施形態による、無線ネットワークの別のブロック図である。本明細書で説明される主題は、任意の好適な構成要素を使用する任意の適切なタイプのシステムにおいて実装され得るが、本明細書で開示される実施形態は、図10に示されている例示的な無線ネットワークなどの無線ネットワークに関して説明される。簡単のために、図10の無線ネットワークは、ネットワーク4106、ネットワークノード4160および4160b、ならびに(モバイル端末とも呼ばれる)WD4110、4110b、および4110cのみを図示する。実際には、無線ネットワークは、無線デバイス間の通信、あるいは無線デバイスと、固定電話、サービスプロバイダ、または任意の他のネットワークノードもしくはエンドデバイスなどの別の通信デバイスとの間の通信をサポートするのに好適な任意の追加のエレメントをさらに含み得る。示されている構成要素のうち、ネットワークノード4160および無線デバイス(WD)4110は、追加の詳細とともに図示される。無線ネットワークは、1つまたは複数の無線デバイスに通信および他のタイプのサービスを提供して、無線デバイスの、無線ネットワークへのアクセス、および/あるいは、無線ネットワークによってまたは無線ネットワークを介して提供されるサービスの使用を容易にし得る。
【0155】
無線ネットワークは、任意のタイプの通信(communication)、通信(telecommunication)、データ、セルラ、および/または無線ネットワーク、あるいは他の同様のタイプのシステムを備え、および/またはそれらとインターフェースし得る。いくつかの実施形態では、無線ネットワークは、特定の規格あるいは他のタイプのあらかじめ規定されたルールまたはプロシージャに従って動作するように設定され得る。したがって、無線ネットワークの特定の実施形態は、汎欧州デジタル移動電話方式(GSM)、Universal Mobile Telecommunications System(UMTS)、Long Term Evolution(LTE)、ならびに/あるいは他の好適な2G、3G、4G、または5G規格などの通信規格、IEEE802.11規格などの無線ローカルエリアネットワーク(WLAN)規格、ならびに/あるいは、マイクロ波アクセスのための世界的相互運用性(WiMax)、Bluetooth、Z-Waveおよび/またはZigBee規格など、任意の他の適切な無線通信規格を実装し得る。
【0156】
ネットワーク4106は、1つまたは複数のバックホールネットワーク、コアネットワーク、IPネットワーク、公衆交換電話網(PSTN)、パケットデータネットワーク、光ネットワーク、ワイドエリアネットワーク(WAN)、ローカルエリアネットワーク(LAN)、無線ローカルエリアネットワーク(WLAN)、有線ネットワーク、無線ネットワーク、メトロポリタンエリアネットワーク、およびデバイス間の通信を可能にするための他のネットワークを備え得る。
【0157】
ネットワークノード4160およびWD4110は、以下でより詳細に説明される様々な構成要素を備える。これらの構成要素は、無線ネットワークにおいて無線接続を提供することなど、ネットワークノードおよび/または無線デバイス機能を提供するために協働する。異なる実施形態では、無線ネットワークは、任意の数の有線または無線ネットワーク、ネットワークノード、基地局、コントローラ、無線デバイス、リレー局、ならびに/あるいは有線接続を介してかまたは無線接続を介してかにかかわらず、データおよび/または信号の通信を容易にするかまたはその通信に参加し得る、任意の他の構成要素またはシステムを備え得る。
【0158】
本明細書で使用されるネットワークノードは、無線デバイスと、ならびに/あるいは、無線デバイスへの無線アクセスを可能にし、および/または提供するための、および/または、無線ネットワークにおいて他の機能(たとえば、アドミニストレーション)を実施するための、無線ネットワーク中の他のネットワークノードまたは機器と、直接または間接的に通信することが可能な、そうするように設定された、構成された、および/または動作可能な機器を指す。ネットワークノードの例は、限定はしないが、アクセスポイント(AP)(たとえば、無線アクセスポイント)、基地局(BS)(たとえば、無線基地局、ノードB、エボルブドノードB(eNB)およびNRノードB(gNB))を含む。基地局は、基地局が提供するカバレッジの量(または、言い方を変えれば、基地局の送信電力レベル)に基づいてカテゴリー分類され得、その場合、フェムト基地局、ピコ基地局、マイクロ基地局、またはマクロ基地局と呼ばれることもある。基地局は、リレーを制御する、リレーノードまたはリレードナーノードであり得る。ネットワークノードは、リモート無線ヘッド(RRH)と呼ばれることがある、集中型デジタルユニットおよび/またはリモートラジオユニット(RRU)など、分散無線基地局の1つまたは複数(またはすべて)の部分をも含み得る。そのようなリモートラジオユニットは、アンテナ統合無線機としてアンテナと統合されることも統合されないこともある。分散無線基地局の部分は、分散アンテナシステム(DAS)において、ノードと呼ばれることもある。ネットワークノードのまたさらなる例は、マルチスタンダード無線(MSR)BSなどのMSR機器、無線ネットワークコントローラ(RNC)または基地局コントローラ(BSC)などのネットワークコントローラ、基地トランシーバ局(BTS)、送信ポイント、送信ノード、マルチセル/マルチキャスト協調エンティティ(MCE)、コアネットワークノード(たとえば、MSC、MME)、O&Mノード、OSSノード、SONノード、測位ノード(たとえば、E-SMLC)、および/あるいはMDTを含む。別の例として、ネットワークノードは、以下でより詳細に説明されるように、仮想ネットワークノードであり得る。しかしながら、より一般的には、ネットワークノードは、無線ネットワークへのアクセスを可能にし、および/または無線デバイスに提供し、あるいは、無線ネットワークにアクセスした無線デバイスに何らかのサービスを提供することが可能な、そうするように設定された、構成された、および/または動作可能な任意の好適なデバイス(またはデバイスのグループ)を表し得る。
【0159】
図10では、ネットワークノード4160は、処理回路4170と、デバイス可読媒体4180と、インターフェース4190と、補助機器4184と、電源4186と、電力回路4187と、アンテナ4162とを含む。図10の例示的な無線ネットワーク中に示されているネットワークノード4160は、ハードウェア構成要素の示されている組合せを含むデバイスを表し得るが、他の実施形態は、構成要素の異なる組合せをもつネットワークノードを備え得る。ネットワークノードが、本明細書で開示されるタスク、特徴、機能および方法を実施するために必要とされるハードウェアおよび/またはソフトウェアの任意の好適な組合せを備えることを理解されたい。その上、ネットワークノード4160の構成要素が、より大きいボックス内に位置する単一のボックスとして、または複数のボックス内で入れ子にされている単一のボックスとして図示されているが、実際には、ネットワークノードは、単一の示されている構成要素を組成する複数の異なる物理構成要素を備え得る(たとえば、デバイス可読媒体4180は、複数の別個のハードドライブならびに複数のRAMモジュールを備え得る)。
【0160】
同様に、ネットワークノード4160は、複数の物理的に別個の構成要素(たとえば、ノードB構成要素およびRNC構成要素、またはBTS構成要素およびBSC構成要素など)から組み立てられ得、これらは各々、それら自体のそれぞれの構成要素を有し得る。ネットワークノード4160が複数の別個の構成要素(たとえば、BTS構成要素およびBSC構成要素)を備えるいくつかのシナリオでは、別個の構成要素のうちの1つまたは複数が、いくつかのネットワークノードの間で共有され得る。たとえば、単一のRNCが複数のノードBを制御し得る。そのようなシナリオでは、各一意のノードBとRNCとのペアは、いくつかの事例では、単一の別個のネットワークノードと見なされ得る。いくつかの実施形態では、ネットワークノード4160は、複数の無線アクセス技術(RAT)をサポートするように設定され得る。そのような実施形態では、いくつかの構成要素は複製され得(たとえば、異なるRATのための別個のデバイス可読媒体4180)、いくつかの構成要素は再使用され得る(たとえば、同じアンテナ4162がRATによって共有され得る)。ネットワークノード4160は、ネットワークノード4160に統合された、たとえば、GSM、WCDMA、LTE、NR、WiFi、またはBluetooth無線技術など、異なる無線技術のための様々な示されている構成要素の複数のセットをも含み得る。これらの無線技術は、同じまたは異なるチップまたはチップのセット、およびネットワークノード4160内の他の構成要素に統合され得る。
【0161】
処理回路4170は、ネットワークノードによって提供されるものとして本明細書で説明される、任意の決定動作、計算動作、または同様の動作(たとえば、いくつかの取得動作)を実施するように設定される。処理回路4170によって実施されるこれらの動作は、処理回路4170によって取得された情報を、たとえば、取得された情報を他の情報にコンバートすることによって、処理すること、取得された情報またはコンバートされた情報をネットワークノードに記憶された情報と比較すること、ならびに/あるいは、取得された情報またはコンバートされた情報に基づいて、および前記処理が決定を行ったことの結果として、1つまたは複数の動作を実施することを含み得る。
【0162】
処理回路4170は、単体で、またはデバイス可読媒体4180などの他のネットワークノード4160構成要素と併せてのいずれかで、ネットワークノード4160機能を提供するように動作可能な、マイクロプロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ、中央処理ユニット、デジタル信号プロセッサ、特定用途向け集積回路、フィールドプログラマブルゲートアレイ、または任意の他の好適なコンピューティングデバイス、リソースのうちの1つまたは複数の組合せ、あるいはハードウェア、ソフトウェアおよび/または符号化された論理の組合せを備え得る。たとえば、処理回路4170は、デバイス可読媒体4180に記憶された命令、または処理回路4170内のメモリに記憶された命令を実行し得る。そのような機能は、本明細書で説明される様々な無線特徴、機能、または利益のうちのいずれかを提供することを含み得る。いくつかの実施形態では、処理回路4170は、システムオンチップ(SOC)を含み得る。
【0163】
いくつかの実施形態では、処理回路4170は、無線周波数(RF)トランシーバ回路4172とベースバンド処理回路4174とのうちの1つまたは複数を含み得る。いくつかの実施形態では、無線周波数(RF)トランシーバ回路4172とベースバンド処理回路4174とは、別個のチップ(またはチップのセット)、ボード、または無線ユニットおよびデジタルユニットなどのユニット上にあり得る。代替実施形態では、RFトランシーバ回路4172とベースバンド処理回路4174との一部または全部は、同じチップまたはチップのセット、ボード、あるいはユニット上にあり得る。
【0164】
いくつかの実施形態では、ネットワークノード、基地局、eNBまたは他のそのようなネットワークデバイスによって提供されるものとして本明細書で説明される機能の一部または全部は、デバイス可読媒体4180、または処理回路4170内のメモリに記憶された、命令を実行する処理回路4170によって実施され得る。代替実施形態では、機能の一部または全部は、ハードワイヤード様式などで、別個のまたは個別のデバイス可読媒体に記憶された命令を実行することなしに、処理回路4170によって提供され得る。それらの実施形態のいずれでも、デバイス可読記憶媒体に記憶された命令を実行するか否かにかかわらず、処理回路4170は、説明される機能を実施するように設定され得る。そのような機能によって提供される利益は、処理回路4170単独に、またはネットワークノード4160の他の構成要素に限定されないが、全体としてネットワークノード4160によって、ならびに/または概してエンドユーザおよび無線ネットワークによって、享受される。
【0165】
デバイス可読媒体4180は、限定はしないが、永続ストレージ、固体メモリ、リモートマウントメモリ、磁気媒体、光媒体、ランダムアクセスメモリ(RAM)、読取り専用メモリ(ROM)、大容量記憶媒体(たとえば、ハードディスク)、リムーバブル記憶媒体(たとえば、フラッシュドライブ、コンパクトディスク(CD)またはデジタルビデオディスク(DVD))を含む、任意の形態の揮発性または不揮発性コンピュータ可読メモリ、ならびに/あるいは、処理回路4170によって使用され得る情報、データ、および/または命令を記憶する、任意の他の揮発性または不揮発性、非一時的デバイス可読および/またはコンピュータ実行可能メモリデバイスを備え得る。デバイス可読媒体4180は、コンピュータプログラム、ソフトウェア、論理、ルール、コード、テーブルなどのうちの1つまたは複数を含むアプリケーション、および/または処理回路4170によって実行されることが可能であり、ネットワークノード4160によって利用される、他の命令を含む、任意の好適な命令、データまたは情報を記憶し得る。デバイス可読媒体4180は、処理回路4170によって行われた計算および/またはインターフェース4190を介して受信されたデータを記憶するために使用され得る。いくつかの実施形態では、処理回路4170およびデバイス可読媒体4180は、統合されていると見なされ得る。
【0166】
インターフェース4190は、ネットワークノード4160、ネットワーク4106、および/またはWD4110の間のシグナリングおよび/またはデータの有線または無線通信において使用される。示されているように、インターフェース4190は、たとえば有線接続上でネットワーク4106との間でデータを送るおよび受信するための(1つまたは複数の)ポート/(1つまたは複数の)端末4194を備える。インターフェース4190は、アンテナ4162に結合されるか、またはいくつかの実施形態では、アンテナ4162の一部であり得る、無線フロントエンド回路4192をも含む。無線フロントエンド回路4192は、フィルタ4198と増幅器4196とを備える。無線フロントエンド回路4192は、アンテナ4162および処理回路4170に接続され得る。無線フロントエンド回路は、アンテナ4162と処理回路4170との間で通信される信号を調整するように設定され得る。無線フロントエンド回路4192は、無線接続を介して他のネットワークノードまたはWDに送出されるべきであるデジタルデータを受信し得る。無線フロントエンド回路4192は、デジタルデータを、フィルタ4198および/または増幅器4196の組合せを使用して適切なチャネルおよび帯域幅パラメータを有する無線信号にコンバートし得る。無線信号は、次いで、アンテナ4162を介して送信され得る。同様に、データを受信するとき、アンテナ4162は無線信号を集め得、次いで、無線信号は無線フロントエンド回路4192によってデジタルデータにコンバートされる。デジタルデータは、処理回路4170に受け渡され得る。他の実施形態では、インターフェースは、異なる構成要素および/または構成要素の異なる組合せを備え得る。
【0167】
いくつかの代替実施形態では、ネットワークノード4160は別個の無線フロントエンド回路4192を含まないことがあり、代わりに、処理回路4170は、無線フロントエンド回路を備え得、別個の無線フロントエンド回路4192なしでアンテナ4162に接続され得る。同様に、いくつかの実施形態では、RFトランシーバ回路4172の全部または一部が、インターフェース4190の一部と見なされ得る。さらに他の実施形態では、インターフェース4190は、無線ユニット(図示せず)の一部として、1つまたは複数のポートまたは端末4194と、無線フロントエンド回路4192と、RFトランシーバ回路4172とを含み得、インターフェース4190は、デジタルユニット(図示せず)の一部であるベースバンド処理回路4174と通信し得る。
【0168】
アンテナ4162は、無線信号を送るおよび/または受信するように設定された、1つまたは複数のアンテナまたはアンテナアレイを含み得る。アンテナ4162は、無線フロントエンド回路4192に結合され得、データおよび/または信号を無線で送信および受信することが可能な任意のタイプのアンテナであり得る。いくつかの実施形態では、アンテナ4162は、たとえば2GHzから66GHzの間の無線信号を送信/受信するように動作可能な1つまたは複数の全指向性、セクタまたはパネルアンテナを備え得る。全指向性アンテナは、任意の方向に無線信号を送信/受信するために使用され得、セクタアンテナは、特定のエリア内のデバイスから無線信号を送信/受信するために使用され得、パネルアンテナは、比較的直線ラインで無線信号を送信/受信するために使用される見通し線アンテナであり得る。いくつかの事例では、2つ以上のアンテナの使用は、MIMOと呼ばれることがある。いくつかの実施形態では、アンテナ4162は、ネットワークノード4160とは別個であり得、インターフェースまたはポートを通してネットワークノード4160に接続可能であり得る。
【0169】
アンテナ4162、インターフェース4190、および/または処理回路4170は、ネットワークノードによって実施されるものとして本明細書で説明される任意の受信動作および/またはいくつかの取得動作を実施するように設定され得る。任意の情報、データおよび/または信号が、無線デバイス、別のネットワークノードおよび/または任意の他のネットワーク機器から受信され得る。同様に、アンテナ4162、インターフェース4190、および/または処理回路4170は、ネットワークノードによって実施されるものとして本明細書で説明される任意の送信動作を実施するように設定され得る。任意の情報、データおよび/または信号が、無線デバイス、別のネットワークノードおよび/または任意の他のネットワーク機器に送信され得る。
【0170】
電力回路4187は、電力管理回路を備えるか、または電力管理回路に結合され得、本明細書で説明される機能を実施するための電力を、ネットワークノード4160の構成要素に供給するように設定される。電力回路4187は、電源4186から電力を受信し得る。電源4186および/または電力回路4187は、それぞれの構成要素に好適な形態で(たとえば、各それぞれの構成要素のために必要とされる電圧および電流レベルにおいて)、ネットワークノード4160の様々な構成要素に電力を提供するように設定され得る。電源4186は、電力回路4187および/またはネットワークノード4160中に含まれるか、あるいは電力回路4187および/またはネットワークノード4160の外部にあるかのいずれかであり得る。たとえば、ネットワークノード4160は、電気ケーブルなどの入力回路またはインターフェースを介して外部電源(たとえば、電気コンセント)に接続可能であり得、それにより、外部電源は電力回路4187に電力を供給する。さらなる例として、電源4186は、電力回路4187に接続された、または電力回路4187中で統合された、バッテリーまたはバッテリーパックの形態の電力源を備え得る。バッテリーは、外部電源が落ちた場合、バックアップ電力を提供し得る。光起電力デバイスなどの他のタイプの電源も使用され得る。
【0171】
ネットワークノード4160の代替実施形態は、本明細書で説明される機能、および/または本明細書で説明される主題をサポートするために必要な機能のうちのいずれかを含む、ネットワークノードの機能のいくつかの態様を提供することを担当し得る、図10に示されている構成要素以外の追加の構成要素を含み得る。たとえば、ネットワークノード4160は、ネットワークノード4160への情報の入力を可能にするための、およびネットワークノード4160からの情報の出力を可能にするための、ユーザインターフェース機器を含み得る。これは、ユーザが、ネットワークノード4160のための診断、メンテナンス、修復、および他のアドミニストレーティブ機能を実施することを可能にし得る。
【0172】
本明細書で使用される無線デバイス(WD)は、ネットワークノードおよび/または他の無線デバイスと無線で通信することが可能な、そうするように設定された、構成された、および/または動作可能なUEまたはデバイスを指す。別段に記載されていない限り、WDという用語は、本明細書ではUEと互換的に使用され得る。無線で通信することは、空中で情報を伝達するのに好適な、電磁波、電波、赤外波、および/または他のタイプの信号を使用して無線信号を送信および/または受信することを伴い得る。いくつかの実施形態では、WDは、直接人間対話なしに情報を送信および/または受信するように設定され得る。たとえば、WDは、内部または外部イベントによってトリガされたとき、あるいはネットワークからの要求に応答して、所定のスケジュールでネットワークに情報を送信するように設計され得る。WDの例は、限定はしないが、スマートフォン、モバイルフォン、セルフォン、ボイスオーバーIP(VoIP)フォン、無線ローカルループ電話、デスクトップコンピュータ、携帯情報端末(PDA)、無線カメラ、ゲーミングコンソールまたはデバイス、音楽記憶デバイス、再生器具、ウェアラブル端末デバイス、無線エンドポイント、移動局、タブレット、ラップトップコンピュータ、ラップトップ組込み機器(LEE)、ラップトップ搭載機器(LME)、スマートデバイス、無線顧客構内機器(CPE)、車載無線端末デバイスなどを含む。WDは、たとえばサイドリンク通信、V2V(Vehicle-to-Vehicle)、V2I(Vehicle-to-Infrastructure)、V2X(Vehicle-to-Everything)のための3GPP規格を実装することによって、D2D(device-to-device)通信をサポートし得、この場合、D2D通信デバイスと呼ばれることがある。
【0173】
また別の特定の例として、モノのインターネット(IoT)シナリオでは、WDは、監視および/または測定を実施し、そのような監視および/または測定の結果を別のWDおよび/またはネットワークノードに送信する、マシンまたは他のデバイスを表し得る。WDは、この場合、マシンツーマシン(M2M)デバイスであり得、M2Mデバイスは、3GPPコンテキストではMTCデバイスと呼ばれることがある。1つの特定の例として、WDは、3GPP狭帯域モノのインターネット(NB-IoT)規格を実装するUEであり得る。そのようなマシンまたはデバイスの特定の例は、センサー、電力計などの計量デバイス、産業用機械類、あるいは家庭用または個人用電気器具、たとえば冷蔵庫、テレビジョン、個人用ウェアラブル、たとえば、時計、フィットネストラッカーなどである。他のシナリオでは、WDは車両または他の機器を表し得、車両または他の機器は、その動作ステータスを監視することおよび/またはその動作ステータスに関して報告すること、あるいはその動作に関連付けられた他の機能が可能である。上記で説明されたWDは無線接続のエンドポイントを表し得、その場合、デバイスは無線端末と呼ばれることがある。さらに、上記で説明されたWDはモバイルであり得、その場合、デバイスはモバイルデバイスまたはモバイル端末と呼ばれることもある。
【0174】
示されているように、無線デバイス4110は、アンテナ4111と、インターフェース4114と、処理回路4120と、デバイス可読媒体4130と、ユーザインターフェース機器4132と、補助機器4134と、電源4136と、電力回路4137とを含む。WD4110は、WD4110によってサポートされる、たとえば、ほんの数個を挙げると、GSM、WCDMA、LTE、NR、WiFi、WiMAX、またはBluetooth無線技術など、異なる無線技術のための示されている構成要素のうちの1つまたは複数の複数のセットを含み得る。これらの無線技術は、WD4110内の他の構成要素と同じまたは異なるチップまたはチップのセットに統合され得る。
【0175】
アンテナ4111は、無線信号を送るおよび/または受信するように設定された、1つまたは複数のアンテナまたはアンテナアレイを含み得、インターフェース4114に接続される。いくつかの代替実施形態では、アンテナ4111は、WD4110とは別個であり、インターフェースまたはポートを通してWD4110に接続可能であり得る。アンテナ4111、インターフェース4114、および/または処理回路4120は、WDによって実施されるものとして本明細書で説明される任意の受信動作または送信動作を実施するように設定され得る。任意の情報、データおよび/または信号が、ネットワークノードおよび/または別のWDから受信され得る。いくつかの実施形態では、無線フロントエンド回路および/またはアンテナ4111は、インターフェースと見なされ得る。
【0176】
示されているように、インターフェース4114は、無線フロントエンド回路4112とアンテナ4111とを備える。無線フロントエンド回路4112は、1つまたは複数のフィルタ4118と増幅器4116とを備える。無線フロントエンド回路4112は、アンテナ4111および処理回路4120に接続され、アンテナ4111と処理回路4120との間で通信される信号を調整するように設定される。無線フロントエンド回路4112は、アンテナ4111に結合されるか、またはアンテナ4111の一部であり得る。いくつかの実施形態では、WD4110は別個の無線フロントエンド回路4112を含まないことがあり、むしろ、処理回路4120は、無線フロントエンド回路を備え得、アンテナ4111に接続され得る。同様に、いくつかの実施形態では、RFトランシーバ回路4122の一部または全部が、インターフェース4114の一部と見なされ得る。無線フロントエンド回路4112は、無線接続を介して他のネットワークノードまたはWDに送出されるべきであるデジタルデータを受信し得る。無線フロントエンド回路4112は、デジタルデータを、フィルタ4118および/または増幅器4116の組合せを使用して適切なチャネルおよび帯域幅パラメータを有する無線信号にコンバートし得る。無線信号は、次いで、アンテナ4111を介して送信され得る。同様に、データを受信するとき、アンテナ4111は無線信号を集め得、次いで、無線信号は無線フロントエンド回路4112によってデジタルデータにコンバートされる。デジタルデータは、処理回路4120に受け渡され得る。他の実施形態では、インターフェースは、異なる構成要素および/または構成要素の異なる組合せを備え得る。
【0177】
処理回路4120は、単体で、またはデバイス可読媒体4130などの他のWD4110構成要素と併せてのいずれかで、WD4110機能を提供するように動作可能な、マイクロプロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ、中央処理ユニット、デジタル信号プロセッサ、特定用途向け集積回路、フィールドプログラマブルゲートアレイ、または任意の他の好適なコンピューティングデバイス、リソースのうちの1つまたは複数の組合せ、あるいはハードウェア、ソフトウェアおよび/または符号化された論理の組合せを備え得る。そのような機能は、本明細書で説明される様々な無線特徴または利益のうちのいずれかを提供することを含み得る。たとえば、処理回路4120は、本明細書で開示される機能を提供するために、デバイス可読媒体4130に記憶された命令、または処理回路4120内のメモリに記憶された命令を実行し得る。
【0178】
示されているように、処理回路4120は、RFトランシーバ回路4122、ベースバンド処理回路4124、およびアプリケーション処理回路4126のうちの1つまたは複数を含む。他の実施形態では、処理回路は、異なる構成要素および/または構成要素の異なる組合せを備え得る。いくつかの実施形態では、WD4110の処理回路4120は、SOCを備え得る。いくつかの実施形態では、RFトランシーバ回路4122、ベースバンド処理回路4124、およびアプリケーション処理回路4126は、別個のチップまたはチップのセット上にあり得る。代替実施形態では、ベースバンド処理回路4124およびアプリケーション処理回路4126の一部または全部は1つのチップまたはチップのセットになるように組み合わせられ得、RFトランシーバ回路4122は別個のチップまたはチップのセット上にあり得る。さらに代替の実施形態では、RFトランシーバ回路4122およびベースバンド処理回路4124の一部または全部は同じチップまたはチップのセット上にあり得、アプリケーション処理回路4126は別個のチップまたはチップのセット上にあり得る。また他の代替実施形態では、RFトランシーバ回路4122、ベースバンド処理回路4124、およびアプリケーション処理回路4126の一部または全部は、同じチップまたはチップのセット中で組み合わせられ得る。いくつかの実施形態では、RFトランシーバ回路4122は、インターフェース4114の一部であり得る。RFトランシーバ回路4122は、処理回路4120のためのRF信号を調整し得る。
【0179】
いくつかの実施形態では、WDによって実施されるものとして本明細書で説明される機能の一部または全部は、デバイス可読媒体4130に記憶された命令を実行する処理回路4120によって提供され得、デバイス可読媒体4130は、いくつかの実施形態では、コンピュータ可読記憶媒体であり得る。代替実施形態では、機能の一部または全部は、ハードワイヤード様式などで、別個のまたは個別のデバイス可読記憶媒体に記憶された命令を実行することなしに、処理回路4120によって提供され得る。それらの特定の実施形態のいずれでも、デバイス可読記憶媒体に記憶された命令を実行するか否かにかかわらず、処理回路4120は、説明される機能を実施するように設定され得る。そのような機能によって提供される利益は、処理回路4120単独に、またはWD4110の他の構成要素に限定されないが、全体としてWD4110によって、ならびに/または概してエンドユーザおよび無線ネットワークによって、享受される。
【0180】
処理回路4120は、WDによって実施されるものとして本明細書で説明される、任意の決定動作、計算動作、または同様の動作(たとえば、いくつかの取得動作)を実施するように設定され得る。処理回路4120によって実施されるようなこれらの動作は、処理回路4120によって取得された情報を、たとえば、取得された情報を他の情報にコンバートすることによって、処理すること、取得された情報またはコンバートされた情報をWD4110によって記憶された情報と比較すること、ならびに/あるいは、取得された情報またはコンバートされた情報に基づいて、および前記処理が決定を行ったことの結果として、1つまたは複数の動作を実施することを含み得る。
【0181】
デバイス可読媒体4130は、コンピュータプログラム、ソフトウェア、論理、ルール、コード、テーブルなどのうちの1つまたは複数を含むアプリケーション、および/または処理回路4120によって実行されることが可能な他の命令を記憶するように動作可能であり得る。デバイス可読媒体4130は、コンピュータメモリ、たとえば、ランダムアクセスメモリ(RAM)または読取り専用メモリ(ROM)、大容量記憶媒体、たとえば、ハードディスク、リムーバブル記憶媒体、ならびに/あるいは、処理回路4120によって使用され得る情報、データ、および/または命令を記憶する、任意の他の揮発性または不揮発性、非一時的デバイス可読および/またはコンピュータ実行可能メモリデバイスを含み得る。いくつかの実施形態では、処理回路4120およびデバイス可読媒体4130は、統合されていると見なされ得る。
【0182】
ユーザインターフェース機器4132は、人間のユーザがWD4110と対話することを可能にする構成要素を提供し得る。そのような対話は、視覚、聴覚、触覚など、多くの形態のものであり得る。ユーザインターフェース機器4132は、ユーザへの出力を作り出すように、およびユーザがWD4110への入力を提供することを可能にするように動作可能であり得る。対話のタイプは、WD4110にインストールされるユーザインターフェース機器4132のタイプに応じて変動し得る。たとえば、WD4110がスマートフォンである場合、対話はタッチスクリーンを介したものであり得、WD4110がスマートメーターである場合、対話は、使用量(たとえば、使用されたガロンの数)を提供するスクリーン、または(たとえば、煙が検出された場合)可聴警報を提供するスピーカーを通したものであり得る。ユーザインターフェース機器4132は、入力インターフェース、デバイスおよび回路、ならびに、出力インターフェース、デバイスおよび回路を含み得る。ユーザインターフェース機器4132は、WD4110への情報の入力を可能にするように設定され、処理回路4120が入力情報を処理することを可能にするために、処理回路4120に接続される。ユーザインターフェース機器4132は、たとえば、マイクロフォン、近接度または他のセンサー、キー/ボタン、タッチディスプレイ、1つまたは複数のカメラ、USBポート、あるいは他の入力回路を含み得る。ユーザインターフェース機器4132はまた、WD4110からの情報の出力を可能にするように、および処理回路4120がWD4110からの情報を出力することを可能にするように設定される。ユーザインターフェース機器4132は、たとえば、スピーカー、ディスプレイ、振動回路、USBポート、ヘッドフォンインターフェース、または他の出力回路を含み得る。ユーザインターフェース機器4132の1つまたは複数の入力および出力インターフェース、デバイス、および回路を使用して、WD4110は、エンドユーザおよび/または無線ネットワークと通信し、エンドユーザおよび/または無線ネットワークが本明細書で説明される機能から利益を得ることを可能にし得る。
【0183】
補助機器4134は、概してWDによって実施されないことがある、より固有の機能を提供するように動作可能である。これは、様々な目的のために測定を行うための特殊化されたセンサー、有線通信などの追加のタイプの通信のためのインターフェースなどを備え得る。補助機器4134の構成要素の包含およびタイプは、実施形態および/またはシナリオに応じて変動し得る。
【0184】
電源4136は、いくつかの実施形態では、バッテリーまたはバッテリーパックの形態のものであり得る。外部電源、たとえば、電気コンセント、光起電力デバイスまたは電池など、他のタイプの電源も使用され得る。WD4110は、電源4136から、本明細書で説明または指示される任意の機能を行うために電源4136からの電力を必要とする、WD4110の様々な部分に電力を配送するための、電力回路4137をさらに備え得る。電力回路4137は、いくつかの実施形態では、電力管理回路を備え得る。電力回路4137は、追加または代替として、外部電源から電力を受信するように動作可能であり得、その場合、WD4110は、電力ケーブルなどの入力回路またはインターフェースを介して(電気コンセントなどの)外部電源に接続可能であり得る。電力回路4137はまた、いくつかの実施形態では、外部電源から電源4136に電力を配送するように動作可能であり得る。これは、たとえば、電源4136の充電のためのものであり得る。電力回路4137は、電源4136からの電力に対して、その電力を、電力が供給されるWD4110のそれぞれの構成要素に好適であるようにするために、任意のフォーマッティング、コンバーティング、または他の修正を実施し得る。
【0185】
図11は、いくつかの実施形態による、例示的なユーザ機器の別のブロック図である。本明細書で使用されるUEは、必ずしも、関連するデバイスを所有し、および/または動作させる人間のユーザという意味におけるユーザを有するとは限らない。代わりに、UEは、人間のユーザへの販売、または人間のユーザによる動作を意図されるが、特定の人間のユーザに関連しないことがあるか、または特定の人間のユーザに初めに関連しないことがある、デバイス、たとえば、スマートスプリンクラーコントローラを表し得る。代替的に、UEは、エンドユーザへの販売、またはエンドユーザによる動作を意図されないが、ユーザに関連するか、またはユーザの利益のために動作され得る、デバイス、たとえば、スマート電力計を表し得る。UE4200は、NB-IoT UE、マシン型通信(MTC)UE、および/または拡張MTC(eMTC)UEを含む、3GPPによって識別される任意のUEであり得る。図11に示されているUE4200は、3GPPのGSM、UMTS、LTE、および/または5G規格など、3GPPによって公表された1つまたは複数の通信規格による通信のために設定されたWDの一例である。前述のように、WDおよびUEという用語は、互換的に使用され得る。したがって、図10はUEであるが、本明細書で説明される構成要素は、WDに等しく適用可能であり、その逆も同様である。
【0186】
図10では、UE4200は、入出力インターフェース4205、無線周波数(RF)インターフェース4209、ネットワーク接続インターフェース4211、ランダムアクセスメモリ(RAM)4217と読取り専用メモリ(ROM)4219と記憶媒体4221などとを含むメモリ4215、通信サブシステム4231、電源4213、および/または任意の他の構成要素、あるいはそれらの任意の組合せに動作可能に結合された、処理回路4201を含む。記憶媒体4221は、オペレーティングシステム4223と、アプリケーションプログラム4225と、データ4227とを含む。他の実施形態では、記憶媒体4221は、他の同様のタイプの情報を含み得る。いくつかのUEは、図11に示されている構成要素のすべてを利用するか、またはそれらの構成要素のサブセットのみを利用し得る。構成要素間の統合のレベルは、UEごとに変動し得る。さらに、いくつかのUEは、複数のプロセッサ、メモリ、トランシーバ、送信機、受信機など、構成要素の複数のインスタンスを含んでいることがある。
【0187】
図11では、処理回路4201は、コンピュータ命令およびデータを処理するように設定され得る。処理回路4201は、たとえば、ディスクリート論理、FPGA、ASICなどにおける、1つまたは複数のハードウェア実装状態マシンなど、マシン可読コンピュータプログラムとしてメモリに記憶されたマシン命令を実行するように動作可能な任意の逐次状態マシン、適切なファームウェアと一緒のプログラマブル論理、適切なソフトウェアと一緒のマイクロプロセッサまたはデジタル信号プロセッサ(DSP)など、1つまたは複数のプログラム内蔵、汎用プロセッサ、あるいは上記の任意の組合せを実装するように設定され得る。たとえば、処理回路4201は、2つの中央処理ユニット(CPU)を含み得る。データは、コンピュータによる使用に好適な形態での情報であり得る。
【0188】
図示された実施形態では、入出力インターフェース4205は、入力デバイス、出力デバイス、または入出力デバイスに通信インターフェースを提供するように設定され得る。UE4200は、入出力インターフェース4205を介して出力デバイスを使用するように設定され得る。出力デバイスは、入力デバイスと同じタイプのインターフェースポートを使用し得る。たとえば、UE4200への入力およびUE4200からの出力を提供するために、USBポートが使用され得る。出力デバイスは、スピーカー、サウンドカード、ビデオカード、ディスプレイ、モニタ、プリンタ、アクチュエータ、エミッタ、スマートカード、別の出力デバイス、またはそれらの任意の組合せであり得る。UE4200は、ユーザがUE4200に情報をキャプチャすることを可能にするために、入出力インターフェース4205を介して入力デバイスを使用するように設定され得る。入力デバイスは、タッチセンシティブまたはプレゼンスセンシティブディスプレイ、カメラ、マイクロフォン、センサー、マウス、トラックボール、方向性パッド、トラックパッド、スクロールホイール、スマートカードなどを含み得る。プレゼンスセンシティブディスプレイは、ユーザからの入力を検知するための容量性または抵抗性タッチセンサーを含み得る。センサーは、たとえば、加速度計、ジャイロスコープ、チルトセンサー、力センサー、磁力計、光センサー、近接度センサー、別の同様のセンサー、またはそれらの任意の組合せであり得る。たとえば、入力デバイスは、加速度計、磁力計、デジタルカメラ、マイクロフォン、および光センサーであり得る。
【0189】
図11では、RFインターフェース4209は、送信機、受信機、およびアンテナなど、RF構成要素に通信インターフェースを提供するように設定され得る。ネットワーク接続インターフェース4211は、ネットワーク4243aに通信インターフェースを提供するように設定され得る。ネットワーク4243aは、ローカルエリアネットワーク(LAN)、ワイドエリアネットワーク(WAN)、コンピュータネットワーク、無線ネットワーク、通信ネットワーク、別の同様のネットワークまたはそれらの任意の組合せなど、有線および/または無線ネットワークを包含し得る。たとえば、ネットワーク4243aは、Wi-Fiネットワークを備え得る。ネットワーク接続インターフェース4211は、イーサネット、TCP/IP、SONET、ATMなど、1つまたは複数の通信プロトコルに従って通信ネットワーク上で1つまたは複数の他のデバイスと通信するために使用される、受信機および送信機インターフェースを含むように設定され得る。ネットワーク接続インターフェース4211は、通信ネットワークリンク(たとえば、光学的、電気的など)に適した受信機および送信機機能を実装し得る。送信機および受信機機能は、回路構成要素、ソフトウェアまたはファームウェアを共有し得るか、あるいは、代替的に、別個に実装され得る。
【0190】
RAM4217は、オペレーティングシステム、アプリケーションプログラム、およびデバイスドライバなど、ソフトウェアプログラムの実行中に、データまたはコンピュータ命令の記憶またはキャッシングを提供するために、バス4202を介して処理回路4201にインターフェースするように設定され得る。ROM4219は、処理回路4201にコンピュータ命令またはデータを提供するように設定され得る。たとえば、ROM4219は、不揮発性メモリに記憶される、基本入出力(I/O)、起動、またはキーボードからのキーストロークの受信など、基本システム機能のための、不変低レベルシステムコードまたはデータを記憶するように設定され得る。記憶媒体4221は、RAM、ROM、プログラマブル読取り専用メモリ(PROM)、消去可能プログラマブル読取り専用メモリ(EPROM)、電気的消去可能プログラマブル読取り専用メモリ(EEPROM)、磁気ディスク、光ディスク、フロッピーディスク、ハードディスク、リムーバブルカートリッジ、またはフラッシュドライブなど、メモリを含むように設定され得る。一例では、記憶媒体4221は、オペレーティングシステム4223と、ウェブブラウザアプリケーション、ウィジェットまたはガジェットエンジン、あるいは別のアプリケーションなどのアプリケーションプログラム4225と、データファイル4227とを含むように設定され得る。記憶媒体4221は、UE4200による使用のために、多様な様々なオペレーティングシステムまたはオペレーティングシステムの組合せのうちのいずれかを記憶し得る。
【0191】
記憶媒体4221は、独立ディスクの冗長アレイ(RAID)、フロッピーディスクドライブ、フラッシュメモリ、USBフラッシュドライブ、外部ハードディスクドライブ、サムドライブ、ペンドライブ、キードライブ、高密度デジタル多用途ディスク(HD-DVD)光ディスクドライブ、内蔵ハードディスクドライブ、Blu-Ray光ディスクドライブ、ホログラフィックデジタルデータ記憶(HDDS)光ディスクドライブ、外部ミニデュアルインラインメモリモジュール(DIMM)、シンクロナスダイナミックランダムアクセスメモリ(SDRAM)、外部マイクロDIMM SDRAM、加入者識別モジュールまたはリムーバブルユーザ識別情報(SIM/RUIM)モジュールなどのスマートカードメモリ、他のメモリ、あるいはそれらの任意の組合せなど、いくつかの物理ドライブユニットを含むように設定され得る。記憶媒体4221は、UE4200が、一時的または非一時的メモリ媒体に記憶されたコンピュータ実行可能命令、アプリケーションプログラムなどにアクセスすること、データをオフロードすること、あるいはデータをアップロードすることを可能にし得る。通信システムを利用する製造品などの製造品は、記憶媒体4221中に有形に具現され得、記憶媒体4221はデバイス可読媒体を備え得る。
【0192】
図11では、処理回路4201は、通信サブシステム4231を使用してネットワーク4243bと通信するように設定され得る。ネットワーク4243aとネットワーク4243bとは、同じ1つまたは複数のネットワークまたは異なる1つまたは複数のネットワークであり得る。通信サブシステム4231は、ネットワーク4243bと通信するために使用される1つまたは複数のトランシーバを含むように設定され得る。たとえば、通信サブシステム4231は、IEEE802.11、CDMA、WCDMA、GSM、LTE、UTRAN、WiMaxなど、1つまたは複数の通信プロトコルに従って、無線アクセスネットワーク(RAN)の別のWD、UE、または基地局など、無線通信が可能な別のデバイスの1つまたは複数のリモートトランシーバと通信するために使用される、1つまたは複数のトランシーバを含むように設定され得る。各トランシーバは、RANリンクに適した送信機機能または受信機機能をそれぞれ実装するための、送信機4233および/または受信機4235を含み得る。さらに、各トランシーバの送信機4233および受信機4235は、回路構成要素、ソフトウェアまたはファームウェアを共有し得るか、あるいは、代替的に、別個に実装され得る。
【0193】
通信サブシステム4231の通信機能は、データ通信、ボイス通信、マルチメディア通信、Bluetoothなどの短距離通信、ニアフィールド通信、ロケーションを決定するための全地球測位システム(GPS)の使用などのロケーションベース通信、別の同様の通信機能、またはそれらの任意の組合せを含み得る。たとえば、通信サブシステム4231は、セルラ通信と、Wi-Fi通信と、Bluetooth通信と、GPS通信とを含み得る。ネットワーク4243bは、ローカルエリアネットワーク(LAN)、ワイドエリアネットワーク(WAN)、コンピュータネットワーク、無線ネットワーク、通信ネットワーク、別の同様のネットワークまたはそれらの任意の組合せなど、有線および/または無線ネットワークを包含し得る。たとえば、ネットワーク4243bは、セルラネットワーク、Wi-Fiネットワーク、および/またはニアフィールドネットワークであり得る。電源4213は、UE4200の構成要素に交流(AC)または直流(DC)電力を提供するように設定され得る。
【0194】
本明細書で説明される特徴、利益および/または機能は、UE4200の構成要素のうちの1つにおいて実装されるか、またはUE4200の複数の構成要素にわたって区分され得る。さらに、本明細書で説明される特徴、利益、および/または機能は、ハードウェア、ソフトウェアまたはファームウェアの任意の組合せで実装され得る。一例では、通信サブシステム4231は、本明細書で説明される構成要素のうちのいずれかを含むように設定され得る。さらに、処理回路4201は、バス4202上でそのような構成要素のうちのいずれかと通信するように設定され得る。別の例では、そのような構成要素のうちのいずれかは、処理回路4201によって実行されたとき、本明細書で説明される対応する機能を実施する、メモリに記憶されたプログラム命令によって表され得る。別の例では、そのような構成要素のうちのいずれかの機能は、処理回路4201と通信サブシステム4231との間で区分され得る。別の例では、そのような構成要素のうちのいずれかの非計算集約的機能が、ソフトウェアまたはファームウェアで実装され得、計算集約的機能がハードウェアで実装され得る。
【0195】
図12は、いくつかの実施形態によって実装される機能が仮想化され得る、仮想化環境4300のブロック図である。本コンテキストでは、仮想化することは、ハードウェアプラットフォーム、記憶デバイスおよびネットワーキングリソースを仮想化することを含み得る、装置またはデバイスの仮想バージョンを作成することを意味する。本明細書で使用される仮想化は、ノード、たとえば、仮想化された基地局または仮想化された無線アクセスノードに、あるいはデバイス、たとえば、UE、無線デバイスまたは任意の他のタイプの通信デバイス、またはそのデバイスの構成要素に適用され得、機能の少なくとも一部分が、たとえば、1つまたは複数のネットワークにおいて1つまたは複数の物理処理ノード上で実行する、1つまたは複数のアプリケーション、構成要素、機能、仮想マシンまたはコンテナを介して、1つまたは複数の仮想構成要素として実装される、実装形態に関する。
【0196】
本明細書で説明される機能の一部または全部は、ハードウェアノード4330のうちの1つまたは複数によってホストされる1つまたは複数の仮想環境4300において実装される1つまたは複数の仮想マシンによって実行される、仮想構成要素として実装され得る。さらに、仮想ノードが、無線アクセスノードではないか、または無線コネクティビティを必要としない実施形態では、ネットワークノードは完全に仮想化され得る。
【0197】
機能は、本明細書で開示される実施形態のうちのいくつかの特徴、機能、および/または利益のうちのいくつかを実装するように動作可能な、代替的に、ソフトウェアインスタンス、仮想アプライアンス、ネットワーク機能、仮想ノード、仮想ネットワーク機能などと呼ばれることがある、1つまたは複数のアプリケーション4320によって実装され得る。アプリケーション4320は、処理回路4360とメモリ4390とを備えるハードウェア4330を提供する、仮想化環境4300において稼働される。メモリ4390は、処理回路4360によって実行可能な命令4395を含んでおり、それにより、アプリケーション4320は、本明細書で開示される特徴、利益、および/または機能のうちの1つまたは複数を提供するように動作可能である。
【0198】
仮想化環境4300は、1つまたは複数のプロセッサのセットまたは処理回路4360を備える、汎用または専用のネットワークハードウェアデバイス4330を備え、1つまたは複数のプロセッサのセットまたは処理回路4360は、商用オフザシェルフ(COTS)プロセッサ、専用の特定用途向け集積回路(ASIC)、あるいは、デジタルもしくはアナログハードウェア構成要素または専用プロセッサを含む任意の他のタイプの処理回路であり得る。各ハードウェアデバイスはメモリ4390-1を備え得、メモリ4390-1は、処理回路4360によって実行される命令4395またはソフトウェアを一時的に記憶するための非永続的メモリであり得る。各ハードウェアデバイスは、ネットワークインターフェースカードとしても知られる、1つまたは複数のネットワークインターフェースコントローラ(NIC)4370を備え得、ネットワークインターフェースコントローラ(NIC)4370は物理ネットワークインターフェース4380を含む。各ハードウェアデバイスは、処理回路4360によって実行可能なソフトウェア4395および/または命令を記憶した、非一時的、永続的、マシン可読記憶媒体4390-2をも含み得る。ソフトウェア4395は、1つまたは複数の仮想化レイヤ4350をインスタンス化するためのソフトウェア、仮想マシン4340を実行するためのソフトウェア、ならびに、それが、本明細書で説明されるいくつかの実施形態との関係において説明される機能、特徴および/または利益を実行することを可能にする、ソフトウェアを含む、任意のタイプのソフトウェアを含み得る。
【0199】
仮想マシン4340は、仮想処理、仮想メモリ、仮想ネットワーキングまたはインターフェース、および仮想ストレージを備え、対応する仮想化レイヤ4350またはハイパーバイザによって稼働され得る。仮想アプライアンス4320の事例の異なる実施形態が、仮想マシン4340のうちの1つまたは複数上で実装され得、実装は異なるやり方で行われ得る。
【0200】
動作中に、処理回路4360は、ソフトウェア4395を実行してハイパーバイザまたは仮想化レイヤ4350をインスタンス化し、ハイパーバイザまたは仮想化レイヤ4350は、時々、仮想マシンモニタ(VMM)と呼ばれることがある。仮想化レイヤ4350は、仮想マシン4340に、ネットワーキングハードウェアのように見える仮想動作プラットフォームを提示し得る。
【0201】
図12に示されているように、ハードウェア4330は、一般的なまたは特定の構成要素をもつスタンドアロンネットワークノードであり得る。ハードウェア4330は、アンテナ43225を備え得、仮想化を介していくつかの機能を実装し得る。代替的に、ハードウェア4330は、多くのハードウェアノードが協働し、特に、アプリケーション4320のライフサイクル管理を監督する、管理およびオーケストレーション(MANO)43100を介して管理される、たとえば、データセンタまたは顧客構内機器の場合のような、ハードウェアのより大きいクラスタの一部であり得る。
【0202】
ハードウェアの仮想化は、いくつかのコンテキストにおいて、ネットワーク機能仮想化(NFV)と呼ばれる。NFVは、多くのネットワーク機器タイプを、データセンタおよび顧客構内機器中に位置し得る、業界標準高ボリュームサーバハードウェア、物理スイッチ、および物理ストレージ上にコンソリデートするために使用され得る。
【0203】
NFVのコンテキストでは、仮想マシン4340は、プログラムを、それらのプログラムが、物理的な仮想化されていないマシン上で実行しているかのように稼働する、物理マシンのソフトウェア実装形態であり得る。仮想マシン4340の各々と、その仮想マシンに専用のハードウェアであろうと、および/またはその仮想マシンによって仮想マシン4340のうちの他の仮想マシンと共有されるハードウェアであろうと、その仮想マシンを実行するハードウェア4330のその一部とは、別個の仮想ネットワークエレメント(VNE)を形成する。
【0204】
さらにNFVのコンテキストでは、仮想ネットワーク機能(VNF)は、ハードウェアネットワーキングインフラストラクチャ4330の上の1つまたは複数の仮想マシン4340において稼働する特定のネットワーク機能をハンドリングすることを担当し、図12中のアプリケーション4320に対応する。
【0205】
各々、1つまたは複数の送信機43220と1つまたは複数の受信機43210とを含む、1つまたは複数の無線ユニット43200は、1つまたは複数のアンテナ43225に結合され得る。無線ユニット43200は、1つまたは複数の適切なネットワークインターフェースを介してハードウェアノード4330と直接通信し得、無線アクセスノードまたは基地局など、無線能力をもつ仮想ノードを提供するために仮想構成要素と組み合わせて使用され得る。
【0206】
何らかのシグナリングが、ハードウェアノード4330と無線ユニット43200との間の通信のために代替的に使用され得る制御システム43230を使用して、実現され得る。
【0207】
図13は、いくつかの実施形態による、中間ネットワークを介してホストコンピュータに接続された通信ネットワークのブロック図である。図13を参照すると、一実施形態によれば、通信システムが、無線アクセスネットワークなどのアクセスネットワーク4411とコアネットワーク4414とを備える、3GPPタイプセルラネットワークなどの通信ネットワーク4410を含む。アクセスネットワーク4411は、NB、eNB、gNBまたは他のタイプの無線アクセスポイントなど、複数の基地局4412a、4412b、4412cを備え、各々が、対応するカバレッジエリア4413a、4413b、4413cを規定する。各基地局4412a、4412b、4412cは、有線接続または無線接続4415上でコアネットワーク4414に接続可能である。カバレッジエリア4413c中に位置する第1のUE4491が、対応する基地局4412cに無線で接続するか、または対応する基地局4412cによってページングされるように設定される。カバレッジエリア4413a中の第2のUE4492が、対応する基地局4412aに無線で接続可能である。この例では複数のUE4491、4492が示されているが、開示される実施形態は、唯一のUEがカバレッジエリア中にある状況、または唯一のUEが、対応する基地局4412に接続している状況に等しく適用可能である。
【0208】
通信ネットワーク4410は、それ自体、ホストコンピュータ4430に接続され、ホストコンピュータ4430は、スタンドアロンサーバ、クラウド実装サーバ、分散サーバのハードウェアおよび/またはソフトウェアにおいて、あるいはサーバファーム中の処理リソースとして具現され得る。ホストコンピュータ4430は、サービスプロバイダの所有または制御下にあり得、あるいはサービスプロバイダによってまたはサービスプロバイダに代わって動作され得る。通信ネットワーク4410とホストコンピュータ4430との間の接続4421および4422は、コアネットワーク4414からホストコンピュータ4430に直接延び得るか、または随意の中間ネットワーク4420を介して進み得る。中間ネットワーク4420は、パブリックネットワーク、プライベートネットワークまたはホストされたネットワークのうちの1つ、またはそれらのうちの2つ以上の組合せであり得、中間ネットワーク4420は、もしあれば、バックボーンネットワークまたはインターネットであり得、特に、中間ネットワーク4420は、2つまたはそれ以上のサブネットワーク(図示せず)を備え得る。
【0209】
図13の通信システムは全体として、接続されたUE4491、4492とホストコンピュータ4430との間のコネクティビティを可能にする。コネクティビティは、オーバーザトップ(OTT)接続4450として説明され得る。ホストコンピュータ4430および接続されたUE4491、4492は、アクセスネットワーク4411、コアネットワーク4414、任意の中間ネットワーク4420、および考えられるさらなるインフラストラクチャ(図示せず)を媒介として使用して、OTT接続4450を介して、データおよび/またはシグナリングを通信するように設定される。OTT接続4450は、OTT接続4450が通過する、参加する通信デバイスが、アップリンクおよびダウンリンク通信のルーティングに気づいていないという意味で、透過的であり得る。たとえば、基地局4412は、接続されたUE4491にフォワーディング(たとえば、ハンドオーバ)されるべき、ホストコンピュータ4430から発生したデータを伴う着信ダウンリンク通信の過去のルーティングについて、知らされないことがあるかまたは知らされる必要がない。同様に、基地局4412は、UE4491から発生してホストコンピュータ4430に向かう発信アップリンク通信の将来のルーティングに気づいている必要がない。
【0210】
図14は、部分的無線接続上でホストコンピュータが基地局を介してユーザ機器と通信することのブロック図である。次に、一実施形態による、前の段落において説明されたUE、基地局およびホストコンピュータの例示的な実装形態が、図14を参照しながら説明される。通信システム4500では、ホストコンピュータ4510が、通信システム4500の異なる通信デバイスのインターフェースとの有線接続または無線接続をセットアップおよび維持するように設定された通信インターフェース4516を含む、ハードウェア4515を備える。ホストコンピュータ4510は、記憶能力および/または処理能力を有し得る、処理回路4518をさらに備える。
【0211】
特に、処理回路4518は、命令を実行するように適応された、1つまたは複数のプログラマブルプロセッサ、特定用途向け集積回路、フィールドプログラマブルゲートアレイ、またはこれらの組合せ(図示せず)を備え得る。ホストコンピュータ4510は、ホストコンピュータ4510に記憶されるかまたはホストコンピュータ4510によってアクセス可能であり、処理回路4518によって実行可能である、ソフトウェア4511をさらに備える。ソフトウェア4511はホストアプリケーション4512を含む。ホストアプリケーション4512は、UE4530およびホストコンピュータ4510において終端するOTT接続4550を介して接続するUE4530など、リモートユーザにサービスを提供するように動作可能であり得る。リモートユーザにサービスを提供する際に、ホストアプリケーション4512は、OTT接続4550を使用して送信されるユーザデータを提供し得る。
【0212】
通信システム4500は、通信システム中に提供される基地局4520をさらに含み、基地局4520は、基地局4520がホストコンピュータ4510およびUE4530と通信することを可能にするハードウェア4525を備える。ハードウェア4525は、通信システム4500の異なる通信デバイスのインターフェースとの有線接続または無線接続をセットアップおよび維持するための通信インターフェース4526、ならびに基地局4520によってサーブされるカバレッジエリア(図13に図示せず)中に位置するUE4530との少なくとも無線接続4570をセットアップおよび維持するための無線インターフェース4527を含み得る。通信インターフェース4526は、ホストコンピュータ4510への接続4560を容易にするように設定され得る。接続4560は直接であり得るか、あるいは、接続4560は、通信システムのコアネットワーク(図14に図示せず)を、および/または通信システムの外部の1つまたは複数の中間ネットワークを通過し得る。図示の実施形態では、基地局4520のハードウェア4525は、処理回路4528をさらに含み、処理回路4528は、命令を実行するように適応された、1つまたは複数のプログラマブルプロセッサ、特定用途向け集積回路、フィールドプログラマブルゲートアレイ、またはこれらの組合せ(図示せず)を備え得る。基地局4520は、内部的に記憶されるかまたは外部接続を介してアクセス可能なソフトウェア4521をさらに有する。
【0213】
通信システム4500は、すでに言及されたUE4530をさらに含む。UE4530のハードウェア4535は、UE4530が現在位置するカバレッジエリアをサーブする基地局との無線接続4570をセットアップおよび維持するように設定された、無線インターフェース4537を含み得る。UE4530のハードウェア4535は、処理回路4538をさらに含み、処理回路4538は、命令を実行するように適応された、1つまたは複数のプログラマブルプロセッサ、特定用途向け集積回路、フィールドプログラマブルゲートアレイ、またはこれらの組合せ(図示せず)を備え得る。UE4530は、UE4530に記憶されるかまたはUE4530によってアクセス可能であり、処理回路4538によって実行可能である、ソフトウェア4531をさらに備える。ソフトウェア4531はクライアントアプリケーション4532を含む。クライアントアプリケーション4532は、ホストコンピュータ4510のサポートのもとに、UE4530を介して人間のまたは人間でないユーザにサービスを提供するように動作可能であり得る。ホストコンピュータ4510では、実行しているホストアプリケーション4512は、UE4530およびホストコンピュータ4510において終端するOTT接続4550を介して、実行しているクライアントアプリケーション4532と通信し得る。ユーザにサービスを提供する際に、クライアントアプリケーション4532は、ホストアプリケーション4512から要求データを受信し、要求データに応答してユーザデータを提供し得る。OTT接続4550は、要求データとユーザデータの両方を転送し得る。クライアントアプリケーション4532は、クライアントアプリケーション4532が提供するユーザデータを生成するためにユーザと対話し得る。
【0214】
図17に示されているホストコンピュータ4510、基地局4520およびUE4530は、それぞれ、図16のホストコンピュータ4430、基地局4412a、4412b、4412cのうちの1つ、およびUE4491、4492のうちの1つと同様または同等であり得ることに留意されたい。つまり、これらのエンティティの内部の働きは、図14に示されているようなものであり得、別個に、周囲のネットワークトポロジーは、図13のものであり得る。
【0215】
図14では、OTT接続4550は、仲介デバイスとこれらのデバイスを介したメッセージの正確なルーティングとへの明示的言及なしに、基地局4520を介したホストコンピュータ4510とUE4530との間の通信を示すために抽象的に描かれている。ネットワークインフラストラクチャが、ルーティングを決定し得、ネットワークインフラストラクチャは、UE4530からまたはホストコンピュータ4510を動作させるサービスプロバイダから、またはその両方からルーティングを隠すように設定され得る。OTT接続4550がアクティブである間、ネットワークインフラストラクチャは、さらに、ネットワークインフラストラクチャが(たとえば、ネットワークの負荷分散考慮または再設定に基づいて)ルーティングを動的に変更する判断を行い得る。
【0216】
UE4530と基地局4520との間の無線接続4570は、本開示全体にわたって説明される実施形態の教示に従う。様々な実施形態のうちの1つまたは複数は、無線接続4570が最後のセグメントを形成するOTT接続4550を使用して、UE4530に提供されるOTTサービスの性能を改善し得る。より正確には、これらの実施形態の教示は、ランダムアクセス速度を改善し、および/またはランダムアクセス障害レートを低減し、それにより、より速いおよび/またはより信頼できるランダムアクセスなどの利益を提供し得る。
【0217】
1つまたは複数の実施形態が改善する、データレート、レイテンシおよび他のファクタを監視する目的での、測定プロシージャが提供され得る。測定結果の変動に応答して、ホストコンピュータ4510とUE4530との間のOTT接続4550を再設定するための随意のネットワーク機能がさらにあり得る。測定プロシージャおよび/またはOTT接続4550を再設定するためのネットワーク機能は、ホストコンピュータ4510のソフトウェア4511およびハードウェア4515でまたはUE4530のソフトウェア4531およびハードウェア4535で、またはその両方で実装され得る。実施形態では、OTT接続4550が通過する通信デバイスにおいて、またはその通信デバイスに関連して、センサー(図示せず)が展開され得、センサーは、上記で例示された監視された量の値を供給すること、またはソフトウェア4511、4531が監視された量を算出または推定し得る他の物理量の値を供給することによって、測定プロシージャに参加し得る。OTT接続4550の再設定は、メッセージフォーマット、再送信セッティング、好ましいルーティングなどを含み得、再設定は、基地局4520に影響を及ぼす必要がなく、再設定は、基地局4520に知られていないかまたは知覚不可能であり得る。そのようなプロシージャおよび機能は、当技術分野において知られ、実践され得る。いくつかの実施形態では、測定は、スループット、伝搬時間、レイテンシなどのホストコンピュータ4510の測定を容易にするプロプライエタリUEシグナリングを伴い得る。測定は、ソフトウェア4511および4531が、ソフトウェア4511および4531が伝搬時間、エラーなどを監視する間にOTT接続4550を使用して、メッセージ、特に空のまたは「ダミー」メッセージが送信されることを引き起こすことにおいて、実装され得る。
【0218】
図15は、いくつかの実施形態による、ホストコンピュータと、基地局と、ユーザ機器とを含む通信システムにおいて実装される方法のブロック図である。通信システムは、図10図11を参照しながら説明されたものであり得る、ホストコンピュータと基地局とUEとを含む。本開示の簡単のために、図15への図面参照のみがこのセクションに含まれる。ステップ4610において、ホストコンピュータはユーザデータを提供する。ステップ4610の(随意であり得る)サブステップ4611において、ホストコンピュータは、ホストアプリケーションを実行することによって、ユーザデータを提供する。ステップ4620において、ホストコンピュータは、UEにユーザデータを搬送する送信を始動する。(随意であり得る)ステップ4630において、基地局は、本開示全体にわたって説明される実施形態の教示に従って、ホストコンピュータが始動した送信において搬送されたユーザデータをUEに送信する。(また、随意であり得る)ステップ4640において、UEは、ホストコンピュータによって実行されるホストアプリケーションに関連するクライアントアプリケーションを実行する。
【0219】
図16は、いくつかの実施形態による、ホストコンピュータと、基地局と、ユーザ機器とを含む通信システムにおいて実装される方法のブロック図である。通信システムは、図10図11を参照しながら説明されたものであり得る、ホストコンピュータと基地局とUEとを含む。本開示の簡単のために、図16への図面参照のみがこのセクションに含まれる。方法のステップ4710において、ホストコンピュータはユーザデータを提供する。随意のサブステップ(図示せず)において、ホストコンピュータは、ホストアプリケーションを実行することによって、ユーザデータを提供する。ステップ4720において、ホストコンピュータは、UEにユーザデータを搬送する送信を始動する。送信は、本開示全体にわたって説明される実施形態の教示に従って、基地局を介して進み得る。(随意であり得る)ステップ4730において、UEは、送信において搬送されたユーザデータを受信する。
【0220】
図17は、いくつかの実施形態による、ホストコンピュータと、基地局と、ユーザ機器とを含む通信システムにおいて実装される方法のブロック図である。通信システムは、図10図11を参照しながら説明されたものであり得る、ホストコンピュータと基地局とUEとを含む。本開示の簡単のために、図16への図面参照のみがこのセクションに含まれる。(随意であり得る)ステップ4810において、UEは、ホストコンピュータによって提供された入力データを受信する。追加または代替として、ステップ4820において、UEはユーザデータを提供する。ステップ4820の(随意であり得る)サブステップ4821において、UEは、クライアントアプリケーションを実行することによって、ユーザデータを提供する。ステップ4810の(随意であり得る)サブステップ4811において、UEは、ホストコンピュータによって提供された受信された入力データに反応してユーザデータを提供する、クライアントアプリケーションを実行する。ユーザデータを提供する際に、実行されたクライアントアプリケーションは、ユーザから受信されたユーザ入力をさらに考慮し得る。ユーザデータが提供された特定の様式にかかわらず、UEは、(随意であり得る)サブステップ4830において、ホストコンピュータへのユーザデータの送信を始動する。方法のステップ4840において、ホストコンピュータは、本開示全体にわたって説明される実施形態の教示に従って、UEから送信されたユーザデータを受信する。
【0221】
図18は、いくつかの実施形態による、ホストコンピュータと、基地局と、ユーザ機器とを含む通信システムにおいて実装される方法のブロック図である。図18は、一実施形態による、通信システムにおいて実装される方法を示すフローチャートである。通信システムは、図10図11を参照しながら説明されたものであり得る、ホストコンピュータと基地局とUEとを含む。本開示の簡単のために、図18への図面参照のみがこのセクションに含まれる。(随意であり得る)ステップ4910において、本開示全体にわたって説明される実施形態の教示に従って、基地局は、UEからユーザデータを受信する。(随意であり得る)ステップ4920において、基地局は、ホストコンピュータへの、受信されたユーザデータの送信を始動する。(随意であり得る)ステップ4930において、ホストコンピュータは、基地局によって始動された送信において搬送されたユーザデータを受信する。
【0222】
本明細書で開示される任意の適切なステップ、方法、特徴、機能、または利益は、1つまたは複数の仮想装置の1つまたは複数の機能ユニットまたはモジュールを通して実施され得る。各仮想装置は、いくつかのこれらの機能ユニットを備え得る。これらの機能ユニットは、1つまたは複数のマイクロプロセッサまたはマイクロコントローラを含み得る、処理回路、ならびに、デジタル信号プロセッサ(DSP)、専用デジタル論理などを含み得る、他のデジタルハードウェアを介して実装され得る。処理回路は、読取り専用メモリ(ROM)、ランダムアクセスメモリ(RAM)、キャッシュメモリ、フラッシュメモリデバイス、光記憶デバイスなど、1つまたはいくつかのタイプのメモリを含み得る、メモリに記憶されたプログラムコードを実行するように設定され得る。メモリに記憶されたプログラムコードは、1つまたは複数の通信および/またはデータ通信プロトコルを実行するためのプログラム命令、ならびに本明細書で説明される技法のうちの1つまたは複数を行うための命令を含む。いくつかの実装形態では、処理回路は、それぞれの機能ユニットに、本開示の1つまたは複数の実施形態による、対応する機能を実施させるために使用され得る。
【0223】
図19は、図2図3および図4において説明された、UEへのMBSサービスの送信のための方法およびネットワークノードおよびUEを実装する例示的なコンピューティング環境1900を開示する。図19に示されているように、コンピューティング環境1900は、制御ユニット1902および算術論理ユニット(ALU)1904を装備した少なくとも1つのデータ処理ユニット1906と、メモリ1908と、ストレージ1910と、複数のネットワーキングデバイス1914と、複数の入出力(I/O)デバイス1912とを備える。データ処理ユニット1906は、アルゴリズムの命令を処理することを担当する。たとえば、データ処理ユニット1906は、ネットワークノードのプロセッサと等価である。データ処理ユニット1906は、メモリ1908に記憶されたソフトウェア命令を実行することが可能である。データ処理ユニット1906は、その処理を実施するために、制御ユニット1902からコマンドを受信する。さらに、命令の実行に関与する論理演算および算術演算が、ALU1904の助けをかりて算出される。
【0224】
コンピュータプログラムは、たとえば、(UEまたはネットワークノードなどの)電子装置中に備えられ得る、データ処理ユニット1906にロード可能であり得る。データ処理ユニット1906にロードされたとき、コンピュータプログラムは、データプロセッサに関連するか、またはデータプロセッサ中に備えられる、メモリ1908に記憶され得る。いくつかの実施形態によれば、コンピュータプログラムは、データ処理ユニット1906にロードされ、データ処理ユニット1906によって稼働されたとき、たとえば、図2図3および図4に示されている、またはさもなければ本明細書で説明される方法のいずれかによる、方法ステップの実行を引き起こし得る。
【0225】
全体的なコンピューティング環境1900は、複数のホモジニアスおよび/またはヘテロジニアスコア、異なる種類の複数のCPU、特殊な媒体および他のアクセラレータから構成され得る。データ処理ユニット1906は、アルゴリズムの命令を処理することを担当する。さらに、複数のデータ処理ユニット1906は、単一のチップ上に、または複数のチップにわたって位置し得る。
【0226】
実装に必要とされる命令およびコードを備えるアルゴリズムは、メモリ1908またはストレージ1910のいずれか、あるいはその両方に記憶される。実行時に、命令は、対応するメモリ1908および/またはストレージ1910からフェッチされ、データ処理ユニット1906によって実行され得る。
【0227】
ハードウェア実装形態の場合、様々なネットワーキングデバイス1914または外部I/Oデバイス1912は、ネットワーキングデバイス1914およびI/Oデバイス1912を通した実装をサポートするためにコンピューティング環境に接続され得る。
【0228】
本明細書で開示される実施形態は、少なくとも1つのハードウェアデバイス上で稼働し、エレメントを制御するためにネットワーク管理機能を実施する、少なくとも1つのソフトウェアプログラムを通して実装され得る。図19に示されているエレメントは、ハードウェアデバイス、またはハードウェアデバイスとソフトウェアモジュールとの組合せのうちの少なくとも1つであり得る、ブロックを含む。
【0229】
特定の実施形態の上記の説明は、本明細書の実施形態の一般的な性質を十分に明らかにするので、他者が、現在の知識を適用することによって、一般概念から逸脱することなくそのような特定の実施形態を様々なアプリケーションのために容易に修正しおよび/または適応させることができ、したがって、そのような適応および修正は、開示される実施形態の意味および等価の範囲内で理解されるべきであり、理解されるものとする。本明細書で採用される語法または専門用語は、説明の目的のためのものであり、限定の目的のためのものではないことを理解されたい。したがって、本明細書の実施形態は、好ましい実施形態に関して説明されたが、当業者は、本明細書の実施形態が、本開示の範囲内で修正を加えて実施され得ることを認識されよう。
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
図13
図14
図15
図16
図17
図18
図19
【手続補正書】
【提出日】2025-03-27
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
無線通信ネットワーク(100)におけるユーザ機器(UE)(103)へのマルチキャストおよびブロードキャストサービス(MBS)の送信のための、ターゲットネットワークノード(101b)によって実施される方法(200)であって、前記方法(200)は、
- 前記UE(103)がソースネットワークノード(101a)とのMBSセッションに関与すると決定すること(202)と、
- 前記UEが前記ソースネットワークノード(101a)との前記MBSセッションに関与すると前記決定したときに、
i. 前記MBSセッションに関係する前記UE(103)のMBSコンテキストを取得すること(208)と、
ii. 前記ターゲットネットワークノード(101b)からのMBSデータの継続的受信を可能にするために前記UE(103)によって収集されるべき前記MBSセッションに関連するポイントツーマルチポイント(PTM)設定情報のプロビジョニングを決定すること(210)と
を含み、
前記UE(103)が前記ソースネットワークノード(101a)とのMBSセッションに関与すると前記決定するステップが、
- 前記UE(103)がアイドル状態および非アクティブ状態のうちの1つにあるとき、前記UE(103)から、前記UE(103)が前記ソースネットワークノードとのMBSセッションに関与することを指示するメッセージを受信すること
を含む、方法。
【請求項2】
- 前記MBSについての1つまたは複数のネットワークパラメータと、前記UE(103)の能力情報と、1つまたは複数のMBSパラメータとのうちの1つまたは複数に基づいて、MBSデータの受信のために前記UE(103)のRRC状態を判断すること(201)
をさらに含む、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記メッセージが、ランダムアクセスプロシージャのメッセージA(MSG A)と、メッセージ3(MSG3)と、メッセージ5(MSG5)とのうちの1つである、請求項1または2に記載の方法。
【請求項4】
前記MSG3が、原因を伴うRRCセットアップ要求と、原因を伴うRRC再開要求と、RRCシステム情報要求と、1つまたは複数の一時モバイルグループ識別子(TMGI)とのうちの1つまたは複数を含む、請求項に記載の方法。
【請求項5】
前記MSG5が、TMGIを含むRRCセットアップ完了メッセージと、TMGIを含むRRC再開完了メッセージとのうちの1つまたは複数を含む、請求項に記載の方法。
【請求項6】
- 前記UEがRRC接続状態にあるとき、ソースネットワークノード(101a)から、前記MBSセッションに関係する前記UEの前記MBSコンテキストを含むハンドオーバ要求メッセージを受信すること
をさらに含む、請求項からのいずれか一項に記載の方法。
【請求項7】
前記MBSセッションに関係する前記UEの前記MBSコンテキストが、UE(103)識別子と、セッション識別子と、一時モバイルグループ識別情報(TMGI)と、ソースネットワークノード識別子とのうちの1つまたは複数を含む、請求項1からのいずれか一項に記載の方法。
【請求項8】
前記UE(103)が前記ソースネットワークノード(101a)との前記MBSセッションに関与するとき、前記MBSセッションに関係する前記UE(103)の前記MBSコンテキストを前記取得するステップが、
- 前記ソースネットワークノード(101a)と、
- コアネットワーク(CN)におけるアクセスおよびモビリティ管理機能(AMF)(105)と
のうちの1つまたは複数から前記MBSコンテキストを取得することを含む、請求項1からのいずれか一項に記載の方法。
【請求項9】
前記ソースネットワークノード(101a)から前記MBSコンテキストを前記取得するステップは、
- 前記UE(103)がRRC非アクティブ状態にあると決定することと、
- 前記UE(103)から前記MBSセッションに関係する再開識別情報を受信することと、
- 前記ソースネットワークノード(101a)における前記UEの前記MBSコンテキストを識別するために、前記ソースネットワークノード(101a)に前記再開識別情報を送信することと、
- 前記ソースネットワークノード(101a)から前記UEの前記MBSコンテキストを取得することと
を含む、請求項に記載の方法。
【請求項10】
前記CNにおける前記AMF(105)から、前記MBSセッションに関係する前記UE(103)の前記MBSコンテキストを前記取得するステップは、
- 前記UE(103)がRRCアイドル状態にあると決定することと、
- 前記MBSセッションに関係する情報を受信することであって、前記情報が、前記UEからのサービング一時モバイル加入者識別情報(S-TMSI)と、一時モバイルグループ識別情報(TMGI)と、セッション識別子(ID)とのうちの1つまたは複数を含む、前記MBSセッションに関係する情報を受信することと、
- 初期UEメッセージを前記AMF(105)に送信することによって、前記AMF(105)とのRRC接続確立を実施することと、
- 前記UEに関連する前記TMGIを前記AMFに送信することと、
- 前記UE(103)のMBSコンテキストが前記AMF(105)において利用可能であると決定することと、
- 前記MBSコンテキストが前記AMF(105)において利用可能であるとき、前記UEの前記MBSコンテキストをNGAPメッセージ中で取得することと
を含む、請求項に記載の方法。
【請求項11】
- 前記UE(103)の前記MBSコンテキストが前記AMF(105)において利用不可能であると決定することと、
- 前記UE(103)の前記MBSコンテキストが前記AMFにおいて利用不可能であるとき、前記UE(105)のための新しいMBSセッションを始動するための指示を前記AMF(105)から受信することと
をさらに含む、請求項10に記載の方法。
【請求項12】
前記PTM設定情報が、前記MBSセッションのためのPTM設定を含み、前記MBSセッションのための前記PTM設定は、
- サービス識別子と、
- セッション識別子と、
- グループ無線ネットワーク一時識別子(G-RNTI)と、
- PTMデータのスケジューリングに関係する情報と、
- 少なくとも1つの隣接ノードが前記MBSセッションを送信することを指示する情報と、
- 前記ターゲットネットワークノードによってサーブされるセルのためのPTM設定と、
- 前記ターゲットネットワークノードにおける1つまたは複数のMBSセッションのためのPTM設定と
のうちの1つまたは複数を含む、請求項1から11のいずれか一項に記載の方法。
【請求項13】
前記MBSセッションに関連する前記PTM設定情報を送信するステップが、
- メッセージB(MSG B)またはメッセージ4(MSG4)中で、前記PTM設定を前記UE(103)に送信することと、
- メッセージ6(MSG6)中で、前記PTM設定を前記UEに送信することと、
- 前記ハンドオーバ要求メッセージが前記ソースネットワークノードから受信されたとき、MBS設定情報を含むハンドオーバ要求確認応答メッセージ中で、前記PTM設定を前記ソースネットワークノードに送信することと
を含む、請求項1からまたは12のいずれか一項に記載の方法。
【請求項14】
前記MSG Bまたは前記MSG4は、
- 前記PTM設定情報を指示するシステム情報ブロック(SIB)と、
- 前記PTM設定情報を指示する新しい情報エレメント(IE)と、
- 前記ターゲットネットワークノードからのMBSデータの前記受信を継続するためにRRC状態を変更すべきか否かの指示と、
- 前記UE(103)がRRC非アクティブ状態にあるとき、中断されたPTP無線ベアラを再開するための指示と、
- 前記UE(103)がRRC接続状態にあるとき、新しいPTP無線ベアラを設定するための指示と
のうちの1つまたは複数を含む、請求項13に記載の方法。
【請求項15】
前記MSG6が、
- 前記ターゲットネットワークノード(101b)からのMBSデータの前記受信を継続するためにRRC状態を変更すべきか否かの指示と、
- MBSデータの受信のために、PTP無線ベアラを使用すべきなのかPTM無線ベアラを使用すべきなのかの指示と
のうちの1つまたは複数を含む、請求項13または14に記載の方法。
【請求項16】
- 前記UEの前記MBSセッションが、前記ターゲットネットワークノード(101b)によってサーブされるエリアにおける1つまたは複数の追加のUE(103a~103n)に提供されると決定することであって、前記MBSセッションが、ポイントツーポイント(PTP)ベアラを使用して前記1つまたは複数の追加のUE(103a~103n)に提供される、前記UEの前記MBSセッションが1つまたは複数の追加のUE(103a~103n)に提供されると決定することと、
- 前記1つまたは複数の追加のUE(103a~103n)に対して、前記PTPベアラをPTMベアラに切り替えることを判断することと、
- 前記UE(103)への前記MBSデータの送信のために、前記PTM設定を前記1つまたは複数の追加のUE(103a~103n)にプロビジョニングすることを決定することと
をさらに含む、請求項1から15のいずれか一項に記載の方法。
【請求項17】
- 前記UE(103)の前記MBSセッションが、前記ターゲットネットワークノード(101b)によってサーブされる前記エリアにおける前記1つまたは複数の追加のUE(103a~103n)に提供されないと決定することと、
- AMF(105)との新しいMBSセッション加入プロシージャを始動することと、
- 前記MBSデータの受信のために、PTM設定のプロビジョニングのためにPTPベアラを使用するための指示を前記UE(103)に送信することと
をさらに含む、請求項16に記載の方法。
【請求項18】
無線通信ネットワーク(100)におけるユーザ機器(UE)(103)がマルチキャストおよびブロードキャストサービス(MBS)の継続的受信を実施することを可能にするための、ソースネットワークノード(101a)によって実施される方法(300)であって、前記方法(300)は、
- 前記UE(103)がモビリティにあり、前記ソースネットワークノード(101a)とのMBSセッションに関与すると決定すること(302)と、
- 前記UE(103)がモビリティにある間に、1つまたは複数の隣接ネットワークノード(101b~101n)に、前記MBSセッションに関係するMBSコンテキストを送信すること(308)であって、前記1つまたは複数の隣接ネットワークノードのうちの1つがターゲットネットワークノード(101b)である、前記MBSセッションに関係するMBSコンテキストを送信すること(308)と
- 1つまたは複数の隣接ネットワークノード(101b~101n)から、前記MBSセッションの設定情報を含むハンドオーバ要求確認応答メッセージ中で、PTM設定を受信することと、
- 前記UE(103)に前記MBSセッションの前記設定情報を含むRRC再設定メッセージを送信することと
を含む、方法(300)。
【請求項19】
前記UE(103)がモビリティにある間に、1つまたは複数の隣接ネットワークノードに、前記MBSセッションに関係するMBSコンテキストを前記送信するステップは、
- 前記UEが、モビリティ中にRRC接続状態にあると決定することと、
- 前記UE(103)からハンドオーバ要求メッセージを受信することと、
- 1つまたは複数の隣接ネットワークノード(101b-101n)に、前記MBSセッションに関係する前記UEの前記MBSコンテキストを含む前記ハンドオーバ要求メッセージを送信することと
を含む、請求項18に記載の方法。
【請求項20】
PTM設定情報が、前記MBSセッションのためのPTM設定を含み、前記MBSセッションのための前記PTM設定は、
- サービス識別子と、
- セッション識別子と、
- グループ無線ネットワーク一時識別子(G-RNTI)と、
- PTMデータのスケジューリングに関係する情報と、
- 少なくとも1つの隣接ノードが前記MBSセッションを送信することを指示する情報と
のうちの1つまたは複数を含む、請求項18または19に記載の方法。
【請求項21】
前記MBSコンテキストが、前記ソースネットワークノード(101a)によって割り振られたコンテキスト識別子を使用して識別される、請求項18から20のいずれか一項に記載の方法。
【請求項22】
無線通信ネットワーク(100)におけるターゲットネットワークノード(101b)からのマルチキャストおよびブロードキャストサービス(MBS)の受信のための、ユーザ機器(UE)(103)によって実施される方法(400)であって、前記方法(400)は、
- ソースネットワークノード(101a)とのMBSセッションが、前記UE(103)において進行中であると決定すること(402)と、
- 前記ソースネットワークノードとの前記MBSセッションが進行中であることを指示するメッセージを送信すること(404)と、
- 前記送信されたメッセージに基づいて、ターゲットネットワークノード(101b)からのMBSデータの継続的受信のために収集されるべき前記MBSセッションに関連するポイントツーマルチポイント(PTM)設定情報を受信することを決定すること(408)と
を含み、
前記ソースネットワークノードとの前記MBSセッションが進行中であることを指示するメッセージを前記送信するステップ(404)は、
- 前記UEがアイドル状態および非アクティブ状態のうちの1つにある間に、前記ターゲットネットワークノード(101b)に、前記UEが前記ソースネットワークノードとの前記MBSセッションに関与することを指示するメッセージを送信することをさらに含む、方法(400)
【請求項23】
前記メッセージが、ランダムアクセスプロシージャのメッセージA(MSG A)と、メッセージ3(MSG3)と、メッセージ5(MSG5)とのうちの1つである、請求項22に記載の方法。
【請求項24】
前記MSG Aまたは前記MSG3が、原因を伴うRRCセットアップ要求と、原因を伴うRRC再開要求と、RRCシステム情報要求と、指示と、1つまたは複数の一時モバイルグループ識別子(TMGI)とのうちの1つまたは複数を含む、請求項23に記載の方法。
【請求項25】
前記MSG5が、TMGIを含むRRCセットアップ完了メッセージと、TMGIを含むRRC再開完了メッセージとのうちの1つまたは複数を含む、請求項24に記載の方法。
【請求項26】
- 前記UE(103)がRRC接続状態にある間に、ソースネットワークノード(101a)に、前記MBSセッションに関係する前記UEのMBSコンテキストを含むハンドオーバ要求メッセージを送信すること
をさらに含む、請求項22に記載の方法。
【請求項27】
前記MBSセッションに関係する前記UEの前記MBSコンテキストが、UE識別子と、セッション識別子と、一時モバイルグループ識別情報(TMGI)と、ソースノード識別子とのうちの1つまたは複数を含む、請求項22から26のいずれか一項に記載の方法。
【請求項28】
前記PTM設定情報が、前記MBSセッションのためのPTM設定を含み、前記MBSセッションのための前記PTM設定は、
- サービス識別子と、
- セッション識別子と、
- グループ無線ネットワーク一時識別子(G-RNTI)と、
- PTMデータのスケジューリングに関係する情報と、
- 少なくとも1つの隣接ノードが前記MBSセッションを送信することを指示する情報と、
- 前記ターゲットノードによってサーブされるセルにおける1つまたは複数の進行中のMBSセッションのためのPTM設定情報と
のうちの1つまたは複数を含む、請求項22から27のいずれか一項に記載の方法。
【請求項29】
前記ターゲットネットワークノード(101b)から、前記MBSセッションに関連する前記PTM設定情報を受信するステップが、
- メッセージB(MSG B)またはメッセージ4(MSG4)中で、前記PTM設定を受信することと、
- メッセージ6(MSG6)プロシージャ中で、前記PTM設定を受信することと、
- 前記ソースネットワークノードから、MBS設定情報を含むハンドオーバ要求確認応答メッセージ中で、前記PTM設定を受信することと
を含む、請求項22から28のいずれか一項に記載の方法。
【請求項30】
前記MSG Bまたは前記MSG4は、
- 前記PTM設定情報を指示するシステム情報ブロック(SIB)と、
- 前記PTM設定情報を指示する新しい情報エレメント(IE)と、
- 前記ターゲットネットワークノードからのMBSデータの前記受信を継続するためにRRC状態を変更すべきか否かの指示と、
- 前記UE(103)がRRC非アクティブ状態にあるとき、中断されたPTP無線ベアラを再開するための指示と、
- 前記UE(103)がRRC接続状態にあるとき、新しいPTP無線ベアラを設定するための指示と
のうちの1つまたは複数を含む、請求項29に記載の方法。
【請求項31】
前記MSG6が、
- 前記ターゲットネットワークノードからのMBSデータの前記受信を継続するためにRRC状態を変更すべきか否かの指示と、
- MBSデータの受信のために、PTP無線ベアラを使用すべきなのか、PTM無線ベアラを使用すべきなのかの指示と
のうちの1つまたは複数を含む、請求項29に記載の方法。
【請求項32】
無線通信ネットワーク(100)におけるユーザ機器(UE)(103)へのマルチキャストおよびブロードキャストサービス(MBS)の送信のためのターゲットネットワークノード(101b)であって、前記ターゲットネットワークノード(101b)は、
- 前記UE(103)がソースネットワークノード(101a)とのMBSセッションに関与すると決定すること(202)と、
- 前記UEが前記ソースネットワークノード(101a)との前記MBSセッションに関与すると前記決定したときに、
i. 前記MBSセッションに関係する前記UE(103)のMBSコンテキストを取得すること(208)と、
ii. 前記ターゲットネットワークノード(101b)からのMBSデータの継続的受信を可能にするためにUE(103)によって収集されるべき前記MBSセッションに関連するポイントツーマルチポイント(PTM)設定情報を送信すること(210)と
を行うために適応され
前記ターゲットネットワークノード(101b)は、
- 前記UE(103)がアイドル状態および非アクティブ状態のうちの1つにあるとき、前記UE(103)から、前記UE(103)が前記ソースネットワークノードとのMBSセッションに関与することを指示するメッセージを受信すること
によって、前記UE(103)が前記ソースネットワークノード(101a)とのMBSセッションに関与すると決定することを行うために適応された、ターゲットネットワークノード(101b)。
【請求項33】
前記ターゲットネットワークノード(101b)が、
- 前記MBSについての1つまたは複数のネットワークパラメータと、前記UE(103)の能力情報と、1つまたは複数のMBSパラメータとのうちの1つまたは複数に基づいて、MBSデータの受信のために前記UE(103)のRRC状態を判断すること(201)
を行うためにさらに適応された、請求項32に記載のターゲットネットワークノード(101b)。
【請求項34】
前記メッセージが、ランダムアクセスプロシージャのメッセージA(MSG A)と、メッセージ3(MSG3)と、メッセージ5(MSG5)とのうちの1つである、請求項32または33に記載のターゲットネットワークノード(101b)。
【請求項35】
前記MSG Aまたは前記MSG3が、原因を伴うRRCセットアップ要求と、原因を伴うRRC再開要求と、RRCシステム情報要求と、1つまたは複数の一時モバイルグループ識別子(TMGI)とのうちの1つまたは複数を含む、請求項34に記載のターゲットネットワークノード(101b)。
【請求項36】
前記MSG5が、TMGIを含むRRCセットアップ完了メッセージと、TMGIを含むRRC再開完了メッセージとのうちの1つまたは複数を含む、請求項34に記載のターゲットネットワークノード(101b)。
【請求項37】
前記ターゲットノード(101b)は、
- 前記UEがRRC接続状態にあるとき、ソースネットワークノード(101a)から、前記MBSセッションに関係する前記UEの前記MBSコンテキストを含むハンドオーバ要求メッセージを受信すること
を行うためにさらに適応された、請求項32から36のいずれか一項に記載のターゲットネットワークノード(101b)。
【請求項38】
前記MBSセッションに関係する前記UEの前記MBSコンテキストが、UE(103)識別子と、セッション識別子と、一時モバイルグループ識別情報(TMGI)と、ソースネットワークノード識別子とのうちの1つまたは複数を含む、請求項32から37のいずれか一項に記載のターゲットネットワークノード(101b)。
【請求項39】
前記ターゲットネットワークノード(101b)は、前記UE(103)が前記ソースネットワークノード(101a)との前記MBSセッションに関与するとき、前記MBSセッションに関係する前記UE(103)の前記MBSコンテキストを取得することを、
- 前記ソースネットワークノード(101a)と、
- コアネットワーク(CN)におけるアクセスおよびモビリティ管理機能(AMF)(105)と
のうちの1つまたは複数から前記MBSコンテキストを取得することによって、行うために適応された、請求項32から38のいずれか一項に記載のターゲットネットワークノード(101b)。
【請求項40】
前記ターゲットネットワークノード(101b)は、前記ソースネットワークノード(101a)から前記MBSコンテキストを取得することを、
- 前記UE(103)がRRC非アクティブ状態にあると決定することと、
- 前記UE(103)から前記MBSセッションに関係する再開識別情報を受信することと、
- 前記ソースネットワークノード(101a)における前記UEの前記MBSコンテキストを識別するために、前記ソースネットワークノード(101a)に前記再開識別情報を送信することと、
- 前記ソースネットワークノード(101a)から前記UEの前記MBSコンテキストを取得することと
によって、行うために適応された、請求項32から38のいずれか一項に記載のターゲットネットワークノード(101b)。
【請求項41】
前記ターゲットネットワークノード(101b)は、前記CNにおける前記AMF(105)から、前記MBSセッションに関係する前記UE(103)の前記MBSコンテキストを取得することを、
- 前記UE(103)がRRCアイドル状態にあると決定することと、
- 前記MBSセッションに関係する情報を受信することであって、前記情報が、前記UEからのサービング一時モバイル加入者識別情報(S-TMSI)と、一時モバイルグループ識別情報(TMGI)と、セッション識別子(ID)とのうちの1つまたは複数を含む、前記MBSセッションに関係する情報を受信することと、
- 初期UEメッセージを前記AMF(105)に送信することによって、前記AMF(105)とのRRC接続確立を実施することと、
- 前記UEに関連する前記TMGIを前記AMFに送信することと、
- 前記UE(103)のMBSコンテキストが前記AMF(105)において利用可能であると決定することと、
- 前記MBSコンテキストが前記AMF(105)において利用可能であるとき、前記UEの前記MBSコンテキストをNGAPメッセージ中で取得することと
によって、行うために適応された、請求項39に記載のターゲットネットワークノード(101b)。
【請求項42】
前記ターゲットネットワークノード(101b)は、
- 前記UE(103)の前記MBSコンテキストが前記AMF(105)において利用不可能であると決定することと、
- 前記UE(103)の前記MBSコンテキストが前記AMFにおいて利用不可能であるとき、前記UE(105)のための新しいセッションを始動するための指示を前記AMF(105)から受信することと
を行うためにさらに適応された、請求項41に記載のターゲットネットワークノード(101b)。
【請求項43】
前記PTM設定情報が、前記MBSセッションのためのPTM設定を含み、前記MBSセッションのための前記PTM設定は、
- サービス識別子と、
- セッション識別子と、
- グループ無線ネットワーク一時識別子(G-RNTI)と、
- PTMデータのスケジューリングに関係する情報と、
- 少なくとも1つの隣接ノードが前記MBSセッションを送信することを指示する情報と、
- 前記ターゲットネットワークノードによってサーブされるセルのためのPTM設定と、
- 前記ターゲットネットワークノードにおける1つまたは複数のMBSセッションのためのPTM設定と、
- 前記ターゲットノードによってサーブされるセルにおける1つまたは複数の進行中のMBSセッションのためのPTM設定情報と
のうちの1つまたは複数を含む、請求項32から42のいずれか一項に記載のターゲットネットワークノード(101b)。
【請求項44】
前記ターゲットネットワークノード(101b)は、前記MBSセッションに関連する前記PTM設定情報を送信することを、
- メッセージB(MSG B)、メッセージ4(MSG4)中で、前記PTM設定を前記UE(103)に送信することと、
- メッセージ6(MSG6)中で、前記PTM設定を前記UEに送信することと、
- 前記ハンドオーバ要求メッセージが前記ソースネットワークノードから受信されたとき、MBS設定情報を含むハンドオーバ要求確認応答メッセージ中で、前記PTM設定を前記ソースネットワークノードに送信することと
によって、行うために適応された、請求項32から37または43のいずれか一項に記載のターゲットネットワークノード(101b)。
【請求項45】
前記MSG4は、
- 前記PTM設定情報を指示するシステム情報ブロック(SIB)と、
- 前記PTM設定情報を指示する新しい情報エレメント(IE)と、
- 前記ターゲットネットワークノードからのMBSデータの前記受信を継続するためにRRC状態を変更すべきか否かの指示と、
- 前記UE(103)がRRC非アクティブ状態にあるとき、中断されたPTP無線ベアラを再開するための指示と、
- 前記UE(103)がRRC接続状態にあるとき、新しいPTP無線ベアラを設定するための指示と
のうちの1つまたは複数を含む、請求項43または44に記載のターゲットネットワークノード(101b)。
【請求項46】
前記MSG6が、
- 前記ターゲットネットワークノード(101b)からのMBSデータの前記受信を継続するためにRRC状態を変更すべきか否かの指示と、
- MBSデータの受信のために、PTP無線ベアラを使用すべきなのか、PTM無線ベアラを使用すべきなのかの指示と
のうちの1つまたは複数を含む、請求項43から45のいずれか一項に記載のターゲットネットワークノード(101b)。
【請求項47】
前記ターゲットネットワークノード(101b)は、
- 前記UEの前記MBSセッションが、前記ターゲットネットワークノード(101b)によってサーブされるエリアにおける1つまたは複数の追加のUE(103a~103n)に提供されると決定することであって、前記MBSセッションが、ポイントツーポイント(PTP)ベアラを使用して前記1つまたは複数の追加のUE(103a~103n)に提供される、前記UEの前記MBSセッションが1つまたは複数の追加のUE(103a~103n)に提供されると決定することと、
- 前記1つまたは複数の追加のUE(103a~103n)に対して、前記PTPベアラをPTMベアラに切り替えることを判断することと、
- 前記UE(103)への前記MBSデータの送信のために、前記PTM設定を前記1つまたは複数の追加のUE(103a~103n)に送信することと
を行うためにさらに適応された、請求項32から46のいずれか一項に記載のターゲットネットワークノード(101b)。
【請求項48】
前記ターゲットネットワークノード(101b)は、
- 前記UE(103)の前記MBSセッションが、前記ターゲットネットワークノード(101b)によってサーブされる前記エリアにおける前記1つまたは複数の追加のUE(103a~103n)に提供されないと決定することと、
- AMF(105)との新しいMBSセッション加入プロシージャを始動することと、
- 前記MBSデータの受信のために、PTPベアラを使用するための指示を前記UE(103)に送信することと
を行うためにさらに適応された、請求項47に記載のターゲットネットワークノード(101b)。
【請求項49】
無線通信ネットワーク(100)におけるユーザ機器(UE)(103)がマルチキャストおよびブロードキャストサービス(MBS)の継続的受信を実施することを可能にするためのソースネットワークノード(101a)であって、前記ソースネットワークノード(101a)は、
- 前記UE(103)がモビリティにあり、前記ソースネットワークノード(101a)とのMBSセッションに関与すると決定すること(302)と、
- 前記UE(103)がモビリティにある間に、1つまたは複数の隣接ネットワークノード(101b~101n)に、前記MBSセッションに関係するMBSコンテキストを送信すること(308)であって、前記1つまたは複数の隣接ネットワークノードのうちの1つがターゲットネットワークノード(101b)である、前記MBSセッションに関係するMBSコンテキストを送信すること(308)と
を行うために適応され、さらに、
- 1つまたは複数の隣接ネットワークノード(101b~101n)から、前記MBSセッションの設定情報を含むハンドオーバ要求確認応答メッセージ中で、PTM設定を受信することと、
- 前記UE(103)に前記MBSセッションの前記設定情報を含むRRC再設定メッセージを送信することと
を行うために適応された、ソースネットワークノード(101a)。
【請求項50】
前記ソースネットワークノード(101a)は、前記UE(103)がモビリティにある間に、1つまたは複数の隣接ネットワークノードに、前記MBSセッションに関係するMBSコンテキストを送信することを、
- 前記UEが、モビリティ中にRRC接続状態にあると決定することと、
- 前記UE(103)からハンドオーバ要求メッセージを受信することと、
- 1つまたは複数の隣接ネットワークノード(101b-101n)に、前記MBSセッションに関係する前記UEの前記MBSコンテキストを含む前記ハンドオーバ要求メッセージを送信することと
によって、行うために適応された、請求項49に記載のソースネットワークノード(101a)。
【請求項51】
PTM設定情報が、前記MBSセッションのためのPTM設定を含み、前記MBSセッションのための前記PTM設定は、
- サービス識別子と、
- セッション識別子と、
- グループ無線ネットワーク一時識別子(G-RNTI)と、
- PTMデータのスケジューリングに関係する情報と、
- 少なくとも1つの隣接ノードが前記MBSセッションを送信することを指示する情報と
のうちの1つまたは複数を含む、請求項49または50に記載のソースネットワークノード(101a)。
【請求項52】
前記ソースネットワークノード(101a)が、前記ソースネットワークノード(101a)によって割り振られたコンテキスト識別子を使用して前記MBSコンテキストを識別することを行うために適応された、請求項49から51のいずれか一項に記載のソースネットワークノード(101a)。
【請求項53】
無線通信ネットワーク(100)におけるターゲットネットワークノード(101b)からのマルチキャストおよびブロードキャストサービス(MBS)の受信のためのユーザ機器(UE)(103)であって、前記UE(103)は、
- ソースネットワークノード(101a)とのMBSセッションが、前記UE(103)において進行中であると決定すること(402)と、
- 前記ソースネットワークノードとの前記MBSセッションが進行中であることを指示するメッセージを送信すること(404)と、
- 前記送信されたメッセージに基づいて、ターゲットネットワークノード(101b)からのMBSデータの継続的受信のために収集されるべき前記MBSセッションに関連するポイントツーマルチポイント(PTM)設定情報を受信すること(408)を決定することと
を行うために適応され、さらに、
前記UE(103)は、前記ソースネットワークノードとの前記MBSセッションが進行中であることを指示するメッセージを送信すること(404)を、
- 前記UEがアイドル状態および非アクティブ状態のうちの1つにある間に、前記ターゲットネットワークノード(101b)に、前記UEが前記ソースネットワークノードとの前記MBSセッションに関与することを指示するメッセージを送信すること
によって、行うために適応された、ユーザ機器(UE)(103)。
【請求項54】
前記メッセージが、ランダムアクセスプロシージャのメッセージB(MSG B)と、メッセージ3(MSG3)と、メッセージ5(MSG5)とのうちの1つである、請求項53に記載のUE(103)。
【請求項55】
前記MSG Bまたは前記MSG3が、原因を伴うRRCセットアップ要求と、原因を伴うRRC再開要求と、RRCシステム情報要求と、指示と、1つまたは複数の一時モバイルグループ識別子(TMGI)とのうちの1つまたは複数を含む、請求項54に記載のUE(103)。
【請求項56】
前記MSG5が、TMGIを含むRRCセットアップ完了メッセージと、TMGIを含むRRC再開完了メッセージとのうちの1つまたは複数を含む、請求項54に記載のUE(103)。
【請求項57】
前記UE(103)は、
- 前記UE(103)がRRC接続状態にある間に、ソースネットワークノード(101a)に、前記MBSセッションに関係する前記UEのMBSコンテキストを含むハンドオーバ要求メッセージを送信すること
を行うためにさらに適応された、請求項53に記載のUE(103)。
【請求項58】
前記MBSセッションに関係する前記UEの前記MBSコンテキストが、UE識別子と、セッション識別子と、一時モバイルグループ識別情報(TMGI)と、ソースノード識別子とのうちの1つまたは複数を含む、請求項53から57のいずれか一項に記載のUE(103)。
【請求項59】
前記PTM設定情報が、前記MBSセッションのためのPTM設定を含み、前記MBSセッションのための前記PTM設定は、
- サービス識別子と、
- セッション識別子と、
- グループ無線ネットワーク一時識別子(G-RNTI)と、
- PTMデータのスケジューリングに関係する情報と、
- 少なくとも1つの隣接ノードが前記MBSセッションを送信することを指示する情報と、
- 前記ターゲットノードによってサーブされるセルにおける1つまたは複数の進行中のMBSセッションのためのPTM設定情報と
のうちの1つまたは複数を含む、請求項53から58のいずれか一項に記載のUE(103)。
【請求項60】
前記UE(103)は、前記ターゲットネットワークノード(101b)から、前記MBSセッションに関連する前記PTM設定情報を受信することを、
- 前記UE(103)がRRC非アクティブ状態にあるとき、メッセージB(MSG B)またはメッセージ4(MSG4)中で、前記PTM設定を受信することと、
- 前記UEがRRCアイドル状態にあるとき、メッセージ6(MSG6)プロシージャ中で、前記PTM設定を受信することと、
- 前記ソースネットワークノードから、MBS設定情報を含むハンドオーバ要求確認応答メッセージ中で、前記PTM設定を受信することと
によって、行うために適応された、請求項53から59のいずれか一項に記載のUE(103)。
【請求項61】
前記MSG Bまたは前記MSG4は、
- 前記PTM設定情報を指示するシステム情報ブロック(SIB)と、
- 前記PTM設定情報を指示する新しい情報エレメント(IE)と、
- 前記ターゲットネットワークノードからのMBSデータの前記受信を継続するためにRRC状態を変更すべきか否かの指示と、
- 前記UE(103)がRRC非アクティブ状態にあるとき、中断されたPTP無線ベアラを再開するための指示と、
- 前記UE(103)がRRC接続状態にあるとき、新しいPTP無線ベアラを設定するための指示と
のうちの1つまたは複数を含む、請求項60に記載のUE(103)。
【請求項62】
前記MSG6が、
- 前記ターゲットネットワークノードからのMBSデータの前記受信を継続するためにRRC状態を変更すべきか否かの指示と、
- MBSデータの受信のために、PTP無線ベアラを使用すべきなのか、PTM無線ベアラを使用すべきなのかの指示と
のうちの1つまたは複数を含む、請求項60に記載のUE(103)。
【外国語明細書】