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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2021-12-16
(45)【発行日】2022-01-14
(54)【発明の名称】太陽電池パネル測定機器の接続箱
(51)【国際特許分類】
   H02G 3/16 20060101AFI20220106BHJP
   H01R 31/06 20060101ALI20220106BHJP
【FI】
H02G3/16
H01R31/06 Z
【請求項の数】 4
(21)【出願番号】P 2017232352
(22)【出願日】2017-12-04
(65)【公開番号】P2019103262
(43)【公開日】2019-06-24
【審査請求日】2020-11-16
(73)【特許権者】
【識別番号】591286960
【氏名又は名称】エンゼル工業株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100130498
【弁理士】
【氏名又は名称】佐野 禎哉
(74)【代理人】
【識別番号】100116816
【弁理士】
【氏名又は名称】藤原 道彦
(72)【発明者】
【氏名】佐藤 博文
(72)【発明者】
【氏名】佐藤 一成
(72)【発明者】
【氏名】伊藤 浩一
【審査官】北嶋 賢二
(56)【参考文献】
【文献】特開平11-163381(JP,A)
【文献】特開2008-177078(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H02G 3/16
H01R 31/06
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
太陽電池パネルの特性を計測する測定機器の信号入力器具と太陽電池パネルの出力電線に設置されたコネクタを連結するための接続箱において、
第一コネクタ受具、第二コネクタ受具、第一信号器具受具、第二信号器具受具と筐体からなり、
筐体は直方体であり、
筐体の上面に上面から突出して第一コネクタ受具と第二コネクタ受具が取付けられていて、
第一コネクタ受具は、拡張台と拡張台の上に載る中空柱状の差込み口を有し、差込み口の内部に第一ターミナルがあり、差込み口の外壁断面輪かく線は差込み口の上端から下端まで同一であって、拡張台は差込み口の外壁断面輪かく線よりも外に拡張した拡張台上面を持ち、拡張台上面は平面であって、差込み口の外壁面は全てが外部環境と接していて
第二コネクタ受具は、基台と基台の上に載る中空柱状の挿入柱を有し、挿入柱の内部に第二ターミナルがあり、基台の上面は挿入柱の外壁断面輪かく線よりも外に拡張した基台上面を持ち、基台上面は平面であって、基台上面は全てが外部環境と接していて、
第一信号器具受具が筐体の側面から導出された第一延出電線の先端に取付けられ、第二信号器具受具が筐体の側面から導出された第二延出電線の先端に取付けられ、
第一信号器具受具は第三ターミナルを有し、第二信号器具受具は第四ターミナルを有していて、
第一ターミナルと第三ターミナルが電気導通状態にあり、
第二ターミナルと第四ターミナルが電気導通状態にあることを特徴とする接続箱。
【請求項2】
太陽電池パネルの特性を計測する測定機器の信号入力器具と太陽電池パネルの出力電線に設置されたコネクタを連結するための接続箱において、
第一コネクタ受具、第二コネクタ受具、第一信号器具受具、第二信号器具受具と筐体からなり、
筐体は直方体であり、
筐体の上面に上面から突出して第一コネクタ受具と第二コネクタ受具が取付けられていて、
第一コネクタ受具は、拡張台と拡張台の上に載る中空柱状の差込み口を有し、差込み口の内部に第一ターミナルがあり、差込み口の外壁断面輪かく線は差込み口の上端から下端まで同一であって、拡張台は差込み口の外壁断面輪かく線よりも外に拡張した拡張台上面を持ち、拡張台上面は平面であって、差込み口の外壁面は全てが外部環境と接していて
第二コネクタ受具は、基台と基台の上に載る中空柱状の挿入柱を有し、挿入柱の内部に第二ターミナルがあり、基台の上面は挿入柱の外壁断面輪かく線よりも外に拡張した基台上面を持ち、基台上面は平面であって、基台上面は全てが外部環境と接していて、
第一信号器具受具と第二信号器具受具が筐体の側面に直接取付けられていて、
第一信号器具受具は第三ターミナルを有し、第二信号器具受具は第四ターミナルを有していて、
第一ターミナルと第三ターミナルが電気導通状態にあり、
第二ターミナルと第四ターミナルが電気導通状態にあることを
特徴とする接続箱。
【請求項3】
太陽電池パネルの特性を計測する測定機器の信号入力器具と太陽電池パネルの出力電線に設置されたコネクタを連結するための接続箱において、
第一コネクタ受具、第二コネクタ受具、第一信号器具受具、第二信号器具受具と筐体からなり、
筐体は直方体であり、
筐体の上面に上面から突出して第一コネクタ受具と第二コネクタ受具が取付けられていて、
第一コネクタ受具は、拡張台と拡張台の上に載る中空柱状の差込み口を有し、差込み口の内部に第一ターミナルがあり、差込み口の外壁断面輪かく線は差込み口の上端から下端まで同一であって、拡張台は差込み口の外壁断面輪かく線よりも外に拡張した拡張台上面を持ち、拡張台上面は平面であって、差込み口の外壁面は全てが外部環境と接していて
第二コネクタ受具は、基台と基台の上に載る中空柱状の挿入柱を有し、挿入柱の内部に第二ターミナルがあり、基台の上面は挿入柱の外壁断面輪かく線よりも外に拡張した基台上面を持ち、基台上面は平面であって、基台上面は全てが外部環境と接していて、
第一信号器具受具と第二信号器具受具が筐体の上面に直接取付けられていて、
第一信号器具受具は第三ターミナルを有し、第二信号器具受具は第四ターミナルを有していて、
第一ターミナルと第三ターミナルが電気導通状態にあり、
第二ターミナルと第四ターミナルが電気導通状態にあることを
特徴とする接続箱。
【請求項4】
第一信号器具受具が、テストリード、テストリードレセプタクル、プラグ又はプラグを受けるソケットであり、第二信号器具受具が第一信号器具受具と同一である請求項1、2、3いずれかに記載した接続箱。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は太陽電池パネルの特性を計測するための接続箱と接続ケーブルに関するものであり、より詳しくは測定機器の信号入力器具と太陽電池パネルの出力電線を連結する接続箱と接続ケーブルに関するものである。
【背景技術】
【0002】
太陽電池パネルの発電状況をモニタリングするためのIVカーブの分析方法が提案されている(例えば特許文献1参照)。
【0003】
また、従来、太陽電池パネルの保守点検として、IVカーブ測定器やインピーダンス測定器を使って太陽電池ストリングにおける発電の状態やインピーダンスなどの特性を計測している。これらの測定作業は、太陽電池ストリングの出力電線コネクタをパワーコンディショナーの入力端から取り外して、当該コネクタを測定機器の信号入力器具と接触させて行っている。かような測定は、例えば、6月に1回行われる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【文献】特開2016-93048号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ソケットやテストリード等の信号入力器具を出力電線コネクタに接触させ、計測期間中接触状態を保持することは容易でない。なぜなら、出力電線コネクタはターミナルの露出を避ける構造になっているので、ターミナルに信号入力器具を接触することが難しい。
【0006】
また、出力電線コネクタと信号入力器具は両者共に固定されていないから、容易に動き、接触状態の保持が困難である。さらに、計測の1項目であるIVカーブ測定は太陽電池パネルの発電中に行うので、上記接触は通電下に行う必要があり作業中緊張を強いられる。
【0007】
そこで、本発明はこれらの困難を解決する接続箱と接続ケーブルを得ることを課題とする。本発明のその他の課題は、本発明の説明により明らかになる。
【課題を解決するための手段】
【0008】
以下に課題を解決するための手段を述べる。理解を容易にするために、本発明の実施態様に対応する符号を付けて説明するが、本発明は当該実施態様に限定されるものではない。また、符号である数字は部品などを集合的に示す場合があり、後に説明する実施例において個別の部品などを示す場合に、当該数字のあとにアルファベットの添字を付けているものがある。
【0009】
本発明にかかる第一接続箱は、太陽電池パネルの特性を計測する測定機器60の信号入力器具と太陽電池パネル70の出力電線に設置されたコネクタを連結するための接続箱において、
第一コネクタ受具10、第二コネクタ受具20、第一信号器具受具31、第二信号器具受具41と筐体51からなり、
筐体は直方体であり、
筐体の上面52に上面から突出して第一コネクタ受具と第二コネクタ受具が取付けられていて、
第一コネクタ受具10は、拡張台12と拡張台の上に載る中空柱状の差込み口11を有し、差込み口の内部に第一ターミナル16があり、差込み口の外壁断面輪かく線は差込み口の上端から下端まで同一であって、拡張台は差込み口の外壁断面輪かく線よりも外に拡張した拡張台上面13を持ち、拡張台上面は平面であって、差込み口の外壁面は全てが外部環境と接していて
第二コネクタ受具20は、基台22と基台の上に載る中空柱状の挿入柱21を有し、挿入柱の内部に第二ターミナル26があり、基台の上面は挿入柱の外壁断面輪かく線よりも外に拡張した基台上面23を持ち、基台上面は平面であって、基台上面は全てが外部環境と接していて、
第一信号器具受具31が筐体の側面53から導出された第一延出電線34の先端に取付けられ、第二信号器具受具が筐体の側面から導出された第二延出電線44の先端に取付けられ、
第一信号器具受具は第三ターミナル35を有し、第二信号器具受具は第四ターミナル45を有していて、
第一ターミナルと第三ターミナルが電気導通状態にあり、
第二ターミナルと第四ターミナルが電気導通状態にあることを特徴とする。
【0010】
本発明にかかる第二接続箱は、太陽電池パネルの特性を計測する測定機器60の信号入力器具と太陽電池パネル70の出力電線に設置されたコネクタを連結するための接続箱において、
第一コネクタ受具10、第二コネクタ受具20、第一信号器具受具32、第二信号器具受具42と筐体55からなり、
筐体は直方体であり、
筐体の上面56に上面から突出して第一コネクタ受具と第二コネクタ受具が取付けられていて、
第一コネクタ受具10は、拡張台12と拡張台の上に載る中空柱状の差込み口11を有し、差込み口の内部に第一ターミナル16があり、差込み口の外壁断面輪かく線は差込み口の上端から下端まで同一であって、拡張台は差込み口の外壁断面輪かく線よりも外に拡張した拡張台上面13を持ち、拡張台上面は平面であって、差込み口の外壁面は全てが外部環境と接していて
第二コネクタ受具20は、基台22と基台の上に載る中空柱状の挿入柱21を有し、挿入柱の内部に第二ターミナル26があり、基台の上面は挿入柱の外壁断面輪かく線よりも外に拡張した基台上面23を持ち、基台上面は平面であって、基台上面は全てが外部環境と接していて、
第一信号器具受具32と第二信号器具受具42が筐体の側面57に直接取付けられていて、
第一信号器具受具は第三ターミナルを有し、第二信号器具受具は第四ターミナルを有していて、
第一ターミナルと第三ターミナルが電気導通状態にあり、
第二ターミナルと第四ターミナルが電気導通状態にあることを特徴とする。
【0011】
本発明にかかる第三接続箱は、太陽電池パネルの特性を計測する測定機器60の信号入力器具と太陽電池パネル70の出力電線に設置されたコネクタを連結するための接続箱において、
第一コネクタ受具10、第二コネクタ受具20、第一信号器具受具33、第二信号器具受具43と筐体58からなり、
筐体は直方体であり、
筐体の上面59に上面から突出して第一コネクタ受具と第二コネクタ受具が取付けられていて、
第一コネクタ受具10は、拡張台12と拡張台の上に載る中空柱状の差込み口11を有し、差込み口の内部に第一ターミナルがあり、差込み口の外壁断面輪かく線は差込み口の上端から下端まで同一であって、拡張台は差込み口の外壁断面輪かく線よりも外に拡張した拡張台上面13を持ち、拡張台上面は平面であって、差込み口の外壁面は全てが外部環境と接していて
第二コネクタ受具20は、基台22と基台の上に載る中空柱状の挿入柱21を有し、挿入柱の内部に第二ターミナルがあり、基台の上面は挿入柱の外壁断面輪かく線よりも外に拡張した基台上面23を持ち、基台上面は平面であって、基台上面は全てが外部環境と接していて、
第一信号器具受具33と第二信号器具受具43が筐体の上面59に直接取付けられていて、
第一信号器具受具は第三ターミナルを有し、第二信号器具受具は第四ターミナルを有していて、
第一ターミナルと第三ターミナルが電気導通状態にあり、
第二ターミナルと第四ターミナルが電気導通状態にあることを特徴とする。
【0012】
本発明にかかる接続箱の好ましい実施形態にあって、第一信号器具受具が、テストリード、テストリードレセプタクル、プラグ又はプラグを受けるソケットであり、第二信号器具受具が第一信号器具受具と同一であってもよい。
【0013】
本発明にかかる一対の接続ケーブルは、太陽電池パネルの特性を計測する測定機器60の信号入力器具と太陽電池パネル70の出力電線に設置されたコネクタを連結するための接続ケーブルにおいて、
第一コネクタ受具10、第一結合電線91と第一信号器具受具31からなる第一接続ケーブル7と、
第二コネクタ受具20、第二結合電線96と第二信号器具受具41からなる第二接続ケーブル8からなる一対の接続ケーブル6であって、
第一結合電線の一方端部に第一コネクタが取付けられ、第一結合電線の他方端部に第一信号器具受具が取付けられていて、
第二結合電線の一方端部に第二コネクタが取付けられ、第二結合電線の他方端部に第二信号器具受具が取付けられていて、
第一コネクタ受具10は、拡張台12と拡張台の上に載る中空柱状の差込み口11を有し、差込み口の内部に第一ターミナルがあり、差込み口の外壁断面輪かく線は差込み口の上端から下端まで同一であって、拡張台は差込み口の外壁断面輪かく線よりも外に拡張した拡張台上面13を持ち、拡張台上面は平面であって、差込み口の外壁面は全てが外部環境と接していて
第二コネクタ受具20は、基台22と基台の上に載る中空柱状の挿入柱21を有し、挿入柱の内部に第二ターミナルがあり、基台の上面は挿入柱の外壁断面輪かく線よりも外に拡張した基台上面23を持ち、基台上面は平面であって、基台上面は全てが外部環境と接していて、
第一信号器具受具は第三ターミナルを有し、第二信号器具受具は第四ターミナルを有していて、
第一ターミナルと第三ターミナルが電気導通状態にあり、
第二ターミナルと第四ターミナルが電気導通状態にあることを特徴とする。
【0014】
本発明にかかる一対の接続ケーブルにあって、その好ましい実施形態は、第一信号器具受具が、テストリード、テストリードレセプタクル、プラグ又はプラグを受けるソケットであり、第二信号器具受具が第一信号器具受具と同一であってもよい。
【0015】
以上説明した本発明、本発明の好ましい実施態様、これらに含まれる構成要素は可能な限り組み合わせて実施することができる。
【発明の効果】
【0016】
本発明にかかる接続箱を使用すれば、測定機器の信号入力器具と太陽電池パネルの出力電線の接触と接触状態の保持が簡単かつ確実となり、測定作業者は測定中に両手を自由に動かすことができる。よって、測定機器の操作等測定作業が楽になり、ひいては作業効率が向上する。
【0017】
また、第一コネクタ受具と第二コネクタ受具は、接続相手方コネクタの脱落防止を図る係止爪又は係止穴を持たないから、挿抜作業を容易に行うことができる。さらに、接続箱の上面から底面の方向に向かう挿込み時の力を底面で受けることができるので、軽い力で差込みが行える。また、接続箱の底面から上面の方向に向かう引き抜き時の力を表面で受けることができるので、軽い力で引き抜きが行える。
【0018】
このように接続箱は、間欠的に行い、かつ、短時間で終了する測定作業に相応しい接続箱である。
【0019】
本発明にかかる接続ケーブルを使用すれば、測定機器の信号入力器具と太陽電池パネルの出力電線の接触と接触状態の保持が簡単かつ確実となり、測定作業者は測定中に両手を自由に動かすことができる。よって、測定機器の操作等測定作業が楽になり、ひいては作業効率が向上する。
【0020】
また、第一コネクタ受具と第二コネクタ受具は、接続相手方コネクタの脱落防止を図る係止爪又は係止穴を持たないから、挿抜作業を容易に行うことができる。
【0021】
このように接続ケーブルは、間欠的に行い、かつ、短時間で終了する測定作業に相応しい接続ケーブルである。
【図面の簡単な説明】
【0022】
図1図1は本発明にかかる第一接続箱の斜視図と第一接続箱を使用する太陽電池パネルの特性計測接続の概念図である。(実施例1)
図2図2は本発明にかかる第二接続箱の斜視図であり、信号入力器具とコネクタを付加して図示している。(実施例2)
図3図3は本発明にかかる第三接続箱の斜視図である。(実施例3)
図4図4は本発明にかかる一対の接続ケーブルの平面図である。(実施例4)
【発明を実施するための形態】
【0023】
以下、図面を参照して本発明の実施例にかかる太陽電池パネル測定機器の接続箱と接続ケーブルをさらに説明する。本明細書において参照する各図は、本発明の理解を容易にするため、一部の構成要素を誇張して表すなど模式的に表しているものがある。このため、構成要素間の寸法や比率などは実物と異なっている場合がある。また、本発明の実施例に記載した部材や部分の寸法、材質、形状、その相対位置などは、とくに特定的な記載のない限りは、この発明の範囲をそれらのみに限定する趣旨のものではなく、単なる説明例にすぎない。
【0024】
図1は本発明にかかる第一接続箱の斜視図と第一接続箱を使用する太陽電池パネルの特性計測接続の概念図である。図2は本発明にかかる第二接続箱の斜視図であり、信号入力器具とコネクタを付加して図示している。図3は本発明にかかる第三接続箱の斜視図である。図4は本発明にかかる一対の接続ケーブルの平面図である。
【実施例1】
【0025】
図1を参照して、第一接続箱1は測定機器60と太陽電池パネル70を接続する場合に使用する。
【0026】
太陽電池パネル70は本実施例では10枚のモジュールを直列に連結したものである。太陽電池パネル70は20枚のモジュールを直列に連結したものであってもよく、14枚のモジュールを直列に連結したものであってもよく、複数枚のモジュールを直列および/又は並列に連結したものであってもよく、モジュール1枚であってもよい。
【0027】
太陽電池パネル70は2本の出力電線71、72を持ち、太陽電池パネル70で発電した電力が出力電線71、72を通じて出力される。出力電線71の先端にはコネクタ嵌73が設置されている。出力電線72の先端にはコネクタ挿76が設置されている。定常運転の発電時に出力電線71、72はコネクタ嵌73とコネクタ挿76を経由してパワーコンディショナーに連結されている。
【0028】
測定機器60は太陽電池パネルの特性を計測する測定機器である。測定機器60は例えばIVカーブ測定器、インピーダンス測定器である。測定機器60の信号入力器具はテストリードレセプタクル、テストリード、バナナプラグ、その他のプラグ、バナナプラグを受けるソケット、その他のプラグを受けるソケット等である。
【0029】
本実施例にかかる測定機器60の信号入力器具は、テストリードレセプタクル61とテストリードレセプタクル62である。
【0030】
第一接続箱1は第一コネクタ受具10、第二コネクタ受具20、第一信号器具受具であるテストリード31と第二信号器具受具であるテストリード41を有する。
【0031】
第一筐体51は直方体であり、上面52、側面53と底面81を有する。第一筐体51は、例えば、合成樹脂製である。
【0032】
本発明と本明細書及び図面において、直方体の上面、底面と側面は便宜上の呼び名である。上面と底面は、対面する一対の面をそれぞれ指し示す。側面は上面と交差する面を指し示す。直方体は底面を下に位置付けてもよく、底面を垂直方向に位置付けてもよく、底面を上に位置付けてもよい。
【0033】
本発明と本明細書及び図面において直方体は6面の長方形からなる幾何学上の定義に合致する直方体のみならず、一部又は全部の辺を平面や曲面とした立体、欠損部分を有する直方体、平面である上面と平面である底面と曲面である側面を有する立体を含むものである。さらに、直方体は、6面中単数の面又は複数の面に補強などの目的で凹凸の太い線形状を有するものも含む。直方体の上面と側面は90度に交差することが好ましいが、当該角度が80度~100度であってもよく、当該角度が60度~120度であってもよい。直方体の隣接する2つの側面は、90度に交差することが好ましいが、当該角度が80度~100度であってもよく、当該角度が60度~120度であってもよい。
【0034】
また、本発明と本明細書及び図面において、左右、上下、紙面の表裏なども位置関係を示す便宜上の呼び名である。これらは絶対的な位置関係を示すものではなくて、相対的な位置関係を表す呼び名にすぎない。
【0035】
第一筐体51は直方体の各辺が曲面であり、また欠損部分54を有する直方体である。欠損部分54は全体の直方体における上面の一辺を含む部分的な直方体である。別の表現をするならば、第一筐体51は2ケの直方体からなり、各辺を曲面とした立体であると表現することもできる。
【0036】
第一筐体51の上面52に第一コネクタ受具10と第二コネクタ受具20が取付けられている。第一コネクタ受具10と第二コネクタ受具20はその根もとで筐体に取付けられている。第一コネクタ受具10と第二コネクタ受具20は第一筐体51の上面52から突出している。
【0037】
第一コネクタ受具10は差込み口11を持ちコネクタ挿76が差込まれる。差込み口11の内部にある第一ターミナル16とコネクタ挿76のターミナル79が接触して電気的に連結される。
【0038】
第二コネクタ受具20は挿入柱21を持ちコネクタ嵌73が差込まれる。挿入柱21の内部にある第二ターミナル26とコネクタ篏73のターミナル75が接触して電気的に連結される。
【0039】
第一筐体51の底面81は平面である。底面81はその全面が外部環境と接している。すなわち底面81に取付け物は無い。
【0040】
コネクタ挿76を第一コネクタ受具10に押込み、コネクタ嵌73を第二コネクタ受具20に押込む場合を考える。これら押込み時に作用する力は第一筐体51の上面52から底面81の方向に向かう。底面81を固定物に接触すれば上記押込みの力をたやすく受け止めることができる。第一筐体51の底面81は取付け物が無いから、当該力に対抗する接触を容易に行うことができる。あるいは第一筐体51の底面81を掌でたやすく保持することができ、ひいては上記押込みの力をたやすく受け止めることができる。
【0041】
次に第一コネクタ受具10と第二コネクタ受具20の構造を図1図2図4を参照して説明する。
【0042】
第一コネクタ受具10は拡張台12を有する。差込み口11が拡張台12の上に載っている。差込み口11の外壁断面輪かく線は差込み口11の上端14から下端15まで同一である。拡張台12の上面は拡張台上面13である。拡張台上面13は差込み口の外壁断面輪かく線よりも外に拡張している。本実施例では、外への拡張部分は2か所あり、断面の中心をはさんで拡張部分が向かい合っている。拡張の態様は、断面円周の一部分が拡がっていてもよく、また、断面円周の全部が拡がっていてもよい。
【0043】
拡張台上面13は平面である。ここで差込み口の外壁断面は、差込み口を第一筐体51の上面に平行な面で切断した切断面である。
【0044】
差込み口の外壁面はその全てが外部環境と接している。すなわち、第一コネクタ受具10は、コネクタ挿76が有する係止突起78と相互作用する、係止穴を持たない。
【0045】
また、拡張台上面13はその全てが外部環境と接している。
【0046】
第二コネクタ受具20は基台22を有する。挿入柱21が基台22の上に載っている。挿入柱21の外壁断面輪かく線は挿入柱21の上端24から下端25まで同一である。基台22の上面は基台上面23である。基台上面23は挿入柱21の外壁輪かく線よりも外に拡張している。
【0047】
本実施例では、外への拡張部分は2か所あり、断面の中心をはさんで拡張部分が向かい合っている。拡張の態様は、断面円周の一部分が拡がっていてもよく、また、断面円周の全部が拡がっていてもよい。
【0048】
基台上面23は平面である。ここで挿入柱21の外壁断面は挿入柱を第一筐体51の上面に平行な面で切断した切断面である。
【0049】
基台上面23はその全てが外部環境と接している。すなわち、第二コネクタ受具20は、コネクタ嵌73が有する係合穴74と相互作用する、弾性片及び弾性片に付いた係止突起を持たない。
【0050】
また、挿入柱21の外壁面はその全てが外部環境と接している。
【0051】
第一コネクタ受具10と第二コネクタ受具20が係合構造を持たないから、第一コネクタ受具10とコネクタ挿76の挿抜及び第二コネクタ受具20とコネクタ嵌73の挿抜は単純操作で行うことができ、かつ軽い力で行える。なぜなら、コネクタを係合させるために弾性片を変形させるための力が不必要であり、また、係合を解除するために係止穴から係止突起を取り外す作業も不必要だからである。
【0052】
定常運転の発電時に、コネクタ嵌73とコネクタ挿76はパワーコンディショナーにつながれているものであるから、無人運転かつ過酷な自然環境下で抜け落ちることなきように係止構造を持ち、係止構造が作用して連結されている。一時的なつなぎかえである測定機器に接続する時であってもコネクタ嵌73とコネクタ挿76は係止構造を有する。
【0053】
一方、測定機器を使用する計測作業は、通常有人作業であり、コネクタの連結や脱落は目視が可能である。かつ、測定機器接続は短時間で、被測定太陽電池パネルをつなぎ変えて行われる。だから、第一コネクタ受具10、第二コネクタ受具20とコネクタ嵌73、コネクタ挿76の挿抜容易性は好都合である。
【0054】
係合構造の無い第一コネクタ受具10と第二コネクタ受具20を有する接続箱を使用することにより、定常運転の発電時と点検測定時における相反する連結の要件をどちらの場合も満足することができる。
【0055】
第一筐体51の側面53から第一延出電線34と第二延出電線44が導出されている。第一延出電線34の先端に第一信号器具受具であるテストリード31が取付けられている。第二延出電線44の先端に第二信号器具受具であるテストリード41が取付けられている。
【0056】
第一延出電線34と第二延出電線44は導線に絶縁被覆したものである。
【0057】
テストリード31はキャップで覆われた第三ターミナル35を有する。テストリード41はキャップで覆われた第四ターミナル45を有する。第一ターミナル16と第三ターミナル35は第一延出電線34を通じて電気導通状態にある。必要があれば、第一延出電線34に加えて、他の電線や板状の導電体(例えば、黄銅板)を通じることもある。
【0058】
第二ターミナル26と第四ターミナル45は第二延出電線44を通じて電気導通状態にある。必要があれば、第二延出電線44に加えて、他の電線や板状の導電体(例えば、黄銅板)を通じることもある。
【0059】
第一信号器具受具は、テストリードレセプタクル、バナナプラグ、その他のプラグ、バナナプラグを受けるソケット、その他のプラグを受けるソケット等であってもよい。第二信号器具受具は、テストリードレセプタクル、バナナプラグ、その他のプラグ、バナナプラグを受けるソケット、その他のプラグを受けるソケット等であってもよい。第一信号器具受具と第二信号器具受具は、接続対象とする測定機器60の信号入力器具が適合する受具を選択すればよい。
【0060】
第一信号器具受具と第二信号器具受具は、通常同一である。測定機器60の一対の信号入力器具が、通常同一だからである。
【0061】
以上説明した第一接続箱1は、太陽電池パネル1ストリングの測定を一度に行う場合に使用する。
【実施例2】
【0062】
図2を参照して、第二接続箱2は第二筐体55を有する。第二筐体55は直方体である。第二筐体55の12の辺とその近辺全てが外に凸の曲面である。第二筐体55の底面82は平面である。底面82はその全面が外部環境と接している。すなわち、底面82に取付け物は無い。
【0063】
第二筐体55の上面56に第一コネクタ受具10a、10bと第二コネクタ受具20a、20bが取付けられている。第一コネクタ受具10a、10bと第二コネクタ受具20a、20bは筐体の上面56から突出している。
【0064】
第一コネクタ受具10a、10bは第一接続箱1における第一コネクタ受具10と同一である。第二コネクタ受具20a、20bは第一接続箱1における第二コネクタ受具20と同一である。
【0065】
第二筐体55の側面57に第一信号器具受具であるテストリードレセプタクル32a、32bと、第二信号器具受具であるテストリードレセプタクル42a、42bが取付けられている。テストリードレセプタクル32a、32bとテストリードレセプタクル42a、42bは、側面57に直接取付けられている。
【0066】
テストリードレセプタクル32a、32bの内部にそれぞれ第三ターミナルがある。テストリードレセプタクル42a、42bの内部にそれぞれ第四ターミナルがある。
【0067】
第一コネクタ受具10aの第一ターミナルとテストリードレセプタクル32aの第三ターミナルが電線により接続されていて、第一ターミナルと第三ターミナルが電気導通状態にある。第一コネクタ受具10bの第一ターミナルとテストリードレセプタクル32bの第三ターミナルが電線により接続されていて、第一ターミナルと第三ターミナルが電気導通状態にある。
【0068】
第二コネクタ受具20aの第二ターミナルとテストリードレセプタクル42aの第四ターミナルが電線により接続されていて、第二ターミナルと第四ターミナルが電気導通状態にある。第二コネクタ受具20bの第二ターミナルとテストリードレセプタクル42bの第四ターミナルが電線により接続されていて、第二ターミナルと第四ターミナルが電気導通状態にある。
【0069】
図2は、各ターミナルと筐体内部にある電線の図示を省略している、
コネクタ嵌73とコネクタ挿76は太陽電池パネルの出力電線先端に設置されたコネクタである。テストリード63とテストリード64は測定機器から延出された電線の先端に設置された信号入力器具である。
【0070】
太陽電池パネルの特性測定時に、コネクタ嵌73とコネクタ挿76がそれぞれ第二コネクタ受具20と第一コネクタ受具10に連結される。また、テストリード63と64がそれぞれテストリードレセプタクル32a、42aに連結される。
【0071】
以上説明した第二接続箱2は、二の測定機器を使って太陽電池パネル2ストリングの測定を一度に行う場合に使用する。もっとも、単一の測定機器を使って太陽電池パネル1ストリングの測定を一度に行う場合に使用することもできる。
【実施例3】
【0072】
図3を参照して、第三接続箱3は第三筐体58を有する。第三筐体58は直方体である。第三筐体58の底面83は平面である。底面83はその全面が外部環境と接している。すなわち、底面83に取付け物は無い。
【0073】
第三筐体58の上面59に第一コネクタ受具10c、10d、10e、10fと第二コネクタ受具20c、20d、20e、20fが取付けられている。第一コネクタ受具10c、10d、10e、10fと第二コネクタ受具20c、20d、20e、20fは筐体の上面59から突出している。
【0074】
第一コネクタ受具10c、10d、10e、10fは第一接続箱1における第一コネクタ受具10と同一である。第二コネクタ受具20c、20d、20e、20fは第一接続箱1における第二コネクタ受具20と同一である。
【0075】
第三筐体58の上面59に第一信号器具受具であるソケット33c、33d、33e、33fと、第二信号器具受具であるソケット43c、43d、43e、43fが取付けられている。ソケット33c、33d、33e、33fと、43c、43d、43e、43fは第三筐体58の上面59に直接取付けられている。
【0076】
ソケット33c、33d、33e、33fと、ソケット43c、43d、43e、43fはいずれもバナナプラグを受けるソケットである。
【0077】
ソケット33c、33d、33e、33fの内部にそれぞれ第三ターミナルがある。ソケット43c、43d、43e、43fの内部にそれぞれ第四ターミナルがある。
【0078】
第一コネクタ受具10cの第一ターミナルとソケット33cの第三ターミナルが電線により接続されていて、第一ターミナルと第三ターミナルが電気導通状態にある。第一コネクタ受具10dの第一ターミナルとソケット33dの第三ターミナルが電線により接続されていて、第一ターミナルと第三ターミナルが電気導通状態にある。第一コネクタ受具10eの第一ターミナルとソケット33eの第三ターミナルが電線により接続されていて、第一ターミナルと第三ターミナルが電気導通状態にある。第一コネクタ受具10fの第一ターミナルとソケット33fの第三ターミナルが電線により接続されていて、第一ターミナルと第三ターミナルが電気導通状態にある。
【0079】
第二コネクタ受具20cの第二ターミナルとソケット43cの第四ターミナルが電線により接続されていて、第二ターミナルと第四ターミナルが電気導通状態にある。第二コネクタ受具20dの第二ターミナルとソケット43dの第四ターミナルが電線により接続されていて、第二ターミナルと第四ターミナルが電気導通状態にある。第二コネクタ受具20eの第二ターミナルとソケット43eの第四ターミナルが電線により接続されていて、第二ターミナルと第四ターミナルが電気導通状態にある。第二コネクタ受具20fの第二ターミナルとソケット43fの第四ターミナルが電線により接続されていて、第二ターミナルと第四ターミナルが電気導通状態にある。
【0080】
図3は、各ターミナルと筐体内部にある電線の図示を省略している。
【0081】
太陽電池パネルの特性測定時に、コネクタ嵌とコネクタ挿がそれぞれ第二コネクタ受具20と第一コネクタ受具10に連結される。また、バナナプラグがそれぞれソケットに連結される。
【0082】
以上説明した第三接続箱3は、4の測定機器を使って太陽電池パネル4ストリングの測定を一度に行う場合に使用する。もっとも、N個(Nは3以下の整数)の測定機器を使って太陽電池パネルNストリングの測定を一度に行う場合に使用することもできる。
【実施例4】
【0083】
図4を参照して、一対の接続ケーブル6は第一ケーブル7と第二接続ケーブル8からなる。
【0084】
第一接続ケーブル7は、第一結合電線91の一方端部92に第一コネクタ受具10gが取付けられ、他方端部93に第一信号器具受具であるテストリード31が取付けられている。第一コネクタ受具10gの第一ターミナルとテストリード31の第三ターミナルは第一結合電線91を経由して電気導通状態にある。
【0085】
第二接続ケーブル8は、第二結合電線96の一方端部97に第二コネクタ受具20gが取付けられ、他方端部98に第二信号器具受具であるテストリード41が取付けられている。第二コネクタ受具20gの第二ターミナルとテストリード41の第四ターミナルは第二結合電線96を経由して電気導通状態にある。
【0086】
第一結合電線91と第二結合電線96は導線に絶縁被覆したものである。
【0087】
第一コネクタ受具10gは第一接続箱1における第一コネクタ受具10と同一である。ただし、第一コネクタ受具10は台座17にパネル取付け用構造を持ち、第一コネクタ受具10は台座17にパネル取付け用構造を持たない。
【0088】
第二コネクタ受具20gは第一接続箱1における第二コネクタ受具20と同一である。ただし、第二コネクタ受具20は台座27にパネル取付け用構造を持ち、第二コネクタ受具20gは台座27にパネル取付け用構造を持たない。
【0089】
図4は、各ターミナルの図示を省略している。
【0090】
太陽電池パネル特性測定時に、第一接続ケーブル7の第一コネクタ受具10gに出力電線のコネクタ挿が連結され、テストリード31が測定機器のテストリードレセプタクルに連結される。また第二接続ケーブル8の第二コネクタ受具20gに出力電線のコネクタ嵌が連結され、テストリード41が測定機器のテストリードレセプタクルに連結される。
【0091】
一対の接続ケーブル6にあって、第一コネクタ受具10gと第二コネクタ受具20gを連結して固定してもよい。連結固定する場合の配置は、図4に図示した配置である。すなわち、第一コネクタ受具10gと第二コネクタ受具20gがそれぞれの差込み口11と挿入柱21を左右方向にして平行に配置され、上端14と上端24が右方向にある配置である。
【0092】
連結固定手段は例えば2ケの長方形板状体である。当該板状体を、板状体の長手方向を図4の上下方向と一致させて、紙面の表側と裏側に配置して台座17と台座27を挟み込む。
【0093】
連結固定した一対の接続ケーブルはコネクタ嵌やコネクタ挿の挿抜時に接続ケーブルを掌全体でつつみ込んで力を加えることができるので、挿抜がよりいっそう容易に行える効果がある。
【0094】
以上説明した一対の接続ケーブルは、太陽電池パネルの1ストリングの測定を一度に行う場合に使用する。
【0095】
以上本発明にかかる実施の形態について図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成例はこの一実施の形態に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計変更などがあっても本発明に含まれる。
【産業上の利用可能性】
【0096】
本発明にかかる接続箱は太陽電池パネルの諸特性を計測する測定時に使用される。
【符号の説明】
【0097】
1 第一接続箱
2 第二接続箱
3 第三接続箱
7 第一接続ケーブル
8 第二接続ケーブル
10 第一コネクタ受具
11 差込み口
12 拡張台
13 拡張台上面
14 上端
15 下端
16 第一ターミナル
17 台座
20 第二コネクタ受具
21 挿入柱
22 基台
23 基台上面
24 上端
25 下端
26 第二ターミナル
27 台座
31 第一信号器具受具であるテストリード
32 第一信号器具受具であるテストリードレセプタクル
33 第一信号器具受具であるソケット
34 第一延出電線
35 第三ターミナル
41 第二信号器具受具であるテストリード
42 第二信号器具受具であるテストリードレセプタクル
43 第二信号器具受具であるソケット
44 第二延出電線
45 第四ターミナル
51 第一筐体
52 上面
53 側面
55 第二筐体
56 上面
57 側面
58 第三筐体
59 上面
60 測定機器
70 太陽電池パネル
73 コネクタ嵌
74 係止穴
76 コネクタ挿
77 弾性片
78 係止突起
91 第一結合電線
96 第二結合電線
図1
図2
図3
図4