(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2021-12-07
(45)【発行日】2022-01-12
(54)【発明の名称】情報処理装置、情報処理システム及び情報処理プログラム
(51)【国際特許分類】
G06T 1/00 20060101AFI20220104BHJP
G06F 16/583 20190101ALI20220104BHJP
G06F 16/55 20190101ALI20220104BHJP
【FI】
G06T1/00 200E
G06F16/583
G06F16/55
(21)【出願番号】P 2019504492
(86)(22)【出願日】2018-02-27
(86)【国際出願番号】 JP2018007174
(87)【国際公開番号】W WO2018163906
(87)【国際公開日】2018-09-13
【審査請求日】2020-12-04
(31)【優先権主張番号】P 2017041206
(32)【優先日】2017-03-06
(33)【優先権主張国・地域又は機関】JP
(31)【優先権主張番号】P 2017041207
(32)【優先日】2017-03-06
(33)【優先権主張国・地域又は機関】JP
(73)【特許権者】
【識別番号】504050275
【氏名又は名称】株式会社 ミックウェア
(73)【特許権者】
【識別番号】517078312
【氏名又は名称】KIパートナーズ株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100149870
【氏名又は名称】芦北 智晴
(74)【代理人】
【識別番号】100209705
【氏名又は名称】山本 弘幸
(72)【発明者】
【氏名】岩本 隆
(72)【発明者】
【氏名】伊藤 誠
(72)【発明者】
【氏名】吉川 澄人
【審査官】真木 健彦
(56)【参考文献】
【文献】特開2016-143269(JP,A)
【文献】特開2001-282813(JP,A)
【文献】特開2003-298991(JP,A)
【文献】特開2015-036690(JP,A)
【文献】特許第5456944(JP,B1)
【文献】特開2014-153338(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G06T 1/00
G06F 12/00
G06F 16/50
G01C 21/26
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
外部情報処理装置が外部に公開した撮影画像に対して、予め設定した取得条件に基づき前記外部情報処理装置から撮影画像に付加した画像情報を取得する取得部と、
前記取得部で取得した画像情報を記憶する記憶部と、
前記記憶部で記憶した画像情報を、予め設定した属性条件に基づき分類する制御部と、が設けられ、
前記画像情報には
、撮影画像に付加した位置情報及び時間情報
と、前記外部情報処理装置におけるコンテンツのアカウントに関する情報とが含まれ、
前記制御部は、少なくとも前記位置情報と前記時間情報とに基づき画像情報を分類する
情報処理装置。
【請求項2】
前記取得条件は、撮影画像に関連して記憶された撮影画像の関連情報であり、
前記取得部は、撮影画像に関連して記憶された撮影画像の関連情報に基づいて前記外部情報処理装置から撮影画像を取得する
請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項3】
コンピュータに、
外部情報処理装置で外部に公開した撮影画像に対して、予め設定した取得条件に基づき前記外部情報処理装置から撮影画像に付加した画像情報を取得する取得ステップと、
前記取得ステップで取得した画像情報を記憶する記憶ステップと、
前記記憶ステップで記憶した画像情報を、予め設定した属性条件に基づき分類する分類ステップと、を実行させ、
前記画像情報は
、撮影画像に付加した位置情報及び時間情報
と、前記外部情報処理装置におけるコンテンツのアカウントに関する情報とを含み、
前記分類ステップは、少なくとも前記位置情報と前記時間情報とに基づき画像情報を分類する
情報処理プログラム。
【請求項4】
情報処理端末で撮影され伝送された撮影画像を外部に公開する外部情報処理装置と、前記情報処理端末及び前記外部情報処理装置と通信可能な情報処理装置と、を備え、
前記情報処理装置は、前記外部情報処理装置が外部に公開した前記撮影画像に対して、予め設定した取得条件に基づき前記外部情報処理装置から前記撮影画像に付加した画像情報を取得する取得部と、
前記取得部で取得した画像情報を記憶する記憶部と、
前記記憶部で記憶した画像情報を、予め設定した属性条件に基づき分類する制御部と、
分類された画像情報を前記情報処理端末に伝送する通信部と、
を有しており、
前記画像情報には
、撮影画像に付加した位置情報及び時間情報
と、前記外部情報処理装置におけるコンテンツのアカウントに関する情報とが含まれ、
前記制御部は、少なくとも前記位置情報と前記時間情報とに基づき画像情報を分類する
情報処理システム。
【請求項5】
外部情報処理装置が外部に公開した撮影画像に対して、予め設定した取得条件に基づき前記外部情報処理装置から撮影画像に付加した画像情報を取得する取得部と、
前記取得部で取得した画像情報を記憶する記憶部と、
前記記憶部に記憶した画像情報に基づきスポット情報を生成する制御部と、
制御部で生成したスポット情報を情報処理端末に出力する通信部と、が設けられ、
前記画像情報には
、撮影画像に付加した位置情報及び時間情報
と、前記外部情報処理装置におけるコンテンツのアカウントに関する情報とが含まれ、
前記スポット情報は、少なくとも前記位置情報と前記時間情報とに基づき画像情報から生成する
情報処理装置。
【請求項6】
前記スポット情報は、更新情報である
ことを特徴とする請求項
5に記載の情報処理装置。
【請求項7】
前記スポット情報は、前記記憶部に記憶する
請求項
5または
6に記載の情報処理装置。
【請求項8】
前記通信部は、前記スポット情報を、複数の画像情報の集合体とし、前記集合体の位置情報を前記情報処理端末に出力する
請求項
5乃至
7のうちいずれか1つに記載の情報処理装置。
【請求項9】
前記スポット情報は、POI情報である
請求項
5乃至
8のうちいずれか1つに記載の情報処理装置。
【請求項10】
情報処理装置と情報処理端末と外部情報処理装置とが通信できるように接続され、
前記外部情報処理装置が外部に公開した撮影画像に付加した画像情報を記憶する記憶部が前記情報処理装置に設けられ、
前記記憶部に記憶した画像情報に基づき生成されたスポット情報を表示する表示部が前記情報処理端末に設けられ、
前記画像情報には
、撮影画像に付加した位置情報及び時間情報
と、前記外部情報処理装置におけるコンテンツのアカウントに関する情報とが含まれ、
前記スポット情報は、少なくとも前記位置情報と前記時間情報とに基づき画像情報から生成して前記記憶部に記憶する
情報処理システム。
【請求項11】
コンピュータに、
外部情報処理装置が外部に公開した撮影画像に対して、予め設定した取得条件に基づき前記外部情報処理装置から撮影画像に付加した画像情報を取得する取得ステップと、
前記取得ステップで取得した画像情報を記憶する記憶ステップと、
前記記憶ステップに記憶した画像情報に基づきスポット情報を生成する制御ステップと、
前記制御ステップで生成したスポット情報を情報処理端末に出力する通信ステップと、を実行させ、
前記画像情報は
、撮影画像に付加した位置情報及び時間情報
と、前記外部情報処理装置におけるコンテンツのアカウントに関する情報とを含み、
前記スポット情報は、少なくとも前記位置情報と前記時間情報とに基づき画像情報から生成する
情報処理プログラム。
【請求項12】
情報処理装置と情報処理端末と外部情報処理装置とが通信できるように接続されたコンピュータに、
前記外部情報処理装置が外部に公開した撮影画像に付加した画像情報を前記情報処理装置に記憶する記憶ステップと、
前記記憶ステップに記憶した画像情報に基づき生成されたスポット情報を前記情報処理端末で表示する表示ステップと、を実行させ、
前記画像情報は
、撮影画像に付加した位置情報及び時間情報
と、前記外部情報処理装置におけるコンテンツのアカウントに関する情報とを含み、
前記スポット情報は、少なくとも前記位置情報と前記時間情報とに基づき画像情報から生成して前記記憶部に記憶する
情報処理プログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、情報処理装置、情報処理システム及び情報処理プログラムに関する。
本願は、2017年3月6日に日本で出願された特願2017-41206号、および2017年3月6日に日本で出願された特願2017-41207号に基づき優先権を主張し、それらの内容をここに援用する。
【背景技術】
【0002】
現在、SNS(Social Networking Service)などのネットワークサービスのコンテンツが多数開発されている(非特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【非特許文献】
【0003】
【文献】“Instagram”、フェイスブック ジャパン株式会社、インターネット[URL;https://www.instagram.com]
【文献】“Facebook”、フェイスブック ジャパン株式会社、インターネット[URL;https://ja-jp.facebook.com]
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、非特許文献1,2のような技術では、ユーザが撮影した撮影画像を、ネットワークを介して外部に公開することはできるが、外部に公開した撮影画像を鑑賞以外に利用することはできなかった。
【0005】
そこで、上記課題を解決するために、本発明は、外部に公開した撮影画像を鑑賞以外にも利用することができる情報処理装置、情報処理システム及び情報処理プログラムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決するために、本開示にかかる情報処理装置は、取得部と、記憶部と、制御部と、を備える。前記取得部は、外部情報処理装置が外部に公開した撮影画像に対して、予め設定した取得条件に基づき外部情報処理装置から撮影画像に付加した画像情報を取得する。前記記憶部は、前記取得部で取得した画像情報を記憶する。前記制御部は、前記記憶部で記憶した画像情報を、予め設定した属性条件に基づき分類する。前記画像情報には、少なくとも、撮影画像に付加した位置情報及び時間情報が含まれる。前記制御部は、少なくとも前記位置情報と前記時間情報とに基づき画像情報を分類する。
【0007】
本開示によれば、外部情報処理装置が外部に公開した撮影画像を鑑賞以外にも利用することができる。具体的には、本開示によれば、情報処理装置が、前記取得部と前記記憶部と前記制御部と、を備える。前記制御部は少なくとも前記位置情報と前記時間情報とに基づき画像情報を分類する。従って、前記制御部は、撮影した時間と位置との関係に基づく画像情報の収集を行うことができる。
【0008】
前記構成において、前記取得条件は、撮影画像に関連して記憶された撮影画像の関連情報である。前記取得部は、撮影画像に関連して記憶された撮影画像の関連情報に基づいて外部情報処理装置から撮影画像を取得してもよい。
【0009】
この場合、前記取得部は、撮影画像に関連して記憶された撮影画像の関連情報に基づいて外部情報処理装置から撮影画像を取得するので、撮影画像に関連した、例えば汎用的な用語などの関連情報を用いることで情報の信頼性を向上させることができる。
【0010】
前記構成において、前記画像情報には、外部情報処理装置におけるコンテンツのアカウントに関する情報が含まれてもよい。
【0011】
この場合、撮影画像を外部情報処理装置のコンテンツに投稿したユーザのユーザ属性情報を取得することができるので、特定のニッチなニーズに対しても応えられるような情報収集を行うことができる。
【0012】
上記課題を解決するために、本開示にかかる情報処理プログラムは、コンピュータに、取得ステップと、記憶ステップと、分類ステップと、を実行させる。前記取得ステップでは、コンピュータが、外部情報処理装置が外部に公開した撮影画像に対して、予め設定した取得条件に基づき外部情報処理装置から撮影画像に付加した画像情報を取得する。前記記憶ステップでは、コンピュータが、前記取得部で取得した画像情報を記憶する。前記分類ステップでは、コンピュータが、前記記憶部で記憶した画像情報を、予め設定した属性条件に基づき分類する。前記画像情報は、少なくとも、撮影画像に付加した位置情報及び時間情報を含む。前記分類ステップでは、コンピュータが、少なくとも前記位置情報と前記時間情報とに基づき画像情報を分類する。
【0013】
本開示によれば、外部情報処理装置が外部に公開した撮影画像を鑑賞以外にも利用することができる。具体的には、本開示によれば、情報処理プログラムが、前記取得ステップと前記記憶ステップと前記分類ステップとを有する。前記分類ステップでは、少なくとも前記位置情報と前記時間情報とに基づきコンピュータが画像情報を分類するので、撮影した時間と位置との関係に基づく画像情報の収集を行うことができる。
【0014】
上記課題を解決するために、本開示にかかる情報処理システムは、外部情報処理装置と、情報処理装置と、を備える。前記外部情報処理装置は、情報処理端末で撮影され伝送された撮影画像を外部に公開する。情報処理装置は、前記情報処理端末及び前記外部情報処理装置と通信する。前記情報処理装置は、取得部と、記憶部と、制御部と、通信部と、を有する。前記取得部は、前記外部情報処理装置が外部に公開した前記撮影画像に対して、予め設定した取得条件に基づき前記外部情報処理装置から前記撮影画像に付加した画像情報を取得する。前記記憶部は、前記取得部で取得した画像情報を記憶する。前記制御部は、前記記憶部で記憶した画像情報を、予め設定した属性条件に基づき分類する。前記通信部は、分類された画像情報を前記情報処理端末に伝送する。前記画像情報には、少なくとも、撮影画像に付加した位置情報及び時間情報が含まれる。前記制御部は、少なくとも前記位置情報と前記時間情報とに基づき画像情報を分類する。
【0015】
本開示によれば、外部情報処理装置が外部に公開した撮影画像を鑑賞以外にも利用することができる。具体的には、本開示によれば、前記情報処理装置は、前記取得部と前記記憶部と前記制御部と前記通信部とを有する。前記画像情報には、少なくとも、撮影画像に付加した位置情報及び時間情報が含まれる。前記制御部は、少なくとも前記位置情報と前記時間情報とに基づき画像情報を分類するので、撮影した時間と位置との関係に基づく画像情報の収集を行うことができる。
【0016】
上記課題を解決するために、本開示にかかる情報処理装置は、取得部と、記憶部と、制御部と、通信部と、を備える。前記取得部は、外部情報処理装置が外部に公開した撮影画像に対して、予め設定した取得条件に基づき前記外部情報処理装置から撮影画像に付加した画像情報を取得する。前記記憶部は、前記取得部で取得した画像情報を記憶する。前記制御部は、前記記憶部に記憶した画像情報に基づきスポット情報を生成する。前記通信部は、制御部が生成したスポット情報を情報処理端末に出力する。前記画像情報には、少なくとも、撮影画像に付加した位置情報及び時間情報が含まれる。前記スポット情報は、少なくとも前記位置情報と前記時間情報とに基づき画像情報から生成される。
【0017】
本開示によれば、前記外部情報処理装置が外部に公開した撮影画像を鑑賞以外にも利用することができる。具体的には、本開示によれば、情報処理装置は、前記取得部と前記記憶部と前記制御部と前記通信部と、を備える。前記スポット情報は、少なくとも前記位置情報と前記時間情報とに基づき画像情報から生成される。従って、撮影した時間と位置との関係に基づき画像情報を収集して生成した前記スポット情報を前記情報処理端末で確認することができる。
【0018】
前記構成において、前記スポット情報は、更新情報であってもよい。
【0019】
この場合、前記スポット情報は更新情報であるので、常に最新の情報として情報の鮮度を新鮮に保つよう前記スポット情報の内容が変更される。
【0020】
前記構成において、前記スポット情報は、前記記憶部に記憶されてもよい。
【0021】
この場合、他の装置に依存することなく前記情報処理装置において複数の画像情報の集合体であるスポット情報を生成することが容易になる。
【0022】
前記構成において、前記通信部は、前記スポット情報を複数の画像情報の集合体とし、前記集合体の位置情報を前記情報処理端末に出力してもよい。
【0023】
この場合、前記通信部は、画像情報の全てのデータを当該情報処理装置から前記情報処理端末に出力することなく、前記スポット情報を複数の画像情報の集合体としてまとめた1つの情報として、位置情報を含めて前記情報処理端末に出力することができる。従って、前記情報処理端末との通信がし易くなり、前記スポット情報の利用が容易となる。
【0024】
前記構成において、前記スポット情報は、POI(Point Of Interest)情報であってもよい。
【0025】
この場合、前記スポット情報は、ナビゲーション機能に好適である。前記スポット情報は、情報更新の頻度が少ない通常のナビゲーション機能に含まれるPOI情報に比べてより新鮮であるため、信頼性の高いPOI情報となる。
【0026】
上記課題を解決するために、本開示にかかる情報処理システムにおいては、情報処理装置と情報処理端末と外部情報処理装置とが通信できるように接続される。前記情報処理装置に記憶部が設けられる。前記記憶部は、前記外部情報処理装置が外部に公開した撮影画像に付加した画像情報を記憶する。スポット情報を表示する表示部が前記情報処理端末に設けられる。前記スポット情報は、前記記憶部に記憶された画像情報に基づき生成される。前記画像情報には、少なくとも、撮影画像に付加した位置情報及び時間情報が含まれる。前記スポット情報は、少なくとも前記位置情報と前記時間情報とに基づき画像情報から生成される。前記スポット情報は、前記記憶部に記憶される。
【0027】
本開示によれば、前記外部情報処理装置が外部に公開した撮影画像を鑑賞以外にも利用することができる。具体的には、本開示によれば、前記外部情報処理装置が外部に公開した撮影画像に付加した画像情報を記憶する前記記憶部が前記情報処理装置に設けられる。前記表示部が前記情報処理端末に設けられる。前記表示部は、前記スポット情報を表示する。前記スポット情報は、前記記憶部に記憶された画像情報に基づき生成される。前記スポット情報は、少なくとも前記位置情報と前記時間情報とに基づき画像情報から生成される。前記スポット情報は、前記記憶部に記憶される。前記スポット情報は、撮影した時間と位置との関係に基づき画像情報を収集して生成される。前記スポット情報は、情報処理端末で確認することができる。
【0028】
上記課題を解決するために、本開示にかかる情報処理プログラムは、コンピュータに、取得ステップと、記憶ステップと、制御ステップと、通信ステップとを、実行させる。前記取得ステップでは、外部情報処理装置が外部に公開した撮影画像に対して、予め設定した取得条件に基づき前記外部情報処理装置から撮影画像に付加した画像情報を取得する。前記記憶ステップでは、前記取得ステップで取得した画像情報を記憶する。前記制御ステップでは、前記記憶ステップで記憶した画像情報に基づきスポット情報を生成する。前記通信ステップでは、前記制御ステップで生成したスポット情報を前記情報処理端末に出力する。前記画像情報は、少なくとも、撮影画像に付加した位置情報及び時間情報を含む。前記スポット情報は、少なくとも前記位置情報と前記時間情報とに基づき画像情報から生成される。
【0029】
本開示によれば、前記外部情報処理装置が外部に公開した撮影画像を鑑賞以外にも利用することができる。具体的には、本開示によれば、前記情報処理装置のコンピュータに、取得ステップと、記憶ステップと、制御ステップと、通信ステップとを、実行させる。前記取得ステップでは、前記外部情報処理装置が外部に公開した撮影画像に対して、予め設定した取得条件に基づき前記外部情報処理装置から撮影画像に付加した画像情報を取得する。前記記憶ステップでは、前記取得部で取得した画像情報を記憶する。前記制御ステップでは、前記記憶ステップに記憶した画像情報に基づきスポット情報を生成する。前記通信ステップでは、前記制御ステップで生成したスポット情報を前記情報処理端末に出力する。前記スポット情報は、少なくとも前記位置情報と前記時間情報とに基づき画像情報から生成されるので、前記情報処理端末で確認することができる。
【0030】
上記課題を解決するために、本開示にかかる情報処理プログラムは、情報処理装置と情報処理端末と外部情報処理装置とが通信できるように接続されたコンピュータに、記憶ステップと、表示ステップと、を実行させる。前記記憶ステップでは、前記外部情報処理装置が外部に公開した撮影画像に付加した画像情報を、前記情報処理装置に記憶する。前記表示ステップでは、前記画像情報に基づき生成されたスポット情報を前記情報処理端末に表示する。前記画像情報は、少なくとも、撮影画像に付加した位置情報及び時間情報を含む。前記スポット情報は、少なくとも前記位置情報と前記時間情報とに基づき画像情報から生成される。前記スポット情報は、前記記憶部に記憶される。
【0031】
本開示によれば、前記外部情報処理装置が外部に公開した撮影画像を鑑賞以外にも利用することができる。具体的には、本開示によれば、前記情報処理装置と前記情報処理端末と前記外部情報処理装置とが通信できるように接続された情報処理システムのコンピュータに、記憶ステップと、表示ステップと、を実行させる。前記記憶ステップでは、前記外部情報処理装置が外部に公開した撮影画像に付加した画像情報を前記情報処理装置に記憶する。前記表示ステップでは、前記画像情報に基づき生成されたスポット情報を前記情報処理端末に表示する。前記スポット情報は、少なくとも前記位置情報と前記時間情報とに基づき分類して前記記憶部に記憶されるので、情報処理端末で確認することができる。
【発明の効果】
【0032】
本開示によれば、外部に公開した撮影画像を鑑賞以外にも利用することができる情報処理装置、情報処理システム及び情報処理プログラムを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0033】
【
図1】本実施の形態にかかる、情報処理システムの概略構成を示すブロック図である。
【
図2】本実施の形態にかかる、情報処理装置の記憶部に記憶する画像情報のデータテーブルを示す説明図である。
【
図3】本実施の形態にかかる、情報処理端末で撮影した撮影画像を、外部情報処理装置から外部に公開する工程についてのフローチャートである。
【
図4】本実施の形態にかかる、外部情報処理装置が外部に公開した撮影画像の画像情報を、情報処理装置が取得し記憶する工程についてのフローチャートである。
【
図5】本実施の形態にかかる、情報処理装置が外部に公開するコンテンツに、撮影画像の画像情報を反映させる工程についてのフローチャートである。
【
図6】本実施の形態にかかる、情報処理装置が外部に公開するコンテンツでのスポット情報を表示させる工程についてのフローチャートである。
【
図7】
図6に示す工程において情報処理装置が外部に公開するコンテンツを示す図である。
【
図8】
図6に示す工程において情報処理装置が外部に公開するコンテンツを示す図である。
【
図9】本実施の他の形態にかかる、情報処理装置の記憶部に記憶する画像情報のデータテーブルを示す説明図である。
【
図10】本実施の他の形態にかかる、外部情報処理装置が外部に公開した撮影画像の画像情報を、情報処理装置が取得し記憶する工程についてのフローチャートである。
【
図11】本実施の他の形態にかかる、情報処理装置が外部に公開するコンテンツでのスポット情報及びルートを表示させる工程についてのフローチャートである。
【
図12】
図11に示す工程において情報処理装置が外部に公開するコンテンツを示す図である。
【
図13】
図11に示す工程において情報処理装置が外部に公開するコンテンツを示す図である。
【
図14】本実施の他の形態にかかる、情報処理装置が外部公開するコンテンツでのスポット情報及びルートを表示させる工程についてのフローチャートである。
【
図15】本実施の別の形態の情報システムにおいて、情報処理装置が撮影画像及び投稿記事を取得する工程について説明するフローチャートである。
【
図16】本実施の別の形態の情報システムにおいて、情報処理装置が記憶するデータテーブルを示す説明図である。
【発明を実施するための形態】
【0034】
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
【0035】
本実施の形態にかかる情報処理システムでは、情報処理装置1と、外部情報処理装置2と、ユーザが使用する情報処理端末3とが通信できるように構成されている。情報処理装置1と外部情報処理装置2と情報処理端末3とは、例えば、無線により接続される。
【0036】
情報処理装置1には、
図1に示すように、少なくとも、制御部(以下、第1制御部ともいう)11と、第1一時記憶部12と、記憶部(以下、第1記憶部ともいう)13と、第1表示部14と、通信部(以下、第1通信部ともいう)15と、第1入力部16と、取得部(以下、第1取得部ともいう)17とが設けられている。
【0037】
第1制御部11は、少なくとも、巡回取得機能と、分析機能と、分類機能と、を有している。巡回取得機能は、外部情報処理装置2から画像を取得する機能を有する。巡回取得機能は、巡回取得プログラムをコンピュータ上で実行することにより、実現される。分析機能は、第1取得部17で取得した画像のデータの分析を行う。分析機能は、分析プログラムをコンピュータ上で実行することにより、実現される。分類機能は、第1取得部17で取得した画像のデータの分類を行う。分類機能は、分類プログラムをコンピュータ上で実行することにより、実現される。第1制御部11は、例えば、第1記憶部13に記憶された巡回取得プログラム、分類プログラム、若しくは分析プログラムに基づき動作する。具体的には、第1制御部11は、CPU(Central Processing Unit)で構成されている。
【0038】
また、第1制御部11は、第1記憶部13に記憶した画像情報に基づきスポット情報を生成する(下記参照)。具体的には、第1制御部11は、スポット情報を、少なくとも位置情報と時間情報とに基づき画像情報から生成する。第1制御部11は、第1記憶部13で記憶した画像情報を、予め設定した属性条件(時間情報や位置情報など)に基づき分類する。本実施の形態にかかる分類機能は、少なくとも位置情報と時間情報とに基づき画像情報を分類し、さらに撮影画像(
図2に示す画像ファイル参照)に基づき画像情報を分類する。このようにして画像情報を分類し、予め設定したそれぞれの属性条件に基づいてグループ化して収集した画像情報の集合体をスポット情報とする。そのため、スポット情報は、複数の画像情報が含まれた集合体の情報である(
図7,
図8に示すスポット情報P1~スポット情報P6参照)。
【0039】
第1一時記憶部12は、第1制御部11により処理される情報を一時的に記憶する。第1一時記憶部12には、例えば、RAM等の揮発性メモリが用いられる。また、第1一時記憶部12は、第1制御部11の処理により生成される情報を一時的に記憶する。
【0040】
第1記憶部13は、巡回取得プログラム、分析プログラム、分類プログラム、巡回取得と分析と分類とに必要な各種情報などを記憶するストレージである。第1記憶部13としては、例えば、ROM等の不揮発性メモリ(フラッシュメモリやHDD等)が用いられる。第1記憶部13は、第1取得部17で取得した画像情報を記憶する(
図2参照)。第1記憶部13は、外部に公開するコンテンツ(以下、当該コンテンツともいう)を提供するためのソフトウェア(以下、当該ソフトウェアともいう)のプログラムとデータとを記憶している。具体的には、当該ソフトウェアは、地図サービスのコンテンツを提供する。また、第1記憶部13は、第1制御部11が生成したスポット情報を、複数の画像情報が含まれた集合体として記憶する。
【0041】
第1表示部14は、例えば、情報処理装置1を管理するために、第1入力部16に入力された情報処理装置1への要求を表示する。第1表示部14は、地図情報を表示してもよい。第1表示部14は、例えば、第1記憶部13に記憶した多数の画像情報から、属性情報として予め設定した範囲の時間情報及び予め設定した範囲の位置情報に基づいて生成されたスポット情報(
図7,
図8に示すスポット情報P1~スポット情報P6参照)を、複数の画像情報の集合体として可視化して地図などに表示できる。第1表示部14は、表示装置と位置入力装置とを組み合わせたタッチパネルの構成に限定されるものではなく、単に表示装置だけの構成であってもよい。
【0042】
第1通信部15は、外部情報処理装置2及び情報処理端末3に対して通信できるように接続される。第1通信部15は、撮影画像や情報(画像情報)、またはスポット情報を送受信する。また、第1通信部15は、第1制御部11で生成されたスポット情報を、情報処理端末3に出力する。具体的には、第1通信部15は、無線通信、赤外線通信、Wi-Fi(登録商標)、Bluetooth(登録商標)、BLE等の通信規格に対応した通信ができるように構成される。
【0043】
第1入力部16は、情報処理装置1に対する要求が入力されるものであり、本実施の形態では、第1取得部17に対して外部情報処理装置2から画像情報(
図2参照)を取得するよう要求できるように構成される。本実施の形態にかかる第1入力部16による入力として、タッチパネルである第1表示部14を用いた入力(文字入力や第1表示部14の該当セグメントへの直接接触入力)、音声入力部(図示省略)による音声入力、物理キー(図示省略)による入力、若しくは外部入力機器(図示省略)による入力などがある。
【0044】
第1取得部17は、予め設定した取得条件に基づき外部情報処理装置2から撮影画像及び撮影画像に付加した画像情報(
図2参照)を取得する。具体的には、第1取得部17は、外部情報処理装置2において撮影画像に関連して記憶された撮影画像の関連情報に基づいて撮影画像を取得する。ここでいう取得条件は、外部情報処理装置2において撮影画像に関連して記憶された撮影画像の関連情報である。画像情報には、
図2に示すように、少なくとも、撮影画像を撮影した際に画像に付加した位置情報及び時間情報が含まれている。本実施の形態では、画像情報には、撮影画像に関する情報のみが含まれ、具体的には時間情報、位置情報が含まれている。第1取得部17は、画像情報とともに、当該画像情報を付加した画像ファイルを取得する。
【0045】
外部情報処理装置2(2A,2B)は、情報処理端末3から第2通信部23を介して送信された撮影画像を外部に公開する。外部情報処理装置2(2A,2B)は、例えばSNSなどを提供する。本実施の形態にかかる情報処理システムとしては、2つの外部情報処理装置2A,2Bが用いられているが、これに限定されるものではない。情報処理システムとしては、1つの外部情報処理装置2だけが用いられていてもよいし、3つ以上の外部情報処理装置2が用いられていてもよい。
図1では、1つの情報処理端末3を示しているが、実際は複数存在する。
【0046】
全ての外部情報処理装置2には、撮影画像を外部に公開するために、少なくとも、第2制御部21と、第2記憶部22と、第2通信部23とが設けられている。そのため、本実施の形態では、2つの外部情報処理装置2A,2Bの対応する構成部材に同一符号を付す。
【0047】
第2制御部21は、撮影画像を外部に公開する公開機能を有している。公開機能は、複数の情報処理端末3から第2通信部23を介して受信した撮影画像を外部に公開する。第2制御部21においては、第2記憶部22に記憶された公開プログラムに基づいて、公開機能が動作する。具体的には、第2制御部21は、CPUで構成される。
【0048】
第2記憶部22は、公開プログラムや、撮影画像を外部に公開するのに必要な各種情報などを記憶するストレージである。第2記憶部22としては、例えば、ROM等の不揮発性メモリ(フラッシュメモリやHDD等)が用いられる。第2記憶部22には、撮影画像を公開するSNSのコンテンツ(以下、外部コンテンツともいう)が記憶されている。
【0049】
第2通信部23は、情報処理装置1及び情報処理端末3に対して通信できるように接続される。第2通信部23は、撮影画像や情報(画像情報)を送受信する。具体的には、第2通信部23は、無線通信、赤外線通信、Wi-Fi(登録商標)、Bluetooth(登録商標)、BLE等の通信規格に対応した通信ができるように構成される。
【0050】
情報処理端末3には、
図1に示すように、少なくとも、第3制御部31と、第3一時記憶部32と、第3記憶部33と、第3表示部34と、第3通信部35と、第3出力部36と、第3入力部37と、第3撮影部38と、が設けられている。
【0051】
第3制御部31は、各種の情報処理動作を制御する。具体的には、第3制御部31としては、CPUが用いられる。
【0052】
第3一時記憶部32は、第3制御部31により処理される情報を一時的に記憶する。第3一時記憶部32としては、例えば、RAM等の揮発性メモリが用いられる。第3一時記憶部32は、第3制御部31の処理により生成される情報を一時的に記憶する。
【0053】
第3記憶部33は、各種情報処理プログラムや、各種情報などを記憶するストレージである。第3記憶部33としては、例えば、ROM等の不揮発性メモリ(フラッシュメモリやHDD等)が用いられる。第3記憶部33は、第3撮影部38で撮影した撮影画像、及び当該撮影画像に付加する画像情報を記憶する。
【0054】
第3表示部34は、各種情報を表示する。第3表示部34は、各種情報に加え、撮影画像を表示できるように構成されている。第3表示部34は、情報処理装置1の第1記憶部13に記憶した画像情報に基づき生成されたスポット情報を表示する。第3表示部34は、タッチパネルの構成に限定されるものではなく、単に表示装置だけの構成であってもよい。
【0055】
第3通信部35は、情報処理装置1及び外部情報処理装置2に対して通信できるように接続される。第3通信部35は、撮影画像や情報(画像情報)を送受信する。具体的には、第3通信部35は、無線通信、赤外線通信、Wi-Fi(登録商標)、Bluetooth(登録商標)、BLE等の通信規格に対応した通信ができるように構成される。
【0056】
第3出力部36は、第3撮影部38で撮影した撮影画像や、情報処理装置1が提供する当該コンテンツや、外部情報処理装置2が提供する外部コンテンツ(例えばSNS)などを表示するデータを第3表示部34へ出力する。第3出力部36は、第3表示部34での表示に対応しない音声などのデータをスピーカへ出力する構成でもよい。
【0057】
第3入力部37は、第3通信部35に対して外部情報処理装置2へ撮影画像やその画像情報を送信するよう指示できるように構成されている。第3入力部37は、第3撮影部38に対して撮影するよう指示できるように構成されている。本実施の形態にかかる第3入力部37による入力として、タッチパネルである第3表示部34を用いた入力(文字入力や第3表示部34の該当セグメントへの直接接触入力)や、音声入力部(図示省略)による音声入力、物理キー(図示省略)による入力、外部入力機器(図示省略)による入力などがある。
【0058】
第3撮影部38は、例えば、撮影素子を用いて撮影を行う。第3撮影部38は、撮影した撮影画像を第3記憶部33に記憶させる。撮影画像には、画像情報が含まれている。画像情報には、少なくとも撮影した時間情報、撮影した位置情報が含まれている。画像情報には、撮影した角度情報、撮影した画像サイズなどが含まれている。
【0059】
上記の通り、情報処理装置1で生成される本実施の形態にかかるスポット情報は、画像情報に基づき生成されるので、更新情報であり、地域情報でもある。そのため、スポット情報は、随時更新可能なPOI(Point Of Interest)情報となる。
【0060】
次に、本実施の形態にかかる情報処理システムの動作(情報処理装置1と外部情報処理装置2との関係、情報処理装置1と情報処理端末3との関係、外部情報処理装置2と情報処理端末3との関係)について、
図2~
図10を用いて説明する。
【0061】
まず、外部情報処理装置2と情報処理端末3との関係について、
図3を用いて説明する。ここでは、情報処理端末3が撮影した撮影画像を、外部情報処理装置2が外部に公開する動作について説明する。
【0062】
情報処理端末3の第3制御部31は、第3撮影部38で撮影画像を撮り、撮った撮影画像を外部に公開するための外部情報処理装置2を選択する(ステップS101)。なお、ここでいう選択は2つの外部情報処理装置2A,2Bのいずれか一方を選択することに限定されず、複数の情報処理装置2(2A、2B)を同時に選択してもよい。本実施の形態では、外部情報処理装置2Aを選択する。
【0063】
ステップS101の後、第3制御部31は、外部情報処理装置2Aに撮影画像を送信する前に、撮影画像の編集を行う。ここでの編集は任意であって、第3制御部31は編集せずにオリジナルの撮影画像を送信してもよい(ステップS102)。本実施の形態では、第3制御部31は、撮影画像の編集をS102で行っているが、これに限定されるものではなく、第3撮影部38で撮影画像を撮った後のステップS101前に撮影画像の編集を事前に行ってもよい。
【0064】
ステップS102において、撮影画像の編集を終えた後に、第3制御部31は、第3通信部35を介して外部情報処理装置2Aに撮影画像及び、撮影画像に付加した画像情報を送信し、外部情報処理装置2Aの外部コンテンツにて外部に公開する撮影画像の投稿を行う(ステップS103)。投稿後に、外部情報処理装置2Aの第2制御部21は、投稿された撮影画像の外部への公開を行い、本工程を終了する。
【0065】
次に、情報処理装置1と外部情報処理装置2との関係について、
図4を用いて説明する。ここでは、外部情報処理装置2(2A,2B)が外部コンテンツで外部に公開した撮影画像の画像情報を、情報処理装置1が取得し記憶する動作について説明する。本実施の形態では、撮影画像と当該撮影画像に付加した画像情報とを取得しているが、これに限定されるものではなく、少なくとも画像情報を取得していればよい。
【0066】
情報処理装置1の作業者は、外部情報処理装置2から画像情報を取得する要求を、第1入力部16を介して入力する。この入力動作により、第1取得部17は、第1記憶部13に記憶され第1制御部11にて動作制御(実行)する巡回取得プログラムによって取得要求を行い、外部情報処理装置2(2A,2B)のいずれかで外部に公開した撮影画像が有るか無いかをチェック(巡回サーチ)する(ステップS201)。ここでの巡回サーチは、撮影画像に関連するリンクや、関連する語彙のハッシュタグなどを検索条件として設定し、検索条件に一致するか否かによって行われる。
【0067】
ステップS201で取得可能な撮影画像があった場合(ステップS202で有)、第1取得部17は、撮影画像と当該撮影画像の画像情報を取得する。また、ステップS201で取得可能な撮影画像がない場合(ステップS202で無)、第1取得部17は、ステップS201に戻り再度、巡回サーチを行う。
【0068】
ステップS202で撮影画像と当該撮影画像の画像情報を取得した後、画像情報に、外部情報処理装置2が外部に公開する外部コンテンツのアカウント情報が含まれていない場合(ステップS203で無)、第1制御部11は、画像情報に識別番号を付す(ステップS204)。ここまでのステップS201~ステップS202までを取得ステップと定義する。
【0069】
一方、ステップS202で撮影画像と当該撮影画像の画像情報を取得し、画像情報に、外部情報処理装置2が外部に公開する外部コンテンツのアカウント情報が含まれている場合(ステップS203で有)、第1制御部11は、アカウント情報を削除する(ステップS205)。第1制御部11は、その後に画像情報に識別番号を付す(ステップS204)。このように、ステップS205でアカウント情報を削除することで、情報処理装置1には、外部情報処理装置2が外部に公開する外部コンテンツのアカウント情報が記憶されない。従って、外部コンテンツのアカウント情報に含まれるユーザの個人情報が、情報処理装置1から流出することはない。
【0070】
ステップS204において画像情報に識別番号を付した後、第1制御部11は、画像情報の位置情報を第1記憶部13に記憶し(ステップS206)、時間情報を第1記憶部13に記憶する(ステップS207)。第1制御部11は、時間情報を第1記憶部13に記憶した後に、画像情報の位置情報を第1記憶部13に記憶してもよい。
【0071】
ステップS206及びステップS207において、画像情報の位置情報及び時間情報を第1記憶部13に記憶した後、第1制御部11は、撮影画像の画像ファイルを第1記憶部13に記憶する(ステップS208)。
【0072】
ステップS208にて第1記憶部13に記憶した画像ファイルの画像情報に対して、第1制御部11は、分類プログラムに基づいて(プログラムを実行して)撮影画像及び当該撮影画像の画像情報の分類を行う(ステップS209)。本実施の形態では、ステップS209を分類ステップと定義する。本実施の形態では、第1制御部11は、例えば時間情報に基づいて、春夏秋冬などの季節による分類や、午前午後夜間などの時間帯による分類を行う。また、第1制御部11は、位置情報に基づいて、十進法の緯度や経度のエリア範囲を設定し、設定したエリア範囲毎にスポットエリアの分類を行う。さらに、第1制御部11は、撮影画像に写っているものに対して画像処理を行い、撮影の対象物を特定する画像のデータの分析を行ってもよい。第1制御部11は、画像のデータの分析を行った後、対象物による分類を行うことができる。画像のデータの分析とは、例えば、予め記憶されたランドマークの画像情報とのマッチングの度合いで対象物による分類を行うことである。また、第1制御部11は、撮影画像を入手した外部情報処理装置2(2A,2B)を特定し、外部情報処理装置2(2A,2B)ごとに分類を行う。このような分類により第1制御部11は、後述する記憶ステップで記憶した画像情報に基づきスポット情報を生成する。
【0073】
上記のようにステップS209のカテゴライズを行い、第1制御部11は、第1記憶部13への撮影画像及び当該撮影画像の画像情報の記憶を完了する(ステップS210)。
図2に、第1記憶部13に記憶した撮影画像及び当該撮影画像の画像情報を示す。
【0074】
ステップS210の後、他の画像情報がある場合(ステップS211で有)、第1制御部11は、ステップS203に戻る。一方、他の画像情報が無い場合(ステップS211で無)、第1制御部11は、巡回取得を終了し(ステップ212)、本工程を終了する。本工程について、情報処理装置1が起動している間、第1制御部11は、基本的には連続して画像情報の取得を行うので、ステップS201~ステップS211を連続して行っている。また、ここまでのステップS204~ステップS210までを記憶ステップと定義する。第1制御部11は、記憶ステップで記憶した画像情報に基づきスポット情報を生成する(本生成工程を制御ステップと定義する)。
【0075】
次に、情報処理装置1において、第1取得部17が取得し第1記憶部13に記憶した撮影画像及び当該撮影画像の画像情報(以下、当該画像情報ともいう)を、情報処理装置1が外部に公開するコンテンツ(当該コンテンツ)に反映させる動作について、
図5を用いて説明する。本実施の形態では、
図4に示す工程と、
図5に示す本工程とを別工程としているが、連続した工程であってもよい。または、
図4に示す工程は、当該コンテンツを提供するソフトウェア(当該ソフトウェア)の動作であってもよい。本実施の形態では、第1取得部17が撮影画像と当該撮影画像に付加した画像情報とを取得しているが、これに限定されるものではなく、画像情報のみを取得してもよい。
【0076】
第1制御部11が、当該コンテンツを提供するソフトウェアを起動する(ステップS301)。
【0077】
ステップS301の後、第1制御部11は、第1取得部17が取得し第1記憶部13に記憶した当該画像情報を取得する指示を行う(ステップS302)。当該画像情報がある場合(ステップS303で有)、第1制御部11は、第1記憶部13から撮影画像及び当該撮影画像の画像情報を取得する(ステップS304)。
【0078】
一方、ステップS302の後、当該画像情報がない場合(ステップS303で無)、第1制御部11は、ステップ303を連続して実行する。
【0079】
ステップ304において当該画像情報を取得した後、第1制御部11は、当該画像情報を、第1記憶部13における当該ソフトウェアの画像情報に関する記憶領域に記憶することにより、当該コンテンツに反映(複製)させる(ステップS305)。本実施の形態では、第1制御部11が画像情報の記憶・反映を行っているが、これに限定されるものではない。第1制御部11は、ステップS305を行わずに、必要に応じて都度、当該画像情報を読み取りに行く読取機能を有してもよい。
【0080】
ステップS305の後、他に当該画像情報が有る場合(ステップS306で有)、第1制御部11は、ステップS304に戻り、他の当該画像情報の取得を行う。
【0081】
一方、ステップS305の後、他に当該画像情報が無い場合(ステップS306で無)、第1制御部11は、当該ソフトウェアを終了し(S307)、本工程を終了する。
【0082】
次に、情報処理装置1の当該ソフトウェアについて、
図6~
図8を用いて説明する。当該ソフトウェアは、情報処理端末3を用いて使用する地図サービスのコンテンツを提供する。当該ソフトウェアは、
図2に示すデータテーブルの画像情報に基づいて生成されたスポット情報を表示する。
図2に示すデータテーブルの画像情報に基づいて生成されたスポット情報は、地点情報である。さらに、スポット情報は、撮影画像の数を人が集まる数とみなせば、集客能力を示す集客情報であるとも言える。ここでいう集客情報は、
図7及び
図8に示すように、星の横に数字で表され、数字の大きい方が集客能力のある地点情報である。集客情報は、例えば、撮影画像が所定の数以上で最も少ない場合に「1.0」、撮影画像の数が最も多い場合に「5.0」と設定されて、撮影画像の数の増加に応じて星の横の数字が「0.1」単位で増加するように、データ処理されて表示される。
【0083】
情報処理端末3の第3記憶部33には、情報処理装置1の当該ソフトウェアを使用するための専用のソフトウェア(以下、専用ソフトウェアともいう)がインストールされている。
【0084】
最初に、第3制御部31が、専用ソフトウェアを起動する(ステップS401)。
【0085】
ステップS401の後、地図情報が第3表示部34に表示される。上記の制御ステップで生成したスポット情報を出力するための設定条件(検索条件)が、第3入力部37を介して入力されると(ステップS402)、第3制御部31は、入力された設定条件に基づいて検索を行う(ステップS403)。ステップS403では、上記の制御ステップで生成したスポット情報が情報処理端末3に出力される(通信ステップと定義する)。本実施の形態にかかる設定条件は、現在位置からの距離を示す距離条件、春夏秋冬などの季節を示す条件、具体的な月日を示す条件、日の出から日の入りまでと日の入りから日の出までとの太陽の状態を示す条件、午前午後夜間などの時間帯を示す条件、具体的な詳細時間を示す条件、画像情報を取得した外部情報処理装置2A,2Bの選択、および撮影画像の有無の選択である。本実施の形態では、このような設定条件となっているが、これに限定されずに、撮影画像の撮影時の撮影条件に関連する設定条件であればよく、例えば、撮影方向(撮影角度)や、フラッシュの有無等の撮影条件が追加されてもよい。
【0086】
ステップS403の検索の結果、設定条件に合致するスポット情報(撮影位置)が無い場合(ステップS404で無)、第3制御部31は、ステップS402に戻り、再度設定条件が入力されると、その設定条件に基づいて検索を行う(ステップS403)。
【0087】
一方、ステップS403の検索の結果、設定条件に合致するスポット情報(撮影位置)が有る場合(ステップS404で有)、第3制御部31は、合致するスポット情報を第3表示部34に表示する。具体的には、第3制御部31は、
図7,
図8に示すようにスポット情報P1~スポット情報P6を地図上に表示する。
図7,
図8では、スポット情報の内容を楕円内に示している。
図7,
図8に示す楕円中に星マークと共に表示した数字は、スポット情報の撮影位置における撮影画像の数に比例した指標であり、1.0~5.0の範囲で示す。
図7,
図8に示す地図上の太陽マークは、日の出から日の入りまでの日中におけるスポット情報であることを示す。一方、地図上の月マークは、日の入りから日の出までの夜間におけるスポット情報であることを示す。
図7,
図8に示すランドマークは、名山、都心タワー、都心遊園地、そして現在位置(家マーク)である。
【0088】
そして、ユーザの操作(第3入力部37による入力操作)に基づき、第3制御部31が、
図7及び
図8に示す地図上に表示されたスポット情報から所望のスポット情報を選択する(ステップS405)。ここで選択されたスポット情報は、上記の記憶ステップで記憶された画像情報に基づき生成された情報であり、第3制御部31は、このスポット情報を第3表示部34に表示する(表示ステップと定義する)。
【0089】
第3制御部31は、ステップS405で所望のスポット情報の表示を終了した後、当該ソフトウェアを終了し(ステップS406)、本工程を終了する。
【0090】
本実施の形態にかかる情報処理装置1によれば、外部情報処理装置2が外部に公開した撮影画像を鑑賞以外にも利用することができる。具体的には、本実施の形態によれば、情報処理装置1の第1制御部11は少なくとも位置情報と時間情報とに基づき画像情報を分類するので、撮影した時間と位置との関係に基づいて画像情報の収集を行うことができる。その結果、外部情報処理装置2(SNSなど外部サービス)が頻繁に外部に公開している特定位置の情報を収集することができる。本実施の形態によれば、さらに時間情報も分類対象となっているため、よく撮影されている時間の情報も収集することができる。従って、詳細な画像情報を取得することにより、撮影スポットに関するより信頼性のある情報を得ることができる。
【0091】
また、第1取得部17は、撮影画像を取得するので、撮影画像の画像処理を行うことができる。従って、さらにスポット情報の信頼性を向上させることができる。
【0092】
また、第1取得部17は、撮影画像に関連して記憶された撮影画像の関連情報に基づいて、外部情報処理装置2から撮影画像を取得する。従って、撮影画像に関連した、例えば汎用的な用語(ハッシュタグなどを利用した用語)などの関連情報を用いることにより、スポット情報の信頼性を向上させることができる。
【0093】
また、第1記憶部13に記憶される画像情報には、撮影画像に関する情報のみが含まれ、個人情報が含まれていない。従って、取得した撮影画像から個人情報が流出することはない。
【0094】
また、本実施の形態にかかる情報処理装置1の情報処理プログラムによれば、外部情報処理装置2が外部に公開した撮影画像を利用することができる。具体的には、本実施の形態によれば、情報処理装置1が、取得ステップと記憶ステップと分類ステップとを実行し、分類ステップでは、少なくとも位置情報と時間情報とに基づき画像情報を分類する。従って、情報処理装置1は、撮影した時間と位置との関係に基づいて画像情報の収集を行うことができる。その結果、外部情報処理装置2(SNSなど外部サービス)が頻繁に外部に公開している特定位置の情報を収集することができる。また本実施の形態によれば、さらに時間情報に基づいて画像情報を分類するため、よく撮影されている時間の情報も収集することができる。従って、詳細な画像情報を取得することにより、撮影スポットに関するより信頼性のある情報を得ることができる。
【0095】
また、本実施の形態によれば、スポット情報は、少なくとも位置情報と時間情報とに基づき画像情報から生成される。または、本実施の形態によれば、情報処理装置1のコンピュータに、外部情報処理装置2が撮影画像に付加した画像情報を予め設定した取得条件に基づき取得する取得ステップと、第1取得部17で取得した画像情報を記憶する記憶ステップと、記憶ステップで記憶した画像情報に基づきスポット情報を生成する制御ステップと、制御ステップで生成したスポット情報を情報処理端末3に出力する通信ステップとを実行させ、スポット情報は、少なくとも位置情報と時間情報とに基づき画像情報から生成される。その結果、撮影した時間と位置との関係に基づいて生成されたスポット情報を情報処理端末3で確認することができる。具体的には、ユーザはスポット情報を情報処理端末3の第3表示部34に表示することができる。また、ユーザは、情報処理端末3を用いて、外部情報処理装置2が頻繁に外部に公開している特定位置の情報(画像情報)を収集して生成したスポット情報を、画像情報の集合体として把握することができる。従って、ユーザは、どの位置でのスポット情報が多いかが一目でわかる。
【0096】
また、本実施の形態によれば、外部情報処理装置2が撮影画像に付加した画像情報を記憶する第1記憶部13が情報処理装置1に設けられ、第1記憶部13に記憶した画像情報に基づき生成されたスポット情報を表示する第3表示部34が情報処理端末3に設けられる。スポット情報は、少なくとも位置情報と時間情報とに基づき画像情報から生成されて、第1記憶部13に記憶される。または、本実施の形態によれば、情報処理装置1と情報処理端末3と外部情報処理装置2とが通信できるように接続された情報処理システムのコンピュータに、外部情報処理装置2が撮影画像に付加した画像情報を情報処理装置1に記憶する記憶ステップと、記憶ステップで記憶された画像情報に基づき生成されたスポット情報を情報処理端末3に表示する表示ステップとを実行させ、スポット情報は、少なくとも位置情報と時間情報とに基づき画像情報から生成されて第1記憶部13に記憶される。その結果、撮影した時間と位置との関係に基づき画像情報を収集して生成したスポット情報を情報処理端末3で確認することができる。具体的には、スポット情報を情報処理端末3の第3表示部34に表示することができる。また、ユーザは、情報処理端末3を用いて、外部情報処理装置2が頻繁に外部に公開している特定位置の情報(画像情報)を収集して生成したスポット情報を、画像情報の集合体として把握することができる。従って、ユーザは、どの位置でのスポット情報が多いかが一目でわかる。
【0097】
また、本実施の形態にかかる情報処理システムによれば、第1記憶部13に記憶される画像情報には、少なくとも、撮影画像に付加された位置情報及び時間情報が含まれ、第1制御部11は、少なくとも位置情報と時間情報とに基づき画像情報を分類する。従って、第1制御部11は、撮影した時間と位置との関係に基づいて画像情報の収集を行うことができる。
【0098】
また、スポット情報は更新情報であるので、常に最新の情報として情報の鮮度を新鮮に保つようスポット情報の内容が変更される。
【0099】
また、スポット情報は第1記憶部13に記憶されるので、他の装置(特に外部情報処理装置2)に依存することなく情報処理装置1において複数の画像情報の集合体であるスポット情報を生成することが容易になる。
【0100】
また、第1通信部15は、スポット情報を複数の画像情報の集合体とし、当該集合体の位置情報を情報処理端末3に出力する。従って、第1通信部15は、画像情報の全てのデータを情報処理装置1から情報処理端末3に出力することなく、スポット情報を複数の画像情報の集合体としてまとめた1つの情報として、位置情報を含めて情報処理端末3に出力することができる。従って、情報処理装置1と情報処理端末3との通信がし易く、スポット情報の利用が容易となる。
【0101】
本実施の形態では、外部として、外部情報処理装置2を適用しているが、これに限定されるものではなく、情報処理装置1や情報処理端末3と関係なく、システム構築されている外部の情報処理システムを適用することも可能である。
【0102】
本実施の形態では、撮影画像に関する情報のみが画像情報に含まれているが、これは好適な例であり、これに限定されない。
図9に示すように、画像情報に、外部コンテンツのアカウントに関するユーザ属性情報が含まれていてもよい。この場合、撮影画像を外部情報処理装置2に投稿したユーザのユーザ属性情報を取得することができるので、特定のニッチなニーズ(例えば、訪日外国人のニーズ)に対しても応えられるような情報収集を行うことができる。
図9に示す画像情報によれば、ユーザ属性情報として、外部コンテンツのユーザIDと性別と年齢と国籍の情報を取得している。しかし、ユーザ属性情報はこれに限定されず、趣味の情報などを任意にユーザ属性情報として設定してもよい。また、ユーザ属性情報が画像情報に含まれる場合、外部情報処理装置2が外部に公開した撮影画像の画像情報を情報処理装置1が取得し記憶する工程は、
図4に示す工程に代えて、次の
図10に示す工程となる。
【0103】
ユーザ属性情報が画像情報に含まれる場合の情報処理装置1と外部情報処理装置2との関係について、
図10を用いて説明する。ここでは、外部情報処理装置2(2A,2B)が外部コンテンツで外部に公開した撮影画像の画像情報を、情報処理装置1が取得し記憶する動作について説明する。本実施の形態では、情報処理装置1は撮影画像と当該撮影画像に付加した画像情報とを取得しているが、これに限定されるものではなく、少なくとも画像情報を取得していればよい。
【0104】
情報処理装置1の作業者は、外部情報処理装置2から画像情報を取得する要求を、第1入力部16を介して入力する。この入力動作により、第1取得部17は、第1記憶部13に記憶され第1制御部11にて動作制御する巡回取得プログラムによって取得要求を行い、外部情報処理装置2(2A,2B)のいずれかで外部に公開した撮影画像が有るか無いかをチェック(巡回サーチ)する(ステップS501)。ここでの巡回サーチは、
図4を用いて説明した巡回サーチと同様である。
【0105】
ステップS501で取得可能な撮影画像があった場合(ステップS502で有)、第1取得部17は、撮影画像と当該撮影画像の画像情報を取得する。ステップS501で取得可能な撮影画像がない場合(ステップS502で無)、第1取得部17は、ステップS501に戻り再度、巡回サーチを行う。
【0106】
ステップS502で撮影画像と当該撮影画像の画像情報を取得した後、第1制御部11は、外部情報処理装置2が外部に公開する外部コンテンツのアカウント情報を第1記憶部13に記憶する(ステップS503)。その後、第1制御部11は、画像情報に識別番号を付す(ステップS504)。
【0107】
ステップS504において画像情報に識別番号を付した後、第1制御部11は、画像情報の位置情報を第1記憶部13に記憶し(ステップS505)、時間情報を第1記憶部13に記憶する(ステップS506)。
【0108】
ステップS506において、画像情報の位置情報及び時間情報を第1記憶部13に記憶した後、第1制御部11は、撮影画像の画像ファイルを第1記憶部13に記憶する(ステップS507)。
【0109】
ステップS507にて第1記憶部13に記憶した画像ファイルの画像情報に対して、第1制御部11は、分類プログラムに基づいて(プログラムを実行して)撮影画像及び当該撮影画像の画像情報の分類を行う(ステップS508)。ここでいう分類は、
図4を用いて説明した分類と同様である。
【0110】
上記のようにステップS508のカテゴライズを行い、第1制御部11は、第1記憶部13への撮影画像及び当該撮影画像の画像情報の記憶を完了する(ステップS509)。
図9に、第1記憶部13に記憶した撮影画像及び当該撮影画像の画像情報を示す。
【0111】
ステップS509の後、他の画像情報がある場合(ステップS510で有)、第1制御部11は、ステップS503に戻る。一方、他の画像情報が無い場合(ステップS510で無)、第1制御部11は、巡回取得を終了し(ステップ511)、本工程を終了する。なお、本工程について、情報処理装置1が起動している間、第1制御部11は、基本的には連続して画像情報の取得を行うので、ステップS501~S511を連続して行っている。
【0112】
上記の実施の形態では、当該ソフトウェアのコンテンツは地図サービスであるが、この地図サービスはナビゲーション機能を有していてもよい。このようにナビゲーション機能を有することで、地図サービスは、情報処理端末3の第3表示部34に表示した地図上のスポット情報にユーザを誘導できる。ナビゲーション機能は、情報処理端末3の第3記憶部33に記憶され第3制御部31によって制御されてもよく、情報処理装置1の第1記憶部13に記憶され第1制御部11によって制御されてもよい。つまり、情報処理端末3の第3表示部34において地図及びナビゲーションの表示が可能であれば、ナビゲーション機能自体は、情報処理装置1と情報処理端末3によって構成されるシステムが有していればよく、情報処理装置1と情報処理端末3のどちらの装置にナビゲーション機能が搭載されてもよい。具体的には、情報処理装置1と情報処理端末3のいずれか一方の装置の記憶部にナビゲーション機能を記憶し、他方の装置の制御部によってナビゲーション機能を制御してもよい。または、情報処理装置1と情報処理端末3の両方の記憶部にナビゲーション機能を分割して記憶し、いずれか一方の装置の制御部によってもしくは両方の装置の制御部が協動して、ナビゲーション機能を制御してもよい。
【0113】
次に、当該ソフトウェアのコンテンツに、ナビゲーション機能を有した場合のナビゲーションシステムについて、
図11~
図13を用いて説明する。スポット情報は、POI情報であるので、ナビゲーション機能に好適である。スポット情報は、情報更新の頻度が少ない通常のナビゲーション機能に含まれるPOI情報に比べてより新鮮であるため、信頼性の高いPOI情報である。
【0114】
情報処理端末3の第3記憶部33には、情報処理装置1の当該ソフトウェアを使用するための専用ソフトウェアがインストールされている。
【0115】
最初に、第3制御部31が、専用ソフトウェアを起動する(ステップS601)。
【0116】
ステップS601の後、地図情報が第3表示部34に表示される。スポット情報を出力するための設定条件(検索条件)が、第3入力部37を介して入力されると(ステップS602)、第3制御部31は、入力された設定条件に基づいて検索を行う(ステップS603)。ここでいう検索は、
図4に示す検索と同様であり、さらに上記のユーザ属性情報を設定条件に含めてもよい。つまり、日本国内であれば訪日外国人の情報であるか否かなどのユーザ属性情報を加えてもよい。
【0117】
ステップS603の検索の結果、設定条件に合致するスポット情報(撮影位置)が無い場合(ステップS604で無)、第3制御部31は、ステップS602に戻り、再度設定条件が入力されると、その設定条件に基づいて検索を行う(ステップS603)。
【0118】
一方、ステップS603の検索の結果、設定条件に合致するスポット情報(撮影位置)が有る場合(ステップS604で有)、第3制御部31は、合致するスポット情報を第3表示部34に表示する。具体的には、第3制御部31は、
図12,
図13に示すようにスポット情報P1~スポット情報P6を地図上に表示する。ここでいうスポット情報P1~スポット情報P6やランドマークは、
図7,
図8に示すスポット情報と同様である。
【0119】
そして、第3制御部31は、
図12,13など設定条件の検索によって表示した地図上に示されたスポット情報から、所望のスポット情報を選択する(ステップS605)。スポット情報は、例えば、選択されたルートの移動時間を考慮して表示されてもよい。第3制御部31のナビゲーション機能は、現在地からスポット情報の経由地まで移動する途中で、表示するスポット情報の内容を日中のスポット情報から夜間のスポット情報に変更してもよい。
【0120】
ステップS605の後、第3制御部31は、選択表示した所望のスポット情報を目的地とするナビゲーションのルート設定を行う。
図12,
図13に示す地図では都心タワーが目的地として設定されている。そして、第3制御部31は、都心タワーに直接移動するルートを選択したナビゲーションを開始するか、他のスポット情報を経由するルートを選択したナビゲーションを開始する(ステップS606)。具体的には、都心タワーに直接移動する場合、第3制御部31は、
図12,
図13に破線で示す、現在位置から都心タワーへのルートを選択したナビゲーションを開始する。一方、他のスポット情報を経由する場合、
図12,13に実線で示す、スポット情報(
図12ではスポット情報P2、
図13ではスポット情報P5)を経由した現在位置から都心タワーへのルートを選択したナビゲーションを開始する。
図12は、スポット情報P2を経由するナビゲーションの例を示す。
図13は、スポット情報P5を経由するナビゲーションの例を示す。
【0121】
そして、第3制御部31は、選択したルートでのナビゲーションを終了した後(ステップS607)、当該ソフトウェアを終了し(ステップS608)、本工程を終了する。
【0122】
上記の
図11に示すナビゲーションでは、情報処理端末3の第3表示部34に表示した地図でのスポット情報を目的地とするナビゲーションとなっている。しかし、ナビゲーション機能はこのような仕様に限定されるものではなく、例えば
図14に示すような目的地とは別に経由地を選択するためのナビゲーションであってもよい。
図14に示す工程に関しては、
図11に示す工程に対して異なる工程について説明し、同一の工程や内容についての説明を省略する。
【0123】
情報処理端末3の第3記憶部33には、情報処理装置1の当該ソフトウェアを使用するための専用ソフトウェアがインストールされている。
【0124】
図14に示すように、最初に、第3制御部31が専用ソフトウェアを起動する(ステップS701)。
【0125】
ステップS701の後、地図情報が第3表示部34に表示される。ここで表示される地図は、現在位置を中心とした地図情報である。この状態において、第3制御部31は、ナビゲーション設定を行い(ステップS702)、目的地設定を行う(ステップS703)。
【0126】
ステップS703では、第3制御部31は、住所情報や電話番号情報、上記スポット情報、キーワード情報など任意の情報に基づいて目的地設定を行う。本実施の形態では、第3制御部31は、都心タワーを目的地として設定する。
【0127】
ステップS703での目的地の設定の後、第3制御部31は、ルート設定を行う(ステップS704)。ここでいうルート設定は、一般道路優先、おすすめルート、距離優先、時間優先などの条件に基づいて行われる。
【0128】
ステップS704でのルート設定時、第3制御部31は、選択したルートを地図に表示するとともに、ルート近傍のスポット情報(撮影画像を撮影した位置に関連する情報)が有る場合(ステップS705で有)、スポット情報を地図に表示する。この時、第3制御部31は、地図に表示するスポット情報を絞るために、設定条件が入力されると(ステップS708)、入力された設定条件に基づいて検索を行う(ステップS709)。ここでいう設定条件は、
図11に示す上記の設定条件(S602参照)と同様である。
【0129】
ステップS709の検索の結果、設定条件に合致するスポット情報(撮影位置)が無い場合(ステップS710で無)、第3制御部31は、ステップS708に戻り、再度設定条件が入力されると、検索を行う(ステップS709)。
【0130】
一方、ステップS709の検索の結果、設定条件に合致するスポット情報(撮影位置)が有る場合(ステップS710で有)、第3制御部31は、合致するスポット情報を第3表示部34に表示する。ここでいうスポット情報の表示は、
図11に示すステップS604で説明したスポット情報の表示と同様である。
【0131】
そして、第3制御部31は、
図12,13など設定条件の検索によって表示した地図上に示されたスポット情報から、経由地設定として所望のスポット情報を選択する(ステップS711)。
【0132】
ステップS711の後、第3制御部31は、選択表示した所望のスポット情報を目的地とするナビゲーションのルート設定を行い、スポット情報を経由するルートを選択したナビゲーションを開始する(ステップS712)。
【0133】
そして、第3制御部31は、選択したルートでのナビゲーションを終了した後(ステップS713)、当該ソフトウェアを終了し(ステップS714)、本工程を終了する。
【0134】
ところで、ステップS704でのルート設定時、第3制御部31は、選択したルートを地図に表示するとともに、ルート近傍のスポット情報(撮影画像を撮影した位置に関連する情報)を表示しない場合(ステップS705で無)、他の経由地選択の設定を行う。ここでいう他の経由地選択の設定とは、スポット情報以外の住所情報や電話番号情報、キーワード情報など任意の情報に基づいて経由地を選択する設定である。
【0135】
他の経由地選択の設定を行わない場合(ステップS706で無)、第3制御部31は、そのまま目的地に直行するナビゲーションを開始する(ステップS712)。
【0136】
一方、他の経由地選択の設定を行う場合(ステップS706で有)、第3制御部31は、当該他の設定を行い(ステップS707)、他の経由地を設定したナビゲーションを開始する(ステップS712)。
【0137】
以下、本発明の別の実施の形態について説明する。本実施の形態の情報処理システムは、情報処理装置1が解析機能を備えた点で主として上述の実施の形態と相違する。解析機能は、SNSへ投稿された投稿写真に関連する投稿記事から撮影画像を解析する。本実施の形態の情報処理システムでは、上述の実施の形態と同様の構成については、適宜に説明を省略する。
【0138】
本実施の形態に係る情報処理システムは、
図1に示すように、情報処理装置1と、外部情報処理装置2と、情報処理端末3とを備えている。情報処理端末3は、ユーザが使用する端末機器である。情報処理端末3は、画像を撮影する撮影機能と、時刻を計時する計時機能と、位置を測定する位置測定機能とを備えている。情報処理装置1と外部情報処理装置2と情報処理端末3とは、相互に通信できるように構成されている。外部情報処理装置2は、情報処理端末3から第2通信部23を介して送信された撮影画像を外部に公開する。外部情報処理装置2は、情報処理端末3から第2通信部23を介して送信された投稿記事を外部に公開する。情報処理装置1は、撮影画像の画像情報及び投稿記事の投稿記事情報に基づいて、スポット情報を生成する。ここで、投稿記事情報とは、例えばユーザが撮影画像と関連してSNSへ投稿する投稿記事の情報である。
【0139】
情報処理装置1において、第1制御部11は、巡回取得機能と分析機能と解析機能と分類機能とを有している。巡回取得機能は、外部情報処理装置2から撮影画像と投稿記事とを取得する機能を有する。巡回取得機能は、巡回取得プログラムをコンピュータ上で実行することにより、実現される。
【0140】
より具体的には、第1制御部11は、撮影画像と投稿記事とを取得できるように第1取得部17を制御する。第1取得部17は、外部情報処理装置2で外部に公開した撮影画像に対して、予め設定した取得条件に基づき外部情報処理装置2から撮影画像を取得する。第1取得部17は、撮影画像に関連して記憶された撮影画像の関連情報に基づいて、外部情報処理装置2から撮影画像及び撮影画像に付加された画像情報を取得する。また、第1取得部17は、外部情報処理装置2で外部に公開した投稿記事に対して、予め設定した取得条件に基づき外部情報処理装置2から投稿記事情報を取得する。取得条件は、外部情報処理装置2において、撮影画像に関連して記憶された撮影画像の関連情報である。また、取得条件は、撮影画像に関連する投稿記事情報でもある。画像情報には、撮影画像を撮影した際に撮影画像に付加された位置情報及び時間情報が含まれている場合が多い。画像情報には、画像が撮影された撮影方向が含まれていてもよい。すなわち、第1取得部17は、画像情報が撮影画像に付加された画像ファイルを取得する。また、第1取得部17は、画像ファイルに関連する投稿記事情報を取得する。
【0141】
次に、分析機能は、第1取得部17で取得した画像ファイルのデータの分析を行う。データの分析は、画像情報の場合、例えば予め記憶されているデータとのパターンマッチングで行われる。また、データの分析は、撮影画像の場合、例えば予め記憶されている撮影画像のデータと、取得した撮影画像を画像処理した処理データとの特徴量の類似度を判定することで行われる。分析機能は、分析プログラムをコンピュータ上で実行することにより、実現される。
【0142】
解析機能は、第1取得部17で取得した投稿記事のデータの解析を行う。データの解析は、例えば投稿記事情報に形態素解析を行った上、予め記憶されている単語と一致するか否かで行われる。形態素解析は、文章及びフレーズを、意味を持つ最小の単位に分解する。データの解析は、例えば投稿記事情報に形態素解析を行った上、予め記憶されている単語と特徴単語の類似度で判定してもよい。解析機能は、解析プログラムをコンピュータ上で実行することにより、実現される。
【0143】
より具体的には、第1取得部17は、投稿写真に関連する投稿記事から撮影画像の解析を行う。第1取得部17は、取得した投稿記事情報に対して、形態素解析を行う。第1取得部17は、形態素解析を行って取得した単語を予め決められた分類にしたがって、機械学習により撮影画像の被写対象を推定する。第1取得部17は、例えば、投稿記事の内容が「綺麗な夕陽を発見」を含んでいる場合、形態素解析により「綺麗」、「夕陽」、「発見」の単語を取得する。第1取得部17は、予め記録された特徴語との類似度を機械学習で判定することで、被写体を位置が曖昧な「夕陽」であると推定する。
【0144】
分類機能は、第1取得部17で取得した画像ファイルのデータの分類を、撮影画像、画像情報及び投稿記事に対する、分析及び解析の結果に基づいて行う。分類機能は、分類プログラムをコンピュータ上で実行することにより、実現される。すなわち、第1制御部11は、例えば、第1記憶部13に記憶された巡回取得プログラム、分類プログラム、解析プログラム若しくは分析プログラムに基づき動作する。
【0145】
第1制御部11は、第1記憶部13に記憶した画像情報と被写体情報に基づきスポット情報を生成する。被写体情報とは、例えば、投稿記事情報から生成した被写対象を推定する情報である。第1制御部11は、スポット情報を画像情報及び被写体情報から生成する。スポット情報は、例えば位置情報と、時間情報と、被写体情報とに基づき生成される。第1制御部11は、第1記憶部13で記憶した画像情報と被写体情報とを、予め設定した属性条件に基づき分類する。属性条件は、例えば、時間情報と位置情報と被写体情報である。本実施の形態に係る分類機能は、位置情報と時間情報と被写体情報とに基づいて、撮影画像の画像ファイルを分類する。言い換えれば、情報処理装置1は、画像情報及び投稿記事情報で撮影画像を分類する。情報処理装置1は、予め設定されたそれぞれの属性条件に基づいて、グループ化して収集した撮影画像の集合体をスポット情報とする。
【0146】
次に、本実施の形態に係る情報処理システム全体の動作を説明する。
まず、外部情報処理装置2と情報処理端末3との関係を説明する。本実施の形態に係る情報処理システムは、情報処理端末3で撮影した撮影画像及び投稿記事を、外部情報処理装置2により外部に公開する。
【0147】
情報処理端末3では、第3撮影部38で撮られた撮影画像と、第3入力部37で入力されたSNSへの投稿記事とを外部に公開する外部情報処理装置2が選択される。情報処理端末3は、例えば、撮影画像の編集を終えた後に、第3通信部35を介して外部情報処理装置2Aに画像情報が付与された撮影画像を送信し、外部情報処理装置2Aの外部コンテンツにて外部に公開する撮影画像の投稿を行う。同様に、情報処理端末3は、第3通信部35を介して外部情報処理装置2Aに撮影画像に関連して入力された投稿記事情報を送信し、外部情報処理装置2Aの外部コンテンツにて外部に公開する投稿記事の投稿を行う。外部情報処理装置2Aは、投稿された撮影画像、及び撮影画像に関連する投稿記事を外部に公開する。
【0148】
次に、情報処理装置1と外部情報処理装置2との関係について、
図15に基づいて詳述する。
図15に示すフローチャートでは、情報処理装置1が行う工程のうち、上述の実施の形態で説明した
図4のS201からS212の各工程に加え、S220及びS221の工程が新たに追加されている。情報処理装置1は、外部情報処理装置2が外部コンテンツで外部に公開した撮影画像の画像情報を取得する。情報処理装置1は、取得した画像情報を記憶する。
【0149】
情報処理装置1において、第1取得部17は、第1制御部11にて動作制御する巡回取得プログラムによって取得要求を行う。情報処理装置1は、外部情報処理装置2で外部に公開した撮影画像が有るか無いかの巡回サーチをする、画像情報の巡回取得工程を行う(S201)。
【0150】
情報処理装置1は、巡回取得工程において、取得可能な撮影画像があった場合(S202で有)、撮影画像と当該撮影画像の画像情報を取得する。情報処理装置1は、巡回取得工程において、取得可能な撮影画像がない場合(S202で無)、再度、巡回サーチを行う画像情報の取得工程を行う(S201)。
【0151】
次に、情報処理装置1は、撮影画像と当該撮影画像の画像情報とに加え、撮影画像に関連する投稿記事から被写体情報を取得する被写体情報取得工程を行う(S220)。情報処理装置1は、投稿記事情報が含まれておらず、撮影画像と画像情報だけの場合(S220で無)、被写体情報を取得しないで、撮影画像と画像情報だけを取得する。
【0152】
続いて、情報処理装置1は、取得した画像情報若しくは投稿記事情報に、外部情報処理装置2が外部に公開する外部コンテンツのアカウント情報が含まれているか否かを判別するアカウント情報判別工程を行う(S203)。情報処理装置1は、アカウント情報判別工程で、外部コンテンツのアカウント情報が含まれている場合(S203で有)、アカウント情報を削除するアカウント削除工程を行う(S205)。情報処理装置1は、アカウント情報を削除した後、画像情報に識別番号を付す識別番号付与工程を行う(S204)。
【0153】
情報処理装置1は、画像情報に識別番号を付した後、画像情報に含まれる位置情報を第1記憶部13に記憶する位置情報記憶工程を行う(S206)。情報処理装置1は、画像情報に識別番号を付した後、画像情報に含まれる時間情報を第1記憶部13に記憶する時間情報記憶工程を行う(S207)。情報処理装置1は、画像情報に識別番号を付した後、被写体情報を第1記憶部13に記憶する被写体情報記憶工程を行う(S221)。情報処理装置1は、画像情報に識別番号を付した後、画像ファイルを第1記憶部13に記憶する画像ファイル記憶工程を行う(S208)。情報処理装置1は、画像情報の位置情報と、時間情報と、被写体情報と、画像ファイルとの取得、若しくは記憶をする順番を適宜に変更してもよい。
【0154】
第1制御部11は、分類プログラムにより、撮影画像の画像情報及び被写体情報に基づいて、画像ファイルの分類を行うカテゴライズ工程を行う(S209)。第1制御部11は、カテゴライズ工程において、例えば投稿記事情報に基づき画像情報が被写体を遠くから撮影した遠方画像であるか否かの分類を行う。また、第1制御部11は、例えば、投稿記事情報に基づいて、被写体が時間によって移動する夕陽のように被写体の位置情報が曖昧か否かの分類を行う。
【0155】
情報処理装置1は、カテゴライズ工程を行った後、撮影画像の画像情報、撮影画像の被写体情報及び撮影画像の画像ファイルの第1記憶部13への記憶を完了する(S210)。
図16に、第1記憶部13に記憶した画像情報、被写体情報及び画像ファイルを示すデータテーブルの例を図示する。
【0156】
最後に、情報処理装置1は、第1取得部17が取得し第1記憶部13に記憶した撮影画像の画像情報、被写体情報及び画像ファイルを、情報処理装置1が外部に公開するコンテンツに反映させて、終了する。
【0157】
本実施の形態に係る別の情報処理システムによれば、外部情報処理装置2が外部に公開した撮影画像を鑑賞以外にも利用することができる。具体的には、情報処理装置1は、第1取得部17と、第1記憶部13と、第1制御部11とを備えている。第1制御部11は、位置情報と、時間情報とに加え、被写体情報に基づき画像ファイルを分類する。情報処理装置1は、位置情報と時間情報と被写体情報とに基づいて画像ファイルを分類するので、撮影した時間と撮影した位置と被写体の情報との関係に基づく画像ファイルの収集を行うことができる。その結果、情報処理装置1は、外部情報処理装置2が頻繁に外部に公開しているような特定位置の情報を、被写体情報と関連付けて収集することができる。情報処理装置1は、例えば、SNSへの投稿写真の被写体が写真を撮影した位置とは別の遠くから撮影した遠方にある場合、若しくは夕陽のように被写体の位置が曖昧な対象についても、画像ファイルを適切に分類することができる。
【0158】
なお、本実施の形態の構成は、上述した実施の形態の構成を適宜に組み合わせて構成してもよい。
【0159】
なお、本発明は、その精神や主旨または主要な特徴から逸脱することなく、他のいろいろな形で実施することができる。そのため、上述の実施形態はあらゆる点で単なる例示にすぎず、限定的に解釈してはならない。すなわち、上記の実施形態を例として、本発明は、情報処理装置、情報処理システム、または情報処理プログラムである。
【0160】
また、本発明の範囲は特許請求の範囲によって示すものであって、明細書本文には、なんら拘束されない。さらに、特許請求の範囲の均等範囲に属する変形や変更は、全て本発明の範囲内のものである。
【産業上の利用可能性】
【0161】
本発明は、情報処理装置、情報処理システム及び情報処理プログラムに適用できる。
【符号の説明】
【0162】
1 情報処理装置
11 第1制御部
12 第1一時記憶部
13 第1記憶部
14 第1表示部
15 第1通信部
16 第1入力部
17 第1取得部
2(2A,2B) 外部情報処理装置
21 第2制御部
22 第2記憶部
23 第2通信部
3 情報処理端末
31 第3制御部
32 第3一時記憶部
33 第3記憶部
34 第3表示部
35 第3通信部
36 第3出力部
37 第3入力部
38 第3撮影部