(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2021-12-07
(45)【発行日】2022-01-12
(54)【発明の名称】電子カルテ装置および電子カルテ制御方法
(51)【国際特許分類】
G06F 3/04842 20220101AFI20220104BHJP
G16H 10/00 20180101ALI20220104BHJP
【FI】
G06F3/0484 120
G16H10/00
(21)【出願番号】P 2016246931
(22)【出願日】2016-12-20
【審査請求日】2019-08-26
【審判番号】
【審判請求日】2021-01-18
(73)【特許権者】
【識別番号】314005768
【氏名又は名称】PHCホールディングス株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110002952
【氏名又は名称】特許業務法人鷲田国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】川田 敬弘
(72)【発明者】
【氏名】葉山 幸治
(72)【発明者】
【氏名】西村 剛敏
【合議体】
【審判長】▲吉▼田 耕一
【審判官】野崎 大進
【審判官】富澤 哲生
(56)【参考文献】
【文献】特開2010-033577(JP,A)
【文献】米国特許出願公開第2014/0033112(US,A1)
【文献】特開2012-078905(JP,A)
【文献】特開2010-097469(JP,A)
【文献】特開2013-218675(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G06F 3/0484
G16H 10/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
表示画面において、
或る患
者に割り当てられた1つのウィンドウ内の複数のパネルに
おける、
前記或る患者の診療情報
の表示
と、他の患者に割り当てられた他のウィンドウ内の複数のパネルにおける、前記他の患者の診療情報の表示とを同時に行う表示部と、
前記1つのウィンドウ内の前記複数のパネルのうち、少なくとも2つのパネル間のドッキング
と、前記他のウィンドウ内の前記複数のパネルのうち、少なくとも2つのパネル間のドッキングとを制御し、前記表示部を制御して、前記表示画面上に
おいて、前記1つのウィンドウ内でドッキングされた前記パネルを表示させ
、且つ、前記他のウィンドウ内でドッキングされた前記パネルを表示させる制御部と、
を具備し、
前記制御部は、前記表示部に対して、
前記1つのウィンドウ内でドッキングされた
前記パネルを、前記1つのウィンドウの外の領域で表示せずに、前記1つのウィンドウ内の領域のみで表示させ
、且つ、前記他のウィンドウ内でドッキングされた前記パネルを、前記他のウィンドウの外の領域で表示せずに、前記他のウィンドウ内の領域のみで、前記1つのウィンドウ内においてドッキングされた前記パネルのレイアウトと同一のレイアウトで表示させ、前記1つのウィンドウ内の表示状態と、前記他のウィンドウ内の表示状態とを同期させる、
電子カルテ装置。
【請求項2】
前記制御部は、前記1つのウィンドウを閉じた後に再び表示する際、当該1つのウィンドウ内における前記複数のパネルの過去のレイアウトに基づいて、前記表示部に対して、前記複数のパネルを表示させる、
請求項1に記載の電子カルテ装置。
【請求項3】
前記制御部は、前記1つのウィンドウを閉じた後に再び表示する際、予め設定されたレイアウトに基づいて、前記表示部に対して、当該1つのウィンドウ内において前記複数のパネルを表示させる、
請求項1に記載の電子カルテ装置。
【請求項4】
前記制御部は、前記1つのウィンドウ内の前記複数のパネルの少なくとも1つのパネルをウィンドウに変換し、
前記表示部は、前記
少なくとも1つのパネルから変換されたウィンドウを、前記1つのウィンドウの外の領域に表示する、
請求項1に記載の電子カルテ装置。
【請求項5】
表示画面において、
或る患
者に割り当てられた1つのウィンドウ内の複数のパネルに、
前記或る患者の診療情報を表示し、
前記或る患者の診療情報が表示されている前記表示画面において、他の患者に割り当てられた他のウィンドウ内の複数のパネルに、前記他の患者の診療情報を表示し、
前記1つのウィンドウ内の前記複数のパネルのうち、少なくとも2つのパネル間のドッキングを制御し、前記表示画面上のドッキングされた前記パネルの表示を制御し、
前記他のウィンドウ内の前記複数のパネルのうち、少なくとも2つのパネル間のドッキングを制御し、前記表示画面上のドッキングされた前記パネルの表示を制御し、
前記1つのウィンドウ内でドッキングされた
前記パネルを、前記1つのウィンドウの外の領域で表示せずに、前記1つのウィンドウ内の領域のみで表示
し、
前記他のウィンドウ内でドッキングされた前記パネルを、前記他のウィンドウの外の領域で表示せずに、前記他のウィンドウ内の領域のみで、前記1つのウィンドウ内においてドッキングされた前記パネルのレイアウトと同一のレイアウトで表示し、
前記1つのウィンドウ内の表示状態と前記他のウィンドウ内の表示状態とを同期させる、
電子カルテ制御方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、電子カルテ装置および電子カルテ制御方法に関する。
【背景技術】
【0002】
近年、医師等が患者の経過、病名および処方等の診療情報(カルテ情報、診療録と呼ぶこともある)の記録を紙への手書きにより行っていた従来のカルテを、電子的なシステムに置き換えた電子カルテシステムが提案されている。
【0003】
このような電子カルテシステムにおいて、電子カルテ装置は、ウィンドウと呼ばれる作業領域を画面上に複数個表示し、診療情報を表示する必要がある。ここで、複数のウィンドウを表示する従来技術として、ユーザの操作に応じて各ウィンドウの配置(レイアウト)を変更する技術が知られている(例えば、特許文献1を参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、電子カルテ装置の画面上において複数の患者の各々に対する診療情報を表示する際に複数のウィンドウが表示されると、どの診療情報がどの患者の情報であるかをユーザが判別困難になることもあり、ユーザの利便性を低下させてしまうおそれがある。
【0006】
本開示の目的は、ユーザの利便性を向上させることができる電子カルテ装置および電子カルテ制御方法を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本開示の一態様に係る電子カルテ装置は、表示画面において、或る患者に割り当てられた1つのウィンドウ内の複数のパネルにおける、前記或る患者の診療情報の表示と、他の患者に割り当てられた他のウィンドウ内の複数のパネルにおける、前記他の患者の診療情報の表示とを同時に行う表示部と、前記1つのウィンドウ内の前記複数のパネルのうち、少なくとも2つのパネル間のドッキングと、前記他のウィンドウ内の前記複数のパネルのうち、少なくとも2つのパネル間のドッキングとを制御し、前記表示部を制御して、前記表示画面上において、前記1つのウィンドウ内でドッキングされた前記パネルを表示させ、且つ、前記他のウィンドウ内でドッキングされた前記パネルを表示させる制御部と、を具備し、前記制御部は、前記表示部に対して、前記1つのウィンドウ内でドッキングされた前記パネルを、前記1つのウィンドウの外の領域で表示せずに、前記1つのウィンドウ内の領域のみで表示させ、且つ、前記他のウィンドウ内でドッキングされた前記パネルを、前記他のウィンドウの外の領域で表示せずに、前記他のウィンドウ内の領域のみで、前記1つのウィンドウ内においてドッキングされた前記パネルのレイアウトと同一のレイアウトで表示させ、前記1つのウィンドウ内の表示状態と、前記他のウィンドウ内の表示状態とを同期させる。
【0008】
本開示の一態様に係る電子カルテ制御方法は、表示画面において、或る患者に割り当てられた1つのウィンドウ内の複数のパネルに、前記或る患者の診療情報を表示し、前記或る患者の診療情報が表示されている前記表示画面において、他の患者に割り当てられた他のウィンドウ内の複数のパネルに、前記他の患者の診療情報を表示し、前記1つのウィンドウ内の前記複数のパネルのうち、少なくとも2つのパネル間のドッキングを制御し、前記表示画面上のドッキングされた前記パネルの表示を制御し、前記他のウィンドウ内の前記複数のパネルのうち、少なくとも2つのパネル間のドッキングを制御し、前記表示画面上のドッキングされた前記パネルの表示を制御し、前記1つのウィンドウ内でドッキングされた前記パネルを、前記1つのウィンドウの外の領域で表示せずに、前記1つのウィンドウ内の領域のみで表示し、前記他のウィンドウ内でドッキングされた前記パネルを、前記他のウィンドウの外の領域で表示せずに、前記他のウィンドウ内の領域のみで、前記1つのウィンドウ内においてドッキングされた前記パネルのレイアウトと同一のレイアウトで表示し、前記1つのウィンドウ内の表示状態と前記他のウィンドウ内の表示状態とを同期させる。
【発明の効果】
【0009】
本開示によれば、ユーザの利便性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
【
図1】本開示の一実施の形態に係る電子カルテ装置の構成例を示すブロック図
【
図2】本開示の一実施の形態に係る表示画面の一例を示す図
【
図3】本開示の一実施の形態に係る表示画面の一例を示す図
【
図4】本開示の一実施の形態に係る表示画面の一例を示す図
【
図5】本開示の一実施の形態に係る表示画面の一例を示す図
【
図6】本開示の一実施の形態に係る表示画面の一例を示す図
【
図7】本開示の一実施の形態に係る表示画面の一例を示す図
【
図8】本開示の一実施の形態に係る表示画面の一例を示す図
【
図9】本開示の一実施の形態に係る表示画面の一例を示す図
【発明を実施するための形態】
【0011】
以下、本開示の一実施の形態について、図面を参照して詳細に説明する。
【0012】
[装置の構成]
まず、本実施の形態に係る電子カルテ装置の構成について説明する。
【0013】
図1は、本実施の形態に係る電子カルテ装置の構成の一例を示すブロック図である。
【0014】
なお、電子カルテ装置100は、図示しないが、例えば、CPU(Central Processing Unit)、制御プログラムを格納したROM(Read Only Memory)等の記憶媒体、RAM(Random Access Memory)等の作業用メモリ、および通信回路等のハードウェアを有する。すなわち、以下に説明する各部の機能は、例えば、パーソナルコンピュータのCPUが、当該コンピュータのメモリに格納された制御プログラムを読み出して実行することにより、実現される。
【0015】
電子カルテ装置100が表示画面(以下、「カルテ画面」と呼ぶこともある)に表示する「診療情報」は、医師等が記録の対象とする各種の情報のことである。例えば、診療情報としては、患者の基本情報(氏名、年齢、生年月日、性別、住所など)、患者の診療経過を示す経過情報(主訴、現病歴、既往歴、所見、アセスメント等)、過去または現在の病名を示す病名情報、処方(投薬、検査、処置、手術など)内容を示す処方情報、検査結果、グラフなどを示す検査結果情報等が挙げられる。なお、「診療情報」は、これらの情報に限られるものではなく、他の情報を含んでもよい。
【0016】
電子カルテ装置100は、入力された診療情報を、患者毎にまとめて記録する。また、電子カルテ装置100は、患者毎の診療情報を表示画面上に表示することにより、ユーザに対して診療情報の適宜編集を可能とする。
【0017】
図1に示す電子カルテ装置100は、情報格納部110、操作入力部120、制御部130および表示部140を有する。
【0018】
情報格納部110は、ユーザから選択または入力された診療情報を一時的に格納するとともに、ユーザから、診療情報を登録する指示を受け付ける。診療情報を登録する指示があった場合、情報格納部110は、当該診療情報を患者毎に紐付けて格納する。また、情報格納部110は、電子カルテ装置100のグラフィカルユーザインタフェース(GUI)であるカルテ画面を生成するための画像データ、診療情報を構成する入力項目、および、診療情報を所定の書式で表示するための雛形データ等の、各種情報を予め格納している。情報格納部110は、後述の制御部130からアクセス可能となっている。
【0019】
操作入力部120は、例えば、マウス等のポインティングデバイス、キーボードまたはタッチパネル等の入力デバイスを含み、ユーザから選択操作または文字入力操作等の各種操作を受け付ける。操作入力部120は、受け付けた操作の内容を示す操作情報を、制御部130へ出力する。
【0020】
制御部130は、上述の画像データに基づいてカルテ画面を生成して表示部140へ出力する。制御部130は、操作入力部120で行われた操作に応じて、カルテ画面に診療情報を表示させる。なお、電子カルテ装置100におけるカルテ画面上の診療情報の表示方法の詳細については後述する。
【0021】
また、制御部130は、カルテ画面に表示された診療情報に対して登録操作が行われたとき、その診療情報を情報格納部110に登録(記録)する。
【0022】
なお、制御部130は、より詳細には、表示制御部131およびメモリ制御部132を有する。表示制御部131は、各画面の表示制御処理を行う。メモリ制御部132は、情報格納部110への診療情報の登録、および、登録された情報の読み出し等のメモリ制御処理を行う。
【0023】
表示部140は、例えば、液晶ディスプレイ等の画像表示デバイスを含み、制御部130により生成されたカルテ画面を表示する。
【0024】
[診療情報の表示方法]
上述した電子カルテ装置100におけるカルテ画面上の診療情報の表示方法について説明する。
【0025】
電子カルテ装置100は、患者毎に異なる作業領域(以下、「ウィンドウ」と呼ぶ)で診療情報を表示する。さらに、電子カルテ装置100は、各患者の診療情報を、項目(例えば、基本情報、経過情報、検査情報)毎に異なる作業領域(以下、「パネル」と呼ぶ)で表示する。このように、診療情報の各項目を示す複数のパネルを表示する方法は、複数のウィンドウを同時に表示するMDI(Multi Document Interface)アプリケーションと同様の表示方法である。
【0026】
ただし、電子カルテ装置100の表示部140は、表示画面において、患者毎に割り当てられた1つのウィンドウ内の複数のパネルに、当該患者の診療情報を表示する。例えば、電子カルテ装置100では、患者を識別する固有のID(患者ID)に対して1つのウィンドウが設定され、各ウィンドウには、当該ウィンドウに対応する患者IDの患者の診療情報を表示するためのパネルが属している。
【0027】
また、電子カルテ装置100の制御部130は、1つのウィンドウ内の複数のパネルのうち、少なくとも2つのパネル間のドッキングを制御する。すなわち、電子カルテ装置100は、1つのウィンドウ内のパネルに対して、当該ウィンドウ内の他のパネルの上下左右の何れかにドッキングさせることを可能とする。例えば、ユーザは、電子カルテ装置100を操作して、パネル間のドッキング操作を行うことにより、ウィンドウ内のパネルのレイアウト(配置)を自由に設定することができる。
【0028】
図2は、電子カルテ装置100(表示部140)に表示されるカルテ画面上のウィンドウの一例を示す。具体的には、
図2に示すウィンドウ200は、一人の患者(患者ID:29)に割り当てられたウィンドウであり、患者ID29の患者の診療情報を表示するウィンドウである。
【0029】
図2に示すウィンドウ200には、一例として、患者基本情報を示すパネル201、患者の診療内容、処方内容、経過情報(つまり、「カルテ2号紙」)を示すパネル202、検査結果を示すパネル203、および、パネルの操作メニューを示すパネル204が表示されている。なお、ウィンドウ200に表示される診療情報は、
図2に示す情報に限定されるものではない。
【0030】
パネル201には、患者基本情報(つまり、「カルテ1号紙」)として、例えば、患者ID、患者の氏名(カナ、漢字表記)、生年月日、性別、傷病名、保険情報等が表示される。なお、
図2では、患者基本情報を表示するパネル201は、ウィンドウ200内で固定して表示されるものとする。ただし、パネル201の表示位置は、
図2に示す場合に限定されず、他の位置でもよく、移動可能としてもよい。
【0031】
パネル202には、カルテ2号紙の情報として、例えば、経過情報(主訴・現病歴、体温、血圧、脈拍、医師の所見、アセスメント等)および処方・処置情報(
図2では「院外処方」)が表示される(例えば、
図3を参照)。例えば、
図3に示すように、パネル202には、2015年6月17日に作成された患者のカルテ2号紙の情報(経過情報及び院外処方)が表示されている。なお、図示しないが、ウィンドウ200内には、複数のカルテ2号紙のパネル202を表示してもよい。例えば、ユーザは、過去のカルテ2号紙を示すパネル202と、現在のカルテ2号紙のパネル202とを並べて表示して、患者の状況を比較することができる。
【0032】
パネル203には、検査結果として、例えば、検査項目毎に、結果値(単位を含む)、形態、基準値(下限(L)、上限(H))、結果値と基準値との比較結果(判定)、コメント等が表示される。なお、パネル203には、検査結果として、検査結果のグラフ、レントゲン図等が表示されてもよい(図示せず)。
【0033】
パネル204には、パネル操作メニューの一覧が表示される。例えば、パネル204には、カルテ2号紙を表示するパネル202を新規に生成するためのボタン(「カルテ2号紙」)、患者の診療情報のうちの病名を入力するためのボタン(「病名入力」)、患者の検査結果を表示するパネル203を新規に生成するためのボタン(「検査結果」)等が含まれてもよい。なお、パネル204のメニュー一覧に表示されるボタンは、これらに限定されない。
【0034】
また、
図2は、ユーザがパネル202に対してドラッグ操作を行っている状態(つまり、パネル202を移動させている状態)を示している。
【0035】
図2に示すように、ユーザがパネル202に対してドラッグ操作を行っている状態では、電子カルテ装置100は、ウィンドウ200内に、パネル202をドッキングする場所を示すオブジェクト211、212を表示する。また、ドラッグ操作が終了(ドロップ)すると、電子カルテ装置100は、オブジェクト211,212の表示を終了する。
【0036】
オブジェクト211は、ユーザに対して、ドラッグ操作の対象となるパネル202を他のパネルにドッキングさせる状態であることを通知するオブジェクトである。オブジェクト211は、例えば、ユーザがドラッグ操作の対象となるパネル202の表示位置に応じた位置に表示される(例えば、
図2又は
図8を参照)。また、例えば、オブジェクト211は、後述するドッキング可能な他の場所を示すオブジェクト212A~212Dと同様のイメージ(211A,211B,211C,211D)を含んでもよい。また、オブジェクト211は、パネル202と他のパネルとをタブ化させること、または、ウィンドウ200内のパネル202が移動可能な領域(
図2では、ウィンドウ200内のパネル201が配置された領域以外の領域。ドッキング可能領域と呼ぶ)のうち、他のパネル202が配置されていない領域へドッキングさせることを示すイメージ211Eを含んでもよい。
【0037】
ドッキング可能領域のうち、何れのオブジェクト211、212にも重ならない位置においてユーザがパネル202のドラッグ操作を終了した場合(図示せず)、電子カルテ装置100は、パネル202をドッキングせずに、現在のサイズを維持してパネル202を表示する。
【0038】
一方、
図2では、ドッキング可能領域のうち、パネル203、204が配置された領域以外の領域(
図2では、ドッキング可能領域の中央)であって、オブジェクト211の位置と一部または全てと重なった位置においてユーザがパネル202のドラッグ操作を終了した場合、電子カルテ装置100は、ドッキング可能領域の中央にパネル202をドッキングする。
【0039】
図3は、ドッキング可能領域の中央にパネル202がドッキングされた場合のウィンドウ200の表示例を示す。
図3では、電子カルテ装置100は、パネル202をドッキング可能領域の中央にドッキングし、パネル202を、ドッキング可能領域のうち、他のパネル203,204が表示された領域以外の全ての領域に表示する。すなわち、
図3では、ドッキング対象ではない他のパネル203、204の領域は、パネル202のドッキング前後において不変である。
【0040】
図2に示すオブジェクト212Aは、ウィンドウ200内のドッキング可能領域の上端にパネル202がドッキングされることを示すオブジェクトである。オブジェクト212Aは、例えば、ドッキング可能領域の上端付近に表示される。電子カルテ装置100は、ユーザのドラッグ操作によって、パネル202の位置がオブジェクト212Aの位置と一部または全てが重なった場合、ドッキング可能領域の上端において、ドッキング対象のパネル202と、ドッキング可能領域の上端に接しているパネル201とをドッキングする。
【0041】
図4および
図5は、ドッキング可能領域の上端でパネル201とパネル202とがドッキングされた場合のウィンドウ200の表示例を示す。
【0042】
図4では、電子カルテ装置100は、パネル201の幅方向の辺(下辺)の全てに対向するようにパネル202をドッキングする。すなわち、ドッキング後のパネル202は、パネル201と同一の幅を有する。なお、ドッキング後のパネル202の高さは、ドッキング前の高さ(
図2)と同一の高さでもよく、予め設定された高さでもよい。また、
図4では、電子カルテ装置100は、ドッキング後のパネル202の表示領域がドッキング対象ではない他のパネル203、204の表示領域と重複する場合、当該他のパネル203,204の表示領域を、重複部分以外の領域に縮小して表示する。
【0043】
図5では、電子カルテ装置100は、パネル201とパネル202とをドッキングし、パネル202を、他のパネル203,204の表示領域以外の領域において表示可能な幅で表示する。なお、ドッキング後のパネル202の高さは、ドッキング前の高さ(
図2)と同一の高さでもよく、予め設定された高さでもよい。すなわち、
図5では、ドッキング対象ではない他のパネル203、204の領域は、パネル202のドッキング前後において不変である。
【0044】
電子カルテ装置100は、
図4及び
図5の何れか1つのドッキング方法を適用してもよく、ユーザが選択したドッキング方法を適用してもよい。
【0045】
次に、
図2に示すオブジェクト212Bは、ウィンドウ200内のドッキング可能領域の右端にパネル202がドッキングされることを示すオブジェクトである。オブジェクト212Bは、例えば、ドッキング可能領域の右端付近に表示される。電子カルテ装置100は、ユーザのドラッグ操作によって、パネル202の位置がオブジェクト212Bの位置と一部または全てが重なった場合、ドッキング可能領域の右端において、ドッキング対象のパネル202と、ドッキング可能領域の右端に既に表示されているパネル204とをドッキングする。
【0046】
図6は、ドッキング可能領域の右端でパネル202とパネル204とがドッキングされた場合のウィンドウ200の表示例を示す。
図6では、電子カルテ装置100は、パネル202の右辺と、パネル204の左辺とが接するように、パネル202とパネル203とをドッキングする。すなわち、パネル202の高さは、パネル202の高さと同一の高さに調整される。
【0047】
なお、
図6では、ドッキング後のパネル202の幅は、ドッキング前のパネル204の幅と同一の幅に変更されてもよく、予め設定された幅に変更されてもよく、ドッキング前の幅が維持されてもよい。また、
図6では、パネル202とパネル204とがウィンドウ200の幅方向(左右方向)に並ぶようにドッキングされる場合について説明したが、ドッキングの方法はこれに限定されず、例えば、後述するように高さ方向(上下方向)に並ぶようにドッキングされてもよい(例えば、
図7を参照)。
【0048】
次に、
図2に示すオブジェクト212Cは、ウィンドウ200内のドッキング可能領域の下端にパネル202がドッキングされることを示すオブジェクトである。オブジェクト212Cは、例えば、ドッキング可能領域の下端付近に表示される。電子カルテ装置100は、ユーザのドラッグ操作によって、パネル202の位置がオブジェクト212Bの位置と一部または全てが重なった場合、ドッキング可能領域の下端において、ドッキング対象のパネル202と、ドッキング可能領域の下端に既に表示されているパネルとをドッキングする。なお、
図2では、ウィンドウ200のドッキング可能領域の下端に、パネル202がドッキング可能な他のパネルは存在しないので、パネル202に対するドッキング処理は行われない。
【0049】
次に、
図2に示すオブジェクト212Dは、ウィンドウ200内のドッキング可能領域の左端にパネル202がドッキングされることを示すオブジェクトである。オブジェクト212Dは、例えば、ドッキング可能領域の左端付近に表示される。電子カルテ装置100は、ユーザのドラッグ操作によって、パネル202の位置がオブジェクト212Dの位置と一部または全てが重なった場合、ドッキング可能領域の左端において、ドッキング対象のパネル202と、ドッキング可能領域の左端に既に表示されているパネル203とをドッキングする。
【0050】
図7は、ドッキング可能領域の左端でパネル202とパネル203とがドッキングされた場合のウィンドウ200の表示例を示す。
図7では、電子カルテ装置100は、パネル202の上辺と、パネル203の下辺とが接するように、パネル202とパネル203とをドッキングする。
【0051】
なお、
図7において、ドッキング後のパネル202,203の高さは、予め設定された高さでもよい。また、ドッキング後のパネル202,203の幅は、パネル202,203の何れか一方の幅と同一の幅でもよく、予め設定された幅でもよい。また、
図7では、パネル202とパネル203とがウィンドウ200の高さ方向(上下方向)に並ぶようにドッキングされる場合について説明したが、ドッキングの方法はこれに限定されず、例えば、
図6に示すように幅方向(左右方向)に並ぶようにドッキングされてもよい。
【0052】
以上、
図2において、パネル202をオブジェクト212A~212Dの何れかに重ねてユーザがドラッグ操作を終了することによって電子カルテ装置100がドッキングを実行する方法について説明した。しかし、ドッキングの方法はこれに限定されず、例えば、オブジェクト211に含まれるイメージ211A~211D(それぞれオブジェクト212A~212Dに対応)の何れかにパネル202(例えば、パネル202のドラッグ操作を示すカーソル)を重ねてユーザがドラッグ操作を終了することによって、電子カルテ装置100がドッキングを実行してもよい。これにより、ユーザは、パネル202をウィンドウ200の端付近に表示されるオブジェクト212A~212Dまで移動させることなく、同様のドッキングを行うことができる。
【0053】
または、電子カルテ装置100は、パネル202をオブジェクト212A~212Dの何れかに重ねてユーザがドラッグ操作を終了した場合、ドッキング可能領域の全体(
図2では、ウィンドウ200内のパネル201の領域以外の領域)に対してドッキングを実行し、パネル202をイメージ211A~211Dの何れかに重ねてユーザがドラッグ操作を終了した場合、ドッキング可能領域のうち、パネルが表示されていない領域(
図2では、ウィンドウ200内のパネル201、203、204の領域以外の領域)に対してドッキングを実行してもよい。例えば、
図2において、電子カルテ装置100は、パネル202に対するドラッグ操作がオブジェクト212A上で終了した場合、
図4に示すように、パネル201の横幅と同様になるように、パネル202をドッキングし、パネル202に対するドラッグ操作がイメージ211A上で終了した場合、
図5に示すように、パネル201の横幅からパネル203、204の横幅を差し引いた幅になるように、パネル202をドッキングしてもよい。
【0054】
次に、
図2において、パネル202と他のパネルとをタブ化させる場合について説明する。
図8および
図9は、タブ化処理の一例を示す。
【0055】
なお、
図8は、一例として、ユーザが
図8に示すパネル202に対してドラッグ操作を行い、パネル202(またはカーソル)がパネル203上に位置している状態を示している。つまり、
図8では、オブジェクト211は、ドラッグ操作対象のパネル202のドッキング対象となるパネル上(例えば、中央付近)に表示されている。また、
図8では、オブジェクト212A~212Dは、
図2と同様の位置に表示されている。なお、オブジェクト211は、ドラッグ操作対象のパネル202(またはカーソル)がドッキング対象となるパネルが存在しない領域に位置する場合、ウィンドウ200の中央付近に表示されてもよい(例えば、
図2を参照)。
【0056】
例えば、
図8に示すように、電子カルテ装置100は、ユーザのドラッグ操作によって、ドッキング対象のパネル202の位置がドッキングされる他方のパネル203の位置(ただし、オブジェクト212Bと重ならない位置)と一部または全てが重なった場合、
図9に示すように、パネル202とパネル203とをタブ化して、タブ化後のパネル205を表示する。
図9では、タブ202aが選択された状態であり、電子カルテ装置100は、パネル202に相当する内容(カルテ2号紙)を表示している。同様に、タブ203aが選択された状態では、電子カルテ装置100は、パネル203に相当する内容(検査結果)を表示する(図示せず)。
【0057】
以上、ウィンドウ200内でのパネルのドッキング方法について説明した。このように、電子カルテ装置100の制御部130は、1つのウィンドウ200内の複数のパネルのうち、少なくとも2つのパネル間のドッキングを制御する。
【0058】
ユーザは、電子カルテ装置100を操作することにより、上述したドッキング方法に従って、ウィンドウ200内のパネルのレイアウトを自由に変更することができる。電子カルテ装置100の制御部130は、表示部140に対して、表示されるカルテ画面上に、複数の患者の各々に割り当てられたウィンドウ200で、複数の患者の診療情報をそれぞれ表示させてもよい。これにより、ユーザは、複数の患者の診療情報を同時に閲覧することができる。
【0059】
ただし、電子カルテ装置100は、一人の患者に対応するウィンドウ200内の複数のパネルがドッキングしたパネル(ドッキングパネル)、または、複数のパネルがタブ化されたパネル(タブ化パネル)が当該ウィンドウ200の領域外にはみ出して表示されないように制御する。すなわち、電子カルテ装置100の制御部130は、表示部140を制御して、ドッキングパネルを、1つのウィンドウ200の外の領域で表示せずに、1つのウィンドウ200内の領域のみで表示させる。
【0060】
これにより、電子カルテ装置100は、一人の患者の診療情報を示すパネルを、複数のウィンドウに跨がって表示しない。つまり、電子カルテ装置100は、複数の患者の診療情報を同時に表示する場合でも、患者毎の診療情報を、各患者に対応するウィンドウ200単位でそれぞれ表示する。これにより、ユーザは、複数の患者の診療情報を同時に閲覧する場合でも、各患者の診療情報を明確に区別でき、患者間で診療情報を混同してしまうことを防ぐことができる。
【0061】
以上、説明したように、本実施の形態では、電子カルテ装置100は、表示画面において、患者毎に割り当てられた1つのウィンドウ200内の複数のパネルに、当該患者の診療情報を表示する表示部140と、1つのウィンドウ200内の複数のパネルのうち、少なくとも2つのパネル間のドッキングを制御し、表示画面上のドッキングされたパネルの表示を制御する制御部130と、を具備する。また、電子カルテ装置100において、表示部140は、ドッキングされたパネルを、1つのウィンドウ200の外の領域で表示せずに、1つのウィンドウ200内の領域のみで表示する。
【0062】
これにより、ユーザは、患者毎の診療情報をウィンドウ200単位で区別しつつ、かつ、各患者の診療情報を表示する複数のパネルを、当該患者のウィンドウ200内において閲覧しやすいように自由にレイアウトを変更することができる。よって、本実施の形態によれば、ユーザの利便性を向上させることができる。
【0063】
<他の実施の形態>
(1)上記実施の形態において、ウィンドウ200内に表示されるパネルの内容、および、パネル数は、
図2に示す例に限定されず、他の情報を表示するパネルでもよい。また、ドッキングされる複数のパネルのドッキング後の表示領域は、上述した
図3~
図9に限定されず、他の表示領域が設定されてもよい。
【0064】
(2)電子カルテ装置100は、設定したウィンドウ200内の複数のパネルのレイアウトを保存してもよい。そして、電子カルテ装置100は、保存したレイアウトを任意のタイミングで読み出すことにより、ユーザが好むレイアウトを現在表示されているウィンドウ200内のパネルに適用してもよい。
【0065】
また、電子カルテ装置100は、或る患者に割り当てられた1つのウィンドウ200において保存したパネルのレイアウトを、他の患者に割り当てられた他のウィンドウ200
内のパネルのレイアウトとして設定してもよい。こうすることで、電子カルテ装置100は、複数の患者に対応するウィンドウ200に対して同一のレイアウトを設定することができ、複数の患者のウィンドウ200の表示状態を同期させることができる。
【0066】
これにより、例えば、ユーザが、複数の患者の診療情報を同時に閲覧する場合等において、複数の患者の診療情報を対比しやすくなり、ユーザの利便性をさらに向上させることができる。
【0067】
(3)電子カルテ装置100の制御部130は、ウィンドウ200を一旦閉じた後に再び表示する際、当該ウィンドウ200における、閉じる直前のパネルのレイアウトを設定してもよく、予め決められたレイアウトを設定してもよく、または、過去に保存したレイアウトを読み出して設定してもよい。そして、制御部130は、設定したレイアウトに基づいて、表示部140に対して、ウィンドウ200内の複数のパネルを表示させる。これにより、各患者のウィンドウ200を新たに表示する度にユーザがウィンドウ200内のパネルのレイアウトを再設定する必要がなくなる。
【0068】
(4)電子カルテ装置100は、ウィンドウ200内のパネルを、当該ウィンドウ200の表示領域外に表示するような設定変更を可能としてもよい。
【0069】
具体的には、電子カルテ装置100は、1つのウィンドウ200内の複数のパネルのうち、少なくとも1つのパネルを新たなウィンドウに変換してもよい。電子カルテ装置100は、変換後のウィンドウを、変換前にパネルとして属していたウィンドウ200と独立したウィンドウとして扱う。これにより、電子カルテ装置100は、変換後のウィンドウに表示される診療情報を、元のウィンドウ200の領域外で表示することができる。
【0070】
これにより、ユーザは、各患者の診療情報の表示(レイアウト)をより自由に変更することができる。例えば、電子カルテ装置100は、複数のパネルのうち、ウィンドウ200の表示領域外に表示可能となるパネルを予め設定してもよく、ユーザの選択によって設定してもよい。
【0071】
また、電子カルテ装置100は、ウィンドウとして表示されている診療情報を、他のウィンドウに属するパネルに変換してもよい。
【0072】
(5)電子カルテ装置100が適用されるデバイスは、上述の例に限定されない。電子カルテ装置100は、例えば、タッチパネル付きディスプレイを備えたタブレット型端末に適用されてもよい。
【0073】
また、電子カルテ装置100の構成の一部は、電子カルテ装置100の構成の他の部分と物理的に離隔していてもよい。この場合、それらの構成は、互いに通信を行うための通信部をそれぞれ備える必要がある。すなわち、電子カルテ装置100は、クラウドコンピューティングにより実現されてもよい。すなわち、サーバ装置(図示せず)が情報格納部110を備え、電子カルテ装置100は、ネットワーク(例えば、LAN(Local Area Network)またはインターネット等)を介してサーバ装置に接続し、診療情報を取得してもよい。
【0074】
また、上記実施の形態は、何れも本発明を実施するにあたっての具体化の一例を示したものに過ぎず、これらによって本発明の技術的範囲が限定的に解釈されてはならないものである。すなわち、本発明はその要旨、またはその主要な特徴から逸脱することなく、様々な形で実施することができる。
【0075】
<本開示のまとめ>
本開示の電子カルテ装置は、表示画面において、患者毎に割り当てられた1つのウィンドウ内の複数のパネルに、当該患者の診療情報を表示する表示部と、前記1つのウィンドウ内の前記複数のパネルのうち、少なくとも2つのパネル間のドッキングを制御し、前記表示部を制御して、前記表示画面上にドッキングされた前記パネルを表示させる制御部と、を具備し、前記制御部は、前記表示部に対して、前記ドッキングされたパネルを、前記1つのウィンドウの外の領域で表示せずに、前記1つのウィンドウ内の領域のみで表示させる。
【0076】
本開示の電子カルテ装置において、前記制御部は、前記表示部に対して、複数の患者の各々に割り当てられた前記ウィンドウで、前記複数の患者の診療情報をそれぞれ表示させる。
【0077】
本開示の電子カルテ装置において、前記制御部は、前記1つのウィンドウを閉じた後に再び表示する際、当該1つのウィンドウ内における前記複数のパネルの過去のレイアウトに基づいて、前記表示部に対して、前記複数のパネルを表示させる。
【0078】
本開示の電子カルテ装置において、前記制御部は、前記1つのウィンドウを閉じた後に再び表示する際、予め設定されたレイアウトに基づいて、前記表示部に対して、当該1つのウィンドウ内において前記複数のパネルを表示させる。
【0079】
本開示の電子カルテ装置において、前記制御部は、前記1つのウィンドウ内の前記複数のパネルのレイアウトを保存し、前記保存したレイアウトに基づいて、他の患者に割り当てられた他のウィンドウ内における前記複数のパネルのレイアウトを設定する。
【0080】
本開示の電子カルテ装置において、前記制御部は、前記1つのウィンドウ内の前記複数のパネルの少なくとも1つのパネルをウィンドウに変換し、前記表示部は、前記変換後のウィンドウを、前記1つのウィンドウの外の領域に表示する。
【0081】
本開示の電子カルテ制御方法は、表示画面において、患者毎に割り当てられた1つのウィンドウ内の複数のパネルに、当該患者の診療情報を表示し、前記1つのウィンドウ内の前記複数のパネルのうち、少なくとも2つのパネル間のドッキングを制御し、前記表示画面上のドッキングされた前記パネルの表示を制御し、前記ドッキングされたパネルを、前記1つのウィンドウの外の領域で表示せずに、前記1つのウィンドウ内の領域のみで表示する。
【産業上の利用可能性】
【0082】
本開示の一態様は、診療情報を表示する電子カルテ装置および電子カルテ制御方法として有用である。
【符号の説明】
【0083】
100 電子カルテ装置
110 情報格納部
120 操作入力部
130 制御部
131 表示制御部
132 メモリ制御部
140 表示部