(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2021-12-14
(45)【発行日】2022-01-14
(54)【発明の名称】産業用ロボット
(51)【国際特許分類】
B25J 19/00 20060101AFI20220106BHJP
【FI】
B25J19/00 E
(21)【出願番号】P 2019199338
(22)【出願日】2019-10-31
(62)【分割の表示】P 2015009406の分割
【原出願日】2015-01-21
【審査請求日】2019-11-28
(73)【特許権者】
【識別番号】000000974
【氏名又は名称】川崎重工業株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100105795
【氏名又は名称】名塚 聡
(74)【代理人】
【識別番号】100105131
【氏名又は名称】井上 満
(72)【発明者】
【氏名】山 本 雅 人
(72)【発明者】
【氏名】北 村 伸 二
(72)【発明者】
【氏名】橋 本 悟 施
【審査官】臼井 卓巳
(56)【参考文献】
【文献】特開2004-358649(JP,A)
【文献】米国特許出願公開第2005/0236528(US,A1)
【文献】特開平05-131388(JP,A)
【文献】特開平05-329791(JP,A)
【文献】実開昭61-002727(JP,U)
【文献】特開昭64-011781(JP,A)
【文献】特開平02-160498(JP,A)
【文献】特開平10-034588(JP,A)
【文献】特開2005-342860(JP,A)
【文献】国際公開第2013/026012(WO,A1)
【文献】米国特許出願公開第2010/0012342(US,A1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
B25J 18/04-19/00
F16L 3/01
H01B 7/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
長手軸線を有するアーム部と、
前記アーム部の先端に設けられ、前記長手軸線に直交する揺動軸線周りに揺動可能な手首部と、
前記アーム部の内部に挿通され、前記手首部に装着されるエンドエフェクタに接続される
複数の線条体と、
前記アーム部の前記長手軸線に沿って前記
複数の線条体を前記手首部から離れる離反方向に付勢するための付勢手段と、を備え、
前記
複数の線条体
のそれぞれは、弾性を有する
複数の管状部材の
それぞれの中に挿通されており、
前記付勢手段は、前記
複数の管状部材の
それぞれの前記弾性により生じる弾性力を利用して前記
複数の線条体
のそれぞれを付勢するように構成されており、
前記
複数の線条体
のそれぞれは、前記アーム部の基端から延出した部分に湾曲部を有し、
前記
複数の線条体の
それぞれの前記湾曲部は、前記
複数の管状部材の
それぞれの中に挿通されており、
前記付勢手段は、前記
複数の線条体の
それぞれの前記湾曲部に対応する部分の前記
複数の管状部材
のそれぞれにおいて生じる前記弾性力を利用して前記
複数の線条体
のそれぞれを付勢するように構成されている、産業用ロボット。
【請求項2】
前記複数の線条体の全体を覆う管状カバー部材をさらに備え、
前記付勢手段は、さらに、前記
複数の線条体
の全体を前記離反方向に引っ張る力を生じる弾性体を備えており、
前記弾性体は、その一部が前記アーム部に固定されたバネ部材を有し、
前記バネ部材は、前記湾曲部
に対応する部分の前記管状カバー部材の内周面に沿って延在する板バネを含み、
前記付勢手段は、前記
複数の管状部材の前記弾性力および前記板バネの弾性力によって前記
複数の線条体を付勢するように構成されている、請求項1記載の産業用ロボット。
【請求項3】
前記アーム部は、その先端の部分に、前記長手軸線および前記揺動軸線の両方に直交する方向に開放した開放空間を有する、請求項1または2に記載の産業用ロボット。
【請求項4】
前記開放空間は、前記アーム部の内部において前記手首部に対向する側に設けられた壁部によってその一部が画成されており、
前記壁部には、前記線条体が挿通される挿通孔が形成されている、請求項3記載の産業用ロボット。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、産業用ロボットに係わり、特に、手首部を有するアーム部の内部に線条体が挿通された産業用ロボットに関する。
【背景技術】
【0002】
産業用ロボットは、その用途に応じて選択されたエンドエフェクタがアーム部の先端に装着されている。アーム部の先端に手首部が設けられている場合には、エンドエフェクタは手首部に装着される。手首部は、アーム部の長手軸線に直交する揺動軸線周りに揺動可能である。
【0003】
産業用ロボットのアーム部の先端に装着されるエンドエフェクタには、その用途に応じて必要な動力や材料を供給するために、各種の線条体(配線や配管)が接続されている。
【0004】
例えば、塗装用ロボットの場合、エンドエフェクタ(塗装ガン)に塗料を供給するための配管や、塗料を噴霧するための圧縮空気を供給する配管などが、エンドエフェクタに接続されている。また、溶接用ロボットの場合には、エンドエフェクタ(溶接用トーチ)に溶接ワイヤを供給するための配管や、エンドエフェクタに溶接電流を供給するための配線などが、エンドエフェクタに接続されている。
【0005】
ところで、ロボットのアーム部の先端に接続された手首部にエンドエフェクタを装着した場合、手首部の揺動動作によって、エンドエフェクタに接続された線条体が引っ張り出され、或いは逆に押し戻されたりする。
【0006】
すなわち、アーム部の長手軸線と手首部の中心軸線とが整合している状態(真っ直ぐな状態)から、手首部をその揺動軸線周りに傾けると、エンドエフェクタに接続された線条体に引っ張り力または押圧力が発生する場合がある。また、傾けた状態の手首部を真っ直ぐな状態に戻すときも、線条体に対して押圧力または引っ張り力が発生する場合がある。
【0007】
このように手首部の揺動動作に伴って線条体に引っ張り力や押圧力が発生すると、手首部の動作に不具合が生じたり、或いは繰り返し応力によって線条体が損傷したりする可能性がある。
【0008】
このような問題に対処するためには、例えば、線条体をアーム部から外側に向けて大きく膨らませ、線条体自身に予め余裕(遊び)を持たせておき、手首部の揺動動作による線条体の変位を該余裕(遊び)の部分で吸収させることが考えられる(特許文献1)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0009】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0010】
ここで、線条体をアーム部の外側で引き回すタイプのロボットの場合には、上記のように線条体自身に予め余裕(遊び)を持たせることができるが、線条体をアーム部の内部に挿通するタイプのロボットにおいては、上記のような方法を採用することが極めて困難若しくは不可能である。
【0011】
さらに言えば、ロボットのアーム部の内部に線条体を挿通した場合、手首部の揺動動作によって変位する線条体が、アーム部の内部に形成された線条体用の挿通孔の縁部に引っ掛かってしまう可能性がある。
【0012】
図11は、従来の産業用ロボットのアーム部100の内部に線条体101を挿通するタイプのロボットにおいて、アーム部100の内部の壁部102に形成された挿通孔103に線条体101が引っ掛かり、線条体101の一部104が山形に膨出した状態を示している。
【0013】
図11に示した状態で手首部105の揺動動作を繰り返すと、手首部105の動作に不具合が生じたり、或いは繰り返し応力によって線条体101が損傷したりする可能性がある。
【0014】
本発明は、上述した従来の技術の問題点に鑑みてなされたものであって、手首部を有するアーム部の内部に線条体が挿通されるタイプの産業用ロボットにおいて、手首部の揺動動作に伴って生じていた従来の不具合を解消することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0015】
上記課題を解決するために、本発明の第1の態様による産業用ロボットは、長手軸線を有するアーム部と、前記アーム部の先端に設けられ、前記長手軸線に直交する揺動軸線周りに揺動可能な手首部と、前記アーム部の内部に挿通され、前記手首部に装着されるエンドエフェクタに接続される線条体と、前記アーム部の前記長手軸線に沿って前記線条体を前記手首部から離れる離反方向に付勢するための付勢手段と、を備えた、ことを特徴とする。
【0016】
本発明の第2の態様は、第1の態様において、前記付勢手段は、前記線条体を前記離反方向に引っ張る力を生じる弾性体を有する、ことを特徴とする。
【0017】
本発明の第3の態様は、第2の態様において、前記弾性体は、その一部が前記アーム部に固定されたバネ部材である、ことを特徴とする。
【0018】
本発明の第4の態様は、第1乃至第3の態様のいずれかにおいて、前記線条体は、前記アーム部の基端から延出した部分に湾曲部を有し、前記付勢手段は、前記線条体の前記湾曲部に付勢力を付与するように構成されている、ことを特徴とする。
【0019】
本発明の第5の態様は、第1乃至第4の態様のいずれかにおいて、前記アーム部は、その先端の部分に、前記長手軸線および前記揺動軸線の両方に直交する方向に開放した開放空間を有する、ことを特徴とする。
【0020】
本発明の第6の態様は、第5の態様において、前記開放空間は、前記アーム部の内部において前記手首部に対向する側に設けられた壁部によってその一部が画成されており、前記壁部には、前記線条体が挿通される挿通孔が形成されている、ことを特徴とする。
【0021】
本発明の第7の態様は、第1乃至第6の態様のいずれかにおいて、前記アーム部の内部には、複数の前記線条体が挿通されており、前記付勢手段は、前記複数の線条体の全体を付勢するように構成されている、ことを特徴とする。
【0022】
本発明の第8の態様は、第1乃至第7の態様のいずれかにおいて、前記線条体は、弾性を有する管状部材の中に挿通されている、ことを特徴とする。
【0023】
本発明の第9の態様は、第8の態様において、前記付勢手段は、前記管状部材の前記弾性により生じる弾性力を利用して前記線条体を付勢するように構成されている、ことを特徴とする。
【0024】
本発明の第10の態様は、第9の態様において、前記線条体は、前記アーム部の基端から延出した部分に湾曲部を有し、前記線条体の前記湾曲部は、前記管状部材の中に挿通されており、前記付勢手段は、前記線条体の前記湾曲部に対応する部分の前記管状部材において生じる前記弾性力を利用して前記線条体を付勢するように構成されている、ことを特徴とする。
【発明の効果】
【0025】
本発明によれば、手首部を有するアーム部の内部に線条体が挿通されるタイプの産業用ロボットにおいて、手首部の揺動動作に伴って生じていた従来の不具合を解消することができる。
【図面の簡単な説明】
【0026】
【
図1】本発明の一実施形態による産業用ロボットを示した斜視図。
【
図2】
図1に示した産業用ロボットのアーム部を拡大して示した斜視図であり、手首部が真っ直ぐな状態を示した図。
【
図3】
図1に示した産業用ロボットのアーム部を拡大して示した斜視図であり、手首部を曲げた状態を示した図。
【
図4】
図1に示した産業用ロボットの主要部を拡大して示した斜視図。
【
図5】
図1に示した産業用ロボットの主要部を拡大して示した平面図。
【
図6】
図1に示した産業用ロボットにおける付勢手段の作用を説明するための図。
【
図7】
図1に示した実施形態の一変形例による産業用ロボットの主要部を示した平面図。
【
図8】
図7に示した産業用ロボットにおける付勢手段の作用を説明するための図。
【
図9】
図1に示した実施形態の他の変形例による産業用ロボットの主要部を示した斜視図。
【
図10】
図1に示した実施形態の他の変形例による産業用ロボットの主要部を示した平面図。
【
図11】従来の産業用ロボットの問題点を説明するためのアーム部の斜視図。
【発明を実施するための形態】
【0027】
以下、本発明の一実施形態による産業用ロボットについて、図面を参照して説明する。
【0028】
図1に示したように、本実施形態による産業用ロボット1は、第1軸線(旋回軸線)J1周りに回転可能な基台2を有し、この基台2には、第2軸線J2周りに回転可能に下部アーム3の基端が接続されている。下部アーム3の先端には、第3軸線J3周りに回転可能に上部アーム4の基端が接続されている。
【0029】
上部アーム4は、その長手軸線(第4軸線)J4周りに回転可能である。上部アーム4の先端には、第5軸線(揺動軸線)J5周りに揺動可能に手首部5が接続されている。第5軸線J5は、上部アーム4の長手軸線(第4軸線)J4に直交している。
【0030】
手首部5の先端面には、手首部5の中心軸線(第6軸線)J6周りに回転可能な回転体6が設けられている。回転体6には、塗装ガンや溶接用トーチなどのエンドエフェクタ7が装着されている。
【0031】
図2および
図3に示したように、上部アーム4の内部には、その長手軸線J4に沿って延在する中空部分8が形成されている。上部アーム4の中空部分8には、エンドエフェクタ7に材料や動力を供給するための配管や配線である複数の線条体9が挿通されている。複数の線条体9は、それらの全体が管状カバー部材10で覆われている。
【0032】
複数の線条体9の先端は、塗装ガンや溶接用トーチなどのエンドエフェクタ7に接続されている。管状カバー部材10で被覆された複数の線条体9は、上部アーム4の基端から外部に延出した部分に湾曲部(U字状部)11を有する。複数の線条体9の湾曲部11の折り返し部11aは、ブラケット12およびクランプ13から成る取付け部材によって上部アーム4の基端の側面に固定されている。
【0033】
上部アーム4は、その先端に、長手軸線(第4軸線)J4および揺動軸線(第5軸線)J5の両方に直交する2つの方向に開放した開放空間14を有する。
図3に最も良く示されているように、開放空間14は前方にも開放しており、前方に開放した部分を利用して手首部5が配置されている。
【0034】
上部アーム4の開放空間14は、上部アーム4の内部において手首部5に対向する側に設けられた壁部15によって画成されている。壁部15には、管状カバー部材10で被覆された複数の線条体9が挿通される挿通孔16が形成されている。
【0035】
なお、本例では、上部アーム4の開放空間14が、長手軸線(第4軸線)J4および揺動軸線(第5軸線)J5の両方に直交する2つの方向に開放しているが、変形例としては1つの方向に開放するように開放空間を形成しても良い。
【0036】
図4および
図5に示したように、本実施形態による産業用ロボットは、上部アーム4の長手軸線J4に沿って複数の線条体9を手首部5から離れる離反方向(後方)に付勢するための付勢手段17を有する。より具体的には、付勢手段17は、複数の線条体9を後方に引っ張るための板バネ(弾性体)18を有する。
【0037】
板バネ(弾性体)18は、その基端が、ブラケット12およびクランプ13から成る取付け部材を介して上部アーム4に固定されている。板バネ13は、複数の線条体9の湾曲部11に沿って弾性的に変形されて延在しており、これにより、板バネ18が線条体9の湾曲部11に付勢力を付与する。すなわち、弾性的に変形された板バネ18の復元力によって、上部アーム4の内部に延在する複数の線条体9が、上部アーム4の長手軸線J4に沿って常時後方に引っ張られている。
【0038】
そして、本実施形態による産業用ロボット1においては、
図2に示した状態、すなわち手首部5が真っ直ぐな状態から、
図3に示した状態、すなわち手首部5を曲げた状態に変化させると、複数の線条体9が前方に引き込まれ、その結果、
図6に示したように板バネ18が更に湾曲する。
【0039】
図6に示した状態から、
図2に示した手首部5が真っ直ぐな状態に戻すと、板バネ18の弾性力(復元力)によって線条体9が後方に引き出される。このため、上部アーム4内部の壁部15に形成された挿通孔16の縁部に、管状カバー部材10で被覆された線条体9が引っ掛かることがない。
【0040】
これに対して、既に述べたように、
図11に示した従来の産業用ロボットにおいては、曲げた状態にある手首部105を真っ直ぐな状態に戻す際に、線条体101の一部が、上部アーム100の内部の壁部102に形成された挿通孔103の縁部に引っ掛かって動けなくなり、
図11に示したように線条体101の一部104が山形に膨出してしまう可能性がある。この状態で手首部105の揺動動作を繰り返すと、前述したように手首部105の動作に不具合が生じ、或いは複数の線条体101が損傷する可能性がある。
【0041】
一方、本実施形態による産業用ロボット1においては、上述したように板バネ18から成る付勢手段17によって線条体9を後方に付勢することにより、手首部5の揺動動作に応じて線条体9が前後に円滑に変位するので、従来の産業用ロボットにおける上記問題点が解消されている。
【0042】
上述した実施形態の一変形例としては、付勢手段17として、
図4および
図5に示した板バネ18に代えて、
図7に示したように弦巻バネ(弾性体)19を用いることもできる。弦巻バネ19の一端は、リング部材(取付け部材)20を介して複数の線条体9の湾曲部11に固定されている。弦巻バネ19の他端は、ブラケット(取付け部材)21を介して上部アーム4に固定されている。弦巻バネ19は常時引っ張り状態にある。
【0043】
本変形例による産業用ロボットにおいては、
図2に示した手首部5が真っ直ぐな状態から、
図3に示した手首部5を曲げた状態に変化させると、複数の線条体9が前方に引き込まれ、
図8に示したように弦巻バネ19が更に伸張する。この状態から、
図2に示した手首部5が真っ直ぐな状態に戻すと、弦巻バネ19の弾性力(復元力)によって線条体9が後方に引き戻される。このため、上部アーム4の内部の壁部15に形成された挿通孔16の縁部に、管状カバー部材10で被覆された複数の線条体9が引っ掛かることがない。
【0044】
上述した実施形態の他の変形例としては、
図9および
図10に示したように、複数の線条体9のすべて、または一部を、それぞれ、弾性を有する弾性管状部材22の中に挿通することもできる。本変形例においては、弾性管状部材22の弾性により生じる弾性力を利用して線条体9を付勢するように付勢手段17が構成されている。
【0045】
本変形例においては、例えば、線条体9の湾曲部11が弾性管状部材22の中に挿通されており、付勢手段17は、線条体9の湾曲部11に対応する部分の弾性管状部材22において生じる弾性力を利用して線条体9を付勢する。
【0046】
弾性管状部材22は、線条体9に対する保護部材として利用することもできる。すなわち、線条体9の湾曲部11のみならず、エンドエフェクタ7に近い部分も弾性管状部材22で被覆することにより、例えば溶接時のスパッタなどから線条体9を保護することができる。
【0047】
なお、
図9および
図10に示した構成を、
図4および
図5に示した構成や、
図7および
図8に示した構成と組み合わせることもできる。すなわち、板バネ18や弦巻バネ19などのバネ部材の弾性力と、弾性管状部材22の弾性力との合力によって、複数の線条体9を後方に付勢するようにしても良い。
【符号の説明】
【0048】
1 産業用ロボット
2 基台
3 下部アーム
4 上部アーム
5 手首部
6 手首部の回転体
7 エンドエフェクタ
8 上部アームの中空部分
9 線条体
10 管状カバー部材
11 線条体の湾曲部
11a 線条体の湾曲部の折り返し部
12 ブラケット(取付け部材)
13 クランプ(取付け部材)
14 開放空間
15 上部アーム内部の壁部
16 壁部に形成された挿通孔
17 付勢手段
18 板バネ(弾性体)
19 弦巻バネ(弾性体)
20 リング部材(取付け部材)
21 ブラケット(取付け部材)
22 弾性管状部材(付勢手段)
J1 第1軸線
J2 第2軸線
J3 第3軸線
J4 第4軸線(上部アームの長手軸線)
J5 第5軸線
J6 第6軸線(手首部の中心軸線)