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▶ 山田 泰平の特許一覧

(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B1)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2021-12-08
(45)【発行日】2022-01-12
(54)【発明の名称】ウルトラファインバブル発生装置
(51)【国際特許分類】
   B01F 23/23 20220101AFI20220104BHJP
   B01F 23/20 20220101ALI20220104BHJP
   B01F 25/40 20220101ALI20220104BHJP
   B01F 27/70 20220101ALI20220104BHJP
   B01J 19/00 20060101ALI20220104BHJP
【FI】
B01F3/04 A
B01F3/04 Z
B01F5/00 D
B01F7/04 A
B01J19/00 B
【請求項の数】 8
(21)【出願番号】P 2021003031
(22)【出願日】2021-01-12
【審査請求日】2021-01-27
【早期審査対象出願】
(73)【特許権者】
【識別番号】515303621
【氏名又は名称】山田 泰平
(74)【代理人】
【識別番号】110001276
【氏名又は名称】特許業務法人 小笠原特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】山田 泰平
【審査官】壷内 信吾
(56)【参考文献】
【文献】特開2014-195793(JP,A)
【文献】特開昭62-042728(JP,A)
【文献】特開2012-139646(JP,A)
【文献】米国特許出願公開第2005/0035673(US,A1)
【文献】国際公開第2019/116642(WO,A1)
【文献】特開2017-080721(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
B01F 1/00-5/26
B01F 7/00-7/32
B01J 10/00-12/02,14/00-19/32
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
円柱状のシャフトと、
中空部を有し、前記中空部の内周面と前記シャフトの外周面との間に所定間隔を空けて前記シャフトを収容する筒状体と、
前記シャフトの外周面と前記筒状体の内周面との間に設けられ、前記筒状体の一方端側から他方端側に向かって螺旋状に延びる流路を形成すると共に、前記流路を流れる流体に乱流を発生させる複数のブレードとを備え、
前記筒状体の内周面の全面に、前記シャフトの軸方向に延びる凸条からなる複数のリブが設けられ、
前記複数のリブの各々の高さが、前記流路の旋回方向の反対側に隣接するリブとの接続部から、前記流路の旋回方向側に隣接するリブとの接続部にかけて、前記流路の旋回方向に向かうにつれて増加し、前記複数のリブの各々と、前記流路の旋回方向側に隣接するリブとの接続部に段差が設けられる、ウルトラファインバブル発生装置。
【請求項2】
前記シャフトの中心軸と直交する平面に沿った前記リブの断面が三角形である、請求項1に記載のウルトラファインバブル発生装置。
【請求項3】
前記複数のブレードの各々は、前記筒状体の径方向に延びる1以上の凸部を有し、
前記流路の旋回方向に向かうにつれて、前記複数のブレードの各々に設けられた前記1以上の凸部の厚みが増加する、請求項1または2に記載のウルトラファインバブル発生装置。
【請求項4】
前記複数のブレードの各々の断面が鋸刃状である、請求項1~3のいずれかに記載のウルトラファインバブル発生装置。
【請求項5】
前記流体活性化装置は、同一形状を有する複数のユニットから構成されており、
前記複数のユニットの各々は、
円柱状のコアと、
前記コアと同軸であり、前記コアの外周面との間に所定間隔を空けて前記コアを取り囲む筒状の周壁と、
前記コアの外周面及び/または前記周壁の内周面に接続され、前記コアの周方向に所定のピッチで配置される複数の前記ブレードとを備え、
前記周壁の内周面の全面に、前記複数のリブを構成する複数の凸部が設けられる、請求
項1~4のいずれかに記載のウルトラファインバブル発生装置。
【請求項6】
前記複数のユニットの各々は、前記流体活性化装置の一方端側から他方端側に向かって順に、前記コアの中心軸の周りに一定の回転方向に一定の回転角度ずつ回転して配置されており、
前記周壁の内側に、前記流体活性化装置の前記一方端側から前記他方端側へと螺旋状に延びる前記流路が形成される、請求項5に記載のウルトラファインバブル発生装置。
【請求項7】
前記コアの両面のうち、前記流体活性化装置の前記一方端側の面に第1の嵌合部が設けられ、前記流体活性化装置の前記他方端側の面に前記第1の嵌合部と嵌合可能な第2の嵌合部が設けられ、
前記第2の嵌合部は、前記第1の嵌合部に対して、前記コアの中心軸の周りに前記一定の回転方向に前記一定の回転角度だけ回転した回転位置に設けられる、請求項6に記載のウルトラファインバブル発生装置。
【請求項8】
前記周壁の外周面には、第1の位置決め部及び第2の位置決め部が設けられており、
隣接する一対のユニットの一方に設けられた前記第1の位置決め部と、前記隣接する一対のユニットの他方に設けられた前記第2の位置決め部とを、前記周壁の周方向における同一の回転位置に配置したときに、前記ユニットの前記他方が、前記ユニットの前記一方に対して、前記コアの中心軸周りに前記一定の回転方向に前記一定の回転角度だけ回転した回転位置に配置される、請求項6または7に記載のウルトラファインバブル発生装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、流体を活性化する流体活性化装置に関するものである。
【背景技術】
【0002】
近年、ウルトラファインバブルと呼ばれる微細な気泡を液体中に発生させる技術が注目されている。ウルトラファインバブル(ウルトラファインナノバブルとも呼ばれる)は、球相当直径が1μm未満の極めて微細な気泡であり、液体中に安定して存在する。ウルトラファインバブルは、無色透明で肉眼で直接確認することができないが、粒子径や個数濃度を測定する技術が種々開発されている。液体中にウルトラファインバブルを発生させることにより様々な作用が得られるため、水産業、農業、医療、食品工業、化学工業等の様々な分野での利用が研究されている。例えば、ウルトラファインバブルを液体中に発生させると、生物の生育促進、殺菌、洗浄力向上、燃料の燃焼効率向上、塗料の均一性向上等の様々な作用が得られることが確認されている。
【0003】
特許文献1には、液体中にウルトラファインバブルを発生できる装置として、円柱のシャフトの外周面に複数のブレードを設けたブレード体を筒状の収容間に収容した構成が記載されている。特許文献1では、ブレードに屈曲部を設けることにより、ブレード間を流れる液体に複雑な乱流を発生させ、これによりウルトラファインバブルの発生効率を向上している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【文献】特許第6490317号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
液体中に発生させるウルトラファインバブルの高濃度化を図るために、ウルトラファインバブルの発生効率を更に向上させることが求められている。
【0006】
それ故に、本発明は、流体を効率的に活性化できる流体活性化装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明に係るウルトラファインバブル発生装置は、円柱状のシャフトと、中空部を有し、中空部の内周面とシャフトの外周面との間に所定間隔を空けてシャフトを収容する筒状体と、シャフトの外周面と筒状体の内周面との間に設けられ、筒状体の一方端側から他方端側に向かって螺旋状に延びる流路を形成すると共に、流路を流れる流体に乱流を発生させる複数のブレードとを備え、筒状体の内周面の全面に、シャフトの軸方向に延びる凸条からなる複数のリブが設けられ、複数のリブの各々の高さが、流路の旋回方向の反対側に隣接するリブとの接続部から、流路の旋回方向側に隣接するリブとの接続部にかけて、流路の旋回方向に向かうにつれて増加し、複数のリブの各々と、流路の旋回方向側に隣接するリブとの接続部に段差が設けられるものである。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、流体を効率的に活性化できる流体活性化装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1】第1の実施形態に係る流体活性化装置の斜視図
図2図1に示す流体活性化装置の構成ユニットの斜視図
図3図2に示す構成ユニットの表面図
図4図2に示す構成ユニットの裏面図
図5図4に示す構成ユニットの上面図
図6図3に示すVI-VIラインに沿う断面を平面に展開した展開図
図7】第2の実施形態に係る流体活性化装置の構成ユニットの斜視図
図8図7に示す構成ユニットの表面図
図9図8に示すIX-IXラインに沿う断面を平面に展開した展開図
図10】第2の実施形態の変形例に係る流体活性化装置の構成ユニットの斜視図
図11図10に示す構成ユニットの表面図
図12図11に示すXII-XIIラインに沿う断面を平面に展開した展開図
図13A】第3の実施形態に係る流体活性化装置の部分断面図
図13B図13Aに示す筒状体の断面図
図14図13Aに示すXIV-XIVラインに沿う断面図
図15】第3の実施形態の変形例に係る流体活性化装置の部分断面図
図16】第4の実施形態に係る流体活性化装置の部分断面図
図17A】第5の実施形態に係る流体活性化装置の断面図
図17B】第5の実施形態の変形例1に係る流体活性化装置の断面図
図17C】第5の実施形態の変形例2に係る流体活性化装置の断面図
図17D】第5の実施形態の変形例3に係る流体活性化装置の断面図
図18】第6の実施形態に係る流体活性化装置の断面図
図19】第7の実施形態に係る流体活性化装置の概略図
図20】第8の実施形態に係る流体活性化装置の概略図
【発明を実施するための形態】
【0010】
(第1の実施形態)
図1は、第1の実施形態に係る流体活性化装置の斜視図である。
【0011】
流体活性化装置100は、全体として筒形状を有しており、供給された流体を活性化する装置である。本明細書において、流体が液体の場合、活性化とは、流体内に直径1μm未満のウルトラファインバブルを多数発生させることをいう。また、流体が気体の場合、活性化とは、気体分子をクラスター化させることをいう。流体活性化装置100は、図1の左側端部が上流側となり、図1の右側端部が下流側となるように、パイプやチューブ等の配管の途中に接続される。
【0012】
流体活性化装置100は、円柱状のシャフト21と、シャフト21を収容する筒状体22と、シャフト21の外周面と筒状体22の内周面との間に設けられる複数のブレード3とを備える。本実施形態に係る流体活性化装置100は、同一形状を有する複数のユニット10を組み合わせて構成されており、ユニット10の一部であるコア1の複数によりシャフト21が構成され、ユニット10の一部である周壁2の複数により筒状体22が構成されている。筒状体22は、中空部を有しており、中空部にシャフト21を収容している。図1に示すように、筒状体22の内周面には、シャフト21の軸方向に延びる凸条からなる複数のリブ24が設けられている。複数のリブ24は、ユニット10の一部である凸部4の複数により構成さていれる。
【0013】
以下、図2図6を参照しながら、ユニット10の詳細を説明する。
【0014】
図2は、図1に示す流体活性化装置の構成ユニットの斜視図であり、図3は、図2に示す構成ユニットの表面図であり、図4は、図2に示す構成ユニットの裏面図であり、図5は、図4に示す構成ユニットの上面図であり、図6は、図3に示すVI-VIラインに沿う断面を平面に展開した展開図である。尚、以降の図面では、xyz座標系で方向を特定する場合がある。z軸正方向が流体の流れ方向に相当する。
【0015】
ユニット10は、コア1と、周壁2と、複数のブレード3とを備える。ユニット10は、例えば、樹脂の射出成形により形成することができる。
【0016】
コア1は、円柱状の部材である。コア1には、貫通孔5、ボス6、凹部7が設けられている。また、コア1の上流側の面及び下流側の面には、樹脂量の低減を図る目的で肉盗み部8及び9が設けられている。
【0017】
貫通孔5は、コア1の中心を貫通する円形の孔である。貫通孔5は、複数のコア1を図1に示すように接続して流体活性化装置100を構成した際に、流体活性化装置100をその中心軸に沿って貫通する流路を構成するためのものである。この流路は、流体活性化装置100から流出した流体(ウルトラファインバブルを多数含む流体)に他の液体や気体を供給できるように設けられている。流体に他の液体や気体を注入する必要がない場合は、貫通孔5は閉鎖されても良いし、貫通孔5を省略しても良い。
【0018】
ボス6は、コア1の両面のうち、流体活性化装置100の上流側となる面(図3)に設けられている。また、凹部7は、コア1の両面のうち、流体活性化装置100の下流側となる面(図4)に設けられている。ボス6及び凹部7は、互いに嵌合可能な形状を有しており、隣接するコア1を接続するために設けられている。凹部7は、ボス6に対してコア1の中心軸AX周りに所定角度だけ回転した位置に配置されている。つまり、流体活性化装置100の上流側または下流側からコア1を平面視した場合、ボス6と凹部7とは完全に重ならない回転位置に設けられている。尚、本実施形態の構成に代えて、コア1の上流側の面に凹部7を設け、コア1の下流側の面にボス6を設けても良い。また、隣接するコア1同士を接続可能であれば、ボス6及び凹部7以外の嵌合構造を構成する嵌合部を上流側及び下流側の面に設けても良い。また、接着剤等でコア1同士を接合する場合は、嵌合部を省略しても良い。
【0019】
周壁2は、コア1と同軸の筒形状あるいは環状の部材である。周壁2は、コア1の外周面との間に所定間隔を空けてコア1を取り囲む。周壁2の外面には、第1の位置決め部11及び第2の位置決め部12が設けられている(図3図5)。第1の位置決め部11及び第2の位置決め部12は、コア1を組み合わせる際に、隣接するコア1同士の相対的な回転位置を容易に合わせることができるように設けられている。第1の位置決め部11及び第2の位置決め部12の詳細は後述する。周壁2の内周面には、複数の凸部4が設けられている。凸部4は、コア1の中心軸AX方向に延びる凸条からなる。図3及び4に示すように、コア1の中心軸AXと直交する平面(以下、「xy平面」という)と平行な各凸部4の断面は三角形である。複数の凸部4が周壁2の周方向の全周に渡って隙間なく設けられており、xy平面と平行な周壁2の内周面の断面形状は鋸刃状である。また、図3及び図4に示すように、凸部4は、ブレード3の上流側及び下流側の両方に設けられる。
【0020】
xy平面と平行な断面上における凸部4の高さ、頂角の大きさ、底辺を除く二辺のそれぞれの長さは特に限定されず、流体活性化装置100に供給する流体の粘度や流速、流体に加えられる圧力、許容される圧力損失等に基づいて設定することができる。尚、凸部4の高さとは、xy平面と平行な断面上において、隣接する谷部を結んだ線分から凸部4の頂点までの垂直高さをいう。また、頂角の大きさ及び底辺を除く二辺のそれぞれの長さも、xy平面と平行な断面上における値を指す。また、凸部4の断面形状は、三角形でなくても良い。例えば、凸部4の斜面の一方または両方が曲面であっても良い。
【0021】
複数のブレード3は、コア1の外周面と周壁2の内周面との間の空間を流れる流体をコア1の中心軸AX周りに旋回させると共に、流体に乱流を発生させることにより、ウルトラファインバブルを発生させる部材である。ブレード3の各々は、コア1の外周面と周壁2の内周面とを接続する。ブレード3は、コア1の外周面及び周壁2の内周面のいずれか一方に接続されていても良いが、コア1の外周面及び周壁2の内周面の両方に接続されていることにより、ブレード3の強度が向上する。ブレード3の各々は、コア1の周方向に一定のピッチで設けられている。ブレード3の各々は、コア1の中心軸AXに対して所定の角度で傾斜して配置されている。具体的には、ブレード3の各々は、流路の旋回方向(本実施形態では、上流側から見たときに、コア1の中心軸AXを中心とする反時計回り方向)に向かうにつれて、コア1の上流側の面を含む平面Pからブレード3の表面(上流側の面)までの垂直距離が増加するように傾斜している(図6)。ブレード3の各々の傾斜角度は一定である。図6に示すように、本実施形態において、ブレード3は、平板状の主面部13と、主面部の下流側の端縁に沿って設けられた屈曲部14とを有する。主面部13の上流側の端縁は、流体抵抗を低減するため薄刃状に形成されていることが好ましい。屈曲部14は、ブレード3の下流側の面に沿って流れる流体に乱流(渦)を発生させる。屈曲部14によって乱流が生じることによりウルトラファインバブルが発生すると考えられる。ブレード3の数や傾斜角度は、特に限定されず、流体活性化装置100に供給する流体の粘度や流速、流体に加えられる圧力、許容される圧力損失等に基づいて設定することができる。
【0022】
再度、図1を参照して、流体活性化装置100について更に説明する。
【0023】
図1に示す流体活性化装置100は、複数のユニット10をコア1の中心軸AX方向に連結することにより構成される。上述したように、コア1の上流側の面(図3)及び下流側の面(図4)にはそれぞれボス6及び凹部7が設けられている。そこで、1つのユニット10の凹部7に、別のユニット10のボス6を嵌合させることによって、2つのユニット10を連結することができる。連結したユニット10に次々と別のユニットを連結することにより、流体活性化装置100を構成することができる。尚、流体活性化装置100を構成するユニット10の数は特に限定されない。
【0024】
凹部7は、ボス6に対してコア1の中心軸AX周りに所定角度だけ回転した回転位置に配置されている。したがって、複数のユニット10をボス6及び凹部7の嵌合により連結させると、複数のユニット10の各々は、流体活性化装置100の上流側から下流側に向かって順に、コア1の中心軸AXの周りに一定の回転方向に一定の回転角度ずつ回転して配置される。例えば、図1の例において、隣接する2つのユニット10のうちの下流側のユニット10は、上流側のユニット10に対して、上流側から見たときにコア1の中心軸周りに反時計回りに27.5°回転した位置に配置することができる。このように、複数のユニット10を、流体活性化装置の上流側から下流側に向かって順に、一定の回転方向に一定の回転角度ずつ回転させて連結すると、複数のユニット10の各々に設けられたブレード3の回転位置がユニット10毎に一定の回転角度ずつずれることになる。各ユニット10のブレード3を一定の回転角度ずつ回転方向にずらして配置することにより、筒状体22(周壁2)の内側に流体活性化装置100の上流側から下流側へと螺旋状に延びる流路が形成される。
【0025】
また、図3図5に示したように、周壁2の外周面には、第1の位置決め部11及び第2の位置決め部12が設けられている。第2の位置決め部12は、ユニット10の上流側から見たときに、第1の位置決め部11に対して、コア1の中心軸AX周りに反時計回りに一定角度だけ回転した回転位置に設けられている。そこで、図1に示すように、隣接する一対のユニット10を連結する際、上流側のユニット10の第2の位置決め部12と、下流側のユニット10の第1の位置決め部とを同じ回転位置に配置する。これにより、下流側のユニット10を、上流側のユニットに対して、一定の回転方向に一定の回転角度だけ回転した回転位置に配置することができる。また、第1の位置決め部11及び第2の位置決め部12の中心軸AX周りの相対的な回転角度と、ボス6に対する凹部7の中心軸AX周りの相対的な回転角度とが等しく設定されている。したがって、このとき、ボス6と凹部7とが嵌合可能な位置関係となる。
【0026】
つまり、上流側のユニット10の第2の位置決め部12及び下流側のユニット10の第1の位置決め部11の回転位置を合わせることにより、設計された一定の回転角度ずつ同方向に各ユニットをずらして配置することができ、かつ、ボス6及び凹部7の位置合わせも行うことができる。尚、連結した複数のユニット10は、接着剤等で固定しても良い。
【0027】
使用時において、流体活性化装置100は、配管の途中に取り付けられる。尚、流体活性化装置100の出口部分で気体を混合する場合は、コア1に設けられた貫通孔5によって形成される流路に気体を供給するための供給管が接続される。気体が導入されない場合は、貫通孔5によって形成される流路は閉鎖される。
【0028】
流体活性化装置100には、上流側の配管から流体が供給される。流体は、液体であっても良いし、気体であっても良い。また、複数種類の流体を合わせて供給しても良い。複数種類の流体を供給した場合、流体活性化装置の作用により、複数種類の流体を均一に混合することができる。流体を混合する場合、液体のみの組み合わせを供給しても良いし、気体のみの組み合わせを供給しても良いし、液体と流体の組み合わせを供給しても良い。以下では、流体が液体であり、液体中にウルトラファインバブルを発生させる例を説明する。
【0029】
コア1と周壁2とで挟まれた空間に供給された流体は、周方向に隣接するブレード3の間を通過して下流側のユニット10に流れる。このとき、図6に示したブレード3の屈曲部14によって発生する乱流により、流体中にウルトラファインバブルが発生する。上述の通り、上流側から下流側へと順に、各ユニットのブレード3の回転位置が上流側から見て中心軸AXを中心として反時計回り方向に一定角度ずつずれているため、周方向に隣接するブレード3間の空間が順に繋がり、反時計回りの螺旋状に延びる流路となる。流体は、この螺旋状の流路を流れる間にブレード3の屈曲部14に複数回衝突するため、ウルトラファインバブルが繰り返し発生する。
【0030】
また、流体が螺旋状の流路を通過するにつれて、半時計周りの旋回流が発生する。旋回流が発生すると流体に遠心力が働くため、流体は周壁2の内周面に強い力で衝突する。本実施形態に係る流体活性化装置100は、周壁2の内周面に複数の凸部4が設けられている。流体が凸部4に衝突すると、凸部4の稜線近傍で乱流(渦)が発生し、この乱流により更にウルトラファインバブルが発生する。
【0031】
このように、本実施形態においては、周壁2の内側に複数の凸部4が設けられており、流体とブレード3との衝突だけでなく、流体と凸部4との衝突によってもウルトラファインバブルを発生させることができる。複数のブレード3は、旋回流を発生させるため、周壁2の内周面近傍を流れる流体には遠心力が働く。周壁2の内周面に複数の凸部4を設けたことにより、流体に働く遠心力を利用できるので、ウルトラファインバブルの発生効率を向上させることができる。
【0032】
本実施形態では、コアの中心軸AXと直交する平面に沿った凸部4の断面が三角形であり、周壁2の内周面の全面に隙間なく凸部4が設けられている。凸部4の形状及び配置によっても、凸部4によるウルトラファインバブルの発生効率が向上する。
【0033】
また、コア1に設けられるボス6及び凹部7は、一定角度だけ回転した位置関係に設けられている。したがって、隣接する一対のユニット10をボス6及び凹部7の嵌合により連結すると、一方のユニット10のブレード3と他方のユニット10のブレード3とを予め定められた角度だけずらして配置することができる。したがって、本実施形態に係るユニット10であれば、流体活性化装置100の組み立てを容易に行うことができる。
【0034】
隣接する一対のユニット10を連結する際、上流側のユニット10に設けられた第2の位置決め部12と、下流側のユニット10に設けられた第1の位置決め部11とを、周壁2の周方向において同一の回転位置に配置する。これにより、上流側のユニット10のブレード3と下流側のユニット10のブレード3とを予め定められた角度だけずらして配置することができる。また、第1の位置決め部11及び第2の位置決め部12は、ボス6及び凹部7の相対的な回転位置と対応しているため、第1の位置決め部11及び第2の位置決め部12に基づいて、ボス6及び凹部7を嵌合可能な位置関係に合わせることが容易となる。したがって、第1の位置決め部11及び第2の位置決め部12により、流体活性化装置100の組み立てを更にしやすくすることができる。
【0035】
(第2の実施形態)
図7は、第2の実施形態に係る流体活性化装置の構成ユニットの斜視図であり、図8は、図7に示す構成ユニットの表面図であり、図9は、図8に示すIX-IXラインに沿う断面を平面に展開した展開図である。以下、本実施形態と第1の実施形態との相違点を中心に説明する。
【0036】
本実施形態に係る流体活性化装置は、複数のユニット20の組み合わせにより構成される。ユニット20は、第1の実施形態とは形状の異なる複数のブレード15を備える。図7図9に示すように、ブレード15の表面及び裏面には、ユニット20の径方向に延びる複数の凸部16が設けられる。図9に示すように、凸部16の各々は、三角形の断面を有する。ブレード15の表面及び裏面に複数の凸部16を設けることによって、ブレードは鋸刃状の断面を有する。凸部16は、ブレード15の表面及び裏面の一方に設けても良いが、ブレード15の両面に設けることによりウルトラファインバブル発生効率をより向上できる。
【0037】
ユニット20は、第1の実施形態と同様に中心軸AX方向に複数連結されて流体活性化装置を構成する。コア1により構成されるシャフトと、周壁2により構成される筒状体との間の空間に供給された流体は、ブレード15の表面及び裏面に沿って下流側に流れる。このとき、ブレード15の表裏に設けられた複数の凸部16に流体が衝突することにより、凸部16の稜線近傍で乱流が生じ、乱流により多数のウルトラファインバブルが発生する。ブレード15の表裏に複数の凸部16があることによって、ブレード15によるウルトラファインバブルの発生効率を向上できる。また、第1の実施形態と同様に、流体が周壁2の内周面に設けられた凸部4に衝突することによってもマイクロバブルを発生させる。したがって、本実施形態によれば、ウルトラファインバブルの発生効率に優れた流体活性化装置を提供できる。
【0038】
また、本実施形態に係るユニット20においては、ブレード15に設けられた凸部16は、図9に示すように、ブレード15によって形成される螺旋状の流路の旋回方向に向かうにつれて厚みが増加するように構成されている。また、図7及び図8に示すように、周壁2の内周面に設けられる凸部4も、ブレード15によって形成される螺旋状の流路の旋回方向に向かうにつれて、周壁2の径方向における高さが増加するよう構成されている。このように構成すると、流体は、凸部4及び16の傾斜面に沿って流れるが、凸部4及び16の稜線を超えた位置に段差があるために、この段差部分において強い乱流が発生する。したがって、図7図9に示す凸部4及び16の形状の組み合わせを採用した場合、ウルトラファインバブルの発生効率に極めて優れる。
【0039】
(第2の実施形態の変形例)
図10は、第2の実施形態の変形例に係る流体活性化装置の構成ユニットの斜視図であり、図11は、図10に示す構成ユニットの表面図であり、図12は、図11に示すXII-XIIラインに沿う断面を平面に展開した展開図である。
【0040】
本変形例に係る流体活性化装置は、複数のユニット30の組み合わせにより構成される。ユニット30は、第2の実施形態と同様に鋸刃状の断面を有するブレード18を備えるが、周壁2に設けられた凸部4の形状とブレード18に設けられた凸部19の形状とが第2の実施形態とは異なる。
【0041】
より詳細に、本変形例に係るユニット30においては、ブレード18の表面及び裏面には、周壁2の径方向に延びる複数の凸部19が設けられている。凸部19は、図12に示すように、ブレード18によって形成される螺旋状の流路の旋回方向に向かうにつれて厚みが減少するように構成されている。また、周壁2の内周面に設けられる凸部17も、ブレード15によって形成される螺旋状の流路の旋回方向に向かうにつれて、周壁2の径方向における高さが減少するよう構成されている。これらの凸部17及び19を設けた場合、流体が凸部17及び19により形成される段差に衝突することにより乱流が発生するため、凸部17及び19を設けない場合と比べて、ウルトラファインバブルの発生効率を向上できる。ただし、本変形例の凸部形状の組み合わせを採用した場合、段差への衝突により流体の流速が低下しやすいため、図7図9に示した第2の実施形態における凸部形状の組み合わせと比べると、ウルトラファインバブルの発生効率は低くなる。ただし、周壁(筒状体)に設ける凸部の断面形状と、ブレードに設ける凸部の断面形状との組み合わせは特に限定されない。例えば、第2の実施形態に係る凸部4と、変形例に係る凸部19を組み合わせても良いし、変形例に係る凸部17と、第2の実施形態に係る凸部16とを組み合わせても良い。
【0042】
(第3の実施形態)
図13Aは、第3の実施形態に係る流体活性化装置の部分断面図であり、図13Bは、図13Aに示す筒状体の断面図であり、図14は、図13Aに示すXIV-XIVラインに沿う断面図である。
【0043】
流体活性化装置200は、円柱状のシャフト21と、シャフト21を収容する筒状体22と、シャフト21の外周面と筒状体22の内周面との間に設けられる複数のブレード23とを備える。筒状体22は、中空部を有しており、中空部にシャフト21を収容している。図13B及び図14に示すように、筒状体22の内周面には、シャフト21の軸方向に延びる凸条からなる複数のリブ24が設けられている。シャフト21の外周面と筒状体22の内周面との間には、ブレード23を配置するための空間が形成されている。
【0044】
ブレード23の各々は、上記の各実施形態と同様に、シャフト21の中心軸に対して所定角度傾斜して設けられている。ブレード23は、図6に示したものと同じ形状を有するが、ブレード23は、第2の実施形態と同様に鋸刃状に形成されていても良い。ブレード23は、シャフト21の周方向及び軸方向に所定間隔を空けて配置される。シャフト21の軸方向に隣接するブレード23は、流体活性化装置200の上流側から下流側に向かって、シャフト21の中心軸の周りに一定の回転方向に一定の回転角度ずつ回転して配置する。このブレード23の配置により、流体活性化装置200の上流側から下流側へと螺旋状に延びる流路が形成される。
【0045】
尚、シャフト21、筒状体22及びブレード23の材質は特に限定されないが、例えば、樹脂や金属により形成することができる。シャフト21及びブレード23は、削り出し等により一体的に構成されても良いし、別部材として構成して相互に結合しても良い。
【0046】
シャフト21の上流側端部及び下流側端部には、それぞれ円錐形状の整流部材25a及び25bが設けられている。整流部材25aは、供給された流体がブレード23により形成される流路に滑らかに流入させる部材であり、整流部材25bは、ブレード23により形成される流路から流出する流体を滑らかに下流に導く部材である。整流部材25a及び25bは、必ずしも必要なものではなく、省略しても良い。
【0047】
本実施形態に係る流体活性化装置200においても、ブレード23によって形成される流路を流れる流体に対して、ブレード23に設けられた屈曲部が乱流を発生させることにより、ウルトラファインバブルを発生させる。また、ブレード23によって形成される螺旋状の流路を流れる流体には遠心力が生じるが、筒状体22の内周面に設けられた複数のリブ24が設けられていることにより、ウルトラファインバブルの発生効率を向上できる。
【0048】
図15は、第3の実施形態の変形例に係る流体活性化装置の部分断面図である。
【0049】
流体活性化装置200には、図13Aに示した整流部材25aに代えて、図15に示す整流部材26を設けても良い。整流部材26は、円錐形状のベース部と、ベース部の円錐面に設けられた螺旋状のブレードを有する。螺旋状のブレードの旋回方向は、ブレード23により形成される流路の旋回方向と同じである。図15に示す整流部材26を設けることにより、流体活性化装置200に流入する流体をより効率的に整流することができる。尚、図15には示していないが、下流側にも同形状の整流部材を設けても良い。
【0050】
(第4の実施形態)
図16は、第4の実施形態に係る流体活性化装置の部分断面図である。
【0051】
流体活性化装置300は、軸部28を有する円錐形状の整流部材27と、複数のスペーサー29と、複数のブレード23を有する複数のブレード板38と、筒状体22とを備える。複数のスペーサー29及び複数のブレード板38は、中心に設けられた開口部(図示せず)を軸部28が貫通した状体で一体化される。本実施形態では、複数のスペーサー29と複数のブレード板38の一部とが一体化されることによりシャフト21を構成している。ブレード板38は、例えば、金属板のプレス加工により形成することができる。ブレード板38に設けられるブレード23は、図6に示したものと同じ形状を有するが、ブレード23は、第2の実施形態と同様に鋸刃状に形成されていても良い。
【0052】
本実施形態においても、筒状体22の内周面には、複数のリブ(図示せず)が設けられており、複数のリブによりウルトラファインバブルの発生効率を向上できる。
【0053】
本実施形態においては、第1及び第2の実施形態と同様に、スペーサー29及びブレード板38の数を適宜調整することにより、ウルトラファインバブルの発生数を調整することができる。
【0054】
(第5の実施形態)
図17Aは、第5の実施形態に係る流体活性化装置の断面図である。
【0055】
流体活性化装置400は、気体を供給するための供給管31aを更に備える。供給管31aは、シャフト21の中心に設けられた貫通孔を上流側から下流側へと貫通しており、供給管31aの端部は、シャフト21の下流側端部近傍に配置されている。
【0056】
流体活性化装置400に流体を供給すると、流体の流れにより供給管31aが減圧されるため、供給管31aを通じて気体が流体内に引き込まれる。供給管31aから引き込まれた気体は、流体活性化装置400の下流側端部近傍において流体の旋回流に巻き込まれ、例えば直径1~100μmの範囲のマイクロバブルあるいはこれ以上の大きさのバブルとして流体内に導入される。
【0057】
図17B図17Dは、第5の実施形態の変形例1~変形例3に係る流体活性化装置の断面図である。
【0058】
図17Bに示す変形例1においては、供給管31bがシャフト21を貫通せず、シャフト21の下流側に設けられている。供給管31bの端部は、シャフト21の下流側端部近傍に配置されている。この構成によっても、流体の供給に伴って、供給管31bから供給される気体を、マイクロバブルあるいはこれ以上の大きさのバブルとして流体内に取り込むことができる。
【0059】
図17Cに示す変形例2においては、シャフト21に、上流側端部からシャフト21の中心部分を通り、シャフト21の外周面に至るL字の流路が設けられており、このL字の流路内に供給管31cの端部が配置されている。流体活性化装置400に流体を供給すると、供給管31cから引き込まれた気体は、ブレード23により形成される旋回流に巻き込まれ、ウルトラファインバブルとして流体内に取り込まれる。この構成によれば、供給管31cから供給される気体のウルトラファインバブルを高濃度で含んだ流体を得ることができる。
【0060】
図17Dに示す変形例3においては、供給管31dの端部がシャフト21の上流側端部より上流側に配置されている。供給管31dには、ポンプにより気体が供給される。供給管31dから供給された気体は、ブレード23により形成される旋回流に巻き込まれ、ウルトラファインバブルとして流体内に取り込まれる。この構成によっても、供給管31dから供給される気体のウルトラファインバブルを高濃度で含んだ流体を得ることができる。
【0061】
図17A図17Dに示す流体活性化装置400においても、筒状体22の内周面に複数のリブ(図示せず)が設けられる。したがって、上記の各実施形態と同様に、流体に働く遠心力を利用して、複数のリブによりウルトラファインバブルの発生効率を向上できる。
【0062】
尚、図17A図17Dに示した流体活性化装置において供給する気体の種類は特に限定されない。また、図17A図17Dに示した流体活性化装置は、上記の第1~第4の実施形態で説明したいずれの構成であっても良い。
【0063】
図18は、第6の実施形態に係る流体活性化装置の断面図である。
【0064】
流体活性化装置500は、シャフト21を回転させる駆動装置32を更に備える。駆動装置32は、例えばモータである。流体活性化装置に流体を供給しながら、シャフト21を回転させると、単位時間あたりのブレード23の通過回数を増やすことができるので、ウルトラファインバブルの発生を促進できる。また、図18に示す流体活性化装置500においても、筒状体22の内周面に複数のリブ(図示せず)が設けられる。したがって、上記の各実施形態と同様に、流体に働く遠心力を利用して、複数のリブによりウルトラファインバブルの発生効率を向上できる。
【0065】
図19は、第7の実施形態に係る流体活性化装置の概略図である。
【0066】
流体活性化装置600は、シャフト21と、筒状体22と、ブレード23と、これらを収容する収容部33と、シャフト21に取り付けられたモータ34とを備える。収容部33には、流体を流入させる流入管35aと、流体を外部に導く流出管35bとが設けられる。本実施形態においても、モータ34がシャフト21を回転させることにより、効率的にウルトラファインバブルを発生させることができる。また、図19に示す流体活性化装置600においても、筒状体22の内周面に複数のリブ(図示せず)が設けられる。したがって、上記の各実施形態と同様に、流体に働く遠心力を利用して、複数のリブによりウルトラファインバブルの発生効率を向上できる。
【0067】
図20は、第8の実施形態に係る流体活性化装置の概略図である。
【0068】
流体活性化装置700は、シャフト21と、筒状体22と、ブレード23と、貯留槽36と、ポンプ37とを備える。貯留槽36内の流体はポンプ37により筒状体22内に供給され、筒状体22から排出された流体は貯留槽36に戻される。貯留槽36内の流体を循環させ、繰り返しし、筒状体22に供給することにより、ウルトラファインバブルの濃度を向上させることができる。また、図20に示す流体活性化装置700においても、筒状体22の内周面に複数のリブ(図示せず)が設けられる。したがって、上記の各実施形態と同様に、流体に働く遠心力を利用して、複数のリブによりウルトラファインバブルの発生効率を向上できる。
【産業上の利用可能性】
【0069】
本発明は、流体活性化装置に利用できる。
【符号の説明】
【0070】
1 コア
2 周壁
3 ブレード
4 リブ
6 ボス
7 凹部
10 ユニット
11 第1の位置決め部
12 第2の位置決め部
15 ブレード
16 凸条
20 ユニット
21 シャフト
22 筒状体
23 ブレード
24 リブ
30 ユニット
100、200、300、400、500、600、700 流体活性化装置
【要約】      (修正有)
【課題】流体中に効率的にウルトラファインバブルを発生可能な、ウルトラファインバブル発生装置を提供する。
【解決手段】円柱状のシャフト21と、中空部を有し、中空部の内周面とシャフトの外周面との間に所定間隔を空けてシャフトを収容する筒状体22と、シャフトの外周面と筒状体の内周面との間に設けられ、筒状体の一方端側から他方端側に向かって螺旋状に延びる流路を形成すると共に、流路を流れる流体に乱流を発生させる複数のブレード3とを備え、筒状体の内周面には、シャフトの軸方向に延びる凸条からなる複数のリブ4が設けられる、流体活性化装置100。
【選択図】図1
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
図13A
図13B
図14
図15
図16
図17A
図17B
図17C
図17D
図18
図19
図20