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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2021-12-16
(45)【発行日】2022-01-14
(54)【発明の名称】画像形成装置及び位置補正方法
(51)【国際特許分類】
   G03G 15/01 20060101AFI20220106BHJP
   G03G 21/14 20060101ALI20220106BHJP
   G03G 15/04 20060101ALI20220106BHJP
   B41J 2/47 20060101ALI20220106BHJP
   G03G 15/00 20060101ALI20220106BHJP
【FI】
G03G15/01 Y
G03G21/14
G03G15/04
B41J2/47 101M
G03G15/00 303
【請求項の数】 4
(21)【出願番号】P 2018000835
(22)【出願日】2018-01-05
(65)【公開番号】P2019120807
(43)【公開日】2019-07-22
【審査請求日】2020-09-07
(73)【特許権者】
【識別番号】000003078
【氏名又は名称】株式会社東芝
(73)【特許権者】
【識別番号】000003562
【氏名又は名称】東芝テック株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110001634
【氏名又は名称】特許業務法人 志賀国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】古堂 将広
【審査官】市川 勝
(56)【参考文献】
【文献】特開2001-265084(JP,A)
【文献】特開2014-206647(JP,A)
【文献】特開2012-237904(JP,A)
【文献】特開2012-086577(JP,A)
【文献】特開2014-219608(JP,A)
【文献】米国特許出願公開第2008/0204773(US,A1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G03G 15/01
G03G 21/14
G03G 15/04
B41J 2/47
G03G 15/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
複数種類の色の画像位置を補正するために用いられる複数種類の単色の補正用画像をシート上に形成することによって補正用シートを生成するプリンタ部と、
前記補正用シートに形成された前記補正用画像を読み取る画像読取部と、
読み取られた前記補正用画像のRGB値に基づいて複数種類の色の主走査方向に対するずれ量を算出し、算出した前記ずれ量を用いて複数種類の色の画像位置を補正する画像位置補正部と、
を備え
用紙を搬送する方向に垂直な主走査方向の中心付近から離れた場所に位置合わせセンサを複数備え、
前記画像位置補正部は、前記位置合わせセンサ付近の位置で主走査方向の各色の画像クロックを変調せず、前記中心付近で前記ずれ量を補正するための補正量が最大となるように前記画像クロックを変調する画像形成装置。
【請求項2】
前記プリンタ部は、基準色の前記補正用画像で、前記基準色以外の前記補正用画像を挟むようにシート上に複数種類の前記補正用画像を形成することによって前記補正用シートを生成する、請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項3】
前記画像位置補正部は、前記補正用画像の前記主走査方向の座標位置毎に各R、G、Bの値を取得し、取得した各R、G、Bの値のうち、各R、G、Bの最大値を取得し、取得した前記最大値と、前記補正用画像の前記主走査方向の座標位置毎の各R、G、Bの値との差分値を算出し、各R、G、B毎に差分値の総和を算出し、前記座標位置の値と、各R、G、Bの各差分値との各積を算出し、各R、G、B毎に前記積の総和を算出し、算出した各積の総和を、各R、G、Bの各差分値の総和で除算することによって前記補正用画像の中心位置を算出し、基準色の2つの前記補正用画像の中心位置から前記シートの傾きを算出し、傾きを加味して他の色の前記補正用画像の理論位置を算出し、前記理論位置と前記他の色の前記補正用画像の中心位置との差を、前記基準色の前記補正用画像の中心位置とのずれ量として用いることによって複数種類の色の画像位置を補正する、請求項に記載の画像形成装置。
【請求項4】
複数種類の色の画像位置を補正するために用いられる複数種類の単色の補正用画像をシート上に形成することによって補正用シートを生成するプリンタステップと、
前記補正用シートに形成された前記補正用画像を読み取る画像読取ステップと、
読み取られた前記補正用画像のRGB値に基づいて複数種類の色の主走査方向に対するずれ量を算出し、算出した前記ずれ量を用いて複数種類の色の画像位置を補正する画像位置補正ステップと、
を有し、
用紙を搬送する方向に垂直な主走査方向の中心付近から離れた場所に位置合わせセンサを複数備え、
前記画像位置補正ステップにおいて、前記位置合わせセンサ付近の位置で主走査方向の各色の画像クロックを変調せず、前記中心付近で前記ずれ量を補正するための補正量が最大となるように前記画像クロックを変調する位置補正方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明の実施形態は、画像形成装置及び位置補正方法に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、露光装置としてLSU(Laser Scanning Unit)を使用する画像形成装置において各色の主走査方向の倍率が異なると色ずれが発生してしまう。そのため、従来では、主走査方向のセンター位置付近を含む3か所に位置合わせセンサを配置する構造が取られている。しかしながら、このような構造は、部品配置の制約とコストがかかってしまう場合があった。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【文献】特許第4114370号公報
【文献】特許第5868345号公報
【文献】特開2006-030598号公報
【文献】特開2001-312117号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明が解決しようとする課題は、部品配置の制約を抑制しつつ、コストを削減することができる画像形成装置及び位置補正方法を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0005】
実施形態の画像形成装置は、プリンタ部と、画像読取部と、画像位置補正部と、複数の位置合わせセンサとを持つ。プリンタ部は、複数種類の色の画像位置を補正するために用いられる複数種類の単色の補正用画像をシート上に形成することによって補正用シートを生成する。画像読取部は、前記補正用シートに形成された前記補正用画像を読み取る。画像位置補正部は、読み取られた前記補正用画像のRGB値に基づいて複数種類の色の主走査方向に対するずれ量を算出し、算出した前記ずれ量を用いて複数種類の色の画像位置を補正する。位置合わせセンサは、用紙を搬送する方向に垂直な主走査方向の中心付近から離れた場所にそれぞれ備えられる。前記画像位置補正部は、前記位置合わせセンサ付近の位置で主走査方向の各色の画像クロックを変調せず、前記中心付近で前記ずれ量を補正するための補正量が最大となるように前記画像クロックを変調する。
【図面の簡単な説明】
【0006】
図1】実施形態の画像形成装置100の全体構成例を示す外観図。
図2】補正用シートの一例を示す図。
図3】画像形成装置100のハードウェア構成を示すブロック図。
図4】制御部300の機能構成を表す概略ブロック図。
図5】プリンタ部130の具体的な構成を示す図。
図6】プリンタ部130の具体的な構成を示す図。
図7】画像形成装置100による補正用シートの出力処理の流れを示すフローチャート。
図8】画像形成装置100による画像位置補正の処理の流れを示すフローチャート。
図9】RGBに変換された値の一例を示す図。
図10】RGB変換後テーブルの一例を示す図。
図11】差分値テーブルの一例を示す図。
図12】最大値との差分値の一例を示す図。
図13】乗算結果テーブルの一例を示す図。
図14】理論位置の算出処理を説明するための図。
図15】画像クロック変調設定テーブルの一例を示す図。
図16】画像クロック変調設定テーブルの一例を示す図。
【発明を実施するための形態】
【0007】
以下、実施形態の画像形成装置及び位置補正方法を、図面を参照して説明する。
図1は、実施形態の画像形成装置100の全体構成例を示す外観図である。
実施形態の画像形成装置100は、シートにトナー像を形成可能な複合機(MFP;Multi Function Peripheral)である。シートは、例えば原稿や、文字や画像などが記載された紙などである。シートは、画像形成装置100が読み取ることができる物であればどのような物であってもよい。画像形成装置100は、シート上に表れている画像を読み取ってデジタルデータを生成し、画像ファイルを生成する。
【0008】
画像形成装置100は、ディスプレイ110、コントロールパネル120、プリンタ部130、シート収容部140及び画像読取部200を備える。なお、画像形成装置100のプリンタ部130は、トナー像を定着させる装置である。
【0009】
ディスプレイ110は、液晶ディスプレイ、有機EL(Electro Luminescence)ディスプレイ等の画像表示装置である。ディスプレイ110は、画像形成装置100に関する種々の情報を表示する。また、ディスプレイ110は、ユーザによって行われた操作に応じた信号を、画像形成装置100のプロセッサに出力する。また、ディスプレイ110は、ユーザの操作を受け付ける。
【0010】
コントロールパネル120は、複数のボタンを有する。コントロールパネル120は、ユーザの操作を受け付ける。コントロールパネル120は、ユーザによって行われた操作に応じた信号を、画像形成装置100のプロセッサに出力する。なお、ディスプレイ110とコントロールパネル120とは一体のタッチパネルとして構成されてもよい。
【0011】
プリンタ部130は、画像形成処理を実行する。画像形成処理では、プリンタ部130は、画像読取部200によって生成された画像情報又は通信路を介して受信された画像情報に基づいて、シート上に画像を形成する。プリンタ部130は、複数色(Y色、M色、C色、K色)のトナーを用いてシート上に画像を形成する。画像形成の指示には、例えば通常画像の形成指示と、補正用画像の形成指示とが含まれる。
【0012】
通常画像の形成指示とは、画像読取部200によって生成された画像情報に基づいてシート上に画像を形成させるための指示である。
補正用画像の形成指示とは、画像の位置補正を行うために用いられる画像をシート上に形成させるための指示である。プリンタ部130は、補正用画像の形成指示がなされると、以下のような処理を行う。例えば、プリンタ部130は、主走査方向のセンター付近に、基準色に挟まれた単色のカラーパッチを複数個並べて配置した画像をシート上に形成する。このように形成された単色のカラーパッチが補正用画像である。また、基準色に挟まれた単色のカラーパッチを複数個並べて配置した画像が形成されたシートが補正用シートである。
【0013】
図2は、補正用シートの一例を示す図である。
図2に示すように、補正用シート50には、補正用画像としてカラーパッチ51~55を含む画像が形成されている。カラーパッチ51は、K色のカラーパッチである。カラーパッチ52は、M色のカラーパッチである。カラーパッチ53は、Y色のカラーパッチである。カラーパッチ54は、C色のカラーパッチである。カラーパッチ55は、K色のカラーパッチである。なお、補正用シート50に形成される補正用画像は、図2に示す順番に限られない。補正用シート50には、シート搬送方向から順番に、基準色に挟まれた単色のカラーパッチを複数個並べて配置した画像が形成されればよい。図2に示す例では、基準色がK色である。
【0014】
図1に戻って、説明を続ける。
プリンタ部130は、主走査方向のうちセンターから離れた2か所に位置合わせセンサを配置して、主走査方向のセンター付近には位置合わせセンサが無い構造を有する。主走査方向のうちセンターから離れた2か所とは、例えばフロントとリアの2か所である。
シート収容部140は、プリンタ部130における画像形成に用いられるシートを収容する。
【0015】
画像読取部200は、読み取り対象の画像を光の明暗として読み取る。例えば、画像読取部200は、読み取り対象のシートに印刷されている画像を読み取る。画像読取部200は、例えば、300dpi(dots per inch)の分解能を有するスキャナーにより、読み取り対象のシートに印刷されている画像を読み取る。画像読取部200は、読み取った画像データを記録する。記録された画像データは、ネットワークを介して他の情報処理装置に送信されてもよい。記録された画像データは、プリンタ部130によってシート上に画像形成されてもよい。
【0016】
図3は、画像形成装置100のハードウェア構成を示すブロック図である。
図3に示すように、画像形成装置100は、ディスプレイ110、コントロールパネル120、プリンタ部130、シート収容部140、画像読取部200、制御部300、ネットワークインタフェース310、補助記憶装置320及びメモリ330を備える。なお、ディスプレイ110、コントロールパネル120、プリンタ部130、シート収容部140及び画像読取部200については、上記で説明したため省略する。以下、制御部300、ネットワークインタフェース310、補助記憶装置320及びメモリ330について説明する。なお、各機能部は、システムバス10を介してデータ通信可能に接続されている。
【0017】
制御部300は、例えば、CPU(Central Processing Unit)等のプロセッサである。制御部300は、画像形成装置100の各機能部の動作を制御する。制御部300は、プログラムを実行することにより各種の処理を実行する。制御部300は、印刷の実行指示がなされると、印刷の実行指示をプリンタ部130に出力する。また、制御部300は、シートの読み取り指示がなされると、画像読取部200に対してシートの読み取りを実行させる。
【0018】
ネットワークインタフェース310は、他の装置との間でデータの送受信を行う。ここで、他の装置とは、例えばパーソナルコンピュータ等の情報処理装置である。ネットワークインタフェース310は、入力インタフェースとして動作し、他の装置から送信されるデータ、又は、指示を受信する。他の装置から送信される指示としては、印刷の実行指示などである。また、ネットワークインタフェース310は、出力インタフェースとして動作し、他の装置に対してデータを送信する。
【0019】
補助記憶装置320は、例えばハードディスク又はSSD(solid state drive)であり、各種データを記憶する。各種データは、例えば画像クロック変調設定テーブル、デジタルデータ、ジョブ及びジョブログなどである。画像クロック変調設定テーブルは、画像クロックの変調に利用されるテーブルである。画像クロックとは、プリンタ部130が備えるLD(Laser Diode)を所定の速度で発光させるための画像データ発振クロックである。なお、基準となる画像クロックは、位置合わせセンサの2点間で決定される。画像クロック変調設定テーブルには、画像クロックの変調量を示す情報が登録されている。デジタルデータは、画像読取部200が生成する画像データのデジタルデータである。
【0020】
メモリ330は、例えばRAM(Random Access Memory)である。メモリ330は、画像形成装置100が備える各機能部が用いるデータを一時的に記憶する。センサなお、メモリ330は、画像読取部200が生成するデジタルデータを記憶してもよい。メモリ330は、画像クロック変調設定テーブル、デジタルデータ、ジョブ及びジョブログのいずれか又は全てを一時的に記憶してもよい。
【0021】
図4は、制御部300の機能構成を表す概略ブロック図である。制御部300は、画像形成制御部301、LD制御部302、取得部303、変換部304、中心位置算出部305、理論位置算出部306、補正量決定部307及び補正部308を備える。なお、取得部303、変換部304、中心位置算出部305、理論位置算出部306、補正量決定部307及び補正部308は、画像位置補正部の一例である。
【0022】
画像形成制御部301は、プリンタ部130による画像形成処理を制御する。例えば、画像形成制御部301は、通常画像の形成指示がなされると、通常の画像を形成するようにプリンタ部130を制御する。また、画像形成制御部301は、補正用画像の形成指示がなされると、補正用画像を形成するようにプリンタ部130を制御する。
【0023】
LD制御部302は、プリンタ部130が備えるLDを制御する。例えば、LD制御部302は、LDによるレーザ光の画像クロックを制御する。具体的には、LD制御部302は、画像クロック変調設定テーブルに基づいて得られる変調量で画像クロックを変調することによって画像の主走査方向位置を調整する。このように、LD制御部302は、主走査方向の各色の画像クロックを任意に変調可能である。また、LD制御部302は、2か所の位置合わせセンサの位置で、YMCK4色の位置が合うように位置合わせ調整する。
【0024】
取得部303は、画像読取部200により読み取られたシートの画像データを補助記憶装置320から取得する。例えば、取得部303は、補正用シートの画像データを補助記憶装置320から取得する。
【0025】
変換部304は、取得部303によって取得された補正用シート上に形成されたYMCK単色のカラーパッチをRGBに変換する。変換部304は、主走査方向の座標位置毎に、YMCK単色のカラーパッチをRGBに変換する。
【0026】
中心位置算出部305は、主走査方向の座標位置の値と、座標位置毎のR、G、Bの値とに基づいて所定の演算を行う。具体的には、まず中心位置算出部305は、主走査方向の座標位置毎のR、G、Bの値のうち、R、G、Bそれぞれの最大値を取得する。次に、中心位置算出部305は、取得したR、G、Bそれぞれの最大値と、R、G、Bの各値との差分値を座標位置毎に算出する。また、中心位置算出部305は、R、G、B毎に、座標位置毎の差分値の総和を算出する。また、中心位置算出部305は、RGBの座標位置の値と、各R、G、Bの差分値との積を座標位置毎に算出する。また、中心位置算出部305は、RGBそれぞれの積の総和を算出し、各積の総和を各R、G、Bの各差分値の総和で除算することによってカラーパッチの中心位置を算出する。
【0027】
理論位置算出部306は、中心位置算出部305によって算出された各積の総和を各R、G、Bの各差分値の総和で除算した値に基づいて、理論位置を算出する。ここで、理論位置とは、計算により導き出されるカラーパッチの中心位置である。すなわち、理論位置は、実際にシート上に形成されているカラーパッチの中心位置ではない。そして、理論位置算出部306は、基準色の2つのカラーパッチ中心位置から出力されたシートの傾きを算出し、傾きを加味して他の色の理論位置を算出する。
【0028】
補正量決定部307は、理論位置と、各カラーパッチの中心位置との差を基準色とのずれ量とし、ずれ量により主走査方向のセンター付近の補正量を決定する。
補正部308は、決定された補正量により変調設定テーブルを選択して、画像位置を補正する。
【0029】
次に、図5及び図6を用いてプリンタ部130に関する構成について説明する。図5は、プリンタ部130における画像形成ユニットの具体的な構成を示す図である。図6は、プリンタ部130における露光装置の具体的な構成を示す図である。
【0030】
図5に示すように、プリンタ部130は、各色(例えば、YMCK)のプロセスユニット131(131-Y、131-M、131-C、131-K)と、二次転写ローラ132と、二次転写対向ローラ133と、張力ローラ134と、転写ベルト135とを備える。図5では、イエロー、マゼンダ、シアン、ブラックの各色に対応するプロセスユニット131をそれぞれ、Y、M、C、Kで区別している。例えば、プロセスユニット131-Yは、イエロー用のプロセスユニット131を表す。
【0031】
プロセスユニット131は、無端ベルトである転写ベルト135にトナー像を形成する。プロセスユニット131は、感光体ドラム1311、帯電器1312、露光装置1313(図5参照)、現像装置1314、感光体クリーナー1315及び一次転写ローラ1316を備える。図5では、プロセスユニット131と同様に、イエロー、マゼンダ、シアン、ブラックの各色に対応する上記機能部をそれぞれ、Y、M、C、Kで区別している。例えば、1311-Mは、マゼンダ用の感光体ドラム1311を表す。
【0032】
感光体ドラム1311は、感光体ドラム1311の表面に静電潜像を生成する。感光体ドラム1311は、像担持体であり、例えば、円柱状のドラムである。感光体ドラム1311は、外周面に感光体物質を有し、光が照射された部分だけ静電気を放出する性質を有する。帯電器1312は、感光体ドラム1311の表面に静電気を帯電させる。帯電器1312は、例えば針電極である。露光装置1313は、感光体ドラム1311の表面に形成対象の画像の静電潜像を形成する。露光装置1313は、例えばレーザー照射装置である。現像装置1314は、感光体ドラム1311の表面にトナーを供給し、静電潜像をトナーで現像する。感光体クリーナー1315は、感光体ドラム1311の残留トナーを除去する。一次転写ローラ1316は、感光体ドラム1311の表面に現像された静電潜像を転写ベルト135に転写する。
【0033】
二次転写ローラ132は、転写ベルト135上のトナー像をシートに転写する。二次転写対向ローラ133は、転写ベルト135を挟んで二次転写ローラ132と対向する位置に配置される。二次転写対向ローラ133は、自身と二次転写ローラ132との間にシートを挟み、画像が転写されたシートを搬送路137に搬送する。張力ローラ134は、転写ベルト135に張力を持たせるためのローラである。位置合わせセンサ136は、転写ベルト135の下側の2次転写前ガイド(不図示)の内側に2つ設置される。例えば、位置合わせセンサ136は、フロントとリアの2か所に配置される。すなわち、本実施形態において位置合わせセンサ136は、センタ付近には配置されない。リア側の位置合わせセンサ136は、位置合わせセンサと、トナー付着量センサの2つの機能を有する。
【0034】
次に、図6を用いて説明する。図6に示すように、プリンタ部130は、ポリゴンミラー400、LD401、fθレンズ402、ミラー403及びBD(Beam Detect)センサ404を備える。ポリゴンミラー400、LD401、fθレンズ402、ミラー403及びBDセンサ404は、露光装置として構成される。
【0035】
ポリゴンミラー400は、複数の反射面を有する多面鏡である。本実施形態では、ポリゴンミラー400の面が6面である場合を例に説明するが、ポリゴンミラー400の面は複数の面であれば何面であってもよい。ポリゴンミラー400の面数は、プリントスピード、解像度等のパラメータにより決定されてもよい。例えば、ポリゴンミラー400は、ポリゴンモータの駆動によって矢印405の方向(反時計回り)に回転する。
【0036】
LD401は、LD制御部302の制御に従ったタイミングでレーザ光を照射する。LD401は、レーザ光の色毎の光源を備える。具体的には、LD401は、Y色に対する光源、M色に対する光源、C色に対する光源及びK色に対する光源を備える。
fθレンズ402は、ポリゴンミラー400により反射されたレーザ光を結像面上で等速走査させる。
【0037】
ミラー403は、ポリゴンミラー400により反射されたレーザ光を反射する。ミラー403は、レーザ光がBDセンサ404に対して反射されるように配置される。
BDセンサ404は、ミラー403によって反射されたレーザ光をBD信号として検出する。BDセンサ404は、レーザ光を検出すると、レーザ光を検出したことを示す通知をLD制御部302に出力する。BDセンサ404により検出されたレーザ光は、主走査方向の走査開始基準信号として用いられる。また、BDセンサ404により検出されたレーザ光は、レーザ光を基準として各ラインの主走査方向の書き出し開始位置の同期がとられる。
【0038】
図7は、画像形成装置100による補正用シートの出力処理の流れを示すフローチャートである。
制御部300は、補正用画像の形成指示がなされると、補正用画像を形成するようにプリンタ部130を制御する(ACT101)。そのg、制御部300は、2か所の位置合わせセンサの位置で、YMCK4色の位置が合うように位置合わせ調整する(ACT102)。次に、プリンタ部130は、シート収容部140に収容されているシート上に、補正用画像を形成する(ACT103)。例えば、プリンタ部130は、図2に示す補正用画像を形成する。これにより、プリンタ部130は、補正用シートを生成する。その後、制御部300は、内部のローラを制御して、プリンタ部130によって生成された補正用シートを装置外に出力する(ACT104)。
【0039】
図8は、画像形成装置100による画像位置補正の処理の流れを示すフローチャートである。
制御部300は、シートの読み取り指示がなされると、画像読取部200に対してシートの読み取りを実行させる。画像読取部200は、制御部300の制御に従って、読み取り対象のシートに印刷されている画像を読み取る(ACT201)。画像読取部200は、読み取った画像データを補助記憶装置320に記憶する。取得部303は、画像読取部200により読み取られたシートの画像データを補助記憶装置320から取得する。
【0040】
変換部304は、取得部303によって取得された補正用シート上に形成されたYMCK単色のカラーパッチをそれぞれRGBに変換する(ACT202)。図9は、RGBに変換された値の一例を示す図である。なお、図9では、変換部304がM色のカラーパッチをRGBに変換した際の値を示している。すなわち、図9に示す主走査方向の座標位置の範囲内には、M色のカラーパッチが形成されている。図9において、横軸は主走査方向の座標位置を表し、縦軸はRGB値(輝度)を表す。図9に示す例では、主走査方向の座標位置“1742”付近から“1752”辺りのRGB値が、その他の主走査方向の座標位置のRGB値に比べて低い。変換部304は、変換後の値を、主走査方向の座標位置に対応付けたテーブル(以下「RGB変換後テーブル」という。)を生成する。
【0041】
図10は、RGB変換後テーブルの一例を示す図である。
図10に示すRGB変換後テーブルには、主走査方向の座標位置に対応付けて、R、G、Bの各値が登録されている。図10は、M色のカラーパッチに関するRGB変換後テーブルであるが、変換部304は、全てのカラーパッチ分のRGB変換後テーブルを生成する。変換部304は、生成したRGB変換後テーブルを中心位置算出部305に出力する。
【0042】
中心位置算出部305は、出力されたRGB変換後テーブルを用いて、まずR、G、Bそれぞれの最大値を取得する。図10に示す例では、中心位置算出部305は、Rの最大値として“230”、Gの最大値として“237”、Bの最大値として“238”の各値を取得する。次に、中心位置算出部305は、取得したR、G、Bそれぞれの最大値と、R、G、Bの各値との差分値を座標位置毎に算出する(ACT203)。
【0043】
例えば、中心位置算出部305は、Rの最大値“230”と、座標位置“1732”のRの値“228”と差分値を算出する。この場合、差分値は“2”である。中心位置算出部305は、上記のように、Rの最大値と、各座標位置におけるRの値との差分値をそれぞれ算出する。中心位置算出部305は、Rの値と同様に、Gの最大値と、各座標位置におけるGの値との差分値及びBの最大値と、各座標位置におけるBの値との差分値をそれぞれ算出する。中心位置算出部305は、R、G、Bそれぞれの最大値と、R、G、Bの各値との差分値を用いたテーブル(以下「差分値テーブル」という。)を生成する。
【0044】
図11は、差分値テーブルの一例を示す図である。
図11に示す差分値テーブルには、R、G、Bそれぞれの最大値と、R、G、Bの各値との差分値が登録されている。図11は、M色のカラーパッチに関する差分値テーブルであるが、中心位置算出部305は、全てのカラーパッチ分の差分値テーブルを生成する。
【0045】
次に、中心位置算出部305は、座標位置毎のR、G、Bの差分値について、R、G、B毎に差分値の総和を算出する(ACT204)。例えば、図11に示す例では、中心位置算出部305は、Rの差分値の総和“813”を算出する。また、中心位置算出部305は、Gの差分値の総和“1963”を算出する。また、中心位置算出部305は、Bの差分値の総和“1735”を算出する。
【0046】
図12は、最大値との差分値の一例を示す図である。なお、図12では、M色のカラーパッチの差分値を示している。図12において、横軸は主走査方向の座標位置を表し、縦軸は最大値とRGB値との差を表す。図12に示す例では、主走査方向の座標位置“1737”付近から“1752”辺りの差分値が、その他の主走査方向の座標位置の差分値に比べて高い。
【0047】
次に、中心位置算出部305は、主走査方向の座標位置の値と、ACT203の処理で算出したR、G、Bの差分値とを乗算する(ACT205)。この処理について、図11を用いて一例を説明する。例えば、中心位置算出部305は、座標位置“1732”と、座標位置“1732”のRの差分値“2”とを乗算する。この場合、乗算結果は“3464”である。中心位置算出部305は、上記のように、座標位置と、各座標位置におけるRの差分値をそれぞれ算出する。中心位置算出部305は、Rの値と同様に、座標位置と、各座標位置におけるGの差分値との積及び座標位置と、各座標位置におけるGの差分値との積をそれぞれ算出する。その後、中心位置算出部305は、座標位置と、座標位置におけるR、G、Bそれぞれの差分値との積の値を含むテーブル(以下「乗算結果テーブル」という。)を生成する。
【0048】
図13は、乗算結果テーブルの一例を示す図である。
図13に示す乗算結果テーブルには、主走査方向の座標位置の値と、R、G、Bの差分値との乗算結果が登録されている。図13は、M色のカラーパッチに関する乗算結果テーブルであるが、中心位置算出部305は、全てのカラーパッチ分の乗算結果テーブルを生成する。
【0049】
次に、中心位置算出部305は、座標位置毎のR、G、Bの積の値について、R、G、B毎の積の総和を算出する(ACT206)。例えば、図13に示す例では、中心位置算出部305は、Rの積(乗算結果)の総和“1419353”を算出する。また、中心位置算出部305は、Gの積(乗算結果)の総和“3427144”を算出する。また、中心位置算出部305は、Bの積(乗算結果)の総和“3029071”を算出する。
【0050】
そして、中心位置算出部305は、R、G、B毎の差分値の総和と、R、G、B毎の積の総和とを用いて、カラーパッチの中心位置を算出する(ACT207)。具体的には、中心位置算出部305は、R、G、B毎の積の総和を、R、G、B毎の差分値の総和で除算することによって、カラーパッチの中心位置を算出する。一例を挙げて説明する。
【0051】
例えば、中心位置算出部305は、Rの積の総和“1419353”を、Rの差分値の総和“813”で除算することによってRの中心位置“1745.822”を算出する。また、中心位置算出部305は、Gの積の総和“3427144”を、Gの差分値の総和“1963”で除算することによってGの中心位置“1745.871”を算出する。また、中心位置算出部305は、Bの積の総和“3029071”を、Bの差分値の総和“1735”で除算することによってBの中心位置“1745.862”を算出する。なお、中心位置算出部305は、上記の中心位置の算出処理を、全てのカラーパッチ分算出する。
【0052】
理論位置算出部306は、中心位置算出部305によって算出された中心位置に基づいて、理論位置を算出する(ACT208)。具体的には、まず理論位置算出部306は、基準色の2つのカラーパッチ中心位置から出力されたシートの傾きを算出する。そして、理論位置算出部306は、傾きを加味して他の色のカラーパッチの理論位置を算出する。例えば、理論位置算出部306は、三角関数の比例計算により他の色のカラーパッチの理論位置を算出する。ここで、他の色のカラーパッチとは、基準色ではないカラーパッチである。
【0053】
図14は、理論位置の算出処理を説明するための図である。
図14において、カラーパッチ51と、カラーパッチ55は基準色(例えば、K)のカラーパッチである。そこで、まず理論位置算出部306は、カラーパッチ51と、カラーパッチ55の中心位置を結ぶ直線56に基づいてシートの傾きを算出する。ここで、M色のカラーパッチ52の基準色のカラーパッチとのずれ量をΔMとすると、ΔM=M(x)-KM(x)と表せる。また、KM(x)=KI(x)-((KI(y)-M(y))/(KI(y)-Ku(y))×(KI(x)-Ku(x)))と表せる。理論位置算出部306は、上記の計算によりずれ量ΔMを、他の色のカラーパッチ分算出する。このずれ量ずれた位置が理論位置である。
【0054】
補正量決定部307は、算出されたずれ量により主走査方向のセンター付近の補正量を決定する(ACT209)。例えば、補正量決定部307は、ずれ量をゼロにするように補正量を決定する。補正部308は、画像クロック変調設定テーブルを選択して、画像位置を補正する(ACT210)。
【0055】
図15及び図16は、画像クロック変調設定テーブルの一例を示す図である。図15において、横軸は主走査方向のセグメント数を表し、縦軸は主走査位置のシフト量(補正量)(mm)を表す。また、図16において、横軸は主走査方向のセグメント数を表し、縦軸は画像クロックの変化量(%)を表す。図15に示す画像クロック変調設定テーブルは、主走査の位置が変動する様子を示している。図16に示す画像クロック変調設定テーブルは、図15に示す画像クロック変調設定テーブルの位置変化に対応した画像クロックの変調量を示している。なお、画像クロック変調設定テーブルは、以下の条件を満たす。例えば、位置合わせセンサ付近の位置は変更せずに、それ以外の主走査位置ではセンター付近で位置のシフト量が最大となるように画像クロックを変更させる。ここで、「位置合わせセンサ付近の位置は変更せずに」が意味することは、画像の主走査方向位置を変更させないことである。
【0056】
補正部308は、図15に示す画像クロック変調設定テーブルを参照し、決定した補正量に対応する画像クロック変調設定テーブルを選択する。次に、補正部308は、図16に示す画像クロック変調設定テーブルを参照し、選択した画像クロック変調設定テーブルの変調量の値を取得する。補正部308は、取得した変調量の値で、LD401を変調するようにLD制御部302に指示することによって各色の画像位置を補正する。
【0057】
以上のように構成された画像形成装置100によれば、画像主走査方向のセンター付近に位置合わせセンサが無くても画像の位置を合わせることができる。具体的には、まず画像形成装置100は、補正用のシートに形成されている補正用画像(複数のカラーパッチ)を読み取る。次に、画像形成装置100は、読み取った補正用画像のRGB値に基づいて各カラーパッチの中心位置を算出する。次に、画像形成装置100は、基準色のカラーパッチの中心位置と、他のカラーパッチの中心位置とに基づいて、ずれ量を算出する。そして、画像形成装置100は、ずれ量を補正するように補正量を決定し、画像位置を補正する。これにより、画像主走査方向のセンター付近に位置合わせセンサが無くても画像の位置を合わせることができる。また、位置合わせセンサの数を減らすことができるため、部品配置の制約を抑制しつつ、コストを削減することができる。
【0058】
また、画像形成装置100によれば、分解能が低いスキャナーを使用してもずれ量を高精度で検出して色ずれを補正することが可能になる。
また、画像形成装置100は、基準色のカラーパッチで他の色のカラーパッチを挟むようにシート上に画像を形成する。これにより、短時間で補正ができる。そのため、効率的に補正を行うことが可能になる。
【0059】
以下、画像形成装置100の変形例について説明する。
本実施形態では、画像読取部200により補正用シートを読み取る構成を示したが、補正用シートの読み取りはこれに限定される必要はない。例えば、補正用シートは、手差しにより読み取られてもよい。
【0060】
以上述べた少なくともひとつの実施形態の画像形成装置100によれば、プリンタ部と、画像読取部と、画像位置補正部とを持つ。プリンタ部は、複数種類の色の画像位置を補正するために用いられる単色の補正用画像を複数種類シート上に形成することによって補正用シートを生成する。画像読取部は、補正用シートに形成された補正用画像を読み取る。画像位置補正部は、読み取られた補正用画像のRGB値に基づいて複数種類の色の主走査方向に対するずれ量を算出し、算出したずれ量を用いて複数種類の色の画像位置を補正する。これにより、位置合わせセンサを3つ備えなくても、最低2つ備えていれば複数種類の色の画像位置を補正することができる。そのため、部品配置の制約を抑制しつつ、コストを削減することができる。
【0061】
上述した実施形態における画像形成装置100の一部の機能をコンピュータで実現するようにしてもよい。その場合、この機能を実現するためのプログラムをコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録する。そして、上述したプログラムを記録した記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、実行することによって実現してもよい。なお、ここでいう「コンピュータシステム」とは、オペレーティングシステムや周辺機器等のハードウェアを含むものとする。また、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、可搬媒体や記憶装置等のことをいう。可搬媒体は、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、CD-ROM等である。また、記憶装置は、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等である。さらに「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、通信回線を介してプログラムを送信する場合の通信線のように、短時間の間、動的にプログラムを保持するものである。通信回線は、インターネット等のネットワークや電話回線等である。また、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」は、サーバやクライアントとなるコンピュータシステム内部の揮発性メモリであってもよい。揮発性メモリは、一定時間プログラムを保持しているものである。また上記プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであってもよい。また上記プログラムは、さらに前述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるものであってもよい。
【0062】
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。
【符号の説明】
【0063】
100…画像形成装置,110…ディスプレイ,120…コントロールパネル,130…プリンタ部,140…シート収容部,200…画像読取部,301…画像形成制御部,302…LD制御部,303…取得部,304…変換部,305…中心位置算出部,306…理論位置算出部,307…補正量決定部,308…補正部,310…ネットワークインタフェース,320…補助記憶装置,330…メモリ,401…LD,402…fθレンズ,403…ミラー,404…BDセンサ
図1
図2
図3
図4
図5
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図10
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図16