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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2021-12-17
(45)【発行日】2022-01-14
(54)【発明の名称】継電器
(51)【国際特許分類】
   H01H 50/56 20060101AFI20220106BHJP
   H01H 50/14 20060101ALI20220106BHJP
【FI】
H01H50/56 C
H01H50/14 Q
H01H50/14 P
【請求項の数】 5
(21)【出願番号】P 2017151528
(22)【出願日】2017-08-04
(65)【公開番号】P2019032934
(43)【公開日】2019-02-28
【審査請求日】2020-08-04
(73)【特許権者】
【識別番号】511017070
【氏名又は名称】松川精密股▲ふん▼有限公司
(74)【代理人】
【識別番号】110001139
【氏名又は名称】SK特許業務法人
(74)【代理人】
【識別番号】100130328
【弁理士】
【氏名又は名称】奥野 彰彦
(74)【代理人】
【識別番号】100130672
【弁理士】
【氏名又は名称】伊藤 寛之
(72)【発明者】
【氏名】呉 頌仁
【審査官】片岡 弘之
(56)【参考文献】
【文献】特開平01-112627(JP,A)
【文献】特開2015-115248(JP,A)
【文献】特開2002-289080(JP,A)
【文献】特開2014-063675(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H01H 50/56
H01H 50/14
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
一側に上から下へ複数の挿入孔を貫通設置するベースと、
ベースに取り付けられ、係合する密封ケースと、
ベース上に取り付けられ、密封ケース内に位置し、磁性コイルを含み、該磁性コイルの他端に磁性接触点、側面仕切り板、磁性板片及びピン組を設け、そのうち、該ピン組の一端が磁性コイルの他端に電気接続する場合、ベースの任意の2つの挿入孔を貫通し、該側面仕切り板の一端がベースに挿入組み付けされ、磁性コイル周囲を囲うように設けられ、更に一端が側面仕切り板の外周側に固定される導電弾片を設け、該導電弾片の他端は、磁性コイルの磁性接触点を設ける一端に位置し、該導電弾片は、更に側面接続部、頸部及び接触部を含み、該頸部の両端にそれぞれ側面接続部及び接触部に接続し、且つ該頸部が屈曲し、且つコーン形状を呈し、該磁性板片は、導電弾片に固定され、磁性接触点及び導電弾片の間に位置し、また、該導電弾片の磁性板片を固定した相反端に更に導電弾片に緊密に当接する金属片を設け、該導電弾片及び金属片の相互に重なり合う箇所に更に2つの導電接触点を定義するコイルアセンブリと、
それぞれ各挿入孔に挿入されてベースに貫通する複数の挿入接続部材と、
挿入孔に挿入接続されてベースを貫通するプレートと、
を含み、各挿入接続部材中の2つの挿入接続部材の一端は、プレート及び導電弾片に対応して金属片の一端に当接し、
該磁性板片及び磁性コイルの間の磁性吸引が磁場を発生し、導電弾片の揺動を連動して各挿入接続部材中の互い対応する2つの挿入接続部材を接触させ、継電器の単一入力単一出力の接点制御回路を作り出し、
前記ベースは、密封ケースを組み合わせ、密封ケースの一側に更に位置決め凸ソケット、接続ソケット、限位ソケットを凸設し、収容溝、及び第1挿入孔、第2挿入孔、第3挿入孔及び第4挿入孔に分けられる複数の挿入孔を凹設し、該第3挿入孔及び第4挿入孔は、収容溝溝底面に設置され、該第1、第2、第3、第4挿入孔は、接続組を提供し、各挿入接続部材が貫通し、
各挿入接続部材は、更に、第1挿入接続部材及び第2挿入接続部材を含み、それぞれ上端及び下端を有し、該磁性コイルは、第1挿入接続部材及び第2挿入接続部材の上端に電気接続し、該第1挿入接続部材及び第2挿入接続部材の下端にそれぞれ収容溝内の第3挿入孔及び第4挿入孔を挿入設置し、
該挿入接続部材は、更に、第3挿入接続部材、第4挿入接続部材を含み、該第3挿入接続部材の一端は、第1挿入孔に挿入され、ベースに貫通し、該第3挿入接続部材の他端は、上向きに屈曲してプレートと間隔をおいて設置され、
該第4挿入接続部材の一端は、第2挿入孔の他端に貫通し、屈曲延伸して限位ソケットに固定され、該第4挿入接続部材の限位ソケットに固定された一端は、プレートと間隔をおいて設置され、第3挿入接続部材と水平に設置され、該導電弾片及び金属片の重なり合う箇所は、第3挿入接続部材、第4挿入接続部材及びプレートの間の間隔に位置し、且つ該導電弾片及び金属片の重なり合う通常状態は、プレートに当接され、該磁性コイルが電力の発生を開始した後、導電弾片及び金属片の重なり合う箇所の2つの導電接触点を磁性吸引して揺動させ、第3挿入接続部材、第4挿入接続部材に当接させ、該磁性板片が磁性接触点に当接して電気的導通を形成する継電器。
【請求項2】
2つの導電接触点の両側に貫通突出するそれぞれ2つの固定接触部材を設け、該2つの導電接触点は、それぞれ第3挿入接続部材及び第4挿入接続部材に対応し、別途、該第3挿入接続部材及び第4挿入接続部材の2つの導電接触点に対応する一端に同様にそれぞれ固定接触部材を設け、該2つの固定接触部材上の各導電接触点は、磁性コイルが電力を発生後、点対点の方式で第3挿入接続部材及び第4挿入接続部材の固定接触部材に接触当接し、
また、該第1挿入接続部材及び第2挿入接続部材は、L型を呈し、該第1、第2挿入接続部材の各上端及び各下端の間にそれぞれ挟み角を形成し、各上端は、更に導電ピンを凸出し、各導電ピン及び対応する各下端の間に隙間を形成し、更に電気抵抗を設ける両端がそれぞれ第1挿入接続部材及び第2挿入接続部材の導電ピン、各下端間に形成される隙間内に挟み設けられ、且つ該電気抵抗は、第1挿入接続部材、第2挿入接続部材と電気接続し、
該ベースの外周面は、更に嵌合接続ブロックを凸設し、該密封ケースの組み立て溝内溝壁面は、溝口付近に浅溝を環凹形成し、該ベースは、組み立て溝内に取り付けられ、嵌合接続ブロックにより浅溝に嵌合し、該ベースを組み立て溝の相反面に挿入し、密封ケースの溝口に揃え、
該密封ケースの上面の何れかの辺縁に更にフック部材を凸設する請求項1に記載の継電器。
【請求項3】
一側に2つの位置決め凸ソケット、接続ソケット、限位ソケットを凸設し、収容溝を凹設形成し、第1挿入孔、第2挿入孔、第3挿入孔及び第4挿入孔を貫通設置し、該第3挿入孔及び第4挿入孔が収容溝溝底面に設置されるベースと、
一側に組み立て溝を凹設し、該ベースは、組み立て溝溝口に取り付けられ、嵌合される密封ケースと、
ベース上に取り付けられ、組み立て溝内に位置し、磁性コイル、側面仕切り板、磁性板片を含み、該側面仕切り板の下端に各位置決め凸ソケットに挿入される2つの嵌合凸ブロックを設け、該磁性コイルの一端が側面仕切り板と接合され、該磁性コイルの他端が磁性接触点を凸設し、更に、一端が側面仕切り板の外周側に固定される導電弾片を設け、該導電弾片の他端は、屈曲して磁性コイルの磁性接触点を設ける一端に位置し、該端と間隔を呈して設置され、該磁性板片は、導電弾片に固定され、磁性接触点及び導電弾片の間に位置し、更に、該導電弾片は、磁性板片を固定する相反端に導電弾片に緊密に当接する金属片を更に設けるコイルアセンブリと、
それぞれ上端及び下端を有する第1挿入接続部材、第2挿入接続部材であり、該磁性コイルが該第1挿入接続部材、第2挿入接続部材の上端に電気接続し、該第1、第2挿入接続部材の下端がそれぞれ収容溝内に設けられる第3挿入孔及び第4挿入孔に挿入設置され、該第1挿入接続部材及び第2挿入接続部材がベースに固定される第1挿入接続部材及び第2挿入接続部材と、
接続ソケットに挿入されるプレートと、
一端が第1挿入孔に挿入され、ベースを貫通し、他端が上向きに屈曲してプレートと間隔を呈して設置される第3挿入接続部材と、
一端が第2挿入孔を貫通し、他端が屈曲延伸して限位ソケットに固定される第4挿入接続部材であり、該第4挿入接続部材が限位ソケットの一端に固定されてプレートと間隔を呈して設置され、第3挿入接続部材と、水平設置され、該導電弾片及び金属片の相互の重なり合う箇所が第3挿入接続部材、第4挿入接続部材及びプレートの間の隙間に位置し、且つ該導電弾片及び金属片の重なり合いが通常状態でプレートに当接し、該磁性コイルが起動して電力を発生した後、導電弾片及び金属片の重なり合う箇所を磁性吸引して揺動させて第3挿入接続部材、第4挿入接続部材に当接し、該磁性板片が磁性接触点と調合して電気的導通を形成する第4挿入接続部材と、
を含む継電器。
【請求項4】
前記導電弾片及び金属片の相互に重なり合う箇所に更に2つの導電接触点を定義し、また、2つの導電接触点の両側に貫通して突出する2つの固定接触部材を設け、該2つの導電接触点は、それぞれ第3挿入接続部材及び第4挿入接続部材に対応し、また、該第3挿入接続部材及び第4挿入接続部材の2つの導電接触点に対応する一端にそれぞれ同様に固定接触部材を設け、該2つの固定接触部材上の各導電接触点は、磁性コイルが電力を発生後、点対点の方式で第3挿入接続部材及び第4挿入接続部材の固定接触部材に接触当接し、
該第1挿入接続部材及び第2挿入接続部材は、L型を呈し、それぞれ上端及び下端を形成し、該第1、第2挿入接続部材の上端各下端の間に挟み角を形成し、各下端は、更に導電ピンを凸出し、各導電ピン及び互いに対応する上端の間に隙間を形成し、電気抵抗を有する両端がそれぞれ第1挿入接続部材及び第2挿入接続部材の導電ピン、上端間に形成される隙間に挟み設けられ、且つ該電気抵抗が第1挿入接続部材、第2挿入接続部材と電気接続する請求項3に記載の継電器。
【請求項5】
前記導電弾片は、更に側面接続部、頸部及び接触部を含み、該側面接続部は、側面仕切り板の外周側に組み付けられ、該接触部及び金属片は、相互に重なり合い、該頸部の両端は、側面接続部及び接触部にそれぞれ接続し、且つ該頸部は、屈曲且つコーン形状を呈し、
該ベースの外周面は、更に、嵌合接続ブロックを凸設し、該密封ケースの組み立て溝内の溝壁面は、溝口付近に浅溝を環凹形成し、該ベースは、組み立て溝内に取り付けられ、嵌合接続ブロックにより浅溝に嵌合接続し、該ベースを組み立て溝の相反面に挿入して密封ケースの溝口に揃え、
該密封ケースの上面の何れか1つの辺縁がフック部材を更に設ける請求項3に記載の継電器。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
接点間隔を増加させ、アーク遮断能力を向上し、高電流電子回路への応用を向上する継電器に関する。
【背景技術】
【0002】
継電器は、電流コイルアセンブリ及びスイッチ組を含み、電流コイルアセンブリは、コイル及びコイル両端の導電接続端子を含み、スイッチ組は、1つの入力端子及び2つの出力端子を有し、入力端子の2つの出力端子に近隣する一端に2つのスイッチを設置し、コイルが次回作用を発生し、両端を磁性吸引してスイッチをオン状態に動作させ、1つの入力端子から入力して2つの出力端子により出力し、1入2出の回路動作であり、この継電器動作形態のスイッチ組(即ち、2つの出力端子)の間隔は、単一組の接点間の距離のみを有し、接点間隔が比較的小さく且つアーク遮断能力も限られる。継電器の応用は、スイッチ組の導電弾片によって決まり、継電器の導電率式は、導電面積及び比率パラメータと関連し、従来は、継電器の応用可能な高電流量を増加するため、導電弾片の材料を交換しない状況で、通常導電弾片の全体の厚さを増加するが、継電器内部で導電弾片の厚さを増加させるとコイルが発生する作用力が導電弾片を確実に磁性吸引して移動させることができず、コイルの巻き数を増加する必要があり、現在の電子部品が常に内部空間を完全に充満していることにより、導電弾片を継電器内の移動を更に困難になっている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【文献】特開2014-63675号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明の目的は、導電面積の増加によって、継電器の高電流電子回路への使用を向上し、且つ接点間隔を増加してアーク遮断効果を向上し、前述の継電器の欠陥を改善することにある。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明の継電器は、一側に上から下へ複数の挿入孔を貫通設置するベースと、ベースに取り付けられ、係合する密封ケースと、ベース上に取り付けられ、密封ケース内に位置し、磁性コイルを含み、該磁性コイルの他端に磁性接触点、側面仕切り板、磁性板片及びピン組を設け、そのうち、該ピン組の一端が磁性コイルの他端に電気接続する場合、ベースの任意の2つの挿入孔を貫通し、該側面仕切り板の一端がベースに挿入組み付けされ、磁性コイル周囲を囲うように設けられ、更に一端が側面仕切り板の外周側に固定される導電弾片を設け、該導電弾片の他端は、磁性コイルの磁性接触点を設ける一端に位置し、該導電弾片は、更に側面接続部、頸部及び接触部を含み、該頸部の両端にそれぞれ側面接続部及び接触部に接続し、且つ該頸部が屈曲し、且つコーン形状を呈し、該磁性板片は、導電弾片に固定され、磁性接触点及び導電弾片の間に位置し、また、該導電弾片の磁性板片を固定した相反端に更に導電弾片に緊密に当接する金属片を設け、該導電弾片及び金属片の相互に重なり合う箇所に更に2つの導電接触点を定義するコイルアセンブリと、それぞれ各挿入孔に挿入されてベースに貫通する複数の挿入接続部材と、挿入孔に挿入接続されてベースを貫通するプレートと、を含み、各挿入接続部材中の2つの挿入接続部材の一端は、プレート及び導電弾片に対応して金属片の一端に当接する。
【0006】
本発明の継電器のもう1つの実施例は、一側に2つの位置決め凸ソケット、接続ソケット、限位ソケットを凸設し、収容溝を凹設形成し、第1挿入孔、第2挿入孔、第3挿入孔及び第4挿入孔を貫通設置し、該第3挿入孔及び第4挿入孔が収容溝溝底面に設置されるベースと、一側に組み立て溝を凹設し、該ベースは、組み立て溝溝口に取り付けられ、嵌合される密封ケースと、ベース上に取り付けられ、組み立て溝内に位置し、磁性コイル、側面仕切り板、磁性板片を含み、該側面仕切り板の下端に各位置決め凸ソケットに挿入される2つの嵌合凸ブロックを設け、該磁性コイルの一端が側面仕切り板と接合され、該磁性コイルの他端が磁性接触点を凸設し、更に、一端が側面仕切り板の外周側に固定される導電弾片を設け、該導電弾片の他端は、屈曲して磁性コイルの磁性接触点を設ける一端に位置し、該端と間隔を呈して設置され、該磁性板片は、導電弾片に固定され、磁性接触点及び導電弾片の間に位置し、更に、該導電弾片は、磁性板片を固定する相反端に導電弾片に緊密に当接する金属片を更に設けるコイルアセンブリと、それぞれ上端及び下端を有する第1挿入接続部材、第2挿入接続部材であり、該磁性コイルが該第1挿入接続部材、第2挿入接続部材の上端に電気接続し、該第1、第2挿入接続部材の下端がそれぞれ収容溝内に設けられる第3挿入孔及び第4挿入孔に挿入設置され、該第1挿入接続部材及び第2挿入接続部材がベースに固定される第1挿入接続部材及び第2挿入接続部材と、接続ソケットに挿入されるプレートと、一端が第1挿入孔に挿入され、ベースを貫通し、他端が上向きに屈曲してプレートと間隔を呈して設置される第3挿入接続部材と、一端が第2挿入孔を貫通し、他端が屈曲延伸して限位ソケットに固定される第4挿入接続部材であり、該第4挿入接続部材が限位ソケットの一端に固定されてプレートと間隔を呈して設置され、第3挿入接続部材と、水平設置され、該導電弾片及び金属片の相互の重なり合う箇所が第3挿入接続部材、第4挿入接続部材及びプレートの間の隙間に位置し、且つ該導電弾片及び金属片の重なり合いが通常状態でプレートに当接し、該磁性コイルが起動して電力を発生した後、導電弾片及び金属片の重なり合う箇所を磁性吸引して揺動させて第3挿入接続部材、第4挿入接続部材に当接し、該磁性板片が磁性接触点と調合して電気的導通を形成する第4挿入接続部材と、を含む。
【発明の効果】
【0007】
本発明の継電器は、導電面積の増加によって、継電器の高電流電子回路への使用を向上し、且つ接点間隔を増加してアーク遮断効果を向上し、従来の継電器の欠陥を改善する。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1】本発明の立体説明図である。
図2】本発明の他の視角の立体説明図である。
図3】本発明の密封ケースを破線で示し内部構造を表した透視説明図である。
図4】本発明の内部部材の分解立体説明図である。
図5】本発明の2つの導電接触点が通常状態で第2導電片に当接する平面説明図である。
図6】本発明の2つの導電接触点の磁性コイルは、磁性吸引力を発生して第3導電部材、第4導電部材に揺動して当接する作動説明図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
図1図6を参照し、本発明の継電器は、ベース1であり、その一側に2つの位置決め凸ソケット11、接続ソケット12、限位ソケット13を凸設し、収容溝14を凹設し、第1挿入孔15、第2挿入孔16、第3挿入孔17及び第4挿入孔18を貫通設置し、第3挿入孔17及び第4挿入孔18が収容溝14溝底面に設けられ、収容溝14は、ベース1上で左右両半部に分けられ(図4)、そのうち、位置決め凸ソケット11は、収容溝14右半部に位置し、位置決め凸ソケット11は、左半部に位置し、接続ソケット12と相互に対応設置され、限位ソケット13、第1挿入孔15、第2挿入孔16は、何れも位置決め凸ソケット11及び接続ソケット12の間に位置するベース1と、
一側に組み立て溝21を凹設し、ベース1が組み立て溝21の溝口に取り付けられ、嵌合する密封ケース2と、
ベース1上に取り付けられ、組み立て溝21に位置し、磁性コイル31、側面仕切り板32及び磁性板片33を含み、側面仕切り板32の下端に2つの嵌合凸ブロックを設け、321を凸設し、各嵌合凸ブロック321両側辺は、歯列を有し、各位置決め凸ソケット11に挿入固定され、磁性コイル31の一端は、側面仕切り板32と接合し、磁性コイル31の他端は、磁性接触点(magnetic contact point)311を凸設し、導電弾片(conductive shrapnel)4一端は、側面仕切り板32外周側に固定され、導電弾片4の他側33は、導電弾片4を固定し、磁性接触点311及び導電弾片4の間に位置し、導電弾片4の磁性板片33を固定する相反端は、更に導電弾片4に緊密に当接する金属片(metal sheets)5を設け、駆動部材5の形状は、導電弾片4と同じであるコイルアセンブリ3と、
第1挿入接続部材6及び第2挿入接続部材7を含み、第1挿入接続部材6及び第2挿入接続部材7が上端61、71及び下端62、72を有し、磁性コイル31は、第1挿入接続部材6及び第2挿入接続部材7の上端61、71に電気接続し、第1挿入接続部材6及び第2挿入接続部材7の下端62、72にそれぞれ収容溝14内の第3挿入孔17及び第4挿入孔18を挿入設置し、更にベース1に貫通する接続組と、
一端は、第1挿入孔15に挿入され、ベース1に貫通し、該第3挿入接続部材9の他端は、上向きに延伸、屈曲してプレート8と相互に対応して間隔をおいて設置される第3挿入接続部材9と、
第4挿入接続部材10であり、その一端は、第2挿入孔16の他端に貫通し、屈曲延伸して限位ソケット13に固定され、第4挿入接続部材19の限位ソケット13に固定された一端は、プレート8と間隔をおいて設置され、第3挿入接続部材9と水平に設置され、該導電弾片4及び金属片5の重なり合う箇所は、第3挿入接続部材9、第4挿入接続部材10及びプレート8の間の間隔に位置し、且つ導電弾片4及び金属片5の重なり合う通常状態は、プレート8に当接され、磁性コイル3が電力の発生を開始した後、導電弾片4及び金属片5の重なり合う箇所を磁性吸引して揺動させ、第3挿入接続部材9、第4挿入接続部材10に当接させ、該磁性板片33が磁性接触点311に当接して電気的導通を形成する第4挿入接続部材10と、
を含む。
【0010】
本発明が行う電力作用を2つの部分に分けて説明する。先ず、未だ電力を発生していない状態に対して、図4図5に示すように、金属片5及び導電弾片4が相互に重なり合う部位は、常態モードでプレート8に当接し、磁性板片33は、磁性接触点311に接触していない。電力発生動作の開始時、図4図6に示すように、磁性コイル31は、電力発生を開始して磁場を発生し、磁性接触点311及び磁性板片33の磁性吸引は、磁性板片33を導電弾片4の揺動を連動し、導電弾片4及び金属片5が互いに重なり合う部位は、第3挿入接続部材9、第4挿入接続部材10の所在位置へ向けて揺動し、重なり合う箇所を第3挿入接続部材9、第4挿入接続部材10に当接させ、電気的導通を完成し、金属片5の設置によって導電の面積を増加させ、これにより、導電弾片4及び第3挿入接続部材9、第4挿入接続部材10の間の導電率を向上し、高電流の環境への応用を向上する。導電弾片4は、屈曲部を有し、適度な弾性及び長さを有し、プレート8の長さを短縮し、互いに対応する接触点に完全な平面構造を形成し、プレート8及び第3挿入接続部材9、第4挿入接続部材10間の距離を増加し、アーク遮断の能力を大幅に向上し、材料及びコストを節減する。
【0011】
図3図4を参照し、導電弾片4及び金属片5が相互に重なり合う部位は、更に2つの導電接触点51を定義し、2つの導電接触点51の間に溝を形成し、溝は、電力の干渉を予防し、2つの導電接触点51は、更にそれぞれ固定接触部材52を取り付け、各固定接触部材52の両端がそれぞれ各導電接触点51の両側に貫通して凸出し、2つの導電接触点51は、それぞれ第3挿入接続部材9及び第4挿入接続部材10に対応し、第3挿入接続部材9、及び第4挿入接続部材10の2つの導電接触点51に対応する一端にそれぞれ固定接触部材52を設け、2つの固定接触部材52上の各導電接触点51は、磁性コイル31が電力発生後、点対点で第3挿入接続部材9及び第4挿入接続部材10の固定接触部材52に接触当接し、これにより、電気的導通を確保する。図4を参照し、瞬間的に過大な電流の生成が内部部材の損壊を招くことを回避するため、本発明内に電気抵抗20を増設し、電流の流量を制限し、また電圧を調整することに用いることもでき、電気抵抗20に確かな効果をもたせるため、第1挿入接続部材6及び第2挿入接続部材7の間に取り付けられ、第1挿入接続部材6及び第2挿入接続部材7は、何れもL型を呈し、それぞれ上端61、71及び下端62、72に区分され、且つ第1挿入接続部材6及び第2挿入接続部材7の上端61、71及び下端62、72間に挟み角を形成し(挟み角が90度を呈する)、各下端62、72の挟み角付近の一端に更にそれぞれ導電ピン(conductive pin)63、73を凸設し、各導電ピン63、73は、互いに対応する上端の間に隙間を形成し、隙間は、電気抵抗20の両端をそれぞれ第1挿入接続部材6及び第2挿入接続部材7に挟み設けさせ、互いに電気接続させ、電流は、本発明において電気抵抗20により有効に電流の流量を制限され、瞬間的に過大な電流が流れ各部材の動作に影響を及ぼすことを予防する。
【0012】
導電弾片4は、更に側面接続部41、頸部42及び接触断43を含み、図4に示すように、側面接続部41は、側面仕切り板32外周側に接続され、接触部43及び金属片5は、相互に重なり合って磁性板片33上に固定され、頸部42が屈曲して接触部43に弾性延伸空間をもたせることができ、且つ導電弾片4を全体の長さを短縮し、上記接点の間隔の増加を達成し、材料コストを節減する効果を得ることができ、金属片5の重なり合いの下、導電面積を増加する。内部のコイルアセンブリ3を保護し、各挿入接続部材を完全に使用するが、動作に影響を及ぼさないようにするため、ベース1外周面は、嵌合接続ブロック19を環凸し、密封ケース2の組み立て溝21内壁面且つ溝口付近に浅溝22を環凹形成し、、ベース1は、組み立て溝21内に取り付けられ、嵌合接続ブロック19により浅溝22に嵌合し、このように、ベース1が密封ケース2の組み立て溝21内に取り付けられ、浅溝22の制限を受け、ベース1の組み立て溝21に挿入する相反端は、組み立て溝21溝口と互いに揃えられ、各挿入接続部材のみを露出させて使用させ、加工方式を利用してベース1及び密封ケース2を相互に固定する。密封ケース2の上面の何れか1つの辺縁が更にフック部材23を凸設し、フック部材23は、必要な位置にフックさせて取り付け、使用者に挟み、つまんだ部位を抜き差しさせることができる(図1参照)。
【0013】
上述の説明は、本発明の技術特徴を示す好適な実施形態を説明したものである。当業者は、本発明の主旨を逸脱しない範囲において変更および修飾を行うことができ、これらの変更および修飾は、本発明の特許請求の範囲に含まれる。
【符号の説明】
【0014】
1 ベース
11 位置決め凸ソケット
12 接続ソケット
13 限位ソケット
14 収容溝
15 第1挿入孔
16 第2挿入孔
17 第3挿入孔
19 嵌合接続ブロック
2 密封ケース
21 組み立て溝
22 浅溝
23 フック部材
3 コイルアセンブリ
31 磁性コイル
311 磁性接触点
32 側面仕切り板
321 嵌合凸ブロック
33 磁性板片
4 導電弾片
41 側面接続部
42 頸部
43 接触部
5 金属片
51 導電接触点
52 固定接触部材
6 第1挿入接続部材
61 上端
62 下端
63 導電ピン
7 第2挿入接続部材
71 上端
72 下端
73 導電ピン
8 プレート
9 第3挿入接続部材
10 第4挿入接続部材
20 電気抵抗
図1
図2
図3
図4
図5
図6