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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2021-12-10
(45)【発行日】2022-01-12
(54)【発明の名称】二重管式熱交換器
(51)【国際特許分類】
   F28D 7/10 20060101AFI20220104BHJP
   F28F 1/40 20060101ALI20220104BHJP
【FI】
F28D7/10 A
F28F1/40 K
【請求項の数】 5
(21)【出願番号】P 2017245222
(22)【出願日】2017-12-21
(65)【公開番号】P2019113222
(43)【公開日】2019-07-11
【審査請求日】2020-11-16
(73)【特許権者】
【識別番号】000233619
【氏名又は名称】株式会社ニチリン
(74)【代理人】
【識別番号】100100170
【弁理士】
【氏名又は名称】前田 厚司
(72)【発明者】
【氏名】中嶋 一斉
(72)【発明者】
【氏名】牛丸 恭平
【審査官】岩▲崎▼ 則昌
(56)【参考文献】
【文献】特開2004-069209(JP,A)
【文献】特開2001-201275(JP,A)
【文献】特開2000-245628(JP,A)
【文献】実開昭53-143153(JP,U)
【文献】実公昭32-010980(JP,Y1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
F28D 7/10
F28F 1/40
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
外管と、前記外管の内部に挿入された内管とからなり、前記外管と前記内管との間に第1流路が形成され、前記内管の内部に第2流路が形成された二重管式熱交換器において、
前記内管の内部に、前記内管の中心軸に沿って延び、湾曲した中央部と、前記内管の内面に接触する両側端部とからなる横断面形状を有し、前記横断面内で弾性変形可能な金属製のフィンが挿入され、
前記フィンの前記中央部は、横断面形状で2つの半円が連続するS字形に湾曲して形成されていることを特徴とする二重管式熱交換器。
【請求項2】
前記フィンは、横断面形状の両側端部に、前記内管の軸方向に一定間隔で切欠きが形成されていることを特徴とする請求項1に記載の二重管式熱交換器。
【請求項3】
前記フィンは、前記内管の中心軸方向に分割された複数のフィンからなり、前記複数のフィンの各々は、前記内管の中心軸の周りに位相をずらせて挿入されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の二重管式熱交換器。
【請求項4】
前記フィンの両側端部は、前記フィンの弾性により前記内管の内面に接触していることを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の二重管式熱交換器。
【請求項5】
前記フィンの両側端部の縁は、縁曲げされた面が前記内管の内面に接触していることを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載の二重管式熱交換器。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、外管と内管とを備えた二重管式熱交換器に関する。
【背景技術】
【0002】
カーエアコンには、冷凍サイクルを構成するコンデンサからの高温の液体冷媒と、同じく冷凍サイクルを構成するエバポレータからの低温の気体冷媒とを熱交換させて、エバポレータの冷房効率を向上させる内部熱交換器が用いられている場合がある。この内部熱交換器は、外管と、該外管内に配置された内管とからなり、外管と内管との間にコンデンサからの高温の液体冷媒の流路が形成され、内管の内部にエバポレータからの低温の気体冷媒の流路が形成された二重管式熱交換器である。
【0003】
二重管式熱交換器は、内管の内外の壁面を介して熱交換が行われるため、内管の内面近くを流れる冷媒は熱交換に寄与するが、中心部を流れる冷媒は熱交換に寄与しているとは言い難い。従来、内管の中心部を流れる冷媒も熱交換に寄与させるため、内管の内部にフィンを配置することが提案されている。
【0004】
例えば、特許文献1には、内管に横断面放射状の波形チューブで形成された伝熱フィンを内管の管壁内側に接して配するとともに、伝熱フィンの内側に流体が優先的に流れようとするのを防止するために、伝熱フィンの内側に環状オリフィスを形成する柱体を配した二重管式熱交換器が記載されている。この二重管式熱交換器では、内管内を流れる流体は柱体により伝熱フィンに強制的に案内され、伝熱フィンと流体との接触効率が向上するとされているが、伝熱フィンの内側に柱体が存在することにより、圧力損失が大きい。また、二重式熱交換器は、設置場所のスペースに応じて適宜曲げられることがあるが、伝熱フィンと柱体とがあると、曲げ加工が困難になるという問題がある。
【0005】
特許文献2には、内管にネジレテープやスタティックミキサー等からなる内管用伝熱促進体を挿入した二重管式熱交換器が記載されている。この二重管式熱交換器では、内管用伝熱促進体によって内管内を流れる冷媒が増速され、乱流化されて伝熱が促進されるとされているが、特許文献1のものと同様に、ねじられた伝熱促進体の存在により曲げ加工が困難である。
【0006】
特許文献3には、特許文献1と同様に、内管に波頂部と波底部と連結部とからなるコルゲート状フィンを配置し、該フィンの連結部に冷媒通過孔を形成する複数のルーバを設けるとともに、フィンの波底部より内側にねじり板を配設した二重管式熱交換器が記載されている。この二重管式熱交換器では、内管内を流れる流体は冷媒通過孔により冷媒が撹拌されるとともに、ねじり板によりフィンに偏流されて、熱交換効率が向上するとされているが、ルーバやねじり板が存在することにより、圧力損失が大きい。また、コルゲートフィンとねじり板の存在により、曲げ加工が困難になるという問題がある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
【文献】特開平11-183062号公報
【文献】特開2001-201275号公報
【文献】特開2014-224670号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
本発明は、従来の問題点に鑑みてなされたもので、熱交換効率がよく、曲げ加工が容易であり、曲げ加工部の変形にも破損なく追随可能なフィンを有する二重管式熱交換器を提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
前記課題を解決するための手段として、本発明は、外管と、前記外管の内部に挿入された内管とからなり、前記外管と前記内管との間に第1流路が形成され、前記内管の内部に第2流路が形成された二重管式熱交換器において、前記内管の内部に、前記内管の中心軸に沿って延び、湾曲した中央部と、前記内管の内面に接触する両側端部とからなる横断面形状を有し、前記横断面内で弾性変形可能な金属製のフィンが挿入され、前記フィンの前記中央部は、横断面形状で2つの半円が連続するS字形に湾曲して形成されているものである。
【0010】
本発明では、第1流体と第2流体との熱交換は、内管の管壁を介して行われる。外管と内管との間の第1流路に高温高圧の第1流体が流れ、内管の内部の第2流路に低温低圧の第2流体が流れる場合について説明すると、内管の管壁の内面から内管の第2流体への熱伝達に加えて、内管の管壁の内面からフィンの両側端部を経て中央部に至る熱伝導と、フィンの中央部の表面から第2流体への熱伝達により、内管の中央部を流れる第2流体に熱が移動する。フィンの中央部は、2箇所以上で湾曲又は屈曲しているので、第2流体の中央部との伝熱面積を、より大きくすることができるため、内管の中央部を流れる第2流体との熱交換が効率よく行われる。また、内管に挿入されたフィンは、横断面内で弾性変形可能であるので、二重管式熱交換器を設置場所に応じて、容易に曲げ加工することができる。さらに、曲げ加工により発生する内管の偏平等の変形に対しても、フィンは、破損することなく、圧縮方向にも伸張方向にも追随して、内管の内面との接触を保持することができる。
【0012】
前記フィンは、横断面形状の両側端部に、前記内管の軸方向に一定間隔で切欠きが形成されている。
【0013】
前記フィンは、前記内管の中心軸方向に分割された複数のフィンからなり、前記複数のフィンの各々は、前記内管の中心軸の周りに位相をずらせて挿入されている。
【0014】
前記フィンの両側端部は、前記フィンの弾性により前記内管の内面に接触している。
【0015】
前記フィンの両側端部の縁は、縁曲げされた面が前記内管の内面に接触している。
【発明の効果】
【0016】
本発明によれば、内管に挿入されたフィンは、中央部が2箇所以上で湾曲又は屈曲しているので、第2流体の中央部との伝熱面積を、より大きくすることができるため、内管の中央部を流れる第2流体との熱交換が効率よく行われる。また、内管に挿入されたフィンは、横断面内で弾性変形可能であるので、二重管式熱交換器を設置場所に応じて、容易に曲げ加工することができる。さらに、曲げ加工により発生する内管の偏平等の変形に対しても、フィンは、破損することなく、圧縮方向にも伸張方向にも追随して、内管の内面との接触を保持することができる。
【図面の簡単な説明】
【0017】
図1】本発明の第1実施形態に係る二重管式熱交換器の縦断面図。
図2図1のII-II線の拡大横断面図。
図3図1の二重管式熱交換器の外管、内管及びフィンを示す斜視図。
図4】内管に挿入する前のフィンの拡大横断面図。
図5図1の二重管式熱交換器を曲げた状態を示す斜視図。
図6】本発明の第2実施形態に係る二重管式熱交換器の斜視図。
図7】本発明の第3実施形態に係る二重管式熱交換器の斜視図。
図8図7の二重管式熱交換器の拡大横断面図。
図9】内管用フィンの変形例を示す二重管式熱交換器の拡大横断面図。
図10】内管用フィンの他の変形例を示す二重管式熱交換器の拡大横断面図。
【発明を実施するための形態】
【0018】
以下、本発明の実施形態を添付図面に従って説明する。
【0019】
図1は、本発明の第1実施形態に係る二重管式熱交換器1を示す。この二重管式熱交換器1は、外管2と、外管2の内部に挿入された内管3と、内管3に挿入された内管用フィン4とからなる。本実施形態では、二重管式熱交換器1は、カーエアコン用の内部熱交換器であり、外管2と内管3との間の第1流路5には高温高圧の液体の冷媒が流れ、内管3内の第2流路6には低温低圧の気体の冷媒が流れ、両冷媒は対向流であるとして説明するが、逆に、第1流路5には低温低圧の気体の冷媒が流れ、第2流路6には高温高圧の冷媒が流れてもよく、また、両者は平行流であってもよい。
【0020】
図2に示すように、外管2は、横断面円形のアルミニウム押出形材からなり、内面に長手方向に延びる複数のリブ7が、周方向に等間隔に形成されている。外管2の両端は、内管3の外面に接合されて閉じられている。外管2には、高温高圧の液体冷媒が流入する外管流入口8と、内管3の気体冷媒と熱交換を終えた液体冷媒が流出する外管流出口9とが形成されている。
【0021】
内管3は、横断面円形のアルミニウム押出形材からなり、外管2のリブ7の先端に内接又は近接する外径を有している。内管3の一端は、低温低圧の気体冷媒が流入する内管流入口10と、外管2と内管3との間の液体冷媒との熱交換を終えた気体冷媒が流出する内管流出口11とを有している。
【0022】
内管用フィン4は、図3に示すように、内管3の中心軸に沿って延び、少なくとも外管2と内管3との熱交換領域の長さと、ほぼ同じ長さを有している。内管用フィン4は、ステンレス鋼、アルミニウムなどの熱伝導性が良い金属製材料で形成されている。内管用フィン4は、図2に示すように、2箇所で湾曲した中央部12と、内管3の内面に接触する両側端部13とからなる横断面形状を有し、横断面内で両側端部13に作用する力に対して弾性変形可能である。また、内管用フィン4は、内管3の軸方向の中心線を中立軸とする曲げに対しても弾性変形可能である。内管用フィン4の横断面の両側端部13の先端13aは、内管3の内面を傷つけないように縁曲げされている。また、この先端13aの縁曲げにより、内管3の内面との接触面積が大きくなり、伝熱性が向上する。内管用フィン4の横断面の中央部12は、2つの半円が連続するS字形に湾曲して形成され、両側端部13に連続している。内管用フィン4は、金属製板材をプレス加工することで形成することができる。内管用フィン4の素材の厚さは0.3mmが好ましいが、これに限るものではない。
【0023】
内管用フィン4は、図4に示すように、内管3への挿入前に両側端部13,13の先端13a,13aの間の寸法が、内管3の内径より大きくなるように形成されている。図3に示すように、内管用フィン4を内管3に挿入する際には、両側端部13,13を押さえて、両側端部13,13の先端13a,13aの間の寸法を内管3の内径より小さくしながら先端から差し込む。これにより、図2に示すように、内管用フィン4の両側端部13は、縁曲げされた先端13aの面が内管3の内面に弾性力で接触する。なお、内管用フィン4の横断面の中央部12とは、内管3の内面と熱伝達の影響を受けない領域であり、内管3の内径の約3/4の直径で、内管3の内側の領域(図2中の1点鎖線の円で囲まれた領域)をいう。
【0024】
次に、二重管式熱交換器1の作用を説明する。図2において、外管2と内管3との間の第1流路5に流れる高温高圧の液体冷媒が保有する熱は、内管3の管壁外面への熱伝達と、内管3の管壁内の熱伝導と、内管3の管壁内面からの熱伝達とに加えて、内管3の管壁内面から内管用フィン4への熱伝導と、内管用フィン4の表面からの熱伝達とにより、内管3の第2流路6を流れる低温低圧の気体冷媒に伝わる。
【0025】
これにより、外管2と内管3との間の第1流路5を流れる高温高圧の液体冷媒と、内管3内の第2流路6を流れる低温低圧の気体冷媒との間で熱交換が行なわれ、外管2と内管3との間の第1流路5の高温高圧の液体冷媒は冷却され、内管3内の第2流路6の低温低圧の気体冷媒は加熱される。特に、内管用フィン4は、S字形に湾曲した中央部12の伝熱面積が両側端部13の伝熱面積より大きいので、内管3の第2流路6の中央部12付近を流れる気体冷媒も熱交換に寄与することになり、熱交換効率がよい。
【0026】
内管用フィン4は、中央部12がS字形に湾曲して横断面内で弾性変形可能であり、また、曲げに対しても弾性変形可能であるので、図5に示すように、二重管式熱交換器1を設置場所に応じて、容易に曲げ加工することができる。さらに、曲げ加工により発生する内管の偏平等の変形に対しても、内管用フィン4は、破損することなく、圧縮方向にも伸張方向にも追随して、内管3の内面との接触を保持することができる。
【0027】
図6は、本発明の第2実施形態に係る二重管式熱交換器1aを示す。この二重管式熱交換器1aは、内管用フィン4の両側端部13に、内管3の軸方向に一定間隔で矩形の切欠き14が形成されている以外は、第1実施形態に係る二重管式熱交換器1と同様であり、対応する部分には、同一符号を附して説明を省略する。
【0028】
切欠き14の形状は、矩形に限らず、三角形、半円形、半楕円形でもよいし、スリット状に形成してもよい。内管用フィン4の切欠き14の深さは、両側端部13の先端13aからS字形の中央部12の湾曲開始点までの間であればよい。内管用フィン4の内管3の軸方向の複数の切欠き14のピッチは、内管3の内径と同一程度が好ましい。
【0029】
このように、内管用フィン4の両側端部13に切欠き14を有するので、内管用フィン4を内管3に挿入するときの内管用フィン4の両側端部13の先端13aと内管3の内面との摩擦による抵抗が減少し、内管用フィン4を容易に挿入することができる。また、内管用フィン4の曲げ剛性が低くなり、二重管式熱交換器1aの曲げ加工が、より容易になる。さらに、曲げ加工により発生する内管の偏平等の変形に対しても、内管用フィン4は、破損することなく、圧縮方向にも伸張方向にも追随して、内管3の内面との接触を保持することができる。
【0030】
図7は、本発明の第3実施形態に係る二重管式熱交換器1bを示す。この二重管式熱交換器1bは、内管用フィン4が内管の中心軸方向に分割された複数のフィン4a,4bからなる以外は、第1実施形態に係る二重管式熱交換器1と同様であり、対応する部分には、同一符号を附して説明を省略する。
【0031】
複数のフィン4a,4bの各々は、内管3の中心軸の周りに位相をずらせて挿入されている。フィン4a,4bの長さは、内管3の内径の5~7倍が好ましく、例えば、内管3の内径が16mmの場合は、フィン4a,4bの長さは、80~112mmが好ましい。内管3の軸方向に隣接するフィン4a,4bの位相は、図8に示すように、90°ずらせてもよいが、60°ずらせてもよく、任意の位相にずらせて配置することができる。
【0032】
図8に示すように、内管3の内側の第2流路6を流れる気体冷媒の流れは、内管用フィン4bの一方の面に沿う流れと、他方の面に沿う流れに分かれるが、隣接する下流の内管用フィン4aに流入すると、上流で内管用フィン4bの一方の面に沿って流れてきた気体冷媒の一部と、内管用フィン4bの他方の面に沿って流れてきた気体冷媒の一部とが混合するので、熱交換の偏りがなくなり、熱交換効率が高まる。
【0033】
また、複数の内管用フィン4a,4bが内管3の軸方向に分離されているので、曲げ剛性が低くなり、二重管式熱交換器1bの曲げ加工が、さらに容易になる。さらに、曲げ加工により発生する内管の偏平等の変形に対しても、内管用フィン4a,4bは、破損することなく、圧縮方向にも伸張方向にも追随して、内管3の内面との接触を保持することができる。
【0034】
本発明は、以上の実施形態に限るものではなく、種々変更が可能である。例えば、内管用フィン4の横断面の中央部12の形状は、中央部12の熱交換面積が両側端部13より大きくなるように、2箇所以上の湾曲部又は屈曲部を有する形状であれば、S字形に限るものではない。例えば、図9に示すようなΩ形、図10に示すようなジグザグ形等にすることができる。
【0035】
また、前記各実施形態の内管用フィン4は、内管3の中心軸に沿って真っ直ぐに延びているが、内管用フィン4の両側端部と縁曲げ面以外の少なくとも一部が、内管3の中心軸に対して傾斜したり、或いは、内管3の中心軸方向に波形に形成したり、切り越しによりルーバーを設けてもよい。さらに、前記各実施形態の内管用フィン4の表面は、内管3の中心軸方向に平滑であるが、ディンプル加工などの凹凸加工を施して伝熱面積を大きくしてもよい。
【符号の説明】
【0036】
1,1a,1b…二重管式熱交換器
2…外管
3…内管
4…内管用フィン
5…第1流路
6…第2流路
7…リブ
8…外管流入口
9…外管流出口
10…内管流入口
11…内管流出口
12…中央部
13…両側端部
13a…先端
14…切欠き

図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10