(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2026045963
(43)【公開日】2026-03-13
(54)【発明の名称】スクラバー
(51)【国際特許分類】
A47L 7/00 20060101AFI20260305BHJP
【FI】
A47L7/00 A
【審査請求】未請求
【請求項の数】16
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2024150164
(22)【出願日】2024-08-30
(71)【出願人】
【識別番号】000137292
【氏名又は名称】株式会社マキタ
(74)【代理人】
【識別番号】110002147
【氏名又は名称】弁理士法人酒井国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】尾藤 進也
(57)【要約】
【課題】スクラバーのガード部を着脱すること。
【解決手段】スクラバーは、上下方向に延びるモータ回転軸を中心に回転するモータを有する駆動アセンブリと、クリーニング対象に対向しモータにより回転されるツールと、少なくとも一部がツールの周囲に配置されるガード部と、フック部材を有し駆動アセンブリとガード部とを着脱する着脱機構と、を備える。
【選択図】
図37
【特許請求の範囲】
【請求項1】
上下方向に延びるモータ回転軸を中心に回転するモータを有する駆動アセンブリと、
クリーニング対象に対向し前記モータにより回転されるツールと、
少なくとも一部が前記ツールの周囲に配置されるガード部と、
フック部材を有し前記駆動アセンブリと前記ガード部とを着脱する着脱機構と、を備える、
スクラバー。
【請求項2】
前記着脱機構は、前記駆動アセンブリ及び前記ガード部の一方又は両方に設けられる、
請求項1に記載のスクラバー。
【請求項3】
前記フック部材は、前記駆動アセンブリに移動可能に支持される、
請求項2に記載のスクラバー。
【請求項4】
前記フック部材は、第1フック部材と、前記第1フック部材の少なくとも一部に連結され前記第1フック部材に同期して移動する第2フック部材と、を含む、
請求項3に記載のスクラバー。
【請求項5】
前記第1フック部材は、前記モータと前記ツールとを繋ぐ回転シャフトの周囲に配置される本体部と、前記本体部の前部の下方に配置され前記ガード部に掛けられる第1フック部と、を有する、
請求項4に記載のスクラバー。
【請求項6】
前記第1フック部材は、前記本体部の前部に設けられ前記駆動アセンブリのヘッドハウジングから前方に突出する操作ボタン部を有する、
請求項5に記載のスクラバー。
【請求項7】
前記第1フック部材は、前記本体部の後部に設けられ前記第2フック部材の少なくとも一部が挿入される連結孔を有する、
請求項5に記載のスクラバー。
【請求項8】
前記第2フック部材は、前記連結孔に挿入される挿入部と、前記挿入部よりも下方に配置され前記ガード部に掛けられる第2フック部と、を有する、
請求項7に記載のスクラバー。
【請求項9】
前記第2フック部材は、上下方向において前記挿入部と前記第2フック部との間に配置される回動部を有する、
請求項8に記載のスクラバー。
【請求項10】
前記モータ回転軸に直交する面内において、前記回動部の回動軸と前記第2フック部の上面とはオーバーラップする、
請求項9に記載のスクラバー。
【請求項11】
前記駆動アセンブリは、前記ガード部に設けられた開口に挿入されるフックカバーを有し、
前記第1フック部材及び前記第2フック部材は、前記フックカバーに支持される、
請求項4に記載のスクラバー。
【請求項12】
前記フックカバーは、前記開口に挿入される筒部と、前記筒部の外面に設けられ、前記ガード部に設けられたガイド部にガイドされるスライド部を有する、
請求項11に記載のスクラバー。
【請求項13】
前記筒部は、前記第1フック部材の第1フック部が移動可能に配置される第1フック孔と、前記第2フック部材の第2フック部が移動可能に配置される第2フック孔と、を有する、
請求項12に記載のスクラバー。
【請求項14】
前記着脱機構は、前記フック部材が前記ガード部に接近するように前記フック部材を付勢する付勢部材を有する、
請求項3に記載のスクラバー。
【請求項15】
前記フック部材は、第1フック部材と、前記第1フック部材の少なくとも一部に連結され前記第1フック部材に同期して移動する第2フック部材と、を含み、
前記付勢部材は、前記第1フック部材と前記第1フック部材を移動可能に支持するフックカバーの少なくとも一部との間に配置され、
前記第1フック部材は、前記ガード部に接近するように前記付勢部材に付勢され、
前記第2フック部材は、前記ガード部に接近するように前記第1フック部材を介して前記付勢部材に付勢される、
請求項14に記載のスクラバー。
【請求項16】
前記駆動アセンブリは、前記ガード部に設けられた開口に挿入されるフックカバーを有し、
前記フックカバーは、前記フック部材を移動可能に支持し、
前記フックカバーが前記開口に挿入されている状態で、前記第1フック部材及び前記第2フック部材のそれぞれが前記付勢部材により付勢されることにより、前記第1フック部材の第1フック部及び前記第2フック部材の第2フック部のそれぞれが前記ガード部に掛けられる係合状態になり、
前記付勢部材の付勢力に抗して前記第1フック部材に設けられた操作ボタン部が操作されることにより、前記第1フック部及び前記第2フック部のそれぞれが前記ガード部から離れる解除状態になる、
請求項15に記載のスクラバー。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本明細書で開示する技術は、スクラバーに関する。
【背景技術】
【0002】
スクラバーに係る技術分野において、特許文献1に開示されているような床処理機が知られている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
スクラバーでクリーニング対象をクリーニングする場合、クリーニング対象に洗浄液を撒く場合がある。クリーニング対象に洗浄液を撒く場合、洗浄液の飛散を抑制するためのガード部がスクラバーに取付けられる。ガード部をメンテナンスする場合、スクラバーからガード部を外す必要がある。また、クリーニング対象によっては、スクラバーからガード部を外した状態でクリーニングすることが好ましい場合がある。そのため、ガード部を簡単に着脱できる技術が要望される。
【0005】
本明細書で開示する技術は、スクラバーのガード部を着脱することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本明細書は、スクラバーを開示する。スクラバーは、上下方向に延びるモータ回転軸を中心に回転するモータを有する駆動アセンブリと、クリーニング対象に対向しモータにより回転されるツールと、少なくとも一部がツールの周囲に配置されるガード部と、フック部材を有し駆動アセンブリとガード部とを着脱する着脱機構と、を備える。
【発明の効果】
【0007】
本明細書で開示する技術によれば、スクラバーのガード部を着脱することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
【
図1】
図1は、第1実施形態に係るスクラバーを右上前方から見た図である。
【
図2】
図2は、第1実施形態に係るスクラバーを上方から見た図である。
【
図3】
図3は、第1実施形態に係るスクラバーを下方から見た図である。
【
図4】
図4は、第1実施形態に係るスクラバーを右方から見た図である。
【
図5】
図5は、第1実施形態に係るスクラバーを左方から見た図である。
【
図6】
図6は、第1実施形態に係るスクラバーを前方から見た図である。
【
図7】
図7は、第1実施形態に係るスクラバーを後方から見た図である。
【
図8】
図8は、第1実施形態に係るスクラバーを示す断面図である。
【
図9】
図9は、第1実施形態に係る本体アセンブリを上方から見た図である。
【
図10】
図10は、第1実施形態に係る本体アセンブリを右方から見た図である。
【
図11】
図11は、第1実施形態に係るバッテリカバーの動作を説明する図である。
【
図12】
図12は、第1実施形態に係るバッテリ装着部から外されたバッテリパックを説明する図である。
【
図13】
図13は、第1実施形態に係るスクラバーの仮置き方法の一例を説明する図である。
【
図14】
図14は、第1実施形態に係るスクラバーの仮置き方法の一例を説明する図である。
【
図15】
図15は、第1実施形態に係るスクラバーの仮置き方法の一例を説明する図である。
【
図16】
図16は、第1実施形態に係るスクラバーの前部を右上前方から見た図である。
【
図17】
図17は、第1実施形態に係るスクラバーの前部を示す断面図である。
【
図18】
図18は、第1実施形態に係るスクラバーの前部を示す断面図である。
【
図19】
図19は、第1実施形態に係るスクラバーの前部を右上前方から見た分解図である。
【
図20】
図20は、第1実施形態に係る駆動アセンブリを右上前方から見た図である。
【
図21】
図21は、第1実施形態に係る駆動アセンブリを左上後方から見た図である。
【
図22】
図22は、第1実施形態に係る駆動アセンブリを右下前方から見た図である。
【
図23】
図23は、第1実施形態に係る駆動アセンブリを右上前方から見た分解図である。
【
図24】
図24は、第1実施形態に係るアダプタ及びカバーを右方から見た図である。
【
図25】
図25は、第1実施形態に係るアダプタ及びカバーを示す断面図である。
【
図26】
図26は、第1実施形態に係るツールを右上前方から見た図である。
【
図27】
図27は、第1実施形態に係るツールを右上前方から見た分解図である。
【
図28】
図28は、第1実施形態に係るツールを示す断面図である。
【
図29】
図29は、第1実施形態に係る駆動アセンブリに連結されたツールを右上前方から見た図である。
【
図30】
図30は、第1実施形態に係る駆動アセンブリに連結されたツールを下方から見た図である。
【
図31】
図31は、第1実施形態に係る駆動アセンブリ及びガード部を右上前方から見た図である。
【
図32】
図32は、第1実施形態に係る及びガード部を右上前方から見た図である。
【
図33】
図33は、第1実施形態に係る及びガード部を右方から見た図である。
【
図34】
図34は、第1実施形態に係る及びガード部を前方から見た図である。
【
図35】
図35は、第1実施形態に係る及びガード部を示す断面図である。
【
図36】
図36は、第1実施形態に係る及びガード部を右上前方から見た分解図である。
【
図37】
図37は、第1実施形態に係る着脱機構を左上前方から見た図である。
【
図38】
図38は、第1実施形態に係る着脱機構を右上後方から見た図である。
【
図39】
図39は、第1実施形態に係る着脱機構を上方から見た図である。
【
図40】
図40は、第1実施形態に係る着脱機構を示す断面図である。
【
図41】
図41は、第1実施形態に係る着脱機構を左上前方から見た分解図である。
【
図42】
図42は、第1実施形態に係る着脱機構を右上後方から見た分解図である。
【
図43】
図43は、第1実施形態に係る第2フック部材を上方から見た図である。
【
図44】
図44は、第1実施形態に係る着脱機構を左上前方から見た図である。
【
図45】
図45は、第1実施形態に係る着脱機構を右上後方から見た図である。
【
図46】
図46は、第1実施形態に係る着脱機構を上方から見た図である。
【
図47】
図47は、第1実施形態に係る着脱機構を示す断面図である。
【
図48】
図48は、第1実施形態に係る調整機構を右上前方から見た分解図である。
【
図49】
図49は、第1実施形態に係るスクラバーの前部を右上前方から見た図である。
【
図50】
図50は、第1実施形態に係る調整機構により高さが調整されたガード部を示す図である。
【
図51】
図51は、第2実施形態に係る着脱機構を左上前方から見た図である。
【
図52】
図52は、第2実施形態に係る着脱機構を右上後方から見た図である。
【
図53】
図53は、第2実施形態に係る着脱機構を上方から見た図である。
【
図54】
図54は、第2実施形態に係る係合状態及び解除状態のそれぞれの着脱機構を上方から見た図である。
【
図55】
図55は、第2実施形態に係る係合状態及び解除状態のそれぞれの着脱機構を右方から見た図である。
【
図56】
図56は、第3実施形態に係る着脱機構を左上前方から見た図である。
【
図57】
図57は、第3実施形態に係る着脱機構を右上後方から見た図である。
【
図58】
図58は、第3実施形態に係る着脱機構を上方から見た図である。
【
図59】
図59は、第3実施形態に係る係合状態及び解除状態のそれぞれの着脱機構を上方から見た図である。
【
図60】
図60は、第3実施形態に係る係合状態及び解除状態のそれぞれの着脱機構を右方から見た図である。
【
図61】
図61は、第4実施形態に係る調整機構を右上前方から見た図である。
【
図62】
図62は、第4実施形態に係る調整機構を右上前方から見た分解図である。
【
図63】
図63は、第4実施形態に係る調整機構を右上前方から見た分解図である。
【
図64】
図64は、第4実施形態に係る調整機構を右上前方から見た図である。
【
図65】
図65は、第4実施形態に係る調整機構により高さが調整されたガード部を示す図である。
【
図66】
図66は、第5実施形態に係る調整機構を右上前方から見た図である。
【
図67】
図67は、第5実施形態に係る調整機構を右上前方から見た分解図である。
【
図68】
図68は、第5実施形態に係る調整機構を右上前方から見た分解図である。
【
図69】
図69は、第5実施形態に係る調整機構により高さが調整されたガード部を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
1つ又はそれ以上の実施形態において、スクラバーは、上下方向に延びるモータ回転軸を中心に回転するモータを有する駆動アセンブリと、クリーニング対象に対向しモータにより回転されるツールと、少なくとも一部がツールの周囲に配置されるガード部と、フック部材を有し駆動アセンブリとガード部とを着脱する着脱機構と、を備えてもよい。
【0010】
上記の構成では、フック部材を有する着脱機構により、スクラバーのガード部を円滑に着脱することができる。
【0011】
1つ又はそれ以上の実施形態において、着脱機構は、駆動アセンブリ及びガード部の一方又は両方に設けられてもよい。
【0012】
上記の構成では、着脱機構が駆動アセンブリ及びガード部の一方又は両方に設けられるので、スクラバーの大型化が抑制される。
【0013】
1つ又はそれ以上の実施形態において、フック部材は、駆動アセンブリに移動可能に支持されてもよい。
【0014】
上記の構成では、駆動アセンブリに移動可能に支持されたフック部材により、スクラバーのガード部を円滑に着脱することができる。
【0015】
1つ又はそれ以上の実施形態において、フック部材は、第1フック部材と、第1フック部材の少なくとも一部に連結され第1フック部材に同期して移動する第2フック部材と、を含んでもよい。
【0016】
上記の構成では、第1フック部材を操作すれば、第2フック部材が第1フック部材に連動するので、スクラバーのガード部を操作性良く着脱することができる。
【0017】
1つ又はそれ以上の実施形態において、第1フック部材は、モータとツールとを繋ぐ回転シャフトの周囲に配置される本体部と、本体部の前部の下方に配置されガード部材に掛けられる第1フック部と、を有してもよい。
【0018】
上記の構成では、本体部が回転シャフトの周囲に配置されるので、着脱機構の大型化が抑制される。第1フック部材により、スクラバーのガード部を円滑に着脱することができる。
【0019】
1つ又はそれ以上の実施形態において、第1フック部材は、本体部の前部に設けられ駆動アセンブリのヘッドハウジングから前方に突出する操作ボタン部を有してもよい。
【0020】
上記の構成では、操作ボタン部を操作するだけで、スクラバーのガード部を簡単に着脱することができる。
【0021】
1つ又はそれ以上の実施形態において、第1フック部材は、本体部の後部に設けられ第2フック部材の少なくとも一部が挿入される連結孔を有してもよい。
【0022】
上記の構成では、連結孔を介して第1フック部材と第2フック部材とが連結される。
【0023】
1つ又はそれ以上の実施形態において、第2フック部材は、連結孔に挿入される挿入部と、挿入部よりも下方に配置されガード部材に掛けられる第2フック部と、を有してもよい。
【0024】
上記の構成では、連結孔と連結孔に挿入される挿入部とを介して、第1フック部材と第2フック部材とが連結される。第2フック部材により、スクラバーのガード部を円滑に着脱することができる。
【0025】
1つ又はそれ以上の実施形態において、第2フック部材は、上下方向において挿入部と第2フック部との間に配置される回動部を有してもよい。
【0026】
上記の構成では、第1フック部材が前後方向に移動すると、第2フック部材が回動するので、第2フック部を移動させることができる。
【0027】
1つ又はそれ以上の実施形態において、モータ回転軸に直交する面内において、回動部の回動軸と第2フック部の上面とはオーバーラップしてもよい。
【0028】
上記の構成では、ガード部が駆動アセンブリから外れようとする力により第2フック部材が回動することが抑制される。
【0029】
1つ又はそれ以上の実施形態において、駆動アセンブリは、ガード部に設けられた開口に挿入されるフックカバーを有し、第1フック部材及び第2フック部材は、フックカバーに支持されてもよい。
【0030】
上記の構成では、第1フック部材及び第2フック部材は、ガード部の開口に挿入されるフックカバーに支持されるので、スクラバーのガード部を円滑に着脱することができる。
【0031】
1つ又はそれ以上の実施形態において、フックカバーは、開口に挿入される筒部と、筒部の外面に設けられ、ガード部に設けられたガイド部にガイドされるスライド部を有してもよい。
【0032】
上記の構成では、フックカバーがガイド部にガイドされるので、フックカバーを開口に円滑に挿入することができる。
【0033】
1つ又はそれ以上の実施形態において、筒部は、第1フック部材の第1フック部が移動可能に配置される第1フック孔と、第2フック部材の第2フック部が移動可能に配置される第2フック孔と、を有してもよい。
【0034】
上記の構成では、第1フック部は、フックカバーに支持された状態で、係合位置と解除位置とに移動することができる。第2フック部は、フックカバーに支持された状態で、係合位置と解除位置とに移動することができる。
【0035】
1つ又はそれ以上の実施形態において、着脱機構は、フック部材がガード部に接近するようにフック部材を付勢する付勢部材を有してもよい。
【0036】
上記の構成では、フック部材とガード部との係合が安定する。
【0037】
1つ又はそれ以上の実施形態において、フック部材は、第1フック部材と、第1フック部材の少なくとも一部に連結され第1フック部材に同期して移動する第2フック部材と、を含んでもよい。付勢部材は、第1フック部材と第1フック部材を移動可能に支持するフックカバーの少なくとも一部との間に配置されてもよい。第1フック部材は、ガード部に接近するように前記付勢部材に付勢されてもよい。第2フック部材は、ガード部に接近するように第1フック部材を介して付勢部材に付勢されてもよい。
【0038】
上記の構成では、フック部材とガード部との係合が安定する。また、第1フック部材を操作すれば、第2フック部材が第1フック部材に連動するので、スクラバーのガード部を操作性良く着脱することができる。
【0039】
1つ又はそれ以上の実施形態において、駆動アセンブリは、ガード部に設けられた開口に挿入されるフックカバーを有し、フックカバーは、フック部材を移動可能に支持してもよい。フックカバーが開口に挿入されている状態で、第1フック部材及び第2フック部材のそれぞれが付勢部材により付勢されることにより、第1フック部材の第1フック部及び第2フック部材の第2フック部のそれぞれがガード部に掛けられる係合状態になり、付勢部材の付勢力に抗して第1フック部材に設けられた操作ボタン部が操作されることにより、第1フック部及び第2フック部のそれぞれがガード部から離れる解除状態になってもよい。
【0040】
上記の構成では、スクラバーのユーザは、ワンタッチでガード部を着脱することができる。
【0041】
以下、本開示に係る実施形態について図面を参照しながら説明するが、本開示は実施形態に限定されない。以下で説明する実施形態の構成要素は、適宜組み合わせることができる。また、一部の構成要素を用いない場合もある。
【0042】
実施形態においては、「左」、「右」、「前」、「後」、「上」、及び「下」の用語を用いて各部の位置関係について説明する。これらの用語は、スクラバー1の中心を基準とした相対位置又は方向を示す。
【0043】
[第1実施形態]
第1実施形態について説明する。
【0044】
<スクラバーの概要>
図1は、第1実施形態に係るスクラバー1を右上前方から見た図である。
図2は、第1実施形態に係るスクラバー1を上方から見た図である。
図3は、第1実施形態に係るスクラバー1を下方から見た図である。
図4は、第1実施形態に係るスクラバー1を右方から見た図である。
図5は、第1実施形態に係るスクラバー1を左方から見た図である。
図6は、第1実施形態に係るスクラバー1を前方から見た図である。
図7は、第1実施形態に係るスクラバー1を後方から見た図である。
図8は、第1実施形態に係るスクラバー1を示す断面図である。
【0045】
スクラバー1は、クリーニング対象のクリーニングのために使用される。クリーニング対象として、床が例示される。スクラバー1は、床洗浄機の一例である。スクラバー1は、ポリッシャーとも呼ばれる。
【0046】
スクラバー1は、駆動アセンブリ2と、ツール3と、ガード部4と、本体アセンブリ5と、ポール6と、ポール収容部7と、フロントグリップ8と、ライト9と、回動部10と、着脱機構11と、調整機構12とを有する。
【0047】
駆動アセンブリ2は、ヘッドハウジング13と、モータ14と、動力伝達機構15とを有する。モータ14は、インナロータ型のDCブラシレスモータである。モータ14は、上下方向に延びるモータ回転軸AXを中心に回転する。動力伝達機構15は、モータ14が発生した回転力をツール3に伝達する。
【0048】
ツール3は、クリーニング対象をクリーニングするクリーニング用の回転体である。ツール3は、クリーニング対象に対向し、モータ14により回転される。ツール3は、クリーニング対象に接触した状態で回転することにより、クリーニング対象を擦ったり磨いたりする。実施形態において、ツール3は、ブラシ48(
図26等参照)を含む。なお、ツール3は、研磨パッドを含んでもよい。
【0049】
ガード部4は、駆動アセンブリ2に取付けられる。ガード部4は、駆動アセンブリ2に着脱可能である。ガード部4の少なくとも一部は、ツール3の周囲に配置される。スクラバー1でクリーニング対象をクリーニングする場合、クリーニング対象に洗浄液を撒く場合がある。クリーニング対象に洗浄液を撒く場合、洗浄液の飛散を抑制するために、ツール3の周囲にガード部4が配置される。
【0050】
ポール6は、前後方向に長い。ポール6は、ポール収容部7と回動部10とを連結する。ポール収容部7は、本体ハウジング16の前部に固定される。ポール収容部7は、筒状である。
図1に示すように、ポール6の周囲にスリーブ90が配置される。スリーブ90の後部は、ポール収容部7の内側に配置される。スリーブ90の前部は、ポール収容部7の前側に配置される。スリーブ90は、ポール収容部7に固定される。ポール6の少なくとも一部は、ポール収容部7の内側及びスリーブ90の内側に配置される。ポール6とポール収容部7とはテレスコピック構造である。ポール6は、ポール収容部7及びスリーブ90に対して前後方向に移動可能である。スリーブ90の前部にポール6を締め付け可能な締付機構が設けられる。スリーブ90の前部に固定レバー23が配置される。固定レバー23が操作されることにより、スリーブ90の締付機構が作動して、ポール6が締め付けられ、ポール収容部7に対するポール6の位置が固定される。固定レバー23による固定が解除されることにより、ポール収容部7に対してポール6が移動可能になる。ポール6が移動することにより、ポール収容部7に対するポール6の位置が調整される。ポール収容部7に対するポール6の位置が調整されることにより、ポール収容部7と回動部10との間のポール6の長さが調整される。ポール収容部7の内側において、ポール6に設けられたスプリングピン(不図示)とスリーブ90の後端部とが接触するようにポール6が移動した場合、ポール収容部7と回動部10との間のポール6は最長長さに調整される。スリーブ90の前端部と回動部10の後端部とが接触するようにポール6が始動した場合、ポール収容部7と回動部10との間のポール6は最短長さに調整される。
【0051】
フロントグリップ8は、スクラバー1のユーザに握られる。フロントグリップ8は、ポール収容部7に固定される。フロントグリップ8は、実質的に環状である。フロントグリップ8は、ポール収容部7から上方に突出する。
【0052】
フロントグリップ8は、固定機構24を有する。固定機構24は、フロントグリップ8をポール収容部7に固定する。固定機構24は、ポール収容部7の周囲に配置される締付機構を有する。固定機構24のダイヤル24Aが一方向に回転されることにより、締付機構が作動して、ポール収容部7を締め付ける。締付機構がポール収容部7を締め付けることにより、フロントグリップ8がポール収容部7に固定される。ダイヤル24Aが他方向に回転されることにより、締付機構によるポール収容部7の締め付けが解除され、ポール収容部7に対する固定機構24の固定が解除される。固定機構24の固定が解除されることにより、フロントグリップ8は、ポール収容部7の周囲を回転可能であり、ポール収容部7に対して前後方向に移動可能であり、前後方向に傾動可能である。
【0053】
回動部10は、駆動アセンブリ2を回動可能に支持する。回動部10は、ポール6に取付けられる基部10Aと、駆動アセンブリ2の左側及び右側のそれぞれに配置される一対の支持部10Bを有する。回動部10は、前後方向に延びる第1アセンブリ回動軸NXを中心に駆動アセンブリ2を回動可能に支持する。回動部10は、左右方向に延びる第2アセンブリ回動軸BXを中心に駆動アセンブリ2を回動可能に支持する。回動部10は、第2アセンブリ回動軸BXを中心に、ポール6長手方向軸(不図示)とモータ回転軸AXとが垂直な第1回動位置と第1回動位置から前方へ90度回動した第2回動位置との間を回動可能である。回動部10は、第1アセンブリ回動軸NXを中心に、第2アセンブリ回動軸BXとモータ回転軸AXとが垂直な位置から左方へ30度回動した第3回動位置と右方へ30度回動した第4回動位置との間を回動可能である。駆動アセンブリ2と回動部10との間に駆動アセンブリ2の回動を規制する固定機構25が設けられる。固定機構25のレバー25Aが操作されることにより、第1アセンブリ回動軸NXを中心とする駆動アセンブリ2の回動と固定とが切り換えられる。固定機構25のレバー25Bが操作されることにより、第2アセンブリ回転軸BXを中心とする駆動アセンブリ2の回動と固定とが切り換えられる。
【0054】
ライト9は、クリーニング対象を照明する。ライト9は、回動部10に2つ設けられる。一方のライト9は、左側の支持部10Bに配置される。他方のライト9は、右側の支持部10Bに配置される。ライト9は、スクラバー1の前方に照明光を射出する。
【0055】
着脱機構11は、駆動アセンブリ2とガード部4とを着脱する。調整機構12は、駆動アセンブリ2に対するガード部4の高さを調整する。着脱機構11及び調整機構12については後述する。
【0056】
<本体アセンブリ>
図9は、第1実施形態に係る本体アセンブリ5を上方から見た図である。
図10は、第1実施形態に係る本体アセンブリ5を右方から見た図である。
図10において、バッテリカバー22は仮想線で示されている。
【0057】
本体アセンブリ5は、本体ハウジング16と、トリガレバー17と、インタフェースパネル18と、コントローラ19と、バッテリ装着部20とを有する。バッテリ装着部20にバッテリパック21が装着される。本体ハウジング16の下部にバッテリカバー22が取付けられる。
【0058】
本体ハウジング16は、少なくともコントローラ19を収容する。本体ハウジング16は、ボディ部16Aと、グリップ部16Bと、コントローラ収容部16Cと、バッテリ保持部16Dと、ラバー部16Eとを有する。ボディ部16Aは、筒状であり、前後方向に長い。グリップ部16Bは、ボディ部16Aの後部から後方に延びる。グリップ部16Bは、実質的に環状である。グリップ部16Bは、スクラバー1のユーザに握られる。コントローラ収容部16Cは、コントローラ19を収容する。コントローラ収容部16Cは、ボディ部16Aの後部の下部に接続される。コントローラ収容部16Cは、グリップ部16Bの下部の前部に接続される。バッテリ保持部16Dは、バッテリ装着部20を介してバッテリパック21を保持する。バッテリ装着部20は、バッテリ保持部16Dに配置される。バッテリ保持部16Dは、ボディ部16Aの下部に配置される。ラバー部16Eは、グリップ部16Bの後部の下部に配置される。
【0059】
トリガレバー17は、グリップ部16Bに配置される。トリガレバー17は、モータ14を起動するためにユーザに操作される。コントローラ19は、トリガレバー17が操作されることにより生成された操作信号に基づいて、モータ14を制御する。コントローラ19は、トリガレバー17からの操作信号に基づいて、モータ14を駆動又は停止する。トリガレバー17が操作されることにより、モータ14の駆動と停止とが切り換えられる。トリガレバー17は、環状のグリップ部16Bの内側空間に面するように配置される。トリガレバー17は、グリップ部16Bの上部から下方に突出する。
【0060】
インタフェースパネル18は、ユーザに操作される。インタフェースパネル18は、ボディ部16Aの上面に配置される。インタフェースパネル18は、モータ14の設定の変更のために操作される。インタフェースパネル18は、モータ14の回転数の変更のために操作される。インタフェースパネル18は、モータ14の回転方向の変更のために操作される。コントローラ19は、インタフェースパネル18が操作されることにより生成された操作信号に基づいて、モータ14の設定を変更する。
【0061】
図9に示すように、インタフェースパネル18は、回転数変更ボタン18Aと、逆転ボタン18Bとを含む。スクラバー1の主電源がオフの状態で、回転数変更ボタン18Aが長押しされると、スクラバー1の主電源がオンの状態に切り換えられる。スクラバー1の主電源がオンの状態で、回転数変更ボタン18Aが長押しされると、スクラバー1の主電源がオフの状態に切り換えられる。回転数変更ボタン18Aが短押しされる度に、モータ14の回転数が変更される。回転数変更ボタン18Aが1回単押しされると、モータ14の回転数が第1回転数に設定され、回転数変更ボタン18Aが更に1回短押しされると、モータ14の回転数が第1回転数よりも高い第2回転数に設定され、回転数変更ボタン18Aが更に1回短押しされると、モータ14の回転数が第2回転数よりも高い第3回転数に設定され、回転数変更ボタン18Aが更に1回短押しされると、モータ14の回転数が第1回転数に設定される。回転数変更ボタン18Aの操作によりモータ14の回転数が設定された状態で、トリガレバー17が操作されることにより、モータ14は設定された回転数で回転する。トリガレバー17が操作されている状態で、回転数変更ボタン18Aが短押しされることにより、モータ14が駆動している状態で、モータ14の回転数が変更される。
【0062】
回転数変更ボタン18Aが操作された後、トリガレバー17が操作されることにより、モータ14は正転する。逆転ボタン18Bが操作された後、トリガレバー17が操作されることにより、モータ14は規定時間だけ逆転した後に停止する。規定時間は、例えば0.1秒以上1秒間以下である。
【0063】
コントローラ19は、少なくともモータ14を制御する。コントローラ19は、回路基板と、回路基板に搭載される複数の電子部品とを有する。電子部品として、マイクロコンピュータ及びスイッチング素子が例示される。コントローラ19は、コントローラ収容部16Cに配置される。
【0064】
バッテリ装着部20は、バッテリ保持部16Dの下部に配置される。バッテリ装着部20は、グリップ部16Bよりも前方に配置され、フロントグリップ8よりも後方に配置される。バッテリ装着部20は、トリガレバー17よりも前方に配置される。
【0065】
バッテリ装着部20は、バッテリパック21に接続される。バッテリパック21は、バッテリ装着部20に装着される。バッテリパック21は、バッテリ装着部20に着脱可能である。実施形態において、バッテリ装着部20は、1つである。1つのバッテリパック21がバッテリ装着部20に装着される。
【0066】
バッテリパック21は、モータ14に電力を供給する。バッテリパック21は、種々の電気機器の電源として使用可能な汎用バッテリである。バッテリパック21は、電動工具の電源として使用可能である。バッテリパック21は、電動工具以外の電気機器の電源として使用可能である。バッテリパック21は、リチウムイオンバッテリを含む。バッテリパック21は、充電可能な充電式バッテリである。バッテリパック21は、電動工具用バッテリパックでもよい。
【0067】
バッテリパック21の定格電圧は、特に限定されない。バッテリパック21の定格電圧は、18Vでもよいし、36Vでもよいし、72Vでもよい。バッテリパック21の定格電圧は、18V未満でもよく、例えば10.8V又は14.4Vでもよい。
【0068】
バッテリカバー22は、バッテリ装着部20に装着されたバッテリパック21を覆う。バッテリカバー22は、バッテリ装着部20に装着されたバッテリパック21を保護する。洗浄液がクリーニング対象に撒かれた場合、バッテリカバー22は、洗浄液がバッテリパック21に付着することを抑制する。バッテリカバー22は、洗浄液に耐性があり、比重が小さい材料により形成される。実施形態において、バッテリカバー22は、例えばポリプロピレン樹脂により形成される。
【0069】
バッテリパック21がバッテリ装着部20に装着された状態で、バッテリパック21の底面21Aとバッテリカバー22の底面22Aとは、実質的に平行であり、バッテリパック21の後面21Bとバッテリカバー22の後面22Bとは、実質的に平行である。
【0070】
底面22A及び後面22Bのそれぞれは、実質的に平坦面である。底面22Aと後面22Bとは、実質的に直交する。
【0071】
図11は、第1実施形態に係るバッテリカバー22の動作を説明する図である。
図12は、第1実施形態に係るバッテリ装着部20から外されたバッテリパック21を説明する図である。
【0072】
バッテリカバー22の前部は、ヒンジ機構22Cを介して本体ハウジング16の下部に回動可能に支持される。バッテリカバー22の後部は、ラッチ機構22Dを介して本体ハウジング16の下部に着脱可能に取付けられる。
【0073】
図11に示すように、ラッチレバー22Eが操作されることにより、ラッチ機構22Dによる本体ハウジング16に対するバッテリカバー22の固定が解除される。バッテリカバー22の固定が解除されることにより、バッテリカバー22はヒンジ機構22Cを中心に回動することができる。バッテリカバー22が回動されることにより、バッテリパック21が現れる。
図12に示すように、バッテリパック21は、バッテリ装着部20から下後方に抜去されることにより、バッテリ装着部20から外される。バッテリパック21は、バッテリ装着部20の下後方からバッテリ装着部20に挿入されることにより、バッテリ装着部20に装着される。
【0074】
バッテリパック21は、バッテリ装着部20に装着されることにより、モータ14に電力を供給することができる。バッテリパック21からの電力は、ケーブルを介してモータ14に供給される。
図1等に示すように、回動部10と駆動アセンブリ2との間には、ケーブルを収容するチューブ26が配置される。チューブ26は、可撓性である。ケーブルは、チューブ26に保護される。モータ14は、バッテリパック21から供給される電力に基づいて駆動する。
【0075】
<スクラバーの仮置き方法>
図13は、第1実施形態に係るスクラバーの仮置き方法の一例を説明する図である。バッテリカバー22は、ボディ部16Aの下部のバッテリ保持部16Dに接続される。22は、16Bよりも前方に配置され、8よりも後方に配置される。バッテリカバー22は、トリガレバー17よりも前方に配置される。底面22A及び後面22Bのそれぞれは、実質的に平坦面である。底面22Aと後面22Bとは、実質的に直交する。
図13に示すように、スクラバー1のユーザは、バッテリカバー22を利用して、構造物の上面(例えば机の上面)にスクラバー1を立てかけることができる。
【0076】
図14は、第1実施形態に係るスクラバー1の仮置き方法の一例を説明する図である。
図14に示すように、グリップ部16Bの後部にラバー部16Eが配置される。ラバー部16Eは、グリップ部16Bの後部に貼付されたゴム板を含む。ユーザは、ラバー部16Eと構造物の壁とが接触するようにスクラバー1を構造物の壁に立てかけることができる。ラバー部16Eにより、構造物が傷付くことが抑制される。
【0077】
図15は、第1実施形態に係るスクラバー1の仮置き方法の一例を説明する図である。ユーザは、スクラバー1を使用してクリーニング対象をクリーニングする場合、ビルメンテナンスカート27と一緒に移動する場合がある。
図8に示すように、ユーザは、フロントグリップ8をビルメンテナンスカート27に掛けることができる。フロントグリップ8は、ポール収容部7から突出するように設けられる。また、ユーザは、固定機構24による固定を解除した状態で、フロントグリップ8とポール収容部7とがなす角度を調整可能である。そのため、フロントグリップ8は、ビルメンテナンスカート27の少なくとも一部に掛け易い。
【0078】
<駆動アセンブリ>
図16は、第1実施形態に係るスクラバー1の前部を右上前方から見た図である。
図17及び
図18のそれぞれは、第1実施形態に係るスクラバー1の前部を示す断面図である。
図17は、
図16のA-A線断面矢視図に相当する。
図18は、
図16のB-B線断面矢視図に相当する。
図19は、第1実施形態に係るスクラバー1の前部を右上前方から見た分解図である。
図20は、第1実施形態に係る駆動アセンブリ2を右上前方から見た図である。
図21は、第1実施形態に係る駆動アセンブリ2を左上後方から見た図である。
図22は、第1実施形態に係る駆動アセンブリ2を右下前方から見た図である。
図23は、第1実施形態に係る駆動アセンブリ2を右上前方から見た分解図である。
【0079】
駆動アセンブリ2は、モータ14と、動力伝達機構15と、モータ14を収容するモータケース28と、動力伝達機構15を収容するギヤケース29と、モータケース28及びギヤケース29を収容するヘッドハウジング13と、フック部材30と、フックカバー33と、アダプタ34とを有する。
【0080】
ヘッドハウジング13は、所謂半割れ構造である。ヘッドハウジング13は、一対の半割れハウジングにより構成される。ヘッドハウジング13は、左ハウジング13Lと、左ハウジングの右側に配置される右ハウジング13Rとを有する。左ハウジング13Lと右ハウジング13Rとは、一対の半割れハウジングを構成する。左ハウジング13Lと右ハウジング13Rとは、複数のねじ35により固定される。
【0081】
モータ14は、インナロータ型のDCブラシレスモータである。モータ14は、ステータ36と、ロータ37と、ロータシャフト38とを有する。ステータ36は、ロータ37の周囲に配置される。ロータ37は、ロータシャフト38の周囲に配置される。ロータシャフト38は、ロータ37に固定される。ロータ37及びロータシャフト38は、モータ回転軸AXを中心に回転する。
図17に示すように、ステータ36は、ステータコア36Aと、インシュレータ36Bと、コイル36Cとを有する。ロータ37は、ロータコア37Aと、マグネット37Bとを有する。
【0082】
ステータコア36Aは、ロータ37よりもモータ回転軸AXの径方向外側に配置される。ステータコア36Aは、積層された複数の鋼板を含む。鋼板は、鉄を主成分とする金属製の板である。ステータコア36Aは、環状である。ステータコア36Aは、コイル36Cを支持する複数のティースを有する。ステータコア36Aは、モータケース28の内面に保持される。
【0083】
インシュレータ36Bは、ステータコア36Aに固定される。インシュレータ36Bは、ステータコア36Aとコイル36Cとの間に介在する。インシュレータ36Bは、合成樹脂製の電気絶縁部材である。
【0084】
コイル36Cは、インシュレータ36Bを介してステータコア36Aに装着される。コイル36Cは、複数配置される。コイル36Cは、インシュレータ36Bを介してステータコア36Aのティースの周囲に配置される。ステータコア36Aとコイル36Cとは、インシュレータ36Bにより電気的に絶縁される。
【0085】
ロータコア37Aは、鋼製である。ロータコア37Aは、実質的に円筒状である。マグネット37Bは、ロータコア37Aの内部に配置される。ロータ37は、IPM(Interior Permanent Magnet)型ロータである。
【0086】
ロータシャフト38は、上下方向に長い。ロータシャフト38は、ロータコア37Aの内側に配置される。ロータコア37Aとロータシャフト38とは固定される。ロータ37及びロータシャフト38は、上下方向に延びるモータ回転軸AXを中心に回転する。
【0087】
ロータシャフト38の上端部は、ベアリング38Aに回転可能に支持される。ロータシャフト38の下部は、ベアリング38Bに回転可能に支持される。ベアリング38A及びベアリング38Bは、モータケース28に保持される。
【0088】
ステータ36の上部にセンサ基板39が配置される。センサ基板39は、ロータ37の回転を検出する。センサ基板39は、インシュレータ36Bに固定される。センサ基板39は、円環状の回路基板と、回路基板に実装された磁気センサとを有する。磁気センサは、ロータ37のマグネット37Bの磁界を検出することにより、ロータ37の回転方向の位置を検出する。センサ基板39の検出データは、コントローラ19に送信される。コントローラ19は、センサ基板39の検出データに基づいて、モータ14を制御する。
【0089】
ロータシャフト38の下部にファン40が固定される。上下方向において、ファン40は、ステータ36とベアリング38Bとの間に配置される。ファン40が回転することにより、左ハウジング13Lの上部に設けられている吸気口13Aからヘッドハウジング13の内部に空気が流入する。吸気口13Aから流入した空気は、モータケース28に設けられている流入口を介してモータケース28の内部に流入し、モータ14の周囲を流れる。モータ14の周囲を空気が流れることにより、モータ14が冷却される。モータ14の周囲を流れた空気は、モータケース28に設けられている流出口から流出する。モータケース28から流出した空気は、左ハウジング13Lの上部に設けられている排気口13Bからヘッドハウジング13の外部に排出される。
【0090】
動力伝達機構15は、遊星歯車機構を含む。動力伝達機構15は、第1段遊星歯車機構151と、第2段遊星歯車機構152とを含む。動力伝達機構15は、ギヤケース29に収容される。
図18に示すように、ロータシャフト38の下端部にピニオンギヤ15Aが設けられる。ピニオンギヤ15Aは、第1段遊星歯車機構151のプラネタリギヤ15Bに噛み合う。プラネタリギヤ15Bの周囲に第1段遊星歯車機構151のインターナルギヤ15Cが配置される。インターナルギヤ15Cは、ギヤケース29の内面に固定される。プラネタリギヤ15Bに第1段遊星歯車機構151のキャリア15Dが連結される。キャリア15Dは、第2段遊星歯車機構152のプラネタリギヤ15Eに噛み合う。プラネタリギヤ15Eの周囲に第2段遊星歯車機構152のインターナルギヤ15Fが配置される。インターナルギヤ15Fは、ギヤケース29の内面に固定される。インターナルギヤ15Fに第2段遊星歯車機構152のキャリア15Gが連結される。
【0091】
動力伝達機構15は、キャリア15Gに固定される回転シャフト41を有する。回転シャフト41は、ベアリング42に回転可能に支持される。ベアリング42は、ギヤケース29に保持される。回転シャフト41の下端部は、ねじ43により中間部材44を介してアダプタ34に固定される。アダプタ34の下面にカバー45が固定される。カバー45は、ねじ43を下方から覆うように配置される。カバー45は、3本のねじ46でアダプタ34に固定される。
【0092】
フックカバー33は、ギヤケース29に固定される。フックカバー33は、4本のねじ47によりギヤケース29に固定される。ギヤケース29の外周面にねじボス29Aが設けられる。ねじボス29Aを含むギヤケース29の少なくとも一部は、フックカバー33の内側に配置される。フックカバー33の底部にねじ47が挿入されるねじ開口33D(
図41等参照)が設けられる。ねじ47は、フックカバー33の下面よりも下方からねじ開口33Dに挿入された後、ねじボス29Aのねじ孔に挿入される。
【0093】
図24は、第1実施形態に係るアダプタ34及びカバー45を右方から見た図である。
図25は、第1実施形態に係るアダプタ34及びカバー45を示す断面図である。アダプタ34は、ツール3に連結される。ツール3は、アダプタ34を介して駆動アセンブリ2に連結される。
【0094】
アダプタ34は、本体部34Aと、本体部34Aの中央部から下方に突出する突出部34Dと、本体部34Aの下方に設けられる爪部34Bと、周方向において爪部34Bの一端部と本体部34Aの下面とを繋ぐ連結部34Cとを有する。爪部34Bは、突出部34Dの周囲に配置される。爪部34Bは、突出部34Dの周囲に等間隔で3つ設けられる。本体部34Aの下面と爪部34Bの上面との間の空間34Eにツール3の少なくとも一部が挿入される。
図25に示すように、爪部34Bの上面34Fは、モータ回転軸AXの径方向外側に向かって上方に傾斜する。
【0095】
<ツール>
図26は、第1実施形態に係るツール3を右上前方から見た図である。
図27は、第1実施形態に係るツール3を右上前方から見た分解図である。
図28は、第1実施形態に係るツール3を示す断面図である。ツール3は、ブラシ48と、ベース板49と、アダプタ50と、ねじ51とを有する。
【0096】
ベース板49は、円環状のベース部49Aと、ベース部49Aから径方向内側に突出する円環状の連結部49Bと、連結部49Bに設けられる複数のねじ孔49Cとを有する。ブラシ48は、ベース部49Aの下面に取付けられる。
【0097】
アダプタ50は、アダプタ34と連結される。アダプタ50は、円環状のボディ部50Aと、ボディ部50Aの中央部から上方に突出する周壁部50Bと、周壁部50Bから径方向内側に突出する爪部50Cと、ボディ部50Aの周縁部に設けられた複数のねじ開口50Dとを有する。
【0098】
ねじ孔49Cは、連結部49Bの周方向に等間隔で3つ設けられる。ねじ開口50Dは、ボディ部50Aの周方向に等間隔で3つ設けられる。3本のねじ51により、アダプタ50とベース板49とが固定される。ねじ51は、アダプタ50の上方からねじ開口50Dに挿入された後、ベース板49のねじ孔49Cに挿入される。
【0099】
爪部50Cは、爪部34Bに掛けられる。爪部50Cが爪部34Bに掛けられることにより、ツール3が駆動アセンブリ2に固定される。
【0100】
<駆動アセンブリとツールとの連結>
図29は、第1実施形態に係る駆動アセンブリ2に連結されたツール3を右上前方から見た図である。
図30は、第1実施形態に係る駆動アセンブリ2に連結されたツール3を下方から見た図である。
図22等に示したように、爪部34Bは、アダプタ34の下部において周方向に等間隔で3つ設けられる。
図26等に示したように、爪部50Cは、アダプタ50の上部において周方向に等間隔で3つ設けられる。爪部34Bに爪部50Cを掛ける場合、相互に隣り合う一対の爪部34Bの間に爪部50Cが配置される。相互に隣り合う一対の爪部34Bの間に爪部50Cが配置された後、アダプタ34の本体部34Aの下面と爪部34Bの上面との間の空間34Eに爪部50Cが挿入されるように、駆動アセンブリ2とツール3とが第1方向に相対回転される。駆動アセンブリ2とツール3とが相対回転されることにより、アダプタ34の空間に爪部50Cが挿入される。爪部50Cがアダプタ34の本体部34Aと爪部34Bとに挟まれることにより、ツール3が駆動アセンブリ2に固定される。上述のように、爪部34Bの上面34Fは、モータ回転軸AXの径方向外側に向かって上方に傾斜する。そのため、爪部34Bの上面34Fの径方向外側の端部が本体部34Aとの間で爪部50Cを挟む。爪部34Bの上面34Fの前部が爪部50Cに接触せず、爪部34Bの上面34Fの径方向外側の端部のみが爪部50Cに接触するので、アダプタ34は、適正な挟み付け力で爪部50Cを固定することができる。駆動アセンブリ2とツール3とが第1方向とは逆の第2方向に相対回転されることにより、空間34Eから爪部50Cが抜去され、駆動アセンブリ2からツール3が外される。
【0101】
<ガード部>
図31は、第1実施形態に係る駆動アセンブリ2及びガード部4を右上前方から見た図である。
図31は、ガード部4の一部を仮想線で示す。
図32は、第1実施形態に係る及びガード部4を右上前方から見た図である。
図33は、第1実施形態に係る及びガード部4を右方から見た図である。
図34は、第1実施形態に係る及びガード部4を前方から見た図である。
図35は、第1実施形態に係る及びガード部4を示す断面図である。
図36は、第1実施形態に係る及びガード部4を右上前方から見た分解図である。
【0102】
ガード部4は、駆動アセンブリ2に着脱可能である。ガード部4の少なくとも一部は、ツール3の周囲に配置される。ガード部4は、ブラシ52と、ブラシサポート53と、支持部材54と、カバー55とを有する。
【0103】
ブラシサポート53は、円環状である。ブラシサポート53は、ツール3の周囲に配置される。ブラシ52は、ブラシサポート53の下面に取付けられる。
【0104】
支持部材54は、円環状である。支持部材54の少なくとも一部は、ブラシサポート53の内側に配置される。支持部材54の少なくとも一部は、ブラシサポート53よりも上方に配置される。支持部材54は、カバー55を下方から支持する。
【0105】
カバー55は、円板状である。カバー55は、支持部材54に固定される。カバー55の中央部に開口59が設けられる。
【0106】
ブラシサポート53及びブラシ52は、フローティング機構57を介してカバー55に連結される。ブラシサポート53は、カバー55に揺動可能に連結される揺動部材の一例である。フローティング機構57は、カバー55とブラシサポート53との間に配置されるコイルスプリング58を含む。コイルスプリング58は、ブラシサポート53及びブラシ52を下方に付勢する。
【0107】
支持部材54とカバー55とは、ねじ56により固定される。ねじ56は、6本設けられる。6本のねじ56は、支持部材54の周方向に等間隔に配置される。ねじ56は、支持部材54の下方から支持部材54に設けられているねじ開口54Aに挿入される。ねじ56のねじ部は、カバー55に設けられているねじ孔に挿入される。ねじ56が支持部材54のねじ開口54Aに挿入された状態で、カバー55のねじ孔に結合されることにより、支持部材54とカバー55とがねじ56により固定される。
【0108】
コイルスプリング58は、カバー55とブラシサポート53との間に配置される。コイルスプリング58は、6つ設けられる。6つのコイルスプリング58は、ブラシサポート53の周方向に等間隔に配置される。周方向において相互に隣り合う一対のねじ56の間にコイルスプリング58が配置される。コイルスプリング58の下端部は、ブラシサポート53に接続される。コイルスプリング58の上端部は、カバー55に接続される。
【0109】
ブラシサポート53及びブラシ52は、コイルスプリング58を含むフローティング機構57を介してカバー55に揺動可能に支持される。ブラシサポート53及びブラシ52は、カバー55に対してモータ回転軸AXに平行な上下方向に移動可能である。ブラシサポート53及びブラシ52は、カバー55に対してモータ回転軸AXに直交する前後軸を中心とする回動方向に揺動可能である。ブラシサポート53及びブラシ52は、カバー55に対してモータ回転軸AXに直交する左右軸を中心とする回動方向に揺動可能である。前後軸とは、モータ回転軸AXを通り前後方向に延びる軸をいう。左右軸とは、モータ回転軸AXを通り左右方向に延びる軸をいう。すなわち、ブラシサポート53及びブラシ52は、上下方向に揺動可能であり、前後軸を中心とする回動方向に回動又は傾斜可能であり、左右軸を中心とする回動方向に回動又は傾斜可能である。
【0110】
図35に示すように、ブラシサポート53は、ブラシ52が取付けられる支持部53Aと、支持部53Aの上端部からブラシサポート53の径方向内側に突出する係合部53Bとを有する。支持部材54は、係合部53Bの下方に配置される下側ストッパ部54Sを有する。カバー55は、係合部53Bの上方に配置される上側ストッパ部55Sを有する。上下方向において、係合部53Bは、下側ストッパ部54Sと上側ストッパ部55Sとの間を移動可能である。上下方向におけるブラシサポート53及びブラシ52の可動範囲は、下側ストッパ部54Sと上側ストッパ部55Sとにより規定される。ブラシサポート53及びブラシ52は、係合部53Bの下面と下側ストッパ部54Sの上面とが接触する下端位置と、係合部53Bの上面と上側ストッパ部55Sの下面とが接触する上端位置との間を移動可能である。上下方向におけるブラシサポート53及びブラシ52の可動範囲は、下端位置と上端位置との間の範囲である。実施形態において、上下方向におけるブラシサポート53及びブラシ52の可動範囲(可動距離)は、例えば7mmである。
【0111】
駆動アセンブリ2の少なくとも一部は、カバー55の開口59に挿入される。駆動アセンブリ2は、カバー55に固定される。実施形態において、フックカバー33が開口59に挿入される。フックカバー33とカバー55とが固定される。
【0112】
カバー55は、開口59の周囲に配置された凸部60を有する。モータ回転軸AXに直交する面内において、凸部60は環状である。凸部60の上面は、第1支持面61と、第1支持面61とは高さ異なる第2支持面62とを含む。第2支持面62は、第1支持面61よりも低い位置に配置される。モータ回転軸AXの周方向において、第1支持面61とは第2支持面62とは別の位置に配置される。モータ回転軸AXに直交する面内において、第1支持面61及び第2支持面62のそれぞれは、円弧状である。第1支持面61は、開口59の周囲に間隔をあけて2つ設けられる。第2支持面62は、開口59の周囲に間隔をあけて2つ設けられる。相互に隣り合う一対の第1支持面61の間に第2支持面62が設けられる。すなわち、周方向において、第1支持面61と第2支持面62とが交互に配置される。一対の第1支持面61は、モータ回転軸AXを挟んで対向するように配置される。一対の第1支持面61の外形及び面積は、相互に等しい。一対の第2支持面62は、モータ回転軸AXを挟んで対向するように配置される。一対の第2支持面62の外形及び面積は、相互に等しい。
【0113】
第1支持面61に繋がるようにガイド部63が設けられる。ガイド部63は、開口59に繋がるカバー55の内面に設けられる。ガイド部63は、カバー55の内面に設けられた一対の縦リブ63Aにより構成される。縦リブ63Aは、上下方向に延びるように設けられる。
【0114】
第2支持面62に繋がるようにガイド部64が設けられる。ガイド部64は、開口59に繋がるカバー55の内面に設けられる。ガイド部64は、カバー55の内面に設けられた一対の縦リブ64Aにより構成される。縦リブ64Aは、上下方向に延びるように設けられる。
【0115】
<着脱機構>
図37は、第1実施形態に係る着脱機構11を左上前方から見た図である。
図38は、第1実施形態に係る着脱機構11を右上後方から見た図である。
図39は、第1実施形態に係る着脱機構11を上方から見た図である。
図40は、第1実施形態に係る着脱機構11を示す断面図である。
図41は、第1実施形態に係る着脱機構11を左上前方から見た分解図である。
図42は、第1実施形態に係る着脱機構11を右上後方から見た分解図である。
【0116】
着脱機構11は、駆動アセンブリ2とガード部4とを着脱する。着脱機構11は、駆動アセンブリ2及びガード部4の一方又は両方に設けられる。実施形態において、着脱機構11の少なくとも一部は、駆動アセンブリ2に設けられる。着脱機構11は、駆動アセンブリ2に設けられたフック部材30を有する。フック部材30は、駆動アセンブリ2に移動可能に支持される。
【0117】
実施形態において、着脱機構11は、フック部材30と、フックカバー33と、付勢部材68とを有する。フック部材30は、フックカバー33に移動可能に支持される。フックカバー33は、ガード部4のカバー55に設けられた開口59に挿入される。フックカバー33が開口59に挿入され、フック部材30がカバー55の内面に設けられている被フック部(凹部)に掛けられることにより、駆動アセンブリ2とガード部4とが固定される。フック部材30がカバー55から外されることにより、駆動アセンブリ2とガード部4との固定が解除される。フック部材30がカバー55に掛けられた係合状態になることにより、駆動アセンブリ2とガード部4とが固定される。フック部材30がカバー55から外された解除状態になることにより、駆動アセンブリ2とガード部4との固定が解除される。
【0118】
【0119】
実施形態において、フック部材30は、第1フック部材31と、第2フック部材32とを含む。第1フック部材31及び第2フック部材32は、フックカバー33に移動可能に支持される。第2フック部材32は、第1フック部材31の少なくとも一部に連結される。第1フック部材31が移動すると、第2フック部材32は、第1フック部材31に同期して移動する。
【0120】
第1フック部材31は、本体部31Aと、第1フック部31Bと、操作ボタン部31Cと、連結孔31Dと、逃がし孔31Eと、ベース部31Gとを有する。
【0121】
本体部31Aは、環状である。本体部31Aは、モータ14とツール3とを繋ぐ回転シャフト41の周囲に配置される。
図17及び
図18に示すように、本体部31Aの内側に回転シャフト41及びギヤケース29の一部が挿入される。
【0122】
本体部31Aの左部及び右部のそれぞれに突起部31Fが設けられる。本体部31Aの左部の突起部31Fは、本体部31Aの左端部から左方に突出する。本体部31Aの右部の突起部31Fは、本体部31Aの右端部から左方に突出する。突起部31Fにより左右方向における本体部31Aの幅が広くなる。突起部31Fにより、本体部31Aの強度が向上する。
【0123】
第1フック部31Bは、本体部31Aの下方に配置される。第1フック部31Bは、ガード部4のカバー55の第1被フック部に掛けられる。第1被フック部は、カバー55の内面に設けられた凹部を含む。ベース部31Gは、本体部31Aの下面の前部から下方に突出する。第1フック部31Bは、ベース部31Gから前方に突出する。第1フック部31Bは、左右方向に間隔をあけて2つ設けられる。
【0124】
操作ボタン部31Cは、本体部31Aの前部に設けられる。操作ボタン部31Cは、本体部31Aの前部から前方に突出する。
図18等に示すように、操作ボタン部31Cは、駆動アセンブリ2のヘッドハウジング13から前方に突出する。操作ボタン部31Cは、駆動アセンブリ2のフックカバー33から前方に突出する。
【0125】
連結孔31Dは、本体部31Aの後部に設けられる。連結孔31Dは、本体部31Aの上面と下面とを貫通するように設けられる。連結孔31Dは、本体部31Aの後部において左右方向に間隔をあけて2つ設けられる。第2フック部材32の少なくとも一部が連結孔31Dに挿入される。
【0126】
逃がし孔31Eは、本体部31Aの後部において連結孔31Dよりも前方設けられる。逃がし孔31Eは、本体部31Aの上面と下面とを貫通するように設けられる。逃がし孔31Eは、本体部31Aの後部において左右方向に間隔をあけて2つ設けられる。第2フック部材32の少なくとも一部が逃がし孔31Eに挿入される。
【0127】
図43は、第1実施形態に係る第2フック部材32を上方から見た図である。第2フック部材32は、ベース部32Aと、第2フック部32Bと、回動部32Cと、挿入部32Dと、突起部32Eとを有する。
【0128】
ベース部32Aは、プレート状である。第2フック部32Bは、ガード部4のカバー55の第2被フック部に掛けられる。第2被フック部は、カバー55の内面に設けられた凹部を含む。第2フック部32Bは、ベース部32Aから後方に突出する。第2フック部32Bは、左右方向に間隔をあけて2つ設けられる。
【0129】
回動部32Cは、左右方向に長いロッド状である。上下方向において、回動部32Cは、挿入部32Dと第2フック部32Bとの間に配置される。第2フック部32Bは、挿入部32Dよりも下方に配置される。
図43に示すように、回動部32Cの回動軸CXは、左右方向に延びる。回動部32Cは、フックカバー33に回動可能に支持される。
【0130】
図43は、係合状態の第2フック部材32を示す。
図43に示すように、モータ回転軸AXに直交する面内において、回動部32Cの回動軸CXと第2フック部32Bの上面とはオーバーラップする。係合状態において、回動部32Cの回動軸CXと第2フック部32Bの上面とがオーバーラップする。
【0131】
挿入部32Dは、ベース部32Aの上面から上方に突出する。挿入部32Dは、左右方向に間隔をあけて2つ設けられる。挿入部32Dは、第1フック部材31の連結孔31Dに挿入される。挿入部32Dが連結孔31Dに挿入されることにより、第1フック部材31と第2フック部材32とが連結される。
【0132】
突起部32Eは、ベース部32Aの前面から前方に突出する。突起部32Eは、左右方向に間隔をあけて2つ設けられる。左側の突起部32Eは、ベース部32Aの前面の左上領域から前方に突出する。右側の突起部32Eは、ベース部32Aの前面の右上領域から前方に突出する。突起部32Eは、逃がし孔31Eに挿入可能である。
【0133】
フックカバー33は、カップ状である。フックカバー33は、筒部33Aと、底部33Bと、フランジ部33Cと、ねじ開口33Dと、第1フック孔33Eと、第2フック孔33Fと、支持リブ33Gと、支持リブ33Hと、支持リブ33Jと、スライド部67を有する。
【0134】
筒部33Aは、モータ回転軸AXの周囲に配置される。
図17及び
図18に示すように、筒部33Aの内側に回転シャフト41及びギヤケース29の一部が挿入される。筒部33Aは、ガード部4の開口59に挿入される。
【0135】
底部33Bは、筒部33Aの内側に配置されるプレート状である。底部33Bは、筒部33Aの下部を覆うように筒部33Aの内面に接続される。
【0136】
フランジ部33Cは、筒部33Aの上端部に配置される。フランジ部33Cは、筒部33Aの上端部からモータ回転軸AXの径方向外側に張り出す。
【0137】
フランジ部33Cの下面は、第1被支持面65と、第1被支持面65とは高さ異なる第2被支持面66とを含む。第2被支持面66は、第1被支持面65よりも高い位置に配置される。モータ回転軸AXの周方向において、第1被支持面65とは第2被支持面66とは別の位置に配置される。モータ回転軸AXに直交する面内において、第1被支持面65及び第2被支持面66のそれぞれは、円弧状である。第1被支持面65は、筒部33Aの周囲に間隔をあけて2つ設けられる。第2被支持面66は、筒部33Aの周囲に間隔をあけて2つ設けられる。相互に隣り合う一対の第1被支持面65の間に第2被支持面66が設けられる。すなわち、周方向において、第1被支持面65と第2被支持面66とが交互に配置される。一対の第1被支持面65は、モータ回転軸AXを挟んで対向するように配置される。一対の第1被支持面65の外形及び面積は、相互に等しい。一対の第2被支持面66は、モータ回転軸AXを挟んで対向するように配置される。一対の第2被支持面66の外形及び面積は、相互に等しい。
【0138】
ねじ開口33Dは、底部33Bの上面と下面とを貫通するように設けられる。ねじ開口33Dは、底部33Bに4つ設けられる。ねじ開口33Dにねじ47が挿入される。ねじ47は、フックカバー33とギヤケース29とを固定する。フックカバー33は、4本のねじ47によりギヤケース29に固定される。ギヤケース29の外周面にねじボス29Aが設けられる。ねじボス29Aを含むギヤケース29の少なくとも一部は、フックカバー33の内側に配置される。ねじ47は、フックカバー33の下面よりも下方からねじ開口33Dに挿入された後、ねじボス29Aのねじ孔に挿入される。
【0139】
第1フック孔33Eは、筒部33Aの前部に設けられる。第1フック孔33Eは、筒部33Aの内面と外面とを貫通するように設けられる。第1フック部材31の第1フック部31Bは、第1フック孔33Eに移動可能に配置される。第1フック孔33Eは、第1フック部31Bに合わせて、左右方向に間隔をあけて2つ設けられる。第1フック部材31のベース部31Gは、筒部33Aの内側に配置される。ベース部31Gから前方に突出する第1フック部31Bは、筒部33Aの内面側から第1フック孔33Eに挿入される。第1フック部31Bは、筒部33Aの外面よりも外側の係合位置と、筒部33Aの外面よりも内側の解除位置とに移動可能である。第1フック部31Bが係合位置に配置されることにより、第1フック部31Bがカバー55の第1被フック部に掛けられる係合状態になる。第1フック部31Bが解除位置に配置されることにより、第1フック部31Bがカバー55の第1被フック部から外れる解除状態になる。
【0140】
第2フック孔33Fは、筒部33Aの後部に設けられる。第2フック孔33Fは、筒部33Aの内面と外面とを貫通するように設けられる。第2フック部材32の第2フック部32Bは、第2フック孔33Fに移動可能に配置される。第2フック孔33Fは、第2フック部32Bに合わせて、左右方向に間隔をあけて2つ設けられる。第2フック部材32のベース部32Aは、筒部33Aの内側に配置される。ベース部32Aから後方に突出する第2フック部32Bは、筒部33Aの内面側から第2フック孔33Fに挿入される。第2フック部32Bは、筒部33Aの外面よりも外側の係合位置と、筒部33Aの外面よりも内側の解除位置とに移動可能である。第2フック部32Bが係合位置に配置されることにより、第2フック部32Bがカバー55の第2被フック部に掛けられる係合状態になる。第2フック部32Bが解除位置に配置されることにより、第2フック部32Bがカバー55の第2被フック部から外れる解除状態になる。
【0141】
支持リブ33Gは、底部33Bの上面から上方に突出する。支持リブ33Gは、相互に間隔をあけて4つ設けられる。第1フック部材31は、支持リブ33Gの上面に支持される。支持リブ33Gは、第1フック部材31を移動可能に支持する。第1フック部材31は、支持リブ33Gに支持された状態で、前後方向に移動可能である。2つの支持リブ33Gは、左右方向において筒部33Aの中心よりも左側に配置され、2つの支持リブ33Gは、左右方向において筒部33Aの中心よりも右側に配置される。左側の2つの支持リブ33Gは、前後方向に間隔をあけて配置される。右側の2つの支持リブ33Gは、前後方向に間隔をあけて配置される。左側の支持リブ33Gは、本体部31Aの下面の左領域を支持する。右側の支持リブ33Gは、本体部31Aの下面の右領域を支持する。
【0142】
支持リブ33Hは、底部33Bの上面から上方に突出する。支持リブ33Hは、底部33Bの後部において左右方向に間隔をあけて2つ設けられる。第2フック部材32の回動部32Cは、支持リブ33Hの上部に設けられた凹部33Iに支持される。支持リブ33Hは、第2フック部材32を回動可能に支持する。第2フック部材32は、支持リブ33Hに支持された状態で、回動軸CXを中心に回動可能である。
【0143】
支持リブ33Jは、底部33Bの上面から上方に突出する。支持リブ33Jは、第1フック部材31のベース部31Gと対向する位置に配置される。
【0144】
スライド部67は、筒部33Aの外面に設けられる。スライド部67は、第1被支持面65の下方に配置される。スライド部67は、一対の第1フック孔33Eの間に配置される。スライド部67は、筒部33Aの外面に設けられた一対の縦リブ67Aにより構成される。縦リブ67Aは、上下方向に延びるように設けられる。フックカバー33がガード部4の開口59に挿入されるとき、スライド部67がガード部4に設けられたガイド部63又はガイド部64にガイドされる。
【0145】
付勢部材68は、フック部材30がガード部4に接近するようにフック部材30を付勢する。付勢部材68は、第1フック部材31の第1フック部31Bがガード部4のカバー55の第1被フック部に接近し、第2フック部材32の第2フック部32Bがガード部4のカバー55の第2被フック部に接近するように付勢する。すなわち、付勢部材68は、第1フック部31B及び第2フック部32Bのそれぞれが係合位置に移動するように付勢する。
【0146】
付勢部材68は、第1フック部材31と第1フック部材31を移動可能に支持するフックカバー33の少なくとも一部との間に配置される。実施形態において、付勢部材68は、フックカバー33の支持リブ33Jの前面と第1フック部材31のベース部31Gの後面との間に配置される。付勢部材68は、コイルスプリングである。付勢部材68の前端部は、第1フック部材31のベース部31Gに接続される。付勢部材68の後端部は、フックカバー33の支持リブ33Jに接続される。ベース部31Gの後面に突起部31Hが設けられる。突起部31Hは、付勢部材68の前端部に挿入される。付勢部材68の前端部は、突起部31Hにより位置決めされる。
【0147】
第1フック部材31は、ガード部4に接近するように付勢部材68に付勢される。第1フック部材31と第2フック部材32とは、挿入部32Dを介して連結されている。第2フック部材32は、ガード部4に接近するように第1フック部材31を介して付勢部材68に付勢される。
【0148】
フックカバー33がガード部4の開口59に挿入されている状態で、第1フック部材31及び第2フック部材32のそれぞれが付勢部材68により付勢されることにより、第1フック部材31の第1フック部31B及び第2フック部材32の第2フック部32Bのそれぞれがガード部4に掛けられる係合状態になる。
【0149】
フックカバー33がガード部4の開口59に挿入されている状態で、付勢部材68の付勢力に抗して第1フック部材31に設けられた操作ボタン部31Cが操作されることにより、第1フック部31B及び第2フック部32Bのそれぞれがガード部4から離れる解除状態になる。
【0150】
図44は、第1実施形態に係る着脱機構11を左上前方から見た図である。
図45は、第1実施形態に係る着脱機構11を右上後方から見た図である。
図46は、第1実施形態に係る着脱機構11を上方から見た図である。
図47は、第1実施形態に係る着脱機構11を示す断面図である。
【0151】
【0152】
着脱機構11を係合状態から解除状態にする場合、ユーザは、操作ボタン部31Cを後方に押す。操作ボタン部31Cが後方に押されることにより、第1フック部材31は、付勢部材68の付勢力に抗して後方に移動する。第1フック部材31が後方に移動することにより、第1フック部31Bは後方に移動する。すなわち、第1フック部31Bは、係合位置から解除位置に移動する。解除位置に移動した第1フック部31Bは、ガード部4のカバー55に設けられている第1被フック部から外れる。
【0153】
第1フック部材31が後方に移動することにより、挿入部32Dが挿入されている連結孔31Dが後方に移動する。挿入部32Dは、連結孔31Dの内面により後方に押される。挿入部32Dが後方に移動することにより、第2フック部材32は、回動部32Cを中心に回動する。挿入部32Dは回動部32Cよりも上方に配置され、第2フック部32Bは回動部32Cよりも下方に配置される。挿入部32Dが後方に移動し、第2フック部材32が回動部32Cを中心に回動することにより、第2フック部32Bは前方に移動する。すなわち、第2フック部32Bは、係合位置から解除位置に移動する。解除位置に移動した第2フック部32Bは、ガード部4のカバー55に設けられている第2被フック部から外れる。
【0154】
このように、着脱機構11を係合状態から解除状態にする場合、操作ボタン部31Cが後方に押されるだけで、第1フック部31B及び第2フック部32Bのそれぞれがガード部4から離れ、係合状態から解除状態に遷移する。
【0155】
駆動アセンブリ2とガード部4とが離れている状態から駆動アセンブリ2にガード部4を取付ける場合、ユーザは、駆動アセンブリ2をガード部4の開口に挿入する。フックカバー33が開口59に挿入されると、第1フック部31B及び第2フック部32Bのそれぞれがカバー55の内面に押される。すなわち、カバー55の内面に押されることにより、第1フック部31B及び第2フック部32Bのそれぞれは、付勢部材68の付勢力に抗して、係合位置から解除位置に移動する。フックカバー33が開口59に十分に挿入され、規定位置に達すると、第1フック部31B及び第2フック部32Bのそれぞれがカバー55の内面に設けられている被フック部(第1被フック部及び第2被フック部)に対向する。第1フック部31B及び第2フック部32Bのそれぞれが被フック部に対向すると、第1フック部31B及び第2フック部32Bのそれぞれは、付勢部材68の付勢力により、解除位置から係合位置に移動する。第1フック部31B及び第2フック部32Bのそれぞれが被フック部に掛けられることにより、駆動アセンブリ2とガード部4とが固定される。
【0156】
なお、例えば第1フック部材31と第2フック部材32とが適正に連結されていない場合、又は第1フック部材31及び第2フック部材32の少なくとも一方がフックカバー33に適正に支持されていない場合、第2フック部材32の突起部32Eが第1フック部材31の逃がし孔31Eに挿入されず、第1フック部材31が突起部32Eにより持ち上げられる。そのため、例えば第1フック部材31と第2フック部材32とが適正に連結されていない状態、又は第1フック部材31及び第2フック部材32の少なくとも一方がフックカバー33に適正に支持されていない状態で、フックカバー33がギヤケース29に固定されることが抑制される。
【0157】
<調整機構>
図48は、第1実施形態に係る調整機構12を右上前方から見た分解図である。
図49は、第1実施形態に係るスクラバー1の前部を右上前方から見た図である。
【0158】
調整機構12は、ガード部4に対する駆動アセンブリ2の取付け位置によって、駆動アセンブリ2に対するガード部4の高さを調整する。調整機構12は、ガード部4の高さを第1の高さと第2の高さとに調整する。
【0159】
実施形態において、ガード部4に対する駆動アセンブリ2の取付け位置は、モータ回転軸AXの周方向の取付け位置を含む。ガード部4の周方向の第1の取付け位置に駆動アセンブリ2が取付けられることにより、ガード部4は第1の高さに調整される。ガード部4の周方向の第2の取付け位置に駆動アセンブリ2が取付けられることにより、ガード部4は第2の高さに調整される。
【0160】
図16は、ガード部4が第1の高さに調整されている状態を示す。
図49は、ガード部4が第2の高さに調整されている状態を示す。
【0161】
調整機構12は、ガード部4及び駆動アセンブリ2の一方又は両方に設けられる。実施形態において、調整機構12は、ガード部4に設けられた第1調整部121と、駆動アセンブリ2に設けられた第2調整部122と、を含む。第1調整部121は、凸部60の上面を含む。第2調整部122は、フランジ部33Cの下面を含む。
【0162】
第1調整部121は、第2調整部122を支持する第1支持面61と、周方向において第1支持面61とは別の位置に配置され第1支持面61とは高さが異なる第2支持面62と、を含む。第2支持面62は、第1支持面61よりも低い位置に配置される。第1支持面61及び第2支持面62は、ガード部4の開口59の周囲に配置される。第1支持面61及び第2支持面62は、開口59の周囲に配置された凸部60の上面に設けられる。
【0163】
第2調整部122は、第1調整部121に支持される第1被支持面65と、周方向において第1被支持面65とは別の位置に配置され第1被支持面65とは高さが異なる第2被支持面66と、を含む。第2被支持面66は、第1被支持面65よりも高い位置に配置される。第1被支持面65及び第2被支持面66は、フックカバー33の上端部に設けられる。第1被支持面65及び第2被支持面66は、フックカバー33の上端部に設けられたフランジ部33Cの下面に設けられる。
【0164】
図16に示すように、ガード部4を第1の高さに調整する場合、第1被支持面65が第1支持面61に支持された状態で、第2被支持面66が第2支持面62に対向するように、ガード部4に対する駆動アセンブリ2の周方向の取付け位置が決定される。ガード部4が第1の高さになるように駆動アセンブリ2を開口59に挿入する場合、スライド部67は、第1支持面61に繋がるように設けられたガイド部63にガイドされる。
【0165】
図48に示すように、ガード部4を第1の高さから第2の高さに遷移させる場合、ユーザは、駆動アセンブリ2からガード部4を外し、ガード部4を90度回転させた後、ガード部4の開口59に駆動アセンブリ2を挿入する。
【0166】
図49に示すように、ガード部4を第2の高さに調整する場合、第1被支持面65が第2支持面62に支持された状態で、第2被支持面66が第1支持面61に対向するように、ガード部4に対する駆動アセンブリ2の周方向の取付け位置が決定される。ガード部4が第2の高さになるように駆動アセンブリ2を開口59に挿入する場合、スライド部67は、第2支持面62に繋がるように設けられたガイド部64にガイドされる。
【0167】
図50は、第1実施形態に係る調整機構12により高さが調整されたガード部4を示す図である。
図50において、左側のスクラバー1はガード部4が第1の高さH1に調整されている状態を示し、右側のスクラバー1はガード部4が第2の高さH2に調整されている状態を示す。
図50において、ガード部4の高さ(第1の高さH1及び第2の高さH2)はヘッドハウジング13の下端部とガード部4の上面との上下方向の距離を示す。なお、ガード部4の高さは、クリーニング対象の表面とガード部4の下端部との上下方向の距離でもよい。
【0168】
上述のように、ブラシサポート53及びブラシ52は、フローティング機構57を介してカバー55に連結される。ブラシサポート53及びブラシ52は、カバー55に対して上下方向に移動可能である。第1の高さH1と第2の高さH2との差ΔHは、上下方向におけるブラシサポート53及びブラシ52の可動距離に定められる。上述のように、上下方向におけるブラシサポート53及びブラシ52の可動距離は、例えば7mmである。第1の高さH1と第2の高さH2との差ΔHは、例えば7mmである。
【0169】
<動作>
次に、スクラバー1の動作について説明する。ユーザは、一方の手でフロントグリップ8を握り、他方の手でグリップ部16Bを握る。駆動アセンブリ2にガード部4が取付けられた状態で、ユーザによりトリガレバー17が操作されると、モータ14が駆動し、ツール3が回転する。ブラシ48がクリーニング対象に接触した状態でツール3が回転することにより、クリーニング対象がクリーニングされる。洗浄液がクリーニング対象に撒かれた状態でツール3を回転させた場合、洗浄液がツール3の周囲に飛散する可能性がある。ツール3の周囲にガード部4が配置されているので、洗浄液の飛散が抑制される。
【0170】
駆動アセンブリ2とポール6とは、回動部10を介して連結される。ツール3及びガード部4のそれぞれをクリーニング対象に接触させた状態で、ポール6及び本体アセンブリ5を任意の角度に調整できるので、ユーザは、作業性良くクリーニング作業を実施することができる。
【0171】
ツール3が回転しながらクリーニング対象に片当たりした場合、スクラバー1が振られる可能性がある。駆動アセンブリ2が取付けられるカバー55とブラシサポート53とは、フローティング機構57を介して連結される。スクラバー1が振られそうになっても、ブラシサポート53に取付けられているブラシ52がクリーニング対象に接触し続けることができるので、スクラバー1が振られることが抑制される。
【0172】
ブラシ48の摩耗又は変形により、クリーニング対象に接触するブラシ48の下端部の高さが変化する可能性がある。スクラバー1が振られることを抑制するために、すなわち、ガード部4のブラシ52をクリーニング対象に常に接触させるために、ガード部4のブラシ52の下端部は、ツール3のブラシ48の下端部よりも低い位置に配置されていることが好ましい。実施形態においては、ガード部4の高さを調整する調整機構12が設けられるので、ブラシ48の摩耗又は変形によりブラシ48の下端部の高さが変化した場合、ユーザは、ガード部4のブラシ52がクリーニング対象に常に接触するように、ブラシ48の下端部の高さに合わせて、ガード部4の高さを調整することができる。
【0173】
第1の高さH1と第2の高さH2との差ΔHは、上下方向におけるブラシサポート53の可動距離に定められる。これにより、ブラシ48の下端部の高さが変化しても、ガード部4のブラシ52はクリーニング対象に接触することができる。
【0174】
ガード部4の高さを変更する場合又はガード部4をメンテナンスする場合、駆動アセンブリ2からガード部4を外す必要がある。ユーザは、操作ボタン部31Cを操作するだけで、駆動アセンブリ2からガード部4を簡単に外すことができる。ユーザは、ワンタッチで駆動アセンブリ2からガード部4を外すことができる。また、駆動アセンブリ2にガード部4を取付ける場合、ユーザは、ガード部4の開口59に駆動アセンブリ2を挿入するだけで、駆動アセンブリ2にガード部4を簡単に取付けることができる。ユーザは、ワンタッチで駆動アセンブリ2にガード部4を取付けることができる。
【0175】
<効果>
以上説明したように、実施形態において、スクラバー1は、上下方向に延びるモータ回転軸AXを中心に回転するモータ14を有する駆動アセンブリ2と、クリーニング対象に対向しモータ14により回転されるツール3と、少なくとも一部がツール3の周囲に配置されるガード部4と、フック部材30を有し駆動アセンブリ2とガード部4とを着脱する着脱機構11と、を備える。
【0176】
上記の構成では、フック部材30を有する着脱機構11により、スクラバー1のガード部4を円滑に着脱することができる。
【0177】
実施形態において、着脱機構11は、駆動アセンブリ2及びガード部4の一方又は両方に設けられる。
【0178】
上記の構成では、着脱機構11が駆動アセンブリ2及びガード部4の一方又は両方に設けられるので、スクラバー1の大型化が抑制される。
【0179】
実施形態において、フック部材30は、駆動アセンブリ2に移動可能に支持される。
【0180】
上記の構成では、駆動アセンブリ2に移動可能に支持されたフック部材30により、スクラバー1のガード部4を円滑に着脱することができる。
【0181】
実施形態において、フック部材30は、第1フック部材31と、第1フック部材31の少なくとも一部に連結され第1フック部材31に同期して移動する第2フック部材32と、を含む。
【0182】
上記の構成では、第1フック部材31を操作すれば、第2フック部材32が第1フック部材31に連動するので、スクラバー1のガード部4を操作性良く着脱することができる。
【0183】
実施形態において、第1フック部材31は、モータ14とツール3とを繋ぐ回転シャフト41の周囲に配置される本体部31Aと、本体部31Aの前部の下方に配置されガード部4に掛けられる第1フック部31Bと、を有する。
【0184】
上記の構成では、本体部31Aが回転シャフト41の周囲に配置されるので、着脱機構11の大型化が抑制される。第1フック部材31により、スクラバー1のガード部4を円滑に着脱することができる。
【0185】
実施形態において、第1フック部材31は、本体部31Aの前部に設けられ駆動アセンブリ2のヘッドハウジング13から前方に突出する操作ボタン部31Cを有する。
【0186】
上記の構成では、操作ボタン部31Cを操作するだけで、スクラバー1のガード部4を簡単に着脱することができる。
【0187】
実施形態において、第1フック部材31は、本体部31Aの後部に設けられ第2フック部材32の少なくとも一部が挿入される連結孔31Dを有する。
【0188】
上記の構成では、連結孔31Dを介して第1フック部材31と第2フック部材32とが連結される。
【0189】
実施形態において、第2フック部材32は、連結孔31Dに挿入される挿入部32Dと、挿入部32Dよりも下方に配置されガード部4に掛けられる第2フック部32Bと、を有する。
【0190】
上記の構成では、連結孔31Dと連結孔31Dに挿入される挿入部32Dとを介して、第1フック部材31と第2フック部材32とが連結される。第2フック部材32により、スクラバー1のガード部4を円滑に着脱することができる。
【0191】
実施形態において、第2フック部材32は、上下方向において挿入部32Dと第2フック部32Bとの間に配置される回動部32Cを有する。
【0192】
上記の構成では、第1フック部材31が前後方向に移動すると、第2フック部材32が回動するので、第2フック部を移動させることができる。
【0193】
実施形態において、モータ回転軸AXに直交する面内において、回動部32Cの回動軸CXと第2フック部32Bの上面とはオーバーラップする。
【0194】
上記の構成では、ガード部4が駆動アセンブリ2から外れようとする力により第2フック部材32が回動することが抑制される。
【0195】
実施形態において、駆動アセンブリ2は、ガード部4に設けられた開口59に挿入されるフックカバー33を有し、第1フック部材31及び第2フック部材32は、フックカバー33に支持される。
【0196】
上記の構成では、第1フック部材31及び第2フック部材32は、ガード部4の開口59に挿入されるフックカバー33に支持されるので、スクラバー1のガード部4を円滑に着脱することができる。
【0197】
実施形態において、フックカバー33は、開口59に挿入される筒部33Aと、筒部33Aの外面に設けられ、ガード部4に設けられたガイド部63又はガイド部64にガイドされるスライド部67を有する。
【0198】
上記の構成では、フックカバー33がガイド部63又はガイド部64にガイドされるので、フックカバー33を開口59に円滑に挿入することができる。
【0199】
実施形態において、筒部33Aは、第1フック部材31の第1フック部31Bが移動可能に配置される第1フック孔33Eと、第2フック部材32の第2フック部32Bが移動可能に配置される第2フック孔33Fと、を有する。
【0200】
上記の構成では、第1フック部31Bは、フックカバー33に支持された状態で、係合位置と解除位置とに移動することができる。第2フック部32Bは、フックカバー33に支持された状態で、係合位置と解除位置とに移動することができる。
【0201】
実施形態において、着脱機構11は、フック部材30がガード部4に接近するようにフック部材30を付勢する付勢部材68を有する。
【0202】
上記の構成では、フック部材30とガード部4との係合が安定する。
【0203】
実施形態において、フック部材30は、第1フック部材31と、第1フック部材31の少なくとも一部に連結され第1フック部材31に同期して移動する第2フック部材32と、を含む。付勢部材68は、第1フック部材31と第1フック部材31を移動可能に支持するフックカバー33の少なくとも一部との間に配置される。第1フック部材31は、ガード部4に接近するように付勢部材68に付勢される。第2フック部材32は、ガード部4に接近するように第1フック部材31を介して付勢部材68に付勢される。
【0204】
上記の構成では、フック部材30とガード部4との係合が安定する。また、第1フック部材31を操作すれば、第2フック部材32が第1フック部材31に連動するので、スクラバー1のガード部4を操作性良く着脱することができる。
【0205】
実施形態において、駆動アセンブリ2は、ガード部4に設けられた開口59に挿入されるフックカバー33を有し、フックカバー33は、フック部材30を移動可能に支持してもよい。フックカバー33が開口59に挿入されている状態で、第1フック部材31及び第2フック部材32のそれぞれが付勢部材68により付勢されることにより、第1フック部材31の第1フック部31B及び第2フック部材32の第2フック部32Bのそれぞれがガード部4に掛けられる係合状態になり、付勢部材68の付勢力に抗して第1フック部材31に設けられた操作ボタン部31Cが操作されることにより、第1フック部31B及び第2フック部32Bのそれぞれがガード部4から離れる解除状態になる。
【0206】
上記の構成では、スクラバー1のユーザは、ワンタッチでガード部4を着脱することができる。
【0207】
[第2実施形態]
第2実施形態について説明する。以下の説明において、上述の実施形態と同一又は同等の構成要素については同一の符号を付し、その構成要素の説明を簡略又は省略する。
【0208】
図51は、第2実施形態に係る着脱機構111を左上前方から見た図である。
図52は、第2実施形態に係る着脱機構111を右上後方から見た図である。
図53は、第2実施形態に係る着脱機構111を上方から見た図である。
図54は、第2実施形態に係る係合状態及び解除状態のそれぞれの着脱機構111を上方から見た図である。
図55は、第2実施形態に係る係合状態及び解除状態のそれぞれの着脱機構111を右方から見た図である。
【0209】
上述の第1実施形態においては、第1フック部材31の操作ボタン部31Cが操作されると、第2フック部材32が第1フック部材31に連動する例について説明した。第2実施形態においては、第1フック部材131と第2フック部材132とが独立して移動する例について説明する。
【0210】
第1フック部材131及び第2フック部材132のそれぞれは、フックカバー133に前後方向に移動可能に支持される。第2フック部材132は、第1フック部材131よりも後方に配置される。第1フック部材131は、2つの第1フック部131Bを有する。第2フック部材132は、2つの第2フック部132Bを有する。第1フック部材131の形状及び大きさと第2フック部材132の形状及び大きさとは、実質的に等しい。
【0211】
フックカバー133の筒部の前部には、第1フック部131Bが移動可能に配置される第1フック孔133Eが設けられる。フックカバー133の筒部の後部には、第2フック部132Bが移動可能に配置される第2フック孔133Fが設けられる。
【0212】
フックカバー133は、一対の支持リブ133Jを有する。第1フック部材131と一方の支持リブ133Jとの間に第1の付勢部材168が配置される。第2フック部材132と他方の支持リブ133Jとの間に第2の付勢部材168が配置される。第1の付勢部材168は、第1フック部材131がガード部4に接近するように第1フック部材131を付勢する。第2の付勢部材168は、第2フック部材132がガード部4に接近するように第2フック部材132を付勢する。
【0213】
着脱機構111が係合状態において、第1フック部材131及び第2フック部材132のそれぞれは、付勢部材168の付勢力により、係合位置に配置される。着脱機構111を係合状態から解除状態に遷移させる場合、ユーザは、第1フック部材131と第2フック部材132とが前後方向において接近するように、第1フック部材131及び第2フック部材132のそれぞれを移動させる。ユーザは、付勢部材168の付勢力に抗して、第1フック部材131と第2フック部材132とを接近させることにより、着脱機構111を係合状態から解除状態に遷移させることができる。
【0214】
[第3実施形態]
第3実施形態について説明する。以下の説明において、上述の実施形態と同一又は同等の構成要素については同一の符号を付し、その構成要素の説明を簡略又は省略する。
【0215】
図56は、第3実施形態に係る着脱機構211を左上前方から見た図である。
図57は、第3実施形態に係る着脱機構211を右上後方から見た図である。
図58は、第3実施形態に係る着脱機構211を上方から見た図である。
図59は、第3実施形態に係る係合状態及び解除状態のそれぞれの着脱機構211を上方から見た図である。
図60は、第3実施形態に係る係合状態及び解除状態のそれぞれの着脱機構211を右方から見た図である。
【0216】
上述の第1実施形態においては、第1フック部材31及び第2フック部材32のそれぞれが前後方向に移動することした。第3実施形態においては、第1フック部材231及び第2フック部材232のそれぞれが左右方向に移動する例について説明する。
【0217】
着脱機構211は、操作部材230と、第1フック部材231と、第2フック部材232とを有する。操作部材230は、フックカバー233に前後方向に移動可能に支持される。第1フック部材231及び第2フック部材232のそれぞれは、フックカバー233に左右方向に移動可能に支持される。第2フック部材232は、第1フック部材231よりも右方に配置される。
【0218】
操作部材230の左部には、ガイド孔230Aが設けられる。操作部材230の右部には、ガイド孔230Bが設けられる。ガイド孔230Aは、後方に向かって左方に傾斜する。ガイド孔230Bは、後方に向かって右方に傾斜する。
【0219】
第1フック部材231は、2つの第1フック部231Bを有する。第2フック部材232は、2つの第2フック部232Bを有する。第1フック部材231の形状及び大きさと第2フック部材232の形状及び大きさとは、実質的に等しい。
【0220】
第1フック部材231は、ガイド孔230Aに配置されるスライド部231Gを有する。第2フック部材232は、ガイド孔230Bに配置されるスライド部232Gを有する。
【0221】
フックカバー233の筒部の左部には、第1フック部231Bが移動可能に配置される第1フック孔233Eが設けられる。フックカバー233の筒部の右部には、第2フック部232Bが移動可能に配置される第2フック孔233Fが設けられる。
【0222】
フックカバー233は、一対の支持リブ233Jを有する。第1フック部材231と一方の支持リブ233Jとの間に第1の付勢部材268が配置される。第2フック部材232と他方の支持リブ233Jとの間に第2の付勢部材268が配置される。第1の付勢部材268は、第1フック部材231がガード部4に接近するように第1フック部材231を付勢する。第2の付勢部材268は、第2フック部材232がガード部4に接近するように第2フック部材232を付勢する。
【0223】
着脱機構211が係合状態において、第1フック部材231及び第2フック部材232のそれぞれは、付勢部材268の付勢力により、係合位置に配置される。着脱機構211を係合状態から解除状態に遷移させる場合、ユーザは、操作部材230を後方に移動させる。操作部材230が後方に移動すると、ガイド孔230Aに配置されている第1フック部材231のスライド部231Gは、ガイド孔230Aの内面に押されて右側に移動し、ガイド孔230Bに配置されている第2フック部材232のスライド部232Gは、ガイド孔230Bの内面に押されて左側に移動する。ガイド孔230Aに配置されている第1フック部材231のスライド部231Gが右側に移動することにより、第1フック部材231は係合位置から解除位置に移動する。ガイド孔230Bに配置されている第2フック部材232のスライド部232Gが左側に移動することにより、第2フック部材232は係合位置から解除位置に移動する。これにより、着脱機構211が係合状態から解除状態に遷移する。
【0224】
[第4実施形態]
第4実施形態について説明する。以下の説明において、上述の実施形態と同一又は同等の構成要素については同一の符号を付し、その構成要素の説明を簡略又は省略する。
【0225】
図61は、第4実施形態に係る調整機構112を右上前方から見た図である。
図62は、第4実施形態に係る調整機構112を右上前方から見た分解図である。
図63は、第4実施形態に係る調整機構112を右上前方から見た分解図である。
図64は、第4実施形態に係る調整機構112を右上前方から見た図である。
図65は、第4実施形態に係る調整機構112により高さが調整されたガード部104を示す図である。
【0226】
駆動アセンブリ2の下部の周囲にスリーブ70が配置される。ガード部104の開口の周囲にねじ71が設けられる。スリーブ70とねじ71とが結合されることにより、駆動アセンブリ2にガード部104が取付けられる。
【0227】
駆動アセンブリ2に被支持面165が設けられる。ガード部104の開口の周囲に第1支持面161と第2支持面162とが設けられる。第2支持面162は、第1支持面161よりも低い位置に配置される。
【0228】
図61に示すように、被支持面165が第1支持面161に支持された状態で、スリーブ70とねじ71とが結合されることにより、ガード部104は第1の高さH1に配置される。
【0229】
ガード部104を第1の高さH1から第2の高さH2に変化させる場合、
図62に示すように、スリーブ70とねじ71との結合を解除した後、
図63に示すように、ガード部104を90度回転させる。被支持面165が第2支持面162に支持されるように、駆動アセンブリ2をガード部104の開口に挿入した後、スリーブ70とねじ71とが結合されることにより、
図64に示すように、ガード部104は第2の高さH2に配置される。
【0230】
[第5実施形態]
第5実施形態について説明する。以下の説明において、上述の実施形態と同一又は同等の構成要素については同一の符号を付し、その構成要素の説明を簡略又は省略する。
【0231】
図66は、第5実施形態に係る調整機構212を右上前方から見た図である。
図67は、第5実施形態に係る調整機構212を右上前方から見た分解図である。
図68は、第5実施形態に係る調整機構212を右上前方から見た分解図である。
図69は、第5実施形態に係る調整機構212により高さが調整されたガード部204を示す図である。
【0232】
上述の第1実施形態においては、調整機構12は、ガード部4に対する駆動アセンブリ2の周方向の取付け位置が変更されることにより、ガード部4の高さが変更される例について説明した。第5実施形態においては、ガード部204に対する駆動アセンブリ2の上下方向の取付け位置が変更されることにより、ガード部204の高さが変更される例について説明する。
【0233】
実施形態において、ガード部204は、左ガード部204Lと右ガード部204Rとに分割される。左ガード部204Lの後部と右ガード部204Rの後部とはヒンジ機構80を介して連結される。左ガード部204Lの前部と右ガード部204Rの前部とは固定具81により固定される。
【0234】
駆動アセンブリ2の下部の外周面には、第1被支持面を含む第1溝265と、第2被支持面を含む第2溝266とが設けられる。第1溝265及び第2溝266のそれぞれは、モータ回転軸AXを囲むように設けられる。第2溝266は、第1溝265よりも高い位置に配置される。ガード部204の開口の内周面には、第1溝265及び第2溝266の一方に挿入される凸部が設けられる。
【0235】
図66に示すように、ガード部204の凸部が第1溝265に挿入された状態で、固定具81により左ガード部204Lの前部と右ガード部204Rの前部とが固定されることにより、ガード部204は第1の高さH1に配置される。
【0236】
ガード部204を第1の高さH1から第2の高さH2に変化させる場合、
図67に示すように、固定具81による固定を解除して左ガード部204Lと右ガード部204Rとを分離した後、ガード部204の凸部が第2溝266に挿入されるように、固定具81により左ガード部204Lの前部と右ガード部204Rの前部とを固定する。これにより、
図68に示すように、ガード部204は第2の高さH2に配置される。
【符号の説明】
【0237】
1…スクラバー、2…駆動アセンブリ、3…ツール、4…ガード部、5…本体アセンブリ、6…ポール、7…ポール収容部、8…フロントグリップ、9…ライト、10…回動部、10A…基部、10B…支持部、11…着脱機構、12…調整機構、13…ヘッドハウジング、13A…吸気口、13B…排気口、13L…左ハウジング、13R…右ハウジング、14…モータ、15…動力伝達機構、151…第1段遊星歯車機構、152…第2段遊星歯車機構、15A…ピニオンギヤ、15B…プラネタリギヤ、15C…インターナルギヤ、15D…キャリア、15E…プラネタリギヤ、15F…インターナルギヤ、15G…キャリア、16…本体ハウジング、16A…ボディ部、16B…グリップ部、16C…コントローラ収容部、16D…バッテリ保持部、16E…ラバー部、17…トリガレバー、18…インタフェースパネル、18A…回転数変更ボタン、18B…逆転ボタン、19…コントローラ、20…バッテリ装着部、21…バッテリパック、21A…底面、21B…後面、22…バッテリカバー、22A…底面、22B…後面、22C…ヒンジ機構、22D…ラッチ機構、22E…ラッチレバー、23…固定レバー、24…固定機構、24A…ダイヤル、25…固定機構、25A…レバー、25B…レバー、26…チューブ、27…ビルメンテナンスカート、28…モータケース、29…ギヤケース、29A…ねじボス、30…フック部材、31…第1フック部材、31A…本体部、31B…第1フック部、31C…操作ボタン部、31D…連結孔、31E…逃がし孔、31F…突起部、31G…ベース部、31H…突起部、32…第2フック部材、32A…ベース部、32B…第2フック部、32C…回動部、32D…挿入部、32E…突起部、33…フックカバー、33A…筒部、33B…底部、33C…フランジ部、33D…ねじ開口、33E…第1フック孔、33F…第2フック孔、33G…支持リブ、33H…支持リブ、33I…凹部、33J…支持リブ、34…アダプタ、34A…本体部、34B…爪部、34C…連結部、34D…突出部、34E…空間、34F…上面、35…ねじ、36…ステータ、36A…ステータコア、36B…インシュレータ、36C…コイル、37…ロータ、37A…ロータコア、37B…マグネット、38…ロータシャフト、38A…ベアリング、38B…ベアリング、39…センサ基板、40…ファン、41…回転シャフト、42…ベアリング、43…ねじ、44…中間部材、45…カバー、46…ねじ、47…ねじ、48…ブラシ、49…ベース板、49A…ベース部、49B…連結部、49C…ねじ孔、50…アダプタ、50A…ボディ部、50B…周壁部、50C…爪部、50D…ねじ開口、51…ねじ、52…ブラシ、53…ブラシサポート(揺動部材)、53A…支持部、53B…係合部、54…支持部材、54A…ねじ開口、54S…下側ストッパ部、55…カバー、55S…上側ストッパ部、56…ねじ、57…フローティング機構、58…コイルスプリング、59…開口、60…凸部、61…第1支持面、62…第2支持面、63…ガイド部、63A…縦リブ、64…ガイド部、64A…縦リブ、65…第1被支持面、66…第2被支持面、67…スライド部、67A…縦リブ、68…付勢部材、70…スリーブ、71…ねじ、80…ヒンジ機構、81…固定具、90…スリーブ、104…ガード部、111…着脱機構、112…調整機構、121…第1調整部、122…第2調整部、131…第1フック部材、131B…第1フック部、132…第2フック部材、132B…第2フック部、133…フックカバー、133E…第1フック孔、133F…第2フック孔、133J…支持リブ、161…第1支持面、162…第2支持面、165…被支持面、168…付勢部材、204…ガード部、204L…左ガード部、204R…右ガード部、211…着脱機構、212…調整機構、230…操作部材、230A…ガイド孔、230B…ガイド孔、231…第1フック部材、231B…第1フック部、231G…スライド部、232…第2フック部材、232B…第2フック部、232G…スライド部、233…フックカバー、233E…第1フック孔、233F…第2フック孔、233J…支持リブ、265…第1溝、266…第2溝、268…付勢部材、AX…モータ回転軸、BX…第2アセンブリ回動軸、CX…回動軸、NX…第1アセンブリ回動軸。