(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2021-12-08
(45)【発行日】2022-01-12
(54)【発明の名称】決済処理方法
(51)【国際特許分類】
G06Q 20/38 20120101AFI20220104BHJP
G06Q 20/20 20120101ALI20220104BHJP
G06Q 30/02 20120101ALI20220104BHJP
【FI】
G06Q20/38 340
G06Q20/38 350
G06Q20/20
G06Q30/02 320
(21)【出願番号】P 2021123282
(22)【出願日】2021-07-28
(62)【分割の表示】P 2020105087の分割
【原出願日】2020-06-18
【審査請求日】2021-07-28
【早期審査対象出願】
(73)【特許権者】
【識別番号】000208891
【氏名又は名称】KDDI株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100166006
【氏名又は名称】泉 通博
(74)【代理人】
【識別番号】100154070
【氏名又は名称】久恒 京範
(74)【代理人】
【識別番号】100153280
【氏名又は名称】寺川 賢祐
(72)【発明者】
【氏名】伊藤 隆元
(72)【発明者】
【氏名】辻 恭平
【審査官】渡邉 加寿磨
(56)【参考文献】
【文献】特開2020-52805(JP,A)
【文献】特開2002-279281(JP,A)
【文献】特開2001-319037(JP,A)
【文献】特開2011-141849(JP,A)
【文献】特開2020-52761(JP,A)
【文献】国際公開第2019/230986(WO,A1)
【文献】特開2020-4122(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G06Q 10/00-99/00
G16H 10/00-80/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
コンピュータが実行する、
ユーザが使用するユーザ端末から、前記ユーザを識別する第1ユーザ識別情報と、前記ユーザが店舗で決済するための決済用コードの発行要求とを受信するステップと、
前記決済用コードの発行要求を受信すると、前記第1ユーザ識別情報に対応した前記決済用コードを生成するための決済用トークンを前記ユーザ端末に送信するステップと、
前記決済用トークンに基づいて前記ユーザ端末が表示した前記決済用コードを読み取った店舗端末から、前記決済用トークンと、前記ユーザの前記店舗における商品又はサービスの購入に関する決済情報とを受信するステップと、
前記店舗端末から受信した前記決済情報と、前記店舗端末から受信した前記決済用トークンに対応する前記第1ユーザ識別情報とに基づいて決済を実行するステップと、
前記決済情報と、前記店舗端末から受信した前記決済用トークンに対応する前記第1ユーザ識別情報に関連付けられている前記ユーザを識別する第2ユーザ識別情報とを含み、前記ユーザに特典を付与する特典付与要求を所定のアドレスが示す装置に送信するステップと、
を有する決済処理方法。
【請求項2】
前記特典付与要求を送信するステップにおいて、前記コンピュータは、前記決済情報に基づいて前記所定のアドレスを特定する、
請求項1に記載の決済処理方法。
【請求項3】
前記決済情報は、前記店舗を識別するための店舗識別情報を含み、
前記特典付与要求を送信するステップにおいて、前記コンピュータは、前記決済情報に含まれる店舗識別情報に基づいて前記所定のアドレスを特定する、
請求項2に記載の決済処理方法。
【請求項4】
前記決済情報は、前記店舗を運営する事業者を識別するための事業者識別情報を含み、
前記特典付与要求を送信するステップにおいて、前記コンピュータは、複数の事業者識別情報のそれぞれにアドレスを関連付けて記憶する記憶部を参照し、前記決済情報に含まれる事業者識別情報に関連付けられて記憶されているアドレスを前記所定のアドレスとして特定する、
請求項1から3のいずれか1項に記載の決済処理方法。
【請求項5】
前記特典付与要求を送信するステップにおいて、前記コンピュータは、前記ユーザに前記第2ユーザ識別情報に対応する特典を付与する前記特典付与要求を前記所定のアドレスが示す前記装置に送信する、
請求項1から4のいずれか1項に記載の決済処理方法。
【請求項6】
前記特典付与要求を送信するステップにおいて、前記コンピュータは、前記特典付与要求を、前記特典及び前記第2ユーザ識別情報を発行する事業者が管理する前記装置に送信する、
請求項1から5のいずれか1項に記載の決済処理方法。
【請求項7】
前記コンピュータが実行する、前記ユーザ端末から、前記ユーザの前記第1ユーザ識別情報と、前記第2ユーザ識別情報とを受信し、受信した前記第1ユーザ識別情報と、前記第2ユーザ識別情報とを関連付けて記憶部に記憶させるステップをさらに有し、
前記特典付与要求を送信するステップにおいて、前記コンピュータは、受信した前記決済用トークンに対応する前記第1ユーザ識別情報に関連付けて前記記憶部に記憶されている前記第2ユーザ識別情報を特定し、特定した前記第2ユーザ識別情報を含む前記特典付与要求を前記装置に送信する、
請求項1から6のいずれか1項に記載の決済処理方法。
【請求項8】
前記決済情報は、前記店舗を識別するための店舗情報を含み、
前記特典付与要求を送信するステップにおいて、前記コンピュータは、前記第1ユーザ識別情報と、複数の前記店舗のそれぞれに対応する前記第2ユーザ識別情報とを関連付けて記憶する記憶部を参照し、受信した前記決済用トークンに対応する前記第1ユーザ識別情報と、受信した前記決済情報に含まれる前記店舗情報が示す前記店舗とに対応する前記第2ユーザ識別情報を特定する、
請求項1から7のいずれか1項に記載の決済処理方法。
【請求項9】
前記決済用トークンを送信するステップにおいて、前記コンピュータは、前記第1ユーザ識別情報と前記決済用トークンとを関連付けて記憶部に記憶させ、
前記特典付与要求を送信するステップにおいて、前記コンピュータは、受信した決済用トークンと、前記記憶部に記憶されている前記決済用トークンとが一致する場合に、受信した決済用トークンに関連付けて前記記憶部に記憶されている前記第1ユーザ識別情報に関連付けられている前記第2ユーザ識別情報を特定し、特定した前記第2ユーザ識別情報を含む前記特典付与要求を前記装置に送信する、
請求項1から8のいずれか1項に記載の決済処理方法。
【請求項10】
前記コンピュータが実行する、前記特典付与要求に対応する特典が前記ユーザに付与されたことを示す特典付与情報を取得するステップをさらに有する、
請求項1から9のいずれか1項に記載の決済処理方法。
【請求項11】
前記特典付与情報を取得するステップにおいて、前記コンピュータは、前記店舗において使用可能な前記特典を示す前記特典付与情報を取得する、
請求項10に記載の決済処理方法。
【請求項12】
前記決済情報は、商品又はサービスの購入に係る決済金額又は決済日時を示す情報を含み、
前記特典付与情報を取得するステップにおいて、前記コンピュータは、前記決済情報に含まれる前記決済金額又は前記決済日時を示す情報に基づく前記特典を示す前記特典付与情報を取得する、
請求項10又は11に記載の決済処理方法。
【請求項13】
前記特典付与情報を取得するステップにおいて、前記コンピュータは、前記第1ユーザ識別情報の発行者と異なる発行者が発行した前記第2ユーザ識別情報に基づく前記特典が前記ユーザに付与されたことを示す前記特典付与情報を取得する、
請求項10から12のいずれか1項に記載の決済処理方法。
【請求項14】
前記特典付与情報を取得するステップにおいて、前記コンピュータは、前記店舗の事業者が発行した前記第2ユーザ識別情報に基づく前記特典が前記ユーザに付与されたことを示す前記特典付与情報を取得する、
請求項10から13のいずれか1項に記載の決済処理方法。
【請求項15】
前記コンピュータが実行する、取得した前記特典付与情報を前記ユーザ端末に送信するステップをさらに有する、
請求項10から14のいずれか1項に記載の決済処理方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、決済処理方法に関する。
【背景技術】
【0002】
QRコード(登録商標)等の二次元バーコードを用いたコード決済が普及している(例えば、特許文献1、特許文献2を参照)。コード決済は、店舗側が表示した二次元バーコードをユーザ端末により読み取るか、ユーザ端末が表示した二次元バーコードを店舗側が読み取ることにより決済が行われる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【文献】特許6528160号公報
【文献】特許6473539号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
店舗の会員であるユーザが店舗で決済したことに基づいて、当該店舗が発行するポイント等の特典を取得できるサービスがある。ユーザが、コード決済を使用して商品等を購入する場合に特典を取得するためには、ユーザが店舗の会員であることを示す会員カードやアプリケーションの画面を店舗側に提示し、店舗側が会員カードやアプリケーションの画面から会員情報を取得する必要があった。このため、ユーザは、コード決済に対応する端末の操作と、特典の取得のための提示作業とを段階的に行う必要があり、ユーザに負担が生じていた。
【0005】
そこで、本発明はこれらの点に鑑みてなされたものであり、決済時におけるユーザの負担を軽減することができる決済処理方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の第1の態様に係る決済処理方法は、コンピュータが実行する、ユーザが使用するユーザ端末から、前記ユーザを識別する第1ユーザ識別情報と、前記ユーザが店舗で決済するための決済用コードの発行要求とを受信するステップと、前記決済用コードの発行要求を受信すると、前記第1ユーザ識別情報に対応した前記決済用コードを生成するための決済用トークンを前記ユーザ端末に送信するステップと、前記決済用トークンに基づいて前記ユーザ端末が表示した前記決済用コードを読み取った店舗端末から、前記決済用トークンと、前記ユーザの前記店舗における商品又はサービスの購入に関する決済情報とを受信するステップと、前記店舗端末から受信した前記決済情報と、前記店舗端末から受信した前記決済用トークンに対応する前記第1ユーザ識別情報に関連付けられている前記ユーザを識別する第2ユーザ識別情報とに基づく前記店舗に対応する特典が前記ユーザに付与されたことを示す特典付与情報を取得するステップと、前記店舗端末から受信した前記決済情報と、前記店舗端末から受信した前記決済用トークンに対応する前記第1ユーザ識別情報とに基づいて決済を実行するステップと、を有する。
【0007】
本発明の第2の態様に係る決済処理装置は、ユーザが使用するユーザ端末から、前記ユーザを識別する第1ユーザ識別情報と、前記ユーザが店舗で決済するための決済用コードの発行要求とを受信する発行要求受信部と、前記発行要求受信部が前記決済用コードの発行要求を受信すると、前記第1ユーザ識別情報に対応した前記決済用コードを生成するための決済用トークンを前記ユーザ端末に送信するトークン送信部と、前記決済用トークンに基づいて前記ユーザ端末が表示した前記決済用コードを読み取った店舗端末から、前記決済用トークンと、前記ユーザの前記店舗における商品又はサービスの購入に関する決済情報とを受信する決済用情報受信部と、前記店舗端末から受信した前記決済情報と、前記店舗端末から受信した前記決済用トークンに対応する前記第1ユーザ識別情報に関連付けられている前記ユーザを識別する第2ユーザ識別情報とに基づく前記店舗に対応する特典が前記ユーザに付与されたことを示す特典付与情報を取得する取得部と、前記店舗端末から受信した前記決済情報と、前記店舗端末から受信した前記決済用トークンに対応する前記第1ユーザ識別情報とに基づいて決済を実行する決済処理部と、を有する。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、決済時におけるユーザの負担を軽減することができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【0009】
【
図6】ポイント管理装置の機能構成を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
[決済システムSの概要]
図1は、決済システムSの概要を示す図である。決済システムSは、ユーザが店舗において商品又はサービスを購入する場合に、ユーザが所持するユーザ端末からの要求に応じて決済用コードをユーザ端末に表示させ、店舗側で決済用コードが読み込まれたことに応じて決済を行うシステムである。決済用コードは、店舗での精算に用いられる店舗側の端末において読み取れるテキスト又は画像であり、決済時に用いられるコードである。
【0011】
決済システムSは、決済処理装置1と、ユーザ端末2と、店舗端末3と、特典管理装置としてのポイント管理装置4とを備える。決済処理装置1は、購入金額の決済を行うサーバである。ユーザ端末2は、ユーザが使用する情報端末であり、例えばスマートフォン、タブレット又はパーソナルコンピュータである。店舗端末3は、例えばPOS端末である。
【0012】
ポイント管理装置4は、例えば、店舗において使用可能な特典を管理するサーバである。特典は、例えば、決済時に店舗における購入額を割引するためのポイントやクーポンである。本実施形態では、特典がポイントであるものとして説明を進める。ポイント管理装置4は、ポイントを発行する事業者又は店舗により管理されている。
図1に示す例では、ポイント管理装置4が1つのみ示されているが、複数の事業者又は店舗それぞれが管理するポイント管理装置4が存在するものとする。
以下、
図1を参照しながら、決済が完了するまでの流れを説明する。
【0013】
ユーザは、店舗において商品やサービスの購入を行う。ユーザは、店舗において会計を行う場合に、決済用のアプリケーションソフトウェアを起動し、決済用コードをユーザ端末2に表示させるための操作を行う。ユーザ端末2は、決済用コードを表示させるための操作を受け付けると、ユーザを識別する第1ユーザ識別情報としての第1ユーザIDと、決済用コードの発行要求とを決済処理装置1に送信する(
図1における(1))。第1ユーザIDは、例えば、決済処理装置1に係るサービスを提供する事業者がユーザに付与するユーザIDである。
【0014】
決済処理装置1は、ユーザ端末2から、第1ユーザIDと、決済用コードの発行要求とを受信すると、決済用トークンを生成する(
図1における(2))。決済用トークンは、ユーザが店舗で提示する決済用コードをユーザ端末2が生成する際に用いるデータ列である。決済処理装置1は、生成した決済用トークンと、第1ユーザIDとを関連付けて記憶媒体に記憶する(
図1における(3))。
【0015】
決済処理装置1は、生成した決済用トークンをユーザ端末2に送信する(
図1における(4))。決済処理装置1は、決済用トークンを暗号化した後に、暗号化した決済用トークンをユーザ端末2に送信してもよい。
【0016】
ユーザ端末2は、受信した決済用トークンに基づいて決済用コードを生成して表示させる(
図1における(5))。
ユーザは、店舗のレジで商品の購入代金を精算する際に決済用コードを提示する。そして、例えば店員の操作により、店舗端末3が、ユーザ端末2に表示された決済用コードを読み取る(
図1における(6))。
【0017】
店舗端末3は、ユーザの店舗における商品又はサービスの購入に関する決済情報を生成する。決済情報には、例えばユーザの商品購入に係る決済金額が含まれている。店舗端末3は、生成した決済情報と、読み取った決済用コードが示す決済用トークンとを含む決済要求を決済処理装置1に送信する(
図1における(7))。
【0018】
決済処理装置1は、店舗端末3から決済要求を受信すると、受信した決済要求に含まれる決済用トークンが、ユーザ端末2に送信した決済用トークンと一致するか否かを判定する。決済処理装置1は、決済用トークンが一致すると判定した場合に、受信した決済要求に含まれる決済情報と、ユーザを識別する第2ユーザ識別情報としての第2ユーザIDとをポイント管理装置4に送信し、ポイント管理装置4から、ユーザに付与されたポイントを示すポイント付与情報を受信する(
図1における(8))。第2ユーザIDは、受信した決済要求に含まれている決済用トークンに対応する第1ユーザIDに予め関連付けられているものとする。
【0019】
また、決済処理装置1は、決済用トークンが一致すると判定した場合に、決済用トークンと関連付けられている第1ユーザIDと、受信した決済要求とに基づいて決済処理を実行する(
図1における(9))。決済処理装置1は、受信したポイント付与情報と、決済が完了したことを示す決済完了情報とをユーザ端末2に送信する(
図1における(10))。
【0020】
決済システムSが以上のように動作することで、ユーザは、会計時に特典情報としてのポイントの付与を受けるために、ユーザが店舗の会員であることを示す会員カードやアプリケーションの画面を店舗側に提示することなく、ポイントの付与を受けることができる。よって、決済システムSは、決済時におけるユーザの負担を軽減することができる。
以下、決済処理装置1、ユーザ端末2、店舗端末3及びポイント管理装置4の構成の詳細を説明する。
【0021】
[決済処理装置1の機能構成]
図2は、決済処理装置1の機能構成を示す図である。決済処理装置1は、通信部11と、記憶部12と、制御部13とを有する。
【0022】
通信部11は、インターネット等のネットワークを介してユーザ端末2及び店舗端末3とデータを送受信するための通信インターフェースである。
【0023】
記憶部12は、各種のデータを記憶する記憶媒体であり、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)、及びハードディスク等を有する。記憶部12は、制御部13が実行するプログラムを記憶する。記憶部12は、制御部13を、ユーザ情報連携部131、発行要求受信部132、トークン送信部133、決済用情報受信部134、付与要求部135、及び決済処理部136として機能させる決済用プログラムを記憶する。
【0024】
また、記憶部12は、第1ユーザIDと、複数の店舗のそれぞれに対応する第2ユーザIDとを関連付けて記憶する。具体的には、記憶部12は、第1ユーザIDと、第2ユーザIDと、第2ユーザIDに対応するポイントを管理し、店舗を運営する事業者を識別する事業者IDとを関連付けたユーザ連携情報を記憶する。ここで、第1ユーザIDの発行者と、第2ユーザIDの発行者とは異なる発行者であるものとする。
図3は、ユーザ連携情報の一例を示す図である。
図3に示すように、第1ユーザIDに、一以上の事業者ID及び第2ユーザIDが関連付けられていることが確認できる。
【0025】
また、記憶部12は、事業者IDと、事業者IDに対応するポイント管理装置4のネットワーク上のアドレスとを関連付けてアドレス情報として記憶する。事業者IDに対応するポイント管理装置4は、例えば、事業者IDに対応する事業者が管理するポイント管理装置4である。
【0026】
制御部13は、例えばCPU(Central Processing Unit)である。制御部13は、記憶部12に記憶された決済用プログラムを実行することにより、ユーザ情報連携部131、発行要求受信部132、トークン送信部133、決済用情報受信部134、付与要求部135、及び決済処理部136として機能する。制御部13の各部の動作の詳細については後述する。
【0027】
[ユーザ端末2の機能構成]
図4は、ユーザ端末2の機能構成を示す図である。ユーザ端末2は、操作部21と、通信部22と、表示部23と、記憶部24と、制御部25とを有する。制御部25は、操作受付部251と、要求送信部252と、コード生成部253と、表示制御部254とを有する。
【0028】
操作部21は、ユーザの操作を受け付ける操作デバイスであり、例えば表示部23の表面に設けられたタッチパネルである。操作部21は、ユーザがタッチした位置を示す信号を操作受付部251に通知する。
【0029】
通信部22は、例えば携帯電話網の基地局との間でデータを送受信するための無線通信インターフェースである。通信部22は、決済処理装置1から受信した決済用トークン等をコード生成部253に入力する。
【0030】
表示部23は、各種の情報を表示するディスプレイである。表示部23は、コード生成部253の制御に基づいて、決済用コードを表示する。
【0031】
記憶部24は、ROM及びRAM等を含む記憶媒体である。記憶部24は、制御部25が実行するプログラムを記憶している。記憶部24は、制御部25を、操作受付部251、要求送信部252、コード生成部253及び表示制御部254として機能させるプログラムを記憶する。また、記憶部24は、決済処理装置1から受信した決済用トークン、及び決済用トークンに基づいて生成された決済用コード等を記憶する。
【0032】
制御部25は、例えばCPUであり、記憶部24に記憶されたプログラムを実行することにより、操作受付部251、要求送信部252、コード生成部253及び表示制御部254として機能する。
【0033】
操作受付部251は、操作部21から入力された信号に基づいて、ユーザの操作内容を特定する。操作受付部251は、特定した操作内容が、ユーザIDを連携するための操作としてのユーザ連携操作である場合に、操作内容を要求送信部252に通知する。要求送信部252は、操作受付部251がユーザ連携操作を受け付けた場合に、通信部22を介して、第1ユーザIDを含むID連携要求を決済処理装置1に送信する。操作受付部251は、通信部22が決済処理装置1から受信したユーザIDの連携を受け付けるための連携受付画面を表示部23に表示させ、ユーザから第1ユーザIDに関連付ける第2ユーザIDと、当該第2ユーザIDに対応する事業者IDとを受け付ける。要求送信部252は、第1ユーザIDと、連携受付画面において受け付けた事業者ID及び第2ユーザIDとを決済処理装置1に送信する。
【0034】
操作受付部251は、特定した操作内容が、決済用コードをユーザ端末2に表示させるための操作である場合に、操作内容を要求送信部252に通知する。要求送信部252は、操作受付部251が、決済用コードをユーザ端末2に表示させるための操作を受け付けた場合に、通信部22を介して、第1ユーザIDと、決済用コードの発行要求とを決済処理装置1に送信する。
【0035】
コード生成部253は、決済処理装置1から決済用トークンが送信されると、決済用トークンに基づく決済用コードを生成する。コード生成部253は、例えば、予め定められた規則に基づいて決済用コードを生成する。コード生成部253は、生成した決済用コードを表示部23に表示させる。
【0036】
表示制御部254は、決済処理装置1から、決済が完了したことを示す決済完了情報と、ポイントが付与されたことを示すポイント付与情報とを受信すると、これらの情報を表示部23の同一の画面上に表示させる。
【0037】
[店舗端末3の機能構成]
図5は、店舗端末3の機能構成を示す図である。店舗端末3は、操作部31と、読取部32と、通信部33と、表示部34と、記憶部35と、制御部36とを有する。
【0038】
操作部31は、ユーザの操作を受け付ける操作デバイスであり、例えばユーザが購入する商品を選択するためのボタンや、表示部34の表面に設けられたタッチパネルである。
【0039】
読取部32は、例えば、バーコードリーダ及びカメラであり、ユーザが購入する商品に付されているバーコードや、ユーザ端末2が表示した決済用コードを読み取る。読取部32は、読み取ったバーコード及び決済用コードが示す情報を制御部36に出力する。
【0040】
通信部33は、例えば決済処理装置1との間でデータを送受信するための通信インターフェースである。通信部33は、制御部36の制御に応じて、決済用トークン、決済情報を含む決済要求を決済処理装置1に送信する。
【0041】
表示部34は、各種の情報を表示するディスプレイである。表示部34は、例えば、決済金額を表示する。
【0042】
記憶部35は、ROM及びRAM等を含む記憶媒体である。記憶部35は、制御部36が実行するプログラムを記憶している。記憶部35は、制御部36を、決済用情報生成部361、トークン取得部362、及び決済用情報送信部363として機能させるプログラムを記憶する。また、記憶部35は、商品IDと、商品の価格とを関連付けた商品DBを記憶する。
【0043】
制御部36は、例えばCPUであり、記憶部35に記憶されたプログラムを実行することにより、決済用情報生成部361、トークン取得部362、及び決済用情報送信部363として機能する。
【0044】
決済用情報生成部361は、決済対象の一以上の商品を特定し、決済情報を生成する。具体的には、決済用情報生成部361は、操作部31において店員が入力した商品ID又は読取部32が商品に付されたバーコードから読み取った商品IDを取得することにより、取得した商品IDの商品を決済対象の商品と特定する。決済用情報生成部361は、記憶部35に記憶されている商品DBを参照し、取得した商品IDに関連付けられている商品の価格を特定する。決済用情報生成部361は、操作部31において店員が入力した商品ID又は読取部32が商品に付されたバーコードから読み取った商品IDを一以上取得し、当該商品IDから特定した商品の価格を集計する。決済用情報生成部361は、操作部31において精算操作を受け付けると、集計した商品の価格を決済金額に決定する。
【0045】
決済用情報生成部361は、決定した決済金額と、店舗を識別するための店舗情報としての店舗IDと、決済時刻としての現在時刻を示す決済時刻情報とを含む決済情報を生成する。店舗IDには、店舗を識別する情報の他に、店舗を運営する事業者を識別する事業者IDが含まれているものとする。
【0046】
トークン取得部362は、読取部32が、ユーザ端末2に表示された決済用コードを読み取ることにより、決済用コードから抽出した情報を、決済用トークンとして取得する。
決済用情報送信部363は、決済用情報生成部361が決済情報を生成し、トークン取得部362が決済用トークンを取得すると、通信部33を介して、決済用トークンと、決済情報とを含む決済要求を決済処理装置1に送信する。
【0047】
[ポイント管理装置4の機能構成]
図6は、ポイント管理装置4の機能構成を示す図である。ポイント管理装置4は、通信部41と、記憶部42と、制御部43とを有する。
【0048】
通信部41は、例えば決済処理装置1及びポイント管理装置4との間でデータを送受信するための通信インターフェースである。
記憶部42は、ROM及びRAM等を含む記憶媒体である。記憶部42は、制御部43が実行するプログラムを記憶している。記憶部42は、制御部43を、付与要求受信部431及びポイント付与部432として機能させるプログラムを記憶する。また、記憶部35は、第2ユーザIDと、第2ユーザIDのユーザに付与されているポイントと、ポイントの有効期限とを関連付けたポイントDBを記憶する。
【0049】
制御部43は、例えばCPUであり、記憶部42に記憶されたプログラムを実行することにより、付与要求受信部431及びポイント付与部432として機能する。
【0050】
付与要求受信部431は、決済処理装置1から、決済情報と、第2ユーザIDとを含むポイントの付与要求を受信する。
ポイント付与部432は、付与要求受信部431が決済処理装置1からポイントの付与要求を受信すると、受信した付与要求に含まれている第2ユーザIDと決済情報とに基づいて、当該第2ユーザIDのユーザに付与するポイントを算出し、算出したポイントを付与する。
【0051】
具体的には、ポイント付与部432は、付与要求受信部431がポイントの付与要求を受信すると、付与要求に含まれている決済情報に基づいて、第2ユーザIDに対応するユーザに付与するポイントを算出する。
【0052】
例えば、ポイント付与部432は、決済情報に含まれる決済金額の所定割合を示す値を、第2ユーザIDに対応するユーザに付与するポイントと算出する。また、ポイント付与部432は、決済情報に含まれる各種情報が所定の条件を満たす場合にポイントを算出してもよい。
【0053】
例えば、ポイント付与部432は、決済情報に含まれる決済金額が所定金額以上である場合に、ポイントを算出してもよい。また、ポイント付与部432は、決済情報に含まれる店舗IDや決済日時に基づいて、ポイントを算出してもよい。例えば、ポイント付与部432は、決済情報に含まれる決済時刻情報が、予め定めたタイムセールに対応する時刻範囲に含まれている場合に、タイムセールとは異なる時刻よりもポイントを高く算出してもよい。また、ポイントを付与する対象となる店舗の店舗IDを記憶部42に記憶させておき、ポイント付与部432が、受信した店舗IDが記憶部42に記憶されている場合にポイントを算出してもよい。
【0054】
ポイント付与部432は、ポイントDBにおいて、付与要求に含まれている第2ユーザIDに関連付けられているポイントに、算出したポイントを加算するとともに、ポイントの有効期限を更新する。また、ポイント付与部432は、ユーザに付与されたポイントを示すポイント付与情報を決済処理装置1に送信する。
【0055】
[制御部13の各部の動作]
続いて、制御部13の各部の動作について説明する。
ユーザ情報連携部131は、ユーザ端末2から、ユーザ端末2のユーザに対応する第1ユーザIDと第2ユーザIDとを受信し、受信した第1ユーザIDと第2ユーザIDとを関連付けて記憶部12のユーザ連携情報に記憶させる。
【0056】
具体的には、ユーザ情報連携部131は、ユーザ端末2から、ユーザ端末2のユーザの第1ユーザIDを含むID連携要求を受信すると、当該第1ユーザIDと連携する第2ユーザIDを受け付けるための連携受付画面をユーザ端末2に送信する。連携受付画面では、第2ユーザIDと、当該第2ユーザIDに対応する事業者IDとの指定が可能である。ユーザ情報連携部131は、ユーザ端末2から、第1ユーザIDと、事業者IDと、第2ユーザIDとを受信すると、これらの情報を関連付けてユーザ連携情報に記憶させる。
【0057】
発行要求受信部132は、ユーザ端末2から、ユーザ端末2のユーザの第1ユーザIDと、ユーザ端末2のユーザが店舗で決済するための決済用コードの発行要求とを受信する。
【0058】
トークン送信部133は、発行要求受信部132が決済用コードの発行要求を受信すると、当該発行要求とともに受信した第1ユーザIDに対応した決済用コードを生成するための決済用トークンをユーザ端末に送信する。具体的には、まずトークン送信部133は、発行要求受信部132が決済用コードの発行要求を受信すると、決済用トークンを生成する。トークン送信部133は、発行要求受信部132が受信した第1ユーザIDと、生成した決済用トークンとを関連付けて記憶部12に記憶させる。また、トークン送信部133は、生成した決済用トークンを、決済用コードの発行要求を送信したユーザ端末2に送信する。
【0059】
決済用情報受信部134は、トークン送信部133が送信した決済用トークンに基づいてユーザ端末2が表示した決済用コードを読み取った店舗端末3から、決済用トークンと、ユーザの店舗における商品又はサービスの購入に関する決済情報とを含む決済要求を受信する。
【0060】
付与要求部135は、店舗端末3から受信した決済要求に含まれる決済情報と、当該決済要求に含まれる決済用トークンに対応する第1ユーザIDに関連付けられている第2ユーザIDとをポイント管理装置4に送信し、ユーザ端末2のユーザへのポイントの付与を要求する。
【0061】
具体的には、付与要求部135は、決済用情報受信部134が決済要求を受信すると、当該決済要求に含まれる決済用トークンと一致する決済用トークンが記憶部12に記憶されているか否かを判定する。決済処理部136は、一致する決済用トークンが記憶部12に記憶されていると判定すると、当該決済用トークンに関連付けられて記憶部12に記憶されている第1ユーザIDを取得する。付与要求部135は、決済情報に含まれている店舗IDから事業者IDを抽出する。付与要求部135は、記憶部12に記憶されているユーザ連携情報を参照し、取得した第1ユーザIDと、抽出した事業者IDとに関連付けられている第2ユーザIDを特定することにより、ユーザ端末2のユーザに対応するとともに、決済情報に含まれている店舗IDに対応する店舗の事業者が発行した第2ユーザIDを特定する。
【0062】
付与要求部135は、記憶部12に記憶されているアドレス情報を参照し、抽出した事業者IDに関連付けられているアドレスを特定する。そして、付与要求部135は、決済要求に含まれる決済情報と、特定した第2ユーザIDとを含むポイント付与要求を、特定したアドレスに送信することにより、これらの情報を、抽出した事業者IDに対応するポイント管理装置4に送信する。その後、付与要求部135は、ポイント管理装置4においてユーザ端末2のユーザに付与されたポイントを示すポイント付与情報を、ポイント付与要求を送信したポイント管理装置4から受信する。
【0063】
決済処理部136は、店舗端末3から受信した決済要求に含まれる決済情報と、店舗端末3から受信した決済用トークンに対応する第1ユーザIDとに基づいて決済を実行する。具体的には、決済処理部136は、決済用情報受信部134が決済要求を受信すると、当該決済要求に含まれる決済用トークンと一致する決済用トークンが記憶部12に記憶されているか否かを判定する。決済処理部136は、一致する決済用トークンが記憶部12に記憶されていると判定すると、当該決済用トークンに関連付けられて記憶部12に記憶されている第1ユーザIDを取得する。
【0064】
決済処理部136は、決済情報に含まれている決済金額を、取得した第1ユーザIDで特定されるユーザの口座から引き落とす処理を実行する。また、決済処理部136は、決済情報に含まれている店舗IDで特定される店舗の口座に、決済情報に含まれている決済金額を入金する処理を実行する。決済処理部136は、決済金額から、決済処理装置1における決済手数料を差し引いた金額を、店舗の口座に入金してもよい。決済処理部136は、決済金額の決済が完了すると、決済が完了したことを示す決済完了情報を店舗端末3に通知する。また、決済処理部136は、決済完了情報と、ポイント管理装置4から受信したポイント付与情報とを関連付けてユーザ端末2に送信する。
【0065】
[動作シーケンス]
図7は、決済システムSの動作シーケンス図である。
図8は、
図7に続く動作シーケンス図である。
図7に示すシーケンス図は、商品等を店舗で購入するユーザがユーザ端末2において決済用コードの表示操作をしたところから開始している(S1)。ユーザが決済用コードの表示操作をすると、要求送信部252は、第1ユーザIDと、決済用コードの発行要求とを決済処理装置1に送信する(S2)。
【0066】
決済処理装置1の発行要求受信部132が、ユーザ端末2から、第1ユーザIDと、決済用コードの発行要求とを取得すると、トークン送信部133は、決済用トークンを生成する(S3)。トークン送信部133は、第1ユーザIDと、生成した決済用トークンとを関連付けて記憶部12に記憶させる(S4)。トークン送信部133は、生成した決済用トークンを、決済用コードの発行要求を送信したユーザ端末2に送信する(S5)。
【0067】
ユーザ端末2のコード生成部253は、決済処理装置1から受信した決済用トークンに基づく決済用コードを生成し、生成した決済用コードを表示部23に表示させる(S6)。ユーザが店舗において、ユーザ端末2に表示された決済用コードを提示し、店舗端末3の読取部32が決済用コードを読み取る(S7)。
【0068】
また、店舗端末3の決済用情報生成部361は、操作部31において店員が入力した商品ID又は読取部32が商品に付されたバーコードから読み取った商品IDに基づいて商品の価格を特定し、決済金額を算出する(S8)。店舗端末3の決済用情報送信部363は、S8において算出された決済金額及び店舗IDを含む決済情報と、S7において読み取られた決済用コードに含まれている決済用トークンとを含む決済要求を決済処理装置1に送信する(S9)。
【0069】
図8に説明を移す。決済処理装置1の決済用情報受信部134は、店舗端末3から、決済情報と、決済用トークンとを含む決済要求を受信する。付与要求部135は、記憶部12に記憶されている決済用トークンと、受信した決済用トークンが一致する場合に、当該決済用トークンと関連付けられている第1ユーザIDを取得する(S10)。付与要求部135は、受信した決済情報に含まれている店舗IDから事業所IDを特定する(S11)。
【0070】
続いて、付与要求部135は、記憶部12に記憶されているユーザ連携情報を参照し、特定した第1ユーザID及び事業所IDと関連付けられている第2ユーザIDを特定する(S12)。付与要求部135は、特定した第2ユーザIDと、受信した決済要求に含まれている決済情報とを含むポイント付与要求をポイント管理装置4に送信する(S13)。
【0071】
続いて、ポイント管理装置4のポイント付与部432は、付与要求受信部431がポイント付与要求を受信すると、ポイント付与要求に含まれている第2ユーザIDのユーザに付与するポイントを算出する(S14)。ポイント付与部432は、当該第2ユーザIDのユーザに、算出したポイントを付与し(S15)、付与したポイントを示すポイント付与情報を決済処理装置1に送信する(S16)。
【0072】
続いて、決済処理装置1の決済処理部136は、受信した決済要求に含まれる決済情報と、S10において特定した第1ユーザIDとに基づいて決済処理を行う(S17)。決済処理部136は、決済完了情報と、ポイント管理装置4から受信したポイント付与情報とを関連付けてユーザ端末2に送信する(S18)。
【0073】
ユーザ端末2の表示制御部254は、決済処理装置1から決済完了情報とポイント付与情報とを受信すると、これらの情報を表示部23の同一の画面上に表示させる(S19)。
【0074】
[決済システムSによる効果]
以上説明したように、本実施形態に係る決済処理装置1は、ユーザ端末2から、第1ユーザIDと、決済用コードの発行要求とを受信すると、決済用コードを生成するための決済用トークンをユーザ端末2に送信し、決済用トークンに基づいてユーザ端末2が表示した決済用コードを読み取った店舗端末3から、決済用トークンと、ユーザの店舗における商品又はサービスの購入に関する決済情報とを受信する。決済処理装置1は、受信した決済情報と、受信した決済用トークンに対応する第1ユーザIDに関連付けられている第2ユーザIDとをポイント管理装置4に送信し、ユーザに付与されたポイントを示すポイント付与情報をポイント管理装置4から受信する。このようにすることで、ユーザは、会計時にポイントの付与を受けるために、ユーザが店舗の会員であることを示す会員カードやアプリケーションの画面を店舗側に提示することなく、ポイントの付与を受けることができる。よって、決済処理装置1は、決済時におけるユーザの負担を軽減することができる。
【0075】
以上、本発明を実施の形態を用いて説明したが、本発明の技術的範囲は上記実施の形態に記載の範囲には限定されず、その要旨の範囲内で種々の変形及び変更が可能である。例えば、装置の分散・統合の具体的な実施の形態は、以上の実施の形態に限られず、その全部又は一部について、任意の単位で機能的又は物理的に分散・統合して構成することができる。また、複数の実施の形態の任意の組み合わせによって生じる新たな実施の形態も、本発明の実施の形態に含まれる。組み合わせによって生じる新たな実施の形態の効果は、もとの実施の形態の効果を合わせ持つ。
【符号の説明】
【0076】
1 決済処理装置
2 ユーザ端末
3 店舗端末
4 ポイント管理装置
11 通信部
12 記憶部
13 制御部
21 操作部
22 通信部
23 表示部
24 記憶部
25 制御部
31 操作部
32 読取部
33 通信部
34 表示部
35 記憶部
36 制御部
41 通信部
42 記憶部
43 制御部
131 ユーザ情報連携部
132 発行要求受信部
133 トークン送信部
134 決済用情報受信部
135 付与要求部
136 決済処理部
251 操作受付部
252 要求送信部
253 コード生成部
254 表示制御部
361 決済用情報生成部
362 トークン送信部
363 決済用情報送信部
431 付与要求受信部
432 ポイント付与部