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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2021-12-09
(45)【発行日】2022-01-12
(54)【発明の名称】情報をプッシュする方法及びデバイス
(51)【国際特許分類】
   H04L 67/02 20220101AFI20220104BHJP
   G06Q 30/02 20120101ALI20220104BHJP
【FI】
H04L67/02
G06Q30/02 398
【請求項の数】 10
(21)【出願番号】P 2018563865
(86)(22)【出願日】2017-05-24
(65)【公表番号】
(43)【公表日】2019-07-04
(86)【国際出願番号】 CN2017085653
(87)【国際公開番号】W WO2017211191
(87)【国際公開日】2017-12-14
【審査請求日】2020-05-22
(31)【優先権主張番号】201610395230.1
(32)【優先日】2016-06-06
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(73)【特許権者】
【識別番号】520015461
【氏名又は名称】アドバンスド ニュー テクノロジーズ カンパニー リミテッド
(74)【代理人】
【識別番号】100188558
【弁理士】
【氏名又は名称】飯田 雅人
(74)【代理人】
【識別番号】100205785
【弁理士】
【氏名又は名称】▲高▼橋 史生
(72)【発明者】
【氏名】ソン,ニィェン
【審査官】中川 幸洋
(56)【参考文献】
【文献】特表2012-519335(JP,A)
【文献】特表2015-515676(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G06F 13/00
G06Q 30/02
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
所定条件を満たす複数のユーザを獲得するステップ(101,201)と;
前記複数のユーザ間の関連強さと、前記複数のユーザの影響とに基づいて、所定情報のプッシュ先であるユーザを、前記複数のユーザの中から選択するステップ(102)であって、
前記複数のユーザ間の前記関連強さに基づいて、前記複数のユーザを種々の関連コミュニティに分類するステップであって、各関連コミュニティに格納されているユーザ間の関連強さは所定閾値よりも高い、前記分類するステップ(202)と、
前記種々の関連コミュニティから、所定の影響条件を満たす影響を持つユーザを個別に選択するステップ(203)と、
前記所定の影響条件を満たす影響を持つ前記ユーザを、所定情報のプッシュ先であるユーザとして特定するステップ(204)とを備える、前記選択するステップと;
所定情報のプッシュ先である前記ユーザに情報をプッシュするステップ(103,205)と;を備え
前記複数のユーザ間の前記関連強さに基づいて、前記複数のユーザを種々の関連コミュニティに分類する前記ステップの前に:
前記複数のユーザの初期関連コミュニティラベルを入手するステップ;を更に備え、
前記複数のユーザ間の前記関連強さに基づいて、前記複数のユーザを種々の関連コミュニティに分類する前記ステップは:
前記複数のユーザにおける各ユーザの前記初期関連コミュニティラベルを、前記複数のユーザにおける他のユーザであって、前記各ユーザとの関連強さが前記所定閾値よりも高い、他のユーザの関連コミュニティラベルへ更新するステップと;
前記複数のユーザのうち同じ関連コミュニティラベルを持つユーザを、同じ関連コミュニティに分類するステップと;を備える、
情報をプッシュする方法。
【請求項2】
前記複数のユーザのうち同じ関連コミュニティラベルを持つユーザを、同じ関連コミュニティに分類する前記ステップの前に:
前記ユーザの関連コミュニティラベル更新カウントを入手するステップと;
前記ユーザの前記関連コミュニティラベル更新カウントが所定のカウント閾値よりも高いかどうかを特定するステップと;を更に備え、
前記複数のユーザのうち同じ関連コミュニティラベルを持つユーザを、同じ関連コミュニティに分類する前記ステップは:
前記ユーザの前記関連コミュニティラベル更新カウントが前記所定のカウント閾値よりも高い場合に、前記複数のユーザのうち同じ関連コミュニティラベルを持つユーザを、前記同じ関連コミュニティに分類するステップ;を備える、
請求項に記載の情報をプッシュする方法。
【請求項3】
前記複数のユーザのうちの前記ユーザの前記関連コミュニティラベル更新カウントが所定のカウント閾値よりも高いかどうかを特定する前記ステップの後に:
前記ユーザの前記関連コミュニティラベル更新カウントが前記所定のカウント閾値より低い又は等しい場合に、前記ユーザの前記関連コミュニティラベルを、前記ユーザとの関連強さが前記所定閾値よりも高い或るユーザの関連コミュニティラベルへ更新するステップ;を更に備える、
請求項に記載の情報をプッシュする方法。
【請求項4】
前記影響が影響指数情報を備え、
前記種々の関連コミュニティから、所定の影響条件を満たす影響を持つユーザを個別に選択する前記ステップは:
前記種々の関連コミュニティから、所定の影響指数より高い又は等しい影響指数を持つユーザを個別に選択するステップを備える、
請求項1に記載の情報をプッシュする方法。
【請求項5】
請求項1乃至請求項のいずれか1項に記載の方法に従って操作を実行するように構成された、複数のユニットを備える、
情報をプッシュするデバイス。
【請求項6】
所定情報のプッシュ先であるターゲットユーザを特定する方法であって、
所定条件を満たす複数のユーザを獲得するステップと;
前記複数のユーザにそれぞれ対応する影響に基づいて、所定の影響条件を満たす影響を持つユーザを、前記複数のユーザの中から選択するステップであって、
所定の影響レベルテーブルと前記複数のユーザにそれぞれ対応する前記影響とに基づいて、前記複数のユーザの影響レベルを特定するステップであって、前記所定の影響レベルテーブルは、種々の影響レベルにそれぞれ対応する影響閾値インターバルを格納する、前記特定するステップと、
前記複数のユーザ間の関連強さに基づいて、前記複数のユーザを種々の関連コミュニティに分類するステップであって、各関連コミュニティに格納されているユーザ間の関連強さは所定閾値よりも高い、前記分類するステップと、
前記種々の関連コミュニティ内で所定レベルより高い又は等しい影響レベルを持つユーザを、所定の影響条件を満たす影響を持つユーザとして特定するステップとを備える、前記選択するステップと;
前記所定の影響条件を満たす影響を持つ前記ユーザを、ターゲットユーザとして特定するステップと;を備え
前記複数のユーザ間の関連強さに基づいて、前記複数のユーザを種々の関連コミュニティに分類する前記ステップの前に:
前記複数のユーザの初期関連コミュニティラベルを入手するステップ;を更に備え、
前記複数のユーザ間の関連強さに基づいて、前記複数のユーザを種々の関連コミュニティに分類する前記ステップは:
前記複数のユーザにおける各ユーザの前記初期関連コミュニティラベルを、前記複数のユーザにおける他のユーザであって、前記各ユーザとの関連強さが前記所定閾値よりも高い、他のユーザの関連コミュニティラベルへ更新するステップと;
前記複数のユーザのうち同じ関連コミュニティラベルを持つユーザを、同じ関連コミュニティに分類するステップと;を備える、
ターゲットユーザを特定する方法。
【請求項7】
所定条件を満たす複数のユーザを獲得する前記ステップの前に:
種々の影響レベルと種々の影響閾値インターバルとの間にマッピング関係を確立するステップと;
前記マッピング関係を、前記所定の影響レベルテーブルに格納するステップと;を更に備える、
請求項に記載のターゲットユーザを特定する方法。
【請求項8】
前記複数のユーザのうち同じ関連コミュニティラベルを持つユーザを、同じ関連コミュニティに分類する前記ステップの前に:
前記ユーザの関連コミュニティラベル更新カウントを入手するステップと;
前記ユーザの前記関連コミュニティラベル更新カウントが所定のカウント閾値よりも高いかどうかを特定するステップと;を更に備え、
前記複数のユーザのうち同じ関連コミュニティラベルを持つユーザを、同じ関連コミュニティに分類する前記ステップは:
前記ユーザの前記関連コミュニティラベル更新カウントが前記所定のカウント閾値よりも高い場合に、前記複数のユーザのうち同じ関連コミュニティラベルを持つユーザを、前記同じ関連コミュニティに分類するステップ;を備える、
請求項に記載のターゲットユーザを特定する方法。
【請求項9】
前記複数のユーザのうちの前記ユーザの前記関連コミュニティラベル更新カウントが所定のカウント閾値よりも高いかどうかを特定する前記ステップの後に:
前記ユーザの前記関連コミュニティラベル更新カウントが前記所定のカウント閾値より低い又は等しい場合に、前記ユーザの前記関連コミュニティラベルを、前記ユーザとの関連強さが前記所定閾値よりも高い或るユーザの関連コミュニティラベルへ更新するステップ;を更に備える、
請求項に記載のターゲットユーザを特定する方法。
【請求項10】
請求項7乃至請求項のいずれか1項に記載の方法に従って操作を実行するように構成された、複数のユニットを備える、
ターゲットユーザを特定するデバイス。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本願は、2016年6月6日に提出され「情報をプッシュする方法及びデバイス」と題された中国特許出願第201610395230.1号の優先権を主張し、上記中国特許出願は参照によってその全体が本願に組み込まれる。
【0002】
本開示は、情報技術の分野に関し、特に、情報をプッシュする方法及びデバイスに関する。
【背景技術】
【0003】
情報技術及びインターネット技術の絶えざる発展にともなって様々なアプリケーションプログラムが出現し、それぞれのアプリケーションプログラムの持続性と発展にとって、そのユーザの規模及びクオリティは不可欠である。より多くのユーザを魅了して、かれらを獲得するために、多くのアプリケーションプログラムの提供者は、新規のアプリケーションの初期段階で広告を配信する(つまり、アプリケーションプログラム情報をユーザにプッシュする)。
【0004】
現在では、情報のプッシュ処理の最中に、ユーザを選択する所定のスコアリングモデルを用いて、所定情報のプッシュ先のユーザがこうした情報を直接受信するのが普通である。所定のスコアリングモデルは、アプリケーションプログラムが事前に入手したユーザ実績及びユーザ属性に基づいて生成される。つまり、所定のスコアリングモデルに基づいて潜在的ユーザがスコアリングされ、次に、この潜在的ユーザの中から、プッシュされた情報を受信する最高スコア保持ユーザが選択される。しかし、所定情報のプッシュ先であるユーザが所定のスコアリングモデルを用いて直接選択され、次に、そのユーザにアプリケーションプログラム情報がプッシュされる場合、確実であるのは、選択されたユーザ自身が情報プッシュを実行するアプリケーションプログラムユーザへ変換されることのみであり、最初に所定のスコアリングモデルに含まれなかった多数のアプリケーションプログラムユーザは獲得できず、その結果、アプリケーションプログラムの広告に投じた予算の便益が増すことはなく、情報プッシュ効率も比較的低くなってしまう。
【発明の概要】
【0005】
上記に鑑み、本開示の実施は、情報プッシュ効率が比較的低いという課題を解決するために、情報をプッシュする方法及びデバイスを提供する。
【0006】
先の目的を達成するために、本開示では以下の技術的解決策を提供する。
【0007】
本開示は、情報をプッシュする方法を提供し、前記方法は:所定条件を満たす複数のユーザを獲得するステップと;前記複数のユーザ間の関連強さと、前記複数のユーザの影響とに基づいて、所定情報のプッシュ先であるユーザを、前記複数のユーザの中から選択するステップと;前記所定情報のプッシュ先であるユーザに情報をプッシュするステップと;を含む。
【0008】
本開示の実施は、情報をプッシュするデバイスを提供し、本デバイスは:所定条件を満たす複数のユーザを獲得するよう構成された取得ユニットと;前記取得ユニットが獲得した前記複数のユーザ間の関連強さと、前記複数のユーザの影響とに基づいて、所定情報のプッシュ先であるユーザを、前記複数のユーザの中から選択するよう構成された選択ユニットと;所定情報のプッシュ先であり、前記選択ユニットにより選択された前記ユーザに情報をプッシュするよう構成されたプッシュユニットと;を含む。
【0009】
本開示の実施は、ターゲットユーザを特定する方法を提供し、前記方法は:所定条件を満たす複数のユーザを獲得するステップと;前記複数のユーザにそれぞれ対応する影響に基づき、所定の影響条件を満たす影響を持つユーザを、前記複数のユーザの中から選択するステップと;前記所定の影響条件を満たす影響を持つ前記ユーザを、ターゲットユーザとして特定するステップと;を含む。
【0010】
本開示の実施は、ターゲットユーザを特定するデバイスを提供し、前記デバイスは:所定条件を満たす複数のユーザを獲得するよう構成された取得ユニットと;前記取得ユニットが獲得した前記複数のユーザにそれぞれ対応する影響に基づいて、所定の影響条件を満たす影響を持つユーザを、前記複数のユーザの中から選択するよう構成された選択ユニットと;影響情報が前記所定の影響条件を満たし、前記選択ユニットにより選択された前記ユーザをターゲットユーザとして特定するよう構成された特定ユニットと;を含む。
【0011】
本開示の実施で提供される技術的解決策は、少なくとも以下の利点を有する。
【0012】
本開示の実施で提供される情報をプッシュする方法及びデバイスでは、まず、所定条件を満たす複数のユーザを獲得し;次に、複数のユーザ間の関連強さと複数のユーザの影響とに基づいて、所定情報のプッシュ先であるユーザを複数のユーザの中から選択し;最後に、所定情報のプッシュ先のユーザに情報をプッシュする。所定情報のプッシュ先のユーザを直接選択し、次に、そのユーザに情報をプッシュする現行の方法と比較し、本開示の実施では、所定のスコア条件を満たすスコアを持つ複数のユーザを所定のスコアリングモデルを用いて選択し、次に、複数のユーザ間の関連強さと複数のユーザの影響とに基づいて、所定情報のプッシュ先であるユーザを複数のユーザの中から選択する。よって、選択されたユーザを、情報プッシュを実行するアプリケーションプログラムユーザへ変換でき、又、より多くのアプリケーションプログラムユーザを追加で獲得できるため、アプリケーションプログラムの広告に投じた予算の便益は増し、情報プッシュの効率が向上する。
【0013】
前述の説明は、単なる本開示の技術的解決策の概要である。本開示の技術的手段をよりよく理解するために、前述の説明は、本明細書の内容に基づいて、及び、本開示の以前の及び他の目的、特徴、及び利点をより分かりやすくするように、実施され得る。本開示の特定の実施は、以下のとおり説明される。
【図面の簡単な説明】
【0014】
以下の好ましい実施の詳細な説明を読むことによって、他の様々な利点及び利益を学べることは当業者にとっては明らかである。添付図面は、好ましい実施を示すために使用されているに過ぎず、本開示に対する限定とみなされるものではない。全ての添付図面において、同一の参照符号は同一の部分を示すために使用されている。
【0015】
図1図1は、本開示の実施による、情報をプッシュする方法を示すフローチャートである。
【0016】
図2図2は、本開示の実施による、他の情報をプッシュする方法を示すフローチャートである。
【0017】
図3図3は、本開示の実施による、ターゲットユーザを特定する方法を示すフローチャートである。
【0018】
図4図4は、本開示の実施による、他のターゲットユーザを特定する方法を示すフローチャートである。
【0019】
図5図5は、本開示の実施による、情報をプッシュするデバイスを示す概略構造図である。
【0020】
図6図6は、本開示の実施による、他の情報をプッシュするデバイスを示す概略構造図である。
【0021】
図7図7は、本開示の実施による、ターゲットユーザを特定するデバイスを示す概略構造図である。
【0022】
図8図8は、本開示の実施による、他のターゲットユーザを特定するデバイスを示す概略構造図である。
【0023】
図9図9は、本開示の実施による、データ処理方法を示すフローチャートである。
【0024】
図10図10は、本開示の実施による、所定のスコアリングモデルを生成する方法を示すフローチャートである。
【0025】
図11図11は、本開示の実施による、所定情報がプッシュされるユーザの選択を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0026】
以下に、添付図面を参照しながら本開示の例示的な実施をより詳細に説明する。添付図面は、例として用いられる本開示の実施を示すが、本開示は様々な形態で実施することができ、本明細書に記載の実施によって限定されないことを理解されたい。それどころか、これらの実施は、本開示をより明確に理解するため、及び本開示の範囲を当業者に包括的に伝えるために提供されている。
【0027】
本開示の実施は、情報をプッシュする方法を提供する。図1に示すように、この方法は以下のステップを含む。
【0028】
101:所定条件を満たす複数のユーザを獲得する。
【0029】
所定条件はユーザ要件に基づいて設定できる、又は、システム要件に基づいて設定できるが、本開示のこの実施では限定されない。複数のユーザは、所定のスコア条件を満たすスコアを持つ複数のユーザであってよい。所定のスコアリングモデルを用いて、所定のスコア条件を満たすスコアを持つユーザを選択できる。
【0030】
所定のスコアリングモデルは、アプリケーションプログラムにより過去に入手されたユーザ実績とユーザ属性とに基づいて生成される。アプリケーションプログラムにより過去に入手されたユーザ実績は、アプリケーションプログラムにより過去に入手された潜在的ユーザと、アプリケーションプログラムユーザへ変換されたユーザとを含んでよい。所定のスコア条件はユーザ要件に基づいて設定できる、又は、システム要件に基づいて設定できるが、本開示のこの実施では限定されない。例えば、所定のスコア条件は、潜在的ユーザのうち最高スコアを持つ750人のユーザとしたり、潜在的ユーザのうち0.8ポイントより大きい又は等しいスコアを持つユーザとしたりすることができる。
【0031】
本開示のこの実施では、所定のスコアリングモデルを生成する前に、不特定のターゲットユーザに情報プッシュ方法を用いて、情報のプッシュ先であるサンプルユーザ及びサンプルユーザの属性データを入手する必要がある。次に、サンプルユーザの属性データを処理して、所定のスコアリングモデルを生成するための特性データを入手する。所定のスコアリングモデルを生成するための特性データは、ロスなく完全であり、且つ異常なく精確であらねばならず、スコアリングモデル生成標準に準拠するデータ形式でなければならない。
【0032】
ターゲットユーザを多義的に指定するためのこの情報プッシュ方法を用いて、アプリケーションプログラム広告を様々なチャネル上で配信及び表示し、広告の配信先であるユーザを多義的に限定する。ターゲットユーザを多義的に指定するためのこの情報プッシュ方法を用いて、情報プッシュ先のユーザをより多く獲得できる。情報をプッシュした後、広告チャネル上に組み込まれているプログラムによって収集した情報を用いて、ユーザ属性データをプッシュすることができる。
【0033】
図9に示すように、本開示のこの実施におけるユーザ属性データについて、ここではデータ処理方法を説明する。
【0034】
1.データのクレンジング及び処理:チャネルに組み込まれているプログラムを用いて、サンプルユーザと、サンプルユーザの属性データとを収集する。通常、複数のアプリケーションプログラムの広告又は製品の広告は同一のチャネル上に存在する。収集したサンプルユーザには、別のアプリケーションプログラムの広告ユーザが含まれていてよい。或いは、サンプルユーザのいくつかの属性データは、スコアリングモデルを生成するための特性データではない。そのため、サンプルユーザと、サンプルユーザの属性データとをクレンジングし、処理する必要がある。例えば、収集したユーザ資産データは、種々の資産口座におけるユーザの資産データであるが、スコアモデルを生成するための資産データはユーザの総資産データである。そのため、種々の資産口座におけるユーザの資産データに基づいて、ユーザの総資産データを入手する必要がある。
【0035】
2.異常検出:サンプルユーザと、サンプルユーザの属性データとを、チャネルに組み込まれたプログラムを用いて、収集したログ情報を用いて解析するが、ログ情報から解析したデータはいくらかのダーティデータを含んでいる可能性がある。例えば、ユーザのモバイルフォンのブランドデータにはいくらかの文字化けがあるかもしれない、又、ユーザがアプリケーションプログラムの広告を訪問する回数が過剰になるかもしれない。その原因は、悪意あるマシンアクセス攻撃であるかもしれない。ダーティデータはスコアリングモデルの生成に影響しかねない。そのため、サンプルユーザの属性データ内にダーティデータが存在するかどうかを検出する必要がある。
【0036】
3.データ分類→データサンプリング→データ探索:サンプリングされたユーザの中には、アプリケーションプログラムユーザへ変換されたユーザが、アプリケーションプログラムの潜在的ユーザに対して非常に高い割合で存在する可能性がある;又は、サンプリングされたユーザの中には、アプリケーションプログラムの潜在的ユーザが、アプリケーションプログラムユーザへ変換されたユーザに対して非常に高い割合で存在する。そのため、サンプルユーザの属性データをオーバーサンプリング又はアンダーサンプリングして、スコアリングモデル生成アルゴリズムが、アプリケーションプログラムユーザへ変換されるユーザの属性特徴を効率的に学習できるようにすることが可能である。
【0037】
4.特性除去→ロス処理→異常処理:ほとんどのスコアリングモデル生成アルゴリズムは、ロストデータを含んだサンプルデータや、属性特性情報が過剰なサンプルデータをサポートしていない。ロスト属性特性データが過剰なサンプルデータと、属性特性タイプが過剰なサンプルデータとを除去する。ロスト属性特性データが少ないサンプルデータに属性特性データ処理を実行する。つまり、ロスト属性特性データを充填する。数値型のデータには中央値を用いて充填でき、離散型のデータにはモードを用いて充填できる。例えば、ユーザ属性データに特定のユーザの年齢データが欠けている場合には、サンプルユーザの年齢データの中央値をそのユーザの年齢データとして用いることができる。加えて、スコアリングモデルが何らかの異常データに影響されることを防ぐために、通常、例えば、異常データを99分位数で置き換えるなどして、異常データを処理する必要がある。
【0038】
5.特性変換:スコアリングモデルアルゴリズム内のモデルアルゴリズムは疎行列(スパース行列)のみをサポートし、正規の2次元テーブルをサポートしないので、スコアリングモデルを生成する特性データを入手するには、属性データの形式を変換する必要がある。例えば、スコアリングモデルを生成するための特性データを入手するために、特性データの形式を、対数変換を介して変換できる。
【0039】
図10に示すように、本開示のこの実施では、所定のスコアリングモデルを生成する方法をここで説明する。
【0040】
1.特性選択:スコアリングモデルを生成するための特性データと、スコアリングモデル生成アルゴリズムとを入手する。スコアリングモデル生成アルゴリズムは、デシジョンツリーアルゴリズム、論理回帰アルゴリズム、ランダムフォレストアルゴリズム、及び、勾配ブースティングディシジョンツリー(GBDT、Gradient Boosting Decision Tree)のような反復デシジョンツリーアルゴリズム等であってよい。
【0041】
2.モデルトレーニング:スコアリングモデルを生成するための特性データと、スコアリングモデル生成アルゴリズムとに基づいて、複数のスコアリングモデルをトレーニングする。
【0042】
3.パラメータ最適化:スコアリングモデル生成アルゴリズム内のパラメータと、特性データの種々の組み合わせとに基づいて、各スコアリングモデルのスコアリング効果を得る。スコアリングモデルのスコアリング効果は、モデルスコアリング効果測定標準に基づいて測定できる。モデルスコアリング効果測定標準は曲線の下の領域であってよく、曲線の下の領域がより広範であるほど、スコアリングモデルのスコアリング効果がより優れていることを示す。
【0043】
4.スコアリングモデルの事前特定:最良のスコアリング効果を持つスコアリングモデルを、複数のスコアリングモデルの中から選択し、最良のスコアリング効果を持つスコアリングモデルを、所定条件を満たすスコアを持つユーザを選択するための所定のスコアリングモデルとして特定する。
【0044】
5.潜在的ユーザのスコアリング:所定のスコアリングモデルに基づいて潜在的ユーザをスコアリングし、次に、所定条件を満たすスコアを持つユーザを選択する。
【0045】
102:複数のユーザ間の関連強さと複数のユーザの影響とに基づいて、所定情報のプッシュ先であるユーザを、複数のユーザの中から選択する。
【0046】
複数のユーザ間の関連強さは、複数のユーザの属性情報間における類似性であってよい。ユーザの影響は、或るユーザが他のユーザに影響を与える可能性の強さを意味し、これは、或るユーザが発行した情報が他のユーザによって読み出され、共有され、転送される回数であってよい。
【0047】
プッシュされる所定情報は、広告予算に基づいてアプリケーションプログラム提供者によりプッシュされる広告情報であってよい。アプリケーションプログラム広告に高額の費用をかけることを避けるために、多くのアプリケーションプログラム提供者は、通常、予算での広告費用を提供する。つまり、情報のプッシュ先であるユーザのデータを広告予算に基づいて特定し、情報のプッシュ先であるユーザのデータにあるユーザのみに情報をプッシュする。
【0048】
例えば、アプリケーションプログラムに対応した広告費用が500万であり、各ユーザの広告費用が1RMBであり、所定情報のプッシュ先であるユーザが500万人いる。最高スコアを持つ750万人のユーザを所定のスコアリングモデルを用いて選択し、所定のスコアリングモデルを用いて選択した750万人のユーザの中から、ユーザ間の関連強さとユーザの影響とに基づいて、所定情報のプッシュ先である500万人のユーザを選択する。
【0049】
本開示のこの実施では、所定条件を満たすスコアを持つ複数のユーザを所定のスコアリングモデルを用いて選択し、次に、複数のユーザ間の関連強さと複数のユーザの影響とに基づいて、所定情報のプッシュ先であるユーザを複数のユーザの中から選択する。よって、所定情報のプッシュ先であるユーザを、情報プッシュを実行するアプリケーションプログラムユーザへ変換でき、更に、ユーザの影響能力と配信能力とを用いることにより、共有、転送、又は口コミにより、より多くのユーザを獲得できるため、アプリケーションプログラムの広告に投じた予算の便益は増し、情報プッシュの効率が向上する。
【0050】
103:所定情報のプッシュ先であるユーザに情報をプッシュする。
【0051】
本開示のこの実施で提供される情報をプッシュする方法では、まず、所定条件を満たす複数のユーザを獲得し;次に、複数のユーザ間の関連強さ及び複数のユーザの影響に基づいて、所定情報のプッシュ先であるユーザを複数のユーザの中から選択し;最後に、所定情報のプッシュ先であるユーザに情報をプッシュする。現在のところ、所定情報のプッシュ先であるユーザが直接選択され、その後、情報がユーザにプッシュされている。これと比較して、本開示のこの実施では、所定のスコアリングモデルを用いて、所定のスコア条件を満たすスコアを持つ複数のユーザを選択し、次に、複数のユーザ間の関連強さ及び複数のユーザの影響に基づいて、所定情報のプッシュ先であるユーザを複数のユーザの中から選択する。よって、選択されたユーザを、情報プッシュを実行するアプリケーションプログラムユーザへ変換でき、より多くのアプリケーションプログラムユーザを追加で獲得できるため、アプリケーションプログラムの広告に投じた予算の便益は増し、情報プッシュの効率が向上する。
【0052】
本開示の実施は、情報をプッシュする別の方法を提供する。図2に示すように、この方法は以下のステップを含む。
【0053】
201:所定条件を満たす複数のユーザを獲得する。
【0054】
所定条件を満たすユーザについて、及び、所定条件を満たす複数のユーザを獲得する工程についてはステップ101で詳細に述べているため、その詳細を、本開示のこの実施で説明することは省略する。
【0055】
202:複数のユーザ間の関連強さに基づいて、複数のユーザを種々の関連コミュニティに分類する。
【0056】
各関連コミュニティが持っているユーザ間の関連強さは所定の閾値よりも高い。関連コミュニティは、関係ネットワークコミュニティであってよく、又、フォーラム、掲示板、グループディスカッション、オンラインチャット、ネットワーキング、パーソナルスペース、無線付加価値サービスのようなオンライン通信スペースであってよい。同じ関連コミュニティ内のユーザは同じ関連コミュニティラベルを有する。所定の閾値をユーザ要件に基づいて設定できる、又は、既定のシステムモードに基づいて設定できるが、これは、本開示のこの実施では限定されない。例えば、所定の閾値は0.4であっても0.5であってもよい。
【0057】
本開示のこの実施では、ステップ202の前に、この方法は、複数のユーザの初期関連コミュニティラベルを入手するステップを更に含む。ステップ202は、複数のユーザにおける各ユーザの初期関連コミュニティラベルを、ユーザとの関連強さが所定閾値よりも高いユーザの関連コミュニティラベルに更新し、複数のユーザの中で同じ関連コミュニティラベルを持つユーザを同じ関連コミュニティに分類するステップを含んでよい。
【0058】
例えば、所定の閾値が0.4である場合、所定のスコアリングモデルを用いて選択する複数のユーザは、ユーザ1、ユーザ2、ユーザ3、ユーザ4である。ユーザ1とユーザ2との間の関連強さは0.1であり、ユーザ1とユーザ3との間の関連強さは0.4であり、ユーザ1とユーザ4との間の関連強さは0.2であり、ユーザ1とユーザ3との間の関連強さが0.4より大きい又は等しい。したがって、ユーザ1の関連コミュニティラベルはユーザ3の関連コミュニティラベルに更新される。これと同じ方式で、ユーザ2、ユーザ3、ユーザ4の関連コミュニティラベルを更新できる。
【0059】
関連コミュニティ分類工程は反復工程である。第1の反復を実行する場合には、複数のユーザの初期関連コミュニティラベルを入手し、又、複数のユーザにおける各ユーザの関連コミュニティラベルはユーザの身分証明(ID、Identity)であってよい。第1の反復後の反復中、各ユーザの関連コミュニティラベルは、ユーザ間の関連強さに基づいて更新された関連コミュニティラベルである。
【0060】
本開示のこの実施では、同じ関連コミュニティラベルを持つユーザを同じ関連コミュニティに分類するステップの前に、この方法は、関連コミュニティラベルの更新数を入手し;関連コミュニティラベルの更新数が所定の閾値よりも高いかどうかを特定するステップを更に含む。
【0061】
所定のカウント閾値をユーザ要件に基づいて設定できる、又は、既定のシステムモードに基づいて設定できるが、これは、本開示のこの実施では限定されない。例えば、所定のカウント閾値は100、150、又は200であってよい。
【0062】
ユーザの関連コミュニティラベル更新カウントが所定のカウント閾値よりも高い場合、複数のユーザのうち同じ関連コミュニティラベルを持つユーザを同じ関連コミュニティに分類するステップは、複数のユーザのうち同じ関連コミュニティラベルを持つユーザを同じ関連コミュニティに分類するステップを含む。
【0063】
例えば、所定のカウント閾値が100である場合、ユーザの関連コミュニティラベル更新カウントが50であれば、関連コミュニティの分類は未完了であり、ユーザの関連コミュニティラベルをユーザ間の関連強さに基づいて連続的に更新する必要があることを示す。ユーザの関連コミュニティラベル更新カウントが100であれば、関連コミュニティの分類が完了していることを示す。
【0064】
本開示のこの実施では、ユーザの関連コミュニティラベル更新カウントが所定のカウント閾値よりも高いかどうかを特定した後に、この方法は、ユーザの関連コミュニティラベル更新カウントが所定のカウント閾値より低い又は等しい場合に、ユーザの関連コミュニティラベルを、このユーザとの関連強さが所定の閾値よりも高い或るユーザの関連コミュニティラベルへ更新するステップを更に含む。
【0065】
203:所定の影響条件を満たす影響を持つユーザを、種々の関連コミュニティから個別に選択する。
【0066】
本開示のこの実施では、影響が影響指数情報である場合、ステップ203は:影響指数情報に基づき、種々の関連コミュニティから、所定の影響指数情報より高い又は等しい影響指数情報を持つユーザを個別に選択するステップであってよい。
【0067】
影響指数は、ユーザにより発行された情報を、他のユーザが読み出し、共有し、転送する回数であってよい。所定の影響指数閾値はユーザ要件に基づいて設定できる、又は、既定のシステムモードに基づいて設定できる。所定の影響指数閾値は、プッシュする所定情報の予算に基づいて設定できるが、これは、本開示のこの実施では限定されない。
【0068】
例えば、所定の広告の広告予算が300万であり、所定の広告のプッシュ先であるユーザの数は300万人である。300万人のユーザを関連コミュニティの中から選択する必要があり、関連コミュニティ内のユーザは影響指数の降順にソートされており、この所定の影響指数閾値は300万人のユーザ数の影響指数に基づいて設定されている。
【0069】
別の例では、影響指数が、ユーザが発行した情報を別のユーザが読み出す回数であってよい場合、所定の影響指数閾値は所定の発行された情報を別のユーザが読み出す回数の閾値、例えば50,000回であってよい。影響指数が、ユーザが発行した情報を別のユーザが共有する回数であってよい場合、所定の影響指数は所定の発行された情報を別のユーザが共有する回数の閾値、例えば100,000回であってよい。影響指数が、ユーザが発行した情報を別のユーザが転送する回数であってよい場合、所定の影響指数閾値は所定の発行された情報を別のユーザが転送する回数の閾値、例えば80,000回であってよい。
【0070】
204:所定の影響条件を満たす影響を持つユーザを、所定情報のプッシュ先のユーザとして特定する。
【0071】
本開示のこの実施では、影響が影響指数情報である場合に、ステップ204は:所定の影響指数閾値より高い又は等しい影響指数情報を持つユーザを、所定情報のプッシュ先のユーザとして特定するステップであってよい。
【0072】
本開示のこの実施では、所定情報のプッシュ先のユーザを選択する全工程を図11に示す。まず、所定の条件を満たすスコアを持つ複数のユーザを、所定のスコアリングモデルを用いて選択し;次に、複数のユーザを、複数のユーザ間の関連強さに基づいて種々の関連コミュニティに分類し;最後に、種々の関連コミュニティから所定の影響条件を満たす影響を持つユーザを種々の関連コミュニティから選択し、所定の影響条件を満たす影響を持つこのユーザを所定情報のプッシュ先のユーザとして特定する。
【0073】
205:所定情報のプッシュ先のユーザに情報をプッシュする。
【0074】
本開示のこの実施では、以下で、具体的なアプリケーションシナリオを示すことができるが、これに限定されない。アプリケーションプログラム広告のプッシュ先であるユーザは500万人おり、更に、過去の情報プッシュに基づいて獲得した潜在的ユーザの中から、高いスコアを有する750万人のユーザを所定のスコアリングモデルを用いて選択する。ここで、750万人は500万人の1.5倍である。750万人のユーザにおける各ユーザの影響と、各ユーザと他のユーザとの間の関連強さとを入手する。各ユーザと他のユーザとの間の関連強さに基づいて、関連コミュニティ1、関連コミュニティ2、関連コミュニティ3、関連コミュニティ4を含む4つの関連コミュニティを入手する。最も強い影響を持ち、各関連コミュニティ内のユーザ数の2/3の数を占めるユーザを選択して、500万人のユーザを獲得する。関連コミュニティから選択した500万人のユーザを、アプリケーションプログラム広告のプッシュ先のユーザとして特定し、ユーザに情報をプッシュする。
【0075】
本開示のこの実施において提供される情報をプッシュする別の方法では、まず、所定条件を満たす複数のユーザを獲得し;次に、複数のユーザ間の関連強さと複数のユーザの影響とに基づいて、複数のユーザの中から所定情報のプッシュ先であるユーザを選択し;最後に、所定情報のプッシュ先であるユーザに情報をプッシュする。現在のところ、所定情報のプッシュ先のユーザが直接選択され、情報がユーザにプッシュされている。これと比較して、本開示のこの実施では、所定の条件を満たすスコアを持つ複数のユーザを所定のスコアリングモデルを用いて選択し、次に、複数のユーザ間の関連強さと複数のユーザの影響とに基づき、所定情報のプッシュ先であるユーザを複数のユーザから選択する。よって、選択されたユーザを、情報プッシュを実行するアプリケーションプログラムユーザへ変換でき、より多くのアプリケーションプログラムユーザを追加で獲得できるので、アプリケーションプログラムの広告に投じた予算の便益は増し、情報プッシュの効率が向上する。
【0076】
本開示の実施は、ターゲットユーザを特定する方法を提供する。図3に示すように、この方法は以下のステップを含む。
【0077】
301:所定条件を満たす複数のユーザを獲得する。
【0078】
所定条件を満たすユーザと、所定条件を満たす複数のユーザを獲得する工程についてはステップ101で詳細に説明しているため、本開示のこの実施では詳細を省略する。
【0079】
302:複数のユーザの中から、これらの複数のユーザにそれぞれ対応する影響に基づいて、所定の影響条件を満たす影響を持つユーザを選択する。
【0080】
所定の影響条件を、ユーザ要件に基づいて設定できる、又は、既定のシステムモードに基づいて設定することができるが、本開示のこの実施ではこれは限定されない。例えば、所定の影響条件は、影響レベルが高い、又は影響指数が50,000回より高い又は等しくてもよい。
【0081】
303:所定の影響条件を満たす影響を持つユーザをターゲットユーザとして特定する。
【0082】
ターゲットユーザは、所定情報のプッシュ先であるユーザであってよい。
【0083】
例えば、所定の影響条件は、影響レベルが高い、という条件であってよい。最初に、最高スコアを持つ800万人のユーザを獲得する。この最高スコアを持つ800万人のユーザの中には影響レベルが高いユーザが500万人存在している。次に、影響レベルが高い500万人のユーザを、所定情報のプッシュ先として特定する。
【0084】
本開示のこの実施で提供されるターゲットユーザを特定する方法では、まず、所定条件を満たす複数のユーザを獲得し;次に、複数のユーザ間の関連強さと複数のユーザの影響とに基づいて、複数のユーザの中から所定情報のプッシュ先であるユーザを選択し;最後に、所定情報のプッシュ先であるユーザに情報をプッシュする。現在のところ、所定情報のプッシュ先であるユーザは直接選択され、情報がユーザにプッシュされている。これと比較して、本開示のこの実施では、所定の条件を満たすスコアを持つ複数のユーザを所定のスコアリングモデルを用いて選択し、次に、複数のユーザ間の関係強さと複数のユーザの影響とに基づいて、所定情報のプッシュ先であるユーザを複数のユーザから選択する。よって、選択したユーザを、情報プッシュを実行するアプリケーションプログラムユーザへ変換でき、より多くのアプリケーションプログラムユーザを追加で獲得できるため、アプリケーションプログラムの広告に投じた予算の便益は増し、情報プッシュの効率が向上する。
【0085】
本開示の実施は、ターゲットユーザを特定する別の方法を提供する。図4に示すように、この方法は以下のステップを含む。
【0086】
401:所定のスコアリングモデルを用いて、所定条件を満たすスコアを持つ複数のユーザを選択する。
【0087】
所定のスコアリングモデルと、所定条件を満たすスコアを持つ複数のユーザを所定のスコアリングモデルを用いて選択する工程とについては、ステップ101で詳細に説明しているため、本開示の実施では詳細を省略する。
【0088】
402:所定の影響レベルテーブルと、複数のユーザにそれぞれ対応する影響とに基づいて、複数のユーザの影響レベルを特定する。
【0089】
所定の影響レベルテーブルは、種々の影響レベルにそれぞれ対応する影響閾値インターバルを含む。影響レベルは「高」、「中」、「低」の3レベル:又は、「高」、「中」、「中未満」、「低」の4つのレベルに分類できる。
【0090】
例えば、影響レベルは「高」、「中」、「低」の3レベルに分類される。影響レベルが「高」である場合、対応する影響閾値インターバルは(50000,100000)である。影響レベルが「中」である場合、対応する影響閾値インターバルは(5000,50000)である。影響レベルが「低」である場合、対応する影響閾値インターバルは(0,5000)である。ユーザの影響が4000である場合、ユーザの影響レベルは「低」であり、ユーザの影響が80000である場合、ユーザの影響レベルは「高」である。
【0091】
本開示のこの実施では、ステップ402の前に、この方法は:種々の影響レベルと種々の影響閾値インターバルとの間にマッピング関係を確立し、このマッピング関係を所定の影響レベルテーブルに格納するステップを更に含む。
【0092】
403:複数のユーザを、複数のユーザ間の関連強さに基づいて種々の関連コミュニティに分類する。
【0093】
各関連コミュニティに格納されたユーザ間の関連強さは所定の閾値よりも高い。所定の閾値を、ユーザ要件に基づいて設定できる、又は、既定のシステムモードに基づいて設定できるが、これは、本開示のこの実施では限定されない。例えば、所定の閾値は0.5又は0.6であってよい。
【0094】
本開示のこの実施では、ステップ403の前に、この方法は:複数のユーザの初期関連コミュニティラベルを入手するステップを更に含む。ステップ403は:複数のユーザのうち各ユーザの初期関連コミュニティラベルを、このユーザとの関連強さが所定の閾値よりも高いユーザの関連コミュニティラベルに更新し、複数のユーザのうち同じ関連コミュニティラベルを持つユーザを同じ関連コミュニティに分類するステップであってよい。
【0095】
複数ユーザのうち同じ関連コミュニティラベルを持つユーザを同じ関連コミュニティに分類するステップの前に、この方法は:ユーザの関連コミュニティラベル更新カウントを入手し;ユーザの関連コミュニティラベル更新カウントが所定のカウント閾値よりも高いかどうかを特定するステップを更に含む。複数のユーザのうち同じ関連コミュニティラベルを持つユーザを同じ関連コミュニティに分類するステップは、ユーザの関連コミュニティラベル更新カウントが所定のカウント閾値よりも高い場合に、複数のユーザのうち同じ関連コミュティラベルを持つユーザを同じ関連コミュニティに分類するステップを含む。
【0096】
本開示のこの実施では、ユーザの関連コミュニティラベル更新カウントが所定のカウント閾値よりも高いかどうかを特定するステップの後に、この方法は、ユーザの関連コミュニティラベル更新カウントが所定のカウント閾値より低い又は等しい場合に、ユーザの関連コミュニティラベルをこのユーザとの関連強さが所定閾値よりも高い或るユーザの関連コミュニティラベルへ更新するステップを更に含む。
【0097】
404:種々の関連コミュニティ内で所定レベルより高い又は等しい影響レベルを持つユーザを、所定の影響条件を満たす影響を持つユーザとして特定する。
【0098】
所定レベルを、ユーザ要件に基づいて設定できる、又は、既定のシステムモードに基づいて設定できるが、これは、本開示のこの実施では限定されない。例えば、所定レベルが「高」である場合に、影響レベルが高いユーザを、所定の影響条件を満たす影響を持つユーザとして特定する。
【0099】
例えば、所定レベルが「高」である場合、所定のスコアリングモデルを用いて750万人のユーザを獲得する。ユーザ間の関連強さに基づき、750万人のユーザを、5つの関連コミュニティ、すなわち関連コミュニティ1、関連コミュニティ2、関連コミュニティ3、関連コミュニティ4、関連コミュニティ5に分類する。関連コミュニティ1、関連コミュニティ2、関連コミュニティ3、関連コミュニティ4、関連コミュニティ5から影響レベル「高」を持つユーザを選択して、所定の影響条件を満たす影響を持つユーザとして特定する。
【0100】
405:所定の影響条件を満たす影響を持つユーザをターゲットユーザ(対象ユーザ)として特定する。
【0101】
ターゲットユーザは、所定情報のプッシュ先のユーザであってよい。
【0102】
本開示のこの実施で提供されるターゲットユーザを特定する別の方法では、まず、所定条件を満たす複数のユーザを獲得し;次に、複数のユーザ間の関連強さと複数のユーザの影響とに基づいて、所定情報のプッシュ先であるユーザを複数のユーザの中から選択し;最後に、所定情報のプッシュ先であるユーザに情報をプッシュする。現在のところ、所定情報のプッシュ先であるユーザが直接選択され、情報がユーザにプッシュされている。これと比較して、本開示のこの実施では、所定の条件を満たすスコアを持つ複数のユーザを所定のスコアリングモデルを用いて選択し、次に、複数のユーザ間の関連強さと複数のユーザの影響とに基づいて、複数のユーザの中から所定情報のプッシュ先であるユーザを選択する。よって、選択されたユーザを、情報プッシュを実行するアプリケーションプログラムユーザへ変換でき、より多くのアプリケーションプログラムユーザを追加で獲得できるため、アプリケーションプログラムの広告に投じた予算の便益は増し、情報プッシュの効率が向上する。
【0103】
更に、図1に示す方法の具体的な実施として、本開示の実施は情報をプッシュするデバイスを提供する。図5に示すように、このデバイスは、取得ユニット51と、選択ユニット52と、プッシュユニット53とを含むことができる。
【0104】
取得ユニット51は、所定条件を満たす複数のユーザを獲得するように構成される。
【0105】
選択ユニット52は、取得ユニット51が獲得した複数のユーザ間の関連強さと複数のユーザの影響とに基づき、所定情報のプッシュ先であるユーザを複数のユーザの中から選択するよう構成される。
【0106】
プッシュユニット53は、所定情報のプッシュ先であり、選択ユニット52により選択されたユーザに情報をプッシュするよう構成される。
【0107】
注記すると、このデバイスの実施は先に述べた方法の実施に対応している。読解しやすくするために、このデバイスの実施では、先に述べた方法の実施の詳細な内容を繰り返さないが、この実施のデバイスは先に述べた方法の実施の全ての内容を、対応して実施できることが明らかになるはずである。
【0108】
本開示のこの実施で提供される情報をプッシュするデバイスでは、まず、所定条件を満たす複数のユーザを獲得し、次に、複数のユーザ間の関連強さと複数のユーザの影響とに基づいて、所定情報のプッシュ先であるユーザを複数のユーザの中から選択し;最後に、所定情報のプッシュ先であるユーザに情報をプッシュする。現在のところ、所定情報のプッシュ先のユーザが直接選択され、情報がユーザにプッシュされている。これと比較して、本開示のこの実施では、所定の条件を満たすスコアを持つ複数のユーザを所定のスコアリングモデルを用いて選択し、次に、複数のユーザ間の関連強さと複数のユーザの影響とに基づいて、所定情報のプッシュ先であるユーザを複数のユーザの中から選択する。よって、選択されたユーザを、情報プッシュを実行するアプリケーションプログラムユーザへ変換することができ、より多くのアプリケーションプログラムユーザを追加で獲得できるため、アプリケーションプログラムの広告に投じた予算の便益は増し、情報プッシュの効率が向上する。
【0109】
更に、図2に示すこの方法の具体的な実施と同様に、本開示の実施は、情報をプッシュするための別のデバイスを提供する。図6に示すように、このデバイスは、取得ユニット61と、選択ユニット62と、プッシュユニット63とを含むことができる。
【0110】
取得ユニット61は、所定条件を満たす複数のユーザを獲得するよう構成される。
【0111】
選択ユニット62は、取得ユニット61が獲得した複数のユーザ間の関連強さと、複数のユーザの影響とに基づいて、所定情報のプッシュ先であるユーザを複数のユーザの中から選択するよう構成される。
【0112】
プッシュユニット63は、所定情報のプッシュ先であり、選択ユニット62により選択されたユーザに情報をプッシュするよう構成される。
【0113】
更に、選択ユニット62は、分類サブユニット621と、選択サブユニット622と、特定サブユニット623とを含む。
【0114】
分類サブユニット621は、取得ユニット61が獲得した複数のユーザ間の関連強さに基づいて、複数のユーザを種々の関連コミュニティに分類するよう構成され、ここで、各関連コミュニティに格納されているユーザ間の関連強さは所定の閾値よりも高い。
【0115】
選択サブユニット622は、分類サブユニット621による分類で入手した種々の関連コミュニティから、所定の影響条件を満たす影響を持つユーザを個別に選択するよう構成される。
【0116】
特定サブユニット623は、所定の影響条件を満たす影響を持ち選択サブユニット622により選択されたユーザを、所定情報のプッシュ先であるユーザとして特定するよう構成される。
【0117】
更に、選択ユニット62は取得サブユニット624を更に含む。
【0118】
取得サブユニット624は、複数のユーザの初期関連コミュニティラベルを入手するよう構成される。
【0119】
分類サブユニット621は、更新モジュール6211と分類モジュール6212とを含む。
【0120】
更新モジュール6211は、取得サブユニット624が獲得した複数のユーザにおける各ユーザの初期関連コミュニティラベルを、このユーザとの関連強さが所定閾値よりも高い或るユーザの関連コミュニティラベルへ更新するよう構成される。
【0121】
分類モジュール6212は、複数のユーザのうち同じ関連コミュニティラベルを持つユーザを、同じ関連コミュニティに分類するよう構成される。
【0122】
分類サブユニット621は、取得モジュール6213と特定モジュール6214とを更に含む。
【0123】
取得モジュール6213は、ユーザの関連コミュニティラベル更新回数を入手するよう構成される。
【0124】
特定モジュール6214は、取得モジュール6213が入手したユーザの関連コミュニティラベル更新カウントが所定のカウント閾値よりも高いかどうかを特定するよう構成される。
【0125】
分類モジュール6213は、ユーザの関連コミュニティラベル更新カウントが所定のカウント閾値よりも高い、と特定モジュール6214が特定した場合に、複数のユーザのうち同じ関連コミュニティラベルを持つユーザを同じ関連コミュニティに分類するよう構成される。
【0126】
更新モジュール6211は、ユーザの関連コミュニティラベル更新カウントが所定のカウント閾値より低い又は等しい、と特定モジュール6214が特定した場合に、ユーザの関連コミュニティラベルを、このユーザとの関連強さが所定閾値よりも高い或るユーザの関連コミュニティラベルに更新するよう更に構成される。
【0127】
選択サブユニット622は、影響が影響指数情報である場合に、種々の関連コミュニティから、所定の影響指数情報より高い又は等しい影響指数情報を持つユーザを個別に選択するよう構成される。
【0128】
注記すると、このデバイスの実施は先に述べた方法の実施に対応している。読解しやすくするために、このデバイスの実施では先に述べた方法の実施の詳細な説明を繰り返さないが、この実施のデバイスは先に述べた方法の実施の全ての内容を対応して実施できることは明らかなはずである。
【0129】
本開示のこの実施で提供される情報をプッシュするための別のデバイスでは、まず、所定条件を満たす複数のユーザを獲得し;次に、複数のユーザ間の関連強さと複数のユーザの影響とに基づいて、複数のユーザの中から所定情報のプッシュ先であるユーザを選択し;最後に、所定情報のプッシュ先であるユーザに情報をプッシュする。現在のところ、所定情報のプッシュ先であるユーザが直接選択され、情報がユーザにプッシュされている。これと比較して、本開示のこの実施では、所定のスコアリングモデルを用いて、所定の条件を満たすスコアを持つ複数のユーザを選択し、次に、複数のユーザ間の関連強さ及び複数のユーザの影響に基づいて、所定情報のプッシュ先であるユーザを複数のユーザの中から選択する。よって、選択されたユーザを、情報プッシュを実行するアプリケーションプログラムユーザへ変換でき、より多くのアプリケーションプログラムユーザを追加で獲得できるため、アプリケーションプログラムの広告に投じた予算の便益は増し、情報プッシュの効率が向上する。
【0130】
更に、図3に示すこの方法の具体的な実施と同様に、本開示の実施はターゲットユーザを特定するデバイスを提供する。図7に示すように、このデバイスは、取得ユニット71と、選択ユニット72と、特定ユニット73とを含むことができる。
【0131】
取得ユニット71は、所定条件を満たす複数のユーザを獲得するよう構成される。
【0132】
選択ユニット72は、取得ユニット71が獲得した複数のユーザにそれぞれ対応した影響に基づいて、所定の影響条件を満たす影響を持つユーザを複数のユーザから選択するよう構成される。
【0133】
特定ユニット73は、所定の影響条件を満たす影響を持ち選択ユニット72によって選択されたユーザを、ターゲットユーザとして特定するよう構成される。
【0134】
注記すると、このデバイスの実施は先に述べた方法の実施に対応している。読解しやすくするために、このデバイスの実施では、先に述べた方法の実施の詳細な内容を繰り返さないが、この実施のデバイスは先に述べた方法の実施の全ての内容を対応して実施できることは明らかになるはずである。
【0135】
本開示のこの実施で提供されるターゲットユーザを特定するデバイスでは、まず、所定条件を満たす複数のユーザを獲得し;次に、複数のユーザ間の関連強さと複数のユーザの影響とに基づいて、所定情報のプッシュ先であるユーザを複数のユーザの中から選択し;最後に、所定情報のプッシュ先であるユーザに情報をプッシュする。現在のところ、所定情報のプッシュ先であるユーザが直接選択され、情報がユーザにプッシュされている。これと比較して、本開示のこの実施では、所定のスコアリングモデルを用いて、所定の条件を満たすスコアを持つ複数のユーザを選択し、次に、複数のユーザ間の関連強さ及び複数のユーザの影響に基づいて、所定情報のプッシュ先であるユーザを複数のユーザの中から選択する。よって、選択されたユーザを、情報プッシュを実行するアプリケーションプログラムユーザへ変換でき、より多くのアプリケーションプログラムユーザを追加で獲得できるため、アプリケーションプログラムの広告に投ずる予算の便益は増し、情報プッシュの効率が向上する。
【0136】
更に、図4に示すこの方法の具体的な実施と同様に、本開示の実施はターゲットユーザを特定するための別のデバイスを提供する。図8に示すように、このデバイスは、取得ユニット81と、選択ユニット82共に、特定ユニット83とを含むことができる。
【0137】
取得ユニット81は、所定条件を満たす複数のユーザを獲得するよう構成される。
【0138】
選択ユニット82は、取得ユニット81が獲得した複数のユーザにそれぞれ対応する影響に基づいて、所定の影響条件を満たす影響を持つユーザを複数のユーザの中から選択するよう構成される。
【0139】
特定ユニット83は、所定の影響条件を満たす影響を持ち選択ユニット82によって選択されたユーザを、ターゲットユーザとして特定するよう構成される。
【0140】
取得ユニット81は、所定条件を満たすスコアを持つ複数のユーザを、所定のスコアリングモデルを用いて選択するよう構成される。
【0141】
選択ユニット82は特定サブユニット821を含む。
【0142】
特定サブユニット821は、所定の影響レベルテーブルと、複数のユーザにそれぞれ対応した影響とに基づいて、複数のユーザの影響レベルを特定するよう構成され、所定の影響レベルテーブルは、種々の影響レベルに対応する影響閾値インターバルを格納する。
【0143】
特定サブユニット821は、複数のユーザのうち所定レベルより高い又は等しい影響レベルを持つユーザを、所定の影響条件を満たす影響を持つユーザとして特定するよう更に構成される。
【0144】
更に、選択ユニットは分類サブユニット822を更に含む。
【0145】
分類サブユニット822は、複数のユーザを、複数のユーザ間の関連強さに基づいて、種々の関連コミュニティに分類するよう構成され、ここで、関連コミュニティに格納されているユーザ間の関連強さは所定閾値よりも高い。
【0146】
特定サブユニット821は、種々の関連コミュニティ内で所定レベルより高い又は等しい影響レベルを持つユーザを、ターゲットユーザとして特定するよう構成される。
【0147】
さらに、このデバイスは、確立ユニット84と、格納ユニット85とを更に含む。
【0148】
確立ユニット84は、種々の影響レベルと種々の影響閾値インターバルとの間にマッピング関係を確立するよう構成される。
【0149】
格納ユニット85は、マッピング関係を所定の影響レベルテーブルに格納するように構成されている。
【0150】
更に、選択ユニットは取得サブユニット823を加えて含む。
【0151】
取得サブユニット823は、複数のユーザの初期関連コミュニティラベルを入手するよう構成される。
【0152】
分類サブユニット822は:複数のユーザにおける各ユーザの初期関連コミュニティラベルを、そのユーザとの関連強さが所定閾値よりも高い或るユーザの関連コミュニティラベルへ更新するよう構成される更新モジュール8221と;複数のユーザのうち同じ関連コミュニティラベルを持つユーザを同じ関連コミュニティに分類するよう構成される分類モジュール8222と;を含む。
【0153】
分類サブユニット822は、取得モジュール8223と、特定モジュール8224とを更に含む。
【0154】
取得モジュール8223は、ユーザの関連コミュニティラベル更新カウントを入手するよう構成される。
【0155】
特定モジュール8224は、取得モジュールにより入手されたユーザの関連コミュニティラベル更新カウントが所定のカウント閾値よりも高いかどうかを特定するよう構成される。
【0156】
分類モジュール8222は、ユーザの関連コミュニティラベル更新カウントが所定のカウント閾値よりも高い、と特定モジュール8224が特定した場合に、複数のユーザのうち同じ関連コミュニティラベルを持つユーザを、同じ関連コミュニティに分類するように構成される。
【0157】
更新モジュール8221は、複数のユーザにおけるユーザの関連コミュニティラベル更新カウントが所定のカウント閾値より低い又は等しい、と特定モジュール8224が特定した場合に、ユーザの関連コミュニティラベルを、このユーザとの関連強さが所定の閾値よりも高い或るユーザの関連コミュニティラベルへ更新するように更に構成されている。
【0158】
注記すると、このデバイスの実施は、先に述べた方法の実施に対応している。読解しやすくするために、このデバイスの実施では先の述べた方法の実施の詳細な説明を繰り返さないが、この実施のデバイスは先に述べた方法の実施の全ての内容を対応して実施できることは明らかになるはずである。
【0159】
本開示のこの実施で提供されるターゲットユーザを特定するための別のデバイスでは、まず、所定条件を満たす複数のユーザを獲得し;次に、複数のユーザ間の関連強さと複数のユーザの影響とに基づいて、所定情報のプッシュ先であるユーザを複数のユーザの中から選択し;最後に、所定情報のプッシュ先であるユーザに情報をプッシュする。現在のところ、所定情報のプッシュ先であるユーザが直接選択され、情報がユーザにプッシュされている。これと比較して、本開示のこの実施では、所定のスコアリングモデルを用いて、所定の条件を満たすスコアを持つ複数のユーザを選択し、次に、複数のユーザ間の関連強さ及び複数のユーザの影響に基づいて、所定情報のプッシュ先であるユーザを複数のユーザの中から選択する。よって、選択されたユーザを、情報プッシュを実行するアプリケーションプログラムユーザへ変換でき、より多くのアプリケーションプログラムユーザを追加で獲得できるため、アプリケーションプログラムの広告に投じる予算の便益は増し、情報プッシュの効率が向上する。
【0160】
情報をプッシュするデバイスは、プロセッサとメモリとを含む。先に述べた取得ユニット、選択ユニット、及びプッシュユニットは全て、プログラムユニットとしてメモリに格納され、プロセッサは、メモリに格納されている先に述べたプログラムユニットを実行することで、対応する機能を実施する。
【0161】
プロセッサはカーネルを含み、カーネルは対応するプログラムユニットをメモリから呼び出す。1つ以上のカーネルを構成でき、グラフ内で選択された画像を表示する時に生ずるフレームフリーズの問題は、カーネルパラメータを調整することで解決される。
【0162】
メモリは、非永続的ストレージ、ランダムアクセスメモリ(RAM)、及び/又は、コンピュータ可読媒体内の不揮発性メモリ、例えば読み出し専用メモリ(ROM)若しくはフラッシュメモリ(フラッシュRAM)を含むことができる。メモリは少なくとも1つの格納チップを含む。
【0163】
本願は、コンピュータプログラム製品を更に提供する。コンピュータプログラム製品がデータ処理デバイス上で実行されると、コンピュータプログラム製品はプログラムコードの初期化を実行でき、この初期化は:所定条件を満たす複数のユーザを獲得するステップと;複数のユーザ間の関連強さと複数のユーザの影響とに基づいて、所定情報のプッシュ先であるユーザを複数のユーザの中から選択するステップと;所定情報のプッシュ先であるユーザに情報をプッシュするステップと;を含む。
【0164】
当業者は、本願の実施が方法、システム、又はコンピュータプログラム製品として提供され得ることを理解されたい。したがって、本願は、ハードウェアのみの実施、ソフトウェアのみの実施、又はソフトウェアとハードウェアとの組み合わせを用いた実施を用いることができる。更に、本願は、コンピュータで使用可能なプログラムコードを含む1つ又は複数のコンピュータ使用可能記憶媒体(ディスクメモリ、CD-ROM、光メモリなどを含むがこれらに限定されない)上に実装されたコンピュータプログラム製品の形態をとることができる。
【0165】
本願は、本願の実施に基づくグラフィック表示方法、デバイス、及びコンピュータプログラム製品のフローチャート及び/又はブロック図を参照して説明される。フローチャート及び/又はブロック図中の各プロセス及び/又は各ブロック、ならびにフローチャート及び/又はブロック図中のプロセス及び/又はブロックの組み合わせを実施するために、コンピュータプログラム命令を使用できることを理解されたい。これらのコンピュータプログラム命令は、汎用コンピュータ、専用コンピュータ、内蔵プロセッサ、又は他のプログラム可能なデータ処理デバイスのプロセッサに提供されてマシンを生成し、コンピュータ又は他のプログラム可能なデータ処理デバイスのプロセッサによって実行される命令は、フローチャート内の1つ以上のフロー及び/又はブロック図内の1つ以上のブロックにおける特定の機能を実施するための装置を生成する。
【0166】
これらのコンピュータプログラム命令は、特定の方法で動作するようにコンピュータ又は他のプログラム可能なデータ処理デバイスに命令することができるコンピュータ可読メモリに格納することができ、したがってコンピュータ可読メモリに格納された命令は命令装置を含むアーチファクトを生成する。命令装置は、フローチャート内の1つ又は複数のフロー及び/又はブロック図内の1つ又は複数のブロックの特定の機能を実施する。
【0167】
これらのコンピュータプログラム命令は、コンピュータ又は他のプログラム可能なデータ処理デバイスにロードすることができ、したがって、コンピュータ又は他のプログラム可能なデバイス上で一連の操作及びステップが実行され、それによってコンピュータ実装処理が生成される。したがって、コンピュータ又は他のプログラム可能なデバイス上で実行される命令は、フローチャート内の1つ又は複数のフロー及び/又はブロック図内の1つ又は複数のブロックにおける特定の機能を実施するためのステップを提供する。
【0168】
典型的な構成では、コンピューティングデバイスは、1つ又は複数のプロセッサ(CPU)、入力/出力インターフェース、ネットワークインターフェース、及びメモリを含む。
【0169】
メモリは、場合により、非永続的記憶装置、ランダムアクセスメモリ(RAM)、及び/又は、コンピュータ可読媒体内の不揮発性メモリ、例えば読み取り専用メモリ(ROM)又はフラッシュメモリ(フラッシュRAM)を含む。メモリは、コンピュータ可読媒体の一例である。
【0170】
コンピュータ可読媒体は、任意の方法又は技術を使用することによって情報記憶を実施することができる持続的、非持続的、移動可能、及び移動不能の媒体を含む。情報は、コンピュータ可読命令、データ構造、プログラムモジュール、又は他のデータとすることができる。コンピュータ記憶媒体の例は、相変化ランダムアクセスメモリ(PRAM)、スタティックランダムアクセスメモリ(SRAM)、ダイナミックランダムアクセスメモリ(DRAM)、他のタイプのランダムアクセスメモリ(RAM)、読み出し専用メモリ(ROM)、電気的消去可能プログラマブル読み出し専用メモリ(EEPROM)、フラッシュメモリ、又は他のメモリ技術、コンパクトディスク読み出し専用メモリ(CD-ROM)、デジタル多用途ディスク(DVD)、又は他の光記憶装置、カセット磁気テープ、テープ及びディスク記憶装置、又は他の磁気記憶装置、又はコンピューティングデバイスがアクセスできる情報を格納するように構成できる他の任意の非伝送媒体を含むが、これらに限定されない。本明細書の定義に基づくと、コンピュータ可読媒体は、一時的媒体(transitory media)、例えば変調データ信号及び搬送波、を含まない。
【0171】
上記の説明は、単なる本願の実施であり、本願を限定することを意図するものではない。当業者にとって、本願は様々な修正及び変更を加えることができる。本願の精神及び原理内でなされた任意の修正、均等物の置換、改良などは、本願の特許請求の範囲に含まれるものである。
[第1の局面]
所定条件を満たす複数のユーザを獲得するステップと;
前記複数のユーザ間の関連強さと、前記複数のユーザの影響とに基づいて、所定情報のプッシュ先であるユーザを、前記複数のユーザの中から選択するステップと;
前記所定情報のプッシュ先であるユーザに情報をプッシュするステップと;を備える、
情報をプッシュする方法。
[第2の局面]
前記複数のユーザ間の関連強さと、複数のユーザの影響とに基づいて、所定情報のプッシュ先であるユーザを、前記複数のユーザの中から選択する前記ステップは:
前記複数のユーザ間の前記関連強さに基づいて、前記複数のユーザを種々の関連コミュニティに分類するステップであって、各関連コミュニティに格納されているユーザ間の関連強さは所定の閾値よりも高い、前記分類するステップと;
所定の影響条件を満たす影響を持つユーザを、前記種々の関連コミュニティから個別に選択し、前記所定の影響条件を満たす影響を持つ前記ユーザを、所定情報のプッシュ先であるユーザとして特定するステップと;を備える、
第1の局面に記載の情報をプッシュする方法。
[第3の局面]
前記複数のユーザ間の関連強さに基づいて、前記複数のユーザを、種々の関連コミュニティに分類する前記ステップの前に:
前記複数のユーザの初期関連コミュニティラベルを入手するステップを更に備え;
前記複数のユーザ間の関連強さに基づいて、前記複数のユーザを、種々の関連コミュニティに分類する前記ステップは:
前記複数のユーザにおける各ユーザの前記初期関連コミュニティを、前記ユーザとの関連強さが前記所定閾値よりも高い或るユーザの関連コミュニティラベルへ更新するステップと;
前記複数のユーザのうち同じ関連コミュニティラベルを持つユーザを、同じ関連コミュニティに分類するステップと;を備える、
第2の局面に記載の情報をプッシュする方法。
[第4の局面]
前記複数のユーザのうち同じ関連コミュニティラベルを持つユーザを、同じ関連コミュニティに分類する前記ステップの前に:
前記ユーザの関連コミュニティラベル更新カウントを入手するステップと;
前記ユーザの前記関連コミュニティラベル更新カウントが所定のカウント閾値よりも高いかどうかを特定するステップと;を更に備え、
前記複数のユーザのうち同じ関連コミュニティラベルを持つユーザを、同じ関連コミュニティに分類する前記ステップは:
前記ユーザの前記関連コミュニティラベル更新カウントが前記所定のカウント閾値よりも高い場合に、前記複数のユーザのうち同じ関連コミュニティラベルを持つユーザを、前記同じ関連コミュニティに分類するステップを備える、
第3の局面に記載の情報をプッシュする方法。
[第5の局面]
前記複数のユーザのうちの前記ユーザの関連コミュニティラベル更新カウントが所定のカウント閾値より高いかどうかを特定する前記ステップの後に:
前記ユーザの前記関連コミュニティ更新カウントが前記所定のカウント閾値より低い又は等しい場合には、前記ユーザの前記関連コミュニティラベルを、前記ユーザとの関連強さが前記所定閾値よりも高い或るユーザの関連コミュニティラベルへ更新するステップを更に備える、
第4の局面に記載の情報をプッシュする方法。
[第6の局面]
前記影響が影響指数情報であり、
種々の関連コミュニティから、所定の影響条件を満たす影響を持つユーザを個別に選択することは:
前記種々の関連コミュニティから、所定の影響指数情報より高い又は等しい影響指数情報を持つユーザを個別に選択するステップを備える、
第2の局面に記載の情報をプッシュする方法。
[第7の局面]
所定条件を満たす複数のユーザを獲得するよう構成された取得ユニットと;
前記取得ユニットが獲得した前記複数のユーザ間の関連強さと、前記複数のユーザの影響とに基づいて、所定情報のプッシュ先であるユーザを、前記複数のユーザの中から選択するよう構成された選択ユニットと;
所定情報のプッシュ先であり、前記選択ユニットにより選択された前記ユーザに情報をプッシュするよう構成されたプッシュユニットと;を備える、
情報をプッシュするデバイス。
[第8の局面]
前記選択ユニットは:
前記取得ユニットが獲得した前記複数のユーザ間の前記関連強さに基づいて、前記複数のユーザを種々の関連コミュニティに分類するよう構成された分類サブユニットであって、各関連コミュニティに格納されている前記ユーザ間の前記関連強さは所定閾値よりも高い、前記分類サブユニットと;
前記分類サブユニットによる分類を介して前記種々の関連コミュニティから、所定の影響条件を満たす影響を持つユーザを個別に選択するよう構成された選択サブユニットと;
前記所定の影響条件を満たす影響を持ち、前記選択サブユニットにより選択された前記ユーザを、所定情報のプッシュ先であるユーザとして特定するよう構成された特定サブユニットと;を備える、
第7の局面に記載の情報をプッシュするデバイス。
[第9の局面]
前記選択ユニットは取得サブユニットを更に備え;
前記取得サブユニットは、前記複数のユーザの初期関連コミュニティラベルを入手するよう構成され;
前記分類サブユニットは:
前記複数のユーザにおける各ユーザの前記初期関連コミュニティラベルを、前記ユーザとの関連強さが前記所定閾値よりも高い或るユーザの関連コミュニティラベルへ更新するよう構成された更新モジュールと;
前記複数のユーザのうち同じ関連コミュニティラベルを持つユーザを、同じ関連コミュニティに分類するよう構成された分類モジュールと;を備える、
第8の局面に記載の情報をプッシュするデバイス。
[第10の局面]
前記分類サブユニットは、取得モジュールと特定モジュールとを更に備え;
前記取得モジュールは、前記ユーザの関連コミュニティラベル更新カウントを入手するよう構成され;
前記特定モジュールは、前記取得モジュールが入手した前記ユーザの前記関連コミュニティラベル更新カウントが所定のカウント閾値より高いかどうかを特定するよう構成され;
前記分類モジュールは、前記ユーザの前記関連コミュニティラベル更新カウントが前記所定のカウント閾値よりも高い、と前記特定モジュールが特定した場合に、前記複数のユーザのうち同じ関連コミュニティラベルを持つユーザを、前記同じ関連コミュニティに分類するよう構成された、
第9の局面に記載の情報をプッシュするデバイス。
[第11の局面]
前記更新モジュールは、前記ユーザの前記関連コミュニティラベル更新カウントが前記所定のカウント閾値より小さい又は等しい、と前記特定モジュールが特定した場合に、前記ユーザの前記関連コミュニティラベルを、前記ユーザとの関連強さが前記所定閾値よりも高い或るユーザの関連コミュニティラベルへ更新するよう更に構成された、
第10の局面に記載の情報をプッシュするデバイス。
[第12の局面]
前記選択サブユニットは、前記影響が影響指数情報である場合に、所定の影響指数情報より高い又は等しい影響指数情報を持つ或るユーザを、前記種々の関連コミュニティから個別に選択するよう構成された、
第8の局面に記載の情報をプッシュするデバイス。
[第13の局面]
所定条件を満たす複数のユーザを獲得するステップと;
前記複数のユーザにそれぞれ対応する影響に基づき、所定の影響条件を満たす影響を持つユーザを、前記複数のユーザの中から選択するステップと;
前記所定の影響条件を満たす影響を持つ前記ユーザを、ターゲットユーザとして特定するステップと;を備える、
ターゲットユーザを特定する方法。
[第14の局面]
所定条件を満たす複数のユーザを獲得する前記ステップは:
所定のスコアリングモデルを用いて、前記所定条件を満たすスコアを持つ複数のユーザを選択するステップを備える、
第13の局面に記載のターゲットユーザを特定する方法。
[第15の局面]
所定の影響条件を満たす影響を持つユーザを、前記複数のユーザの中から選択する前記ステップは:
所定の影響レベルテーブルと、前記複数のユーザにそれぞれ対応する影響とに基づいて、前記複数のユーザの影響レベルを特定するステップであって、前記所定の影響レベルテーブルは、種々の影響レベルに対応する影響閾値インターバルを格納する、前記特定するステップと;
前記複数のユーザのうち所定レベルより高い又は等しい影響レベルを持つユーザを、前記所定の影響条件を満たす影響を持つユーザとして特定するステップと;を備える、
第13の局面に記載のターゲットユーザを特定する方法。
[第16の局面]
前記複数のユーザのうち所定レベルより高い又は等しい影響レベルを持つユーザを、前記所定の影響条件を満たす影響を持つユーザとして特定する前記ステップの前に:
前記複数のユーザ間の関連強さに基づいて、前記複数のユーザを種々の関連コミュニティに分類するステップであって、各関連コミュニティに格納されているユーザ間の関連強さは所定閾値よりも高い、前記分類するステップ;を更に備え、
前記複数のユーザのうち所定レベルより高い又は等しい影響レベルを持つユーザを、前記所定の影響条件を満たす影響を持つユーザとして特定する前記ステップは:
前記種々の関連コミュニティにおいて前記所定レベルより高い又は等しい影響レベルを持つユーザを、前記所定の影響条件を満たす影響を持つユーザとして特定するステップを備える、
第15の局面に記載のターゲットユーザを特定する方法。
[第17の局面]
所定条件を満たす複数のユーザを獲得する前記ステップの前に:
種々の影響レベルと種々の影響閾値インターバルとの間にマッピング関係を確立するステップと;
前記マッピング関係を、前記所定の影響レベルテーブルに格納するステップと;を更に備える、
第15の局面に記載のターゲットユーザを特定する方法。
[第18の局面]
前記複数のユーザ間の関連強さに基づいて、前記複数のユーザを種々の関連コミュニティに分類する前記ステップの前に:
前記複数のユーザの初期関連コミュニティラベルを入手するステップを更に備え、
前記複数のユーザ間の関連強さに基づいて、前記複数のユーザを種々の関連コミュニティに分類する前記ステップは:
前記複数のユーザにおける各ユーザの前記初期関連コミュニティラベルを、前記ユーザとの関連強さが前記所定閾値よりも高い或るユーザの関連コミュニティラベルへ更新するステップと;
前記複数のユーザのうち同じ関連コミュニティラベルを持つユーザを、同じ関連コミュニティに分類するステップと;を備える、
第16の局面に記載のターゲットユーザを特定する方法。
[第19の局面]
前記複数のユーザのうち同じ関連コミュニティラベルを持つユーザを、同じ関連コミュニティに分類する前記ステップの前に:
前記ユーザの関連コミュニティラベル更新カウントを入手するステップと;
前記ユーザの前記関連コミュニティラベル更新カウントが所定のカウント閾値よりも高いかどうかを特定するステップと;を更に備え、
前記複数のユーザのうち同じ関連コミュニティラベルを持つユーザを、同じ関連コミュニティに分類する前記ステップは:
前記ユーザの前記関連コミュニティラベル更新カウントが前記所定のカウント閾値よりも高い場合に、前記複数のユーザのうち同じ関連コミュニティラベルを持つユーザを前記同じ関連コミュニティに分類するステップを備える、
第18の局面に記載のターゲットユーザを特定する方法。
[第20の局面]
前記複数のユーザのうちの前記ユーザの前記関連コミュニティラベル更新カウントが所定のカウント閾値よりも高いかどうかを特定する前記ステップの後に:
前記ユーザの前記関連コミュニティラベル更新カウントが前記所定のカウント閾値より低い又は等しい場合に、前記ユーザの前記関連コミュニティラベルを、前記ユーザとの関連強さが前記所定閾値よりも高い或るユーザの関連コミュニティラベルへ更新するステップを更に備える、
第19の局面に記載のターゲットユーザを特定する方法。
[第21の局面]
所定条件を満たす複数のユーザを獲得するよう構成された取得ユニットと;
前記取得ユニットが獲得した前記複数のユーザにそれぞれ対応する影響に基づいて、所定の影響条件を満たす影響を持つユーザを、前記複数のユーザの中から選択するよう構成された選択ユニットと;
影響情報が前記所定の影響条件を満たし、前記選択ユニットにより選択された前記ユーザをターゲットユーザとして特定するよう構成された特定ユニットと;を備える、
ターゲットユーザを特定するデバイス。
[第22の局面]
前記取得ユニットは、所定のスコアリングモデルを用いて、前記所定条件を満たすスコアを持つ複数のユーザを選択するよう構成された、
第21の局面に記載のターゲットユーザを特定するデバイス。
[第23の局面]
前記選択ユニットは:
所定の影響レベルテーブルと、前記複数のユーザにそれぞれ対応した前記影響とに基づいて、前記複数のユーザの影響レベルを特定するよう構成された特定サブユニットであって、前記所定の影響レベルテーブルは、種々の影響レベルにそれぞれ対応する影響閾値インターバルを格納する、前記特定サブユニットを備え、
前記特定サブユニットは、前記複数のユーザのうち所定レベルより高い又は等しい影響レベルを持つユーザを、前記所定の影響条件を満たす影響を持つユーザとして特定するよう更に構成された、
第21の局面に記載のターゲットユーザを特定するデバイス。
[第24の局面]
前記選択ユニットは分類サブユニットを更に備え;
前記分類サブユニットは、前記複数のユーザを、前記複数のユーザ間の関連強さに基づいて種々の関連コミュニティに分類するよう構成され、前記関連コミュニティに格納されているユーザ間の関連強さは所定の閾値よりも高く;
前記特定サブユニットは、前記種々の関連コミュニティにおける前記所定レベルより高い又は等しい影響レベルを持つユーザを前記ターゲットユーザとして特定するよう構成された、
第23の局面に記載のターゲットユーザを特定するデバイス。
[第25の局面]
種々の影響レベルと種々の影響閾値インターバルとの間にマッピング関係を確立するよう構成された確立ユニットと;
前記マッピング関係を前記所定の影響レベルテーブルに格納するよう構成された格納ユニットと;を更に備える、
第23の局面に記載のターゲットユーザを特定するデバイス。
[第26の局面]
前記選択ユニットは取得サブユニットを更に備え;
前記取得サブユニットは、前記複数のユーザの初期関連コミュニティラベルを入手するよう構成され;
前記分類サブユニットは:
前記複数のユーザにおける各ユーザの前記初期関連コミュニティラベルを、前記ユーザとの関連強さが前記所定閾値よりも高い或るユーザの関連コミュニティラベルへ更新するよう構成された更新モジュールと;
前記複数のユーザのうち同じ関連コミュニティラベルを持つユーザを同じ関連コミュニティに分類するよう構成された分類モジュールと;を備える、
第24の局面に記載のターゲットユーザを特定するデバイス。
[第27の局面]
前記分類サブユニットは、取得モジュールと特定モジュールとを更に備え;
前記取得モジュールは、前記ユーザの関連コミュニティラベル更新カウントを入手するよう構成され;
前記特定モジュールは、前記取得モジュールが入手した前記ユーザの前記関連コミュニティラベル更新カウントが所定のカウント閾値よりも高いかどうかを特定するよう構成され;
前記分類モジュールは、前記ユーザの前記関連コミュニティラベル更新カウントが前記所定のカウント閾値より高い、と前記特定モジュールが特定した場合に、前記複数のユーザのうち前記同じ関連コミュニティレベルを持つユーザを、前記同じ関連コミュニティに分類するよう構成された、
第26の局面に記載のターゲットユーザを特定するデバイス。
[第28の局面]
前記更新モジュールは、前記ユーザの前記関連コミュニティラベル更新カウントが前記所定のカウント閾値より低い又は等しい、と前記特定モジュールが特定した場合に、前記ユーザの前記関連コミュニティラベルを、前記ユーザとの関連強さが前記所定閾値よりも高い或るユーザの関連コミュニティラベルへ更新するよう更に構成された、
第27の局面に記載のターゲットユーザを特定するデバイス。
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11