(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B1)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2021-12-08
(45)【発行日】2022-01-12
(54)【発明の名称】情報処理システム、情報処理方法、および、プログラム
(51)【国際特許分類】
G06Q 30/06 20120101AFI20220104BHJP
G06Q 50/10 20120101ALI20220104BHJP
G06Q 10/02 20120101ALI20220104BHJP
【FI】
G06Q30/06
G06Q50/10
G06Q10/02
(21)【出願番号】P 2021152959
(22)【出願日】2021-09-21
【審査請求日】2021-09-21
【早期審査対象出願】
(73)【特許権者】
【識別番号】517015373
【氏名又は名称】株式会社BIT
(74)【代理人】
【識別番号】110002790
【氏名又は名称】One ip特許業務法人
(72)【発明者】
【氏名】木下 靖堂
【審査官】小山 和俊
(56)【参考文献】
【文献】国際公開第2019/187802(WO,A1)
【文献】特開2008-165316(JP,A)
【文献】国際公開第2017/056577(WO,A1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G06Q 10/00-99/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
ネイルデザインデータに基づきユーザにネイルアートを提供するネイルプリンタの利用予約を管理する管理サーバを備える情報処理システムであって、
ユーザ端末から受け付けた利用予約要求に応じて、所定のネイルプリンタに関する前記ユーザが選択した予約希望時間枠に紐づく利用予約情報を更新する利用関連処理部を備え、
前記利用関連処理部は、さらに、
前記ユーザ端末から受け付けた利用希望要求に応じて選択されたネイルデザイン
自体のデータを特定し、
少なくとも前記ユーザに関連付けられた前記利用予約情報に基づき、利用予約の対象となる前記ネイルプリンタを利用開始するための利用認証情報を生成し、
前記ユーザ端末へ当該利用認証情報及び少なくとも選択されたネイルデザイン自体のデータを含むネイルデザインデータを送信する、
ことを特徴とする情報処理システム。
【請求項2】
前記利用関連処理部は、前記予約希望時間枠に紐づく利用予約情報の更新後に、前記ユーザ端末へ予約結果情報を送信する、
ことを特徴とする請求項1に記載の情報処理システム。
【請求項3】
前記ネイルデザイン
自体のデータは、所定のタグ情報に基づきグループ化されたネイルデザイン
自体のデータ群からなるネイルデザイン
自体のデータセットである、
ことを特徴とする請求項1または2のいずれかに記載の情報処理システム。
【請求項4】
前記利用関連処理部は、前記利用希望要求に基づき、選択されたネイルデザイン
自体のデータの識別情報に紐づく利用料金情報を参照し、前記ユーザに対して決済処理を行う、
ことを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の情報処理システム。
【請求項5】
前記利用関連処理部は、前記利用希望要求に基づき、前記ユーザの決済処理完了情報を参照する、
ことを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の情報処理システム。
【請求項6】
前記利用認証情報は、前記ユーザ端末から前記ネイルプリンタへ所定の通信方式により送信される、
ことを特徴とする請求項1ないし
5のいずれかに記載の情報処理システム。
【請求項7】
前記利用関連処理部は、前記ネイルプリンタを管理する管理者に対応する管理者識別情報、または、前記管理者に対応する店舗識別情報に紐づく利用累計回数に基づき、前記管理者の利用料金情報を算出する、
ことを特徴とする請求項1ないし
6のいずれかに記載の情報処理システム。
【請求項8】
ネイルデザインデータに基づきユーザにネイルアートを提供するネイルプリンタの利用予約を管理する管理サーバを備える情報処理システムによる情報処理方法であって、
利用関連処理部により、
ユーザ端末から受け付けた利用予約要求に応じて、所定のネイルプリンタに関する前記ユーザが選択した予約希望時間枠に紐づく利用予約情報を更新するステップと、
前記ユーザ端末から受け付けた利用希望要求に応じて選択されたネイルデザイン
自体のデータを特定するステップと、
少なくとも前記ユーザに関連付けられた前記利用予約情報に基づき、利用予約の対象となる前記ネイルプリンタを利用開始するための利用認証情報を生成するステップと、
前記ユーザ端末へ当該利用認証情報及び少なくとも選択されたネイルデザイン自体のデータを含むネイルデザインデータを送信するステップと、
、を含む、
ことを特徴とする情報処理方法。
【請求項9】
ネイルデザインデータに基づきユーザにネイルアートを提供するネイルプリンタの利用予約を管理する管理サーバを備える情報処理システムに情報処理方法を実行させるプログラムであって、
利用関連処理部において、
ユーザ端末から受け付けた利用予約要求に応じて、所定のネイルプリンタに関する前記ユーザが選択した予約希望時間枠に紐づく利用予約情報を更新する機能と、
前記ユーザ端末から受け付けた利用希望要求に応じて選択されたネイルデザイン
自体のデータを特定する機能と、
少なくとも前記ユーザに関連付けられた前記利用予約情報に基づき、利用予約の対象となる前記ネイルプリンタを利用開始するための利用認証情報を生成する機能と、
前記ユーザ端末へ当該利用認証情報及び少なくとも選択されたネイルデザイン自体のデータを含むネイルデザインデータを送信する機能と、を実現する、
ことを特徴とするプログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、情報処理システム、情報処理方法、および、プログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
従来、ネイルサロン等では、ネイリストが需要者の要望に合わせて、需要者の爪またはネイルチップへの着色や装飾(いわゆる、ネイルアート)を施す。このネイルアートの仕上がりの程度は、ネイリストの能力やセンス、これまでの経験などによって大きく異なる。
【0003】
そこで、最近では、ネイルプリンタが広まってきており、業務用から家庭用まで様々なネイルプリンタが販売されている(例えば、特許文献1参照)。これを導入することにより、ネイリストの能力等に依存せずに、精度の高い仕上がりのネイルアートを短時間で需要者に提供することができるようになった。
【0004】
また、ネイルデザインについても、ネイルプリンタを導入することで改善されている。すなわち、従前は、ネイリストや店舗で提案可能なデザインの中から需要者が選択したネイルデザインを需要者の爪またはネイルチップに施していたため、デザインの選択肢が少なかった。一方で、需要者がインターネットなどで見つけたネイルデザインを持参して来店することも少なくないが、このネイルデザインを希望通りに実現できるかどうかは、やはりネイリストの能力等に依存することとなっていた。しかしながら、ネイルプリンタを導入した場合には、ネイルプリンタ自体にデザインが記憶されているため、ネイリストや店舗の提案やネイリストの能力等に依存せずに、デザインの選択肢を増やすことができた。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、ネイルプリンタを導入したとしても、単にネイリストの施術を代替する物として用いられるのではネイルプリンタという装置化した利点を十分に活用できているとは言えず、ネイルプリンタに適したシステムの構築が望まれる。
【0007】
そこで、本発明は、ユーザがユーザ端末からネイルプリンタの利用予約を実行することを可能とする情報処理システムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明の一実施形態による情報処理システムは、ネイルデザインデータに基づきユーザにネイルアートを提供するネイルプリンタと、ユーザ端末と、管理サーバとを備える情報処理システムであって、前記ユーザ端末から受け付けた利用予約要求に応じて、所定のネイルプリンタに関する前記ユーザが選択した予約希望時間枠に紐づく利用予約情報を更新する利用関連処理部を備え、前記利用関連処理部は、さらに、前記ユーザ端末から受け付けた利用希望要求に応じて選択されたネイルデザインデータを取得し、当該取得したネイルデザインデータ及び前記ユーザに関連付けられた前記利用予約情報に基づき、利用予約の対象となる前記ネイルプリンタを利用開始するための利用許可情報を生成し、前記ユーザ端末へ当該利用許可情報を送信する。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、ユーザがユーザ端末からネイルプリンタの利用予約を実行することを可能とする情報処理システムを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
【
図1】本発明による第1の実施の形態によるシステムの構成図である。
【
図2】本発明による第1の実施の形態による管理サーバの機能ブロック図である。
【
図3】本発明による第1の実施の形態による管理サーバの制御部の詳細を示した機能ブロック図である。
【
図4】本発明による第1の実施の形態による管理サーバのストレージの詳細を示した機能ブロック図である。
【
図5】本発明による第1の実施の形態による予約のためのフローチャートの一例である。
【
図6】本発明による第1の実施の形態による利用のためのフローチャートの一例である。
【
図7】本発明による第1の実施の形態による集計データ出力部の出力結果の一例である。
【発明を実施するための形態】
【0011】
本発明の実施形態の内容を列記して説明する。本発明の実施の形態による情報処理システム等は、以下のような構成を備える。
[項目1]
ネイルデザインデータに基づきユーザにネイルアートを提供するネイルプリンタと、ユーザ端末と、管理サーバとを備える情報処理システムであって、
前記ユーザ端末から受け付けた利用予約要求に応じて、所定のネイルプリンタに関する前記ユーザが選択した予約希望時間枠に紐づく利用予約情報を更新する利用関連処理部を備え、
前記利用関連処理部は、さらに、
前記ユーザ端末から受け付けた利用希望要求に応じて選択されたネイルデザインデータを取得し、当該取得したネイルデザインデータ及び前記ユーザに関連付けられた前記利用予約情報に基づき、利用予約の対象となる前記ネイルプリンタを利用開始するための利用許可情報を生成し、前記ユーザ端末へ当該利用許可情報を送信する、
ことを特徴とする情報処理システム。
[項目2]
前記利用関連処理部は、前記予約希望時間枠に紐づく利用予約情報の更新後に、前記ユーザ端末へ予約結果情報を送信する、
ことを特徴とする項目1に記載の情報処理システム。
[項目3]
前記ネイルデザインデータは、所定のタグ情報に基づきグループ化されたネイルデザインデータ群からなるネイルデザインデータセットである、
ことを特徴とする項目1または2のいずれかに記載の情報処理システム。
[項目4]
前記利用関連処理部は、前記利用希望要求に基づき、選択されたネイルデザインデータの識別情報に紐づく利用料金情報を参照し、前記ユーザに対して決済処理を行う、
ことを特徴とする項目1ないし3のいずれかに記載の情報処理システム。
[項目5]
前記利用関連処理部は、前記利用希望要求に基づき、前記ユーザの決済処理完了情報を参照する、
ことを特徴とする項目1ないし3のいずれかに記載の情報処理システム。
[項目6]
前記利用許可情報は、少なくとも前記ネイルプリンタを利用開始するための利用認証情報を含む、
ことを特徴とする項目1ないし3のいずれかに記載の情報処理システム。
[項目7]
前記利用許可情報は、さらにネイルデザインデータも含む、
ことを特徴とする項目6に記載の情報処理システム。
[項目8]
前記利用許可情報は、さらにネイルデザインデータ識別情報のみを含む、
ことを特徴とする項目6に記載の情報処理システム。
[項目9]
前記利用許可情報は、前記ユーザ端末から前記ネイルプリンタへ所定の通信方式により送信される、
ことを特徴とする項目1ないし8のいずれかに記載の情報処理システム。
[項目10]
前記利用関連処理部は、前記ネイルプリンタを管理する管理者に対応する管理者識別情報、または、前記管理者に対応する店舗識別情報に紐づく利用累計回数に基づき、前記管理者の利用料金情報を算出する、
ことを特徴とする項目1ないし9のいずれかに記載の情報処理システム。
[項目11]
ネイルデザインデータに基づきユーザにネイルアートを提供するネイルプリンタと、ユーザ端末と、管理サーバとを備える情報処理システムによる情報処理方法であって、
利用関連処理部により、
前記ユーザ端末から受け付けた利用予約要求に応じて、所定のネイルプリンタに関する前記ユーザが選択した予約希望時間枠に紐づく利用予約情報を更新するステップと、
前記ユーザ端末から受け付けた利用希望要求に応じて選択されたネイルデザインデータを取得するステップと、
当該取得したネイルデザインデータ及び前記ユーザに関連付けられた前記利用予約情報に基づき、利用予約の対象となる前記ネイルプリンタを利用開始するための利用許可情報を生成し、前記ユーザ端末へ当該利用許可情報を送信するステップと、を含む、
ことを特徴とする情報処理方法。
[項目12]
ネイルデザインデータに基づきユーザにネイルアートを提供するネイルプリンタと、ユーザ端末と、管理サーバとを備える情報処理システムに情報処理方法を実行させるプログラムであって、
利用関連処理部において、
前記ユーザ端末から受け付けた利用予約要求に応じて、所定のネイルプリンタに関する前記ユーザが選択した予約希望時間枠に紐づく利用予約情報を更新する機能と、
前記ユーザ端末から受け付けた利用希望要求に応じて選択されたネイルデザインデータを取得する機能と、
当該取得したネイルデザインデータ及び前記ユーザに関連付けられた前記利用予約情報に基づき、利用予約の対象となる前記ネイルプリンタを利用開始するための利用許可情報を生成し、前記ユーザ端末へ当該利用許可情報を送信する機能と、を実現する、
ことを特徴とするプログラム。
【0012】
(第1の実施の形態)
以下、本発明の第1の実施の形態による情報処理システムについて、図面を参照しながら説明する。
図1は、本発明による第1の実施の形態による情報処理システムの構成図である。
【0013】
図1に示すように、情報処理システムは、管理サーバ1と、管理サーバ1にインターネット等のネットワークを介して接続される、ユーザ端末2及び管理者端末3と、少なくともユーザ端末2と通信可能に接続される、ネイルプリンタ4と、を含む。
図1には、1つのユーザ端末2と管理者端末3とネイルプリンタ4が例示されているが、複数のユーザ端末2や複数の管理者端末3、複数のネイルプリンタ4が備えられていてもよい。ネットワークは、例えばインターネット、イントラネット、無線LAN(Local Area Network)やWAN(Wide Area Network)等により構成される。
【0014】
管理サーバ1は、ネイルデザインデータやユーザデータ、管理者データ、ネイルプリンタ関連データ、ネイルプリンタ利用関連データなどを各DBに記憶しており(詳細については後述する)、ネットワークを介してユーザ端末2に対して少なくともネイルデザインデータを提供することができたり、管理者端末3に対して少なくともユーザデータや管理者データ、ネイルプリンタ関連データのいずれかを提供することができたりする。なお、
図1の例示においては、ユーザ端末2とネイルプリンタ4が通信可能に接続されているため、管理サーバ1からのデータはユーザ端末2を介して送受信されることを想定しているが、これに代えて、または、加えて、ネイルプリンタ4がネットワークを介して管理サーバ1に接続可能に構成されていてもよい。
【0015】
管理サーバ1は、例えば、ワークステーションやパーソナルコンピュータのような汎用コンピュータとしてもよいし、或いはクラウド・コンピューティングによって論理的に実現されてもよい。本実施形態においては、説明の便宜上サーバ端末として1台を例示しているが、これに限定されず、複数台であってもよい。
【0016】
ユーザ端末2及び管理者端末3は、例えば、パーソナルコンピュータやタブレット端末等の情報処理装置であるが、スマートフォンや携帯電話、PDA等により構成してもよい。
【0017】
ネイルプリンタ4は、例えばWi-Fi(Wireless Fidelity、登録商標)、赤外線通信、Bluetooth(登録商標)及びBLE(Bluetooth Low Energy)等の近距離または非接触通信等の方式で、直接またはネットワークアクセスポイントを介するなどの通信機能により、ユーザ端末2からネイルデザインデータを取得する。そして、動作開始が指示されると、ユーザの爪またはネイルチップ上にネイルデザインデータに基づいたネイルアートを施す。ネイルデザインの選択は、何れの端末で行ってもよいし、ネイルプリンタ4から行ってもよいが、本実施形態においては、一例として、ユーザ端末2のアプリケーション上に表示されたネイルデザインデータ等から選択操作を行うことで、管理サーバ1からユーザ端末2へ選択ネイルデザインデータを送信し、ユーザ端末2からネイルプリンタ4へ送信する構成とする。また、一部のネイルデザインデータは、予めネイルプリンタ4に記憶されていてもよい。
【0018】
図2は、本発明による第1の実施の形態による管理サーバ1の機能ブロック図である。なお、図示された構成は一例であり、これ以外の構成を有していてもよい。
【0019】
管理サーバ1は、少なくとも、制御部10、メモリ11、ストレージ12、送受信部13、入出力部14等を備え、これらはバス15を通じて相互に電気的に接続される。
【0020】
制御部10は、管理サーバ1全体の動作を制御し、各要素間におけるデータの送受信の制御、及びアプリケーションの実行及び認証処理に必要な情報処理等を行う演算装置である。例えば制御部10はCPU(Central Processing Unit)および/またはGPU(Graphics Processing Unit)であり、ストレージ12に格納されメモリ11に展開されたプログラム等を実行して各情報処理を実施する。
【0021】
メモリ11は、DRAM(Dynamic Random Access Memory)等の揮発性記憶装置で構成される主記憶と、フラッシュメモリやHDD(Hard Disc Drive)等の不揮発性記憶装置で構成される補助記憶と、を含む。メモリ11は、制御部10のワークエリア等として使用され、また、管理サーバ1の起動時に実行されるBIOS(Basic Input/Output System)、及び各種設定情報等を格納する。
【0022】
ストレージ12は、アプリケーション・プログラム等の各種プログラムを格納する。各処理に用いられるデータを格納したデータベース(不図示)がストレージ12に構築されていてもよい。
【0023】
送受信部13は、管理サーバ1をネットワークに接続する。なお、送受信部13は、Bluetooth(登録商標)及びBLE(Bluetooth Low Energy)の近距離通信インターフェースを備えていてもよい。
【0024】
入出力部14は、キーボード・マウス類等の情報入力機器、及びディスプレイ等の出力機器である。
【0025】
バス15は、上記各要素に共通に接続され、例えば、アドレス信号、データ信号及び各種制御信号を伝達する。
【0026】
図3は、本発明による第1の実施の形態による管理サーバの制御部10の詳細を例示した機能ブロック図であり、
図4は、本発明による第1の実施の形態による管理サーバのストレージ12の詳細を例示した機能ブロック図である。
【0027】
なお、管理サーバ1の制御部10で実行される機能ブロックの全部又は一部は、その性質に応じてユーザ端末2や管理者端末3、ネイルプリンタ4の制御部によって実行することも可能である。さらに、ストレージ12に格納された各データの全部又は一部は、ストレージ12に格納する代わりに、管理サーバ1の内外の任意の記憶領域に格納することも可能である。
【0028】
制御部10は、機能として、ユーザ端末2または管理者端末3から所定の要求またはデータを受け付けたり、管理サーバ1内のデータの変更処理(更新、削除など)を行ったりするデータ管理部101と、ストレージ12に格納される各種データに基づき需要者の需要傾向を判定し、新規なネイルデザインデータを生成するネイルデザイン生成部102と、ユーザ端末からの予約処理要求に対して必要な情報を提供したり、予約対象となるネイルプリンタ4に関する予約処理、ネイルデザインデータの利用に伴う決済処理、ネイルプリンタ4の利用認証のための利用許可情報の生成などを行う利用関連処理部103と、ユーザ端末2または管理者端末3へ所定の要求またはデータを送信したり、本システム外に所定の要求またはデータを送信したりするデータ出力部104を有する。
【0029】
ストレージ12は、一例として、ネイルデザインに関する各種データを格納する、ネイルデザインデータ格納部121と、ユーザに関連する各種データを格納する、ユーザデータ格納部122、及び、管理者に関連する各種データを格納する、管理者データ格納部123、及びネイルプリンタに関連する各種データを格納する、ネイルプリンタ関連データ格納部124、新規のネイルデザインデータを生成するために用いられるデザインパターンデータや装飾データ等のデザイン素材パーツデータに関連する各種データを格納する、素材データ格納部125、ネイルプリンタの利用に関連する各種データを格納する、ネイルプリンタ利用関連データ格納部126を有する。なお、上記ネイルデザインデータ、ユーザデータ、管理者データ及びネイルプリンタデータを含む、各種データを格納したデータベース(図示せず)が管理サーバ1外にアクセス可能に構築されていてもよい。
【0030】
ネイルデザインデータには、例えば、例えば図柄などを示すネイルデザイン自体のデータが含まれており、さらに当該データに紐づくネイルデザインデータ識別情報やタグ情報、利用料金情報などが含まれていてもよい。タグ情報とは、例えば、ネイルデザインを利用するシーン情報(例えば、ブライダル、パーティ、オフィス、デート、休日など)や対象需要者層情報(例えば、新婦向け、パーティ参加者向け、OL向け、主婦向け、学生向けなど)、デザイン系統情報(例えば、花柄、チェック、ドット、シンプル、キャラクター、エスニック、レトロ、和柄など)、カラー情報(例えば、赤、青、黄など)、ネイル種別情報(例えば、ジェル、マニキュアなど)などがあり得る。
【0031】
ユーザデータは、例えば、ユーザの基本情報(ユーザ識別情報、ユーザの氏名、ユーザ名、メールアドレス、住所、電話番号等)、支払情報(クレジットカード情報等)、SNS情報(本サービスアプリケーションと連携するソーシャルネットワーキングのアカウント情報)、管理者またはネイルプリンタに紐づく利用履歴情報(利用累計回数、支払累計額、ネイルデザインデータごとの利用累計回数、タグデータごとの利用累計回数など)などがあり得る。なお、個人情報保護の容易性などの観点から、氏名や住所、電話番号、支払い情報などの個人情報を管理サーバ1に格納しないようにしてもよい。
【0032】
管理者データは、例えば、管理者の基本情報(管理者識別情報、管理者名、メールアドレス、住所、電話番号等)、管理下にあるネイルプリンタ情報などがあり得る。管理者が管理する店舗にネイルプリンタ4が設置されている場合には、店舗情報(店舗識別情報、店舗名、住所、電話番号、設置しているネイルプリンタ情報など)や管理者識別情報または店舗識別情報に紐づく利用履歴情報(利用累計回数であって、特に管理するネイルプリンタ4の利用累計回数、ネイルデザインデータの利用累計回数(ネイルデザインデータごとの利用累計回数やネイルデザインデータセットごとの利用累計回数を含む)、タグデータごとの利用累計回数など)等)を含んでいてもよい。
【0033】
ネイルプリンタ関連データは、例えば、ネイルプリンタの基本情報(ネイルプリンタ識別情報、ネイルプリンタ機種、設置店舗情報等)、ネイルプリンタに紐づく利用履歴情報(ネイルデザインデータごとの利用累計回数、タグデータごとの利用累計回数など)などを含んでいてもよい。
【0034】
ネイルプリンタ利用関連データは、例えば、対象ネイルプリンタ識別情報や利用予約情報(例えば、利用ユーザ識別情報、利用予定時間、利用予定デザイン識別情報など)、ネイルプリンタの設置店舗情報などを含んでいてもよい。
【0035】
なお、上述の各種格納部においては、異なる格納部において同一のデータを格納してもよいし、格納部間で重複が無いようにデータが格納され、互いに参照可能なデータ構造になっていてもよいし、両方が組み合わされたデータ構造になっていてもよい。
【0036】
データ管理部101は、各格納部に格納された任意のデータを呼び出したり、各格納部に任意のデータを書き込んだりなど、各種データを管理する。なお、ネイルデザインデータ格納部121に格納されたネイルデザインデータは、例えば、デザイナー端末(不図示)や管理者端末3などから提供されたデザインデータでもよいが、ネイルデザイン生成部102により自動的に生成されたデザインデータであると、容易にデザインデータを蓄積することが可能であり、デザインデータの著作権等の管理も容易である。
【0037】
ネイルデザイン生成部102は、例えば、素材データ格納部125からデザインパターンデータや装飾データなどを取得し、それらを一定条件下で組み合わせて新規のデザインデータを生成する。一定条件とは、例えば上述の各種データにおける利用履歴に基づく条件であり、より具体的には、タグデータの各種情報ごとの利用回数において、利用回数が所定値を超えている情報や利用回数が最高値の情報を組み合わせて新規のデザインデータを生成することで、ユーザニーズ等に沿った新規のデザインデータを生成する。なお、新規のデザインデータの生成は、定期的に実施されてもよいし、ユーザ端末から生成指示を受信したことによって実施されてもよい。
【0038】
利用関連処理部103は、ユーザ端末2上で実行されるアプリケーション上で予約処理開始操作に応じて予約要求を受付け、少なくともネイルプリンタ関連データを参照しながら予約処理を実行開始したり、ネイルデザインデータの利用に伴う決済処理を実行したり、ネイルプリンタ4の利用認証のための利用許可情報の生成を実行したりなどを行う。
【0039】
図5は、本発明による第1の実施の形態による予約処理に関するフローチャートの一例を示した図である。
【0040】
まず、ユーザ端末2上に表示されるウェブサイトやアプリケーションソフト等を介して所定のアプリケーションが実行される(ステップS101)。
【0041】
次に、ユーザ端末2上に提示されたユーザインターフェースのうち、例えば予約処理開始用のアイコンを選択するなどのユーザ操作に応じて、利用関連処理部103により予約対象候補情報(ネイルプリンタ4の識別情報や設置場所情報、店舗情報を含む)を表示し、表示された予約対象候補情報からユーザ操作により予約希望対象を選択する(ステップS102)。そして、ユーザ端末2から管理サーバ1へユーザが選択したネイルプリンタ4に対する予約状況要求を送信する(ステップS103)。
【0042】
次に、管理サーバ1の利用関連処理部103により、受け付けた予約状況要求に応じて、ユーザが選択した予約希望対象に対応する識別情報(例えば、ネイルプリンタ識別情報、店舗識別情報など)に基づき、利用予約情報をネイルプリンタ利用関連データ格納部126から取得する(ステップS104)。
【0043】
次に、利用関連処理部103は、取得した利用予約情報に基づき、少なくともいずれの時間帯において予約希望対象が予約可能かを示す予約状況情報を生成する(ステップS105)。予約状況情報は、既知の予約システムに関する技術を用いることが可能であるが、例えば所定期間における利用予約時間枠(例えば30分ごとや1時間ごとの時間枠)での予約の可否を示す情報であってもよいし、予約可能な利用予約時間枠に関する情報のみを抽出して示す情報であってもよいし、これらに限定されない。そして、管理サーバ1からユーザ端末2へ予約状況情報を送信する(ステップS106)。
【0044】
次に、ユーザ端末2上のアプリケーションにおいて、受け付けた予約状況情報に基づき予約可能な利用予約時間枠の中から予約希望時間枠を設定する(ステップS107)。そして、ユーザ端末2から管理サーバ1へ当該予約希望時間枠に対する利用予約要求を送信する(ステップS108)。
【0045】
次に、管理サーバ1の利用関連処理部103により、受け付けた利用予約要求に応じて、ユーザが選択した予約希望時間枠に紐づく利用予約情報をネイルプリンタ利用関連データ格納部126において更新する(ステップS109)。
【0046】
なお、予約処理(利用予約情報更新処理)が完了した後に、管理サーバ1の利用関連処理部103により、ユーザ端末2へ予約結果情報(予約場所情報、予約時間情報など)を送信するようにしてもよい(ステップS110)。
【0047】
また、ネイルデザインデータの選択処理については後述するが、ステップS102における予約処理開始用のアイコンを選択するなどの入力操作をトリガにすることに代えて、ユーザ端末2のアプリケーション上に表示されたネイルデザインデータから希望のネイルデザインデータ(複数のネイルデザインデータが含まれるネイルデザインデータセットを含む)を選択する入力操作をトリガにしてもよい。
【0048】
図6は、本発明による第1の実施の形態によるネイルプリンタ4の利用に関するフローチャートの一例を示した図である。
【0049】
まず、ユーザ端末2上に表示されるウェブサイトやアプリケーションソフト等を介して所定のアプリケーションが実行される(ステップS201)。
【0050】
次に、ユーザ端末2上に提示されたユーザインターフェースのうち、例えばネイルデザイン選択開始用のアイコンを選択するなどのユーザ操作に応じて利用関連処理部103によりネイルデザインデータを表示し、表示されたネイルデザインデータから利用希望ネイルデザインデータを選択する(ステップS202)。ネイルデザインデータは、単体のネイルデザインデータに限らず、例えばタグ情報(より具体的には、上述のシーン情報や対象需要者層情報、デザイン系統情報、カラー情報、ネイル種別情報など)に基づきグループ化されたネイルデザインデータ群からなるネイルデザインデータセットであってもよく、ネイルデザインデータセット識別情報に基づき各種ネイルデザインデータセットが管理されていてもよい。そして、ユーザ端末2から管理サーバ1へユーザが選択したネイルデザインデータに対する利用希望要求を送信する(ステップS203)。ステップS202及びS203は、ネイルプリンタ4を利用するまでに実行されていればよい。
【0051】
次に、管理サーバ1の利用関連処理部103により、受け付けた利用希望要求に応じて、ユーザが選択したデザインデータに対応する識別情報に基づき、ネイルデザインデータをネイルデザインデータ格納部121から取得する(ステップS204)。そして、利用関連処理部103は、利用希望要求に基づき、ネイルデザインデータの利用を許可するために、選択されたネイルデザインデータの識別情報に紐づく利用料金情報を参照し、ユーザに対して決済処理を行う(ステップS205)。なお、例えば月額料金制のように事前に本システムを利用するための利用料金の決済処理が完了している場合には、ステップS205の決済処理に代えて、事前に利用料金の決済処理が完了しているかどうかを示す決済処理完了情報を参照する処理を実行し、決済処理の完了が決済処理完了情報から判定できた場合には、次のステップに進むようにしてもよい。
【0052】
次に、利用関連処理部103は、取得したネイルデザインデータ及びユーザに関連付けられた利用予約情報に基づき、利用予約の対象となるネイルプリンタ4を利用開始するための利用許可情報を生成する(ステップS206)。利用許可情報は、少なくともネイルプリンタ4を利用開始するための利用認証情報を含んでおり、さらにネイルデザインデータも含んでいてもよいし、これに代えて、ネイルプリンタ4に事前にネイルデザインデータを格納可能な場合は、ネイルデザインデータ識別情報のみを含むようにしてもよい。そして、管理サーバ1からユーザ端末2へ利用許可情報を送信する(ステップS207)。
【0053】
次に、ユーザは予約時間に利用するネイルプリンタ4を来訪し、所定の通信方式によりユーザ端末2からネイルプリンタ4へ利用許可情報を送信する(ステップS208)。そして、ネイルプリンタ4の制御部において、受け付けた利用許可情報に含まれる利用認証情報に基づいて認証処理を実行する(ステップS209)。その後、ネイルプリンタ4の制御部において、受け付けた利用許可情報に含まれるネイルデザインデータに基づいてネイルの施術を実行する(ステップS210)。なお、ステップS210において、ネイルプリンタ4に事前にネイルデザインデータを格納可能な場合は、受け付けた利用許可情報に含まれるネイルデザインデータ識別情報を参照してネイルデザインデータを読み出し、当該ネイルデザインデータに基づいてネイルの施術を実行する。
【0054】
このように、ユーザはユーザ端末2で実行されるアプリケーション上でネイルプリンタ4の利用予約を行い、ユーザ端末2でネイルプリンタ4と直接通信を行って認証を得ることで、例えば、ネイリストなどの担当者が不在で空きスペースに設置するだけでもネイルプリンタ4の運用が可能となる。
【0055】
なお、ステップS202において、ネイルデザインデータを表示する際に、利用関連処理部103によりレコメンド機能を実行するようにしてもよい。すなわち、例えばユーザデータにおける利用履歴情報から利用回数の多いタグ情報を抽出し、当該タグ情報に関連するネイルデザインデータをユーザ端末2のアプリケーション上において強調表示するようにしてもよい。ここで、強調表示の方法は、例えばユーザ端末2のアプリケーション上で抽出された推薦ネイルデザインデータを表示する領域が設けられていてもよいし、推薦ネイルデザインデータとユーザが視認しやすいように表示デザインが他のネイルデザインデータと異なる(例えば、画像が枠囲いされている、画像が装飾されている、画像に伴うテキストの書式が異なる、画像サイズが大きく表示されるなど)ように設定されていてもよいし、表示順が早く設定されていてもよい(例えば、縦スクロールの場合は、表示領域の上側に表示されたり、スワイプ等で順番に表示するネイルデザインデータを進める場合には最初の方に表示されるなど)。また、設置される店舗情報に基づき、店舗情報に関連するネイルデザインデータをレコメンド機能によりレコメンドし、強調表示するようにしてもよい。さらに、ユーザデータに基づき、過去に利用したネイルデザインデータを抽出し、過去利用ネイルデザインデータをレコメンド機能によりレコメンドし、強調表示するようにしてもよい。もしくは、ユーザ端末2のアプリケーション上において、既知の肌分析機能を実行して肌分析情報を取得し、当該肌分析情報に基づきネイルデザインデータをレコメンド機能によりレコメンドし、強調表示するようにしてもよい。より具体的には、例えばユーザ端末2のカメラによりユーザの肌を写した画像(特に顔画像や手画像)を取得し、肌色情報を肌分析情報として算出して、予め複数の肌色情報と関連付けしたネイルデザインデータの中から当該算出した肌色情報に基づきレコメンドするようにしてもよい。
【0056】
また、データ管理部101は、管理者データ格納部123および/またはネイルプリンタ関連データ格納部124を参照して、集計データを生成してもよい。集計データは、例えば、各ネイルデザインデータの店舗別利用数や地域別利用数、タグデータごとの利用数などを含むことができる。さらに、各利用数をユーザの属性(例えば、年齢層や職業、在住地域など)で細かく分類してもよく、例えば、ユーザの年齢層および/または職業間での各利用数の比較データを生成することも可能である。なお、店舗ごとのユーザの属性ごとの集計値の比較などを行うことも可能である。
【0057】
データ管理部101は、上述の集計データをユーザ端末2へ出力する。例えば、
図7のようなレポートを作成してユーザ端末2にて閲覧可能にしてもよい。
図9に例示されるように、ユーザの店舗周辺のニーズや流行の傾向をグラフ化して提示するとともに、当該傾向に合致したネイルデザインデータを生成して提示するようにしてもよい。そして、例えば、当該レポートにてデザインデータの画像を選択などすることにより、ユーザ端末2にネイルデザインデータが送信されて格納されてもよい。
【0058】
また、ユーザ端末2からの閲覧に限らず、例えば、管理サーバ1を直接的または間接的に用いて運営されるネイルの総合サイトや、ユーザ店舗の自社HPなどにあるユーザ店舗を紹介するWEBページに、例えばURLのリンク等で上述のデザインデータを掲載可能にアクセス情報(例えば、URLなど)を生成してもよい。これにより、従来WEBページへの掲載のためにモデルを雇用していたコストが削減されるとともに、容易にデザインデータを更新することができるようになる。
【0059】
また、データ管理部101は、管理者データ格納部123を参照して、管理者の利用料金情報を算出してもよい。より具体的には、例えば、管理者データ格納部123に格納される、ネイルプリンタを管理する管理者に対応する管理者識別情報、または、前記管理者に対応する店舗識別情報に紐づく利用累計回数(例えば、ネイルプリンタ4の利用累計回数、ネイルデザインデータの利用累計回数など)に所定の金額を乗じて管理者の利用料金情報を算出してもよいし、ネイルデザインデータごと(ネイルデザインデータセットごと)やタグデータごとに管理者用料金情報が設定されていてもよく、当該管理者用料金情報に各利用累計回数を錠して管理者の利用料金情報を算出してもよい。さらに、算出された管理者の利用料金情報に基づいて、利用関連処理部103により管理者の決済処理が実行されてもよい。
【0060】
上述した実施の形態は、本発明の理解を容易にするための例示に過ぎず、本発明を限定して解釈するためのものではない。本発明は、その趣旨を逸脱することなく、変更、改良することができると共に、本発明にはその均等物が含まれることは言うまでもない。
【符号の説明】
【0061】
1 管理サーバ
2 ユーザ端末
3 管理者端末
4 ネイルプリンタ
【要約】
【課題】ユーザがユーザ端末からネイルプリンタの利用予約を実行することを可能とする情報処理システム等を提供することを目的とする。
【解決手段】本発明の実施の形態による情報処理システムは、ユーザ端末から受け付けた利用予約要求に応じて、所定のネイルプリンタに関するユーザが選択した予約希望時間枠に紐づく利用予約情報を更新する利用関連処理部を備え、利用関連処理部は、さらに、ユーザ端末から受け付けた利用希望要求に応じて選択されたネイルデザインデータを取得し、当該取得したネイルデザインデータ及びユーザに関連付けられた利用予約情報に基づき、利用予約の対象となるネイルプリンタを利用開始するための利用許可情報を生成し、ユーザ端末へ当該利用許可情報を送信する。
【選択図】
図1