(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2021-12-09
(45)【発行日】2022-01-12
(54)【発明の名称】サンディングスクリーン器具
(51)【国際特許分類】
B24D 15/02 20060101AFI20220104BHJP
A61B 17/54 20060101ALI20220104BHJP
B24D 3/00 20060101ALI20220104BHJP
B24D 3/06 20060101ALI20220104BHJP
A45D 29/04 20060101ALI20220104BHJP
A45D 29/12 20060101ALI20220104BHJP
【FI】
B24D15/02 C
A61B17/54
B24D3/00 340
B24D3/06 B
A45D29/04
A45D29/12
(21)【出願番号】P 2019566045
(86)(22)【出願日】2018-02-20
(86)【国際出願番号】 US2018018670
(87)【国際公開番号】W WO2018156474
(87)【国際公開日】2018-08-30
【審査請求日】2019-10-04
(32)【優先日】2017-02-21
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(73)【特許権者】
【識別番号】519303863
【氏名又は名称】ダイアマブラッシュ エルエルシー
【氏名又は名称原語表記】DIAMABRUSH LLC
【住所又は居所原語表記】32470 Industrial Drive, Madison Heights, MI 48071 US
(74)【代理人】
【識別番号】100153497
【氏名又は名称】藤本 信男
(74)【代理人】
【識別番号】100189083
【氏名又は名称】重信 圭介
(72)【発明者】
【氏名】パルシャジ,シモン
【審査官】城野 祐希
(56)【参考文献】
【文献】米国特許出願公開第2015/0297261(US,A1)
【文献】特表2014-508650(JP,A)
【文献】米国特許出願公開第2006/0057336(US,A1)
【文献】特開平04-217464(JP,A)
【文献】特公昭51-048830(JP,B1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
B24D 15/02
A61B 17/54
B24D 3/00
B24D 3/06
A45D 29/04
A45D 29/12
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
グリップと、
前記グリップに固定され、外面と前記グリップの任意形状を画定する周囲端とを有するサンディングスクリーンと、
前記グリップに延在しかつ前記サンディングスクリーンの周囲端をカプセル化するリムと、 からなる器具であって、
前記サンディングスクリーンは、樹脂材料およびワイヤメッシュのシートを含み、
前記サンディングスクリーンの外面は、前記ワイヤメッシュの、前記樹脂材料がコーティングされていない、複数の露出された外側頂点を含み、前記サンディングスクリーンは、さらに前記外面に亘る露出された前記外側頂点に結合された研磨材料を含み、
前記グリップと前記サンディングスクリーンとにわたる少なくとも一つの貫通開口部を有し、前記貫通開口部は水が通過する経路を構成する、器具。
【請求項2】
前記サンディングスクリーンは周囲端を含むリップを有し、前記外面は前記リップにおける前記サンディングスクリーンの凸状外部にわたって延在する、請求項1に記載の器具。
【請求項3】
前記サンディングスクリーンおよび前記リムは、ボウル形状を画定する、請求項2に記載の器具。
【請求項4】
前記リムはビニル材料を含む、請求項3に記載の器具。
【請求項5】
前記樹脂材料はシリコーン材料を含む、請求項1に記載の器具。
【請求項6】
前記グリップは非多孔質材料で作られている、請求項1に記載の器具。
【請求項7】
サンディングスクリーンとリムとキャリアシェルとを有し、
前記サンディングスクリーンは、樹脂材料およびワイヤメッシュのシートを含み、
前記ワイヤメッシュは、サンディングスクリーンの外面にわたった樹脂材料の外側に延在する複数
の頂点を有し、前記頂点には研磨材が付着され、前記サンディングスクリーンの外面は実質的に平坦な表面と屈曲した周囲部分とを有し、
前記リムはプラスチック材料からなり、
前記プラスチック材料は、前記サンディングスクリーンの前記屈曲した周囲部分を覆い、かつ前記屈曲した周囲部分からさらに延在し、
前記サンディングスクリーンおよび前記リムは、浅いボウル形状を画定し、
前記キャリアシェルは、前記サンディングスクリーンおよび前記リムにより画定される前記ボウル形状に受け取られて取り込まれ、
前記キャリアシェルおよび前記サンディングスクリーンにはこれらを貫通する少なくとも一つの貫通開口部が設けられ、
前記貫通開口部は水が通過する経路を構成する、
ことを特徴とする化粧用サンディング器具。
【請求項8】
前記樹脂材料はシリコーン材料を含む、請求項7に記載の化粧用サンディング器具。
【請求項9】
前記頂点の外側の前記ワイヤメッシュに注入された部分的な樹脂コーティングを含む請求項
7に記載の化粧用サンディング器具。
【請求項10】
前記樹脂コーティングはポリエステルである、請求項
9に記載の化粧用サンディング器具。
【請求項11】
前記キャリアシェルはウレタン製である、請求項8に記載の化粧用サンディング器具。
【請求項12】
前記キャリアシェルは、上面および前記ワイヤメッシュに隣接する底
面を有する、請求項
11に記載の化粧用サンディング器具。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
関連出願との相互参照
この特許協力条約出願は、2017年2月21日に出願された米国特許出願第15/438,058号の優先権を主張し、上記出願はその全体が参照により本明細書に組み込まれる。
【背景技術】
【0002】
ハンドヘルド研磨工具には多くの用途があり、それぞれ異なるユーザ、用途、市場、流通チャネルなどに関連する様々な改善が求められている。例えば、研磨工具を使用するための設定の範囲は、例として、商業および産業用途、例えば、コンクリート研磨および部品仕上げから、消費者用途、例えば、パーソナルスキンケアまで拡がっている。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
このような要求に応えて、出願人は研磨工具の改良を開発した。しかし、例えば、それぞれ異なるユーザ、用途、市場、流通チャネルからの様々なニーズを考えると、サンディングスクリーンなどの改善された研磨工具の需要が続いている。例えば、サンディングスクリーンを含む器具は、一定期間にわたって周囲に沿ってほつれる場合があり、現在、そのような摩耗を抑制または軽減することは困難である。
【図面の簡単な説明】
【0004】
【
図1】例えばペディキュアで使用するためのフットスクラバーの形態の例示的なサンディング器具の底部斜視図である。
【
図2】
図1の例示的なサンディング器具の上部斜視図である。
【
図3】
図2の線3-3のみの
図1~
図2の例示的なサンディング器具の断面図である。
【
図4】
図3の例示的なサンディング器具の断面図の一部の拡大図である。
【
図5】
図1~
図3の例示的なサンディング器具の分解断面図である。
【
図6】
図1~
図3の例示的なサンディング器具のスクリーン部品の平面図である。
【
図7】本開示の原理によるスクリーン部品の部分コーティングのための第1の金型部品の斜視図である。
【
図8】内部にスクリーン部品が配置された
図7の第1の金型部品の斜視図である。
【
図9】本開示の原理による、スクリーン部品の部分コーティングのための第2の金型部品を備えた、
図8の第1の金型部品およびスクリーン部品の斜視図である。
【
図10】スクリーン部品の周りに一緒に結合された、
図10の第1および第2の金型部品の部分断面図であり、それらの間にさらにコーティング材料が配置されている。
【
図11】別の例示的なサンディング器具の斜視図である。
【
図12】
図11の例示的なサンディング器具の底部斜視図である。
【
図13】本開示の原理による例示的なサンディングホイールの斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0005】
本明細書に記載の特徴の中で、本開示の原理によるサンディングスクリーン器具は、スクリーン部品の周囲をカプセル化して、周囲でのワイヤのほつれを防止する保護リムを含む。本開示の原理によるサンディングスクリーン器具はまた、スクリーン部品を支持する本体部品の底部の露出した、すなわち面取りされた、または切り取られた角部を含み、スクリーン部品をその研磨基部表面から延長させることができる。そのような露出した角部または切り取られた角部は、本開示の原理によるサンディングスクリーン器具を、例えば、フットスクラバー、サンディングホイール、またはグリルブラシとして使用中に、ある角度で、より効率的に使用するために提供することもできる。
【0006】
図面を参照すると、同様の要素には同様の符号が付けられており、本開示の原理に従ってサンディングスクリーンを製造するために使用される金型アセンブリの例示的なサンディングスクリーン器具が示されている。
図1~2を参照すると、フットスクラバーの形態のサンディング器具20は、フォームグリップ46を含む。フットスクラバー20は、リム44を介してフォームグリップ46に固定されたサンディングスクリーン22を含む。図示するように、スクリーン22は、スクリーン22をグリップ46から離すようにオフセットするリップ構成の屈曲部分42を含む。オフセットにより、フットスクラバー20を様々な異なる角度で使用することができる。
【0007】
図3は、
図2の線3-3に沿った断面図である。リム44は、角部分45Cによって分離された第1の脚部45Aおよび第2の脚部45Bを含み、第1および第2の脚部45A、45Bはサンディングスクリーン22の周囲24をカプセル化する。
図4および
図5をさらに参照すると、サンディングスクリーン22の周囲24のカプセル化は、周囲24を保護し、周囲24でのサンディングスクリーン22のほつれを防止する。リム44は、ビニルでできていてもよく、以下でより詳細に説明するように、スクリーン22に成形することができる。以下により詳細に説明するように、第1の脚部45Aは周囲24をカプセル化し、第2の脚部45Bはグリップ46を取り込む。
【0008】
グリップ46は、スクリーン22に対して比較的剛性である、すなわち、フットスクラバー20において、グリップ46は、足に加えられる手動の力を維持するか、またはそれに対して弾性を有するように構成される。例えば、いくつかの実施形態では、グリップ46は、独立気泡フォームなどの非多孔質材料、および別の例ではウレタンから作られている。
【0009】
図4は、
図3の断面4の拡大図、スクリーン22の断面の拡大部分である。スクリーン22は、行ワイヤ30および列ワイヤ32を含むインターレースされたワイヤメッシュ28を含む。本開示の原理によれば、ワイヤメッシュサイズは、ユーザの好みおよび/または用途の要件に応じて変化してもよく、例えば、スキンケアなどの化粧品用途向けの細かいメッシュであってもよい。ワイヤメッシュ28は、それぞれ行と列の両方に外側弓形部分34を含み、各部分は外側頂点36を有する。例えば、屈曲部分42を備えたリップ構成のワイヤメッシュ28では、ワイヤメッシュ28の外面は、研磨界面を提供する凸状外面である。第2の内面または凹面は、本明細書に開示されているように、グリップ46と直接接合するように構成される。サンディング器具20は、ワイヤメッシュ28を部分的にコーティングする樹脂38を含む。それぞれの外側弓形部分34の外側頂点36は、樹脂38の外側にある、すなわち、コーティングされていない。樹脂38は非導電性コーティングであり、いくつかの実施形態では、弾力性のある可撓性材料であってもよい。例えば、スクリーン22がフットスクラバー20に関連して使用される場合、樹脂は、アッシュランド7241-T-15として指定される樹脂などの食品グレードのポリエステル樹脂である。
【0010】
露出した外側頂点36は、研磨材40が付着され、所望の研磨特性を提供する。ワイヤメッシュ28は、アルミニウム、鋼、またはステンレス鋼などの金属材料を含む。本発明の原理に従って、他の公知のスクリーン材料および合金も利用できることを理解されたい。いくつかの実施形態では、研磨材40はダイヤモンドであり、頂点36にめっきされる。他の実施形態では、研磨材40は立方晶窒化ホウ素であってもよい。サンディング器具20には、その意図する用途、例えば、研磨材40に応じたグリットサイズが提供され、例えば、スキンケアなどの化粧品用途向けの細かなグリットが提供される。
【0011】
図11~
図12は、本開示の原理によるフットスクラバーの形態の別のサンディング器具120を示している。本明細書で特に明記しない限り、サンディング器具20およびその構成要素の説明はフットスクラバー120に適用可能であることを理解されたい。フットスクラバー120は、一対の開口部147、149を含むグリップ146と、フットスクラバー120の使用中に水が通過する経路を提供する流体的に結合された出口151と、を含む。例えば、本開示の原理によるサンディング器具のいくつかの例示的な用途では、サンディング中に破片を除去するために、および/またはサンディングされる表面の温度を下げるために水が使用される。例えば金属表面のサンディングの別の例では、水の使用により、比較的大量のポリッシュ仕上げが可能になる。例えば、航空宇宙および自動車部品の仕上げの湿式サンディング用途である。
【0012】
図6および
図10を参照すると、コーティングされていないスクリーン部品222と、コーティングされていないスクリーン222に樹脂を塗布するために使用できる金型の全体または一部が示されている。金型は、上部金型272および下部金型274を含む。上部金型272は、例えばシリコンから作られた比較的柔らかいまたは可撓性のマスク部品であり、下部金型74は(マスク部品と比較して)比較的剛性であり、例えば鋼から作られている。特に
図10を参照すると、コーティングされていないスクリーン222は、下部金型274と上部金型272との間に配置される。上部金型272は、コーティングされていないスクリーン222に直接押し付けられる。樹脂238が金型に注入されたときに、上部金型272と下部金型274との間で、上部金型272で保護されたそれらの頂点236を覆わないように、上部金型272はスクリーンに対して弾性変形し、スクリーン222の頂点236をマスクする。上部金型272は、より高いデュロメータ特性を提供してそれに対応してより少ないスクリーン222を露出させ、より低いデュロメータ特性を提供してより多くのスクリーン222を露出させるように材料組成を変えることができる。より多くのスクリーン222が露出される場合、サンディング器具20およびスクリーン22に関して本明細書に記載するように、本明細書に開示する研磨材40などのより多くの研磨材がそこに結合されてもよい。
【0013】
本開示の原理によれば、代替的な方法を使用して、部分的にコーティングされたスクリーン222を調製できることを理解されたい。例えば、別の実施形態では、スクリーン222は最初に完全に樹脂でコーティングされていてもよい。次いで、樹脂を研磨または他の操作により除去して、頂点部分で裸の金属を露出させ、次いで、研磨材をめっきすることができる。
【0014】
いくつかの実施形態では、スクリーンをコーティングする樹脂はシリコーン材料でできている。本開示の原理によれば、樹脂組成は、特定の望ましい性能特性を提供するために変更されてもよいことを理解されたい。例えば、高温樹脂、例えばシリコーン材料は、サンディング作業によって発生する熱に抵抗することにより、サンディング効率を改善する熱障壁として機能する。さらに、樹脂、またはその材料組成の変更は、コーティングスクリーンの改善された柔軟性を付与し、それにより、サンディングスクリーンがサンディングされる材料の形状に適合することを可能にすることができる。
【0015】
一実施形態では、スクリーン222は、樹脂が塗布され、異なるサンディングツールで使用するために様々な形状に切断されるシートであってもよい。例えば、
図6を参照すると、1つの形状は、
図1に示すフットスクラバー20の形状に適合し得る。別の形状が利用できる場合がある。形状をカットすると、スクリーンの金属端が露出し、ほつれることがある。一実施形態では、角部42は、スクリーンの周囲
(周囲端)24に隣接して屈曲される。
【0016】
図7~
図9を参照すると、リム44を形成するために使用され得るリム金型241が示されている。リム金型241は、雄金型247および雌金型249を含む。金型241は金属、例えば、アルミニウムまたは鋼である。特に
図8~
図9を参照すると、雌金型249が示されている。雌金型249は、例えば、シリコーンなどの比較的柔らかい材料で作られたプラテン251を含む。スクリーン22は、露出した頂点がプラテン251と接触するように雌金型249に配置されてもよい。さらに
図10を参照すると、雌金型249は、それによって受けられる雄金型247を受ける。
【0017】
雄金型247と雌金型249がスクリーン22を挟んでいる状態で、樹脂が金型に注入され、スクリーン22の周囲24の周りおよび周囲に延在するその中のチャンバを満たす。金型は、チャンバがリム44の形状に対応するように構成され、リム44は、例えば
図3、
図5に示すように、スクリーン22の周囲24をカプセル化し、リム44は第1の脚部46および第2の脚部48を含む。最後に、グリップ46がスクリーン22とリム44に形成される。例えば、いくつかの実施形態では、スクリーン22およびリム44は、グリップ46を形成するためにグリップ46の材料(例えば、発泡体)を注入できるように金型(図示せず)に配置される。
【0018】
図13~
図16を参照すると、サンディングホイール320の形態の器具は、本開示の原理によるスクリーン322(
図15)を含む。それぞれのサンディング器具の本体部品に対するスクリーンの構成を除いて、スクリーン22の本明細書の説明はスクリーン322に適用可能であることを理解されたい。いくつかの実施態様では、スクリーン322は、スクリーン22に関して説明した樹脂よりも比較的耐熱性の高い樹脂材料を含んでもよい。例として、いくつかの実施態様では、スクリーン322は、Hetron FR998-25 VE樹脂などの耐熱性ポリエステル樹脂を含む。
【0019】
いくつかの実施態様では、サンディングホイール320は、スクリーン22用のバッキング部品324を含む。バッキング部品324は、例えば、Vectoply ELT 18700-7P(18オンス)材料などのガラス繊維材料で作られている。バッキング部品324とスクリーン322は、高温接着剤などで一緒に固定される。いくつかの実施態様では、バッキング部品324およびスクリーン322のアセンブリは、スクリーン22に関して説明したように、周囲に凸状に外側に屈曲した部分を有する。さらに、いくつかの実施態様では、サンディングホイール320は、スクリーン322およびバッキング部品324の縁部の周りにリム344をさらに含む。リム344は、例えば、本明細書のリム44およびスクリーン22に関して説明したような金型で形成されてもよい。他の実施態様では、バッキング部品324の取り付け前に、スクリーン322上にリム344を形成することができる。
【0020】
サンディングホイール320はまた、ハブ350も含む。例示的な実施態様では、ハブ350は、ハブ350、したがってサンディングホイール320に剛性を提供する複数のスポーク部材352を含む。サンディングホイール320を高速グラインダ(図示せず)またはドリル(図示せず)などの工具に取り付けるのを容易にするために、結合部材354、例えば、固定ねじ付き固定具が含まれる。
【0021】
上記の説明は例示的なものであり、限定的なものではないことを理解されたい。提供された例に加えて、本開示の原理による多くの実施形態および用途は、上記の説明を読むと明らかになるであろう。本明細書で説明する技術において将来の開発が行われ、開示された器具、システム、および方法がそのような将来の実施形態に組み込まれることが予想および意図される。要するに、本開示の教示は修正および変形が可能であることを理解されたい。
【0022】
特許請求の範囲で使用されるすべての用語は、本明細書で反対の明示的な指示がなされない限り、本明細書で説明される技術に精通する者によって理解される通常の意味を与えられるものとする。特に、「a」、「the」、「said」などの単数冠詞の使用は、特許請求の範囲が反対の明示的な限定を述べていない限り、示された要素の1つまたは複数を列挙するように読むべきである。
【0023】
要約は、読者が技術的開示の性質を迅速に確認することを可能にするために提供される。それは、特許請求の範囲または意味を解釈または限定するために使用されることはないとの理解のもとに提出されている。加えて、前述の詳細な説明では、開示を合理化する目的で、様々な実施形態において様々な特徴が一緒にグループ化されていることがわかる。この開示方法は、特許請求された実施形態が各請求項で明示的に列挙されているよりも多くの特徴を必要とするという意図を反映するものとして解釈されるべきではない。むしろ、添付の特許請求の範囲が反映するように、発明の主題は、単一の開示された実施形態のすべての特徴よりも少ない。したがって、以下の請求項は、詳細な説明に組み込まれ、各請求項は、個別に請求される主題として独立している。