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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2025099928
(43)【公開日】2025-07-03
(54)【発明の名称】電気機器ユニット
(51)【国際特許分類】
   H01M 50/296 20210101AFI20250626BHJP
   H01M 50/298 20210101ALI20250626BHJP
   H01M 50/204 20210101ALI20250626BHJP
   H01M 50/258 20210101ALI20250626BHJP
   H05K 7/00 20060101ALI20250626BHJP
【FI】
H01M50/296
H01M50/298
H01M50/204 101
H01M50/258
H05K7/00 L
【審査請求】未請求
【請求項の数】12
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2023216928
(22)【出願日】2023-12-22
(71)【出願人】
【識別番号】000002945
【氏名又は名称】オムロン株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110002860
【氏名又は名称】弁理士法人秀和特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】猿渡 直人
(72)【発明者】
【氏名】岩井 一
(72)【発明者】
【氏名】井上 勇輝
(72)【発明者】
【氏名】生駒 学
【テーマコード(参考)】
4E352
5H040
【Fターム(参考)】
4E352AA02
4E352AA03
4E352BB02
4E352CC34
4E352DR02
4E352DR25
4E352GG12
4E352GG25
5H040AA03
5H040AA12
5H040AA32
5H040AT06
5H040AY05
5H040AY10
5H040DD05
(57)【要約】
【課題】コネクタ同士の接続を容易に行うことが可能な技術を提供する。
【解決手段】複数の電気機器を含む電気機器ユニットであって、複数の電気機器のうちの第1電気機器は、第1筐体と、第1筐体内に配置された第1コネクタ及び第1ケーブルを有し、第1筐体に対する第1コネクタの位置及び姿勢を変更可能な第1コネクタ部と、第1筐体に形成され、第1コネクタを露出する第1開口と、を備え、複数の電気機器のうちの第2電気機器は、第2筐体と、第2筐体内に配置された第2コネクタ及び第2ケーブルを有する第2コネクタ部と、第2筐体に形成され、第2コネクタを露出する第2開口と、を備え、第1開口と第2開口とが対向した状態で、第1コネクタが動かされることにより、第2コネクタに対して、第1コネクタが接続可能である。
【選択図】図2
【特許請求の範囲】
【請求項1】
複数の電気機器を含む電気機器ユニットであって、
前記複数の電気機器のうちの第1電気機器は、第1筐体と、前記第1筐体内に配置された第1コネクタ及び第1ケーブルを有し、前記第1筐体に対する前記第1コネクタの位置及び姿勢を変更可能な第1コネクタ部と、前記第1筐体に形成され、前記第1コネクタを露出する第1開口と、を備え、
前記複数の電気機器のうちの第2電気機器は、第2筐体と、前記第2筐体内に配置された第2コネクタ及び第2ケーブルを有する第2コネクタ部と、前記第2筐体に形成され、前記第2コネクタを露出する第2開口と、を備え、
前記第1開口と前記第2開口とが対向した状態で、前記第1コネクタが動かされることにより、前記第2コネクタに対して、前記第1コネクタが接続可能である、
電気機器ユニット。
【請求項2】
前記第1電気機器は、前記第1筐体に形成され、前記第1開口が向いている方向と直交する方向に配置された第1孔部と、前記第1孔部を覆う第1蓋部と、を備え、
前記第1孔部は、前記第1筐体内の前記第1コネクタが配置された空間に繋がっている、
請求項1に記載の電気機器ユニット。
【請求項3】
前記第2筐体に対する前記第2コネクタの位置及び姿勢が固定されている、
請求項1に記載の電気機器ユニット。
【請求項4】
前記第1筐体と前記第2筐体との間にシーリング部が配置されており、
前記シーリング部の内側に、前記第1開口と、前記第2開口とが配置されている、
請求項1に記載の電気機器ユニット。
【請求項5】
前記複数の電気機器のうちの一つ又は複数の第3電気機器は、第3筐体と、前記第3筐体内に配置された第3コネクタ及び第3ケーブルを有し、前記第3筐体に対する前記第3コネクタの位置及び姿勢を変更可能な第3コネクタ部と、前記第3筐体に形成され、前記第3コネクタを露出する第3開口と、前記第3筐体内に配置された第4コネクタ及び第4ケーブルを有する第4コネクタ部と、前記第3筐体に形成され、前記第4コネクタを露出する第4開口と、を備え、
前記第1開口と、前記第1電気機器に隣接する前記第3電気機器の前記第4開口とが対向した状態で、前記第1コネクタが動かされることにより、前記第1電気機器に隣接する前記第3電気機器の前記第4コネクタに対して、前記第1コネクタが接続可能であり、
前記第2開口と、前記第2電気機器に隣接する前記第3電気機器の前記第3開口とが対向した状態で、前記第2電気機器に隣接する前記第3電気機器の前記第3コネクタが動かされることにより、前記第2コネクタに対して、前記第2電気機器に隣接する前記第3電気機器の前記第3コネクタが接続可能である、
請求項1に記載の電気機器ユニット。
【請求項6】
前記一つ又は複数の第3電気機器は、前記第3筐体に形成され、前記第3開口が向いている方向と直交する方向に配置された第2孔部と、前記第2孔部を覆う第2蓋部と、を備え、
前記第2孔部は、前記第3筐体内の前記第3コネクタが配置された空間に繋がっている、
請求項5に記載の電気機器ユニット。
【請求項7】
前記第3筐体に対する前記第4コネクタの位置及び姿勢が固定されている、
請求項5に記載の電気機器ユニット。
【請求項8】
前記第1筐体と、前記第1電気機器に隣接する前記第3電気機器の前記第3筐体との間に、第1シーリング部が配置されており、
前記第2筐体と、前記第2電気機器に隣接する前記第3電気機器の前記第3筐体との間に、第2シーリング部が配置されており、
前記第1シーリング部の内側に、前記第1開口と、前記第1電気機器に隣接する前記第3電気機器の前記第4開口とが配置されており、
前記第2シーリング部の内側に、前記第2開口と、前記第2電気機器に隣接する前記第3電気機器の前記第3開口とが配置されている、
請求項5に記載の電気機器ユニット。
【請求項9】
前記複数の第3電気機器のうちの隣接する2つの前記第3電気機器の一方の前記第3開口と、隣接する前記2つの前記第3電気機器の他方の前記第4開口と、が対向した状態で、隣接する前記2つの前記第3電気機器の一方の前記第3コネクタが動かされることにより、隣接する前記2つの前記第3電気機器の他方の前記第4コネクタに対して、隣接する前記2つの前記第3電気機器の一方の前記第3コネクタが接続可能である、
請求項5に記載の電気機器ユニット。
【請求項10】
前記第1筐体と、前記第1電気機器に隣接する前記第3電気機器の前記第3筐体との間に、第1シーリング部が配置されており、
前記第2筐体と、前記第2電気機器に隣接する前記第3電気機器の前記第3筐体との間に、第2シーリング部が配置されており、
隣接する前記2つの前記第3電気機器の一方の前記第3筐体と、隣接する前記2つの前記第3電気機器の他方の前記第3筐体との間に、第3シーリング部が配置されており、
前記第1シーリング部の内側に、前記第1開口と、前記第1電気機器に隣接する前記第3電気機器の前記第4開口とが配置されており、
前記第2シーリング部の内側に、前記第2開口と、前記第2電気機器に隣接する前記第3電気機器の前記第3開口とが配置されており、
前記第3シーリング部の内側に、隣接する前記2つの前記第3電気機器の一方の前記第3開口と、隣接する前記2つの前記第3電気機器の他方の前記第4開口とが配置されている、
請求項9に記載の電気機器ユニット。
【請求項11】
前記第1電気機器及び前記第2電気機器の一方は、蓄電地であり、
前記第1電気機器及び前記第2電気機器の他方は、制御部である、
請求項1から10の何れか一項に記載の電気機器ユニット。
【請求項12】
前記第1電気機器及び前記第2電気機器の一方は、蓄電地であり、
前記第1電気機器及び前記第2電気機器の他方は、制御部であり、
前記一つ又は複数の第3電気機器は、蓄電池である、
請求項5から10の何れか一項に記載の電気機器ユニット。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、電気機器ユニットに関する。
【背景技術】
【0002】
特許文献1、2には、蓄電容量の増加に対応できる蓄電池装置が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2019-164914号公報
【特許文献2】特開2019-164915号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
複数の蓄電池を組み合わせて、一つの蓄電池ユニットを構成する場合、水滴や埃等を避けるためには、全ての蓄電池の筐体が気密構造である必要があるか、または予め蓄電池の増設を想定した大きな筐体が必要である。また、複数の蓄電池を連結する場合、各蓄電池間を接続するための防水コネクタが必要である。そのため、製品単価が高くなったり、製品サイズが大きくなったりしている。例えば、複数の蓄電池を上下にスタックする場合、下側の蓄電池のコネクタを凸型とすることで、上側の蓄電池のコネクタと下側の蓄電池のコネクタとを接続する方法がある。この方法では、下側の蓄電池のコネクタの破損を回避するために、上側の蓄電池のコネクタと下側の蓄電池のコネクタとを高い精度で位置合わせする必要があり、コネクタ同士の接続が容易ではない。
【0005】
本発明は上記実情に鑑みてなされたものであって、その目的とするところは、コネクタ同士の接続を容易に行うことが可能な技術を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の一観点によれば、複数の電気機器を含む電気機器ユニットであって、前記複数の電気機器のうちの第1電気機器は、第1筐体と、前記第1筐体内に配置された第1コネクタ及び第1ケーブルを有し、前記第1筐体に対する前記第1コネクタの位置及び姿勢を変更可能な第1コネクタ部と、前記第1筐体に形成され、前記第1コネクタを露出する第1開口と、を備え、前記複数の電気機器のうちの第2電気機器は、第2筐体と、前記第2筐体内に配置された第2コネクタ及び第2ケーブルを有する第2コネクタ部と、前記第2筐体に形成され、前記第2コネクタを露出する第2開口と、を備え、前記第1開口と前記第2開口とが対向した状態で、前記第1コネクタが動かされることにより、前記第2コネクタに対して、前記第1コネクタが接続可能である、電気機器ユニットが提供される。
【0007】
第1電気機器の第1コネクタが動かされることにより、第2電気機器の第2コネクタに対して、第1電気機器の第1コネクタが接続可能であるため、コネクタ同士の接続を容易に行うことが可能である。第1電気機器の第1コネクタは、第1筐体内に配置されており、第1筐体の外部に突起していない。第2電気機器の第2コネクタは、第2筐体内に配置されており、第2筐体の外部に突起していない。第1電気機器の第1コネクタと第2電気機器の第2コネクタとを接続する際、第1電気機器の第1コネクタ及び第2電気機器の第2コネクタが破損するリスクが低い。
【0008】
前記第1電気機器は、前記第1筐体に形成され、前記第1開口が向いている方向と直交する方向に配置された第1孔部と、前記第1孔部を覆う第1蓋部と、を備え、前記第1孔
部は、前記第1筐体内の前記第1コネクタが配置された空間に繋がっている。ユーザーは、第1電気機器の第1コネクタと第2電気機器の第2コネクタとの接続状態を、第1電気機器の第1筐体の第1孔部を介して視認することで、第1電気機器の第1コネクタと第2電気機器の第2コネクタとの接続不良を回避することができる。
【0009】
前記第2筐体に対する前記第2コネクタの位置及び姿勢が固定されている。これにより、ユーザーは、片手でコネクタ同士の接続作業を行うことが可能である。
【0010】
前記第1筐体と前記第2筐体との間にシーリング部が配置されており、前記シーリング部の内側に、前記第1開口と、前記第2開口とが配置されている。シーリング部によって、第1電気機器の第1筐体の第1開口から第1電気機器の第1筐体内に水滴や埃等が入り込むことが抑止され、かつ、第2電気機器の第2筐体の第2開口から第2電気機器の第2筐体内に水滴や埃等が入り込むことが抑止される。
【0011】
前記複数の電気機器のうちの一つ又は複数の第3電気機器は、第3筐体と、前記第3筐体内に配置された第3コネクタ及び第3ケーブルを有し、前記第3筐体に対する前記第3コネクタの位置及び姿勢を変更可能な第3コネクタ部と、前記第3筐体に形成され、前記第3コネクタを露出する第3開口と、前記第3筐体内に配置された第4コネクタ及び第4ケーブルを有する第4コネクタ部と、前記第3筐体に形成され、前記第4コネクタを露出する第4開口と、を備え、前記第1開口と、前記第1電気機器に隣接する前記第3電気機器の前記第4開口とが対向した状態で、前記第1コネクタが動かされることにより、前記第1電気機器に隣接する前記第3電気機器の前記第4コネクタに対して、前記第1コネクタが接続可能であり、前記第2開口と、前記第2電気機器に隣接する前記第3電気機器の前記第3開口とが対向した状態で、前記第2電気機器に隣接する前記第3電気機器の前記第3コネクタが動かされることにより、前記第2コネクタに対して、前記第2電気機器に隣接する前記第3電気機器の前記第3コネクタが接続可能である。
【0012】
第1電気機器の第1コネクタが動かされることにより、第1電気機器に隣接する第3電気機器の第4コネクタに対して、第1電気機器の第1コネクタが接続可能であるため、コネクタ同士の接続を容易に行うことが可能である。第2電気機器に隣接する第3電気機器の第3コネクタが動かされることにより、第2電気機器の第2コネクタに対して、第2電気機器に隣接する第3電気機器の第3コネクタが接続可能であるため、コネクタ同士の接続を容易に行うことが可能である。第1電気機器の第1コネクタは、第1筐体内に配置されており、第1筐体の外部に突起していない。第2電気機器の第2コネクタは、第2筐体内に配置されており、第2筐体の外部に突起していない。第3電気機器の第3コネクタ及び第4コネクタは、第3筐体内に配置されており、第3筐体の外部に突起していない。第1電気機器の第1コネクタと第3電気機器の第4コネクタとを接続する際、第1電気機器の第1コネクタ及び第3電気機器の第4コネクタが破損するリスクが低い。第2電気機器の第2コネクタと第3電気機器の第3コネクタとを接続する際、第2電気機器の第2コネクタ及び第3電気機器の第3コネクタが破損するリスクが低い。
【0013】
前記一つ又は複数の第3電気機器は、前記第3筐体に形成され、前記第3開口が向いている方向と直交する方向に配置された第2孔部と、前記第2孔部を覆う第2蓋部と、を備え、前記第2孔部は、前記第3筐体内の前記第3コネクタが配置された空間に繋がっている。ユーザーは、第2電気機器の第2コネクタと第3電気機器の第3コネクタとの接続状態を、第3電気機器の第3筐体の第2孔部を介して視認することで、第2電気機器の第2コネクタと第3電気機器の第3コネクタとの接続不良を回避することができる。
【0014】
前記第3筐体に対する前記第4コネクタの位置及び姿勢が固定されている。これにより、ユーザーは、片手でコネクタ同士の接続作業を行うことが可能である。
【0015】
前記第1筐体と、前記第1電気機器に隣接する前記第3電気機器の前記第3筐体との間に、第1シーリング部が配置されており、前記第2筐体と、前記第2電気機器に隣接する前記第3電気機器の前記第3筐体との間に、第2シーリング部が配置されており、前記第1シーリング部の内側に、前記第1開口と、前記第1電気機器に隣接する前記第3電気機器の前記第4開口とが配置されており、前記第2シーリング部の内側に、前記第2開口と、前記第2電気機器に隣接する前記第3電気機器の前記第3開口とが配置されている。第1シーリング部によって、第1電気機器の第1筐体の第1開口から第1筐体内に水滴や埃等が入り込むことが抑止され、かつ、第3電気機器の第3筐体の第4開口から第3筐体内に水滴や埃等が入り込むことが抑止される。第2シーリング部によって、第2電気機器の第2筐体の第2開口から第2筐体内に水滴や埃等が入り込むことが抑止され、かつ、第3電気機器の第3筐体の第3開口から第3筐体内に水滴や埃等が入り込むことが抑止される。
【0016】
前記複数の第3電気機器のうちの隣接する2つの前記第3電気機器の一方の前記第3開口と、隣接する前記2つの前記第3電気機器の他方の前記第4開口と、が対向した状態で、隣接する前記2つの前記第3電気機器の一方の前記第3コネクタが動かされることにより、隣接する前記2つの前記第3電気機器の他方の前記第4コネクタに対して、隣接する前記2つの前記第3電気機器の一方の前記第3コネクタが接続可能である。これにより、コネクタ同士の接続を容易に行うことが可能である。
【0017】
前記第1筐体と、前記第1電気機器に隣接する前記第3電気機器の前記第3筐体との間に、第1シーリング部が配置されており、前記第2筐体と、前記第2電気機器に隣接する前記第3電気機器の前記第3筐体との間に、第2シーリング部が配置されており、隣接する前記2つの前記第3電気機器の一方の前記第3筐体と、隣接する前記2つの前記第3電気機器の他方の前記第3筐体との間に、第3シーリング部が配置されており、前記第1シーリング部の内側に、前記第1開口と、前記第1電気機器に隣接する前記第3電気機器の前記第4開口とが配置されており、前記第2シーリング部の内側に、前記第2開口と、前記第2電気機器に隣接する前記第3電気機器の前記第3開口とが配置されており、前記第3シーリング部の内側に、隣接する前記2つの前記第3電気機器の一方の前記第3開口と、隣接する前記2つの前記第3電気機器の他方の前記第4開口とが配置されている。第1シーリング部によって、第1電気機器の第1筐体の第1開口から第1筐体内に水滴や埃等が入り込むことが抑止され、かつ、第1電気機器に隣接する第3電気機器の第3筐体の第3開口から第3筐体内に水滴や埃等が入り込むことが抑止される。第2シーリング部によって、第2電気機器の第2筐体の第2開口から第2筐体内に水滴や埃等が入り込むことが抑止され、かつ、第2電気機器に隣接する第3電気機器の第3筐体の第4開口から第3筐体内に水滴や埃等が入り込むことが抑止される。第3シーリング部によって、隣接する2つの第3電気機器の一方の第3筐体の第3開口から第3筐体内に水滴や埃等が入り込むことが抑止され、かつ、隣接する2つの第3電気機器の他方の第3筐体の第4開口から第3筐体内に水滴や埃等が入り込むことが抑止される。
【0018】
前記第1電気機器及び前記第2電気機器の一方は、蓄電地であり、前記第1電気機器及び前記第2電気機器の他方は、制御部である。前記第1電気機器及び前記第2電気機器の一方は、蓄電地であり、前記第1電気機器及び前記第2電気機器の他方は、制御部であり、前記一つ又は複数の第3電気機器は、蓄電池である。
【発明の効果】
【0019】
本発明によれば、コネクタ同士の接続を容易に行うことが可能な技術を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0020】
図1図1は、電気機器ユニットの構成を示す模式図である。
図2図2は、蓄電池の構成を示す斜視図である。
図3図3Aは、図2の矢印Z1の方向から見た場合の蓄電池の平面図である。図3Bは、図2の矢印Z2の方向から見た場合の蓄電池の平面図である。図3Cは、図2の矢印X1の方向から見た場合の蓄電池の平面図である。
図4図4は、蓄電池の構成を示す斜視図である。
図5図5Aは、蓄電池の構成を示す斜視図である。図5Bは、図5Aの矢印Z3の方向から見た場合の蓄電池の平面図である。
図6図6Aは、制御部の構成を示す斜視図である。図6Bは、図6Aの矢印Z4の方向から見た場合の制御部の平面図である。図6Cは、図6Aの矢印X2の方向から見た場合の制御部の平面図である。
図7図7は、蓄電池の構成を示す斜視図である。
図8図8A及び図8Bは、蓄電池の構成を示す斜視図である。
図9図9A及び図9Bは、蓄電池の構成を示す斜視図である。
図10図10A及び図10Bは、蓄電池の構成を示す斜視図である。
図11図11は、電気機器ユニットの構成を示す模式図である。
図12図12は、電気機器ユニットの構成を示す模式図である。
図13図13は、蓄電池の構成を示す斜視図である。
図14図14は、電気機器ユニットの構成を示す模式図である。
図15図15は、蓄電池の構成を示す斜視図である。
図16図16Aは、蓄電池の構成を示す斜視図である。図16Bは、蓄電池の構成を示す斜視図である。
図17図17Aは、蓄電池の構成を示す斜視図である。図17Bは、蓄電池の構成を示す斜視図である。
図18図18は、蓄電池の構成を示す斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0021】
以下、適用例及び実施形態について図を参照しながら説明する。以下に示す適用例及び実施形態は、本願の一態様であり、本願の権利範囲を限定するものではない。
【0022】
<適用例>
まず、図1に基づいて、本実施形態が適用される場面の一例について説明する。図1は、電気機器ユニット(蓄電池ユニット)1の構成を示す模式図である。電気機器ユニット1は、複数の蓄電池2と、制御部(制御装置)3とを備える。蓄電池2及び制御部3は、電気機器の一例である。電気機器ユニット1は、使用時に、パワーコンディショナー等の外部機器4に取り付けられ、外部機器4との間で電力及び信号の送受を行う。電気機器ユニット1と外部機器4との間の電力及び信号の送受には、配線管5の内部に配置された配線が用いられる。配線管5は、例えば、PF管であってもよい。制御部3は、蓄電池2A~2Cの充電及び放電を制御するコントローラである。
【0023】
図1に示す電気機器ユニット1は、蓄電池2A~2Cを備えるが、蓄電池2の個数は3つに限らず、1つ又は2つであってもよいし、4つ以上であってもよい。制御部3は、第1電気機器の一例であってもよい。蓄電池2Cは、第2電気機器の一例であってもよい。蓄電池2Aは、第1電気機器に隣接する第3電気機器の一例であってもよい。蓄電池2Bは、第2電気機器に隣接する第3電気機器の一例であってもよい。蓄電池2A及び2Bは、複数の第3電気機器のうちの隣接する2つの第3電気機器の一例であってもよい。
【0024】
<蓄電池の構成>
図2は、蓄電池2Aの構成を示す斜視図である。図3Aは、図2の矢印Z1の方向から
見た場合の蓄電池2Aの平面図である。図3Bは、図2の矢印Z2の方向から見た場合の蓄電池2Aの平面図である。蓄電池2Aは、筐体11と、筐体11内に配置されたコネクタ12及びケーブル13を有するコネクタ部14と、筐体11に形成され、コネクタ12を露出する開口15と、を備える。筐体11は、例えば、立方体形状であるが、他の形状であってもよい。コネクタ12は、例えば、雄型コネクタである。開口15は、筐体11の下面に形成されている。例えば、開口15が向いている方向から見て、コネクタ12と開口15とが相似形であってもよく、開口15はコネクタ12よりも大きい。蓄電池2Aは、筐体11に対するコネクタ12の位置及び姿勢を変更可能なコネクタ部14を備える。コネクタ12及びケーブル13は、筐体11に固定されておらず、コネクタ12の位置及び姿勢を変更することができる。すなわち、コネクタ12を全方向に自由に動かすことができる。
【0025】
蓄電池2Aは、筐体11内に配置されたコネクタ16及びケーブル17を有するコネクタ部18と、筐体11に形成され、コネクタ16を露出する開口19と、を備える。コネクタ16は、例えば、雌型コネクタである。開口19は、筐体11の上面(下面の反対面)に形成されている。例えば、開口19が向いている方向から見て、コネクタ16と開口19とが相似形であってもよく、開口19はコネクタ16よりも大きい。筐体11の上面又は下面から見て、筐体11の開口15と筐体11の開口19とが重なっている。筐体11の上面に開口19を囲むシーリング部20が設けられている。シーリング部20は、例えば、パッキンである。コネクタ16は、筐体11に固定されている。したがって、蓄電池2Aでは、筐体11に対するコネクタ16の位置及び姿勢が固定されている。更に、ケーブル17を筐体11に固定してもよい。
【0026】
蓄電池2Aの筐体11内にコネクタ部14及び18が配置されている。蓄電池2Aの筐体11によって外部からの水滴や埃等の浸入を抑えることで、外部からの水滴や埃等がコネクタ部14及び18に接触することが抑止される。
【0027】
蓄電池2Aは、筐体11の側面に形成された孔部21と、蓋部22とを備える。筐体11の孔部21は、筐体11の開口15又は19が向いている方向(開口方向)と直交する方向に配置されている。筐体11の孔部21は、筐体11内のコネクタ12が配置された空間に繋がっている。ユーザーは、筐体11内のコネクタ12が配置された空間に手を入れて、コネクタ12を自由に動かすことができる。筐体11の孔部21は、筐体11内のコネクタ16が配置された空間に繋がっていてもよい。
【0028】
筐体11の側面に孔部21を囲むシーリング部23が設けられている。シーリング部23は、例えば、パッキンである。図3Cは、図2の矢印X1の方向から見た場合の蓄電池2Aの平面図である。図3Cでは、筐体11の側面に蓋部22が取り付けられ、蓋部22が筐体11の孔部21を覆っている。配線管5が配置されている側における筐体11の側面に蓋部22を取り付けてもよい。ネジ等を用いて筐体11に蓋部22を固定する場合、配線管5が配置されている側における筐体11の側面に蓋部22を取り付けることにより、筐体11の正面からネジ等が見えなくなり、デザイン性が向上する。蓋部22は、筐体11の孔部21を覆っており、かつ、シーリング部23に接触している。筐体11と蓋部22との間にシーリング部23が配置され、かつ、シーリング部23の内側に筐体11の孔部21が配置されている。シーリング部23によって、筐体11の孔部21から筐体11内に水滴や埃等が入り込むことが抑止される。
【0029】
図4は、蓄電池2Bの構成を示す斜視図である。蓄電池2Bは、筐体31と、筐体31内に配置されたコネクタ32及びケーブル33を有するコネクタ部34と、筐体31に形成され、コネクタ32を露出する開口35と、を備える。蓄電池2Bは、筐体31内に配置されたコネクタ36及びケーブル37を有するコネクタ部38と、筐体31に形成され
、コネクタ36を露出する開口39と、を備える。筐体31の上面に開口39を囲むシーリング部40が設けられている。蓄電池2Bは、筐体31の側面に形成された孔部41と、孔部41を覆う蓋部42とを備える。筐体31の側面に孔部41を囲むシーリング部43が設けられている。蓄電池2Bは、蓄電池2Aと同じ構成であるので、蓄電池2Bの構成の詳細な説明は省略する。
【0030】
図5Aは、蓄電池2Cの構成を示す斜視図である。図5Bは、図5Aの矢印Z3の方向から見た場合の蓄電池2Cの平面図である。蓄電池2Cは、筐体51と、筐体51内に配置されたコネクタ52及びケーブル53を有するコネクタ部54と、筐体51に形成され、コネクタ52を露出する開口55と、を備える。コネクタ52は、例えば、雌型コネクタである。筐体51は、例えば、立方体形状であるが、他の形状であってもよい。開口55は、筐体51の上面に形成されている。例えば、開口55が向いている方向から見て、コネクタ52と開口55とが相似形であってもよく、開口55はコネクタ52よりも大きい。筐体51の上面に開口55を囲むシーリング部56が設けられている。シーリング部56は、例えば、パッキンである。コネクタ52は、筐体51に固定されている。したがって、蓄電池2Cでは、筐体51に対するコネクタ52の位置及び姿勢が固定されている。更に、ケーブル53を筐体51に固定してもよい。
【0031】
蓄電池2Cの筐体51内にコネクタ部54が配置されている。蓄電池2Cの筐体51によって外部からの水滴や埃等の浸入を抑えることで、外部からの水滴や埃等がコネクタ部54に接触することが抑止される。
【0032】
<制御部の構成>
図6Aは、制御部3の構成を示す斜視図である。図6Bは、図6Aの矢印Z4の方向から見た場合の制御部3の平面図である。制御部3は、筐体61と、筐体61内に配置されたコネクタ62及びケーブル63を有するコネクタ部64と、筐体61に形成され、コネクタ62を露出する開口65と、を備える。筐体61は、例えば、立方体形状であるが、他の形状であってもよい。コネクタ62は、例えば、雄型コネクタである。開口65は、筐体61の下面に形成されている。例えば、開口65が向いている方向から見て、コネクタ62と開口65とが相似形であってもよく、開口65はコネクタ62よりも大きい。制御部3は、筐体61に対するコネクタ62の位置及び姿勢を変更可能なコネクタ部64を備える。コネクタ62及びケーブル63は、筐体61に固定されておらず、コネクタ62の位置及び姿勢を変更することができる。したがって、コネクタ62を全方向に自由に動かすことができる。
【0033】
制御部3は、筐体61の側面に形成された孔部66と、蓋部67とを備える。筐体61の孔部66は、筐体61の開口65が向いている方向と直交する方向に配置されている。筐体61の孔部66は、筐体61内のコネクタ62が配置された空間に繋がっている。ユーザーは、筐体61内のコネクタ62が配置された空間に手を入れて、コネクタ62を自由に動かすことができる。
【0034】
筐体61の側面に孔部66を囲むシーリング部68が設けられている。シーリング部68は、例えば、パッキンである。図6Cは、図6Aの矢印X2の方向から見た場合の制御部3の平面図である。図6Cでは、筐体61の側面に蓋部67が取り付けられている。配線管5が配置されている側における筐体61の側面に蓋部67を取り付けてもよい。ネジ等を用いて筐体61に蓋部67を固定する場合、配線管5が配置されている側における筐体61の側面に蓋部67を取り付けることにより、筐体61の正面からネジ等が見えなくなり、デザイン性が向上する。蓋部67は、筐体61の孔部66を覆っており、かつ、シーリング部68に接触している。筐体61と蓋部67との間にシーリング部68が配置され、かつ、シーリング部68の内側に筐体61の孔部66が配置されている。シーリング
部68によって、筐体61の孔部66から筐体61内に水滴や埃等が入り込むことが抑止される。
【0035】
蓄電池2Aのコネクタ16と制御部3のコネクタ62とを接続してもよい。蓄電池2Aのコネクタ16と制御部3のコネクタ62とを接続する方法の一例を説明する。まず、蓄電池2Aの筐体11の開口19と制御部3の筐体61の開口65とが対向した状態で、蓄電池2A及び制御部3が隣接するように蓄電池2A及び制御部3を設置する。蓄電池2A上に制御部3を載置してもよい。蓄電池2Aの筐体11の開口19と制御部3の筐体61の開口65とが対向した状態で、制御部3のコネクタ62が動かされることにより、蓄電池2Aのコネクタ16に対して、制御部3のコネクタ62が接続可能である。このため、コネクタ同士の接続を容易に行うことが可能である。例えば、蓋部67が筐体61の孔部66を覆っていない状態で、ユーザーは、筐体61の孔部66から筐体61内のコネクタ62が配置された空間に手を入れて、制御部3のコネクタ62を動かすことで、蓄電池2Aのコネクタ16に制御部3のコネクタ62を接続する。
【0036】
蓄電池2Aのコネクタ16は、筐体11内に配置されており、筐体11の外部に突起していないため、蓄電池2Aのコネクタ16と制御部3のコネクタ62とを接続する際、蓄電池2Aのコネクタ16が破損するリスクが低い。制御部3のコネクタ62は、筐体61内に配置されており、筐体61の外部に突起していないため、蓄電池2Aのコネクタ16と制御部3のコネクタ62とを接続する際、制御部3のコネクタ62が破損するリスクが低い。ユーザーは、蓄電池2Aのコネクタ16と制御部3のコネクタ62との接続状態を、制御部3の筐体61の孔部66を介して視認することで、蓄電池2Aのコネクタ16と制御部3のコネクタ62との接続不良(接触不良)を回避することができる。
【0037】
コネクタ16は筐体11に固定されているため、ユーザーは、片手で蓄電池2Aのコネクタ16に対する制御部3のコネクタ62の接続作業を行うことが可能である。そのため、両手で蓄電池2Aのコネクタ16に対する制御部3のコネクタ62の接続作業を行う場合と比較して、筐体61の孔部66を小さくすることが可能である。筐体61の孔部66は、配線管5が配置されている側における筐体61の側面に配置されてもよい。配線管5が配置されている側に筐体61の孔部66を配置することで、筐体61内における作業スペースを確保することが容易となる。
【0038】
蓄電池2Aの筐体11の上面に設けられたシーリング部20に制御部3の筐体61が接触することで、蓄電池2Aの筐体11及び制御部3の筐体61によってシーリング部20が挟まれる。したがって、蓄電池2Aの筐体11と制御部3の筐体61との間にシーリング部20が配置されている。蓄電池2Aの筐体11の開口19と制御部3の筐体61の開口65とが対向した状態で、シーリング部20の内側に、蓄電池2Aの筐体11の開口19及び制御部3の筐体61の開口65が配置されている。シーリング部20によって、蓄電池2Aの筐体11の開口19から筐体11内に水滴や埃等が入り込むことが抑止され、かつ、制御部3の筐体61の開口65から筐体61内に水滴や埃等が入り込むことが抑止される。これにより、蓄電池2Aの筐体11内の気密性及び制御部3の筐体61内の気密性が担保された状態で、蓄電池2Aのコネクタ16と制御部3のコネクタ62とを接続することが可能である。また、蓄電池2Aの筐体11と制御部3の筐体61との間に防水コネクタを設置する必要がなく、防水コネクタを設置するためのコストが不要である。制御部3の筐体61の下面に対してシーリング部を取り付けていない。制御部3の筐体61の下面はシーリング構造が不要であり、制御部3のコストを下げることが可能である。
【0039】
蓄電池2Aのコネクタ12と蓄電池2Bのコネクタ36とを接続してもよい。蓄電池2Aのコネクタ12と蓄電池2Bのコネクタ36とを接続する方法の一例を説明する。まず、蓄電池2Aの筐体11の開口15と蓄電池2Bの筐体31の開口39とが対向した状態
で、蓄電池2A及び蓄電池2Bが隣接するように蓄電池2A及び2Bを設置する。蓄電池2B上に蓄電池2Aを載置してもよい。蓄電池2Aの筐体11の開口19と蓄電池2Bの筐体31の開口39とが対向した状態で、蓄電池2Aのコネクタ12が動かされることにより、蓄電池2Bのコネクタ36に対して、蓄電池2Aのコネクタ12が接続可能である。このため、コネクタ同士の接続を容易に行うことが可能である。例えば、蓋部22が筐体11の孔部21を覆っていない状態で、ユーザーは、筐体11の孔部21から筐体11内のコネクタ12が配置された空間に手を入れて、蓄電池2Aのコネクタ12を動かすことで、蓄電池2Bのコネクタ36に蓄電池2Aのコネクタ12を接続する。
【0040】
蓄電池2Aのコネクタ12は、筐体11内に配置され、筐体11の外部に突起していないため、蓄電池2Aのコネクタ12と蓄電池2Bのコネクタ36とを接続する際、蓄電池2Aのコネクタ12が破損するリスクが低い。蓄電池2Bのコネクタ36は、筐体31内に配置され、筐体31の外部に突起していないため、蓄電池2Aのコネクタ12と蓄電池2Bのコネクタ36とを接続する際、蓄電池2Bのコネクタ36が破損するリスクが低い。ユーザーは、蓄電池2Aのコネクタ12と蓄電池2Bのコネクタ36との接続状態を、蓄電池2Aの筐体11の孔部21を介して視認することで、蓄電池2Aのコネクタ12と蓄電池2Bのコネクタ36との接続不良を回避することができる。
【0041】
コネクタ36は筐体31に固定されているため、ユーザーは、片手で蓄電池2Bのコネクタ36に対する蓄電池2Aのコネクタ12の接続作業を行うことが可能である。そのため、両手で蓄電池2Bのコネクタ36に対する蓄電池2Aのコネクタ12の接続作業を行う場合と比較して、筐体11の孔部21を小さくすることが可能である。筐体11の孔部21は、配線管5が配置されている側における筐体11の側面に配置されてもよい。配線管5が配置されている側に筐体11の孔部21を配置することで、筐体11内における作業スペースを確保することが容易となる。
【0042】
蓄電池2Bの筐体31の上面に設けられたシーリング部40に蓄電池2Aの筐体11が接触することで、蓄電池2Aの筐体11及び蓄電池2Bの筐体31によってシーリング部40が挟まれる。したがって、蓄電池2Aの筐体11と蓄電池2Bの筐体31との間にシーリング部40が配置されている。蓄電池2Aの筐体11の開口15と蓄電池2Bの筐体31の開口39とが対向した状態で、シーリング部40の内側に、蓄電池2Aの筐体11の開口15及び蓄電池2Bの筐体31の開口39が配置されている。シーリング部40によって、蓄電池2Aの筐体11の開口15から筐体11内に水滴や埃等が入り込むことが抑止され、かつ、蓄電池2Bの筐体31の開口39から筐体31内に水滴や埃等が入り込むことが抑止される。これにより、蓄電池2Aの筐体11内の気密性及び蓄電池2Bの筐体31内の気密性が担保された状態で、蓄電池2Aのコネクタ12と蓄電池2Bのコネクタ36とを接続することが可能である。また、蓄電池2Aの筐体11と蓄電池2Bの筐体31との間に防水コネクタを設置する必要がなく、防水コネクタを設置するためのコストが不要である。
【0043】
蓄電池2Bのコネクタ32と蓄電池2Cのコネクタ52とを接続してもよい。蓄電池2Bのコネクタ32と蓄電池2Cのコネクタ52とを接続する方法の一例を説明する。まず、蓄電池2Bの筐体31の開口35と蓄電池2Cの筐体51の開口55とが対向した状態で、蓄電池2B及び蓄電池2Cが隣接するように蓄電池2B及び2Cを設置する。蓄電池2C上に蓄電池2Bを載置してもよい。蓄電池2Bの筐体31の開口35と蓄電池2Cの筐体51の開口55とが対向した状態で、蓄電池2Bのコネクタ32が動かされることにより、蓄電池2Cのコネクタ52に対して、蓄電池2Bのコネクタ32が接続可能である。このため、コネクタ同士の接続を容易に行うことが可能である。例えば、蓋部42が筐体31の孔部41を覆っていない状態で、ユーザーは、筐体31の孔部41から筐体31内のコネクタ32が配置された空間に手を入れて、蓄電池2Bのコネクタ32を動かすこ
とで、蓄電池2Cのコネクタ52に蓄電池2Bのコネクタ32を接続する。
【0044】
蓄電池2Bのコネクタ32は、筐体31内に配置され、筐体31の外部に突起していないため、蓄電池2Bのコネクタ32と蓄電池2Cのコネクタ52とを接続する際、蓄電池2Bのコネクタ32が破損するリスクが低い。蓄電池2Cのコネクタ52は、筐体51内に配置され、筐体51の外部に突起していないため、蓄電池2Bのコネクタ32と蓄電池2Cのコネクタ52とを接続する際、蓄電池2Cのコネクタ52が破損するリスクが低い。ユーザーは、蓄電池2Bのコネクタ32と蓄電池2Cのコネクタ52との接続状態を、蓄電池2Bの筐体31の孔部41を介して視認することで、蓄電池2Bのコネクタ32と蓄電池2Cのコネクタ52との接続不良を回避することができる。
【0045】
蓄電池2Cのコネクタ部54は固定式であるため、蓄電池2Cの筐体51の側面には孔部及び蓋部が設けられていない。コネクタ52は筐体51に固定されているため、ユーザーは、片手で蓄電池2Cのコネクタ52に対する蓄電池2Bのコネクタ32の接続作業を行うことが可能である。そのため、両手で蓄電池2Cのコネクタ52に対する蓄電池2Bのコネクタ32の接続作業を行う場合と比較して、筐体31の孔部41を小さくすることが可能である。筐体31の孔部41は、配線管5が配置されている側における筐体31の側面に配置されてもよい。配線管5が配置されている側に筐体31の孔部41を配置することで、筐体31内における作業スペースを確保することが容易となる。
【0046】
蓄電池2Cの筐体51の上面に設けられたシーリング部56に蓄電池2Bの筐体31が接触することで、蓄電池2Bの筐体31及び蓄電池2Cの筐体51によってシーリング部56が挟まれる。したがって、蓄電池2Bの筐体31と蓄電池2Cの筐体51との間にシーリング部56が配置されている。蓄電池2Bの筐体31の開口35と蓄電池2Cの筐体51の開口55とが対向した状態で、シーリング部56の内側に、蓄電池2Bの筐体31の開口35及び蓄電池2Cの筐体51の開口55が配置されている。シーリング部56によって、蓄電池2Bの筐体31の開口35から筐体31内に水滴や埃等が入り込むことが抑止され、かつ、蓄電池2Cの筐体51の開口55から筐体51内に水滴や埃等が入り込むことが抑止される。これにより、蓄電池2Bの筐体31内の気密性及び蓄電池2Cの筐体51内の気密性が担保された状態で、蓄電池2Bのコネクタ32と蓄電池2Cのコネクタ52とを接続することが可能である。また、蓄電池2Bの筐体31と蓄電池2Cの筐体51の間に防水コネクタを設置する必要がなく、防水コネクタを設置するためのコストが不要である。
【0047】
蓄電池2Cのコネクタ52と制御部3のコネクタ62とを接続してもよい。例えば、電気機器ユニット1が、蓄電池2C及び制御部3を備える場合、蓄電池2Cのコネクタ52と制御部3のコネクタ62とが接続される。蓄電池2Cのコネクタ52と制御部3のコネクタ62とを接続する方法の一例を説明する。まず、蓄電池2Cの筐体51の開口55と制御部3の筐体61の開口65とが対向した状態で、蓄電池2C及び制御部3が隣接するように蓄電池2C及び制御部3を設置する。蓄電池2C上に制御部3を載置してもよい。蓄電池2Cの筐体51の開口55と制御部3の筐体61の開口65とが対向した状態で、制御部3のコネクタ62が動かされることにより、蓄電池2Cのコネクタ52に対して、制御部3のコネクタ62が接続可能である。このため、コネクタ同士の接続を容易に行うことが可能である。例えば、蓋部67が筐体61の孔部66を覆っていない状態で、ユーザーは、筐体61の孔部66から筐体61内のコネクタ62が配置された空間に手を入れて、制御部3のコネクタ62を動かすことで、蓄電池2Cのコネクタ52に制御部3のコネクタ62を接続する。
【0048】
蓄電池2Cのコネクタ52は、筐体51内に配置され、筐体51の外部に突起していないため、蓄電池2Cのコネクタ52と制御部3のコネクタ62とを接続する際、蓄電池2
Cのコネクタ52が破損するリスクが低い。制御部3のコネクタ62は、筐体61内に配置され、筐体61の外部に突起していないため、蓄電池2Cのコネクタ52と制御部3のコネクタ62とを接続する際、制御部3のコネクタ62が破損するリスクが低い。ユーザーは、蓄電池2Cのコネクタ52と制御部3のコネクタ62との接続状態を、制御部3の筐体61の孔部66を介して視認することで蓄電池2Cのコネクタ52と制御部3のコネクタ62との接続不良を回避することができる。
【0049】
コネクタ52は筐体51に固定されているため、ユーザーは、片手で蓄電池2Cのコネクタ52に対する制御部3のコネクタ62の接続作業を行うことが可能である。そのため、両手で蓄電池2Cのコネクタ52に対する制御部3のコネクタ62の接続作業を行う場合と比較して、筐体61の孔部66を小さくすることが可能である。
【0050】
蓄電池2Cの筐体51の上面に設けられたシーリング部56に制御部3の筐体61が接触することで、蓄電池2Cの筐体51及び制御部3の筐体61によってシーリング部56が挟まれる。したがって、蓄電池2Cの筐体51と制御部3の筐体61との間にシーリング部56が配置されている。蓄電池2Cの筐体51の開口55と制御部3の筐体61の開口65とが対向した状態で、シーリング部56の内側に、蓄電池2Cの筐体51の開口55及び制御部3の筐体61の開口65が配置されている。シーリング部56によって、蓄電池2Cの筐体51の開口55から筐体51内に水滴や埃等が入り込むことが抑止され、かつ、制御部3の筐体61の開口65から筐体61内に水滴や埃等が入り込むことが抑止される。これにより、蓄電池2Cの筐体51内の気密性及び制御部3の筐体61内の気密性が担保された状態で、蓄電池2Cのコネクタ52と制御部3のコネクタ62とを接続することが可能である。また、蓄電池2Cの筐体51と制御部3の筐体61との間に防水コネクタを設置する必要がなく、防水コネクタを設置するためのコストが不要である。
【0051】
蓄電池2Aのコネクタ12と蓄電池2Cのコネクタ52とを接続してもよい。例えば、電気機器ユニット1が、蓄電池2A、2C及び制御部3を備える場合、蓄電池2Aのコネクタ12と蓄電池2Cのコネクタ52とが接続される。蓄電池2Aは、第2電気機器に隣接する第3電気機器の一例であってもよい。蓄電池2Aのコネクタ12と蓄電池2Cのコネクタ52とを接続する方法の一例を説明する。まず、蓄電池2Aの筐体11の開口15と蓄電池2Cの筐体51の開口55とが対向した状態で、蓄電池2A及び蓄電池2Cが隣接するように蓄電池2A及び2Cを設置する。蓄電池2C上に蓄電池2Aを載置してもよい。蓄電池2Aの筐体11の開口15と蓄電池2Cの筐体51の開口55とが対向した状態で、蓄電池2Aのコネクタ12が動かされることにより、蓄電池2Cのコネクタ52に対して、蓄電池2Aのコネクタ12が接続可能である。このため、コネクタ同士の接続を容易に行うことが可能である。例えば、蓋部22が筐体11の孔部21を覆っていない状態で、ユーザーは、筐体11の孔部21から筐体11内のコネクタ12が配置された空間に手を入れて、蓄電池2Aのコネクタ12を動かすことで、蓄電池2Cのコネクタ52に蓄電池2Aのコネクタ12を接続する。
【0052】
蓄電池2Aのコネクタ12は、筐体11内に配置され、筐体11の外部に突起していないため、蓄電池2Aのコネクタ12と蓄電池2Cのコネクタ52とを接続する際、蓄電池2Aのコネクタ12が破損するリスクが低い。蓄電池2Cのコネクタ52は、筐体51内に配置され、筐体51の外部に突起していないため、蓄電池2Aのコネクタ12と蓄電池2Cのコネクタ52とを接続する際、蓄電池2Cのコネクタ52が破損するリスクが低い。ユーザーは、蓄電池2Aのコネクタ12と蓄電池2Cのコネクタ52との接続状態を、蓄電池2Aの筐体11の孔部21を介して視認することで、蓄電池2Aのコネクタ12と蓄電池2Cのコネクタ52との接続不良を回避することができる。
【0053】
蓄電池2Bのコネクタ36と制御部3のコネクタ62とを接続してもよい。例えば、電
気機器ユニット1が、蓄電池2B、2C及び制御部3を備える場合、蓄電池2Bのコネクタ36と制御部3のコネクタ62とが接続される。蓄電池2Bのコネクタ36と制御部3のコネクタ62とを接続する方法は、蓄電池2Aのコネクタ16と制御部3のコネクタ62とを接続する方法と同様である。
【0054】
蓄電池2Aと制御部3との間に、蓄電池2A又は2Bと同様の構成を有する蓄電池2を増設してもよい。蓄電池2Aと蓄電池2Bとの間に、蓄電池2A又は2Bと同様の構成を有する蓄電池2を増設してもよい。蓄電池2Bと蓄電池2Cとの間に、蓄電池2A又は2Bと同様の構成を有する蓄電池2を増設してもよい。
【0055】
図7図8A図8B図9A及び図9Bを参照して、蓄電池2Aの筐体11の側面に蓋部22を取り付ける方法について説明する。図7図8A図8B図9A及び図9Bで説明する取り付け方法は、蓄電池2B及び制御部3に適用することが可能である。図7は、蓄電池2Aの構成を示す斜視図である。蓋部22を移動させて、蓋部22が孔部21を覆うように筐体11の側面に蓋部22を配置する。蓋部22の4角を筐体11に対してネジ締め(ネジ止め)することで、筐体11の側面に蓋部22が取り付けられ、蓋部22が孔部21を覆った状態で筐体11の側面に固定される。
【0056】
図8Aは、蓄電池2Aの構成を示す斜視図である。図8Aに示す蓄電池2Aでは、筐体11の側面に沿って蓋部22をスライド移動するためのスライド機構が、筐体11に設けられている。図8Aに示す蓄電池2Aのスライド機構は、筐体11の孔部21が形成された側面側であって、開口15又は19が向いている方向と直交する方向に沿って設けられている。例えば、開口15又は19が向いている方向が鉛直方向に一致するように蓄電池2Aを設置した場合、蓋部22は水平方向(開口15又は19が向いている方向と直交する方向)にスライド移動が可能である。スライド機構によって蓋部22がスライド移動することで、蓋部22が孔部21を覆うことが可能である。蓋部22の4角を筐体11に対してネジ締めすることで、筐体11の側面に蓋部22が取り付けられ、蓋部22が孔部21を覆った状態で筐体11の側面に固定される。
【0057】
図8Bは、蓄電池2Aの構成を示す斜視図である。図8Bに示す蓄電池2Aでは、筐体11の側面に沿って蓋部22をスライド移動するためのスライド機構が、筐体11に設けられている。図8Bに示す蓄電池2Aのスライド機構は、筐体11の孔部21が形成された側面側であって、開口15又は19が向いている方向に沿って設けられている。例えば、開口15又は19が向いている方向が鉛直方向に一致するように蓄電池2Aを設置した場合、蓋部22は鉛直方向(開口15又は19が向いている方向)にスライド移動が可能である。スライド機構によって蓋部22がスライド移動することで、蓋部22が孔部21を覆うことが可能である。蓋部22の4角を筐体11に対してネジ締めすることで、筐体11の側面に蓋部22が取り付けられ、蓋部22が孔部21を覆った状態で筐体11の側面に固定される。
【0058】
図9Aは、蓄電池2Aの構成を示す斜視図である。図9Aに示す蓄電池2Aでは、蓋部22を開閉するためのヒンジ(開閉機構)が、筐体11の孔部21が形成された側面に設けられている。例えば、開口15又は19が向いている方向が鉛直方向に一致するように蓄電池2Aを設置した場合、蓋部22は水平方向に開閉移動が可能である。蓋部22を閉じることで、蓋部22が孔部21を覆うことが可能である。蓋部22の2角を筐体11に対してネジ締めすることで、筐体11の側面に蓋部22が取り付けられ、蓋部22が孔部21を覆った状態で筐体11の側面に固定される。
【0059】
図9Bは、蓄電池2Aの構成を示す斜視図である。図9Bに示す蓄電池2Aでは、蓋部22を開閉するためのヒンジ(開閉機構)が、筐体11の上面と筐体11の孔部21が形
成された側面との境界部分に設けられている。例えば、開口15又は19が向いている方向が鉛直方向に一致するように蓄電池2Aを設置した場合、蓋部22は鉛直方向に開閉移動が可能である。蓋部22を閉じることで、蓋部22が孔部21を覆うことが可能である。蓋部22の2角を筐体11に対してネジ締めすることで、筐体11の側面に蓋部22が取り付けられ、蓋部22が孔部21を覆った状態で筐体11の側面に固定される。
【0060】
蓄電池2Aの筐体11の側面に2つの蓋部22を取り付けてもよい。図10A及び図10Bは、蓄電池2Aの構成を示す斜視図である。図10A及び図10Bで説明する取り付け方法は、蓄電池2B及び制御部3に適用することが可能である。
【0061】
図10A及び図10Bに示す蓄電池2Aは、筐体11の側面に形成された孔部21A及び21Bと、移動可能な蓋部22A、22Bとを備える。筐体11の孔部21A及び21Bは、筐体11の開口15又は19が向いている方向と直交する方向に配置されている。例えば、筐体11の第1側面に孔部21Aを形成し、筐体11の第1側面と直交する第2側面に孔部21Bを形成してもよい。筐体11の孔部21A、21Bは、筐体11内のコネクタ12が配置された空間に繋がっている。筐体11の孔部21A、21Bは、筐体11内のコネクタ16が配置された空間に繋がっていてもよい。
【0062】
図10Aに示す蓄電池2Aでは、筐体11の側面に沿って蓋部22A及び22Bをスライド移動するためのスライド機構が、筐体11に設けられている。蓋部22Aをスライド移動するためのスライド機構は、筐体11の孔部21Aが形成された側面側であって、開口15又は19が向いている方向に沿って設けられている。蓋部22Bをスライド移動するためのスライド機構は、筐体11の孔部21Bが形成された側面側であって、開口15又は19が向いている方向に沿って設けられている。例えば、開口15又は19が向いている方向が鉛直方向に一致するように蓄電池2Aを設置した場合、蓋部22A及び22Bは鉛直方向(開口15又は19が向いている方向)にスライド移動が可能である。
【0063】
スライド機構によって蓋部22A及び22Bがスライド移動することで、蓋部22Aが孔部21Aを覆うことが可能であり、蓋部22Bが孔部21Bを覆うことが可能である。蓋部22Aの4角を筐体11に対してネジ締めすることで、筐体11の側面に蓋部22Aが取り付けられ、蓋部22Aが孔部21Aを覆った状態で筐体11の側面に固定される。蓋部22Bの4角を筐体11に対してネジ締めすることで、筐体11の側面に蓋部22Bが取り付けられ、蓋部22Bが孔部21Bを覆った状態で筐体11の側面に固定される。
【0064】
図10Bに示す蓄電池2Aでは、蓋部22Aを開閉するためのヒンジが、筐体11の孔部21Aが形成された側面に設けられ、蓋部22Bを開閉するためのヒンジが、蓋部22Aに設けられている。例えば、開口15又は19が向いている方向が鉛直方向に一致するように蓄電池2Aを設置した場合、蓋部22A及び22Bは水平方向に開閉移動が可能である。蓋部22Aを閉じることで、蓋部22Aが孔部21Aを覆うことが可能である。蓋部22Bを閉じることで、蓋部22Bが孔部21Bを覆うことが可能である。蓋部22Aの2角を筐体11に対してネジ締めすることで、筐体11の側面に蓋部22Aが取り付けられ、蓋部22Aが孔部21Aを覆った状態で筐体11の側面に固定される。蓋部22Bの2角を筐体11に対してネジ締めすることで、筐体11の側面に蓋部22Bが取り付けられ、蓋部22Bが孔部21Bを覆った状態で筐体11の側面に固定される。
【0065】
図11及び図12を参照して、蓄電池2A~2C及び制御部3の位置合わせ及び固定の第1の方法について説明する。図11及び図12は、電気機器ユニット1の構成を示す模式図である。蓄電池2Aの筐体11の上面に突起部71が設けられ、蓄電池2Aの筐体11の下面に凹部72が設けられている。蓄電池2Bの筐体31の上面に突起部73が設けられ、蓄電池2Bの筐体31の下面に凹部74が設けられている。蓄電池2Cの筐体51
の上面に突起部75が設けられている。制御部3の筐体61の下面に凹部76が設けられている。
【0066】
蓄電池2Bの筐体31の凹部74と蓄電池2Cの筐体51の突起部75とを嵌合することで、蓄電池2B及び2Cの位置合わせが行われる。蓄電池2Aの筐体11の凹部72と蓄電池2Bの筐体31の突起部73とを嵌合することで、蓄電池2A及び2Bの位置合わせが行われる。蓄電池2Aの筐体11の突起部71と制御部3の筐体61の凹部76とを嵌合することで、蓄電池2A及び制御部3の位置合わせが行われる。蓄電池2Bの筐体31及び蓄電池2Cの筐体51に接続プレート77を取り付けて、接続プレート77の4角をネジ止めすることにより、蓄電池2Bと蓄電池2Cとを互いに固定する。蓄電池2Aの筐体11及び蓄電池2Bの筐体31に接続プレート77を取り付けて、接続プレート77の4角をネジ止めすることにより、蓄電池2Aと蓄電池2Bとを互いに固定する。蓄電池2Aの筐体11及び制御部3の筐体61に接続プレート77を取り付けて、接続プレート77の4角をネジ止めすることにより、蓄電池2Aと制御部3とを互いに固定する。
【0067】
図13及び図14を参照して、蓄電池2A~2C及び制御部3の位置合わせ及び固定の第2の方法について説明する。図13は、蓄電池2Aの構成を示す斜視図である。図2に示す蓄電池2Aと比較して、図13に示す蓄電池2Aでは、筐体11の側面の孔部21が大きく、蓋部22が大きい。シーリング部23は、筐体11の孔部21が配置された側面の4辺に沿って配置されてもよい。蓄電池2Aは、筐体11の側面に形成された孔部81と、移動可能な蓋部82とを備える。筐体11の孔部81は、筐体11の開口15又は19が向いている方向と直交する方向であって、筐体11の孔部21が配置されている側の反対側に配置されている。筐体11の側面に孔部81を囲むシーリング部83が設けられている。シーリング部83は、例えば、パッキンである。シーリング部83は、筐体11の孔部81が配置された側面の4辺に沿って配置されてもよい。蓋部82が、筐体11の孔部81を覆い、かつ、シーリング部83に接触することで、筐体11と蓋部82との間にシーリング部83が配置され、かつ、シーリング部83の内側に筐体11の孔部81が配置されている。シーリング部83によって、筐体11の孔部81から筐体11内に水滴や埃等が入り込むことが抑止される。
【0068】
筐体11の上面にナット84が設けられ、筐体11の下面にネジ穴85が設けられている。筐体11の上面のシーリング部20は、開口19及びナット84を囲んでいる。例えば、シーリング部20は、筐体11の上面の4辺に沿って配置されてもよい。蓄電池2Bは、孔部81、蓋部82、シーリング部83、ナット84及びネジ穴85を備える。蓄電池2Bの孔部81、蓋部82、シーリング部83、ナット84及びネジ穴85は、蓄電池2Aの孔部81、蓋部82、シーリング部83、ナット84及びネジ穴85と同じ構成であるので、詳細な説明は省略する。蓄電池2Cは、孔部81、蓋部82、シーリング部83及びナット84を備える。蓄電池2Cの孔部81、蓋部82、シーリング部83及びナット84は、蓄電池2Aの孔部81、蓋部82、シーリング部83及びナット84と同じ構成であるので、詳細な説明は省略する。制御部3は、ネジ穴85を備える。制御部3のネジ穴85は、蓄電池2Aのネジ穴85と同じ構成であるので、詳細な説明は省略する。
【0069】
図14は、電気機器ユニット1の構成を示す模式図である。図14では図示を省略しているが、蓄電池2A、2Cは、ナット84及びネジ穴85を備え、蓄電池2Cは、ネジ穴85を備え、制御部3は、ナット84を備える。蓄電池2Bのネジ穴85及び蓄電池2Cのナット84を用いてネジ締めすることにより、蓄電池2Bと蓄電池2Cとを互いに固定する。蓄電池2Aのネジ穴85及び蓄電池2Bのナット84を用いてネジ締めすることにより、蓄電池2Aと蓄電池2Bとを互いに固定する。蓄電池2Aのナット84及び制御部3のネジ穴85を用いてネジ締めすることにより、蓄電池2Aと制御部3とを互いに固定する。
【0070】
図15図16A図16B図17A及び図17Bを参照して、蓄電池2Aの筐体11の側面に蓋部22を取り付ける方法について説明する。図15図16A図16B図17A及び図17Bで説明する取り付け方法は、蓄電池2Aの筐体11の側面に蓋部82を取り付ける方法に適用することが可能である。図15図16A図16B図17A及び図17Bで説明する取り付け方法は、蓄電池2B及び制御部3に適用することが可能である。図15は、蓄電池2Aの構成を示す斜視図である。蓋部22を移動させて、蓋部22が孔部21を覆うように筐体11の側面に蓋部22を配置する。蓋部22の4角を筐体11に対してネジ締めすることで、筐体11の側面に蓋部22が取り付けられ、蓋部22が孔部21を覆った状態で筐体11の側面に固定される。
【0071】
図16Aは、蓄電池2Aの構成を示す斜視図である。図16Aに示す蓄電池2Aでは、筐体11の側面に沿って蓋部22をスライド移動するためのスライド機構が、筐体11に設けられている。図16Aに示す蓄電池2Aのスライド機構は、筐体11の孔部21が形成された側面側であって、開口15又は19が向いている方向と直交する方向に沿って設けられている。例えば、開口15又は19が向いている方向が鉛直方向に一致するように蓄電池2Aを設置した場合、蓋部22は水平方向(開口15又は19が向いている方向と直交する方向)にスライド移動が可能である。スライド機構によって蓋部22がスライド移動することで、蓋部22が孔部21を覆うことが可能である。蓋部22の4角を筐体11に対してネジ締めすることで、筐体11の側面に蓋部22が取り付けられ、蓋部22が孔部21を覆った状態で筐体11の側面に固定される。
【0072】
図16Bは、蓄電池2Aの構成を示す斜視図である。図16Bに示す蓄電池2Aでは、筐体11の側面に沿って蓋部22をスライド移動するためのスライド機構が、筐体11に設けられている。図16Bに示す蓄電池2Aのスライド機構は、筐体11の孔部21が形成された側面側であって、開口15又は19が向いている方向に沿って設けられている。例えば、開口15又は19が向いている方向が鉛直方向に一致するように蓄電池2Aを設置した場合、蓋部22は鉛直方向(開口15又は19が向いている方向)にスライド移動が可能である。スライド機構によって蓋部22がスライド移動することで、蓋部22が孔部21を覆うことが可能である。蓋部22の4角を筐体11に対してネジ締めすることで、筐体11の側面に蓋部22が取り付けられ、蓋部22が孔部21を覆った状態で筐体11の側面に固定される。
【0073】
図17Aは、蓄電池2Aの構成を示す斜視図である。図17Aに示す蓄電池2Aでは、蓋部22を開閉するためのヒンジが、筐体11の孔部21が形成された側面に設けられている。例えば、開口15又は19が向いている方向が鉛直方向に一致するように蓄電池2Aを設置した場合、蓋部22は水平方向に開閉移動が可能である。蓋部22を閉じることで、蓋部22が孔部21を覆うことが可能である。蓋部22の2角を筐体11に対してネジ締めすることで、筐体11の側面に蓋部22が取り付けられ、蓋部22が孔部21を覆った状態で筐体11の側面に固定される。
【0074】
図17Bは、蓄電池2Aの構成を示す斜視図である。図17Bに示す蓄電池2Aでは、蓋部22を開閉するためのヒンジが、筐体11の上面と筐体11の孔部21が形成された側面との境界部分に設けられている。例えば、開口15又は19が向いている方向が鉛直方向に一致するように蓄電池2Aを設置した場合、蓋部22は鉛直方向に開閉移動が可能である。蓋部22を閉じることで、蓋部22が孔部21を覆うことが可能である。蓋部22の2角を筐体11に対してネジ締めすることで、筐体11の側面に蓋部22が取り付けられ、蓋部22が孔部21を覆った状態で筐体11の側面に固定される。
【0075】
上記の構成では、蓄電池2Aのコネクタ部18が固定式であり、制御部3のコネクタ部
64が可動式であるが、この構成に限定されない。蓄電池2Aのコネクタ部18が可動式であってもよく、制御部3のコネクタ部64が固定式であってもよい。蓄電池2Aは、筐体11に対するコネクタ16の位置及び姿勢を変更可能なコネクタ部18を備えてもよい。制御部3では、筐体61に対するコネクタ62の位置及び姿勢が固定されてもよい。また、蓄電池2Aのコネクタ部18及び制御部3のコネクタ部64が可動式であってもよい。
【0076】
上記の構成では、蓄電池2Aのコネクタ部14が可動式であり、蓄電池2Bのコネクタ部38が固定式であるが、この構成に限定されない。蓄電池2Aのコネクタ部14が固定式であってもよく、蓄電池2Bのコネクタ部38が可動式であってもよい。蓄電池2Aでは、筐体11に対するコネクタ16の位置及び姿勢が固定されてもよい。蓄電池2Bは、筐体31に対するコネクタ36の位置及び姿勢を変更可能なコネクタ部38を備えてもよい。また、蓄電池2Aのコネクタ部14及び蓄電池2Bのコネクタ部38が可動式であってもよい。
【0077】
上記の構成では、蓄電池2Bのコネクタ部34が可動式であり、蓄電池2Cのコネクタ部54が固定式であるが、この構成に限定されない。蓄電池2Bのコネクタ部34が固定式であってもよく、蓄電池2Cのコネクタ部54が可動式であってもよい。蓄電池2Bでは、筐体31に対するコネクタ36の位置及び姿勢が固定されてもよい。蓄電池2Cは、筐体51に対するコネクタ52の位置及び姿勢を変更可能なコネクタ部54を備えてもよい。蓄電池2Cは、筐体51内のコネクタ52が配置された空間に繋がる孔部と、筐体51の孔部を覆う蓋部とを備えてもよい。また、蓄電池2Bのコネクタ部34及び蓄電池2Cのコネクタ部54が可動式であってもよい。蓄電池2Cは、第1電気機器の一例であってもよい。制御部3は、第2電気機器の一例であってもよい。蓄電池2Aは、第2電気機器に隣接する第3電気機器の一例であってもよい。蓄電池2Bは、第1電気機器に隣接する第3電気機器の一例であってもよい。蓄電池2A及び2Bは、複数の第3電気機器のうちの隣接する2つの第3電気機器の一例であってもよい。
【0078】
図18に示すように、蓄電池2Cの構成は、蓄電池2A又は2Bの構成と同様であってもよい。図18は、蓄電池2Cの構成を示す斜視図である。蓄電池2Cは、筐体51内に配置されたコネクタ91及びケーブル92を有するコネクタ部93と、筐体51に形成され、コネクタ91を露出する開口94と、を更に備えてもよい。コネクタ91は、例えば、雄型コネクタである。開口94は、筐体51の下面に形成されている。例えば、開口94が向いている方向から見て、コネクタ91と開口94とが相似形であってもよく、開口94はコネクタ91よりも大きい。蓄電池2Cは、筐体51に対するコネクタ91の位置及び姿勢を変更可能なコネクタ部93を備えてもよい。コネクタ91及びケーブル92は、筐体51に固定されておらず、コネクタ91の位置及び姿勢を変更することができる。すなわち、コネクタ91を全方向に自由に動かすことができる。
【0079】
蓄電池2Cは、筐体51の側面に形成された孔部95と、蓋部96とを更に備えてもよい。筐体51の孔部95は、筐体51の開口55又は94が向いている方向(開口方向)と直交する方向に配置されている。筐体51の孔部95は、筐体51内のコネクタ91が配置された空間に繋がっている。ユーザーは、筐体51内のコネクタ91が配置された空間に手を入れて、コネクタ91を自由に動かすことができる。筐体51の孔部95は、筐体51内のコネクタ52が配置された空間に繋がっていてもよい。
【0080】
蓄電池2Cのコネクタ部54及びコネクタ部93の両方が、可動式であってもよいし、固定式であってもよい。蓄電池2Cのコネクタ部54及びコネクタ部93の一方が可動式であってもよいし、蓄電池2Cのコネクタ部54及びコネクタ部93の他方が固定式であってもよい。
【0081】
筐体51の側面に孔部95を囲むシーリング部97が設けられていてもよい。シーリング部97は、例えば、パッキンである。配線管5が配置されている側における筐体51の側面に蓋部96を取り付けてもよい。ネジ等を用いて筐体51に蓋部96を固定する場合、配線管5が配置されている側における筐体51の側面に蓋部96を取り付けることにより、筐体51の正面からネジ等が見えなくなり、デザイン性が向上する。筐体51の側面に蓋部96を取り付けた場合、蓋部96は、筐体51の孔部95を覆っており、かつ、シーリング部97に接触している。この場合、筐体51と蓋部96との間にシーリング部97が配置され、かつ、シーリング部97の内側に筐体51の孔部95が配置されている。シーリング部97によって、筐体51の孔部95から筐体51内に水滴や埃等が入り込むことが抑止される。
【0082】
図18に示す蓄電池2Cの構成を採用する場合、図1に示す電気機器ユニット1において、蓄電池2Aの位置と蓄電池2Cの位置とを入れ替えてもよい。すなわち、蓄電池2A上に蓄電池2Bを載置し、蓄電池2B上に蓄電池2Cを載置し、蓄電池2C上に制御部3を載置してもよい。また、図18に示す蓄電池2Cの構成を採用する場合、図1に示す電気機器ユニット1において、蓄電池2Bの位置と蓄電池2Cの位置とを入れ替えてもよい。すなわち、蓄電池2B上に蓄電池2Cを載置し、蓄電池2C上に蓄電池2Aを載置し、蓄電池2A上に制御部3を載置してもよい。蓄電池2Cの筐体51の下面に凹部74が設けられてもよい。
【0083】
また、上記で説明した各処理及び各手段等は、電気機器ユニット1における複数のコネクタの接続方法或いは電気機器ユニット1における複数の電気機器の設置方法等として捉えてもよい。なお、上記構成、手段及び処理の各々は可能な限り互いに組み合わせて本発明を構築することができる。
【0084】
<付記1>
複数の電気機器(2、3)を含む電気機器ユニット(1)であって、
前記複数の電気機器(2、3)のうちの第1電気機器(3)は、第1筐体(61)と、前記第1筐体(61)内に配置された第1コネクタ(62)及び第1ケーブル(63)を有し、前記第1筐体(61)に対する前記第1コネクタ(62)の位置及び姿勢を変更可能な第1コネクタ部(64)と、前記第1筐体(61)に形成され、前記第1コネクタ(62)を露出する第1開口(65)と、を備え、
前記複数の電気機器のうちの第2電気機器(2C)は、第2筐体(51)と、前記第2筐体(51)内に配置された第2コネクタ(52)及び第2ケーブル(53)を有する第2コネクタ部(54)と、前記第2筐体(51)に形成され、前記第2コネクタ(52)を露出する第2開口(55)と、を備え、
前記第1開口(65)と前記第2開口(55)とが対向した状態で、前記第1コネクタ(62)が動かされることにより、前記第2コネクタ(52)に対して、前記第1コネクタ(62)が接続可能である、
電気機器ユニット(1)。
<付記2>
前記第1電気機器(3)は、前記第1筐体(61)に形成され、前記第1開口(65)が向いている方向と直交する方向に配置された第1孔部(66)と、前記第1孔部(66)を覆う第1蓋部(67)と、を備え、
前記第1孔部(66)は、前記第1筐体(61)内の前記第1コネクタ(62)が配置された空間に繋がっている、
付記1に記載の電気機器ユニット(1)。
<付記3>
前記第2筐体(51)に対する前記第2コネクタ(52)の位置及び姿勢が固定されて
いる、
付記1又は2に記載の電気機器ユニット(1)。
<付記4>
前記第1筐体(61)と前記第2筐体(51)との間にシーリング部(56)が配置されており、
前記シーリング部(56)の内側に、前記第1開口(65)と、前記第2開口(55)とが配置されている、
付記1から3の何れか一つに記載の電気機器ユニット(1)。
<付記5>
前記複数の電気機器(2、3)のうちの一つ又は複数の第3電気機器(2A)は、第3筐体(11)と、前記第3筐体(11)内に配置された第3コネクタ(12)及び第3ケーブル(13)を有し、前記第3筐体(11)に対する前記第3コネクタ(12)の位置及び姿勢を変更可能な第3コネクタ部(14)と、前記第3筐体(11)に形成され、前記第3コネクタ(12)を露出する第3開口(15)と、前記第3筐体(11)内に配置された第4コネクタ(16)及び第4ケーブル(17)を有する第4コネクタ部(18)と、前記第3筐体(11)に形成され、前記第4コネクタ(16)を露出する第4開口(19)と、を備え、
前記第1開口(65)と、前記第1電気機器(3)に隣接する前記第3電気機器(2A)の前記第4開口(19)とが対向した状態で、前記第1コネクタ(62)が動かされることにより、前記第1電気機器(3)に隣接する前記第3電気機器(2A)の前記第4コネクタ(16)に対して、前記第1コネクタ(62)が接続可能であり、
前記第2開口(55)と、前記第2電気機器(2C)に隣接する前記第3電気機器(2A)の前記第3開口(15)とが対向した状態で、前記第2電気機器(2C)に隣接する前記第3電気機器(2A)の前記第3コネクタ(12)が動かされることにより、前記第2コネクタ(52)に対して、前記第2電気機器(2C)に隣接する前記第3電気機器(2A)の前記第3コネクタ(12)が接続可能である、
付記1から3の何れか一つに記載の電気機器ユニット(1)。
<付記6>
前記一つ又は複数の第3電気機器(2A)は、前記第3筐体(11)に形成され、前記第3開口(15)が向いている方向と直交する方向に配置された第2孔部(21)と、前記第2孔部(21)を覆う第2蓋部(22)と、を備え、
前記第2孔部(21)は、前記第3筐体(11)内の前記第3コネクタ(12)が配置された空間に繋がっている、
付記5に記載の電気機器ユニット(1)。
<付記7>
前記第3筐体(11)に対する前記第4コネクタ(16)の位置及び姿勢が固定されている、
付記5又は6に記載の電気機器ユニット(1)。
<付記8>
前記第1筐体(61)と、前記第1電気機器(3)に隣接する前記第3電気機器(2A)の前記第3筐体(11)との間に、第1シーリング部(20)が配置されており、
前記第2筐体(51)と、前記第2電気機器(2C)に隣接する前記第3電気機器(2A)の前記第3筐体(11)との間に、第2シーリング部(56)が配置されており、
前記第1シーリング部(20)の内側に、前記第1開口(65)と、前記第1電気機器(3)に隣接する前記第3電気機器(2A)の前記第4開口(19)とが配置されており、
前記第2シーリング部(56)の内側に、前記第2開口(55)と、前記第2電気機器(2C)に隣接する前記第3電気機器(2A)の前記第3開口(15)とが配置されている、
付記5から7の何れか一つに記載の電気機器ユニット(1)。
<付記9>
前記複数の第3電気機器(2A、2B)のうちの隣接する2つの前記第3電気機器の一方(2A)の前記第3開口(15)と、隣接する前記2つの前記第3電気機器の他方(2B)の前記第4開口(39)と、が対向した状態で、隣接する前記2つの前記第3電気機器の一方(2A)の前記第3コネクタ(12)が動かされることにより、隣接する前記2つの前記第3電気機器の他方(2B)の前記第4コネクタ(36)に対して、隣接する前記2つの前記第3電気機器の一方(2A)の前記第3コネクタ(12)が接続可能である、
付記5から8の何れか一つに記載の電気機器ユニット(1)。
<付記10>
前記第1筐体(61)と、前記第1電気機器(3)に隣接する前記第3電気機器(2A)の前記第3筐体(11)との間に、第1シーリング部(20)が配置されており、
前記第2筐体(51)と、前記第2電気機器(2C)に隣接する前記第3電気機器(2B)の前記第3筐体(31)との間に、第2シーリング部(56)が配置されており、
隣接する前記2つの前記第3電気機器の一方(2A)の前記第3筐体(11)と、隣接する前記2つの前記第3電気機器の他方(2B)の前記第3筐体(31)との間に、第3シーリング部(40)が配置されており、
前記第1シーリング部(20)の内側に、前記第1開口(65)と、前記第1電気機器(3)に隣接する前記第3電気機器(2A)の前記第4開口(19)とが配置されており、
前記第2シーリング部(56)の内側に、前記第2開口(55)と、前記第2電気機器(2C)に隣接する前記第3電気機器(2B)の前記第3開口(35)とが配置されており、
前記第3シーリング部(40)の内側に、隣接する前記2つの前記第3電気機器の一方(2A)の前記第3開口(15)と、隣接する前記2つの前記第3電気機器の他方(2B)の前記第4開口(39)とが配置されている、
付記9に記載の電気機器ユニット(1)。
<付記11>
前記第1電気機器(3)及び前記第2電気機器(2C)の一方は、蓄電地であり、
前記第1電気機器(3)及び前記第2電気機器(2C)の他方は、制御部である、
付記1から10の何れか一つに記載の電気機器ユニット(1)。
<付記12>
前記第1電気機器(3)及び前記第2電気機器(2C)の一方は、蓄電地であり、
前記第1電気機器(3)及び前記第2電気機器(2C)の他方は、制御部であり、
前記一つ又は複数の第3電気機器(2A)は、蓄電池である、
付記5から10の何れか一つに記載の電気機器ユニット(1)。
【符号の説明】
【0085】
1:電気機器ユニット
2、2A、2B、2C:蓄電池
3:制御部
4:外部機器
5:配線管
11、31、51、61:筐体
12、16、32、36、52、62、91:コネクタ
13、17、33、37、53、63、92:ケーブル
14、18、34、38、54、64、93:コネクタ部
15、19、35、39、55、65、94:開口
20、23、40、43、56、68、83、97:シーリング部
21、21A、21B、41、66、81、95:孔部
22、22A、22B、42、67、82、96:蓋部
71、73、75:突起部
72、74、76:凹部
77:接続プレート
84:ナット
85:ネジ穴
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