(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2021-12-10
(45)【発行日】2022-01-13
(54)【発明の名称】表示装置
(51)【国際特許分類】
H04R 1/02 20060101AFI20220105BHJP
G09F 9/30 20060101ALI20220105BHJP
G09F 9/00 20060101ALI20220105BHJP
H04R 7/04 20060101ALI20220105BHJP
H04R 9/06 20060101ALI20220105BHJP
H04R 9/04 20060101ALI20220105BHJP
H04R 9/02 20060101ALI20220105BHJP
H04R 17/00 20060101ALI20220105BHJP
H04R 1/24 20060101ALI20220105BHJP
H04R 7/26 20060101ALI20220105BHJP
【FI】
H04R1/02 102Z
G09F9/30 307
G09F9/00 362
H04R7/04
H04R9/06 Z
H04R9/04 105A
H04R9/02 103Z
H04R1/02 105A
H04R1/02 105B
H04R17/00
H04R9/06 A
H04R1/24 A
H04R7/26
(21)【出願番号】P 2020067878
(22)【出願日】2020-04-03
【審査請求日】2020-06-19
(31)【優先権主張番号】10-2019-0039261
(32)【優先日】2019-04-03
(33)【優先権主張国・地域又は機関】KR
(73)【特許権者】
【識別番号】501426046
【氏名又は名称】エルジー ディスプレイ カンパニー リミテッド
(74)【代理人】
【識別番号】110002077
【氏名又は名称】園田・小林特許業務法人
(72)【発明者】
【氏名】リー, ソンテ
(72)【発明者】
【氏名】パク, グァンホ
(72)【発明者】
【氏名】チェ, ヨンラク
(72)【発明者】
【氏名】キム, カンホ
【審査官】辻 勇貴
(56)【参考文献】
【文献】米国特許出願公開第2018/0332376(US,A1)
【文献】国際公開第2018/195652(WO,A1)
【文献】特開2018-093469(JP,A)
【文献】特開2018-110369(JP,A)
【文献】特開2013-207311(JP,A)
【文献】米国特許第08279712(US,B2)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H04R 1/02
G09F 9/30
G09F 9/00
H04R 7/04
H04R 9/06
H04R 9/04
H04R 9/02
H04R 17/00
H04R 1/24
H04R 7/26
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
映像を表示し、第1領域、第2領域、第3領域、第4領域、および第5領域を含む表示パネル、
前記表示パネルの背面の左側領域に配置され、前記第1領域および前記第4領域に配置される少なくとも一つの第1音響発生装置および少なくとも一つの第4音響発生装置、
前記表示パネルの背面の右側領域に配置され、前記第2領域および前記第5領域に配置される少なくとも一つの第2音響発生装置および少なくとも一つの第5音響発生装置、および
前記表示パネルの背面の中央領域に配置され、前記第3領域に配置される少なくとも一つの第3音響発生装置を含み、
前記少なくとも一つの第1音響発生装置、前記少なくとも一つの第2音響発生装置、および前記少なくとも一つの第3音響発生装置が、前記表示パネルを振動させて音響を発生させ、
前記少なくとも一つの第4音響発生装置および前記少なくとも一つの第5音響発生装置は、前記表示パネルを振動させて前記表示パネルの上側にまたは前記表示パネルから上向きに音響を発生さ
せ、
前記少なくとも一つの第1音響発生装置、前記少なくとも一つの第2音響発生装置、および前記少なくとも一つの第3音響発生装置と、前記少なくとも一つの第4音響発生装置および前記少なくとも一つの第5音響発生装置の音響を分離するパーティションを含む、表示装置。
【請求項2】
前記少なくとも一つの第1音響発生装置および前記少なくとも一つの第4音響発生装置が、前記表示パネルの中央領域を基準に、前記少なくとも一つの第2音響発生装置および前記少なくとも一つの第5音響発生装置と対称に配置される、請求項1に記載の表示装置。
【請求項3】
前記少なくとも一つの第1音響発生装置および前記少なくとも一つの第2音響発生装置
を結ぶ線とは別の線上に前記少なくとも一つの第3音響発生装置
が配置される、請求項1に記載の表示装置。
【請求項4】
前記少なくとも一つの第1音響発生装置および前記少なくとも一つの第2音響発生装置の一つ以上の下側に配置された少なくとも一つのウーファーをさらに含む、請求項1に記載の表示装置。
【請求項5】
前記少なくとも一つの第1音響発生装置および前記少なくとも一つの第2音響発生装置の一つ以上が、ウーファーを含む音響発生装置である、請求項1に記載の表示装置。
【請求項6】
前記少なくとも一つの第1音響発生装置および前記少なくとも一つの第2音響発生装置
を結ぶ線とは別の線上に前記少なくとも一つの第3音響発生装置
が配置される、請求項5に記載の表示装置。
【請求項7】
前記表示パネルの背面に配置される封止基板、および
前記封止基板の背面に配置される放熱部材をさらに含む、請求項1に記載の表示装置。
【請求項8】
前記第4領域と前記第5領域との間にある第6領域に配置される少なくとも一つの第6音響発生装置、
前記第1領域の下側にある第7領域に配置される少なくとも一つの第7音響発生装置、
前記第2領域の下側にある第8領域に配置される少なくとも一つの第8音響発生装置、
前記第7領域と前記第8領域の間にある第9領域に配置される少なくとも一つの第9音響発生装置、
前記第1領域と前記第3領域の間にある第10領域に配置される少なくとも一つの第10音響発生装置、および
前記第2領域と前記第3領域の間にある第11領域に配置される少なくとも一つの第11音響発生装置をさらに含む、請求項1に記載の表示装置。
【請求項9】
前記少なくとも一つの第6音響発生装置は、前記表示パネルを振動させて前記表示パネルの上側にまたは前記表示パネルから上向きに音響を発生させ、
前記少なくとも一つの第7音響発生装置、前記少なくとも一つの第8音響発生装置、および前記少なくとも一つの第9音響発生装置は、前記表示パネルを振動させて前記表示パネルの下側にまたは前記表示パネルから下向きに音響を発生させる、請求項8に記載の表示装置。
【請求項10】
前記少なくとも一つの第7音響発生装置および前記少なくとも一つの第8音響発生装置の一つ以上の下側に配置された少なくとも一つのウーファーをさらに含む、請求項8に記載の表示装置。
【請求項11】
前記少なくとも一つの第7音響発生装置および前記少なくとも一つの第8音響発生装置中の一つ以上が、ウーファーを含む音響発生装置である、請求項8に記載の表示装置。
【請求項12】
前記少なくとも一つの第1音響発生装置および前記少なくとも一つの第2音響発生装置中の一つ以上が、ウーファーを含む音響発生装置である、請求項8に記載の表示装置。
【請求項13】
前記少なくとも一つの第10音響発生装置および前記少なくとも一つの第11音響発生装置中の一つ以上が、ウーファーを含む音響発生装置である、請求項8に記載の表示装置。
【請求項14】
前記第4領域と前記第6領域の間にある第12領域に配置される少なくとも一つの第12音響発生装置、
前記第5領域と前記第6領域の間にある第13領域に配置される少なくとも一つの第13音響発生装置、
前記第7領域と前記第9領域の間にある第14領域に配置される少なくとも一つの第14音響発生装置、および
前記第8領域と前記第9領域の間にある第15領域に配置される少なくとも一つの第15音響発生装置をさらに含む、請求項8に記載の表示装置。
【請求項15】
前記少なくとも一つの第12音響発生装置および前記少なくとも一つの第13音響発生装置は、前記表示パネルを振動させて前記表示パネルの上側にまたは前記表示パネルから上向きに音響を発生させ、
前記少なくとも一つの第14音響発生装置および前記少なくとも一つの第15音響発生装置は、前記表示パネルを振動させて前記表示パネルの下側にまたは前記表示パネルから下向きに音響を発生させる、請求項14に記載の表示装置。
【請求項16】
前記少なくとも一つの第7音響発生装置および前記少なくとも一つの第8音響発生装置の一つ以上の下側に配置された少なくとも一つのウーファーをさらに含む、請求項14に記載の表示装置。
【請求項17】
前記少なくとも一つの第7音響発生装置および前記少なくとも一つの第8音響発生装置中の一つ以上が、ウーファーを含む音響発生装置である、請求項14に記載の表示装置。
【請求項18】
前記少なくとも一つの第14音響発生装置および前記少なくとも一つの第15音響発生装置中の一つ以上が、ウーファーを含む音響発生装置である、請求項14に記載の表示装置。
【請求項19】
前記少なくとも一つの第1音響発生装置および前記少なくとも一つの第2音響発生装置中の一つ以上が、ウーファーを含む音響発生装置である、請求項14に記載の表示装置。
【請求項20】
前記少なくとも一つの第10音響発生装置および前記少なくとも一つの第11音響発生装置中の一つ以上が、ウーファーを含む音響発生装置である、請求項14に記載の表示装置。
【請求項21】
前記少なくとも一つの第1音響発生装置~少なくとも一つの第15音響発生装置中の一つ以上が、
ヨーク上に配置されるマグネット、
前記マグネットの周囲にあるボビン、
前記ボビンの周囲にあるコイル、
前記ヨークの外側にあるフレーム、および
前記フレームと前記ボビンの間にあるダンパーを含む、請求項14に記載の表示装置。
【請求項22】
前記ダンパーが、前記少なくとも一つの第1音響発生装置~少なくとも一つの第15音響発生装置の一つ以上に音響信号を印加する配線である、請求項21に記載の表示装置。
【請求項23】
前記少なくとも一つの第1音響発生装置~少なくとも一つの第15音響発生装置中の一つ以上が前記ヨークの延長部に配置される結合部材をさらに含み、
前記少なくとも一つの第1音響発生装置~少なくとも一つの第15音響発生装置中の一つ以上が、前記結合部材によって表示パネル内に配置される、請求項21に記載の表示装
置。
【請求項24】
前記少なくとも一つの第1音響発生装置~少なくとも一つの第15音響発生装置中の一つ以上が前記フレームの延長部に配置される結合部材をさらに含み、
前記少なくとも一つの第1音響発生装置~少なくとも一つの第15音響発生装置中の一つ以上が、前記結合部材によって表示パネル内に配置される、請求項21に記載の表示装
置。
【請求項25】
前記少なくとも一つの第1音響発生装置~少なくとも一つの第15音響発生装置中の一つ以上が前記フレームまたはヨークに連結している連結部をさらに含む、請求項21に記載の表示装置。
【請求項26】
前記少なくとも一つの第1音響発生装置~少なくとも一つの第15音響発生装置中の一つ以上が、
ヨーク上に配置されるマグネット、
前記マグネットの周囲にあるボビン、および
前記ボビンの周囲にあるコイルおよびダンパーを含む、請求項14に記載の表示装置。
【請求項27】
前記少なくとも一つの第1音響発生装置~少なくとも一つの第15音響発生装置中の一つ以上が、一対の音響発生装置、楕円形の音響発生装置、円形の音響発生装置、シングルタイプの音響発生装置、および2アレイ以上の音響発生装置中の一つ以上を含む、請求項14に記載の表示装置。
【請求項28】
前記少なくとも一つの第1音響発生装置~少なくとも一つの第15音響発生装置中の一つ以上が、フィルム型音響発生装置を含み、前記フィルム型音響発生装置は、圧電特性を有する
複数の第1部分および前記
複数の第1部分との間に配置され、フレキシビリティを有する第2部分を含む、請求項14に記載の表示装置。
【請求項29】
映像を表示し、第1領域、第2領域、第3領域、第4領域、および第5領域を含む表示パネル、
前記表示パネルの背面の左側領域に配置され、前記第1領域および前記第4領域に配置される少なくとも一つの第1音響発生装置および少なくとも一つの第4音響発生装置、
前記表示パネルの背面の右側領域に配置され、前記第2領域および前記第5領域に配置される少なくとも一つの第2音響発生装置および少なくとも一つの第5音響発生装置、
前記表示パネルの背面の中央領域に配置され、前記第3領域に配置される少なくとも一つの第3音響発生装置、および
前記少なくとも一つの第1音響発生装置、前記少なくとも一つの第2音響発生装置、および前記少なくとも一つの第3音響発生装置と、前記少なくとも一つの第4音響発生装置および前記少なくとも一つの第5音響発生装置の音響を分離する第1パーティションを含む、表示装置。
【請求項30】
前記第1パーティションの少なくとも一つの辺に配置され、前記少なくとも一つの第1音響発生装置、前記少なくとも一つの第2音響発生装置、前記少なくとも一つの第3音響発生装置、前記少なくとも一つの第4音響発生装置、および前記少なくとも一つの第5音響発生装置の一つ以上に向かう少なくとも一つのパッドおよび、少なくとも一つのベント部中の一つ以上をさらに含む、請求項29に記載の表示装置。
【請求項31】
前記少なくとも一つの第1音響発生装置、前記少なくとも一つの第2音響発生装置、および前記少なくとも一つの第3音響発生装置の下側に配置される第2パーティション、および
前記第2パーティションの少なくとも一つの辺に配置され、前記少なくとも一つの第1音響発生装置、前記少なくとも一つの第2音響発生装置、前記少なくとも一つの第3音響発生装置の一つ以上に向かう少なくとも一つのパッドおよび、少なくとも一つのベント部中の一つをさらに含む、請求項29に記載の表示装置。
【請求項32】
前記表示パネルの背面に配置される支持部材、
前記支持部材および前記表示パネルとの間に配置されるパーティション、および
前記のパーティションの少なくとも一つの辺に配置され、前記少なくとも一つの第1音響発生装置、前記少なくとも一つの第2音響発生装置、前記少なくとも一つの第3音響発生装置、前記少なくとも一つの第4音響発生装置、および前記少なくとも一つの第5音響発生装置の一つ以上に向かう少なくとも一つのパッドおよび、少なくとも一つのベント部中の一つ以上をさらに含む、請求項29に記載の表示装置。
【請求項33】
前記第1領域および前記第4領域と、前記第3領域の間にある第4パーティション、
前記第2領域および前記第5領域と、前記第3領域の間にある第5パーティション、および
前記第4パーティションおよび前記第5パーティション中の一つの少なくとも一つの辺に配置され、前記少なくとも一つの第1音響発生装置、前記少なくとも一つの第2音響発生装置、前記少なくとも一つの第3音響発生装置、前記少なくとも一つの第4音響発生装置、および前記少なくとも一つの第5音響発生装置の一つ以上に向かう少なくとも一つのパッドをさらに含む、請求項29に記載の表示装置。
【請求項34】
前記第4領域と前記第5領域との間にある第6領域に配置される少なくとも一つの第6音響発生装置、
前記第1領域の下側にある第7領域に配置される少なくとも一つの第7音響発生装置、
前記第2領域の下側にある第8領域に配置される少なくとも一つの第8音響発生装置、
前記第7領域と第8領域の間にある第9領域に配置される少なくとも一つの第9音響発生装置、
前記第1領域と前記第3領域の間にある第10領域に配置される少なくとも一つの第10音響発生装置、
前記第2領域と前記第3領域の間にある第11領域に配置される少なくとも一つの第11音響発生装置、および
前記少なくとも一つの第1音響発生装置、前記少なくとも一つの第2音響発生装置、前記少なくとも一つの第3音響発生装置、前記少なくとも一つの第10音響発生装置、および前記少なくとも一つの第11音響発生装置と、前記少なくとも一つの第7音響発生装置、前記少なくとも一つの第8音響発生装置、および前記少なくとも一つの第9音響発生装置の音響を分離する第2パーティションをさらに含む、請求項29に記載の表示装置
。
【請求項35】
前記第2パーティションの少なくとも一つの辺に配置され、前記少なくとも一つの第1音響発生装置、前記少なくとも一つの第2音響発生装置、前記少なくとも一つの第3音響発生装置、前記少なくとも一つの第7音響発生装置、前記少なくとも一つの第8音響発生装置、前記少なくとも一つの第9音響発生装置、前記少なくとも一つの第10音響発生装置、および前記少なくとも一つの第11音響発生装置の一つ以上に向かう少なくとも一つのパッド、および少なくとも一つのベント部中の一つ以上をさらに含む、請求項34に記載の表示装置。
【請求項36】
前記少なくとも一つの第7音響発生装置、前記少なくとも一つの第8音響発生装置、および前記少なくとも一つの第9音響発生装置の下側に配置される第3パーティション、および
前記第3パーティションの少なくとも一つの辺に配置され、前記少なくとも一つの第7音響発生装置、前記少なくとも一つの第8音響発生装置、前記少なくとも一つの第9音響発生装置の一つ以上に向かう少なくとも一つのパッド、および少なくとも一つのベント部中の一つ以上をさらに含む、請求項34に記載の表示装置。
【請求項37】
前記表示パネルの背面に配置される支持部材、
前記支持部材および前記表示パネルとの間に配置されるパーティション、および
前記のパーティションの少なくとも一つの辺に配置され、前記少なくとも一つの第4音響発生装置、前記少なくとも一つの第5音響発生装置、前記少なくとも一つの第6音響発生装置、前記少なくとも一つの第7音響発生装置、前記少なくとも一つの第8音響発生装置、および前記少なくとも一つの第9音響発生装置の一つ以上に向かう少なくとも一つのパッドおよび、少なくとも一つのベント部中の一つ以上をさらに含む、請求項34に記載の表示装置。
【請求項38】
前記第3領域、第6領域、および前記第9領域と、前記第10領域との間にある第4パーティション、
前記第3領域、第6領域、および前記第9領域と、前記第11領域との間にある第5パーティション、
前記第1領域、第4領域、および前記第7領域と、前記第10領域との間にある第6パーティション、
前記第2領域、第5領域、および前記第8領域と、前記第11領域との間にある第7パーティション、および
前記第4パーティション~第7パーティション中の一つの少なくとも一つの辺に配置され、前記少なくとも一つの第1音響発生装置~前記少なくとも一つの第11音響発生装置に向かう少なくとも一つのパッドをさらに含む、請求項34に記載の表示装置。
【請求項39】
前記第4領域と前記第6領域の間にある第12領域に配置される少なくとも一つの第12音響発生装置、
前記第5領域と前記第6領域の間にある第13領域に配置される少なくとも一つの第13音響発生装置、
前記第7領域および第9領域の間にある第14領域に配置される少なくとも一つの第14音響発生装置、および
前記第8領域と前記第9領域の間にある第15領域に配置される少なくとも一つの第15音響発生装置をさらに含む、前記第2パーティションは前記少なくとも一つの第1音響発生装置、前記少なくとも一つの第2音響発生装置、前記少なくとも一つの第3音響発生装置、前記少なくとも一つの第10音響発生装置、および前記少なくとも一つの第11音響発生装置と、前記少なくとも一つの第7音響発生装置、前記少なくとも一つの第8音響発生装置、前記少なくとも一つの第9音響発生装置、前記少なくとも一つの第14音響発生装置、および前記少なくとも一つの第15音響発生装置の音響を分離する、請求項34に記載の表示装置。
【請求項40】
前記第2パーティションの少なくとも一つの辺に配置され、前記少なくとも一つの第1音響発生装置、前記少なくとも一つの第2音響発生装置、前記少なくとも一つの第3音響発生装置、前記少なくとも一つの第7音響発生装置、前記少なくとも一つの第8音響発生装置、前記少なくとも一つの第9音響発生装置、前記少なくとも一つの第10音響発生装置、前記少なくとも一つの第11音響発生装置、前記少なくとも一つの第14音響発生装置、および前記少なくとも一つの第15音響発生装置の一つ以上に向かう少なくとも一つのパッドおよび、少なくとも一つのベント部中の一つ以上をさらに含む、請求項39に記載の表示装置。
【請求項41】
前記少なくとも一つの第7音響発生装置、前記少なくとも一つの第8音響発生装置、前記少なくとも一つの第9音響発生装置、前記少なくとも一つの第14音響発生装置、および前記少なくとも一つの第15音響発生装置の下側に配置される第3パーティション、および
前記第3パーティションの少なくとも一つの辺に配置され、前記少なくとも一つの第7音響発生装置、前記少なくとも一つの第8音響発生装置、前記少なくとも一つの第9音響発生装置、前記少なくとも一つの第14音響発生装置、および前記少なくとも一つの第15音響発生装置の一つ以上に向かう少なくとも一つのパッドおよび、少なくとも一つのベント部中の一つ以上をさらに含む、請求項39に記載の表示装置。
【請求項42】
前記表示パネルの背面に配置される支持部材、
前記支持部材および前記表示パネルとの間に配置されるパーティション、および
前記のパーティションの少なくとも一つの辺に配置され、前記少なくとも一つの第4音響発生装置、前記少なくとも一つの第5音響発生装置、前記少なくとも一つの第6音響発生装置、前記少なくとも一つの第7音響発生装置、前記少なくとも一つの第8音響発生装置、前記少なくとも一つの第9音響発生装置、前記少なくとも一つの第12音響発生装置、前記少なくとも一つの第13音響発生装置、前記少なくとも一つの第14音響発生装置、および前記少なくとも一つの第15音響発生装置の一つ以上に向かう少なくとも一つのパッドおよび、少なくとも一つのベント部中の一つ以上をさらに含む、請求項39に記載の表示装置。
【請求項43】
前記第3領域、第6領域、および前記第9領域と、前記第10領域、前記第12領域、および前記第14領域との間にある第4パーティション、
前記第3領域、第6領域、および前記第9領域と、前記第11領域、前記第13領域、および前記第15領域との間にある第5パーティション、
前記第1領域、第4領域、および前記第7領域と、前記第10領域、前記第12領域、および前記第14領域との間にある第6パーティション、
前記第2領域、第5領域、および前記第8領域と、前記第11領域、前記第13領域、および前記第15領域との間にある第7パーティション、および
前記第4パーティション~第7パーティション中の一つの少なくとも一つ以上の辺に配置され、前記少なくとも一つの第1音響発生装置~前記少なくとも一つの第15音響発生装置の一つ以上に向かう少なくとも一つのパッドをさらに含む、請求項39に記載の表示装置。
【請求項44】
前記少なくとも一つの第1音響発生装置~前記少なくとも一つの第15音響発生装置は、80Hz~40kHzの音響を出力する、請求項39に記載の表示装置。
【請求項45】
前記少なくとも一つの第1音響発生装置~前記少なくとも一つの第15音響発生装置中の少なくとも一つ以上は、ウーファーを含む音響発生装置である、請求項39に記載の表示装置。
【請求項46】
前記ウーファーを含む一つ以上の音響発生装置は、60Hz~40kHzの音を出力する、請求項45に記載の表示装置。
【請求項47】
前記少なくとも一つの第7音響発生装置、前記少なくとも一つの第8音響発生装置、前記少なくとも一つの第9音響発生装置、前記少なくとも一つの第14音響発生装置、および前記少なくとも一つの第15音響発生装置中の少なくとも一つ以上の下側に配置されるウーファーをさらに含む、請求項39に記載の表示装置。
【請求項48】
前記ウーファーは、80Hz以下の音響を出力する、請求項47に記載の表示装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本明細書は、表示装置に関するものである。
【背景技術】
【0002】
最近、情報化時代になるにつれて電気的情報信号を視覚的に表現するディスプレイ(display)分野が急速に発展してきた。そのため薄型化、軽量化、低消費電力化に優れた性能を有したさまざまな表示装置(Display Apparatus)が開発されている。
【0003】
例えば、表示装置は、液晶表示装置、電界放出表示装置、および有機発光表示装置などに分類することができる。
【0004】
これらの表示装置の中で、液晶表示装置は、薄膜トランジスタを含むアレイ基板と、カラーフィルタおよび/またはブラックマトリックスなどを備えた上部基板と、アレイ基板と上部基板との間に液晶層を含んで構成される。画素領域にある二つの電極間に印加される電界によって液晶層の配列状態が調節され、配列状態によって光の透過度が調節されて画像が表示される装置である。
【0005】
また、有機発光表示装置は、自発光素子であって、低消費電力で応答速度が速く、発光効率、輝度および視野角が大きいという長所がある。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
表示装置は、表示パネル上に画像を表示し、音を提供するために、一般的に別個のスピーカーを設置しなければならない。表示装置にスピーカーを設置する場合、スピーカーから発生した音は、画像が表示される表示パネルの前面ではなく、表示パネルの背面または、表示パネルの下部に、例えば表示パネルに表示される画像を視聴する視聴者の方向に進行しないので、これは視聴者の没入を妨げることになる。
【0007】
また、スピーカーから発生した音は、表示パネルの背面または、表示パネルの下部に進行するので、壁や床からの反射音との干渉によって音質が落ちるようになる。
【0008】
また、TV、ラップトップコンピュータ、またはコンピュータのモニターなどのセット機器にスピーカーを含む場合、スピーカーが、空間を占めるようになるのでセット装置の設計および空間配置に制約が伴うという問題が発生する。
【0009】
そこで、本明細書の発明者らは、前記した問題点を認識し、表示パネルの前面から映像を視聴時の音の進行方向が表示パネルの前面になり得、音の音質が向上し得る複数の実験をすることになった。複数の実験を通じて、音の進行方向が表示パネルの前面になるように音響を発生させることができ、音の音質を向上させることができる新しい構造の表示装置を発明した。
【0010】
本明細書の実施例に係る課題は、音の進行方向が表示パネルの前面になるように音響を発生させることができる音響発生装置を含む表示装置を提供することである。
【0011】
本明細書の実施例に係る課題は、立体音響を実現できる新しい構造の音響発生装置を含む表示装置を提供することである。
【0012】
本明細書の実施例に係る課題は、以上で言及した課題に限定されず、言及していないまた他の課題は、下の記載から当業者に明確に理解されるだろう。
【課題を解決するための手段】
【0013】
本明細書の実施例に係る表示装置は、映像を表示し、第1領域、第2領域、第3領域、第4領域、および第5領域を含む表示パネルを含む。表示パネルの背面の左側領域に配置され、第1領域および第4領域に配置される少なくとも一つの第1音響発生装置および少なくとも一つの第4音響発生装置を含む。表示パネルの背面の右側領域に配置され、第2領域および第5領域に配置される少なくとも一つの第2音響発生装置および少なくとも一つの第5音響発生装置を含む。表示パネルの背面の中央領域に配置され、第3領域に配置される少なくとも一つの第3音響発生装置を含む。少なくとも一つの第1音響発生装置、少なくとも一つの第2音響発生装置、および少なくとも一つの第3音響発生装置は、表示パネルを振動させて音響を発生させ、少なくとも一つの第4音響発生装置および少なくとも一つの第5音響発生装置は、表示パネルを振動させて表示パネルの上側にまたは前記表示パネルから上向きに音響を発生させる。
【0014】
本明細書の実施例に係る表示装置は、映像を表示し、第1領域、第2領域、第3領域、第4領域、および第5領域を含む表示パネルを含む。表示パネルの背面の左側領域に配置され、第1領域および第4領域に配置される少なくとも一つの第1音響発生装置および少なくとも一つの第4音響発生装置を含む。表示パネルの背面の右側領域に配置され、第2領域および第5領域に配置される少なくとも一つの第2音響発生装置および少なくとも一つの第5音響発生装置を含む。表示パネルの背面の中央領域に配置され、第3領域に配置される少なくとも一つの第3音響発生装置を含む。少なくとも一つの第1音響発生装置、少なくとも一つの第2音響発生装置、および少なくとも一つの第3音響発生装置と、少なくとも一つの第4音響発生装置および少なくとも一つの第5音響発生装置の音響を分離する第1パーティションを含む。
【0015】
その他の実施例の具体的な事項は、詳細な説明および図に含まれている。
【発明の効果】
【0016】
本明細書の実施例に係る表示装置は、表示パネルを振動させて音響を発生させる音響発生装置を構成することにより、表示装置の音の進行方向が表示パネルの前面になるように音響を発生させることができる。したがって、表示装置の映像を視聴する視聴者の没入感を向上させることができる。
【0017】
本明細書の実施例に係る表示装置は、表示パネル内に音響発生装置を構成することにより、スリム化が可能であり、音響が向上し得る音響発生装置を実現することができる。
【0018】
本明細書の実施例に係る表示装置は、複数の音響発生装置を構成することにより、左右および上下への立体音響を有する表示装置を実現することができる。
【0019】
本明細書の効果は、以上で言及した効果に制限されず、言及されていない他の効果は下記の記載から当業者に明確に理解されるであろう。
【0020】
以上で解決しようとする課題、課題解決手段、効果に記載した発明の内容が、請求項の本質的な特徴を特定するものではなく、請求項の権利範囲は、発明の内容に記載された事項によって制限されない。
【図面の簡単な説明】
【0021】
【
図1A】
図1Aは、本明細書の実施例に係る音響発生装置を含む表示装置を示す図である。
【
図2A】
図2Aは、本明細書の実施例に係る音響発生装置の断面図である。
【
図2B】
図2Bは、本明細書の実施例に係る音響発生装置の断面図である。
【
図3A】
図3Aは、本明細書の実施例の第1構造による音響発生装置の音響を発生させる内容を説明する図である。
【
図3B】
図3Bは、本明細書の実施例の第1構造による音響発生装置の音響を発生させる内容を説明する図である。
【
図4A】
図4Aは、本明細書の実施例の第2構造による音響発生装置の音響を発生させる内容を説明する図である。
【
図4B】
図4Bは、本明細書の実施例の第2構造による音響発生装置の音響を発生させる内容を説明する図である。
【
図5】
図5は、本明細書の実施例に係る音響発生装置を含む表示装置を示す図である。
【
図6】
図6は、本明細書の他の実施例に係る音響発生装置を含む表示装置を示す図である。
【
図7】
図7は、本明細書の他の実施例に係る音響発生装置を含む表示装置を示す図である。
【
図8】
図8は、本明細書の他の実施例に係る音響発生装置を含む表示装置を示す図である。
【
図9】
図9は、本明細書の他の実施例に係る音響発生装置を含む表示装置を示す図である。
【
図12A】
図12Aは、本明細書の他の実施例に係る音響発生装置を含む表示装置を示す図である。
【
図12B】
図12Bは、本明細書の他の実施例に係る音響発生装置を含む表示装置を示す図である。
【
図13】
図13は、本明細書の他の実施例に係る音響発生装置を含む表示装置を示す図である。
【
図15A】
図15Aは、本明細書の実施例に係る音響発生装置と、パーティションの例を示す図である。
【
図15B】
図15Bは、本明細書の実施例に係る音響発生装置と、パーティションの例を示す図である。
【
図15C】
図15Cは、本明細書の実施例に係る音響発生装置と、パーティションの例を示す図である。
【
図15D】
図15Dは、本明細書の実施例に係る音響発生装置と、パーティションの例を示す図である。
【
図15E】
図15Eは、本明細書の実施例に係る音響発生装置と、パーティションの例を示す図である。
【
図15F】
図15Fは、本明細書の実施例に係る音響発生装置と、パーティションの例を示す図である。
【
図15G】
図15Gは、本明細書の実施例に係る音響発生装置と、パーティションの例を示す図である。
【
図15H】
図15Hは、本明細書の実施例に係る音響発生装置と、パーティションの例を示す図である。
【
図15I】
図15Iは、本明細書の実施例に係る音響発生装置と、パーティションの例を示す図である。
【
図16A】
図16Aは、本明細書の実施例に係る音響発生装置と、パーティションの例を示す図である。
【
図16B】
図16Bは、本明細書の実施例に係る音響発生装置と、パーティションの例を示す図である。
【
図16C】
図16Cは、本明細書の実施例に係る音響発生装置と、パーティションの例を示す図である。
【
図16D】
図16Dは、本明細書の実施例に係る音響発生装置と、パーティションの例を示す図である。
【
図16E】
図16Eは、本明細書の実施例に係る音響発生装置と、パーティションの例を示す図である。
【
図16F】
図16Fは、本明細書の実施例に係る音響発生装置と、パーティションの例を示す図である。
【
図16G】
図16Gは、本明細書の実施例に係る音響発生装置と、パーティションの例を示す図である。
【
図16H】
図16Hは、本明細書の実施例に係る音響発生装置と、パーティションの例を示す図である。
【
図16I】
図16Iは、本明細書の実施例に係る音響発生装置と、パーティションの例を示す図である。
【
図17A】
図17Aは、本明細書の実施例に係る音響発生装置と、パーティションの例を示す図である。
【
図17B】
図17Bは、本明細書の実施例に係る音響発生装置と、パーティションの例を示す図である。
【
図17C】
図17Cは、本明細書の実施例に係る音響発生装置と、パーティションの例を示す図である。
【
図17D】
図17Dは、本明細書の実施例に係る音響発生装置と、パーティションの例を示す図である。
【
図17E】
図17Eは、本明細書の実施例に係る音響発生装置と、パーティションの例を示す図である。
【
図17F】
図17Fは、本明細書の実施例に係る音響発生装置と、パーティションの例を示す図である。
【
図17G】
図17Gは、本明細書の実施例に係る音響発生装置と、パーティションの例を示す図である。
【
図17H】
図17Hは、本明細書の実施例に係る音響発生装置と、パーティションの例を示す図である。
【
図17I】
図17Iは、本明細書の実施例に係る音響発生装置と、パーティションの例を示す図である。
【
図18A】
図18Aは、本明細書の実施例に係る音響発生装置と、パーティションの例を示す図である。
【
図18B】
図18Bは、本明細書の実施例に係る音響発生装置と、パーティションの例を示す図である。
【
図18C】
図18Cは、本明細書の実施例に係る音響発生装置と、パーティションの例を示す図である。
【
図18D】
図18Dは、本明細書の実施例に係る音響発生装置と、パーティションの例を示す図である。
【
図18E】
図18Eは、本明細書の実施例に係る音響発生装置と、パーティションの例を示す図である。
【
図18F】
図18Fは、本明細書の実施例に係る音響発生装置と、パーティションの例を示す図である。
【
図18G】
図18Gは、本明細書の実施例に係る音響発生装置と、パーティションの例を示す図である。
【
図18H】
図18Hは、本明細書の実施例に係る音響発生装置と、パーティションの例を示す図である。
【
図18I】
図18Iは、本明細書の実施例に係る音響発生装置と、パーティションの例を示す図である。
【
図19A】
図19Aは、本明細書の実施例に係る音響発生装置と、パーティションの例を示す図である。
【
図19B】
図19Bは、本明細書の実施例に係る音響発生装置と、パーティションの例を示す図である。
【
図19C】
図19Cは、本明細書の実施例に係る音響発生装置と、パーティションの例を示す図である。
【
図19D】
図19Dは、本明細書の実施例に係る音響発生装置と、パーティションの例を示す図である。
【
図19E】
図19Eは、本明細書の実施例に係る音響発生装置と、パーティションの例を示す図である。
【
図19F】
図19Fは、本明細書の実施例に係る音響発生装置と、パーティションの例を示す図である。
【
図19G】
図19Gは、本明細書の実施例に係る音響発生装置と、パーティションの例を示す図である。
【
図19H】
図19Hは、本明細書の実施例に係る音響発生装置と、パーティションの例を示す図である。
【
図19I】
図19Iは、本明細書の実施例に係る音響発生装置と、パーティションの例を示す図である。
【
図20A】
図20Aは、本明細書の実施例に係る音響発生装置と、パーティションの例を示す図である。
【
図20B】
図20Bは、本明細書の実施例に係る音響発生装置と、パーティションの例を示す図である。
【
図20C】
図20Cは、本明細書の実施例に係る音響発生装置と、パーティションの例を示す図である。
【
図20D】
図20Dは、本明細書の実施例に係る音響発生装置と、パーティションの例を示す図である。
【
図20E】
図20Eは、本明細書の実施例に係る音響発生装置と、パーティションの例を示す図である。
【
図20F】
図20Fは、本明細書の実施例に係る音響発生装置と、パーティションの例を示す図である。
【
図20G】
図20Gは、本明細書の実施例に係る音響発生装置と、パーティションの例を示す図である。
【
図20H】
図20Hは、本明細書の実施例に係る音響発生装置と、パーティションの例を示す図である。
【
図20I】
図20Iは、本明細書の実施例に係る音響発生装置と、パーティションの例を示す図である。
【
図21A】
図21Aは、本明細書の実施例に係る音響発生装置と、パーティションの例を示す図である。
【
図21B】
図21Bは、本明細書の実施例に係る音響発生装置と、パーティションの例を示す図である。
【
図21C】
図21Cは、本明細書の実施例に係る音響発生装置と、パーティションの例を示す図である。
【
図21D】
図21Dは、本明細書の実施例に係る音響発生装置と、パーティションの例を示す図である。
【
図21E】
図21Eは、本明細書の実施例に係る音響発生装置と、パーティションの例を示す図である。
【
図21F】
図21Fは、本明細書の実施例に係る音響発生装置と、パーティションの例を示す図である。
【
図21G】
図21Gは、本明細書の実施例に係る音響発生装置と、パーティションの例を示す図である。
【
図21H】
図21Hは、本明細書の実施例に係る音響発生装置と、パーティションの例を示す図である。
【
図21I】
図21Iは、本明細書の実施例に係る音響発生装置と、パーティションの例を示す図である。
【
図22A】
図22Aは、本明細書の実施例に係る音響発生装置と、パーティションの例を示す図である。
【
図22B】
図22Bは、本明細書の実施例に係る音響発生装置と、パーティションの例を示す図である。
【
図22C】
図22Cは、本明細書の実施例に係る音響発生装置と、パーティションの例を示す図である。
【
図22D】
図22Dは、本明細書の実施例に係る音響発生装置と、パーティションの例を示す図である。
【
図22E】
図22Eは、本明細書の実施例に係る音響発生装置と、パーティションの例を示す図である。
【
図22F】
図22Fは、本明細書の実施例に係る音響発生装置と、パーティションの例を示す図である。
【
図22G】
図22Gは、本明細書の実施例に係る音響発生装置と、パーティションの例を示す図である。
【
図22H】
図22Hは、本明細書の実施例に係る音響発生装置と、パーティションの例を示す図である。
【
図22I】
図22Iは、本明細書の実施例に係る音響発生装置と、パーティションの例を示す図である。
【
図23A】
図23Aは、本明細書の実施例に係る音響発生装置と、パーティションの例を示す図である。
【
図23B】
図23Bは、本明細書の実施例に係る音響発生装置と、パーティションの例を示す図である。
【
図23C】
図23Cは、本明細書の実施例に係る音響発生装置と、パーティションの例を示す図である。
【
図23D】
図23Dは、本明細書の実施例に係る音響発生装置と、パーティションの例を示す図である。
【
図23E】
図23Eは、本明細書の実施例に係る音響発生装置と、パーティションの例を示す図である。
【
図23F】
図23Fは、本明細書の実施例に係る音響発生装置と、パーティションの例を示す図である。
【
図23G】
図23Gは、本明細書の実施例に係る音響発生装置と、パーティションの例を示す図である。
【
図23H】
図23Hは、本明細書の実施例に係る音響発生装置と、パーティションの例を示す図である。
【
図23I】
図23Iは、本明細書の実施例に係る音響発生装置と、パーティションの例を示す図である。
【
図24A】
図24Aは、本明細書の実施例に係る音響発生装置と、パーティションの例を示す図である。
【
図24B】
図24Bは、本明細書の実施例に係る音響発生装置と、パーティションの例を示す図である。
【
図24C】
図24Cは、本明細書の実施例に係る音響発生装置と、パーティションの例を示す図である。
【
図24D】
図24Dは、本明細書の実施例に係る音響発生装置と、パーティションの例を示す図である。
【
図24E】
図24Eは、本明細書の実施例に係る音響発生装置と、パーティションの例を示す図である。
【
図24F】
図24Fは、本明細書の実施例に係る音響発生装置と、パーティションの例を示す図である。
【
図24G】
図24Gは、本明細書の実施例に係る音響発生装置と、パーティションの例を示す図である。
【
図24H】
図24Hは、本明細書の実施例に係る音響発生装置と、パーティションの例を示す図である。
【
図24I】
図24Iは、本明細書の実施例に係る音響発生装置と、パーティションの例を示す図である。
【
図25A】
図25Aは、本明細書の実施例に係る音響発生装置と、パーティションの例を示す図である。
【
図25B】
図25Bは、本明細書の実施例に係る音響発生装置と、パーティションの例を示す図である。
【
図25C】
図25Cは、本明細書の実施例に係る音響発生装置と、パーティションの例を示す図である。
【
図25D】
図25Dは、本明細書の実施例に係る音響発生装置と、パーティションの例を示す図である。
【
図25E】
図25Eは、本明細書の実施例に係る音響発生装置と、パーティションの例を示す図である。
【
図25F】
図25Fは、本明細書の実施例に係る音響発生装置と、パーティションの例を示す図である。
【
図25G】
図25Gは、本明細書の実施例に係る音響発生装置と、パーティションの例を示す図である。
【
図25H】
図25Hは、本明細書の実施例に係る音響発生装置と、パーティションの例を示す図である。
【
図25I】
図25Iは、本明細書の実施例に係る音響発生装置と、パーティションの例を示す図である。
【
図26A】
図26Aは、本明細書の実施例に係る音響発生装置と、パーティションの例を示す図である。
【
図26B】
図26Bは、本明細書の実施例に係る音響発生装置と、パーティションの例を示す図である。
【
図26C】
図26Cは、本明細書の実施例に係る音響発生装置と、パーティションの例を示す図である。
【
図26D】
図26Dは、本明細書の実施例に係る音響発生装置と、パーティションの例を示す図である。
【
図26E】
図26Eは、本明細書の実施例に係る音響発生装置と、パーティションの例を示す図である。
【
図26F】
図26Fは、本明細書の実施例に係る音響発生装置と、パーティションの例を示す図である。
【
図26G】
図26Gは、本明細書の実施例に係る音響発生装置と、パーティションの例を示す図である。
【
図26H】
図26Hは、本明細書の実施例に係る音響発生装置と、パーティションの例を示す図である。
【
図26I】
図26Iは、本明細書の実施例に係る音響発生装置と、パーティションの例を示す図である。
【
図27A】
図27Aは、本明細書の実施例に係る音響発生装置と、パーティションの例を示す図である。
【
図27B】
図27Bは、本明細書の実施例に係る音響発生装置と、パーティションの例を示す図である。
【
図27C】
図27Cは、本明細書の実施例に係る音響発生装置と、パーティションの例を示す図である。
【
図27D】
図27Dは、本明細書の実施例に係る音響発生装置と、パーティションの例を示す図である。
【
図27E】
図27Eは、本明細書の実施例に係る音響発生装置と、パーティションの例を示す図である。
【
図27F】
図27Fは、本明細書の実施例に係る音響発生装置と、パーティションの例を示す図である。
【
図27G】
図27Gは、本明細書の実施例に係る音響発生装置と、パーティションの例を示す図である。
【
図27H】
図27Hは、本明細書の実施例に係る音響発生装置と、パーティションの例を示す図である。
【
図27I】
図27Iは、本明細書の実施例に係る音響発生装置と、パーティションの例を示す図である。
【
図28】
図28は、本明細書の実施例に係る音響発生装置の音響出力システムを示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0022】
本明細書の利点と特徴、そしてそれらを達成する方法は、添付の図と共に詳細に後述されている実施例を参照すると明確になるだろう。しかし、本明細書は、以下で開示される実施例に限定されるものではなく、異なる多様な形態で実現されるものであり、単に本実施例は、本明細書の開示を完全にし、本明細書が属する技術分野で通常の知識を有する者に発明の範疇を完全に知らせるために提供されるものであり、本明細書は、請求項の範疇によってのみ定義される。
【0023】
本明細書の実施例を説明するために図に開示した形状、大きさ、比率、角度、数などは例示的なものなので、本明細書は、図に示した事項に限定されるものではない。明細書全体にわたって同一参照符号は同一の構成要素を指す。また、本明細書を説明するにおいて、関連する公知技術に対する詳細な説明が本明細書の要旨を不必要に曖昧にすると判断された場合、その詳細な説明は省略する。本明細書で言及した「含む」、「有する」、「からなる」などが使用されている場合は、「~だけ」が使用されていない限り、他の部分を追加し得る。構成要素を単数で表現した場合に特に明示的な記載事項がない限り、複数が含まれる場合を含む。
【0024】
構成要素を解釈するに当たり、別途の明示的な記載がなくても誤差の範囲を含むものと解釈する。
【0025】
位置関係の説明である場合、例えば、「上に」、「上部に」、「下部に」、「横に」など二つの部分の位置関係が説明されている場合、「すぐに」または「直接」が使用されていない限り、二つの部分の間に一つ以上の他の部分が位置することもできる。
【0026】
時間の関係についての説明である場合、例えば、「後に」、「に続いて」、「次に」、「前に」などで時間的前後関係が説明されている場合、「すぐに」または「直接」が使用されていない以上、連続していない場合も含むことができる。
【0027】
第1、第2などが多様な構成要素を記述するために使用されるが、これらの構成要素はこれらの用語によって制限されない。これらの用語は、ただ一つの構成要素を他の構成要素と区別するために使用されるものである。したがって、以下に記載されている第1構成要素は、本明細書の技術的思想内で第2構成要素であることもあり、同様に、第2構成要素も第1構成要素であり得る。
【0028】
本明細書の構成要素を説明するにあたって、第1、第2、A、B、(a)、(b)などの用語を用いることができる。このような用語は、その構成要素を他の構成要素と区別するためのものであるだけで、その用語によって、その構成要素の本質、順序、順番または個数などが限定されない。ある構成要素が他の構成要素に「連結」、「結合」または「接続」と記載された場合、その構成要素は、その他の構成要素に直接連結するか、または接続することができるが、特に明示的な記載事項がない間接的に連結し、又は接続することができる各構成要素間に他の構成要素が「介在」することもあると理解されなければならない。
【0029】
「少なくとも一つ」は、関連した構成要素の一つ以上のすべての組み合わせを含むものと理解されなければならない。例えば、「第1、第2、および第3構成要素の少なくとも一つ」の意味は、第1、第2、または第3構成要素だけではなく、第1、第2、および第3構成要素の二つ以上のすべての構成要素の組み合わせを含むとすることができる。
【0030】
本明細書で「表示装置」は、表示パネルと表示パネルを駆動するための駆動部を含む液晶モジュール(Liquid Crystal Module;LCM)、有機発光表示モジュール(OLED Module)などの表示装置を含むことができる。そして、LCM、OLEDモジュールなどを含む完成品(complete productまたはfinal product)であるラップトップコンピュータ、テレビ、コンピュータモニタ、車両用または自動車用装置(automotive apparatus)または車両(vehicle)の他の形態などを含む電装装置(equipment apparatus)、スマートフォンまたは電子パッドなどのモバイル電子機器(mobile electronic apparatus)などのセットの電子装置(set electronic apparatus)またはセット装置(set deviceまたはset apparatus)も含むことができる。
【0031】
したがって、本明細書での表示装置は、LCM、OLEDモジュールなどのディスプレイ装置自体、およびLCM、OLEDモジュールなどを含む応用製品またはエンドユーザーのための装置であるセット装置まで含むことができる。
【0032】
また、いくつかの例では、表示パネルと駆動部などで構成されるLCM、OLEDモジュールを「表示装置」と表現し、LCM、OLEDモジュールを含む完成品としての電子機器を「セット装置」として区別して表現することもできる。例えば、表示装置は、液晶(LCD)または有機発光(OLED)の表示パネルと、表示パネルを駆動するための制御部であるソースPCBを含むことができる。セット装置は、ソースPCBに電気的に接続してセット装置全体を駆動するセット制御部であるセットPCBをさらに含むことができる。
【0033】
本実施例に使用される表示パネルは、液晶表示パネル、有機電界発光(OLED:Organic Light Emitting Diode)表示パネル、および電界発光表示パネル(electroluminescent display panel)などのすべての形態の表示パネルを使用することができ、実施例に限定されるものではない。例えば、表示パネルは、本明細書の実施例に係る音響発生装置によって振動することにより音響を発生することのできる表示パネルであり得る。本明細書の実施例に係る表示装置に適用される表示パネルは、表示パネルの形態や大きさに限定されない。
【0034】
例えば、表示パネルが液晶表示パネルである場合には、多数のゲートラインとデータライン、およびゲートラインとデータラインの交差領域に形成されるピクセル(Pixel)を含むことができる。そして、各ピクセルでの光透過度を調節するためのスイッチング素子である薄膜トランジスタを含むアレイ基板と、カラーフィルタおよび/またはブラックマトリックスなどを備えた上部基板と、アレイ基板および上部基板との間に形成される液晶層を含んで構成することができる。
【0035】
表示パネルが有機電界発光(OLED)表示パネルである場合には、多数のゲートラインとデータライン、およびゲートラインとデータラインの交差領域に形成されるピクセル(Pixel)を含むことができる。そして、各ピクセルに選択的に電圧を印加するための素子である薄膜トランジスタを含むアレイ基板と、アレイ基板上の有機発光素子(OLED)の層、および有機発光素子層を覆うように、アレイ基板上に配置される封止基板またはカプセル化(Encapsulation)基板などを含んで構成することができる。封止基板は、外部の衝撃から薄膜トランジスタおよび有機発光素子層などを保護し、有機発光素子層に水分や酸素が侵入することを防止することができる。そして、アレイ基板上に形成される層は、無機発光層(inorganic light emitting layer)、例えば、ナノサイズの物質層(nano-sized material layer)、および量子ドット(quantum dot)発光層などを含むことができる。他の例としては、マイクロ発光ダイオードを含むことができる。
【0036】
表示パネルは、表示パネルに付着する金属板(metal plate)のような背面(backing)をさらに含むことができる。他の構造、例えば、他の物質からなる異なる構造を含むこともできる。
【0037】
本明細書のいくつかの実施例のそれぞれの特徴が部分的または全体的に互いに結合または組み合わせ可能で、技術的に多様な連動および駆動が可能であり、各実施例が互いに独立して実施可能であり得、連関の関係で一緒に実施することもできる。
【0038】
以下、添付した図および実施例を介して本明細書の実施例を詳しく見ると、次の通りである。図に示した構成要素のスケールは、説明の便宜上のために、実際とは異なるスケールを有するので、図に示されたスケールに限定されない。
【0039】
図1Aは、本明細書の実施例に係る音響発生装置を含む表示装置を示す図である。
図1Aは、表示装置の正面を示したものである。
【0040】
図1Aを参照すると、表示装置10は、映像を表示する表示パネル100と音響発生装置200を含むことができる。音響発生装置200は、表示パネル100を振動させて表示パネル100の前方(FD)に音響(SW)を発生させることができる。音響発生装置200は、表示パネル100の背面に配置することができる。表示パネル100の背面は、一面、第1面、背面、または下面などで表現することができ、用語に限定されるものではない。
【0041】
表示パネル100は、映像、例えば、電子映像(electronic image)またはデジタル映像(digital image)を表示するもので、液晶ディスプレイパネル(Liquid crystal Display Panel)、有機電界発光(OLED:Organic Light Emitting Diode)ディスプレイパネル(Display Panel)、および電界発光ディスプレイパネル(Electroluminescent Display Panel)などのすべての形態のディスプレイパネルで実現することができる。表示パネル100は、音響発生装置200の振動によって振動して音響(SW)を表示パネル100の前方(FD)に出力することができる。例えば、表示パネル100は、映像を表示しながら音響発生装置200の振動によって振動して音響(SW)を表示パネル100の前方(FD)に出力することができる。また、表示パネル100は、映像を表示することなく、音響発生装置200の振動によって振動して音響(SW)を表示パネル100の前方(FD)に出力することができる。したがって、表示パネル100は、映像を表示し、音響(SW)を出力することができる。
【0042】
例えば、表示パネル100は、アノード電極、カソード電極および有機化合物層を含むピクセルアレイ層の構造によって、トップエミッション(Top Emission)方式、ボトムエミッション(Bottom Emission)方式、またはデュアルエミッション(Dual Emission)方式などの形態で画像を表示することができる。トップエミッション方式は、ピクセルアレイ層で発生した可視光をベース基板の前方に放出させて映像を表示することができ、ボトムエミッション方式は、ピクセルアレイ層で発生した可視光をベース基板の後方に放出させて映像を表示することができる。
【0043】
音響発生装置200は、表示パネル100を振動板として使用することにより、音響を発生させることができる。音響発生装置は、アクチュエータ(actuator)、エキサイター(exciter)、またはトランスデューサ(transducer)で表現することもでき、用語に限定されない。例えば、音響発生装置200は、電気的信号によって音響を出力する音響機器であり得る。
【0044】
図1Bは、
図1Aの切断線I-I’に沿って切断した断面図である。
【0045】
図1Bを参照すると、表示装置10は、音響発生装置200および支持部材300を含むことができる。
【0046】
支持部材(supporting member)300は、表示パネル100の背面(rear surface)または側面(side surface)中の一つ以上を支持することができる。そして、音響発生装置200は、支持部材300に固定することができる。
【0047】
支持部材300は、例えば、カバーボトム(cover bottom)であり得る。例えば、表示パネル100の側面(lateral surfaceまたはside surface)を囲み、カバーボトムと結合し、表示パネル100を支持するように表示パネル100の一側端を収容して表示パネル100を支持するミドルキャビネット(middle cabinet)を含むことができる。例えば、ミドルキャビネットは、「┤」字型の断面を有することができる。支持部材300は、カバーボトム、またはカバーボトムおよびミドルキャビネットを含むことができるが、この例の構造に限定されない。支持部材300は、表示パネル100の背面または側面を支持することができるどのような構造をも含むことができる。
【0048】
支持部材300は、表示パネル100の背面または全体にわたって形成される板状の部材であり得る。例えば、支持部材300は、表示パネル100の背面全体を離隔するように覆うことができる。支持部材300は、ガラス材質、金属材質、またはプラスチック材質からなる平板形態を有することができる。例えば、支持部材300の端または鋭い角部分は、面取り工程または角丸め工程によって斜面形態または曲面形態を有することができる。例えば、ガラス材質の支持部材300は、サファイアガラス(Sapphire Glass)であり得る。例えば、金属材料の支持部材300は、一つ以上のアルミニウム、アルミニウム合金、マグネシウム合金、および鉄とニッケルの合金中のいずれか一つの材質からなることができる。他の例としては、支持部材300は、金属板およびガラス板より相対的に薄い厚さを有しながら表示パネル100の背面と向き合うグラスプレートの積層構造を有することができ、この場合、表示装置10の背面は、金属板によって鏡面として使用することもできる。しかし、この例の物質や形状等に限定されるものではない。
【0049】
また、支持部材300は、音響発生装置200を挿入または収容するホールを含むことができる。例えば、ホールは音響発生装置200を挿入または収容するために、支持部材300の厚さ方向に沿って支持部材300の設定された一部領域に円形または多角形態を有するように穿孔することができる。
【0050】
本明細書では、支持部材300は、カバーボトム(Cover Bottom)、プレートボトム(Plate Bottom)、バックカバー(Back Cover)、ベースフレーム(Base Frame)、メタルフレーム(Metal Frame)、メタルシャーシ(Metal Chassis)、シャーシベース(Chassis Base)、m-シャーシなどの他の表現で使用することができる。したがって、表示パネル100を支持する支持体として表示装置の背面に配置されるすべての形態のフレームまたは板状構造物などを含むことができる。
【0051】
また、接着部材400は、表示パネル100と支持部材300の端または周辺に配置することができる。例えば、接着部材400は、表示パネル100の背面と支持部材300の前面との間に配置することができる。接着部材400は、表示パネル100と支持部材300を接着させることができる。接着部材400は、両面テープ(Double-sided Tape)、片面テープ(Single-sided tape)、接着剤、およびボンドなどであり得るが、実施例に限定されるものではない。
【0052】
図2Aおよび
図2Bは、本明細書の実施例に係る音響発生装置の断面図である。
【0053】
音響発生装置は、マグネットがコイルの外側に配置される第1構造と、マグネットがコイルの内側に配置される第2構造に分類することができる。第1構造は、ダイナミック型(dynamic type)または外磁型(external magnetic type)で表現することができる。そして、第2構造は、マイクロタイプ(micro type)、または内磁型(internal magnetic type)で表現することができる。
【0054】
図2Aは、第1構造を示したものであり、
図2Bは、第2構造を示したものである。
【0055】
図2Aを参照すると、音響発生装置200は、プレート210、210’、プレート210上にあるマグネット220、プレート210上にあるセンターポール230、センターポール230の周囲にあるボビン250、およびボビン250外郭に巻かれているコイル260などを含むことができる。
【0056】
例えば、第1プレート210上にマグネット220があり、マグネット220上に第2プレート210’を具備することができる。第1プレート210と第2プレート210’は、マグネット220を支持しながら音響発生装置200を支持部材300に固定することができる。したがって、第1プレート210は、支持部材300の支持ホールに固定することができ、マグネット220は、第1プレート210と第2プレート210’の間で固定支持することができる。
【0057】
第1プレート210および第2プレート210’のうちの少なくとも一つは、鉄(Fe)のような物質からなり得る。第1プレート210および第2プレート210’は、プレートの用語に限定されるものではない。例えば、第1プレート210および第2プレート210’は、ヨークなど、他の用語で表現することもできる。
【0058】
マグネット220は、バリウムフェライトなどの焼結磁石を用いることができ、材質は酸化第二鉄(Fe2O3)、炭酸バリウム(witherite)(BaCO3)、ネオジム(Nd)、磁力成分が改善されたストロンチウムフェライト(Fe12O19Sr)、アルミニウム(Al)、ニッケル(Ni)、コバルト(Co)の合金鋳造磁石などの一つ以上を含むことができる。他の例としては、ネオジム磁石はネオジム-鉄-ホウ素(Nd-Fe-B)であり得る。しかし、実施例は、この例に限定されない。
【0059】
フレーム240は、第1プレート210の縁に沿って第2プレート210’上に配置することができる。センターポール230は、第1プレート210の中央領域にセンターポール230を配置することができる。センターポール230と、第1プレート210は、一体に形成することもできる。センターポール230は、ポールピース(pole pieces)とすることもできる。一例では、ポールピース(pole pieces)をセンターポール230上にさらに配置することもできる。
【0060】
ボビン250は、センターポール230の周囲を包むことができる。コイル260は、ボビン250の下の一定領域の周囲、例えば、ボビン250の下の領域に巻き取ることができる。例えば、コイル260は、ボビン250の下の外郭面に巻き付けられていて、このコイル260に音響発生のための電流またはボイス信号を印加することができる。
【0061】
ボビン250は、パルプまたは紙を加工した材質、アルミニウムやマグネシウムまたはその合金、ポリプロピレン(polypropylene)などの合成樹脂、またはポリアミド(polyamide)系繊維などで形成された環状(または円筒)構造で実現することができるが、これに限定されるものではない。ボビン250とコイル260を合わせてボイスコイル(voice coil)と表現することもできる。
【0062】
また、ダンパー270は、ボビン250の上側の一部とフレーム240との間に配置することができる。ダンパー(damper)は、エッジ(edge)、スパイダー(spider)、およびサスペンション(suspension)などの他の用語で表現することもでき、用語に限定されるものではない。
【0063】
図2Bは、マグネットがコイルの内側に配置される第2構造を示した図である。
【0064】
図2Bを参照すると、第2構造の音響発生表示装置200’は、第1プレート210上にあるマグネット220、マグネット220上にあるセンターポール230、マグネット220とセンターポール230の周囲にあるボビン250、およびボビン250外郭に巻かれているコイル260などを含むことができる。
【0065】
例えば、第1プレート210は、支持部材300の支持ホールに固定することができる。マグネット220は、第1プレート210上に配置され、センターポール230は、マグネット220上に配置することができる。センターポール230は、ポールピース(pole pieces)とすることもできる。一例では、ポールピース(pole pieces)をセンターポール230上にさらに配置することもできる。
【0066】
ボビン250は、マグネット220とセンターポール230を囲み、コイル260は、ボビン250の外郭面に巻き取られ得る。
【0067】
第2プレート210’は、第1プレート210の周辺に配置され、フレーム240は、第2プレート210’の周辺に配置することができる。例えば、ダンパー270は、フレーム240とボビン250との間に配置することができる。
【0068】
マグネットが外側に配置される第1構造に比べて、内部に磁石を有する第2構造は、漏洩磁束が小さく音響発生装置の全体的なサイズを小さくすることができる利点がある。
【0069】
本明細書の実施例による表示装置に使用される音響発生装置は、
図2Aおよび
図2Bに示す構造に限定されるものではない。表示パネルを振動させる、例えば、表示パネルを直接振動させて音響を発生することができる異なる種類の音響発生装置を使用することもできる。
【0070】
図3Aおよび
図3Bは、本明細書の実施例の第1構造による音響発生装置の音響を発生させる内容を説明する図である。
【0071】
図3Aには、電流が流れた状態を示す。マグネット220の下面と接続したセンターポール230がN極となり、マグネット220の上面と接続した第2プレート210’がS極となり、コイル260の周りに外部磁界が発生し得る。この状態で、音響発生用の電流がコイル260に印加されると、コイル260の周囲に印加磁場が形成され、印加磁場と外部磁場によってボビン250を上側に移動する力が発生する。例えば、電流がコイル260に印加されると、コイル260の周囲に印加磁場が形成され、マグネット220によって形成される外部磁界があるので、フレミングの左手法則に基づいてボビン250全体がセンターポール230によってガイドされながら上側に移動する。
【0072】
したがって、ボビン250の一面は、表示パネル100の背面に接触し、ボビンはコイル260の電流の有無によって表示パネル100を上側(矢印で表示)に振動させることになり、表示パネル100の振動によって音波(または音響)が発生することになる。この状態で、電流が停止し、または反対方向の電流が流れると、
図3Bに示すように、
図3Aの説明と同様の原理に基づいてボビン250を下側に移動させる力が発生し、表示パネル100が下側(矢印で表示)に振動する。
【0073】
ダンパー270は、フレーム240と、ボビン250の上側の一部の間に配置することができる。ダンパー270は、しわが寄った構造、例えば弾性を有することができ、ダンパー270は、ボビン250の上下運動に応じて収縮および弛緩運動しながらボビン250の上下振動を調節することができる。例えば、ダンパー270は、ボビン250とフレーム240に接続していて、ボビン250の上下振動はダンパー270の復元力によって調節することができる。例えば、ボビン250が一定の高さ以上に振動し、または一定の高さ以下に振動する場合、ボビン250は、ダンパー270の復元力により元の位置に原状復帰することができる。
【0074】
したがって、コイル260への電流印加方向と大きさによって、表示パネル100が上下方向に振動することができ、この振動によって音波を発生することができる。
【0075】
図4Aおよび
図4Bは、本明細書の実施例の第2構造による音響発生装置の音響を発生させる内容を説明する図である。
【0076】
図4Aは、電流が流れた状態を示す。第2プレート210がS極となり、マグネット220の上面と接続したセンターポール230がN極となり、コイル260の周りに外部磁場が形成される。N極とS極は互いに入れ替え可能であり、N極とS極が入れ替わる場合には、コイル260の巻線方向を変更して、同じように動作させることもできる。この状態で、音響発生用の電流がコイル260に印加されると、コイル260の周囲に印加磁場が形成され、印加磁場と外部磁場によってボビン250を上側に移動する力が発生する。例えば、コイル260に電流が流れると、コイル260の周囲に磁場が形成され、マグネット220によって形成される外部磁界があるので、フレミングの左手法則に基づいてボビン250全体がセンターポール230によってガイドされながら上側に移動する。
【0077】
したがって、ボビン250の一面は、表示パネル100の背面に接触していて、コイル260の電流の有無によって、表示パネル100を上側(矢印で表示)に振動させることになり、この振動によって音波(または音響)が発生することになる。この状態で、電流を停止し、または反対方向の電流が流れると、
図4Bに示すように、
図4Aの説明と同様の原理に基づいてボビン250を下側に移動させる力が発生し、表示パネル100が下側(矢印で表示)に振動する。
【0078】
ダンパー270は、フレーム240と、ボビン250の上側の一部との間に配置することができる。ダンパー270は、弾性を有する蛇腹構造を有することができ、ダンパー270は、ボビン250の上下運動に応じて収縮および弛緩運動しながらボビン250の上下振動を調節することができる。例えば、ダンパー270は、ボビン250とフレーム240に接続していて、ボビン250の上下振動はダンパー270の復元力によって調節することができる。例えば、ボビン250が一定の高さ以上に振動し、または一定の高さ以下に振動する場合、ボビン250は、ダンパー270の復元力により元の位置に原状復帰することができる。
【0079】
したがって、コイル260への電流印加方向と大きさに応じて、表示パネル100が上下方向に振動することができ、この振動によって音波が発生し得る。
【0080】
図5は、本明細書の実施例に係る音響発生装置を含む表示装置を示す図である。
【0081】
本明細書の実施例では、第1構造又は第2構造による音響発生装置の両方を適用することができ、以下では、第2構造の音響発生装置を例に挙げて説明する。
【0082】
図5を参照すると、音響発生装置200は、拡径部614を含むことができる。拡径部614は、第1プレート210と一体に形成することができる。音響発生装置200の第1プレート210は、円筒形または円筒形ではないことがあり得る。第1プレート210の一側は、第1プレート210の残りの部分の直径よりも大きい突出部を有することができる。直径が大きくなった突起領域を拡径部614と表現することができる。拡径部614は、環状を有することができる。拡径部614の一部には、音響発生装置200の固定のための延長部612を形成することができる。
【0083】
延長部612には、ネジ(screw)320とナット(nut)330を構成することができる。支持部材300に固定されたナット330を用いて、ネジ320によって音響発生装置200を支持部材300に結合することができる。ナット330は、例えば、セルフクリンチングナット(self-clinching nut)であり得る。セルフクリンチングナットの一つの例は、ペムナット(PEMnut)であり得るが、実施例に限定されるものではない。これにより、音響発生装置200は、支持部材300にある支持ホール310に収容することができる。
【0084】
セルフクリンチングナット(self-clinching nut)を用いる場合、音響発生装置200で発生する振動がナット330のセルフクリンチングナットで一部吸収され得るので、支持部材300に伝達する振動を減少させることができる。また、表示パネル100は、音響発生装置200のボビン250に付着または結合することができる。
【0085】
図5で説明したように、音響発生装置は、支持部材の支持ホールを介して表示パネルに結合または連結することができる。したがって、支持部材の背面には、支持ホールが必要であり、支持ホールによって外部からの異物が流入する問題点があった。そして、音響発生装置が支持部材の背面に露出するので、支持部材の背面に露出している音響発生装置によって外観上の美感を阻害する問題点があった。そして、支持部材の背面に露出している音響発生装置の損傷を防止するために音響発生装置の保護用カバーが必要なので、保護用カバーを追加する工程を必要とし、または保護用カバーによって音響発生装置が厚くなる問題点があった。そこで、本明細書の発明者らは、音響発生装置が支持部材の支持ホールによって支持部材と結合または連結せずに、表示パネル内に音響発生装置を構成するためのいくつかの実験を行った。いくつかの実験を通じて、表示パネル内に音響発生装置を構成するためには、音響発生装置の厚さを減少させなければならないことを認識した。音響発生装置が厚い場合には、表示パネルの厚さが厚くなり、表示パネルの画質や画像に影響を与えることがあり、外観上の美感を阻害する問題があることを認識した。また、立体音響を実現するためには、複数の音響発生装置を構成しなければならないので、音響発生装置の厚さを減少させなければならないことを認識した。したがって、音響発生装置の厚さを減少させるためには、音響発生装置に含まれる構成要素の厚さを減少させなければならない。例えば、マグネットの厚さを薄くする場合には、磁束密度(magnetic flux density)が減るので、音圧が低くなる問題が生じ得る。そして、ボビンの高さ(または厚さ)を下げる場合には、ボビンに巻かれたコイルの巻き幅が減るので、音響発生装置の磁力の弱体化によって、音色の明瞭度(articulation)または音圧が低くなるといった問題が生じ得る。そして、電気的な信号をコイルに伝達する配線は、ダンパーとの干渉によって音響発生装置から干渉音が発生する問題が生じ得る。それで、いくつかの実験を通じて、音響発生装置の面積を広くして、音響発生装置の厚さを薄くすることができ、音響に影響を与えない新しい構造の音響発生装置を発明した。これに対して
図6~
図12を参照して説明する。
【0086】
図6は、本明細書の他の実施例に係る音響発生装置を含む表示装置を示す図である。
【0087】
本明細書の実施例では、第1構造又は第2構造による音響発生装置の両方を適用することができ、以下では、第2構造を例に挙げて説明する。
【0088】
図6を参照すると、本明細書の実施例に係る表示装置20は、表示パネル100と音響発生装置1600を含むことができる。表示パネル100の背面には、封止基板102を配置することができる。例えば、封止基板102は、外部の衝撃から表示パネル100に配置されている薄膜トランジスタおよび発光素子層などを保護し、発光素子層に水分や酸素が侵入することを防止することができる。封止基板は、カプセル化(Encapsulation)基板、シーリング基板、または保護基板とすることができる。
【0089】
音響発生装置1600は、ヨーク1610上にあるマグネット1620、マグネット1620上にあるセンターポール1630、マグネット1620とセンターポール1630の周囲にあるボビン1650、およびボビン1650の外郭に巻かれているコイル1660などを含むことができる。コイル1660がボビン1650の外周面を囲むよう巻かれている場合、コイル1660で発生する熱がボビン1650に伝達され、ボビン1650の熱によって表示パネル100に影響を与える画質不良を減らすために、コイル1660は、相対的に放熱特性に優れた材料で構成することができる。ボビン1650は、上下に振動するため、上下振動による偏振動が発生することになり、ボビン1650の偏振動はボビン1650の重さに影響を受け得、ボビン1650の重さは、コイル1660の重さに影響を受ける。これにより、コイル1660の重さが減少する場合には、ボビン1650の偏振動を低減することができる。このように、ボビン1650に伝達される熱ボビン1650の偏振動を考慮した場合、コイル1660は、一般的なコイルの材質である銅よりも熱伝導率が優れていて、比較的優れた放熱特性を有し、銅よりも相対的に軽いアルミ材質からなり得る。ヨーク1610は、プレートであり得、用語に限定されるものではない。
【0090】
アルミニウムは空気中で酸化膜が形成され、音響発生装置1600の製造時にはんだ付けが容易でないため、本明細書の実施例に係るコイル1660は、放熱のためのアルミニウム層(又は第1金属層)、およびアルミニウム層を囲む金属外皮層(または第2金属層)を含むことができる。この場合、金属外皮層は銅(Cu)、銀(Ag)、および金(Au)中の一つの材質を含むことができる。例えば、コイル1660は、銅で覆われた銅クラッドアルミニウムワイヤ(copper clad aluminum wire)であり得る。金属外皮層は、第1金属層の外側に薄膜状に形成されるので、コイル1660の重さの増加に大きな影響を与えないことができる。したがって、本明細書の実施例に係るコイル1660は、銅材質または銅線のみからなるコイルより約60%程度の重量を減少することができる。
【0091】
ボビン1650は、パルプまたは紙を加工した材質、アルミニウムやマグネシウムまたはその合金、ポリイミド(polyimide)などの合成樹脂などで形成された構造物であり得る。例えば、ボビン1650は、コイル1660で発生する熱による表示パネル100の局部的な画質不良を防止するために、相対的に放熱特性に優れ、相対的に軽いポリイミドフィルム(polyimide film)で実現することができる。ポリイミドフィルムは、氷点下273℃~摂氏400℃まで幅広い温度範囲で物性が変わらず、耐熱性、電気絶縁性、柔軟性、および不燃性などの特徴を有している。そして、ポリイミドフィルムは、熱的および機械的強度に優れ、ボビン1650の信頼性を向上させることができ、優れた放熱特性によりボビン1650の振動による熱の発生を減らすことができる効果がある。例えば、ポリイミドフィルムはKAPTONであり得、パイロメリティックジアンハイドライド(pyromellitec dianhydride)と4,4’-オキシアニリン(4,4’-oxydianiline)の縮合であり得る。
【0092】
ヨーク1610の外側には、フレーム1640を配置することができる。フレーム1640とボビン1650の間には、ダンパー1670を配置することができる。音響発生装置1600の説明は、
図2Aおよび
図2Bで説明した内容と同一であるので、ここでは詳細な説明を省略する。
【0093】
表示パネル100は、接着部材402を介して音響発生装置1600のボビン1650に付着または連結することができる。例えば、ボビン1650上に、ボビンリング1652をさらに含むことができる。ボビンリング1652は、ボビン1650および表示パネル100の間に介在して、ボビン1650の振動を表示パネル100に伝達することができる。
図6では、ボビンリング1652がボビン1650全体に配置されていることを例に挙げて説明する。これに限らず、ボビン1650がある位置に配置することもできる。ボビンリング1652は、接着部材402によって表示パネル100に付着することができる。接着部材402は、両面テープ(double-sided tape)、片面テープ(single-sided tape)、接着剤、およびボンド(bond)であり得るが、これに限定されるものではない。
図6に示すように、接着部材402は、音響発生装置1600が表示パネル100に付着または連結する部分に形成することができる。これに限らず、接着部材402は、表示パネル100の背面全体に形成することもできる。例えば、接着部材402は、表示パネル100の背面と音響発生装置1600との間の全面に形成することができる。また、パーティション700は、表示パネル100と支持部材300との間に配置することができる。例えば、パーティション700は、表示パネル100の封止基板102と支持部材300との間に配置することができる。
【0094】
音響発生装置1600を表示パネル100内に配置するために結合部材1710を音響発生装置1600に配置することができる。ヨーク1610は、延長部1612を含むことができる。ヨーク1610の延長部1612には、結合部材1710を配置することができる。例えば、ヨーク1610の厚さを増やしてネジタップを形成した後、ネジ締結することができる。ネジタップは、手動タップ、機械タップ、ガスネジタップ、およびマスタータップなどで形成することができるが、これに限定されるものではない。例えば、結合部材1710は、支持部材300内に配置することができる。結合部材1710は、ネジ1720とナット1730を含むことができる。ネジ1720とナット1730は、支持部材300内に配置され、ネジ1720とナット1730によって音響発生装置1600を支持部材300内に固定することができる。例えば、ナット1730は、セルフクリンチングナット(self-clinching nut)であり得る。セルフクリンチングナットの一つの例は、ペムナット(PEMnut)であり得るが、実施例に限定されるものではない。
【0095】
例えば、音響発生装置1600は、支持部材300の支持ホールなしに圧入方式を利用して、ナット1730によって支持部材300に結合することができる。圧入方式は、鋸歯状の圧入方式を利用することができ、本明細書の実施例は、結合方式や形状に限定されるものではない。これにより、音響発生装置1600を表示パネル100内に配置することができる。例えば、音響発生装置1600は、結合部材1710によって表示パネル100と支持部材300との間に配置するか、または結合することができる。したがって、音響発生装置を表示パネル100内に配置するか、または結合することができるので、支持部材の支持ホールを構成しなくてもよく、支持部材の支持ホールによる外部からの異物の流入を防止することができる。そして、音響発生装置が支持部材の背面に露出しないので、外観上の美感を有する表示装置を提供することができ、音響発生装置の損傷を防止することができる。
【0096】
図7は、本明細書の他の実施例に係る音響発生装置を含む表示装置を示す図である。
【0097】
本明細書の実施例では、第1構造又は第2構造による音響発生装置の両方を適用することができ、以下では、第2構造を例に挙げて説明する。
【0098】
図7を参照すると、本明細書の実施例に係る表示装置30は、表示パネル100と音響発生装置1600を含むことができる。表示パネル100の背面には、封止基板102を配置することができる。例えば、封止基板102は、外部の衝撃から表示パネル100に配置されている薄膜トランジスタと発光素子層などを保護し、発光素子層に水分や酸素が侵入することを防止することができる。封止基板は、カプセル化(Encapsulation)基板、シーリング基板、または保護基板とすることができる。
【0099】
音響発生装置1600は、ヨーク1610上にあるマグネット1620、マグネット1620上にあるセンターポール1630、マグネット1620とセンターポール1630の周囲にあるボビン1650、およびボビン1650外郭に巻かれているコイル1660などを含むことができる。ヨーク1610は、プレートであり得、用語に限定されるものではない。ヨーク1610の外側には、フレーム1640を配置することができる。フレーム1640とボビン1650の間には、ダンパー1670を配置することができる。音響発生装置の説明は、
図2Aおよび
図2Bで説明した内容と同一であるので、ここでは詳細な説明を省略する。
【0100】
表示パネル100は、接着部材402を介して音響発生装置1600のボビン1650に付着することができる。例えば、ボビン1650上に、ボビンリング1652をさらに含むことができる。ボビンリング1652は、ボビン1650と表示パネル100の間に介在して、ボビン1650の振動を表示パネル100に伝達することができる。
図7では、ボビンリング1652がボビン1650全体に配置されていることを例に挙げて説明する。これに限らず、ボビン1650がある位置に配置または連結することもできる。ボビンリング1652は、接着部材402によって表示パネル100に付着または連結することができる。接着部材402は、両面テープ(double-sided tape)、片面テープ(single-sided tape)、接着剤、およびボンド(bond)であり得るが、これに限定されるものではない。
図7のように、接着部材402は、音響発生装置1600が表示パネル100に付着または連結される部分に形成することができる。これに限らず、接着部材402は、表示パネル100の背面全体に形成することもできる。例えば、接着部材402は、表示パネル100の背面と音響発生装置1600との間の全面に形成することができる。また、パーティション700は、表示パネル100と支持部材300との間に配置することができる。例えば、パーティション700は、表示パネル100の封止基板102と支持部材300との間に配置することができる。
【0101】
音響発生装置1600を表示パネル100内に配置するために結合部材1710を音響発生装置1600に配置することができる。フレーム1640は、延長部1642を含むことができる。フレーム1640の延長部1642には、結合部材1710を配置することができる。結合部材1710は、ネジ1720とナット1730を含むことができる。ネジ1720とナット1730は、支持部材300内に配置され、ネジ1720とナット1730によって音響発生装置1600を支持部材300内に固定することができる。例えば、ナット1730は、セルフクリンチングナット(self-clinching nut)であり得る。セルフクリンチングナットの一つの例は、ペムナット(PEMnut)であり得るが、実施例に限定されるものではない。
【0102】
例えば、音響発生装置1600は、支持部材300の支持ホールなしに圧入方式を利用して、ナット1730によって支持部材300と結合することができる。圧入方式は、鋸歯状の圧入方式を利用することができ、本明細書の実施例は、結合方式や形状に限定されるものではない。これにより、音響発生装置1600を表示パネル100内に配置することができる。例えば、音響発生装置1600は、結合部材1710によって表示パネル100と支持部材300との間に配置することができる。したがって、音響発生装置を表示パネル内に配置することができるので、支持部材の支持ホールを構成しなくてもよく、支持部材の支持ホールによる外部からの異物の流入を防止することができる。そして、音響発生装置が支持部材の背面に露出しないので、外観上の美感を有する表示装置を提供することができ、音響発生装置の損傷を防止することができる。
【0103】
表示パネル100の背面に配置される封止基板102は、強磁性体、例えば、鉄(Fe)とニッケル(Ni)の合金であるインバー(invar)などの材質で構成されているので、表示パネルの内部の音響発生装置のマグネットの磁力が封止基板に吸収され、磁力が失われる問題があることを認識した。マグネットの磁力により、封止基板が引っ張られ、音響発生装置が押されるようになるので、音響発生装置が上下振動することができないという問題点があることを認識した。そして、マグネットの磁力により、封止基板が引っ張られ、音響発生装置が封止基板にくっついてしまうので、音響発生装置が振動することができる空間が消失する問題があることを認識した。そこで、本明細書の発明者らは、複数の実験を通じて音響発生装置の漏洩磁力を減らすことができ、音響発生装置が振動することができる空間が減少しない表示装置を発明した。これについては、
図8~
図12を参照して説明する。
【0104】
図8は、本明細書の他の実施例に係る音響発生装置を含む表示装置を示す図である。
【0105】
本明細書の実施例では、第1構造又は第2構造による音響発生装置の両方を適用することができ、以下では、第2構造を例に挙げて説明する。
【0106】
図8を参照すると、本明細書の実施例に係る表示装置40は、表示パネル100と音響発生装置1600を含むことができる。音響発生装置1600は、表示パネル100と支持部材300との間に配置することができる。音響発生装置1600は、表示パネル100内に配置することができる。音響発生装置の説明は、
図2Aおよび
図2B、
図6、および
図7で説明した内容と同様なので、ここでは詳細な説明を省略する。
【0107】
音響発生装置1600は、ヨーク1610上にあるマグネット1620、マグネット1620上にあるセンターポール1630、マグネット1620とセンターポール1630の周囲にあるボビン1650、およびボビン1650外郭に巻かれているコイル1660などを含むことができる。ヨーク1610は、プレートであり得、用語に限定されるものではない。ヨーク1610の外側の部分には、フレーム1640を配置することができる。フレーム1640とボビン1650の間には、ダンパー1670を配置することができる。ボビン1650上に、ボビンリング1652を、さらに配置することができる。
図8は、ボビンリング1652がボビン1650全体に配置されていることを例に挙げて説明する。これに限らず、ボビン1650がある位置に配置することもできる。
【0108】
音響発生装置1600を表示パネル100内に配置するために結合部材1710を音響発生装置1600に配置することができる。ヨーク1610は、延長部1612を含むことができる。ヨーク1610の延長部1612には、結合部材1710を配置することができる。例えば、ヨーク1610の厚さを増やしてネジタップを形成した後、ネジ締結することができる。ネジタップは、手動タップ、機械タップ、ガスネジタップ、およびマスタータップなどで形成することができるが、これに限定されるものではない。例えば、結合部材1710は、支持部材300内に配置することができる。結合部材1710は、ネジ1720とナット1730を含むことができる。ネジ1720とナット1730は、支持部材300内に配置され、ネジ1720とナット1730によって音響発生装置1600を支持部材300内に固定することができる。例えば、ナット1730は、セルフクリンチングナット(self-clinching nut)であり得る。セルフクリンチングナットの一つの例は、ペムナット(PEMnut)であり得るが、実施例に限定されるものではない。
【0109】
音響発生装置1600が振動する時に発生する熱を減らすか、または減少させるために表示パネル100の背面には、放熱部材600をさらに配置することができる。例えば、放熱部材600は、接着部材を介して封止基板102の背面に配置することができる。放熱部材600は、音響発生装置1600のサイズよりも大きいサイズを有し、音響発生装置1600を覆うように構成することができ、一定の厚さを有する多角形の板状またはディスクの形態を有することができるが、これに限定されるものではない。例えば、放熱部材600は、アルミニウム(Al)、銅(Cu)または銀(Ag)、およびこれらの合金などのように熱伝導率の高い金属材料で構成されている放熱シートまたは放熱テープであり得、これに限定されるのではない。したがって、放熱部材600を構成することで、音響発生装置の振動時に発生する熱による表示パネルの画質への影響を減少させることができる。
【0110】
そして、パーティション700は、表示パネル100と支持部材300との間に配置することができる。たとえば、パーティション700は、表示パネル100の背面に配置された放熱部材600と支持部材300との間に配置することができる。
【0111】
図9は、本明細書の他の実施例に係る音響発生装置を含む表示装置を示す図である。
【0112】
本明細書の実施例では、第1構造又は第2構造による音響発生装置の両方を適用することができ、以下では、第2構造を例に挙げて説明する。
【0113】
図9を参照すると、本明細書の実施例に係る表示装置50は、表示パネル100と音響発生装置1600を含むことができる。音響発生装置1600は、表示パネル100と支持部材300との間に配置することができる。音響発生装置1600は、表示パネル100内に配置することができる。音響発生装置の説明は、
図2Aおよび
図2B、
図6、および
図7で説明した内容と同様なので、ここでは詳細な説明を省略する。
【0114】
音響発生装置1600は、ヨーク1610上にあるマグネット1620、マグネット1620上にあるセンターポール1630、マグネット1620とセンターポール1630の周囲にあるボビン1650、およびボビン1650外郭に巻かれているコイル1660などを含むことができる。ヨーク1610は、プレートであり得、用語に限定されるものではない。ヨーク1610の外側には、フレーム1640を配置することができる。フレーム1640とボビン1650の間には、ダンパー1670を配置することができる。ボビン1650上に、ボビンリング1652を、さらに配置することができる。
図9は、ボビンリング1652がボビン1650全体に配置されていることを例に挙げて説明する。これに限らず、ボビン1650がある位置に配置することもできる。
【0115】
音響発生装置1600を表示パネル100内に配置するために結合部材1710を音響発生装置1600に配置することができる。フレーム1640は、延長部1642を含むことができる。フレーム1640の延長部1642には、結合部材1710を配置することができる。結合部材1710は、ネジ1720とナット1730を含むことができる。ネジ1720とナット1730は、支持部材300内に配置され、ネジ1720とナット1730によって音響発生装置1600を支持部材300内に固定することができる。例えば、ナット1730は、セルフクリンチングナット(self-clinching nut)であり得る。セルフクリンチングナットの一つの例は、ペムナット(PEMnut)であり得るが、実施例に限定されるものではない。
【0116】
音響発生装置1600が振動する時に発生する熱を減らすか、または減少させるために表示パネル100の背面には、放熱部材600をさらに配置することができる。例えば、放熱部材600は、接着部材を介して封止基板102の背面に配置することができる。放熱部材600は、音響発生装置1600のサイズよりも大きいサイズを有し、音響発生装置1600を覆うように構成することができ、一定の厚さを有する多角形の板状またはディスクの形態を有することができるが、これに限定されるものではない。例えば、放熱部材600は、アルミニウム(Al)、銅(Cu)または銀(Ag)、およびこれらの合金などのように熱伝導率の高い金属材料で構成されている放熱シートまたは放熱テープであり得るが、これに限定されるものではない。したがって、放熱部材600を構成することで、音響発生装置の振動時に発生する熱による表示パネルの画質への影響を減少させることができる。
【0117】
また、パーティション700は、表示パネル100と支持部材300との間に配置することができる。たとえば、パーティション700は、表示パネル100の背面に配置された放熱部材600と支持部材300との間に配置することができる。
【0118】
【0119】
図10Aは、一つの音響発生装置または1アレイ(one array)音響発生装置を示すものである。
図10Bは二つの音響発生装置が構成された2アレイ(two array)を示すものであり、
図10Cは、4つの音響発生装置が構成された4アレイ(4 array)を示すものである。
図10Dは、6つの音響発生装置が構成された6アレイ(6 array)を示すものである。本明細書の実施例に係る音響発生装置は、一つの音響発生装置、または2アレイ構造以上の音響発生装置で構成することができるが、これに限定されるものではない。音響発生装置は、
図2Aおよび
図2Bで説明した第1構造または第2構造による音響発生装置の両方を適用することができる。音響発生装置は、音響発生モジュールであり得、用語に限定されるものではない。
【0120】
図10A~
図10Dを参照すると、音響発生装置の厚さを減少させてマグネットの性能を向上させるために、ダンパーの面積を広く設定することができる。また、ダンパーは、ステンレス鋼(staineless steel)、銅(Cu)などで構成して音響発生装置への音響信号を印加することができる配線になり得る。
【0121】
図10Aを参照すると、一つの音響発生装置1600には、フレーム1640上にダンパー1670を配置することができる。一つの音響発生装置1600は、シングルタイプ(single type)とすることができる。フレーム1640は、ヨークであり得、用語に限定されるものではない。
【0122】
ダンパー1670は、配線または電源供給部材の役割をするように構成することで、+電源(または音響信号またはボイス信号)が印加される第1ダンパー1670aと、-電源(または音響信号またはボイス信号)が印加される第2ダンパー1670bで構成することができる。ダンパー1670は、横方向を基準に分けられ、+電源が印加される第1ダンパー1670aは、図の正面を基準に上の部分であり得、-電源が印加される第2ダンパー1670bは、図の正面を基準に下の部分であり得る。例えば、第1ダンパー1670aは、第1配線242aに接続し、第2ダンパー1670bは、第2配線242bに接続することができる。第1配線242aおよび第2配線242bは、配線パッドであり得、用語に限定されるものではない。ダンパー1670の形状(S)は、S字形状又はジグザグ形状で構成することができる。例えば、第1ダンパー1670aおよび第2ダンパー1670bは、フレーム1640とボビン1650との間の距離よりも相対的に長い長さを有するので、音響発生装置1600の厚さを減少させることができる。ダンパー1670を斜線で構成する場合、ダンパー1670の上下運動によって破損が発生し得、ダンパー1670の長さを長くした場合、共振周波数に影響を与え得る。例えば、CとDで示される部分の厚さは一定に構成し、幅を異なって構成することで、重なる部分での破損を防止することができる。
【0123】
図10Bを参照すると、二つの音響発生装置1900には、フレーム1640上にダンパー1670a、1670bを配置することができる。二つの音響発生装置1900は、ツインタイプ(twin type)とすることができる。
【0124】
ダンパー1670a、1670bは、並列に接続することができる。ダンパー1670a、1670bは、配線または電源供給部材の役割をするように構成することで、+電源が印加される第1ダンパー1670aと-電源が印加される第2ダンパー1670bで構成することができる。ダンパー1670a、1670bは、横方向を基準に分けられ、+電源が印加される第1ダンパー1670aは、図の正面を基準に上の部分であり得、-電源が印加される第2ダンパー1670bは、図の正面を基準に下の部分であり得る。例えば、第1ダンパー1670aは、第1配線242aに接続し、第2ダンパー1670bは、第2配線242bに接続することができる。例えば、二つの第1ダンパー1670aのそれぞれは、一体的に接続して第1配線242aに接続することができ、二つの第2ダンパー1670bのそれぞれは、一体的に接続して第2配線242bに接続することができる。また、ダンパー1670a、1670bの形状については、
図10Aで説明した内容と同一又は類似に適用することができる。
【0125】
図10Cを参照すると、4つの音響発生装置2020には、フレーム1640上にダンパー1670a、1670bを配置することができる。4つの音響発生装置2020は、クワッドタイプ(quad type)とすることができる。
【0126】
ダンパー1670a、1670bは、並列および直列に接続することができる。ダンパー1670a、1670bは、配線または電源供給部材の役割をするように構成することで、+電源が印加される第1ダンパー1670aと-電源が印加される第2ダンパー1670bで構成することができる。ダンパー1670a、1670bは、横方向を基準に分けられ、+電源が印加される第1ダンパー1670aは、図の正面を基準に上の部分または下の部分であり得、-電源が印加される第2ダンパー1670bは、図の正面を基準に下の部分または上の部分であり得る。第1ダンパー1670aのそれぞれは、第1配線242aに接続し、第2ダンパー1670bのそれぞれは、第2配線242bに接続することができる。例えば、二つの第1ダンパー1670aのそれぞれは、一体的に接続して、第1配線242aに接続することができ、二つの第2ダンパー1670bのそれぞれは、一体的に接続して第2配線242bに接続することができる。また、ダンパー1670a、1670bの形状については、
図10Aで説明した内容と同一又は類似に適用することができる。
【0127】
図10Dを参照すると、6つの音響発生装置2000は、フレーム1640上にダンパー1670を配置することができる。6つの音響発生装置2000は、ヘキサタイプ(Hexa type)とすることができる。
【0128】
ダンパー1670a、1670bは、並列または直列に接続することができる。ダンパー1670a、1670bは、配線または電源供給部材の役割をするように構成することで、+電源が印加される第1ダンパー1670aと-電源が印加される第2ダンパー1670bで構成することができる。ダンパー1670a、1670bは、横方向または縱方向を基準に分けられ、図の左側および右側に位置したダンパーでは、+電源が印加される第1ダンパー1670aは、図の正面を基準に左側部分であり得、-電源が印加される第2ダンパー1670bは、図の正面を基準に右側部分であり得る。そして、図の中央に位置した第1ダンパー1670aは、右側部分であり得、第2ダンパー1670bは、左側部分であり得る。例えば、第1ダンパー1670aのそれぞれは、第1配線242aに接続し、第2ダンパー1670bのそれぞれは、第2配線242bに接続することができる。例えば、二つの第1ダンパー1670aのそれぞれは、一体的に接続して第1配線242aに接続することができ、二つの第2ダンパー1670bのそれぞれは、一体的に接続して第2配線242bに接続することができる。また、ダンパー1670a、1670bの形状については、
図10Aで説明した内容と同一又は類似に適用することができる。
【0129】
したがって、本明細書の実施例に係る表示装置は、支持部材の支持ホールなしに音響発生装置を配置することができるので、表示装置の音響発生装置の配置の自由度を向上することができる。
【0130】
図11Aおよび
図11Bは、本明細書の他の実施例に係る音響発生装置を示す図である。
【0131】
図11Aは、本明細書の他の実施例に係る音響発生装置を上から見た図であり、
図11Bは、本明細書の他の実施例に係る音響発生装置を後ろから見た図である。
図11Aおよび
図11Bは、2アレイの音響発生装置を例に挙げて説明する。
【0132】
図11Aを参照すると、ダンパー1670の周囲および中央部中の一つには構造物をさらに配置することができる。例えば、ダンパー1670の周辺には、第1構造物1400を配置することができる。第1構造物1400は、ダンパー1670を囲むように配置することができる。第1構造物1400は、ダンパー1670の剛性を補強することができる。第1構造物1400は、アルミニウム(Al)とマグネシウム(Mg)などで構成することができるが、これらに限定されるものではない。
図11Aは、2アレイで構成された音響発生装置を示し、一つの音響発生装置で構成する場合には、第1構造物は、ダンパーの周りに配置することができる。ダンパー1670の中央部には、少なくとも一つ以上の第2構造物1674を配置することができる。例えば、第2構造物は、第2-1構造物1674a、第2-2構造物1674b、第2-3構造物1674c、および第2-4構造物1674dを含むことができる。第2構造物は、ダンパー1670の中央部の剛性を補強することができる。
図11Bは、2アレイで構成された音響発生装置を示し、一つの音響発生装置で構成する場合には、少なくとも一つの第2構造物は、ダンパー1670の中央部に配置することができる。これに限らず、2アレイ以上で音響発生装置を構成する場合には、ダンパー1670の周囲および中央部のいずれかは、第1構造物および/または第2構造物を配置することができる。
【0133】
第1構造物1400には、ネジ穴1720aをさらに含むことができる。ネジ穴1720aによって音響発生装置を表示パネル内に配置することができる。ダンパー1670上にスリット405sを配置することができる。スリット405sは、第2接着部材405を取り付けるためのものであり、第2接着部材405の気泡を除去することができる。例えば、スリット405sは、第2接着部材405の取付け時に気泡による高音の劣化を防止することができる。スリット405sの形状や数は、実施例に限定するものではない。他の例としては、スリット405sは接着部材402に構成することもできる。スリット405sは接着部材402の取付け時に気泡による高音の劣化を防止することができる。
【0134】
図11Bを参照すると、ヨーク1610の周辺に第1構造物1400を配置することができる。例えば、第1構造物1400は、フレームまたはヨークの射出物の剛性をさらに強化することができる。例えば、第1構造物1400は、
図11Aの第1構造物1400と一緒にフレームまたはヨークの剛性をより強化することができる。第1構造物1400は、射出物はインサート射出で構成することができるが、これに限定されるものではない。他の例としては、射出物はネジやボンドなどで締結し、または接着剤で構成することができる。第1構造物1400は、アルミニウム(Al)とマグネシウム(Mg)などで構成することができるが、これらに限定されるものではない。ヨーク1610は、プレートまたはフレームであり得、用語に限定されるものではない。
【0135】
図12Aおよび
図12Bは、本明細書の他の実施例に係る音響発生装置を含む表示装置を示す図である。
【0136】
図12Aを参照すると、本明細書の実施例に係る表示装置60は、表示パネル100と音響発生装置1600を含むことができる。音響発生装置1600は、プレート1210上にあるマグネット1220、マグネット1220上にあるセンターポール1230、マグネット1220とセンターポール1230の周囲に配置されるボビン1250、およびボビン1250外郭に巻かれているコイル1260などを含むことができる。
【0137】
例えば、マグネット1220は、プレート1210上に配置され、センターポール1230は、マグネット1220上に配置することができる。センターポール1230は、ポールピース(pole pieces)とすることもできる。または、センターポール1230上にポールピース(pole pieces)を配置することもできる。ボビン1250は、マグネット1220とセンターポール1230の周囲を囲むように配置され、コイル1260は、ボビン1250の外郭に巻取ることができる。フレーム240は、プレート1210の外側に配置することができる。ダンパー1270は、フレーム1240とボビン1250との間に配置することができる。ダンパー1270は、エッジ(edge)などの他の用語で表現することができ、用語に限定されるものではない。プレート1210は、ヨーク(yoke)などの他の用語で表現することができ、用語に限定されるものではない。
【0138】
音響発生装置1600のボビン1250は、接着部材を介して表示パネル100に付着または接続することができる。例えば、接着部材は、
図1、
図6、および
図7で説明した接着部材であり得る。例えば、接着部材は、両面テープ(double-sided tape)、片面テープ(single-sided tape)、接着剤、および/またはボンド(bond)であり得るが、これらに限定されるものではない。接着部材は、音響発生装置1600のボビン1250が表示パネル100に付着している部分に形成することができるが、これらに限定されるものではない。例えば、接着部材は、表示パネル100の背面全体に形成するか、または表示パネル100と音響発生装置1600との間の全体面に形成することができる。
【0139】
音響発生装置1600が振動する時に発生する熱を減らすか、または減少させるために表示パネル100の背面には、放熱部材を配置することができる。例えば、放熱部材は、
図8および
図9で説明した内容と同一又は類似に適用することができる。
【0140】
音響発生装置1600のプレート1210を支持部材300に固定する構造であり、ボビン1250が上下に振動することができる。プレート1210と支持部材300がネジ1320で固定されているので、音響発生装置1600の剛性(stiffness)が高くなり得る。これにより、音響発生装置1600の共振周波数を下げてもプレート1210と支持部材300が固定されているので、音響発生装置1600から出力される低音域帯がさらに低くなることがないことを認識した。それで発明者らは、複数の実験を経て、音響発生装置の共振周波数を下げることができ、低音帯域を向上させることができる新しい構造の音響発生装置を発明した。
【0141】
したがって、支持部材300とプレート1210がネジ1320で連結されているので、音響発生装置の剛性が高くなる問題点を解決するためにプレート1210が支持部材300に固定されていない構造でなければならないことを認識した。音響発生装置1600を支持部材300に固定するためには、プレート1210が支持部材300に固定されないで、剛性を下げる方法についていくつかの実験を行った。複数の実験を通じて、プレート1210が支持部材300とネジ1320によって固定されないようにし、音響発生装置1600を支持部材300に固定することができる構造でなければならないことを認識した。例えば、プレート1210は、支持部材300と離隔するように配置し、音響発生装置1600と支持部材300との間に構造物を構成することができる。
図12Aおよび
図12Bを参照すると、音響発生装置1600のプレート1210と支持部材300は、離隔して配置することができ、音響発生装置1600と支持部材300との間に配置する構造物は、例えば、連結部1280であり得る。連結部1280は、ブリッジ、サスペンション、ダンパーなどであり得、用語に限定されるものではない。連結部1280は、金属またはプラスチックであり得るが、これらに限定されるものではない。金属は、例えば、ステンレス鋼(stainless steel)であり得るが、これに限定されるものではない。例えば、連結部1280は、プレート1210に弾力を与え、剛性を下げることができ、共振周波数を下げて音響発生装置1600の低音域帯の音響を改善することができる。これに対して、以下の式(1)を参照して説明する。音響発生装置1600で発生した振動の共振周波数(f
0)は、以下の式(1)によって決定することができる。
【0142】
【0143】
式(1)において、kは、物体の剛性(Stiffness)、mは物体の質量(Mass)であり得る。例えば、音響発生装置1600は、式(1)に基づいて、物体の剛性(k)を減少させ、または質量(m)を増加させることで、共振周波数を下げることができるので、低音域帯の音響を改善することができる。連結部1280は、音響発生装置1600の剛性を下げて共振周波数を下げることができるので、音響発生装置1600の低音域帯の音響を改善することができる。他の例としては、音響発生装置1600は、物体の質量(m)を減少させると同時に、物体の剛性(stiffness、k)を質量(m)の減少率よりも減少させることで、共振周波数を下げることができる。
【0144】
例えば、連結部1280は、プレート1210と支持部材300との間に配置することができる。例えば、連結部1280は、フレーム1240と支持部材300との間に配置することができ、音響発生装置1600は、支持部材300に固定されないので、音響発生装置1600の剛性を減少させることができる。例えば、連結部1280は、フレーム1240と支持部材300との間に配置することができ、プレート1210を支持部材300に固定させず、音響発生装置1600の剛性を減少させることができる。例えば、連結部1280の一側は、支持部材300に固定することができ、連結部1280の他側はフレーム1240に連結することができる。例えば、連結部1280の一側は、支持部材300に固定することができ、連結部1280の他側はフレーム1240に固定されないことがあり得、音響発生装置1600の振動によって振動することができる。例えば、プレート1210は、連結部1280によって固定されず、振動することができるので、音響発生装置1600の振動によって振動することができる。例えば、連結部1280は、音響発生装置1600が上下に振動するようにプレート1210または支持部材300より相対的に薄い厚さを有することができる。例えば、連結部1280は、フレーム1240より相対的に薄い厚さを有することができる。例えば、連結部1280は、メタルワイヤ(metal wire)またはメタルストラップ(metal strap)であり得る。
【0145】
支持部材300の下部には、結合部材1310を配置することができる。結合部材1310は、ネジ1320とナット1330を含むことができる。ナット1330は、例えば、セルフクリンチングナット(self-clinching nut)であり得る。セルフクリンチングナットの一例は、ペムナット(PEMnut)であり得るが、実施例に限定されるものではない。ナット1330は、支持部材300に圧入形態で締結することができるが、これに限定されるものではない。音響発生装置1600と支持部材300は、結合部材1310によって結合することができる。連結部1280は、ネジ1320に連結することができる。結合部材1310は、連結部材であり得、用語に限定されるものではない。
【0146】
図12Aを参照すると、連結部1280は、結合部材1310とフレーム1240の間に配置することができる。例えば、連結部1280は、結合部材1310とフレーム1240の下部との間に配置することができる。例えば、連結部1280は、フレーム1240の下部の外郭からネジ1320まで延長することができる。したがって、連結部1280は、フレーム1240によって囲まれるプレート1210を安定的に支持することができ、プレート1210に弾力を与え、音響発生装置1600の剛性を下げることができる。例えば、連結部1280は、プレート1210に弾力を与え、音響発生装置1600の剛性を下げることができ、音響発生装置1600の全体を振動させることができる。例えば、連結部1280は、音響発生装置1600の振動によって変形することができるので、音響発生装置1600の全体を振動させることができる。例えば、連結部1280は、音響発生装置1600の振動によって振動することができるので、音響発生装置1600の全体を振動させることができる。これにより、低音域帯の音響が改善された表示装置を提供することができる。これに比べてプレートが支持部材に固定されている場合には、ボビンが上下に振動して表示パネルを振動させることができるので、低音域帯の音響の音圧レベルが低くなる。例えば、プレートが支持部材に固定されている場合と比較しても、
図12Aの音響発生装置である場合には、100Hzで約15dBの音圧を向上することができる。
【0147】
図12Bを参照すると、連結部1280は、複数個で構成することができる。複数の連結部1280は、支持部材300とフレーム1240の間に配置することができる。例えば、複数の連結部1280は、支持部材300とフレーム1240の間で同一平面上に配置することができ、互いに離隔して配置することができる。例えば、複数の連結部1280の間には、空間を形成することができる。例えば、複数の連結部1280の間には、同一平面上の空間を形成することができる。例えば、支持部材300および、複数の連結部1280の間には、空間を形成することができる。例えば、音響発生装置1600、支持部材300、および複数の連結部1280の間には、空間を形成することができる。
【0148】
例えば、音響発生装置1600は、プレート1210、マグネット1220、センターポール1230、フレーム1240、ボビン1250、コイル1260、ダンパー1270、およびフレーム1240と連結する連結部1280を含むことができる。連結部1280は、ネジ1320を収容することができるホームまたはホールを含むことができる。例えば、
図12Bに示すようにネジ1320を収容することができるホームまたはホールは連結部1280に配置することができる。例えば、連結部1280は、フレーム1240に連結する二つ以上の第1連結部1280aおよびフレーム1240の外郭に沿って配置された第2連結部1280bを含むことができる。このように構成する場合、フレーム1240に対する支持力を相互に補完することができ、フレーム1240によって囲まれるプレート1210を安定的に支持して、プレート1210に弾力を与え、音響発生装置1600の剛性を下げることができる。これに限らず、音響発生装置1600は、フレーム1240に連結する連結部1280を含む音響発生装置で構成することができ、プレート1210に弾力を与え、音響発生装置1600の剛性を下げることができるので、音響発生装置1600の低音域帯の音響を向上させることができる。
【0149】
フレーム1240は、円形、四角形、および角が丸い四角形を有することができ、形状に限定されるものではない。フレーム1240が四角形または角が丸い四角形の場合、フレーム1240の下部には、4つの角を有する四角形または角が丸い四角形を有することができ、連結部1280は、ネジ1320とフレーム1240の角それぞれの間に配置することができる。例えば、連結部1280は、フレーム1240の四隅のそれぞれとネジ1320との間に配置することができる。連結部1280は、フレーム1240の形状に沿ってフレーム1240の周囲に配置することができ、フレーム1240の周辺に配置する連結部1280は、フレーム1240にあるネジ1320の間に配置することができる。例えば、フレーム1240が四角形または角が丸い四角形の場合、連結部1280は、フレーム1240の四角形または角が丸い四角形に沿ってフレーム1240の周囲に配置することができ、フレーム1240の周辺に配置する連結部1280は、フレーム1240の四つの角それぞれに対応するネジ1320の間に配置することができる。他の例としては、連結部1280は、フレーム1240の形状に沿ってフレーム1240の外郭に配置することができ、フレーム1240の外郭に配置される連結部1280は、フレーム1240のネジ1320の間に配置することができる。例えば、フレーム1240が四角形または角が丸い四角形の場合、連結部1280は、フレーム1240の四角形または角が丸い四角形に沿ってフレーム1240の外郭に配置することができ、フレーム1240の外郭に配置される連結部1280は、フレーム1240の四隅のそれぞれにあるネジ1320の間に配置することができる。これに限らず、連結部1280は、フレーム1240の角以外の部分にも配置することができる。例えば、フレーム1240が四角形または角が丸い四角形の場合は、連結部1280は、フレーム1240と結合部材1310との間に配置することができ、連結部1280は、フレーム1240と結合部材1310との間のどの位置でも可能である。例えば、フレーム1240が円形である場合には、連結部1280は、フレーム1240と結合部材1310との間に配置することができ、連結部1280は、フレーム1240と結合部材1310との間のどの位置でも可能である。フレーム1240の四つ角のそれぞれとネジ1320との間に配置される連結部1280とフレーム1240の外郭に配置される連結部1280は、一体に構成することができる。例えば、フレーム1240の四つの角それぞれとネジ1320との間に配置される連結部1280とフレーム1240の外郭に配置される連結部1280は、レーザー工程を通じて一体に構成することができる。これに限らず、連結部1280は、レーザー、エッチング、および金型を用いた打ち抜きの形態に構成することもできる。したがって、連結部1280は、複数個構成することにより、フレーム1240に対する支持力を相互に補完することができ、フレーム1240によって囲まれるプレート1210を安定的に支持して、プレート1210に弾力を与え、音響発生装置1600の剛性を下げることができる。
【0150】
図12Aを参照すると、支持部材300と表示パネル100との間にパーティション700を配置することができる。パーティション700は、表示パネル100が振動する時に音響が発生するエアギャップ(air gap)またはスペース(space)であり得る。
図5と比較して音響発生装置1600の振動は、音響発生装置1600の全体(V2)を振動させることができるので、音響発生装置1600の音響出力特性をさらに向上することができる。例えば、音響発生装置1600は、プレート1210、マグネット1220、センターポール1230、フレーム1240、ボビン1250、コイル1260、およびダンパー1270によって表示パネル100を振動させて音響を出力することができるので、音響出力特性をより向上させることができ、低音域帯の音響出力特性が改善された表示装置60を提供することができる。
【0151】
図13は、本明細書の他の実施例に係る音響発生装置を含む表示装置を示す図である。
【0152】
図13を参照すると、本明細書の実施例に係る表示装置70は、表示パネル100と音響発生装置1600を含むことができる。音響発生装置1600は、第1部分24a、第2部分24b、第1電極21、および第2電極23を含むことができる。
図13の音響発生装置は、フィルム型音響発生装置または圧電型音響発生装置であり得、用語に限定されるものではない。
【0153】
複数の第1部分24a、および複数の第1部分24aとの間にそれぞれ配置された複数の第2部分24bを含むことができる。複数の第1部分24aのそれぞれは、多角形態のパターンを含むことができる。例えば、複数の第1部分24aのそれぞれは、所定の広さ(または間隔)を有するラインパターン(line pattern)であり得、複数の第1部分24aのそれぞれは、所定の広さ(または間隔)を有するように、互いに離隔して配置することができる。例えば、複数の第1部分24aのそれぞれは、製造工程で発生する工程誤差(または許容誤差)の範囲内ですべて同じ大きさ、例えば、広さ、面積、または体積を有することができる。
【0154】
音響発生装置1600は、圧電特性を有する第1部分24aおよび第1部分24aの間に配置され、フレキシビリティを有する第2部分24bを含むことができる。例えば、複数の第1部分24aのそれぞれは、電界による圧電効果(piezoelectric effect)(または圧電特性)によって振動する無機物質または圧電物質を含むことができる。例えば、複数の第1部分24aのそれぞれは、電気活性部、無機物質部、圧電材料部、または振動部などで表現することができるが、これらに限定されるものではない。
【0155】
複数の第1部分24aのそれぞれは、相対的に高い振動の実現が可能なセラミック系の材料で構成するか、またはペロブスカイト(perovskite)系の結晶構造を有する圧電セラミックスで構成することができる。ペロブスカイト結晶構造は、圧電および逆圧電効果を有し、配向性を有する板状の構造であり得る。ペロブスカイト結晶構造は、ABO3の化学式で表され、Aは2価の金属元素からなり、Bは4価の金属元素からなることができる。例えば、AおよびBはカチオンであり得、Oはアニオンであり得る。例えば、PbTiO3、PbZrO3、BaTiO3、およびSrTiO3のうちの少なくとも一つを含むことができるが、これらに限定されるものではない。
【0156】
ペロブスカイト結晶構造は、外部応力または磁場によって中央に配置されたイオン、例えば、PbTiO3の場合、Tiイオンの位置が変動して分極(polarization)が変化して圧電効果を発生することができる。例えば、ペロブスカイト結晶構造は、外部応力または磁界によって対称的な(symmetric)構造であるキュービック(cubic)形状から対称ではない(unsymmetric)構造の四角形(tetragonal)、直方形(orthorhombic)、および菱形(rhombohedral)などの形状に変わることにより、圧電効果を発生することができる。対称ではない構造を有する四角形(tetragonal)および菱形(rhombohedral)の相転移境界領域(Morphotropic Phase Boundary)で分極が高く、分極の再配列が容易なので、高い圧電特性を有することができる。
【0157】
一例としては、複数の第1部分24aのそれぞれに構成される無機物質部は、鉛(Pb)、ジルコニウム(Zr)、チタン(Ti)、亜鉛(Zn)、ニッケル(Ni)、マンガン(Mn)、およびニオブ(Nb)のうち1種以上を含むことができるが、これらに限定されるものではない。
【0158】
他の例としては、複数の第1部分24aのそれぞれに構成される無機物質部は、鉛(Pb)、ジルコニウム(Zr)、およびチタン(Ti)を含むPZT(lead zirconate titanate)系物質、または鉛(Pb)、亜鉛(Zn)、ニッケル(Ni)、マンガン(Mn)、およびニオブ(Nb)を含むPZNN(lead zirconate nickel niobate)系物質を含むことができるが、これらに限定されるものではない。また、無機物質部は、鉛(Pb)を含まないCaTiO3、BaTiO3、およびSrTiO3のうちの少なくとも一つを含むことができるが、これらに限定されるものではない。
【0159】
複数の第2部分24bのそれぞれは、多角形態のパターンを含むことができる。複数の第2部分24bのそれぞれは、複数の第1部分24aの間に配置することができる。複数の第1部分24aと、複数の第2部分24bのそれぞれは、同一平面(または同一層)に互いに並んで配置(または配列)することができる。複数の第2部分24bのそれぞれは、隣接する二つの第1部分24aの間のギャップを埋めるように構成することにより、隣接する第1部分24aと連結または接着することができる。例えば、複数の第2部分24bのそれぞれは、所定の広さ(または間隔)を有するラインパターンであり得、第1部分24aを間に置いて互いに並んで配置することができる。複数の第2部分24bのそれぞれは、製造工程で発生する工程誤差(または許容誤差)の範囲内ですべて同じ大きさ、例えば、広さ、面積、または体積を有することができる。
【0160】
第2部分24bの大きさは、第1部分24aの大きさと、互いに同一または異なることができる。例えば、第1部分24aと第2部分24bのそれぞれの大きさは、音響発生装置1600の振動特性および/または柔軟性などの要求条件に応じて設定することができる。例えば、音響発生装置1600の振動特性が、柔軟性よりも求められる場合には、第1部分24aの大きさを第2部分24bの大きさよりも大きく設定することができる。他の例としては、音響発生装置1600の柔軟性が振動特性よりも求められる場合には、第2部分24bの大きさを第1部分24aの大きさよりも大きく設定することができる。したがって、音響発生装置に求められる特性に応じて、音響発生装置1600の設計上の自由度が向上し得る。
【0161】
複数の第2部分24bのそれぞれに構成される有機物質部は、第1部分24aである無機物質部と比較して柔軟な特性を有する有機物質または有機ポリマー(polymer)で構成することができる。例えば、複数の第2部分24bのそれぞれは、有機物質、有機ポリマー、有機圧電物質、または有機非圧電物質を含むことができる。例えば、複数の第2部分24bのそれぞれは、フレキシビリティを有する接着部、伸縮部、曲げ部、ダンピング部、または軟性部などで表現することができるが、これらに限定されるものではない。
【0162】
有機物質部は、有機圧電材料および有機非圧電材料中の少なくとも一つを含むことができる。有機圧電材料を含む有機物質部は、無機物質部(または第1部分)への衝撃を吸収することにより、音響発生装置1600の全体の耐久性を向上させることができ、一定のレベルの圧電特性を提供することができる。例えば、有機圧電材料は、電気活性特性を有する有機材料であり得る。例えば、有機物質部は、PVDF(Polyvinylidene fluoride)、ベータ-PVDF(β-Polyvinylidene fluoride)、PVDF-TrFE(Polyvinylidene-trifluoroethylene)、およびPVDF-TrFE-CFE(Polyvinylidene-trifluoroethylene-chloro fluoro ethylene)中の少なくとも一つを含むことができるが、これらに限定されるものではない。
【0163】
有機非圧電物質を含む有機物質部は、硬化性樹脂組成物およびこれを含む接着剤で構成することにより無機物質部(または第1部分)への衝撃を吸収するので、音響発生装置1600の全体の耐久性を向上させることができる。例えば、有機非圧電材料は、エポキシ系ポリマー、アクリル系ポリマー、およびシリコン系ポリマー中の少なくとも一つを含むことができるが、これらに限定されるものではない。したがって、無機物質からなり、圧電特性を有する第1部分24aと、有機物質からなるフレキシビリティを有する第2部分24bを交互に繰り返して連結することにより、音響発生装置1600は、薄いフィルム形態を有し、表示装置の表示パネル100に対応する大きさを有するか、表示パネル100に設定された振動特性または音響特性を実現可能な大きさを有することができる。
【0164】
第1電極21は、第1部分24aと第2部分24bの第1面(または前面)上に配置され、複数の第1部分24aのそれぞれの第1面と電気的に接続することができる。例えば、第1電極21は、透明導電性物質、半透明導電性物質、または不透明導電性物質からなることができる。例えば、透明または半透明の導電性物質は、ITO(indium tin oxide)またはIZO(indium zinc oxide)を含むことができるが、これらに限定されるものではない。不透明導電性物質は、アルミニウム(Al)、銅(Cu)、金(Au)、銀(Ag)、モリブデン(Mo)、またはマグネシウム(Mg)などを含むか、またはこれらの合金からなり得るが、これらに限定されるものではない。
【0165】
第2電極23は、第1部分24aと第2部分24bの第1面とは反対の第2面(または背面)上に配置され、複数の第1部分24aのそれぞれの第2面と電気的に接続することができる。例えば、第2電極23は、透明導電性物質、半透明導電性物質、または不透明導電性物質からなることができる。例えば、第2電極23は、第1電極21と同一の物質からなることができる。
【0166】
音響発生装置1600は、第1保護膜25および第2保護膜27をさらに含むことができる。
【0167】
第1保護膜25は、第1電極21上に配置され、第1部分24aと第2部分24bの第1面を保護することができる。例えば、第1保護膜25は、PI(polyimide)フィルムまたはPET(polyethyleneterephthalate)フィルムであり得るが、これに限定されるものではない。
【0168】
第2保護膜27は、第2電極23上に配置され、第1部分24aと第2部分24bの第2面を保護することができる。例えば、第2保護膜27は、PI(polyimide)フィルムまたはPET(polyethyleneterephthalate)フィルムであり得るが、これに限定されるものではない。
【0169】
図14Aおよび
図14Bは、本明細書の他の実施例に係る音響発生装置を示す図である。
【0170】
本明細書の実施例に係る音響発生装置1800は、ウーファー一体型音響発生装置、ハイブリッド音響発生装置、およびウーファーを含む音響発生装置であり得、用語に限定されるものではない。
図14Aは、音響発生装置の正面図であり、
図14Bは、音響発生装置の断面図である。
【0171】
図14Aおよび
図14Bを参照すると、音響発生装置1800は、第1音響発生モジュール1801および第2音響発生モジュール1802を含むことができる。例えば、第1音響発生モジュール1801は、表示パネルの背面に配置することができ、第2音響発生モジュール1802は、表示パネルの背面から離隔して配置することができる。
【0172】
音響発生装置1800は、第1音響発生モジュール1801および第2音響発生モジュール1802を収容することができるフレームを含むことができる。フレームは、第1音響発生モジュール1801および第2音響発生モジュール1802の下側を支持する下部フレーム1610aおよび下部フレーム1610aと結合する側面フレーム1610bを含むことができる。フレームはヨークであり得、用語に限定されるものではない。
【0173】
下部フレーム1610aは、マグネット1620を支持することができる。マグネット1620は、第1音響発生モジュール1801および第2音響発生モジュール1802が共有することができる。例えば、第1音響発生モジュール1801のボビン1650a、およびボビン1650aの周囲にあるコイル1660aは、マグネット1620の周囲に配置することができる。例えば、第2音響発生モジュール1802の第2ボビン1650b、および第2ボビン1650bの周囲にある第2コイル1660bは、マグネット1620の周囲に配置することができる。例えば、下部フレーム1610aおよびプレート1611のそれぞれは、マグネット1620の下側および上側のそれぞれに配置され、マグネット1620、コイル1660aおよび第2コイル1660bを介して形成される磁束密度を増加させて振動特性を向上させることができる。下部フレーム1610aは、ヨーク(yoke)であり得、用語に限定されるものではない。
【0174】
側面フレーム1610bは、下部フレーム1610aと結合され、音響発生のための少なくとも一つのホール217を含むことができる。例えば、ホール217は、通気口であり得る。例えば、ホール217は、音響発生装置1800の内部にあるエアギャップで第2音響発生モジュール1802の振動板214bによって発生した低音域帯の音響を表示パネル100の後方に出力することができる。
【0175】
側面フレーム1610bは、導電性物質で構成されてマグネット1620で生成される磁束を制御することができる。例えば、側面フレーム1610bは、マグネット1620を離隔するように囲むことにより、マグネット1620で発生する磁束を第2ボビン1650b内に集中させ、漏れ磁束を抑制することができる。側面フレーム1610bは、ヨーク(yoke)であり得、用語に限定されるものではない。ホール217は、側面フレーム1610bに形成するだけでなく、下部フレーム1610aに形成することができ、側面フレーム1610bおよび下部フレーム1610aが結合される領域に形成することができる。側面フレーム1610bは、ナットなどの結合部材1710を介して支持部材に連結し、または支持部材と表示パネルとの間に配置することができる。
【0176】
第1音響発生モジュール1801は、フレーム上に配置されるマグネット1620、マグネット1620の周囲にあるボビン1650a、およびボビン1650aの周囲にあるコイル1660aおよびダンパー1670aなどを含むことができる。例えば、これに対する説明は、
図2Aおよび
図2B、
図6、および
図7~
図12で説明した内容と同様なので、ここでは詳細な説明を省略し、または簡略にすることができる。
【0177】
マグネット1620は、下部フレーム1610a上に配置することができる。例えば、マグネット1620は、プレート1611および下部フレーム1610aの間に介在することができる。下部フレーム1610aおよびプレート1611は、マグネット1620で生成される磁束を制御することができる。例えば、マグネット1620は、下部フレーム1610aおよびプレート1611によって囲むことにより、マグネット1620で発生する磁束がボビン1650a内に集中して漏洩磁束を抑制することができる。
【0178】
ボビン1650aは、ボビンリング1652aの背面に付着することができる。例えば、ボビン1650aの外周面に巻き取られたコイル1660aに音響発生用の電流が流れ、第1音響発生モジュール1801内に磁場が形成されると、磁場によってボビンリング1652aを媒介としてして表示パネルを振動させることができる。ボビンリング1652aは、ボビン1650aおよび表示パネルとの間に介在して、ボビン1650aの振動を表示パネルに伝達することができる。第1音響発生モジュール1801は、中高音域帯の音響を出力することができる。
【0179】
第2音響発生モジュール1802は、フレーム上に配置されるマグネット1620、マグネット1620上にあるプレート1611、マグネット1620の周囲にある第2ボビン1650b、および第2ボビン1650bの周囲にある第2コイル1660bおよび第2ダンパー1670bなどを含むことができる。
【0180】
第2ボビン1650b上に振動板214bを配置することができる。例えば、振動板214bは、表示パネルの背面から離隔して配置することができ、第2ボビン1650bで発生する熱が表示パネルに伝達されないように遮断することができる。
【0181】
第2ボビン1650bの外周面に巻き取られたコイル1660bに音響発生用の電流が流れ、第2音響発生モジュール1802内に磁場が形成されると、磁場によって振動板214bを介して振動板周辺部の空気層またはエアギャップを振動させて音響を出力することができる。例えば、第2ボビン1650bの前面(Front Surface)は、振動板214bに接触して電流の有無に応じて、振動板214bを振動させることができる。第2音響発生モジュール1802は、振動板214bの前方および後方に音響を出力することができる。例えば、第2音響発生モジュール1802は、低音域帯の音響を出力することができる。例えば、第2音響発生モジュール1802の振動板214bによって発生した音響は、振動板214bの上側に伝播される第1低音および振動板214bの下側に伝播される第2低音を含むことができる。例えば、第2音響発生モジュール1802は、ウーファー(Woofer)であり得、用語に限定されない。
【0182】
マグネット1620は、下部フレーム1610a上に配置することができる。プレート1611は、振動板214bと離隔して配置することができる。第2ボビン1650bは、振動板214bの背面に配置することができる。例えば、第2ボビン1650bは、マグネット1620およびプレート1611を囲むことができる。
【0183】
第2ダンパー1670bは、第1音響発生モジュール1801と第2音響発生モジュール1802との間に配置することができる。例えば、第2ダンパー1670bは、第1音響発生モジュール1801の第1ダンパー1670aおよび第2音響発生モジュール1802の第2ボビン1650bの間に配置することができる。例えば、第2ダンパー1670bは、第1音響発生モジュール1801と第2音響発生モジュール1802の振動板214bとの間に配置することができる。振動板214bは、第1音響発生モジュール1801と物理的に接触しないことがあり得る。例えば、第2ダンパー1670bは、第1音響発生モジュール1801と第2音響発生モジュール1802との音響干渉を防止することができる。振動板214b上には、エッジ1670cを配置することができる。エッジ1670cは、振動板214bが上下運動する時、振動板214bのゆがみなどの変形を防止することができるので、クリアな音質を提供することができ、音響発生装置1800の信頼性を向上させることができる。第2ダンパー1670bは、第1サスペンションであり得、エッジ1670cは、第2サスペンションであり得る。
【0184】
第1音響発生モジュール1801のマグネット1620aおよび第2音響発生モジュール1802の第2マグネット1620bは、互いに反対方向の磁界を有することができる。第1音響発生モジュール1801は、表示パネルを直接振動させて高音域帯の音響を表示パネルの前方に出力することができ、第2音響発生モジュール1802は、低音域帯の音響を表示パネルの後方に出力することができる。したがって、第1音響発生モジュール1801および第2音響発生モジュール1802は、互いに反対方向の磁界を有することで、第1音響発生モジュール1801および第2音響発生モジュール1802の振動を独立して駆動または制御することができる。
【0185】
したがって、ウーファー一体型音響発生装置は、音響発生装置の周辺にウーファーを配置することができる。音響発生装置は、表示パネルの背面に配置して中高音域帯の音響を発生させることができ、ウーファーは表示パネルの背面に離隔して配置し、上下振動によって低音域帯の音響を発生させることができる。例えば、音響発生装置とウーファーは、異なる音響信号またはボイス信号を印加して駆動することができる。したがって、ウーファー一体型音響発生装置によって低音域帯の音響を向上することができる。
【0186】
図6~
図13で説明した音響発生装置を表示装置に適用した場合、三つの領域のうちの少なくとも二つの領域に音響発生装置を構成することができる。例えば、音響発生装置は、表示装置の左側領域および右側領域に配置することができ、左右の音響を表示パネルの前方に出力することができる。この場合、表示パネルの左右方向の音響は出力され得るが、表示パネルの上下方向の音響は出力されない問題があることを認識した。表示パネルの上下方向の音響を向上させるために、いくつかの音響発生装置を配置することができるが、いくつかの音響発生装置を配置する場合、表示装置の厚さが厚くなる問題が生じる。また、立体音響を出力するために、既存のスピーカーを表示装置の周辺に追加で配置することができる。既存のスピーカーは、所望の周波数に応じた使用者との距離を調整しなければならないので、使用者の位置や映像の位置に応じて、スピーカーを配置しなければならない問題があった。そこで、本明細書の発明者らは表示装置の厚さが厚くならず、映像による左右音響および上下音響を実現できる音響発生装置を実現するためにいくつかの実験を行った。例えば、音響は表示装置または表示パネルの左、右、上、および下に出力することができ、サウンド(音響)を実現できる。複数の実験を通じて左右音響および上下音響を実現できる新しい構造の音響発生装置を含む表示装置を発明した。これに対して、
図15A~
図27Iを参照して説明する。
【0187】
【0188】
図15A~
図15Iは、本明細書の実施例に係る音響発生装置と、パーティションの例を示す図である。
【0189】
図15A~
図15Iを参照すると、表示パネルは、映像を表示し、第1領域1、第2領域2、第3領域3、第4領域4、および第5領域5を含むことができる。例えば、表示パネルの背面は、第1領域1~第6領域6を含むことができる。第1領域1~第6領域6は、同じ面積を有することができるが、これに限定されるものではない。例えば、第1領域1~第6領域6は、同じ間隔を有するように配置することができる。このように構成する場合、第1領域1~第6領域6に配置される音響発生装置のすべてのチャンネルが同じ周波数領域を再生または出力することができるので、チャンネル間の音響の調和を均一に構成することができる。これにより、音響効果があるとき(例えば、音場が広くなる場合)と音響効果がない場合(例えば、音場が広くない場合)の音質の差を小さくすることができ、均一または、一定の音質を実現することができる。他の例としては、第1領域1、第2領域2、第3領域3が、第4領域4、第5領域5、および第6領域6よりも大きい面積を有することができる。このように構成する場合、左右のステレオの低音領域を強化することができるので、音響効果がない一般音響の音質を向上させることができる。他の例としては、第4領域4、第5領域5、および第6領域6が、第1領域1、第2領域2、および第3領域3よりも小さい面積を有することができる。このように構成する場合、音響効果を担当するチャンネルの低音領域を強化することができるので、音響効果のある音を再生する場合、音を表現する空間である音場が広くなり得、音の位置を表現する音響効果を向上させることができる。したがって、第1領域1~第6領域6は、所望の音域に応じて大きさを調節することができる。例えば、第1領域1および第4領域4は、表示パネルの背面の左側領域であり得る。例えば、第2領域2および第5領域5は、表示パネルの背面の右側領域であり得る。例えば、第3領域3および第6領域6は、表示パネルの背面の中央領域であり得る。これに対する説明は、
図15A~
図18Iで、同一または類似に適用することができる。
【0190】
第1領域1、第2領域2、第3領域3、第4領域4、第5領域5、および第6領域6のうち少なくとも一つの領域には、少なくとも一つの音響発生装置を配置することができる。以下の実施例は、音響発生装置を表示パネルの背面に配置することを例に説明し、これに限らず、音響発生装置は、表示パネルと支持部材との間に配置することができる。例えば、音響発生装置は、表示パネルの背面と支持部材の前面との間に配置することができる。例えば、第1音響発生装置1600Lは、表示パネルの背面の第1領域1に配置することができ、第4音響発生装置1600HLは表示パネルの背面の第4領域4に配置することができる。第2音響発生装置1600Rは、表示パネルの背面の第2領域2に配置することができ、第5音響発生装置1600HRは、表示パネルの背面の第5領域5に配置することができる。第3音響発生装置1600Cは、表示パネルの背面の第3領域3に配置することができる。第1音響発生装置1600Lは、表示パネルの左側(Left)チャンネルであり、第4音響発生装置1600HLは、表示パネルの上左側(Height LeftまたはTop Left)チャンネルであり得る。第2音響発生装置1600Rは、表示パネルの右側(Right)チャンネルであり、第5音響発生装置1600HRは、表示パネルの上右側(Height RightまたはTop Right)チャンネルであり得る。第3音響発生装置1600Cは、表示パネルの中央(center)チャンネルであり得る。
【0191】
例えば、第1音響発生装置1600Lは、第4音響発生装置1600HLと対称に配置することができるが、これに限定されるものではない。例えば、第1音響発生装置1600Lは、第4音響発生装置1600HLと同一線上に整列することができるが、これに限定されるものではない。例えば、第2音響発生装置1600Rは、第5音響発生装置1600HRと対称に配置することができるが、これに限定されるものではない。例えば、第2音響発生装置1600Rは、第5音響発生装置1600HRと同一線上に整列することができるが、これに限定されるものではない。例えば、第1音響発生装置1600Lおよび第4音響発生装置1600HLは、第2音響発生装置1600Rおよび第5音響発生装置1600HRと対称に配置することができるが、これに限定されるものではない。例えば、第1音響発生装置1600Lおよび第2音響発生装置1600Rは、第3音響発生装置1600Cと同一線上に整列することができるが、これに限定されるものではない。
【0192】
図15A~
図15Iで第1音響発生装置1600L、第2音響発生装置1600R、第3音響発生装置1600C、第4音響発生装置1600HL、および第5音響発生装置1600HRは、
図5~
図13で説明した楕円形の音響発生装置、一対の音響発生装置、円形の音響発生装置、シングルタイプの音響発生装置、2アレイ以上の音響発生装置、およびフィルム型音響発生装置の少なくとも一つ以上を含むことができる。楕円形(oval shape)は、楕円形(elliptical shape)、先端が丸い四角形(rectangular shape with rounded corners)、または幅が高さと異なる非円形の曲線型(non-circular curved shape having a width different from its height)を含むことができ、実施例がこれに限定されない。例えば、楕円形のボビンでは、長軸の直径と短軸の直径の比は、1.3:1~2:1で構成することができる。楕円形のボビンは、円形よりも高音域帯の音響を改善することができ、振動による熱の発生が少ないことがあるので、優れた放熱特性を有することができる。例えば、少なくとも一つの音響発生装置は、表示パネルを直接振動させて音響を発生させることができる。これに対する説明は、
図15A~
図27Iで、同一または類似に適用することができる。
【0193】
いくつかの音響発生装置を構成することによって表示装置の厚さが厚くなり得る。それで薄い厚さの表示装置を実現するために表示装置に含まれる基板の厚さを薄く構成することができる。基板の厚さが薄くなり、パーティションを表示パネルの背面または支持部材の前面に実現する場合に、表示パネルと支持部材をパーティションに付着する時に、パーティションにより表示パネル自体または支持部材が平坦ではないようになって、表示パネルまたは支持部材の段差が生じる問題点が発生した。
【0194】
音響発生装置によって表示パネルが振動して発生する音波は、音響発生装置の中央から放射状に広がり、進行することができる。この音波を進行波(progressive wave)とすることができる。進行波は、パーティションの一辺で反射して反射波(reflected wave)を形成するようになり、反射波は進行波と逆方向に進むことができる。反射波は、進行波と重畳または干渉して進行できないようにして、一定の位置に停滞している定在波(standing wave)を形成することになる。この定在波によって音圧が減少して音響出力特性が悪くなり得る。
【0195】
パーティションで構成する場合、定在波によるピークやディップ現象を制御することができないので、定在波によるピークやディップ現象を制御するための構造をパーティション中のいずれか一つの辺に構成しなければならないことを認識した。ピークは、特定の周波数で音圧が跳ね上がる現象であり、ディップは特性周波数の発生が抑制され、低い音圧が発生する現象である。ピークまたはディップ現象によって音響発生装置の音響出力特性が低下し得る。ピークやディップ現象を制御するための構造は、ウェーブ現象を防止し、定在波によるピークやディップ現象の制御にも容易なように構成しなければならない。この構造を単純に実現するのではなく、いくつかの実験を介して実現した。したがって、音響発生装置の縦方向に発生する定在波によるピーク(peak)とディップ(dip)現象を減らすために、パーティションにパッドを構成することができる。反射波と進行波の干渉によって発生する定在波による音圧の減少は、パッドによって減らすことができる。しかし、パッドの形状などにより表示パネルの画面に目立つ形状が発生し、表示パネルが平らでない、または支持部材が平らでなく、凸凹に視認される問題点が発生した。このような現象を表示パネルまたは支持部材の凸凹した現象またはウェーブ(wave)現象(以下、「ウェーブ現象」とする)とすることができ、用語に限定されるものではない。したがって、パーティションの形状に対して、いくつかの実験を行った。いくつかの実験を通じて、パーティションは、表示パネル100の形態に沿って配置しなければならないことを認識した。例えば、パーティションは、四角形の形態を有することができ、これに限定せず、表示パネルの形態に応じて変更することができる。表示パネルが曲線形態などを含むカーブド(curved)表示パネルまたは曲線型表示パネルの場合、パーティションは、カーブド形態または曲線形態を有することができる。したがって、パーティションを表示パネルの形態に沿って配置することにより、表示パネル100と支持部材300との付着時に表示パネル100が引き込まれることを減少させられるので、ウェーブ現象を防止することができる。
【0196】
パッドの形状は、支持部材300に配置されたパッドが、表示パネル100に付着される時に表示パネル100の引き込みによるウェーブ現象を防止するように構成することができる。または、表示パネル100に配置されたパッドを支持部材300に付着する時に表示パネル100の引き込みによるウェーブ現象が防止されるように構成することができる。例えば、音響発生装置の定在波によるピークやディップ現象の制御が容易でなければならず、ウェーブ現象が防止するように実現しなければならない。いくつかの実験を通じてパッドは、四角形または先端が丸い四角形の形状で実現した。これについて
図15B~
図15Iを参照して説明する。これに対する説明は、
図16A~
図27Iで、同一または類似に適用することができる。
【0197】
図15Bを参照すると、音響発生装置の周辺にパーティションをさらに構成することができる。パーティションは、音響発生装置によって表示パネル100が振動する時に音響が発生するエアギャップ(air gap)または空間(space)であり得る。音響を発生し、伝達するエアギャップまたは空間をパーティションとすることができる。パーティションは、音響を分離し、またはチャンネルを分離することができ、音響の干渉によるクリアでない音響の発生を遮断または軽減することができる。パーティションは、エンクロージャ(enclosure)またはバッフル(baffle)とすることができ、用語に限定されない。以下の実施例は、パーティションを支持部材に配置することを例に挙げて説明し、これに限らず、表示パネルの背面に配置することができる。音響発生装置およびパーティションを示すために支持部材に配置することを例に挙げて説明する。例えば、パーティションを支持部材に配置する場合には、表示パネルに配置するパーティションによって表示パネルに及ぼす画質の影響を軽減することができる。
【0198】
表示パネルの背面に配置する音響発生装置から出力される左側音響と右側音響を分離するために、パーティションを配置することができる。例えば、パーティションは、表示パネル100の第1領域1~第6領域6に対応する表示パネル100と、支持部材300との間に配置することができる。例えば、第4パーティション1701は、第1領域1および第4領域4と、第3領域3との間に配置することができる。例えば、第4パーティション1701は、第1領域1および第4領域4と、第3領域3および第6領域6との間に配置することができる。第5パーティション1702は、第2領域2および第5領域5と、第3領域3との間に配置することができる。例えば、第5パーティション1702は、第2領域2および第5領域5と、第3領域3および第6領域6との間に配置することができる。第4パーティション1701および第5パーティション1702は、第1音響発生装置1600Lおよび第4音響発生装置1600HLと、第2音響発生装置1600Rおよび第5音響発生装置1600HRで発生する左右の音響または左右のチャンネルを分離することができる。ステレオ音響または立体音響を実現するために、第4音響発生装置1600HLおよび第5音響発生装置1600HRをさらに構成したが、発明者らは、第4音響発生装置1600HLおよび第5音響発生装置1600HRで発生する音響またはチャンネルと第1音響発生装置1600L、第2音響発生装置1600R、および第3音響発生装置1600Cで発生する音響またはチャンネルを分離するために、パーティションを実現しなければならないことを認識した。第4パーティション1701および第5パーティション1702を配置する場合に、発明者らは、左右の音響または左右のチャンネルを分離することができるが、上側音響または上側チャンネルを分離することができないことを認識した。表示パネルの背面の領域に配置する音響発生装置が各領域に独立した音響を実現するために、発明者らは、各音響発生装置の音響を発生させることができるパーティションを実現しなければならないことを認識した。そこで、本明細書の発明者らは、いくつかの実験を通じてパーティションを実現し、これに対して、以下に説明する。
【0199】
パーティションは、表示パネルの上側(TopまたはHeight)のチャンネルと表示パネルの下側(Bottom)のチャンネルを分離することができるように実現した。例えば、第1パーティション1721は、表示パネルの上側(TopまたはHeight)のチャンネルと表示パネルの下側(Bottom)のチャンネルを分離することができる。例えば、第1パーティション1721は、表示パネルの上側に配置される第4音響発生装置1600HLおよび第5音響発生装置1600HRと、表示パネルの下側に配置される第1音響発生装置1600L、第2音響発生装置1600R、および第3音響発生装置1600Cで発生する音響またはチャンネルを分離することができる。第2パーティション1722は、表示パネルの下側(Bottom)のチャンネルとウーファーを分離することができる。例えば、第2パーティション1722は、第1音響発生装置1600L、第2音響発生装置1600R、および第3音響発生装置1600Cの下側に配置することができる。例えば、第2パーティション1722は、第1音響発生装置1600L、第2音響発生装置1600R、および第3音響発生装置1600Cと、第1ウーファー(W1)および第2ウーファー(W2)で発生する音響またはチャンネルを分離することができる。
【0200】
第1パーティション1721、第2パーティション1722、第4パーティション1701、および第5パーティション1702は、支持部材300に配置することができる。例えば、第1パーティション1721、第2パーティション1722、第4パーティション1701、および第5パーティション1702は、支持部材300の上面に配置することができる。例えば、第1パーティション1721、第2パーティション1722、第4パーティション1701、および第5パーティション1702は、表示パネル100と支持部材300との間に配置することができる。例えば、第1パーティション1721、第2パーティション1722、第4パーティション1701、および第5パーティション1702は、表示パネル100の背面と支持部材300の上面との間に配置することができる。
【0201】
第1パーティション1721、第2パーティション1722、第4パーティション1701、および第5パーティション1702は、両面テープ、両面フォームパッド、片面テープ、片面フォームパッド、接着剤、およびボンド中のいずれか一つで構成することができるが、これに限定されるものではない。パーティションが両面テープまたは両面フォームパッドで構成される場合、表示パネル100の背面と支持部材300の上面を付着する時の密着性を向上させることができる。例えば、第1パーティション1721、第2パーティション1722、第4パーティション1701、および第5パーティション1702は、一定程度圧縮することができる弾性を有する材質で実現することができる。例えば、第1パーティション1721、第2パーティション1722、第4パーティション1701、および第5パーティション1702は、ポリウレタン(polyurethane)、ポリオレフィン(polyolefin)、およびポリエチレン(polyethylene)材質で構成することができるが、これに限定されるものではない。
【0202】
第4領域4に、第4音響発生装置1600HLおよび第5領域5に第5音響発生装置1600HRを構成し、第6領域6に音響発生装置が構成しないことができる。これによって、第4音響発生装置1600HLおよび第5音響発生装置1600HRの振動が表示パネル100の第6領域6で減衰または吸収されるので、第4領域4からの音響が第5領域5に伝達されることを遮断または軽減することができ、第5領域5からの音響が第4領域4に伝達されることを遮断または軽減することができる。したがって、第4音響発生装置1600HLおよび第5音響発生装置1600HRで発生する音響の干渉に起因する音質劣化を減少させることができ、中高音域帯の音響特性をより向上させることができる効果がある。
【0203】
図15Bで支持部材300の周辺には、パーティションを配置しないことができる。支持部材300の周辺には、
図1Bで説明した接着部材によって支持部材300と表示パネル100を接着することができ、接着部材が、パーティションの役割をすることができる。
【0204】
第1パーティション1721、第2パーティション1722、第4パーティション1701、および第5パーティション1702を配置する際に、第1パーティション1721および第2パーティション1722を最初に配置した後に、第4パーティション1701および第5パーティション1702を配置することができる。他の例としては、第4パーティション1701および第5パーティション1702を最初に配置した後に、第1パーティション1721および第2パーティション1722を配置することができ、配置する順序が明細書の内容を限定するものではない。以下の実施例では、第1パーティション1721および第2パーティション1722を最初に配置した後に、第4パーティション1701および第5パーティション1702を配置することを例に挙げて示すが、これに限定されるものでではない。これに対する内容は、以下の実施例でも同一又は類似に適用することができる。
【0205】
したがって、第1音響発生装置1600Lおよび第4音響発生装置1600HLは、表示パネル100背面の左側の領域である第1領域1および第4領域4に配置して表示パネル100の左側領域を振動させることができる。第2音響発生装置1600Rおよび第5音響発生装置1600HRは、表示パネル100背面の右側の領域である第2領域2および第5領域5に配置して表示パネル100の右側領域を振動させることができる。第3音響発生装置1600Cは、表示パネル100の背面の中央領域である第3領域3に配置して表示パネル100の中央領域を振動させることができる。第1音響発生装置1600L、第2音響発生装置1600R、第3音響発生装置1600C、第4音響発生装置1600HL、および第5音響発生装置1600HRそれぞれは、互いに異なる振動信号を受信して独立して駆動することができる。例えば、第1音響発生装置1600Lおよび第4音響発生装置1600HLは、表示パネル100の背面の左側の領域を振動板として使用することにより、音響を発生させることができ、第2音響発生装置1600Rおよび第5音響発生装置1600HRは、表示パネル100の背面の右側の領域を振動板として使用することにより、音響を発生させることができる。そして、第3音響発生装置1600Cは、表示パネル100の中央領域を振動板として使用することにより、音響を発生させることができる。低音域帯の音響を向上させるためにウーファーを配置することができる。例えば、第1音響発生装置1600Lおよび第2音響発生装置1600Rの下側に少なくとも一つのウーファーを含むことができる。例えば、第1ウーファー(W1)は、表示パネル100の第1領域1の下側に配置することができる。例えば、第1ウーファー(W1)は、第1音響発生装置1600Lの下側に配置することができる。例えば、第2ウーファー(W2)は、表示パネル100の第2領域2の下側に配置することができる。例えば、第2ウーファー(W2)は、第2音響発生装置1600Rの下側に配置することができる。したがって、第1ウーファー(W1)および第2ウーファー(W2)は、低音域帯の音響を出力することができる。第1音響発生装置1600L、第2音響発生装置1600R、第3音響発生装置1600C、第4音響発生装置1600HL、および第5音響発生装置1600HRは、80Hz~40kHzの音響を出力することができ、第1ウーファー(W1)および第2ウーファー(W2)は、80Hz以下の音響を出力することができる。したがって、表示装置は、5.1チャンネルの音響を出力することができる。そして、左右に配置された音響発生装置と比較して表示パネルの横方向を基準に上下に音響発生装置がさらに構成されているので、左右の音響および上下の音響を向上させることができ、使用者に実際の音響と同じ音場感を与えることができる効果がある。例えば、第4音響発生装置1600HLおよび第5音響発生装置1600HRをさらに構成することで、表示パネルの上側からの音響を出力し、表示パネルの上側にまたは前記表示パネルから上向きに音響を出力することができるので、左右の音響および上下の音響を含む立体的な音響を実現できる表示装置を提供することができる。したがって、左右映像および上下映像に対する左右音響および上下音響を実現することができ、使用者に立体的な左右の音響および上下の音響を含む実際の音響(例えば、リアル(real)サウンド)のリアル立体音響を実現することができるので、仮想(virtual)音響ではなく、リアル(real)サウンドを提供することができる。これにより、使用者に立体的な左右の音響および上下の音響を含む実際の音響(例えば、リアル(real)サウンド)のリアル立体音響またはサラウンド音響を実現することができるので、臨場感を向上させることができる。したがって、映画館、個人映画館、およびテレビなどの機器でも、使用者に現実と類似または同一にリアルサウンドと映像を一度に感じることができるように、例えば、リアルAV(Audio Visual)またはドルビー音響システムを感じることができようにすることができる。これに対する説明は、
図15B~
図27Iにも、同一または類似に適用することができる。そして、厚い音響発生装置を、複数個で構成する場合、音響発生装置の厚さによって表示装置が厚くなる問題があった。
図6~
図11Bで説明したように、第1音響発生装置1600L、第2音響発生装置1600R、第3音響発生装置1600C、第4音響発生装置1600HL、および第5音響発生装置1600HRは、表示パネル100内に配置することができる。したがって、音響発生装置の厚さを減少させることができるので、表示装置の厚さが減少して、使用者に美感を与えることができる表示装置を提供することができる。そして、
図12Aおよび
図12Bで説明したように、第1音響発生装置1600L、第2音響発生装置1600R、第3音響発生装置1600C、第4音響発生装置1600HL、および第5音響発生装置1600HRは、低音域帯が向上した音響発生装置で構成することができるので、低音域帯が向上した左右音響および上下音響を実現することができる表示装置を提供することができる。そして、
図13で説明したように、第1音響発生装置1600L、第2音響発生装置1600R、第3音響発生装置1600C、第4音響発生装置1600HL、および第5音響発生装置1600HRは、フィルム型音響発生装置で構成することができるので、音響発生装置の厚さを減少させることができるので、表示装置の厚さが減少して、使用者に美感を与えることができる表示装置を提供することができる。例えば、中音域帯は200Hz~3kHz、高音域帯は3kHz以上であり得、低音域帯は200Hz以下であり得、この範囲に限定されるものではない。
【0206】
図15Cを参照すると、第1パーティション1721、第4パーティション1701、および第5パーティション1702を構成し、支持部材300と表示パネル100との間にパーティション1750を配置することができる。例えば、パーティション1750は、支持部材300の端または縁に配置することができる。例えば、パーティション1750は、支持部材300の前面の端または縁に配置することができる。パーティション1750は、支持部材300の前面の外郭の四辺の全体領域であることもできる。他の例としては、パーティション1750は、表示パネルの背面の端または縁に配置することができる。パーティション1750は、表示パネルの背面の外郭の四辺の全体領域であることもできる。パーティション1750は、支持部材300の前面の外郭の四辺または表示パネルの背面の外郭の四辺の全体領域であることもできる。パーティション1750は、表示パネルの背面または支持部材300の前面の全体領域であることもできる。例えば、パーティション1750は、第1音響発生装置1600L~第5音響発生装置1600HRを囲むように配置することができる。パーティション1750は、表示パネルのウェーブ現象を防止するために、表示パネルの形状に沿って配置することができる。例えば、パーティション1750が、
図1Bで説明した表示パネル100と支持部材300を付着するための接着部材である場合には、
図1Bで説明した接着部材を省略することができ、パーティション1750は、接着部材の役割をすることができる。これに限らず、表示パネル100と支持部材300を付着するための接着部材は、表示パネル100の背面または支持部材300の前面に構成することもできる。
【0207】
第1パーティション1721、第4パーティション1701、第5パーティション1702、およびパーティション1750を配置する際に、第1パーティション1721を先に配置し、パーティション1750を配置した後に、第4パーティション1701および第5パーティション1702を配置することができる。他の例としては、第1パーティション1721を先に配置し、第4パーティション1701および第5パーティション1702を配置した後に、パーティション1750を配置することができ、配置する順序が明細書の内容を限定するものではない。パーティション1750は、支持部材300の縦方向に最初に配置した後に、支持部材300の横方向に配置することができる。他の例としては、パーティション1750は、支持部材300の横方向に最初に配置した後に、支持部材300の縦方向に配置することができ、配置する順序が明細書の内容を限定するものではない。以下の実施例では、第1パーティション1721を先に配置し、パーティション1750を配置した後に、第4パーティション1701および第5パーティション1702を配置することを例に挙げて示すが、これに限定されるものではない。これに対する内容は、以下の実施例でも同一又は類似に適用することができる。
【0208】
図15Dおよび
図15Eを参照すると、第1パーティション1721および第2パーティション1722の形状を異なって構成することができる。第1パーティション1721および第2パーティション1722は、表示パネルの形状と異なる形状に構成することができる。例えば、第1パーティション1721および第2パーティション1722は、平らでない形状、または線形状ではないことができる。例えば、第1パーティション1721および第2パーティション1722は、鋸歯形状、三角形形状、および先端が丸い三角形形状を有することができる。例えば、第1パーティション1721および第2パーティション1722の鋸歯が位置する方向は、音響発生装置を向くように配置することができる。例えば、第1パーティション1721および第2パーティション1722が三角形形状である場合には、三角形の先端が位置する方向は、音響発生装置を向くように配置することができる。例えば、第1パーティション1721および第2パーティション1722が先端の丸い三角形形状である場合には、先端が丸い三角形の先端が位置する方向は、音響発生装置を向くように配置することができる。例えば、
図15Dを参照すると、第1パーティション1721が先端の丸い三角形形状である場合、先端が丸い三角形の先端は、第4音響発生装置1600HLおよび第5音響発生装置1600HRを向くように構成することができる。例えば、
図15Dを参照すると、第2パーティション1722が先端の丸い三角形形状である場合には、先端が丸い三角形の先端は、第1音響発生装置1600L、第2音響発生装置1600R、および第3音響発生装置1600Cの一つ以上を向くように構成することができる。したがって、パーティションの形状が少なくとも一つ以上の音響発生装置を向くように構成することにより、音響発生装置の定在波によるピークやディップ現象を制御することができ、表示パネルのウェーブ現象を減らすことができる。そして、パーティションの形状を変更することにより、音響発生装置の乱反射などの音響干渉を解決することができる。
【0209】
パーティションが平らでない形状、または線形状でない場合、定在波を分散させることができる。例えば、鋸歯形状、三角形形状、および先端が丸い三角形形状に実現する場合、鋸歯形状、三角形形状、および先端が丸い三角形形状によって定在波が複数の方向に分散され得るので、音響出力特性がさらに向上することができる。
【0210】
図15Eを参照すると、第1パーティション1721は、二つのパーティションで構成することができるが、これに限定されるものではない。例えば、第1パーティション1721は、第1-1パーティション1721aおよび第1-2パーティション1721bを含むことができ、先端が丸い三角形形状で構成することができる。第1-1パーティション1721aの三角形または先端が丸い三角形形状の先端は、第4音響発生装置1600HLおよび第5音響発生装置1600HRの一つ以上を向くように構成することができる。第1-2パーティション1721bの三角形または先端が丸い三角形形状の先端は、第1音響発生装置1600L、第2音響発生装置1600R、および第3音響発生装置1600Cの一つ以上を向くように構成ことができる。第2パーティション1722の三角形または先端が丸い三角形形状の先端は、第1音響発生装置1600L、第2音響発生装置1600R、および第3音響発生装置1600Cを向くように構成することができる。これにより、音響発生装置の定在波によるピークやディップ現象を制御することができ、表示パネルのウェーブ現象を減らすことができる。
【0211】
図15F~
図15Iを参照すると、パーティションの少なくとも一つの辺にパッドをさらに構成することができる。音圧の減少を引き起こす定在波は、進行波と反射波の大きさが大きな地点で多く発生することができる。したがって、パッドは、音響発生装置から到達する音波が最大の位置に配置することができる。例えば、パッドは、パーティションの四つの辺の中で最も強い音波が到着する一つ以上の辺に配置し、音響発生装置を向くように構成することができる。
【0212】
図15Fを参照すると、第4パーティション1701の少なくとも一つの辺に、第1音響発生装置1600Lおよび第4音響発生装置1600HLの一つ以上を向くようにパッドを配置することができる。例えば、第4パーティション1701の少なくとも一つの辺に、第1音響発生装置1600Lを向くように、第1-3パッド713および第1-4パッド714を配置することができる。第1-3パッド713および第1-4パッド714と向かい合う辺に、第1-1パッド711および第1-2パッド712を配置することができる。第1-1パッド711~第1-4パッド714は、二つで構成することができ、これに限らず、第1-1パッド711~第1-4パッド714の一つ以上は一つ、二つ、または三つ以上で構成することもできる。例えば、第4パーティション1701の少なくとも一つの辺に、第4音響発生装置1600HLを向くように、第4-3パッド723および第4-4パッド724を配置することができる。第4-3パッド723および第4-4パッド724と向かい合う辺に、第4-1パッド721および第4-2パッド722を配置することができる。第4-1パッド721~第4-4パッド724は、二つで構成することができ、これに限らず、第4-1パッド721~第4-4パッド724の一つ以上は一つ、二つ、または三つ以上で構成することもできる。例えば、第4パーティション1701の少なくとも他の辺に、第3音響発生装置1600Cを向くように、第3-1パッド911を配置することができる。第3-1パッド911は、一つ以上配置することができる。
【0213】
第5パーティション1702の少なくとも一つの辺に、第2音響発生装置1600Rおよび第5音響発生装置1600HRの一つ以上を向くようにパッドを配置することができる。例えば、第5パーティション1702の少なくとも一つの辺に、第2音響発生装置1600Rを向くように、第2-1パッド811および第2-2パッド812を配置することができる。第2-1パッド811および第2-2パッド812と向かい合う辺に、第2-3パッド813および第2-4パッド814を配置することができる。
図15Fでは、第2-1パッド811~第2-4パッド814は、二つで構成されていることを示し、これに限らず、第2-1パッド811~第2-4パッド814の一つ以上は一つ、二つ、または三つ以上で構成することもできる。例えば、第5パーティション1702の少なくとも一つの辺に、第5音響発生装置1600HRを向くように、第5-1パッド821および第5-2パッド822を配置することができる。第5-1パッド821および第5-2パッド822と向かい合う辺に、第5-3パッド823および第5-4パッド824を配置することができる。第5-1パッド821~第5-4パッド824は、二つで構成することができ、これに限らず、第5-1パッド821~第5-4パッド824の一つ以上は一つ、二つ、または三つ以上で構成することもできる。例えば、第5パーティション1702の少なくとも他の辺に、第3音響発生装置1600Cを向くように、第3-3パッド913を配置することができる。第3-3パッド913は、一つ以上配置することができる。第3-1パッド911と向かい合う辺に、第3-3パッド913を配置することができる。
【0214】
第1パーティション1721の少なくとも一つの辺に、第1音響発生装置1600L、第2音響発生装置1600R、および第3音響発生装置1600Cの一つ以上を向くようにパッドを配置することができる。例えば、第1パーティション1721の少なくとも一つの辺に、第1音響発生装置1600Lを向くように、第1-5パッド715を配置することができる。例えば、第1パーティション1721の少なくとも一つの辺に、第2音響発生装置1600Rを向くように、第2-5パッド815を配置することができる。例えば、第1パーティション1721の少なくとも一つの辺に、第3音響発生装置1600Cを向くように、第3-5パッド915を配置することができる。例えば、第1パーティション1721の少なくとも一つの辺に、第4音響発生装置1600HLを向くように、第4-6パッド726を配置することができる。例えば、第1パーティション1721の少なくとも一つの辺に、第5音響発生装置1600HRを向くように、第5-6パッド826を配置することができる。第1-5パッド715、第2-5パッド815、第3-5パッド915、第4-6パッド726、および第5-6パッド826は、一つ以上で構成することもできる。例えば、第4-6パッド726と向かい合う辺に、第4-5パッド725を配置することができ、第4-5パッド725は、第4音響発生装置1600HLを向くするように配置することができる。第5-6パッド826と向かい合う辺に、第5-5パッド825を配置することができ、第5-5パッド825は、第5音響発生装置1600HRを向くように配置することができる。
【0215】
例えば、第2パーティション1722の少なくとも一つの辺に、第1音響発生装置1600Lを向くように、第1-6パッド716を配置することができる。例えば、第2パーティション1722の少なくとも一つの辺に、第2音響発生装置1600Rを向くように、第2-6パッド816を配置することができる。例えば、第2パーティション1722の少なくとも一つの辺に、第3音響発生装置1600Cを向くように、第3-6パッド916を配置することができる。第1-6パッド716、第2-6パッド816、および第3-6パッド916は、一つ以上で構成することもできる。例えば、第1-6パッド716と向かい合う辺に、第1-5パッド715を配置することができ、第1-5パッド715は、第1音響発生装置1600Lに向くように配置することができる。第2-6パッド816と向かい合う辺に、第2-5パッド815を配置することができ、第2-5パッド815は、第2音響発生装置1600Rを向くように配置することができる。第3-6パッド916と向かい合う辺に、第3-5パッド915を配置することができ、第3-5パッド915は、第3音響発生装置1600Cを向くように配置することができる。
【0216】
実施例では、第1-1パッド711~第1-4パッド714の大きさが、第1-5パッド715および第1-6パッド716のそれぞれの大きさよりも大きく示されているが、パッドの大きさが、本明細書の内容を限定するものではない。例えば、第1-1パッド711~第1-4パッド714の大きさが、第1-5パッド715および第1-6パッド716のそれぞれの大きさよりも小さいか同じことがあり得る。他のパッドの大きさも同じかまたは類似に適用することができる。
図15Fで支持部材300の周辺には、パーティションを配置しないことがあり得る。支持部材300の周辺には、
図1Bで説明した接着部材によって表示パネル100を接着することができ、接着部材は、パーティションであり得る。
【0217】
図15Gを参照すると、第1パーティション1721、第4パーティション1701、第5パーティション1702、およびパーティション1750を含むことができる。例えば、パーティション1750は、第1音響発生装置1600L~第5音響発生装置1600HRを囲むように配置することができる。例えば、パーティション1750の辺には、一つ以上のパッドを含むことができる。パーティション1750の一つの辺には、第4音響発生装置1600HLを向くように、第4-5パッド725を配置することができ、第5音響発生装置1600HRを向くように、第5-5パッド825を配置することができる。パーティション1750のもう一つの辺には、第1音響発生装置1600Lを向くように、第1-6パッド716を配置することができ、第3音響発生装置1600Cを向くように、第3-6パッド916を配置することができ、第2音響発生装置1600Rを向くように、第2-6パッド816を配置することができる。パーティション1750を構成することにより、表示パネルの背面に配置する音響発生装置の固定力を向上させることができ、表示パネルの端または縁からの音響の漏れを減少させることができるので、音響出力特性を向上することができる。残りの構成は、
図15Fと同一または類似なので、詳細な説明を省略する。
【0218】
例えば、パーティション1750が、
図1Bで説明した表示パネル100と支持部材300を付着するための接着部材である場合には、
図1Bで説明した接着部材を省略することができる。これに限らず、表示パネル100と支持部材300を付着するための接着部材は、表示パネル100の背面または支持部材300に構成することもできる。
【0219】
図15Hおよび
図15Iを参照すると、第1パーティション1721および第2パーティション1722は、少なくとも一つのベント部を含むことができる。ベント部は、反射波と進行波の干渉によって発生する定在波による音圧の減少現象を減らすために配置することができる。ベント部は、パーティションの四つの辺の中で最も強い音波が到着する一つ以上の辺に形成し、音響発生装置を向くように構成することができる。残りの構成は、
図15Fと同一または類似なので、詳細な説明を省略する。
【0220】
図15Hを参照すると、第1パーティション1721は、一つ以上のベント部を含むことができる。例えば、第1パーティション1721は、第1音響発生装置1600Lに向かう第1ベント部701を含むことができ、第2音響発生装置1600Rに向かう第2ベント部702を含むことができる。そして、第1パーティション1721は、第3音響発生装置1600Cに向かう第3ベント部703を含むことができる。そして、第4音響発生装置1600HLおよび第5音響発生装置1600HRの定在波による音圧の減少は、第4-5パッド725および第5-5パッド825によって減らすことができる。
【0221】
第2パーティション1722は、一つ以上のベント部を含むことができる。例えば、第2パーティション1722は、第1音響発生装置1600Lに向かう第4ベント部704を含むことができ、第2音響発生装置1600Rに向かう第5ベント部705を含むことができる。そして、第2パーティション1722は、第3音響発生装置1600Cに向かう第6ベント部706を含むことができる。ベント部は、音響発生装置の中心部で開いた構造を有することができる。これに限定されず、「V」字型の塞がった構造を有することができる。ベント部は、音響発生装置の中心部で開いた構造を有する場合、塞がった構造を有する場合よりも材料費を削減することができる利点がある。音響特性の実験によると、ベント部は、音響発生装置の中心部で開いた構造を有する場合と塞がった構造を有する場合に、発明者らは音響特性の違いが微々またはないことを確認した。したがって、第1パーティション1721および第2パーティション1722は、一つ以上のベント部を含むことにより、音響発生装置の定在波による音圧の減少現象を減らすことができる。
【0222】
図15Iを参照すると、第1パーティション1721および第2パーティション1722は、一つ以上のベント部を含み、パーティション1750を配置することができる。例えば、パーティション1750の一つの辺には、第4音響発生装置1600HLを向くように、第4-5パッド725を配置することができ、第5音響発生装置1600HRを向くように、第5-5パッド825を配置することができる。パーティション1750を構成することにより、表示パネルの背面に配置する音響発生装置の固定力を向上させることができ、表示パネルの端または縁からの音響の漏れを減少させることができるので、音響出力特性を向上させることができる。他の例としては、
図15Gに示すように、パーティション1750を配置し、第1パーティション1721は、一つ以上のベント部を含むことができる。残りの構成は、
図15Hと同一または類似するので、詳細な説明を省略する。
【0223】
図15Hおよび
図15Iで説明したように、支持部材300の端部には、ベント部を構成していないので、表示パネルと支持部材300との付着時に表示パネルの引き込みが減少し得るので、ウェーブ現象を防止することができる。
【0224】
図16A~
図16Iは、本明細書の実施例に係る音響発生装置と、パーティションの例を示す図である。
【0225】
図16A~
図16Iを参照すると、第1領域1に第1ウーファー一体型音響発生装置(W3)および第2領域2に第2ウーファー一体型音響発生装置(W4)を配置することができる。第1ウーファー一体型音響発生装置(W3)および第2ウーファー一体型音響発生装置(W4)は、
図14Aおよび
図14Bで説明した内容と同じなので、ここでは説明を省略する。
図16A~
図16Iで説明した内容と同一の内容については説明を省略し、または簡単にすることができる。
【0226】
第1ウーファー一体型音響発生装置(W3)および第2ウーファー一体型音響発生装置(W4)は、ウーファーと一体型に構成された音響発生装置なので、別個のウーファーを構成する必要がない利点がある。第1ウーファー一体型音響発生装置(W3)および第2ウーファー一体型音響発生装置(W4)は、60Hz~40kHzの音響を出力することができ、第3音響発生装置1600C、第4音響発生装置1600HL、および第5音響発生装置1600HRは、80Hz~40kHzの音響を出力することができる。したがって、表示装置は、5.1チャンネルの音響を出力することができる。そして、左右に配置された音響発生装置と比較して、上下に音響発生装置がさらに構成されているので、左右の音響および上下の音響を向上させることができ、使用者に実際の音響と同じ音場感を与えることができる効果がある。例えば、第4音響発生装置1600HLおよび第5音響発生装置1600HRをさらに構成するので、表示パネルの上側から音響を出力することができるので、左右の音響および上下の音響を含む立体的な音響を実現することができる表示装置を提供することができる。したがって、左右の映像および上下の映像に対する左右の音響および上下の音響を実現することができ、使用者に立体的な左右音響および上下音響を含む実際の音響(例えば、リアル(real)サウンド)のリアル立体音響を実現することができるので、仮想(virtual)音響ではなく、リアル(real)サウンドを提供することができる。これにより、使用者に立体的な左右音響および上下音響を含む実際の音響(例えば、リアル(real)サウンド)のリアル立体音響またはサラウンド音響を実現することができるので、臨場感を向上させることができる。したがって、映画館、個人映画館、およびテレビなどの機器でも、使用者に現実と類似または同一にリアルサウンドと映像を一度に感じることができるように、例えば、リアルAV(Audio Visual)またはドルビー音響システムを感じることができようにすることができる。そして、
図6~
図11Bで説明したように、第1ウーファー一体型音響発生装置(W3)、第2ウーファー一体型音響発生装置(W4)、第3音響発生装置1600C、第4音響発生装置1600HL、および第5音響発生装置1600HRは、表示パネル100内に配置することができる。したがって、音響発生装置の厚さを減少することができるので、表示装置の厚さが減少して、使用者に美感を与えることができる表示装置を提供することができる。そして、
図12Aおよび
図12Bで説明したように、第1音響発生装置1600L、第2音響発生装置1600R、第3音響発生装置1600C、第4音響発生装置1600HL、および第5音響発生装置1600HRは、低音域帯が向上した音響発生装置で構成することができるので、低音域帯が向上した左右音響および上下音響を実現することができる表示装置を提供することができる。そして、
図13で説明したように、第1音響発生装置1600L、第2音響発生装置1600R、第3音響発生装置1600C、第4音響発生装置1600HL、および第5音響発生装置1600HRは、フィルム型音響発生装置で構成することができるので、音響発生装置の厚さが減少することができるので、表示装置の厚さが減少して、使用者に美感を与えることができる表示装置を提供することができる。
【0227】
図16A~
図16Iを参照すると、第1ウーファー一体型音響発生装置(W3)は、第4音響発生装置1600HLと非対称に配置することができる。第2ウーファー一体型音響発生装置(W4)は、第5音響発生装置1600HRと非対称に配置することができる。このように構成する場合、第1ウーファー一体型音響発生装置(W3)が発生させる振動および定在波と、第4音響発生装置1600HLが発生させる振動および定在波間の振動の干渉による音響補強または相殺を減らすことができる。再生する音源による振動の他に、外部の干渉による不要な音響補強または相殺干渉は音の歪みを発生させて音質劣化の原因となり得るが、第1ウーファー一体型音響発生装置(W3)および第4音響発生装置1600HLの非対称構造は、これを防止して、原音に近い自然な音響を再生することができる。第2ウーファー一体型音響発生装置(W4)が発生させる振動および定在波と、第5音響発生装置1600HRが発生させる振動および定在波間の振動の干渉による音響補強または相殺を減らすことができる。再生する音源による振動の他に、外部の干渉による不要な音響補強または相殺干渉は音の歪みを発生させて音質劣化の原因となり得るが、第2ウーファー一体型音響発生装置(W4)および第5音響発生装置1600HRの非対称構造は、これを防止して、原音に近い自然な音響を再生することができる。
【0228】
図16Fおよび
図16Gを参照すると、第1-5パッド715および第4-6パッド726は、非対称に配置することができ、第2-5パッド815および第5-6パッド826は、非対称的に配置することができる。他の例としては、第1ウーファー一体型音響発生装置(W3)は、第4音響発生装置1600HLと対称的に配置することができる。第2ウーファー一体型音響発生装置(W4)は、第5音響発生装置1600HRと対称的に配置することができる。このように構成する場合、音の再生位置を同一線上に整列することができるので、非対称構成に比べて、同一位置で音が再生されるような効果を与えることができる。これにより、音の位置に対する認知感を向上することができるので、音響の定位感を向上することができる。
図16Fおよび
図16Gを参照すると、第1-5パッド715および第4-6パッド726は、対称的に配置することができ、第2-5パッド815および第5-6パッド826は、対称的に配置することができる。
【0229】
図16Fを参照すると、第1パーティション1721の少なくとも一つの辺に、第1ウーファー一体型音響発生装置(W3)、第2ウーファー一体型音響発生装置(W4)、および第3音響発生装置1600Cの一つ以上を向くようにパッドを配置することができる。例えば、第1パーティション1721の少なくとも一つの辺に、第1ウーファー一体型音響発生装置(W3)を向くように、第1-5パッド715を配置することができる。例えば、第1パーティション1721の少なくとも一つの辺に、第2ウーファー一体衡陽音響発生装置(W4)を向くように、第2-5パッド815を配置することができる。例えば、第1パーティション1721の少なくとも一つの辺に、第3音響発生装置1600Cを向くように、第3-5パッド915を配置することができる。第1-5パッド715、第2-5パッド815、および第3-5パッド915は、一つ以上で構成することもできるが、これに限定されるものではない。
【0230】
例えば、第2パーティション1722の少なくとも一つの辺に、第1ウーファー一体型音響発生装置(W3)を向くように、第1-6パッド716を配置することができる。例えば、第2パーティション1722の少なくとも一つの辺に、第2ウーファー一体型音響発生装置(W4)を向くように、第2-6パッド816を配置することができる。例えば、第2パーティション1722の少なくとも一つの辺に、第3音響発生装置1600Cを向くように、第3-6パッド916を配置することができる。第1-6パッド716、第2-6パッド816、および第3-6パッド916は、一つ以上で構成することもできるが、これに限定されるものではない。第1-6パッド716と向かい合う辺に、第1-5パッド(715)を配置することができ、第1-5パッド(725)は、第1ウーファー一体型音響発生装置(W3)を向くように配置ことするができる。第2-6パッド816と向かい合う辺に、第2-5パッド815を配置することができ、第2-5パッド815は、第2ウーファー一体型音響発生装置(W4)を向くように配置することができる。第3-6パッド916と向かい合う辺に、第3-5パッド915を配置することができ、第3-5パッド915は、第3音響発生装置1600Cを向くように配置することができる。
【0231】
図16Gを参照すると、パーティション1750の辺には、一つ以上のパッドを配置することができる。例えば、パーティション1750の一つの辺には、第4音響発生装置1600HLを向くように、第4-5パッド725を配置することができ、第5音響発生装置1600HRを向くように、第5-5パッド825を配置することができる。パーティション1750のもう一つの辺には、第1ウーファー一体型音響発生装置(W3)を向くように、第1-6パッド716を配置することができ、第3音響発生装置1600Cを向くように、第3-6パッド(916)を配置することができ、第2ウーファー一体型音響発生装置(W4)を向くように、第2-6パッド816を配置することができる。例えば、第1-6パッド716と向かい合う辺に、第1-5パッド715を配置することができ、第1-5パッド715は、第1ウーファー一体型音響発生装置(W3)を向くように配置することができる。第3-6パッド916と向かい合う辺に、第3-5パッド915を配置することができ、第3-5パッド915は、第5音響発生装置1600HRを向くように配置することができる。第2-6パッド816と向かい合う辺に、第2-5パッド815を配置することができ、第2-5パッド815は、第2ウーファー一体型音響発生装置(W4)を向くように配置することができる。
【0232】
図16Hを参照すると、第1パーティション1721は、一つ以上のベント部を含むことができる。例えば、第1パーティション1721は、第1ウーファー一体型音響発生装置(W3)に向かう第1ベント部701を含むことができ、第2ウーファー一体型音響発生装置(W4)に向かう第2ベント部702を含むことができる。そして、第1パーティション1721は、第3音響発生装置1600Cに向かう第3ベント部703を含むことができる。
【0233】
第2パーティション1722は、一つ以上のベント部を含むことができる。例えば、第2パーティション1722は、第1ウーファー一体型音響発生装置(W3)に向かう第4ベント部704を含むことができ、第2ウーファー一体型音響発生装置(W4)に向かう第5ベント部705を含むことができる。そして、第2パーティション1722は、第3音響発生装置1600Cに向かう第6ベント部706を含むことができる。
【0234】
図16Iを参照すると、第1パーティション1721および第2パーティション1722は、一つ以上のベント部を含み、パーティション1750を配置することができる。他の例としては、
図15Gに示すように、パーティション1750を配置し、第1パーティション1721は、一つ以上のベント部を含むことができる。パーティション1750を構成することにより、表示パネルの背面に配置する音響発生装置の固定力を向上させることができ、表示パネルの端または縁からの音響の漏れを減少させることができるので、音響出力特性を向上することができる。残りの構成は、
図15I、
図16Gおよび
図16Hと同一または類似するので、詳細な説明を省略する。
【0235】
ベント部は、音響発生装置の中心部で開いた構造を有することができる。これに限定されず、「V」字型の塞がった構造を有することができる。ベント部は、音響発生装置の中心部で開いた構造を有する場合には、塞がった構造を有する場合よりも材料費を削減することができる利点がある。音響特性の実験によると、ベント部は、音響発生装置の中心部で開いた構造を有する場合と塞がった構造を有する場合に、発明者らは音響特性の違いが微々またはないことを確認した。したがって、第1パーティション1721および第2パーティション1722の一つの辺に一つ以上のベント部を構成することにより、音響発生装置の定在波による音圧の減少現象を減らすことができる。
【0236】
図16A~
図16Iを参照すると、第1ウーファー一体型音響発生装置(W3)は、第4音響発生装置1600HLと非対称に配置することができる。第2ウーファー一体型音響発生装置(W4)は、第5音響発生装置1600HRと非対称に配置することができる。
図16Hおよび
図16Iを参照すると、第1ベント部701および第4ベント部704は、非対称に配置することができ、第2ベント部702および第5ベント部705は、非対称的に配置することができる。他の例としては、第1ウーファー一体型音響発生装置(W3)は、第4音響発生装置1600HLと対称的に配置することができる。第2ウーファー一体型音響発生装置(W4)は、第5音響発生装置1600HRと対称的に配置することができる。
図16Hと
図16Iを参照すると、第1ベント部701と第4ベント部704は、対称的に配置することができ、第2ベント部702と第5ベント部705は、対称的に配置することができる。
【0237】
図16F~
図16Iを参照すると、第1-1パッド711、第1-3パッド713、第2-1パッド811、および第2-3パッド813のそれぞれは、一つで構成されていて、これに限らず、第1-1パッド711、第1-3パッド713、第2-1パッド811、および第2-3パッド813のそれぞれは、一つ以上で構成することができる。
【0238】
図16Hと
図16Iで説明したように、表示パネルの端部には、ベント部を構成しないので、表示パネルと支持部材との付着時に表示パネルの引き込みを減少することができるので、ウェーブ現象を防止することができる。
【0239】
図17A~
図17Iは、本明細書の実施例に係る音響発生装置と、パーティションの例を示す図である。
【0240】
図17A~
図17Iを参照すると、第1音響発生装置1600Lおよび第2音響発生装置1600Rは、第3音響発生装置1600Cとは異なって配置することができる。
図15A~
図15Iで説明した内容と同一の内容については説明を省略し、または簡単にすることができる。
【0241】
図17A~
図17Iを参照すると、第1音響発生装置1600Lおよび第2音響発生装置1600Rは、第3音響発生装置1600Cと非対称に配置することができる。例えば、第1音響発生装置1600Lおよび第2音響発生装置1600Rは、同じ線上に配置することができる。例えば、第3音響発生装置1600Cは、第1音響発生装置1600Lと、異なる線上に配置することができる。例えば、第3音響発生装置1600Cは、第2音響発生装置1600Rと、異なる線上に配置することができる。このように構成する場合、第1音響発生装置1600Lは、第4領域4の第4音響発生装置1600HLと離れているので、表示パネルの下側からの音響は、第1音響発生装置1600Lより鮮明に実現することができ、第1音響発生装置1600Lと第4音響発生装置1600HLとの距離により、第1音響発生装置1600Lの音響と第4音響発生装置1600HLの音響の違いを区別することができる音響を実現することができる。そして、第2音響発生装置1600Rは、第5領域5の第5音響発生装置1600HRと離れているので、表示パネルの下側からの音響は、第2音響発生装置1600Rより鮮明に実現することができ、第2音響発生装置1600Rと第5音響発生装置1600HRとの距離により、第2音響発生装置1600Rの音響と第5音響発生装置1600HRの音響の違いを区別することができる音響を実現することができる。第1音響発生装置1600L、第2音響発生装置1600R、第3音響発生装置1600C、第4音響発生装置1600HL、および第5音響発生装置1600HRは、80Hz~40kHzの音響を出力することができ、第1ウーファー(W1)および第2ウーファー(W2)は、80Hz以下の音響を出力することができる。したがって、表示装置は、5.1チャンネルの音響を出力することができる。
【0242】
図17Fを参照すると、第4パーティション1701の少なくとも一つの辺に、第1音響発生装置1600Lおよび第4音響発生装置1600HLの一つ以上を向くようにパッドを配置することができる。例えば、第4パーティション1701の少なくとも一つの辺に、第1音響発生装置1600Lを向くように、第1-3パッド713および第1-4パッド714を配置することができる。第1-3パッド713および第1-4パッド714と向かい合う辺に、第1-1パッド711および第1-2パッド712を配置することができる。例えば、第4パーティション1701の少なくとも一つの辺に、第4音響発生装置1600HLを向くように、第4-3パッド723および第4-4パッド724を配置することができる。第4-3パッド723および第4-4パッド724と向かい合う辺に、第4-1パッド721および第4-2パッド722を配置することができる。例えば、第4パーティション1701の少なくとも他の辺に、第3音響発生装置1600Cを向くように、第3-1パッド911および第3-2パッド912を配置することができる。第3-1パッド911および第3-2パッド912中の一つのみ配置することができる。
【0243】
第5パーティション1702の少なくとも一つの辺に、第2音響発生装置1600Rおよび第5音響発生装置1600HRの一つ以上を向くようにパッドを配置することができる。例えば、第5パーティション1702の少なくとも一つの辺に、第2音響発生装置1600Rを向くように、第2-1パッド811および第2-2パッド812を配置することができる。第2-1パッド811および第2-2パッド812と向かい合う辺に、第2-3パッド813および第2-4パッド814を配置することができる。第2-1パッド811~第2-4パッド814のそれぞれは、二つで構成することができ、これに限らず、一つまたは三つ以上で構成することもできる。例えば、第5パーティション1702の少なくとも一つの辺に、第5音響発生装置1600HRを向くように、第5-1パッド821および第5-2パッド822を配置することができる。第5-1パッド821および第5-2パッド822と向かい合う辺に、第5-3パッド823および第5-4パッド824を配置することができる。第5-1パッド821~第5-4パッド824のそれぞれは、二つで構成することができ、これに限らず、一つまたは三つ以上で構成することもできる。例えば、第5パーティション1702の少なくとも他の辺に、第3音響発生装置1600Cを向くように、第3-3パッド913および第3-4パッド914を配置することができる。第3-3パッド913および第3-4パッド914中の一つのみ配置することができる。残りの説明は、
図15F~
図15Iで説明した内容と同一または類似するので、ここでは説明を省略する。
【0244】
図18A~
図18Iは、本明細書の実施例に係る音響発生装置と、パーティションの例を示す図である。
【0245】
図18A~
図18Iを参照すると、第1領域1に第1ウーファー一体型音響発生装置(W3)および第2領域2に第2ウーファー一体型音響発生装置(W4)を配置することができる。第1ウーファー一体型音響発生装置(W3)および第2ウーファー型音響発生装置(W4)は、第3音響発生装置1600Cとは異なって配置することができる。
図15A~
図17Iで説明した内容と同一の内容については説明を省略し、または簡単にすることができる。
【0246】
図18A~
図18Iを参照すると、第1ウーファー一体型音響発生装置(W3)および第2ウーファー型音響発生装置(W4)は、第3音響発生装置1600Cと非対称に配置することができる。例えば、第1ウーファー一体型音響発生装置(W3)および第2ウーファー型音響発生装置(W4)は、同一線上に配置することができる。例えば、第3音響発生装置1600Cは、第1ウーファー一体型音響発生装置(W3)と、異なる線上に配置することができる。例えば、第3音響発生装置1600Cは、第2ウーファー型音響発生装置(W4)と、異なる線上に配置することができる。このように構成する場合、第1ウーファー型音響発生装置(W3)は、第4領域4の第4音響発生装置1600HLと離れているので、表示パネルの下側からの音響が第1ウーファー型音響発生装置(W3)よりも鮮明に実現することができ、第1ウーファー型音響発生装置(W3)および第4音響発生装置1600HLとの距離により、第1ウーファー型音響発生装置(W3)の音響と第4音響発生装置1600HLの音響の違いを区別することができる音響を実現することができる。そして、第2ウーファー型音響発生装置(W4)は、第5領域5の第5音響発生装置1600HRと離れているので、表示パネルの下側からの音響が第2ウーファー型音響発生装置(W4)より鮮明に実現することができ、第2ウーファー型音響発生装置(W4)および第5音響発生装置1600HRとの距離により、第2ウーファー型音響発生装置(W4)の音響と第5音発生装置1600HRの音響の違いを区別することができる音響を実現することができる。第1ウーファー一体型音響発生装置(W3)および第2ウーファー一体型音響発生装置(W4)は、60Hz~40kHzの音響を出力することができ、第3音響発生装置1600C、第4音響発生装置1600HL、および第5音響発生装置1600HRは、80Hz~40kHzの音響を出力することができる。したがって、表示装置は、5.1チャンネルの音響を出力することができる。
【0247】
そして、第1ウーファー一体型音響発生装置(W3)および第2ウーファー一体型音響発生装置(W4)は、ウーファーと一体型に構成された音響発生装置なので、別個のウーファーを構成する必要がない利点がある。
【0248】
図18A~
図18Iを参照すると、第1ウーファー一体型音響発生装置(W3)は、第4音響発生装置1600HLと非対称に配置することができる。第2ウーファー一体型音響発生装置(W4)は、第5音響発生装置1600HRと非対称に配置することができる。このように構成する場合、第1ウーファー一体型音響発生装置(W3)が発生させる振動および定在波と、第4音響発生装置1600HLが発生させる振動および定在波間の振動の干渉による音響補強または相殺を減らすことができる。再生する音源による振動の他に、外部の干渉による不要な音響補強または相殺干渉は音の歪みを発生させて音質劣化の原因となり得るが、第1ウーファー一体型音響発生装置(W3)および第4音響発生装置1600HLの非対称構造は、これを防止して、原音に近い自然な音響を再生することができる。第2ウーファー一体型音響発生装置(W4)が発生させる振動および定在波と、第5音響発生装置1600HRが発生させる振動および定在波間の振動の干渉による音響補強または相殺を減らすことができる。再生する音源による振動の他に、外部の干渉による不要な音響補強または相殺干渉は音の歪みを発生させて音質劣化の原因となり得るが、第2ウーファー一体型音響発生装置(W4)および第5音響発生装置1600HRの非対称構造は、これを防止して、原音に近い自然な音響を再生することができる。
【0249】
図18Fおよび
図18Gを参照すると、第1-5パッド715および第4-6パッド726は、非対称に配置することができ、第2-5パッド815および第5-6パッド826は、非対称的に配置することができる。他の例としては、第1ウーファー一体型音響発生装置(W3)は、第4音響発生装置1600HLと対称的に配置することができる。第2ウーファー一体型音響発生装置(W4)は、第5音響発生装置1600HRと対称的に配置することができる。このように構成する場合、音の再生位置を同一線上に整列することができるので、非対称構成に比べて、同一位置で音が再生されるような効果を与えることができる。これにより、音の位置に対する認知感を向上することができるので、音響の定位感を向上することができる。
図18Fおよび
図18Gを参照すると、第1-5パッド715と第4-6パッド726は、対称的に配置することができ、第2-5パッド815と第2-6パッド816は、対称的に配置することができる。
図18Hと
図18Iを参照すると、第1ベント部701と第4ベント部704は、非対称に配置することができ、第2ベント部702および第5ベント部705は、非対称的に配置することができる。他の例としては、第1ウーファー一体型音響発生装置(W3)は、第4音響発生装置1600HLと対称的に配置することができる。第2ウーファー一体型音響発生装置(W4)は、第5音響発生装置1600HRと対称的に配置することができる。
図18Hと
図18Iを参照すると、第1ベント部701と第4ベント部704は、対称的に配置することができ、第2ベント部702と第5ベント部705は、対称的に配置することができる。
【0250】
図18F~
図18Iを参照すると、第1-1パッド711、第1-3パッド713、第2-1パッド811、第2-3パッド813、第3-1パッド911、および第3-3パッド913のそれぞれは、一つで構成することができる。これに限らず、第1-1パッド711、第1-3パッド713、第2-1パッド811、第2-3パッド813、第3-1パッド911、および第3-3パッド913のそれぞれは、二つ以上で構成することができる。
【0251】
図19A~
図19Iは、本明細書の実施例に係る音響発生装置と、パーティションの例を示す図である。
【0252】
【0253】
図19A~
図19Iを参照すると、表示パネルの背面は、第1領域1~第15領域15を含むことができる。第1領域1~第15領域15は、同じ面積を有することができるが、これに限定されるものではない。例えば、第1領域1~第15領域15は、同じ間隔または距離を有するように配置することができるが、これに限定されるものではない。第1領域1~第15領域15は、所望の音域に応じてサイズを調節することができる。例えば、第1領域1、第4領域4、および第7領域7は、表示パネルの背面の左側の領域であり得る。例えば、第2領域2、第5領域5、および第8領域8は、表示パネルの背面の右側の領域であり得る。例えば、第3領域3、第6領域6、および第9領域9は、表示パネルの背面の中央領域であり得る。例えば、第6領域6は、第4領域4と第5領域5との間の領域であり得る。例えば、第9領域9は、第7領域7と第8領域8との間の領域であり得る。例えば、第10領域10は、第1領域1と第3領域3との間の領域であり得る。例えば、第11領域11は、第2領域2と第3領域3との間の領域であり得る。例えば、第7領域7は、第1領域1の下側であり得、第8領域8は、第2領域2の下側であり得る。例えば、第10領域10、第12領域12、および第14領域14は、第1領域1、第4領域4、および第7領域7と第3領域3、第6領域6、および第9領域9の間であり得る。例えば、第11領域11は、第13領域13、および第15領域15は、第2領域2、第5領域5、および第8領域8と第3領域3、第6領域6、および第9領域9の間であり得る。第1領域~第15領域で領域を表示する数字1~15は、任意に表示したものであり、数字の1~15および第1領域~第15領域の区分が明細書の内容を限定するものではない。これに対する説明は、
図20A~
図27Iで、同一または類似に適用することができる。
【0254】
第1領域1~第15領域15のうち少なくとも一つの領域には、少なくとも一つの音響発生装置を配置することができる。以下の実施例は、音響発生装置を表示パネルの背面に配置することを例に説明し、これに限らず、音響発生装置は、表示パネルと支持部材300との間に配置することができる。例えば、音響発生装置は、表示パネルの背面と支持部材300の前面との間に配置することができる。例えば、第1音響発生装置1600Lは、表示パネルの背面の第1領域1に配置することができ、第4音響発生装置1600HLは、表示パネルの背面の第4領域4に配置することができ、第7音響発生装置1600BLは、表示パネルの背面の第7領域7に配置することができる。第2音響発生装置1600Rは、表示パネルの背面の第2領域2に配置することができ、第5音響発生装置1600HRは、表示パネルの背面の第5領域5に配置することができ、第8音響発生装置1600BRは、表示パネルの背面の第8領域8に配置することができる。第3音響発生装置1600Cは、表示パネルの背面の第3領域3に配置することができ、第6音響発生装置1600HCは、表示パネルの背面の第6領域6に配置することができ、第9音響発生装置1600BCは、表示パネルの背面の第9領域9に配置することができる。第10音響発生装置1600LCは、表示パネルの背面の第10領域10に配置することができ、第11音響発生装置1600RCは、表示パネルの背面の第11領域11に配置することができる。第1音響発生装置1600Lは、表示パネルの左側(Left)チャンネルであり、第4音響発生装置1600HLは、表示パネルの上左側(Height LeftまたはTop Left)チャンネルであり、第7音響発生装置1600BLは、表示パネルの下左側(Bottom Left)チャンネルであり得る。第10音響発生装置1600LCは、表示パネルの左側中央(Left Center)チャンネルであり得る。第2音響発生装置1600Rは、表示パネルの右側(Right)チャンネルであり、第5音響発生装置1600HRは、表示パネルの上右側(Height RightまたはTop Right)チャンネルであり、第8音響発生装置1600BRは、表示パネルの下右側(Bottom Right)チャンネルであり得る。第11音響発生装置1600RCは、表示パネルの右側中央(Right Center)チャンネルであり得る。第3音響発生装置1600Cは、表示パネルの中央(center)チャンネルであり、第6音響発生装置1600HCは、表示パネルの上側中央(Height CenterまたはTop Center)チャンネルであり、第9音響発生装置1600BCは、表示パネルの下側中央(Bottom Center)チャンネルであり得る。
【0255】
例えば、第1音響発生装置1600Lは、第4音響発生装置1600HLおよび/または第7音響発生装置1600BLと対称に配置することができるが、これに限定されるものではない。例えば、第1音響発生装置1600Lは、第4音響発生装置1600HLおよび/または第7音響発生装置1600BLと同一線上に整列することができるが、これに限定されるものではない。例えば、第2音響発生装置1600Rは、第5音響発生装置1600HRおよび/または第8音響発生装置1600BRと対称に配置することができるが、これに限定されるものではない。例えば、第2音響発生装置1600Rは、第5音響発生装置1600HRおよび/または第8音響発生装置1600BRと同一線上に整列することができるが、これに限定されるものではない。例えば、第3音響発生装置1600Cは、第6音響発生装置1600HCおよび/または第9音響発生装置1600BCと対称に配置することができるが、これに限定されるものではない。例えば、第3音響発生装置1600Cは、第6音響発生装置1600HCおよび/または第9音響発生装置1600BCと同一線上に整列することができるが、これに限定されるものではない。例えば、第10音響発生装置1600LCおよび第11音響発生装置1600RCは、第1音響発生装置1600L、第2音響発生装置1600R、および第3音響発生装置1600Cの少なくとも一つと対称に配置することができるが、これに限定されるものではない。例えば、第10音響発生装置1600LCおよび第11音響発生装置1600RCは、第1音響発生装置1600L、第2音響発生装置1600R、および第3音響発生装置1600Cの少なくとも一つと同一線上に整列することができるが、これに限定されるものではない。これに対する説明は、
図20A~
図27Iで同一または類似に適用することができる。
【0256】
例えば、第4音響発生装置1600HLおよび第5音響発生装置1600HR中の一つは、第6音響発生装置1600HCと対称に配置することができるが、これに限定されるものではない。例えば、第4音響発生装置1600HLおよび第5音響発生装置1600HR中の一つは、第6音響発生装置1600HCと同一線上に整列することができるが、これに限定されるものではない。例えば、第1音響発生装置1600L、第2音響発生装置1600R、第10音響発生装置1600LC、および第11音響発生装置1600RC中の一つは、第3音響発生装置1600Cと対称に配置することができるが、これに限定されるものではない。例えば、第1音響発生装置1600L、第2音響発生装置1600R、第10音響発生装置1600LC、および第11音響発生装置1600RC中の一つは、第3音響発生装置1600Cと同一線上に整列することができるが、これに限定されるものではない。例えば、第7音響発生装置1600BLおよび第8音響発生装置1600BR中の一つは、第9音響発生装置1600BCと対称に配置することができるが、これに限定されるものではない。例えば、第7音響発生装置1600BLおよび第8音響発生装置1600BR中の一つは、第9音響発生装置1600BCと同一線上に整列することができるが、これに限定されるものではない。これに対する説明は、
図20A~
図27Iで同一または類似に適用することができる。
【0257】
図19A~
図19Iで第1音響発生装置1600L、第2音響発生装置1600R、第3音響発生装置1600C、第4音響発生装置1600HL、第5音響発生装置1600HR、第6音響発生装置1600HC、第7音響発生装置1600BL、第8音響発生装置1600BR、第9音響発生装置1600BC、第10音響発生装置1600LC、および第11音響発生装置1600RCは、
図5~
図13で説明した楕円形の音響発生装置、一対の音響発生装置、円形の音響発生装置、シングルタイプの音響発生装置、2アレイ以上の音響発生装置、およびフィルム型音響発生装置のうちの少なくとも一つ以上を含むことができる。楕円形(oval shape)は、楕円形(elliptical shape)、先端が丸い四角形(rectangular shape with rounded corners)、または幅が高さと異なる非円形の曲線型(non-circular curved shape having a width different from its height)を含むことができ、実施例がこれに限定されない。例えば、楕円形のボビンで、長軸の直径と短軸の直径の比は、1.3:1~2:1で構成することができる。楕円形のボビンは、円形よりも高音域帯の音響を改善することができ、振動による熱の発生が少ないことができるので、優れた放熱特性を有することができる。例えば、少なくとも一つの音響発生装置は、表示パネルを直接振動させて音響を発生させることができる。これに対する説明は、
図20A~
図27Iで、同一または類似に適用することができる。
【0258】
図19Bを参照すると、音響発生装置の周辺にパーティションをさらに構成することができる。パーティションは、音響発生装置によって表示パネル100が振動する時に音響が発生するエアギャップ(air gap)または空間(space)であり得る。パーティションは、音響またはチャンネルを分離することができ、音響の干渉に起因するクリアでない音響の発生を防止または軽減することができる。音響を発生させ、伝達するエアギャップまたは空間をパーティションとすることができる。パーティションは、エンクロージャ(enclosure)またはバッフル(baffle)とすることができ、用語に限定されない。以下の実施例は、パーティションを支持部材に配置することを例に挙げて説明し、これに限らず、表示パネルの背面に配置することができる。音響発生装置とパーティションを示すために支持部材に配置することを例に挙げて説明する。例えば、パーティションが支持部材に配置される場合には、表示パネルに配置されるパーティションによって表示パネルに及ぼす画質の影響を軽減することができる。
【0259】
例えば、パーティションは、表示パネルの第1領域1~第11領域11に対応する表示パネルと、支持部材300との間に配置することができる。例えば、第4パーティション1713は、第1領域1、第4領域4、および第7領域7と、第3領域3、第6領域6、および第9領域9との間に配置することができる。第4パーティション1713は、第1音響発生装置1600L、第4音響発生装置1600HL、および第7音響発生装置1600BLと、第3音響発生装置1600C、第6音響発生装置1600HC、および第9音響発生装置1600BCで発生する音響またはチャンネルを分離することができる。例えば、第5パーティション1714は、第2領域2、第5領域5、および第8領域8と、第3領域3、第6領域6、および第9領域9との間に配置することができる。第5パーティション1714は、第2音響発生装置1600R、第5音響発生装置1600HR、および第8音響発生装置1600BRと、第3音響発生装置1600C、第6音響発生装置1600HC、および第9音響発生装置1600BCで発生する音響またはチャンネルを分離することができる。したがって、第4パーティション1713および第5パーティション1714は、左側音響と右側音響を分離することができる。
【0260】
第1パーティション1721は、表示パネルの上側(HeightまたはTop)のチャンネルと表示パネルの下側(Bottom)のチャンネルを分離することができる。例えば、第1パーティション1721は、表示パネルの上側に配置される第4音響発生装置1600HL、第5音響発生装置1600HR、および第6音響発生装置1600HCと、表示パネルの下側に配置される第7音響発生装置1600BL、第8音響発生装置1600BC、および第9音響発生装置1600BCで発生する音響またはチャンネルを分離することができる。ステレオ音響または立体音響を実現するために、第10音響発生装置1600LCおよび第11音響発生装置1600RCをさらに構成したが、第10音響発生装置1600LCで発生する音響またはチャンネルと、第7音響発生装置1600BL、第8音響発生装置1600BC、および第9音響発生装置1600BCで発生する音響またはチャンネルを分離するために、パーティションを実現しなければならないことを認識した。また、第11音響発生装置1600RCで発生する音響またはチャンネルと、第7音響発生装置1600BL、第8音響発生装置1600BC、および第9音響発生装置1600BCで発生する音響またはチャンネルを分離するために、パーティションを実現しなければならないことを認識した。第4パーティション1713および第5パーティション1714は、左右の音響または左右のチャンネルを分離することができる。ステレオ音響または立体音響を実現するために、第10音響発生装置1600LCおよび第11音響発生装置1600RCをさらに構成したが、第10音響発生装置1600LCで発生する音響またはチャンネルと第1音響発生装置1600L、第4音響発生装置1600HL、および第7音響発生装置1600BLで発生する音響またはチャンネルを分離するために、パーティションを実現しなければならないことを認識した。また、第11音響発生装置1600RCで発生する音響またはチャンネルと第2音響発生装置1600R、第5音響発生装置1600HR、および第8音響発生装置1600BRで発生する音響またはチャンネルを分離するために、パーティションを実現しなければならないことを認識した。第1パーティション1721を配置する場合には、上下音響または上下チャンネルを分離することができるが、上下音響または上下チャンネルと、中央音響または中央チャンネルを分離することができないことを認識した。第4パーティション1713および第5パーティション1714を配置する場合には、左右音響または左右チャンネルを分離することができるが、左右音響または左右チャンネルと、中央音響または中央チャンネルを分離することができないことを認識した。そこで、本明細書の発明者らは、いくつかの実験を通じて、パーティションを実現しており、これに対して、以下に説明する。
【0261】
例えば、第6パーティション1711は、第1領域1、第4領域4、および第7領域7と、第10領域10との間に配置することができる。例えば、第6パーティション1711は、第1音響発生装置1600L、第4音響発生装置1600HL、および第7音響発生装置1600BLと、第10音響発生装置1600LCで発生する音響またはチャンネルを分離することができるので、音響出力特性を向上させることができる。例えば、第6パーティション1711は、第1音響発生装置1600L、第4音響発生装置1600HL、および第7音響発生装置1600BLと、第3音響発生装置1600C、第6音響発生装置1600HC、および第9音響発生装置1600BCで発生する音響またはチャンネルを分離することができるので、音響出力特性を向上させることができる。例えば、第6パーティション1711は、左側音響または左チャンネル、左側中央音響または左側中央チャンネル、および中央音響または中央チャンネルを分離することができるので、音響出力特性を向上させることができる。
【0262】
例えば、第7パーティション1712は、第2領域2、第5領域5、および第8領域8と、第11領域11との間に配置することができる。例えば、第7パーティション1712は、第2音響発生装置1600R、第5音響発生装置1600HR、および第8音響発生装置1600BRと、第11音響発生装置1600RCで発生する音響またはチャンネルを分離することができるので、音響出力特性を向上させることができる。例えば、第7パーティション1712は、第2音響発生装置1600R、第5音響発生装置1600HR、および第8音響発生装置1600BRと、第3音響発生装置1600C、第6音響発生装置1600HC、および第9音響発生装置1600BCで発生する音響またはチャンネルを分離することができるので、音響出力特性を向上させることができる。例えば、第7パーティション1712は、右側音響または右チャンネル、右側中央音響または右側中央チャンネル、および中央音響または中央チャンネルを分離することができるので、音響出力特性を向上させることができる。
【0263】
例えば、第4パーティション1713は、第3領域3、第6領域6、および第9領域9と、第10領域10との間に配置することができる。第4パーティション1713は、第3音響発生装置1600C、第6音響発生装置1600HC、および第9音響発生装置1600BCと、第10音響発生装置1600LCで発生する音響またはチャンネルを分離することができるので、音響出力特性を向上させることができる。例えば、第5パーティション1714は、第3領域3、第5領域(6)、および第9領域9と、第11領域11との間に配置することができる。第5パーティション1714は、第3音響発生装置1600C、第6音響発生装置1600HC、および第9音響発生装置1600BCと、第11音響発生装置1600RCで発生する音響またはチャンネルを分離することができるので、音響出力特性を向上させることができる。例えば、第4パーティション1713は、中央領域の音響またはチャンネルと左側中央領域の音響またはチャンネルを分離することができる。例えば、第5パーティション1714は、中央領域の音響またはチャンネルと右側中央領域の音響またはチャンネルを分離することができる。
【0264】
第1パーティション1721は、表示パネルの上側(HeightまたはTop)のチャンネルと表示パネルの下側(Bottom)のチャンネルを分離することができる。例えば、第1パーティション1721は、第4音響発生装置1600HL、第5音響発生装置1600HR、および第6音響発生装置1600HCと、第7音響発生装置1600BL、第8音響発生装置1600BR、および第9音響発生装置1600BCで発生する音響またはチャンネルを分離することができる。第1パーティション1721は、表示パネルの上側(HeightまたはTop)のチャンネルと表示パネルの中央のチャンネルを分離することができる。例えば、第1パーティション1721は、第4音響発生装置1600HL、第5音響発生装置1600HR、および第6音響発生装置1600HCと、第1音響発生装置1600L、第2音響発生装置1600R、第3音響発生装置1600C、第10音響発生装置1600LC、および第11音響発生装置1600RCで発生する音響またはチャンネルを分離することができる。
【0265】
第2パーティション1722は、表示パネルの中央のチャンネルと表示パネルの下側(Bottom)のチャンネルを分離することができる。例えば、第2パーティション1722は、第1音響発生装置1600L、第2音響発生装置1600R、第3音響発生装置1600C、第10音響発生装置1600LC、および第11音響発生装置1600RCと、第7音響発生装置1600BL、第8音響発生装置1600BR、および第9音響発生装置1600BCで発生する音響またはチャンネルを分離することができる。第3パーティション1723は、表示パネルの下側(Bottom)のチャンネルとウーファーを分離することができる。例えば、第3パーティション1723は、第7音響発生装置1600BL、第8音響発生装置1600BR、および第9音響発生装置1600BCの下側に配置することができる。例えば、第3パーティション1723は、第7音響発生装置1600BL、第8音響発生装置1600BR、および第9音響発生装置1600BCと、第1ウーファー(W1)および第2ウーファー(W2)で発生する音響またはチャンネルを分離することができる。
【0266】
第1パーティション1721、第2パーティション1722、第3パーティション1723、第4パーティション1713、第5パーティション1714、第6パーティション1711、および第7パーティション1712は、支持部材300に配置することができる。例えば、第1パーティション1721、第2パーティション1722、第3パーティション1723、第4パーティション1713、第5パーティション1714、第6パーティション1711、および第7パーティション1712は、支持部材300の前面に配置することができる。例えば、第1パーティション1721、第2パーティション1722、第3パーティション1723、第4パーティション1713、第5パーティション1714、第6パーティション1711、および第7パーティション1712は、表示パネル100と支持部材300との間に配置することができる。例えば、第1パーティション1721、第2パーティション1722、第3パーティション1723、第4パーティション1713、第5パーティション1714、第6パーティション1711、および第7パーティション1712は、表示パネル100の背面と支持部材300の前面との間に配置することができる。
【0267】
第1パーティション1721、第2パーティション1722、第3パーティション1723、第4パーティション1713、第5パーティション1714、第6パーティション1711、および第7パーティション1712は、両面テープ、両面フォームパッド、片面テープ、片面フォームパッド、接着剤、およびボンド中の一つで構成することができるが、これに限定されるものではない。パーティションが両面テープまたは両面フォームパッドで構成される場合、表示パネル100の背面と支持部材300の上面を付着する時の接着力を向上させることができる。例えば、第1パーティション1721、第2パーティション1722、第3パーティション1723、第4パーティション1713、第5パーティション1714、第6パーティション1711、および第7パーティション1712は、一定程度圧縮することができる弾性を有する材質で実現することができる。例えば、第1パーティション1721、第2パーティション1722、第3パーティション1723、第4パーティション1713、第5パーティション1714、第6パーティション1711、および第7パーティション1712は、ポリウレタン(polyurethane)、ポリオレフィン(polyolefin)、およびポリエチレン(polyethylene)材質で構成することができるが、これに限定されるものではない。
【0268】
第4領域4に、第4音響発生装置1600HLおよび第5領域5に第5音響発生装置1600HRを構成し、第12領域12には、音響発生装置を構成しないことができる。これによって、第4音響発生装置1600HLおよび第5音響発生装置1600HRの振動が表示パネルの第12領域12で減衰または吸収されるので、第4領域4からの音響が第5領域5に伝達されることを遮断または軽減することができ、第5領域5からの音響が第4領域4に伝達されることを遮断または軽減することができる。したがって、第4領域4および第5領域5で発生する音響の干渉に起因する音質劣化を減少させることができ、中高音域帯の音響特性をより向上させることができる効果がある。例えば、第5領域5に第5音響発生装置1600HRおよび第6領域6に第6音響発生装置1600HCを構成し、第13領域13には、音響発生装置を構成しないことができる。これによって、第5音響発生装置1600HRおよび第6音響発生装置1600HCの振動が表示パネルの第13領域13で減衰または吸収されるので、第5領域5からの音響が第6領域6に伝達されることを遮断または軽減することができ、第6領域6の音響が第5領域5に伝達されることを遮断または軽減することができる。したがって、第5領域5および第6領域6で発生する音響の干渉に起因する音質劣化を減少させることができ、中高音域帯の音響特性をより向上させることができる効果がある。
【0269】
第7領域7に第7音響発生装置1600BLおよび第9領域9に第9音響発生装置1600BCを構成し、第14領域14には、音響発生装置を構成しないことができる。これによって、第7音響発生装置1600BLおよび第9音響発生装置1600BCの振動が表示パネルの第14領域14で減衰または吸収されるので、第7領域7の音響が第9領域9に伝達されることを遮断または軽減することができ、第9領域9の音響が第7領域7に伝達されることを遮断または軽減することができる。したがって、第7領域7および第9領域9で発生する音響の干渉に起因する音質劣化を減少させることができ、中高音域帯の音響特性をより向上させることができる効果がある。例えば、第8領域8に第8音響発生装置1600BRおよび第9領域9に第9音響発生装置1600BCを構成し、第15領域15には、音響発生装置を構成しないことができる。これによって、第8音響発生装置1600BRおよび第9音響発生装置1600BCの振動が表示パネルの第15領域15で減衰または吸収されるので、第8領域8の音響が第9領域9に伝達されることを遮断または軽減することができ、第9領域9の音響が第8領域8に伝達されることを遮断または軽減することができる。したがって、第8領域8および第9領域9で発生する音響の干渉に起因する音質劣化を減少させることができ、中高音域帯の音響特性をより向上させることができる効果がある。
【0270】
図19Bで支持部材300の周辺には、パーティションが配置されないことがあり得る。支持部材300の周辺には、
図1Bで説明した接着部材によって表示パネル100を接着することができる。接着部材は、パーティションであり得る。
【0271】
第1パーティション1721、第2パーティション1722、第3パーティション1723、第4パーティション1713、第5パーティション1714、第6パーティション1711、および第7パーティション1712を配置する際に、第1パーティション1721、第2パーティション1722、および第3パーティション1723を配置した後に、第4パーティション1713、第5パーティション1714、第6パーティション1711、および第7パーティション1712を配置することができる。他の例としては、第4パーティション1713、第5パーティション1714、第6パーティション1711、および第7パーティション1712を配置した後に、第1パーティション1721、第2パーティション1722、および第3パーティション1723を配置することができ、配置する順序が明細書の内容を限定するものではない。以下の実施例では、第1パーティション1721、第2パーティション1722、および第3パーティション1723を配置した後に、第4パーティション1713、第5パーティション1714、第6パーティション1711、および第7パーティション1712を配置することを例に挙げて示すが、これに限定されるものではない。これに対する内容は、以下の実施例でも同一又は類似に適用することができる。
【0272】
したがって、第1音響発生装置1600L、第4音響発生装置1600HL、および第7音響発生装置1600BLは、表示パネル100背面の左側の領域である第1領域1、第4領域4、および第7領域7に配置して表示パネルの背面の左側の領域を振動させることができる。第2音響発生装置1600R、第5音響発生装置1600HR、および第8音響発生装置1600BRは、表示パネルの背面の右側の領域である第2領域2、第5領域5は、および第8領域8に配置して表示パネルの背面の右側の領域を振動させることができる。第3音響発生装置1600C、第6音響発生装置1600HC、および第9音響発生装置1600BCは、表示パネルの背面の中央領域である第3領域3、第6領域6は、および第9領域9に配置して表示パネルの背面の中央領域を振動させることができる。第10音響発生装置1600LCおよび第11音響発生装置1600RCは、表示パネルの第10領域10および第11領域11に配置して表示パネルの背面の左側領域、中央領域、および右領域を振動させることができる。第1音響発生装置1600L、第2音響発生装置1600R、第3音響発生装置1600C、第4音響発生装置1600HL、第5音響発生装置1600HR、第6音響発生装置1600HC、第7音響発生装置1600BL、第8音響発生装置1600BR、第9音響発生装置1600BC、第10音響発生装置1600LC、および第11音響発生装置1600RCそれぞれは、互いに異なる振動信号を受信して独立して駆動することができる。例えば、第1音響発生装置1600L、第4音響発生装置1600HL、および第7音響発生装置1600BLは、表示パネル100の背面の左側の領域を振動板として使用することにより、音響を発生させることができる。第2音響発生装置1600R、第5音響発生装置1600HR、および第8音響発生装置1600BRは、表示パネルの背面の右側の領域を振動板として使用することにより、音響を発生させることができる。第3音響発生装置1600C、第6音響発生装置1600HC、および第9音響発生装置1600BCは、表示パネルの中央領域を振動板として使用することにより、音響を発生させることができる。第10音響発生装置1600LCおよび第11音響発生装置1600RCは、表示パネルの背面の左側領域、中央領域、および右領域を振動板として使用することにより、音響を発生させることができる。例えば、第6音響発生装置1600HCは、表示パネルの上側にまたは前記表示パネルから上向きに音響を発生させることができる。例えば、第4音響発生装置1600HL、第5音響発生装置1600HR、および第6音響発生装置1600HCは、表示パネルの上側にまたは前記表示パネルから上向きに音響を発生させることができるので、表示パネルの上側からの音響を向上させることができる。例えば、第7音響発生装置1600BL、第8音響発生装置1600BR、および第9音響発生装置1600BCは、表示パネルの下側にまたは前記表示パネルから下向きに音響を発生させることができるので、表示パネルの下側からの音響を向上させることができる。そして、低音域帯の音響を向上させるためにウーファーを配置することができる。例えば、第7領域7および第8領域8の下側に少なくとも一つのウーファーをさらに含むことができる。例えば、第7音響発生装置1600BLと第8音響発生装置1600BRの下側に少なくとも一つのウーファーをさらに含むことができる。例えば、第1ウーファー(W1)は、表示パネルの第7領域7の下側に配置することができる。例えば、第1ウーファー(W1)は、第7音響発生装置1600BLの下側に配置することができる。例えば、第1ウーファー(W1)は、第7領域7および第14領域14との間に配置することができる。例えば、第2ウーファー(W2)は、表示パネルの第8領域8の下側に配置することができる。例えば、第2ウーファー(W2)は、第8音響発生装置1600BRの下側に配置することができる。例えば、第2ウーファー(W2)は、第8領域8と第15領域15との間に配置することができる。したがって、第1ウーファー(W1)および第2ウーファー(W2)は、低音域帯の音響を出力することができる。第1音響発生装置1600L、第2音響発生装置1600R、第3音響発生装置1600C、第4音響発生装置1600HL、第5音響発生装置1600HR、第6音響発生装置1600HC、第7音響発生装置1600BL、第8音響発生装置1600BR、第9音響発生装置1600BC、第10音響発生装置1600LC、および第11音響発生装置1600RCは、80Hz~40kHzの音響を出力することができる。第1ウーファー(W1)および第2ウーファー(W2)は、80Hz以下の音を出力することができる。したがって、表示装置は、11.1チャンネルの音響を出力することができる。そして、左右に配置された音響発生装置と比較して表示パネルの横方向を基準に上下に音響発生装置がさらに構成されているので、左右の音響および上下音響を向上させることができ、使用者に実際の音響と同じ音場感を与えることができる効果がある。例えば、第10音響発生装置1600LCおよび第11音響発生装置1600RCをさらに構成することで、表示パネルの左側、右側、および中央での音響をより向上させることができる。例えば、第4音響発生装置1600HL、第5音響発生装置1600HR、および第6音響発生装置1600HCをさらに構成することで、表示パネルの上側からの音響を出力することができ、第7音響発生装置1600BL、第8音響発生装置1600BR、および第9音響発生装置1600BCをさらに構成することで、表示パネルの下側からの音響を出力することができるので、左右の音響および上下音響を含む立体的な音響を実現できる表示装置を提供することができる。したがって、左右映像および上下映像に対する左右音響および上下音響を実現することができ、使用者に立体的な左右音響および上下音響を含む実際の音響(例えば、リアル(real)サウンド)のリアル立体音響を実現することができるので、仮想(virtual)音響ではなく、リアル(real)サウンドを提供することができる。これにより、使用者に立体的な左右音響および上下音響を含む実際の音響(例えば、リアル(real)サウンド)のリアル立体音響またはサラウンド音響を実現することができるので、臨場感を向上させることができる。したがって、映画館、個人映画館、およびテレビなどの機器でも、使用者に現実と類似または同一にリアルサウンドと映像を一度に感じることができるように、例えば、リアルAV(Audio Visual)またはドルビー音響システムを感じることができようにすることができる。これに対する説明は、
図19B~
図27Iにも、同一または類似に適用することができる。そして、
図6~
図11Bで説明したように、第1音響発生装置1600L、第2音響発生装置1600R、第3音響発生装置1600C、第4音響発生装置1600HL、第5音響発生装置1600HR、第6音響発生装置1600HC、第7音響発生装置1600BL、第8音響発生装置1600BR、第9音響発生装置1600BC、第10音響発生装置1600LC、および第11音響発生装置1600RCは、表示パネル100内に配置することができる。したがって、音響発生装置の厚さを減少することができるので、表示装置の厚さが減少して、使用者に美感を与えることができる表示装置を提供することができる。そして、
図12Aおよび
図12Bで説明したように、第1音響発生装置1600L、第2音響発生装置1600R、第3音響発生装置1600C、第4音響発生装置1600HL、第5音響発生装置1600HR、第6音響発生装置1600HC、第7音響発生装置1600BL、第8音響発生装置1600BR、第9音響発生装置1600BC、第10音響発生装置1600LC、および第11音響発生装置1600RCは、低音域帯が向上した音響発生装置で構成することができるので、低音域帯が向上した左右音響および上下音響を実現することができる表示装置を提供することができる。そして、
図13で説明したように、第1音響発生装置1600L、第2音響発生装置1600R、第3音響発生装置1600C、第4音響発生装置1600HL、第5音響発生装置1600HR、第6音響発生装置1600HC、第7音響発生装置1600BL、第8音響発生装置1600BR、第9音響発生装置1600BC、第10音響発生装置1600LC、および第11音響発生装置1600RCは、フィルム型音響発生装置で構成することができるので、音響発生装置の厚さを減少することができるので、表示装置の厚さが減少して、使用者に美感を与えることができる表示装置を提供することことができる。
【0273】
図19Cを参照すると、第1パーティション1721、第2パーティション1722、第4パーティション1713、第5パーティション1714、第6パーティション1711、および第7パーティション1712が構成され、支持部材300と表示パネルの間にパーティション1750を配置することができる。例えば、パーティション1750は、支持部材300の端または縁に配置することができる。パーティション1750は、支持部材300の前面の外郭の四辺全体領域であり得る。他の例としては、パーティション1750は、表示パネルの背面の端または縁に配置することができる。パーティション1750は、表示パネルの背面の外郭の四辺全体領域であることもできる。パーティション1750は、表示パネルの背面または支持部材の前面の外郭の四辺全体領域であることもできる。パーティション1750は、表示パネルのウェーブ現象を防止するために、表示パネルの形状に沿って配置することができる。例えば、パーティション1750が、
図1Bで説明した表示パネル100と支持部材300を付着するための接着部材である場合には、
図1Bで説明した接着部材を省略することができる。パーティションは、接着部材であり得る。これに限らず、表示パネル100と支持部材300を付着するための接着部材を表示パネル100の背面または支持部材300に構成することもできる。
【0274】
第1パーティション1721、第2パーティション1722、第4パーティション1713、第5パーティション1714、第6パーティション1711、第7パーティション1712、およびパーティション1750を配置する時、第1パーティション1721および第2パーティション1722を先に配置し、パーティション1750を配置した後に、第4パーティション1713、第5パーティション1714、第6パーティション1711、および第7パーティション1712を配置することができる。他の例としては、第4パーティション1713、第5パーティション1714、第6パーティション1711、および第7パーティション1712を先に配置し、第1パーティション1721および第2パーティション1722を配置した後に、パーティション1750を配置することができ、配置する順序が明細書の内容を限定するものではない。パーティション1750は、支持部材300の縦方向に最初に配置した後に、横方向に配置することができる。他の例としては、パーティション1750は、支持部材300の横方向に最初に配置した後に、縦方向に配置することができ、配置する順序が明細書の内容を限定するものではない。以下の実施例では、第1パーティション1721、第2パーティション1722、および/または第3パーティション1723を先に配置し、パーティション1750を配置した後に、第4パーティション1713、第5パーティション1714、第6パーティション1711、および第7パーティション1712を配置することを例に挙げて示すが、これに限定されるものではない。これに対する内容は、以下の実施例でも同一又は類似に適用することができる。
【0275】
図19Dおよび
図19Eを参照すると、第1パーティション1721、第2パーティション1722、および第3パーティション1723の形状を異なって構成することができる。第1パーティション1721、第2パーティション1722、および第3パーティション1723は、表示パネルの形状と異なる形状に構成することができる。例えば、第1パーティション1721、第2パーティション1722、および第3パーティション1723は、平らでない形状、または線形状ではないことができる。例えば、第1パーティション1721、第2パーティション1722、および第3パーティション1723は、鋸歯形状、三角形形状、および先端が丸い三角形形状を有することができる。例えば、第1パーティション1721、第2パーティション1722、および第3パーティション1723の鋸歯が位置する方向は、音響発生装置を向くように配置することができる。例えば、第1パーティション1721、第2パーティション1722、および第3パーティション1723が三角形形状である場合には、三角形の先端が位置する方向は、音響発生装置を向くように配置することができる。例えば、第1パーティション1721、第2パーティション1722、および第3パーティション1723が先端の丸い三角形形状である場合には、先端が丸い三角形の先端が位置する方向は、音響発生装置を向くするように配置することができる。例えば、
図19Dを参照すると、第1パーティション1721が先端の丸い三角形形状である場合には、先端が丸い三角形の先端は、第4音響発生装置1600HL、第5音響発生装置1600HR、および第6音響発生装置1600HCを向くように構成することができる。例えば、第2パーティション1722が先端の丸い三角形形状である場合には、先端が丸い三角形の先端は、第1音響発生装置1600L、第2音響発生装置1600R、第3音響発生装置1600C、第10音響発生装置1600LC、および第11音響発生装置1600RCを向くように構成することができる。例えば、第3パーティション1723が先端の丸い三角形形状である場合には、先端が丸い三角形の先端は、第7音響発生装置1600BL、第8音響発生装置1600BR、および第9音響発生装置1600BCの一つ以上を向くように構成することができる。したがって、パーティションの形状が少なくとも一つ以上の音響発生装置を向くように構成することにより、音響発生装置の定在波によるピークやディップ現象を制御することができ、表示パネルのウェーブ現象を減らすことができる。そして、パーティションの形状を変更することにより、音響発生装置の乱反射などの音響干渉を解決することができる。
【0276】
パーティションが平らでない形状、または線形状でない場合、定在波を分散させることができる。例えば、鋸歯形状、三角形形状、および先端が丸い三角形形状に実現する場合には、鋸歯形状、三角形形状、および先端が丸い三角形形状により定在波が複数の方向に分散され得るので、音響出力特性をより向上させることができる。
【0277】
図19Eを参照すると、第1パーティション1721、第2パーティション1722、および第3パーティション1723中の一つは、二つのパーティションで構成することができる。これに限らず、第1パーティション1721および第2パーティション1722中の一つは、二つのパーティションで構成することができる。例えば、第1パーティション1721は、第1-1パーティション1721aおよび第1-2パーティション1721bを含むことができ、三角形または先端が丸い三角形形状で構成することができる。第1-1パーティション1721aの三角形または先端が丸い三角形形状の先端は、第4音響発生装置1600HL、第5音響発生装置1600HR、および第6音響発生装置1600HCの一つ以上を向くように構成ことができる。第1-2パーティション1721bの三角形または先端が丸い三角形形状の先端は、第1音響発生装置1600L、第2音響発生装置1600R、第3音響発生装置1600C、第10音響発生装置1600LC、および第11音響発生装置1600RCの一つ以上を向くように構成することができる。例えば、第2パーティション1722は、第2-1パーティション1722aおよび第2-2パーティション1722bを含むことができ、三角形または先端が丸い三角形形状で構成することができる。第2-1パーティション1722aの三角形または先端が丸い三角形形状の先端は、第1音響発生装置1600L、第2音響発生装置1600R、第3音響発生装置1600C、第10音響発生装置1600LC、および第11音響発生装置1600RCの一つ以上を向くように構成することができる。第2-2パーティション1722bの三角形または先端が丸い三角形形状の先端は、第7音響発生装置1600BL、第8音響発生装置1600BR、および第9音響発生装置1600BCの一つ以上を向くように構成ことができる。第3パーティション1723の三角形または先端が丸い三角形形状の先端は、第7音響発生装置1600BL、第8音響発生装置1600BR、および第9音響発生装置1600BCの一つ以上を向くように構成することができる。これにより、音響発生装置の定在波によるピークやディップ現象を制御することができ、表示パネルのウェーブ現象を減らすことができる。
【0278】
図19F~
図19Iを参照すると、第6パーティション1711の少なくとも一つの辺に、第1音響発生装置1600L、第4音響発生装置1600HL、および第7音響発生装置1600BLの一つ以上を向くようにパッドを配置することができる。例えば、第6パーティション1711の少なくとも一つの辺に、第1音響発生装置1600Lを向くように、第1-3パッド713を配置することができる。第1-3パッド713と向かい合う辺に、第1-1パッド711を配置することができる。第1-1パッド711および第1-3パッド713は、一つで構成することができ、これに限らず、第1-1パッド711および第1-3パッド713中の一つ以上は、二つ以上で構成することもできる。例えば、第6パーティション1711の少なくとも一つの辺に、第4音響発生装置1600HLを向くように、第4-3パッド723を配置することができる。第4-3パッド723と向かい合う辺に、第4-1パッド721を配置することができる。第4-1パッド721および第4-3パッド723は、一つで構成することができ、これに限らず、第4-1パッド721および第4-3パッド723中の一つ以上は、二つ以上で構成することもできる。例えば、第6パーティション1711の少なくとも一つの辺に、第7音響発生装置1600BLを向くように、第7-3パッド733を配置することができる。第7-3パッド733と向かい合う辺に、第7-1パッド731を配置することができる。第7-1パッド731および第7-3パッド733は、一つで構成することができ、これに限らず、第7-1パッド731および第7-3パッド733中の一つ以上は、二つ以上で構成することができる。
【0279】
第6パーティション1711の少なくとも一つの他の辺に、第10音響発生装置1600LCを向くようにパッドを配置することができる。例えば、第6パーティション1711の少なくとも一つの他の辺に、第10音響発生装置1600LCを向くように、第10-1パッド741を配置することができる。第10-1パッド741は、一つで構成することができ、これに限らず、二つ以上で構成することができる。
【0280】
第7パーティション1712の少なくとも一つの辺に、第2音響発生装置1600R、第5音響発生装置1600HR、および第8音響発生装置1600BRの一つ以上を向くようにパッドを配置することができる。例えば、第7パーティション1712の少なくとも一つの辺に、第2音響発生装置1600Rを向くように、第2-1パッド811を配置することができる。第2-1パッド811と向かい合う辺に、第2-3パッド813を配置することができる。第2-1パッド811および第2-3パッド813は、一つで構成することができ、これに限らず、第2-1パッド811および第2-3パッド813中の一つ以上は、二つ以上で構成することもできる。例えば、第7パーティション1712の少なくとも一つの辺に、第5音響発生装置1600HRを向くように、第5-1パッド821を配置することができる。第5-1パッド821と向かい合う辺に、第5-3パッド823を配置することができる。第5-1パッド821および第5-3パッド823は、一つで構成することができ、これに限らず、第5-1パッド821および第5-3パッド823中の一つ以上は、二つ以上で構成することもできる。例えば、第7パーティション1712の少なくとも一つの辺に、第8音響発生装置1600BRを向くように、第8-1パッド831を配置することができる。第8-1パッド831と向かい合う辺に、第8-3パッド833を配置することができる。第8-1パッド831および第8-3パッド833は、一つで構成することができ、これに限らず、第8-1パッド831および第8-3パッド833中の一つ以上は、二つ以上で構成することもできる。
【0281】
第7パーティション1712の少なくとも一つの他の辺に、第11音響発生装置1600RCを向くようにパッドを配置することができる。例えば、第7パーティション1712の少なくとも一つの他の辺に、第11音響発生装置1600RCの一つ以上を向くように、第11-3パッド843を配置することができる。第11-3パッド843は、一つで構成することができ、これに限らず、二つ以上で構成することもできる。
【0282】
第4パーティション1713の少なくとも一つの辺および第5パーティション1714の少なくとも一つの辺に、第3音響発生装置1600C、第6音響発生装置1600HC、および第9音響発生装置1600BCの一つ以上を向くようにパッドを配置することができる。例えば、第6パーティション1711の少なくとも一つの辺に、第3音響発生装置1600Cを向くように、第3-1パッド911を配置することができる。例えば、第5パーティション1714の少なくとも一つの辺に、第3音響発生装置1600Cを向くように、第3-3パッド913を配置することができる。第3-1パッド911は、第3-3パッド913と向き合って配置することができる。例えば、第3-1パッド911と向かい合う第5パーティション1714の辺に、第3-3パッド913を配置することができる。第3-1パッド911および第3-3パッド913のそれぞれは、一つで構成することができ、これに限らず、第3-1パッド911および第3-3パッド913中の一つは、二つ以上で構成することもできる。例えば、第4パーティション1713の少なくとも一つの辺に、第6音響発生装置1600HCを向くように、第6-1パッド921を配置することができる。例えば、第5パーティション1714の少なくとも一つの辺に、第6音響発生装置1600HCを向くように、第6-3パッド923を配置することができる。第6-1パッド921は、第6-3パッド923と向き合って配置することができる。例えば、第6-1パッド921と向かい合う第5パーティション1714の辺に、第6-3パッド923を配置することができる。第6-1パッド921および第6-3パッド923のそれぞれは、一つで構成することができ、これに限らず、第6-1パッド921および第6-3パッド923中の一つは、二つ以上で構成することもできる。例えば、第4パーティション1713の少なくとも一つの辺に、第9音響発生装置1600BCを向くように、第9-1パッド931を配置することができる。例えば、第5パーティション1714の少なくとも一つの辺に、第9音響発生装置1600BCを向くように、第9-3パッド933を配置することができる。第9-1パッド931は、第9-3パッド933と向き合って配置することができる。例えば、第9-1パッド931と向かい合う第5パーティション1714の辺に、第9-3パッド933を配置することができる。第9-1パッド931および第9-3パッド933は、一つで構成することができ、これに限らず、第9-1パッド931および第9-3パッド933中の一つ以上は、二つ以上で構成することもできる。
【0283】
例えば、第4パーティション1713の少なくとも一つの他の辺に、第10音響発生装置1600LCを向くように、第10-3パッド743を配置することができる。例えば、第7パーティション1712の少なくとも一つの他の辺に、第11音響発生装置1600RCを向くように、第11-1パッド841を配置することができる。第10-3パッド743および第11-1パッド841は、一つで構成することができ、これに限らず、第10-3パッド743および第11-1パッド841中の一つ以上は、二つ以上で構成することもできる。
【0284】
第1パーティション1721の少なくとも一つの辺に、第4音響発生装置1600HL、第5音響発生装置1600HR、および第6音響発生装置1600HCの一つ以上を向くようにパッドを配置することができる。例えば、第1パーティション1721の少なくとも一つの辺に、第4音響発生装置1600HLを向くように、第4-6パッド726を配置することができる。第4-6パッド726と向かい合う辺に、第4-5パッド725を配置することができ、第4-5パッド725は、第4音響発生装置1600HLを向くように配置することができる。第4-5パッド725および第4-6パッド726は、一つで構成することができ、これに限らず、第4-5パッド725および第4-6パッド726中の一つ以上は、二つ以上で構成することもできる。
【0285】
例えば、第1パーティション1721の少なくとも一つの辺に、第5音響発生装置1600HRを向くように、第5-6パッド826を配置することができる。第5-6パッド826と向かい合う辺に、第5-5パッド825を配置することができ、第5-5パッド825は、第5音響発生装置1600HRを向くように配置することができる。第5-5パッド825および第5-6パッド826は、一つで構成することができ、これに限らず、第5-5パッド825および第5-6パッド826中の一つ以上は、二つ以上で構成することもできる。
【0286】
例えば、第1パーティション1721の少なくとも一つの辺に、第6音響発生装置1600HCを向くように、第6-6パッド926を配置することができる。第6-6パッド926と向かい合う辺に、第6-5パッド925を配置することができ、第6-5パッド925は、第6音響発生装置1600HCを向くように配置することができる。第6-5パッド925および第6-6パッド926は、一つで構成することができ、これに限らず、第6-5パッド925および第6-6パッド926中の一つ以上は、二つ以上で構成することもできる。
【0287】
例えば、第1パーティション1721の少なくとも一つの他の辺に、第1音響発生装置1600L、第2音響発生装置1600R、第3音響発生装置1600C、第10音響発生装置1600LC、および第11音響発生装置1600RCの一つ以上を向くようにパッドを配置することができる。例えば、第1パーティション1721の少なくとも一つの他の辺に、第1音響発生装置1600Lを向くように、第1-5パッド715を配置することができる。例えば、第1パーティション1721の少なくとも一つの他の辺に、第2音響発生装置1600Rを向くように、第2-5パッド815を配置することができる。例えば、第1パーティション1721の少なくとも一つの他の辺に、第3音響発生装置1600Cを向くように、第3-5パッド915を配置することができる。例えば、第1パーティション1721の少なくとも一つの他の辺に、第10音響発生装置1600LCを向くように、第10-5パッド745を配置することができる。例えば、第1パーティション1721の少なくとも一つの辺に、第11音響発生装置1600RCを向くように、第11-5パッド845を配置することができる。第1-5パッド715、第2-5パッド815、第3-5パッド915、第10-5パッド745、および第11-5パッド845は、一つで構成することができ、これに限らず、第1-5パッド715、第2-5パッド815、第3-5パッド915、第10-5パッド745、および第11-5パッド845中の一つ以上は、二つ以上で構成することもできる。
【0288】
例えば、第2パーティション1722の少なくとも一つの辺に、第1音響発生装置1600L、第2音響発生装置1600R、第3音響発生装置1600C、第10音響発生装置1600LC、および第11音響発生装置1600RCの一つ以上を向くようにパッドを配置することができる。例えば、第2パーティション1722の少なくとも一つの辺に、第1音響発生装置1600Lを向くように、第1-6パッド716を配置することができる。例えば、第2パーティション1722の少なくとも一つの辺に、第2音響発生装置1600Rを向くように、第2-6パッド816を配置することができる。例えば、第2パーティション1722の少なくとも一つの辺に、第3音響発生装置1600Cを向くように、第3-6パッド916を配置することができる。例えば、第2パーティション1722の少なくとも一つの辺に、第10音響発生装置1600LCを向くように、第10-6パッド746を配置することができる。例えば、第2パーティション1722の少なくとも一つの辺に、第11音響発生装置1600RCを向くように、第11-6パッド846を配置することができる。第1-6パッド716、第2-6パッド816、第3-6パッド916、第10-6パッド746、および第11-6パッド846は、一つで構成することができ、これに限らず、第1-6パッド716、第2-6パッド816、第3-6パッド916、第10-6パッド746、および第11-6パッド846中の一つ以上は、二つ以上で構成することもできる。
【0289】
第1-5パッド715は、第1-6パッド716と向き合って配置することができる。例えば、第1-5パッド715と向かい合う第2パーティション1722の辺に、第1-6パッド716を配置することができる。第2-5パッド815は、第2-6パッド816と向き合って配置することができる。例えば、第2-5パッド815と向かい合う第2パーティション1722の辺に、第2-6パッド816を配置することができる。第3-5パッド915は、第3-6パッド916と向き合って配置することができる。例えば、第3-5パッド915と向かい合う第2パーティション1722の辺に、第3-6パッド916を配置することができる。第10-5パッド745は、第10-6パッド746と向き合って配置することができる。例えば、第10-5パッド745と向かい合う第2パーティション1722の辺に、第10-6パッド746を配置することができる。第11-5パッド845は、第11-6パッド846と向き合って配置することができる。例えば、第11-5パッド845と向かい合う第2パーティション1722の辺に、第11-6パッド846を配置することができる。
【0290】
例えば、第2パーティション1722の少なくとも一つの他の辺に、第7音響発生装置1600BL、第8音響発生装置1600BR、および第9音響発生装置1600BCの一つ以上を向くようにパッドを配置することができる。例えば、第2パーティション1722の少なくとも一つの他の辺に、第7音響発生装置1600BLを向くように、第7-5パッド735を配置することができる。例えば、第2パーティション1722の少なくとも一つの他の辺に、第8音響発生装置1600BRを向くように、第8-5パッド835を配置することができる。例えば、第2パーティション1722の少なくとも一つの他の辺に、第9音響発生装置1600BCを向くように、第9-5パッド935を配置することができる。第7-5パッド735、第8-5パッド835、および第9-5パッド935は、一つで構成することができ、これに限らず、第7-5パッド735、第8-5パッド835、および第9-5パッド935中の一つ以上は、二つ以上で構成することもできる。
【0291】
例えば、第3パーティション1723の少なくとも一つの辺に、第7音響発生装置1600BL、第8音響発生装置1600BR、および第9音響発生装置1600BCの一つ以上を向くようにパッドを配置することができる。例えば、第3パーティション1723の少なくとも一つの辺に、第7音響発生装置1600BLを向くように、第7-6パッド736を配置することができる。例えば、第3パーティション1723の少なくとも一つの辺に、第8音響発生装置1600BRを向くように、第8-6パッド836を配置することができる。例えば、第3パーティション1723の少なくとも一つの辺に、第9音響発生装置1600BCを向くように、第9-6パッド936を配置することができる。第7-6パッド736、第8-6パッド836、および第9-6パッド936は、一つで構成することができ、これに限らず、第7-6パッド736、第8-6パッド836、および第9-6パッド936中の一つ以上は、二つ以上で構成することもできる。実施例では、第1-1パッド711および第1-3パッド713の大きさが第1-5パッド715および第1-6パッド716のそれぞれの大きさよりも大きく示されているが、パッドの大きさが、本明細書の内容を限定するものではない。例えば、第1-1パッド711および第1-3パッド713の大きさが第1-5パッド715および第1-6パッド716のそれぞれの大きさよりも小さいか同じことができる。他のパッドの大きさも同一または類似に適用することができる。
図19Fで支持部材300の周辺には、パーティションが配置されないことがあり得る。支持部材300の周辺には、
図1Bで説明した接着部材によって表示パネル100を接着することができ、接着部材は、パーティションであり得る。
【0292】
図19Gを参照すると、第1パーティション1721、第2パーティション1722、第4パーティション1713、第5パーティション1714、第6パーティション1711、第7パーティション1712、およびパーティション1750を含むことができる。例えば、パーティション1750の辺には、一つ以上のパッドを含むことができる。パーティション1750の一つの辺には、第4音響発生装置1600HLを向くように、第4-5パッド725を配置することができ、第5音響発生装置1600HRを向くように、第5-5パッド825を配置することができ、第6音響発生装置1600HCを向くように、第6-5パッド925を配置することができる。パーティション1750のもう一つの辺には、第7音響発生装置1600BLを向くように、第7-6パッド736を配置することができ、第8音響発生装置1600BRを向くように、第8-6パッド836を配置することができ、第9音響発生装置1600BCを向くように、第9-6パッド936を配置することができる。パーティション1750を構成することにより、表示パネルの背面に配置する音響発生装置の固定力を向上させることができ、表示パネルの端または縁からの音響の漏れを減少させることができるので、音響出力特性を向上させることができる。残りの構成は、
図19Fを参照して説明した内容と同一または類似するので、詳細な説明を省略する。
【0293】
例えば、パーティション1750が、
図1Bで説明した表示パネル100と支持部材300を付着するための接着部材である場合には、
図1Bで説明した接着部材を省略することができる。これに限らず、表示パネル100と支持部材300を付着するための接着部材を表示パネル100の背面または支持部材300に構成することができる。
【0294】
図19Hと
図19Iを参照すると、第1パーティション1721および第2パーティション1722は、ベント部を含むことができる。残りの構成は、
図19Fと同一または類似するので、詳細な説明を省略する。
【0295】
図19Hを参照すると、第1パーティション1721は、一つ以上のベント部を含むことができる。例えば、第1パーティション1721は、第1音響発生装置1600Lに向かう第1ベント部701を含むことができ、第10音響発生装置1600LCに向かう第7ベント部707を含むことができる。第1パーティション1721は、第2音響発生装置1600Rに向かう第2ベント部702を含むことができ、第11音響発生装置1600RCに向かう第8ベント部708を含むことができる。第1パーティション1721は、第3音響発生装置1600Cに向かう第3ベント部703を含むことができる。そして、第4音響発生装置1600HL、第5音響発生装置1600HR、および第6音響発生装置1600HCの定在波による音圧の減少現象は、第4-5パッド725、第5-5パッド825、および第6-5パッド925によって減らすことができる。
【0296】
第2パーティション1722は、一つ以上のベント部を含むことができる。例えば、第2パーティション1722は、第1音響発生装置1600Lに向かう第4ベント部704を含むことができ、第10音響発生装置1600LCに向かう第9ベント部709を含むことができる。第2パーティション1722は、第2音響発生装置1600Rに向かう第5ベント部705を含むことができ、第11音響発生装置1600RCに向かう第10ベント部710を含むことができる。第2パーティション1722は、第3音響発生装置1600Cに向かう第6ベント部706を含むことができる。
【0297】
第3パーティション1723は、ベント部を構成しないことがあり得る。これに限らず、第3パーティション1723は、
図20Hに示すように、一つ以上のベント部を含むことができる。
【0298】
ベント部は、音響発生装置の中心部で開いた構造を有することができる。これに限定されず、「V」字型の塞がった構造を有することができる。ベント部は、音響発生装置の中心部で開いた構造を有する場合には、塞がった構造を有する場合よりも材料費を削減することができる利点がある。音響特性の実験によると、ベント部は、音響発生装置の中心部で開いた構造を有する場合と塞がった構造を有する場合に、発明者らは音響特性の違いが微々またはないことを確認した。したがって、第1パーティション1721および第2パーティション1722は、一つ以上のベント部を含むことにより、音響発生装置の定在波による音圧の減少現象を減らすことができる。
【0299】
図19Iを参照すると、第1パーティション1721および第2パーティション1722は、一つ以上のベント部を含み、パーティション1750を配置することができる。第3パーティション1723は、ベント部を構成しないことがあり得る。これに限らず、第3パーティション1723は、
図20Iに示すように、一つ以上のベント部を含むことができる。パーティション1750を構成することにより、表示パネルの背面に配置する音響発生装置の固定力を向上させることができ、表示パネルの端または縁からの音響の漏れを減少させることができるので、音響出力特性を向上させることができる。残りの構成は、
図19Hと同一または類似するので、詳細な説明を省略する。
【0300】
図19Hと
図19Iで説明したように、支持部材300の端部には、ベント部を構成していないので、表示パネルと支持部材300との取付時に表示パネルの引き込みを減らすことができるので、ウェーブ現象が防止することができる。
【0301】
図20A~
図20Iは、本明細書の実施例に係る音響発生装置と、パーティションの例を示す図である。
【0302】
図20A~
図20Iを参照すると、第7領域7に第1ウーファー一体型音響発生装置(W3)および第8領域8に第2ウーファー一体型音響発生装置(W4)を配置することができる。
図15A~
図15Iおよび/または
図18A~
図19Iで説明した内容と同一の内容については説明を省略し、または簡単にすることができる。
【0303】
第1ウーファー一体型音響発生装置(W3)および第2ウーファー一体型音響発生装置(W4)は、ウーファーと一体型に構成された音響発生装置なので、別個のウーファーを構成する必要がない利点がある。
【0304】
図20A~
図20Iを参照すると、第1ウーファー一体型音響発生装置(W3)は、第1音響発生装置1600Lおよび第4音響発生装置1600HL中の一つと対称的に配置することができる。例えば、第1ウーファー一体型音響発生装置(W3)は、第1音響発生装置1600Lおよび第4音響発生装置1600HL中の一つと同一線上に配置することができる。第2ウーファー一体型音響発生装置(W4)は、第2音響発生装置1600Rおよび第5音響発生装置1600HR中の一つと対称的に配置することができる。例えば、第2ウーファー一体型音響発生装置(W4)は、第2音響発生装置1600Rおよび第5音響発生装置1600HR中の一つと同一線上に配置することができる。このように構成する場合、音の再生位置を同一線上に整列することができるので、非対称構成に比べて、同一位置で音が再生されるような効果を与えることができる。これにより、音の位置に対する認知感を向上することができるので、音響の定位感を向上することができる。
図20Fおよび
図20Gを参照すると、第7-5パッド735および第7-6パッド736は、第1-5パッド715、第1-6パッド716、第4-5パッド725、および第4-6パッド726中の一つと対称的に配置することができる。第8-5パッド835および第8-6パッド836は、第2-5パッド815、第2-6パッド816、第5-5パッド825、および第5-6パッド826中の一つと対称的に配置することができる。
図20Hと
図20Iを参照すると、第11ベント部801は、第1ベント部701および第4ベント部704中の一つと対称的に配置することができ、第12ベント部802は、第2ベント部702および第5ベント部705中の一つと対称的に配置することができる。
【0305】
他の例としては、第1ウーファー一体型音響発生装置(W3)は、第1音響発生装置1600Lまたは第4音響発生装置1600HL中の一つと非対称に配置することができる。第2ウーファー一体型音響発生装置(W4)は、第2音響発生装置1600Rまたは第5音響発生装置1600HR中の一つと非対称に配置することができる。このように構成する場合、第1ウーファー一体型音響発生装置(W3)が発生させる振動および定在波と、第1音響発生装置1600Lまたは第4音響発生装置1600HLが発生させる振動および定在波間の振動の干渉による音響補強または相殺を減らすことができる。再生する音源による振動の他に、外部の干渉による不要な音響補強または相殺干渉は音の歪みを発生させて音質劣化の原因となり得るが、第1音響発生装置1600Lおよび第4音響発生装置1600HL中の一つと第1ウーファー一体型音響発生装置(W3)の非対称構造は、これを防止して、原音に近い自然な音響を再生することができる。第2ウーファー一体型音響発生装置(W4)が発生させる振動および定在波と、第2音響発生装置1600Rまたは第5音響発生装置1600HRが発生させる振動および定在波間の振動の干渉による音響補強または相殺を減らすことができる。再生する音源による振動の他に、外部の干渉による不要な音響補強または相殺干渉は音の歪みを発生させて音質劣化の原因となり得るが、第2音響発生装置1600Rおよび第5音響発生装置1600HR中の一つと第2ウーファー一体型音響発生装置(W4)の非対称構造は、これを防止して、原音に近い自然な音響を再生することができる。
図20Fおよび
図20Gを参照すると、第7-5パッド735および第7-6パッド736は、第1-5パッド715、第1-6パッド716、第4-5パッド725、および第4-6パッド726中の一つと非対称に配置することができる。第8-5パッド835および第8-6パッド836は、第2-5パッド815、第2-6パッド816、第5-5パッド825、および第5-6パッド826中の一つと非対称に配置することができる。
図20Hおよび
図20Iを参照すると、第11ベント部801は、第1ベント部701および第4ベント部704中の一つと非対称に配置することができ、第12ベント部802は、第2ベント部702および第5ベント部705中の一つと非対称に配置することができる。
図20F~
図20Iを参照すると、パッドは一つで構成することができ、これに限らず、パッド中の一つは、二つ以上で構成することができる。
【0306】
図20A~
図20Iを参照すると、第1ウーファー一体型音響発生装置(W3)は、第9音響発生装置1600BCと対称的に配置することができる。例えば、第1ウーファー一体型音響発生装置(W3)は、第9音響発生装置1600BCと同一線上に配置することができる。第2ウーファー一体型音響発生装置(W4)は、第9音響発生装置1600BCと対称的に配置することができる。例えば、第2ウーファー一体型音響発生装置(W4)は、第9音響発生装置1600BCと同一線上に配置することができる。このように構成する場合、音の再生位置を同一線上に整列することができるので、非対称構成に比べて、同一位置で音が再生されるような効果を与えることができる。これにより、音の位置に対する認知感を向上することができるので、音響の定位感を向上することができる。
図20Fおよび
図20Gを参照すると、第7-1パッド731および第7-3パッド733は、第9-1パッド931および第9-3パッド933中の一つと対称的に配置することができる。第8-1パッド831および第8-3パッド833は、第9-1パッド931および第9-3パッド933中の一つと対称的に配置することができる。
【0307】
他の例としては、第1ウーファー一体型音響発生装置(W3)は、第9音響発生装置1600BCと非対称に配置することができる。第2ウーファー一体型音響発生装置(W4)は、第9音響発生装置1600BCと非対称に配置することができる。このように構成する場合、第1ウーファー一体型音響発生装置(W3)が発生させる振動および定在波と、第9音響発生装置1600BCが発生させる振動および定在波間の振動の干渉による音響補強または相殺を減らすことができる。再生する音源による振動の他に、外部の干渉による不要な音響補強または相殺干渉は音の歪みを発生させて音質劣化の原因となり得るが、第1ウーファー一体型音響発生装置(W3)および第9音響発生装置1600BCの非対称構造は、これを防止して、原音に近い自然な音響を再生することができる。第2ウーファー一体型音響発生装置(W4)が発生させる振動および定在波と、第9音響発生装置1600BCが発生させる振動および定在波間の振動の干渉による音響補強または相殺を減らすことができる。再生する音源による振動の他に、外部の干渉による不要な音響補強または相殺干渉は音の歪みを発生させて音質劣化の原因となり得るが、第1ウーファー一体型音響発生装置(W3)および第9音響発生装置1600BCの非対称構造は、これを防止して、原音に近い自然な音響を再生することができる。
図20Fおよび
図20Gを参照すると、第7-1パッド731および第7-3パッド733は、第9-1パッド931および第9-3パッド933中の一つと非対称に配置することができる。第8-1パッド831および第8-3パッド833は、第9-1パッド931および第9-3パッド933中の一つと非対称に配置することができる。
【0308】
第1ウーファー一体型音響発生装置(W3)および第2ウーファー一体型音響発生装置(W4)は、60Hz~40kHzの音響を出力することができ、第1音響発生装置1600L、第2音響発生装置1600R、第3音響発生装置1600C、第4音響発生装置1600HL、第5音響発生装置1600HR、第6音響発生装置1600HC、第9音響発生装置1600BC、第10音響発生装置1600LC、および第11音響発生装置1600RCは、80Hz~40kHzの音響を出力することができる。したがって、表示装置は、11.1チャンネルの音響を出力することができる。
【0309】
図20Fを参照すると、第1パーティション1721、第2パーティション1722、第3パーティション1723、第4パーティション1713、第5パーティション1714、第6パーティション1711、および第7パーティション1712中の一つは、少なくとも一つの辺に、音響発生装置を向くようにパッドを配置することができる。例えば、第6パーティション1711の少なくとも一つの辺に、第1ウーファー一体型音響発生装置(W3)を向くように、第7-3パッド733を配置することができる。第7-3パッド733と向かい合う辺に、第7-1パッド731を配置することができる。例えば、第2パーティション1722の少なくとも一つの辺に、第1ウーファー一体型音響発生装置(W3)を向くように、第7-5パッド735を配置することができる。例えば、第3パーティション1723の少なくとも一つの辺に、第1ウーファー一体型音響発生装置(W3)を向くように、第7-6パッド736を配置することができる。第7-5パッド735は、第7-6パッド736と向き合って配置することができる。例えば、第7-5パッド735と向かい合う第3パーティション1723の辺に、第7-6パッド736を配置することができる。
【0310】
例えば、第7パーティション1712の少なくとも一つの辺に、第2ウーファー一体型音響発生装置(W4)を向くように、第8-1パッド831を配置することができる。第8-1パッド831と向かい合う辺に、第8-3パッド833を配置することができ、第8-3パッド833は、第2ウーファー一体型音響発生装置(W4)を向くように配置することができる。例えば、第2パーティション1722の少なくとも一つの辺に、第2ウーファー一体型音響発生装置(W4)を向くように、第8-5パッド835を配置することができる。例えば、第3パーティション1723の少なくとも一つの辺に、第2ウーファー一体型音響発生装置(W4)を向くように、第8-6パッド836を配置することができる。第8-5パッド835は、第8-6パッド836と向き合って配置することができる。例えば、第8-5パッド835と向かい合う第3パーティション1723の辺に、第8-6パッド836を配置することができる。
【0311】
図20Gを参照すると、パーティション1750の辺には、一つ以上のパッドを含むことができる。パーティション1750の一つの辺には、第4音響発生装置1600HLを向くように、第4-5パッド725を配置することができ、第5音響発生装置1600HRを向くように、第5-5パッド825を配置することができ、第6音響発生装置1600HCを向くように、第6-5パッド925を配置することができる。パーティション1750のもう一つの辺には、第1ウーファー一体型音響発生装置(W3)を向くように、第7-6パッド736を配置することができ、第2ウーファー一体型音響発生装置(W4)を向くように第8-6パッド836を配置することができ、第9音響発生装置1600BCを向くように、第9-6パッド936を配置することができる。パーティション1750を構成することにより、表示パネルの背面に配置する音響発生装置の固定力を向上させることができ、表示パネルの端または縁からの音響の漏れを減少させることができるので、音響出力特性を向上させることができる。残りの構成は、
図20Fと同一または類似するので、詳細な説明を省略する。
【0312】
図20Hを参照すると、第1パーティション1721、第2パーティション1722、および第3パーティション1723中の一つは、一つ以上のベント部を含むことができる。第1パーティション1721は、一つ以上のベント部を含むことができる。例えば、第1パーティション1721は、第1音響発生装置1600Lに向かう第1ベント部701を含むことができ、第10音響発生装置1600LCに向かう第7ベント部707を含むことができる。第1パーティション1721は、第2音響発生装置1600Rに向かう第2ベント部702を含むことができ、第11音響発生装置1600RCに向かう第8ベント部708を含むことができる。第1パーティション1721は、第3音響発生装置1600Cに向かう第3ベント部703を含むことができる。
【0313】
第2パーティション1722は、一つ以上のベント部を含むことができる。例えば、第2パーティション1722は、第1音響発生装置1600Lに向かう第4ベント部704を含むことができ、第10音響発生装置1600LCに向かう第9ベント部709を含むことができる。第2パーティション1722は、第2音響発生装置1600Rに向かう第5ベント部705を含むことができ、第11音響発生装置1600RCに向かう第10ベント部710を含むことができる。第2パーティション1722は、第3音響発生装置1600Cに向かう第6ベント部706を含むことができる。
【0314】
第3パーティション1723は、一つ以上のベント部を含むことができる。例えば、第3パーティション1723は、第1ウーファー一体型音響発生装置(W3)に向かう第11ベント部801を含むことができ、第2ウーファー一体型音響発生装置(W4)に向かう第12ベント部802を含むことができる。第3パーティション1723は、第9音響発生装置1600BCに向かう第13ベント部803を含むことができる。第3パーティション1723は、第14ベント部804および第15ベント部805を含むことができ、第14ベント部804および第15ベント部805は、ベント形状またはベントしていない形状で構成することができるが、これに限定されるものではない。他の例としては、
図19Hに示すように、第3パーティション1723は、一つ以上のベント部を含まないことがあり得る。
【0315】
図20Iを参照すると、第1パーティション1721、第2パーティション1722、および第3パーティション1723中の一つは、一つ以上のベント部を含み、パーティション1750を配置することができる。例えば、パーティション1750の一つの辺には、第4音響発生装置1600HLを向くように、第4-5パッド725を配置することができ、第5音響発生装置1600HRを向くように、第5-5パッド825を配置することができ、第6音響発生装置1600HCを向くように、第6-5パッド925を配置することができる。パーティション1750を構成することにより、表示パネルの背面に配置する音響発生装置の固定力を向上させることができ、表示パネルの端または縁からの音響の漏れを減少させることができるので、音響出力特性を向上させることができる。他の例としては、
図19Iに示すように、第3パーティション1723は、一つ以上のベント部を含まないことがあり得る。残りの構成は、
図20Hと同一または類似するので、詳細な説明を省略する。
【0316】
図21A~
図21Iは、本明細書の実施例に係る音響発生装置と、パーティションの例を示す図である。
【0317】
図21A~
図21Iを参照すると、第1領域1に第1ウーファー一体型音響発生装置(W3)および第2領域2に第2ウーファー一体型音響発生装置(W4)を配置することができる。
図15A~
図15Iおよび/または
図20A~
図20Iで説明した内容と同一の内容については説明を省略し、または簡単にすることができる。
【0318】
図21A~
図21Iを参照すると、第1ウーファー一体型音響発生装置(W3)は、第4音響発生装置1600HLおよび第7音響発生装置1600BL中の一つと対称的に配置することができる。第1ウーファー一体型音響発生装置(W3)は、第4音響発生装置1600HLおよび第7音響発生装置1600BL中の一つと同一線上に配置することができる。第2ウーファー一体型音響発生装置(W4)は、第5音響発生装置1600HRおよび第8音響発生装置1600BR中の一つと対称的に配置することができる。第2ウーファー一体型音響発生装置(W4)は、第5音響発生装置1600HRおよび第8音響発生装置1600BR中の一つと同一線上に配置することができる。このように構成する場合、音の再生位置を同一線上に整列することができるので、非対称構成に比べて、同一位置で音が再生されるような効果を与えることができる。これにより、音の位置に対する認知感を向上することができるので、音響の定位感を向上することができる。
図21Fおよび
図21Gを参照すると、第1-5パッド715および第1-6パッド716は、第4-5パッド725、第4-6パッド726、第7-5パッド735、および第7-6パッド736中の一つと対称的に配置することができ、第2-5パッド815および第2-6パッド816は、第5-5パッド825、第5-6パッド826、第8-5パッド835、および第8-6パッド836中の一つと対称的に配置することができる。
図21Hと
図21Iを参照すると、第1ベント部701および第4ベント部704中の一つは、第11ベント部801と対称的に配置することができ、第2ベント部702および第5ベント部705中の一つは、第12ベント部802と対称的に配置することができる。
【0319】
他の例としては、第1ウーファー一体型音響発生装置(W3)は、第4音響発生装置1600HLおよび第7音響発生装置1600BL中の一つと非対称に配置することができる。第2ウーファー一体型音響発生装置(W4)は、第5音響発生装置1600HRおよび第8音響発生装置1600BR中の一つと非対称に配置することができる。このように構成する場合、第1ウーファー一体型音響発生装置(W3)が発生させる振動および定在波と第4音響発生装置1600HLまたは第7音響発生装置1600BLが発生させる振動および定在波間の振動の干渉による音響補強または相殺を減らすことができる。再生する音源による振動の他に、外部の干渉による不要な音響補強または相殺干渉は音の歪みを発生させて音質劣化の原因となり得るが、第4音響発生装置1600HLおよび第7音響発生装置1600BL中の一つと第1ウーファー一体型音響発生装置(W3)の非対称構造は、これを防止して、原音に近い自然な音響を再生することができる。第2ウーファー一体型音響発生装置(W4)が発生させる振動および定在波と第5音響発生装置1600HRまたは第8音響発生装置1600BRが発生させる振動および定在波間の振動の干渉による音響補強または相殺を減らすことができる。再生する音源による振動の他に、外部の干渉による不要な音響補強または相殺干渉は音の歪みを発生させて音質劣化の原因となり得るが、第5音響発生装置1600HRおよび第8音響発生装置1600BR中の一つと第2ウーファー一体型音響発生装置(W4)の非対称構造は、これを防止して、原音に近い自然な音響を再生することができる。
図21Fおよび
図21Gを参照すると、第1-5パッド715および第1-6パッド716は、第4-5パッド725、第4-6パッド726、第7-5パッド735、および第7-6パッド736中の一つと非対称に配置することができ、第2-5パッド815および第2-6パッド816は、第5-5パッド825、第5-6パッド826、第8-5パッド835、および第8-6パッド836中の一つと非対称に配置することができる。
図21Hと
図21Iを参照すると、第1ベント部701および第4ベント部704中の一つは、第11ベント部801と非対称に配置することができ、第2ベント部702および第5ベント部705中の一つは、第12ベント部802と非対称に配置することができる。
図21F~
図21Iを参照すると、パッドは一つで構成することができ、これに限らず、パッド中の一つは、二つ以上で構成することもできる。
【0320】
図21A~
図21Iを参照すると、第1ウーファー一体型音響発生装置(W3)は、第3音響発生装置1600C、第10音響発生装置1600LC、および第11音響発生装置1600RC中の一つと対称的に配置することができる。例えば、第1ウーファー一体型音響発生装置(W3)は、第3音響発生装置1600C、第10音響発生装置1600LC、および第11音響発生装置1600RC中の一つと同一線上に配置することができる。第2ウーファー一体型音響発生装置(W4)は、第3音響発生装置1600C、第10音響発生装置1600LC、および第11音響発生装置1600RC中の一つと対称的に配置することができる。例えば、第2ウーファー一体型音響発生装置(W4)は、第3音響発生装置1600C、第10音響発生装置1600LC、および第11音響発生装置1600RC中の一つと同一線上に配置することができる。このように構成する場合、音の再生位置を同一線上に整列することができるので、非対称構成に比べて、同一位置で音が再生されるような効果を与えることができる。これにより、音の位置に対する認知感を向上することができるので、音響の定位感を向上することができる。
図21Fおよび
図21Gを参照すると、第1-1パッド711、第1-3パッド713、第2-1パッド811、および第2-3パッド813中の一つは、第3-1パッド911、第3-3パッド913、第10-1パッド741、第10-3パッド743、第11-1パッド841、および第11-3パッド843中の一つと対称的に配置することができる。
【0321】
他の例としては、第1ウーファー一体型音響発生装置(W3)は、第3音響発生装置1600C、第10音響発生装置1600LC、および第11音響発生装置1600RC中の一つと非対称に配置することができる。第2ウーファー一体型音響発生装置(W4)は、第3音響発生装置1600C、第10音響発生装置1600LC、および第11音響発生装置1600RC中の一つと非対称に配置することができる。このように構成する場合、第1ウーファー一体型音響発生装置(W3)が発生させる振動および定在波と第3音響発生装置1600C、または第10音響発生装置1600LC、または第11音響発生装置1600RCが発生させる振動および定在波間の振動の干渉による音響補強または相殺を減らすことができる。再生する音源による振動の他に、外部の干渉による不要な音響補強または相殺干渉は音の歪みを発生させて音質劣化の原因となり得るが、第3音響発生装置1600C、第10音響発生装置1600LC、および第11音響発生装置1600RC中の一つと第1ウーファー一体型音響発生装置(W3)の非対称構造は、これを防止して、原音に近い自然な音響を再生することができる。第2ウーファー一体型音響発生装置(W4)が発生させる振動および定在波と第3音響発生装置1600C、または第10音響発生装置1600LC、または第11音響発生装置1600RCが発生させる振動および定在波間の振動の干渉による音響補強または相殺を減らすことができる。再生する音源による振動の他に、外部の干渉による不要な音響補強または相殺干渉は音の歪みを発生させて音質劣化の原因となり得るが、第3音響発生装置1600C、第10音響発生装置1600LC、および第11音響発生装置1600RC中の一つと、第2ウーファー一体型音響発生装置(W4)の非対称構造は、これを防止して、原音に近い自然な音響を再生することができる。
図21Fおよび
図21Gを参照すると、第1-1パッド711、第1-3パッド713、第2-1パッド811、および第2-3パッド813中の一つは、第3-1パッド911、第3-3パッド913、第10-1パッド741、第10-3パッド743、第11-1パッド841、および第11-3パッド843中の一つと非対称に配置することができる。
【0322】
第1ウーファー一体型音響発生装置(W3)、第2ウーファー一体型音響発生装置(W4)、第3音響発生装置1600C、第4音響発生装置1600HL、第5音響発生装置1600HR、第6音響発生装置1600HC、第7音響発生装置1600BL、第8音響発生装置1600BR、第9音響発生装置1600BC、第10音響発生装置1600LC、および第11音響発生装置1600RCは、60Hz~40kHzまたは80Hz~40kHzの音響を出力することができる。したがって、表示装置は、11.1チャンネルの音響を出力することができる。
【0323】
図21Fを参照すると、第1パーティション1721、第2パーティション1722、第3パーティション1723、第4パーティション1713、第5パーティション1714、第6パーティション1711、および第7パーティション1712中の一つは、少なくとも一つの辺に音響発生装置を向くようにパッドを配置することができる。例えば、第6パーティション1711の少なくとも一つの辺に、第1ウーファー一体型音響発生装置(W3)を向くように、第1-3パッド713を配置することができる。第1-3パッド713と向かい合う辺に、第1-1パッド711を配置することができる。例えば、第1パーティション1721の少なくとも一つの辺に、第1ウーファー一体型音響発生装置(W3)を向くように、第1-5パッド715を配置することができる。例えば、第2パーティション1722の少なくとも一つの辺に、第1ウーファー一体型音響発生装置(W3)を向くように、第1-6パッド716を配置することができる。第1-5パッド715は、第1-6パッド716と向き合って配置することができる。例えば、第1-5パッド715と向かい合う第2パーティション1722の辺に、第1-6パッド716を配置することができる。
【0324】
例えば、第7パーティション1712の少なくとも一つの辺に、第2ウーファー一体型音響発生装置(W4)を向くように、第2-1パッド811を配置することができる。第2-1パッド811と向かい合う辺に、第2-3パッド813を配置することができ、第2-3パッド813は、第2ウーファー一体型音響発生装置(W4)を向くように配置することができる。例えば、第1パーティション1721の少なくとも一つの辺に、第2ウーファー一体型音響発生装置(W4)を向くように、第2-5パッド815を配置することができる。例えば、第2パーティション1722の少なくとも一つの辺に、第2ウーファー一体型音響発生装置(W4)を向くように、第2-6パッド816を配置することができる。第2-5パッド815は、第2-6パッド816と向き合って配置することができる。例えば、第2-5パッド815と向かい合う辺に、第2-6パッド816を配置することができる。
【0325】
図21Gを参照すると、パーティション1750の辺には、一つ以上のパッドを含むことができる。パーティション1750の一つの辺には、第4音響発生装置1600HLを向くように、第4-5パッド725を配置することができ、第5音響発生装置1600HRを向くように、第5-5パッド825を配置することができ、第6音響発生装置1600HCを向くように、第6-5パッド925を配置することができる。パーティション1750のもう一つの辺には、第7音響発生装置1600BLを向くように、第7-6パッド736を配置することができ、第8音響発生装置1600BRを向くように、第8-6パッド836を配置することができ、第9音響発生装置1600BCを向くように、第9-6パッド936を配置することができる。パーティション1750を構成することにより、表示パネルの背面に配置する音響発生装置の固定力を向上させることができ、表示パネルの端または縁からの音響の漏れを減少させることができるので、音響出力特性を向上させることができる。残りの構成は、
図21Fと同一または類似するので、詳細な説明を省略する。
【0326】
図21Hを参照すると、第1パーティション1721、第2パーティション1722、および第3パーティション1723中の一つは、一つ以上のベント部を含むことができる。第1パーティション1721は、一つ以上のベント部を含むことができる。例えば、第1パーティション1721は、第1ウーファー一体型音響発生装置(W3)に向かう第1ベント部701を含むことができ、第10音響発生装置1600LCに向かう第7ベント部707を含むことができる。第1パーティション1721は、第2ウーファー一体型音響発生装置(W4)に向かう第2ベント部702を含むことができ、第11音響発生装置1600RCに向かう第8ベント部708を含むことができる。第1パーティション1721は、第3音響発生装置1600Cに向かう第3ベント部703を含むことができる。
【0327】
第2パーティション1722は、一つ以上のベント部を含むことができる。例えば、第2パーティション1722は、第1ウーファー一体型音響発生装置(W3)に向かう第4ベント部704を含むことができ、第10音響発生装置1600LCに向かう第9ベント部709を含むことができる。第2パーティション1722は、第2ウーファー一体型音響発生装置(W4)に向かう第5ベント部705を含むことができ、第11音響発生装置1600RCに向かう第10ベント部710を含むことができる。第2パーティション1722は、第3音響発生装置1600Cに向かう第6ベント部706を含むことができる。
【0328】
第3パーティション1723は、一つ以上のベント部を含むことができる。例えば、第3パーティション1723は、第7音響発生装置1600BLに向かう第11ベント部801を含むことができ、第8音響発生装置1600BRに向かう第12ベント部802を含むことができる。第3パーティション1723は、第9音響発生装置1600BCに向かう第13ベント部803を含むことができる。第3パーティション1723は、第14ベント部804および第15ベント部805を含むことができ、第14ベント部804および第15ベント部805は、ベント形状またはベントしていない形状で構成することができるが、これに限定されるものではない。他の例としては、
図19Hに示すように、第3パーティション1723は、一つ以上のベント部を含まないことがあり得る。
【0329】
図21Iを参照すると、第1パーティション1721、第2パーティション1722、および第3パーティション1723中の一つは、一つ以上のベント部を含み、パーティション1750を配置することができる。例えば、パーティション1750の一つの辺には、第4音響発生装置1600HLを向くように、第4-5パッド725を配置することができ、第5音響発生装置1600HRを向くように、第5-5パッド825を配置することができ、第6音響発生装置1600HCを向くように、第6-5パッド925を配置することができる。パーティション1750を構成することにより、表示パネルの背面に配置する音響発生装置の固定力を向上させることができ、表示パネルの端または縁からの音響の漏れを減少させることができるので、音響出力特性を向上させることができる。他の例としては、
図19Iに示すように、第3パーティション1723は、一つ以上のベント部を含まないことがあり得る。残りの構成は、
図21Hと同一または類似するので、詳細な説明を省略する。
【0330】
図22A~
図22Iは、本明細書の実施例に係る音響発生装置と、パーティションの例を示す図である。
【0331】
図22A~
図22Iを参照すると、第10領域10に第1ウーファー一体型音響発生装置(W3)および第11領域11に第2ウーファー一体型音響発生装置(W4)を配置することができる。
図15A~
図15Iおよび/または
図18A~
図21Iで説明した内容と同一の内容については説明を省略し、または簡単にすることができる。
【0332】
図22A~
図22Iを参照すると、第1ウーファー一体型音響発生装置(W3)は、第1音響発生装置1600L、第2音響発生装置1600R、および第3音響発生装置1600C中の一つと対称的に配置することができる。第1ウーファー一体型音響発生装置(W3)は、第1音響発生装置1600L、第2音響発生装置1600R、および第3音響発生装置1600C中の一つと同一線上に配置することができる。第2ウーファー一体型音響発生装置(W4)は、第1音響発生装置1600L、第2音響発生装置1600R、および第3音響発生装置1600C中の一つと対称的に配置することができる。第2ウーファー一体型音響発生装置(W4)は、第1音響発生装置1600L、第2音響発生装置1600R、および第3音響発生装置1600C中の一つと同一線上に配置することができる。このように構成する場合、音の再生位置を同一線上に整列することができるので、非対称構成に比べて、同一位置で音が再生されるような効果を与えることができる。これにより、音の位置に対する認知感を向上することができるので、音響の定位感を向上することができる。
図22Fおよび
図22Gを参照すると、第10-1パッド741および第10-3パッド743は、第1-1パッド711、第1-3パッド713、第2-1パッド811、第2-3パッド813、第3-1パッド911、および第3-3パッド913中の一つと対称的に配置することができる。第11-1パッド841および第11-3パッド843は、第1-1パッド711、第1-3パッド713、第2-1パッド811、第2-3パッド813、第3-1パッド911、および第3-3パッド913中の一つと対称的に配置することができる。
図22F~
図22Iを参照すると、パッドは一つで構成することができ、これに限らず、パッド中の一つは、二つ以上で構成することもできる。
【0333】
他の例としては、第1ウーファー一体型音響発生装置(W3)は、第1音響発生装置1600L、第2音響発生装置1600R、および第3音響発生装置1600C中の一つと非対称に配置することができる。第2ウーファー一体型音響発生装置(W4)は、第1音響発生装置1600L、第2音響発生装置1600R、および第3音響発生装置1600C中の一つと非対称に配置することができる。このように構成する場合、第1ウーファー一体型音響発生装置(W3)が発生させる振動および定在波と第1音響発生装置1600L、または第2音響発生装置1600R、または第3音響発生装置1600Cが発生させる振動および定在波間の振動の干渉による音響補強または相殺を減らすことができる。再生する音源による振動の他に、外部の干渉による不要な音響補強または相殺干渉は音の歪みを発生させて音質劣化の原因となり得るが、第1音響発生装置1600L、第2音響発生装置1600R、および第3音響発生装置1600C中の一つと第1ウーファー一体型音響発生装置(W3)の非対称構造は、これを防止して、原音に近い自然な音響を再生することができる。第2ウーファー一体型音響発生装置(W4)が発生させる振動および定在波と第1音響発生装置1600L、または第2音響発生装置1600R、または第3音響発生装置1600Cが発生させる振動および定在波間の振動の干渉による音響補強または相殺を減らすことができる。再生する音源による振動の他に、外部の干渉による不要な音響補強または相殺干渉は音の歪みを発生させて音質劣化の原因となり得るが、第1音響発生装置1600L、第2音響発生装置1600R、および第3音響発生装置1600C中の一つと、第2ウーファー一体型音響発生装置(W4)の非対称構造は、これを防止して、原音に近い自然な音響を再生することができる。
図22Fおよび
図22Gを参照すると、第1-5パッド715および第1-6パッド716は、第4-5パッド725、第4-6パッド726、第7-5パッド735、および第7-6パッド736中の一つと非対称に配置することができ、第2-5パッド815および第2-6パッド816は、第5-5パッド825、第5-6パッド826、第8-5パッド835、および第8-6パッド836中の一つと非対称に配置することができる。
【0334】
第1音響発生装置1600L、第2音響発生装置1600R、第3音響発生装置1600C、第4音響発生装置1600HL、第5音響発生装置1600HR、第6音響発生装置1600HC、第7音響発生装置1600BL、第8音響発生装置1600BR、第9音響発生装置1600BC、第1ウーファー一体型音響発生装置(W3)、および第2ウーファー一体型音響発生装置(W4)は、60Hz~40kHzまたは80Hz~40kHzの音響を出力することができる。したがって、表示装置は、11.1チャンネルの音響を出力することができる。
【0335】
図22Fを参照すると、第1パーティション1721、第2パーティション1722、第3パーティション1723、第4パーティション1713、第5パーティション1714、第6パーティション1711、および第7パーティション1712中の一つは、少なくとも一つの辺に音響発生装置を向くようにパッドを配置することができる。例えば、第6パーティション1711の少なくとも一つの辺に、第1ウーファー一体型音響発生装置(W3)を向くように、第10-1パッド741を配置することができる。例えば、第4パーティション1713の少なくとも一つの辺に、第1ウーファー一体型音響発生装置(W3)を向くように、第10-3パッド743を配置することができる。第10-1パッド741は、第10-3パッド743と向き合って配置することができる。例えば、第10-1パッド741と向かい合う第4パーティション1713の辺に、第10-3パッド743を配置することができる。
【0336】
例えば、第1パーティション1721の少なくとも一つの辺に、第1ウーファー一体型音響発生装置(W3)を向くように、第10-5パッド745を配置することができる。例えば、第2パーティション1722の少なくとも一つの辺に、第1ウーファー一体型音響発生装置(W3)を向くように、第10-6パッド746を配置することができる。第10-5パッド745は、第10-6パッド746と向き合って配置することができる。例えば、第10-5パッド745と向かい合う第2パーティション1722の辺に、第10-6パッド746を配置することができる。
【0337】
例えば、第7パーティション1712の少なくとも一つの辺に、第2ウーファー一体型音響発生装置(W4)を向くように、第11-3パッド843を配置することができる。例えば、第5パーティション1714の少なくとも一つの辺に、第2ウーファー一体型音響発生装置(W4)を向くように、第11-1パッド841を配置することができる。第11-1パッド841と向かい合う辺に、第11-3パッド843を配置することができ、第11-3パッド843は、第2ウーファー一体型音響発生装置(W4)を向くように配置することができる。例えば、第1パーティション1721の少なくとも一つの辺に、第2ウーファー一体型音響発生装置(W4)を向くように、第11-5パッド845を配置することができる。例えば、第2パーティション1722の少なくとも一つの辺に、第2ウーファー一体型音響発生装置(W4)を向くように、第11-6パッド846を配置することができる。第11-5パッド845は、第11-6パッド846と向き合って配置することができる。例えば、第11-5パッド845と向かい合う第2パーティション1722の辺に、第11-6パッド846を配置することができる。
【0338】
図22Gを参照すると、パーティション1750の辺には、一つ以上のパッドを含むことができる。パーティション1750の一つの辺には、第4音響発生装置1600HLを向くように、第4-5パッド725を配置することができ、第5音響発生装置1600HRを向くように、第5-5パッド825を配置することができ、第6音響発生装置1600HCを向くように、第6-5パッド925を配置することができる。パーティション1750のもう一つの辺には、第7音響発生装置1600BLを向くように、第7-6パッド736を配置することができ、第8音響発生装置1600BRを向くように、第8-6パッド836を配置することができ、第9音響発生装置1600BCを向くように、第9-6パッド936を配置することができる。パーティション1750を構成することにより、表示パネルの背面に配置する音響発生装置の固定力を向上させることができ、表示パネルの端または縁からの音響の漏れを減少させることができるので、音響出力特性を向上させることができる。残りの構成は、
図22Fと同一または類似するので、詳細な説明を省略する。
【0339】
図22Hを参照すると、第1パーティション1721、第2パーティション1722、および第3パーティション1723中の一つは、一つ以上のベント部を含むことができる。第1パーティション1721は、一つ以上のベント部を含むことができる。例えば、第1パーティション1721は、第1ウーファー一体型音響発生装置(W3)に向かう第7ベント部707を含むことができ、第1音響発生装置1600Lに向かう第1ベント部701を含むことができる。第1パーティション1721は、第2ウーファー一体型音響発生装置(W4)に向かう第8ベント部708を含むことができ、第2音響発生装置1600Rに向かう第2ベント部702を含むことができる。第1パーティション1721は、第3音響発生装置1600Cに向かう第3ベント部703を含むことができる。
【0340】
第2パーティション1722は、一つ以上のベント部を含むことができる。例えば、第2パーティション1722は、第1ウーファー一体型音響発生装置(W3)に向かう第9ベント部709を含むことができ、第1音響発生装置1600Lに向かう第4ベント部704を含むことができる。第2パーティション1722は、第2ウーファー一体型音響発生装置(W4)に向かう第10ベント部710を含むことができ、第2音響発生装置1600Rに向かう第5ベント部705を含むことができる。第2パーティション1722は、第3音響発生装置1600Cに向かう第6ベント部706を含むことができる。
【0341】
第3パーティション1723は、一つ以上のベント部を含むことができる。例えば、第3パーティション1723は、第7音響発生装置1600BLに向かう第11ベント部801を含むことができ、第8音響発生装置1600BRに向かう第12ベント部802を含むことができる。第3パーティション1723は、第9音響発生装置1600BCに向かう第13ベント部803を含むことができる。第3パーティション1723は、第14ベント部804および第15ベント部805を含むことができ、第14ベント部804および第15ベント部805は、ベント形状またはベントしていない形状で構成することができるが、これに限定されるものではない。
【0342】
図22Iを参照すると、第1パーティション1721、第2パーティション1722、および第3パーティション1723中の一つは、一つ以上のベント部を含み、パーティション1750を配置することができる。例えば、パーティション1750の一つの辺には、第4音響発生装置1600HLを向くように、第4-5パッド725を配置することができ、第5音響発生装置1600HRを向くように、第5-5パッド825を配置することができ、第6音響発生装置1600HCを向くように、第6-5パッド925を配置することができる。パーティション1750を構成することにより、表示パネルの背面に配置する音響発生装置の固定力を向上させることができ、表示パネルの端または縁からの音響の漏れを減少させることができるので、音響出力特性を向上させることができる。他の例としては、
図19Iに示すように、第3パーティション1723は、一つ以上のベント部を含まないことがあり得る。残りの構成は、
図22Hと同一または類似するので、詳細な説明を省略する。
【0343】
図22Hおよび
図22Iで第3パーティション1723は、ベントしていない形状で構成することができるが、これに限定されるものではない。例えば、第3パーティション1723は、第7音響発生装置1600BL、第8音響発生装置1600BR、および第9音響発生装置1600BCに向かうベント部を含まないことがあり得る。パーティション1750は、ベントしていない形状で構成することができるが、これに限定されるものではない。例えば、パーティション1750は、第7音響発生装置1600BL、第8音響発生装置1600BR、および第9音響発生装置1600BCに向かうベント部を含まないことがあり得、パーティション1750は支持部材300の周辺に配置することができる。
【0344】
図23A~
図23Iは、本明細書の実施例に係る音響発生装置と、パーティションの例を示す図である。
【0345】
【0346】
図23A~
図23Iを参照すると、表示パネルの背面には、第1領域1~第15領域15を含むことができる。第1領域1~第15領域15は、同じ面積を有することができるが、これに限定されるものではない。例えば、第1領域1~第15領域15は、同じ間隔または距離を有するように配置することができるが、これに限定されるものではない。例えば、第1領域1、第4領域4、および第7領域7は、表示パネルの背面の左側の領域であり得る。例えば、第2領域2、第5領域5、および第8領域8は、表示パネルの背面の右側の領域であり得る。例えば、第3領域3、第6領域6、および第9領域9は、表示パネルの背面の中央領域であり得る。例えば、第12領域12は、第4領域4と第6領域6との間であり得る。例えば、第13領域13は、第5領域5と第6領域6との間であり得る。例えば、第14領域14は、第7領域7と第9領域9との間であり得る。例えば、第15領域15は、第8領域8と第9領域9との間であり得る。例えば、第10領域10、第12領域12、および第14領域14は、第1領域1、第4領域4、および第7領域7と第3領域3、第6領域6、および第9領域9の間であり得る。例えば、第11領域11、第13領域13、および第15領域15は、第2領域2、第5領域5、および第8領域8と第3領域3、第6領域6、および第9領域9の間であり得る。第1領域~第15領域で領域を表示する数字1~15は、任意に表示したものであり、数字の1~15および第1領域~第15領域の区分が明細書の内容を限定するものではない。これに対する説明は、
図24A~
図27Iで、同一または類似に適用することができる。
【0347】
第1領域1~第15領域15のうち少なくとも一つの領域には、少なくとも一つの音響発生装置を配置することができる。以下の実施例は、音響発生装置を表示パネルの背面に配置することを例に説明し、これに限らず、音響発生装置は、表示パネルと支持部材300との間に配置することができる。例えば、音響発生装置は、表示パネルの背面と支持部材300の前面との間に配置することができる。例えば、第1音響発生装置1600Lは、表示パネルの背面の第1領域1に配置することができ、第4音響発生装置1600HLは、表示パネルの背面の第4領域4に配置することができ、第7音響発生装置1600BLは、表示パネルの背面の第7領域7に配置することができる。第2音響発生装置1600Rは、表示パネルの背面の第2領域2に配置することができ、第5音響発生装置1600HRは、表示パネルの背面の第5領域5に配置することができ、第8音響発生装置1600BRは、表示パネルの背面の第8領域8に配置することができる。第3音響発生装置1600Cは、表示パネルの背面の第3領域3に配置することができ、第6音響発生装置1600HCは、表示パネルの背面の第6領域6に配置することができ、第9音響発生装置1600BCは、表示パネルの背面の第9領域9に配置することができる。第10音響発生装置1600LCは、表示パネルの背面の第10領域10に配置することができ、第12音響発生装置1600HLCは、表示パネルの背面の第12領域12に配置することができ、第14音響発生装置1600BLCは、表示パネルの背面の第14領域14に配置することができる。第11音響発生装置1600RCは、表示パネルの背面の第11領域11に配置することができ、第13音響発生装置1600HRCは、表示パネルの背面の第13領域13に配置することができ、第15音響発生装置1600BRCは、表示パネルの背面の第15領域15に配置することができる。
【0348】
第1音響発生装置1600Lは、表示パネルの左側(Left)チャンネルであり、第4音響発生装置1600HLは、表示パネルの上左側(Height LeftまたはTop Left)チャンネルであり、第7音響発生装置1600BLは、表示パネルの下左側(Bottom Left)チャンネルであり得る。第10音響発生装置1600LCは、表示パネルの左側中央(Left Center)チャンネルであり、第12音響発生装置1600HLCは、表示パネルの上左側中央(Height Left CenterまたはTop Left Center)チャンネルであり、第14音響発生装置1600BLCは、表示パネルの下左側中央(Bottom Left Center)チャンネルであり得る。第2音響発生装置1600Rは、表示パネルの右側(Right)チャンネルであり、第5音響発生装置1600HRは、表示パネルの上右側(Height RightまたはTop Right)チャンネルであり、第8音響発生装置1600BRは、表示パネルの下右側(Bottom Right)チャンネルであり得る。第11音響発生装置1600RCは、表示パネルの右側中央(Right Center)チャンネルであり、第13音響発生装置1600HRCは、表示パネルの上右側中央(Heith Right Center)チャンネルであり、第15音響発生装置1600BRCは、表示パネルの下左側中央(Bottom Right Center)チャンネルであり得る。第3音響発生装置1600Cは、表示パネルの中央(center)チャンネルであり、第6音響発生装置1600HCは、表示パネルの上側中央(Height CenterまたはTop Center)チャンネルであり、第9音響発生装置1600BCは、表示パネルの下側中央(Bottom Center)チャンネルであり得る。
【0349】
例えば、第1音響発生装置1600Lは、第4音響発生装置1600HLおよび/または第7音響発生装置1600BLと対称に配置することができるが、これに限定されるものではない。例えば、第1音響発生装置1600Lは、第4音響発生装置1600HLおよび/または第7音響発生装置1600BLと同一線上に整列することができるが、これに限定されるものではない。例えば、第2音響発生装置1600Rは、第5音響発生装置1600HRおよび/または第8音響発生装置1600BRと対称に配置することができるが、これに限定されるものではない。例えば、第2音響発生装置1600Rは、第5音響発生装置1600HRおよび/または第8音響発生装置1600BRと同一線上に整列することができるが、これに限定されるものではない。
【0350】
例えば、第3音響発生装置1600Cは、第6音響発生装置1600HCおよび/または第9音響発生装置1600BCと対称に配置することができるが、これに限定されるものではない。例えば、第3音響発生装置1600Cは、第6音響発生装置1600HCおよび/または第9音響発生装置1600BCと同一線上に整列することができるが、これに限定されるものではない。
【0351】
例えば、第10音響発生装置1600LCは、第12音響発生装置1600HLCおよび/または第14音響発生装置1600BLC中の一つと対称的に配置することができるが、これに限定されるものではない。例えば、第10音響発生装置1600LCは、第12音響発生装置1600HLCおよび/または第14音響発生装置1600BLC中の一つと同一線上に整列することができるが、これに限定されるものではない。これに対する説明は、
図24A~
図27Iで同一または類似に適用することができる。
【0352】
例えば、第11音響発生装置1600RCは、第13音響発生装置1600HRCおよび/または第15音響発生装置1600BRC中の一つと対称的に配置することができるが、これに限定されるものではない。例えば、第11音響発生装置1600RCは、第13音響発生装置1600HRCおよび/または第15音響発生装置1600BRC中の一つと同一線上に整列することができるが、これに限定されるものではない。これに対する説明は、
図24A~
図27Iで同一または類似に適用することができる。
【0353】
例えば、第4音響発生装置1600HL、第5音響発生装置1600HR、および第6音響発生装置1600HC中の一つは、第12音響発生装置1600HLCおよび第13音響発生装置1600HRC中の一つと対称的に配置することができるが、これに限定されるものではない。例えば、第4音響発生装置1600HL、第5音響発生装置1600HR、および第6音響発生装置1600HC中の一つは、第12音響発生装置1600HLCおよび第13音響発生装置1600HRC中の一つと同一線上に整列することができるが、これに限定されるものではない。
【0354】
例えば、第1音響発生装置1600L、第2音響発生装置1600R、および第3音響発生装置1600C中の一つは、第10音響発生装置1600LCおよび第11音響発生装置1600RC中の一つと対称的に配置することができるが、これに限定されるものではない。例えば、第1音響発生装置1600L、第2音響発生装置1600R、および第3音響発生装置1600C中の一つは、第10音響発生装置1600LCおよび第11音響発生装置1600RC中の一つと同一線上に整列することができるが、これに限定されるものではない。例えば、第7音響発生装置1600BL、第8音響発生装置1600BR、および第9音響発生装置1600BC中の一つは、第14音響発生装置1600BLCおよび第15音響発生装置1600BRC中の一つと対称的に配置することができるが、これに限定されるものではない。例えば、第7音響発生装置1600BL、第8音響発生装置1600BR、および第9音響発生装置1600BC中の一つは、第14音響発生装置1600BLCおよび第15音響発生装置1600BRC中の一つと同一線上に整列することができるが、これに限定されるものではない。これに対する説明は、
図24A~
図27Iで同一または類似に適用することができる。
【0355】
図23A~
図23Iで第1音響発生装置1600L、第2音響発生装置1600R、第3音響発生装置1600C、第4音響発生装置1600HL、第5音響発生装置1600HR、第6音響発生装置1600HC、第7音響発生装置1600BL、第8音響発生装置1600BR、第9音響発生装置1600BC、第10音響発生装置1600LC、第11音響発生装置1600RC、第12音響発生装置1600HLC、第13音響発生装置1600HRC、第14音響発生装置1600BLC、および第15音響発生装置1600BRCは、楕円形の音響発生装置、一対の音響発生装置、円形の音響発生装置、シングルタイプの音響発生装置、2アレイ以上の音響発生装置、およびフィルム型音響発生装置のうちの少なくとも一つ以上を含むことができる。楕円形(oval shape)は、楕円形(elliptical shape)、先端が丸い四角形(rectangular shape with rounded corners)、または幅が高さと異なる非円形の曲線型(non-circular curved shape having a width different from its height)を含むことができ、実施例がこれに限定されない。例えば、楕円形のボビンでは、長軸の直径と短軸の直径の比は、1.3:1~2:1で構成することができる。楕円形のボビンは、円形よりも高音域帯の音響を改善することができ、振動による熱の発生が少ないことがあるので、優れた放熱特性を有することができる。例えば、少なくとも一つの音響発生装置は、表示パネルを直接振動させて音響を発生させることができる。これに対する説明は、
図24A~
図27Iで、同一または類似に適用することができる。
【0356】
図23Bを参照すると、音響発生装置の周辺にパーティションをさらに構成することができる。パーティションは、音響発生装置によって表示パネルが振動したときに音を発生するエアギャップ(air gap)または空間(space)であり得る。音響を発生させ、伝達するエアギャップまたは空間をパーティションとすることができる。パーティションは、音響またはチャンネルを分離することができ、音響の干渉に起因するクリアでない音響の発生を遮断または軽減することができる。パーティションは、エンクロージャ(enclosure)またはバッフル(baffle)とすることができ、用語に限定されない。以下の実施例は、パーティションを支持部材に配置することを例に挙げて説明し、これに限らず、表示パネルの背面に配置することができる。音響発生装置およびパーティションを示すために支持部材に配置することを例に挙げて説明する。例えば、パーティションが支持部材に配置される場合には、表示パネルに配置されるパーティションによって表示パネルに及ぼす影響を軽減することができる。
【0357】
例えば、パーティションは、表示パネルの第1領域1~第15領域15に対応する表示パネルと、支持部材300との間に配置することができる。例えば、第4パーティション1713は、第1領域1、第4領域4、および第7領域7と、第3領域3、第6領域6、および第9領域9との間に配置することができる。第4パーティション1713は、第1音響発生装置1600L、第4音響発生装置1600HL、および第7音響発生装置1600BLと、第3音響発生装置1600C、第6音響発生装置1600HC、および第9音響発生装置1600BCで発生する音響またはチャンネルを分離することができる。例えば、第5パーティション1714は、第2領域2、第5領域5、および第8領域8と、第3領域3、第6領域6、および第9領域9との間に配置することができる。第5パーティション1714は、第2音響発生装置1600R、第5音響発生装置1600HR、および第8音響発生装置1600BRと、第3音響発生装置1600C、第6音響発生装置1600HC、および第9音響発生装置1600BCで発生する音響またはチャンネルを分離することができる。したがって、第4パーティション1713および第5パーティション1714は、左側音響と右側音響を分離することができる。
【0358】
例えば、第1パーティション1721は、表示パネルの上側(HeightまたはTop)のチャンネルと表示パネルの下側(Bottom)のチャンネルを分離することができる。例えば、第1パーティション1721は、第4音響発生装置1600HL、第5音響発生装置1600HR、第6音響発生装置1600HC、第12音響発生装置1600HLC、第13音響発生装置1600HRCと、第7音響発生装置1600BL、第8音響発生装置1600BR、第9音響発生装置1600BC、第14音響発生装置1600BLC、および第15音響発生装置1600BRCで発生する音響またはチャンネルを分離することができる。ステレオ音響または立体音響を実現するために、第10音響発生装置1600LCおよび第11音響発生装置1600RCをさらに構成したが、第10音響発生装置1600LCで発生する音響またはチャンネルと、第7音響発生装置1600BL、第8音響発生装置1600BC、および第9音響発生装置1600BCで発生する音響またはチャンネルを分離するために、パーティションを実現しなければならないことを認識した。また、第11音響発生装置1600RCで発生する音響またはチャンネルと、第7音響発生装置1600BL、第8音響発生装置1600BC、および第9音響発生装置1600BCで発生する音響またはチャンネルを分離するために、パーティションを実現しなければならないことを認識した。第4パーティション1713および第5パーティション1714は、左右の音響またはや左右のチャンネルを分離することができる。ステレオ音響または立体音響を実現するために、第12音響発生装置1600HLCおよび第14音響発生装置1600BLCをさらに構成したが、第10音響発生装置1600LC、第12音響発生装置1600HLC、および第14音響発生装置1600BLCで発生する音響またはチャンネルと、第1音響発生装置1600L、第4音響発生装置1600HL、および第7音響発生装置1600BLで発生する音響またはチャンネルを分離するために、パーティションを実現しなければならないことを認識した。そして、ステレオ音響または立体音響を実現するために、第13音響発生装置1600HRCおよび第15音響発生装置1600BRCをさらに構成したが、第11音響発生装置1600RC、第13音響発生装置1600HRC、および第15音響発生装置1600BRCで発生する音響またはチャンネルと、第2音響発生装置1600R、第5音響発生装置1600HR、および第8音響発生装置1600BRで発生する音響またはチャンネルを分離するために、パーティションを実現しなければならないことを認識した。第1パーティション1721を配置する場合には、上下の音響や上下のチャンネルを分離することができるが、上下の音響または上下のチャンネルと、中央音響または中央チャンネルを分離することができないことを認識した。第4パーティション1713および第5パーティション1714を配置する場合には、左右の音響または左右のチャンネルを分離することができるが、左右の音響または左右のチャンネルと、中央音響または中央チャンネルを分離することができないことを認識した。そこで、本明細書の発明者らは、複数の実験を通じて、パーティションを実現した。これについては、以下で説明する。
【0359】
例えば、第6パーティション1711は、第1領域1、第4領域4、および第7領域7と、第10領域10、第12領域12、および第14領域14との間に配置することができる。第6パーティション1711は、第1音響発生装置1600L、第4音響発生装置1600HL、および第7音響発生装置1600BLと、第10音響発生装置1600LC、第12音響発生装置1600HLC、および第14音響発生装置1600BLCで発生する音響またはチャンネルを分離することができるので、音響出力特性を向上させることができる。例えば、第6パーティション1711は、第1音響発生装置1600L、第4音響発生装置1600HL、および第7音響発生装置1600BLと、第3音響発生装置1600C、第6音響発生装置1600HC、および第9音響発生装置1600BCで発生する音響またはチャンネルを分離することができるので、音響出力特性を向上させることができる。例えば、第6パーティション1711は、左側音響または左側チャンネル、左側中央音響または左側中央チャンネル、および中央音響または中央チャンネルを分離することができるので、音響出力特性を向上させることができる。
【0360】
例えば、第7パーティション1712は、第2領域2、第5領域5、および第8領域8と、第11領域11、第13領域13、および第15領域15との間に配置することができる。例えば、第7パーティション1712は、第2音響発生装置1600R、第5音響発生装置1600HR、および第8音響発生装置1600BRと、第11音響発生装置1600RC、第13音響発生装置1600HRC、および第15音響発生装置1600BRCで発生する音響またはチャンネルを分離することができるので、音響出力特性を向上させることができる。例えば、第7パーティション1712は、第2音響発生装置1600R、第5音響発生装置1600HR、および第8音響発生装置1600BRと、第3音響発生装置1600C、第6音響発生装置1600HC、および第9音響発生装置1600BCで発生する音響またはチャンネルを分離することができるので、音響出力特性を向上させることができる。例えば、第7パーティション1712は、右側音響または右側チャンネル、右側中央音響または右側中央チャンネル、および中央音響または中央チャンネルを分離することができるので、音響出力特性を向上させることができる。
【0361】
例えば、第4パーティション1713は、表示パネルの第3領域3、第6領域6、および第9領域9と、第10領域10、第12領域12、および第14領域14との間に配置することができる。第4パーティション1713は、第3音響発生装置1600C、第6音響発生装置1600HC、および第9音響発生装置1600BCと、第10音響発生装置1600LC、第12音響発生装置1600HLC、および第14音響発生装置1600BLCで発生する音響またはチャンネルを分離することができるので、音響出力特性を向上させることができる。例えば、第5パーティション1714は、表示パネルの第3領域3、第6領域6、および第9領域9と、第11領域11、第13領域13、および第15領域15との間に配置することができる。第5パーティション1714は、第3音響発生装置1600C、第6音響発生装置1600HC、および第9音響発生装置1600BCと、第11音響発生装置1600RC、第13音響発生装置1600HRC、および第15音響発生装置1600BRCで発生する音響またはチャンネルを分離することができるので、音響出力特性を向上させることができる。例えば、第4パーティション1713は、中央領域の音響またはチャンネルと左側中央領域の音響またはチャンネルを分離することができる。例えば、第5パーティション1714は、中央領域の音響またはチャンネルと右側中央領域の音響またはチャンネルを分離することができる。
【0362】
第1パーティション1721は、表示パネルの上側(HeightまたはTop)のチャンネルと表示パネルの中央のチャンネルを分離することができる。例えば、第1パーティション1721は、第4音響発生装置1600HL、第5音響発生装置1600HR、第6音響発生装置1600HC、第12音響発生装置1600HLC、第13音響発生装置1600HRCと、第1音響発生装置1600L、第2音響発生装置1600R、第3音響発生装置1600C、第10音響発生装置1600LC、および第11音響発生装置1600RCで発生する音響またはチャンネルを分離することができる。
【0363】
第2パーティション1722は、表示パネルの中央のチャンネルと表示パネルの下側(Bottom)のチャンネルを分離することができる。例えば、第2パーティション1722は、第1音響発生装置1600L、第2音響発生装置1600R、第3音響発生装置1600C、第10音響発生装置1600LC、および第11音響発生装置1600RCと、第7音響発生装置1600BL、第8音響発生装置1600BR、第9音響発生装置1600BC、第14音響発生装置1600BLC、および第15音響発生装置1600BRCで発生する音響またはチャンネルを分離することができる。
【0364】
第3パーティション1723は、表示パネルの下側(Bottom)のチャンネルとウーファーを分離することができる。例えば、第3パーティション1723は、第7音響発生装置1600BL、第8音響発生装置1600BR、第9音響発生装置1600BC、第14音響発生装置1600BLC、および第15音響発生装置1600BRCと、第1ウーファー(W1)および第2ウーファー(W2)で発生する音響またはチャンネルを分離することができる。
【0365】
第1パーティション1721、第2パーティション1722、第3パーティション1723、第4パーティション1713、第5パーティション1714、第6パーティション1711、および第7パーティション1712は、支持部材300の前面に配置することができる。例えば、第1パーティション1721、第2パーティション1722、第3パーティション1723、第4パーティション1713、第5パーティション1714、第6パーティション1711、および第7パーティション1712は、支持部材300の前面に配置することができる。他の例としては、第1パーティション1721、第2パーティション1722、第3パーティション1723、第4パーティション1713、第5パーティション1714、第6パーティション1711、および第7パーティション1712は、表示パネル100の背面に配置することができる。例えば、第1パーティション1721、第2パーティション1722、第3パーティション1723、第4パーティション1713、第5パーティション1714、第6パーティション1711、および第7パーティション1712は、表示パネル100と支持部材300との間に配置することができる。例えば、第1パーティション1721、第2パーティション1722、第3パーティション1723、第4パーティション1713、第5パーティション1714、第6パーティション1711、および第7パーティション1712は、表示パネル100の背面と支持部材300の前面との間に配置することができる。
【0366】
第1パーティション1721、第2パーティション1722、第3パーティション1723、第4パーティション1713、第5パーティション1714、第6パーティション1711、および第7パーティション1712は、両面テープ、両面フォームパッド、片面テープ、片面フォームパッド、接着剤、およびボンド中の一つで構成することができるが、これに限定されるものではない。パーティションを両面テープまたは両面フォームパッドで構成する場合、表示パネルの背面と支持部材300の前面を付着時に接着力を向上させることができる。例えば、第1パーティション1721、第2パーティション1722、第3パーティション1723、第4パーティション1713、第5パーティション1714、第6パーティション1711、および第7パーティション1712は、一定程度圧縮することができる弾性を有する材質で実現することができる。例えば、第1パーティション1721、第2パーティション1722、第3パーティション1723、第4パーティション1713、第5パーティション1714、第6パーティション1711、および第7パーティション1712は、ポリウレタン(polyurethane)、ポリオレフィン(polyolefin)、およびポリエチレン(polyethylene)材質で構成することができるが、これに限定されるものではない。
【0367】
第1パーティション1721、第2パーティション1722、第3パーティション1723、第4パーティション1713、第5パーティション1714、第6パーティション1711、および第7パーティション1712を配置する際に、第1パーティション1721、第2パーティション1722、および第3パーティション1723を配置した後に、第4パーティション1713、第5パーティション1714、第6パーティション1711、および第7パーティション1712を配置することができる。他の例としては、第4パーティション1713、第5パーティション1714、第6パーティション1711、および第7パーティション1712を配置した後に、第1パーティション1721、第2パーティション1722、および第3パーティション1723を配置することができ、配置する順序が明細書の内容を限定するものではない。以下の実施例では、第1パーティション1721、第2パーティション1722、および第3パーティション1723を配置した後に、第4パーティション1713、第5パーティション1714、第6パーティション1711、および第7パーティション1712を配置することを例に挙げて示すが、これに限定されるものではない。これに対する内容は、以下の実施例でも同一又は類似に適用することができる。
【0368】
したがって、第1音響発生装置1600L、第4音響発生装置1600HL、および第7音響発生装置1600BLは、表示パネル100の背面の左側の領域である第1領域1、第4領域4、および第7領域7に配置して表示パネル100の左側の領域を振動させることができる。第2音響発生装置1600R、第5音響発生装置1600HR、および第8音響発生装置1600BRは、表示パネル100背面の右側の領域である第2領域2、第5領域5、および第8領域8に配置して表示パネル100の右側の領域を振動させることができる。第3音響発生装置1600C、第6音響発生装置1600HC、および第9音響発生装置1600BCは、表示パネルの中央領域である第3領域3、第6領域6、および第9領域9に配置して表示パネルの中央領域を振動させることができる。第10音響発生装置1600LC、第11音響発生装置1600RC、第12音響発生装置1600HLC、第13音響発生装置1600HRC、第14音響発生装置1600BLC、および第15音響発生装置1600BRCは、表示パネルの第10領域10、第11領域11、第12領域12、第13領域13、第14領域14、および第15領域15に配置して表示パネルの左側領域、中央領域、および右側領域を振動させることができる。第1音響発生装置1600L、第2音響発生装置1600R、第3音響発生装置1600C、第4音響発生装置1600HL、第5音響発生装置1600HR、第6音響発生装置1600HC、第7音響発生装置1600BL、第8音響発生装置1600BR、第9音響発生装置1600BC、第10音響発生装置1600LC、第11音響発生装置1600RC、第12音響発生装置1600HLC、第13音響発生装置1600HRC、第14音響発生装置1600BLC、および第15音響発生装置1600BRCそれぞれは、異なる振動信号を受信して独立して駆動することができる。例えば、第1音響発生装置1600L、第4音響発生装置1600HL、および第7音響発生装置1600BLは、表示パネル100の背面の左側の領域を振動板として使用することにより、音響を発生させることができる。第2音響発生装置1600R、第5音響発生装置1600HR、および第8音響発生装置1600BRは、表示パネル100の背面の右側の領域を振動板として使用することにより、音響を発生させることができる。第3音響発生装置1600C、第6音響発生装置1600HC、および第9音響発生装置1600BCは、表示パネルの中央領域を振動板として使用することにより、音響を発生させることができる。第10音響発生装置1600LC、第11音響発生装置1600RC、第12音響発生装置1600HLC、第13音響発生装置1600HRC、第14音響発生装置1600BLC、および第15音響発生装置1600BRCは、表示パネル100の背面の左側領域、中央領域、および右領域を振動板として使用することにより、音響を発生させることができる。例えば、第4音響発生装置1600HL、第5音響発生装置1600HR、第6音響発生装置1600HC、第12音響発生装置1600HLC、および第13音響発生装置1600HRCは、表示パネルの上側にまたは前記表示パネルから上向きに音響を発生させることができるので、表示パネルの上側からの音響を向上させることができる。例えば、第7音響発生装置1600BL、第8音響発生装置1600BR、第9音響発生装置1600BC、第14音響発生装置1600BLC、および第15音響発生装置1600BRCは、表示パネルの下側にまたは前記表示パネルから下向きに音響を発生させることができるので、表示パネルの下側からの音響を向上させることができる。したがって、表示パネルの上側および下側からの音響が改善された表示装置を提供することができる。
【0369】
そして、低音域帯の音響を向上させるためにウーファーを配置することができる。例えば、第1領域1~第15領域15のうち少なくとも一つの下側には、ウーファーをさらに含むことができる。例えば、第1音響発生装置1600L~第15音響発生装置1600BRCのうち少なくとも一つの下側には、ウーファーをさらに含むことができる。例えば、第1ウーファー(W1)は、表示パネルの第7領域7の下側に配置することができる。例えば、第1ウーファー(W1)は、第7音響発生装置1600BLの下側に配置することができる。例えば、第1ウーファー(W1)は、第7領域7および第14領域14との間に配置することができる。例えば、第2ウーファー(W2)は、表示パネルの第8領域8の下側に配置することができる。例えば、第2ウーファー(W2)は、第8音響発生装置1600BRの下側に配置することができる。例えば、第2ウーファー(W2)は、第8領域8および第15領域15との間に配置することができる。したがって、第1ウーファー(W1)および第2ウーファー(W2)は、低音域帯の音響を出力することができる。第1音響発生装置1600L、第2音響発生装置1600R、第3音響発生装置1600C、第4音響発生装置1600HL、第5音響発生装置1600HR、第6音響発生装置1600HC、第7音響発生装置1600BL、第8音響発生装置1600BR、第9音響発生装置1600BC、第10音響発生装置1600LC、第11音響発生装置1600RC、第12音響発生装置1600HLC、第13音響発生装置1600HRC、第14音響発生装置1600BLC、および第15音響発生装置1600BRCは、80Hz~40kHzの音響を出力することができる。第1ウーファー(W1)および第2ウーファー(W2)は、80Hz以下の音を出力することができる。したがって、表示装置は、15.1チャンネルの音響を出力することができる。そして、左右に配置された音響発生装置と比較して、上下に音響発生装置がさらに構成されているので、左右の音響および上下の音響を向上させることができ、使用者に実際の音響と同じ音場感を与えることができる効果がある。例えば、第4音響発生装置1600HL、第5音響発生装置1600HR、第6音響発生装置1600HC、第12音響発生装置1600HLC、および第13音響発生装置1600HRCをさらに構成ことで、表示パネルの上側からの音響を向上させることができ、第7音響発生装置1600BL、第8音響発生装置1600BR、第9音響発生装置1600BC、第14音響発生装置1600BLC、および第15音響発生装置1600BRCをさらに構成することで、表示パネルの下側からの音響を向上させることができるので、左右の音響および上下の音響を含む立体的な音響を実現できる表示装置を提供することができる。したがって、左右映像および上下映像に対する左右音響および上下音響を実現することができ、使用者に立体的な左右音響および上下音響を含む実際の音響(例えば、リアル(real)サウンド)のリアル立体音響を実現することができるので、仮想(virtual)音響ではなく、リアル(real)サウンドを提供することができる。これにより、使用者に立体的な左右音響および上下音響を含む実際の音響(例えば、リアル(real)サウンド)のリアル立体音響またはサラウンド音響を実現することができるので、臨場感を向上させることができる。したがって、映画館、個人映画館、およびテレビなどの機器でも、使用者に現実と類似または同一にリアルサウンドと映像を一度に感じることができるように、例えば、リアルAV(Audio Visual)またはドルビー音響システムを感じることができようにすることができる。これに対する説明は、
図24B~
図27Iにも、同一または類似に適用することができる。そして、
図6~
図11Bで説明したように、第1音響発生装置1600L、第2音響発生装置1600R、第3音響発生装置1600C、第4音響発生装置1600HL、第5音響発生装置1600HR、第6音響発生装置1600HC、第7音響発生装置1600BL、第8音響発生装置1600BR、第9音響発生装置1600BC、第10音響発生装置1600LC、第11音響発生装置1600RC、第12音響発生装置1600HLC、第13音響発生装置1600HRC、第14音響発生装置1600BLC、および第15音響発生装置1600BRCは、表示パネル100内に配置することができる。したがって、音響発生装置の厚さを減少させることができるので、表示装置の厚さが減少して、使用者に美感を与えることができる表示装置を提供することができる。そして、
図12Aおよび
図12Bで説明したように、第1音響発生装置1600L、第2音響発生装置1600R、第3音響発生装置1600C、第4音響発生装置1600HL、第5音響発生装置1600HR、第6音響発生装置1600HC、第7音響発生装置1600BL、第8音響発生装置1600BR、第9音響発生装置1600BC、第10音響発生装置1600LC、第11音響発生装置1600RC、第12音響発生装置1600HLC、第13音響発生装置1600HRC、第14音響発生装置1600BLC、および第15音響発生装置1600BRCは、低音域帯が向上した音響発生装置で構成することができるので、低音域帯が向上した左右音響および上下音響を実現することができる表示装置を提供することができる。そして、
図13で説明したように、第1音響発生装置1600L、第2音響発生装置1600R、第3音響発生装置1600C、第4音響発生装置1600HL、第5音響発生装置1600HR、第6音響発生装置1600HC、第7音響発生装置1600BL、第8音響発生装置1600BR、第9音響発生装置1600BC、第10音響発生装置1600LC、第11音響発生装置1600RC、第12音響発生装置1600HLC、第13音響発生装置1600HRC、第14音響発生装置1600BLC、および第15音響発生装置1600BRCは、フィルム型音響発生装置で構成することができるので、音響発生装置の厚さを減少させることができるので、表示装置の厚さが減少して、使用者に美感を与えることができる表示装置を提供することができる。
【0370】
図23Cを参照すると、第1パーティション1721、第2パーティション1722、第4パーティション1713、第5パーティション1714、第6パーティション1711、および第7パーティション1712を構成し、支持部材300と表示パネルの間にパーティション1750を配置することができる。例えば、パーティション1750は、支持部材300の端または縁に配置することができる。例えば、パーティション1750は、支持部材300の前面の端または縁に配置することができる。パーティション1750は、支持部材300の前面の外郭の四辺の全体領域であり得る。他の例としては、パーティション1750は、表示パネルの背面の端または縁に配置することができる。パーティション1750は、表示パネル100の背面の外郭の四辺の全体領域であり得る。例えば、パーティション1750は、表示パネルの背面または支持部材の前面の外郭の四辺の全体領域であることもできる。パーティション1750は、表示パネルのウェーブ現象を防止するために、表示パネルの形状に沿って配置することができる。例えば、パーティション1750が、
図1Bで説明した表示パネル100と支持部材300を付着するための接着部材である場合には、
図1Bで説明した接着部材を省略することができる。これに限らず、表示パネル100と支持部材300を付着するための接着部材を表示パネル100の背面または支持部材300に構成することもできる。
【0371】
第1パーティション1721、第2パーティション1722、第4パーティション1713、第5パーティション1714、第6パーティション1711、第7パーティション1712、およびパーティション1750を配置する時、第1パーティション1721および第2パーティション1722を先に配置し、パーティション1750を配置した後に、第4パーティション1713、第5パーティション1714、第6パーティション1711、および第7パーティション1712を配置することができる。他の例としては、第4パーティション1713、第5パーティション1714、第6パーティション1711、および第7パーティション1712を先に配置し、第1パーティション1721および第2パーティション1722を配置した後に、パーティション1750を配置することができ、配置する順序が明細書の内容を限定するものではない。パーティション1750は、支持部材300の縦方向に最初に配置した後に、横方向に配置することができる。他の例としては、支持部材300の横方向に最初に配置した後に、縦方向に配置することができ、配置する順序が明細書の内容を限定するものではない。以下の実施例では、第1パーティション1721および第2パーティション1722を先に配置し、パーティション1750を配置した後に、第4パーティション1713、第5パーティション1714、第6パーティション1711、および第7パーティション1712を配置することを例に挙げて示すが、これに限定されるものではない。これに対する内容は、以下の実施例でも同一又は類似に適用することができる。
【0372】
図23Dおよび
図23Eを参照すると、第1パーティション1721、第2パーティション1722、および第3パーティション1723の形状を異なって構成することができる。第1パーティション1721、第2パーティション1722、および第3パーティション1723は、表示パネルの形状と異なる形状に構成することができる。例えば、第1パーティション1721、第2パーティション1722、および第3パーティション1723は、平らでない形状、または線形状ではないことができる。例えば、第1パーティション1721、第2パーティション1722、および第3パーティション1723は、鋸歯形状、三角形形状、および先端が丸い三角形形状を有することができる。例えば、第1パーティション1721、第2パーティション1722、および第3パーティション1723の鋸歯が位置する方向は、音響発生装置を向くように配置することができる。例えば、第1パーティション1721、第2パーティション1722、および第3パーティション1723が三角形形状である場合には、三角形の先端が位置する方向は、音響発生装置を向くように配置することができる。例えば、第1パーティション1721、第2パーティション1722、および第3パーティション1723が先端の丸い三角形形状である場合には、先端が丸い三角形の先端が位置する方向は、音響発生装置を向くするように配置することができる。例えば、
図23Dを参照すると、第1パーティション1721が先端の丸い三角形形状である場合には、先端が丸い三角形の先端は、第4音響発生装置1600HL、第5音響発生装置1600HR、第6音響発生装置1600HC、第12音響発生装置1600HLC、および第13音響発生装置1600HRCの一つ以上を向くように構成することができる。例えば、第2パーティション1722が先端の丸い三角形形状である場合には、先端が丸い三角形の先端は、第1音響発生装置1600L、第2音響発生装置1600R、第3音響発生装置1600C、第10音響発生装置1600LC、および第11音響発生装置1600RCの一つ以上を向くように構成することができる。例えば、第3パーティション1723が先端の丸い三角形形状である場合には、先端が丸い三角形の先端は、第7音響発生装置1600BL、第8音響発生装置1600BR、第9音響発生装置1600BC、第14音響発生装置1600BLC、および第15音響発生装置1600BRCの一つ以上を向くように構成することができる。したがって、パーティションの形状が少なくとも一つ以上の音響発生装置を向くように構成することにより、音響発生装置の定在波によるピークやディップ現象を制御することができ、表示パネルのウェーブ現象を減らすことができる。そして、パーティションの形状を変更することにより、音響発生装置の乱反射などの音響干渉を解決することができる。
【0373】
パーティションが平らでない形状、または線形状でない場合、定在波を分散させることができる。例えば、鋸歯形状、三角形形状、および先端が丸い三角形形状に実現する場合には、鋸歯形状、三角形形状、および先端が丸い三角形形状により定在波が複数の方向に分散され得るので、音響出力特性をさらに向上させることができる。
【0374】
図23Eを参照すると、第1パーティション1721および第2パーティション1722は、二つのパーティションで構成することができる。これに限らず、第1パーティション1721および第2パーティション1722中の一つ以上を、二つのパーティションで構成することができる。例えば、第1パーティション1721は、第1-1パーティション1721aおよび第1-2パーティション1721bを含むことができ、三角形または先端が丸い三角形形状で構成することができる。第1-1パーティション1721aの三角形または先端が丸い三角形形状の先端は、第4音響発生装置1600HL、第5音響発生装置1600HR、第6音響発生装置1600HC、第12音響発生装置1600HLC、および第13音響発生装置1600HRCの一つ以上を向くように構成することができる。第1-2パーティション1721bの三角形または先端が丸い三角形形状の先端は、第1音響発生装置1600L、第2音響発生装置1600R、第3音響発生装置1600C、第10音響発生装置1600LC、および第11音響発生装置1600Rの一つ以上Cを向くように構成することができる。例えば、第2パーティション1722は、第2-1パーティション1722aおよび第2-2パーティション1722bを含むことができ、三角形または先端が丸い三角形形状で構成することができる。第2-1パーティション1722aの三角形または先端が丸い三角形形状の先端は、第1音響発生装置1600L、第2音響発生装置1600R、第3音響発生装置1600C、第10音響発生装置1600LC、および第11音響発生装置1600RCの一つ以上を向くように構成することができる。第2-2パーティション1722bの三角形または先端が丸い三角形形状の先端は、第7音響発生装置1600BL、第8音響発生装置1600BR、第9音響発生装置1600BC、第14音響発生装置1600BLC、および第15音響発生装置1600BRCの一つ以上を向くように構成することができる。第3パーティション1723の三角形または先端が丸い三角形形状の先端は、第7音響発生装置1600BL、第8音響発生装置1600BR、第9音響発生装置1600BC、第14音響発生装置1600BLC、および第15音響発生装置1600BRCの一つ以上を向くように構成することができる。これにより、音響発生装置の定在波によるピークやディップ現象を制御することができ、表示パネルのウェーブ現象を減らすことができる
【0375】
図23Fを参照すると、第6パーティション1711の少なくとも一つの辺に、第1音響発生装置1600L、第4音響発生装置1600HL、および第7音響発生装置1600BLの一つ以上を向くようにパッドを配置することができる。例えば、第6パーティション1711の少なくとも一つの辺に、第1音響発生装置1600Lを向くように、第1-3パッド713を配置することができる。第1-3パッド713と向かい合う辺に、第1-1パッド711を配置することができる。第1-1パッド711および第1-3パッド713は、一つで構成することができ、これに限らず、第1-1パッド711および第1-3パッド713中の一つ以上は、二つ以上で構成することもできる。例えば、第6パーティション1711の少なくとも一つの辺に、第4音響発生装置1600HLを向くように、第4-3パッド723を配置することができる。第4-3パッド723と向かい合う辺に、第4-1パッド721を配置することができる。第4-1パッド721および第4-3パッド723は、一つで構成することができ、これに限らず、第4-1パッド721および第4-3パッド723中の一つ以上は、二つ以上で構成することもできる。例えば、第6パーティション1711の少なくとも一つの辺に、第7音響発生装置1600BLを向くように、第7-3パッド733を配置することができる。第7-3パッド733と向かい合う辺に、第7-1パッド731を配置することができる。第7-1パッド731および第7-3パッド733は、一つで構成することができ、これに限らず、第7-1パッド731および第7-3パッド733中の一つ以上は、二つ以上で構成することもできる。
【0376】
第6パーティション1711の少なくとも一つの他の辺に、第10音響発生装置1600LCを向くようにパッドを配置することができる。例えば、第6パーティション1711の少なくとも一つの他の辺に、第10音響発生装置1600LCを向くように、第10-1パッド741を配置することができる。第10-1パッド741は、一つで構成することができ、これに限らず、二つ以上で構成することもできる。
【0377】
第6パーティション1711の少なくとも一つの他の辺に、第12音響発生装置1600HLCを向くようにパッドを配置することができる。例えば、第6パーティション1711の少なくとも一つの他の辺に、第12音響発生装置1600HLCを向くように、第12-1パッド751を配置することができる。第12-1パッド751は、一つで構成することができ、これに限らず、二つ以上で構成することもできる。
【0378】
第6パーティション1711の少なくとも一つの他の辺に、第14音響発生装置1600BLCを向くようにパッドを配置することができる。例えば、第4パーティション1713の少なくとも一つの他の辺に、第14音響発生装置1600BLCを向くように、第14-1パッド761を配置することができる。第14-1パッド761は、一つで構成することができ、これに限らず、二つ以上で構成することもできる。
【0379】
第7パーティション1712の少なくとも一つの辺に、第2音響発生装置1600R、第5音響発生装置1600HR、および第8音響発生装置1600BRの一つ以上を向くようにパッドを配置することができる。例えば、第7パーティション1712の少なくとも一つの辺に、第2音響発生装置1600Rを向くように、第2-1パッド811を配置することができる。第2-1パッド811と向かい合う辺に、第2-3パッド813を配置することができる。第2-1パッド811および第2-3パッド813は、一つで構成することができ、これに限らず、第2-1パッド811および第2-3パッド813中の一つ以上は、二つ以上で構成することもできる。例えば、第7パーティション1712の少なくとも一つの辺に、第5音響発生装置1600HRを向くように、第5-1パッド821を配置することができる。第5-1パッド821と向かい合う辺に、第5-3パッド823を配置することができる。第5-1パッド821および第5-3パッド823は、一つで構成することができ、これに限らず、第5-1パッド821および第5-3パッド823中の一つ以上は、二つ以上で構成することもできる。例えば、第7パーティション1712の少なくとも一つの辺に、第8音響発生装置1600BRを向くように、第8-1パッド831を配置することができる。第8-1パッド831と向かい合う辺に、第8-3パッド833を配置することができる。第8-1パッド831および第8-3パッド833は、一つで構成することができ、これに限らず、第8-1パッド831および第8-3パッド833中の一つ以上は、二つ以上で構成することもできる。
【0380】
第7パーティション1712の少なくとも一つの他の辺に、第11音響発生装置1600RCを向くようにパッドを配置することができる。例えば、第7パーティション1712の少なくとも一つの他の辺に、第11音響発生装置1600RCを向くように、第11-3パッド843を配置することができる。第11-3パッド843は、一つで構成することができ、これに限らず、二つ以上で構成することもできる。第7パーティション1712の少なくとも一つの他の辺に、第13音響発生装置1600HRCを向くようにパッドを配置することができる。例えば、第7パーティション1712の少なくとも一つの他の辺に、第13音響発生装置1600HRCを向くように、第13-3パッド853を配置することができる。第13-3パッド853は、一つで構成することができ、これに限らず、二つ以上で構成することもできる。第7パーティション1712の少なくとも一つの他の辺に、第15音響発生装置1600BRCを向くようにパッドを配置することができる。例えば、第7パーティション1712の少なくとも一つの他の辺に、第15音響発生装置1600BRCを向くように、第15-3パッド863を配置することができる。第15-3パッド863は、一つで構成することができ、これに限らず、二つ以上で構成することもできる。
【0381】
第4パーティション1713の少なくとも一つの辺および第5パーティション1714の少なくとも一つの辺に、第3音響発生装置1600C、第6音響発生装置1600HC、および第9音響発生装置1600BCの一つ以上を向くようにパッドを配置することができる。例えば、第4パーティション1713の少なくとも一つの辺に、第3音響発生装置1600Cを向くように、第3-1パッド911を配置することができる。例えば、第5パーティション1714の少なくとも一つの辺に、第3音響発生装置1600Cを向くように、第3-3パッド913を配置することができる。第3-1パッド911は、第3-3パッド913と向き合って配置することができる。例えば、第3-1パッド911と向かい合う第5パーティション1714の辺に、第3-3パッド913を配置することができる。第3-1パッド911および第3-3パッド913は、一つで構成することができ、これに限らず、第3-1パッド911および第3-3パッド913中の一つ以上は、二つ以上で構成することもできる。例えば、第4パーティション1713の少なくとも一つの辺に、第6音響発生装置1600HCを向くように、第6-1パッド921を配置することができる。例えば、第5パーティション1714の少なくとも一つの辺に、第6音響発生装置1600HCを向くように、第6-3パッド923を配置することができる。第6-1パッド921は、第6-3パッド923と向き合って配置することができる。例えば、第6-1パッド921と向かい合う第5パーティション1714の辺に、第6-3パッド923を配置することができる。第6-1パッド921および第6-3パッド923は、一つで構成することができ、これに限らず、第6-1パッド921および第6-3パッド923中の一つ以上は、二つ以上で構成することもできる。例えば、第4パーティション1713の少なくとも一つの辺に、第9音響発生装置1600BCを向くように、第9-1パッド931を配置することができる。例えば、第5パーティション1714の少なくとも一つの辺に、第9音響発生装置1600BCを向くように、第9-3パッド933を配置することができる。第9-1パッド931は、第9-3パッド933と向き合って配置することができる。例えば、第9-1パッド931と向かい合う第5パーティション1714の辺に、第9-3パッド933を配置することができる。第9-1パッド931および第9-3パッド933は、一つで構成することができ、これに限らず、第9-1パッド931および第9-3パッド933中の一つ以上は、二つ以上で構成することもできる。
【0382】
例えば、第4パーティション1713の少なくとも一つの他の辺に、第10音響発生装置1600LCを向くように、第10-3パッド743を配置することができる。例えば、第4パーティション1713の少なくとも一つの他の辺に、第12音響発生装置1600HLCを向くように、第12-3パッド753を配置することができる。例えば、第4パーティション1713の少なくとも一つの他の辺に、第14音響発生装置1600BLCを向くように、第14-3パッド763を配置することができる。第10-3パッド743、第12-3パッド753、および第14-3パッド763は、一つで構成することができ、これに限らず、第10-3パッド743、第12-3パッド753、および第14-3パッド763中の一つ以上は、二つ以上で構成することもできる。
【0383】
例えば、第5パーティション1714の少なくとも一つの他の辺に、第11音響発生装置1600RCを向くように、第11-1パッド841を配置することができる。例えば、第5パーティション1714の少なくとも一つの他の辺に、第13音響発生装置1600HRCを向くように、第13-1パッド851を配置することができる。例えば、第5パーティション1714の少なくとも一つの他の辺に、第15音響発生装置1600BRCを向くように、第15-1パッド861を配置することができる。第11-1パッド841、第13-1パッド851、および第15-1パッド861は、一つで構成することができ、これに限らず、第11-1パッド841、第13-1パッド851、および第15-1パッド861中の一つ以上は、二つ以上で構成することもできる。
【0384】
例えば、第1パーティション1721の少なくとも一つの辺に、第4音響発生装置1600HL、第5音響発生装置1600HR、第6音響発生装置1600HC、第12音響発生装置1600HLC、および第13音響発生装置1600HRCの一つ以上を向くようにパッドを配置することができる。例えば、第1パーティション1721の少なくとも一つの辺に、第4音響発生装置1600HLを向くように、第4-6パッド726を配置することができる。第4-6パッド726と向かい合う辺に、第4-5パッド725を配置することができ、第4-5パッド725は、第4音響発生装置1600HLを向くように配置することができる。第4-5パッド725および第4-6パッド726は、一つで構成することができ、これに限らず、第4-5パッド725および第4-6パッド726中の一つ以上は、二つ以上で構成することもできる。
【0385】
例えば、第1パーティション1721の少なくとも一つの辺に、第5音響発生装置1600HRを向くように、第5-6パッド826を配置することができる。第5-6パッド826と向かい合う辺に、第5-5パッド825を配置することができ、第5-5パッド825は、第5音響発生装置1600HRを向くように配置することができる。第5-5パッド825および第5-6パッド826は、一つで構成することができ、これに限らず、第5-5パッド825および第5-6パッド826中の一つ以上は、二つ以上で構成することもできる。
【0386】
例えば、第1パーティション1721の少なくとも一つの辺に、第6音響発生装置1600HCを向くように、第6-6パッド926を配置することができる。第6-6パッド926と向かい合う辺に、第6-5パッド925を配置することができ、第6-5パッド925は、第6音響発生装置1600HCを向くように配置することができる。第6-5パッド925および第6-6パッド926は、一つで構成することができ、これに限らず、第6-5パッド925および第6-6パッド926中の一つ以上は、二つ以上で構成することもできる。
【0387】
例えば、第1パーティション1721の少なくとも一つの辺に、第12音響発生装置1600HLCを向くように、第12-6パッド756を配置することができる。第12-6パッド756と向かい合う辺に、第12-5パッド755を配置することができ、第12-5パッド755は、第12音響発生装置1600HLCを向くように配置することができる。第12-5パッド755および第12-6パッド756は、一つで構成することができ、これに限らず、第12-5パッド755および第12-6パッド756中の一つ以上は、二つ以上で構成することもできる。
【0388】
例えば、第1パーティション1721の少なくとも一つの辺に、第13音響発生装置1600HRCを向くように、第13-6パッド856を配置することができる。第13-6パッド856と向かい合う辺に、第13-5パッド855を配置することができ、第13-5パッド855は、第13音響発生装置1600HRCを向くように配置することができる。第13-5パッド855および第13-6パッド856は、一つで構成することができ、これに限らず、第13-5パッド855および第13-6パッド856中の一つ以上は、二つ以上で構成することもできる。
【0389】
例えば、第1パーティション1721の少なくとも一つの他の辺に、第1音響発生装置1600L、第2音響発生装置1600R、第3音響発生装置1600C、第10音響発生装置1600LC、および第11音響発生装置1600RCの一つ以上を向くようにパッドを配置することができる。例えば、第1パーティション1721の少なくとも一つの他の辺に、第1音響発生装置1600Lを向くように、第1-5パッド715を配置することができる。例えば、第1パーティション1721の少なくとも一つの他の辺に、第2音響発生装置1600Rを向くように、第2-5パッド815を配置することができる。例えば、第1パーティション1721の少なくとも一つの他の辺に、第3音響発生装置1600Cを向くように、第3-5パッド915を配置することができる。例えば、第1パーティション1721の少なくとも一つの他の辺に、第10音響発生装置1600LCを向くように、第10-5パッド745を配置することができる。例えば、第1パーティション1721の少なくとも一つの辺に、第11音響発生装置1600RCを向くように、第11-5パッド845を配置することができる。第1-5パッド715、第2-5パッド815、第3-5パッド915、第10-5パッド745、および第11-5パッド845は、一つで構成することができ、これに限らず、第1-5パッド715、第2-5パッド815、第3-5パッド915、第10-5パッド745、および第11-5パッド845中の一つ以上は、二つ以上で構成することもできる。
【0390】
例えば、第2パーティション1722の少なくとも一つの辺に、第1音響発生装置1600L、第2音響発生装置1600R、第3音響発生装置1600C、第10音響発生装置1600LC、および第11音響発生装置1600RCの一つ以上を向くようにパッドを配置することができる。例えば、第2パーティション1722の少なくとも一つの辺に、第1音響発生装置1600Lを向くように、第1-6パッド716を配置することができる。例えば、第2パーティション1722の少なくとも一つの辺に、第2音響発生装置1600Rを向くように、第2-6パッド816を配置することができる。例えば、第2パーティション1722の少なくとも一つの辺に、第3音響発生装置1600Cを向くように、第3-6パッド916を配置することができる。例えば、第2パーティション1722の少なくとも一つの辺に、第10音響発生装置1600LCを向くように、第10-6パッド746を配置することができる。例えば、第2パーティション1722の少なくとも一つの辺に、第11音響発生装置1600RCを向くように、第11-6パッド846を配置することができる。第1-6パッド716、第2-6パッド816、第3-6パッド916、第10-6パッド746、および第11-6パッド846は、一つで構成することができ、これに限らず、第1-6パッド716、第2-6パッド816、第3-6パッド916、第10-6パッド746、および第11-6パッド846中の一つ以上は、二つ以上で構成することもできる。
【0391】
第1-5パッド715は、第1-6パッド716と向き合って配置することができる。例えば、第1-5パッド715と向かい合う第2パーティション1722の辺に、第1-6パッド716を配置することができる。第2-5パッド815は、第2-6パッド816と向き合って配置することができる。例えば、第2-5パッド815と向かい合う第2パーティション1722の辺に、第2-6パッド816を配置することができる。第3-5パッド915は、第3-6パッド916と向き合って配置することができる。例えば、第3-5パッド915と向かい合う第2パーティション1722の辺に、第3-6パッド916を配置することができる。第10-5パッド745は、第10-6パッド746と向き合って配置することができる。例えば、第10-5パッド745と向かい合う第2パーティション1722の辺に、第10-6パッド746を配置することができる。第11-5パッド715は、第11-6パッド716と向き合って配置することができる。例えば、第11-5パッド715と向かい合う第2パーティション1722の辺に、第11-6パッド716を配置することができる。
【0392】
例えば、第2パーティション1722の少なくとも一つの他の辺に、第7音響発生装置1600BL、第8音響発生装置1600BR、第9音響発生装置1600BC、第14音響発生装置1600BLC、および第15音響発生装置1600BRCの一つ以上を向くようにパッドを配置することができる。例えば、第2パーティション1722の少なくとも一つの他の辺に、第7音響発生装置1600BLを向くように、第7-5パッド735を配置することができる。例えば、第2パーティション1722の少なくとも一つの他の辺に、第8音響発生装置1600BRを向くように、第8-5パッド835を配置することができる。例えば、第2パーティション1722の少なくとも一つの他の辺に、第9音響発生装置1600BCを向くように、第9-5パッド935を配置することができる。例えば、第2パーティション1722の少なくとも一つの他の辺に、第14音響発生装置1600BLCを向くように、第14-5パッド765を配置することができる。例えば、第2パーティション1722の少なくとも一つの他の辺に、第15音響発生装置1600BRCを向くように、第15-5パッド865を配置することができる。第7-5パッド735、第8-5パッド835、第9-5パッド935、第14-5パッド765、および第15-5パッド865は、一つで構成することができ、これに限らず、第7-5パッド735、第8-5パッド835、第9-5パッド935、第14-5パッド765、および第15-5パッド865中の一つ以上は、二つ以上で構成することもできる。
【0393】
例えば、第3パーティション1723の少なくとも一つの辺に、第7音響発生装置1600BL、第8音響発生装置1600BR、第9音響発生装置1600BC、第14音響発生装置1600BLC、および第15音響発生装置1600BRCを向くようにパッドを配置することができる。例えば、第3パーティション1723の少なくとも一つの辺に、第7音響発生装置1600BLを向くように、第7-6パッド736を配置することができる。例えば、第3パーティション1723の少なくとも一つの辺に、第8音響発生装置1600BRを向くように、第8-6パッド836を配置することができる。例えば、第3パーティション1723の少なくとも一つの辺に、第9音響発生装置1600BCを向くように、第9-6パッド936を配置することができる。例えば、第3パーティション1723の少なくとも一つの辺に、第14音響発生装置1600BLCを向くように、第14-6パッド766を配置することができる。例えば、第3パーティション1723の少なくとも一つの辺に、第15音響発生装置1600BRCを向くように、第15-6パッド866を配置することができる。第7-6パッド736、第8-6パッド836、第9-6パッド936、第14-6パッド766、および第15-6パッド866は、一つで構成することができ、これに限らず、第7-6パッド736、第8-6パッド836、第9-6パッド936、第14-6パッド766、および第15-6パッド866中の一つ以上は、二つ以上で構成することもできる。実施例では、第1-1パッド711および第1-3パッド713の大きさが第1-5パッド715および第1-6パッド716のそれぞれの大きさよりも大きく示されているが、パッドの大きさが、本明細書の内容を限定するものではない。例えば、第1-1パッド711および第1-3パッド713の大きさが第1-5パッド715および第1-6パッド716のそれぞれの大きさよりも小さいか同じことができる。他のパッドの大きさも同じに、または類似に適用することができる。
図23Fで支持部材300の周辺には、パーティションを配置しないことがあり得る。支持部材300の周辺には、
図1Bで説明した接着部材によって支持部材300と表示パネル100を接着することができる。
【0394】
図23Gを参照すると、第1パーティション1721、第2パーティション1722、第4パーティション1713、第5パーティション1714、第6パーティション1711、第7パーティション1712、およびパーティション1750を含むことができる。パーティション1750の辺には、一つ以上のパッドを含むことができる。パーティション1750の一つの辺には、第4音響発生装置1600HLを向くように、第4-5パッド725を配置することができ、第5音響発生装置1600HRを向くように、第5-5パッド825を配置することができ、第6音響発生装置1600HCを向くように、第6-5パッド925を配置することができる。パーティション1750の一つの辺には、第12音響発生装置1600HLCを向くように、第12-5パッド755を配置することができ、第13音響発生装置1600HRCを向くように、第13-5パッド855を配置することができる。パーティション1750のもう一つの辺には、第7音響発生装置1600BLを向くように、第7-6パッド736を配置することができ、第8音響発生装置1600BRを向くように、第8-6パッド836を配置することができ、第9音響発生装置1600BCを向くように、第9-6パッド936を配置することができる。パーティション1750のもう一つの辺には、第14音響発生装置1600BLCを向くように、第14-6パッド766を配置することができ、第15音響発生装置1600BRCを向くように、第15-6パッド866を配置することができる。パーティション1750を構成することにより、表示パネルの背面に配置する音響発生装置の固定力を向上させることができ、表示パネルの端または縁からの音響の漏れを減少させることができるので、音響出力特性を向上させることができる。パーティション1750を構成することにより、表示パネルの背面に配置する音響発生装置の固定力を向上させることができ、表示パネルの端または縁からの音響の漏れを減少させることができるので、音響出力特性を向上させることができる。残りの構成は、
図23Fを参照して説明した内容と同一または類似するので、詳細な説明を省略する。
【0395】
図23Hを参照すると、第1パーティション1721および第2パーティション1722は、ベント部を含むことができる。残りの構成は、
図23Fと同一または類似するので、詳細な説明を省略する。第1パーティション1721は、一つ以上のベント部を含むことができる。例えば、第1パーティション1721は、第1音響発生装置1600Lに向かう第1ベント部701を含むことができ、第10音響発生装置1600LCに向かう第7ベント部707を含むことができる。第1パーティション1721は、第2音響発生装置1600Rに向かう第2ベント部702を含むことができ、第11音響発生装置1600RCに向かう第8ベント部708を含むことができる。第1パーティション1721は、第3音響発生装置1600Cに向かう第3ベント部703を含むことができる。
【0396】
第2パーティション1722は、一つ以上のベント部を含むことができる。例えば、第2パーティション1722は、第1音響発生装置1600Lに向かう第4ベント部704を含むことができ、第10音響発生装置1600LCに向かう第9ベント部709を含むことができる。第2パーティション1722は、第2音響発生装置1600Rに向かう第5ベント部705を含むことができ、第11音響発生装置1600RCに向かう第10ベント部710を含むことができる。第2パーティション1722は、第3音響発生装置1600Cに向かう第6ベント部706を含むことができる。
【0397】
第3パーティション1723は、ベント部を含むことができるが、これに限定されるものではない。例えば、第3パーティション1723は、第7音響発生装置1600BL、第8音響発生装置1600BR、第9音響発生装置1600BC、第14音響発生装置1600BLC、および第15音響発生装置1600BRCに向かうベント部を含むことができる。
【0398】
ベント部は、音響発生装置の中心部で開いた構造を有することができ、これに限定されず、「V」字型の塞がった構造を有することができる。ベント部が、音響発生装置の中心部で開いた構造を有する場合には、塞がった構造を有する場合よりも材料費を削減することができる利点がある。音響特性の実験によると、ベント部は、音響発生装置の中心部で開いた構造を有する場合と塞がった構造を有する場合に、発明者らは音響特性の違いが微々またはないことを確認した。したがって、第1パーティション1721、第2パーティション1722、および第3パーティション1723中の一つは、一つ以上のベント部を含むことにより、音響発生装置の定在波による音圧の減少現象を減らすことができる。
【0399】
図23Iを参照すると、第1パーティション1721および第2パーティション1722は、一つ以上のベント部を含み、パーティション1750を配置することができる。これに限らず、第1パーティション1721、第2パーティション1722、および第3パーティション1723は、一つ以上のベント部を含み、パーティション1750を配置することができる。例えば、
図24Iのように構成することができる。パーティション1750を構成することにより、表示パネルの背面に配置する音響発生装置の固定力を向上させることができ、表示パネルの端または縁からの音響の漏れを減少させることができるので、音響出力特性を向上させることができる。残りの構成は、
図23Gおよび
図23Hと同一または類似するので、詳細な説明を省略する。
【0400】
図24A~
図24Iは、本明細書の実施例に係る音響発生装置と、パーティションの例を示す図である。
【0401】
【0402】
図24A~
図24Iを参照すると、第1ウーファー一体型音響発生装置(W3)は、第1音響発生装置1600Lおよび第4音響発生装置1600HL中の一つと対称的に配置することができる。例えば、第1ウーファー一体型音響発生装置(W3)は、第1音響発生装置1600Lおよび第4音響発生装置1600HL中の一つと同一線上に配置することができる。第2ウーファー一体型音響発生装置(W4)は、第2音響発生装置1600Rおよび第5音響発生装置1600HR中の一つと対称的に配置することができる。例えば、第2ウーファー一体型音響発生装置(W4)は、第2音響発生装置1600Rおよび第5音響発生装置1600HR中の一つと同一線上に配置することができる。このように構成する場合、音の再生位置を同一線上に整列することができるので、非対称構成に比べて、同一位置で音が再生されるような効果を与えることができる。これにより、音の位置に対する認知感を向上することができるので、音響の定位感を向上することができる。
図24Fおよび
図24Gを参照すると、第7-5パッド735および第7-6パッド736は、第1-5パッド715、第1-6パッド716、第4-5パッド725、および第4-6パッド726中の一つと対称的に配置することができる。第8-5パッド835および第8-6パッド836は、第2-5パッド815、第2-6パッド816、第5-5パッド825、および第5-6パッド826中の一つと対称的に配置することができる。
図24Hおよび
図24Iを参照すると、第11ベント部801は、第1ベント部701および第4ベント部704中の一つと対称的に配置することができ、第12ベント部802は、第2ベント部702および第5ベント部705中の一つと対称的に配置することができる。
【0403】
他の例としては、第1ウーファー一体型音響発生装置(W3)は、第1音響発生装置1600Lおよび第4音響発生装置1600HL中の一つと非対称に配置することができる。第2ウーファー一体型音響発生装置(W4)は、第2音響発生装置1600Rおよび第5音響発生装置1600HR中の一つと非対称に配置することができる。このように構成する場合、第1ウーファー一体型音響発生装置(W3)が発生させる振動および定在波と第1音響発生装置1600Lまたは第4音響発生装置1600HLが発生させる振動および定在波間の振動の干渉による音響補強または相殺を減らすことができる。再生する音源による振動の他に、外部の干渉による不要な音響補強または相殺干渉は音の歪みを発生させて音質劣化の原因となり得るが、第1音響発生装置1600Lおよび第4音響発生装置1600HL中の一つと第1ウーファー一体型音響発生装置(W3)の非対称構造は、これを防止して、原音に近い自然な音響を再生することができる。第2ウーファー一体型音響発生装置(W4)が発生させる振動および定在波と第2音響発生装置1600Rまたは第5音響発生装置1600HRが発生させる振動および定在波間の振動の干渉による音響補強または相殺を減らすことができる。再生する音源による振動の他に、外部の干渉による不要な音響補強または相殺干渉は音の歪みを発生させて音質劣化の原因となり得るが、第2音響発生装置1600Rおよび第5音響発生装置1600HR中の一つと第2ウーファー一体型音響発生装置(W4)の非対称構造は、これを防止して、原音に近い自然な音響を再生することができる。
図24Fおよび
図24Gを参照すると、第7-5パッド735および第7-6パッド736は、第1-5パッド715、第1-6パッド716、第4-5パッド725、および第4-6パッド726中の一つと非対称に配置することができる。第8-5パッド835および第8-6パッド836は、第2-5パッド815、第2-6パッド816、第5-5パッド825、および第5-6パッド826中の一つと非対称に配置することができる。
図24Hおよび
図24Iを参照すると、第11ベント部801は、第1ベント部701および第4ベント部704中の一つと非対称に配置することができ、第12ベント部802は、第2ベント部702および第5ベント部705中の一つと非対称に配置することができる。
図24F~
図24Iを参照すると、パッドは一つで構成することができ、これに限らず、パッド中の一つは、二つ以上で構成することもできる。
【0404】
図24A~
図24Iを参照すると、第1ウーファー一体型音響発生装置(W3)は、第9音響発生装置1600BC、第14音響発生装置1600BLC、および第15音響発生装置1600BRC中の一つと対称的に配置することができる。例えば、第1ウーファー一体型音響発生装置(W3)は、第9音響発生装置1600BC、第14音響発生装置1600BLC、および第15音響発生装置1600BRC中の一つと同一線上に配置することができる。第2ウーファー一体型音響発生装置(W4)は、第9音響発生装置1600BC、第14音響発生装置1600BLC、および第15音響発生装置1600BRC中の一つと対称的に配置することができる。例えば、第2ウーファー一体型音響発生装置(W4)は、第9音響発生装置1600BC、第14音響発生装置1600BLC、および第15音響発生装置1600BRC中の一つと同一線上に配置することができる。このように構成する場合には、音の再生位置を同一線上に整列することができるので、非対称構成に比べて、同一位置で音が再生されるような効果を与えることができる。これにより、音の位置に対する認知感を向上することができるので、音響の定位感を向上することができる。
図24Fおよび
図24Gを参照すると、第7-1パッド731および第7-3パッド733は、第9-1パッド931、第9-3パッド933、第14-1パッド761、第14-3パッド763、第15-1パッド861、および第15-3パッド863中の一つと対称的に配置することができる。第8-1パッド831および第8-3パッド833は、第9-1パッド931、第9-3パッド933、第14-1パッド761、第14-3パッド763、第15-1パッド861、および第15-3パッド863中の一つと対称的に配置することができる。
【0405】
他の例としては、第1ウーファー一体型音響発生装置(W3)は、第9音響発生装置1600BC、第14音響発生装置1600BLC、および第15音響発生装置1600BRC中の一つと非対称に配置することができる。第2ウーファー一体型音響発生装置(W4)は、第9音響発生装置1600BC、第14音響発生装置1600BLC、および第15音響発生装置1600BRC中の一つと非対称に配置することができる。このように構成する場合、第1ウーファー一体型音響発生装置(W3)が発生させる振動および定在波と第9音響発生装置1600BC、または第14音響発生装置1600BLC、または第15音響発生装置1600BRCが発生させる振動および定在波間の振動の干渉による音響補強または相殺を減らすことができる。再生する音源による振動の他に、外部の干渉による不要な音響補強または相殺干渉は音の歪みを発生させて音質劣化の原因となり得るが、第9音響発生装置1600BC、第14音響発生装置1600BLC、および第15音響発生装置1600BRC中の一つと第1ウーファー一体型音響発生装置(W3)の非対称構造は、これを防止して、原音に近い自然な音響を再生することができる。第2ウーファー一体型音響発生装置(W4)が発生させる振動および定在波と第9音響発生装置1600BC、または第14音響発生装置1600BLC、または第15音響発生装置1600BRCが発生させる振動および定在波間の振動の干渉による音響補強または相殺を減らすことができる。再生する音源による振動の他に、外部の干渉による不要な音響補強または相殺干渉は音の歪みを発生させて音質劣化の原因となり得るが、第9音響発生装置1600BC、第14音響発生装置1600BLC、および第15音響発生装置1600BRC中の一つと、第2ウーファー一体型音響発生装置(W4)の非対称構造は、これを防止して、原音に近い自然な音響を再生することができる。
図24Fおよび
図24Gを参照すると、第7-1パッド731および第7-3パッド733は、第9-1パッド931、第9-3パッド933、第14-1パッド761、第14-3パッド763、第15-1パッド861、および第15-3パッド863中の一つと非対称に配置することができる。第8-1パッド831および第8-3パッド833は、第9-1パッド931、第9-3パッド933、第14-1パッド761、第14-3パッド763、第15-1パッド861、および第15-3パッド863中の一つと非対称に配置することができる。
【0406】
第1音響発生装置1600L、第2音響発生装置1600R、第3音響発生装置1600C、第4音響発生装置1600HL、第5音響発生装置1600HR、第6音響発生装置1600HC、第9音響発生装置1600BC、第10音響発生装置1600LC、第11音響発生装置1600RC、第12音響発生装置1600HLC、第13音響発生装置1600HRC、第14音響発生装置1600BLC、第15音響発生装置1600BRC、第1ウーファー一体型音響発生装置(W3)、および第2ウーファー一体型音響発生装置(W4)は、約60Hz~40kHzまたは約80Hz~40kHzの音響を出力することができる。したがって、表示装置は、15.1チャンネルの音響を出力することができる。
【0407】
図24Fを参照すると、第1パーティション1721、第2パーティション1722、第3パーティション1723、第4パーティション1713、第5パーティション1714、第6パーティション1711、および第7パーティション1712中の一つは、少なくとも一つの辺に音響発生装置を向くようにパッドを配置することができる。例えば、第6パーティション1711の少なくとも一つの辺に、第1ウーファー一体型音響発生装置(W3)を向くように、第7-3パッド733を配置することができる。第7-3パッド733と向かい合う辺に、第7-1パッド731を配置することができる。例えば、第2パーティション1722の少なくとも一つの辺に、第1ウーファー一体型音響発生装置(W3)を向くように、第7-5パッド735を配置することができる。例えば、第3パーティション1723の少なくとも一つの辺に、第1ウーファー一体型音響発生装置(W3)を向くように、第7-6パッド736を配置することができる。第7-5パッド735は、第7-6パッド736と向き合って配置することができる。例えば、第7-5パッド735と向かい合う第3パーティション1723の辺に、第7-6パッド736を配置することができる。
【0408】
例えば、第7パーティション1712の少なくとも一つの辺に、第2ウーファー一体型音響発生装置(W4)を向くように、第8-1パッド831を配置することができる。第8-1パッド831と向かい合う辺に、第8-3パッド833を配置することができ、第8-3パッド833は、第2ウーファー一体型音響発生装置(W4)を向くように配置することができる。例えば、第2パーティション1722の少なくとも一つの辺に、第2ウーファー一体型音響発生装置(W4)を向くように、第8-5パッド835を配置することができる。例えば、第3パーティション1723の少なくとも一つの辺に、第2ウーファー一体型音響発生装置(W4)を向くように、第8-6パッド836を配置することができる。第8-5パッド835は、第8-6パッド836と向き合って配置することができる。例えば、第8-5パッド835と向かい合う第3パーティション1723の辺に、第8-6パッド836を配置することができる。
【0409】
図24Gを参照すると、第1パーティション1721、第2パーティション1722、第4パーティション1713、第5パーティション1714、第6パーティション1711、第7パーティション1712、およびパーティション1750を含むことができる。パーティション1750の辺には、一つ以上のパッドを含むことができる。パーティション1750の一つの辺には、第4音響発生装置1600HLを向くように、第4-5パッド725を配置することができ、第5音響発生装置1600HRを向くように、第5-5パッド825を配置することができ、第6音響発生装置1600HCを向くように、第6-5パッド925を配置することができる。パーティション1750の一つの辺には、第12音響発生装置1600HLCを向くように、第12-5パッド755を配置することができ、第13音響発生装置1600HRCを向くように、第13-5パッド855を配置することができる。パーティション1750のもう一つの辺には、第1ウーファー一体型音響発生装置(W3)を向くように、第7-6パッド736を配置することができ、第2ウーファー一体型音響発生装置(W4)を向くように第8-6パッド836を配置することができ、第9音響発生装置1600BCを向くように、第9-6パッド936を配置することができる。パーティション1750のもう一つの辺には、第14音響発生装置1600BLCを向くように、第14-6パッド766を配置することができ、第15音響発生装置1600BRCを向くように、第15-6パッド866を配置することができる。パーティション1750を構成することにより、表示パネルの背面に配置する音響発生装置の固定力を向上させることができ、表示パネルの端または縁からの音響の漏れを減少させることができるので、音響出力特性を向上させることができる。パーティション1750を構成することにより、表示パネルの背面に配置する音響発生装置の固定力を向上させることができ、表示パネルの端または縁からの音響の漏れを減少させることができるので、音響出力特性を向上させることができる。残りの構成は、
図24Fを参照して説明した内容と同一または類似するので、詳細な説明を省略する。
【0410】
図24Hと
図24Iを参照すると、第1パーティション1721、第2パーティション1722、および第3パーティション1723中の一つは、一つ以上のベント部を含むことができる。第1パーティション1721は、一つ以上のベント部を含むことができる。例えば、第1パーティション1721は、第1音響発生装置1600Lに向かう第1ベント部701を含むことができ、第10音響発生装置1600LCに向かう第7ベント部707を含むことができる。第1パーティション1721は、第2音響発生装置1600Rに向かう第2ベント部702を含むことができ、第11音響発生装置1600RCに向かう第8ベント部708を含むことができる。第1パーティション1721は、第3音響発生装置1600Cに向かう第3ベント部703を含むことができる。
【0411】
第2パーティション1722は、一つ以上のベント部を含むことができる。例えば、第2パーティション1722は、第1音響発生装置1600Lを向くように第4ベント部704を含むことができ、第10音響発生装置1600LCを向くように、第9ベント部709を含むことができる。第2パーティション1722は、第2音響発生装置1600Rを向くように第5ベント部705を含むことができ、第11音響発生装置1600RCを向くように、第10ベント部710を含むことができる。第2パーティション1722は、第3音響発生装置1600Cを向くように、第6ベント部706を含むことができる。
【0412】
第3パーティション1723は、一つ以上のベント部を含むことができる。例えば、第3パーティション1723は、第1ウーファー一体型音響発生装置(W3)に向かう第11ベント部801を含むことができ、第2ウーファー一体型音響発生装置(W4)に向かう第12ベント部802を含むことができる。第3パーティション1723は、第14音響発生装置1600BLCに向かう第14ベント部804を含むことができ、第15音響発生装置1600BRCに向かう第15ベント部805を含むことができる。第3パーティション1723は、第9音響発生装置1600BCを向くように第13ベント部803を含むことができる。第3パーティション1723は、ベントしていない形状で構成することができるが、これに限定されるものではない。例えば、
図23Hのように、第3パーティション1723は、ベントしていない形状で構成することができるが、これに限定されるものではない。
【0413】
図24Iを参照すると、第1パーティション1721、第2パーティション1722、および第3パーティション1723中の一つは、一つ以上のベント部を含み、パーティション1750を配置することができる。第3パーティション1723は、ベントしていない形状で構成することができるが、これに限定されるものではない。例えば、
図23Iのように、第3パーティション1723は、ベントしていない形状で構成することができるが、これに限定されるものではない。パーティション1750は、支持部材300の周辺に配置することができる。パーティション1750を構成することにより、表示パネルの背面に配置する音響発生装置の固定力を向上させることができ、表示パネルの端または縁からの音響の漏れを減少させることができるので、音響出力特性を向上させることができる。残りの構成は、
図24Gおよび
図24Hと同一または類似するので、詳細な説明を省略する。
【0414】
図25A~
図25Iは、本明細書の実施例に係る音響発生装置と、パーティションの例を示す図である。
【0415】
図25A~
図25Iを参照すると、第14領域14に第1ウーファー一体型音響発生装置(W3)および第15領域15に第2ウーファー一体型音響発生装置(W4)を配置することができる。
図15A~
図15I、
図18A~
図20I、および/または
図23A~
図24Iで説明した内容と同一の内容については説明を省略し、または簡単にすることができる。
【0416】
図25A~
図25Iを参照すると、第1ウーファー一体型音響発生装置(W3)は、第10音響発生装置1600LCおよび第12音響発生装置1600HLC中の一つと対称的に配置することができる。例えば、第1ウーファー一体型音響発生装置(W3)は、第10音響発生装置1600LCおよび第12音響発生装置1600HLC中の一つと同一線上に配置することができる。第2ウーファー一体型音響発生装置(W4)は、第11音響発生装置1600RCおよび第13音響発生装置1600HRC中の一つと対称的に配置することができる。例えば、第2ウーファー一体型音響発生装置(W4)は、第11音響発生装置1600RCおよび第13音響発生装置1600HRC中の一つと同一線上に配置することができる。このように構成する場合、音の再生位置を同一線上に整列することができるので、非対称構成に比べて、同一位置で音が再生されるような効果を与えることができる。これにより、音の位置に対する認知感を向上することができるので、音響の定位感を向上することができる。
図25Fおよび
図25Gを参照すると、第14-5パッド765および第14-6パッド766は、第10-5パッド745、第10-6パッド746、第12-5パッド755、および第12-6パッド756中の一つと対称的に配置することができる。第15-5パッド865および第15-6パッド866は、第11-5パッド845、第11-6パッド846、第13-5パッド855、および第13-6パッド856中の一つと対称的に配置することができる。
図25Hおよび
図25Iを参照すると、第14ベント部804は、第7ベント部707および第9ベント部709中の一つと対称的に配置することができ、第15ベント部805は、第8ベント部708および第10ベント部710中の一つと対称的に配置することができる。
【0417】
他の例としては、第1ウーファー一体型音響発生装置(W3)は、第10音響発生装置1600LCおよび第12音響発生装置1600HLC中の一つと非対称に配置することができる。第2ウーファー一体型音響発生装置(W4)は、第11音響発生装置1600RCおよび第13音響発生装置1600HRC中の一つと非対称に配置することができる。このように構成する場合、第1ウーファー一体型音響発生装置(W3)が発生させる振動および定在波と、第10音響発生装置1600LCまたは第12音響発生装置1600HLCが発生させる振動および定在波間の振動の干渉による音響補強または相殺を減らすことができる。再生する音源による振動の他に、外部の干渉による不要な音響補強または相殺干渉は音の歪みを発生させて音質劣化の原因となり得るが、第10音響発生装置1600LCおよび第12音響発生装置1600HLC中の一つと第1ウーファー一体型音響発生装置(W3)の非対称構造は、これを防止して、原音に近い自然な音響を再生することができる。第2ウーファー一体型音響発生装置(W4)が発生させる振動および定在波と、第11音響発生装置1600RC又は第13音響発生装置1600HRCが発生させる振動および定在波間の振動の干渉による音響補強または相殺を減らすことができる。再生する音源による振動の他に、外部の干渉による不要な音響補強または相殺干渉は音の歪みを発生させて音質劣化の原因となり得るが、第11音響発生装置1600RCおよび第13音響発生装置1600HRC中の一つと第2ウーファー一体型音響発生装置(W4)の非対称構造は、これを防止して、原音に近い自然な音響を再生することができる。
図25Fおよび
図25Gを参照すると、第14-5パッド765および第14-6パッド766は、第10-5パッド745、第10-6パッド746、第12-5パッド755、および第12-6パッド756中の一つと非対称に配置することができる。第15-5パッド865および第15-6パッド866は、第11-5パッド845、第11-6パッド846、第13-5パッド855、および第13-6パッド856中の一つと非対称に配置することができる。
図25Hおよび
図25Iを参照すると、第14ベント部804は、第7ベント部707および第9ベント部709中の一つと非対称に配置することができ、第15ベント部805は、第8ベント部708および第10ベント部710中の一つと非対称に配置することができる。
図25F~
図25Iを参照すると、パッドは一つで構成することができ、これに限らず、パッド中の一つは、二つ以上で構成することもできる。
【0418】
図25A~
図25Iを参照すると、第1ウーファー一体型音響発生装置(W3)は、第7音響発生装置1600BL、第8音響発生装置1600BR、および第9音響発生装置1600BC中の一つと対称的に配置することができる。例えば、第1ウーファー一体型音響発生装置(W3)は、第7音響発生装置1600BL、第8音響発生装置1600BR、および第9音響発生装置1600BC中の一つと同一線上に配置することができる。第2ウーファー一体型音響発生装置(W4)は、第7音響発生装置1600BL、第8音響発生装置1600BR、および第9音響発生装置1600BC中の一つと対称的に配置することができる。例えば、第2ウーファー一体型音響発生装置(W4)は、第7音響発生装置1600BL、第8音響発生装置1600BR、および第9音響発生装置1600BC中の一つと同一線上に配置することができる。このように構成する場合、音の再生位置を同一線上に整列することができるので、非対称構成に比べて、同一位置で音が再生されるような効果を与えることができる。これにより、音の位置に対する認知感を向上することができるので、音響の定位感を向上することができる。
図25Fおよび
図25Gを参照すると、第14-1パッド761および第14-3パッド763は、第7-1パッド731、第7-3パッド733、第8-1パッド831、第8-3パッド833、第9-1パッド931、および第9-3パッド933中の一つと対称的に配置することができる。第15-1パッド861および第15-3パッド863は、第7-1パッド731、第7-3パッド733、第8-1パッド831、第8-3パッド833、第9-1パッド931、および第9-3パッド933中の一つと対称的に配置することができる。
【0419】
他の例としては、第1ウーファー一体型音響発生装置(W3)は、第7音響発生装置1600BL、第8音響発生装置1600BR、および第9音響発生装置1600BC中の一つと非対称に配置することができる。第2ウーファー一体型音響発生装置(W4)は、第7音響発生装置1600BL、第8音響発生装置1600BR、および第9音響発生装置1600BC中の一つと非対称に配置することができる。このように構成する場合、第1ウーファー一体型音響発生装置(W3)が発生させる振動および定在波と、第7音響発生装置1600BL、または第8音響発生装置1600BR、または第9音響発生装置1600BCが発生させる振動および定在波間の振動の干渉による音響補強または相殺を減らすことができる。再生する音源による振動の他に、外部の干渉による不要な音響補強または相殺干渉は音の歪みを発生させて音質劣化の原因となり得るが、第7音響発生装置1600BL、第8音響発生装置1600BR、および第9音響発生装置1600BC中の一つと第1ウーファー一体型音響発生装置(W3)の非対称構造は、これを防止して、原音に近い自然な音響を再生することができる。第2ウーファー一体型音響発生装置(W4)が発生させる振動および定在波と第7音響発生装置1600BL、または第8音響発生装置1600BR、または第9音響発生装置1600BCが発生させる振動および定在波間の振動の干渉による音響補強または相殺を減らすことができる。再生する音源による振動の他に、外部の干渉による不要な音響補強または相殺干渉は音の歪みを発生させて音質劣化の原因となり得るが、第7音響発生装置1600BL、第8音響発生装置1600BR、および第9音響発生装置1600BC中の一つと、第2ウーファー一体型音響発生装置(W4)の非対称構造は、これを防止して、原音に近い自然な音響を再生することができる。
図25Fおよび
図25Gを参照すると、第14-1パッド761および第14-3パッド763は、第7-1パッド731、第7-3パッド733、第8-1パッド831、第8-3パッド833、第9-1パッド931、および第9-3パッド933中の一つと非対称に配置することができる。第15-1パッド861および第15-3パッド863は、第7-1パッド731、第7-3パッド733、第8-1パッド831、第8-3パッド833、第9-1パッド931、および第9-3パッド933中の一つと非対称に配置することができる。
【0420】
第1音響発生装置1600L、第2音響発生装置1600R、第3音響発生装置1600C、第4音響発生装置1600HL、第5音響発生装置1600HR、第6音響発生装置1600HC、第7音響発生装置1600BL、第8音響発生装置1600BR、第9音響発生装置1600BC、第10音響発生装置1600LC、第11音響発生装置1600RC、第12音響発生装置1600HLC、および第13音響発生装置1600HRCは、80Hz~40kHzの音響を出力することができ、第1ウーファー一体型音響発生装置(W3)および第2ウーファー一体型音響発生装置(W4)は、60Hz~40kHzの音響を出力することができる。したがって、表示装置は、15.1チャンネルの音響を出力することができる。
【0421】
図25Fを参照すると、第1パーティション1721、第2パーティション1722、第3パーティション1723第4パーティション1713、第5パーティション1714、第6パーティション1711、および第7パーティション1712中の一つは、少なくとも一つの辺に音響発生装置を向くようにパッドを配置することができる。例えば、第6パーティション1711の少なくとも一つの辺に、第1ウーファー一体型音響発生装置(W3)を向くように、第14-1パッド761を配置することができる。例えば、第4パーティション1713の少なくとも一つの辺に、第1ウーファー一体型音響発生装置(W3)を向くように、第14-3パッド763を配置することができる。第14-1パッド761は、第14-3パッド763と向き合って配置することができる。例えば、第14-1パッド761と向かい合う第4パーティション1713の辺に、第14-3パッド763を配置することができる。
【0422】
例えば、第2パーティション1722の少なくとも一つの辺に、第1ウーファー一体型音響発生装置(W3)を向くように、第14-5パッド765を配置することができる。例えば、第3パーティション1723の少なくとも一つの辺に、第1ウーファー一体型音響発生装置(W3)を向くように、第14-6パッド766を配置することができる。第14-5パッド765は、第14-6パッド766と向き合って配置することができる。例えば、第14-5パッド765と向かい合う第3パーティション1723の辺に、第14-6パッド766を配置することができる。
【0423】
例えば、第5パーティション1714の少なくとも一つの辺に、第2ウーファー一体型音響発生装置(W4)を向くように、第15-1パッド861を配置することができる。第15-1パッド861と向かい合う辺に、第15-3パッド863を配置することができ、第15-3パッド863は、第2ウーファー一体型音響発生装置(W4)を向くように配置することができる。例えば、第2パーティション1722の少なくとも一つの辺に、第2ウーファー一体型音響発生装置(W4)を向くように、第15-5パッド865を配置することができる。例えば、第3パーティション1723の少なくとも一つの辺に、第2ウーファー一体型音響発生装置(W4)を向くように、第15-6パッド866を配置することができる。第15-5パッド865は、第15-6パッド866と向き合って配置することができる。例えば、第15-5パッド865と向かい合う第3パーティション1723の辺に、第15-6パッド866を配置することができる。
【0424】
図25Gを参照すると、第1パーティション1721、第2パーティション1722、第4パーティション1713、第5パーティション1714、第6パーティション1711、第7パーティション1712、およびパーティション1750を含むことができる。パーティション1750の辺には、一つ以上のパッドを含むことができる。パーティション1750の一つの辺には、第4音響発生装置1600HLを向くように、第4-5パッド725を配置することができ、第5音響発生装置1600HRを向くように、第5-5パッド825を配置することができ、第6音響発生装置1600HCを向くように、第6-5パッド925を配置することができる。パーティション1750の一つの辺には、第12音響発生装置1600HLCを向くように、第12-5パッド755を配置することができ、第13音響発生装置1600HRCを向くように、第13-5パッド855を配置することができる。パーティション1750のもう一つの辺には、第7音響発生装置1600BLを向くように、第7-6パッド736を配置することができ、第8音響発生装置1600BRを向くように、第8-6パッド836を配置することができ、第9音響発生装置1600BCを向くように、第9-6パッド936を配置することができる。パーティション1750のもう一つの辺には、第1ウーファー一体型音響発生装置(W3)を向くように、第14-6パッド766を配置することができ、第2ウーファー一体型音響発生装置(W4)を向くように第15-6パッド866を配置することができる。パーティション1750を構成することにより、表示パネルの背面に配置する音響発生装置の固定力を向上させることができ、表示パネルの端または縁からの音響の漏れを減少させることができるので、音響出力特性を向上させることができる。パーティション1750を構成することにより、表示パネルの背面に配置する音響発生装置の固定力を向上させることができ、表示パネルの端または縁からの音響の漏れを減少させることができるので、音響出力特性を向上させることができる。残りの構成は、
図25Fを参照して説明した内容と同一または類似するので、詳細な説明を省略する。
【0425】
図25Hと
図25Iを参照すると、第1パーティション1721、第2パーティション1722、および第3パーティション1723中の一つは、一つ以上のベント部を含むことができる。第1パーティション1721は、一つ以上のベント部を含むことができる。例えば、第1パーティション1721は、第1音響発生装置1600Lに向かう第1ベント部701を含むことができ、第10音響発生装置1600LCに向かう第7ベント部707を含むことができる。第1パーティション1721は、第2音響発生装置1600Rに向かう第2ベント部702を含むことができ、第11音響発生装置1600RCに向かう第8ベント部708を含むことができる。第1パーティション1721は、第3音響発生装置1600Cに向かう第3ベント部703を含むことができる。
【0426】
第2パーティション1722は、一つ以上のベント部を含むことができる。例えば、第2パーティション1722は、第1音響発生装置1600Lに向かう第4ベント部704を含むことができ、第10音響発生装置1600LCに向かう第9ベント部709を含むことができる。第2パーティション1722は、第2音響発生装置1600Rに向かう第5ベント部705を含むことができ、第11音響発生装置1600RCに向かう第10ベント部710を含むことができる。第2パーティション1722は、第3音響発生装置1600Cに向かう第6ベント部706を含むことができる。
【0427】
第3パーティション1723は、一つ以上のベント部を含むことができる。例えば、第3パーティション1723は、第7音響発生装置1600BLに向かう第11ベント部801を含むことができ、第1ウーファー一体型音響発生装置(W3)に向かう第14ベント部804を含むことができる。第3パーティション1723は、第8音響発生装置1600BRに向かう第12ベント部802を含むことができ、第2ウーファー一体型音響発生装置(W4)に向かう第15ベント部805を含むことができる。第3パーティション1723は、第9音響発生装置1600BCに向かう第13ベント部803を含むことができる。第3パーティション1723は、ベントしていない形状で構成することができるが、これに限定されるものではない。例えば、第3パーティション1723は、第7音響発生装置1600BL、第1ウーファー一体型音響発生装置(W3)、第2ウーファー一体型音響発生装置(W4)、第8音響発生装置1600BR、および第9音響発生装置1600BCに向かうベント部を含まないことができる。例えば、
図23Hのように、第3パーティション1723は、ベントしていない形状で構成することができるが、これに限定されるものではない。
【0428】
図25Iを参照すると、第1パーティション1721、第2パーティション1722、および第3パーティション1723中の一つは、一つ以上のベント部を含み、パーティション1750を配置することができる。第3パーティション1723は、ベントしていない形状で構成することができるが、これに限定されるものではない。例えば、第3パーティション1723は、第7音響発生装置1600BL、第1ウーファー一体型音響発生装置(W3)、第2ウーファー一体型音響発生装置(W4)、第8音響発生装置1600BR、および第9音響発生装置1600BCを向くようにベント部を含まないことがあり得る。例えば、
図23Iのように、第3パーティション1723は、ベントしていない形状で構成することができるが、これに限定されるものではない。パーティション1750は、支持部材300の周辺に配置することができる。
【0429】
図26A~
図26Iは、本明細書の実施例に係る音響発生装置と、パーティションの例を示す図である。
【0430】
図26A~
図26Iを参照すると、第1領域1に第1ウーファー一体型音響発生装置(W3)および第2領域2に第2ウーファー一体型音響発生装置(W4)を配置することができる。
図15A~
図15I、
図18A~
図20i、および/または
図23A~
図25Iで説明した内容と同一の内容については説明を省略し、または簡単にすることができる。
【0431】
図26A~
図26Iを参照すると、第1ウーファー一体型音響発生装置(W3)は、第4音響発生装置1600HLおよび第7音響発生装置1600BL中の一つと対称的に配置することができる。例えば、第1ウーファー一体型音響発生装置(W3)は、第4音響発生装置1600HLおよび第7音響発生装置1600BL中の一つと同一線上に配置することができる。第2ウーファー一体型音響発生装置(W4)は、第5音響発生装置1600HRおよび第8音響発生装置1600BR中の一つと対称的に配置することができる。例えば、第2ウーファー一体型音響発生装置(W4)は、第5音響発生装置1600HRおよび第8音響発生装置1600BR中の一つと同一線上に配置することができる。このように構成する場合、音の再生位置を同一線上に整列することができるので、非対称構成に比べて、同一位置で音が再生されるような効果を与えることができる。これにより、音の位置に対する認知感を向上することができるので、音響の定位感を向上することができる。
図26Fおよび
図26Gを参照すると、第1-5パッド715および第1-6パッド716は、第4-5パッド725、第4-6パッド726、第7-5パッド735、および第7-6パッド736中の一つと対称的に配置することができる。第2-5パッド815および第2-6パッド816は、第5-5パッド825、第5-6パッド826、第8-5パッド835、および第8-6パッド836中の一つと対称的に配置することができる。
図26Hと
図26Iを参照すると、第1ベント部701は、第4ベント部704および第11ベント部801中の一つと対称的に配置することができ、第2ベント部702は、第5ベント部705および第12ベント部802中の一つと対称的に配置することができる。
【0432】
他の例としては、第1ウーファー一体型音響発生装置(W3)は、第4音響発生装置1600HLおよび第7音響発生装置1600BL中の一つと非対称に配置することができる。第2ウーファー一体型音響発生装置(W4)は、第5音響発生装置1600HRおよび第8音響発生装置1600BR中の一つと非対称に配置することができる。このように構成する場合、第1ウーファー一体型音響発生装置(W3)が発生させる振動および定在波と、第4音響発生装置1600HL、または第7音響発生装置1600BLが発生させる振動および定在波間の振動干渉による音響補強または相殺を減らすことができる。再生する音源による振動の他に、外部の干渉による不要な音響補強または相殺干渉は音の歪みを発生させて音質劣化の原因となり得るが、第4音響発生装置1600HLおよび第7音響発生装置1600BL中の一つと第1ウーファー一体型音響発生装置(W3)の非対称構造は、これを防止して、原音に近い自然な音響を再生することができる。第2ウーファー一体型音響発生装置(W4)が発生させる振動および定在波と、第5音響発生装置1600HR、または第8音響発生装置1600BRが発生させる振動および定在波間の振動の干渉による音響補強または相殺を減らすことができる。再生する音源による振動の他に、外部の干渉による不要な音響補強または相殺干渉は音の歪みを発生させて音質劣化の原因となり得るが、第5音響発生装置1600HRおよび第8音響発生装置1600BR中の一つと第2ウーファー一体型音響発生装置(W4)の非対称構造は、これを防止して、原音に近い自然な音響を再生することができる。
図26Fおよび
図26Gを参照すると、第1-5パッド715および第1-6パッド716は、第4-5パッド725、第4-6パッド726、第7-5パッド735、および第7-6パッド736中の一つと非対称に配置することができる。第2-5パッド815および第2-6パッド816は、第5-5パッド825、第5-6パッド826、第8-5パッド835、および第8-6パッド836中の一つと非対称に配置することができる。
図26Hおよび
図26Iを参照すると、第1ベント部701は、第4ベント部704および第11ベント部801中の一つと非対称に配置することができ、第2ベント部702は、第5ベント部705および第12ベント部802中の一つと非対称に配置することができる。
図26F~
図26Iを参照すると、パッドは一つで構成することができ、これに限らず、パッド中の一つは、二つ以上で構成することもできる。
【0433】
図26A~
図26Iを参照すると、第1ウーファー一体型音響発生装置(W3)は、第3音響発生装置1600C、第10音響発生装置1600LC、および第11音響発生装置1600RC中の一つと対称的に配置することができる。例えば、第1ウーファー一体型音響発生装置(W3)は、第3音響発生装置1600C、第10音響発生装置1600LC、および第11音響発生装置1600RC中の一つと同一線上に配置することができる。第2ウーファー一体型音響発生装置(W4)は、第3音響発生装置1600C、第10音響発生装置1600LC、および第11音響発生装置1600RC中の一つと対称的に配置することができる。例えば、第2ウーファー一体型音響発生装置(W4)は、第3音響発生装置1600C、第10音響発生装置1600LC、および第11音響発生装置1600RC中の一つと同一線上に配置することができる。このように構成する場合、音の再生位置を同一線上に整列することができるので、非対称構成に比べて、同一位置で音が再生されるような効果を与えることができる。これにより、音の位置に対する認知感を向上することができるので、音響の定位感を向上することができる。
図26Fおよび
図26Gを参照すると、第1-1パッド711および第1-3パッド713は、第3-1パッド911、第3-3パッド913、第10-1パッド741、第10-3パッド743、第11-1パッド841、および第11-3パッド843中の一つと対称的に配置することができる。第2-1パッド811および第2-3パッド813は、第3-1パッド911、第3-3パッド913、第10-1パッド741、第10-3パッド743、第11-1パッド841、および第11-3パッド843中の一つと対称的に配置することができる。
【0434】
他の例としては、第1ウーファー一体型音響発生装置(W3)は、第3音響発生装置1600C、第10音響発生装置1600LC、および第11音響発生装置1600RC中の一つと非対称に配置することができる。第2ウーファー一体型音響発生装置(W4)は、第3音響発生装置1600C、第10音響発生装置1600LC、および第11音響発生装置1600RC中の一つと非対称に配置することができる。このように構成する場合、第1ウーファー一体型音響発生装置(W3)が発生させる振動および定在波と、第3音響発生装置1600C、または第10音響発生装置1600LC、または第11音響発生装置1600RCが発生させる振動および定在波間の振動の干渉による音響補強または相殺を減らすことができる。再生する音源による振動の他に、外部の干渉による不要な音響補強または相殺干渉は音の歪みを発生させて音質劣化の原因となり得るが、第3音響発生装置1600C、第10音響発生装置1600LC、および第11音響発生装置1600RC中の一つと第1ウーファー一体型音響発生装置(W3)の非対称構造は、これを防止して、原音に近い自然な音響を再生することができる。第2ウーファー一体型音響発生装置(W4)が発生させる振動および定在波と第3音響発生装置1600C、または第10音響発生装置1600LC、または第11音響発生装置1600RCが発生させる振動および定在波間の振動の干渉による音響補強または相殺を減らすことができる。再生する音源による振動の他に、外部の干渉による不要な音響補強または相殺干渉は音の歪みを発生させて音質劣化の原因となり得るが、第3音響発生装置1600C、第10音響発生装置1600LC、および第11音響発生装置1600RC中の一つと、第2ウーファー一体型音響発生装置(W4)の非対称構造は、これを防止して、原音に近い自然な音響を再生することができる。
図26Fおよび
図26Gを参照すると、第1-1パッド711および第1-3パッド713は、第3-1パッド911、第3-3パッド913、第10-1パッド741、第10-3パッド743、第11-1パッド841、および第11-3パッド843中の一つと非対称に配置することができる。第2-1パッド811および第2-3パッド813は、第3-1パッド911、第3-3パッド913、第10-1パッド741、第10-3パッド743、第11-1パッド841、および第11-3パッド843中の一つと非対称に配置することができる。
【0435】
第3音響発生装置1600C、第4音響発生装置1600HL、第5音響発生装置1600HR、第6音響発生装置1600HC、第7音響発生装置1600BL、第8音響発生装置1600BR、第9音響発生装置1600BC、第10音響発生装置1600LC、第11音響発生装置1600RC、第12音響発生装置1600HLC、第13音響発生装置1600HRC、第14音響発生装置1600BLC、第15音響発生装置1600BRC、第1ウーファー一体型音響発生装置(W3)、および第2ウーファ一体型音響発生装置(W4)は、約60Hz~40kHzまたは約80Hz~40kHzの音響を出力することができる。したがって、表示装置は、15.1チャンネルの音響を出力することができる。
【0436】
図26Fを参照すると、第1パーティション1721、第2パーティション1722、第3パーティション1723第4パーティション1713、第5パーティション1714、第6パーティション1711、および第7パーティション1712中の一つは、少なくとも一つの辺に音響発生装置を向くようにパッドを配置することができる。例えば、第6パーティション1711の少なくとも一つの辺に、第1ウーファー一体型音響発生装置(W3)を向くように、第1-3パッド713を配置することができる。第1-1パッド711と向かい合う第6パーティション1711の辺に、第1-3パッド713を配置することができ、第1-3パッド713は、第1ウーファー一体型音響発生装置(W3)を向くように配置することができる。例えば、第1-1パッド711は、第1-3パッド713と向き合って配置することができる。
【0437】
例えば、第1パーティション1721の少なくとも一つの辺に、第1ウーファー一体型音響発生装置(W3)を向くように、第1-5パッド715を配置することができる。例えば、第2パーティション1722の少なくとも一つの辺に、第1ウーファー一体型音響発生装置(W3)を向くように、第1-6パッド716を配置することができる。第1-5パッド715は、第1-6パッド716と向き合って配置することができる。例えば、第1-5パッド715と向かい合う第2パーティション1722の辺に、第1-6パッド716を配置することができる。
【0438】
例えば、第7パーティション1712の少なくとも一つの辺に、第2ウーファー一体型音響発生装置(W4)を向くように、第2-1パッド811を配置することができる。第2-1パッド811と向かい合う辺に、第2-3パッド813を配置することができ、第2-3パッド813は、第2ウーファー一体型音響発生装置(W4)を向くように配置することができる。例えば、第1パーティション1721の少なくとも一つの辺に、第2ウーファー一体型音響発生装置(W4)を向くように、第2-5パッド815を配置することができる。例えば、第2パーティション1722の少なくとも一つの辺に、第2ウーファー一体型音響発生装置(W4)を向くように、第2-6パッド816を配置することができる。第2-5パッド815は、第2-6パッド816と向き合って配置することができる。例えば、第2-5パッド815と向かい合う第2パーティション1722の辺に、第2-6パッド816を配置することができる。
【0439】
図26Gを参照すると、第1パーティション1721、第2パーティション1722、第4パーティション1713、第5パーティション1714、第6パーティション1711、第7パーティション1712、およびパーティション1750を含むことができる。パーティション1750の辺には、一つ以上のパッドを含むことができる。パーティション1750の一つの辺には、第4音響発生装置1600HLを向くように、第4-5パッド725を配置することができ、第5音響発生装置1600HRを向くように、第5-5パッド825を配置することができ、第6音響発生装置1600HCを向くように、第6-5パッド925を配置することができる。パーティション1750の一つの辺には、第12音響発生装置1600HLCを向くように、第12-5パッド755を配置することができ、第13音響発生装置1600HRCを向くように、第13-5パッド855を配置することができる。パーティション1750のもう一つの辺には、第7音響発生装置1600BLを向くように、第7-6パッド736を配置することができ、第8音響発生装置1600BRを向くように、第8-6パッド836を配置することができ、第9音響発生装置1600BCを向くように、第9-6パッド936を配置することができる。パーティション1750のもう一つの辺には、第14音響発生装置1600BLCを向くように、第14-6パッド766を配置することができ、第15音響発生装置1600BRCを向くように、第15-6パッド866を配置することができる。パーティション1750を構成することにより、表示パネルの背面に配置する音響発生装置の固定力を向上させることができ、表示パネルの端または縁からの音響の漏れを減少させることができるので、音響出力特性を向上させることができる。パーティション1750を構成することにより、表示パネルの背面に配置する音響発生装置の固定力を向上させることができ、表示パネルの端または縁からの音響の漏れを減少させることができるので、音響出力特性を向上させることができる。残りの構成は、
図26Fを参照して説明した内容と同一または類似するので、詳細な説明を省略する。
【0440】
図26Hおよび
図26Iを参照すると、第1パーティション1721、第2パーティション1722、および第3パーティション1723中の一つは、一つ以上のベント部を含むことができる。第1パーティション1721は、一つ以上のベント部を含むことができる。例えば、第1パーティション1721は、第1ウーファー一体型音響発生装置(W3)に向かう第1ベント部701を含むことができ、第10音響発生装置1600LCに向かう第7ベント部707を含むことができる。第1パーティション1721は、第2ウーファー一体型音響発生装置(W4)に向かう第2ベント部702を含むことができ、第11音響発生装置1600RCに向かう第8ベント部708を含むことができる。第1パーティション1721は、第3音響発生装置1600Cに向かう第3ベント部703を含むことができる。
【0441】
第2パーティション1722は、一つ以上のベント部を含むことができる。例えば、第2パーティション1722は、第1ウーファー一体型音響発生装置(W3)に向かう第4ベント部704を含むことができ、第10音響発生装置1600LCに向かう第9ベント部709を含むことができる。第2パーティション1722は、第2ウーファー一体型音響発生装置(W4)に向かう第5ベント部705を含むことができ、第11音響発生装置1600RCに向かう第10ベント部710を含むことができる。第2パーティション1722は、第3音響発生装置1600Cに向かう第6ベント部706を含むことができる。
【0442】
第3パーティション1723は、一つ以上のベント部を含むことができる。例えば、第3パーティション1723は、第7音響発生装置1600BLに向かう第11ベント部801を含むことができ、第14音響発生装置1600BLCに向かう第14ベント部804を含むことができる。第3パーティション1723は、第8音響発生装置1600BRに向かう第12ベント部802を含むことができ、第15音響発生装置1600BRCに向かう第15ベント部805を含むことができる。第3パーティション1723は、第9音響発生装置1600BCに向かう第13ベント部803を含むことができる。第3パーティション1723は、ベントしていない形状で構成することができるが、これに限定されるものではない。例えば、第3パーティション1723は、第7音響発生装置1600BL、第8音響発生装置1600BR、第9音響発生装置1600BC、第14音響発生装置1600BLC、および第15音響発生装置1600BRCに向かうベント部を含まないことができる。例えば、
図23Hのように、第3パーティション1723は、ベントしていない形状で構成することができるが、これに限定されるものではない。
【0443】
図26Iを参照すると、第1パーティション1721、第2パーティション1722、および第3パーティション1723中の一つは、一つ以上のベント部を含み、パーティション1750を配置することができる。パーティション1750は、ベントしていない形状で構成することができるが、これに限定されるものではない。例えば、パーティション1750は、第7音響発生装置1600BL、第8音響発生装置1600BR、第9音響発生装置1600BC、第14音響発生装置1600BLC、および第15音響発生装置1600BRCに向かうベント部を含まないことができる。例えば、
図23Iのように、第3パーティション1723は、ベントしていない形状で構成することができるが、これに限定されるものではない。パーティション1750は、支持部材300の周辺に配置することができる。
【0444】
図27A~
図27Iは、本明細書の実施例に係る音響発生装置と、パーティションの例を示す図である。
【0445】
図27A~
図27Iを参照すると、第10領域10に第1ウーファー一体型音響発生装置(W3)および第11領域11に第2ウーファー一体型音響発生装置(W4)を配置することができる。
図15A~
図15I、
図18A~
図20I、および/または
図23A~
図26Iで説明した内容と同一の内容については説明を省略し、または簡単にすることができる。
【0446】
図27A~
図27Iを参照すると、第1ウーファー一体型音響発生装置(W3)は、第12音響発生装置1600HLCおよび第14音響発生装置1600BLC中の一つと対称的に配置することができる。例えば、第1ウーファー一体型音響発生装置(W3)は、第12音響発生装置1600HLCおよび第14音響発生装置1600BLC中の一つと同一線上に配置することができる。第2ウーファー一体型音響発生装置(W4)は、第13音響発生装置1600HRCおよび第15音響発生装置1600BRC中の一つと対称的に配置することができる。例えば、第2ウーファー一体型音響発生装置(W4)は、第13音響発生装置1600HRCおよび第15音響発生装置1600BRC中の一つと同一線上に配置することができる。このように構成する場合、音の再生位置を同一線上に整列することができるので、非対称構成に比べて、同一位置で音が再生されるような効果を与えることができる。これにより、音の位置に対する認知感を向上することができるので、音響の定位感を向上することができる。
図27Fおよび
図27Gを参照すると、第10-5パッド745および第10-6パッド746は、第12-5パッド755、第12-6パッド756、第14-5パッド765、および第14-6パッド766中の一つと対称的に配置することができる。第11-5パッド845および第11-6パッド846は、第13-5パッド855、第13-6パッド856、第15-5パッド865、および第15-6パッド866中の一つと対称的に配置することができる。
図27Hおよび
図27Iを参照すると、第7ベント部707は、第9ベント部709および第14ベント部804中の一つと対称的に配置することができ、第8ベント部708は、第10ベント部710および第15ベント部805中の一つと対称的に配置することができる。
【0447】
他の例としては、第1ウーファー一体型音響発生装置(W3)は、第12音響発生装置1600HLCおよび第14音響発生装置1600BLC中の一つと非対称に配置することができる。第2ウーファー一体型音響発生装置(W4)は、第13音響発生装置1600HRCおよび第15音響発生装置1600BRC中の一つと非対称に配置することができる。このように構成する場合、第1ウーファー一体型音響発生装置(W3)が発生させる振動および定在波と第12音響発生装置1600HLC、または第14音響発生装置1600BLCが発生させる振動および定在波間の振動の干渉による音響補強または相殺を減らすことができる。再生する音源による振動の他に、外部の干渉による不要な音響補強または相殺干渉は音の歪みを発生させて音質劣化の原因となり得るが、第12音響発生装置1600HLCおよび第14音響発生装置1600BLC中の一つと第1ウーファー一体型音響発生装置(W3)の非対称構造は、これを防止して、原音に近い自然な音響を再生することができる。第2ウーファー一体型音響発生装置(W4)が発生させる振動および定在波と第13音響発生装置1600HRC、または第15音響発生装置1600BRCが発生させる振動および定在波間の振動の干渉による音響補強または相殺を減らすことができる。再生する音源による振動の他に、外部の干渉による不要な音響補強または相殺干渉は音の歪みを発生させて音質劣化の原因となり得るが、第13音響発生装置1600HRCおよび第15音響発生装置1600BRC中の一つと第2ウーファー一体型音響発生装置(W4)の非対称構造は、これを防止して、原音に近い自然な音響を再生することができる。
図27Fおよび
図27Gを参照すると、第10-5パッド745および第10-6パッド746は、第12-5パッド755、第12-6パッド756、第14-5パッド765、および第14-6パッド766中の一つと非対称に配置することができる。第11-5パッド845および第11-6パッド846は、第13-5パッド855、第13-6パッド856、第15-5パッド865、および第15-6パッド866中の一つと非対称に配置することができる。
図27Hおよび
図27Iを参照すると、第7ベント部707は、第9ベント部709および第14ベント部804中の一つと非対称に配置することができ、第8ベント部708は、第10ベント部710および第15ベント部805中の一つと非対称的に配置することができる。
図27F~
図27Iを参照すると、パッドは一つで構成することができ、これに限らず、パッド中の一つは、二つ以上で構成することもできる。
【0448】
図27A~
図27Iを参照すると、第1ウーファー一体型音響発生装置(W3)は、第1音響発生装置1600L、第2音響発生装置1600R、および第3音響発生装置1600C中の一つと対称的に配置することができる。例えば、第1ウーファー一体型音響発生装置(W3)は、第1音響発生装置1600L、第2音響発生装置1600R、および第3音響発生装置1600C中の一つと同一線上に配置することができる。第2ウーファー一体型音響発生装置(W4)は、第1音響発生装置1600L、第2音響発生装置1600R、および第3音響発生装置1600C中の一つと対称的に配置することができる。例えば、第2ウーファー一体型音響発生装置(W4)は、第1音響発生装置1600L、第2音響発生装置1600R、および第3音響発生装置1600C中の一つと同一線上に配置することができる。このように構成する場合、音の再生位置を同一線上に整列することができるので、非対称構成に比べて、同一位置で音が再生されるような効果を与えることができる。これにより、音の位置に対する認知感を向上することができるので、音響の定位感を向上することができる。
図27Fおよび
図27Gを参照すると、第10-1パッド741および第10-3パッド743は、第1-1パッド711、第1-3パッド713、第2-1パッド811、第2-3パッド813、第3-1パッド911、および第3-3パッド913中の一つと対称的に配置することができる。第11-1パッド841および第11-3パッド843は、第1-1パッド711、第1-3パッド713、第2-1パッド811、第2-3パッド813、第3-1パッド911、および第3-3パッド913中の一つと対称的に配置することができる。
【0449】
他の例としては、第1ウーファー一体型音響発生装置(W3)は、第1音響発生装置1600L、第2音響発生装置1600R、および第3音響発生装置1600C中の一つと非対称に配置することができる。第2ウーファー一体型音響発生装置(W4)は、第1音響発生装置1600L、第2音響発生装置1600R、および第3音響発生装置1600C中の一つと非対称に配置することができる。このように構成する場合、第1ウーファー一体型音響発生装置(W3)が発生させる振動および定在波と第1音響発生装置1600L、または第2音響発生装置1600R、または第3音響発生装置1600Cが発生させる振動および定在波間の振動の干渉による音響補強または相殺を減らすことができる。再生する音源による振動の他に、外部の干渉による不要な音響補強または相殺干渉は音の歪みを発生させて音質劣化の原因となり得るが、第1音響発生装置1600L、第2音響発生装置1600R、および第3音響発生装置1600C中の一つと第1ウーファー一体型音響発生装置(W3)の非対称構造は、これを防止して、原音に近い自然な音響を再生することができる。第2ウーファー一体型音響発生装置(W4)が発生させる振動および定在波と第1音響発生装置1600L、または第2音響発生装置1600R、または第3音響発生装置1600Cが発生させる振動および定在波間の振動の干渉による音響補強または相殺を減らすことができる。再生する音源による振動の他に、外部の干渉による不要な音響補強または相殺干渉は音の歪みを発生させて音質劣化の原因となり得るが、第1音響発生装置1600L、第2音響発生装置1600R、および第3音響発生装置1600C中の一つと、第2ウーファー一体型音響発生装置(W4)の非対称構造は、これを防止して、原音に近い自然な音響を再生することができる。
図27Fおよび
図27Gを参照すると、第10-1パッド741および第10-3パッド743は、第1-1パッド711、第1-3パッド713、第2-1パッド811、第2-3パッド813、第3-1パッド911、および第3-3パッド913中の一つと非対称に配置することができる。第11-1パッド841および第11-3パッド843は、第1-1パッド711、第1-3パッド713、第2-1パッド811、第2-3パッド813、第3-1パッド911、および第3-3パッド913中の一つと非対称に配置することができる。
【0450】
第1音響発生装置1600L、第2音響発生装置1600R、第3音響発生装置1600C、第4音響発生装置1600HL、第5音響発生装置1600HR、第6音響発生装置1600HC、第7音響発生装置1600BL、第8音響発生装置1600BR、第9音響発生装置1600BC、第12音響発生装置1600HLC、第13音響発生装置1600HRC、第14音響発生装置1600BLC、第15音響発生装置1600BRC、第1ウーファー一体型音響発生装置(W3)、および第2ウーファー一体型音響発生装置(W4)は、約60Hz~40kHzまたは約80Hz~40kHzの音響を出力することができる。したがって、表示装置は、15.1チャンネルの音響を出力することができる。
【0451】
図27Fを参照すると、第1パーティション1721、第2パーティション1722、第3パーティション1723、第4パーティション1713、第5パーティション1714、第6パーティション1711、および第7パーティション1712中の一つは、少なくとも一つの辺に音響発生装置を向くようにパッドを配置することができる。例えば、第6パーティション1711の少なくとも一つの辺に、第1ウーファー一体型音響発生装置(W3)を向くように、第10-1パッド741を配置することができる。例えば、第4パーティション1713の少なくとも一つの辺に、第1ウーファー一体型音響発生装置(W3)を向くように、第10-3パッド743を配置することができる。第10-1パッド741は、第10-3パッド743と向き合って配置することができる。例えば、第10-1パッド741と向かい合う第4パーティション1713の辺に、第10-3パッド743を配置することができる。
【0452】
例えば、第1パーティション1721の少なくとも一つの辺に、第1ウーファー一体型音響発生装置(W3)を向くように、第10-5パッド745を配置することができる。例えば、第2パーティション1722の少なくとも一つの辺に、第1ウーファー一体型音響発生装置(W3)を向くように、第10-6パッド746を配置することができる。第10-5パッド745は、第10-6パッド746と向き合って配置することができる。例えば、第10-5パッド745と向かい合う第2パーティション1722の辺に、第10-6パッド746を配置することができる。
【0453】
例えば、第5パーティション1714の少なくとも一つの辺に、第2ウーファー一体型音響発生装置(W4)を向くように、第11-1パッド841を配置することができる。例えば、第7パーティション1712の少なくとも一つの辺に、第2ウーファー一体型音響発生装置(W3)を向くように、第11-3パッド843を配置することができる。第11-1パッド841は、第11-3パッド843と向き合って配置することができる。例えば、第11-1パッド841と向かい合う第7パーティション1712の辺に、第11-3パッド843を配置することができる。
【0454】
例えば、第1パーティション1721の少なくとも一つの辺に、第2ウーファー一体型音響発生装置(W4)を向くように、第11-5パッド845を配置することができる。例えば、第2パーティション1722の少なくとも一つの辺に、第2ウーファー一体型音響発生装置(W4)を向くように、第11-6パッド846を配置することができる。第11-5パッド845は、第11-6パッド846と向き合って配置することができる。例えば、第11-5パッド845と向かい合う第2パーティション1722の辺に、第11-6パッド846を配置することができる。
【0455】
図27Gを参照すると、第1パーティション1721、第2パーティション1722、第4パーティション1713、第5パーティション1714、第6パーティション1711、第7パーティション1712、およびパーティション1750を含むことができる。パーティション1750の辺には、一つ以上のパッドを含むことができる。パーティション1750の一つの辺には、第4音響発生装置1600HLを向くように、第4-5パッド725を配置することができ、第5音響発生装置1600HRを向くように、第5-5パッド825を配置することができ、第6音響発生装置1600HCを向くように、第6-5パッド925を配置することができる。パーティション1750の一つの辺には、第12音響発生装置1600HLCを向くように、第12-5パッド755を配置することができ、第13音響発生装置1600HRCを向くように、第13-5パッド855を配置することができる。パーティション1750のもう一つの辺には、第7音響発生装置1600BLを向くように、第7-6パッド736を配置することができ、第8音響発生装置1600BRを向くように、第8-6パッド836を配置することができ、第9音響発生装置1600BCを向くように、第9-6パッド936を配置することができる。パーティション1750のもう一つの辺には、第14音響発生装置1600BLCを向くように、第14-6パッド766を配置することができ、第15音響発生装置1600BRCを向くように、第15-6パッド866を配置することができる。パーティション1750を構成することにより、表示パネルの背面に配置する音響発生装置の固定力を向上させることができ、表示パネルの端または縁からの音響の漏れを減少させることができるので、音響出力特性を向上させることができる。パーティション1750を構成することにより、表示パネルの背面に配置する音響発生装置の固定力を向上させることができ、表示パネルの端または縁からの音響の漏れを減少させることができるので、音響出力特性を向上させることができる。残りの構成は、
図27Fを参照して説明した内容と同一または類似するので、詳細な説明を省略する。
【0456】
図27Hと
図27Iを参照すると、第1パーティション1721、第2パーティション1722、および第3パーティション1723中の一つは、一つ以上のベント部を含むことができる。第1パーティション1721は、一つ以上のベント部を含むことができる。例えば、第1ウーファー一体型音響発生装置(W3)に向かう第7ベント部707を含むことができ、第1音響発生装置1600Lに向かう第1ベント部701を含むことができる。第1パーティション1721は、第2ウーファー一体型音響発生装置(W4)に向かう第8ベント部708を含むことができ、第2音響発生装置1600Rに向かう第2ベント部702を含むことができる。第1パーティション1721は、第3音響発生装置1600Cに向かう第3ベント部703を含むことができる。
【0457】
第2パーティション1722は、一つ以上のベント部を含むことができる。例えば、第2パーティション1722は、第1ウーファー一体型音響発生装置(W3)に向かう第9ベント部709を含むことができ、第1音響発生装置1600Lに向かう第4ベント部704を含むことができる。第2パーティション1722は、第2ウーファー一体型音響発生装置(W4)に向かう第10ベント部710を含むことができ、第2音響発生装置1600Rに向かう第5ベント部705を含むことができる。第2パーティション1722は、第3音響発生装置1600Cに向かう第6ベント部706を含むことができる。
【0458】
第3パーティション1723は、一つ以上のベント部を含むことができる。例えば、第3パーティション1723は、第7音響発生装置1600BLに向かう第11ベント部801を含むことができ、第14音響発生装置1600BLCに向かう第14ベント部804を含むことができる。第3パーティション1723は、第8音響発生装置1600BRに向かう第12ベント部802を含むことができ、第15音響発生装置1600BRCに向かう第15ベント部805を含むことができる。第3パーティション1723は、第9音響発生装置1600BCに向かう第13ベント部803を含むことができる。第3パーティション1723は、ベントしていない形状で構成することができるが、これに限定されるものではない。例えば、第3パーティション1723は、第7音響発生装置1600BL、第8音響発生装置1600BR、第9音響発生装置1600BC、第14音響発生装置1600BLC、および第15音響発生装置1600BRCに向かうベント部を含まないことができる。例えば、
図23Hのように、第3パーティション1723は、ベントしていない形状で構成することができるが、これに限定されるものではない。
【0459】
図27Iを参照すると、第1パーティション1721、第2パーティション1722、および第3パーティション1723中の一つは、一つ以上のベント部を含み、パーティション1750を配置することができる。例えば、パーティション1750は、第7音響発生装置1600BL、第8音響発生装置1600BR、第9音響発生装置1600BC、第14音響発生装置1600BLC、および第15音響発生装置1600BRCに向かうベント部を含まないことができる。例えば、
図23Iのように、第3パーティション1723は、ベントしていない形状で構成することができるが、これに限定されるものではない。パーティション1750は、支持部材300の周辺に配置することができる。
【0460】
図28は、本明細書の実施例に係る音響発生装置の音響出力システムを示す図である。
【0461】
図28を参照すると、音響出力システムは、入力部110、プロセッサ130、増幅器150、および出力部170を含むことができる。
【0462】
入力部110は、マルチチャンネル入力部110aおよびステレオ入力部110bを含むことができる。マルチチャンネル入力部110aを介して出力される音源(またはオーディオ信号)は、プロセッサ130を介して増幅器150に伝達され、出力部170によって音響として出力され得る。例えば、マルチチャンネル入力部110aから出力される音源は、プロセッサ130でマルチチャンネル信号132に変換されて増幅器150に伝達することができる。ステレオ入力部110bを介して出力されるステレオ音源は、プロセッサ130でマルチチャンネルアルゴリズム135を介してマルチチャンネル信号132に変換することができる。例えば、ステレオ入力部110bは、二つのチャンネルであり得るが、これに限定されるものではない。増幅器150は、プロセッサ130から出力された音響を増幅させることができ、音響発生装置1600の数と同じように配置することができる。例えば、増幅器150は、音響発生装置1600に対応して配置することができる。
【0463】
プロセッサ130は、デジタル・シグナル・プロセッサ(digital signal processor(DSP))、中央処理装置(central processing unit(CPU))、コントローラ(controller)、アプリケーションプロセッサ(application processor(AP))、または通信プロセッサ(communication processor(CP))、ARMプロセッサ中の一つ以上を含むことができる。デジタル・シグナル・プロセッサは、デジタルフィルタ、エフェクト、音場感など、さまざまな機能を追加することができ、サンプルレートコンバータ(SRC)を介してアナログとデジタルの変換時の音質劣化を防止するオーバーサンプリング(over sampling)技術も適用することができる。プロセッサ130は、頭部伝達関数(head-related transfer function;HRTF)、頭部伝達関数(head-related transfer function;HRTF)の補間方法、ヘッドインパルス応答(head-related impulse responses(HRIR)、バイノーラル室内インパルス応答(binaural room impulse responses;BRIR)、デコーディング(decoding)、およびサンプリングなどを使用することができるが、これに限定されるものではない。音響の立体感または臨場感を強調するために頭部伝達関数を適用することができる。頭部伝達関数は、同じ音を全方位から発生させ方向による周波数を測定して、関数にまとめたものである。頭部伝達関数および頭部伝達関数の補間方法は、仮想現実、映画、およびゲームなどのリアルタイム動く映像および音響に対する使用者の没入感を向上させることができる。したがって、表示装置の各映像の位置に対するオーディオ情報が映像信号と共に入力すると、オーディオ情報に合うようにデコーディング等を介して、オーディオ信号を分離し、それぞれの信号を、増幅器を介して音響発生装置に伝達することができる。これにより、それぞれのチャンネルごとに独立した音響発生装置になり、各映像の位置から音響が出力され得るので、左右音響および上下音響を含むリアル立体音響またはサラウンド音響を出力することができる表示装置を提供することができる。
【0464】
本明細書の実施例に係る音響発生装置は、表示装置に配置される音響発生装置に適用することが可能である。本明細書の実施例に係る表示装置は、モバイルデバイス、映像電話、スマートウォッチ(smart watch)、ウォッチフォン(watch phone)、ウェアラブル機器(wearable apparatus)、フォルダブル機器(foldable apparatus)、ローラーブル機器(rollable apparatus)、ベンダブル機器(bendable apparatus)、フレキシブルデバイス(flexible apparatus)、カーブド・機器(curved apparatus)、電子手帳、電子ブック、PMP(portable multimedia player)、PDA(personal digital assistant)、MP3プレーヤー、モバイル医療機器、デスクトップPC(desktop PC)、ラップトップPC(laptop PC)、ネットブックコンピュータ(netbook computer)、ワークステーション、(workstation)、ナビゲーション、車両用ナビゲーション、車両用表示装置、車両用装置、テレビ、ウォールペーパー(wallpaper)機器、サイネージ(signage)機器、ゲーム機器、ノートパソコン、モニター、カメラ、ビデオカメラ、および家電機器などに適用することができる。また、本明細書の音響発生装置は、有機発光照明装置または無機発光照明装置に適用することができる。音響発生装置が照明装置に適用される場は、音響発生装置は、照明およびスピーカーの役割をすることができる。また、本明細書の音響発生装置がモバイル装置に適用される場合、音響発生装置は、スピーカーまたはレシーバーの役割をすることができるが、これに限定されるものではない。
【0465】
本明細書の実施例に係る表示装置は、以下のように説明することができる。表示装置に関連して提供されるすべての方向は、表示装置の動作方向における方向を指す。特に、表示パネルの背面は、表示領域を含む表示パネルの面(また前面)とは反対の面、例えば、画像を表示するための、ディスプレイの面(また前面)とは反対の面を指す。したがって、順方向(a forward direction)は、表示パネルの前に位置するユーザに向かって指している前面に垂直な方向、例えば、表示パネルから遠ざかる方向で前面を指している方向を指し得る。表示パネルの上部(または下部)に向かう方向は、表示パネルの前面または背面に平行な方向を指し、または重力の方向に交差する方向を指し得る。表示パネルの垂直中心線は、重力方向において表示パネルの中心と交差する線を指すことができる。
【0466】
本明細書の実施例に係る表示装置は、映像を表示し、第1領域、第2領域、第3領域、第4領域、および第5領域を含む表示パネル、表示パネルの背面の左側領域に配置され、第1領域および第4領域に配置される少なくとも一つの第1音響発生装置および少なくとも一つの第4音響発生装置、表示パネルの背面の右側領域に配置され、第2領域および第5領域に配置された少なくとも一つの第2音響発生装置および少なくとも一つの第5音響発生装置、および表示パネルの背面の中央領域に配置され、第3領域に配置される少なくとも一つの第3音響発生装置を含み、少なくとも一つの第1音響発生装置、少なくとも一つの第2音響発生装置、および少なくとも一つの第3音響発生装置は、表示パネルを振動させて音響を発生させ、少なくとも一つの第4音響発生装置および少なくとも一つの第5音響発生装置は、表示パネルを振動させて表示パネルの上側にまたは前記表示パネルから上向きに音響を発生させる。上部は、表示パネルの上端に隣接することができる。右側の領域は、表示パネルの第1の側端に隣接する領域を指すことができ、左の領域は、表示パネルの第2の側端に隣接する領域を指すことができ、第2の側端は第2の側端は、第1の側端と反対および/または平行にすることができる。
【0467】
本明細書のいくつかの実施例によると、少なくとも一つの第1音響発生装置および少なくとも一つの第4音響発生装置は、表示パネルの中央領域を基準に、少なくとも一つの第2音響発生装置および少なくとも一つの第5音響発生装置と対称的に配置することができる。少なくとも一つの第1音響発生装置および少なくとも一つの第4音響発生装置は、表示パネルの垂直線に沿って配置することができる。少なくとも一つの第1音響発生装置および少なくとも一つの第4音響発生装置は、垂直線に沿って配置することができる。同様に、少なくとも一つの第2の音響発生装置および少なくとも一つの第5音響発生装置は、表示パネルの垂直線に沿って配置することができる。少なくとも一つの第2の音響発生装置および少なくとも一つの第5音響発生装置は、垂直線に沿って配置することができる。少なくとも一つの第1音響発生装置および少なくとも一つの第2音響発生装置は、表示パネルの水平線に沿って配置することができる。少なくとも一つの第1音響発生装置および少なくとも一つの第2音響発生装置は、水平線に沿って配置することができる。少なくとも一つの第4音響発生装置および少なくとも一つの第5音響発生装置は、水平線に沿って配置することができる。少なくとも一つの第4音響発生装置および少なくとも一つの第5音響発生装置は、表示パネルの水平線に沿って配置することができる。少なくとも一つの第4音響発生装置および少なくとも一つの第5音響発生装置は、表示パネルの垂直中心線に対して互いに対称に配置することができる。少なくとも一つの第4音響発生装置および少なくとも一つの第5音響発生装置は、垂直中心線に対して互いに対称に配置することができる。少なくとも一つの第3音響発生装置は、表示パネルの垂直中心線上に配置することができる。 少なくとも一つの第4音響発生装置および少なくとも一つの第5音響発生装置は、表示パネルの垂直中心線に対して互いに対称に配置することができる。少なくとも一つの第3音響発生装置は、垂直中心線上に配置することができる。
【0468】
本明細書のいくつかの実施例によると、少なくとも一つの第1音響発生装置および少なくとも一つの第2音響発生装置は、少なくとも一つの第3音響発生装置と非対称に配置することができる。少なくとも一つの第1音響発生装置および少なくとも一つの第2音響発生装置は、少なくとも一つの第3音響発生装置とは異なる線上に配置することができる。少なくとも一つの第1音響発生装置および少なくとも一つの第2音響発生装置は、表示パネルの垂直中心線に対して互いに対称に配置することができる。少なくとも一つの第1音響発生装置および少なくとも一つの第2音響発生装置は、垂直中心線に対して互いに対称に配置することができる。
【0469】
本明細書のいくつかの実施例によると、少なくとも一つの第1音響発生装置および少なくとも一つの第2音響発生装置の一つ以上の下側に配置された少なくとも一つのウーファーをさらに含むことができる。
【0470】
本明細書のいくつかの実施例によると、少なくとも一つの第1音響発生装置および少なくとも一つの第2音響発生装置中の一つ以上は、ウーファーを含む音響発生装置であり得る。少なくとも一つの第1音響発生装置および少なくとも一つの第2音響発生装置は、少なくとも一つの第3音響発生装置とは異なる線上に配置することができる。少なくとも一つの第1音響発生装置および少なくとも一つの第2音響発生装置は、表示パネルの垂直中心線に対して互いに対称に配置することができる。少なくとも一つの第1音響発生装置および少なくとも一つの第2音響発生装置は、垂直中心線に対して互いに対称に配置することができる。
【0471】
本明細書のいくつかの実施例によると、少なくとも一つの第1音響発生装置および少なくとも一つの第2音響発生装置は、少なくとも一つの第3音響発生装置と非対称に配置することができる。
【0472】
本明細書のいくつかの実施例によると、表示パネルの背面に配置される封止基板、および封止基板の背面に配置される放熱部材をさらに含むことができる。
【0473】
本明細書のいくつかの実施例によると、第4領域と第5領域との間にある第6領域に配置される少なくとも一つの第6音響発生装置、第1領域の下側にある第7領域に配置される少なくとも一つの第7音響発生装置、第2領域の下側にある第8領域に配置される少なくとも一つの第8音響発生装置、第7領域と第8領域の間にある第9領域に配置される少なくとも一つの第9音響発生装置、第1領域と第3領域との間にある第10領域に配置される少なくとも一つの第10音響発生装置、および第2領域と第3領域との間にある第11領域に配置される少なくとも一つの第11音響発生装置をさらに含むことができる。
【0474】
本明細書のいくつかの実施例によると、少なくとも一つの第6音響発生装置は、表示パネルを振動させて表示パネルの上側にまたは前記表示パネルから上向きに音響を発生させ、少なくとも一つの第7音響発生装置、少なくとも一つの第8音響発生装置、および少なくとも一つの第9音響発生装置は、表示パネルを振動させて表示パネルの下側にまたは前記表示パネルから下向きに音響を発生させることができる。
【0475】
本明細書のいくつかの実施例によると、少なくとも一つの第7音響発生装置および少なくとも一つの第8音響発生装置の一つ以上の下側に配置された少なくとも一つのウーファーをさらに含むことができる。
【0476】
本明細書のいくつかの実施例によると、少なくとも一つの第7音響発生装置および少なくとも一つの第8音響発生装置中の一つ以上は、ウーファーを含む音響発生装置であり得る。
【0477】
本明細書のいくつかの実施例によると、少なくとも一つの第1音響発生装置および少なくとも一つの第2音響発生装置中の一つ以上は、ウーファーを含む音響発生装置であり得る。
【0478】
本明細書のいくつかの実施例によると、少なくとも一つの第10音響発生装置および少なくとも一つの第11音響発生装置中の一つ以上は、ウーファーを含む音響発生装置であり得る。
【0479】
本明細書のいくつかの実施例によると、第4領域と第6領域との間の第12領域に配置される少なくとも一つの第12音響発生装置、第5領域と第6領域との間にある第13領域に配置される少なくとも一つの第13音響発生装置、第7領域と第9領域の間にある第14領域に配置される少なくとも一つの第14音響発生装置、および第8領域と第9領域の間にある第15領域に配置される少なくとも一つの第15音響発生装置をさらに含むことができる。
【0480】
本明細書のいくつかの実施例によると、少なくとも一つの第12音響発生装置および少なくとも一つの第13音響発生装置は、表示パネルを振動させて表示パネルの上側にまたは前記表示パネルから上向きに音響を発生させ、少なくとも一つの第14音響発生装置および少なくとも一つの第15音響発生装置は、表示パネルを振動させて表示パネルの上側にまたは前記表示パネルから上向きに音響を発生させることができる。少なくとも一つの第12音響発生装置および少なくとも一つの第13音響発生装置は、表示パネルの上端に配置することができる。少なくとも一つの第14音響発生装置および少なくとも一つの第15音響発生装置は、表示パネルの下端に配置することができる。
【0481】
本明細書のいくつかの実施例によると、少なくとも一つの第7音響発生装置および少なくとも一つの第8音響発生装置の一つ以上の下側に配置された少なくとも一つのウーファーをさらに含むことができる。
【0482】
本明細書のいくつかの実施例によると、少なくとも一つの第7音響発生装置および少なくとも一つの第8音響発生装置中の一つ以上は、ウーファーを含む音響発生装置であり得る。
【0483】
本明細書のいくつかの実施例によると、少なくとも一つの第14音響発生装置および少なくとも一つの第15音響発生装置中の一つ以上は、ウーファーを含む音響発生装置であり得る。
【0484】
本明細書のいくつかの実施例によると、少なくとも一つの第1音響発生装置および少なくとも一つの第2音響発生装置中の一つ以上は、ウーファーを含む音響発生装置であり得る。
【0485】
本明細書のいくつかの実施例によると、少なくとも一つの第10音響発生装置および少なくとも一つの第11音響発生装置中の一つ以上は、ウーファーを含む音響発生装置であり得る。
【0486】
本明細書のいくつかの実施例によると、少なくとも一つの第1音響発生装置~少なくとも一つの第15音響発生装置中の一つ以上は、ヨーク上に配置されるマグネット、マグネットの周囲にあるボビン、ボビンの周囲にあるコイル、ヨークの外側にあるフレーム、およびフレームとボビンとの間にあるダンパーを含むことができる。ダンパーは、ボビンとヨークの間、またはボビンとヨークの外側のフレームの間にあることができる。
【0487】
本明細書のいくつかの実施例によると、ダンパーは、少なくとも一つの第1音響発生装置~少なくとも一つの第15音響発生装置の一つ以上に音響信号を印加する配線であり得る。
【0488】
本明細書のいくつかの実施例によると、少なくとも一つの第1音響発生装置~少なくとも一つの第15音響発生装置中の一つ以上がヨークの延長部に配置される結合部材をさらに含み、少なくとも一つの第1音響発生装置~少なくとも一つの第15音響発生装置中の一つ以上は、結合部材によって表示パネル内に配置することができる。
【0489】
本明細書のいくつかの実施例によると、少なくとも一つの第1音響発生装置~少なくとも一つの第15音響発生装置中の一つ以上がフレームの延長部に配置される結合部材をさらに含み、少なくとも一つの第1音響発生装置~少なくとも一つの第15音響発生装置中の一つ以上は、結合部材によって表示パネル内に配置することができる。
【0490】
本明細書のいくつかの実施例によると、少なくとも一つの第1音響発生装置~少なくとも一つの第15音響発生装置中の一つ以上がフレームまたはヨークに連結される連結部をさらに含むことができる。連結部は、ヨークを支持しながらヨークに弾性を提供することができる。
【0491】
本明細書のいくつかの実施例によると、少なくとも一つの第1音響発生装置~少なくとも一つの第15音響発生装置中の一つ以上は、ヨーク上に配置されるマグネット、マグネットの周囲にあるボビン、およびボビンの周囲にあるコイルおよびダンパーを含むことができる。
【0492】
本明細書のいくつかの実施例によると、少なくとも一つの第1音響発生装置~少なくとも一つの第15音響発生装置中の一つ以上は、一対の音響発生装置、楕円形の音響発生装置、円形の音響発生装置、シングルタイプ音響発生装置、および2アレイ以上の音響発生装置中の一つ以上を含むことができる。
【0493】
本明細書のいくつかの実施例によると、少なくとも一つの第1音響発生装置~少なくとも一つの第15音響発生装置中の一つ以上は、フィルム型音響発生装置を含み、フィルム型音響発生装置は、圧電特性を有する第1部分および前記第1部分間に配置され、フレキシビリティを有する第2部分を含むことができる。
【0494】
本明細書の実施例に係る表示装置は、映像を表示し、第1領域、第2領域、第3領域、第4領域、および第5領域を含む表示パネル、表示パネルの背面の左側領域に配置され、第1領域および第4領域に配置される少なくとも一つの第1音響発生装置および少なくとも一つの第4音響発生装置、表示パネルの背面の右側領域に配置され、第2領域および第5領域に配置される少なくとも一つの第2音響発生装置および少なくとも一つの第5音響発生装置、表示パネルの背面の中央領域に配置され、第3領域に配置される少なくとも一つの第3音響発生装置、および少なくとも一つの第1音響発生装置、少なくとも一つの第2音響発生装置、および少なくとも一つの第3音響発生装置と、少なくとも一つの第4音響発生装置および少なくとも一つの第5音響発生装置の音響を分離する第1パーティションを含む。
【0495】
本明細書のいくつかの実施例によると、表示装置は、隣接する領域を互いに分離する複数のパーティションをさらに含み、パーティションは、表示パネルの第1の端から第2の端に延長されているパーティションを含み、パーティションは、表示パネルの上端から直線的に下方に延長されることができる。
【0496】
本明細書のいくつかの実施例によると、表示装置は、少なくとも一つの第1音響発生装置、少なくとも一つの第2音響発生装置および少なくとも一つの第3音響発生装置の音を少なくとも一つの第4音響発生装置および少なくとも一つの第5音響発生装置の音から分離するために、表示パネルの第1の側端から第2の側端に延長されている少なくとも一つの第1パーティション、第1、第2、第3の領域の下方にで、表示パネルの第1の側端から第2の側端に延長されている少なくとも一つの第2パーティション、表示パネルの第1の側端に平行して近接した第3の領域の側面に対応する第3領域の第1の側に沿って直線で上端から下方に延長されている少なくとも一つの第4パーティション、および表示パネルの第2の側端に平行して近接した第3の領域の側面に対応する第3領域の第2の側に沿って直線で上端から下方に延長されている少なくとも一つの第5パーティションを含んでいる少なくとも一つのパーティションをさらに含むことができる。
【0497】
本明細書のいくつかの実施例によると、表示装置は、少なくとも一つの第1音響発生装置、第7、第8、第9の領域の下方に、表示パネルの第1の側端から第2の側端に延長されている少なくとも一つの第3パーティション、表示パネルの第1の側端に平行して反対される第1、第4および第7の領域の側面に沿って直線で上端から下方に延長されている少なくとも一つの第6パーティション、および表示パネルの第2の側端に平行して反対される第2、第5および第8の領域の側面に沿って直線で上端から下方に延長されている少なくとも一つの第7パーティションを含んでいる少なくとも一つのパーティションをさらに含むことができる。
【0498】
本明細書のいくつかの実施例によると、前記少なくとも一つの第6音響発生装置は、表示パネルから上方向に音を生成するように構成することができ、および/または、前記少なくとも一つの第7音響発生装置、少なくとも一つの第8音響発生装置、および少なくとも一つの第9音響発生装置は、表示パネルから下方向に音を生成するように構成することができ、および/または、前記少なくとも一つの第12音響発生装置および少なくとも一つの第13音響発生装置は、表示パネルから上方向に音を生成するように構成することができ、および/または、前記少なくとも一つの第14音響発生装置および少なくとも一つの第15音響発生装置は、表示パネルから下方向に音を生成するように構成することができる。
【0499】
本明細書のいくつかの実施例によると、表示装置は、少なくとも一つの第1音響発生装置の下部、および/または、少なくとも一つの第2音響発生装置の下部、および/または、少なくとも一つの第7音響発生装置の下部、および/または、少なくとも一つの第8音響発生装置の下部に配置された少なくとも一つのウーファーをさらに含むことができ、および/または、少なくとも一つの第1音響発生装置、および/または、少なくとも一つの第2音響発生装置、および/または、少なくとも一つの第7音響発生装置、および/または、少なくとも一つの第8音響発生装置、および/または、少なくとも一つの第10音響発生装置、および/または、少なくとも一つの第11音響発生装置、および/または、少なくとも一つの第14音響発生装置、および/または、少なくとも一つの第15音響発生装置は、ウーファーを有する音響発生装置を含むことができる。
【0500】
本明細書のいくつかの実施例によると、少なくとも一つの領域は、前記領域内に配置された一つ以上の音響発生装置に向かって延長されている少なくとも一つのパッドと、前記領域に沿って通るパーティションの少なくとも一側に形成された少なくとも一つのベント部と、を含むことができ、前記ベント部は、前記領域内に配置された一つ以上の音響発生装置に向かって曲がることがある。
【0501】
本明細書のいくつかの実施例によると、第1パーティションの少なくとも一つの辺に配置され、少なくとも一つの第1音響発生装置、少なくとも一つの第2音響発生装置、少なくとも一つの第3音響発生装置、少なくとも一つの第4音響発生装置、および少なくとも一つの第5音響発生装置の一つ以上に向かう少なくとも一つのパッドおよび、少なくとも一つのベント部中の一つをさらに含むことができる。
【0502】
本明細書のいくつかの実施例によると、少なくとも一つの第1音響発生装置、少なくとも一つの第2音響発生装置、および少なくとも一つの第3音響発生装置の下側に配置される第2パーティション、および第2パーティションの少なくとも一つの辺に配置され、少なくとも一つの第1音響発生装置、少なくとも一つの第2音響発生装置、少なくとも一つの第3音響発生装置の一つ以上に向かう少なくとも一つのパッドおよび、少なくとも一つのベント部中の一つをさらに含むことができる。
【0503】
本明細書のいくつかの実施例によると、表示パネルの背面に配置される支持部材、支持部材の端に配置されるパーティション、およびパーティションの少なくとも一つの辺に配置され、少なくとも一つの第1音響発生装置、少なくとも一つの第2音響発生装置、少なくとも一つの第3音響発生装置、少なくとも一つの第4音響発生装置、および少なくとも一つの第5音響発生装置の一つ以上に向かう少なくとも一つのパッドおよび、少なくとも一つのベント部中の一つをさらに含むことができる。
【0504】
本明細書のいくつかの実施例によると、第1領域および第4領域と、第3領域の間にある第4パーティション、第2領域および第5領域と、第3領域の間にある第5パーティション、および第4パーティションおよび第5パーティション中の一つの少なくとも一つの辺に配置され、少なくとも一つの第1音響発生装置、少なくとも一つの第2音響発生装置、少なくとも一つの第3音響発生装置、少なくとも一つの第4音響発生装置、および少なくとも一つの第5音響発生装置の一つ以上に向かう少なくとも一つのパッドをさらに含むことができる。
【0505】
本明細書のいくつかの実施例によると、第4領域と第5領域との間にある第6領域に配置される少なくとも一つの第6音響発生装置、第1領域の下側にある第7領域に配置される少なくとも一つの第7音響発生装置、第2領域の下側にある第8領域に配置される少なくとも一つの第8音響発生装置、第7領域および第8領域の間にある第9領域に配置される少なくとも一つの第9音響発生装置、第1領域と第3領域との間にある第10領域に配置される少なくとも一つの第10音響発生装置、第2領域と第3領域との間にある第11領域に配置される少なくとも一つの第11音響発生装置、および少なくとも一つの第1音響発生装置、少なくとも一つの第2音響発生装置、少なくとも一つの第3音響発生装置、少なくとも一つの第10音響発生装置、および少なくとも一つの第11音響発生装置と、少なくとも一つの第7音響生装置、少なくとも一つの第8音響発生装置、および少なくとも一つの第9音響発生装置の音響を分離する第2パーティションをさらに含むことができる。
【0506】
本明細書のいくつかの実施例によると、第2パーティションの少なくとも一つの辺に配置され、少なくとも一つの第1音響発生装置、少なくとも一つの第2音響発生装置、少なくとも一つの第3音響発生装置、少なくとも一つの第7音響発生装置、少なくとも一つの第8音響発生装置、少なくとも一つの第9音響発生装置、少なくとも一つの第10音響発生装置、および少なくとも一つの第11音響発生装置の一つ以上に向かう少なくとも一つのパッドおよび少なくとも一つのベント部中の一つをさらに含むことができる。
【0507】
本明細書のいくつかの実施例によると、少なくとも一つの第7音響発生装置、少なくとも一つの第8音響発生装置、および少なくとも一つの第9音響発生装置の下側に配置される第3パーティション、および第3パーティションの少なくとも一つの辺に配置され、少なくとも一つの第7音響発生装置、少なくとも一つの第8音響発生装置、少なくとも一つの第9音響発生装置の一つ以上に向かう少なくとも一つのパッドおよび少なくとも一つのベント部中の一つをさらに含むことができる。
【0508】
本明細書のいくつかの実施例によると、表示パネルの背面に配置される支持部材、支持部材および表示パネルとの間に配置されるパーティション、およびパーティションの少なくとも一つの辺に配置され、少なくとも一つの第4音響発生装置、少なくとも一つの第5音響発生装置、少なくとも一つの第6音響発生装置、少なくとも一つの第7音響発生装置、少なくとも一つの第8音響発生装置、および少なくとも一つの第9音響発生装置の一つ以上に向かう少なくとも一つのパッドおよび少なくとも一つのベント部中の一つをさらに含むことができる。
【0509】
本明細書のいくつかの実施例によると、第3領域、第6領域、および第9領域と、第10領域との間にある第4パーティション、第3領域、第6領域、および第9領域と、第11領域の間にある第5パーティション、第1領域、第4領域、および第7領域と、第10領域との間にある第6パーティション;第2領域、前記第5領域、および前記第8領域と、前記第11領域との間にある第7パーティション、および第4パーティション~第7パーティション中の一つの少なくとも一つの辺に配置され、少なくとも一つの第1音響発生装置~少なくとも一つの第11音響発生装置に向かう少なくとも一つのパッドをさらに含むことができる。
【0510】
本明細書のいくつかの実施例によると、第4領域と第6領域との間にある第12領域に配置される少なくとも一つの第12音響発生装置、第5領域と第6領域との間にある第13領域に配置される少なくとも一つの第13音響発生装置、第7領域と第9領域の間にある第14領域に配置される少なくとも一つの第14音響発生装置、および第8領域と第9領域の間にある第15領域に配置される少なくとも一つの第15音響発生装置、少なくとも一つの第1音響発生装置、少なくとも一つの第2音響発生装置、少なくとも一つの第3音響発生装置をさらに含む、第2パーティションは少なくとも一つの第10音響発生装置、および少なくとも一つの第11音響発生装置と、少なくとも一つの第7音響発生装置、少なくとも一つの第8音響発生装置、少なくとも一つの第9音響発生装置、少なくとも一つの第14音響発生装置、および少なくとも一つの第15音響発生装置の音響を分離することができる。
【0511】
本明細書のいくつかの実施例によると、第2パーティションの少なくとも一つの辺に配置され、少なくとも一つの第1音響発生装置、少なくとも一つの第2音響発生装置、少なくとも一つの第3音響発生装置、少なくとも一つの第7音響発生装置、少なくとも一つの第8音響発生装置、少なくとも一つの第9音響発生装置、少なくとも一つの第10音響発生装置、少なくとも一つの第11音響発生装置、少なくとも一つの第14音響発生装置、および少なくとも一つの第15音響発生装置の一つ以上に向かう少なくとも一つのパッドおよび少なくとも一つのベント部中の一つをさらに含むことができる。
【0512】
本明細書のいくつかの実施例によると、少なくとも一つの第7音響発生装置、少なくとも一つの第8音響発生装置、少なくとも一つの第9音響発生装置、少なくとも一つの第14音響発生装置、および少なくとも一つの第15音響発生装置の下側に配置される第3パーティション、および第3パーティションの少なくとも一つの辺に配置され、少なくとも一つの第7音響発生装置、少なくとも一つの第8音響発生装置、少なくとも一つの第9音響発生装置、少なくとも一つの第14音響発生装置、および少なくとも一つの第15音響発生装置の一つ以上に向かう少なくとも一つのパッドおよび少なくとも一つのベント部中の一つをさらに含むことができる。
【0513】
本明細書のいくつかの実施例によると、表示パネルの背面に配置される支持部材、支持部材および表示パネルとの間に配置されるパーティション、およびパーティションの少なくとも一つの辺に配置され、少なくとも一つの第4音響発生装置、少なくとも一つの第5音響発生装置、少なくとも一つの第6音響発生装置、少なくとも一つの第7音響発生装置、少なくとも一つの第8音響発生装置、少なくとも一つの第9音響発生装置、少なくとも一つの第12音響発生装置、少なくとも一つの第13音響発生装置、少なくとも一つの第14音響発生装置、および少なくとも一つの第15音響発生装置の一つ以上に向かう少なくとも一つのパッドおよび少なくとも一つのベント部中の一つをさらに含むことができる。
【0514】
本明細書のいくつかの実施例によると、第3領域、第6領域、および第9領域と、第10領域、第12領域、および第14領域との間にある第4パーティション、第3領域、第6領域、および第9領域と、第11領域、第13領域、および第15領域との間にある第5パーティション、第1領域、第4領域、および第7領域と、第10領域、第12領域、および第14領域との間にある第6パーティション、第2領域、第5領域、および第8領域と、第11領域、第13領域、および第15領域との間にある第7パーティション、および第4パーティション~第7パーティション中の一つ以上の少なくとも一つの辺に配置され、少なくとも一つの第1音響発生装置~少なくとも一つの第15音響発生装置の一つ以上に向かう少なくとも一つのパッドをさらに含むことができる。
【0515】
本明細書のいくつかの実施例によると、少なくとも一つの第1音響発生装置~少なくとも一つの第15音響発生装置は、80Hz~40kHzの音響を出力することができる。
【0516】
本明細書のいくつかの実施例によると、少なくとも一つの第1音響発生装置~少なくとも一つの第15音響発生装置中の少なくとも一つは、ウーファーを含む音響発生装置であり得る。
【0517】
本明細書のいくつかの実施例によると、ウーファーを含む一つ以上の音響発生装置は、60Hz~40kHzの音響を出力することができる。
【0518】
本明細書のいくつかの実施例によると、少なくとも一つの第7音響発生装置、前記少なくとも一つの第8音響発生装置、前記少なくとも一つの第9音響発生装置、前記少なくとも一つの第14音響発生装置、および少なくとも一つの第15音響発生装置中の少なくとも一つ以上の下側に配置されるウーファーをさらに含むことができる。
【0519】
本明細書のいくつかの実施例によると、ウーファーは80Hz以下の音響を出力することができる。
【0520】
以上、添付された図を参照して、本明細書の実施例をさらに詳細に説明したが、本明細書は、必ずしもこのような実施例に限定されるものではなく、本明細書の技術思想を逸脱しない範囲内で多様に変形実施することができる。したがって、本明細書に開示された実施例は、本明細書の技術思想を限定するためのものではなく説明するためのものであり、このような実施例により、本明細書の技術思想の範囲が限定されるものではない。従って、以上で記述した実施例は、すべての面で例示的なものであり限定的ではないと理解されなければならない。本明細書の保護範囲は、特許請求の範囲によって解釈されるべきであり、その同等の範囲内にあるすべての技術思想は、本明細書の権利範囲に含まれるものと解釈されなければならない。
【符号の説明】
【0521】
10、20、30、40、50、60、70:表示装置
100:表示パネル
200、200’、1600、1800、1900、2000、2020:音響発生装置
300:支持部材
400、402:接着部材
711、712、713、714、715、716、721、722、723、724、731、732、733、734、735、736、741、743、745、746、751、753、755、756、761、763、765、766、811、812、813、814、815、816、821、823、825、826、831、832、833、834、835、836、911、913、915、916、921、923、925、926、931、933、935、936:パッド
701、702、703、704、705、706、707、708、709、710、801、802、803、804、805:ベント部
700、1701、1702、1711、1712、1713、1714、1721、1722、1723、1750:パーティション