(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2021-12-07
(45)【発行日】2022-01-12
(54)【発明の名称】ポータブルネットポスト
(51)【国際特許分類】
A63B 61/00 20060101AFI20220104BHJP
【FI】
A63B61/00 B
(21)【出願番号】P 2020202472
(22)【出願日】2020-12-07
【審査請求日】2020-12-07
(31)【優先権主張番号】202010192528.9
(32)【優先日】2020-03-18
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(73)【特許権者】
【識別番号】520480980
【氏名又は名称】周足根
(74)【代理人】
【識別番号】100145470
【氏名又は名称】藤井 健一
(72)【発明者】
【氏名】周足根
【審査官】槙 俊秋
(56)【参考文献】
【文献】仏国特許出願公開第3077499(FR,A1)
【文献】米国特許出願公開第2018/0185727(US,A1)
【文献】国際公開第2007/049906(WO,A1)
【文献】中国実用新案第209612149(CN,U)
【文献】中国実用新案第203954621(CN,U)
【文献】中国実用新案第203436783(CN,U)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
A63B 61/00-61/04
A63B 71/00-71/04
A63B 102/04
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
ポータブルネットポストであって、
それは調整可能なベースと、ベースに取り付けられており、またその角度及び高度を調整することができるネット支柱を備え、前記ベースは伸縮支柱と2つの支持収納台を備え、伸縮支柱の両端はそれぞれ支持収納台に接続され、嵌合固定台は接続スリーブを介して前記伸縮支柱の外に取り付けられ、また、接続スリーブに、伸縮支柱の伸縮長さをコントロールするための伸縮位置決めコンポーネントが設置され、前記嵌合固定台の上端面に、ネット支柱を取り戻す際、ネット支柱を嵌合して固定するためのポスト嵌合溝が設置され、嵌合固定台の下端面に、ラケット嵌合溝が設置され、前記ネット支柱は回転位置決め角度調整コンポーネントを介して支持収納台に取り付けられ、回転位置決め角度調整コンポーネントによりネット支柱の回転角度をコントロールすることを特徴とするポータブルネットポスト。
【請求項2】
前記支持収納台に、回転位置決め角度調整コンポーネントの取り付け場所が設置され、回転位置決め角度調整コンポーネントは回転軸と調整部品を備え、調整部品は回転軸に設置され、回転軸は回転位置決め角度調整コンポーネントの取り付け位置に取り付けられ、また、回転軸は回転軸は回転位置決め角度調整コンポーネントの取り付け位置を支点として回転可能であり、前記回転軸に、ネット支柱を取り付けるためのポスト取り付け場所が設置されること特徴とする請求項1に記載のポータブルネットポスト。
【請求項3】
前記回転位置決め角度調整コンポーネントを回転位置決め角度調整コンポーネントの取り付け場所に取り付けた後、位置決め部品により回転軸を支持収納台の内にロックすること特徴とする請求項2に記載のポータブルネットポスト。
【請求項4】
前記支持収納台に、ネット支柱の最大回転角度を制限するための位置制限突起部が設置されること特徴とする請求項3に記載のポータブルネットポスト。
【請求項5】
前記回転位置決め角度調整コンポーネントの調整部品は、回転部品と位置決め部品を備えること特徴とする請求項1~3の何れかに記載のポータブルネットポスト。
【請求項6】
前記伸縮支柱は三本が設置され、また、三本の伸縮支柱は平行に設置され、三本の伸縮支柱が支持収納台に取り付けられた後形成した断面は「品」状になること特徴とする請求項1に記載のポータブルネットポスト。
【請求項7】
前記接続スリーブは、支持収納台の両側にある伸縮支柱と接続している支持接続スリーブと、支持収納台の中部にある伸縮支柱と接続している安定接続スリーブを備えること特徴とする請求項6に記載のポータブルネットポスト。
【請求項8】
前記伸縮位置決めコンポーネントは、接続スリーブに設置された位置制限溝と、位置制限溝と対応になって設置された位置制限部品を備え、それとともに、伸縮支柱に、対応な位置決め溝が設置され、位置を決める際、位置制限部品が順次に位置制限溝と位置決め溝を突き抜けて、伸縮支柱の長さを固定すること特徴とする請求項7に記載のポータブルネットポスト。
【請求項9】
前記嵌合固定台に、伸縮支持台と連接するための支持接続スリーブが設置され、前記嵌合固定台の上端に、ノッチが上に向いてるポスト嵌合溝が設置され、また、ポスト嵌合溝の上端のノッチは、内に押さえてネット支柱を回転して取り戻す際に、ネット支柱を嵌合して固定するのに使用される。嵌合固定台の下端に、ノッチが下に向いて、ラケットと嵌合するためのラケット嵌合溝が設置されること特徴とする請求項1に記載のポータブルネットポスト。
【請求項10】
前記ネット支柱は断面が三角形になっている三角ネット支柱であること特徴とする請求項1に記載のポータブルネットポスト。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は運動器具に関し、特にポータブルネットポストに関する。
【背景技術】
【0002】
球技は結構人気のあるスポーツの一つである。例えば、バドミントン、バレーボール、サッカー、ゴルフ、テニス、野球等の球技に必要な器具は、大体ネットや、ネットポスト、ボール、ラケット又はクラブ等がある。また、球技はアウトドアに非常に適合するスポーツでもある。人たちがアウトドアでもバドミントンを遊べるために、市場上にだんだん複合型ネットセットが現れた。しかし、既存の複合型ネットセットには、そのベースの長さは固定されたり、又は各部分をつなぎ合わせたりしているため、綴り合わせるには複雑であり、実際に使用しにくく、取り付けは極めて面倒くさい。また、既存のネット支柱は、通常使用の際、ベースに差し込んで、不使用の際、ベースから取り外して、着脱が不便であり、非常に使用者の着手能力が試される。上述のように、既存複合型ネットセットは、使用の際、取り付けを行う必要があり、又は、ポスト全体を安定させるために、ロープによってネット支柱や、ネットとベース間の接続を補強しなければならなく、極めて不便である。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
上記状況を踏まえて、本発明は、ポータブルネットポストを開示し、伸縮支柱と伸縮位置決めコンポーネントを組み合わせることで、ベースの長さを簡単に調整することが可能になり、今業界に既存のベースの伸び縮み収納に不便な難題を解決する。その断面が「品」状になっている三本の伸縮支柱を設置することにより、ベースの安定性が高くて、実用効果がよい。また、ベースの内部を中空に設置し、ラケットやボール又は他の物を収納するのに使え、実用性が高い。回転位置決め角度調整コンポーネントを設置することにより、簡単にネット支柱の回転角度を位置決めるようになる。
【0004】
以上の目的を実現するために、本発明の使用する技術的な解決方案は以下の通りである。
ポータブルネットポストであって、それは調整可能なベースと、ベースに取り付けられており、またその角度及び高度を調整することができるネット支柱を備え、前記ベースは伸縮支柱と2つの支持収納台を備え、伸縮支柱の両端はそれぞれ支持収納台に接続され、嵌合固定台は接続スリーブを介して前記伸縮支柱の外に取り付けられ、また、接続スリーブに、伸縮支柱の伸縮長さをコントロールするための伸縮位置決めコンポーネントが設置され、前記嵌合固定台の上端面に、ネット支柱を取り戻す際、ネット支柱を嵌合して固定するためのポスト嵌合溝が設置され、嵌合固定台の下端面に、ラケット嵌合溝が設置され、更にラケットがラケット嵌合溝における位置を制限するために、嵌合固定台が2つ併設され、前記ネット支柱は回転位置決め角度調整コンポーネントを介して支持収納台に取り付けられ、回転位置決め角度調整コンポーネントによりネット支柱の回転角度をコントロールし、前記支持収納台の内部の中空の一端に、物を収納する収納中空部が形成される。
【0005】
さらに、前記支持収納台に、回転位置決め角度調整コンポーネントの取り付け場所が設置され、回転位置決め角度調整コンポーネントは回転軸と調整部品を備え、調整部品は回転軸に設置され、回転軸は回転位置決め角度調整コンポーネントの取り付け位置に調整可能に取り付けられ、前記回転軸に、ネット支柱を取り付けるためのポスト取り付け場所が設置される。
【0006】
さらに、前記回転位置決め角度調整コンポーネントを回転位置決め角度調整コンポーネントの取り付け場所に取り付けた後、位置決め部品により回転軸を支持収納台の内にロックする。
【0007】
さらに、前記支持収納台に、ネット支柱の最大回転角度を制限するための位置制限突起部が設置される。
【0008】
さらに、前記回転位置決め角度調整コンポーネントの調整部品は、回転部品と位置決め部品を備える。
【0009】
さらに、前記伸縮支柱は三本が設置され、また、三本の伸縮支柱は平行に設置され、三本の伸縮支柱が支持収納台に取り付けられた後形成した断面は「品」状になり、また、真ん中にある伸縮支柱によってベースを安定させることができる。
【0010】
さらに、前記接続スリーブは、支持収納台の両側にある伸縮支柱と接続している支持接続スリーブと、支持収納台の中部にある伸縮支柱と接続している安定接続スリーブを備える。
【0011】
さらに、前記伸縮位置決めコンポーネントは、接続スリーブに設置された位置制限溝と、位置制限溝と対応になって設置された位置制限部品を備え、それとともに、伸縮支柱に、対応な位置決め溝が設置され、位置を決める際、位置制限部品が順次に位置制限溝と位置決め溝を突き抜けて、伸縮支柱の長さを固定する。
【0012】
さらに、前記収納中空部のノッチに、取り外し可能なカバーが設置され、カバーにより収納中空部のノッチを容易に開閉できるようになる。
【0013】
さらに、前記嵌合固定台に、伸縮支持台と連接するための支持接続スリーブが設置され、前記嵌合固定台の上端に、ノッチが上に向いてるポスト嵌合溝が設置され、また、ポスト嵌合溝の上端のノッチは、内に押さえてネット支柱を回転して取り戻す際に、ネット支柱を嵌合して固定するのに使用される。嵌合固定台の下端に、ノッチが下に向いて、ラケットと嵌合するためのラケット嵌合溝が設置される。
【0014】
さらに、前記ネット支柱は断面が三角形になっている三角ネット支柱である。
【発明の効果】
【0015】
従来の技術と比べて、本発明の有益な効果は以下の通りである。
ベースの長さを簡単に調整することが可能になり、今業界に既存のベースの伸び縮み収納に不便な難題を解決する。その断面が「品」状になっている三本の伸縮支柱を設置することにより、ベースの安定性が高くて、実用効果がよい。また、ベースの内部を中空に設置し、物を収納するのに使え、実用性が高い。回転位置決め角度調整コンポーネントを設置することにより、簡単にネット支柱の回転角度を位置決めるようになるとともに、ネット支柱をベースに取り付けた後すぐに使えるため、繰り返して支柱を取付けたり、取り外しをしなくてもよく、持ち運びやすく、使いやすくなる。
【図面の簡単な説明】
【0016】
【
図6】本発明のラケットを収納しない構造を示す図である。
【
図7】本発明のベースと嵌合固定台の構造を示す図である。
【
図10】本発明の支持収納台のカバーを取り外した後の構造を示す図である。
【
図11】本発明の支持収納台のカバーと回転位置決め角度調整コンポーネントを取り付けていない構造を示す図である。
【
図12】本発明の回転位置決め角度調整コンポーネントの構造を示す図である。
【
図13】本発明の位置決め角度調整コンポーネントの側面図である。
【
図14】本発明の位置決め部品の構造を示す図である。
【
図15】本発明の嵌合固定台に位置制限部品を取り付けていない構造を示す図である。
【
図16】本発明の嵌合固定台の構造を示す図である。
【
図17】本発明のネット支柱の構造を示す図である。
【
図18】本発明のネット支柱の断面の構造を示す図である。
【
図19】既存技術の支柱が回転後、プラグ固定の構造を示す
図1である。
【
図20】既存技術の支柱が回転後、プラグ固定の構造を示す
図2である。
【
図21】既存の円状凸凹盤の構造を示す
図1である。
【
図22】既存の円状凸凹盤の構造を示す
図2である。
【発明を実施するための形態】
【0017】
本考案をよりよく理解するために、これから図面を参照して、本考案について具体的に説明する。図面に、本考案の好ましい実施例を示すが、全部の実施例ではない。むしろ、これらの実施例によって、本実用新案の開示内容をより完全に理解するためである。
【0018】
説明すべきなのは、ある部品は他の部品に「固定される」と呼ばれる場合、直接に他の部品に固定されてもよく、又は中間部品を介して固定されることもよい。ある部品は他の部品に「接続される」と呼ばれる場合、直接に他の部品に接続されてもよく、又は中間部品を介して接続されることもよい。それに対して、ある部品は他の部品の「上」に「直接に接続される」と呼ばれる場合、中間部品が存在しない。本明細書で使用される用語「垂直的な」、「水平的な」、「左」、「右」および同様の表現は、説明するために用いられ、唯一の実施形態ではない。ここで使用される用語「上端」、「下端」、「左側」、「右側」、「先端」、「後端」および同様の表現は参照図面の位置関係を示す。
【0019】
別で定義しない限り、本明細書で使用されるすべての技術および科学用語は、本技術分野の当業者が一般的に理解する意味と同じである。本明細書で使用される用語は、具体的な実施形態を説明する目的だけであり、本考案の保護範囲は何ら限定されない。本明細書で使用される用語「及び/又は」は、1つまたは複数の関連項目の何れ又はすべての組み合わせを含む。
【0020】
これから、下記具体的な実施例をもって、本考案の技術手段について具体的に説明する。
【0021】
本発明は、ポータブルネットポストを開示し、ベースの長さを簡単に調整することが可能になり、今業界に既存のベースの伸び縮み収納に不便な難題を解決する。その断面が「品」状になっている三本の伸縮支柱2を設置することにより、ベースの安定性が高くて、実用効果がよい。また、ベースの内部を中空に設置し、物を収納するのに使え、実用性が高い。回転位置決め角度調整コンポーネント11を設置することにより、簡単にネット支柱3の回転角度を位置決めるようになる。
【0022】
図1に示すように、本発明で開示したポータブルネットポストは、調整可能なベースと、ベースに取り付けられており、またその角度及び高度を調整することができるネット支柱3を備え、ベース、ネット支柱3及びラケットのようなバトミントンには欠かせない部品を巧みに結びつけて、装置を簡単に収納することができるほか、運動器具の携帯性も向上させる。また、使用者が簡単に装置全体を持ち上げて、装置を持ち運ぶやすくなる。
【0023】
前記ベースは伸縮支柱2と2つの支持収納台1を備え、伸縮支柱2の両端はそれぞれ支持収納台1に接続され、嵌合固定台4は接続スリーブを介して前記伸縮支柱2の外に取り付けられ、また、接続スリーブに、伸縮支柱2の伸縮長さをコントロールするための伸縮位置決めコンポーネントが設置され、前記嵌合固定台4の上端面に、ネット支柱3を取り戻す際、ネット支柱3を嵌合して固定するためのポスト嵌合溝42が設置され、嵌合固定台4の下端面に、ラケット嵌合溝44が設置され、更にラケット5がラケット嵌合溝44における位置を制限するために、嵌合固定台4が2つ併設され、前記ネット支柱3は回転位置決め角度調整コンポーネント11を介して支持収納台1に取り付けられ、回転位置決め角度調整コンポーネント11によりネット支柱3の回転角度をコントロールし、前記支持収納台1の内部の中空の一端に、物を収納する収納中空部12が形成され、収納中空部12のノッチに、取り外し可能なカバー13が設置され、カバー13により収納中空部12のノッチを容易に開閉できるようになる。
【0024】
図1に示すように、伸縮支柱2は水平面と平行する横棒であり、伸縮支柱2は三本が設置され、三本の伸縮支柱2が支持収納台1に取り付けられた後形成した断面は「品」状になり、「品」状構造の中で、安定性が比較的に良い伸縮支柱2は三本の伸縮支柱2の中部位置にあり、また、三本の伸縮支柱2の中部にある一本はちょうど二本のネット支柱3の間にもある。中部にあるその伸縮支柱2により、使用者が正面から容易に装置全体を持ち上げて、ネット支柱3は、
図2に示すように、回転した後立てることが可能な縦棒である。
【0025】
支持収納台1に、回転位置決め角度調整コンポーネント11の取り付け場所が設置され、回転位置決め角度調整コンポーネント11は回転軸111と調整部品を備え、調整部品は回転軸111に設置され、回転軸111は回転位置決め角度調整コンポーネント11の取り付け位置に調整可能に取り付けられ、前記回転軸111に、ネット支柱3を取り付けるためのポスト取り付け場所112が設置される。回転位置決め角度調整コンポーネント11を回転位置決め角度調整コンポーネント11の取り付け場所に取り付けた後、位置決め部品115により回転軸111を支持収納台1の内にロックし、位置決め部品115に、固定穴場所1151と位置制限凹溝1152が設置されており、位置制限凹溝1152は曲面状凹溝となり、位置制限凹溝1152の曲面部は回転軸11と接続し、ねじは固定穴場所1151を突き抜けて、位置決め部品115と回転軸111を支持収納台1にロックする。
【0026】
図12と
図13に示すように、回転位置決め角度調整コンポーネント11の本質は、回転して、位置決めて、嵌合固定という役割を果たす構造であり、その中で、回転位置決め角度調整コンポーネント11は以下のような構造となってもよい。
【0027】
一つの実施例として、回転位置決め角度調整コンポーネント11の調整部品は回転歯車113と、位置決めシート116からなり、回転歯車113と位置決めシート116は上記回転歯車113と回転部品の組み合わせたものであり、位置決めシート116は回転歯車113の回転角度を位置決めるための位置決め部品である。
【0028】
回転歯車113は回転位置決め角度調整コンポーネント11の回転軸111に固設され、位置決めシート116は位置決めコントロールブロック114に取り付けられ、位置決めコントロールブロック114は、位置決めシート116と回転歯車113の接触を制御することで、回転歯車113の回転を制限する。位置決めコントロールブロック114の一端は、軸を介して支持収納台1に取り付け(即ち、位置決めコントロールブロック114の一端は軸を中心として回転することができる)、位置決めコントロールブロック114のもう一端はスプリングと接続され、スプリングが静止状態に保つ際、位置決めシート116は回転軸111の真っ下に位置する。上記の通り、位置決めシート116と回転歯車113を組み合わせた構造はただ回転位置決め角度調整コンポーネント11の実施例の一つであり、実際に、ネット支柱3が内に回転すると、回転歯車113と位置きめシート116の開いた方向は反対になる。位置決めシート116と回転歯車113を反対方向にさせるように設置するのは、回転位置決め角度調整コンポーネント11の回転角度を固定するためであり、容易に実際の製品の角度を調整することができる。位置決めシート116と回転歯車113はそれぞれ固定部品と回転部品であり、固定部品により回転部品の回転角度を固定し、実際に使用する際、使用者が容易に必要な角度に調整する。
【0029】
上記説明した回転位置決め角度調整コンポーネント11はただ本発明の代表的な例示となり、簡単で操作しやすいが、唯一の実施形態ではない。本発明を簡単に変更したら、回転位置決め角度調整コンポーネント11は比較的に簡単なプラグ固定にしてもよく(
図19と
図20をご参照ください)、他分野で使用している2つの歯車を押圧、回転、嵌合のような形にしてもよい、即ち
図21と
図22に示す円状凸凹盤構造となる。また、製造際、実際の状況に応じて、電気制御、磁気制御、油制御またはガス制御などの既存の制御方式を使って、本発明の単一の機械構造をインテリジェント制御の機械構造に変わることもできる。例えば、支持ポストが比較的に多いサッカーのドア又は大きなポスターの支持ポストを製造する場合、電気制御、磁気制御、油制御またはガス制御など採用した方が、その回転及び回転後の角度を位置決めるのに操作しやすい。
【0030】
支持収納台1に、ネット支柱3の最大回転角度を制限するための位置制限突起部14が設置される。
【0031】
本発明では、位置制限突起部14と合わせるために、本発明のネット支柱3は断面が三角形になっている三角ネット支柱を採用する。
【0032】
図1-
図8に示すように、本発明では、伸縮支柱は三本が設置され、また、三本の伸縮支柱2は平行に設置され、三本の伸縮支柱2が支持収納台1に取り付けられた後形成した断面は「品」状になり、また、真ん中にある伸縮支柱2によってベースを安定させることができる。
【0033】
接続スリーブは、支持収納台1の両側にある伸縮支柱2と接続している支持接続スリーブ41と、支持収納台1の中部にある伸縮支柱2と接続している安定接続スリーブ43を備える。
【0034】
伸縮位置決めコンポーネントは、接続スリーブに設置された位置制限溝45と、位置制限溝45と対応になって設置された位置制限部品46を備え、それとともに、伸縮支柱2に、対応な位置決め溝が設置され、位置を決める際、位置制限部品46が順次に位置制限溝45と位置決め溝を突き抜けて、伸縮支柱2の長さを固定する。位置制限部品46は
図11に示すようなブレーキに設置してもよい、使用の際、ブレーキを引き上げて伸縮支柱2を両側へ延長させ、伸縮支柱2を延長させるのはポスト全体の安定性を向上させるためである。今市場に販売しているポストは、そのベースの間隔を調整できなく、アウトドアでも使うために、通常ベースの間隔は、ポスト完全に展開した後(ポストが完全に展開した後の状態は
図2をご参照ください、
図2に似ている構造)ネットの一番上の長さより遥かに小さくて、ポストの重さが一定になる場合、ベースの間隔は小さくほどポスト全体の安定性は悪くなるため、本発明では、上記ベースの間隔を調整することができる方案を開示し、当業界で既存のベース間隔に調整不便な課題を解決する。支柱を調整することができるほか、器具を収納しやすく、使わない時、省スペースという利点もある。
【0035】
上記方案はポータブルテントのポストに使ってもよい、簡単にテントを張ったり、収納したりすることができる。本発明の方案により、人たちはポストに対する携帯しやすい、取り外しやすい、取り付けやすい等の要望を応じている、従って、本特許の方案はポストの生産製造分野において強力に普及し、当該分野の製品が市場のニーズにより適合できるようになる。
【0036】
上記の実例の説明は本技術分野の当業者が本発明の技術理念及びその特徴に対する理解及び実施することに手伝うだけに用いられる。それによって、本発明の保護範囲を制限してはいけない。本発明の原理から逸脱しない前提において、実施した改善又は修正は、いずれも本発明の保護範囲とみなすべきである。
【符号の説明】
【0037】
1、支持収納台;11、回転位置決め角度調整コンポーネント;111、回転軸;112、ポスト取り付け場所;113、回転歯車;114、位置決めコントロールブロック;115、位置決め部品;1151、固定穴場所;1152、位置制限凹溝;116、位置決めシート;12、収納中空部;13、カバー;14、位置制限突起部;2、伸縮支柱;3、ネット支柱;4、嵌合固定台;41、支持接続スリーブ;42、ポスト嵌合溝;43、安定接続スリーブ;44、ラケット嵌合溝;45、位置制限溝;46、位置制限部品;
5、バドミントンラケット;6、ネット