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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2021-12-09
(45)【発行日】2022-01-12
(54)【発明の名称】電子装置パッケージ及びその製造方法
(51)【国際特許分類】
   H01L 23/04 20060101AFI20220104BHJP
   H01L 23/02 20060101ALI20220104BHJP
【FI】
H01L23/04 E
H01L23/02 C
【請求項の数】 30
(21)【出願番号】P 2019572177
(86)(22)【出願日】2018-04-12
(65)【公表番号】
(43)【公表日】2020-09-17
(86)【国際出願番号】 US2018027226
(87)【国際公開番号】W WO2019005265
(87)【国際公開日】2019-01-03
【審査請求日】2020-01-09
(31)【優先権主張番号】15/636,870
(32)【優先日】2017-06-29
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(73)【特許権者】
【識別番号】597115727
【氏名又は名称】ローズマウント インコーポレイテッド
(74)【代理人】
【識別番号】100092772
【弁理士】
【氏名又は名称】阪本 清孝
(74)【代理人】
【識別番号】100119688
【弁理士】
【氏名又は名称】田邉 壽二
(72)【発明者】
【氏名】アンドリュー,デイヴィッド,アレクサンダー
(72)【発明者】
【氏名】ストレイ,デイヴィッド,マシュー
(72)【発明者】
【氏名】ウォルターズ,ジェームズ,サード
(72)【発明者】
【氏名】カッター,デイヴィッド
【審査官】正山 旭
(56)【参考文献】
【文献】特開平11-351990(JP,A)
【文献】米国特許第05181417(US,A)
【文献】国際公開第2015/121486(WO,A1)
【文献】米国特許第06176137(US,B1)
【文献】特開2001-274270(JP,A)
【文献】特開2000-121476(JP,A)
【文献】特表2013-504207(JP,A)
【文献】特開平10-002824(JP,A)
【文献】特開平11-044599(JP,A)
【文献】国際公開第2012/073963(WO,A1)
【文献】中国特許出願公開第103222045(CN,A)
【文献】米国特許出願公開第2017/0030790(US,A1)
【文献】特開平08-201203(JP,A)
【文献】特表2010-533284(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H01L 23/04
H01L 23/02
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
プラットフォームと、
前記プラットフォームに実装された基板であって、その上に実装された電子装置を有する基板と、
前記プラットフォームが実装され、外面を有する少なくとも1つのフィードスルーボディと、
前記フィードスルーボディを通過して前記フィードスルーボディに気密封止され、前記基板に接続されたフィードスルーピンと、
前記フィードスルーボディの前記外面に取り付けられて前記フィードスルーボディの前記外面を囲んで、前記プラットフォームおよび前記基板を収容する気密封止チャンバを生成するカバーと、を備え、
前記基板が前記フィードスルーボディから離間され、前記フィードスルーボディの表面が前記気密封止チャンバに露出して成る
ことを特徴とする電子装置パッケージ。
【請求項2】
前記プラットフォームは、少なくとも1つのダボによって前記フィードスルーボディに接続される請求項1に記載の電子装置パッケージ。
【請求項3】
少なくとも1つのセンサを囲んで外面を有するセンサボディをさらに備え、前記カバーは、前記センサボディの前記外面の部分に接合されて前記センサボディの前記外面の部分を囲む請求項2に記載の電子装置パッケージ。
【請求項4】
前記プラットフォームは、前記センサボディに実装される請求項3に記載の電子装置パッケージ。
【請求項5】
前記カバーおよび前記センサボディならびに前記カバーおよび前記フィードスルーボディの間の前記接合は、前記センサボディがプロセスシステムに実装される場合の、圧力の二次的封じ込めとして作用する請求項3に記載の電子装置パッケージ。
【請求項6】
前記カバーは円筒状である請求項1に記載の電子装置パッケージ。
【請求項7】
前記プラットフォームは、ろう付けおよび溶接のいずれかにより前記フィードスルーボディに接合される請求項1に記載の電子装置パッケージ。
【請求項8】
前記プラットフォームは、前記プラットフォームが前記フィードスルーボディに接合される場所に近接して配置された少なくとも1つの逃切欠きを備える請求項7に記載の電子装置パッケージ。
【請求項9】
前記プラットフォームおよび前記基板は、同様の熱膨張係数を有する請求項1に記載の電子装置パッケージ。
【請求項10】
前記プラットフォームは、前記フィードスルーボディまたは前記カバーとは異なる熱膨張係数を有する請求項1に記載の電子装置パッケージ。
【請求項11】
実装された電子構成要素を有する第2の基板をさらに備え、前記第2の基板は前記基板に実装される請求項1に記載の電子装置パッケージ。
【請求項12】
前記第2の基板は、前記基板に実装された少なくとも1つの電子構成要素を収容するためのカットアウトを備える請求項11に記載の電子装置パッケージ。
【請求項13】
フィードスルーボディと、
第2のボディと、
前記フィードスルーボディおよび前記第2のボディに接合されて気密封止チャンバを形成するカバーと、
前記フィードスルーボディと前記第2のボディの少なくとも一つが実装され、 前記気密封止チャンバに露出した前記フィードスルーボディの表面と、前記気密封止チャンバ内の前記第2のボディと、の間に配置されたプラットフォームと、
前記プラットフォーム上に実装される電気構成要素を有する基板であって、前記気密封止チャンバ内で前記プラットフォームに実装され、且つ、前記フィードスルーボディから離間される基板と、
を備えることを特徴とする電子装置パッケージ。
【請求項14】
前記第2のボディは、センサを格納するセンサボディである請求項13に記載の電子装置パッケージ。
【請求項15】
前記基板は、前記センサに接続された導体にワイヤボンディングされる請求項14に記載の電子装置パッケージ。
【請求項16】
前記プラットフォームは、前記センサボディに実装される請求項15に記載の電子装置パッケージ。
【請求項17】
前記フィードスルーボディから延びる少なくとも2つのピンが、前記プラットフォームの中に圧入される請求項16に記載の電子装置パッケージ。
【請求項18】
前記基板は、接着剤およびエポキシのいずれかによって前記プラットフォームに実装される請求項13に記載の電子装置パッケージ。
【請求項19】
前記基板は、スプリングレールを使用して前記プラットフォームに実装される請求項13に記載の電子装置パッケージ。
【請求項20】
前記第2のボディは、第2のフィードスルーボディを備える請求項13に記載の電子装置パッケージ。
【請求項21】
前記気密封止チャンバは、前記基板および前記カバーの間に充填材料をさらに備える請求項13に記載の電子装置パッケージ。
【請求項22】
前記基板および前記プラットフォームは、互いに同様の熱膨張係数を有するが、前記プラットフォームは、前記カバーまたは前記フィードスルーボディとは異なる熱膨張係数を有する請求項13に記載の電子装置パッケージ。
【請求項23】
電子装置を有する基板をプラットフォームに実装する工程と、
フィードスルーボディおよび第2のボディの間に前記プラットフォームおよび前記基板を配置する工程と、
前記フィードスルーボディを通過するフィードスルーピンを前記基板にワイヤボンディングする工程と、
前記プラットフォームの周りに開放上部および下部を有するカバーを配置する工程と、
前記フィードスルーボディおよび前記第2のボディに前記カバーを封止して前記基板を格納するチャンバを形成する工程と、
を備えることを特徴とする電子装置パッケージの製造方法。
【請求項24】
前記基板および前記プラットフォームは、同様の熱膨張係数を有する、請求項23に記載の電子装置パッケージの製造方法。
【請求項25】
前記プラットフォームは、前記カバーまたは前記フィードスルーボディとは異なる熱膨張係数を有する請求項24に記載の電子装置パッケージの製造方法。
【請求項26】
前記第2のボディは、センサを収容するセンサボディを備える請求項23に記載の電子装置パッケージの製造方法。
【請求項27】
前記フィードスルーボディおよび第2のボディの間に前記プラットフォームおよび前記基板を配置することは、前記センサボディに前記プラットフォームを取り付けて少なくとも1つの押圧ピンによって前記フィードスルーボディに前記プラットフォームを接続することを備える請求項26に記載の電子装置パッケージの製造方法。
【請求項28】
前記カバーを配置する前に、前記基板を前記センサに接続された導体にワイヤボンディングすることをさらに備える請求項27に記載の電子装置パッケージの製造方法。
【請求項29】
スロットを有するフィードスルーボディと、
前記フィードスルーボディに接合されて気密封止チャンバを形成するカバーと、
その上に実装された電気構成要素を有し、前記フィードスルーボディの前記スロットに配置されて実装される基板と、を備えるとともに、
前記カバーは、少なくとも1つのスロットを備え、前記基板の部分は、前記少なくとも1つのスロットに配置されることを特徴とする電子装置パッケージ。
【請求項30】
スロットを有するフィードスルーボディと、
前記フィードスルーボディに接合されて気密封止チャンバを形成するカバーと、
その上に実装された電気構成要素を有し、前記フィードスルーボディの前記スロットに配置されて実装される基板と、を備えるとともに、
前記カバーの内部に実装されるレールをさらに備え、前記基板は前記レール内に配置されることを特徴とする電子装置パッケージ。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
さまざまな実施形態は、電子パッケージに関する。特に、実施形態は、ハイブリッド電子装置基板を格納する電子パッケージに関する。
【背景技術】
【0002】
ハイブリッド集積回路は、基材またはプリント回路基板に実装された個々の構成要素で構成される電子回路である。構成要素のいくつかは、構成要素が基材に実装された後に、基材上の導電性パッドと構成要素上のパッドとの間にワイヤを接続することにより、基材にワイヤボンディングされる。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
プロセス制御産業では、ハイブリッド電子装置はしばしば、ワイヤボンドまたはハイブリッド集積回路の構成要素を腐食するであろう腐食性環境にまたはその近くに配置される。ハイブリッド回路は、適切にパッケージ化されていない場合には、酸化または金属間形成を引き起こす可能性がある高温用途で一般的に使用される。他の用途では、パッケージングサイズ上の制約がある。
【課題を解決するための手段】
【0004】
電子装置パッケージは、プラットフォームに実装された基板であって、その上に実装された電子装置を有する基板を含む。少なくとも1つのフィードスルーボディは外面を有し、フィードスルーピンは、フィードスルーボディを通過して、フィードスルーボディに気密封止され、基板に接続される。カバーは、フィードスルーボディの外面に取り付けられて、フィードスルーボディの外面を囲み、プラットフォームおよび基板を収容する気密封止チャンバを生成する。
【0005】
さらなる実施形態において、電子装置パッケージは、フィードスルーボディ、第2のボディ、ならびに、フィードスルーボディおよび第2のボディに接合されて気密封止チャンバを形成するカバーを含む。プラットフォームは、封止チャンバ内でフィードスルーボディおよび第2のボディの間に配置される。その上に実装された電気構成要素を有する基板は、チャンバ内でプラットフォームに実装される。
【0006】
さらに別の実施形態において、方法は、電子装置を欠いたプラットフォーム上に電子装置を有する基板を実装することと、フィードスルーボディおよび第2のボディの間にプラットフォームおよび基板を配置することとを含む。フィードスルーボディを通過するフィードスルーピンは、基板にワイヤボンディングされる。開放上部および下部を有するカバーは次に、プラットフォームの周りに配置され、カバーは、フィードスルーボディおよび第2のボディに封止されて、基板を格納するチャンバを形成する。
【0007】
さらに別の実施形態において、電子装置パッケージは、スロットを有するフィードスルーボディとフィードスルーボディに接合されたカバーとを含み、気密封止チャンバを形成する。その上に実装された電気構成要素を有する基板は、フィードスルーボディのスロットに配置されて、フィードスルーボディのスロットに実装される。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1】ハイブリッド回路パッケージの第1の実施形態の側部断面図である。
図2図1のハイブリッド回路パッケージの上部断面図である。
図3】ハイブリッド回路パッケージの第2の実施形態の側部断面図である。
図4図3のハイブリッド回路パッケージの上面図である。
図5】ハイブリッド回路パッケージの第3の実施形態の側部断面図である。
図6図5のハイブリッド回路パッケージの上部断面図である。
図7】ハイブリッド回路パッケージの第4の実施形態の側部断面図である。
図8図7のハイブリッド回路パッケージの上部断面図である。
図9図7のハイブリッド回路パッケージのプラットフォームの正面断面図である。
図10】ハイブリッド回路パッケージの第5の実施形態の側部断面図である。
図11図10のハイブリッド回路パッケージの上部断面図である。
図12】ハイブリッド回路パッケージの第6の実施形態の側部断面図である。
図13図12のハイブリッド回路パッケージの上部断面図である。
図14】ハイブリッド回路パッケージの第7の実施形態の側部断面図である。
図15図14のハイブリッド回路パッケージの上部断面図である。
図16】ハイブリッド回路パッケージの第8の実施形態の側部断面図である。
図17図16のハイブリッド回路パッケージの上部断面図である。
図18図16のハイブリッド回路パッケージの端部断面図である。
図19】ハイブリッド回路パッケージの第9の実施形態の端部断面図である。
図20】一実施形態によるハイブリッド回路パッケージを製造する工程を示すブロック図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
多くのハイブリッド電子装置パッケージにおいて、電子装置を担持する基板は、カバーまたはパッケージングのフィードスルーボディの外部に実装される。カバーおよびフィードスルーボディが電子装置基板とは異なる熱膨張特性を有する材料で構成されているので、基板とカバーまたはフィードスルーボディとの間の実装媒体は、電子装置パッケージが複数の加熱および冷却サイクルに曝される場合に故障する傾向がある。電子装置パッケージがカバーまたはフィードスルーボディから分解されてしまうと、電子装置基板の移動により、電子装置基板と電子装置パッケージにてフィードスルーボディを通過するフィードスルーピンとの間の1つ以上のワイヤボンドが破壊される傾向がある。
【0010】
本明細書に記載の実施形態において、基板の熱膨張特性に類似または一致する熱膨張特性を有するプラットフォームに電子装置基板を実装することにより、パッケージ内の電子装置基板の移動は低減される。フィードスルーピンを格納するフィードスルーボディおよび1つ以上のセンサを格納するセンサボディなどの、パッケージの各端部におけるボディの間にプラットフォームを配置することによって、またいくつかの実施形態においては、それらのボディにプラットフォームを接続することによって、プラットフォームは、パッケージ内の安定した位置に維持される。したがって、プラットフォームから分解されることなく、加熱サイクルの間に基板は膨張および収縮することができ、プラットフォームは、パッケージの端部におけるフィードスルーボディおよび/またはセンサボディとの接触および/または接続に基づいてパッケージ内のその位置に維持される。
【0011】
図1および図2は、一実施形態による電子装置パッケージ100の側部断面図および上部断面図をそれぞれ提供する。電子装置パッケージ100は、プラットフォームの上に実装されたハイブリッド電子装置基板104を有するプラットフォーム102を含む。一実施形態によれば、電子装置がプラットフォーム102に直接実装されず、プラットフォーム102が電気トレース、パッドまたは導体を含まないという意味で、プラットフォーム102は電子装置を欠いている。プラットフォーム102およびハイブリッド電子装置基板104は、同様の熱膨張係数を含む同様の熱膨張特性を有する。ハイブリッド電子装置基板104の材料の例には、アルミナ、窒化アルミニウムおよび同時焼成セラミックスが含まれる。一実施形態によれば、ハイブリッド電子装置基板104は、低オフガスの積層電子装置基板で作製される。
【0012】
カバー110、フィードスルーボディ106およびセンサボディ108によって画定されるチャンバ111内の、フィードスルーボディ106とセンサボディ108との間に、プラットフォーム102およびハイブリッド電子装置基板104は配置される。一実施形態によれば、カバー110は中空であって2つの開放端部113および115を有し、センサボディ108は、開放端部113に配置されてそこに封止され、フィードスルーボディ106は、開放端部115に配置されてそこに封止される。図1および図2の実施形態において、カバー110は、円筒として示されているが、他の実施形態では、カバー110は、任意の所望のn個の側部を有するn角柱の形をとり得る。
【0013】
この実施形態では、カバー110は、フィードスルーボディ106の外面117を囲んでそれに接触し、ろう付けまたは溶接によってフィードスルーボディ106に気密封止され、端部115にて円筒状封止部158を形成する。同様に、カバー110は、センサボディ108の外面119を囲んでそれに接触し、ろう付けまたは溶接によってセンサボディ108に気密封止され、端部113にて円筒状封止部160を形成する。封止部158および160は、プラットフォーム102およびハイブリッド電子装置基板104が配置される気密封止チャンバ111を作り出す。一実施形態によれば、カバー110、フィードスルーボディ106、センサボディ108ならびに気密封止部158および160は、チャンバ111とカバー110の外部の領域との間の外部圧力差に耐えることができる。また、カバー110、フィードスルーボディ106ならびに気密封止部158および160は、プロセス流体がセンサボディ108の中に流入する場合のプロセス流体および圧力に対する第2のバリアとして作用する。
【0014】
いくつかの実施形態によれば、チャンバ111は、真空または不活性ガスを格納する。他の実施形態では、さらに後述するように、チャンバ111には、ワイヤボンド振動を低減/防止するために、高密度ガス、液体または粉末が充填される。
【0015】
一実施形態によれば、カバー110は、プラットフォーム102およびハイブリッド電子装置基板104のものとは異なる熱膨張係数を含む異なる熱膨張特性を有する。
【0016】
ハイブリッド電子装置基板104は、ハイブリッド電子装置基板104に実装された電子装置構成要素112、114および116などの電子装置構成要素を含む。構成要素をハイブリッド電子装置基板104に実装するための実装技術の例は、はんだ、ろう付け、ガラス焼結および接着剤を含む。また、ワイヤボンド118、120、122、124および126などのワイヤボンドは、電子装置構成要素上のパッドに電子装置ハイブリッド基板104上の金属化層に形成された導電性パッドを接続する。例えば、ワイヤボンド122は、電子装置構成要素116上のパッドに電子装置ハイブリッド基板104上のパッド123を接続する。金属化層は、例えば、eNiPiG、ENiG、電気めっき金、厚膜銀およびスパッタアルミニウムで形成することができる。ワイヤボンドは、例えば、金またはアルミニウムで作製することができる。図1に示すように、いくつかの実施形態の下では、構成要素はハイブリッド電子装置基板104の両側に配置される。プラットフォーム102に面する電子装置構成要素について、凹部125などの凹部がプラットフォーム102に提供されて、電子装置構成要素を収容する。
【0017】
この実施形態では、ハイブリッド電子装置基板104はまた、それぞれのワイヤボンド132および134により、センサアレイ109の電気接続面129上のセンサパッド128および130にワイヤボンディングされる。センサパッド128および130は、センサボディ108またはチャンバ111内に収容されたセンサアレイ109の1つ以上のセンサモジュールに接続された導体であり、センサ信号および/または電力をセンサから/センサへと送信する。可能なセンサモジュールの例には、圧力および/または温度センサモジュールが含まれる。
【0018】
ハイブリッド電子装置基板104はまた、フィードスルーピン136、138、140、142、144、146および148にワイヤボンディングされ、これらのフィードスルーピンは、フィードスルーボディ106を通過して、ガラスまたはセラミックなどの封止材料によりフィードスルーボディ106に封止される。例えば、ピン142は、フィードスルーボディ106内の開口部154を通過し、ガラス円筒状封止層156によりフィードスルーボディ106に封止される。ワイヤボンド150および152などのワイヤボンドは、ハイブリッド電子装置基板104上の導電性パッド151および153などの導電性パッドに、各フィードスルーピンを接続する。
【0019】
プラットフォーム102は、好ましくは、センサボディ108の円筒状部分163とプラットフォーム102の端部部分165とを通過する締結具162によってセンサボディ108に実装される。特に、プラットフォーム102は、センサボディ108の円筒状部分163を受け入れるように端部部分165にて切り欠かれている。代替的実施形態では、プラットフォーム102は、他の種類の機械的締結具によって、または溶接もしくは接着剤によって、センサボディ108に取り付けられる。この実施形態では、プラットフォーム102はまた、フィードスルーボディ106およびプラットフォーム102の間およびそれらの中に延びる2つのピンまたはダボ164および166によって支持される。一実施形態によれば、プラットフォーム102をフィードスルーボディ106およびセンサボディ108に対して安定した位置に維持しながら、加熱および冷却サイクル中にプラットフォーム102が膨張および収縮できるように、ピン164および166がフィードスルーボディ106およびプラットフォーム102の中に圧入され得、それにより、ワイヤボンド150および152ならびに132および134などのワイヤボンドは、電子装置パッケージ100の移動中に損傷しない。
【0020】
一実施形態では、ハイブリッド電子装置基板104は、締結具168および170などの1つ以上の締結具を使用してプラットフォーム102に実装される。一実施形態によれば、締結具168および170は、ボルト172およびナット174で構成される。
【0021】
一実施形態によれば、センサアレイ109は、圧力チャンバ111に実装された基準圧力センサ176を含み、それにより、センサの出力を、センサアレイ109の他のセンサについての基準圧力として使用することができる。
【0022】
図3および図4は、電子装置パッケージの第2の実施形態を提供する電子装置パッケージ300の側部断面図および上部断面図をそれぞれ提供する。電子装置パッケージ300は、パッケージ100のハイブリッド電子装置基板104およびプラットフォーム102の代わりにハイブリッド電子装置基板304およびプラットフォーム302が使用されていることを除いて、電子装置パッケージ100と同一である。プラットフォーム302は、ハイブリッド電子装置基板304と同様の熱膨張特性、および、カバー110とは異なる熱膨張特性を有する。
【0023】
プラットフォーム302およびプラットフォーム102ならびにハイブリッド電子装置基板304およびハイブリッド電子装置基板104の間の差は、ハイブリッド電子装置基板304のプラットフォーム302への実装方法である。特に、ハイブリッド電子装置基板304をプラットフォーム302に実装するために締結具168および170を使用する代わりに、電子装置パッケージ300は、プラットフォーム302にハイブリッド電子装置基板304を実装するために、ろう付け、はんだ、ガラス、エポキシまたは接着剤のいずれかを使用する。一実施形態では、接着剤により、基板304は、プラットフォーム302とは異なる熱膨張特性を有することができる。これらのタイプの接続の結果として、締結具168および170を収容するためのプラットフォーム302およびハイブリッド電子装置基板304における開口部または凹部は、まったく必要とされない。電子装置パッケージ100の他のすべての要素は、図3および図4の電子装置パッケージ300と同じである。
【0024】
図5および図6は、第3の実施形態に係る電子装置パッケージ500の側部断面図および上部断面図を提供する。電子装置パッケージ500において、ハイブリッド電子装置基板104は、エポキシまたは接着剤を使用する代わりに、スプリングレール508および510を使用してプラットフォーム502に実装されることを除いて、電子装置パッケージ500は電子装置パッケージ100と同じである。スプリングレール508および510は、プラットフォーム502の一部として機械加工され、または、ろう付け、抵抗溶接または他の実装技術を介してプラットフォーム502に実装され、それにより、スプリングレールは、プラットフォーム502の両側にて互いに平行に延びる。スプリングレール508および510の各々は、開放チャネルを含み、開放チャネルは対向するスプリングレールに面し、その中にハイブリッド電子装置基板104が配置される。いくつかの実施形態では、ハイブリッド電子装置基板104は、隆起部分512および514などの、レール508および510内の隆起部分によってレール508および510内に固定される。レール508および510により、ハイブリッド電子装置基板104は、プラットフォーム502に対して横方向に移動することができる。プラットフォーム502は、好ましくは、ハイブリッド電子装置基板104と同様の熱膨張特性を有するが、レール508および510を使用してプラットフォーム502にハイブリッド電子装置基板104を実装することにより、プラットフォーム502および基板104の熱膨張の差によって基板104がプラットフォーム502から分解されてしまう可能性をさらに減少させる。あるいは、スプリングレールは、基板104がプラットフォーム502とは異なる熱膨張特性を有することを可能にする。
【0025】
図5および図6において、プラットフォーム502は、図1および図2の実施形態のプラットフォーム102について上述したのと同様に、センサボディ108に実装され、ピン164および166によってフィードスルーボディ106に接続される。また、電子装置パッケージ100について上述したのと同様に、ハイブリッド電子装置基板104は、フィードスルーピン136~148ならびにセンサパッド128および130にワイヤボンディングされる。カバー110、フィードスルーボディ106、センサボディ108ならびに封止部158および160は、電子装置パッケージ500において電子装置パッケージ100のそれらと同じである。
【0026】
図7および図8は、さらなる実施形態による電子装置パッケージ700の側部断面図および上部断面図を提供する。電子装置パッケージ700は、プラットフォーム702とピン164および166の除去とを除いて、図1および図2の電子装置パッケージ100と同じである。特に、センサボディ108に取り付けられる代わりに、プラットフォーム702は、接合部710にてフィードスルーボディ106にろう付けされ、湾曲リッジ712によってカバー110に支持される。プラットフォーム702は、電子装置を欠いており、ハイブリッド電子装置基板104の熱膨張特性に実質的に一致する熱膨張特性を有する。プラットフォーム702の熱膨張特性は、フィードスルーボディ106の熱膨張特性とは異なる。熱膨張特性の差に対処するために、プラットフォーム702は、図9に示すプラットフォーム702の正面図においてより良好に詳細を見ることができる切欠きまたはカット714、716、718、720、722、724、726および728を含む。一端にてフィードスルーボディ106にろう付けされており、他端にてプラットフォーム702と連続してプラットフォーム702から延在する可撓性部材730などの可撓性部材を、カット714~728は形成する。可撓性部材は、プラットフォーム702に対してフィードスルーボディ106の熱膨張の差に応答して曲がり、それによって、プラットフォーム702とハイブリッド電子装置基板104との間の接合部にかかる応力を回避する。電子装置パッケージ700の残りの要素は、図1および図2のパッケージ100と同じである。
【0027】
図10および図11は、フィードスルーボディ1006およびプラットフォーム1002が単一ブロックの材料から形成された電子装置パッケージ1000を示す第5の実施形態の側部断面図および上部断面図を提供する。特に、プラットフォーム1002は、フィードスルーボディ1006の下部から延びており、湾曲支持リッジ1112を含み、これは、プラットフォーム1002の支持を提供するためにカバー110に接触する。一実施形態によれば、支持リッジ1112は、プラットフォーム1002の残りの部分の上面1116と同じ面である上面1114を有する。
【0028】
プラットフォーム1002は、フィードスルーボディ1006と同じブロックの材料から作製されているので、プラットフォーム1002およびフィードスルーボディ1006は同様の熱膨張特性を有し、これはハイブリッド電子装置基板104の熱膨張特性と異なる。熱膨張特性における差のため、いくつかの接着剤を使用してハイブリッド電子装置基板104をプラットフォーム1002に実装すれば、接着剤上に応力をもたらし、繰り返される加熱および冷却サイクル中に接着剤の障害を引き起こす可能性がある。この問題を克服するために、電子装置パッケージ1000は、スプリングレール1008および1010のペアを使用して、プラットフォーム1002にハイブリッド電子装置基板104を実装する。スプリングレール1008および1010は、プラットフォーム1002における孔(図示せず)にスプリングレール1008および1010のポスト(図示せず)を通過させることによって、プラットフォーム1002に実装され、それにより、スプリングレールは、プラットフォーム1002の両側において互いに平行に延びる。スプリングレール1008および1010のそれぞれは、開放チャネルを含み、開放チャネルは、対向するスプリングレールに面して、その中にハイブリッド電子装置基板104が配置される。いくつかの実施形態では、ハイブリッド電子装置基板104は、隆起部1012および1014などの、レール1008および1010内の隆起部によってレール1008および1010内に固定される。レール1008および1010により、ハイブリッド電子装置基板104をプラットフォーム1002に対して横方向に膨張および収縮させることができる。
【0029】
カバー110は、フィードスルーボディ1006の外面1017を囲んでこれと接触し、ろう付けまたは溶接を介してフィードスルーボディ1006に気密封止されてカバー110の端部115にて円筒状封止部1058を形成する。電子装置パッケージ1000の残りの部分は、封止部160によりセンサボディ108の外面へとカバー110を封止することを含んで電子装置パッケージ100と同様に作用する。封止部1058および160は、プラットフォーム1002およびハイブリッド電子装置基板104が配置される気密封止チャンバ111を作り出す。一実施形態によれば、カバー110、フィードスルーボディ1006、センサボディ108ならびに気密封止部1058および160は、チャンバ111とカバー110の外部の領域との間の外部圧力差に耐えることができる。また、カバー110、フィードスルーボディ1006ならびに封止部1058および160は、プロセス流体がセンサボディ108の中に流入する場合のプロセス流体に対する第2のバリアとして作用する。電子装置パッケージ1000の残りの要素は、図1および図2の電子装置パッケージ100の要素と同じである。
【0030】
図12および図13は、電子装置パッケージ1200を示す第6の実施形態の側部断面図および上部断面図をそれぞれ提供する。電子装置パッケージ1200において、センサボディ108は、第2のフィードスルーボディ1208に置き換えられている。図12の実施形態では、プラットフォーム1202は、それに実装されたハイブリッド電子装置基板104を有する。プラットフォーム1202は、フィードスルーボディ106またはフィードスルーボディ1208のいずれにも実装されない。代わりに、プラットフォーム1202は、フィードスルーボディ1208および106の円筒状外部1217および117の部分の周りにそれぞれ延びる2つの湾曲タブ1210および1212を含み、それにより、タブ1210は、フィードスルーボディ1208とカバー110との間に挟まれ、タブ1212は、フィードスルーボディ106とカバー110との間に挟まれる。その結果、タブ1210および1212は、フィードスルーボディ1208および106とカバー110との間に摩擦嵌合され、それによって、チャンバ111内のプラットフォーム1202の移動が制限される。
【0031】
カバー110は、フィードスルーボディ106の外面117を囲んでこれと接触し、ろう付けまたは溶接を介してフィードスルーボディ106に気密封止されて端部115にて円筒状封止部158を形成する。同様に、カバー110は、フィードスルーボディ1208の外面1217を囲んでこれと接触し、ろう付けまたは溶接を介してフィードスルーボディ1208に気密封止されて端部113にて円筒状封止部1260を形成する。封止部158および1260は、プラットフォーム1202およびハイブリッド電子装置基板104が配置される気密封止チャンバ111を作り出す。一実施形態によれば、カバー110、フィードスルーボディ106、フィードスルーボディ1208ならびに気密封止部158および1260は、チャンバ111とカバー110の外部の領域との間の外部圧力差に耐えることができる。
【0032】
ハイブリッド電子装置基板104は、フィードスルーピン136、138、140、142、144、146および148にワイヤボンディングされ、これらのフィードスルーピンはフィードスルーボディ106を通過して、ガラスまたはセラミックなどの封止材料でフィードスルーボディ106に封止される。例えば、ピン142は、フィードスルーボディ106内の開口部154を通過して、ガラス円筒状封止層156によりフィードスルーボディ106に封止される。ワイヤボンド150および152などのワイヤボンドは、ハイブリッド電子装置基板104上の導電性パッド151および153などの導電性パッドに、各フィードスルーピンを接続する。ハイブリッド電子装置基板104は、フィードスルーピン1236、1238、1240、1242、1244、1246および1248にワイヤボンディングされ、これらのフィードスルーピンはフィードスルーボディ1208を通過して、ガラスまたはセラミックなどの封止材料でフィードスルーボディ1208に封止される。例えば、ピン1242は、フィードスルーボディ1208内の開口部1254を通過して、ガラス円筒状封止層1256によりフィードスルーボディ1208に封止される。ワイヤボンド1250および1252などのワイヤボンドは、ハイブリッド電子装置基板104上の導電性パッド1251および1253などの導電性パッドに、各フィードスルーピンを接続する。
【0033】
電子装置パッケージ1200において、プラットフォーム1202は、ハイブリッド電子装置基板104と同様の熱膨張特性を有する。しかし、プラットフォーム1202は、フィードスルーボディ1208および106とは異なる熱膨張特性を有する。ハイブリッド回路基板104は、機械的締結具168および170を使用してプラットフォーム1202に実装される。しかし、他の実施形態では、ハイブリッド回路基板104は、接着剤またはエポキシを使用してプラットフォーム1202に実装される。
【0034】
図14および図15は、電子装置パッケージ1400を示す第7の実施形態の側部断面図および上部断面図を提供する。電子装置パッケージ1400は、プラットフォーム1202の代わりにプラットフォーム1402が使用されることを除いて、電子装置パッケージ1200と同一である。プラットフォーム1402は、フィードスルーボディ106にろう付けされた接続部分1404を含む。接続部分1404は、電子装置パッケージ700の切欠きまたはカット714、716、718、720、722、724、726および728と同様の切欠きまたはカット1406、1408、1410、1412、1414、1416、1418および1420を含む。切欠き1406~1414は、フィードスルーボディ106およびプラットフォーム1402の熱膨張特性の差に対処するために可撓性である曲げ可能領域1422などの曲げ可能領域を提供する。プラットフォーム1402およびハイブリッド電子装置基板104は、互いに同様の熱膨張特性を有するが、フィードスルーボディ106およびフィードスルーボディ1208とは熱膨張特性が異なる。
【0035】
さらなる実施形態では、フィードスルーボディの1つにプラットフォームをろう付けする代わりに、フィードスルーボディに対して安定した位置にプラットフォームを維持しつつ加熱および冷却サイクル中にプラットフォームの膨張および収縮を可能にするように、プラットフォームは、フィードスルーボディおよびプラットフォームの中に圧入されるピンを用いて両方のフィードスルーボディに接続され、それにより、ワイヤボンドは、電子装置パッケージ100の移動中に損傷しない。
【0036】
上記実施形態は、電力および/または信号を伝えるためのフィードスルーボディにおけるフィードスルーピンを参照したが、他の実施形態では、電力および/または信号は、誘導により基板上の電子装置と基板の外部の電子装置との間で伝えられる。
【0037】
図16図17および図18は、電子装置パッケージ1600の第8の実施形態の側部断面図、上部断面図および端部断面図を提供する。電子装置パッケージ1600において、ハイブリッド電子装置基板104は、ろう付けまたはなんらかの他の取付手段を使用してフィードスルーボディ106内のスロット1602に実装されてこれに接合される。また、ハイブリッド電子装置基板104の側部は、端部部分1616に対して中央部分1612にて増加した厚さを有するカバー1610のスロット1614および1615内に配置される。一実施形態によれば、スロット1614は、熱膨張および収縮の間にカバー1610に対してハイブリッド電子装置基板104を移動させることを可能にしながら、スプリング力をハイブリッド電子装置基板104に印加する形状を有する。電子装置パッケージ1600は、カバー1610と一体のまたはそれに溶接される閉鎖端部1640を有する。
【0038】
図19は、カバー1910がカバー1610の代わりに使用されることを除いて、図16図18の実施形態と同一である第9の実施形態の端部断面図を提供する。カバー1910の中央部分は、カバー1610の中央部分1612よりも小さい厚さを有し、スロットを有しない。代わりに、2つのレール1900および1902が、カバー1910の内部に実装される。ハイブリッド電子装置基板104の側部がカバー1610のスロット1614および1615内に実装されたのと同じように、ハイブリッド電子装置基板104の側部は、レール1900および1902に実装される。
【0039】
一実施形態によれば、各電子装置パッケージ100、300、500、700、1000、1200、1400および1600におけるチャンバ111は、充填管190を使用してガスまたは粉末で充填される。充填管は、フィードスルーボディ106を通過し、円筒状ガラス層192によってフィードスルーボディ106に封止される。充填粉末またはガスがチャンバ111の中にポンプ注入されると、充填管190は、図に示すように、はんだで管を封止すること、またはピッチングまたは溶接して管を閉鎖することのいずれかにより閉鎖される。充填材料は、ワイヤボンドの密度に一致するよう選択され、それによって、それぞれのパッケージが移動されたときにワイヤボンドの移動を低減する。これは、ワイヤボンドへの損傷を防ぐのに役立つ。他の実施形態では、充填管は、カバー110の側部に位置するボール封止部で置き換えられ得る。
【0040】
図20は、一実施形態による電子装置パッケージの製造方法を提供する。ステップ1800において、構成要素は、ハイブリッド電子装置基板上にワイヤボンディングされる。ハイブリッド電子装置基板は次に、ステップ1802において電子装置を欠いたプラットフォーム上に実装される。プラットフォームは次に、ステップ1804においてフィードスルーボディとセンサボディとの間に配置される。基板は次に、ステップ1806においてフィードスルーピンおよびセンサ接続にワイヤボンディングされる。カバーは次に、ステップ1808においてフィードスルーボディ、基板およびセンサボディの端部上でスライドされる。ステップ1810において、カバーは、センサボディおよびフィードスルーボディに溶接されて気密封止チャンバを形成する。ステップ1812において、材料で気密封止チャンバを充填する任意選択的なステップが行われ、次に、充填管が気密封止される。
【0041】
上述の実施形態は、プラットフォームに実装された単一のハイブリッド電子装置基板を示すが、他の実施形態では、複数のハイブリッド電子装置基板が、プラットフォーム上で互いに相互に次々と積層される。複数のハイブリッド電子装置基板が使用される場合、ハイブリッド電子装置基板を互いにワイヤボンディングすることができ、1つ以上のハイブリッド電子装置基板は、他のハイブリッド電子装置基板に実装された構成要素のための余地を作るためにカットアウトを含むことができる。また、複数のハイブリッド電子装置基板が存在する場合、プラットフォームを、2つ以上のハイブリッド電子装置基板の間に配置することができる。
【0042】
要素が上記の別々の実施形態として示され、または説明されたが、各実施形態の部分は、上述の他の実施形態の全部または一部と組み合わされ得る。
【0043】
本発明を好ましい実施形態を参照して説明してきたが、当該技術分野における当業者は、本発明の主旨および範囲から逸脱することなく、形態および詳細において変更がなされ得ることを認識するであろう。
【符号の説明】
【0044】
100…電子装置パッケージ
102…プラットフォーム
104…基板
106…フィードスルーボディ
110…カバー
111…気密封止チャンバ
136~148…フィードスルーピン
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
図13
図14
図15
図16
図17
図18
図19
図20