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特許6989740バーコード無し商品のチェックアウト装置
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2021-12-07
(45)【発行日】2022-01-12
(54)【発明の名称】バーコード無し商品のチェックアウト装置
(51)【国際特許分類】
   G07G 1/00 20060101AFI20220104BHJP
   G07G 1/12 20060101ALI20220104BHJP
【FI】
G07G1/00 311D
G07G1/12 301E
【請求項の数】 17
【外国語出願】
(21)【出願番号】P 2020025520
(22)【出願日】2020-02-18
(65)【公開番号】P2021117961
(43)【公開日】2021-08-10
【審査請求日】2020-05-20
(31)【優先権主張番号】109102230
(32)【優先日】2020-01-21
(33)【優先権主張国・地域又は機関】TW
(73)【特許権者】
【識別番号】520058354
【氏名又は名称】創意引晴股▲ふん▼有限公司
(74)【代理人】
【識別番号】100079049
【弁理士】
【氏名又は名称】中島 淳
(74)【代理人】
【識別番号】100084995
【弁理士】
【氏名又は名称】加藤 和詳
(72)【発明者】
【氏名】謝少航
(72)【発明者】
【氏名】陳柏翔
(72)【発明者】
【氏名】孫嘉岑
(72)【発明者】
【氏名】洪▲いく▼▲台▼
(72)【発明者】
【氏名】陳鵬丞
【審査官】永安 真
(56)【参考文献】
【文献】国際公開第2015/140855(WO,A1)
【文献】国際公開第2007/026531(WO,A1)
【文献】国際公開第2015/087547(WO,A1)
【文献】特開2019-008784(JP,A)
【文献】特表2019-533263(JP,A)
【文献】特開2018-181251(JP,A)
【文献】特開2015-132891(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G07G 1/00 - 1/14
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
販売時点管理システムに結合されるバーコード無し商品のチェックアウト装置であって、
バーコード無し商品を含む商品画像を取得する画像撮像モジュールと、
前記画像撮像モジュールに結合され、前記商品画像を受信し、前記商品画像に対して商品識別を行い、識別結果に基づいて出力データを前記販売時点管理システムに生成する制御モジュールと、を含み、
前記画像撮像モジュール及び前記制御モジュールのうちの少なくとも1つは、前記販売時点管理システムに結合されるか又は前記販売時点管理システムに内蔵され、前記出力データは、前記販売時点管理システムの読み取り可能な形式であり、
前記画像撮像モジュールは、写真を撮ることで前記商品画像を取得し、
前記制御モジュールは、第1のマイクロコントローラモジュールと、第2のマイクロコントローラモジュールと、を含み、
前記第1のマイクロコントローラモジュールは、前記画像撮像モジュールに結合され、前記商品画像に対して前記商品識別を行い、識別結果に基づいて中継データを生成し、
前記第2のマイクロコントローラモジュールは、前記第1のマイクロコントローラモジュールに結合され、前記中継データを前記出力データに変換し、
前記中継データに価格要因が含まれず、当該価格要因の数値計算は、前記販売時点管理システムによってのみ実行されることを特徴とするバーコード無し商品のチェックアウト装置。
【請求項2】
前記中継データは、商品番号、商品名、商品カテゴリ、又は商品数を含むことを特徴とする請求項に記載のバーコード無し商品のチェックアウト装置。
【請求項3】
前記第1のマイクロコントローラモジュールは、Linuxオペレーティングシステムアーキテクチャに基づくシングルチップコンピュータであり、前記商品画像におけるバーコード無し商品の外観に基づいて前記商品識別を行うことを特徴とする請求項に記載のバーコード無し商品のチェックアウト装置。
【請求項4】
前記第2のマイクロコントローラモジュールは、Arduino機械語アーキテクチャに基づく回路基板であることを特徴とする請求項に記載のバーコード無し商品のチェックアウト装置。
【請求項5】
前記制御モジュールに結合され、前記画像撮像モジュールが取得した前記商品画像、及び前記制御モジュールが生成した前記中継データ又は前記出力データを表示する表示ユニットをさらに含むことを特徴とする請求項に記載のバーコード無し商品のチェックアウト装置。
【請求項6】
前記制御モジュールに結合され、前記制御モジュールが前記商品画像に対して前記商品識別を行う期間にアクセス可能な画像認識データベースをさらに含むことを特徴とする請求項1に記載のバーコード無し商品のチェックアウト装置。
【請求項7】
前記制御モジュールは、USBポートをさらに含み、前記USBポートを介して前記販売時点管理システムにホットスワップ可能に結合されることを特徴とする請求項1に記載のバーコード無し商品のチェックアウト装置。
【請求項8】
前記制御モジュールに結合され、前記制御モジュールによって前記画像撮像モジュールの起動又は停止を制御する起動ユニットをさらに含むことを特徴とする請求項1に記載のバーコード無し商品のチェックアウト装置。
【請求項9】
前記画像撮像モジュールを支持するスタンドをさらに含むことを特徴とする請求項1に記載のバーコード無し商品のチェックアウト装置。
【請求項10】
前記画像撮像モジュールの、前記バーコード無し商品に対応する表面又は前記スタンドの、前記バーコード無し商品に対応する表面に配置される補助光モジュールを含むことを特徴とする請求項に記載のバーコード無し商品のチェックアウト装置。
【請求項11】
スキャナに結合され、前記スキャナによって得られた情報を前記販売時点管理システムに伝送するスキャナポートをさらに含むことを特徴とする請求項~請求項1のいずれか1項に記載のバーコード無し商品のチェックアウト装置。
【請求項12】
販売時点管理システムと、
バーコード無し商品を含む商品画像を取得する画像撮像モジュールと、
前記画像撮像モジュールに結合され、前記商品画像を受信し、前記商品画像に対して商品識別を行い、識別結果に基づいて出力データを前記販売時点管理システムに生成する制御モジュールと、を含み、
前記画像撮像モジュール及び前記制御モジュールのうちの少なくとも1つは、前記販売時点管理システムに結合されるか又は前記販売時点管理システムに内蔵され、前記出力データは、前記販売時点管理システムの読み取り可能な形式であり、
前記画像撮像モジュールは、写真を撮ることで前記商品画像を取得し、
前記制御モジュールは、第1のマイクロコントローラモジュールと、第2のマイクロコントローラモジュールと、を含み、
前記第1のマイクロコントローラモジュールは、前記画像撮像モジュールに結合され、前記商品画像に対して前記商品識別を行い、識別結果に基づいて中継データを生成し、
前記第2のマイクロコントローラモジュールは、前記第1のマイクロコントローラモジュールに結合され、前記中継データを前記出力データに変換し、
前記中継データに価格要因が含まれず、当該価格要因の数値計算は、前記販売時点管理システムによってのみ実行されることを特徴とするバーコード無し商品のチェックアウトシステム。
【請求項13】
前記中継データは、商品番号、商品名、商品カテゴリ、又は商品数を含むことを特徴とする請求項1に記載のバーコード無し商品のチェックアウトシステム。
【請求項14】
バーコード無し商品を含む商品画像を取得する画像撮像モジュールを含む販売時点管理システムと、
前記画像撮像モジュールに結合され、前記商品画像を受信し、前記商品画像に対して商品識別を行い、識別結果に基づいて出力データを前記販売時点管理システムに生成する制御モジュールと、を含み、
前記出力データは、前記販売時点管理システムの読み取り可能な形式であり、
前記画像撮像モジュールは、写真を撮ることで前記商品画像を取得し、
前記制御モジュールは、第1のマイクロコントローラモジュールと、第2のマイクロコントローラモジュールと、を含み、
前記第1のマイクロコントローラモジュールは、前記画像撮像モジュールに結合され、前記商品画像に対して前記商品識別を行い、識別結果に基づいて中継データを生成し、
前記第2のマイクロコントローラモジュールは、前記第1のマイクロコントローラモジュールに結合され、前記中継データを前記出力データに変換し、
前記中継データに価格要因が含まれず、当該価格要因の数値計算は、前記販売時点管理システムによってのみ実行されることを特徴とするバーコード無し商品のチェックアウトシステム。
【請求項15】
前記中継データは、商品番号、商品名、商品カテゴリ、又は商品数を含むことを特徴とする請求項1に記載のバーコード無し商品のチェックアウトシステム。
【請求項16】
バーコード無し商品を含む商品画像を取得する画像撮像モジュールと、
制御モジュールを含む販売時点管理システムと、を含み、
前記制御モジュールは、前記画像撮像モジュールに結合され、前記商品画像を受信し、前記商品画像に対して商品識別を行い、識別結果に基づいて出力データを前記販売時点管理システムに生成し、
前記出力データは、前記販売時点管理システムの読み取り可能な形式であり、
前記画像撮像モジュールは、写真を撮ることで前記商品画像を取得し、
前記制御モジュールは、第1のマイクロコントローラモジュールと、第2のマイクロコントローラモジュールと、を含み、
前記第1のマイクロコントローラモジュールは、前記画像撮像モジュールに結合され、前記商品画像に対して前記商品識別を行い、識別結果に基づいて中継データを生成し、
前記第2のマイクロコントローラモジュールは、前記第1のマイクロコントローラモジュールに結合され、前記中継データを前記出力データに変換し、
前記中継データに価格要因が含まれず、当該価格要因の数値計算は、前記販売時点管理システムによってのみ実行されることを特徴とするバーコード無し商品のチェックアウトシステム。
【請求項17】
前記中継データは、商品番号、商品名、商品カテゴリ、又は商品数を含むことを特徴とする請求項16に記載のバーコード無し商品のチェックアウトシステム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、チェックアウト装置に関し、特に、バーコード無し商品を電子的に自動チェックアウトするチェックアウト装置に関する。
【背景技術】
【0002】
販売時点(Point of sale、POS)管理システムは、販売時点情報管理システム又はPOSシステムとも呼ばれ、コンピュータ統計、登録、データ転送の機能を利用し、商品の販売について即時情報を収集し、デジタル化した管理システムを構築する。即ち、デジタル化した管理を利用し、各商品の販売状況を自動的に把握して、販売戦略を便利に管理するという目的を達成する。上記POSシステムは、メインコンピュータ及び店舗のサブコンピュータによって制御される端末機で構成され、従来の単一機能レジに代えて、光学バーコードスキャナ等の識別装置を採用して、フロントエンドとバックエンドの作業を結合するという目的を達成する。POSシステムは、商品代金を迅速かつ正確に計算できることに加えて、販売、入荷及び在庫等のデータ変化の状況をカテゴリに分けて収集して、企業の意思決定者に販売分析管理、購入ポリシー、注文処理、及び供給業者又は物流センターの受注作業を提供して、企業の販売戦略の管理を容易にすることができる。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
上記POSシステムは主にバーコードを利用して迅速な精算方法を提供し、その自動化された動作方式は、店員が手動で商品の価格を登録することによるミスを減少させ、さらに自動化された無人商店に発展させることができる。しかし、環境に配慮し、容器包装の簡素化のためのバーコード無し商品、又はバーコード方式でチェックアウトするのに適さないバーコード無し商品については、従来のPOSシステムは使用できず、依然として手動で登録及びチェックアウト等の作業を行わなければならず、チェックアウト端末で手動操作ミスが発生しやすく、かつ運営コストが増加し、さらには会社の販売戦略の正確性に影響を及ぼす可能性がある。
【0004】
そこで、バーコード無し商品のチェックアウト装置をどのように設計して、上述の技術的課題を解決するかが、本願発明者によって検討された重要な課題である。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明の第1の目的は、バーコード無し商品の登録及びチェックアウト等の作業を自動化することができ、バーコード無し商品に対するチェックアウト端末の手動操作ミスの低減、運営コストの低減、及び会社の販売戦略の正確性の維持を図ることができるバーコード無し商品のチェックアウト装置を提供することにある。
【0006】
上記第1の目的を達成するために、本発明に係るバーコード無し商品のチェックアウト装置配置は、販売時点管理システムに結合され、バーコード無し商品を含む商品画像を取得する画像撮像モジュールと、画像撮像モジュールに結合され、商品画像を受信し、商品画像に対して商品識別を行い、識別結果に基づいて出力データを販売時点管理システムに生成する制御モジュールと、を含み、画像撮像モジュール及び制御モジュールのうちの少なくとも1つは、販売時点管理システムに結合されるか又は販売時点管理システムに内蔵され、出力データは、販売時点管理システムの読み取り可能な形式であり、前記画像撮像モジュールは、写真を撮ることで前記商品画像を取得し、前記制御モジュールは、第1のマイクロコントローラモジュールと、第2のマイクロコントローラモジュールと、を含み、前記第1のマイクロコントローラモジュールは、前記画像撮像モジュールに結合され、前記商品画像に対して前記商品識別を行い、識別結果に基づいて中継データを生成し、前記第2のマイクロコントローラモジュールは、前記第1のマイクロコントローラモジュールに結合され、前記中継データを前記出力データに変換し、前記中継データに価格要因が含まれず、当該価格要因の数値計算は、前記販売時点管理システムによってのみ実行される
【0008】
さらに、中継データは、商品番号、商品名、商品カテゴリ、又は商品数を含む。
【0009】
さらに、第1のマイクロコントローラモジュールは、Linux(登録商標)オペレーティングシステムアーキテクチャに基づくシングルチップコンピュータであり、商品画像におけるバーコード無し商品の外観に基づいて商品識別を行う。
【0010】
さらに、第2のマイクロコントローラモジュールは、Arduino機械語アーキテクチャに基づく回路基板である。
【0011】
さらに、上記バーコード無し商品のチェックアウト装置は、制御モジュールに結合され、画像撮像モジュールが取得した商品画像、及び制御モジュールが生成した中継データ又は出力データを表示する表示ユニットをさらに含む。
【0012】
さらに、上記バーコード無し商品のチェックアウト装置は、制御モジュールに結合され、制御モジュールが商品画像に対して商品識別を行う期間にアクセス可能な画像認識データベースをさらに含む。
【0013】
さらに、制御モジュールは、USBポートをさらに含み、USBポートを介して販売時点管理システムにホットスワップ可能に結合される。
【0014】
さらに、上記バーコード無し商品のチェックアウト装置は、制御モジュールに結合され、制御モジュールによって画像撮像モジュールの起動又は停止を制御する起動ユニットをさらに含む。
【0015】
さらに、上記バーコード無し商品のチェックアウト装置は、画像撮像モジュールを支持するスタンドをさらに含む。
【0016】
さらに、上記バーコード無し商品のチェックアウト装置は、画像撮像モジュールの、バーコード無し商品に対応する表面又はスタンドの、バーコード無し商品に対応する表面に配置される補助光モジュールを含む。
【0017】
さらに、上記バーコード無し商品のチェックアウト装置は、スキャナに結合され、スキャナによって得られた情報を販売時点管理システムに伝送するスキャナポートをさらに含む。
【0018】
上述のバーコード無し商品のチェックアウト装置を使用する場合、1つ又は複数のバーコード無し商品については、画像撮像モジュールによって画像スキャン又はセンシングを行って、バーコード無し商品を含む商品画像を取得することができる。そして、制御モジュールは、商品画像に対して商品識別した後、識別結果に基づいて出力データを生成し、画像撮像モジュール及び制御モジュールのうちの少なくとも1つは、販売時点管理システムに結合されてもよく、又は、販売時点管理システムに内蔵されてもよい。ここで、出力データは、販売時点管理システム(POSシステム)の読み取り可能な形式である。即ち、上記出力データは、販売時点管理システム(POSシステム)と互換性があり、POSシステムは、出力データを直接読み取ることができる。上記商品識別は、商品番号、商品名、商品カテゴリ、又は商品数等を含んでもよい。このため、画像撮像モジュール、制御モジュール及び販売時点管理システムを連携して用いる場合、バーコード無し商品の登録及びチェックアウト等の作業を自動化することができ、バーコード無し商品に対するチェックアウト端末の手動操作ミスの低減、運営コストの低減、及び会社の販売戦略の正確性の維持を図ることができる。
【0019】
本発明の第2の目的は、バーコード無し商品の登録及びチェックアウト等の作業を自動化することができ、バーコード無し商品に対するチェックアウト端末の手動操作ミスの低減、運営コストの低減、及び会社の販売戦略の正確性の維持を図ることができるバーコード無し商品のチェックアウトシステムを提供することにある。
【0020】
上記第2の目的を達成するために、本発明に係るバーコード無し商品のチェックアウトシステムは、販売時点管理システムと、バーコード無し商品を含む商品画像を取得する画像撮像モジュールと、前記画像撮像モジュールに結合され、前記商品画像を受信し、前記商品画像に対して商品識別を行い、識別結果に基づいて出力データを前記販売時点管理システムに生成する制御モジュールと、を含み、前記画像撮像モジュール及び前記制御モジュールのうちの少なくとも1つは、前記販売時点管理システムに結合されるか又は前記販売時点管理システムに内蔵され、前記出力データは、前記販売時点管理システムの読み取り可能な形式であり、前記画像撮像モジュールは、写真を撮ることで前記商品画像を取得し、前記制御モジュールは、第1のマイクロコントローラモジュールと、第2のマイクロコントローラモジュールと、を含み、前記第1のマイクロコントローラモジュールは、前記画像撮像モジュールに結合され、前記商品画像に対して前記商品識別を行い、識別結果に基づいて中継データを生成し、前記第2のマイクロコントローラモジュールは、前記第1のマイクロコントローラモジュールに結合され、前記中継データを前記出力データに変換し、前記中継データに価格要因が含まれず、当該価格要因の数値計算は、前記販売時点管理システムによってのみ実行される
【0021】
本発明の第3の目的は、バーコード無し商品の登録及びチェックアウト等の作業を自動化することができ、バーコード無し商品に対するチェックアウト端末の手動操作ミスの低減、運営コストの低減、及び会社の販売戦略の正確性の維持を図ることができるバーコード無し商品のチェックアウトシステムを提供することにある。
【0022】
上記第3の目的を達成するために、本発明に係るバーコード無し商品のチェックアウトシステムは、バーコード無し商品を含む商品画像を取得する画像撮像モジュールを含む販売時点管理システムと、前記画像撮像モジュールに結合され、前記商品画像を受信し、前記商品画像に対して商品識別を行い、識別結果に基づいて出力データを前記販売時点管理システムに生成する制御モジュールと、を含み、前記出力データは、前記販売時点管理システムの読み取り可能な形式であり、前記画像撮像モジュールは、写真を撮ることで前記商品画像を取得し、前記制御モジュールは、第1のマイクロコントローラモジュールと、第2のマイクロコントローラモジュールと、を含み、前記第1のマイクロコントローラモジュールは、前記画像撮像モジュールに結合され、前記商品画像に対して前記商品識別を行い、識別結果に基づいて中継データを生成し、前記第2のマイクロコントローラモジュールは、前記第1のマイクロコントローラモジュールに結合され、前記中継データを前記出力データに変換し、前記中継データに価格要因が含まれず、当該価格要因の数値計算は、前記販売時点管理システムによってのみ実行される
【0023】
本発明の第4の目的は、バーコード無し商品の登録及びチェックアウト等の作業を自動化することができ、バーコード無し商品に対するチェックアウト端末の手動操作ミスの低減、運営コストの低減、及び会社の販売戦略の正確性の維持を図ることができるバーコード無し商品のチェックアウトシステムを提供することにある。
【0024】
上記第4の目的を達成するために、本発明に係るバーコード無し商品のチェックアウトシステムは、バーコード無し商品を含む商品画像を取得する画像撮像モジュールと、制御モジュールを含む販売時点管理システムと、を含み、前記制御モジュールは、前記画像撮像モジュールに結合され、前記商品画像を受信し、前記商品画像に対して商品識別を行い、識別結果に基づいて出力データを前記販売時点管理システムに生成し、前記出力データは、前記販売時点管理システムの読み取り可能な形式であり、前記画像撮像モジュールは、写真を撮ることで前記商品画像を取得し、前記制御モジュールは、第1のマイクロコントローラモジュールと、第2のマイクロコントローラモジュールと、を含み、前記第1のマイクロコントローラモジュールは、前記画像撮像モジュールに結合され、前記商品画像に対して前記商品識別を行い、識別結果に基づいて中継データを生成し、前記第2のマイクロコントローラモジュールは、前記第1のマイクロコントローラモジュールに結合され、前記中継データを前記出力データに変換し、前記中継データに価格要因が含まれず、当該価格要因の数値計算は、前記販売時点管理システムによってのみ実行される
【0025】
本発明の目的を達成するためになされた本発明の技術、手段、及び効果をより良く理解するために、本発明の目的及び特徴は、本発明の詳細な説明及び添付図面を参照することによってより良く理解されると考えられるが、添付図面は、参照及び説明のみを提供するものであり、本発明を限定するものではない。
【図面の簡単な説明】
【0026】
図1】本発明に係るバーコード無し商品のチェックアウト装置の第1の実施形態を示す機能ブロック図である。
図2】本発明に係るバーコード無し商品のチェックアウト装置の第2の実施形態を示す機能ブロック図である。
図3】本発明に係るバーコード無し商品のチェックアウト装置の第3の実施形態を示す機能ブロック図である。
図4】本発明に係るバーコード無し商品のチェックアウト装置の第4の実施形態を示す機能ブロック図である。
図5】本発明に係るバーコード無し商品のチェックアウト装置の第5の実施形態を示す機能ブロック図である。
図6】本発明に係るバーコード無し商品のチェックアウト装置の一実施例の外観模式図である。
図7】本発明に係るバーコード無し商品のチェックアウト装置の画像撮像モジュールを示す底面模式図である。
図8】本発明に係るバーコード無し商品のチェックアウト装置の他の実施例の外観模式図である。
【発明を実施するための形態】
【0027】
以下、本発明の具体的な実施形態について説明するが、当業者であれば、本明細書に開示された内容から本発明の他の利点及び効果を容易に理解することができる。本発明は、他の異なる具体例によっても実施又は適用することができ、本明細書中の各詳細は、本発明の精神から逸脱することなく、異なる観点及び適用に基づいて、様々な修正や変更を行うこともできる。
【0028】
なお、本明細書の図面に図示する構造、比率、サイズ、要素の数等は、いずれも明細書に開示する内容に合せて、当業者が読んで理解しやすくするためのものに過ぎず、本発明で実施可能な限定条件を限定するためのものではないため、技術上の実質的な意味を持たず、如何なる構造の付加、比率関係の変更又はサイズの調整も、本発明で発生する効果及び達成可能な目的に影響がないという目的の下で、いずれも本発明で開示する技術内容でカバーされ得る範囲内に収まるものである。
【0029】
本発明の技術内容及び詳細な説明について、図面を参照しながら以下に説明する。
【0030】
図1は、本発明に係るバーコード無し商品のチェックアウト装置の第1の実施形態を示す機能ブロック図である。本発明の第1の実施形態では、バーコード無し商品のチェックアウト装置は、画像撮像モジュール10と、制御モジュール20とを含む。ここで、画像撮像モジュール10は、バーコード無し商品(図示せず)を含む商品画像100を取得するために、画像スキャンやセンシングを行うためのものである。上記画像撮像モジュール10は、複数のバーコード無し商品を含む1つの商品画像100を取得するために、複数のバーコード無し商品を同時に一度に検出することができ、連続的に行うことができる。
【0031】
上記画像撮像モジュール10は、撮像ユニット11と、補助光モジュール12とを含む。ここで、撮像ユニット11は、CCDやCMOS等の受光素子であってもよいし、固定焦点やズームのレンズ系をさらに含んでいてもよい。本発明の第1の実施形態では、画像撮像モジュール10の撮像ユニット11は、写真を撮ることで商品画像を取得する。補助光モジュール12は、PL(光ルミネセンス)やLED(発光ダイオード)等の発光素子で構成されてもよい。撮像ユニット11は、バーコード無し商品を含む商品画像100を取得するように、画像撮像モジュール10の、バーコード無し商品を載置するトレイに対応する表面に配置されている。補助光モジュール12は、撮像ユニット11の外側に環設され、バーコード無し商品に対して明るさを補うためのものである。バーコード無し商品に対して上記明るさを補う目的は、撮像ユニット11が取得する商品画像に、より詳細に表現できるようにすることである。バーコード無し商品に照射される光の強度が不足すると、上記バーコード無し商品の表面に多くの陰影(例えばパンの凹凸表面)が生じて表面特徴を隠しやすくなる。また、上記補助光モジュール12は、照度センサ(図示せず)と連携して、バーコード無し商品に対して明るさを自動的にかつ即時に補うことができ、さらに、環境照度に応じて補助光モジュール12が出力するルーメン値を即時に調整することができる。
【0032】
制御モジュール20は、画像撮像モジュール10に結合され、画像撮像モジュール10から商品画像100を受信し、商品画像100に対して商品識別を行った後、識別結果に基づいて出力データ300を生成する。上記結合は、物理的又は有線接続を含んでもよく、人間の目に見えない電波等の無線伝送手段を含んでもよい。以下に説明する結合も、上述の解釈に従う。本発明の第1の実施形態では、制御モジュール20は、USBポート23を介して画像撮像モジュール10に結合されてもよい。さらに、画像撮像モジュール10及び制御モジュール20のうちの少なくとも1つは、販売時点管理システム30(即ち、POSシステム)に結合されてもよく、又は販売時点管理システム30に内蔵されてもよい。図1に示すように、制御モジュール20が販売時点管理システム30に内蔵されていない場合、上記バーコード無し商品のチェックアウト装置は、USBポート23をさらに含み、制御モジュール20は、USBポート23を介して販売時点管理システム30にホットスワップ可能に結合される。
【0033】
本発明の上記第1の実施形態において、制御モジュール20は、第1のマイクロコントローラモジュール21と、第2のマイクロコントローラモジュール22とを含む。ここで、第1のマイクロコントローラモジュール21は、画像撮像モジュール10に結合され、商品画像100に対して商品識別を行った後、識別結果に基づいて中継データ200を生成する。そして、第2のマイクロコントローラモジュール22は、第1のマイクロコントローラモジュール21に結合され、第1のマイクロコントローラモジュール21が生成した中継データ200を受信し、中継データ200を出力データ300に変換し、出力データ300を販売時点管理システム30に転送してチェックアウト処理を行う。
【0034】
従来の販売時点管理システム30は、USBポート又はシリアル(Serial)ポートを介してバーコードスキャナに接続され、バーコードスキャナによってスキャンされた商品番号を受信する。一般に、販売時点管理システム30は、商品番号を受信すると、内部又は外部のデータベースをクエリして、商品番号に対応する商品名、写真、売価等の情報を取得して表示することができる。これにより、販売店の店員は、販売時点管理システム30によって商品のチェックアウトを行うことができる。
【0035】
本発明の技術的特徴の一つは、バーコード無し商品のチェックアウト装置が画像撮像モジュール10によってバーコード無し商品の商品画像100を取得し、第1のマイクロコントローラモジュール21によって商品画像100に対して識別を行って上記中継データ200を生成し、さらに、第2のマイクロコントローラモジュール21によって中継データ200を、販売時点管理システム30が直接読み取って処理可能な出力データ300に変換することである。したがって、販売時点管理システム30は、USBポート23によってバーコード無し商品のチェックアウト装置から出力データ300を取得すると、出力データ300に基づいて内部又は外部のデータベースをクエリして、出力データ300(例えば、商品番号が記録されている)に対応する商品名、写真、売価等の情報を取得して表示するとともに、チェックアウトすることができる。このように、ソフトウェアとハードウェアのアーキテクチャを修正する必要がなく、本発明のバーコード無し商品のチェックアウト装置を、販売時点管理システム30を有するいかなる店舗にも直接商品化することができ、かなり便利である。
【0036】
一実施形態では、第1のマイクロコントローラモジュール21は、Linux(登録商標)オペレーティングシステムアーキテクチャに基づくシングルチップコンピュータである。上記シングルチップコンピュータは、ラズベリーパイ(Raspberry Pi(登録商標))であってもよく、そのモデルが1モデルA、1モデルA+、1モデルB、1モデルB+、2モデルB、3モデルB、3モデルB+、3モデルA+、又は4モデルBであってもよい。第1のマイクロコントローラモジュール21は、商品画像100におけるバーコード無し商品の外観に基づいて商品識別を行う。上記バーコード無し商品の外観は、形状、色、又はサイズを含んでもよい。第2のマイクロコントローラモジュール22は、Arduino機械語アーキテクチャに基づく回路基板である。
【0037】
上記中継データ200は、商品番号、商品名、商品カテゴリ、又は商品数を含んでもよい。即ち、第1のマイクロコントローラモジュール21は、商品画像100に対して商品識別を行った後、形状、色又はサイズに基づいて商品画像100中の各バーコード無し商品の名称(明確で詳細な商品名、例えば、ポローパン、ティラミス、ローストチキンレッグ等)、種類(商品をまとめた一般的な種類、例えば、パン類、ケーキ類、家禽肉類等を広く指す)、番号(例えば、POSシステムに対応するバーコード番号)、又は数量等を識別することができ、将来的に商品の金額を決済する際に、異なる名称又は番号の価格、数量、又は種類ごとの割引やプロモーション(例えば、期間限定の生鮮特価、異なる種類のまとめ買い商品の割引等)を簡単にまとめることができる。
【0038】
また、上記バーコード無し商品のチェックアウト装置は、画像認識データベース40をさらに含む。本発明の第1の実施形態では、画像認識データベース40は、制御モジュール20に結合され、制御モジュール20の第1のマイクロコントローラモジュール21が商品画像100に対して商品識別を行う期間にアクセス可能である。上記画像認識データベース40はクラウドサーバであってもよいが、本発明はこれに限定されない。本実施形態において、第1のマイクロコントローラモジュール21は、商品画像100を受信した後、商品画像100を画像認識データベース40内の複数の画像と対比して、商品画像100に含まれる1つ以上のバーコード無し商品の名称、種類、番号、又は数量等の情報を識別することができる。
【0039】
図2は、本発明に係るバーコード無し商品のチェックアウト装置の第2の実施形態を示す機能ブロック図である。同図を参照すると、上記本発明の第2の実施形態は、画像認識データベース40が、制御モジュール20内に配置され、第1のマイクロコントローラモジュール21に結合される点を除いて、上述の本発明の第1の実施形態とほぼ同じである。上記画像認識データベース40は、EEPROM、又はNAND Flash等の他の不揮発性、データを記憶可能な媒体であってもよい。
【0040】
図3は、本発明に係るバーコード無し商品のチェックアウト装置の第3の実施形態を示す機能ブロック図である。同図を参照すると、上記本発明の第3の実施形態は、制御モジュール20が、販売時点管理システム30’に内蔵される点を除いて、上述の本発明の第1の実施形態とほぼ同じであり、伝送ポートの数を減少し、伝送距離を短縮し、装置サイズを縮小することができる。図4は、本発明に係るバーコード無し商品のチェックアウト装置の第4の実施形態を示す機能ブロック図である。同図を参照すると、上記本発明の第4の実施形態は、画像撮像モジュール10が販売時点管理システム30”に内蔵される点を除いて、上述の本発明の第1の実施形態とほぼ同じであり、伝送ポートの数を減少し、伝送距離を短縮し、装置サイズを縮小することができる。
【0041】
図5は、本発明に係るバーコード無し商品のチェックアウト装置の第5の実施形態を示す機能ブロック図である。同図を参照すると、上記本発明の第5の実施形態は、起動ユニット50及び表示ユニット60をさらに含む点を除いて、上述の本発明の第1の実施形態とほぼ同じである。起動ユニット50は、マイクロUSBポート24を介して制御モジュール20に結合され、制御モジュール20によって画像撮像モジュール10の起動又は停止を制御する。ここで、上記起動ユニット50は、ダイヤルスイッチ、ボタン、レンチ、又はノブ等であってもよい。表示ユニット60は、HDMI(登録商標)ポート25を介して制御モジュール20に結合され、画像撮像モジュール10及び制御モジュール20の少なくとも1つの情報を表示する(例えば、画像撮像モジュール10が取得した商品画像100、及び第1のマイクロコントローラモジュール21が商品画像100を識別した後に生成した中継データ200、又は中継データ200を変更して生成した出力データ300を表示してもよい)。ここで、上記表示ユニット60は、LCD(液晶ディスプレイ)、LED(発光ダイオード)、OLED(有機EL)、QD-OLED(量子ドット有機EL)、mini-LED(ミニLED)、micro-LED(マイクロLED)、IGZO(インジウム・ガリウム・亜鉛・酸素)又はe-Paper(電子ペーパー)によって構成されてもよい。
【0042】
図6は、本発明に係るバーコード無し商品のチェックアウト装置の一実施例の外観模式図である。図7は、本発明に係るバーコード無し商品のチェックアウト装置の画像撮像モジュールを示す底面模式図である。図6及び図7を参照すると、上記バーコード無し商品のチェックアウト装置は、スタンド70と、トレイ80とをさらに含んでもよい。上記トレイ80は、バーコード無し商品400(図6に示すパン又はケーキ等)を取り去り可能に配置するためのものである。具体的には、ユーザは、チェックアウトしようとするときに、バーコード無し商品をトレイ80上に置き、チェックアウトが完了した後に、バーコード無し商品をトレイ80から取り去り、他のユーザ(例えば購入者又はレジ係)が引き続き使用することができる。
【0043】
さらに、上記トレイ80はベース90の上に配置され、上記スタンド70は、ベース90に結合され、画像撮像モジュール10とトレイ80とが適当な距離及び角度を有するようにトレイ80上に画像撮像モジュール10を支持する。本発明のバーコード無し商品のチェックアウト装置の一実施例では、ベース90は、長さが44cm、幅が40cm、高さが2cmであり、トレイ80は、長さと幅がそれぞれ33cmであってもよい。スタンドは、長さが28.5cm、幅が10cm、高さが55.2である。バーコード無し商品のチェックアウト装置は、全長が44cm、幅が40cm、高さが61.2cmである。スタンド70は、画像撮像モジュール10とトレイ80との間の垂直距離を55.2cm、画像撮像モジュール10のベース90の水平方向に沿った延出距離Aを30cmとする。画像撮像モジュール10は、ベース90の垂直方向に沿った高さが4cmである。図7に示すように、上記画像撮像モジュール10は、トレイ80に対向する一面に撮像ユニット11と補助光モジュール12とが配置され、補助光モジュール12は撮像ユニット11の外側に環設されている。本発明の上記実施例では、制御モジュール20は、ベース90に外付けされてもよく、ベース90に内蔵されてもよい。
【0044】
図8は、本発明に係るバーコード無し商品のチェックアウト装置の他の実施例の外観模式図である。同図を参照すると、本実施例は、上記バーコード無し商品チェックアウト装置がスキャナポート91をさらに含む点を除いて、上述の図6に示す実施例とほぼ同じである。上記スキャナポート91は、画像撮像モジュール10のベース90の周縁に配置されてもよい。各スキャナポート91にはスキャナ92が結合され、スキャナ92によって得られた情報は、ベース90によって販売時点管理システム30に伝送することができる。また、スキャナ92が得た情報は、ベース90を介して販売時点管理システム30に直接伝送されてもよく、又はベース90に内蔵された制御モジュール20を介して販売時点管理システム30に伝送されてもよい(第1のマイクロコントローラモジュール21及び第2のマイクロコントローラモジュール22を経由しない)。制御モジュール20と販売時点管理システム30との間の本来の結合回路を共用することで、回路コストを節約する。上記スキャナ92は、一次元バーコード(barcode)スキャナ、二次元バーコードスキャナ、又はDeta Matrix、PDF417、MaxiCode、VeriCode等のバーコードに適合するスキャナであってもよい。本発明のチェックアウト装置は、画像撮像モジュール10及びスキャナ92の配置により、バーコードを有する商品とバーコード無し商品とを交互に用いるのに便利である。
【0045】
上述のバーコード無し商品のチェックアウト装置を使用する場合、1つ又は複数のバーコード無し商品については、画像撮像モジュール10によって画像スキャン又はセンシングを行って、バーコード無し商品を含む商品画像を取得することができる。そして、制御モジュール20は、上記商品画像100に対して商品識別した後、識別結果に基づいて出力データ300を生成し、画像撮像モジュール10及び制御モジュール20のうちの少なくとも1つは、販売時点管理システム30に結合されてもよく(例えば、USBポートによって販売時点管理システム30にホットスワップ可能に結合される)、又は、販売時点管理システム30に内蔵されてもよい。ここで、上記出力データ300は、販売時点管理システム(POSシステム)の読み取り可能な形式である。即ち、上記出力データは、販売時点管理システム(POSシステム)と互換性があり、POSシステムは、出力データを直接読み取ることができる。上記商品識別は、商品番号、商品名、商品カテゴリ、又は商品数等を含んでもよい。このため、画像撮像モジュール10、制御モジュール20及び販売時点管理システム30を連携して用いる場合、バーコード無し商品の登録及びチェックアウト等の作業を自動化することができ、バーコード無し商品に対するチェックアウト端末の手動操作ミスの低減、運営コストの低減、及び会社の販売戦略の正確性の維持を図ることができる。
【0046】
以上、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について詳細に説明したが、本発明はかかる例に限定されないことは言うまでもなく、本発明の範囲を限定するものではなく、本発明の全ての範囲は以下の特許請求の範囲に基づくものであり、本発明の特許請求の範囲に合致する精神とその類似の変形例は、本発明の範囲に含まれるべきであり、当業者であれば、本発明の技術的範囲内において、容易に思いつくことができ、また、その変形例や修正例も、以下の特許請求の範囲に含まれる。
【符号の説明】
【0047】
10 画像撮像モジュール
11 撮像ユニット
12 補助光モジュール
20 制御モジュール
21 第1のマイクロコントローラモジュール
22 第2のマイクロコントローラモジュール
23 USBポート
24 マイクロUSBポート
25 HDMIポート
30、30’、30” 販売時点管理システム
40 画像認識データベース
50 起動ユニット
60 表示ユニット
70 スタンド
80 トレイ
90 ベース
91 スキャナポート
92 スキャナ
100 商品画像
200 中継データ
300 出力データ
400 バーコード無し商品
A 延出距離
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8