IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

知財求人 - 知財ポータルサイト「IP Force」

(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2026039674
(43)【公開日】2026-03-09
(54)【発明の名称】電動作業機
(51)【国際特許分類】
   H02K 1/18 20060101AFI20260227BHJP
   H02K 3/34 20060101ALI20260227BHJP
   H02K 5/08 20060101ALI20260227BHJP
   B25F 5/00 20060101ALI20260227BHJP
   B25F 5/02 20060101ALI20260227BHJP
【FI】
H02K1/18 Z
H02K3/34 C
H02K5/08 A
B25F5/00 G
B25F5/02
【審査請求】未請求
【請求項の数】20
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2024143301
(22)【出願日】2024-08-23
(71)【出願人】
【識別番号】000137292
【氏名又は名称】株式会社マキタ
(74)【代理人】
【識別番号】110000578
【氏名又は名称】名古屋国際弁理士法人
(72)【発明者】
【氏名】藤井 史成
【テーマコード(参考)】
3C064
5H601
5H604
5H605
【Fターム(参考)】
3C064AA01
3C064AA02
3C064AA03
3C064AA04
3C064AA05
3C064AA06
3C064AA08
3C064AA09
3C064AA20
3C064AC02
3C064BA01
3C064BA07
3C064BA33
3C064BA35
3C064BB01
3C064BB47
3C064BB72
3C064BB76
3C064CA03
3C064CA06
3C064CA09
3C064CA10
3C064CA11
3C064CA24
3C064CA27
3C064CA36
3C064CA53
3C064CA60
3C064CA61
3C064CB14
3C064CB17
3C064CB32
3C064CB43
3C064CB45
3C064CB62
3C064CB73
3C064CB86
5H601AA05
5H601BB09
5H601CC01
5H601CC15
5H601CC20
5H601DD01
5H601DD09
5H601DD11
5H601DD33
5H601EE12
5H601GA02
5H601GA40
5H601GB05
5H601GB12
5H601GB33
5H601JJ04
5H601JJ06
5H604BB01
5H604BB10
5H604BB14
5H604CC01
5H604CC05
5H604PB03
5H605BB05
5H605BB10
5H605CC01
5H605CC02
5H605DD03
5H605GG18
(57)【要約】
【課題】ブラシレスモータを備える電動作業機であって、大型化を抑制できる電動作業機を提供する。
【解決手段】電動作業機は、ブラシレスモータとハウジングとを備える。ブラシレスモータは、ステータを備える。ステータは、ステータコアとインシュレータとを備える。ハウジングは、第1部分ハウジングと第2部分ハウジングとを備える。第1部分ハウジングは、第1突出部と第2突出部とを備える。第2部分ハウジングは、第3突出部と第4突出部とを備える。ステータコアは、第1当接部と第3当接部とを備える。インシュレータは、第2当接部と第4当接部とを備える。第1当接部、第3当接部、第2当接部、第4当接部は、それぞれ、第1突出部、第3突出部、第2突出部、第4突出部に当接する。
【選択図】図3
【特許請求の範囲】
【請求項1】
回転軸を中心に回転するように構成されたロータと、前記ロータの外側に配置されたステータと、を備えるブラシレスモータと、
前記ブラシレスモータを収容するように構成されたハウジングと、
を備える電動作業機であって、
前記ステータは、
前記ロータを取り囲むように配置された環状のヨークと、前記ヨークから径方向内向きに突出するように構成された複数のティースと、を備えるステータコアと、
前記ステータコアの少なくとも一部を覆うように構成された絶縁性のインシュレータと、
前記インシュレータを介して前記複数のティースのそれぞれに巻かれたワイヤを備えて構成された複数のコイルと、
を備え、
前記ハウジングは、第1部分ハウジングと、前記第1部分ハウジングに対向するように配置されている第2部分ハウジングと、を備えて、前記第1部分ハウジングと前記第2部分ハウジングとの間に前記ブラシレスモータを収容するように構成されており、
前記第1部分ハウジングは、
前記第1部分ハウジングの内面から前記ブラシレスモータに向けて突出するように構成された第1突出部と、
前記第1部分ハウジングの内面のうち、前記回転軸を中心とする周方向の位置に関して、前記第1突出部とは異なる位置から前記ブラシレスモータに向けて突出するように構成された第2突出部と、
を備え、
前記第2部分ハウジングは、
前記第2部分ハウジングの内面から前記ブラシレスモータに向けて突出するように構成された第3突出部と、
前記第2部分ハウジングの内面のうち、前記回転軸を中心とする周方向の位置に関して、前記第3突出部とは異なる位置から前記ブラシレスモータに向けて突出するように構成された第4突出部と、
を備え、
前記ステータコアは、
前記第1突出部に当接することに応じて、前記回転軸の軸線方向のうち第1軸線方向における前記ステータコアの移動を制限するように構成された第1当接部と、
前記第3突出部に当接することに応じて、前記第1軸線方向における前記ステータコアの移動を制限するように構成された第3当接部と、
を備え、
前記インシュレータは、
前記第2突出部に当接することに応じて、前記第1軸線方向とは反対の第2軸線方向における前記インシュレータの移動を制限するように構成された第2当接部と、
前記第4突出部に当接することに応じて、前記第2軸線方向における前記インシュレータの移動を制限するように構成された第4当接部と、
を備え、
前記ステータは、
前記ハウジングを基準として前記ステータが前記第1軸線方向に移動する場合に、第1条件が成立することで、前記第1軸線方向へのさらなる移動が制限されるように構成され、
前記第1条件は、前記第1突出部と前記第1当接部との当接、および、前記第3突出部と前記第3当接部との当接、のうち、少なくとも一方が成立することで成立する、
ように構成され、
さらに、前記ステータは、
前記ハウジングを基準として前記ステータが前記第2軸線方向に移動する場合に、第2条件が成立することで、前記第2軸線方向へのさらなる移動が制限されるように構成され、
前記第2条件は、前記第2突出部と前記第2当接部との当接、および、前記第4突出部と前記第4当接部との当接、のうち、少なくとも一方が成立することで成立する、
ように構成されている、
電動作業機。
【請求項2】
請求項1に記載の電動作業機であって、
前記第1当接部は、突出当接部と、露出当接部と、のうち少なくとも一方を備え、
前記突出当接部は、前記ヨークから外向きに突出して形成されており、
前記露出当接部は、前記ヨークのうち前記インシュレータに覆われること無く露出している領域に形成されており、
前記第3当接部は、前記突出当接部と、前記露出当接部と、のうち少なくとも一方を備えている、
電動作業機。
【請求項3】
請求項2に記載の電動作業機であって、
前記第1当接部は、
前記突出当接部を2つ備える形態、
前記露出当接部を2つ備える形態、
前記露出当接部を1つと前記露出当接部を1つ備える形態、
のうちいずれかの形態である、
電動作業機。
【請求項4】
請求項2に記載の電動作業機であって、
前記第3当接部は、
前記突出当接部を2つ備える形態、
前記露出当接部を2つ備える形態、
前記露出当接部を1つと前記露出当接部を1つ備える形態、
のうちいずれかである、
電動作業機。
【請求項5】
請求項1に記載の電動作業機であって、
前記第2当接部および前記第4当接部は、それぞれ、前記回転軸を中心として放射状に広がる径方向において、前記ヨークよりも外側に配置される外側配置部を備えている、
電動作業機。
【請求項6】
請求項5に記載の電動作業機であって、
前記第2当接部は、前記外側配置部を2つ備える形態である、
電動作業機。
【請求項7】
請求項5に記載の電動作業機であって、
前記第4当接部は、前記外側配置部を2つ備える形態である、
電動作業機。
【請求項8】
請求項1に記載の電動作業機であって、
前記ブラシレスモータは、
前記ロータの回転状態を検出するように構成された回転検出センサを備え、
前記インシュレータは、
前記第2当接部および前記第4当接部のうち少なくとも一方を備える第1インシュレータと、
前記第1インシュレータとは別体の第2インシュレータと、
を備えており、
前記回転検出センサは、前記第1インシュレータに固定されている、
電動作業機。
【請求項9】
請求項8に記載の電動作業機であって、
前記ステータは、
前記ワイヤと接続される接続部と、前記複数のコイルに通電するための電力を受電する受電部と、を備える導電性の導通部材を備えており、
前記第1インシュレータ、前記ステータコア、前記第2インシュレータは、前記軸線方向において、この順に配置されており、
前記導通部材は、前記軸線方向において、前記第2インシュレータを介して前記ヨークに積層される位置に配置されている、
電動作業機。
【請求項10】
請求項8に記載の電動作業機であって、
前記第1インシュレータ、前記ステータコア、前記第2インシュレータは、それぞれ互いに分離できるように構成されている、
電動作業機。
【請求項11】
請求項1に記載の電動作業機であって、
前記第1部分ハウジングおよび前記第2部分ハウジングは、樹脂材料で形成されている
電動作業機。
【請求項12】
請求項1に記載の電動作業機であって、
前記ブラシレスモータは、
前記ロータの前記回転軸を回転可能に支持するように構成された第1軸受と、
前記ロータの前記回転軸を回転可能に支持するように構成された第2軸受であって、前記第1軸受とは異なる位置を支持するように構成された第2軸受と、
を備え、
前記ハウジングは、
前記ブラシレスモータのうち前記第2軸線方向の端部を覆うように配置されている第3部分ハウジングを備えており、
前記第1部分ハウジングおよび前記第2部分ハウジングのうち少なくとも一方は、前記第1軸受を支持するように構成され、
前記第3部分ハウジングは、前記第2軸受を支持するように構成されている、
電動作業機。
【請求項13】
請求項1に記載の電動作業機であって、
前記第1部分ハウジングは、
前記第1部分ハウジングの内面から前記ブラシレスモータに向けて突出するように構成された第5突出部を備え、
前記第2部分ハウジングは、
前記第2部分ハウジングの内面から前記ブラシレスモータに向けて突出するように構成された第6突出部を備え、
前記ステータコアは、
前記第5突出部に当接することに応じて、前記回転軸を中心とする周方向における前
記ステータコアの移動を制限するように構成された第5当接部と、
前記第6突出部に当接することに応じて、前記回転軸を中心とする周方向における前記ステータコアの移動を制限するように構成された第6当接部と、
を備えている、
電動作業機。
【請求項14】
請求項1に記載の電動作業機であって、
前記ステータコアは、前記第1当接部を1つまたは複数備え、さらに、前記第3当接部を1つまたは複数備えており、
前記インシュレータは、前記第2当接部を1つまたは複数備え、さらに、前記第4当接部を1つまたは複数備えている、
電動作業機。
【請求項15】
請求項1に記載の電動作業機であって、
前記第1部分ハウジングは、前記第1突出部を1つまたは複数備え、さらに、前記第2突出部を1つまたは複数備えており、
前記第2部分ハウジングは、前記第3突出部を1つまたは複数備え、さらに、前記第4突出部を1つまたは複数備えている、
電動作業機。
【請求項16】
請求項1に記載の電動作業機であって、
前記第1部分ハウジングと前記第2部分ハウジングとを互いに対向するように配置した場合において、前記第1部分ハウジングの前記第1突出部と、前記第2部分ハウジングの前記第3突出部とは、前記ブラシレスモータを介して互いに対向するように構成されている、
電動作業機。
【請求項17】
請求項1に記載の電動作業機であって、
前記第1部分ハウジングと前記第2部分ハウジングとを互いに対向するように配置した場合において、前記第1部分ハウジングの前記第2突出部と、前記第2部分ハウジングの前記第4突出部とは、前記ブラシレスモータを介して互いに対向するように構成されている、
電動作業機。
【請求項18】
請求項1に記載の電動作業機であって、
前記第1軸線方向は、前記軸線方向のうち前記回転軸から作業部に向かう方向であり、
前記作業部は、前記ブラシレスモータの回転力により駆動するように構成されている、
電動作業機。
【請求項19】
請求項1に記載の電動作業機であって、
前記電動作業機は、インパクトドライバである、
電動作業機。
【請求項20】
請求項1に記載の電動作業機であって、
前記第1当接部および前記第1突出部は、前記回転軸の軸線方向における前記ハウジングに対する前記ステータの相対位置の変化に応じて、前記第1当接部と前記第1突出部とが互いに当接した当接状態、または、前記第1当接部と前記第1突出部とが互いに離間した離間状態に切り替わるように構成され、
前記第3当接部および前記第3突出部は、前記回転軸の軸線方向における前記ハウジングに対する前記ステータの相対位置の変化に応じて、前記第3当接部と前記第3突出部と
が互いに当接した当接状態、または、前記第3当接部と前記第3突出部とが互いに離間した離間状態に切り替わるように構成され、
前記第2当接部および前記第2突出部は、前記回転軸の軸線方向における前記ハウジングに対する前記ステータの相対位置の変化に応じて、前記第2当接部と前記第2突出部とが互いに当接した当接状態、または、前記第2当接部と前記第2突出部とが互いに離間した離間状態に切り替わるように構成され、
前記第4当接部および前記第4突出部は、前記回転軸の軸線方向における前記ハウジングに対する前記ステータの相対位置の変化に応じて、前記第4当接部と前記第4突出部とが互いに当接した当接状態、または、前記第4当接部と前記第4突出部とが互いに離間した離間状態に切り替わるように構成されている、
電動作業機。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、ブラシレスモータを搭載した電動作業機に関する。
【背景技術】
【0002】
ブラシレスモータ(1)を備える電動作業機が知られている(特許文献1)。
ブラシレスモータは、固定子(11)と、ハウジング(12,13)と、を備える。
固定子は、ハウジングの内部に配置されている。ハウジングは、ハウジングの内周面に形成された凸部(206)を備えている。固定子は、固定子の外周面に形成された凹部(121)を備えている(特許文献1の図1など参照)。
【0003】
この電動作業機では、凹部と凸部との嵌合により、固定子は、ハウジングに対して位置決めされている。つまり、凹部と凸部との嵌合により、回転子(14)の軸線方向における、固定子とハウジングとの相対位置が変化しないように構成されている。
【0004】
このとき、ハウジングの凸部は、固定子鉄心(111)の端面(193)と、インシュレータ(112)の端面(188)との間に配置されている(特許文献1の図3(b)など参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】特開2016-103929号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかし、上記の電動作業機においては、ハウジングの凸部、固定子鉄心、インシュレータが軸線方向にかけて積層される構成となるため、軸線方向におけるブラシレスモータの寸法が大きくなる可能性がある。
【0007】
このように、ブラシレスモータの寸法が大きくなることに伴い、電動作業機においても寸法が大きくなる可能性がある。
これに対して、電動作業機の使用者からは、電動作業機の小型化が要望されている。
【0008】
そこで、本開示の1つの局面は、ブラシレスモータを備える電動作業機であって、大型化を抑制できる電動作業機を提供することが望ましい。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本開示において、「第1の」、「第2の」等の用語は、要素を互いに区別することを意図しているに過ぎず、要素の順序または数を限定することを意図していない。したがって、第1の要素を第2の要素と称してもよいし、同様に、第2の要素を第1の要素と称してもよい。加えて、第2の要素を備えることなく、第1の要素を備えていてもよいし、同様に、第1の要素を備えることなく、第2の要素を備えていてもよい。
【0010】
本開示の1つの局面は、ブラシレスモータと、ハウジングと、を備える電動作業機を提供する。
ブラシレスモータは、ロータと、ステータと、を備える。ロータは、回転軸を中心に回転するように構成されている。ステータは、ロータの外側に配置されている。
【0011】
ハウジングは、ブラシレスモータを収容するように構成されている。
ステータは、ステータコアと、インシュレータと、複数のコイルと、を備える。
ステータコアは、ヨークと、複数のティースと、を備える。ヨークは、ロータを取り囲むように配置されている。ヨークは、環状の形態である。複数のティースは、ヨークから径方向内向きに突出するように構成されている。
【0012】
インシュレータは、ステータコアの少なくとも一部を覆うように構成されている。インシュレータは、絶縁性である。
複数のコイルは、インシュレータを介して複数のティースのそれぞれに巻かれたワイヤを備えて構成されている。
【0013】
ハウジングは、第1部分ハウジングと、第2部分ハウジングと、を備える。第2部分ハウジングは、第1部分ハウジングに対向するように配置されている。ハウジングは、第1部分ハウジングと第2部分ハウジングとの間にブラシレスモータを収容するように構成されている。
【0014】
第1部分ハウジングは、第1突出部と、第2突出部と、を備える。
第1突出部は、第1部分ハウジングの内面からブラシレスモータに向けて突出するように構成されている。第2突出部は、第1部分ハウジングの内面のうち、回転軸を中心とする周方向の位置に関して、第1突出部とは異なる位置からブラシレスモータに向けて突出するように構成されている。
【0015】
第2部分ハウジングは、第3突出部と、第4突出部と、を備える。
第3突出部は、第2部分ハウジングの内面からブラシレスモータに向けて突出するように構成されている。第4突出部は、第2部分ハウジングの内面のうち、回転軸を中心とする周方向の位置に関して、第3突出部とは異なる位置からブラシレスモータに向けて突出するように構成されている。
【0016】
ステータコアは、第1当接部と、第3当接部と、を備える。
第1当接部は、第1突出部に当接することに応じて、回転軸の軸線方向のうち第1軸線方向におけるステータコアの移動を制限するように構成されている。第3当接部は、第3突出部に当接することに応じて、第1軸線方向におけるステータコアの移動を制限するように構成されている。
【0017】
インシュレータは、第2当接部と、第4当接部と、を備える。
第2当接部は、第2突出部に当接することに応じて、第1軸線方向とは反対の第2軸線方向におけるインシュレータの移動を制限するように構成されている。第4当接部は、第4突出部に当接することに応じて、第2軸線方向におけるインシュレータの移動を制限するように構成されている。
【0018】
ステータは、ハウジングを基準としてステータが第1軸線方向に移動する場合に、第1条件が成立することで、第1軸線方向へのさらなる移動が制限されるように構成されている。第1条件は、第1突出部と第1当接部との当接、および、第3突出部と第3当接部との当接、のうち、少なくとも一方が成立することで成立する。
【0019】
さらに、ステータは、ハウジングを基準としてステータが第2軸線方向に移動する場合に、第2条件が成立することで、第2軸線方向へのさらなる移動が制限されるように構成されている。第2条件は、第2突出部と第2当接部との当接、および、第4突出部と第4当接部との当接、のうち、少なくとも一方が成立することで成立する。
【0020】
このような電動作業機は、第1突出部が第1当接部に当接するか、第3突出部が第3当接部に当接するか、第2突出部が第2当接部に当接するか、第4突出部が第4当接部に当接することで、ハウジングの内部でのブラシレスモータの軸線方向の移動を抑制する。
【0021】
詳細には、第1突出部と第1当接部との当接、または、第3突出部と第3当接部との当接が成立することによって、ハウジングの内部でのブラシレスモータ(詳細には、ステータ)の第1軸線方向への移動を抑制する。第2突出部と第2当接部との当接、または、第4突出部と第4当接部との当接が成立することによって、ハウジングの内部でのブラシレスモータ(詳細には、ステータ)の第2軸線方向への移動を抑制する。
【0022】
このとき、第1突出部および第2突出部が互いに異なる位置から突出するように構成されており、第1突出部および第2突出部がそれぞれ異なる方向(換言すれば、第1軸線方向および第2軸線方向)へのブラシレスモータの移動を制限する。
【0023】
このような構成を採ることで、第1突出部と第2突出部とが重なり合わない構成となるため、第1突出部、第2突出部、第1当接部、第2当接部の全てが重なり合う構成に比べて、ブラシレスモータの軸線方向における寸法を縮小できる。
【0024】
同様に、第3突出部、第4突出部、第3当接部、第4当接部の全てが重なり合う状態とはならないため、これらの全てが重なり合う構成に比べて、ブラシレスモータの軸線方向における寸法を縮小できる。
【0025】
よって、本開示は、ブラシレスモータを備える電動作業機であって、大型化を抑制できる電動作業機を提供できる。
なお、第1当接部と第1突出部は、互いに当接した状態(以下、当接状態ともいう)を常に維持する形態に限られず、ハウジングに対するステータの相対位置の変化に応じて、互いに離間した状態(以下、離間状態ともいう)にもなりうる形態でもよい。つまり、ブラシレスモータおよびハウジングは、回転軸の軸線方向におけるハウジングに対するステータの相対位置の変化に応じて、第1当接部と第1突出部とが、当接状態または離間状態に切り替わる形態でもよい。
【0026】
これにより、ハウジングを基準としてステータコアが第1軸線方向に移動する場合、第1当接部が第1突出部に当接することに応じて、さらなる第1軸線方向へのステータコアの移動を制限できる。ハウジングを基準としてステータコアが第2軸線方向に移動する場合、第1当接部が第1突出部に当接している状態から、第1当接部が第1突出部から離間した状態に変化してもよい。
【0027】
なお、第3当接部と第3突出部、第2当接部と第2突出部、第4当接部と第4突出部のそれぞれについても、第1当接部と第1突出部と同様に、ハウジングに対するステータの相対位置の変化に応じて、当接状態または離間状態に切り替わる形態でもよい。
【0028】
つまり、ブラシレスモータおよびハウジングは、ハウジングを基準としてステータコアが第1軸線方向に移動する場合、第3当接部が第3突出部に当接することに応じて、さらなる第1軸線方向へのステータコアの移動を制限できる。また、第3当接部および第3突出部は、ステータコアが第2軸線方向に移動する場合、第3当接部が第3突出部に当接している状態から、第3当接部が第3突出部から離間した状態に変化してもよい。
【0029】
さらに、ブラシレスモータおよびハウジングは、ハウジングを基準としてステータコアが第2軸線方向に移動する場合、第2当接部が第2突出部に当接することに応じて、さらなる第2軸線方向へのステータコアの移動を制限できる。また、第2当接部および第2突
出部は、ハウジングを基準としてステータコアが第1軸線方向に移動する場合、第2当接部が第2突出部に当接している状態から、第2当接部が第2突出部から離間した状態に変化してもよい。
【0030】
さらに、ブラシレスモータおよびハウジングは、ハウジングを基準としてステータコアが第2軸線方向に移動する場合、第4当接部が第4突出部に当接することに応じて、さらなる第2軸線方向へのステータコアの移動を制限できる。また、第4当接部および第4突出部は、ステータコアが第1軸線方向に移動する場合、第4当接部が第4突出部に当接している状態から、第4当接部が第4突出部から離間した状態に変化してもよい。
【0031】
本開示の他の1つの局面は、上述の電動作業機の組立方法を提供する。
当該方法は、第1突出部を、ステータコアの第1当接部に当接または近接させることを備える。第1突出部は、第1部分ハウジングの内面からブラシレスモータに向けて突出するように構成されている。
【0032】
当該方法は、第2突出部を、インシュレータの第2当接部に当接または近接させることを備える。第2突出部は、第1部分ハウジングの内面のうち、回転軸を中心とする周方向の位置に関して、第1突出部とは異なる位置からブラシレスモータに向けて突出するように構成されている。
【0033】
当該方法は、第3突出部を、ステータコアの第3当接部に当接または近接させることを備える。第3突出部は、第2部分ハウジングの内面からブラシレスモータに向けて突出するように構成されている。
【0034】
当該方法は、第4突出部を、インシュレータの第4当接部に当接または近接させることを備える。第4突出部は、第2部分ハウジングの内面のうち、回転軸を中心とする周方向の位置に関して、第3突出部とは異なる位置からブラシレスモータに向けて突出するように構成されている。
【0035】
第1当接部は、第1突出部に当接することに応じて、回転軸の軸線方向のうち第1軸線方向におけるステータコアの移動を制限するように構成されている。第2当接部は、第2突出部に当接することに応じて、第1軸線方向とは反対の第2軸線方向におけるインシュレータの移動を制限するように構成されている。第3当接部は、第3突出部に当接することに応じて、第1軸線方向におけるステータコアの移動を制限するように構成されている。第4当接部は、第4突出部に当接することに応じて、第2軸線方向におけるインシュレータの移動を制限するように構成されている。
【0036】
このような方法により組み立てられた電動作業機は、第1突出部、第2突出部、第1当接部、第2当接部の全てが重なり合う構成とはならないため、これらの全てが重なり合う構成に比べて、ブラシレスモータの軸線方向における寸法を縮小できる。同様に、第3突出部、第4突出部、第3当接部、第4当接部の全てが重なり合う状態とはならないため、これらの全てが重なり合う構成に比べて、ブラシレスモータの軸線方向における寸法を縮小できる。
【0037】
よって、本開示の組立方法によって組み立てられる電動作業機は、ブラシレスモータを備える電動作業機であって、大型化を抑制できる電動作業機である。
【図面の簡単な説明】
【0038】
図1】例示的な第1実施形態に係る電動作業機の外観を示す図である。
図2】第1実施形態の電動作業機におけるモータユニットの第1の斜視図である。
図3】第1実施形態のモータユニットにおける第1の斜視図に対応する、モータユニットの分解斜視図である。
図4】第1実施形態のモータユニットにおける第1の斜視図に対応する、ステータ、ロータ、ファン、基板の分解斜視図である。
図5】第1実施形態の左部分ハウジングの内側構造を表した斜視図である。
図6】第1実施形態の電動作業機におけるモータユニットの第2の斜視図である。
図7】第1実施形態のモータユニットにおける第2の斜視図に対応する、モータユニットの分解斜視図である。
図8】第1実施形態のモータユニットにおける第2の斜視図に対応する、ステータ、ロータ、ファン、基板の分解斜視図である。
図9】第1実施形態のモータユニットにおける第1の斜視図に対応する、第1インシュレータ、ステータコア、第2インシュレータ、導通部材の分解斜視図である。
図10】第1実施形態の第1インシュレータおよびステータコアを前方から見たときの説明図である。
図11】第1実施形態のステータコアを前方から見たときの説明図である。
図12】第1実施形態の電動作業機におけるモータユニットの前側の外観図である。
図13図12のモータユニットのXIII-XIII断面図である。
図14図12のモータユニットのXIV-XIV断面図である。
図15】第1実施形態の電動作業機におけるモータユニットの左側の外観図である。
図16図15のモータユニットのXVI-XVI断面図である。
図17】第2実施形態の第2電動作業機における第2モータユニットにおける第1の分解斜視図である。
図18】第2実施形態の第2モータユニットにおける第1の分解斜視図に対応する、ステータ、ロータ、ファン、基板の分解斜視図である。
図19】第2実施形態の第2左部分ハウジングの内側構造を表した斜視図である。
図20】第2実施形態の第2モータユニットにおける第2の分解斜視図である。
図21】第2実施形態の第2モータユニットにおける第2の分解斜視図に対応する、ステータ、ロータ、ファン、基板の分解斜視図である。
図22】第2実施形態の第2モータユニットにおける第1の分解斜視図に対応する、第1インシュレータ、ステータコア、第2インシュレータ、導通部材の分解斜視図である。
図23】第2実施形態の変形第1インシュレータおよび第2ステータコアを前方から見たときの説明図である。
図24】第2実施形態の変形第1インシュレータおよび第2ステータコアを後方から見たときの説明図である。
図25】第2実施形態の第2電動作業機における第2モータユニットの前側の外観図である。
図26図25の第2モータユニットのXXVI-XXVI断面図である。
図27図25の第2モータユニットのXXVII-XXVII断面図である。
図28】第2実施形態の第2電動作業機における第2モータユニットの左側の外観図である。
図29図28の第2モータユニットのXXIX-XXIX断面図である。
図30】第3実施形態の第3電動作業機における第3モータユニットの第1の斜視図である。
図31】第3実施形態の第3モータユニットにおける第1の斜視図に対応する、ハウジングの分解斜視図である。
図32】第3実施形態の第3電動作業機における第3モータユニットの第2の斜視図である。
図33】第3実施形態の第3モータユニットにおける第2の斜視図に対応する、ハウジングの分解斜視図である。
図34】第3実施形態の第3電動作業機における第3モータユニットの前側の外観図である。
図35図34の第3モータユニットのXXXV-XXXV断面図である。
図36図34の第3モータユニットのXXXVI-XXXVI断面図である。
図37】第3実施形態の第3電動作業機における第3モータユニットの左側の外観図である。
図38図37の第3モータユニットのXXXVII-XXXVII断面図である。
図39】第4実施形態の第4電動作業機における第4モータユニットの第1の斜視図である。
図40】第4実施形態の第4モータユニットにおける第1の斜視図に対応する、ハウジングの分解斜視図である。
図41】第4実施形態の第4モータユニットにおける第2の斜視図に対応する、ハウジングの分解斜視図である。
図42】第4実施形態の第4電動作業機における第4モータユニットの前側の外観図である。
図43図42の第4モータユニットのXLIII-XLIII断面図である。
図44図42の第4モータユニットのXLIV-XLIV断面図である。
図45】第4実施形態の第4電動作業機における第4モータユニットの左側の外観図である。
図46図45の第4モータユニットのXLVI-XLVI断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0039】
[1.実施形態の総括]
ある実施形態は、以下のうちの少なくともいずれか1つを備えている電動作業機(または電動工具または電動機械器具または現場用機器)を提供してもよい。
【0040】
・特徴1: ブラシレスモータ。
・特徴2: ブラシレスモータは、ロータと、ステータと、を備える。
・特徴3: ロータは、回転軸を中心に回転するように構成されている。
【0041】
・特徴4: ステータは、ロータの外側に配置されている。
・特徴5: ハウジング。
・特徴6: ハウジングは、ブラシレスモータを収容するように構成されている。
【0042】
・特徴7: ステータは、ステータコアと、インシュレータと、複数のコイルと、を備える。
・特徴8: ステータコアは、ヨークと、複数のティースと、を備える。
【0043】
・特徴9: ヨークは、ロータを取り囲むように配置されている。
・特徴10: ヨークは、環状の形態である。
・特徴11: 複数のティースは、ヨークから径方向内向きに突出するように構成されている。
【0044】
・特徴12: インシュレータは、ステータコアの少なくとも一部を覆うように構成されている。
・特徴13: インシュレータは、絶縁性である。
【0045】
・特徴14: 複数のコイルは、インシュレータを介して複数のティースのそれぞれに巻かれたワイヤを備えて構成されている。
・特徴15: ハウジングは、第1部分ハウジングと、第2部分ハウジングと、を備え
る。
【0046】
・特徴16: 第2部分ハウジングは、第1部分ハウジングに対向するように配置されている。
・特徴17: ハウジングは、第1部分ハウジングと第2部分ハウジングとの間にブラシレスモータを収容するように構成されている。
【0047】
・特徴18: 第1部分ハウジングは、第1突出部と、第2突出部と、を備える。
・特徴19: 第1突出部は、第1部分ハウジングの内面からブラシレスモータに向けて突出するように構成されている。
【0048】
・特徴20: 第2突出部は、第1部分ハウジングの内面のうち、回転軸を中心とする周方向の位置に関して、第1突出部とは異なる位置からブラシレスモータに向けて突出するように構成されている。
【0049】
・特徴21: 第2部分ハウジングは、第3突出部と、第4突出部と、を備える。
・特徴22: 第3突出部は、第2部分ハウジングの内面からブラシレスモータに向けて突出するように構成されている。
【0050】
・特徴23: 第4突出部は、第2部分ハウジングの内面のうち、回転軸を中心とする周方向の位置に関して、第3突出部とは異なる位置からブラシレスモータに向けて突出するように構成されている。
【0051】
・特徴24: ステータコアは、第1当接部と、第3当接部と、を備える。
・特徴25: 第1当接部は、第1突出部に当接することに応じて、回転軸の軸線方向のうち第1軸線方向におけるステータコアの移動を制限するように構成されている。
【0052】
・特徴26: 第3当接部は、第3突出部に当接することに応じて、第1軸線方向におけるステータコアの移動を制限するように構成されている。
・特徴27: インシュレータは、第2当接部と、第4当接部と、を備える。
【0053】
・特徴28: 第2当接部は、第2突出部に当接することに応じて、第1軸線方向とは反対の第2軸線方向におけるインシュレータの移動を制限するように構成されている。
・特徴29: 第4当接部は、第4突出部に当接することに応じて、第2軸線方向におけるインシュレータの移動を制限するように構成されている。
【0054】
・特徴30: ステータは、ハウジングを基準としてステータが第1軸線方向に移動する場合に、第1条件が成立することで、第1軸線方向へのさらなる移動が制限されるように構成されている。
【0055】
・特徴31: 第1条件は、第1突出部と第1当接部との当接、および、第3突出部と第3当接部との当接、のうち、少なくとも一方が成立することで成立する。
・特徴32: ステータは、ハウジングを基準としてステータが第2軸線方向に移動する場合に、第2条件が成立することで、第2軸線方向へのさらなる移動が制限されるように構成されている。
【0056】
・特徴33: 第2条件は、第2突出部と第2当接部との当接、および、第4突出部と第4当接部との当接、のうち、少なくとも一方が成立することで成立する。
少なくとも特徴1~33を備えている電動作業機は、第1突出部が第1当接部に当接するか、第3突出部が第3当接部に当接するか、第2突出部が第2当接部に当接するか、第
4突出部が第4当接部に当接することで、ハウジングの内部でのブラシレスモータの軸線方向の移動を抑制する。
【0057】
詳細には、第1突出部と第1当接部との当接、または、第3突出部と第3当接部との当接が成立することによって、ハウジングの内部でのブラシレスモータ(詳細には、ステータ)の第1軸線方向への移動を抑制する。第2突出部と第2当接部との当接、または、第4突出部と第4当接部との当接が成立することによって、ハウジングの内部でのブラシレスモータ(詳細には、ステータ)の第2軸線方向への移動を抑制する。
【0058】
このとき、第1突出部および第2突出部が互いに異なる位置から突出するように構成されており、第1突出部および第2突出部がそれぞれ異なる方向(換言すれば、第1軸線方向および第2軸線方向)へのブラシレスモータの移動を制限する。
【0059】
このような構成を採ることで、第1突出部と第2突出部とが重なり合わない構成となるため、第1突出部、第2突出部、第1当接部、第2当接部の全てが重なり合う構成に比べて、ブラシレスモータの軸線方向における寸法を縮小できる。
【0060】
同様に、第3突出部、第4突出部、第3当接部、第4当接部の全てが重なり合う状態とはならないため、これらの全てが重なり合う構成に比べて、ブラシレスモータの軸線方向における寸法を縮小できる。
【0061】
よって、本開示は、ブラシレスモータを備える電動作業機であって、大型化を抑制できる電動作業機を提供できる。
ある実施形態は、上述の特徴1~33のうちの少なくともいずれか1つに加えて、あるいは代えて、以下のうちの少なくともいずれか1つを備えていてもよい。
【0062】
・特徴34: 前記第1当接部は、突出当接部と、露出当接部と、のうち少なくとも一方を備える。
・特徴35: 前記突出当接部は、前記ヨークから外向きに突出して形成されている。
【0063】
・特徴36: 前記露出当接部は、前記ヨークのうち前記インシュレータに覆われること無く露出している領域に形成されている。
・特徴37: 前記第3当接部は、前記突出当接部と、前記露出当接部と、のうち少なくとも一方を備えている。
【0064】
少なくとも特徴1~37を備えている電動作業機では、第1当接部が突出当接部を備える場合には、突出当接部が第1突出部に当接する。第1当接部が露出当接部を備える場合には、露出当接部が第1突出部に当接する。第3当接部が突出当接部を備える場合には、突出当接部が第3突出部に当接する。第3当接部が露出当接部を備える場合には、露出当接部が第3突出部に当接する。電動作業機は、このような構成を採ることで、ハウジングの内部でのブラシレスモータの軸線方向の移動を抑制する。
【0065】
ある実施形態は、上述の特徴1~37のうちの少なくともいずれか1つに加えて、あるいは代えて、以下のうちの少なくともいずれか1つを備えていてもよい。
・特徴38: 前記第1当接部は、前記突出当接部を2つ備える形態、前記露出当接部を2つ備える形態、前記露出当接部を1つと前記露出当接部を1つ備える形態、のうちいずれかの形態である。
【0066】
少なくとも特徴1~38を備えている電動作業機では、第1当接部は、電動作業機の用途などに応じて、これらの形態のうちいずれかの形態を採ることができる。
ある実施形態は、上述の特徴1~38のうちの少なくともいずれか1つに加えて、あるいは代えて、以下のうちの少なくともいずれか1つを備えていてもよい。
【0067】
・特徴39: 前記第3当接部は、前記突出当接部を2つ備える形態、前記露出当接部を2つ備える形態、前記露出当接部を1つと前記露出当接部を1つ備える形態、のうちいずれかである。
【0068】
少なくとも特徴1~39を備えている電動作業機では、第3当接部は、電動作業機の用途などに応じて、これらの形態のうちいずれかの形態を採ることができる。
ある実施形態は、上述の特徴1~39のうちの少なくともいずれか1つに加えて、あるいは代えて、以下のうちの少なくともいずれか1つを備えていてもよい。
【0069】
・特徴40: 前記第2当接部および前記第4当接部は、それぞれ、前記回転軸を中心として放射状に広がる径方向において、前記ヨークよりも外側に配置される外側配置部を備えている。
【0070】
少なくとも特徴1~40を備えている電動作業機では、第2当接部は、外側配置部を備えることで、第2突出部に当接しやすくなり、ブラシレスモータの軸線方向の移動を抑制しやすくなる。第4当接部は、外側配置部を備えることで、第4突出部に当接しやすくなり、ブラシレスモータの軸線方向の移動を抑制しやすくなる。
【0071】
ある実施形態は、上述の特徴1~40のうちの少なくともいずれか1つに加えて、あるいは代えて、以下のうちの少なくともいずれか1つを備えていてもよい。
・特徴41: 前記第2当接部は、前記外側配置部を2つ備える形態である。
【0072】
少なくとも特徴1~41を備えている電動作業機では、第2当接部は、外側配置部を2つ備えることで、第2突出部と当接する面積を大きく確保できる。
ある実施形態は、上述の特徴1~41のうちの少なくともいずれか1つに加えて、あるいは代えて、以下のうちの少なくともいずれか1つを備えていてもよい。
【0073】
・特徴42: 前記第4当接部は、前記外側配置部を2つ備える形態である。
少なくとも特徴1~42を備えている電動作業機では、第4当接部は、外側配置部を2つ備えることで、第2突出部と当接する面積を大きく確保できる。
【0074】
ある実施形態は、上述の特徴1~42のうちの少なくともいずれか1つに加えて、あるいは代えて、以下のうちの少なくともいずれか1つを備えていてもよい。
・特徴43: ブラシレスモータは、回転検出センサを備える。
【0075】
・特徴44: 回転検出センサは、前記ロータの回転状態を検出するように構成されている。
・特徴45: 前記インシュレータは、第1インシュレータと、第2インシュレータと、を備える。
【0076】
・特徴46: 第1インシュレータは、前記第2当接部および前記第4当接部のうち少なくとも一方を備える。
・特徴47: 第2インシュレータは、前記第1インシュレータとは別体である。
【0077】
・特徴48: 前記回転検出センサは、前記第1インシュレータに固定されている。
少なくとも特徴1~48を備えている電動作業機においては、第1インシュレータは、第2当接部および第4当接部のうち少なくとも一方を備えるため、第2突出部および第4
突出部のうち少なくとも一方に支持される。これにより、第1インシュレータは、安定した状態でハウジングに支持されるため、第1インシュレータに固定されている回転検出センサも安定した状態で支持される。このため、回転検出センサとロータとの相対位置が振動の影響により変化することを抑制できるため、回転検出センサによるロータの回転状態の検出精度が低下することを抑制できる。
【0078】
ある実施形態は、上述の特徴1~48のうちの少なくともいずれか1つに加えて、あるいは代えて、以下のうちの少なくともいずれか1つを備えていてもよい。
・特徴49: 前記ステータは、導電性の導通部材を備えている。
【0079】
・特徴50: 導通部材は、接続部と、受電部と、を備える。
・特徴51: 接続部は、前記ワイヤと接続される。
・特徴52: 受電部は、前記複数のコイルに通電するための電力を受電する。
【0080】
・特徴53: 前記第1インシュレータ、前記ステータコア、前記第2インシュレータは、前記軸線方向において、この順に配置されている。
・特徴54: 前記導通部材は、前記軸線方向において、前記第2インシュレータを介して前記ヨークに積層される位置に配置されている。
【0081】
少なくとも特徴1~54を備えている電動作業機では、導通部材は、前記軸線方向におけるステータコアに対する配置位置が、ステータコアに対する回転検出センサの配置位置とは反対側である。これにより、回転検出センサおよび導通部材は、互いに離れるため、互いに干渉することがない状態で配置できる。
【0082】
ある実施形態は、上述の特徴1~54のうちの少なくともいずれか1つに加えて、あるいは代えて、以下のうちの少なくともいずれか1つを備えていてもよい。
・特徴55: 前記第1インシュレータ、前記ステータコア、前記第2インシュレータは、それぞれ互いに分離できるように構成されている。
【0083】
少なくとも特徴1~55を備えている電動作業機では、前記第1インシュレータ、前記ステータコア、前記第2インシュレータを一体にするための工程が不要となるため、ブラシレスモータの製造にあたり煩雑さを軽減できる。
【0084】
ある実施形態は、上述の特徴1~55のうちの少なくともいずれか1つに加えて、あるいは代えて、以下のうちの少なくともいずれか1つを備えていてもよい。
・特徴56: 前記第1部分ハウジングおよび前記第2部分ハウジングは、樹脂材料で形成されている。
【0085】
樹脂材料は、金属材料に比べて、任意の形状に加工しやすい。このため、少なくとも特徴1~56を備えている電動作業機では、用途や使用環境などの各種条件に応じて、第1部分ハウジングおよび第2部分ハウジングを多様な形状に形成することができる。
【0086】
ある実施形態は、上述の特徴1~56のうちの少なくともいずれか1つに加えて、あるいは代えて、以下のうちの少なくともいずれか1つを備えていてもよい。
・特徴57: 前記ブラシレスモータは、第1軸受と、第2軸受と、を備える。
【0087】
・特徴58: 第1軸受は、前記ロータの前記回転軸を回転可能に支持するように構成されている。
・特徴59: 第2軸受は、前記ロータの前記回転軸を回転可能に支持するように構成されている。
【0088】
・特徴60: 第2軸受は、前記第1軸受とは異なる位置を支持するように構成されている。
・特徴61: 前記ハウジングは、第3部分ハウジングを備えている。
【0089】
・特徴62: 第3部分ハウジングは、前記ブラシレスモータのうち前記第2軸線方向の端部を覆うように配置されている。
・特徴63: 前記第1部分ハウジングおよび前記第2部分ハウジングのうち少なくとも一方は、前記第1軸受を支持するように構成されている。
【0090】
・特徴64: 前記第3部分ハウジングは、前記第2軸受を支持するように構成されている。
少なくとも特徴1~64を備えている電動作業機では、ハウジングは、少なくとも3つの部材(第1部分ハウジング、第2部分ハウジング、第3部分ハウジング)を備えて構成されており、ブラシレスモータのロータを支持する第2軸受を、第3部分ハウジングが支持するように構成されている。これにより、第3部分ハウジングが取り外された状態のハウジングに対して、ブラシレスモータのロータを挿入することで、ハウジングの内部にブラシレスモータのロータを配置できる。また、ハウジングから第3部分ハウジングを取り外して、ハウジングに開口を設けることで、ハウジングの開口からブラシレスモータのロータを取り出すことができる。
【0091】
ある実施形態は、上述の特徴1~64のうちの少なくともいずれか1つに加えて、あるいは代えて、以下のうちの少なくともいずれか1つを備えていてもよい。
・特徴65: 前記第1部分ハウジングは、第5突出部を備える。
【0092】
・特徴66: 第5突出部は、前記第1部分ハウジングの内面から前記ブラシレスモータに向けて突出するように構成されている。
・特徴67: 前記第2部分ハウジングは、第6突出部を備える。
【0093】
・特徴68: 第6突出部は、前記第2部分ハウジングの内面から前記ブラシレスモータに向けて突出するように構成されている。
少なくとも特徴1~68を備えている電動作業機では、ハウジングに対するブラシレスモータの相対位置のうち、回転軸を中心とする周方向の相対位置が変化するのを抑制できる。
【0094】
ある実施形態は、上述の特徴1~68のうちの少なくともいずれか1つに加えて、あるいは代えて、以下のうちの少なくともいずれか1つを備えていてもよい。
・特徴69: 前記ステータコアは、前記第1当接部を1つまたは複数備え、さらに、前記第3当接部を1つまたは複数備えている。
【0095】
・特徴70: 前記インシュレータは、前記第2当接部を1つまたは複数備え、さらに、前記第4当接部を1つまたは複数備えている。
少なくとも特徴1~70を備えている電動作業機では、ステータコアに備えられる第1当接部の個数は、1つに限られることはなく、複数であってもよい。第3当接部の個数、第2当接部の個数、第4当接部の個数についても、1つに限られることはなく、複数であってもよい。
【0096】
ある実施形態は、上述の特徴1~70のうちの少なくともいずれか1つに加えて、あるいは代えて、以下のうちの少なくともいずれか1つを備えていてもよい。
・特徴71: 前記第1部分ハウジングは、前記第1突出部を1つまたは複数備え、さ
らに、前記第2突出部を1つまたは複数備えている。
【0097】
・特徴72: 前記第2部分ハウジングは、前記第3突出部を1つまたは複数備え、さらに、前記第4突出部を1つまたは複数備えている。
少なくとも特徴1~72を備えている電動作業機では、第1部分ハウジングに備えられる第1突出部の個数は、1つに限られることはなく、複数であってもよい。第2突出部の個数、第3突出部の個数、第4突出部の個数についても、1つに限られることはなく、複数であってもよい。
【0098】
ある実施形態は、上述の特徴1~72のうちの少なくともいずれか1つに加えて、あるいは代えて、以下のうちの少なくともいずれか1つを備えていてもよい。
・特徴73: 前記第1部分ハウジングと前記第2部分ハウジングとを互いに対向するように配置した場合において、前記第1部分ハウジングの前記第1突出部と、前記第2部分ハウジングの前記第3突出部とは、前記ブラシレスモータを介して互いに対向するように構成されている。
【0099】
少なくとも特徴1~73を備えている電動作業機では、第1突出部と第3突出部とが互いに対向する位置に形成されるため、第1突出部および第3突出部によってブラシレスモータを支持するにあたり、バランスの良い状態でブラシレスモータを支持することができる。このため、ハウジングは、ブラスレスモータを安定した状態で支持することができ、電動作業機における振動などの影響を低減できる。
【0100】
なお、この構成は、換言すれば、「第1部分ハウジングの第1突出部、および第2部分ハウジングの第3突出部は、それぞれの形成位置に関して、第1部分ハウジングと第2部分ハウジングとの境界面を介して対称となる構成」ともいえる。
【0101】
ある実施形態は、上述の特徴1~73のうちの少なくともいずれか1つに加えて、あるいは代えて、以下のうちの少なくともいずれか1つを備えていてもよい。
・特徴74: 前記第1部分ハウジングと前記第2部分ハウジングとを互いに対向するように配置した場合において、前記第1部分ハウジングの前記第2突出部と、前記第2部分ハウジングの前記第4突出部とは、前記ブラシレスモータを介して互いに対向するように構成されている。
【0102】
少なくとも特徴1~74を備えている電動作業機では、第2突出部と第4突出部とが互いに対向する位置に形成されるため、第2突出部および第4突出部によってブラシレスモータを支持するにあたり、バランスの良い状態でブラシレスモータを支持することができる。このため、ハウジングは、ブラスレスモータを安定した状態で支持することができ、電動作業機における振動などの影響を低減できる。
【0103】
なお、この構成は、換言すれば、「第1部分ハウジングの第2突出部、および第2部分ハウジングの第4突出部は、それぞれの形成位置に関して、第1部分ハウジングと第2部分ハウジングとの境界面を介して対称となる構成」ともいえる。
【0104】
ある実施形態は、上述の特徴1~74のうちの少なくともいずれか1つに加えて、あるいは代えて、以下のうちの少なくともいずれか1つを備えていてもよい。
・特徴75: 前記第1軸線方向は、前記軸線方向のうち前記回転軸から作業部に向かう方向である。
【0105】
・特徴76: 前記作業部は、前記ブラシレスモータの回転力により駆動するように構成されている。
少なくとも特徴1~76を備えている電動作業機では、第1軸線方向は、例えば、軸線方向のうち回転軸から作業部に向かう方向として定義してもよい。
【0106】
ある実施形態は、上述の特徴1~76のうちの少なくともいずれか1つに加えて、あるいは代えて、以下のうちの少なくともいずれか1つを備えていてもよい。
・特徴77: 前記電動作業機は、インパクトドライバであってもよい。
【0107】
少なくとも特徴1~77を備えている電動作業機の一例として、インパクトドライバが挙げられる。
ある実施形態は、上述の特徴1~77のうちの少なくともいずれか1つに加えて、あるいは代えて、以下のうちの少なくともいずれか1つを備えていてもよい。
【0108】
・特徴78: 前記第1当接部および前記第1突出部は、前記回転軸の軸線方向における前記ハウジングに対する前記ステータの相対位置の変化に応じて、前記第1当接部と前記第1突出部とが互いに当接した当接状態、または、前記第1当接部と前記第1突出部とが互いに離間した離間状態に切り替わるように構成されてもよい。
【0109】
・特徴79: 前記第3当接部および前記第3突出部は、前記回転軸の軸線方向における前記ハウジングに対する前記ステータの相対位置の変化に応じて、前記第3当接部と前記第3突出部とが互いに当接した当接状態、または、前記第3当接部と前記第3突出部とが互いに離間した離間状態に切り替わるように構成されてもよい。
【0110】
・特徴80: 前記第2当接部および前記第2突出部は、前記回転軸の軸線方向における前記ハウジングに対する前記ステータの相対位置の変化に応じて、前記第2当接部と前記第2突出部とが互いに当接した当接状態、または、前記第2当接部と前記第2突出部とが互いに離間した離間状態に切り替わるように構成されてもよい。
【0111】
・特徴81: 前記第4当接部および前記第4突出部は、前記回転軸の軸線方向における前記ハウジングに対する前記ステータの相対位置の変化に応じて、前記第4当接部と前記第4突出部とが互いに当接した当接状態、または、前記第4当接部と前記第4突出部とが互いに離間した離間状態に切り替わるように構成されてもよい。
【0112】
少なくとも特徴1~81を備えている電動作業機では、ハウジングを基準としてステータコアが第1軸線方向に移動する場合、第1当接部と第1突出部とが当接状態になることに応じて、さらなる第1軸線方向へのステータコアの移動を制限できる。第3当接部と第3突出部とが当接状態になることでも、さらなる第1軸線方向へのステータコアの移動を制限できる。ハウジングを基準としてステータコアが第2軸線方向に移動する場合、第1当接部と第1突出部とが当接状態から離間状態に変化してもよい。第3当接部と第3突出部とが当接状態から離間状態に変化してもよい。
【0113】
また、少なくとも特徴1~81を備えている電動作業機では、ハウジングを基準としてステータコアが第2軸線方向に移動する場合、第2当接部と第2突出部とが当接状態になることに応じて、さらなる第2軸線方向へのステータコアの移動を制限できる。第4当接部と第4突出部とが当接状態になることでも、さらなる第2軸線方向へのステータコアの移動を制限できる。ハウジングを基準としてステータコアが第1軸線方向に移動する場合、第2当接部と第2突出部とが当接状態から離間状態に変化してもよい。第4当接部と第4突出部とが当接状態から離間状態に変化してもよい。
【0114】
ある実施形態は、以下のうちの少なくともいずれか1つを備えている、電動作業機の組み立て方法を提供してもよい。
・特徴82: 当該方法は、電動作業機の組み立て方法である。
【0115】
・特徴83: 電動作業機は、上記の特徴1から特徴17のうちの少なくともいずれか1つを備える。
・特徴84: 第1突出部を、前記ステータコアの第1当接部に当接または近接させること。
【0116】
・特徴85: 第1突出部は、前記第1部分ハウジングの内面から前記ブラシレスモータに向けて突出するように構成されている。
・特徴86: 第2突出部を、前記インシュレータの第2当接部に当接または近接させること。
【0117】
・特徴87: 第2突出部は、前記第1部分ハウジングの内面のうち、前記回転軸を中心とする周方向の位置に関して、前記第1突出部とは異なる位置から前記ブラシレスモータに向けて突出するように構成されている。
【0118】
・特徴88: 第3突出部を、前記ステータコアの第3当接部に当接または近接させること。
・特徴89: 第3突出部は、前記第2部分ハウジングの内面から前記ブラシレスモータに向けて突出するように構成されている。
【0119】
・特徴90: 第4突出部を、前記インシュレータの第4当接部に当接または近接させること。
・特徴91: 第4突出部は、前記第2部分ハウジングの内面のうち、前記回転軸を中心とする周方向の位置に関して、前記第3突出部とは異なる位置から前記ブラシレスモータに向けて突出するように構成されている。
【0120】
・特徴92: 前記第1当接部は、前記第1突出部に当接することに応じて、前記回転軸の軸線方向のうち第1軸線方向における前記ステータコアの移動を制限するように構成されている。
【0121】
・特徴93: 前記第2当接部は、前記第2突出部に当接することに応じて、前記第1軸線方向とは反対の第2軸線方向における前記インシュレータの移動を制限するように構成されている。
【0122】
・特徴94: 前記第3当接部は、前記第3突出部に当接することに応じて、前記第1軸線方向における前記ステータコアの移動を制限するように構成されている。
・特徴95: 前記第4当接部は、前記第4突出部に当接することに応じて、前記第2軸線方向における前記インシュレータの移動を制限するように構成されている。
【0123】
少なくとも特徴81~95を備えている方法により組み立てられた電動作業機は、第1突出部、第2突出部、第1当接部、第2当接部の全てが重なり合う構成とはならないため、これらの全てが重なり合う構成に比べて、ブラシレスモータの軸線方向における寸法を縮小できる。同様に、第3突出部、第4突出部、第3当接部、第4当接部の全てが重なり合う状態とはならないため、これらの全てが重なり合う構成に比べて、ブラシレスモータの軸線方向における寸法を縮小できる。
【0124】
よって、本開示の組立方法によって組み立てられる電動作業機は、ブラシレスモータを備える電動作業機であって、大型化を抑制できる電動作業機である。
上述の電動作業機の例は、建築、製造、園芸、土木などの作業現場で使用されるように
構成された各種の機器、具体的には、石工用、金工用、木工用の動力工具、園芸用の動力工具、作業現場の環境を整える動力工具、ファンベスト、ファンジャケット、手押し式運搬車、電動アシスト自転車、空気入れなどを含む。
【0125】
上述の動力工具の例は、電動チェーンソー、電動ハンディソー、電動ブロワ、電動ハンマ、電動ハンマドリル、電動ドリル、電動ドライバ、電動レンチ、電動インパクトドライバ、電動インパクトレンチ、電動グラインダ、電動マルノコ、電動レシプロソー、電動ジグソー、電動カッター、電動カンナ、電動釘打ち機(鋲打ち機を含む)、電動ヘッジトリマ、電動芝刈り機、電動芝生バリカン、電動刈払機、電動クリーナ、電動噴霧器、電動散布機、電動集塵機、電動トロウェル、電動バイブレータ、電動ランマ、電動コンパクタ、電動ポンプ、電動杭打機、電動コンクリートソー、電動スクリード、電動カットオフソーなどを含む。
【0126】
上述の電動作業機の例は、バッテリで駆動されるように構成されたバッテリ駆動式機器の形態であってもよい。具体的には、上述の電動作業機の例は、バッテリが内蔵されていてもよいし、バッテリパックが離脱可能に装着されるように構成されていてもよい。バッテリパックはバッテリを収容している。
【0127】
ある実施形態では、上記の特徴1~95はどのように組み合わされてもよい。
ある実施形態では、上記の特徴1~95のいずれかは除外されてもよい。
[2.特定の例示的な実施形態]
[2-1.第1実施形態]
以下に、特定の例示的な実施形態を説明する。この特定の例示的な実施形態は、電動インパクトドライバの形態である電動作業機1を提供する。この電動作業機1は、単なる一例であり、本開示は、あらゆる形態の電動作業機に適用され得る。
【0128】
以下の説明または図面では、説明の便宜上、図1図2等に示されているように、「上」、「下」、「前」、「後」、「左」、及び「右」という方向を規定する。ただしこれらの方向は、電動作業機1の構造の容易な理解を促すために用いられているに過ぎず、電動作業機1の向きを限定することは意図されていない。電動作業機1は、あらゆる方向に向けられ得る。
[2-1-1.電動作業機の全体構成]
図1に示されるように、電動作業機1は、ヘッド部10と、モータユニット20と、グリップ5と、バッテリ装着部6と、チャックスリーブ7と、トリガ8と、を備える。モータユニット20は、ヘッド部10の後端に固定されている。モータユニット20は、後述するモータ25と、ハウジング90と、を備える。チャックスリーブ7は、ヘッド部10の前端に設けられている。チャックスリーブ7は、各種の工具ビッドを着脱可能に装着できるように構成されている。
【0129】
グリップ5は、ヘッド部10およびモータユニット20の下側に設けられており、上下方向に延伸している。グリップ5は、電動作業機1のユーザによって把持される。バッテリ装着部6は、グリップ5の下端に設けられている。バッテリ装着部6は、バッテリパック3を着脱可能に装着できるように構成されている。バッテリパック3は、複数の直列接続されたセルを含み、充放電可能に構成されている。バッテリパック3は、例えば、リチウムイオンバッテリである。
【0130】
トリガ8は、グリップ5の上部前面に設けられている。トリガ8は、ユーザにより手動操作されるように構成されている。電動作業機1は、具体的には、ユーザがトリガ8を引くことに応じてモータ25が回転し、トリガ8を放すことに応じてモータ25が停止するように構成されている。
【0131】
ヘッド部10は、その内部に動力伝達部12を収容している。動力伝達部12は、モータユニット20の前方に配置され、モータ25に機械的に連結されている。
ヘッド部10の前端には、チャックスリーブ7が設けられている。チャックスリーブ7は、動力伝達部12に機械的に連結されている。
【0132】
チャックスリーブ7は、被駆動器具15が離脱可能に装着される。被駆動器具15は、本第1実施形態では、例えば各種の工具ビットの形態である。各種の工具ビットの例は、ドライバビット、ソケットビット、及びドリルビットを含む。
【0133】
動力伝達部12は、モータ25の回転をチャックスリーブ7に伝達する。そのため、モータ25が回転すると、チャックスリーブ7が、それに装着されている被駆動器具15と共に回転する。また、動力伝達部12は、打撃機構(不図示)を含む。打撃機構は、チャックスリーブ7から印加される負荷の大きさが所定レベルを超えると、チャックスリーブ7に対して回転方向の打撃力を間欠的に付与する。負荷は、チャックスリーブ7の回転方向とは逆方向に印加される。この打撃機構により、インパクトドライバとしての特徴的な機能が実現される。
【0134】
グリップ5は、下端の内部に、コントローラ100を備える。コントローラ100は、バッテリパック3から電力を受けて起動し、電動作業機1の各種機能を制御する。例えば、コントローラ100は、バッテリパック3からモータ25へ供給される駆動電流を制御することにより、モータ25の駆動を制御する。
[2-1-2.モータユニットの構成]
図2図16を参照して、電動作業機1に備えられるモータユニット20について説明する。
【0135】
図3に示されるように、モータユニット20は、モータ25と、ファン80と、基板62と、ハウジング90と、を備える。図4に示されるように、モータ25は、ロータ70と、ステータ30と、を備える。モータ25は、インナーロータ型のモータである。図3図4図7図8に示されるように、モータ25は、前側軸受25aおよび後側軸受25bを備える。前側軸受25aおよび後側軸受25bは、ロータ70を回転可能に支持する。
【0136】
本実施形態のモータ25は、4m個(mは自然数)の磁極を有し且つ3m個のスロットを有する、3相ブラシレスモータの形態である。このような極数(即ち磁極の数)及びスロット数の組合せの一例として、本実施形態では、8極6スロットの形態の3相ブラシレスモータを例示している。本実施形態のモータ25は、3相として、U相、V相、W相を備える。
【0137】
以下では、モータ25の回転軸AXと平行な方向を軸方向と称する。軸方向は、前後方向と一致する。回転軸AXの放射方向を径方向と称する。径方向において、回転軸AXに近い位置または接近する方向を径方向内側と称し、回転軸AXから遠い位置または離れる方向を径方向外側と称する。回転軸AXを中心として周回する方向を周方向と称する。周方向のうち、前方を向いたときの左回り方向を第1の回転方向と称し、前方を向いたときの右回り方向を第2の回転方向と称する。
[2-1-3.ハウジング]
図2図3図12図13図15に示されるように、ハウジング90は、モータ25を収容するように構成されている。ハウジング90は、電気絶縁部材であり、樹脂材料(例えば合成樹脂)で構成されている。
【0138】
図2図6図12図13に示されるように、ハウジング90は、筒状部90aと、突出部90bと、を備える。筒状部90aは、前側が開口し、後側が閉塞する筒体の形状である。突出部90bは、筒状部90aの下側から下方向へ突出して形成されている。突出部90bは、後述する電源線61を収容する。
【0139】
図2図3図5図7図12図14に示されるように、ハウジング90は、右部分ハウジング91と、左部分ハウジング92と、に分割可能に構成されている。右部分ハウジング91は、ハウジング90の右側部分を構成する。左部分ハウジング92は、ハウジング90の左側部分を構成する。右部分ハウジング91は、モータ25のステータ30に対して右側から組付けられる。左部分ハウジング92は、モータ25のステータ30に対して左側から組付けられる。左部分ハウジング92は、右部分ハウジング91に対向するように配置されている。ハウジング90は、右部分ハウジング91と左部分ハウジング92との間にモータ25を収容するように構成されている。
【0140】
図3図13図14に示されるように、右部分ハウジング91は、第1突出部91aと、第2突出部91bと、を備える。第1突出部91aは、右部分ハウジング91の内面からモータ25に向けて突出するように構成されている。右部分ハウジング91は、2つの第1突出部91aを備えている。第2突出部91bは、右部分ハウジング91の内面のうち、回転軸AXを中心とする周方向の位置に関して、第1突出部91aとは異なる位置から、モータ25に向けて突出するように構成されている。
【0141】
図5図13図14に示されるように、左部分ハウジング92は、第3突出部92aと、第4突出部92bと、を備える。第3突出部92aは、左部分ハウジング92の内面からモータ25に向けて突出するように構成されている。左部分ハウジング92は、2つの第3突出部92aを備えている。第4突出部92bは、左部分ハウジング92の内面のうち、回転軸AXを中心とする周方向の位置に関して、第3突出部92aとは異なる位置から、モータ25に向けて突出するように構成されている。
【0142】
右部分ハウジング91と左部分ハウジング92とを互いに対向するように配置した場合において、右部分ハウジング91の第1突出部91aと、左部分ハウジング92の第3突出部92aとは、モータ25を介して互いに対向するように構成されている。
【0143】
右部分ハウジング91と左部分ハウジング92とを互いに対向するように配置した場合において、右部分ハウジング91の第2突出部91bと、左部分ハウジング92の第4突出部92bとは、モータ25を介して互いに対向するように構成されている。
【0144】
図3図16に示されるように、右部分ハウジング91は、第5突出部91cを備える。第5突出部91cは、右部分ハウジング91の内面からモータ25に向けて突出するように構成されている。右部分ハウジング91は、2つの第5突出部91cを備えている。
【0145】
図5図16に示されるように、左部分ハウジング92は、第6突出部92cを備える。第6突出部92cは、左部分ハウジング92の内面からモータ25に向けて突出するように構成されている。左部分ハウジング92は、2つの第6突出部92cを備えている。
【0146】
図3に示されるように、右部分ハウジング91は、前側軸受支持部91dと、後側軸受支持部91eと、を備える。前側軸受支持部91dは、右部分ハウジング91の内面からモータ25の前側軸受25aに向けて突出するように構成されている。前側軸受支持部91dは、前側軸受当接部91d1を備える。前側軸受当接部91d1は、前側軸受25aに当接するように構成されている。後側軸受支持部91eは、右部分ハウジング91の後側内面に形成されている。後側軸受支持部91eは、後側軸受当接部91e1を備える。
後側軸受当接部91e1は、後側軸受25bに当接するように構成されている。
【0147】
図5に示されるように、左部分ハウジング92は、前側軸受支持部92dと、後側軸受支持部92eと、を備える。前側軸受支持部92dは、左部分ハウジング92の内面からモータ25の前側軸受25aに向けて突出するように構成されている。前側軸受支持部92dは、前側軸受当接部92d1を備える。前側軸受当接部92d1は、前側軸受25aに当接するように構成されている。後側軸受支持部92eは、左部分ハウジング92の後側内面に形成されている。後側軸受支持部92eは、後側軸受当接部92e1を備える。後側軸受当接部92e1は、後側軸受25bに当接するように構成されている。
[2-1-4.ロータ]
図4図8に示されるように、ロータ70は、ロータシャフト71と、複数の磁極部72と、ロータコア73と、を有する。ロータ70は、回転軸AXを中心に回転する。
【0148】
ロータコア73は、積層された複数の鋼板を含んで構成されている。鋼板は、鉄を主成分とする金属製の板である。ロータコア73は、略円筒形状を有する。ロータコア73は、回転軸AXを囲むように配置される。ロータコア73は、略円筒形状の中央部に、ロータコア73の前面と後面とを貫くように形成された貫通孔を備える。
【0149】
ロータシャフト71は、軸方向に延伸する状態で、ロータコア73の貫通孔に配置される。ロータシャフト71は、ロータコア73に固定される。ロータシャフト71の前部は、ロータコア73の前端部から前方へ突出し、前側軸受25aに回転可能に支持される。ロータシャフト71の後部は、ロータコア73の後端部から後方へ突出し、後側軸受25bに回転可能に支持される。
【0150】
複数の磁極部72は、ロータコア73において、回転軸AXを中心に周方向にわたり一定の間隔で配置されている。複数の磁極部72の各々は、ロータコア73に埋め込まれた永久磁石を有している。複数の磁極部72の各々は、回転軸AXを中心に径方向外側に向けて放射状に配置されている。すなわち、複数の磁極部72は、回転軸AXを中心にスポーク状に配置されている。複数の磁極部72の各々は、N極領域と、S極領域とを有している。複数の磁極部72は、周方向に沿って隣接する磁極部72どうしで互いに同極が対向するように配置されている。すなわち、ある磁極部72のN極は、周方向に隣接する磁極部72のN極と対向する。また、ある磁極部72のS極は、周方向に隣接する磁極部72のS極と対向する。本実施形態では、複数の磁極部72は、8個の磁極部72を含む。
【0151】
図4図8に示されるように、ファン80は、ロータシャフト71の後側に固定されている。ファン80は、ロータコア73よりも後側に配置されている。ロータシャフト71が回転すると、ファン80は、ロータシャフト71と一緒に回転する。
[2-1-5.ステータ]
図4図8図9に示されるように、ステータ30は、ステータコア40と、第1インシュレータ51と、第2インシュレータ52と、複数のコイル34と、導通部材55と、電源線61と、3つの固定ネジ59と、を備える。
【0152】
ステータコア40は、軸方向に積層された複数の鋼板を含んで構成されている。鋼板は、鉄を主成分とする金属製の板である。
図9に示されるように、ステータコア40は、ヨーク部40aと、複数のティース部40bと、を備える。ヨーク部40aは、筒状または円環状に形成されている。ヨーク部40aは、筒状または円環状の中心軸が回転軸AXと一致するように配置されている。
【0153】
複数のティース部40bは、ヨーク部40aの内周面から径方向内向きに(換言すれば、回転軸AXに向かって)突出している。複数のティース部40bの各々は、周方向に沿
って互いに等間隔を隔てて配置されている。複数のティース部40bは、ヨーク部40aと一体的に形成されている。本実施形態では、複数のティース部40bは、6個のティース部40bを備える。
【0154】
図9に示されるように、第1インシュレータ51および第2インシュレータ52は、それぞれ別体で形成されて、ステータコア40に固定されている。第1インシュレータ51および第2インシュレータ52は、電気絶縁部材であり、例えば合成樹脂製である。第1インシュレータ51は、ステータコア40の前方側を覆う形状を有する。第2インシュレータ52は、ステータコア40の後方側を覆う形状を有する。
【0155】
つまり、第1インシュレータ51は、ステータコア40の前方側においてステータコア40に固定され、ステータコア40における前方側の表面を覆っている。第2インシュレータ52は、ステータコア40の後方側においてステータコア40に固定され、ステータコア40における後方側の表面を覆っている。
【0156】
このように構成された第1インシュレータ51、ステータコア40、第2インシュレータ52は、それぞれ互いに分離できるように構成されている。
なお、第1インシュレータ51および第2インシュレータ52は、それぞれ別体に形成される形態に限られることはなく、一体成型によりステータコア40に固定される形態であってもよい。
【0157】
図4図8図9に示されるように、第1インシュレータ51は、第1主体部51aと、複数の第1ティース51bと、を備える。第1主体部51aは、筒状または円環状に形成されている。第1主体部51aは、筒状または円環状の中心軸が回転軸AXと一致するように配置されている。
【0158】
複数の第1ティース51bは、第1主体部51aにおける円環状(または筒状)の部材の内周面から径方向内向きへ(換言すれば、回転軸AXに向かって)突出している。本実施形態では、複数の第1ティース51bは、6個の第1ティース51bを備える。複数の第1ティース51bは、それぞれ、複数のティース部40bのうちの対応する1つの前方側表面を覆っている。
【0159】
図4図8図9に示されるように、第2インシュレータ52は、第2主体部52aと、複数の第2ティース52bと、を備える。第2主体部52aは、筒状または円環状に形成されている。第2主体部52aは、筒状または円環状の中心軸が回転軸AXと一致するように配置されている。
【0160】
複数の第2ティース52bは、第2主体部52aにおける円環状(または筒状)の部材の内周面から径方向内向きへ(換言すれば、回転軸AXに向かって)突出している。本実施形態では、複数の第2ティース52bは、6個の第2ティース52bを備える。複数の第2ティース52bは、それぞれ、複数のティース部40bのうちの対応する1つの後方側表面を覆っている。
【0161】
複数のティース部40bのうちの1つのティース部40bと、複数の第1ティース51bのうちのそのティース部40bに対応する1つの第1ティース51bと、複数の第2ティース52bのうちのそのティース部40bに対応する1つの第2ティース52bとによって、1つのステータティースが形成される。つまり、本実施形態のステータ30は、6個のステータティースを備える。
【0162】
ステータ30は、3m個(mは自然数)のスロットを備える。本実施形態のステータ3
0は、一例として、6個のステータティースを備えている。そのため、本実施形態のステータ30は、6個のスロットを備える。つまり、本実施形態ではm=2である。6個のスロットの各々は、互いに隣接する2つのステータティースの間の空間に対応する。
[2-1-6.コイル]
図4図8に示されるように、本実施形態では、複数のコイル34は、6個のコイル34を備える。6個のコイル34の各々は、6個のステータティースのうちの対応する1つのステータティースに設けられている。即ち、6個のコイル34の各々は、対応するステータティースに巻回された状態で、ステータコア40、第1インシュレータ51、第2インシュレータ52における所定空間に設けられている。
【0163】
複数のコイル34は、第1インシュレータ51および第2インシュレータ52を介して、直列結線方式でステータコア40のティース部40bに巻かれている。詳しくは、複数のコイル34の各々は、第1ティース51bおよび第2ティース52bを介して1つのティース部40bに巻かれている。換言すれば、6つのコイル34の各々は、ティース部40b、第1ティース51b、第2ティース52bの周囲に配置される。6つのコイル34とステータコア40は、第1インシュレータ51および第2インシュレータ52により電気的に絶縁される。
【0164】
6つのコイル34は、1本のワイヤ35を用いて形成される。周方向に隣り合うコイル34は、ワイヤ35の一部である接続線34aにより繋がれている。接続線34aは、一つのコイル34と他のコイル34との間に位置し、第1インシュレータ51に支持されている。
【0165】
電源線61は、コントローラ100を介してバッテリパック3に電気的に接続される。バッテリパック3は、コントローラ100を介してモータ25に駆動電流を供給する。コントローラ100は、バッテリパック3からモータ25へ駆動電流を供給して、ステータ30を励磁する。
【0166】
図3図4図7図8図9に示されるように、電源線61は、U相電源線61Uと、V相電源線61Vと、W相電源線61Wと、を含む。U相電源線61Uは、U相駆動電流が供給される。V相電源線61Vは、V相駆動電流が供給される。W相電源線61Wは、W相駆動電流が供給される。
【0167】
図4図8に示されるように、6つのコイル34は、3組のコイルを含み、各組のコイルは、U相、V相、及びW相のいずれか一つに割り当てられる。すなわち、一対のコイル34が、U相、V相、及びW相に割り当てられる。第1の一対のコイル34は、U相に割り当てられており、U相コイル34U1とU相コイル34U2とを含む。U相コイル34U1とU相コイル34U2は、径方向に対向するように配置されている。第2の一対のコイル34は、V相に割り当てられており、V相コイル34V1とV相コイル34V2とを含む。V相コイル34V1とV相コイル34V2は、径方向に対向するように配置されている。第3の一対のコイル34は、W相に割り当てられており、W相コイル34W1とW相コイル34W2とを含む。W相コイル34W1とW相コイル34W2は、径方向に対向するように配置されている。
【0168】
詳しくは、周方向において、U相コイル34U1の隣にV相コイル34V1が配置され、V相コイル34V1の隣にW相コイル34W1が配置される。W相コイル34W1の隣にU相コイル34U2が配置され、U相コイル34U2の隣にV相コイル34V2が配置され、V相コイル34V2の隣にW相コイル34W2が配置され、W相コイル34W2の隣にU相コイル34U1が配置される。
【0169】
コントローラ100は、U相電源線61U、V相電源線61V、W相電源線61Wの電流を切り替えることにより、U相コイル34U1,U相コイル34U2、V相コイル34V1,V相コイル34V2、及びW相コイル34W1,W相コイル34W2に流れる電流を制御する。
【0170】
図9に示されるように、導通部材55は、第2インシュレータ52の後方側に配置されている。導通部材55は、回転軸AXの軸線方向において、第2インシュレータ52を介してヨーク部40aに積層される位置に配置されている。つまり、導通部材55は、第2インシュレータ52により、ステータコア40と電気的に絶縁されている。導通部材55は、導電性材料を用いて形成された部材である。
【0171】
導通部材55は、コイル34の相の数と同数の導通部材を備える。本実施形態では、モータ25は、3相(U相、V相、W相)のコイル34を備えており、導通部材55は、U相導通部材55Uと、V相導通部材55Vと、W相導通部材55Wと、を備える。
【0172】
U相導通部材55U、V相導通部材55V、W相導通部材55Wは、それぞれ、第2インシュレータ52を介して、ステータコア40のヨーク部40aの後方側に配置されている。U相導通部材55U、V相導通部材55V、W相導通部材55Wは、それぞれ、ヨーク部40aの環状形状の一部に沿った形状に形成されている。
【0173】
U相導通部材55Uは、U相固定孔部55U1と、U相延設部55U2と、U相ヒュージング端子55U3と、を備える。U相固定孔部55U1は、固定ネジ59を挿通可能な孔を備えている。U相延設部55U2は、ヨーク部40aの環状形状の一部に沿った形状に形成されている。U相延設部55U2は、U相固定孔部55U1とU相ヒュージング端子55U3とを電気的に接続している。U相ヒュージング端子55U3は、コイル34および接続線34aを構成するワイヤ35(図9では図示省略)と、ヒュージング加工により接続されている。U相ヒュージング端子55U3は、コイル34および接続線34aと電気的に接続されている。
【0174】
ヒュージング加工は、ワイヤとヒュージング端子とを、電気抵抗を利用して熱圧着(拡散接合)を行う加工方法である。ヒュージング加工は、加熱しながら加圧することにより、ワイヤの絶縁被覆を剥がすと同時に、ワイヤとヒュージング端子とを圧着できる特徴を有する。ヒュージング端子は、圧着端子を用いて構成してもよい。ワイヤは、絶縁被覆を備えてもよい。
【0175】
V相導通部材55Vは、V相固定孔部55V1と、V相延設部55V2と、V相ヒュージング端子55V3と、を備える。V相固定孔部55V1は、固定ネジ59を挿通可能な孔を備えている。V相延設部55V2は、ヨーク部40aの環状形状の一部に沿った形状に形成されている。V相延設部55V2は、V相固定孔部55V1とV相ヒュージング端子55V3とを電気的に接続している。V相ヒュージング端子55V3は、コイル34および接続線34aを構成するワイヤ35(図9では図示省略)と、ヒュージング加工により接続されている。V相ヒュージング端子55V3は、コイル34および接続線34aと電気的に接続されている。
【0176】
W相導通部材55Wは、W相固定孔部55W1と、W相延設部55W2と、第1W相ヒュージング端子55W3と、第2W相ヒュージング端子55W4と、を備える。W相固定孔部55W1は、固定ネジ59を挿通可能な孔を備えている。W相延設部55W2は、ヨーク部40aの環状形状の一部に沿った形状に形成されている。W相延設部55W2は、W相固定孔部55W1と第1W相ヒュージング端子55W3と第2W相ヒュージング端子55W4とを電気的に接続している。第1W相ヒュージング端子55W3および第2W相
ヒュージング端子55W4は、それぞれ、コイル34および接続線34aを構成するワイヤ35(図9では図示省略)と、ヒュージング加工により接続されている。第1W相ヒュージング端子55W3および第2W相ヒュージング端子55W4は、それぞれ、コイル34および接続線34aと電気的に接続されている。
【0177】
U相電源線61Uは、U相固定孔部61U1と、U相加締め部61U2と、を備える。U相固定孔部61U1は、固定ネジ59を挿通可能な孔を備えている。U相加締め部61U2は、U相電力配線(図示省略)を加締め接続するように構成されている。U相電力配線は、コントローラ100を介してU相電源線61Wとバッテリパック3とを電気的に接続するように構成された配線である。
【0178】
V相電源線61Vは、V相固定孔部61V1と、V相加締め部61V2と、を備える。V相固定孔部61V1は、固定ネジ59を挿通可能な孔を備えている。V相加締め部61V2は、V相電力配線(図示省略)を加締め接続するように構成されている。V相電力配線は、コントローラ100を介してV相電源線61Vとバッテリパック3とを電気的に接続するように構成された配線である。
【0179】
W相電源線61Wは、W相固定孔部61W1と、W相加締め部61W2と、を備える。W相固定孔部61W1は、固定ネジ59を挿通可能な孔を備えている。W相加締め部61W2は、W相電力配線(図示省略)を加締め接続するように構成されている。W相電力配線は、コントローラ100を介してW相電源線61Wとバッテリパック3とを電気的に接続するように構成された配線である。
【0180】
3つの固定ネジ59は、U相導通部材55U、V相導通部材55V、W相導通部材55W、U相電源線61U、V相電源線61V、W相電源線61Wを、第2インシュレータ52に固定する。3つの固定ネジ59による固定により、U相導通部材55UとU相電源線61Uとが電気的に接続され、V相導通部材55VとV相電源線61Vとが電気的に接続され、W相導通部材55WとW相電源線61Wとが電気的に接続される。
[2-1-7.基板]
図3図4図8に示されるように、基板62は、第1インシュレータ51の前方側に配置される。基板62は、ネジ63によって第1インシュレータ51に固定されている。
【0181】
図8に示されるように、基板62の後方面には、U相、V相、及びW相に対応する3個のホールセンサ62aが取り付けられている。3個のホールセンサ62aは、信号線(図示省略)を介して検出信号をコントローラ100へ出力する。コントローラ100は、3個のホールセンサ62aから受信した検出信号に基づいて、6個のコイル34に供給する駆動電流を制御する。
[2-1-8.ステータコアの当接部および第1インシュレータの当接部]
図4図7図8図9図10図11図13図16に示されるように、ステータコア40のヨーク部40aは、複数の当接部40cを備える。複数の当接部40cは、ヨーク部40aの外周面において所定の間隔で配置されている。複数の当接部40cは、ヨーク部40aから外向きに突出して形成されている。複数の当接部40cは、2つの第1当接部40c1と、2つの第3当接部40c2と、を備える。2つの第1当接部40c1は、ヨーク部40aの外周面のうち右側領域に配置されている。2つの第3当接部40c2は、ヨーク部40aの外周面のうち左側領域に配置されている。
【0182】
図10図11図16に示されるように、2つの第1当接部40c1の各々は、2つの第1凸部40c1aと、第1凹部40c1bと、を含む。2つの第1凸部40c1aは、ヨーク部40aの外周面において径方向外側へ突出する形態である。第1凹部40c1bは、ヨーク部40aの外周面において、2つの第1凸部40c1aの間に設けられてい
る。
【0183】
2つの第3当接部40c2の各々は、2つの第3凸部40c2aと、第3凹部40c2bと、を含む。2つの第3凸部40c2aは、ヨーク部40aの外周面において径方向外側へ突出する形態である。第3凹部40c2bは、ヨーク部40aの外周面において、2つの第3凸部40c2aの間に設けられている。
【0184】
なお、図11では、ステータコア40のうち、第1インシュレータ51により覆われる領域を、網掛け模様で表している。図11から分かるように、ステータコア40のうち複数の当接部40cは、第1インシュレータ51に覆われることなく、露出した状態で備えられている。
【0185】
図4図8図9図10に示されるように、第1インシュレータ51の第1主体部51aは、複数の当接部51cを備える。複数の当接部51cは、第1主体部51aの外周面において所定の間隔で配置されている。複数の当接部51cは、2つの第2当接部51c1と、2つの第4当接部51c2と、を備える。2つの第2当接部51c1は、第1主体部51aの外周面のうち右側領域に配置されている。2つの第4当接部51c2は、第1主体部51aの外周面のうち左側領域に配置されている。
【0186】
2つの第2当接部51c1の各々は、第1主体部51aの外周面において径方向外側へ突出する形態である。2つの第4当接部51c2の各々は、第1主体部51aの外周面において径方向外側へ突出する形態である。
[2-1-9.ハウジングへのモータの固定]
図2図16を参照して、ハウジング90(詳細には、右部分ハウジング91、左部分ハウジング92)へのモータ25(詳細には、ステータ30、ロータ70)の固定について説明する。
【0187】
右部分ハウジング91をモータ25に対して右側から組付け、さらに、左部分ハウジング92をモータ25に対して左側から組付けることで、右部分ハウジング91と左部分ハウジング92との間にモータ25が固定される。このとき、モータ25のうちステータ30およびロータ70は、それぞれ別々にハウジング90に固定される。
【0188】
ステータ30は、2つの第1当接部40c1のそれぞれが2つの第1突出部91aに当接または近接し、かつ、2つの第2当接部51c1のそれぞれが第2突出部91bに当接または近接される状態で、右部分ハウジング91に組み付けられる。ステータ30は、2つの第3当接部40c2のそれぞれが2つの第3突出部92aに当接または近接し、かつ、2つの第4当接部51c2のそれぞれが第4突出部92bに当接または近接される状態で、左部分ハウジング92に組み付けられる。
【0189】
2つの第1当接部40c1のうち少なくとも1つが第1突出部91aに当接するか、2つの第3当接部40c2のうち少なくとも1つが第3突出部92aに当接することで、ステータ30は、ハウジング90の内部において前方側へ移動することが抑制される。詳細には、第1当接部40c1のうち第1凸部40c1aが第1突出部91aに当接するか、第3当接部40c2のうち第3凸部40c2aが第3突出部92aに当接することで、ステータ30の前方側への移動が抑制される。
【0190】
2つの第2当接部51c1のうち少なくとも1つが第2突出部91bに当接するか、2つの第4当接部51c2のうち少なくとも1つが第4突出部92bに当接することで、ステータ30は、ハウジング90の内部において後方側へ移動することが抑制される。
【0191】
ステータ30は、2つの第1当接部40c1のそれぞれが2つの第5突出部91cに当接または近接される状態で、右部分ハウジング91に組み付けられる。ステータ30は、2つの第3当接部40c2のそれぞれが2つの第6突出部92cに当接または近接される状態で、左部分ハウジング92に組み付けられる。
【0192】
2つの第1当接部40c1のうち少なくとも1つが第5突出部91cに当接するか、2つの第3当接部40c2のうち少なくとも1つが第6突出部92cに当接することで、ステータ30は、ハウジング90の内部において回転軸AXを中心とする周方向の移動が抑制される。詳細には、第1当接部40c1のうち第1凹部40c1bが第5突出部91cに当接するか、第3当接部40c2のうち第3凹部40c2bが第6突出部92cに当接することで、ステータ30の周方向の移動が抑制される。このとき制限される周方向の移動は、第1の回転方向および第2の回転方向(図2参照)の両方向の移動を含む。
【0193】
これにより、ステータ30は、ハウジング90に対する軸方向の相対位置および周方向の相対位置が一定に維持される。
ロータ70は、前側軸受25aが、前側軸受支持部91dの前側軸受当接部91d1および前側軸受支持部92dの前側軸受当接部92d1に当接し、かつ、後側軸受25bが、後側軸受支持部91eの後側軸受当接部91e1および後側軸受支持部92eの後側軸受当接部92e1に当接する状態で、ハウジング90に組み付けられる。
【0194】
モータユニット20は、第1当接部40c1と第1突出部91aとが当接状態を常に維持する形態ではなく、ハウジング90に対するステータ30の相対位置の変化に応じて、第1当接部40c1と第1突出部91aとが離間状態にもなりうる形態である。つまり、モータユニット20は、回転軸AXの軸線方向におけるハウジング90に対するステータ30の相対位置の変化に応じて、第1当接部40c1と第1突出部91aとが、当接状態または離間状態に切り替わる形態である。
【0195】
ハウジング90を基準としてステータコア40が前方向に移動する場合、第1当接部40c1が第1突出部91aに当接することに応じて、さらなる前方向へのステータコア40の移動を制限する。ハウジング90を基準としてステータコア40が後方向に移動する場合、第1当接部40c1が第1突出部91aに当接している状態から、第1当接部40c1が第1突出部91aから離間した状態に変化する。
【0196】
なお、第3当接部40c2と第3突出部92a、第2当接部51c1と第2突出部91b、第4当接部51c2と第4突出部92bのそれぞれについても、第1当接部40c1と第1突出部91aと同様である。つまり、第3当接部40c2と第3突出部92a、第2当接部51c1と第2突出部91b、第4当接部51c2と第4突出部92bのそれぞれも、ハウジング90に対するステータ30の相対位置の変化に応じて、当接状態または離間状態に切り替わる形態である。
【0197】
つまり、モータユニット20は、ハウジング90を基準としてステータコア40が前方向に移動する場合、第3当接部40c2が第3突出部92aに当接することに応じて、さらなる前方向へのステータコア40の移動を制限する。また、第3当接部40c2および第3突出部92aは、ステータコア40が後方向に移動する場合、第3当接部40c2が第3突出部92aに当接している状態から、第3当接部40c2が第3突出部92aから離間した状態に変化する。
【0198】
さらに、モータユニット20は、ハウジング90を基準としてステータコア40が後方向に移動する場合、第2当接部51c1が第2突出部91bに当接することに応じて、さらなる後方向へのステータコアの移動を制限できる。また、第2当接部51c1および第
2突出部91bは、ハウジング90を基準としてステータコア40が前方向に移動する場合、第2当接部51c1が第2突出部91bに当接している状態から、第2当接部51c1が第2突出部91bから離間した状態に変化する。
【0199】
さらに、モータユニット20は、ハウジング90を基準としてステータコア40が後方向に移動する場合、第4当接部51c2が第4突出部92bに当接することに応じて、さらなる後方向へのステータコア40の移動を制限できる。また、第4当接部51c2および第4突出部92bは、ステータコア40が前方向に移動する場合、第4当接部51c2が第4突出部92bに当接している状態から、第4当接部51c2が第4突出部92bから離間した状態に変化する。
[2-1-10.効果]
以上説明した第1実施形態によれば、以下の効果を奏する。
【0200】
(1)電動作業機1は、第1突出部91aが第1当接部40c1に当接すること、第3突出部92aが第3当接部40c2に当接すること、第2突出部91bが第2当接部51c1に当接すること、第4突出部92bが第4当接部51c2に当接すること、のうち少なくとも1つが成立することで、ハウジング90の内部でのモータ25(詳細には、ステータ30)の軸線方向の移動を抑制する。
【0201】
詳細には、第1突出部91aと第1当接部40c1との当接、または、第3突出部92aと第3当接部40c2との当接が成立することによって、ハウジング90の内部でのモータ25(詳細には、ステータ30)の前方向(第1軸線方向)への移動を抑制する。第2突出部91bと第2当接部51c1との当接、または、第4突出部92bと第4当接部51c2との当接が成立することによって、ハウジング90の内部でのモータ25(詳細には、ステータ30)の後方向(第2軸線方向)への移動を抑制する。
【0202】
このとき、回転軸AXを中心とする周方向の位置に関して、第1突出部91aおよび第2突出部91bが互いに異なる位置から突出するように構成されており、第1突出部91aおよび第2突出部91bがそれぞれ異なる方向(換言すれば、前方向(第1軸線方向)および後方向(第2軸線方向))へのモータ25の移動を制限する。
【0203】
電動作業機1では、周方向の位置に関して、少なくとも第1突出部91aと第2突出部91bとが異なる位置に設けられているため、軸方向において、第1突出部91aと第2突出部91bが重なり合わない構成となる。このため、電動作業機1は、第1突出部91a、第2突出部91b、第1当接部40c1、第2当接部51c1の全てが重なり合う構成に比べて、モータ25の軸線方向における寸法を縮小できる。
【0204】
同様に、電動作業機1は、少なくとも第3突出部92aと第4突出部92bとが重なり合わない構成となるため、第3突出部92a、第4突出部92b、第3当接部40c2、第4当接部51c2の全てが重なり合う構成に比べて、モータ25の軸線方向における寸法を縮小できる。
【0205】
(2)電動作業機1においては、第1インシュレータ51は、第2当接部51c1および第4当接部51c2のうち少なくとも一方を備えるため、第2突出部91bおよび第4突出部92bのうち少なくとも一方に支持される。これにより、第1インシュレータ51は、安定した状態でハウジング90に支持されるため、第1インシュレータ51に固定されている基板62(詳細には、ホールセンサ62a)も安定した状態で支持される。
【0206】
このため、電動作業機1は、ホールセンサ62aとロータ70との相対位置が振動の影響により変化することを抑制できるため、振動に起因してホールセンサ62aによるロー
タ70の回転状態の検出精度が低下することを抑制できる。
【0207】
(3)電動作業機1では、導通部材55は、軸線方向におけるステータコア40に対する配置位置が、ステータコア40に対するホールセンサ62aの配置位置とは反対側である。これにより、ホールセンサ62aおよび導通部材55は、互いに離れるため、互いに干渉することがない状態で配置できる。
【0208】
よって、電動作業機1は、ホールセンサ62aと導通部材55との干渉に起因して、ホールセンサ62aによる検出精度(換言すれば、ロータ70の回転状態の検出精度)が低下することを抑制できる。
【0209】
(4)電動作業機1では、第1インシュレータ51、ステータコア40、第2インシュレータ52は、それぞれ互いに分離できるように構成されている。このような構成を採ることで、第1インシュレータ51、ステータコア40、第2インシュレータ52を一体にするための工程が不要となる。よって、電動作業機1は、モータ25の製造にあたり、製造作業の煩雑さを軽減できる。
【0210】
(5)電動作業機1では、ハウジング90(詳細には、右部分ハウジング91および左部分ハウジング92)は、樹脂材料で形成されているため、金属材料で形成される場合に比べて、任意の形状に加工しやすいという利点がある。このため、電動作業機1は、用途や使用環境などの各種条件に応じて、ハウジング90を多様な形状に形成することができる。
【0211】
(6)電動作業機1においては、第1当接部40c1が第5突出部91cに当接するか、第3当接部40c2が第6突出部92cに当接することに応じて、ステータ30は、ハウジング90の内部において回転軸AXを中心とする周方向の移動が抑制される。よって、電動作業機1は、ハウジング90に対するモータ25(詳細には、ステータ30)の相対位置のうち、回転軸AXを中心とする周方向の相対位置が変化するのを抑制できる。
【0212】
(7)電動作業機1においては、第1突出部91aと第3突出部92aとが互いに対向する位置に形成されるため、第1突出部91aおよび第3突出部92aによってモータ25を支持するにあたり、バランスの良い状態でモータ25を支持することができる。
【0213】
また、電動作業機1は、第2突出部91bと第4突出部92bとが互いに対向する位置に形成されるため、第2突出部91bおよび第4突出部92bによってモータ25を支持するにあたり、バランスの良い状態でモータ25を支持することができる。
【0214】
このため、電動作業機1は、振動などが発生する場合でも、ハウジング90がモータ25を安定した状態で支持することができる。
(8)電動作業機1は、第1突出部91aと第1当接部40c1、第3突出部92aと第3当接部40c2、第2突出部91bと第2当接部51c1、第4突出部92bと第4当接部51c2、のそれぞれが、当接状態または離間状態に切り替わる形態である。これにより、ハウジング90とステータ30との間に適度な隙間を設けることができ、ハウジング90に対してモータ25(詳細には、ステータ30)を組み付ける作業の煩雑さを軽減できる。
[2-1-11.用語の対応]
モータ25は、実施形態の総括におけるブラシレスモータの一例に相当する。右部分ハウジング91は、実施形態の総括における第1部分ハウジングの一例に相当する。左部分ハウジング92は、実施形態の総括における第2部分ハウジングの一例に相当する。
【0215】
第1当接部40c1および第3当接部40c2は、それぞれ、実施形態の総括における突出当接部の一例に相当する。第2当接部51c1および第4当接部51c2は、それぞれ、実施形態の総括における外側配置部の一例に相当する。
【0216】
ホールセンサ62aは、実施形態の総括における回転検出センサの一例に相当する。
第1当接部40c1(詳細には、第1凹部40c1b)は、実施形態の総括における第5当接部の一例に相当する。第3当接部40c2(詳細には、第3凹部40c2b)は、実施形態の総括における第6当接部の一例に相当する。
【0217】
被駆動器具15は、実施形態の総括における作業部の一例に相当する。前方向は、実施形態の総括における第1軸線方向の一例に相当する。後方向は、実施形態の総括における第2軸線方向の一例に相当する。
【0218】
U相ヒュージング端子55U3、V相ヒュージング端子55V3、W相ヒュージング端子55W3、W相ヒュージング端子55W4は、実施形態の総括における接続部の一例に相当する。U相固定孔部55U1、V相固定孔部55V1、W相固定孔部55W1は、実施形態の総括における受電部の一例に相当する。
[2-2.第2実施形態]
[2-2-1.第1実施形態との相違点]
第2実施形態は、基本的な構成は第1実施形態と同様であるため、相違点について以下に説明する。なお、第1実施形態と同じ符号は、同一の構成を示すものであって、先行する説明を参照する。
【0219】
第2実施形態に係る第2電動作業機101は、第1実施形態の電動作業機1と比べて、モータユニット20に代えて、第2モータユニット120を備える点で相異している。
[2-2-2.モータユニットの構成]
図17図24に示されるように、第2モータユニット120は、モータユニット20と比べて、ハウジング90に代えて第2ハウジング190を備え、モータ25に代えて第2モータ125を備える点で相異している。
【0220】
図17図25図28に示されるように、第2モータユニット120は、第2モータ125と、ファン80と、基板62と、第2ハウジング190と、を備える。図18図26図27図29に示されるように、第2モータ125は、ロータ70と、第2ステータ130と、を備える。第2モータ125は、インナーロータ型のモータである。図17図18図20図21に示されるように、第2モータ125は、前側軸受25aおよび後側軸受25bを備える。前側軸受25aおよび後側軸受25bは、ロータ70を回転可能に支持する。
【0221】
本実施形態の第2モータ125は、モータ25と同様に、4m個(mは自然数)の磁極を有し且つ3m個のスロットを有する、3相ブラシレスモータの形態である。本実施形態では、8極6スロットの形態の3相ブラシレスモータを例示している。本実施形態の第2モータ125は、3相として、U相、V相、W相を備える。
[2-2-3.ハウジング]
図17図25図28に示されるように、第2ハウジング190は、第2モータ125を収容するように構成されている。
【0222】
第2ハウジング190は、その外観に関しては、ハウジング90と同様に、筒状部90aと、突出部90bと、を備える。
図17図19図20図26図27図29に示されるように、第2ハウジング190は、第2右部分ハウジング191と、第2左部分ハウジング192と、に分割可能
に構成されている。第2右部分ハウジング191は、第2ハウジング190の右側部分を構成する。第2左部分ハウジング192は、第2ハウジング190の左側部分を構成する。第2右部分ハウジング191は、第2モータ125の第2ステータ130に対して右側から組付けられる。第2左部分ハウジング192は、第2モータ125の第2ステータ130に対して左側から組付けられる。第2左部分ハウジング192は、第2右部分ハウジング191に対向するように配置されている。第2ハウジング190は、第2右部分ハウジング191と第2左部分ハウジング192との間に第2モータ125を収容するように構成されている。
【0223】
図17図26図27に示されるように、第2右部分ハウジング191は、変形第1突出部191aと、変形第2突出部191bと、を備える。変形第1突出部191aは、第2右部分ハウジング191の内面から第2モータ125に向けて突出するように構成されている。第2右部分ハウジング191は、2つの変形第1突出部191aを備えている。変形第2突出部191bは、第2右部分ハウジング191の内面のうち、回転軸AXを中心とする周方向の位置に関して、変形第1突出部191aとは異なる位置から、第2モータ125に向けて突出するように構成されている。
【0224】
図19図26図27に示されるように、第2左部分ハウジング192は、変形第3突出部192aと、変形第4突出部192bと、を備える。変形第3突出部192aは、第2左部分ハウジング192の内面から第2モータ125に向けて突出するように構成されている。第2左部分ハウジング192は、2つの変形第3突出部192aを備えている。変形第4突出部192bは、第2左部分ハウジング192の内面のうち、回転軸AXを中心とする周方向の位置に関して、変形第3突出部192aとは異なる位置から、第2モータ125に向けて突出するように構成されている。
【0225】
第2右部分ハウジング191と第2左部分ハウジング192とを互いに対向するように配置した場合において、第2右部分ハウジング191の変形第1突出部191aと、第2左部分ハウジング192の変形第3突出部192aとは、第2モータ125を介して互いに対向するように構成されている。
【0226】
第2右部分ハウジング191と第2左部分ハウジング192とを互いに対向するように配置した場合において、第2右部分ハウジング191の変形第2突出部191bと、第2左部分ハウジング192の変形第4突出部192bとは、第2モータ125を介して互いに対向するように構成されている。
【0227】
図17図29に示されるように、第2右部分ハウジング191は、変形第5突出部191cを備える。変形第5突出部191cは、第2右部分ハウジング191の内面から第2モータ125に向けて突出するように構成されている。第2右部分ハウジング191は、2つの第5突出部91cを備えている。
【0228】
図19図29に示されるように、第2左部分ハウジング192は、変形第6突出部192cを備える。変形第6突出部192cは、第2左部分ハウジング192の内面から第2モータ125に向けて突出するように構成されている。第2左部分ハウジング192は、2つの変形第6突出部192cを備えている。
【0229】
図17に示されるように、第2右部分ハウジング191は、右部分ハウジング91と同様に、前側軸受支持部91dと、後側軸受支持部91eと、を備える。前側軸受支持部91dの前側軸受当接部91d1は、第2モータ125の前側軸受25aに当接する。後側軸受支持部91eの後側軸受当接部91e1は、第2モータ125の後側軸受25bに当接する。
【0230】
図19に示されるように、第2左部分ハウジング192は、左部分ハウジング92と同様に、前側軸受支持部92dと、後側軸受支持部92eと、を備える。前側軸受支持部92dの前側軸受当接部92d1は、第2モータ125の前側軸受25aに当接する。後側軸受支持部92eの後側軸受当接部92e1は、第2モータ125の後側軸受25bに当接する。
[2-2-4.ロータ]
第2モータ125のロータ70は、モータ25のロータ70と同様の構成であるため、ここでの説明は省略する。
[2-2-5.ステータ]
図18図21図22に示されるように、第2ステータ130は、第2ステータコア140と、変形第1インシュレータ151と、第2インシュレータ52と、複数のコイル34と、導通部材55と、電源線61と、3つの固定ネジ59と、を備える。第2ステータ130は、ステータ30と比べて、ステータコア40に代えて第2ステータコア140を備える点と、第1インシュレータ51に代えて変形第1インシュレータ151を備える点と、で相異している。
【0231】
第2ステータコア140は、軸方向に積層された複数の鋼板を含んで構成されている。鋼板は、鉄を主成分とする金属製の板である。
図22に示されるように、第2ステータコア140は、第2ヨーク部140aと、複数のティース部40bと、を備える。第2ヨーク部140aは、筒状または円環状に形成されている。第2ヨーク部140aは、筒状または円環状の中心軸が回転軸AXと一致するように配置されている。
【0232】
第2ステータコア140における複数のティース部40bは、ステータコア40における複数のティース部40bと同様の構成であるため、ここでの説明は省略する。
図22に示されるように、変形第1インシュレータ151および第2インシュレータ52は、それぞれ別体で形成されて、第2ステータコア140に固定されている。変形第1インシュレータ151および第2インシュレータ52は、電気絶縁部材であり、例えば合成樹脂製である。変形第1インシュレータ151は、第2ステータコア140の前方側を覆う形状を有する。第2インシュレータ52は、第2ステータコア140の後方側を覆う形状を有する。
【0233】
変形第1インシュレータ151は、第2ステータコア140の前方側において第2ステータコア140に固定され、第2ステータコア140における前方側の表面を覆っている。第2インシュレータ52は、第2ステータコア140の後方側において第2ステータコア140に固定され、第2ステータコア140における後方側の表面を覆っている。
【0234】
図18図21図22に示されるように、変形第1インシュレータ151は、変形第1主体部151aと、複数の第1ティース51bと、を備える。変形第1主体部151aは、筒状または円環状に形成されている。変形第1主体部151aは、筒状または円環状の中心軸が回転軸AXと一致するように配置されている。
【0235】
変形第1インシュレータ151における複数の第1ティース51bは、第1インシュレータ51における複数の第1ティース51bと同様の構成であるため、ここでの説明は省略する。
【0236】
第2ステータ130の第2インシュレータ52は、ステータ30の第2インシュレータ52と同様の構成であるため、ここでの説明は省略する。
第2ステータ130は、ステータ30と同様に、6個のステータティースを備える。第
2ステータ130は、ステータ30と同様に、3m個(mは自然数)のスロットを備える。第2ステータ130は、6個のステータティースを備えているため、6個のスロットを備える。つまり、本実施形態ではm=2である。6個のスロットの各々は、互いに隣接する2つのステータティースの間の空間に対応する。
[2-2-6.コイル]
第2ステータ130における複数のコイル34は、ステータ30における複数のコイル34と同様の構成であるため、ここでの説明は省略する。なお、6つのコイル34と第2ステータコア140は、変形第1インシュレータ151および第2インシュレータ52により電気的に絶縁される。
【0237】
第2ステータ130における導通部材55、電源線61、3つの固定ネジ59は、ステータ30における導通部材55、電源線61、3つの固定ネジ59と同様の構成であるため、ここでの説明は省略する。
[2-2-7.基板]
第2モータユニット120の基板62は、モータユニット20の基板62と同様の構成であるため、ここでの説明は省略する。
[2-2-8.ステータコアの当接部および第1インシュレータの当接部]
図18図20図21図22図23図26に示されるように、第2ステータコア140の第2ヨーク部140aは、複数の露出当接部140cを備える。複数の露出当接部140cは、第2ヨーク部140aの前方側の表面において所定の領域に設けられている。複数の露出当接部140cは、2つの第1露出当接部140c1と、2つの第3露出当接部140c2と、を備える。2つの第1露出当接部140c1は、第2ヨーク部140aの前方側の表面のうち右側領域に配置されている。2つの第3露出当接部140c2は、第2ヨーク部140aの前方側の表面のうち左側領域に配置されている。
【0238】
変形第1インシュレータ151の変形第1主体部151aは、複数の空白部151dを備える。空白部151dは、第2ステータコア140における前方側の表面の一部を露出するように、変形第1主体部151aの前方面から後方面にかけて貫通する形態で形成されている。空白部151dは、変形第1主体部151aのうち外周縁から径方向内向きに延設される形態である。変形第1主体部151aは、複数の空白部151dとして、4個の空白部151dを備える。
【0239】
露出当接部140cは、第2ヨーク部140aの前方側の表面のうち、空白部151dにより露出する領域である。露出当接部140cは、第2ヨーク部140aの前方側の表面のうち外周縁から径方向内向きに延設される形態である。
【0240】
図18図20図21図22図23図24図27図29に示されるように、第2ヨーク部140aは、複数の外周凹部140dを備える。複数の外周凹部140dは、第2ヨーク部140aの外周面において、径方向内向きに凹んだ形態で形成されている。外周凹部140dは、第2ヨーク部140aのうち前方側の表面から後方側の表面にかけて貫通する形態である。複数の外周凹部140dは、第2ヨーク部140aの外周面において所定の間隔で配置されている。
【0241】
変形第1インシュレータ151の変形第1主体部151aは、複数の変形当接部151cを備える。複数の変形当接部151cは、変形第1主体部151aのうち複数の外周凹部140dに対応する領域に形成されている。複数の変形当接部151cは、変形第1主体部151aの外周面において所定の間隔で配置されている。複数の変形当接部151cは、2つの変形第2当接部151c1と、2つの変形第4当接部151c2と、を備える。2つの変形第2当接部151c1は、変形第1主体部151aの外周面のうち右側領域に配置されている。2つの変形第4当接部151c2は、変形第1主体部151aの外周
面のうち左側領域に配置されている。
[2-2-9.ハウジングへのモータの固定]
図17図29を参照して、第2ハウジング190(詳細には、第2右部分ハウジング191、第2左部分ハウジング192)への第2モータ125(詳細には、第2ステータ130、ロータ70)の固定について説明する。
【0242】
第2右部分ハウジング191を第2モータ125に対して右側から組付け、さらに、第2左部分ハウジング192を第2モータ125に対して左側から組付けることで、第2右部分ハウジング191と第2左部分ハウジング192との間に第2モータ125が固定される。このとき、第2モータ125のうち第2ステータ130およびロータ70は、それぞれ別々に第2ハウジング190に固定される。
【0243】
第2ステータ130は、2つの第1露出当接部140c1のそれぞれが2つの変形第1突出部191aに当接または近接し、かつ、2つの変形第2当接部151c1のそれぞれが変形第2突出部191bに当接または近接される状態で、第2右部分ハウジング191に組み付けられる。第2ステータ130は、2つの第3露出当接部140c2のそれぞれが2つの変形第3突出部192aに当接または近接し、かつ、2つの変形第4当接部151c2のそれぞれが変形第4突出部192bに当接または近接される状態で、第2左部分ハウジング192に組み付けられる。
【0244】
2つの第1露出当接部140c1のうち少なくとも1つが変形第1突出部191aに当接し、かつ、2つの第3露出当接部140c2のうち少なくとも1つが変形第3突出部192aに当接することで、第2ステータ130は、第2ハウジング190の内部において前方側へ移動することが抑制される。
【0245】
2つの変形第2当接部151c1のうち少なくとも1つが変形第2突出部191bに当接し、かつ、2つの変形第4当接部151c2のうち少なくとも1つが変形第2突出部191bに当接することで、第2ステータ130は、第2ハウジング190の内部において後方側へ移動することが抑制される。
【0246】
複数の外周凹部140dのうち第2ステータコア140の右側領域に設けられている2つの外周凹部140dは、それぞれ、第2右部分ハウジング191の2つの変形第5突出部191cに対応して備えられる。第2ステータ130は、第2ステータコア140の右側領域に設けられている2つの外周凹部140dのそれぞれが2つの変形第5突出部191cに当接または近接される状態で、第2右部分ハウジング191に組み付けられる。
【0247】
複数の外周凹部140dのうち第2ステータコア140の左側領域に設けられている2つの外周凹部140dは、それぞれ、第2左部分ハウジング192の2つの変形第6突出部192cに対応して備えられる。第2ステータ130は、第2ステータコア140の左側領域に設けられている2つの外周凹部140dのそれぞれが2つの変形第6突出部192cに当接または近接される状態で、第2左部分ハウジング192に組み付けられる。
【0248】
複数の外周凹部140dのうち少なくとも1つが変形第5突出部191cまたは変形第6突出部192cに当接することで、第2ステータ130は、第2ハウジング190の内部において回転軸AXを中心とする周方向の移動が抑制される。このとき制限される周方向の移動は、第1の回転方向および第2の回転方向(図2参照)の両方向の移動を含む。
【0249】
これにより、第2ステータ130は、第2ハウジング190に対する軸方向の相対位置および周方向の相対位置が一定に維持される。
ロータ70は、前側軸受25aが、前側軸受支持部91dの前側軸受当接部91d1お
よび前側軸受支持部92dの前側軸受当接部92d1に当接し、かつ、後側軸受25bが、後側軸受支持部91eの後側軸受当接部91e1および後側軸受支持部92eの後側軸受当接部92e1に当接する状態で、第2ハウジング190に組み付けられる。
[2-2-10.効果]
(1)以上説明した第2実施形態によれば、前述した第1実施形態と同様の効果を奏する。
[2-2-11.用語の対応]
第2モータ125は、実施形態の総括におけるブラシレスモータの一例に相当する。第2右部分ハウジング191は、実施形態の総括における第1部分ハウジングの一例に相当する。第2左部分ハウジング192は、実施形態の総括における第2部分ハウジングの一例に相当する。
【0250】
第1露出当接部140c1および第3露出当接部140c2は、それぞれ、実施形態の総括における露出当接部の一例に相当する。
複数の外周凹部140dのうち第2ステータコア140の右側領域に設けられている2つの外周凹部140dは、実施形態の総括における第5当接部の一例に相当する。複数の外周凹部140dのうち第2ステータコア140の左側領域に設けられている2つの外周凹部140dは、実施形態の総括における第6当接部の一例に相当する。
[2-3.第3実施形態]
[2-3-1.第1実施形態との相違点]
第3実施形態は、基本的な構成は第1実施形態と同様であるため、相違点について以下に説明する。なお、第1実施形態と同じ符号は、同一の構成を示すものであって、先行する説明を参照する。
【0251】
第3実施形態に係る第3電動作業機201は、第1実施形態の電動作業機1と比べて、モータユニット20に代えて、第3モータユニット220を備える点で相異している。
[2-3-2.モータユニットの構成]
図30図38に示されるように、第3モータユニット220は、モータユニット20と比べて、ハウジング90に代えて第3ハウジング290を備える点で相異している。
【0252】
第3モータユニット220は、モータ25と、ファン80と、基板62と、第3ハウジング290と、を備える。
モータ25、ファン80、基板62は、第1実施形態と同様の構成であるため、ここでの説明は省略する。
[2-3-3.ハウジング]
図30図32図34図37に示されるように、第3ハウジング290は、モータ25を収容するように構成されている。
【0253】
第3ハウジング290は、その外観に関しては、ハウジング90と同様に、筒状部90aと、突出部90bと、を備える。
図31図33図34図36図37に示されるように、第3ハウジング290は、第3右部分ハウジング291と、第3左部分ハウジング292と、後方部分ハウジング293と、に分割可能に構成されている。第3右部分ハウジング291は、第3ハウジング290の前方右側部分を構成する。第3左部分ハウジング292は、第3ハウジング290の前方左側部分を構成する。後方部分ハウジング293は、第3ハウジング290の後方部分を構成する。
【0254】
第3右部分ハウジング291は、モータ25のステータ30に対して右側から組付けられる。第3左部分ハウジング292は、モータ25のステータ30に対して左側から組付けられる。第3左部分ハウジング292は、第3右部分ハウジング291に対向するよう
に配置されている。
【0255】
後方部分ハウジング293は、互いに組み付けられた状態の第3右部分ハウジング291および第3左部分ハウジング292に対して、後方から組付けられる。換言すれば、後方部分ハウジング293は、第3右部分ハウジング291および第3左部分ハウジング292に支持されているモータ25の後側軸受25bに対して、後方から組付けられる。
【0256】
第3右部分ハウジング291は、右側後方にネジ固定部291aを備える。第3左部分ハウジング292は、左側後方にネジ固定部292aを備える。後方部分ハウジング293は、右側端部および左側端部のそれぞれに、ネジ挿通部293aを備える。
【0257】
第3右部分ハウジング291、第3左部分ハウジング292、後方部分ハウジング293は、互いに組み付けられた状態で、2つの連結ネジ295により互いに連結される。2つの連結ネジ295のうち一方は、ネジ挿通部293aを介してネジ固定部291aに螺合される。2つの連結ネジ295のうち他方は、ネジ挿通部293aを介してネジ固定部292aに螺合される。
【0258】
第3ハウジング290は、第3右部分ハウジング291と第3左部分ハウジング292と後方部分ハウジング293とにより囲まれる内部空間に、モータ25を収容するように構成されている。
【0259】
図31図33図35図36に示されるように、第3右部分ハウジング291は、右部分ハウジング91と同様に、2つの第1突出部91aと、2つの第2突出部91bと、2つの第5突出部91cと、前側軸受支持部91dと、を備える。第3左部分ハウジング292は、右部分ハウジング91と同様に、2つの第3突出部92aと、2つの第4突出部92bと、2つの第6突出部92cと、前側軸受支持部92dと、を備える。
【0260】
図31に示されるように、後方部分ハウジング293は、後側軸受支持部293bを備える。後側軸受支持部293bは、後方部分ハウジング293の後側内面に形成されている。後側軸受支持部293bは、モータ25の後側軸受25bに当接するように構成されている。後側軸受支持部293bは、後側軸受支持部91eの後側軸受当接部91e1および後側軸受支持部92eの後側軸受当接部92e1と同様の構成を備えている。
【0261】
つまり、第3ハウジング290の内側構造は、ハウジング90の内側構造と同様の形態である。
[2-3-4.ハウジングへのモータの固定]
図30図38を参照して、第3ハウジング290(詳細には、第3右部分ハウジング291、第3左部分ハウジング292、後方部分ハウジング293)へのモータ25(詳細には、ステータ30、ロータ70)の固定について説明する。
【0262】
第3右部分ハウジング291をモータ25に対して右側から組付け、さらに、第3左部分ハウジング292をモータ25に対して左側から組付けることで、第3右部分ハウジング291と第3左部分ハウジング292との間にモータ25が固定される。このあと、後方部分ハウジング293を、第3右部分ハウジング291および第3左部分ハウジング292に対して後方から組み付けて、2つの連結ネジ295を用いてこれらが互いに連結される。
【0263】
これにより、モータ25のうちステータ30およびロータ70は、それぞれ別々に第3ハウジング290に固定される。
このような形態の第3モータユニット220では、モータユニット20と同様に、2つ
の第1当接部40c1のうち少なくとも1つが第1突出部91aに当接し、かつ、2つの第3当接部40c2のうち少なくとも1つが第3突出部92aに当接することで、ステータ30は、第3ハウジング290の内部において前方側へ移動することが抑制される。
【0264】
また、第3モータユニット220では、モータユニット20と同様に、2つの第2当接部51c1のうち少なくとも1つが第2突出部91bに当接し、かつ、2つの第4当接部51c2のうち少なくとも1つが第4突出部92bに当接することで、ステータ30は、第3ハウジング290の内部において後方側へ移動することが抑制される。
【0265】
さらに、第3モータユニット220では、モータユニット20と同様に、2つの第1当接部40c1のうち少なくとも1つが第5突出部91cに当接し、かつ、2つの第3当接部40c2のうち少なくとも1つが第6突出部92cに当接することで、ステータ30は、第3ハウジング290の内部において回転軸AXを中心とする周方向の移動が抑制される。
【0266】
これにより、第3モータユニット220では、モータユニット20と同様に、ステータ30は、第3ハウジング290に対する軸方向の相対位置および周方向の相対位置が一定に維持される。
【0267】
ロータ70は、前側軸受25aが、前側軸受支持部91dの前側軸受当接部91d1および前側軸受支持部92dの前側軸受当接部92d1に当接し、かつ、後側軸受25bが、後側軸受支持部293bに当接する状態で、第3ハウジング290に組み付けられる。[2-3-5.効果]
(1)以上説明した第3実施形態によれば、前述した第1実施形態と同様の効果を奏する。
【0268】
(2)第3ハウジング290は、第3右部分ハウジング291、第3左部分ハウジング292、後方部分ハウジング293を備えており、後方部分ハウジング293は、モータ25の後側軸受25bを支持するように構成されている。
【0269】
このため、モータ25が収納されている第3ハウジング290から後方部分ハウジング293を取り外すことで、第3ハウジング290の後方からモータ25のロータ70を取り出すことができる。あるいは、後方部分ハウジング293が無い状態の第3ハウジング290(換言すれば、第3右部分ハウジング291および第3左部分ハウジング292)に保持されているステータ30に対して、後方からロータ70を挿入することができる。
【0270】
つまり、後方部分ハウジング293を備えることで、第3ハウジング290のうち後方の開口部から、ロータ70の挿入作業および取り出し作業が可能となる。
[2-3-6.用語の対応]
第3右部分ハウジング291は、実施形態の総括における第1部分ハウジングの一例に相当する。第3左部分ハウジング292は、実施形態の総括における第2部分ハウジングの一例に相当する。後方部分ハウジング293は、実施形態の総括における第3部分ハウジングの一例に相当する。
【0271】
前側軸受25aは、実施形態の総括における第1軸受の一例に相当し、後側軸受25bは、実施形態の総括における第2軸受の一例に相当する。
[2-4.第4実施形態]
[2-4-1.第2実施形態との相違点]
第4実施形態は、基本的な構成は第2実施形態と同様であるため、相違点について以下に説明する。なお、第2実施形態と同じ符号は、同一の構成を示すものであって、先行す
る説明を参照する。
【0272】
第4実施形態に係る第4電動作業機301は、第2実施形態の第2電動作業機101と比べて、第2モータユニット120に代えて、第4モータユニット320を備える点で相異している。
[2-4-2.モータユニットの構成]
図39図46に示されるように、第4モータユニット320は、第2モータユニット120と比べて、第2ハウジング190に代えて第4ハウジング390を備える点で相異している。
【0273】
第4モータユニット320は、第2モータ125と、ファン80と、基板62と、第4ハウジング390と、を備える。
第2モータ125、ファン80、基板62は、第2実施形態と同様の構成であるため、ここでの説明は省略する。
[2-4-3.ハウジング]
図39図42図45に示されるように、第4ハウジング390は、第2モータ125を収容するように構成されている。
【0274】
第4ハウジング390は、その外観に関しては、第2ハウジング190と同様に、筒状部90aと、突出部90bと、を備える。
図40図41図42図44図46に示されるように、第4ハウジング390は、第4右部分ハウジング391と、第4左部分ハウジング392と、後方部分ハウジング293と、に分割可能に構成されている。第4右部分ハウジング391は、第4ハウジング390の前方右側部分を構成する。第4左部分ハウジング392は、第4ハウジング390の前方左側部分を構成する。後方部分ハウジング293は、第4ハウジング390の後方部分を構成する。
【0275】
第4右部分ハウジング391は、第2モータ125の第2ステータ130に対して右側から組付けられる。第4左部分ハウジング392は、第2モータ125の第2ステータ130に対して左側から組付けられる。第4左部分ハウジング392は、第4右部分ハウジング391に対向するように配置されている。
【0276】
後方部分ハウジング293は、互いに組み付けられた状態の第4右部分ハウジング391および第4左部分ハウジング392に対して、後方から組付けられる。換言すれば、後方部分ハウジング293は、第4右部分ハウジング391および第4左部分ハウジング392に支持されている第2モータ125の後側軸受25bに対して、後方から組付けられる。
【0277】
なお、第4実施形態の後方部分ハウジング293は、第3実施形態の後方部分ハウジング293と同様の構成である。
第4右部分ハウジング391は、右側後方にネジ固定部391aを備える。第4左部分ハウジング392は、左側後方にネジ固定部392aを備える。後方部分ハウジング293は、右側端部および左側端部のそれぞれに、ネジ挿通部293aを備える。
【0278】
第4右部分ハウジング391、第4左部分ハウジング392、後方部分ハウジング293は、互いに組み付けられた状態で、2つの連結ネジ295により互いに連結される。2つの連結ネジ295のうち一方は、ネジ挿通部293aを介してネジ固定部391aに螺合される。2つの連結ネジ295のうち他方は、ネジ挿通部293aを介してネジ固定部392aに螺合される。
【0279】
第4ハウジング390は、第4右部分ハウジング391と第4左部分ハウジング392と後方部分ハウジング293とにより囲まれる内部空間に、第2モータ125を収容するように構成されている。
【0280】
図40図41図43図44に示されるように、第4右部分ハウジング391は、第2右部分ハウジング191と同様に、2つの変形第1突出部191aと、2つの変形第2突出部191bと、2つの変形第5突出部191cと、前側軸受支持部91dと、を備える。第4左部分ハウジング392は、第2右部分ハウジング191と同様に、2つの変形第3突出部192aと、2つの変形第4突出部192bと、2つの変形第6突出部192cと、前側軸受支持部92dと、を備える。
【0281】
図40に示されるように、後方部分ハウジング293は、後側軸受支持部293bを備える。後側軸受支持部293bは、後方部分ハウジング293の後側内面に形成されている。後側軸受支持部293bは、第2モータ125の後側軸受25bに当接するように構成されている。
【0282】
つまり、第4ハウジング390の内側構造は、第2ハウジング190の内側構造と同様の形態である。
[2-4-4.ハウジングへのモータの固定]
図39図46を参照して、第4ハウジング390(詳細には、第3右部分ハウジング291、第4左部分ハウジング392、後方部分ハウジング293)への第2モータ125(詳細には、第2ステータ130、ロータ70)の固定について説明する。
【0283】
第4右部分ハウジング391を第2モータ125に対して右側から組付け、さらに、第4左部分ハウジング392を第2モータ125に対して左側から組付けることで、第4右部分ハウジング391と第4左部分ハウジング392との間に第2モータ125が固定される。このあと、後方部分ハウジング293を、第4右部分ハウジング391および第4左部分ハウジング392に対して後方から組み付けて、2つの連結ネジ295を用いてこれらが互いに連結される。
【0284】
これにより、第2モータ125のうち第2ステータ130およびロータ70は、それぞれ別々に第4ハウジング390に固定される。
このような形態の第4モータユニット320では、第2モータユニット120と同様に、2つの第1露出当接部140c1のうち少なくとも1つが変形第1突出部191aに当接し、かつ、2つの第3露出当接部140c2のうち少なくとも1つが変形第3突出部192aに当接することで、第2ステータ130は、第4ハウジング390の内部において前方側へ移動することが抑制される。
【0285】
また、第4モータユニット320では、第2モータユニット120と同様に、2つの変形第2当接部151c1のうち少なくとも1つが変形第2突出部191bに当接し、かつ、2つの変形第4当接部151c2のうち少なくとも1つが変形第2突出部191bに当接することで、第2ステータ130は、第4ハウジング390の内部において後方側へ移動することが抑制される。
【0286】
さらに、第4モータユニット320では、第2モータユニット120と同様に、複数の外周凹部140dのうち少なくとも1つが変形第5突出部191cまたは変形第6突出部192cに当接することで、第2ステータ130は、第4ハウジング390の内部において回転軸AXを中心とする周方向の移動が抑制される。
【0287】
これにより、第4モータユニット320では、第2モータユニット120と同様に、第
2ステータ130は、第4ハウジング390に対する軸方向の相対位置および周方向の相対位置が一定に維持される。
【0288】
ロータ70は、前側軸受25aが、前側軸受支持部91dの前側軸受当接部91d1および前側軸受支持部92dの前側軸受当接部92d1に当接し、かつ、後側軸受25bが、後側軸受支持部293bに当接する状態で、第4ハウジング390に組み付けられる。[2-4-5.効果]
(1)以上説明した第4実施形態によれば、前述した第1実施形態および第3実施形態と同様の効果を奏する。
[2-4-6.用語の対応]
第4右部分ハウジング391は、実施形態の総括における第1部分ハウジングの一例に相当する。第4左部分ハウジング392は、実施形態の総括における第2部分ハウジングの一例に相当する。
[2-5.他の実施形態]
以上、本開示の実施形態について説明したが、本開示は、上述の実施形態に限定されることなく、種々変形して実施することができる。
【0289】
(a)上記の第1実施形態および第3実施形態では、第1当接部および第3当接部が突出当接部を備える形態について説明し、上記の第2実施形態および第4実施形態では、第1当接部および第3当接部が露出当接部を備える形態について説明したが、本開示は、これらのような形態に限られることはない。例えば、第1当接部が突出当接部を備え、第3当接部が露出当接部を備える形態であってもよい。あるいは、第1当接部が突出当接部および露出当接部を備え、第3当接部が突出当接部および露出当接部を備える形態であってもよい。
【0290】
(b)上記の各実施形態では、ステータコアが2つの第1当接部を備える形態について説明したが、本開示はこのような形態に限られることはない。例えば、ステータコアが1つの第1当接部を備える形態であってもよく、あるいは、ステータコアが3つ以上の第1当接部を備える形態であってもよい。
【0291】
第3当接部についても同様に、ステータコアが2つの第3当接部を備える形態に限られることはなく、ステータコアが1つの第3当接部を備える形態であってもよく、あるいは、ステータコアが3つ以上の第3当接部を備える形態であってもよい。
【0292】
(c)上記の各実施形態では、インシュレータが2つの第2当接部を備える形態について説明したが、本開示はこのような形態に限られることはない。例えば、インシュレータが1つの第2当接部を備える形態であってもよく、あるいは、インシュレータが3つ以上の第2当接部を備える形態であってもよい。
【0293】
第4当接部についても同様に、インシュレータが2つの第4当接部を備える形態に限られることはなく、インシュレータが1つの第4当接部を備える形態であってもよく、あるいは、インシュレータが3つ以上の第4当接部を備える形態であってもよい。
【0294】
(d)上記の各実施形態では、第1部分ハウジング(換言すれば、右部分ハウジング)が2つの第1突出部を備える形態について説明したが、本開示はこのような形態に限られることはない。例えば、第1部分ハウジングが1つの第1突出部を備える形態であってもよく、あるいは、第1部分ハウジングが3つ以上の第1突出部を備える形態であってもよい。
【0295】
第2突出部についても同様に、第1部分ハウジングが2つの第2突出部を備える形態に
限られることはなく、例えば、第1部分ハウジングが1つの第2突出部を備える形態であってもよく、あるいは、第1部分ハウジングが3つ以上の第2突出部を備える形態であってもよい。
【0296】
(e)上記の各実施形態では、第2部分ハウジング(換言すれば、左部分ハウジング)が2つの第3突出部を備える形態について説明したが、本開示はこのような形態に限られることはない。例えば、第2部分ハウジングが1つの第3突出部を備える形態であってもよく、あるいは、第2部分ハウジングが3つ以上の第3突出部を備える形態であってもよい。
【0297】
第4突出部についても同様に、第2部分ハウジングが2つの第4突出部を備える形態に限られることはなく、例えば、第2部分ハウジングが1つの第4突出部を備える形態であってもよく、あるいは、第2部分ハウジングが3つ以上の第4突出部を備える形態であってもよい。
【0298】
(f)上記の各実施形態においては、第1突出部と第1当接部、第3突出部と第3当接部、第2突出部と第2当接部、第4突出部と第4当接部、のそれぞれが、当接状態または離間状態に切り替わる形態について説明したが、本開示はこのような形態に限られることはない。例えば、第1突出部と第1当接部、第3突出部と第3当接部、第2突出部と第2当接部、第4突出部と第4当接部、のすべてが、当接状態を維持する形態であってもよい。あるいは、第1突出部と第1当接部、第3突出部と第3当接部、第2突出部と第2当接部、第4突出部と第4当接部、のうち少なくとも1つが当接状態を維持し、その他が当接状態または離間状態に切り替わる形態であってもよい。
【0299】
(g)上記実施形態における1つの構成要素によって達成される複数の機能は、複数の構成要素によって達成されてもよく、1つの構成要素によって達成される1つの機能は、複数の構成要素によって達成されてもよい。また、複数の構成要素によって達成される複数の機能は、1つの構成要素によって達成されてもよく、複数の構成要素によって達成される1つの機能は、1つの構成要素によって達成されてもよい。また、上記実施形態の構成の一部は、省略されてもよい。また、上記の1つの実施形態の構成の少なくとも一部は、上記の他の1つの実施形態の構成に対して付加または置換されてもよい。
【符号の説明】
【0300】
1…電動作業機、20…モータユニット、25…モータ、25a…前側軸受、25b…後側軸受、30…ステータ、34…コイル、35…ワイヤ、40…ステータコア、40a…ヨーク部、40b…ティース部、40c…当接部、40c1…第1当接部、40c2…第3当接部、51…第1インシュレータ、51c…当接部、51c1…第2当接部、51c2…第4当接部、52…第2インシュレータ、55…導通部材、55U…U相導通部材、55U3…U相ヒュージング端子、55V…V相導通部材、55V3…V相ヒュージング端子、55W…W相導通部材、55W3,55W4…W相ヒュージング端子、62…基板、62a…ホールセンサ、70…ロータ、73…ロータコア、90…ハウジング、91…右部分ハウジング、91a…第1突出部、91b…第2突出部、91c…第5突出部、91d…前側軸受支持部、91e…後側軸受支持部、92…左部分ハウジング、92a…第3突出部、92b…第4突出部、92c…第6突出部、92d…前側軸受支持部、92e…後側軸受支持部、101…第2電動作業機、120…第2モータユニット、125…第2モータ、130…第2ステータ、140…第2ステータコア、140a…第2ヨーク部、140c…露出当接部、151…変形第1インシュレータ、151c1…変形第2当接部、151c2…変形第4当接部、151d…空白部、190…第2ハウジング、191…第2右部分ハウジング、191a…変形第1突出部、191b…変形第2突出部、191c…変形第5突出部、192…第2左部分ハウジング、192a…変形第3突出部、
192b…変形第4突出部、192c…変形第6突出部、201…第3電動作業機、220…第3モータユニット、290…第3ハウジング、291…第3右部分ハウジング、292…第3左部分ハウジング、293…後方部分ハウジング、293b…後側軸受支持部、301…第4電動作業機、320…第4モータユニット、390…第4ハウジング、391…第4右部分ハウジング、392…第4左部分ハウジング。
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
図13
図14
図15
図16
図17
図18
図19
図20
図21
図22
図23
図24
図25
図26
図27
図28
図29
図30
図31
図32
図33
図34
図35
図36
図37
図38
図39
図40
図41
図42
図43
図44
図45
図46