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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】
(43)【公開日】
(54)【発明の名称】排気管構造
(51)【国際特許分類】
   
   
   
【FI】
【審査請求】未請求
【請求項の数】14
【出願形態】
(21)【出願番号】
(22)【出願日】
(71)【出願人】
【識別番号】000003137
【氏名又は名称】マツダ株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110001427
【氏名又は名称】弁理士法人前田特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】松葉 翔平
(72)【発明者】
【氏名】玉野 雅和
(72)【発明者】
【氏名】清水 幸一
(72)【発明者】
【氏名】鷹村 優太
(72)【発明者】
【氏名】阿草 敬祐
【テーマコード(参考)】
【Fターム(参考)】
3G004AA01
3G004BA00
3G004BA01
3G004CA06
3G004CA07
3G004CA13
3G004DA01
3G004DA07
3G004DA08
3G004DA09
3G004DA21
3G004FA01
(57)【要約】
【課題】車外騒音を抑制しながら、効果的な排気音のサウンド演出を可能にする。
【解決手段】排気管構造2は、車両の床下において、エンジンから車両の後方へ向かって延びる排気管211と、排気管が接続されかつ、エンジンから排出された排気ガスの圧力波が解放される筐体(プリサイレンサー22)と、特定の振動特性を有するよう設計され、筐体内で解放された圧力波によって振動することにより特定周波数の音を放射する振動板(上壁221)と、を備える。
【選択図】図3
【特許請求の範囲】
【請求項】
車両の床下において、エンジンから前記車両の後方へ向かって延びる排気管と、
前記排気管が接続されかつ、前記エンジンから排出された排気ガスの圧力波が解放される筐体と、
特定の振動特性を有するよう設計され、前記筐体内で解放された圧力波によって振動することにより特定周波数の音を放射する振動板と、
を備えた排気管構造。
【請求項】
請求項1に記載の排気管構造において、
前記振動板は、前記筐体の一部を構成する、
排気管構造。
【請求項】
請求項2に記載の排気管構造において、
前記筐体は、前記床下のトンネル内に位置し、
前記振動板は、前記筐体の上壁を構成する、
排気管構造。
【請求項】
請求項3に記載の排気管構造において、
前記筐体は、前記エンジンと前記排気管の後端が接続されるメインサイレンサーとの間において、前記排気管の途中に介在するプリサイレンサーである、
排気管構造。
【請求項】
請求項1に記載の排気管構造において、
前記振動板は、板面に装着されたウエイトを有する、
排気管構造。
【請求項】
請求項1に記載の排気管構造において、
前記振動板は、振動特性が互いに異なる第1部位と第2部位とを少なくとも有する、
排気管構造。
【請求項】
請求項6に記載の排気管構造において、
前記第1部位と前記第2部位とは、前記排気管が延びる方向に並ぶ、
排気管構造。
【請求項】
請求項3に記載の排気管構造において、
前記筐体に接続された前記排気管の中心軸は、前記筐体の上下方向の中心よりも下方に位置し、
前記上壁を構成する前記振動板は、前記排気管に対し、上下方向に間隔を空けて位置する、
排気管構造。
【請求項】
請求項8に記載の排気管構造において、
前記排気管は、前記筐体の内部において開口する下流端を有し、
前記排気管の下流端は、前記上壁の方へ指向する、
排気管構造。
【請求項】
請求項8に記載の排気管構造において、
前記排気管は、前記筐体を前後方向に貫通し、
前記排気管は、前記筐体の内部において、管の内外を連通させる複数の連通孔を有する、
排気管構造。
【請求項】
請求項1に記載の排気管構造において、
前記筐体内に位置し、かつ前記筐体内を、少なくとも第1領域と第2領域とに仕切る仕切りをさらに備え、
前記第1領域には、吸音材が充填され、前記第2領域には、前記吸音材が充填されない、
排気管構造。
【請求項】
請求項11に記載の排気管構造において、
前記仕切りは、前記第1領域内に前記排気管が位置し、前記第2領域内に前記振動板が位置するように、前記筐体内を仕切る、
排気管構造。
【請求項】
請求項12に記載の排気管構造において、
前記排気管は、前記筐体を前後方向に貫通し、
前記筐体内において延びる前記排気管の一部が前記第1領域内に位置し、前記排気管の別の一部が前記第2領域内に位置する、
排気管構造。
【請求項】
請求項11~13のいずれか1項に記載の排気管構造において、
前記仕切りは、通気孔を有する、
排気管構造。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【】
ここに開示する技術は、排気管構造に関する。
【背景技術】
【】
特許文献1には、従来の車両用サウンドシステムが記載されている。サウンドシステムは、車両の乗員に対して、エンジン音及び/又は排気音を積極的に聴かせるシステムである。
【】
サウンドシステムは、車室内につながる第1~第3の三つの開口部を備える。第1開口部は、車室前側のダッシュパネルに形成される。第2開口部は、車室後側のキックアップ部に形成される。第3開口部は、車室中央のトンネル部に形成される。
【】
エンジン音及び/又は排気音が、各開口部を施蓋する膜部材を振動させることにより、エンジン音及び/又は排気音が、車室内に効果的に伝達される。
【】
サウンドシステムは、乗員へのサウンド演出を行うため、例えばスポーツカー等の走行を楽しむことが重視される車両への搭載に適している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【】
【特許文献】特許第6614199号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【】
エンジンから排出される排気ガスに起因する排気音は、主にサイレンサーを使って低減される。車外騒音を低減させるためである。
【】
ところが、排気音を低減させると、前述したような走行を楽しむことが重視される車両において、乗員に、排気音を積極的に聴かせること、つまりサウンド演出を行うことが難しくなる。サウンド演出と車外騒音の低減とは、相反する要求である。
【】
また、効果的なサウンド演出のためには、単に排気音を大きくするのではなく、特定周波数の音を、乗員に聴かせることが好ましい。
【】
ここに開示する技術は、車外騒音を抑制しながら、効果的な排気音のサウンド演出を可能にする。
【課題を解決するための手段】
【】
ここに開示する技術は、排気管構造に関する。排気管構造は、
車両の床下において、エンジンから前記車両の後方へ向かって延びる排気管と、
前記排気管が接続されかつ、前記エンジンから排出された排気ガスの圧力波が解放される筐体と、
特定の振動特性を有するよう設計され、前記筐体内で解放された圧力波によって振動することにより特定周波数の音を放射する振動板と、
を備える。
【】
エンジンから排出された排気ガスは排気管内を流れる。排気管は、筐体に接続される。排気ガスの圧力波は、筐体において解放される。筐体は、排気管よりも大きな空間を有する、としてもよい。排気ガスの圧力波が解放される筐体は、排気音を低減させることができる。筐体は、車外騒音を抑制する。
【】
排気管構造は、振動板を備える。振動板は、特定の振動特性を有するよう設計される。例えば振動板の質量の調整、及び/又は、振動板の形状の調整により、振動板は、特定の振動特性を有するよう設計される。
【】
振動板は、筐体内で解放された圧力波によって振動する。振動板の振動によって、特定周波数の音が放射される。排気管構造は、特定の振動特性を有する振動板を備えることによって、車両の乗員に対する効果的なサウンド演出を実現できる。
【】
前記振動板は、前記筐体の一部を構成する、としてもよい。
【】
車両の床下に位置する筐体の一部を、特定の振動特性を有する振動板として機能させることで、振動板の振動によって生じた特定周波数の音が、車室内の乗員に伝わりやすい。乗員に対し、効果的にサウンド演出を行うことができる。
【】
前記筐体は、前記床下のトンネル内に位置し、
前記振動板は、前記筐体の上壁を構成する、としてもよい。
【】
トンネル内に位置する筐体の上壁は、車両の床の直ぐ下に位置するため、上壁の振動によって生じた特定周波数の音が、車室内の乗員に伝わりやすい。サウンド演出の効果が高い。
【】
筐体はトンネル内に位置するため、上壁の振動によって生じた特定周波数の音が、トンネルの側壁によって遮られる。上壁の振動によって生じた特定周波数の音が、車両の外へ伝わることが抑制される。この構造は、車外騒音の抑制に有利である。
【】
前記筐体は、前記エンジンと前記排気管の後端が接続されるメインサイレンサーとの間において、前記排気管の途中に介在するプリサイレンサーである、としてもよい。
【】
排気管の途中に介在するプリサイレンサーは、排気音の消音機能を有する。プリサイレンサーの上壁を、振動板として機能させることにより、プリサイレンサーは、排気音の消音機能と、サウンド演出との両方に寄与できる。
【】
プリサイレンサーは、車両の前後方向の中間部に位置するため、プリサイレンサーは、車両後端から離れている。プリサイレンサーの上壁が特定周波数の音を発生させても、当該音は車両の外へ伝わりにくい。車外騒音が抑制される。
【】
また、車両の前後方向の中間部に位置するプリサイレンサーは、車室に近い。プリサイレンサーは、乗員に対して、効果的なサウンド演出を行うことができる。
【】
前記振動板は、板面に装着されたウエイトを有する、としてもよい。
【】
振動板の板面にウエイトが装着されれば、振動板の固有振動数が変化、及び/又は、振動板の振動モードが変化する。ウエイトの質量の調整、及び/又は、ウエイトの装着位置の調整により、振動板の振動特性が調整される。ウエイトを利用すれば、振動板が発生させる音の周波数が調整可能になる。なお、振動板に、2以上のウエイトが装着されてもよい。
【】
前記振動板は、振動特性が互いに異なる第1部位と第2部位とを少なくとも有する、としてもよい。
【】
振動板が、少なくとも第1部位と第2部位とを有することにより、振動板は、圧力波が当たる位置に応じて、発生する音の周波数を変えることができる。エンジンの運転状態に応じて排気管を流れる排気ガスの流量が変わるため、圧力波が振動板に当たる位置が変わる。振動板が発生させる音が、エンジンの運転状態に応じて変化する。なお、第1部位と第2部位とは、例えば板厚が異なるとしてもよい。
【】
前記第1部位と前記第2部位とは、前記排気管が延びる方向に並ぶ、としてもよい。
【】
エンジンの回転数の高低に応じて、排気管を流れる排気ガスの流量が変化する。低流量では、筐体内において圧力波が振動板に当たる位置が、筐体の入口に近くなり、高流量では、筐体内において圧力波が振動板に当たる位置が、筐体の入口から離れて、出口に近くなる。排気ガスの流量に応じて、筐体内において圧力波が振動板に当たる位置が、排気管が延びる方向について変化する。
【】
第1部位と前記第2部位とが、例えば第1部位が筐体の入口に近い位置で、第2部位が筐体の入口から離れた位置となるよう、排気管が延びる方向に並ぶとする。エンジンの回転数が低い場合は、第1部位の振動が支配的になり、エンジンの回転数が高い場合は、第2部位の振動が支配的になる。振動板は、エンジンの回転数の高低に応じて、発生させる音を変えることができる。
【】
前記筐体に接続された前記排気管の中心軸は、前記筐体の上下方向の中心よりも下方に位置し、
前記上壁を構成する前記振動板は、前記排気管に対し、上下方向に間隔を空けて位置する、としてもよい。
【】
排気管を筐体に対して下方にオフセットさせると、振動板によって構成される筐体の上壁と、排気管との間隔が広がる。筐体内において解放された圧力波によって、上壁は振動しやすい。上壁は、特定周波数の音を、効果的に放射できる。
【】
前記排気管は、前記筐体の内部において開口する下流端を有し、
前記排気管の下流端は、前記上壁の方へ指向する、としてもよい。
【】
排気管の下流端から筐体内に放出された排気ガスは、上壁の方へ向かって流れる。筐体の上壁の振動が促進されるから、上壁は、特定周波数の音を、効果的に放射できる。
【】
前記排気管は、前記筐体を前後方向に貫通し、
前記排気管は、前記筐体の内部において、管の内外を連通させる複数の連通孔を有する、としてもよい。連通孔は、排気管の周面の全体に、多数、形成されてもよい。
【】
排気管を流れる排気ガスは、複数の連通孔を通じて筐体内へ放出される。圧力波が分散されることにより排気音が抑制される。また、圧力波によって、筐体の上壁は、特定周波数の音を、効果的に放射できる。
【】
前記筐体内に位置し、かつ前記筐体内を、少なくとも第1領域と第2領域とに仕切る仕切りをさらに備え、
前記第1領域には、吸音材が充填され、前記第2領域には、前記吸音材が充填されない、としてもよい。
【】
筐体内の一部分に吸音材が充填されるため、筐体は排気音を効果的に消音できる。
【】
前記仕切りは、前記第1領域内に前記排気管が位置し、前記第2領域内に前記振動板が位置するように、前記筐体内を仕切る、としてもよい。
【】
振動板が第2領域内に位置するため、吸音材は、振動板の振動を阻害しない。振動板は、圧力波によって振動することにより、特定周波数の音を放射することができる。筐体は、吸音材による高い消音効果と、振動板の振動によりサウンド演出とを両立できる。
【】
前記排気管は、前記筐体を前後方向に貫通し、
前記筐体内において延びる前記排気管の一部が前記第1領域内に位置し、前記排気管の別の一部が前記第2領域内に位置する、としてもよい。
【】
排気管の一部が第2領域内に位置するため、排気管の一部は、吸音材に覆われない。第2領域内において排気管から放出された排気ガスの圧力波により、第2領域に位置する振動板が効果的に振動する。筐体は、吸音材による高い消音効果と、振動板の振動によりサウンド演出とを、さらに高い次元で両立できる。
【】
前記仕切りは、通気孔を有する、としてもよい。
【】
仕切りは、吸音材の充填領域を筐体内の一部分に規制する一方で、排気ガスの通過は妨げない。筐体は、エンジンの排気抵抗が増大することを抑制しつつ、排気音の消音効果とサウンド演出とを両立できる。
【発明の効果】
【】
前記の排気管構造は、車外騒音を抑制しながら、効果的なサウンド演出を可能にする。
【図面の簡単な説明】
【】
【図】図1は、第1実施形態に係る排気管構造の平面図及びA-A断面図である。
【図】図2は、第2実施形態に係る排気管構造が適用された車両を下から見た図である。
【図】図3は、第2実施形態に係る排気管構造の一部を破断させた斜視図である。
【図】図4は、第2実施形態に係る排気管構造を上から見た断面図、及び、B-B断面図である。
【図】図5は、排気管構造において発生した音を車室内で計測した結果である。
【図】図6は、第3実施形態に係る排気管構造の一部を破断させた斜視図である。
【図】図7は、第3実施形態に係る排気管構造を上から見た断面図、及び、C-C断面図である。
【図】図8は、変形例に係る排気管構造の一部を破断させた斜視図である。
【図】図9は、変形例に係る排気管構造を上から見た断面図、及び、D-D断面図である。
【発明を実施するための形態】
【】
以下、排気管構造の実施形態について、図面を参照しながら説明する。ここで説明する排気管構造は例示である。
【】
(第1実施形態)
図1は、模式的な排気管構造1を示す。排気管構造1は、車両に搭載される。図1の上図は、排気管構造1を上から見た平面図であり、下図は、上図におけるA-A断面を示す。
【】
排気管構造1は、排気管11を備える。排気管11は、車両に搭載されたエンジンに接続される。排気管11は、エンジンから排出された排気ガスが流れる。図1において排気ガスが流れる方向は、紙面左から右である。図1の紙面左は、車両の前に対応し、図1の紙面右は、車両の後に対応する。
【】
排気管構造1は、筐体12を備える。筐体12は、排気管11の途中に介在する。より詳細に、上流側の排気管111が、筐体12の前の側壁123に接続される。上流側の排気管111の下流端1110は、筐体12の内部に位置する。下流側の排気管112の上流端が、筐体12の後の側壁123に接続される。
【】
筐体12は、上壁121及び下壁122と、前後左右の四つの側壁123とを有する。四つの側壁123は、上壁121と下壁122とを上下につなぐ。
【】
筐体12は、密閉された箱状である。筐体12の上下方向の高さ、左右方向の幅、及び前後方向の長さはそれぞれ、排気管11の径よりも大きい。筐体12は、排気管11に比べて大きな空間を有する。なお、左右方向は、車両の車幅方向である。
【】
排気管111を流れる脈動する排気ガスは、筐体12内に放出される。筐体12において、排気ガスの圧力波が解放される。排気管111と筐体12との断面積差が大きいため、圧力波が拡張し、排気音が減衰する。
【】
また、筐体12内において、そのまま進行する進行波と、筐体12の壁で反射する反射波との干渉により、圧力波の一部の周波数成分が打ち消され、排気音が減衰する。
【】
排気管11に接続された筐体12は、排気音を低減させる機能を有する。車両に搭載された筐体12は、車外騒音を低減させる。
【】
筐体12は、車外騒音の低減機能だけでなく、サウンド演出の機能を有する。サウンド演出は、特定周波数の音を発生させることによって、車両の乗員に対し、排気音を積極的に聴かせることをいう。
【】
サウンド演出の機能のために、筐体12の上壁121は、複数の部位13~17、181から構成される。
【】
第1部位13、第2部位14、第3部位15、及び第4部位16はそれぞれ、振動特性が異なる。図例の第1部位13、第2部位14、第3部位15、及び第4部位16は、同じ面積を有する。第1部位13、第2部位14、第3部位15、及び第4部位16はそれぞれ、例えば板厚tが互いに相違する部位である、としてもよい(図1のt1、t2参照)。
【】
第1部位13、第2部位14、第3部位15、及び第4部位16は、上壁121において、前後方向に並ぶと共に、左右方向に並ぶ。上壁121において第1部位13、第2部位14、第3部位15、及び第4部位16の周囲の部位も、第1部位13、第2部位14、第3部位15、及び第4部位16とは振動特性が異なる第5部位17を構成する。
【】
上壁121はまた、ビード181を有する。ビード181は、第1部位13、第2部位14、第3部位15、第4部位16、及び第5部位17の間に位置し、これらの各部位13~17を隔てる。ビード181は、各部位13~17よりも剛性が高く、各部位13~17よりも振動しにくい。
【】
ビード181によって隔てられるため、第1部位13、第2部位14、第3部位15、第4部位16、及び第5部位17は、他の部位の影響を受けずに、各々特有の振動特性により振動できる。第1部位13、第2部位14、第3部位15、第4部位16、及び第5部位17はそれぞれ、特有の振動特性により振動することで、特定周波数の音を放射する振動板として機能する。また、上壁121も全体として、特有の振動特性により振動することで、特定周波数の音を放射する振動板として機能する。
【】
上壁121の第1部位13、第2部位14、第3部位15、第4部位16、及び第5部位17はそれぞれ、筐体12内で解放された圧力波によって振動する。第1部位13、第2部位14、第3部位15、第4部位16、及び第5部位17それぞれの振動特性の調整によって、筐体12の上壁121は、エンジンからの排気に関連した、特定周波数の音を発生させることができる。従って、筐体12は、乗員に対し、排気音を積極的に聴かせるというサウンド演出の機能を有することができる。
【】
図1の下図に示すように、排気管111の下流端1110を、筐体12内において上壁121の方へ指向させれば、排気管111は、排気ガスを上壁121に向けて放出できる。上壁121は、排気ガスによって効果的に振動する。乗員に聴かせる排気音の音圧を高めることができ、排気管構造1は、サウンド演出の効果を高めることができる。
【】
また、エンジンが低回転で運転している場合と、高回転で運転している場合とで、排気管11を流れる排気ガスの流量が変化する。エンジンが低回転で運転していて、流量が装置的に低い場合は、図1の下図に矢印で示すように、排気ガスは、筐体12の入口に近い、上壁121の前部に向けて放出される。上壁12における第1部位13及び第3部位15が主に、圧力波によって振動する。
【】
エンジンが高回転で運転していて、流量が装置的に高い場合は、図1の下図に矢印で示すように、排気ガスは、筐体12の入口から離れた上壁121の後部に向けて放出される。上壁121における第2部位14及び第4部位16が主に、圧力波によって振動する。
【】
エンジンの回転数に応じて振動する部位が変化する。筐体12は、エンジンが低回転時で運転している場合に発生させる音の周波数と、エンジンが高回転時で運転している場合に発生させる音の周波数と、を変えることができる。排気管構造1は、エンジンの運転状態に対応した、より高度なサウンド演出を乗員に提供できる。
【】
なお、図1に示す上壁121の分割数は、一例であり、上壁121の分割数は、特定の数に限定されない。
【】
また、第1部位13、第2部位14、第3部位15、及び第4部位16それぞれの形状、及び/又は、配置を調整することによって、上壁121の振動特性が特定の振動特性となるよう設計することができる。
【】
また、上壁121を複数の部位に分割せずに、上壁121の全体において、板厚tを一定にしてもよい。特定の振動特性を有するように、上壁121の板厚t及び/又は形状を設計すれば、上壁121が、筐体12内で解放された圧力波によって特定の振動特性でもって振動し、筐体12は、特定周波数の音を放射することができる。
【】
また、上壁121の上面に、1又は複数のウエイトを装着することによって、上壁121が特定の振動特性を有するようにしてもよい。
【】
また、上壁121は、平らな板に限らず、上向き又は下向きに湾曲した板であってもよい。
【】
また、筐体12の上壁121が、特定の振動特性を有するように設計するかわりに、下壁122が、特定の振動特性を有するように、前述した様々な手法を用いて設計してもよい。筐体12の上壁121及び下壁122の両方について、特定の振動特性を有するように設計してもよい。
【】
さらに、筐体12を構成する壁を振動板として利用するかわりに、筐体12の内部に、特定の振動特性を有するように設計された振動板が配置されてもよい。筐体12を構成する壁を振動板として利用すると共に、筐体12の内部に振動板が配置されてもよい。
【】
(第2実施形態)
図2は、第2実施形態に係る排気管構造2が適用された車両9を示す。図2は、車両9の床下を、下から見上げて見た場合を示しており、図2には、後述するプリサイレンサー22の下面が描かれる。
【】
排気管構造2は、第1実施形態と同様に、排気管21と、筐体とを備える。筐体は、プリサイレンサー22である。
【】
エンジン30は、車両9の前部に位置する。排気管21は、エンジン30に接続され、車両9の後方へ延びる。排気管21には、触媒装置31、32が介設される。触媒装置31、32はそれぞれ、エンジン30から排出された排気ガスを浄化する。
【】
排気管21の後端は、メインサイレンサー29に接続される。メインサイレンサー29は、車両9の後端部に位置する。メインサイレンサー29は、排気音の消音機能と、排気音のサウンド演出機能とを有する。メインサイレンサー29は、プリサイレンサー22に比べて大きい筐体容積を利用して、筐体の内部に、消音のための構造と、サウンド演出のための構造とを有する。
【】
プリサイレンサー22は、エンジン30とメインサイレンサー29との間に位置し、排気管21の途中に介在する。プリサイレンサー22は、メインサイレンサー29と共に、排気音の消音を行う。また、排気管21の途中に介在するプリサイレンサー22は、エンジン30とプリサイレンサー22との間の排気管21、及び、プリサイレンサー22とメインサイレンサー29との間の排気管の長さを短くすることにより、波長の長い定在波の発生を抑制する。
【】
プリサイレンサー22は、シート91、91が設置された車室90の近傍に位置する。
【】
排気管21及びプリサイレンサー22は、トンネル92の中に位置する。トンネル92は、上下方向に立設する起立壁921、921によって車両9の床下から上方へ凹陥する。トンネル92は、下向きに開口する。
【】
トンネル92は、車両9の前部から後方へ延びる。トンネル92内には、排気管21及びプリサイレンサー22の他に、エンジン30の動力を後輪へ伝達するプロペラシャフトが位置する。
【】
図3は、プリサイレンサー22の一部を破断させた斜視図である。図4の上図は、プリサイレンサー22を上から見た断面図であり、下図は、上図のB-B断面図である。
【】
プリサイレンサー22は、第1シェル22aと第2シェル22bとを上下方向に重ね合わせることにより形成される。第1シェル22a及び第2シェル22bは、プリサイレンサー22の筐体である。
【】
プリサイレンサー22は、上壁221と、下壁222とを有する。上壁221は、前後方向及び左右方向に広がる。上壁221は、上から見て略5角形を有する板である。下壁222は、上壁221に対し上下方向に対向すると共に、前後方向及び左右方向に広がる。下壁222も、上壁221と同様に、上から見て略5角形を有する板である。上壁221及び下壁222はそれぞれ、平らな板である。側壁が、上壁221と下壁222を上下方向につなぐ。
【】
上流側の排気管211が、プリサイレンサー22の前部の側壁に接続される。図4の上図に示すように、排気管211の中心軸Xは、プリサイレンサー22の左右方向の中心よりも左に位置する。
【】
また、図4の下図に示すように、排気管211の中心軸Xは、プリサイレンサー22の上下方向の中心よりも下方に位置する。排気管211は、下壁222に近接している。上壁221は、排気管211に対し、上下方向に間隔を空けて位置する。
【】
排気管211の下流端2110は、プリサイレンサー22の内部において開口する。下流端は、図4の上図に示すように、左右方向について、上壁221の中央の方へ指向する。また、下流端は、図4の下図に示すように、上壁221の方へ指向する。
【】
プリサイレンサー22の上壁221の上面には、ウエイト5が装着される。ウエイト5の装着によって、上壁221は、特定の振動特性を有する。図例のウエイト5の装着位置は、一例であり、ウエイト5は、上壁221における適宜の位置に装着できる。また、ウエイト5の質量も適宜、設定することが可能であり、図例のウエイト5のサイズは、例示に過ぎない。
【】
プリサイレンサー22は、排気管21に対して大きい容積を有するため、排気音の消音機能を有する。プリサイレンサー22とメインサイレンサー29とを備えた車両9は、排気音を大幅に抑制できる。車両9は、車外騒音の規制に適合できる。
【】
プリサイレンサー22の上壁221は、振動板として機能する。上壁221はは、プリサイレンサー22内で解放された圧力波によって振動する。上壁221は、ウエイト5によって振動特性が調整されているため、圧力波によって振動する上壁221は、特定周波数の音を放射する。プリサイレンサー22は、所望の排気音を発生させることができるため、乗員に対し排気音を積極的に聴かせるというサウンド演出の機能を有することができる。
【】
ここで、図5は、図3及び図4に示すプリサイレンサー22が搭載された車両9において、プリサイレンサー22が発生する音を、実際に計測した結果を示す。図5の横軸は、エンジン30の回転数であり、縦軸は、車室90内において計測した音圧である。図5の破線は、ウエイト5を装着しない従来のプリサイレンサーの計測結果であり、実線は、ウエイト5を装着したプリサイレンサー22の計測結果である。ウエイト5を装着したプリサイレンサー22は、特定のエンジン回転数r1、r2のそれぞれにおいて共振が生じることにより、従来のプリサイレンサーよりも音圧が高まっている。ウエイト5を装着することにより振動特性が調整されたプリサイレンサー22は、乗員に対して、特定周波数の排気音を積極的に聴かせるというサウンド演出を提供することができる。
【】
プリサイレンサー22は、図2に示すように、車室90の近傍に位置する。プリサイレンサー22が発生させた所望の排気音は、車室90内の乗員へ伝わりやすい。排気管構造2は、高いサウンド演出の効果を発揮できる。
【】
また、プリサイレンサー22の位置が車室90の近傍に位置するため、プリサイレンサー22が発生させる音がそれほど大きくなくても、乗員に排気音を聴かせることができる。サウンド演出のためにプリサイレンサー22が発生させる音を抑制することは、車外騒音の低減に有利である。
【】
プリサイレンサー22は、メインサイレンサー29とは異なり、車両9の前後方向の中央側に位置するため、車両9の後端までの距離L1が、メインサイレンサー29と後端までの距離L2よりも長い。また、プリサイレンサー22は、左右方向、つまり車幅方向についても、車両9の側端までの距離W1、W2が比較的長い。サウンド演出のためにプリサイレンサー22が発生させた音は、車外に伝わりにくい。
【】
さらに、プリサイレンサー22は、トンネル92内に位置しているため、プリサイレンサー22が発生させた音は、トンネル92を形成する起立壁921によって、車外に伝わることが遮られる。
【】
また、プリサイレンサー22の上壁は、トンネル92下側の開口から離れているため、プリサイレンサー22が発生させた音が車外に伝わることが、さらに抑制される。
【】
プリサイレンサー22がサウンド演出の機能を有することは、車外騒音を低減しつつ、乗員に対するサウンド演出の効果を高めることを可能にする。
【】
プリサイレンサー22の内部において、排気管211と上壁221とが、上下方向に間隔を空けて位置するから、プリサイレンサー22内において解放された圧力波によって、上壁221は、効果的に振動できる。プリサイレンサー22は、所望の音を効果的に発生させることができる。
【】
また、排気管211の下流端2110が、上下方向について上壁221の方を指向しているため、上壁221を効果的に振動させることができる。また、排気管211の下流端2110が、左右方向について上壁221の中央の方を指向していることによっても、上壁221は、効果的に振動することができる。
【】
また、図4の下図に矢印で示すように、エンジン30が低回転で運転している場合と、高回転で運転している場合とで、上壁221へ向けた排気ガスの放出方向が変化する。プリサイレンサー22は、エンジンが低回転時で運転している場合に発生させる音の周波数と、エンジン30が高回転時で運転している場合に発生させる音の周波数と、を変えることができる。排気管構造2も、排気管構造1と同様に、エンジン30の運転状態に対応した、より高度なサウンド演出を乗員に提供できる。
【】
なお、2以上のウエイトが、上壁221に装着されてもよい。
【】
(第3実施形態)
図6は、第3実施形態に係る排気管構造4を示す。排気管構造4は、排気管41と、プリサイレンサー42とを備える。図7の上図は、プリサイレンサー42を上から見た断面図であり、下図は、上図のC-C断面図である。
【】
プリサイレンサー42は、図2に示すプリサイレンサー22にかわって、車両9に搭載される。プリサイレンサー42は、第1シェル42aと第2シェル42bとを上下方向に重ね合わせることにより形成される。プリサイレンサー42の上壁421に、ウエイト5が装着される。上壁421は、特定周波数の音を放射する振動板として機能する。
【】
排気管41は、プリサイレンサー42の下壁422の近くにおいて、プリサイレンサー42を前後方向に貫通している。排気管41は、プリサイレンサー42の中において、管の内外を連通させる多数の連通孔411を有する。連通孔411は、図7に二点鎖線で示す形成領域410において、排気管41の全周面にわたって形成される。なお、図6及び図7においては一部の連通孔411のみを図示している。排気管41を流れる排気ガスは、連通孔411を通じてプリサイレンサー42の中に放出される。
【】
プリサイレンサー42は、仕切り43を有する。仕切り43は、プリサイレンサー42の内部を、第1領域44と第2領域45とに仕切る。第1領域44は、上下方向について、プリサイレンサー42内の下部であり、第2領域45は、プリサイレンサー42内の上部である。排気管41は、第1領域44内に位置する。上壁421は、第2領域45に位置する。
【】
仕切り43は、板厚が比較的薄い平板であり、プリサイレンサー42の形状に合わせて、前後方向及び左右方向に拡がる。仕切り43は、多数の通気孔430を有する。なお、図6及び図7においては一部の通気孔430のみを図示しているが、通気孔430は、仕切り43の全体に均等に形成される。通気孔430は、仕切り43を板厚方向に貫通する。
【】
第1領域44には、吸音材6が充填される。吸音材6は、例えばグラスウールである。プリサイレンサー42内において、排気管41の周囲は、吸音材6に覆われる。仕切り43は、吸音材6が充填される領域を第1領域44に制限する機能を有する。仕切り43の通気孔430によって、第1領域44と第2領域45との間のガスの流通は、妨げられない。
【】
排気管41の連通孔411を通じて、排気ガスがプリサイレンサー42内へ放出されるため、圧力波が分散されて排気音が抑制される。
【】
また、吸音材6は、連通孔411が形成された排気管41の周囲を覆う。第1領域44に充填された吸音材6によって、プリサイレンサー42の消音効果がさらに高まる。
【】
仕切り43によって第2領域45には吸音材6が充填されないため、吸音材6は、上壁421の振動を阻害しない。また、排気管41がプリサイレンサー42の下壁422の近くに位置していて、排気管41と上壁421とが上下方向に離れているため、第2領域45の上下方向の高さが十分に確保できる。プリサイレンサー42内において解放された圧力波により、上壁421が振動しやすい。プリサイレンサー42は、所望の音を効率的に発生させることができる。
【】
従って、プリサイレンサー42は、排気音の抑制効果と、サウンド演出とを高い次元で両立できる。
【】
ここで、仕切り43の高さ位置を調整することにより、第1領域44と第2領域45との大きさを調整すれば、排気音の抑制効果とサウンド演出とのバランスを調整することができる。仕切り43の高さ位置Hを高くして第2領域45を小さくすれば、上壁421を振動させる圧力エネルギが減衰するため、サウンド演出の効果が低減すると共に、第1領域44が大きくなってグラスウールが増えることにより、排気音の抑制効果が相対的に高まる。仕切り43の高さ位置Hを低くして、第2領域45を大きくすれば、上壁421を振動させる圧力エネルギが減衰しにくいため、サウンド演出の効果が増大すると共に、第1領域44が小さくなってグラスウールが減ることにより、排気音の抑制効果が相対的に低下する。
【】
(変形例)
図8及び図9は、第3実施形態の変形例を示す。仕切り43は、第1仕切り431と、第2仕切り432と、を含む。第1仕切り431は、プリサイレンサー42内を、上下方向に仕切る。第2仕切り432は、プリサイレンサー42内を、前後方向に仕切る。より詳細に、第2仕切り432は、プリサイレンサー42内の、前後方向の中央部に位置する。第1仕切り431は、第2仕切り432の後側に位置し、第1仕切り431の前端と第2仕切りの上端とは接合される。第1領域44は、第1仕切り431と第2仕切り432とに囲まれた領域である。第1領域44は、プリサイレンサー42内において、前後方向の後部であって、上下方向の下部に位置する。第1領域44内に、吸音材6が充填される。
【】
第2領域45には、プリサイレンサー42内の前部と、後部かつ上部とが含まれる。排気管41の前部は、第2領域45に位置し、排気管41の後部は、第1領域44に位置する。第2領域45内に、吸音材6は充填されない。排気管41の外周面に形成された連通孔411の一部は、吸音材6に覆われない。
【】
プリサイレンサー42の上壁421に、ウエイト5は装着されない。上壁421は、図1に示す筐体12の上壁121と同様に、第1部位4211と第2部位4212とから構成される。第1部位4211は、上壁421の前部に位置し、第2部位4212は、上壁421の後部に位置する。第1部位4211と第2部位4212とは、板厚t1、t2が相違する。第1部位4211と第2部位4212とは、ビード4213によって隔てられる。なお、ビード4213は、上壁421の下面から下向きに突出するが、上壁421の上面から上向きに突出してもよい。
【】
排気管41の一部の連通孔411が吸音材6に覆われないため、図9の下図に矢印で示すように、排気管41から放出された排気ガスの圧力波によって、振動板である上壁421を効果的に振動させることができる。プリサイレンサー42は、吸音材6による高い消音効果と、振動板の振動によりサウンド演出とを、さらに高い次元で両立できる。
【】
図例のプリサイレンサー42において、第1領域44の高さH及び長さLを調整することにより、プリサイレンサー42の吸音効果の程度と、サウンド演出効果の程度とが調整できる。第1領域33の容積が大きいと吸音効果が高まりかつサウンド演出効果が低下し、第1領域33の容積が小さいと吸音効果が低下しかつサウンド演出効果が高まる。
【】
また、第2領域45内に位置する排気管41の連通孔411の径の大きさ、数、及び/又は、配置密度を調整することにより、上壁421の加振力の大きさを調整でき、プリサイレンサー42が発生する音の大きさを調整できる。また、連通孔411の孔軸向きは、排気管41の中心軸Xに直交する方向、つまり排気管41の径方向にすることに限らず、例えば径方向に対して前後方向に孔軸を傾けてもよい。連通孔411の孔軸の向きを調整すれば、上壁421において圧力波が当たる位置を、前後方向に調整できる。
【】
連通孔411の孔軸の向きを調整と、上壁421において圧力波が当たる部位の振動特性の調整とを組み合わせれば、プリサイレンサー42が発生する音の周波数を、さらに細かく調整することも可能になる。
【】
なお、図例のプリサイレンサー42では、第1領域44の位置を、前後方向の後部に設定しているが、第1領域44の前後方向の位置は、プリサイレンサー42内の前部であってもよい。また、第1領域44は、プリサイレンサー42内の前後方向の中間部であってもよい。
【】
また、第2実施形態及び第3実施形態において、上壁221、421に限らず、下壁222、422を振動板として機能させてもよいし、上壁221、421と下壁222、422との両方を、振動板として機能させてもよい。プリサイレンサー22、42の上壁221、421及び下壁222、422は面積が大きいため、振動板に適している。
【】
また、上壁221、421又は下壁222、422を振動板として機能させるかわりに、プリサイレンサー22、42の内部に、圧力波によって振動する振動板が配置されてもよい。また、上壁221、421又は下壁222、422を振動板として機能させつつ、プリサイレンサー22、42の内部に振動板が配置されてもよい。
【】
ここに開示する技術は、メインサイレンサー29に適用してもよい。また、ここに開示する技術は、メインサイレンサー29又はプリサイレンサー22、42への適用に限らない。
【】
前述した各実施形態の様々な特徴は、可能な範囲で組み合わせることができる。
【符号の説明】
【】
11 排気管
12 筐体
121 上壁(振動板)
13 第1部位
14 第2部位
15 第3部位
16 第4部位
21 排気管
22 プリサイレンサー
22a 第1シェル(筐体)
22b 第2シェル(筐体)
221 上壁(振動板)
29 メインサイレンサー
30 エンジン
41 排気管
411 連通孔
42 プリサイレンサー
42a 第1シェル(筐体)
42b 第2シェル(筐体)
421 上壁(振動板)
4211 第1部位
4212 第2部位
43 仕切り
430 通気孔
431 第1仕切り
432 第2仕切り
44 第1領域
45 第2領域
5 ウエイト
9 車両
92 トンネル
【図】
【図】
【図】
【図】
【図】
【図】
【図】
【図】
【図】