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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2021-12-10
(45)【発行日】2022-01-13
(54)【発明の名称】宇宙船のための電力管理及び分配構造
(51)【国際特許分類】
   B64G 1/66 20060101AFI20220105BHJP
   B64G 1/42 20060101ALI20220105BHJP
   B64G 1/44 20060101ALI20220105BHJP
   H02J 7/34 20060101ALI20220105BHJP
   H02J 7/35 20060101ALI20220105BHJP
【FI】
B64G1/66 B
B64G1/42
B64G1/44
H02J7/34
H02J7/35 A
【請求項の数】 12
(21)【出願番号】P 2018030244
(22)【出願日】2018-02-23
(65)【公開番号】P2018140775
(43)【公開日】2018-09-13
【審査請求日】2020-08-25
(31)【優先権主張番号】15/443,627
(32)【優先日】2017-02-27
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(73)【特許権者】
【識別番号】500107762
【氏名又は名称】ハミルトン・サンドストランド・コーポレイション
【氏名又は名称原語表記】HAMILTON SUNDSTRAND CORPORATION
(74)【代理人】
【識別番号】100086232
【弁理士】
【氏名又は名称】小林 博通
(74)【代理人】
【識別番号】100092613
【弁理士】
【氏名又は名称】富岡 潔
(72)【発明者】
【氏名】グレゴリー アイ.ロズマン
(72)【発明者】
【氏名】マイケル アンソニー フットレル
【審査官】長谷井 雅昭
(56)【参考文献】
【文献】特開平11-266552(JP,A)
【文献】国際公開第2006/137316(WO,A1)
【文献】特開2005-168270(JP,A)
【文献】米国特許出願公開第2011/0073714(US,A1)
【文献】特開平02-101936(JP,A)
【文献】James F. Soeder and Robert J. Frye,Overview and Evolution of the LeRC PMAD DC Testbed,NASA Technical Memorandom 105842,米国,NASA,1992年08月,1-8,https://ntrs.nasa.gov/search.jsp,URL入力文字数が不足のため上位アドレス
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
B64G 1/66
H02J 7/35
B64G 1/42
B64G 1/44
H02J 7/34
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
第1の太陽電池と、第1の超コンデンサと、第1のバッテリとの少なくとも1つを備えている、第1の複数の電源と、
前記第1の複数の電源から電力を受領するように構成された、第1のコレクタバスと、
前記第1のコレクタバスから電力を受領するように構成された、制御されていないDCバスと、
前記制御されていないDCバスから第1の電力を受領するように構成された、被制御高電圧直流(HVDC)バスと、
前記制御されていないDCバスから第2の電力を受領するように構成された、第1の一次負荷双方向DC/DCコンバータと、
前記被制御HVDCバスから第1の電力を受領するように構成された、第1の二次電力分配ユニット(PDU)と、
前記被制御HVDCバスからの前記第1の電力と、前記第1の一次負荷双方向DC/DCコンバータからの前記第2の電力との少なくとも1つを受領するように構成された、第1の一次PDUと、を備え、
前記第1の一次PDUが、一次負荷に電力を供給するように構成されており、
前記被制御HVDCバスから前記第1の電力を受領し、前記第1の一次PDUに前記第1の電力を供給するように構成された、一次負荷HVDCバスと、
前記一次負荷HVDCバスに電子的に結合され、前記一次負荷HVDCバスに電力を供給するように構成された、超コンデンサと、をさらに備え、
第2の太陽電池と、第2の超コンデンサと、第2のバッテリとの少なくとも1つを備えている、第2の複数の電源と、
前記第2の複数の電源から電力を受領するように構成された、第2のコレクタバスと、
前記制御されていないDCバスから第3の電力を受領するように構成された、被制御低電圧直流(LVDC)バスと、
前記制御されていないDCバスから第4の電力を受領するように構成された、第2の一次負荷双方向DC/DCコンバータと、
前記被制御LVDCバスから前記第3の電力を受領するように構成された、第2の二次電力分配ユニット(PDU)と、
前記被制御LVDCバスからの前記第3の電力と、前記第2の一次負荷双方向DC/DCコンバータからの前記第4の電力との少なくとも1つを受領するように構成された、第2の一次PDUと、をさらに備え、
前記制御されていないDCバスが、前記第2のコレクタバスから電力を受領するように構成されている、電力管理及び分配(PMAD)システム。
【請求項2】
前記第1のコレクタバスにより、前記第1の複数の電源から受領された前記電力を制御するように構成されるとともに、前記第2のコレクタバスにより、前記第2の複数の電源から受領された前記電力を制御するように構成された、メインの負荷共有レギュレータをさらに備え、
前記第1のコレクタバスと、前記第2のコレクタバスとが並列に接続され、
前記被制御HVDCバスが、前記制御されていないDCバスから
第1の中間被制御バスと直列に接続された、第1の双方向DC/DCコンバータと、
第2の中間被制御バスと直列に接続された、第2の双方向DC/DCコンバータと、
を介して電力を受領するように構成され、
前記第1の中間被制御バスと、前記第2の中間被制御バスとが並列に接続されている、請求項に記載のPMADシステム。
【請求項3】
メインの負荷共有レギュレータと、
前記メインの負荷共有レギュレータと電子通信している、第1のコレクタバスと、
前記第1のコレクタバスに電力を供給するように構成された、第1の複数の電源と、
前記第1のコレクタバスと電子通信しており、前記第1のコレクタバスから電力を受領するように構成された、制御されていないDCバスと、
前記制御されていないDCバスと電子通信している、第1の双方向DC/DCコンバータと、
前記制御されていないDCバスと電子通信している、第2の双方向DC/DCコンバータと、
前記第1の双方向DC/DCコンバータ及び前記第2の双方向DC/DCコンバータと電子通信している第1の中間負荷共有レギュレータであって、前記第1の双方向DC/DCコンバータ及び前記第2の双方向DC/DCコンバータを制御するように構成された、前記第1の中間負荷共有レギュレータと、
前記第1の双方向DC/DCコンバータと電子通信している、第1の中間被制御バスと、
前記第2の双方向DC/DCコンバータと電子通信している、第2の中間被制御バスであって、前記第1の中間被制御バスと、前記第2の中間被制御バスとが並列に接続されている、前記第2の中間被制御バスと、
前記第1の中間被制御バスと、前記第2の中間被制御バスとの少なくとも1つから電力を受領するように構成された、被制御高電圧直流(HVDC)バスと、
前記被制御HVDCバスから電力を受領するように構成された、一次負荷HVDCバスと、
前記一次負荷HVDCバスに電力を供給するように構成された、第1の電源と、
一次電力分配ユニット(PDU)と、
前記制御されていないDCバスから電力を受領するように構成されるとともに、前記一次PDUに電力を供給するように構成された、一次負荷双方向DC/DCコンバータと、を備え、
前記一次PDUが、第1の負荷に電力を供給するように構成されている、電力管理及び分配(PMAD)システム。
【請求項4】
前記メインの負荷共有レギュレータと電子通信しているとともに、前記制御されていないDCバスと電子通信している、第2のコレクタバスと、
前記第2のコレクタバスに電力を供給するように構成された、第2の複数の電源と、
前記制御されていないDCバスと電子通信している、第3の双方向DC/DCコンバータと、
前記制御されていないDCバスと電子通信している、第4の双方向DC/DCコンバータと、
前記第3の双方向DC/DCコンバータ及び前記第4の双方向DC/DCコンバータと電子通信している、第2の中間負荷共有レギュレータであって、前記第3の双方向DC/DCコンバータ及び前記第4の双方向DC/DCコンバータを制御するように構成された、前記第2の中間負荷共有レギュレータと、
前記第3の双方向DC/DCコンバータと電子通信している、第3の中間被制御バスと、
前記第4の双方向DC/DCコンバータと電子通信している、第4の中間被制御バスであって、前記第3の中間被制御バスと、前記第4の中間被制御バスとが並列に接続されている、前記第4の中間被制御バスと、
前記第3の中間被制御バスと、前記第4の中間被制御バスとの少なくとも1つから電力を受領するように構成された、被制御低電圧直流(LVDC)バスと、
前記被制御LVDCバスから電力を受領するように構成された、一次負荷LVDCバスと、
前記一次負荷LVDCバスに電力を供給するように構成された、第2の電源と、
第2の一次電力分配ユニット(PDU)と、
前記制御されていないDCバスから電力を受領するように構成されるとともに、前記第2の一次PDUに電力を供給するように構成された、第2の一次負荷双方向DC/DCコンバータと、をさらに備え、
前記第2の一次PDUが、第2の負荷に電力を供給するように構成されている、請求項に記載のPMADシステム。
【請求項5】
前記第1のコレクタバスと、前記第2のコレクタバスとが並列に接続されている、請求項に記載のPMADシステム。
【請求項6】
前記制御されていないDCバスが、前記第1のコレクタバスと直列に接続されているとともに、前記第2のコレクタバスと直列に接続されている、請求項に記載のPMADシステム。
【請求項7】
前記第1のコレクタバスと、前記制御されていないDCバスと、前記第1の双方向DC/DCコンバータと、前記第1の中間被制御バスと、前記被制御HVDCバスとが直列に接続されている、請求項に記載のPMADシステム。
【請求項8】
前記第1の双方向DC/DCコンバータと、前記第2の双方向DC/DCコンバータとが並列に接続されている、請求項に記載のPMADシステム。
【請求項9】
前記第1の負荷が高電圧負荷を含み、前記第2の負荷が低電圧負荷を含んでいる、請求項に記載のPMADシステム。
【請求項10】
前記第1の複数の電源が、
前記第1のコレクタバスに第1の最大電力点追跡(MPPT)コンバータを介して電力を供給するように構成された、第1の太陽電池と、
前記第1のコレクタバスと、前記第1の双方向DC/DCコンバータを介して電子通信している、第1のバッテリと、
前記第1のコレクタバスと電子通信しており、前記第1のコレクタバスから前記第3の双方向DC/DCコンバータを介して電力を受領することと、前記第1のコレクタバスに前記第3の双方向DC/DCコンバータを介して電力を供給することとの少なくとも1つを行うように構成されている、第1の超コンデンサと、を備え、
前記第2の複数の電源が、
前記第2のコレクタバスに、第2の最大電力点追跡(MPPT)コンバータを介して電力を供給するように構成された、第2の太陽電池と、
前記第2のコレクタバスと、前記第2の双方向DC/DCコンバータを介して電子通信している、第2のバッテリと、
前記第2のコレクタバスと電子通信しており、前記第2のコレクタバスから第4の双方向DC/DCコンバータを介して電力を受領することと、前記第2のコレクタバスに前記第4の双方向DC/DCコンバータを介して電力を供給することとの少なくとも1つを行うように構成されている、第2の超コンデンサと、を備え、
前記メインの負荷共有レギュレータが、前記第1のMPPTコンバータ、前記第2のMPPTコンバータ、前記第1の双方向DC/DCコンバータ、及び前記第2の双方向DC/DCコンバータを制御し、
前記第1のバッテリが、前記第1のコレクタバスから前記第1の双方向DC/DCコンバータを介して電力を受領することと、前記第1のコレクタバスに前記第1の双方向DC/DCコンバータを介して電力を供給することとの少なくとも1つを行うように構成されている、請求項に記載のPMADシステム。
【請求項11】
前記第1の電源が第1の超コンデンサを備え、前記第2の電源が第2の超コンデンサを備えている、請求項に記載のPMADシステム。
【請求項12】
第1のコレクタバスにより、第1の複数の電源から電力を受領することと、
第2のコレクタバスにより、第2の複数の電源から電力を受領することと、
メインの負荷共有レギュレータにより、前記第1のコレクタバスによって受領される前記電力、及び、前記第2のコレクタバスによって受領される前記電力を制御することと、
制御されていないDCバスにより、前記第1のコレクタバスと、前記第2のコレクタバスとの少なくとも1つから電力を受領することであって、前記第1のコレクタバスと前記第2のコレクタバスとが並列に接続されている、前記受領することと、
被制御高電圧直流(HVDC)バスにより、前記制御されていないDCバスから電力を受領することと、
一次負荷HVDCバスにより、前記被制御HVDCバスから電力を受領することと、
一次負荷双方向DC/DCコンバータにより、前記制御されていないDCバスから電力を受領することと、
一次電力分配ユニット(PDU)により、前記一次負荷HVDCバスと、前記一次負荷双方向DC/DCコンバータとの少なくとも1つから電力を受領することと、を含み、
前記一次負荷HVDCバスにより、コンデンサから双方向DC/DCコンバータを介して電力を受領することと、
前記一次負荷HVDCバスにより、前記負荷から電力を受領することとの少なくとも1つをさらに含む、負荷への電力の供給方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は概して、電力システムに関し、より詳細には、宇宙船のための電力システムの設計に関する。
【背景技術】
【0002】
宇宙船は通常、宇宙船に搭載された様々な電子装置及び/または電気機械装置に給電するための、電力システムを採用している。蓄電キャパシティは、宇宙旅行の遠い性質に起因して、宇宙飛行の間、制限される場合がある。太陽電池は、電力システムのための再生可能エネルギ源を提供するために使用される場合がある。
【発明の概要】
【課題を解決するための手段】
【0003】
電力管理及び分配(PMAD)システムは、様々な実施形態に関して開示される。PMADシステムは、第1の太陽電池と、第1の超コンデンサと、第1のバッテリとの少なくとも1つを備えている、第1の複数の電源と、第1の複数の電源から電力を受領するように構成された、第1のコレクタバスと、第1のコレクタバスから電力を受領するように構成された、制御されていないDCバスと、制御されていないDCバスから第1の電力を受領するように構成された、被制御高電圧直流(HVDC)バスと、制御されていないDCバスから第2の電力を受領するように構成された、第1の一次負荷双方向DC/DCコンバータと、被制御HVDCバスから第1の電力を受領するように構成された、第1の二次電力分配ユニット(PDU)と、被制御HVDCバスからの第1の電力と、第1の一次負荷双方向DC/DCコンバータからの第2の電力との少なくとも1つを受領するように構成された、第1の一次PDUと、を備え得、第1の一次PDUが、一次負荷に電力を供給するように構成されている。
【0004】
様々な実施形態では、PMADシステムは、被制御HVDCバスから第1の電力を受領し、第1の一次PDUに第1の電力を供給するように構成された、一次負荷HVDCバスと、一次負荷HVDCバスに電子的に結合され、一次負荷HVDCバスに電力を供給するように構成された、超コンデンサと、をさらに備え得る。PMADシステムは、第2の太陽電池と、第2の超コンデンサと、第2のバッテリとの少なくとも1つを備えている、第2の複数の電源と、第2の複数の電源から電力を受領するように構成された、第2のコレクタバスと、制御されていないDCバスから第3の電力を受領するように構成された、被制御低電圧直流(LVDC)バスと、制御されていないDCバスから第4の電力を受領するように構成された、第2の一次負荷双方向DC/DCコンバータと、被制御LVDCバスから第3の電力を受領するように構成された、第2の二次電力分配ユニット(PDU)と、被制御LVDCバスからの第3の電力と、第2の一次負荷双方向DC/DCコンバータからの第4の電力との少なくとも1つを受領するように構成された、第2の一次PDUと、をさらに備え得、制御されていないDCバスが、第2のコレクタバスから電力を受領するように構成されている。PMADシステムは、第1のコレクタバスにより、第1の複数の電源から受領された電力を制御するように構成されるとともに、第2のコレクタバスにより、第2の複数の電源から受領された電力を制御するように構成された、メインの負荷共有レギュレータをさらに備え得る。第1のコレクタバスと、第2のコレクタバスとは、並列に接続され得る。被制御HVDCバスは、制御されていないDCバスから、第1の中間被制御バスと直列に接続された、第1の双方向DC/DCコンバータと、第2の中間被制御バスと直列に接続された、第2の双方向DC/DCコンバータと、を介して電力を受領するように構成され得、第1の中間被制御バスと、第2の中間被制御バスとが並列に接続されている。
【0005】
PMADシステムは、様々な実施形態に関して開示される。PMADシステムは、メインの負荷共有レギュレータと、メインの負荷共有レギュレータと電子通信している、第1のコレクタバスと、第1のコレクタバスに電力を供給するように構成された、第1の複数の電源と、第1のコレクタバスと電子通信しており、第1のコレクタバスから電力を受領するように構成された、制御されていないDCバスと、制御されていないDCバスと電子通信している、第1の双方向DC/DCコンバータと、制御されていないDCバスと電子通信している、第2の双方向DC/DCコンバータと、第1の双方向DC/DCコンバータ及び第2の双方向DC/DCコンバータと電子通信している第1の中間負荷共有レギュレータであって、第1の双方向DC/DCコンバータ及び第2の双方向DC/DCコンバータを制御するように構成された、第1の中間負荷共有レギュレータと、第1の双方向DC/DCコンバータと電子通信している、第1の中間被制御バスと、第2の双方向DC/DCコンバータと電子通信している、第2の中間被制御バスであって、第1の中間被制御バスと、第2の中間被制御バスとが並列に接続されている、第2の中間被制御バスと、第1の中間被制御バスと、第2の中間被制御バスとの少なくとも1つから電力を受領するように構成された、被制御高電圧直流(HVDC)バスと、被制御HVDCバスから電力を受領するように構成された、一次負荷HVDCバスと、一次負荷HVDCバスに電力を供給するように構成された、第1の電源と、一次電力分配ユニット(PDU)と、制御されていないDCバスから電力を受領するように構成されるとともに、一次PDUに電力を供給するように構成された、一次負荷双方向DC/DCコンバータと、を備え得、一次PDUが、第1の負荷に電力を供給するように構成されている。
【0006】
様々な実施形態では、PMADシステムは、メインの負荷共有レギュレータと電子通信しているとともに、制御されていないDCバスと電子通信している、第2のコレクタバスと、第2のコレクタバスに電力を供給するように構成された、第2の複数の電源と、制御されていないDCバスと電子通信している、第3の双方向DC/DCコンバータと、制御されていないDCバスと電子通信している、第4の双方向DC/DCコンバータと、第3の双方向DC/DCコンバータ及び第4の双方向DC/DCコンバータと電子通信している、第2の中間負荷共有レギュレータであって、第3の双方向DC/DCコンバータ及び第4の双方向DC/DCコンバータを制御するように構成された、第2の中間負荷共有レギュレータと、第3の双方向DC/DCコンバータと電子通信している、第3の中間被制御バスと、第4の双方向DC/DCコンバータと電子通信している、第4の中間被制御バスであって、第3の中間被制御バスと、第4の中間被制御バスとが並列に接続されている、第4の中間被制御バスと、第3の中間被制御バスと、第4の中間被制御バスとの少なくとも1つから電力を受領するように構成された、被制御低電圧直流(LVDC)バスと、被制御LVDCバスから電力を受領するように構成された、一次負荷LVDCバスと、一次負荷LVDCバスに電力を供給するように構成された、第2の電源と、第2の一次電力分配ユニット(PDU)と、制御されていないDCバスから電力を受領するように構成されるとともに、第2の一次PDUに電力を供給するように構成された、第2の一次負荷双方向DC/DCコンバータと、をさらに備え得、第2の一次PDUが、第2の負荷に電力を供給するように構成されている。第1のコレクタバスと、第2のコレクタバスとは、並列に接続され得る。制御されていないDCバスは、第1のコレクタバスと直列に接続されているとともに、第2のコレクタバスと直列に接続され得る。第1のコレクタバスと、制御されていないDCバスと、第1の双方向DC/DCコンバータと、第1の中間被制御バスと、被制御HVDCバスとは、直列に接続され得る。第1の双方向DC/DCコンバータと、第2の双方向DC/DCコンバータとは、並列に接続され得る。第1の負荷が高電圧負荷を含み得、第2の負荷が低電圧負荷を含み得る。第1の複数の電源は、第1のコレクタバスに第1の最大電力点追跡(MPPT)コンバータを介して電力を供給するように構成された、第1の太陽電池と、第1のコレクタバスと、第1の双方向DC/DCコンバータを介して電子通信している、第1のバッテリと、第1のコレクタバスと電子通信しており、第1のコレクタバスから第3の双方向DC/DCコンバータを介して電力を受領することと、第1のコレクタバスに第3の双方向DC/DCコンバータを介して電力を供給することとの少なくとも1つを行うように構成されている、第1の超コンデンサと、を備え得る。第2の複数の電源は、第2のコレクタバスに、第2の最大電力点追跡(MPPT)コンバータを介して電力を供給するように構成された、第2の太陽電池と、第2のコレクタバスと、第2の双方向DC/DCコンバータを介して電子通信している、第2のバッテリと、第2のコレクタバスと電子通信しており、第2のコレクタバスから第4の双方向DC/DCコンバータを介して電力を受領することと、第2のコレクタバスに第4の双方向DC/DCコンバータを介して電力を供給することとの少なくとも1つを行うように構成されている、第2の超コンデンサと、を備え得る。メインの負荷共有レギュレータは、第1のMPPTコンバータ、第2のMPPTコンバータ、第1の双方向DC/DCコンバータ、及び第2の双方向DC/DCコンバータを制御し得る。第1のバッテリは、第1のコレクタバスから第1の双方向DC/DCコンバータを介して電力を受領することと、第1のコレクタバスに第1の双方向DC/DCコンバータを介して電力を供給することとの少なくとも1つを行うように構成され得る。第1の電源は第1の超コンデンサを備え得、第2の電源は第2の超コンデンサを備え得る。
【0007】
様々な実施形態に係る、負荷に電力を供給するための方法が開示される。負荷への電力の供給方法は、第1のコレクタバスにより、第1の複数の電源から電力を受領することと、第2のコレクタバスにより、第2の複数の電源から電力を受領することと、メインの負荷共有レギュレータにより、第1のコレクタバスによって受領される電力、及び、第2のコレクタバスによって受領される電力を制御することと、制御されていないDCバスにより、第1のコレクタバスと、第2のコレクタバスとの少なくとも1つから電力を受領することであって、第1のコレクタバスと第2のコレクタバスとが並列に接続されている、受領することと、被制御高電圧直流(HVDC)バスにより、制御されていないDCバスから電力を受領することと、一次負荷HVDCバスにより、被制御HVDCバスから電力を受領することと、一次負荷双方向DC/DCコンバータにより、制御されていないDCバスから電力を受領することと、一次電力分配ユニット(PDU)により、一次負荷HVDCバスと、一次負荷双方向DC/DCコンバータとの少なくとも1つから電力を受領することと、を含み得る。
【0008】
様々な実施形態では、本方法は、一次負荷HVDCバスにより、コンデンサから双方向DC/DCコンバータを介して電力を受領することをさらに含み得る。本方法は、一次負荷HVDCバスにより、負荷から電力を受領することをさらに含み得る。
【0009】
上述の特徴、要素、ステップ、または方法は、本明細書において別様に明確に示されていない限り、排他的になることなく、様々な組合せで組み合わせられ得る。これら特徴、要素、ステップ、または方法、及び、開示の実施形態の操作は、以下の詳細な説明及び添付の図面に照らして、より明らかになるであろう。
【0010】
本開示の主題は、明細書のまとめ部分において、特に指摘されるか、明確に請求される。しかし、本開示のより完全な理解が、図面に関して考慮する場合、詳細な説明及び特許請求の範囲を参照することにより、最適に得られる場合がある。図中、同様の参照符号は同様の要素を示している。
【図面の簡単な説明】
【0011】
図1A】様々な実施形態に係る、一次負荷のサポートを伴う、電力管理及び分配(PMAD)システムの概略図である。
図1B】様々な実施形態に係る、一次負荷のサポートを伴う、電力管理及び分配(PMAD)システムの概略図である。
図1C】様々な実施形態に係る、一次負荷のサポートを伴う、電力管理及び分配(PMAD)システムの概略図である。
図1D】様々な実施形態に係る、一次負荷のサポートを伴う、電力管理及び分配(PMAD)システムの概略図である。
図2】様々な実施形態に係る、一次負荷と電子通信している電力分配ユニット(PDU)の概略図である。
図3】様々な実施形態に係る、一次負荷と電子通信している電力分配ユニット(PDU)の概略図である。
図4】様々な実施形態に係る、負荷に電力を供給するための方法を示す図である。
図5】様々な実施形態に係る、第1の太陽電池及び第2の太陽電池によって供給される電力を制御するように構成された負荷共有レギュレータの概略図である。
図6】様々な実施形態に係る、第1のバッテリ及び第2のバッテリによって供給される電力を制御するように構成された負荷共有レギュレータの概略図である。
図7】様々な実施形態に係る、制御されていないDCバスと、並列に接続された第1のDC/DCコンバータと第2のDC/DCコンバータとのための、負荷共有レギュレータの概略図である。
【発明を実施するための形態】
【0012】
様々な実施形態の詳細な説明が、本明細書において、例として様々な実施形態を示す添付図面を参照する。これら様々な実施形態が、当業者が本発明を実施することを可能にするように十分に詳細に記載されているが、他の実施形態が実現され得、また、その論理的、化学的、及び機械的変形が、本発明の精神及び範囲を逸脱することなく行われ得ることを理解されたい。このため、本明細書の詳細な説明は、もっぱら例示を目的として提供されるものであり、限定を目的として提供されるものではない。たとえば、方法またプロセスの記載のいずれかに述べられる各ステップは、任意の順番で実行され得、提示されている順番に必ずしも限定されるものではない。さらに、単数に対するいずれの参照も、複数の実施形態を含んでおり、また、2つ以上の構成要素またはステップに対するいずれの参照も、単数の実施形態またはステップを含み得る。また、取り付けられているか、固定されているか、接続されているか、などのいずれの参照も、恒久的なもの、取外し可能なもの、一時的なもの、部分的なもの、完全なもの、及び/または任意の他の可能性のある取付けのオプションを含み得る。さらに、接触していないこと(または類似のフレーズ)のいずれの参照も、やはり、低減された接触、または最小の接触を含み得る。
【0013】
本明細書における詳細な説明では、「1つの実施形態(one embodiment)」、「一実施形態(an embodiment)」、「様々な実施形態(various embodiments)」などに対する参照は、記載の実施形態が、特定の特徴、構造、または特性を含み得るが、すべての実施形態が、その特定の特徴、構造、または特性を必ずしも含まない場合があることを示している。さらに、そのようなフレーズは、必ずしも同じ実施形態を参照していない。さらに、特定の特徴、構造、または特性が一実施形態と繋げて記載されている場合、明確に記載されているかどうかに関わらず、他の実施形態と繋がっているそのような特徴、構造、または特性に影響を及ぼすことが、当業者の知識内にあることを述べている。詳細な説明を読んだ後は、関連技術(複数の場合もある)の当業者には、代替実施形態において、本開示をどのように実施するかが明らかになるであろう。
【0014】
システムプログラムの指示及び/またはコントローラの指示は、その中に指示を記録した、持続性、有形のコンピュータ可読媒体にロードされている場合がある。このコンピュータ可読媒体は、コントローラによる実行に応じて、コントローラに、様々な操作を実施させる。「持続性(non-transitory)」との用語は、伝播する、それ自体は一時的な信号を、特許請求する範囲から除去するものと理解されるものであり、伝播する、それ自体は一時的な信号のみではない、すべてのスタンダードなコンピュータ可読媒体の権利を放棄しない。別様に述べられている場合、「持続性コンピュータ可読媒体(non-transitory computer-readable medium)」及び「持続性コンピュータ可読記録媒体(non-transitory computer-readable storage medium)」との用語の意味は、35U.S.C.§101の下で、特許可能な主題の範囲外となる、In Re Nuijtenに見られる、一時的なコンピュータ可読媒体のそれらタイプのみを除くように解釈されるものとする。
【0015】
本明細書で使用される場合、「電子通信(electronic communication)」は、物理的結合(たとえば、「電気通信(electrical communication)」または「電気的に結合されている(electrically coupled)」)を伴うか、物理的結合なしで、かつ、電磁場を介して(たとえば、「誘導通信(inductive communication)」または「誘導的に結合した(inductively coupled)」または「誘導結合(inductive coupling)」)の、電子信号の通信を意味する。これについては、「電子通信」との用語の使用は、「電気通信」と「誘導通信」との両方を含んでいる。
【0016】
本明細書で使用される場合、「接続された(connected)」または「結合した(coupled)」は、「電子通信している(in electronic communication)」ことを意味する。本明細書で使用される場合、「直接の電子通信(direct electronic communication)」は、ワイヤなどの、電力の線以外の「電子通信」における中間デバイスなしでの電子信号の通信を意味している。
【0017】
本明細書に記載される電力システムは、電力を負荷に搬送する際の冗長性を提供して、宇宙船の安全な離陸、フライト、及び着陸を維持し得る。本明細書に記載される電力システムは、正常な動作の間、パワーエレクトロニクスの構成要素上の電気的及び熱的ストレスを低減し得る。本明細書に記載される電力システムは、電力システムを必要以上に大型化することなく、迅速な加速または再生などの、通常はアクチュエータの動作と関連付けられた動的ピーク電力を支持し得る。本明細書に記載される電力システムは、一次負荷の1つが短絡回路または過負荷の条件にある間、電源バスに接続された一次負荷の電圧の波及効果を最小にし得る。本明細書に記載される電力システムは、電流がタイム・トリップ・カーブの特性を満たすように、高い過負荷の可能性を満たす場合がある。本明細書に記載される電力システムは、固形状態の電源コントローラ(SSPC)のサイズを低減することを可能にする場合がある。
【0018】
図1Aから図1Dを参照すると、様々な実施形態に係る、一次負荷のサポートを伴う、電力管理及び分配(PMAD)システム100が示されている。PMADシステム100は、図1A及び図1Cに示す高電圧システム、ならびに、図1B及び図1Dに示す低電圧システムを含み得る。図1Aを参照すると、PMADシステム100は、複数の電源(本明細書においては、第1の複数の電源とも呼ばれる)102を含み得る。電源102は、太陽電池(本明細書においては、第1の太陽電池とも呼ばれる)104、バッテリ(本明細書においては、第1のバッテリとも呼ばれる)106、及び/または超コンデンサ(本明細書においては、第1の超コンデンサとも呼ばれる)108を含み得る。太陽電池104は、太陽光起電性電源システムを備え得る。バッテリ106は、リチウムイオンバッテリを備え得る。PMADシステム100は、制御されていない直流(DC)バス120を含み得る。電源102は、制御されていないDCバス120に電力を供給し得る。太陽電池104は、制御されていないDCバス120に電力を供給し得る。バッテリ106は、制御されていないDCバス120に電力を供給し得る。超コンデンサ108は、制御されていないDCバス120に電力を供給し得る。
【0019】
様々な実施形態では、PMADシステム100は、最大電力点追跡(MPPT)コンバータ(本明細書においては、第1のMPPTコンバータとも呼ばれる)112、双方向DC/DCコンバータ(本明細書においては、第1の双方向DC/DCコンバータとも呼ばれる)114、及び双方向DC/DCコンバータ(本明細書においては、第2の双方向DC/DCコンバータとも呼ばれる)116を含み得る。MPPTコンバータ112は、太陽電池104と制御されていないDCバス120との間に結合され得る。双方向DC/DCコンバータ114は、バッテリ106と制御されていないDCバス120との間に結合され得る。双方向DC/DCコンバータ116は、超コンデンサ108と制御されていないDCバス120との間に結合され得る。
【0020】
様々な実施形態では、PMADシステム100は、電源102と制御されていないDCバス120との間に直列に接続された第1のコレクタバス118を含み得る。これに関し、電源102は、第1のコレクタバス118を介して、制御されていないDCバス120に電力を供給し得る。第1のコレクタバス118は、太陽電池104から、MPPTコンバータ112を介して電力を受領し得る。第1のコレクタバス118は、バッテリ106から、双方向DC/DCコンバータ114を介して電力を受領し得る。第1のコレクタバス118は、超コンデンサ108から、双方向DC/DCコンバータ116を介して電力を受領し得る。様々な実施形態では、バッテリ106は、太陽電池104から、第1のコレクタバス118を介して電力を受領し得る。様々な実施形態では、超コンデンサ108は、太陽電池104から、第1のコレクタバス118を介して電力を受領し得る。太陽電池104は、バッテリ106が、たとえば閾値よりも小である電荷を有するのに応じて、バッテリ106に、第1のコレクタバス118を介して電力を供給し得る。太陽電池104は、太陽電池104が太陽光を受ける間、太陽電池104が第1のコレクタバス118に電力を供給するのに応じて、バッテリ106に、第1のコレクタバス118を介して電力を供給し得る。同様に、太陽電池104は、超コンデンサ108に、第1のコレクタバス118を介して電力を供給し得る。
【0021】
様々な実施形態では、PMADシステム100は、双方向DC/DCコンバータ(本明細書においては、第1の双方向DC/DCコンバータとも呼ばれる)130を含み得る。PMADシステム200は、双方向DC/DCコンバータ(本明細書においては、第2の双方向DC/DCコンバータとも呼ばれる)132を含み得る。PMADシステム100は、中間負荷共有レギュレータ(本明細書においては、第1の中間負荷共有レギュレータとも呼ばれる)134を含み得る。PMADシステム100は、第1の中間被制御バス136と、第2の中間被制御バス138とを含み得る。双方向DC/DCコンバータ130は、制御されていないDCバス120から電力を受領し得る。双方向DC/DCコンバータ132は、制御されていないDCバス120から電力を受領し得る。中間負荷共有レギュレータ134は、双方向DC/DCコンバータ130と電子通信し、かつ、双方向DC/DCコンバータ132と電子通信している場合がある。中間負荷共有レギュレータ134は、第1の中間被制御バス136により、双方向DC/DCコンバータ130から受領された電力を制御し得る。中間負荷共有レギュレータ134は、第2の中間被制御バス138により、双方向DC/DCコンバータ132から受領された電力を制御し得る。第1の中間被制御バス136と第2の中間被制御バス138とは、並列に構成され得る。PMADシステム100は、被制御高電圧直流(HVDC)バス140を含み得る。双方向DC/DCコンバータ130は、制御されていないDCバス120と、被制御HVDCバス140との間に直列に接続され得る。双方向DC/DCコンバータ132は、制御されていないDCバス120と、被制御HVDCバス140との間に直列に接続され得る。被制御HVDCバス140は、第1の中間被制御バス136及び/または第2の中間被制御バス138から電力を受領し得る。これに関し、制御されていないDCバス120は、被制御HVDCバス140に、双方向DC/DCコンバータ130及び/または双方向DC/DCコンバータ132を介して電力を供給し得る。双方向DC/DCコンバータ130及び双方向DC/DCコンバータ132は、各々が直流電気に関し絶縁されている場合がある。
【0022】
様々な実施形態では、PMADシステム100は、電力分配ユニット(PDU)(本明細書においては、第1の二次PDUとも呼ばれる)150を含み得る。様々な実施形態では、PDU150は、直接の電子通信において、被制御HVDCバス140と接続され得る。PDU150は、被制御HVDCバス140からの電力を負荷152に分配し得る。PDU150は、電気ヒューズ、回路ブレーカ、及び/または固体電力コントローラ(SSPC)を備え得る。負荷152は、本明細書においては、第1の複数の二次負荷と呼ばれる場合がある。たとえば、負荷152は、ライトまたは、電力を受領するように構成された他の二次電気デバイスを含み得る。
【0023】
様々な実施形態では、PMADシステム100は、一次負荷HVDCバス142を含み得る。一次負荷HVDCバス142は、被制御HVDCバス140から電力を受領し得る。PMADシステム100は、超コンデンサ122及び双方向DC/DCコンバータ124を含み得る。超コンデンサ122は、一次負荷HVDCバス142に、双方向DC/DCコンバータ124を介して電力を供給し得る。PMADシステム100は、双方向DC/DCコンバータ(本明細書においては、一次負荷双方向DC/DCコンバータとも呼ばれる)144を含み得る。双方向DC/DCコンバータ144は、直流電気に関し絶縁されている場合がある。双方向DC/DCコンバータ144は、制御されていないDCバス120から電力を受領し得る。
【0024】
図1A図1Cとを組み合わせて参照すると、PMADシステム100は、PDU160を含み得る。PDU160は、一次負荷HVDCバス142から、及び/または双方向DC/DCコンバータ144から、電力を受領し得る。様々な実施形態では、PDU160は、直接の電子通信において、一次負荷HVDCバス142と接続され得る。様々な実施形態では、PDU160は、直接の電子通信において、双方向DC/DCコンバータ144と接続され得る。PDU160は、前述の電力を様々な一次負荷162に向ける場合がある。様々な実施形態では、一次負荷162は、アクチュエータ、モータ、または、電力を受領するように構成された任意の他の電子デバイスを備え得る。これに関し、PDU160は、一次負荷HVDCバス142を介しての電力信号(本明細書においては、第1の電力とも呼ばれる)146、及び/または、双方向DC/DCコンバータ144を介しての電力信号(本明細書においては、第2の電力とも呼ばれる)148を受領するように構成され得る。この方式で、PMADシステム100のこの構造により、一次負荷162をサポートするための冗長性が提供される。
【0025】
様々な実施形態では、PMADシステム100は、メインの負荷共有レギュレータ101を含み得る。メインの負荷共有レギュレータ101は、MPPTコンバータ112、双方向DC/DCコンバータ114、及び/または双方向DC/DCコンバータ116と電子通信している場合がある。メインの負荷共有レギュレータ101は、第1のコレクタバス118により、太陽電池104、バッテリ106、及び/または超コンデンサ108から受領した電力を制御し得る。様々な実施形態では、メインの負荷共有レギュレータ101は、バッテリ106により、太陽電池104から受領した電力を制御し得る。様々な実施形態では、メインの負荷共有レギュレータ101は、超コンデンサ108により、太陽電池104から受領した電力を制御し得る。
【0026】
図1Bを参照すると、PMADシステム100は、複数の電源(本明細書においては、第2の複数の電源とも呼ばれる)202、及び第2のコレクタバス218を含み得る。電源202は、太陽電池(本明細書においては、第2の太陽電池とも呼ばれる)204、MPPTコンバータ(本明細書においては、第2のMPPTコンバータとも呼ばれる)212、双方向DC/DCコンバータ(本明細書においては、第2の双方向DC/DCコンバータとも呼ばれる)214、バッテリ(本明細書においては、第2のバッテリとも呼ばれる)206を含み得る。
【0027】
様々な実施形態では、PMADシステム100は、最大電力点追跡(MPPT)コンバータ(本明細書においては、第2のMPPTコンバータとも呼ばれる)212、双方向DC/DCコンバータ(本明細書においては、第3の双方向DC/DCコンバータとも呼ばれる)214、及び双方向DC/DCコンバータ(本明細書においては、第4の双方向DC/DCコンバータとも呼ばれる)216を含み得る。MPPTコンバータ212は、太陽電池204と制御されていないDCバス120との間に結合され得る。双方向DC/DCコンバータ214は、バッテリ206と制御されていないDCバス120との間に結合され得る。双方向DC/DCコンバータ216は、超コンデンサ208と制御されていないDCバス120との間に結合され得る。電源202と、MPPTコンバータ212と、双方向DC/DCコンバータ214とは、電源102と、MPPTコンバータ112と、双方向DC/DCコンバータ114とに、それぞれ類似している場合がある。
【0028】
様々な実施形態では、PMADシステム100は、電源202と制御されていないDCバス120との間に直列に接続された第2のコレクタバス218を含み得る。これに関し、電源202は、第2のコレクタバス218を介して、制御されていないDCバス120に電力を供給し得る。第2のコレクタバス218は、太陽電池204から、MPPTコンバータ212を介して電力を受領し得る。第2のコレクタバス218は、バッテリ206から、双方向DC/DCコンバータ214を介して電力を受領し得る。第2のコレクタバス218は、超コンデンサ208から、双方向DC/DCコンバータ216を介して電力を受領し得る。様々な実施形態では、バッテリ206は、太陽電池204から、第2のコレクタバス218を介して電力を受領し得る。様々な実施形態では、超コンデンサ208は、太陽電池204から、第2のコレクタバス218を介して電力を受領し得る。太陽電池204は、バッテリ206が、たとえば閾値よりも小である電荷を有するのに応じて、バッテリ206に、第2のコレクタバス218を介して電力を供給し得る。太陽電池204は、太陽電池104が太陽光を受ける間、太陽電池104が第2のコレクタバス218に電力を供給するのに応じて、バッテリ206に、第2のコレクタバス218を介して電力を供給し得る。同様に、太陽電池104は、超コンデンサ108に、第2のコレクタバス218を介して電力を供給し得る。
【0029】
様々な実施形態では、PMADシステム100は、双方向DC/DCコンバータ(本明細書においては、第3の双方向DC/DCコンバータとも呼ばれる)230を含み得る。PMADシステム100は、双方向DC/DCコンバータ(本明細書においては、第4の双方向DC/DCコンバータとも呼ばれる)232を含み得る。PMADシステム100は、中間負荷共有レギュレータ(本明細書においては、第2の中間負荷共有レギュレータとも呼ばれる)234を含み得る。PMADシステム100は、第3の中間被制御バス236と、第4の中間被制御バス238とを含み得る。双方向DC/DCコンバータ230は、制御されていないDCバス120から電力を受領し得る。双方向DC/DCコンバータ232は、制御されていないDCバス120から電力を受領し得る。中間負荷共有レギュレータ234は、双方向DC/DCコンバータ230と電子通信し、かつ、双方向DC/DCコンバータ232と電子通信している場合がある。中間負荷共有レギュレータ234は、第3の中間被制御バス236により、双方向DC/DCコンバータ230から受領された電力を制御し得る。中間負荷共有レギュレータ234は、第4の中間被制御バス238により、双方向DC/DCコンバータ232から受領された電力を制御し得る。第3の中間被制御バス236と第4の中間被制御バス238とは、並列に構成され得る。PMADシステム100は、被制御低電圧直流(LVDC)バス240を含み得る。双方向DC/DCコンバータ230は、制御されていないDCバス120と、被制御LVDCバス240との間に直列に接続され得る。双方向DC/DCコンバータ232は、制御されていないDCバス120と、被制御LVDCバス240との間に直列に接続され得る。被制御LVDCバス240は、第3の中間被制御バス236及び/または第4の中間被制御バス238から電力を受領し得る。これに関し、制御されていないDCバス120は、被制御LVDCバス240に、双方向DC/DCコンバータ230及び/または双方向DC/DCコンバータ232を介して電力を供給し得る。双方向DC/DCコンバータ230及び双方向DC/DCコンバータ232は、各々が直流電気に関し絶縁されている場合がある。
【0030】
様々な実施形態では、PMADシステム100は、電力分配ユニット(PDU)(本明細書においては、第2の二次PDUとも呼ばれる)250を含み得る。様々な実施形態では、PDU250は、直接の電子通信において、被制御LVDCバス240と接続され得る。PDU250は、被制御LVDCバス240からの電力を負荷252に分配し得る。PDU250は、電気ヒューズ、回路ブレーカ、及び/またはSSPCを備え得る。負荷252は、本明細書においては、第2の複数の二次負荷と呼ばれる場合がある。たとえば、負荷252は、ライトまたは、電力を受領するように構成された他の二次電気デバイスを含み得る。
【0031】
様々な実施形態では、PMADシステム100は、一次負荷LVDCバス242を含み得る。一次負荷LVDCバス242は、被制御LVDCバス240から電力を受領し得る。PMADシステム100は、超コンデンサ222及び双方向DC/DCコンバータ224を含み得る。超コンデンサ222は、一次負荷LVDCバス242に、双方向DC/DCコンバータ224を介して電力を供給し得る。PMADシステム100は、双方向DC/DCコンバータ244を含み得る。双方向DC/DCコンバータ244は、直流電気に関し絶縁されている場合がある。双方向DC/DCコンバータ244は、制御されていないDCバス120から電力を受領し得る。
【0032】
図1B図1Dとを組み合わせて参照すると、PMADシステム100は、PDU260を含み得る。PDU260は、一次負荷LVDCバス242から、及び/または双方向DC/DCコンバータ244から、電力を受領し得る。様々な実施形態では、PDU260は、直接の電子通信において、一次負荷LVDCバス242と接続され得る。様々な実施形態では、PDU260は、直接の電子通信において、双方向DC/DCコンバータ244と接続され得る。PDU260は、前述の電力を様々な一次負荷262に向ける場合がある。様々な実施形態では、一次負荷262は、アクチュエータ、モータ、または、電力を受領するように構成された任意の他の電子デバイスを備え得る。これに関し、PDU260は、一次負荷LVDCバス242を介しての電力信号(本明細書においては、第3の電力とも呼ばれる)246、及び/または、双方向DC/DCコンバータ244を介しての電力信号(本明細書においては、第4の電力とも呼ばれる)248を受領するように構成され得る。この方式で、PMADシステム100のこの構造により、一次負荷262をサポートするための冗長性が提供される。
【0033】
図1Bを参照すると、メインの負荷共有レギュレータ101は、MPPTコンバータ212、双方向DC/DCコンバータ214、及び/または双方向DC/DCコンバータ216と電子通信している場合がある。メインの負荷共有レギュレータ101は、第2のコレクタバス218により、太陽電池204、バッテリ206、及び/または超コンデンサ208から受領した電力を制御し得る。様々な実施形態では、メインの負荷共有レギュレータ101は、バッテリ206により、太陽電池204から受領した電力を制御し得る。様々な実施形態では、メインの負荷共有レギュレータ101は、超コンデンサ208により、太陽電池204から受領した電力を制御し得る。
【0034】
図1Aから図1Dを組み合わせて参照すると、双方向DC/DCコンバータ124、130、132、144、230、232、224、及び/または244は、負荷152、162、252、及び/または262間に充電能力を提供し得る。様々な実施形態では、一次負荷162は、たとえばモータ/ジェネレータなどの回生デバイスを備え得る。前述の負荷162は、制御されていないDCバス120に、たとえば双方向DC/DCコンバータ144を介して電力を供給して、複数の電源102、202のいずれかを充電し得る。
【0035】
図2を参照すると、様々な実施形態に係る、複数の一次負荷362に電子的に結合したPDU360の概略図が示されている。PDU360は、第1のバス372に結合した、第1の複数のDC固形電力コントローラ(SSPC)364を備え得る。第1の複数のDC SSPC364は、第1のバス372を介して受領した第1の電力を制御し得る。PDU360は、第2のバス374に結合した、第2の複数のDC SSPC366を備え得る。第2の複数のDC SSPC366は、第2のバス374を介して受領した第2の電力を制御し得る。
【0036】
様々な実施形態では、一次負荷362は、複数の可変速モータ駆動負荷(VS MDL)370に結合した複数のモータコントローラ368を備え得る。複数のモータコントローラ368は、第1の複数のDC SSPC364を介して第1の電力を受領し得る。複数のモータコントローラ368は、第2の複数のDC SSPC366を介して第2の電力を受領し得る。この方式で、PDU360は、1つまたは複数のVS MDL370に電力を供給するとともに、電力を制御し得る。様々な実施形態では、VS MDL370は、ステータ巻き線の2つのセットを備えた永久磁石モータなどを備え得る。
【0037】
図3を参照すると、様々な実施形態に係る、複数の一次負荷363に電子的に結合したPDU361の概略図が示されている。PDU361は、第1のインバータ369及び第2のインバータ371を備え得る。第1のインバータ369は、第1のバス375から第1のDC電力を受領し得る。第1のインバータ369は、第1の交流(AC)電力を生成し得る。PDU361は、第1のインバータ369に電子的に結合した、第1の複数のAC SSPC365を備え得る。第1の複数のAC SSPC365は、第1のインバータ369から、前述の第1のAC電力を受領し得る。第1の複数のAC SSPC365は、前述の第1のAC電力を制御し得る。第2のインバータ371は、第2のバス377から第2のDC電力を受領し得る。第2のインバータ371は、第2のAC電力を生成し得る。第2の複数のAC SSPC367は、第2のインバータ371から、前述の第2のAC電力を受領し得る。第2の複数のAC SSPC367は、前述の第2のAC電力を制御し得る。
【0038】
様々な実施形態では、一次負荷363は、複数の等速モータ駆動負荷(CS MDL)373を備え得る。CS MDL373は、第1のAC電力を、第1の複数のAC SSPC365を介して受領し得る。CS MDL373は、第2のAC電力を、第2の複数のAC SSPC367を介して受領し得る。この方式で、PDU361は、1つまたは複数のCS MDL373に電力を供給するとともに、電力を制御し得る。様々な実施形態では、CS MDL370は、ステータ巻き線の2つのセットを備えた誘導モータなどを備え得る。
【0039】
図4を参照すると、様々な実施形態に係る、負荷に電力を供給するための方法400が示されている。方法400は、第1の複数の電源から電力を受領すること(ステップ410)を含んでいる。方法400は、第2の複数の電源から電力を受領すること(ステップ420)を含んでいる。方法400は、第1のコレクタバス及び第2のコレクタバスによって受領される電力を制御すること(ステップ430)を含んでいる。方法400は、第1のコレクタバス及び/または第2のコレクタバスから電力を受領すること(ステップ440)を含んでいる。方法400は、制御されていないDCバスから電力を受領すること(ステップ450)を含んでいる。方法400は、被制御バスから電力を受領すること(ステップ460)を含んでいる。方法400は、一次負荷HVDCバス、一次負荷LVDCバス、及び/または一次負荷双方向DC/DCコンバータから電力を受領すること(ステップ470)を含んでいる。方法400は、一次負荷及び/または双方向DC/DCコンバータから電力を受領すること(ステップ480)を含み得る。
【0040】
図1A図1B図1C図1D、及び図4を組み合わせて参照すると、ステップ410は、第1のコレクタバス118により、第1の複数の電源102から電力を受領することを含み得る。ステップ420は、第2のコレクタバス218により、第2の複数の電源202から電力を受領することを含み得る。ステップ430は、メインの負荷共有レギュレータ101により、第1のコレクタバス118によって受領される電力、及び、第2のコレクタバス218によって受領される電力を制御することを含み得る。ステップ440は、制御されていないDCバス120により、第1のコレクタバス118と、第2のコレクタバス218との少なくとも1つからの電力を受領することを含み得る。ステップ450は、被制御HVDCバス140により、制御されていないDCバス120からの電力を受領することを含み得る。ステップ450は、被制御LVDCバス240により、制御されていないDCバス120からの電力を受領することを含み得る。ステップ450は、双方向DC/DCコンバータ144により、制御されていないDCバス120から電力を受領することを含み得る。ステップ460は、一次負荷HVDCバス142により、被制御HVDCバス140からの電力を受領することを含み得る。ステップ470は、PDU160により、一次負荷HVDCバス142と、双方向DC/DCコンバータ144との少なくとも1つから電力を受領することを含み得る。ステップ470は、PDU260により、一次負荷LVDCバス242と、双方向DC/DCコンバータ244との少なくとも1つから電力を受領することを含み得る。ステップ480は、一次負荷HVDCバス142により、一次負荷162と、双方向DC/DCコンバータ124との少なくとも1つから電力を受領することを含み得る。ステップ480は、一次負荷LVDCバス242により、一次負荷262と、双方向DC/DCコンバータ224との少なくとも1つから電力を受領することを含み得る。
【0041】
図5を参照すると、様々な実施形態に係る、太陽電池104及び太陽電池204と電子通信している負荷共有レギュレータ501の概略図が示されている。様々な実施形態では、メインの負荷共有レギュレータ101は、図2Aを一時的に参照すると、負荷共有レギュレータ501に類似である場合がある。負荷共有レギュレータ501は、太陽電池104及び太陽電池204から受領される電力を制御して、制御されていないDCバス120によって受領される、太陽電池104及び太陽電池204の出力電流のバランスを取り得る。より具体的には、負荷共有レギュレータ501は、MPPTコンバータ112からの出力電流、及び、MPPTコンバータ212からの出力電流を制御し得る。MPPTコンバータ112とMPPTコンバータ212との間の平均の出力電流は、MPPTコンバータ112及びMPPTコンバータ212の実際の出力電流から減じられて、第1の比例積分(PI)コントローラ510に送信される第1のエラー信号、及び、第2のPIコントローラ512に送信される第2のエラー信号を生成し得る。このため、第1のPIコントローラ510と、第2のPIコントローラ512とは、第1のデューティサイクル信号502と、デューティサイクル信号503とを、それぞれ出力し得る。第1のデューティサイクル信号502は、対応するパルス幅変調器(PWM)コントローラによって使用される、MPPTコンバータ112に含まれる加算ブロックによって受領され得る。第2のデューティサイクル信号503は、対応するPWMコントローラによって使用される、MPPTコンバータ212に含まれる加算ブロックによって受領され得る。これに関し、負荷電流が制御される。
【0042】
図6を参照すると、様々な実施形態に係る、バッテリ106及びバッテリ206と電子通信している負荷共有レギュレータ601の概略図が示されている。様々な実施形態では、メインの負荷共有レギュレータ101は、図1Aを一時的に参照すると、負荷共有レギュレータ601に類似である場合がある。負荷共有レギュレータ601は、バッテリ106及びバッテリ206から受領される電力を制御して、制御されていないDCバス120によって受領される、双方向DC/DCコンバータ114及び双方向DC/DCコンバータ214の出力電流のバランスを取り得る。双方向DC/DCコンバータ114と双方向DC/DCコンバータ214との間の平均の出力電流は、双方向DC/DCコンバータ114及び双方向DC/DCコンバータ214の実際の出力電流から減じられて、第1のPIコントローラ610に送信される第1のエラー信号、及び、第2のPIコントローラ612に送信される第2のエラー信号を生成し得る。このため、PIコントローラ610と、PIコントローラ612とは、調整された電圧基準602と、調整された電圧基準603とを、それぞれ出力し得る。調整された電圧基準602と、調整された電圧基準603とは、双方向DC/DCコンバータ114と、双方向DC/DCコンバータ214とに、それぞれ受領され得る。電圧基準604は、制御されていないDCバス120と電子通信している電圧センサ606から受領される。決定ブロック608は、電圧センサ606からの電圧基準604を使用することを示す場合がある。決定ブロック608は、制御されていないDCバス120の電圧が閾値未満に低下するのに応じて、最適な電圧基準609からの電圧基準604を使用することを示す場合がある。これに関し、負荷共有レギュレータ601は、制御されていないDCバス120の電圧が閾値未満に低下するのに応じて、バッテリ106及びバッテリ206から電力を抽出する場合がある。これに関し、負荷電流が制御される。
【0043】
図7を参照すると、様々な実施形態に係る、DC/DCコンバータ730及びDC/DCコンバータ732と電子通信している負荷共有レギュレータ701の概略図が示されている。様々な実施形態では、図1Aを一時的に参照すると、DC/DCコンバータ730と、DC/DCコンバータ732とは、双方向DC/DCコンバータ130と、双方向DC/DCコンバータ132とに、それぞれ類似である場合がある。様々な実施形態では、図1Bを一時的に参照すると、DC/DCコンバータ730と、DC/DCコンバータ732とは、双方向DC/DCコンバータ230と、双方向DC/DCコンバータ232とに、それぞれ類似である場合がある。負荷共有レギュレータ701は、制御されていないDCバス120から、DC/DCコンバータ730及びDC/DCコンバータ732を介して受領される電力を制御して、被制御DCバス740によって受領されるDC/DCコンバータ730及びDC/DCコンバータ732の出力電流のバランスを取り得る。様々な実施形態では、被制御HVDCバス140は、図2Aを一時的に参照すると、被制御DCバス740に類似である場合がある。様々な実施形態では、被制御LVDCバス240は、図2Bを一時的に参照すると、被制御DCバス740に類似である場合がある。様々な実施形態では、電圧基準704は、被制御HVDCバス140の所望の値、たとえば270ボルトを含む場合がある。様々な実施形態では、電圧基準704は、被制御LVDCバス240の所望の値、たとえば28ボルトを含む場合がある。
【0044】
利益、他の利点、及び、問題に対する解決策を、特定の実施形態に関して本明細書に記載した。さらに、本明細書に含まれる様々な図に示される接続線は、様々な要素間の様々な機能的関係及び/または物理的結合を表すことを意図している。多くの代替的または追加的な、機能的関係または物理的接続が、実際のシステムには存在し得ることに留意されたい。しかし、利益、利点、問題に対する解決策、及び、利益、利点、または解決策を生じ得るか、より顕著になり得る任意の要素は、本発明の、重要であるか、必要とされているか、または本質的な特徴または要素として解釈されないものとする。したがって、本発明の範囲は、添付の特許請求の範囲以外の何によっても限定されない。添付の特許請求の範囲の中で、単数の要素に対する参照は、明瞭にそのように述べられていない限り、「1つであり、1つのみである(one and only one)」ことではなく、むしろ「1つまたは複数の(one or more)」を意味することが意図されている。さらに、特許請求の範囲において「A、B、またはCの少なくとも1つ(at least one of A, B, or C)」に類似のフレーズが使用される場合、このフレーズは、一実施形態にAのみが存在し得ること、一実施形態にBのみが存在し得ること、一実施形態にCのみが存在し得ること、または、要素A、B、及びCの任意の組合せ、たとえば、A及びB、A及びC、B及びC、またはA及びB及びCが単一の実施形態に存在し得ることを意味するものと解釈されることが意図されている。異なる網状線が、異なるパーツを示すために、図面を通して使用されるが、必ずしも、同じか異なる材料を示していない。
【0045】
さらに、本開示の要素、構成要素、または方法のステップのいずれも、要素、構成要素、または方法のステップが明確に、特許請求の範囲において説明されているかに関わらず、公共に献じられるものとは意図されていない。要素が、「のための方法(means for)」とのフレーズを使用して明確に説明されていない限り、特許請求の範囲のいずれの要素も、35U.S.C.112(f)に訴えることは意図していない。本明細書において使用される場合、「備える(comprises)」、「備えている(comprising)」、またはそれらの任意の他の変形の用語は、排他的ではない包含をカバーすることを意図しており、それにより、要素のリストを備えたプロセス、方法、物品、または装置は、それら要素のみを含むものではなく、明確に列挙されていないか、そのようなプロセス、方法、物品、または装置に固有である、他の要素を含み得るようになっている。
図1A
図1B
図1C
図1D
図2
図3
図4
図5
図6
図7