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特許6993712情報処理装置、情報処理方法及びプログラム
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2021-12-14
(45)【発行日】2022-01-14
(54)【発明の名称】情報処理装置、情報処理方法及びプログラム
(51)【国際特許分類】
   G06Q 50/10 20120101AFI20220105BHJP
   G06Q 30/02 20120101ALI20220105BHJP
【FI】
G06Q50/10
G06Q30/02 312
【請求項の数】 7
(21)【出願番号】P 2019204253
(22)【出願日】2019-11-11
(65)【公開番号】P2021077174
(43)【公開日】2021-05-20
【審査請求日】2020-08-11
(73)【特許権者】
【識別番号】517444816
【氏名又は名称】株式会社プロモスト
(74)【代理人】
【識別番号】100114557
【弁理士】
【氏名又は名称】河野 英仁
(74)【代理人】
【識別番号】100078868
【弁理士】
【氏名又は名称】河野 登夫
(72)【発明者】
【氏名】神原 健二
【審査官】後藤 昂彦
(56)【参考文献】
【文献】米国特許第10445794(US,B1)
【文献】特開2007-280371(JP,A)
【文献】特開2018-136856(JP,A)
【文献】“クチコミ/レビュー依頼をお客様に送ろう|美歴サポートメディア”,2019年03月08日,インターネット<URL:https://support.bireki.jp/2019/03/08/6850/>,[最終アクセス日:2021.09.03]
【文献】“お客様によるレビュー投稿の流れ |美歴サポートメディア美歴サポートメディア”,2019年03月08日,インターネット<URL:https://support.bireki.jp/2019/03/08/6872/>,[最終アクセス日:2021.09.03]
【文献】“[美歴Reviewマネージャー]顧客ごとにレビュー投稿依頼画面のQRコードを発行できるようにしました。 |美歴サポートメディア”,2019年09月25日,インターネット<URL:https://support.bireki.jp/2019/09/25/7214/>,[最終アクセス日:2021.09.03]
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G06Q 10/00-99/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
Web検索サイトで検索可能な検索対象に関する口コミを、前記Web検索サイトにおいて投稿可能な投稿ページのURLを記憶する記憶部と、
前記口コミの投稿をユーザに依頼するための依頼ページであって、前記投稿ページに遷移させるための依頼ページのURLを、前記検索対象に応じて短縮した短縮URLを生成する生成部と、
前記短縮URLを出力する出力部と、
ユーザ端末から前記短縮URLに基づくアクセスを受け付けた場合、前記依頼ページに転送する転送部と
前記口コミの投稿を依頼する前記ユーザの情報の入力を受け付ける受付部と
を備え
前記生成部は、前記検索対象及びユーザに応じた前記短縮URLを生成し、
前記出力部は、前記口コミの投稿を依頼するメッセージであって、前記短縮URLを含む前記メッセージを前記ユーザ端末に送信し、
前記記憶部は、前記ユーザへの依頼内容を示す依頼情報であって、前記短縮URLに係る前記検索対象と、前記ユーザの情報とを示す依頼情報を記憶し、
前記検索対象に対する前記口コミを前記Web検索サイトから収集する収集部と、
前記依頼情報に対応する前記口コミの選択入力を受け付ける第2受付部とを更に備え、
前記記憶部は、選択された前記口コミと、前記依頼情報とを関連付けて記憶する
ことを特徴とする情報処理装置。
【請求項2】
前記出力部は、前記短縮URLを表すバーコードを出力し、
前記転送部は、前記バーコードを読み取った前記ユーザ端末からアクセスを受け付けて前記依頼ページに転送し、
前記依頼ページにおいて、前記口コミを投稿する前記ユーザの情報の入力を受け付ける第受付部を備える
ことを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項3】
前記記憶部は、前記検索対象及びユーザと関連付けて、前記依頼ページでのセッションデータを記憶し、
前記セッションデータに基づき、前記口コミの投稿依頼を受けてから投稿に至る前記ユーザの行動履歴を出力する第2出力部を備える
ことを特徴とする請求項1又は2に記載の情報処理装置。
【請求項4】
前記生成部は、前記検索対象と、前記口コミの投稿依頼を担当する担当者とに応じて前記短縮URLを生成し、
前記記憶部は、前記検索対象、該検索対象に関する前記口コミの投稿依頼を受けた前記ユーザ、及び投稿依頼を行った前記担当者を示す前記依頼情報を、前記口コミと関連付けて記憶し、
前記記憶部を参照して、前記担当者が行った投稿依頼、及び投稿依頼による前記口コミについて前記担当者毎に集計した集計結果を出力する第3出力部を備える
ことを特徴とする請求項1~3のいずれか1項に記載の情報処理装置。
【請求項5】
前記Web検索サイトは、地域名及び検索クエリに基づく地図検索が可能な検索サイトであり、
前記記憶部は、地図検索で対象施設が検索された場合に、該対象施設に関する前記口コミを投稿するための投稿ページのURLを記憶し、
前記生成部は、前記対象施設に応じた前記短縮URLを生成する
ことを特徴とする請求項1~のいずれか1項に記載の情報処理装置。
【請求項6】
Web検索サイトで検索可能な検索対象に関する口コミの投稿をユーザに依頼するための依頼ページであって、前記Web検索サイトにおいて前記口コミを投稿可能な投稿ページに遷移させるための依頼ページのURLを、前記検索対象に応じて短縮した短縮URLを生成し、
前記短縮URLを出力し、
ユーザ端末から前記短縮URLに基づくアクセスを受け付けた場合、前記依頼ページに転送し、
前記口コミの投稿を依頼する前記ユーザの情報の入力を受け付け、
前記検索対象及びユーザに応じた前記短縮URLを生成し、
前記口コミの投稿を依頼するメッセージであって、前記短縮URLを含む前記メッセージを前記ユーザ端末に送信し、
前記ユーザへの依頼内容を示す依頼情報であって、前記短縮URLに係る前記検索対象と、前記ユーザの情報とを示す依頼情報を記憶し、
前記検索対象に対する前記口コミを前記Web検索サイトから収集し、
前記依頼情報に対応する前記口コミの選択入力を受け付け、
選択された前記口コミと、前記依頼情報とを関連付けて記憶する
処理をコンピュータ実行ることを特徴とする情報処理方法。
【請求項7】
Web検索サイトで検索可能な検索対象に関する口コミの投稿をユーザに依頼するための依頼ページのURLを、前記検索対象に応じて短縮した短縮URLを取得し、
前記短縮URLに基づくリダイレクトにより、前記依頼ページを表示部に表示し、
前記依頼ページにおける前記ユーザの操作入力に応じて、前記Web検索サイトにおいて前記検索対象に関する前記口コミを投稿可能な投稿ページに遷移し、
前記口コミの投稿を依頼するメッセージであって、前記口コミの投稿を依頼する前記ユーザ及び前記検索対象に応じた前記短縮URLを含む前記メッセージを取得し、
前記Web検索サイトから収集された前記検索対象に対する前記口コミに対して選択入力を受け付け、
選択された前記口コミと、前記ユーザへの依頼内容を示す依頼情報であって、前記短縮URLに係る前記検索対象及び前記ユーザの情報を示す依頼情報とを関連付けて出力する
処理をコンピュータに実行させることを特徴とするプログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、情報処理装置、情報処理方法及びプログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
Web検索エンジンやSNS(Social Networking Service)の普及に伴い、一般ユーザがネットワーク上に投稿する口コミへの対策がビジネス上重要となっている。例えば特許文献1では、複数のWebページから口コミ情報を収集して口コミ情報一覧を出力し、各口コミ情報に対する返信書き込みの入力を受け付けて返信する口コミ情報管理システム等が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【文献】特開2014-38647号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、特許文献1に係る発明は口コミに対する返信を行うのみで、ユーザによる口コミの投稿を促進するに至っていない。
【0005】
一つの側面では、口コミの投稿を促進することができる情報処理装置等を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
一つの側面に係る情報処理装置は、Web検索サイトで検索可能な検索対象に関する口コミを、前記Web検索サイトにおいて投稿可能な投稿ページのURLを記憶する記憶部と、前記口コミの投稿をユーザに依頼するための依頼ページであって、前記投稿ページに遷移させるための依頼ページのURLを、前記検索対象に応じて短縮した短縮URLを生成する生成部と、前記短縮URLを出力する出力部と、ユーザ端末から前記短縮URLに基づくアクセスを受け付けた場合、前記依頼ページに転送する転送部と、前記口コミの投稿を依頼する前記ユーザの情報の入力を受け付ける受付部とを備え、前記生成部は、前記検索対象及びユーザに応じた前記短縮URLを生成し、前記出力部は、前記口コミの投稿を依頼するメッセージであって、前記短縮URLを含む前記メッセージを前記ユーザ端末に送信し、前記記憶部は、前記ユーザへの依頼内容を示す依頼情報であって、前記短縮URLに係る前記検索対象と、前記ユーザの情報とを示す依頼情報を記憶し、前記検索対象に対する前記口コミを前記Web検索サイトから収集する収集部と、前記依頼情報に対応する前記口コミの選択入力を受け付ける第2受付部とを更に備え、前記記憶部は、選択された前記口コミと、前記依頼情報とを関連付けて記憶することを特徴とする。
【発明の効果】
【0007】
一つの側面では、口コミの投稿を促進することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1】口コミ依頼システムの構成例を示す模式図である。
図2】サーバの構成例を示すブロック図である。
図3】施設DB、担当者DB、口コミDB、依頼DB、セッションDBのレコードレイアウトの一例を示す説明図である。
図4】ユーザ端末の構成例を示すブロック図である。
図5】口コミ一覧画面の一例を示す説明図である。
図6】依頼フォームの一例を示す説明図である。
図7】メッセージの一例を図示する説明図である。
図8】ユーザ端末での表示画面例を示す説明図である。
図9】口コミ詳細画面の一例を示す説明図である。
図10】送信履歴画面の一例を示す説明図である。
図11】依頼詳細画面の一例を示す説明図である。
図12】レポート画面の一例を示す説明図である。
図13】サーバが実行する処理手順の一例を示すフローチャートである。
図14】ユーザ端末が実行する処理手順の一例を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本発明をその実施の形態を示す図面に基づいて詳述する。
(実施の形態)
図1は、口コミ依頼システムの構成例を示す模式図である。本実施の形態では、ユーザに対して口コミの投稿を依頼する口コミ依頼システムについて説明する。口コミ依頼システムは、情報処理装置1、ユーザ端末2、担当者端末3、検索エンジンサーバ4を含む。各装置は、インターネット等のネットワークNに通信接続されている。
【0010】
検索エンジンサーバ4は、Web検索エンジンとして機能するサーバコンピュータであり、検索クエリの入力を受けてWebサイトを検索する検索サイトを提供するサーバコンピュータである。本実施の形態で検索エンジンサーバ4は、検索サイトの一機能として地図検索サービス(例えばGoogleマップ(登録商標))を提供しており、地図検索(地域名、端末位置情報、キーワードなどに基づく検索)によって施設(例えば店舗)を検索可能となっている。さらに検索サイトでは、地図検索によってある施設を検索した場合に、ユーザはその施設の口コミを投稿可能となっている。例えば「東京 病院」と入力して地図検索を行った場合、東京に所在する病院が検索結果として出力され、検索された各病院について、ユーザは任意に口コミを投稿することができる。他のユーザは、ユーザが投稿した口コミを検索サイトで閲覧することができる。
【0011】
本実施の形態では、対象の施設(例えば商業施設)について、地図検索における検索順位の向上、すなわちMEO(Map Engine Optimization)対策のため、対象の施設(検索対象)の口コミを検索サイトに投稿するようユーザに依頼する。
【0012】
なお、本実施の形態ではMEO対策を前提に口コミ依頼を行うものとするが、本システムをSEO(Search Engine Optimization)に応用してもよい。すなわち、Web検索サイトで検索可能な何らかの検索対象(好適には地図検索可能な施設)について、その口コミを投稿するようユーザに依頼可能であればよい。
【0013】
情報処理装置1は、種々の情報処理、情報の送受信が可能な情報処理装置であり、例えばサーバコンピュータ、パーソナルコンピュータ等である。本実施の形態では情報処理装置1がサーバコンピュータであるものとし、以下では簡潔のためサーバ1と読み替える。後述するように、サーバ1は、本システムを利用してMEO対策を行う施設事業者のために、検索サイトに口コミを投稿するようユーザに依頼するための口コミ依頼ツールを提供する。具体的には、サーバ1は、口コミの投稿を依頼するための依頼ページのURLを、対象の施設等に応じて異なる短縮URL(Uniform Resource Locator)に変換して出力し、当該依頼ページを介してユーザを検索サイトの投稿ページへと誘導する。当該処理について、詳しくは後述する。
【0014】
ユーザ端末2は、口コミを投稿するユーザが所持する端末装置であり、例えばスマートフォン、タブレット端末、パーソナルコンピュータ等である。サーバ1は、ユーザ端末2から短縮URLに基づくアクセスを受け付けた場合、依頼ページにリダイレクト(転送)し、口コミを投稿するようユーザに依頼する。
【0015】
担当者端末3は、MEO対策を行う施設の担当者が使用する端末装置であり、例えばパーソナルコンピュータ、スマートフォン、タブレット端末等である。本実施の形態でサーバ1は、担当者端末3からの要求を受けて依頼ページの短縮URLを出力し、ユーザを投稿ページへと誘導する。また、サーバ1は、過去に行った口コミ依頼の一覧、あるいは検索サイトに投稿された口コミの一覧などを担当者端末3に出力し、担当者に提示する。
【0016】
図2は、サーバ1の構成例を示すブロック図である。サーバ1は、制御部11、主記憶部12、通信部13、及び補助記憶部14を備える。
制御部11は、一又は複数のCPU(Central Processing Unit)、MPU(Micro-Processing Unit)、GPU(Graphics Processing Unit)等の演算処理装置を有し、補助記憶部14に記憶されたプログラムPを読み出して実行することにより、種々の情報処理、制御処理等を行う。主記憶部12は、SRAM(Static Random Access Memory)、DRAM(Dynamic Random Access Memory)、フラッシュメモリ等の一時記憶領域であり、制御部11が演算処理を実行するために必要なデータを一時的に記憶する。通信部13は、通信に関する処理を行うための通信モジュールであり、外部と情報の送受信を行う。
【0017】
補助記憶部14は、大容量メモリ、ハードディスク等の不揮発性記憶領域であり、制御部11が処理を実行するために必要なプログラムP、その他のデータを記憶している。また、補助記憶部14は、施設DB141、担当者DB142、口コミDB143、依頼DB144、セッションDB145を記憶している。施設DB141は、口コミ投稿の依頼主である各施設の情報を格納するデータベースである。担当者DB142は、各施設で口コミ投稿依頼を担当する担当者の情報を格納するデータベースである。口コミDB143は、検索サイトに投稿された口コミの情報を格納するデータベースである。依頼DB144は、施設担当者からユーザに行った依頼内容(依頼情報)を格納するデータベースである。セッションDB145は、依頼ページにおけるセッションデータを格納するデータベースである。
【0018】
なお、補助記憶部14はサーバ1に接続された外部記憶装置であってもよい。また、サーバ1は複数のコンピュータからなるマルチコンピュータであっても良く、ソフトウェアによって仮想的に構築された仮想マシンであってもよい。
【0019】
また、本実施の形態においてサーバ1は上記の構成に限られず、例えば操作入力を受け付ける入力部、画像を表示する表示部等を含んでもよい。また、サーバ1は、CD(Compact Disk)-ROM、DVD(Digital Versatile Disc)-ROM等の可搬型記憶媒体1aを読み取る読取部を備え、可搬型記憶媒体1aからプログラムPを読み取って実行するようにしても良い。あるいはサーバ1は、半導体メモリ1bからプログラムPを読み込んでも良い。
【0020】
図3は、施設DB141、担当者DB142、口コミDB143、依頼DB144、セッションDB145のレコードレイアウトの一例を示す説明図である。
施設DB141は、施設ID列、施設名列、投稿ページ列を含む。施設ID列は、本システムで対象とする各施設を識別するための施設IDを記憶している。施設名列、投稿ページ列はそれぞれ、施設IDと対応付けて、施設名、及び検索サイトで当該施設の口コミを投稿可能な投稿ページのURLを記憶している。
【0021】
担当者DB142は、担当者ID列、氏名列、施設列を含む。担当者ID列は、施設の各担当者を識別するための担当者IDを記憶している。氏名列、及び施設列はそれぞれ、担当者IDと対応付けて、担当者の氏名、及び担当者が属する施設名を記憶している。
【0022】
口コミDB143は、口コミID列、投稿ページ列、口コミ列、返信列を含む。口コミID列は、検索サイトに投稿された各口コミを識別するための口コミIDを記憶している。投稿ページ列、口コミ列、及び返信列はそれぞれ、口コミIDと対応付けて、口コミが投稿された投稿ページ、口コミの内容、及び当該口コミに対して担当者が返信したメッセージの内容を記憶している。口コミ列には、例えば口コミを行ったユーザ名、ユーザによる施設の評価(例えば1~5の数値)、ユーザが投稿したコメント、投稿日時などが記憶されている。返信列には、例えば返信を行った担当者名、担当者が返信したコメント、返信日時などが記憶されている。
【0023】
依頼DB144は、依頼ID列、施設列、依頼列、評価列、短縮URL列、関連口コミ列を含む。依頼ID列は、担当者がユーザに対して行った投稿依頼を識別するための依頼IDを記憶している。施設列、依頼列、評価列、短縮URL列、及び関連口コミ列はそれぞれ、依頼IDと対応付けて、口コミを依頼した施設名、依頼内容(依頼情報)、投稿依頼に対する評価、依頼を行う際に生成した短縮URL、及び依頼によって投稿された口コミの口コミIDを記憶している。依頼列には、例えば後述する依頼のタイプ(SMS(Short Mail Message)、電子メール、及びQRコード(登録商標)の何れで短縮URLを出力したか)、依頼(送信)した日時、依頼を行った担当者、後述する評価タイプ、依頼を受けた(受信した)ユーザの情報などが記憶されている。評価列には、後述するように、依頼ページにおいてユーザが入力した施設の評価(「はい」又は「いいえ」)、及び担当者への評価(点数及びコメント)が記憶されている。
【0024】
セッションDB145は、セッションID列、日時列、施設列、ユーザ列、セッション列を含む。セッションID列は、依頼ページでのセッション毎に付番されたセッションIDを記憶している。日時列、施設列、ユーザ列、及びセッション列はそれぞれ、セッションIDと対応付けて、セッションが発生した日時、口コミの投稿を依頼した施設名、依頼されたユーザ名、及びセッションの内容を記憶している。
【0025】
図4は、ユーザ端末2の構成例を示すブロック図である。ユーザ端末2は、制御部21、主記憶部22、補助記憶部23、通信部24、表示部25、入力部26、撮像部27を備える。
制御部21は、CPU等の演算処理装置を有し、補助記憶部23に記憶されたプログラムを読み出して実行することにより、種々の情報処理、制御処理等を行う。主記憶部22はRAM等の一時記憶領域であり、制御部21が演算処理を実行するために必要なデータを一時的に記憶する。補助記憶部23は、ROM(Read-Only Memory)等の不揮発性記憶領域であり、制御部21が処理を実行するために必要なプログラム、その他のデータを記憶している。通信部24は、通信に関する処理を行うための通信モジュールであり、外部と情報の送受信を行う。
【0026】
表示部25は液晶ディスプレイ等の表示画面であり、制御部21から与えられた画像を表示する。入力部26は、タッチパネル、メカニカルキー等の操作インターフェイスであり、操作入力を受け付ける。撮像部27はCMOS(Complementary MOS)センサ等の撮像素子を備えたカメラであり、画像を撮像する。
【0027】
図5は、口コミ一覧画面の一例を示す説明図である。図5では、担当者端末3が表示する画面例であって、サーバ1が提供する口コミ依頼ツールの画面例を図示している。例えば担当者端末3は、当該ツールの画面において、図5に示すように画面左側にメニューバーを表示する。担当者端末3は、口コミ一覧52が操作された場合に図5の口コミ一覧画面を表示すると共に、送信履歴51が操作された場合は送信履歴画面(図10参照)を、レポート53が操作された場合はレポート画面(図12参照)を表示する。以下では本実施の形態の概要を説明する。
【0028】
図5の口コミ一覧画面について説明する前に、ユーザに口コミの投稿を依頼する際の処理内容について説明する。担当者端末3は、図5の口コミ一覧画面(及び他の画面)において、右上に依頼ボタン50を表示する。依頼ボタン50への操作入力を受け付けた場合、担当者端末3は、図6の画面をポップアップ表示する。
【0029】
図6は、依頼フォームの一例を示す説明図である。依頼ボタン50への操作入力を受け付けた場合、担当者端末3は、図6に示す依頼フォームをポップアップ表示する。図6Aは、SMSで投稿を依頼する際の依頼フォームの画面例を図示している。図6Bは、QRコードを利用して投稿を依頼する際の依頼フォームの画面例を図示している。依頼ボタン50への操作入力を受け付けた場合、担当者端末3はまず、図6Aの依頼フォームを表示する。
【0030】
依頼フォームは、SMSタブ61、電子メールタブ62、QRコードタブ63を含む。担当者端末3は、各タブへの操作入力に応じて図6A図6Bの依頼フォームの表示を切り換える。なお、電子メールタブ62に係る依頼フォームの表示画面については、SMSタブ61とほぼ同様であるため図示を省略する。
【0031】
SMSタブ61がアクティブである場合、担当者端末3は、図6Aの依頼フォームを表示する。当該依頼フォームにおいて、担当者端末3は、ユーザに対して投稿依頼のメッセージ(SMS)を送信するために必要な各種情報の入力を受け付ける。具体的には、担当者端末3は、担当者名、評価タイプ、ユーザの電話番号、ユーザ名(受信者名)、及びユーザへのコメントの入力を受け付ける。なお、評価タイプについては後述する。
【0032】
サーバ1は、依頼フォームでの入力内容に基づき、ユーザ端末2に口コミの投稿依頼のメッセージを送信する。図7は、メッセージの一例を図示する説明図である。当該メッセージは、上記で入力されたユーザ名、コメント等のほかに、ユーザに投稿を依頼するための依頼ページ(図8参照)のURLを短縮した短縮URL71を含む。
【0033】
サーバ1は、依頼ページのURLをそのまま送信するのではなく、短縮URL71を送信する。短縮URLとする理由は複数あるが、主な理由は、SMS、QRコード等に記述できる文字数が制限されているためと、元の依頼ページのURLをマスキングするためである。また、サーバ1は、口コミの投稿を依頼してからユーザが口コミを投稿する(又は投稿を見送る)までの操作履歴を記録するため、短縮URLを送信する。
【0034】
短縮URLの生成方法は特に限定されないが、例えばサーバ1は、数文字(図7では「e1MMhb」の6文字)のランダムな文字列をHTMLファイルのファイル名として生成し、当該ファイル内に、リダイレクト先として依頼ページのURLを格納する。短縮URLに基づくアクセスをユーザ端末2から受け付けた場合、サーバ1は、ファイル内に格納された依頼ページへとリダイレクト(遷移)させる。
【0035】
サーバ1は、上記の短縮URLを生成する場合に、少なくとも対象の施設(口コミを依頼する施設)に基づき、メッセージ毎に個別の短縮URLを生成する。具体的には、サーバ1は、対象の施設、口コミの依頼を受けるユーザ、依頼を行う担当者、及び後述の評価タイプに基づいて短縮URLを生成する。サーバ1は、図6の依頼フォームに情報を入力した担当者、担当者が属する施設、依頼フォームに入力されたユーザ、及び評価タイプに基づいて一意の短縮URLを生成し、メッセージをユーザ端末2に送信する。
【0036】
なお、上記では対象施設(検索対象)、ユーザ、担当者、評価タイプの4種類の情報に応じて短縮URLを生成したが、例えばサーバ1は、3種類以下、又は5種類以上の情報に基づいて短縮URLを生成してもよい。すなわち、短縮URLに紐付く情報は少なくとも対象施設を含んでいればよく、その他の情報は特に限定されない。
【0037】
図8は、ユーザ端末2での表示画面例を示す説明図である。上記の短縮URLへの操作入力を受け付けた場合、ユーザ端末2は短縮URLに基づくリダイレクトを行い、図8左側の依頼ページに遷移する。その後、ユーザ端末2は、依頼ページでの操作入力に応じて画面を順次切り換え、検索サイトの口コミ投稿ページへと遷移する。
【0038】
依頼ページは、対象施設に関する口コミの投稿を依頼するためのWebページであり、検索サイトにおける口コミの投稿ページへユーザを誘導(遷移)するためのページである。サーバ1は、依頼ページを介してユーザに口コミの投稿を依頼し、投稿ページへと遷移させる。
【0039】
本実施の形態でサーバ1はまず、図8左側の依頼ページで、ユーザから施設の評価入力を受け付ける。例えば図8に示すように、ユーザ端末2は「○○はオススメできますか?」との質問を表示し、「はい」又は「いいえ」の選択肢から選択入力を受け付けて評価入力を受け付ける。なお、「はい」又は「いいえ」の二者択一ではなく、例えば1~5点の点数評価を受け付けるようにしてもよい。
【0040】
なお、本実施の形態では依頼ページにおいて施設の評価入力を受け付けるものとするが、依頼ページで施設の評価を行う構成は必須ではなく、評価を行わずにそのまま投稿ページへと誘導してもよい。
【0041】
ここでサーバ1は、図6の依頼フォームにおいて、評価タイプとして「施設と担当者」が選択されていた場合、施設の評価入力が完了後、担当者の評価を入力するためのページ(不図示)に遷移し、メッセージを送った担当者についても評価入力を受け付ける。例えばサーバ1は、1~5点の点数評価、及びコメントの入力を受け付ける。このように、依頼ページにおいて担当者の評価を可能とすることで、例えば施設の従業員がユーザ(顧客)に対して口コミの投稿を依頼した場合などに、その従業員(担当者)の接客態度などを好適に記録することができる。
【0042】
施設(及び担当者)の評価入力を完了後、ユーザ端末2は、図8中央の依頼ページに遷移する。なお、本実施の形態でサーバ1は、ネガティブな口コミが投稿されることを避けるため、施設の評価が「はい」である場合、すなわち肯定的な評価である場合のみ図8中央のページに遷移する。「いいえ」の場合は処理を終了する。
【0043】
ユーザ端末2は、図8中央のページで、検索サイトにユーザがログインするための所定の電子メールアドレス(検索サイトで提供するフリーメールサービスのアドレス)の有無をユーザに問い合わせ、「はい」又は「いいえ」から選択入力を受け付ける。「はい」が選択された場合、ユーザ端末2は、検索サイトにユーザがログインするためのログイン画面(不図示)に遷移し、電子メールアドレス等の入力を受け付ける。「いいえ」が選択された場合、サーバ1は処理を終了する。
【0044】
ログイン完了後、ユーザ端末2は、図8右側の口コミ投稿ページに遷移する。投稿ページは、検索エンジンサーバ4が対象施設の口コミの投稿を受け付けるためのWebページであって、検索サイト内のページである。例えばユーザ端末2は、投稿ページにおいて点数評価、コメント等の口コミの入力を受け付け、検索エンジンサーバ4へと送信する。送信された口コミは検索エンジンサーバ4によってアップロードされる。
【0045】
上記のように、サーバ1は短縮URLを含むメッセージをユーザ端末2に送信してリダイレクトを受け付け、依頼ページへと遷移させる。そしてサーバ1は、依頼ページで施設(及び担当者)の評価入力を受け付けた後、検索サイトの投稿ページへと遷移させて口コミの投稿を促す。短縮URLは施設、ユーザ等と紐付いており、サーバ1は、メッセージを送信してから投稿ページへと遷移するまでの操作履歴をセッションデータとしてセッションDB145に記憶しておく。
【0046】
なお、上記では電子的なメッセージ(SMS又は電子メール)をユーザ端末2に送信することで口コミの投稿依頼を行う場合について説明したが、本実施の形態では、QRコード(バーコード)を利用して口コミの投稿依頼を行うことも可能となっている。なお、QRコードではなく一次元バーコードを利用してもよい。例えば図6Bで示したように、QRコードタブ63がアクティブになった場合、担当者端末3は、短縮URLを記述したQRコードを表示する。具体的には、担当者端末3は、評価タイプが「施設のみ」のQRコードと、「施設と担当者」のQRコードとをそれぞれ表示する。
【0047】
サーバ1は、対象の施設(及び担当者、評価タイプ)に応じた短縮URLを生成し、QRコードに変換して担当者端末3に出力する。なお、この場合の短縮URLは、上記のメッセージ送信時とは異なり、施設毎に固定となっている。例えば担当者は、当該QRコードをプリントアウトして、施設に来訪したユーザに提示する。あるいは担当者は、QRコードの表示画面をそのままユーザに提示してもよい。ユーザ端末2は、ユーザの操作入力に従ってQRコードを読み取り、短縮URLに基づくリダイレクトを行って依頼ページにアクセスする。
【0048】
ユーザ端末2は、メッセージ送信時と同様に依頼ページで施設の評価入力を受け付け、口コミ投稿ページへと遷移する。この場合にユーザ端末2はまず、上記のQRコードの短縮URLは個々のユーザに紐付いていないため、依頼ページにおいてユーザ名の入力を受け付ける。サーバ1は、依頼ページでのセッションデータを管理する場合に、入力されたユーザ名と紐付けてセッションデータ(操作履歴)をセッションDB145に記憶する。
【0049】
図5に戻って説明を続ける。以下では、上記で行った口コミの投稿依頼、及び投稿された口コミの管理について説明する。サーバ1は、検索サイトが提供する所定のAPI(Application Programmable Interface)から対象施設について投稿された口コミを収集し、口コミDB143に記憶する。そしてサーバ1は、担当者端末3からの要求に従い、図5の口コミ一覧画面を表示する。
【0050】
口コミ一覧画面は、対象の施設について各ユーザから投稿されたコメントを一覧で表示する表示画面である。例えば担当者端末3は、画面上段に対象施設の口コミの総合評価(口コミの平均値、口コミの総数等)を表示すると共に、画面下段に個々の口コミを一覧表示する。例えば担当者端末3は、口コミ毎に、口コミを投稿したユーザ名(ハンドルネーム)、点数、コメントなどを表示する。また、担当者端末3は、口コミ毎に閲覧ボタン54を表示する。
【0051】
図9は、口コミ詳細画面の一例を示す説明図である。担当者端末3は、口コミ一覧画面で閲覧ボタン54への操作入力を受け付けた場合、図9の口コミ詳細画面を表示する。口コミ詳細画面は、検索サイトに投稿された口コミの情報を表示する表示画面である。担当者端末3は、検索サイトに投稿された口コミを画面上段に表示する。
【0052】
また、担当者端末3は、口コミに対して担当者が返信するための返信フォームを画面下段に表示する。担当者端末3は、返信フォームにおいてコメントの入力を受け付け、入力されたコメントをサーバ1経由で検索エンジンサーバ4に送信する。これにより、ユーザが投稿した口コミに対する返信が為され、例えば口コミの御礼などを本ツール上でまとめて行うことができる。
【0053】
なお、サーバ1は、口コミへの返信を担当者から受け付けるだけでなく、未返信の口コミがある場合に、担当者、あるいは施設管理者に対して口コミに返信するよう通知を行ってもよい。例えばサーバ1は、一定期間毎に口コミDB143を参照して未返信の口コミの有無を判定し、未返信の口コミがある場合に担当者端末3へ通知する。これにより、口コミへの返信を本ツール上で管理することができる。
【0054】
図10は、送信履歴画面の一例を示す説明図である。メニューバーに表示されている送信履歴51への操作入力を受け付けた場合、担当者端末3は、図10に示す送信履歴画面を表示する。送信履歴画面は、施設の各担当者からユーザに対して行った口コミの投稿依頼(依頼情報)を一覧で表示する表示画面であり、口コミの依頼履歴(送信履歴)を表示する表示画面である。
【0055】
担当者端末3は、各ユーザに対して行った依頼毎に、口コミ投稿の依頼内容を一覧で表示する。例えば担当者端末3は、依頼を行った担当者名、日時、依頼を受けたユーザ名(受信者名)、及び最新の操作履歴(状態)を表示する。また、担当者端末3は、依頼毎に閲覧ボタン101を表示する。
【0056】
図11は、依頼詳細画面の一例を示す説明図である。担当者端末3は、閲覧ボタン101への操作入力を受け付けた場合、図11の依頼詳細画面を表示する。依頼詳細画面は、ユーザに対する依頼内容(依頼情報)、及び依頼に対するユーザの行動履歴を表示する表示画面である。例えば担当者端末3は、依頼内容として、依頼日時(メッセージの送信日時、又はQRコードの読取日時)、依頼を行った担当者名、依頼を受けたユーザ名、担当者が入力したコメントなどを画面左側に表示する。
【0057】
また、担当者端末3は、ユーザの行動履歴として、ユーザ端末2における操作履歴を画面右側に表示する。操作履歴は、少なくとも短縮URLに基づく依頼ページへのアクセス、及び投稿ページへの遷移の有無を含む情報であり、ユーザに口コミの投稿を依頼してから投稿されるまでの一連の操作内容を時系列に沿って表すデータである。例えば担当者端末3は、図11に示すように、メッセージの送信、短縮URLに基づくアクセス、投稿ページへの遷移などの一連の操作を、日時に従って画面下側から順に表示する。サーバ1は、依頼DB144に格納されている各依頼の情報、及びセッションDB145に格納されている依頼ページでのセッションデータに基づき、図11の操作履歴を表示させる。
【0058】
なお、図11では施設(及び担当者)の評価に関する操作が表示されていないが、施設の評価として「いいえ」が選択され、口コミが投稿されなかった場合のみ、「いいえ」が選択された旨が表示される。また、図11の例ではメッセージの送信を行った場合について図示してあるが、QRコードの読取を行った場合、「メッセージを送信しました」に代えて、QRコード読取後に行われる氏名入力の有無が操作履歴として表示される。このように、操作履歴(行動履歴)として表示される項目は、操作内容や依頼の態様に応じて表示項目数や内容が変更される。
【0059】
また、担当者端末3は、依頼詳細画面に口コミ選択欄111を表示する。口コミ選択欄111は、依頼詳細画面に表示中の投稿依頼(依頼情報)によって検索サイトに投稿された口コミを選択するための入力欄であり、投稿依頼と口コミとをデータベース(依頼DB144)において関連付けるための操作入力欄である。口コミDB143、及び依頼DB144にはそれぞれ口コミ及び依頼内容が格納されているが、このままだとどの口コミがどの依頼に対応するか分からないため、サーバ1は、口コミ選択欄111によって投稿依頼に対応する口コミを担当者に選択させる。
【0060】
口コミ選択欄111への操作入力を受け付けた場合、担当者端末3は、依頼DB144において未だ投稿依頼と関連付けられていない口コミをプルダウン表示する。この場合に、例えば担当者端末3は、投稿日時が新しい口コミを上から順に表示することで、関連する口コミを担当者が識別しやすいようにする。担当者端末3は、プルダウン表示された口コミから、投稿依頼と関連付ける口コミを選択する選択入力を受け付ける。選択された口コミの口コミIDは、表示中の投稿依頼と関連付けて依頼DB144に記憶される。
【0061】
なお、上記では担当者が手動で口コミと依頼との関連付けを行うものとしたが、例えばユーザ名、日時(口コミの依頼日時、及び投稿日時)などに応じて絞り込みを行い、サーバ1が自動的に関連付けを行ってもよい。また、例えばサーバ1は、ユーザ名や日時で口コミの絞り込みを行い、依頼詳細画面で表示中の依頼と関連性が高いと推定される口コミをプルダウン表示してもよい。
【0062】
図12は、レポート画面の一例を示す説明図である。メニューバーに表示されているレポート53への操作入力を受け付けた場合、担当者端末3は、図12のレポート画面を表示する。レポート画面は、本ツールを利用した投稿依頼に関するレポートを表示する表示画面であり、担当者からユーザに対して行った投稿依頼、及び投稿依頼によって投稿された口コミについて、所定の集計項目を集計した集計結果を担当者毎に表示する画面である。例えば担当者端末3は、図12に示すように、口コミの投稿数、口コミの評価点の平均値、担当者に対する評価点の平均値などを、担当者毎に一覧表示する。サーバ1は、依頼DB144に記憶されている依頼内容(依頼情報)と、図11の依頼詳細画面で各依頼に関連付けられた口コミの情報とに基づいて集計を行い、集計結果を図12のレポート画面に表示させる。
【0063】
以上より、本実施の形態によれば、対象の施設(検索対象)、担当者、ユーザ等に応じた短縮URLを生成し、当該短縮URLに基づくアクセスを受け付けて依頼ページにリダイレクト(転送)し、検索サイトの投稿ページへと誘導する。短縮URLを用いることで、SMSやQRコードを好適に利用することができると同時に、ユーザの行動履歴(操作履歴)をセッションデータとして保存し、依頼から投稿に至る一連のユーザの動作を好適に記録することができる。
【0064】
図13は、サーバ1が実行する処理手順の一例を示すフローチャートである。例えばサーバ1は、担当者端末3からの要求に応じて図5等の画面を出力した場合に、以下の処理を実行する。
サーバ1の制御部11は、担当者端末3からの要求に応じて、口コミの投稿をユーザに依頼するための依頼フォームを出力するか否かを判定する(ステップS11)。依頼フォームを出力すると判定した場合(S11:YES)、制御部11は依頼フォームを出力する(ステップS12)。
【0065】
制御部11は、担当者端末3における操作入力に基づき、短縮URLをQRコード(バーコード)で出力するか否かを判定する(ステップS13)。QRコードで出力しないと判定した場合(S13:NO)、制御部11は、氏名、連絡先(電話番号又は電子メールアドレス)などのユーザの情報、及び評価タイプ(施設のみを評価するか、施設及び担当者を評価するか)の入力を受け付ける(ステップS14)。制御部11は、口コミを依頼する施設、ユーザ、担当者、及び評価タイプに基づき、依頼ページの短縮URLを生成する(ステップS15)。制御部11は、口コミの投稿を依頼するメッセージであって、生成した短縮URLを含むメッセージをユーザ端末2に送信する(ステップS16)。
【0066】
短縮URLをQRコードで出力すると判定した場合(S13:YES)、制御部11は、口コミを依頼する施設、及び担当者に基づいて依頼ページの短縮URLを生成する(ステップS17)。制御部11は、生成した短縮URLを記述したQRコードを担当者端末3に出力する(ステップS18)。
【0067】
ステップS11でNO、又はステップS16若しくはS18の処理を実行後、制御部11は、担当者端末3における操作入力に基づき、口コミの一覧を出力するか否かを判定する(ステップS19)。口コミの一覧を出力すると判定した場合(S19:YES)、制御部11は、担当者の施設に対応する口コミを一覧で示す口コミ一覧画面を担当者端末3に出力する(ステップS20)。制御部11は、口コミ一覧画面での操作入力に応じて個々の口コミの情報を担当者端末3に表示させ(ステップS21)、一連の処理を終了する。
【0068】
口コミの一覧を出力しないと判定した場合(S19:NO)、制御部11は、担当者端末3における操作入力に基づき、口コミの投稿依頼(依頼情報)の一覧を出力するか否かを判定する(ステップS22)。投稿依頼の一覧を出力すると判定した場合(S22:YES)、制御部11は、各担当者による口コミの投稿依頼を一覧で示す送信履歴画面を担当者端末3に出力する(ステップS23)。
【0069】
制御部11は、送信履歴画面での操作入力に基づき、個々の投稿依頼の情報を担当者端末3に表示させる(ステップS24)。そして制御部11は、表示中の投稿依頼と関連付ける口コミの選択入力を受け付ける(ステップS25)。制御部11は、指定された口コミを投稿依頼と関連付けて依頼DB144に記憶し(ステップS26)、一連の処理を終了する。
【0070】
依頼履歴を出力しないと判定した場合(S22:NO)、制御部11は、担当者端末3における操作入力に応じて、口コミの投稿依頼、及び投稿依頼によって投稿された口コミに関する集計結果を担当者毎に示すレポート画面を出力し(ステップS27)、一連の処理を終了する。
【0071】
図14は、ユーザ端末2が実行する処理手順の一例を示すフローチャートである。図14に基づき、ユーザ端末2が実行する処理内容について説明する。
ユーザ端末2の制御部21は、依頼ページの短縮URLを取得する(ステップS31)。具体的には上述の如く、制御部21は、短縮URLを含むメッセージの受信、又は短縮URLを表すQRコードの読取によって短縮URLを取得する。制御部21は、短縮URLに基づくリダイレクトを行い、依頼ページに遷移する(ステップS32)。
【0072】
制御部21は、依頼ページにおいて、施設及び/又は担当者に対する評価入力を受け付ける(ステップS33)。なお、QRコードの読取によって依頼ページにアクセスした場合、氏名等のユーザの情報の入力をまず受け付け、その後に評価入力を受け付ける。
【0073】
制御部21は、ユーザによる操作入力に応じて、口コミを投稿するか否かを判定する(ステップS34)。具体的には、制御部21は、ステップS33の評価入力において肯定的な評価(「はい」)が選択された場合、口コミを投稿するものと判定する。投稿しないと判定した場合(S34:NO)、制御部21は一連の処理を終了する。投稿すると判定した場合(S34:YES)、制御部21は、施設に対応する口コミの投稿ページに遷移する(ステップS35)。制御部21は、投稿ページにおける操作入力に従って口コミの投稿を行い(ステップS36)、一連の処理を終了する。
【0074】
以上より、本実施の形態によれば、短縮URLを用いて依頼ページに転送し、検索サイトの投稿ページへと誘導(遷移)することで、口コミの投稿を好適に促進することができる。
【0075】
また、本実施の形態によれば、SMSや電子メールなどのメッセージで短縮URLをユーザ端末に送信することで、口コミの投稿を好適に依頼することができる。
【0076】
また、本実施の形態によれば、QRコード等のバーコードの読取によって依頼を行うこともでき、利便性を向上させることができる。
【0077】
また、本実施の形態によれば、対象施設(検索対象)、ユーザ等と紐付けて生成された短縮URLを用いることで、ユーザの行動履歴(セッション)を把握することができ、投稿依頼の成否などを施設側に提示することができる。
【0078】
また、本実施の形態によれば、検索サイトから口コミを収集してデータベースに管理し、施設側に一覧で提示することができる。また、依頼と関連付けて管理することもでき、口コミ対策(好適にはMEO対策)を行う施設の利便性を向上させることができる。
【0079】
また、本実施の形態によれば、担当者毎にレポート(投稿依頼及び口コミの集計結果)を提示することができ、口コミ対策をより好適に実施することができる。
【0080】
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって、制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した意味ではなく、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
【符号の説明】
【0081】
1 サーバ(情報処理装置)
11 制御部
12 主記憶部
13 通信部
14 補助記憶部
P プログラム
2 ユーザ端末
21 制御部
22 主記憶部
23 補助記憶部
24 通信部
25 表示部
26 入力部
3 担当者端末
4 検索エンジンサーバ
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
図13
図14